JP2002530453A - 熱可塑性成型用組成物 - Google Patents
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- C08L51/04—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
Abstract
Description
成物であって、機械特性の優れたプロフィール、高い熱撓み温度および良好な加
工性を有するポリカーボネート−ABS成型用組成物に関する。
ーおよびモノホスフェートから成る成型用組成物が記載されている。この混合物
は、良好な流動特性を示すが、モノホスフェートの高い可塑化効果のために、熱
撓み温度がしばしば不適当である。
オリゴマーで耐燃性処理できる、芳香族ポリカーボネート、スチレン含有コポリ
マーおよびグラフトポリマーから成る成型用組成物が開示されている。ホスフェ
ートモノマーの存在のために、必要な熱撓み温度レベルがしばしば達成されない
ことがある。
分子量約500〜2,000のホスフェートと、分子量約2,300〜11,00
0のホスフェートの組み合わせの使用が記載されており、多数の熱可塑性樹脂が
列記されている。
含有コポリマーまたはグラフトコポリマー、および防炎添加剤としてのホスフェ
ートオリゴマーから成る耐燃性ポリマー混合物が記載されている。幾つかの用途
(例えば、ハウジングの成形品内側部品)では、この混合物の熱撓み温度がしば
しば不適当である。
る耐燃性ポリカーボネート−ABS成形用組成物を調製することである。この特
性の組み合わせにより、前記材料は、電流伝導性部品におけるハウジングの場合
には熱への激しい曝露が予想されるので、この場合に特に好適である。
と顕著な熱撓み温度を有する成形物品をもたらす耐燃性成型用組成物は、異なる
構造単位によってその構造が区別される本発明のリン化合物を用いることによっ
て得られることが分かった。
有する、1種以上のグラフトベースへの1種以上のビニルモノマーのグラフトポ
リマー、熱可塑性ビニル(コ)ポリマーおよびポリアルキレンテレフタレートから
成る群より選択される少なくとも2つの成分と、下記の式(I)のリン化合物0
.5〜20重量部を含有する熱可塑性成型用組成物に関する。
してXとYは互いに異なり、R1、R2、R3、R4およびR5は、互いに独立
して、場合によりハロゲン化されたC1〜C8アルキル、あるいはそれぞれ任意
にハロゲンおよび/またはC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C6シクロア
ルキル、C6〜C20アリールもしくはC7〜C12アラルキルを表し、zは、
0.05〜0.95、好ましくは0.15〜0.85を表し、nは、互いに独立して
、0または1、好ましくは1を表し、そしてNは、0.5〜30を表す。)
5重量部、好ましくは10〜90重量部、特に好ましくは20〜80重量部、 B)B.1 1種以上のビニルモノマー5〜95重量%、好ましくは20〜60
重量%の、 B.2 ガラス転移温度10℃未満、好ましくは0℃、特に好ましくは−2
0℃未満を有する1種以上のグラフトベース5〜95重量%、好ましくは40〜
80重量%への グラフトポリマー少なくとも1種 1〜60重量部、好ましくは1〜40重量部
、特に好ましくは2〜30重量部、 C)熱可塑性ビニル(コ)ポリマーおよび熱可塑性ポリアルキレンテレフタレー
ト0〜50重量部、好ましくは1〜30重量部、特に好ましくは2〜25重量部
、 D)下記の式(I)の少なくとも1種のリン化合物0.5〜20重量部、好まし
くは1〜18重量部、特に好ましくは2〜15重量部、
してXとYは互いに異なり、R1、R2、R3、R4およびR5は、互いに独立
して、場合によりハロゲン化されたC1〜C8アルキル、あるいはそれぞれ任意
にハロゲンおよび/またはC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C6シクロア
ルキル、C6〜C20アリールもしくはC7〜C12アラルキルを表し、zは、
0.05〜0.95、好ましくは0.15〜0.85を表し、nは、互いに独立して
、0または1、好ましくは1を表し、そしてNは、0.5〜30を表す。) E)フッ素化ポリオレフィン0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜1重量部、
特に好ましくは0.1〜0.5重量部 を含有する耐燃性熱可塑性成型用組成物に関する。
族ポリエステル−カーボネートは、文献から公知であるかまたは文献から既知の
方法で調製できる(芳香族ポリカーボネートの調製については、例えば、シュネ
ル著、「ケミストリー・アンド・フィジックス・オブ・ポリカーボネーツ」、イ
ンターサイエンス・パブリッシャーズ、1964年、そしてドイツ特許出願公開(A
S)第1495626号公報、同(OS)第2232877号公報、同(OS)第2703376号公
報、同(OS)第2714544号公報、同(OS)第3000610号公報および同(OS)
第3832396号公報を参照し;芳香族ポリエステル−カーボネートの調製について
は、例えば、ドイツ特許出願公開(OS)第3077934号公報を参照のこと)。
しくはホスゲン)および/または芳香族ジカルボン酸ジハライド(好ましくはベ
ンゼンジカルボン酸ジハライド)との反応により、場合によって連鎖停止剤(例
えば、モノフェノール)を用い、そして場合により3官能以上の枝分かれ剤(例
えば、トリフェノールまたはテトラフェノール)を用いた相境界法で調製される
