JP2002529764A - ヘッドマウントディスプレイ用連節式ノーズブリッジ - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ用連節式ノーズブリッジ

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Abstract

(57)【要約】 使用者の顔に装着する、ディスプレイの高さ、チルト及び距離を調節する為のヘッドマウントディスプレイ用連節式ノーズブリッジが提供される。連節式ノーズブリッジは、着用者の鼻に掛けられるように構成されている鼻あて部品と、ヘッドマウントディスプレイの左眼ディスプレイと右眼ディスプレイとの間に配置されているブリッジ部品(14)と、連節器とを含む。連節器は、鼻あて部品(14)に連結されている鼻あて端部と、着用者が左眼ディスプレイ及び右眼ディスプレイの視角を調節できるようにブリッジ部品に枢軸動可能に連結されているブリッジ端部(17)とを含む。連節式ノーズブリッジは更に、連節器のブリッジ端部の枢軸動を抑止するロック位置と、連節器のブリッジ端部の枢軸動を可能とする自由位置とを持つロック機構を含んでいるものとすることができる。ロック機構は、着用者がロック機構を自由位置に移動させた後、ロック機構を自動的にロック位置へと戻すスプリング(26)又はテンショナを含むことができる。更に、連節器の鼻あて端部は、鼻あて部品(14)に枢軸動可能に連結されている。またロック機構は、ロック位置でギア部と噛み合うように構成されたギア部とつめを含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、ヘッドマウントディスプレイに関する。より詳細には、本発
明は、ヘッドマウントディスプレイを着用者の目と整列するように調整する為の
調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ここ数年来、ヘッドマウントディスプレイは、従来の陰極線管(CRT)や液
晶フラットパネルディスプレイ装置に代わるものとして数多くの用途に利用され
ている。例えば、ヘッドマウントディスプレイは、3−D用途、ビデオゲーム用
途、仮想現実体験、軍事用途等、移動性やプライバシーの確保が望まれる用途に
利用されている。
【0003】 従来、ヘッドマウントディスプレイといえば、使用者がかぶるヘルメットに取
り付けられたもの、或いはディスプレイ位置を固定する為に頭に押し付けて取り
付ける機構を採用したものであった。このような機構の一例は、米国特許第5,73
9,893号“Head-Mounted Image Display Apparatus”に記載されている。この機
構においては、後頭部に押し付けられたパッドと額側にあてたパッドとの間の圧
力を調整することにより、ヘッドマウントディスプレイの位置が調整される。同
様の機構は、米国特許第5,812,224号“Head-Mount Image Display Apparatus”
にも記載されており、ここでは後頭部のパッドにばねが取り付けられており、こ
れによって圧力が制御される。
【0004】 他の押し付け式取り付け機構が、米国特許第5,757,339号“Head Mounted Disp
lay”に記載されている。この機構によれば、着用者はパッド付ヘッドバンドの
円周を調整することによって、ディスプレイ位置を調節することができる。同様
のヘッドバンド機構が、米国特許第5,774,096号“Head Mounted Display”にも
記載されている。これらの機構を使えば、着用者は自分の目に対するディスプレ
イの高さをある程度調節することができる。
【0005】 最近では、眼鏡のように着用することができるヘッドマウントディスプレイ(
眼鏡型ディスプレイ)が開発されている。これらの眼鏡型ディスプレイでは、ヘ
ッドマウントディスプレイの全重量が着用者の耳と鼻で支持される。従って眼鏡
型ディスプレイの位置を顔に対して調整する場合、耳に接触する部分と眼鏡型デ
ィスプレイの「リム」の間、或いは鼻にあたる部分と眼鏡型ディスプレイの両リ
ムの間に位置する「ブリッジ」の間において調節が行われなければならない。
【0006】 図1は、着用者の目と眼鏡型ディスプレイのビデオ表示部2との間の距離を調
整する為に出し入れして調節することができるノーズブリッジ1を備える眼鏡型
ディスプレイを示す。これは米国特許第5,815,126号“Monocular Portable Comm
unication and Display System”に記載されているものである。この調節可能ノ
ーズブリッジによれば、着用者はその顔の造作や視力に関係なく、自分の目と眼
鏡型ディスプレイの表示部との間の最適な視距離を選択することができる。しか
しながら、図1に示した眼鏡型ディスプレイでは、着用者が望む高さや傾きに設
定できるような調節機能をノーズブリッジがもたらさない。
【0007】 一方で、眼鏡の高さ調節は過去にも考えられてきた。例えば、調節可能なノー
ズブリッジを利用した二焦点眼鏡の高さ調節機構を図2A及び図2Bに示す。こ
れは米国特許第4,280,758号に記載されているものである。二焦点眼鏡の高さ調
節ができることで、着用者は二焦点眼鏡4の下部(読み物用)レンズ3をその時
々の用法に最も都合の良い位置にいつでも配置することができる。従ってテーブ
ル上に置いた本を読んでいる場合、着用者は読み物用レンズが目と本との間に入
るように無理な姿勢で頭を傾けることなく、この読み物用レンズを通して楽に本
を見下ろせるように、着用者は読み物用レンズを低い位置にしておくことを望む
。同時に、読み物用レンズを下げておくことによって、前方を見たときに周囲の
様子を上部(遠景用)レンズ5を通して見ることができる。またコンピュータを
使用する着用者が、読み物用レンズを通してコンピュータ画面を見るために、頭
を後ろに傾けて目とコンピュータ画面との間に読み物用レンズが位置するように
しなくてもすむように、読み物用レンズ3の位置を上げておくことが望まれる。
【0008】 眼鏡型ディスプレイに高さ調節機能があれば特定の利点が提供される。例えば
、眼鏡型ディスプレイを顔に対して低めに着用した場合、着用者は他者と会話し
ながら相手とアイコンタクトをとることができる。これと同時に、着用者は下方
をちらりと見て、眼鏡型ディスプレイ上に表示された会話内容に関連したデータ
を見ることができる。代替的には、眼鏡型ディスプレイを低めに着用していれば
、着用者は眼鏡型ディスプレイの上方から見ることによって周囲の状況を把握す
ることができ、ディスプレイ上でデータの閲覧を長時間にわたって行う使用者に
とって好ましい。
【0009】 同様に、着用者は眼鏡型ディスプレイを顔に対して高めに着用することを選択
することもできる。この形態は、複雑な手順に従って手作業を行う医者や機械工
等にとって便利である。高めに着用した眼鏡型ディスプレイには、例えば指示事
項や図、或いは同じ対象物を着用者の視点以外から見た画像等を表示することが
できる。このとき、着用者の手や機器、工具及び指示対象の物体等は、眼鏡型デ
ィスプレイの下方に完全に見えている状態にある。
【0010】 最後に、顔に対して眼鏡型ディスプレイの位置を上げ下げして着用することに
ついては上述した利点があるものの、眼鏡型ディスプレイを目の高さに装着する
ことを望む利用者も間違いなく存在する。この位置は最も気が散ることが無く、
従って映画を鑑賞したり、仮想現実世界を体験したり、或いは単に重要な仕事に
集中する場合には望ましい。
【0011】 しかしながら、図2A及び図2Bに示したものと同様の機構を利用して、顔に
対する眼鏡型ディスプレイの位置を単に上げ下げするだけでは、眼鏡型ディスプ
レイの最も高い鑑賞効率を着用者に提供することはできない。何故なら、眼鏡型
ディスプレイ中に表示される画像は、一般的に着用者の視線が画像面に対して垂
直である場合に最適に見ることができるように構成されているからである。眼鏡
型ディスプレイは通常、それが目の高さに着用された場合に直角の視角が得られ
るように構成されている。しかしながら単に上げ下げの調整しかできないノーズ
ブリッジを利用して、顔に対する眼鏡型ディスプレイの高さを調節する場合、眼
鏡型ディスプレイの高さ調節に伴って、眼鏡型ディスプレイが着用者の耳を中心
