JP2019129484A - 虚像表示装置及び虚像表示装置用のノーズパッド - Google Patents

虚像表示装置及び虚像表示装置用のノーズパッド Download PDF

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Abstract

【課題】ノーズパッドの位置合わせ、すなわち虚像表示装置の視認位置の調整を可能とする虚像表示装置を提供すること。【解決手段】観察者の鼻に当接させるパッド61L,61Rを、回転調整機構SAにより軸回転させて姿勢を変化させつつ所定の位置で軸回転を抑制することで、例えば不特定多数の者が個々の鼻の形状に応じて調整をするといった多様な要請に対して、パッド61L,61Rを回転させつつ適度な位置で留めることで調整するという簡易かつ迅速な方法でノーズパッド6の位置合わせ、すなわち虚像表示装置の視認位置の調整が可能となる。【選択図】図2A

Description

本発明は、虚像表示装置及び虚像表示装置用のノーズパッドに関する。
従来、虚像表示装置として、観察者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイが知られている。なお、ヘッドマウントディスプレイは、頭部装着型画像表示装置、あるいは、単にHMDとも表記する。
このような虚像表示装置において、鼻の形状、すなわち鼻の高さ等に応じてノーズパッドの配置を調整可能な構成が要望されており、特に不特定多数の者が1つのHMDを使用する可能性があるような態様においては、観察者ごとに都度ノーズパッドの調整が必要であり、簡易かつ迅速に行えることが重要となる。
例えば特許文献1のように、ノーズパッドの調整を可能とする頭部装着型画像表示装置が知られている。また、HMDに関するものではないが、特許文献2のように、遠近両用のメガネフレームにおいて鼻当パッドを上下にスライドさせるものや、特許文献3のように、眼鏡型電子機器において、人体特性検出装置を構成する鼻パッドの姿勢が変化するものが知られている。
しかしながら、上記特許文献1〜3に示される構成では、多様な要請に応じて、虚像表示装置におけるノーズパッドの調整を簡易かつ迅速に行うことができるとは必ずしも言えない。
特開2017−147522号公報 特開2010−044193号公報 国際公開公報WO2016/052168号
本発明に係る虚像表示装置は、観察者の鼻に当接させるパッドと、パッドを支持する支持部と、パッドを軸回転させて支持部に対する姿勢を変化可能としつつ、所定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構とを備える。
上記虚像表示装置では、観察者の鼻に当接させるパッドを、回転調整機構により軸回転させて姿勢を変化させつつ所定の位置で軸回転を抑制することで、例えば不特定多数の者が個々の鼻の形状に応じて調整をするといった多様な要請に対して、パッドを回転させつつ適度な位置で留めることで調整するという簡易かつ迅速な方法でノーズパッドの位置合わせ、すなわち虚像表示装置の視認位置の調整が可能となる。
第1実施形態に係る虚像表示装置の一例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る虚像表示装置の一例を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例を示す分解斜視図である。 パッドの正面図及び側面図である。 組付部の側面図及び正面図である。 比較例のパッドの正面図及び側面図である。 比較例の枠状部の正面図である。 観察者の鼻の形状に応じて変形させたパッドの姿勢の一例を示す図である。 観察者の鼻の形状に応じて変形させたパッドの姿勢の他の一例を示す図である。 観察者の鼻の形状に応じて変形させたパッドの姿勢のさらに他の一例を示す図である。 第2実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例を示す斜視図である。 第2実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例を示す分解斜視図である。 パッドの正面図及び側面図である。 組付部の側面図及び正面図である。 第3実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例を示す斜視図である。 