。
調製のためのジフェノールは、好ましくは以下の式(II)のものである。
C12アリーレンであり、これらは、ヘテロ原子を任意に含有する芳香環、また
は下記の式:
はC1〜C4アルキル、特にメチル、ハロゲン、好ましくは塩素および/または
臭素、C6〜C10アリール、好ましくはフェニル、C7〜C12アラルキル、
またはフェニル-C1〜C4アルキル、好ましくはベンジルであり、xは、いず
れの場合も互いに独立して0、1または2であり、pは、1または0であり、そ
して R6およびR7は、少なくとも1つのZ原子においてR6およびR7が同時にア
ルキルであるならば、各Zについて別個に選択でき、そして互いに独立して、水
素またはC1〜C6アルキル、好ましくは水素、メチルおよび/またはエチルを
表し、Zは炭素を表し、およびmは、4〜7の整数、好ましくは4または5を表
す。)
シジフェニル、ビス-(ヒドロキシフェニル)-C1〜C5アルカン、ビス-(ヒドロ
キシフェニル)-C5〜C6シクロアルカン、ビス-(ヒドロキシフェニル)-エーテ
ル、ビス-(ヒドロキシフェニル)-スルホキシド、ビス-(ヒドロキシフェニル)-ケ
トン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホンおよびα,α-ビス-(ヒドロキシフェニ
ル)-ジイソプロピルベンゼン、およびそれらの核臭素化および/または核塩素化
された誘導体である。
A、2,4-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルブタン、1,1-ビス-(4-ヒドロキ
シフェニル)-シクロヘキサン、1,1-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメ
チルシクロヘキサン、4,4'-ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4'-ジヒドロ
キシジフェニルスルホン、そして例えば、2,2-ビス-(3-クロロ-4-ヒドロキシフ
ェニル)-プロパン、2,2-ビス-(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン
または2,2-ビス-(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパンのような二-お
よび四-臭素化または-塩素化誘導体である。
しい。
ル、p-クロロフェノール、p-tert-ブチルフェノールまたは2,4,6-トリブロモフ
ェノール、およびドイツ特許出願公開(OS)ダイ2842005号公報に記載の4-(1,3-テ
トラメチルブチル)-フェノールのような長鎖アルキルフェノール、またはアルキ
ル置換基中に炭素原子を合計8〜20個有するモノアルキルフェノールもしくは
ジアルキルフェノール、例えば3,5-ジ-tert-ブチルフェノール、p-イソオクチル
フェノール、p-tert-オクチルフェノール、p-ドデシルフェノールおよび2-(3,5-
ジメチルヘプチル)-フェノールおよび4-(3,5-ジメチルフヘプチル)-フェノール
である。用いられる連鎖停止剤の量は、一般に、使用される特定のジフェノール
の合計モルに対し0.5モル%〜10モル%の間である
離または光散乱法で測定されるもの)10,000〜200,000、好ましくは
20,000〜80,000を有する。
るジフェノールの合計量に対し、3官能以上の化合物(例えば、フェノール性基
3個以上を有するもの)0.05〜2.0モル%を組み込むことによって枝分かれ
できる。
してのコポリカーボネートを調製するために、ヒドロキシ−アリーロキシ末端基
を有するポリジオルガノシロキサンを(用いられるジフェノールの合計量に対し
)1〜25重量%、好ましくは2.5〜25重量%を使用することも可能である
。これは、既知であり(例えば、米国特許第3419634号公報参照)、あるいは文
献公知の方法で調製することもできる。ポリジオルガノシロキサンを含有するコ
ポリカーボネートの調製は、例えば、ドイツ特許出願公開(OS)第3334782号公報
に記載されている。
、ビスフェノールAと、ジフェノールの合計モル量に対して15モル%までの、
好ましいかまたは特に好ましいものとして前述の他のジフェノール[特に2,2-ビ
ス(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン]とのコポリカーボネートで
ある。
イドは、好ましくはイソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルエーテル-4,4-ジ
カルボン酸およびナフタレン-2,6-ジカルボン酸の二酸ジクロライドである。
ライドとの比1:20〜20:1の混合物が特に好ましい。
エステル−カーボネートの調製において共に使用される。
述のモノフェノール以外に、そのクロロカルボン酸エステル、および芳香族モノ
カルボン酸の酸クロライドであり、それらは、C1〜C22アルキル基またはハ
ロゲン原子、およびC2〜C22モノカルボン酸クロライドで任意に置換されて
いてよい。
対して、そしてモノカルボン酸クロライド連鎖停止剤の場合はジカルボン酸ジク
ロライドのモル数に対して、それぞれ0.1〜10モル%である。
ン酸を含有することもある。
れすることもできる(この内容については、ドイツ特許出願公開(OS)第2940024
号公報および同第3007934号公報などを参照のこと)。
対して)0.01〜1.0モル%の量の3官能もしくは3官能以上のカルボン酸ク