に枢軸動することになる。着用者の目の動きではなく、耳が枢軸として作用する
為、ディスプレイが目の高さよりも上方へ、或いは下方へ移動した場合、着用者
の視角は表示画像面に対して垂直に保たれなくなる。顔に対する眼鏡型ディスプ
レイの高さが変化したことによって生じる視角の変化を補償する為に、眼鏡型デ
ィスプレイにチルト調節機構を設けなければならない。チルト調節機構があれば
、着用者が眼鏡型ディスプレイのどの高さを選択しても、最適な垂直視角を得る
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述から明らかなように、顔に対する眼鏡型ディスプレイの高さと、ディスプ
レイのチルトと、そして目とディスプレイ間との距離とを調節することができる
眼鏡型ディスプレイ用ノーズブリッジが必要とされている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左眼ディスプレイ、右眼ディスプレイ及び左眼ディスプレイと右眼
ディスプレイを接続するブリッジを有するヘッドマウントディスプレイ用の連節
式ノーズブリッジを提供する。本発明に基づく連節式ノーズブリッジは、着用者
の顔に対するディスプレイの高さ、ディスプレイのチルト、着用者の目とディス
プレイとの間の視距離を容易に調節することができる。本発明に基づく連節式ノ
ーズブリッジは、着用者の鼻に掛けられるように構成されている鼻あて部品と、
左眼ディスプレイと右眼ディスプレイとの間に位置するブリッジ部品と、連節器
とを含む。連節器は、鼻あて部品に結合する鼻あて側端部とブリッジ部品に枢軸
動可能に結合するブリッジ側端部とを有し、これにより着用者は左眼ディスプレ
イ及び右眼ディスプレイの視角を調節することができる。
【0014】 調節可能なノーズブリッジは、更にブリッジ部品の枢軸動を妨げるロック位置
と、ブリッジ部品の枢軸動を可能とする自由位置とを持つロック機構を含む。こ
のロック機構は、ロック機構が自由位置からロック位置へと自動的に戻るように
構成されたばねを含む。加えて連節器の鼻あて側端部は、鼻あて部品に枢軸動可
能に結合される。
【0015】 また更に、ブリッジ部品はギア部を含み、ロック機構は、ロック位置にある場
合に、ギア部に噛み合うように構成されたつめを含む。ロック機構がロック位置
にある場合、つめがギア部に噛み合って、ブリッジ部品が連節器に対して枢軸動
することを防ぐ。つめは連節器に固定したものでも、連節器内で一次元的に自由
に移動することができるものでも良い。
【0016】 連節器は、ブリッジ側分節と鼻あて側分節とを含む。ブリッジ側分節は、連節
器のブリッジ側端部に加え、更に第一の端部と第二の端部とを含む。鼻あて側分
節は、連節器の鼻あて側端部に加え、更に第三の端部とブリッジ側分節の第二の
端部に枢軸動可能に結合されている第四の端部とを含む。ロック機構は、ロック
位置にある場合、鼻あて側分節がブリッジ側分節の第二の端部を中心に枢軸動す
ることを防ぐ。鼻あて側分節の第四の端部は第二のギア部を含み、ロック位置に
ある場合に、つめがこの第二のギア部に噛み合うように構成される。
【0017】 代替的には、鼻あて側分節の第四の端部が、ブリッジ側分節の上方を第二の端
部からスライドするように構成され、この場合は鼻あて側分節へと挿入されるブ
リッジ側分節の部分を長手方向に調節することにより、連節器の長さを調節する
ことができる。ロック機構がロック位置にある場合、ロック機構は、鼻あて側分
節内においてブリッジ側分節が長手方向に移動することを妨げる。ブリッジ側分
節の第二の端部は、ブリッジ側分節の第二の端部に内部圧力がかかった場合に、
鼻あて側分節の少なくとも1つの内面に向かって拡張するように構成される。こ
のような場合、ロック機構は、ロック位置にある場合に、第二の端部へと内部圧
力を印加するようにくさび型部分を含むことができる。
【0018】 ブリッジ部品に第一のスルーホールが画定され、連節器は、第二のスルーホー
ルを画定する鼻あて側分節及びブリッジ側分節を含む。このような場合、ロック
機構は、テンショナと、鼻あて側分節に一端を固定されたケーブル端を含むケー
ブルを含む。このケーブルが第一及び第二のスルーホールを貫通する。ロック機
構がロック位置にある場合、テンショナはケーブル端をブリッジ部品方向へと引
っ張る。従ってこの引張力が、ブリッジ側分節をブリッジ部品に対して押し付け
る。第三のスルーホールを画定する中間分節が、鼻あて側分節とブリッジ側分節
の間に挟まれ、この場合、ケーブルが第三のスルーホールを通過する。
【0019】 本発明の他の特徴及び利点は、本発明の原理を説明する為の事例を描いた添付
図と共に以下の詳細な説明を読むことによって明らかとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下の詳細な説明において、幾つかの図にわたって同様の要素には同様の参照
番号を付した。これらの説明を目的とした図面に示されているように、本発明は
ヘッドマウントディスプレイの位置を着用者の目に対して調節するのに利用され
る連節式ノーズブリッジを提供する。本発明に基づく連節式ノーズブリッジは、
着用者の顔の形が様々に異なる場合でも、その着用者の視線に対して表示画面を
垂直に保って、顔に対する複数の位置にヘッドマウントディスプレイを調節する
ことができる。また本発明の連節式ノーズブリッジの幾つかの実施形態では、着
用者が選択した顔のいかなる位置においても、ヘッドマウントディスプレイと着
用者の目との距離を着用者が調節することができる。
【0021】 図3A〜図3Hは様々な位置を示したものであり、本発明に基づく連節式ノー
ズブリッジを利用してヘッドマウントディスプレイがこれらの位置に調節される
。これらの図に描かれた連節式ノーズブリッジは後に詳細を説明する本発明の第
二実施例31に基づくものである。具体的には、図3A及び図3Bは、本発明の
第二実施例に基づく連節式ノーズブリッジを備えるヘッドマウントディスプレイ
を顔に対してそれぞれ高い位置、及び低い位置に着用した場合を描いた正面図で
ある。各図において、着用者の頭部6は鼻7と目8により表されている。ヘッド
マウントディスプレイ10は、ブリッジ12を介して接続されている左眼ディス
プレイ11及び右眼ディスプレイ70を含む。本発明に基づく連節式ノーズブリ
ッジ13は、鼻あて部品14と、ブリッジ部品15と、連節器16とを含む。鼻
あて部品は、着用者の鼻7の上に支持されるように構成され、ブリッジ部品はヘ
ッドマウントディスプレイ10の左眼ディスプレイ11及び右眼ディスプレイ7
0の間に位置するブリッジ12に取り付けられた、或いは一体に成形されている
。連節器は、鼻あて部品14に結合した鼻あて側端部17と、ブリッジ部品15
に枢軸動可能に結合したブリッジ側端部18とを備える。
【0022】 図3C〜図3Hは、本発明の第二実施例31に基づく連節式ノーズブリッジを
利用してヘッドマウントディスプレイ10を調節する場合を説明する図である。
様々な形の顔の様々な位置に配置したところを描いている。図の各々において、
着用者の頭部6の左側面を、鼻7と、線9に示す視線を有する目8とにより輪郭
を表した。図中のヘッドマウントディスプレイ10は、左眼ディスプレイ11が
透明の箱として描かれているが、これは連節式ノーズブリッジ13が見えるよう
にする為である。鼻あて部品14、ブリッジ部品15、連節器16に加え、これ
らの図には第一のピボットピン19と第二のピボットピン20が描かれている。
第一のピボットピン19は連節器16の鼻あて側端部17を鼻あて部品14へ連
結し、第二のピボットピン20は連節器16のブリッジ側端部18をブリッジ部
品15へ連結している。
【0023】 より詳細には、図3C、図3D、図3Eにおいて描かれている着用者6は、大
きな鼻7と鼻から奥へと深く窪んだ目8を有する。図3Cにおいては、連節式ノ
ーズブリッジ13は、ヘッドマウントディスプレイ10の着用者の顔に対する位
置が目の高さに調節されるように、また左眼ディスプレイ11の前面が着用者の
視線9と直角となる角度にヘッドマウントディスプレイ10が傾けられるように
調節されている。図3Dにおいては、連節式ノーズブリッジ13は、ヘッドマウ
ントディスプレイ10の着用者の顔に対する位置が低くなるように、そして左眼