第3実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例を示す分解斜視図である。 パッドの正面図及び側面図である。 虚像表示装置用のノーズパッドの姿勢の変化について説明するための斜視図である。 枠状部の正面図及び側面図である。 比較例の枠状部の正面図及び側面図である。 組付部側突出部の一変形例について示す概念図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1等を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置としてのヘッドマウントディスプレイについて、一例を詳細に説明する。
図1A及び1Bに概念的に示すように、本実施形態に係る虚像表示の一例であるヘッドマウントディスプレイ100は、観察者の頭部に装着して使用される頭部装着型画像表示装置であり、観察者又は使用者に対して画像光(映像光)を視認させることができる画像表示装置である。ここでは、一例として、ヘッドマウントディスプレイ100は、観察者に映像光による画像と外界像とを重畳した状態で視認させるシースルー型となっている。
ヘッドマウントディスプレイ100は、図示のように、左右一対構成の眼鏡のような外観をなし、表示用の各部を支持するフレーム3と、フレーム3にそれぞれ取り付けられる2つの光学装置4と、撮像装置5とを備えるほか、観察者に対する装置の支持部材としてのノーズパッド6や、左右一対構成のテンプル8を備える。なお、2つの光学装置4のうち、左側の光学装置を光学装置4Lとし、右側の光学装置を光学装置4Rとする。また、上記のほか、ヘッドマウントディスプレイ100は、着脱可能な遮蔽部材7を備える。
なお、以下の説明では、ヘッドマウントディスプレイ100を装着した観察者を正面視した場合に、ヘッドマウントディスプレイ100において観察される側を前面側、あるいは前方とし、反対側を背面側、あるいは後方とする。また、ヘッドマウントディスプレイ100における上側及び下側は、観察者における上側及び下側に対応し、ヘッドマウントディスプレイ100における右側及び左側は、ヘッドマウントディスプレイ100を装着した観察者における右側及び左側に対応する。
フレーム3は、眼鏡のフレーム様の構成を有し、光学装置4L,4R及び撮像装置5を支持するほか、観察者に対する装置の支持部材であるノーズパッド6や、遮蔽部材7を支持する。なお、フレーム3は、上方から見て略U字状を有するフレーム本体31と、フレーム本体31に取り付けられて光学装置4L,4Rの一部を収納するケース部材32L,32Rとを有する。
光学装置4L,4Rは、外部から入力される画像信号に応じた画像光を形成及び投射して、当該画像を観察者の左右の眼にそれぞれ視認させるものである。すなわち、光学装置4L,4Rは、図示を省略する制御部による制御の下、外部からケーブルを介して入力される画像信号に応じた画像光を形成するとともに、観察者の側頭部から眼前側にそれぞれ延びるプリズム状の導光部材47L,47Rを有して、形成した画像光を眼前まで導光することにより、観察者に虚像の視認させることが可能となっている。本実施形態では、画像光の形成のために、例えば、有機ELパネル等の自己発光型表示パネルを採用する。ただし、これに限らず、例えば、LED等の光源と、透過型又は反射型の液晶パネルや、MEMSミラー等のマイクロミラーを用いたデバイス等の光変調装置との組合せにより構成することも可能である。
撮像装置5は、フレーム3の右面側に配置され、外界を撮像した画像を制御部側へ送信する。これにより、例えば光学装置4L,4Rによって撮像画像を観察者に視認させることが可能となっている。
ノーズパッド6は、フレーム3に挿入されて支持され、ヘッドマウントディスプレイ100の装着時に観察者の鼻、例えば小鼻に応じた部位を左右から挟み、これにより、ヘッドマウントディスプレイ100が左右にずれたり、下方にずれたりすることを抑制する。この場合、観察者は、鼻でヘッドマウントディスプレイ100を支持する、言い換えると、鼻にヘッドマウントディスプレイ100の重量負担が掛かることになる。本実施形態では、ノーズパッド6は、回転することで姿勢を変化可能としつつ、特定の位置では回転を抑制されることで、観察者の鼻の形状に応じた調整が可能となっている。ノーズパッド6の構造について詳しくは、図2等を参照して後述する。