ロライド(例えば、トエイメシン酸トリクロライド、シアヌール酸トリクロライ
ド、3,3',4,4'-ベンゾフェノン-テトラカルボン酸テトラクロライド、1,4,5,8-
ナフタレンテトラカルボン酸テトラクロライドまたはピロメリット酸テトラクロ
ライド)、または用いられるジフェノールに対して0.01〜10モル%の量の
3官能もしくは3官能以上のフェノール{例えば、フロログルシノール、4,6-ジ
メチル-2,4,6-トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-ヘプテン、2,4,4-ジメチル-2,4,6-
トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-ヘプタン、1,3,5-トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-
ベンゼン、1,1,1-トリ-(4-ヒドロキシフェニル)-エタン、トリ(4-ヒドロキシフ
ェニル)-フェニルメタン、2,2-ビス[4,4-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-シクロヘ
キシル]-プロパン、2,4-ビス-(4-ヒドロキシフェニル-イソプロピル)-フェノー
ル、テトラ-(4-ヒドロキシフェニル)-メタン、2,6-ビス-(2-ヒドロキシ-5-メチ
ルベンジル)-4-メチル-フェノール、2-(4-ヒドロキシフェニル)-2-(2,4-ジヒド
ロキシフェニル)-プロパン、テトラ-(4-[4-ヒドロキシフェニル-イソプロピル]-
フェノキシ)-メタンおよび1,4-ビス-[4,4'-ジヒドロキシトリフェニル)-メチル]
-ベンゼン}である。フェノール系枝分かれ剤は、ジフェノールと一緒に最初に
反応容器に導入でき、酸クロライド枝分かれ剤は、酸ジクロライドと一緒に導入
され得る。
量は所望の通りに変えることができる。
ましくは100モル%まで、特に80モル%まで、特に好ましくは50モル%ま
でである。
に、重縮合物中、ブロック形態で、またはランダムに分散し得る。
8〜1.4、好ましくは1.22〜1.3の範囲である(塩化メチレン100mL
溶液中、ポリ(エステル)カーボネート0.5gの溶液で25℃において測定し
たもの)。
で、または互いとの所望の混合物で用いることができる。
以下のモノマーから事実上入手できるゴム弾性を有するグラフトコポリマーを包
含する;クロロプレン、1,3-ブタジエン、イソプロペン、スチレン、アクリロニ
トリル、エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、およびアルコール成分中の炭素数
が1〜18個の(メタ)アクリル酸エステル。これらは、例えば、「メトーデン・
デル・オルガニッシェン・ヘミー」(ホウベン−ヴェイル著)、第14/1巻、
ゲオルグ・ティエメ−フェルラーク、シュトゥットガルト1961年、第393〜406頁
およびシー・ビー・バックノール著、「タフンド・プラスチックス」、アプライ
ド・サイエンス・パブリッシャーズ、ロンドン1977年に記載のポリマーである。
好ましいポリマーBは、部分架橋されており、ゲル含量が20重量%以上、好ま
しくは40重量%以上、特に60重量%以上である。
トリルおよび/または(メタ)アクリル酸アルキルエステルでグラフト化されるポ
リブタジエン、ブタジエン/スチレンコポリマーおよびアクリレートゴムのよう
なベースB.2であり、すなわち、ドイツ特許出願公開(OS)第1694173号公報(=
米国特許第3564077号明細書)に記載されている種類のコポリマー;ドイツ特許
出願公開(OS)第2348377号公報(=米国特許第3919353号明細書)に記載されてい
るような、ポリブタジエン、ブタジエン/スチレンまたはブタジエン/アクリロ
ニトリルコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸アルキルエステル、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、スチレンおよび/またはアルキルスチレンでグラフト
化されるポリイソブテンまたはポリイソプレンである。
(=米国特許第3644574号明細書)または同第2248242号公報(=英国特許第1409
275号明細書)に記載されているようなABSポリマーである。
少なくとも40重量%であり(トルエン中で測定されたもの)、グラフト化度G
は、0.15〜0.55であり、そしてグラフトポリマーB.2の平均粒子直径d
50は、0.05〜2μm、好ましくは0.1〜0.6μmである。
酸またはメタクリル酸とのエステルである。メチル、エチルおよびプロピルメタ
クリレート、n-ブチルアクリレート、t-ブチルアクリレートおよびt-ブチルメタ
クリレートが特に好ましい。
リル、アルコール成分中に炭素原子1〜4個を有するアクリル酸またはメタクリ
ル酸のエステル(例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメ
タクリレートまたはエチルメタクリレート)、ビニルエステルおよび/またはビ
ニルエーテルのような他のエチレン性不飽和モノマーのラジカルを、βに対し5
0重量%まで含有することができる。好ましいグラフトベースβは、単にポリブ
タジエンから成る。
重量比を表し、次元を有しない。
量%がその値未満であるような直径である。これは、超遠心分離測定法を用いて
決定できる(ダブリュー・ショルタン、エイチ・ランゲ著、コロイド・ツァイト