ディスプレイ11の前面が着用者の視線9と直角となる角度にヘッドマウントデ
ィスプレイが傾けられるように調節されている。図3Eにおいては、連節式ノー
ズブリッジ13は、ヘッドマウントディスプレイ10の着用者の顔に対する位置
が高くなるように、そして左眼ディスプレイ11の前面が着用者の視線9と直角
となる角度にヘッドマウントディスプレイが傾けられるように調節されている。
【0024】 図3F〜図3Hにおいて描かれている着用者6は、小さな鼻7と鼻7により近
い位置にある目8を持ち、平坦な顔をしている。図3Fにおいては、連節式ノー
ズブリッジ13は、ヘッドマウントディスプレイ10の着用者の顔に対する位置
が目の高さに合うように、また左眼ディスプレイ11の前面が着用者の視線9と
直角となる角度にヘッドマウントディスプレイ10が傾けられるように調節され
ている。図3Gにおいては、連節式ノーズブリッジ13は、ヘッドマウントディ
スプレイ10の着用者の顔に対する位置が低くなるように、そして左眼ディスプ
レイ11の前面が着用者の視線9と直角となる角度にヘッドマウントディスプレ
イが傾けられるように調節されている。図3C〜図3Gに描かれた事例の各々に
おいて、様々な形の顔に対し、左眼ディスプレイ11の面を視線9と直角に維持
しつつ、顔を基準とした複数の位置に調節することができるという、本発明に基
づく連節式ノーズブリッジ13の機能を示した。これらの例は更に、連節式ノー
ズブリッジ13が着用者の目8と左眼ディスプレイ11との間の視距離を一定の
距離Dに保つように調節可能であることも示している。
【0025】 図3Hは、連節式ノーズブリッジ13はヘッドマウントディスプレイ10の着
用者の顔に対する位置を目の高さに合うように、そして左眼ディスプレイ11の
前面が着用者の視線9と直角となる角度にヘッドマウントディスプレイを傾ける
ように調節されているという点において、図3Fと同様である。しかしながら図
3Hにおいては、連節式ノーズブリッジ13はディスプレイ11と目8との間の
視距離をより小さく取る(D1)ように調節されている。この図は、本発明の連
節式ノーズブリッジがヘッドマウントディスプレイの高さ及びチルト調節に加え
て視距離調節をも提供し得ることを示す。
【0026】 連節式ノーズブリッジ13は、以下にも説明するが、摩擦力又はロック機構に
より、図3A〜図3Hに示した各位置、或いはそのあらゆる中間位置に保持する
ことができる。以下に説明する連節式ノーズブリッジ13の各実施例においては
、ロック機構22を含んだものとして記載しているが、各実施例が、摩擦力によ
って連節式ノーズブリッジ13をその調節位置に保持するように改めることがで
きることは言うまでもない。
【0027】 図4A〜図4Gは、本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第一実施例21を
示す図である。より詳細には、図4Aは連節式ノーズブリッジの第一実施例の斜
視図である。図4B及び図4Cは連節式ノーズブリッジの第一実施例の側面図で
あるが、そのロック機構22がロック位置にある場合と自由位置にある場合とを
それぞれに描いたものである。図4D及び図4Eはそれぞれ、図4B及び図4C
に示した連節式ノーズブリッジの第一実施例21の平面図である。図4Fは連節
式ノーズブリッジの第一実施例21の分解図であり、図4Gはロック機構22の
部分の分解図である。
【0028】 連節式ノーズブリッジの第一実施例21は、図3A〜図3Hに描かれ、以下で
詳細に説明する第二実施例の2分節構造とは違い、単純化された単一ビーム連節
器構造を持つ。この単純化された構造は、ヘッドマウントディスプレイ10の着
用者の顔に対する高さ及び傾きを調節する機能を維持しつつ、この第一実施例2
1の製造及び組立コストを低減する。しかしながら、連節式ノーズブリッジの第
一実施例21は、他の実施例で可能であるディスプレイ11、70と着用者の目
8との間の視距離を調節する機能(図3A参照)を欠いている。
【0029】 更に図3Aも参照して説明すると、連節式ノーズブリッジの第一実施例21は
、着用者の鼻7で支持されるように構成されている鼻あて部品14と、左眼及び
右眼ディスプレイ11、70の間に位置するブリッジ12に取り付けられた、又
は一体に作られたブリッジ部品15と、連節器16とを含む。ブリッジ部品15
は、本体71、この本体から突出しているロック機構ハウジング72、本体から
突出している枢軸動体73を含む。枢軸動体73は、それを貫通するスロット2
4を画定する。更に枢軸動体は、本体71から離れた側にギア部23を含む。ギ
ア部は外側円周部分74(図4Gに図示)を有する。
【0030】 好ましくは「U字」型の断面形状を有し、折り曲げられた金属シートから作ら
れた連節器16は、鼻あて部品14に第一のピボットピン19により結合されて
いる鼻あて側端部17と、第二のピボットピン20によりブリッジ部品15へ枢
軸動可能に結合されているブリッジ側端部18を有する。第一のピボットピン1
9及び第二のピボットピン20は、判別し易くする為に、図4B及び図4Cにお
いては黒く塗りつぶして示し、図4D及び図4Eにおいては網がけで示す。第一
のピボットピンは、着用者が鼻あて部品14を第一のピボットピン19の周囲で
枢軸動させることができるように構成されることが好ましく、この時鼻あて部品
は摩擦力によって調節後の位置に維持されるようになっていることが望ましい。
【0031】 連節式ノーズブリッジの第一実施例21は、更にロック機構22を含む。ロッ
ク機構は押しボタン25(図4B、図4C、図4Fにおいて網がけで図示)、ば
ね26、つめ27(図4D、図4Eにおいて網がけで図示)を含む。ばね26は
圧縮コイルばねが望ましい。押しボタン25中には第二のピボットピン20を受
容するような寸法の穴28が画定されている(図4D及び図4E参照)。押しボ
タン25及びばね26は、ロック機構ハウジング72に形成されている溝29に
はめ込まれる。溝29は枢軸動体73に画定されているスロット24に平行であ
る。溝29は、押しボタンが溝29の中にあるとき、第二のピボットピン20が
スロット24を介して穴28へと挿入可能であるように構成されている。
【0032】 つめ27は、連節器16に取り付けられており、ロック機構22がロック位置
にあるとき、ギア部23と噛み合うように構成されている。本明細書の記載にお
いて、つめがギア部と「噛み合っている」とは、つめの一部がギア部の外側円周
部分内に配置されていることである。例えば、つめ27がギア部23の外側円周
部分74内に配置されることにより、つめ27がギア部23と噛み合うのである
。つめ27がギア部23と噛み合うと、つめによってブリッジ部品15が第二の
ピボットピン20の周囲で枢軸動することができなくなる。つめとギア部との間
のバックラッシによって、ブリッジ部品が第二のピボットピン20の周囲でわず
かに枢軸動することも考えられるが、説明の便宜上、このようなわずかな枢軸動
は「枢軸動」したとはみなさないものとする。
【0033】 着用者が押しボタン25を押していなければ、ばね26は押しボタンを、図4
C及び図4Eに示す矢印30とは反対の第一の方向に、溝29の軸に沿って押し
出す。押しボタン25は、第二のピボットピン20をスロット24の長手方向に
沿って第一の方向に移動させ、つめ27がギア部に噛み合うまで連節器16をギ
ア部23へと引き寄せる。この状態がロック機構22のロック位置と呼ばれ、図
4A、図4B、図4Dに描かれている。上述したように、ロック機構がロック位
置にあるときには、ブリッジ部品15は第二のピボットピン20の周囲での実質
的な枢軸動ができない。
【0034】 着用者が、図4C及び図4Eに示した矢印30の方向に押しボタンを押し込む
と、ばね26が圧縮され、押しボタンはばねに向かって移動する。これによって
、第二のピボットピン20がスロット24に沿って移動し、連節器16は押され
て枢軸動体73から離れることになる。第二のピボットピンがスロット24の本
体71から離れた側の端部に達するまでスロット24に沿って移動すると、つめ
27がギア部23から開放される。この状態がロック機構22の自由位置と呼ば
れる。ロック機構が自由位置にあると、ブリッジ部品15は第二のピボットピン
20の周囲で自由に枢軸動される。
【0035】 ばね26、ギアの歯23、つめ27は、ロック機構22を自由位置に移動する