テンプル8は、観察者の側頭部を挟持することで、ノーズパッド6と協働して、観察者に対するヘッドマウントディスプレイ100の装着位置の位置決めをする。このため、テンプル8は、左側に配置される左側テンプル82Lと、右側に配置される右側テンプル82Rとを有するとともに、カバー部材81を有する。カバー部材81は、カバー本体811と取付部材812とを備えて構成されている。カバー本体811は、フレーム3に沿って略U字状に形成されている。取付部材812は、カバー本体811のフロント部における背面側の端縁に沿ってカバー本体811に固定される。取付部材812により、遮蔽部材7が回動可能となることで、遮蔽部材7が着脱可能に取り付けられる。なお、テンプル8による観察者に対する装置の支持固定については、概要を後述する。
遮蔽部材7は、着脱可能な板状部材であり、装着時において、光学装置4L,4Rを構成する導光部材47R,47Lに対する背面側、あるいは直近外側に配置され、導光部材47R,47Lに入射される外光の少なくとも一部を遮蔽して外界を見づらくし、これにより、表示される画像の視認性を向上させる。
以下、テンプル8の構成についてより詳細に説明することで、テンプル8によるヘッドマウントディスプレイ100の支持、すなわち観察者の頭部への挟持固定の概要について説明する。
図示のように、テンプル8のうち、例えば右側テンプル82Rは、観察者の頭部に対して右側に位置し、観察者の右側頭部と後頭部の右側部分とに当接され、同様に左側テンプル82Lに位置すると協働して観察者の頭部を挟持する。このため、右側テンプル82R及び左側テンプル82Lは、リンク機構83や、当接部84をそれぞれ備えて構成されている。
右側テンプル82Rにおいて、リンク機構83は、第1リンク831、第2リンク832、ベース部材833及びばね等で構成される付勢部834を有する。これらを有することにより、右側テンプル82Rを、当接部84全体を左側テンプル82L及び頭部に対して接離する方向に移動させると、付勢部834によって押し戻されるような力がはたらく。同様に、左側テンプル82Lを、当接部84全体を右側テンプル82R及び頭部に対して接離する方向に移動させる場合にも、押し戻されるような力がはたらく。
以上のような構成により、テンプル8は、観察者の頭部への挟持固定を可能としている。特に、上記のような構成とすることで、観察者の頭部の大きさや形状に依らず、頭部を挟持することができる。したがって、特に眼鏡の使用者と非使用者とまでを含めた不特定多数の観察者が1つのヘッドマウントディスプレイ10を共用するといった使用態様の場合において、対応可能にしやすい。なお、観察者側からすると、テンプル8やノーズパッド6が、耳の上側等の側頭部の一部と鼻の一部とに接し、観察者は、これらの接触箇所においてヘッドマウントディスプレイ100を支持することになる、すなわちこれらの接触箇所に力が掛かることになる。
ここで、特に、上記のように不特定多数の観察者が利用する場合には、観察者にとってのもう一方の支持部材あるいは接触箇所であるノーズパッド6の構成についても、同様に観察者の個体差について対応可能なものとなっていることが望ましい。
一般に、ノーズパッドにおいては、不特定多数の観察者が利用する場合、観察者の鼻の高さ等の形状の差異に対応して調整を行うことが必要になると考えられる。これに対して、本実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例であるノーズパッド6は、図2A等に示すパッド61L,61Rを回転させて姿勢を変化可能としつつ、特定の位置では回転を抑制する回転調整機構SAを有することで、ノーズパッド6の位置合わせ、すなわち虚像表示装置であるヘッドマウントディスプレイ100の視認位置の調整を簡易かつ迅速に行うことを可能にしている。
以下、図2等を参照して、本実施形態に係るノーズパッドの一構成例の詳細について説明する。
図2Aは、本実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例であるノーズパッド6を示す斜視図であり、図2Bは、ノーズパッド6の分解斜視図である。なお、左側の構造と右側の構造とが対称性を有することから、図2Bにおいては、左右一対構成の部分について左側の部分のみを示し、右側の部分を省略している。