シュリフト・ウント・ツァイトシュリフト・フュール・ポリマー250(1972年)
、第782〜796頁)。
レートゴム 成分Bに対し20〜90重量%と、 δ. グラフトベースB.1としての、少なくとも1種の重合性エチレン性不
飽和モノマー 成分Bに対し10〜80重量% のグラフトポリマーである。
ルと、場合によりτに対し40重量%までの他の重合性エチレン性不飽和モノマ
ーとのポリマーである。好ましい重合性アクリル酸エステルとしては、C1−C 8 -アルキルエステル(例えば、メチル、エチル、ブチル、n-オクチルおよび2-
エチルヘキシルエステル)、ハロゲノアルキルエステル、好ましくはクロロエチ
ルアクリレートのようなハロゲノC1−C8-アルキルエステル、そして前記モ
ノマーの混合物が挙げられる。
モノマーの好ましい例は、炭素数3〜8の不飽和モノカルボン酸と、炭素数3〜
12の不飽和1価アルコールまたは水酸基2〜4個を有しかつ炭素数2〜20の
飽和ポリオールとのエステル(例えば、エチレングリコールジメタクリレートま
たはアリルメタクリレート);例えば、トリビニル-およびトリアリル-シアヌレ
ートのようなポリ不飽和複素環化合物;ジ-およびトリ-ビニルベンゼンのような
多官能ビニル化合物;そしてトリアリルホスフェートおよびジアリルフタレート
である。
タクリレート、ジアリルフタレート、およびエチレン性不飽和基を少なくとも3
つ含有する複素環式化合物である。
アリルイソシアヌレート、トリビニルシアヌレート、トリアクリロイルヘキサヒ
ドロ-s-トリアジンおよびトリアリルベンゼンである。
重量%、特に0.05〜2重量%である。
この量をグラフトベースτの1重量%未満に制限することが有利である。
る好ましい「別の」重合性エチレン性不飽和モノマーは、例えば、アクリロニト
リル、スチレン、α-メチルスチレン、アクリルアミド、ビニルC1-C6-アル
キルエーテル、メチルメタクリレートおよびブタジエンである。グラフトベース
τとして好ましいアクリレートゴムは、ゲル含量が少なくとも60重量%のエマ
ルションポリマーである。
報、同第3704655号公報、同第3631540号公報および同第3631539号公報に記載さ
れているようなグラフト化活性部位を有するシリコーンゴムである。
中で決定される(エム・ホフマン、エイチ・クレマー、アール・クーン著、ポリ
マーアナリティークI・ウント・II、ゲオルグ・ティエメ-フェルラーク、シュ
トゥットガルト1977年)。
の方法で調製できる。
に必ずしも完全にグラフト化されないため、本発明によれば、グラフトポリマー
Bは、グラフトベースの存在下でのグラフト性モノマーの重合によって得られる
生成物を意味するものとしても解される。
量%がその値未満であるような直径である。これは、超遠心分離測定法を用いて
決定できる(ダブリュー・ショルタン、エイチ・ランゲ著、コロイド・ツァイト
シュリフト・ウント・ツァイトシュリフト・フュール・ポリマー250(1972年)
、第782〜1796頁)。
ンテレフタレートC.2を1種以上含有する。
ニトリル)、(メタ)アクリル酸(C1-C8)-アルキルエステル、不飽和カルボン
酸、および(無水物およびイミドのような)不飽和カルボン酸の誘導体より成る
群からの少なくとも1種のモノマーのポリマーである。特に好適な(コ)ポリマー
は、以下のものである。 C.1.1 ビニル芳香族および核において置換されたビニル芳香族(例えば 、スチレン、α-メチルスチレン、p-メチルスチレンおよびp-クロ ロスチレン)および/またはメタクリル酸(C1-C8)-アルキルエ ステル(例えば、メチルメタクリレートおよびエチルメタクリレー ト) 50〜99重量部、好ましくは60〜80重量部と、 C.1.2 アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルのようなビニルシア ニド(不飽和ニトリル)および/または(メタ)アクリル酸(C1-C 8)-アルキルエステル(例えば、メチルメタクリレート、n-ブチル アクリレートおよびt-ブチルアクリレート)および/または(マレ イン酸のような)不飽和カルボン酸および/または不飽和カルボン 酸の(無水物およびイミドのような)誘導体(例えば、無水マレイ ン酸およびN-フェニル-マレイミド) 1〜50重量部、好ましく は20〜40重量部 との(コ)ポリマー。
。
溶液またはバルク重合法で調製できる。(コ)ポリマーは、好ましくは分子量 (重量平均、光散乱法または沈降法で決定されるもの)15,000〜200,0
00の間を有する。
水物のような芳香族ジカルボン酸またはその反応性誘導体と、脂肪族、脂環式ま
たはアラリファティック(araliphatic)ジオールとの反応生成物、そして前記反
応生成物の混合物である。
ン酸成分に対して少なくとも80重量%、好ましくは少なくとも90重量%、お
よびエチレングリコールラジカルおよび/またはブタン-1,4-ジオールラジカル
をジオール成分に対して少なくとも80重量%、好ましくは少なくとも90重量
%含有する。
素数8〜14の他の芳香族もしくは脂環式ジカルボン酸または炭素数4〜12の
脂肪族ジカルボン酸のラジカル(例えば、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン
-2,6-ジカルボン酸、4,4'-ジフェニルジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、アゼライン酸およびシクロヘキサン二酢酸のラジカル)を20モル%
まで、好ましくは10モル%まで含有できる。