ために、着用者が押しボタン25を押すことが必要であるように構成されている
ことが好ましい。しかしながら、特定のばね・ギア歯・つめ構成においては、ロ
ック機構22を戻り止め装置のように作動させることもできる。着用者がブリッ
ジ部品15を第二のピボットピン20の周囲で枢軸動させる場合、ブリッジ部品
を枢軸動させるのに要する力はばね26によって及ぼされる力に勝り、つめは隣
接するギア歯面を、つめがギア部23から開放されるまですべり上がる。着用者
がブリッジ部品の枢軸動を止めると、ばね26の力でつめがギア部23と噛み合
い、これによってロック機構はロック位置に戻ることになる。
【0036】 加えて、本発明の実施例の各々においては、着用者が鼻あて部品14を最も楽
な角度に調整することができるように、第一のピボットピン19によって鼻あて
部品14を連節器16に枢軸動可能に連結することが好ましいが、他の方法によ
り鼻あて部品を連節器に剛直に、或いは弾性的に結合しても良い。
【0037】 図5A〜図5Dは、本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第二実施例31を
示す図である。より詳細には、図5Aは本発明に基づく連節式ノーズブリッジの
第二実施例31の斜視図である。図5B及び図5Cは連節式ノーズブリッジの第
二実施例31の側面図であり、ロック機構22がそれぞれロック位置及び自由位
置にある状態が示されている。最後に図5Dは連節式ノーズブリッジの第二実施
例31の分解図である。
【0038】 連節式ノーズブリッジの第二実施例31は、上述した第一実施例21と構造的
に類似している。第二実施例における要素のうち、先に図4A〜図4Gを参照し
つつ説明した第一実施例の要素と同一のものに関しては、図5A〜図5Dにおい
ても同一の参照番号を付し、以下において再度の説明は行わない。
【0039】 本発明の第一実施例21と第二実施例31との大きな違いは連節器16に見ら
れる。第二実施例においては、連節器16はブリッジ側分節33と鼻あて側分節
34とを含む。ブリッジ側分節33は、連節器のブリッジ側端部18を含む第一
の端部と第二の端部36を有する。ブリッジ側分節は金属シートから形成され、
第一の端部25及び第二の端部36においては「U字」型断面を有し、第一の端
部と第二の端部との間は箱型断面を有することが好ましい。鼻あて側分節34は
、連節器の鼻あて側端部17を含む第三の端部37と第四の端部38とを有する
。鼻あて側分節34の第四の端部38は、第三のピボットピン39によりブリッ
ジ側分節33の第二の端部36と枢軸動可能に結合されている。
【0040】 第二実施例31と第一実施例21との第二の大きな相違点は、つめ32にある
。ロック機構がロック位置にある場合、第一実施例のつめ27と同様に、つめ3
2も枢軸動体73に形成されたギア部23(以下「第一のギア部」とも称する)
に噛み合うように構成されている。つめ32が第一のギア部23と噛み合うと、
ブリッジ部品15は第二のピボットピン20の周囲での実質的な枢軸動が妨げら
れる。しかしながら、第二実施例31のつめ32は、第一実施例21のつめ27
とは異なり、連節器16に固定されておらず、連節器のブリッジ側分節34の箱
形断面形状内に収容された状態にあり、ブリッジ側分節内において軸方向に自由
に移動することができるようになっている。つめ32は、ブリッジ側分節34の
箱型断面内で適合するように方形の断面であり、第一の係合部76及び第二の係
合部77(図5Dに図示)を備えることが好ましい。第一の係合部76は、ロッ
ク機構が上述したようにロック位置にある場合、第一のギア部23と噛み合うよ
うに構成されたつめの部分である。つめ32の第二の係合部77は、ロック機構
がロック位置にある場合に、第二のギア部40と噛み合うように構成されている
。この第二のギア部については以下で説明する。
【0041】 第二実施例31のロック機構22は、ロック位置においてブリッジ部品15の
枢軸動を防止することに加え、ロック位置において、鼻あて側分節34がブリッ
ジ側分節33の第二の端部36にある第三のピボットピン39の周囲で枢軸動し
ないようにする。鼻あて側分節を枢軸動しないようにする為に、第二のギア部4
0が鼻あて側分節34の第四の端部38に形成されている。ロック機構がロック
位置にある場合、つめ32の第一の係合部76は第一のギア部23と噛み合い、
つめの第二の係合部77は第二のギア部40と噛み合う。従ってつめ32は、第
三のピボットピン39の周囲での鼻あて側分節の枢軸動と、第二のピボットピン
20の周囲でのブリッジ部品15の枢軸動との両方を抑止する。
【0042】 着用者が押しボタン25を押していない場合、ばね26は、矢印30の方向と
は反対の第一の方向に溝29に沿って押しボタンを移動する。この押しボタンは
、スロット24に沿って第一の方向に第二のピボットピン20を移動する。第二
のピボットピンは、連節器16のブリッジ側分節33を引き寄せて枢軸動体73
に近づけ、第二のギア部40を移動して第一のギア部23方向に近づける。ブリ
ッジ側分節は、つめ32が第一のギア部23及び第二のギア部40の両方に噛み
合うまで枢軸動体へと近づく。この状態がロック機構22のロック位置と称され
、図5A、及び図5Bに描かれている状態である。
【0043】 着用者が、図5Cの矢印30によって示されるように押しボタン25を押すと
、押しボタンがばね26を圧縮し、ばねに向かって移動する。これが、第二のピ
ボットピン20をスロット24に沿って移動させ、連節器16のブリッジ側分節
33を押して枢軸動体73から離す。枢軸動体から離れるブリッジ側分節の動き
によって、第二のギア部40が第一のギア部23から離れる。第二のピボットピ
ン20がブリッジ部品15の本体71から離れた側のスロット24の端部まで達
し、つめ32が第二のギア部40及び第一のギア部23から開放されるまで、第
二のピボットピン20はスロット24内で移動し続ける。この状態はロック機構
22の自由位置と称される。ロック機構22が自由位置にあると、ブリッジ部品
15が第二のピボットピン20の周囲で自由に枢軸動し、鼻あて側分節34も第
三のピボットピンの周囲で自由に枢軸動するようになる。
【0044】 ばね26、第一のギア部23、第二のギア部40、つめ27は、ロック機構2
2を自由位置にするのに、着用者が押しボタン25押すことが必要であるように
構成されていることが好ましい。しかしながら、特定のばね・第一のギア部・第
二のギア部・つめの構成は、ロック機構22を戻り止め装置のように機能させる
こともできる。着用者がブリッジ部品15を第二のピボットピン20の周囲で枢
軸動させる、或いは鼻あて側分節34を第三のピボットピン39の周囲で枢軸動
させる場合、ブリッジ部品又は鼻あて側分節を枢軸動させるのに要する力はばね
26の力に勝り、つめは、第一のギア部23もしくは第二のギア部40の隣接す
るギア歯面を、ギア部から開放されるまで、すべり上がる。着用者がブリッジ部
品又は鼻あて部品の枢軸動を止めると、ばね26はつめを第一のギア部23及び
第二のギア部40の両方と噛み合うように戻し、これによってロック機構はロッ
ク位置に戻る。
【0045】 図6A〜図6Cは、本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第三実施例41を
示す図である。より詳細には、図6Aは連節式ノーズブリッジの第三実施例41
の側面図であり、ロック機構がロック位置にある状態を描いたものである。図6
B及び図6Cは、本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第三実施例41を示し
、ロック機構22が自由位置にあり、鼻あて側分節42が伸びた状態、及び縮ん
だ状態をそれぞれ示している。
【0046】 連節式ノーズブリッジの第三実施例41は、連節器16とつめ43を除けば、
上述した第一及び第二実施例21、31と構造的に類似している。第三実施例の
要素のうち、図4A〜図5Dを参照し、先に説明された二つの実施例21、31
の要素と同一のものに関しては、図6A〜図6Cにおいても同一の参照番号を付
し、以下において再度説明することはしない。
【0047】 しかしながら、第三実施例のつめ43は第一実施例21のつめ27や第二実施