ノーズパッド6は、図示のように、観察者の鼻に当接させる主要部である左右一対のパッド61L,61Rと、パッド61L,61Rが取り付けられるクリングス62と、パッド61L,61Rとクリングス62とを組付ける左右一対の組付部63L,63Rとを備える。また、上記のほか、組付けのためのネジSCを有している。さらに、本実施形態では、パッド61L,61Rを軸回転させ特定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構SAが、例えば上記各部の一部の組合せによって設けられている。
なお、図3は、パッド61Lあるいはパッド61Rの正面図及び側面図であり、図4は、組付部63Lあるいは組付部63Rの側面図及び正面図である。
まず、パッド61L,61Rは、既述のように、ノーズパッド6のうち、観察者の鼻に当接する箇所である。このため、図3等に示すように、例えば、左側のパッド61Lは、樹脂等で一体樹脂成形される平板状の部分を含む本体部分PDと、シリコーンゴムで構成されて平板状の本体部分PDを覆うカバー部材CPとを有する。ここでは、本体部分PDは、カバー部材CPに覆われた状態の表面PDaを観察者の鼻に当接させる主要部分である板状部分PTのほか、クリングス62との組付け側である板状部分PTの裏面PDb側のうち、カバー部材CPに覆われずに露出している箇所から延設するパッド側突出部TTを有するものとする。パッド側突出部TTには、中央にネジSCによるねじ止めを可能とすべく凹部RSが設けられている。図示を省略するが、凹部RSの内側面には、ネジSC(図2参照)に対応するねじ切りが設けられている。
図2Aに示すような組付けされた状態において、パッド61Lは、図2B等に示す板状部分PTの面に対して垂直な方向に沿って延びる中心軸部CTの中心である軸AXを回転中心軸として回転可能となっている。また、図3に示すように、パッド61Lを板状部分PTの面について正面視した場合において、板状部分PTあるいは板状部分PTにカバー部材CPを設けた部分は、軸AXに対して非回転対称な形状を有している。つまり、鼻への当接面である表面PDaの形状は、回転の中心に対して非同心円状の形状となっている。図示の例では、表面PDaの形状は、長円形状のうち中心軸部CTに近い側の一部を広げたような形状を有している。より具体的には、まず、長円形状の長軸上において中心以外の点に軸AXが通過させ、かつ、軸AXを通る点に近い側において当該長円形状を長軸に垂直な方向に広げたような形状となっている。なお、図示の例では、長軸について軸対称に広がっている。パッド61Lの面形状すなわち表面PDaの形状が上記のようなものとなっている場合、当該形状は、軸AXを通る点に関して非同心円状の形状である。したがって、パッド61Lは、上記回転に伴って、クリングス62に対する姿勢を変化させることになる。すなわち、パッド61Lは、観察者の鼻に対して異なる姿勢に変化するものとなっている。さらに、図3に示すパッド61Lの形状について見方を変えると、破線で示すような正面視でのパッド61Lの面形状に外接する長方形RCを考えた場合に、軸AXを通る対称軸の方向についての一対の対辺の長さL1が他の一対の対辺の長さL2よりも大きくなっている。以上のように、パッド61Lの形状が非同心円状の形状であることで、同心円状の形状である場合に比べて接触面積を長くする、あるいは大きくすることができるので、観察者は、ヘッドマウントディスプレイ100からの重みによる圧力をパッド61Lの回転によって分散させて使用者の好ましい位置に変更することができる。なお、右側のパッド61Rについても、左側のパッド61Lと同様の構成を有している。
次に、図2に戻って、クリングス62は、パッド61L,61Rが取り付けられてこれらを支持している支持部である。クリングス62は、フレーム3(図1参照)に挿入されることで本体側に対して固定されている。クリングス62は、上記のようなパッド61L,61Rの支持部として機能すべく、例えば、1本の線状の金属部材を折り曲げて、あるいは、曲がった形状を有する樹脂部材を用いて、形成されている。
クリングス62は、フレーム3(図1参照)へ挿入されるU字状の挿入部62aと、挿入部62aから延びる左右一対の腕部AL,ARと、腕部AL,ARの先端側をそれぞれ形成する一対の固定部である枠状部FL,FRとを有する。枠状部FL,FRは、非円形状の枠体形状を有しており、ここでは一例として、矩形状となっている。ただし、ここでの矩形状とは、図示のように、角部において多少の丸みを帯びているものも含まれるものとする。クリングス62は、組付部63L,63Rを介在させつつ枠状部FL,FRに対してパッド61L,61R組み付けられることで、パッド61L,61Rを支持している。