ましいポリアルキレンテレフタレートは、炭素数3〜12の他の脂肪族ジオール
または炭素数6〜21の脂環式ジオール(例えば、プロパン-1,3-ジオール、2-
エチルプロパン-1,3-ジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタン-1,5-ジオー
ル、ヘキサン-1,6-ジオール、シクロヘキサン-1,4-ジメタノール、3-エチルペン
タン-2,4-ジオール、2-メチルペンタン-2,4-ジオール、2,2,4-トリメチルペンタ
ン-1,3-ジオール、2-エチルへキサン-1,3-ジオール、2,2-ジエチルプロパン-1,3
-ジオール、ヘキサン-2,5-ジオール、1,4-ジ-(β-ヒドロキシエトキシ)-ベンゼ
ン、2,2-ビス-(4-ヒドロキシシクロヘキシル)-プロパン、2,4-ジヒドロキシ-1,1
,3,3-テトラメチル-シクロブタン、2,2-ビス-(4-β-ヒドロキシエトキシ-フェニ
ル)-プロパンおよび2,2-ビス(4-ヒドロキシプロポキシフェニル)-プロパンのラ
ジカル)を20モル%まで、好ましくは10モル%まで含有できる(ドイツ特許
出願公開(OS)第2407674号公報、同第2407776号公報および同第2715932号公報)
。
号公報および米国特許第2692744号明細書に従って、比較的少量の3価もしくは
4価のアルコールまたは3塩基性もしくは4塩基性カルボン酸を取り込むことに
よって枝分かれできる。好ましい枝分かれ剤の例は、トリメシン酸、トリメリッ
ト酸、トリメチロール-エタンおよび-プロパン、そしてペンタエリスリトールで
ある。
の反応性誘導体(例えば、そのジアルキルエステル)とエチレングリコールおよ
び/またはブタン-1,4-ジオール、そして前記ポリアルキレンテレフタレートの
混合物から調製されたものである。
〜50重量%、好ましくは1〜30重量%と、ポリブチレンテレフタレートを5
0〜99重量%、好ましくは70〜99重量%含有する。
4〜1.5dL/g、好ましくは0.5〜1.2dL/gを有する。固有粘度は、
フェノール/o-ジクロロベンゼン(重量部比1:1)中、25℃においてウベロ
ーデ粘度計で測定される。
トッフ-ハンドブッフ、第III巻、695頁以降、カール-ハンサー-フェルラーク、
ミュンヘン1973年を参照のこと)。
少なくとも1種含有する。
前述の意味を表す。
ンおよび/またはアルキル基、好ましくは塩素、臭素および/またはC1-C4-
アルキルで置換され得る。特に好ましいアリールラジカルは、クレシル、フェニ
ル、シキレニル、プロピルフェニルまたはブチルフェニル、そして対応するその
臭素化および塩素化誘導体である。
5〜10、特に0.5〜6を表す。リン化合物の混合物の場合、Nは、前記平均
値を採用できる。この混合物は、モノリン化合物および/またはリン化合物オリ
ゴマーおよび/またはポリマーを含み得る。Nが0の場合、式(I)は、モノリ
ン化合物を表す。
は多核の芳香族ラジカルを表す。好ましいラジカルは、式(II)のジフェノール
から誘導される。
シジフェニル、ビス-(ヒドロキシフェニル)-C1-C5-アルカン、ビス-(ヒドロ
キシフェニル)-C5-C6-シクロアルカン、ビス-(ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス-(ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス-(ヒドロキシフェニル)ケト
ン、ビス-(ヒドロキシフェニル)スルホン、およびα,α-(ヒドロキシフェニル)-
ジイソプロピルベンゼン、およびそれらの核臭素化および/または核塩素化誘導
体である。
A、2,4-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルブタン、1,1-ビス-(4-ヒドロキ
シフェニル)-シクロヘキサン、1,1-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメ
チルシクロヘキサン、4,4'-ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4'-ジヒドロ
キシジフェニルスルホン、およびそれらの二臭素化および四臭素化または二塩素
化および四塩素化誘導体(例えば、2,2-ビス-(3-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)
-プロパン、2,2-ビス-(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパンまたは2,
2-ビス-(3,5-ジクロロ-4-ヒドロキシフェニル)-プロパン)である。
ノン、ジヒドロキシジフェニルおよびジヒドロキシジフェニルスルホンである。
、好ましくは式(I)のモノリン酸および/またはリン酸オリゴマーが、成分D
として特に好ましく使用される。
達成されるような混合物で選択される。混合物は、一般には、式(I)のリン化
合物オリゴマー10〜90重量%とモノリン化合物90〜10重量%を含有する
。好ましくは、リン化合物モノマーおよび/またはモノリン酸化合物は、12〜
50重量%、特に14〜40重量%、特に好ましくは15〜40重量%の範囲で
相補的な量のリン化合物と混合される。
ェート、トリス-(2-クロロエチル)ホスフェート、トリス-(2,3-ジブロモプロピ
ル)ホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、ジ
フェニルクレジルホスフェート、ジフェニルオクチルホスフェート、ジフェニル