例31のつめ32とは異なる。第二実施例のつめと同様に、つめ43もまた、ロ
ック機構がロック位置にあると、第一のギア部23と噛み合い、連節器16のブ
リッジ側分節44内部を一次元的に自由に移動するように構成された第一の係合
部78を有する。つめ43がギア部23と噛み合うと、つめ43は、ブリッジ部
品15が第二のピボットピン20の周囲で枢軸動するのを妨げる。またつめ43
は、ロック機構がロック位置にあるとき、連節器16内の長手方向の動きを抑止
するように構成されている延長部分79を有しているが、これについて以下に詳
細を説明する。
【0048】 第三実施例41においては、連節器16は、ブリッジ側分節44と鼻あて側分
節42とを含む。ブリッジ側分節44は、連節器16のブリッジ側端部18を含
む第一の端部45と第二の端部46を有する。ブリッジ側分節44は、折り曲げ
た金属シートから形成され、第一の端部45では「U字」型断面であり、つめ4
3を収容する第二の端部46では箱型断面であることが好ましい。鼻あて側分節
42は、連節器の鼻あて部品側端部17を含む第三の端部47と、ブリッジ側分
節44の一部分の上を第二の端部46から滑動するように構成されている第四の
端部48を有する。ブリッジ側分節44は、鼻あて側分節42へと様々な度合い
で滑り込ませることができ、これにより連節器16の全体長が調節される。
【0049】 ロック機構22がロック位置にある場合、第三実施例41のロック機構22は
、ブリッジ部品15を枢軸動させないようにすることに加え、ブリッジ側分節4
4の、鼻あて側分節内における長手方向の動きを妨げる。従ってロック機構が、
ロック位置にある間は、連節器の長さを変化させることはできない。ブリッジ側
分節44の第二の端部46に内圧がかかった場合、ブリッジ側分節44の第二の
端部46は、鼻あて側分節42の少なくとも1つの内部面49に対して拡張する
ように構成されている。第二の端部46は、内圧がかかった場合に、第二の端部
を鼻あて側分節42の少なくとも内部面49に向かって広げる為の傾斜部分50
を含むものが好ましい。
【0050】 鼻あて側分節42内のブリッジ側分節44の長手方向移動を妨げるのに必要な
内圧を得る為に、つめ43の延長部分79はくさび状51に形成されている。こ
のくさび51は、ロック機構がロック位置にある場合に、傾斜部分50を鼻あて
側分節42の少なくとも1つの内部面49の方に押し付けることで、第二の端部
46に内圧を印加するように構成されている。従ってロック機構がロック位置に
ある場合、つめ43の第一の係合部78がギア部23と噛み合い、くさび51は
傾斜部を鼻あて側分節42の少なくとも1つの内部面49の方に移動する。この
ようにして、ロック機構は、鼻あて側分節42内のブリッジ側分節44の長手方
向の動きを妨げ、第二のピボットピン20の周囲でのブリッジ部品15の枢軸動
を妨げる。
【0051】 着用者が押しボタン25を押していない場合、ばね26は、図6B及び図6C
の矢印30とは反対方向に、溝29に沿って押し出す。押しボタン25は、第二
のピボットピン20をスロット24に沿って動かす。第二のピボットピン20は
、連節器16のブリッジ側分節44を枢軸動体73に引き寄せ、傾斜部50を動
かしギア部23に近づける。ブリッジ側分節は、つめ43がギア部23と噛み合
い、くさび52が鼻あて側分節43の内部面49の方に傾斜部50を押し付ける
まで、枢軸動体へと近づく。この状態がロック機構22のロック位置と称され、
図6Aに描かれている状態である。
【0052】 着用者が押しボタン25を押すと、図6B及び図6Cの矢印30によって示さ
れるように、ばね26が圧縮され、押しボタンはばねに向かって移動する。この
時押しボタン25は第二のピボットピン20をスロット24に沿って動かす。第
二のピボットピンは、連節器16のブリッジ側分節44を枢軸動体73から離れ
るように押し、これにより傾斜部50はギア部23から離れる方向に移動する。
この移動は、第二のピボットピン20が本体71から離れた側のスロット24の
端部に達し、つめ32がギアの歯23から開放され、くさび51の印加していた
内圧がブリッジ側分節44の第二の端部46にかからなくなるまで続く。この状
態がロック機構22の自由位置と称される。ロック機構22が自由位置にある場
合、ブリッジ部品15は、第二のピボットピンの周囲で自由に枢軸動させること
ができ、また鼻あて側分節43も図6Bに示す拡張位置と図6Cに示す収縮位置
との間で、長手方向に自由に移動することができる。
【0053】 図7A及び図7Bは、本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第四実施例52
を示す図である。より詳細には、図7Aは連節式ノーズブリッジの第四実施例5
2の側面図であり、ロック機構22がロック位置にある状態を描いたものである
。図7Bも同様に、連節式ノーズブリッジの第四実施例の側面図であるが、ロッ
ク機構が自由位置にある状態を描いたものである。
【0054】 連節式ノーズブリッジの第四実施例52は、先に説明した第二実施例31と構
造的に類似している。第四実施例の要素のうち、図5A〜図5Dを参照して先に
説明した第二実施例31の要素と同一のものには、図7A及び図7Bにおいても
同一の参照番号を付し、以下で再度説明しない。
【0055】 第四実施例52においては、ブリッジ部品15は本体71と枢軸動体73を含
む。枢軸動体は、本体71から離れた側に第一の曲面81画定し、その第一の曲
面81から枢軸動体73を貫通する第一のスルーホールが画定されていることが
好ましい。
【0056】 第四実施例52の連節器16は、ブリッジ側分節54と鼻あて側分節53を有
する。ブリッジ側分節54は、ブリッジ側端部18を含む第一の端部82と第二
の端部83を有する。第一の端部82は、枢軸動体73の第一の曲面81に対し
てしっかりと係合する形状の第二の曲面84を画定することが好ましい。第二の
端部83は第三の曲面85を画定することが好ましい。ブリッジ側分節54は、
更に第二の曲面84から第三の曲面85まで貫通する第二のスルーホール56が
画定される。
【0057】 第四実施例の鼻あて側分節53は、鼻あて側端部17を含む第三の端部86と
第四の端部87を有する。第四の端部は、ブリッジ側分節54の第三の曲面85
に対してしっかりと係合する形状の第四の曲面88を画定することが好ましい。
【0058】 枢軸動体73及びブリッジ側分節54は、第一の曲面81が第二の曲面84に
しっかりと押し付けられている場合、枢軸動体の第一の曲面81がブリッジ側分
節の第二の曲面84に対して滑動することを妨げられるように構成されているこ
とが望ましい。同様に、ブリッジ側分節54及び鼻あて側分節53は、第三の曲
面が第四の曲面にしっかりと押し付けられている場合、ブリッジ側分節54の第
三の曲面85が鼻あて側分節53の第四の曲面88に対して滑動することが妨げ
られるように構成されていることが好ましい。
【0059】 第四実施例52のロック機構22は、押しボタン25、ケーブル59、望まし
くは圧縮コイルばねからなるテンショナ60を含む。ケーブルは、押しボタンに
取り付けられている第一のケーブル端61と鼻あて側分節53に取り付けられて
いる第二のケーブル端62を有する。ケーブル59は、第一のケーブル端61か
らテンショナ60、枢軸動体73の第一のスルーホール58、ブリッジ側分節5
4の第二のスルーホール56を通過する。
【0060】 着用者が押しボタン25を押していない場合、テンショナ60は押しボタン2
5及び第一のケーブル端61を、図7Bの矢印30と反対の方向に、ブリッジ部
品15から離れるように動かす。これにより、鼻あて側分節53及び第二のケー
ブル端62が枢軸動体73の第一の曲面81に向かって移動する。鼻あて側分節
53は、ブリッジ側分節54が鼻あて側分節53と枢軸動体73の間で押し付け
られて、第一の曲面が第二の曲面84に対してしっかりと押し当てられ、第三の
曲面85が第四の曲面に対してしっかりと押し当てられるまで、第一の曲面81
に向かって移動し続ける。この状態がロック機構22のロック位置と称され、図
7Aに描かれている状態である。ロック位置にある場合、ロック機構が第二の曲
面84に対する第一の曲面81の滑動を妨げている為、ブリッジ部品15のブリ
ッジ側分節54に対する枢軸動が防止される。