次に、組付部63L,63Rは、枠状部FL,FRに対応すべく、図4等に示すように、正面視において矩形状となる側面形状を有しつつ中央にネジSC(図2参照)を挿通可能とするための貫通孔HHが設けられた筒状体となっている。組付部63L,63Rは、それぞれ一体樹脂成形される。組付部63L,63Rのうち、例えば、左側の組付部63Lは、パッド側突出部TT(図3参照)に対応して筒状に延びる組付部側突出部PPと、組付部側突出部PPのうちパッド61Lとの組付け側と反対側(図2B参照)に形成されるフランジ部RRとを有する。
ここでは一例として図2Bに示すように、クリングス62の枠状部FLにより形成される矩形状の孔HLに対して、組付部側突出部PPは、若干小さくなっており、フランジ部RRは、孔HLに対して若干大きくなっている。したがって、ネジSCでのネジ止めによりパッド61L、クリングス62の枠状部FL及び組付部63Lが組付けされると、図2Aに示すように、パッド61Lは、組付部63Lと協働して枠状部FLを挟持した状態となる。なお、右側についても、左側と同様の構成を有している。
以上のように、本実施形態では、特に、クリングス62の枠状部FLと、パッド61Lのパッド側突出部TT、さらには、組付部63Lの組付部側突出部PPやフランジ部RRが組み合わされ、これらが協働することで、パッド61Lを軸回転させて支持部であるクリングス62に対する姿勢を変化可能としつつ、特定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構SAとして機能している。言い換えると、回転調整機構SAは、パッド側突出部TTと、枠状部FLと、組付部63Lとによって構成されている。
以下、回転調整機構SAを構成するものとしての各部の構造について説明する。
まず、パッド側突出部TTと、組付部63Lの組付部側突出部PPとは、ラチェット構造部RTを形成している。より具体的には、ラチェット構造部RTとして、パッド側突出部TTは、中央に凹部RSを有して軸AXに沿って延びる中心軸部CTの周方向に沿って形成された複数の歯を有する歯車機構GEを有している。一方、組付部63Lの組付部側突出部PPは、歯車機構GEに対応する一対の爪機構CA,CAを有している。なお、一対の爪機構CA,CAは、図4に示すように、正面視矩形状の組付部側突出部PPのうち対向する角部に合わせて一対で形成されている。組付け後、歯車機構GEと一対の爪機構CA,CAが噛み合うことで、パッド61Lは、軸AXを回転中心軸として、特定の角度ずつ回転することが可能になっている。図示の例では、歯車機構GEにおいて8つの歯が均等に設けられており、45°ずつ回転する、すなわち姿勢を変化させることになる。
また、以上のような回転に際して、クリングス62の枠状部FLは、非円形状である矩形状となっており、さらに、これに合わせて組付部63Lも矩形状となっている。以上により、枠状部FLや組付部63Lは、パッド61Lの回転動作における固定側の部材として機能している。すなわち、枠状部FL及び組付部63Lは、パッド61Lの回転の中心に関して非円形状となっていることでパッド61Lを回転させつつ自身の回転については抑制させる回転抑制部として機能しているとも言える。
また、上記のようなラチェット構造や回転抑制構造を有することにより、回転調整機構SAは、パッド61Lを特定の角度ずつ回転させてクリングス62に対する姿勢を段階的に変化可能としつつも、変化させた特定の位置での姿勢を維持させることが可能になっている。
さらに、ともに矩形状である枠状部FLと組付部側突出部PPとの嵌合の度合いを調整する、すなわちある程度の遊びをもたせるか否かや、ネジSCによるネジ止めすなわち締結の具合を適宜調整することで、パッド61Lの回転を抑制させたまま、具体的には、ラチェット構造により定まった角度あるいは姿勢の状態については変化させずに留めたままに維持しつつも、パッド61Lについて、クリングス62の枠状部FLに対してある程度遊嵌させた状態を維持させることも可能である。これにより、通常の眼鏡のパッドの場合と同様に、観察者の鼻の微妙な形状に応じてフィットさせることができる。