2-エチルクレジルホスフェート、トリ-(イソプロピルフェニル)ホスフェート、
ハロゲン置換アリールホスフェート、メチルホスホン酸ジメチルエステル、メチ
ルホスホン酸ジフェニルエステル、フェニルホスホン酸ジエチルエステル、トリ
フェニルホスフィンオキサイドまたはトリクレジルホスフィンオキサイドのよう
な化合物である。
のために少なくとも2種の異なるジヒドロキシ化合物(例えば、ビスフェノール
とヒドロキノン)を用いて、既知の方法と同様の方法で調製できる(例えば、ウ
ルマンズ・エンサイクロペディ・デル・テクニッシェン・ヘミー、第18巻、第30
1頁以降、179;ホウベン-ヴェイル著、メトーデン・デル・オルガニッシェン・
ヘミー、第12/1巻、第43頁;バイルシュタイン、第6巻、第177頁)。
て100℃を超えるガラス転移温度、フッ素含有量65〜76重量%、好ましく
は70〜76重量%、および平均粒子直径d50 0.05〜1,000μm、好
ましくは0.08〜20μmを有する。一般に、フッ素化ポリオレフィンEの密
度は1.2〜2.3g/cm3である。好ましいフッ素化ポリオレフィンEは、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリフッ素化ビニリデンおよびテトラフルオロエチ
レン/ヘキサフルオロプロピレンおよびエチレン/テトラフルオロエチレンコポ
リマーである。フッ素化ポリオレフィンは、既知である(参考文献 シルトネヒ
ト著「ビニル・アンド・リレイテッド・ポリマーズ」、ジョン・ワイリー・アン
ド・サンズ・インコーポレイテッド、ニューヨーク、1962年、第484〜494頁;ウ
ォール著「フルオロポリマーズ」、ワイリー-インターサイエンス、ジョン・ワ
イリー・アンド・サンズ・インコーポレイテッド、ニューヨーク、第13巻、19
70年、第623〜654頁;「モダーン・プラスチックス・エンサイクロペディア」、
1970〜1971年、第47巻、第10A号、1970年10月、マクグロー-ヒル・インコ
ーポレイテッド、ニューヨーク、第134および774頁;「モダーン・プラスチック
ス・エンサイクロペディア」、1975〜1976年、1975年10月、第52巻、第10A
号、マクグロー-ヒル・インコーポレイテッド、ニューヨーク、第27、28および4
72頁、そして米国特許第3671487号公報、同第3723373号公報および同第3838092
号公報)。
を形成する触媒(例えば、ナトリウムペルオキシジスルフェート、カリウムペル
オキシジスルフェートまたはアンモニウムペルオキシジスルフェート)を用いて
7〜71kg/cm2の圧力下、0〜200℃の温度、好ましくは20〜100
℃の温度で重合することにより調製できる(更なる詳細については、米国特許第
2393967号公報を参照のこと)。使用形態に依存して、好ましくはの材料の密度
は、1.2〜2.3g/cm3であり、平均粒径は0.5〜1,000μmの間であ
り得る。
5〜20μm、好ましくは0.08〜10μm、そして密度1.2〜1.9g/c
m3を有するテトラフルオロエチレンポリマーであり、好ましくはテトラフルオ
ロエチレンポリマーEのエマルションとグラフトポリマーBのエマルションとの
凝集混合物の形態で用いられる。
100〜1,000μmおよび密度2.0g/cm3〜2.3g/cm3のテトラ
フルオロエチレンポリマーである。
ン(ラテックス)を最初、フッ素化ポリオレフィンEの微分散エマルションと混
合する。フッ素化ポリオレフィンの好適なエマルションは、通常、固形分30〜
70重量%、特に50〜60重量%、好ましくは30〜35重量%を有する。
ィンとの凝集混合物におけるグラフトポリマーの含量を含まない。
量比は、95:5〜60:40である。エマルション混合物は、既知の方法で(
例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥、または別の無機塩もしくは有機塩、酸もしくは塩
基、またはアルコールもしくはケトンのような水混和性有機溶媒を用いた凝集に
より)、好ましくは20〜150℃、特に50〜100℃の温度で凝集される。
必要に応じて、生成物は、50〜200℃、好ましくは70〜100℃で乾燥で
きる。
例えば、デュポン社からテフロン30Nとして入手できる。
化剤、および染料、顔料および/または強化材料のような、通常使用される添加
物を少なくとも1種含み得る。使用できる無機強化剤は、ガラス繊維(場合によ
り切断またはすりつぶされたもの)、ガラスビーズ、ガラス玉、カオリン、タル
ク、マイカまたは炭素繊維のような薄片の強化材料である。切断またはすりつぶ
されたガラス繊維、好ましくは1〜10mm長で直径20μm未満のものが、強
化材料として、1〜40重量部の量で好ましく使用される。ガラス繊維は、好ま
しくは表面処理されている。
8類の少なくとも1種の金属と、酸素、硫黄、ホウ素、炭素、リン、窒素、水素
およびケイ素から成る群より選択される少なくとも1つの元素との極性化合物少
なくとも1種を非常に細かく分割された無機粉末として含有し得る。好ましく用
いられる極性化合物は、平均粒子直径200μm未満、好ましくは0.1〜10
0μm、特に好ましくは1〜50μmの酸化物または水酸化物、好ましくはTi
O2、SiO2、SnO2、ZnO、ベーマイト、ZrO2、Al2O3、酸化
鉄、およびそれらの混合物、並びにドーピングされた化合物である。
上含有することができる。例示される別の防炎加工剤は、成分Dとは別のリン化
合物であって、デカブロモビスフェニルエーテルおよびテトラブロモビスフェノ