【0061】 着用者が押しボタン25を図7Bの矢印30により示されるように押す場合、
押しボタン25はブリッジ部品15の方に動き、押しボタンとブリッジ部品15
との間にあるテンショナ60を圧縮する。これが第一のケーブル端61をブリッ
ジ部品15の方に動かし、ケーブル59の張力を開放する。これにより第二のケ
ーブル端62及び鼻あて側分節53が、枢軸動体73から離れるように動くこと
ができるようになる為、鼻あて側分節53がブリッジ側分節54から離れること
になる。鼻あて側分節53がブリッジ側分節54から移動すると、ブリッジ側分
節はケーブル59に沿って枢軸動体73から離れるように移動することができる
ようになる為、ブリッジ側分節と枢軸動体73が離れることになる。この状態が
ロック機構22の自由位置と称され、図7Bに描かれている状態である。自由位
置において、ケーブル59は、鼻あて側分節53、ブリッジ側分節54、ブリッ
ジ部品15を結合し位置合わせするが、ケーブルに柔軟性がある為、鼻あて側分
節はブリッジ側分節の第二の端部83の周囲で枢軸動可能であり、またブリッジ
部品15はブリッジ側分節の第一の端部82の周囲で枢軸動可能である。
【0062】 次に図8A及び図8Bを参照しつつ、本発明に基づく連節式ノーズブリッジの
第五実施例80を説明する。より詳細には、図8Aは連節式ノーズブリッジの第
五実施例80の側面図であり、ロック機構22がロック位置にある状態を描いた
ものである。図8Bは同じく連節式ノーズブリッジの第五実施例の側面図である
が、ここではロック機構22は自由位置にある状態で描かれている。連節式ノー
ズブリッジの第五実施例80は、先に説明した第四実施例52と構造的に類似し
ている。第五実施例の要素のうち、図7A及び図7Bを参照しつつ説明した第四
実施例53の要素と同様のものには、図8A及び図8Bにおいても同一の参照番
号を付し、以下において再度説明はしない。
【0063】 連節式ノーズブリッジの第四実施例と第五実施例との根本的な相違点は、連節
器16の鼻あて側分節53とブリッジ側分節54との間に中間分節55が追加さ
れている点である。中間分節55の追加によって、連節器に更なる柔軟性が生じ
、着用者により多くの調整機能が提供される。
【0064】 第五実施例80の連節器16は、鼻あて側分節53、ブリッジ側分節54、中
間分節55を含む。中間分節55は、鼻あて側曲面89、ブリッジ側曲面90、
鼻あて側曲面からブリッジ側曲面まで貫通する第三のスルーホール57を画定す
る。ブリッジ側曲面90は、ブリッジ側分節54の第三の曲面85に対してしっ
かりと係合する形状であることが好ましい。第五実施例80の鼻あて側分節53
が、第四実施例52の鼻あて側分節53と異なっている点は、第五実施例におい
ては第四の曲面88が、第三の曲面85に対してではなく、鼻あて側曲面89に
対してしっかりと係合する形状となっている点である。
【0065】 ブリッジ側分節54及び中間分節55は、第三の曲面とブリッジ側曲面とがし
っかりと押し付けられている場合に、ブリッジ側分節54の第三の曲面85と中
間分節55のブリッジ側曲面90に対して滑動することを防ぐように構成されて
いることが好ましい。同様に鼻あて側分節53と中間分節55は、第四の曲面が
鼻あて側曲面に対してしっかりと押し付けられている場合に、鼻あて側分節53
の第四の曲面88が中間分節55の鼻あて側曲面89に対して滑動することを防
ぐように構成されていることが好ましい。
【0066】 中間分節55は単一部品である必要はない。中間分節55は、複数(図8A及
び図8Bでは3個)の中間分節部品91、92、93を含み、これらの中間分節
部品の各々に、隣接する中間分節部品の係合曲面に対してしっかりと係合するよ
うに構成されている係合曲面94を備えることが好ましい。第一の中間分節部品
91は、鼻あて側分節53に隣接するもので、鼻あて側曲面89を有する。第三
の中間分節部品93はブリッジ側分節54に隣接するもので、ブリッジ側曲面9
0を有する。第二の中間分節部品92は2つの係合曲面94を有する。1つおい
た中間分節部品(第一及び第三の中間分節部品91、93)に円筒形又は球形の
形状を持たせ、その間に2つの凹状係合曲面94を持つ中間分節部品92を挟む
ことでこれらを分離したものが好ましい。
【0067】 第五実施例80のロック機構22は、押しボタン25、ケーブル59、テンシ
ョナ60を含む。ケーブルは、押しボタンに取り付けられている第一のケーブル
端61と、鼻あて側分節53に取り付けられている第二のケーブル端62とを有
する。ケーブル59は、第一のケーブル端61からテンショナ60、枢軸動体7
3の第一のスルーホール58、ブリッジ側分節54の第二のスルーホール56、
中間分節55の第三のスルーホール57を通過する。
【0068】 着用者が押しボタン25を押さない場合、テンショナ60は、押しボタン25
及び第一のケーブル端61を、図8Bの矢印30とは反対の方向に、ブリッジ部
品15から離れる方向に動かす。これが、鼻あて側分節53及び第二のケーブル
端62を枢軸動体73の第一の曲面81の方に動かす。鼻あて側分節53は、第
四の曲面88が中間分節55の鼻あて側曲面89にぶつかるまで、第一の曲面8
1の方に移動する。すると鼻あて側分節53及び中間分節55は、中間分節のブ
リッジ側曲面90がブリッジ側分節54の第三の曲面85に当たるまで、枢軸動
体73の方に移動する。これによりブリッジ側分節54、中間分節55、鼻あて
側分節53は、ブリッジ側分節54の第二の曲面84が枢軸動体73の第一の曲
面81にぶつかるまで、枢軸動体の方に移動する。
【0069】 さらに鼻あて側分節53は、第四の曲面88が鼻あて側曲面89に対してしっ
かりと係合し、係合曲面94が互いにしっかりと係合しあい、ブリッジ側曲面9
0が第三の曲面85に対してしっかりと係合し、そして第二の曲面84が第一の
曲面81に対してしっかりと係合するまで、枢軸動体の方に移動し続ける。この
状態がロック機構22のロック位置と称され、図8Aに描かれた状態である。ロ
ック位置にある場合、ロック機構により第二の曲面に対する第一の曲面81の滑
動が妨げられる為、ブリッジ部品15のブリッジ側分節54に対する枢軸動が防
がれる。ロック位置にあっては更に、ロック機構によりブリッジ側曲面90に対
する第三の曲面85の滑動し、及び鼻あて側曲面89に対する第四の曲面88の
滑動が妨げられる為、連節器16の連節運動が防止される。
【0070】 着用者が押しボタン25を、図8Bの矢印30によって示されるように、押し
た場合、押しボタン25はブリッジ部品15の方に移動し、押しボタンとブリッ
ジ部品15との間にあるテンショナ60を圧縮する。これが第一のケーブル端6
1をブリッジ部品15の方に動かすことになり、ケーブル59の張力が緩められ
る。これにより第二のケーブル端62及び鼻あて側分節53が枢軸動体73から
離れる方向に移動する為、鼻あて側分節は中間分節55から離れる。鼻あて側分
節53が中間分節から離れると、中間分節はケーブル59に沿ってブリッジ側分
節54から離れる方向に移動可能となり、それによって中間分節およびブリッジ
側分節が離れる。中間分節がブリッジ側分節から離れると、ブリッジ側分節はケ
ーブル59に沿って枢軸動体73から離れるように移動できるようになり、した
がってブリッジ側分節と枢軸動体は離れる。この状態がロック機構22の自由位
置と称され、図8Bに描かれた状態である。自由位置においては、ケーブル59
は、鼻あて側分節53、中間分節55、ブリッジ側分節54、ブリッジ部品15
を結合し位置決めするが、ケーブルの柔軟性により鼻あて側分節は中間分節55
の周囲で枢軸動可能であり、中間分節はブリッジ側分節54の第二の端部83の
周囲で枢軸動可能であり、ブリッジ部品15はブリッジ側分節54の第一の端部
82の周囲で枢軸動可能である。
【0071】 本発明の特定の実施例を幾つか記述し説明して来たが、本発明は記述し説明し
た特定の形態や部品構成に限定されるものではない。本発明は特許請求の範囲の
記載によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 調節可能ノーズブリッジを採用した従来のヘッドマウントディスプレイを示す
斜視図である。
【図2A】 調節可能ノーズブリッジを採用した、従来の二焦点眼鏡の正面図であり、眼鏡