ールのような有機ハロゲン化合物、臭化アンモニウムのような無機ハロゲン化合
物、メラミンおよびメラミン−ホルムアルデヒド樹脂のような窒素化合物、水酸
化マグネシウムおよびアルミニウムのような無機水酸化物、そして酸化アンチモ
ン、バリウムメタボレート、ヒドロキソアンチモネート、酸化ジルコニウム、水
サンカジルコニウム、酸化モリブデン、モリブデン酸アンモニウム、ホウ酸亜鉛
、ホウ酸アンモニウムおよび酸化錫のような無機化合物、並びにシロキサン化合
物である。前記防炎加工剤は、一般に、(成形用組成物合計に対し)20重量%
までの量で添加される。
よび離型剤、核形成剤、ナノ粒子および帯電防止剤、および強化材料、並びに防
炎加工剤)を含有する本発明の成形用組成物は、特定の組成を既知の方法で混合
し、混合物を200〜300℃の温度において、内部ニーダー、押出成形機およ
び2軸押出機のような通常使用される装置で溶融コンパウンド化および溶融押出
に付すことによって調製される。成分Eは、好ましくは、前述の凝集混合物の形
態で使用される。
0℃(室温)およびより高い温度においても行なうことができる。
成形物品は、射出成形によって製造できる。製造できる成形物品の例は、例えば
、ジューサー、コーヒーメーカーおよびミキサーのような家庭用用途、またはモ
ニター、プリンターまたはコピー機のような事務用機器に関するあらゆる種類の
ハウジング部品、あるいは建築分野におけるカバーシート、および自動車分野に
関する部品である。これは非常に優れた電気特性を有するので、電気工学分野に
も使用できる。
用できる。 列車用室内建具類、ハブキャップ、小型変圧器を含む電気部品用のハウジング
、データ伝達および移送用の装置のためのハウジング、医療目的用のハウジング
およびライニング、通信部品およびそのためのハウジング、子供用のおもちゃの
車体、平坦な壁構成要素、安全装置用のハウジング、リアスポイラー、断熱輸送
容器、小動物の囲いまたは保護のための装置、サニタリーおよび風呂付属品のた
めの成形品、換気口のためのカバー格子、庭および備品納屋のための成形品、園
芸部品用のハウジング。
される成形品の製造において特に適している。
形による成形物品の製造である。
成物、好ましくは前記のものや、本発明の成形用組成物から作られる成形物品の
使用も提供する。
、粘度は、溶媒としての塩化メチレン中、25℃において0.5g/100mLの濃度で測
定した。A2 相対溶液粘度1.202のビスフェノールA系直鎖ポリカーボネート。ここで
、粘度は、溶媒としての塩化メチレン中、25℃において0.5g/100mLの濃度で測
定した。
:27のコポリマー40重量部の、粒状の架橋ポリブタジエンゴム60重量部へのグラ
フトポリマー(平均粒子直径d50=0.4μm)。
ミド中、20℃で測定したもの)0.55dL/gのスチレン/アクリロニトリルコポ
リマー。
クス(Fyrolflex、登録商標)RDP。
ルオロエチレンポリマーエマルションとの凝集混合物としてのテトラフルオロエ
チレンポリマー。グラフトポリマーBとテトラフルオロエチレンポリマーEとの
重量比は、90重量%:10重量%である。テトラフルオロエチレンポリマーエマル
ションは、固形分60重量%であり、平均粒子直径は、0.05〜0.5μmである。S
ANグラフトポリマーエマルションは、固形分34重量%および平均ラテックス粒
子直径0.4μmである。
ョンを、SANグラフトポリマーBのエマルションと混合し、その混合物を、ポ
リマー固形分に対し1.8重量%のフェノール性酸化防止剤で安定化する。混合物
を、硫酸マグネシウム水溶液(エプソム塩)と酢酸を用いて85〜95℃においてp
H4〜5で凝集させ、濾過して、残渣を、電解質を事実上含まなくなるまで洗浄
し、その後、遠心分離により水を殆どなくした後、100℃で粉末まで乾燥する。
次に、この粉末は、前記装置内で別の成分とコンパウンド化することができる。
E型射出成形機により、260℃で成形物品を製造する。
4mm3で、室温において決定する。
。トルエン60体積%とイソプロパノール40体積%の混合液を試験媒体として使用
する。試験片は、環状アーク温度を用いて予備延伸して、試験媒体中で室温にお
いて5分間同時に保持する。予備延伸率δxは、0.2〜2.4%である。応力ク
ラック特性は、予備延伸と露出時間の関数として、破面から評価する。
、ノッチ付き衝撃強度および熱撓み温度の改良)の非常に優れた特性組み合わせ
を示すことが分かる。このことはいずれも、時々著しく高い熱撓み温度となるに
も関わらず、溶融粘度が260℃の加工温度で増加せず、比較実験のレベルに留
まっていることからも、より驚くことである。ここでは、異なる構造単位から構
成されるホスフェートを用いることにより、機械特性または熱的特性のような種
々の特性が、加工特性を劣化させることなく制御された方法で改良できることも
分かる。
Claims (14)
- 【請求項1】 芳香族ポリ(エステル)カーボネート、10℃未満のガラス転
移温度を有する、1種以上のグラフトベースへの1種以上のビニルモノマーのグ
ラフトポリマー、熱可塑性ビニル(コ)ポリマーおよびポリアルキレンテレフタレ
ートから成る群より選択される少なくとも2つの成分と、下記の式(I)のリン
化合物0.5〜20重量部を含有する熱可塑性成型用組成物。 【化1】 (式中、XおよびYは、炭素数6〜30の単核または多核の芳香族基を表し、そ
してXとYは互いに異なり、R1、R2、R3、R4およびR5は、互いに独立
して、場合によりハロゲン化されたC1〜C8アルキル、あるいはそれぞれ任意