位置を低い位置に設定した状態を描いたものである。
【図2B】 調節可能ノーズブリッジを採用した、従来の二焦点眼鏡の正面図であり、眼鏡
位置を高い位置に設定した状態を描いたものである。
【図3A】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を顔に対して高い位置に着用した場合の正面図である。
【図3B】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を顔に対して低い位置に着用した場合の正面図である。
【図3C】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を、大きな鼻と深く窪んだ目を持つ着用者が目の位置に着用した場合の側面図で
ある。
【図3D】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を、大きな鼻と深く窪んだ目を持つ着用者が下方に傾けて着用した場合の側面図
である。
【図3E】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を、大きな鼻と深く窪んだ目を持つ着用者が上方に傾けて着用した場合の側面図
である。
【図3F】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を、小さな鼻と平坦な顔を持つ着用者が目の位置に着用した場合の側面図である
【図3G】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を、小さな鼻と平坦な顔を持つ着用者が下方に傾けて着用した場合の側面図であ
る。
【図3H】 図3Fに描いた連節式ノーズブリッジを採用したヘッドマウントディスプレイ
を、着用者の目により近い位置に着用した場合の側面図である。
【図4A】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第一実施例の斜視図である。
【図4B】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第一実施例の側面図であり、ロック機
構がロック位置にある状態を描いたものである。
【図4C】 図4Bに示した連節式ノーズブリッジの第一実施例の側面図であり、ロック機
構が自由位置にある状態を描いたものである。
【図4D】 図4Bに示した第一実施例の平面図である。
【図4E】 図4Cに示した第一実施例の平面図である。
【図4F】 図4B及び図4Cに示した第一実施例の分解図である。
【図4G】 図4Fに示したロック機構の分解図である。
【図5A】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第二実施例の斜視図である。
【図5B】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第二実施例の側面図であり、ロック機
構がロック位置にある状態を描いたものである。
【図5C】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第二実施例の側面図であり、ロック機
構が自由位置にある状態を描いたものである。
【図5D】 図5A、図5B、図5Cに示した本発明の第二実施例の分解図である。
【図6A】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第三実施例の側面図であり、ロック機
構がロック位置にある状態を描いたものである。
【図6B】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第三実施例の側面図であり、ロック機
構が自由位置にあり、鼻あて側分節が伸びた状態を描いたものである。
【図6C】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第三実施例の側面図であり、ロック機
構が自由位置にあり、鼻あて側分節が縮んだ状態を描いたものである。
【図7A】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第四実施例の側面図であり、ロック機
構がロック位置にある状態を描いたものである。
【図7B】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第四実施例の側面図であり、ロック機
構が自由位置にある状態を描いたものである。
【図8A】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第五実施例の側面図であり、ロック機
構がロック位置にある状態を描いたものである。
【図8B】 本発明に基づく連節式ノーズブリッジの第五実施例の側面図であり、ロック機
構が自由位置にある状態を描いたものである。
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月8日(2001.5.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 従来、ヘッドマウントディスプレイといえば、使用者がかぶるヘルメットに取
り付けられたもの、或いはディスプレイ位置を固定する為に頭に押し付けて取り
付ける機構を採用したものであった。このような機構の一例は、米国特許第5,73
9,893号“Head-Mounted Image Display Apparatus”に記載されている。この機
構においては、後頭部に押し付けられたパッドと額側にあてたパッドとの間の圧
力を調整することにより、ヘッドマウントディスプレイの位置が調整される。同
様の機構は、米国特許第5,812,224号“Head-Mount Image Display Apparatus”
にも記載されており、ここでは後頭部のパッドにばねが取り付けられており、こ
れによって圧力が制御される。他の同様な機構が、“Head-Mounted Display Dev
ice”と題する欧州特許出願 EP-A-0717329号に示され、そこには、ヘッドマウン
トディスプレイの位置が、前部パッドと共働する頭の後側に対して押し付けられ
るパッドと、初めにノーズガイドを介して頭に載せられる頭頂部を横切るストラ
ップによって調節されることが記載されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 一方で、眼鏡の高さ調節は過去にも考えられてきた。例えば、調節可能なノー
ズブリッジを利用した二焦点眼鏡の高さ調節機構を図2A及び図2Bに示す。こ
れは米国特許第4,280,758号に記載されているものである。二焦点眼鏡の高さ調
節ができることで、着用者は二焦点眼鏡4の下部(読み物用)レンズ3をその時
々の用法に最も都合の良い位置にいつでも配置することができる。従ってテーブ
ル上に置いた本を読んでいる場合、着用者は読み物用レンズが目と本との間に入
るように無理な姿勢で頭を傾けることなく、この読み物用レンズを通して楽に本
を見下ろせるように、着用者は読み物用レンズを低い位置にしておくことを望む
。同時に、読み物用レンズを下げておくことによって、前方を見たときに周囲の
様子を上部(遠景用)レンズ5を通して見ることができる。またコンピュータを
使用する着用者が、読み物用レンズを通してコンピュータ画面を見るために、頭
を後ろに傾けて目とコンピュータ画面との間に読み物用レンズが位置するように
しなくてもすむように、読み物用レンズ3の位置を上げておくことが望まれる。 さらに“Vertically adjustable Bifocal Spectacles”と題する米国特許第2,
578,318号は、二焦点レンズの焦点を垂直方向の2つの位置の間で調節すること
ができる調節可能鼻あて部品を提供する。この機構は、鼻パッドと眼鏡のフレー
ムの間に取り付けられた枢軸動アームによる。 同様に“Ophthalmic Device Includes a Detachable Nosepiece”と題する米
国特許第5,291,230号は、眼鏡の垂直位置及び角度を調節することができる取り
外し可能な鼻あて部品を記載する。この装置は、眼鏡の種々の角度及び高さを選
択可能であることを教示するが、眼鏡を着用している最中、角度又は高さはどち
らも利用者により容易に調節され得ない。つまり眼鏡の高さは、眼鏡が着用され
ていないときにのみ、フレームから鼻あて部品を取り外すことにより、あるいは
工具で鼻あて部品固定具にアクセスすることによって調節することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. 【要約の続き】 構は、ロック位置でギア部と噛み合うように構成された ギア部とつめを含むことができる。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左眼ディスプレイと、右眼ディスプレイと、該左眼ディスプ
    レイ及び該右眼ディスプレイを接続するブリッジを含むヘッドマウントディスプ
    レイ用の連節式ノーズブリッジであって; 着用者の鼻上で支持されるように構成されている鼻あて部品と; 前記左眼ディスプレイと前記右眼ディスプレイとの間に位置するブリッジ部品
    と; 前記鼻あて部品に結合する鼻あて側端部と、 前記左眼ディスプレイ及び前記右眼ディスプレイの視角を着用者が調整する
    ことができるように、前記ブリッジ部品に枢軸動可能に結合されているブリッジ
    側端部とを含む連節器と; からなる連節式ノーズブリッジ。
  2. 【請求項2】 ロック位置と自由位置とを有するロック機構を更に含み、 ロック位置にある場合、前記ロック機構が前記ブリッジ部品の枢軸動を妨げ、 自由位置にある場合、前記ロック機構が前記ブリッジ部品の自由な枢軸動を許
    容する、請求項1に記載の連節式ノーズブリッジ。
  3. 【請求項3】 前記連節器の鼻あて側端部が前記鼻あて部品に枢軸動可能に
    連結されている、請求項1に記載の連節式ノーズブリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ブリッジ部品がギア部を含み、 前記ロック機構が、ロック位置にある場合に前記ギア部に噛み合うように構成
    されているつめを含む、請求項2に記載の連節式ノーズブリッジ。
  5. 【請求項5】 前記つめが前記連節器に固定されている、請求項4に記載の
    連節式ノーズブリッジ。
  6. 【請求項6】 前記連節器が、前記つめの一次元的に自由な運動を許容する
    構造となっている、請求項4に記載の連節式ノーズブリッジ。
  7. 【請求項7】 前記連節器が、 前記連節器の前記ブリッジ側端部を含む第一の端部と第二の端部とを有するブ
    リッジ側分節と、 第三の端部及び第四の端部を含む鼻あて側分節と、この第三の端部が前記連節
    器の前記鼻あて側端部を含み、この第四の端部が前記ブリッジ側分節の第二の端
    部と枢軸動可能に連結されていることとを含む、請求項2に記載の連節式ノーズ
    ブリッジ。
  8. 【請求項8】 前記ロック位置にある場合、前記ロック機構が前記ブリッジ
    側分節の前記第二の端部の周囲での前記鼻あて側分節の枢軸動を妨げる、請求項
    7に記載の連節式ノーズブリッジ。
  9. 【請求項9】 前記鼻あて側分節の前記第四の端部がギア部を含み、 前記ロック機構が、ロック位置にある場合、前記ギア部に噛み合うように構成
    されているつめを含む、請求項7に記載の連節式ノーズブリッジ。
  10. 【請求項10】 前記連節器が、 前記連節器のブリッジ側端部を含む第一の端部及び第二の端部を有するブリッ
    ジ側分節と、 第三の端部及び第四の端部を含む鼻あて側分節と、この第三の端部が前記連節
    器の鼻あて側端部を含み、この第四の端部が前記ブリッジ側分節の前記第二の端
    部に枢軸動可能に連結されていることとからなる、請求項4に記載の連節式ノー
    ズブリッジ。
  11. 【請求項11】 前記ギア部が第一のギア部であり、 前記鼻あて側分節の前記第四の端部が第二のギア部を含み、 前記つめが第一の係合部及び第二の係合部を含み、この第一の係合部が、前記
    ロック機構がロック位置にある場合に、前記第一のギア部と噛み合うように構成
    されており、前記第二の係合部が、前記ロック機構がロック位置にある場合に、
    前記第二のギア部と噛み合うように構成されている、請求項10に記載の連節式
    ノーズブリッジ。
  12. 【請求項12】 前記ロック機構がロック位置に移動すると、前記ロック機
    構が前記第二のギア部を前記第一のギア部の方に移動する、請求項11に記載の
    連節式ノーズブリッジ。
  13. 【請求項13】 前記連節器が、 前記連節器の前記ブリッジ側端部を含む第一の端部及び第二の端部を有するブ
    リッジ側分節と、 第三の端部と第四の端部を含む鼻あて側分節と、この第四の端部が、前記ブリ
    ッジ側分節の上を前記第二の端部から部分的に滑動するように構成され、これに
    より前記連節器の長手方向の調節が可能となることとからなる、請求項2に記載
    の連節式ノーズブリッジ。
  14. 【請求項14】 前記ロック機構がロック位置にある場合、前記ロック機構
    が前記鼻あて側分節内の前記ブリッジ側分節の長手方向の動きを妨げる、請求項
    13に記載の連節式ノーズブリッジ。
  15. 【請求項15】 前記ブリッジ側分節の前記第二の端部に内圧が適用された
    場合、前記ブリッジ側分節の前記第二の端部が前記鼻あて側分節の内部面に対し
    て拡張するように構成され、 前記ロック機構がくさび部分を含み、ロック位置にある場合、このくさび部分
    が前記第二の端部に内圧を適用する、請求項13に記載の連節式ノーズブリッジ
  16. 【請求項16】 前記連節器が、 前記連節器のブリッジ側端部を含む第一の端部及び第二の端部を有するブリッ
    ジ側分節と、 第三の端部と第四の端部とを含む鼻あて側分節と、この第三の端部が、前記連
    節器の鼻あて側端部を含み、この第四の端部が、前記ブリッジ側分節の上を前記
    第二の端部から部分的に滑動するように構成され、これにより前記連節器の長手
    方向の調節が可能となることとからなる、請求項4に記載の連節式ノーズブリッ
    ジ。
  17. 【請求項17】 前記ブリッジ側分節の前記第二の端部に内圧が適用された
    場合、前記ブリッジ側分節の前記第二の端部が前記鼻あて側分節の内部面に対し
    て拡張するように構成され 前記つめが第一の係合部及び第二の係合部を含み、前記ロック機構がロック位
    置にある場合、この第一の係合部が、前記ギア部と噛み合うように構成され、こ
    の第二の係合部が、前記第二の端部に内圧を適用するように構成されているくさ
    び部分を含む、請求項16に記載の連節式ノーズブリッジ。
  18. 【請求項18】 前記ロック機構がロック位置にある場合、前記つめが前記
    ギア部に噛み合い、前記くさび部分が前記第二の端部に内圧を適用する、請求項
    17に記載の連節式ノーズブリッジ。
  19. 【請求項19】 前記ブリッジ部品が第一のスルーホールを画定し、 前記連節器が、前記鼻あて側端部を含む鼻あて側分節と、前記ブリッジ側端部
    を含み、第二のスルーホールを画定するブリッジ側分節とを含み、 前記ロック機構が、前記鼻あて側分節に取り付けられたケーブル端を有し、前
    記第一のスルーホール及び前記第二のスルーホールを貫通するケーブルと、前記
    ケーブルに結合し、前記ケーブル端を前記ブリッジ部品の方に引き寄せることで
    前記ブリッジ側分節を前記ブリッジ部品に対して押し付けるテンショナとを含む
    、請求項2に記載の連節式ノーズブリッジ。
  20. 【請求項20】 前記連節器が更に、前記鼻あて側分節と前記ブリッジ側分
    節の間に挟まれた中間分節を含み、この中間分節が第三のスルーホールを画定し
    、 前記ケーブルが前記第三のスルーホールを貫通している、請求項19に記載の
    連節式ノーズブリッジ。
  21. 【請求項21】 前記ロック機構がばねを含み、このばねが前記ロック機構
    を前記自由位置から前記ロック位置へと移動するように構成されている、請求項
    2に記載の連節式ノーズブリッジ。
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