にハロゲンおよび/またはC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C6シクロア
ルキル、C6〜C20アリールもしくはC7〜C12アラルキルを表し、zは、
0.05〜0.95、好ましくは0.15〜0.85を表し、nは、互いに独立して
、0または1、好ましくは1を表し、そしてNは、更なる成分として、0.5〜
30を表す。) - 【請求項2】 A. 芳香族ポリカーボネートまたはポリエステル−カーボ
ネート5〜95重量部、 B. B.1 1種以上のビニルモノマー5〜95重量%の B.2 ガラス転移温度10℃未満を有する1種以上のグラフトベース5 〜95重量% へのグラフトポリマー0.5〜60重量部、 C. 熱可塑性ビニル(コ)ポリマーおよび/またはポリアルキレンテレフタレ
ート0〜50重量部、 D. 下記の式(I): 【化2】 (式中、XおよびYは、炭素数6〜30の単核または多核の芳香族基を表し、そ
してXとYは互いに異なり、R1、R2、R3、R4およびR5は、互いに独立
して、場合によりハロゲン化されたC1〜C8アルキル、あるいはそれぞれ任意
にハロゲンおよび/またはC1〜C4アルキルで置換されたC5〜C6シクロア
ルキル、C6〜C20アリールもしくはC7〜C12アラルキルを表し、zは、
0.05〜0.95、好ましくは0.15〜0.85を表し、nは、互いに独立して
、0または1、好ましくは1を表し、そしてNは、0.5〜30を表す。) のリン化合物0.5〜20重量部、 E. フッ素化ポリオレフィン0.05〜5重量部 (前記の全成分の重量部の和は100である) を含有する熱可塑性成型用組成物。 - 【請求項3】 式(I)のリン化合物が、平均N値0.3〜20を有する請
求項1記載の成型用組成物。 - 【請求項4】 式(I)のリン化合物が、平均N値0.5〜10のリン化合
物の混合物である請求項1〜3のいずれかに記載の成型用組成物。 - 【請求項5】 式(I)中、XおよびYが、異なっており、そして式(II)
のジフェノールから誘導される請求項1〜4のいずれかに記載の成型用組成物。 【化3】 (式中、A1は、単結合、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルキリデン、C 5 〜C6シクロアルキリデン、-O-、-SO-、-CO-、-S-、-SO2-、C6〜
C12アリーレンであり、これらは、ヘテロ原子を任意に含有する芳香環、また
は下記の式: 【化4】 のラジカルもしくは式(IV): 【化5】 のラジカルと誘導でき、Bは、互いに独立して、C1〜C8アルキル、ハロゲン
、C6〜C10アリール、C7〜C12アラルキルであり、xは、いずれの場合
も互いに独立して、0、1または2であり、pは、1または0であり、そして R6およびR7は、少なくとも1つのZ原子においてR6およびR7が同時にア
ルキルであるならば、各Zについて別個に選択でき、そして互いに独立して、水
素またはC1〜C6アルキルを表し、Zは炭素を表し、およびmは、4〜7の整
数を表す。) - 【請求項6】 式(I)中のXおよびYが、異なっており、ヒドロキノン、
レゾルシノール、4,4'-ジヒドロキシジフェニル、ビス-(ヒドロキシフェニル)-
C1〜C5アルカン、ビス-(ヒドロキシフェニル)-C5〜C6シクロアルカン、
ビス-(ヒドロキシフェニル)-エーテル、ビス-(ヒドロキシフェニル)-スルホキシ
ド、ビス-(ヒドロキシフェニル)-ケトン、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホンお
よびα,α-ビス-(ヒドロキシフェニル)-ジイソプロピルベンゼン、およびそれら
の核において臭素化および/または核塩素化された誘導体から成る群より選択さ
れるジフェノールから誘導される請求項1〜5のいずれかに記載の成型用組成物
。 - 【請求項7】 少なくとも1種の更なる防炎加工剤を、成型用組成物の合計
に対し、0.01〜35重量%含有する請求項1〜6のいずれかに記載の成型用
組成物。 - 【請求項8】 成分A 10〜90重量部、成分B 1〜40重量部および
成分D 1〜18重量部を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の成型用組成
物。 - 【請求項9】 成分A 20〜80重量部、成分B 2〜30重量部および
成分D 2〜15重量部を含有する請求項1〜8のいずれかに記載の成型用組成
物。 - 【請求項10】 グラフトベースB.2が、ジエンゴム、アクリレートゴム
、シリコーンゴムまたはエチレン/プロピレン/ジエンゴムである請求項1〜9
のいずれかに記載の成型用組成物。 - 【請求項11】 周期表の主分類第1〜第5類または副分類第1〜第8類と
、酸素、硫黄、ホウ素、炭素、リン、窒素、水素およびケイ素から成る群より選
択される少なくとも1つの元素との非常に細かく分割された化合物を含有する請
求項1〜10のいずれかに記載の成型用組成物。 - 【請求項12】 安定化剤、顔料、離型剤、流動助剤、無機強化材料、ナノ
粒子および/または帯電防止剤から成る群より選択される少なくとも1種の添加
物を含有する請求項1〜11のいずれかに記載の成型用組成物。 - 【請求項13】 成形物品の製造における請求項1〜12のいずれかに記載
の成型用組成物の使用。 - 【請求項14】 請求項1〜12のいずれかに記載の成型用組成物から製造
された成形物品。
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