図5Aは、比較例のパッドの正面図及び側面図であり、図3に対応する図である。また、図5Bは、比較例の枠状部の正面図である。図示の比較例では、まず、図5Aのように、パッドPDLが円盤状の本体部分PDから延設された括れ部NKとフランジ部RRとを有している。さらに、図5Bのように、枠状部FLが、パッドPDLの括れ部NKに対応した円形状の孔HLを有している。以上のような構成でもパッドPDLを軸回転させることは可能である。しかし、この場合、すべてが円形状であるため、同心円状に回転するだけであり、本願のように、パッドを回転させて姿勢を変化可能としつつ、特定の位置では回転を抑制するという動作を達成させることはできない。特に、パッドPDLが円形であり、同心円状に回転するだけであると、クリングス62に対する姿勢は変化しないことになり、鼻に応じた位置調整ができないことになる。
これに対して、本願では、例えば図6A〜6Cに例示するように、複数の観察者H1〜H3の個々の鼻NS1〜NS3の形状に応じて様々な姿勢に変化させることを簡易かつ迅速に行うことができる。
以上のように、本実施形態では、観察者の鼻に当接させるパッド61L,61Rを、回転調整機構SAにより軸回転させて姿勢を変化させつつ所定の位置で軸回転を抑制することで、例えば不特定多数の者が個々の鼻の形状に応じて調整をするといった多様な要請に対して、パッド61L,61Rを回転させつつ適度な位置で留めることで調整するという簡易かつ迅速な方法でノーズパッド6の位置合わせ、すなわち虚像表示装置であるヘッドマウントディスプレイ100の視認位置の調整が可能となる。
〔第2実施形態〕
以下、図7等を参照して、第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ及びヘッドマウントディスプレイ用のノーズパッドについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、ノーズパッドにおけるラチェット構造の部分を除いて、第1実施形態の場合と同様であるので、同一の機能を有するものについては、同じ名称や符号を適用し、各部の詳細な説明については省略する。特に、ヘッドマウントディスプレイ全体の図示及び説明については省略する。
図7Aは、本実施形態に係る虚像表示装置用のノーズパッドの一例であるノーズパッド26を示す斜視図であり、図7Bは、ノーズパッド26の分解斜視図である。なお、左側の構造と右側の構造とが対称性を有することから、図7Bにおいては、左右一対構成の部分について左側の部分のみを示し、右側の部分を省略している。
図7A及び7Bに示すように、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ用のノーズパッド26は、主要部である左右一対のパッド261L,261Rと、パッド261L,261Rが取り付けられるクリングス62と、パッド261L,261Rとクリングス62とを組付ける左右一対の組付部263L,263Rとを備える。また、上記のほか、組付けのためのネジSCを有している。さらに、パッド261L,261Rを軸回転させ特定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構SAが、例えば上記各部の一部の組合せによって設けられている。
なお、図8は、パッド261Lあるいはパッド261Rの正面図及び側面図であり、図9は、組付部263Lあるいは組付部263Rの側面図及び正面図である。
図示のように、パッド261L,261Rのうち、例えば、左側のパッド261Lは、本体部分PDと、カバー部材CPとを有し、クリングス62との組付け側に凹部RSが設けられたパッド側突出部TTを有している。なお、右側のパッド261Rについても同様である。
また、組付部263L,263Rのうち、例えば、左側の組付部263Lは、パッド側突出部TTに対応して設けられる組付部側突出部PPと、組付部側突出部PPのうちパッド261Lとの組付け側と反対側に形成されるフランジ部RRとを有する。なお、右側の組付部263Rについても同様である。
以下、回転調整機構SAを構成するものとしての各部の構造について説明する。なお、左側の構造と右側の構造とが対称性を有することから、左側の構造についてのみ説明し、右側については、説明を省略する。
まず、パッド側突出部TTと、組付部263Lの組付部側突出部PPとは、ラチェット構造部RTを形成している。より具体的には、ラチェット構造部RTとして、組付部側突出部PPは、軸AXの周方向に沿って形成された複数の歯を有する歯車機構GEを有している。一方、パッド側突出部TTは、歯車機構GEに対応する一対の爪機構CA,CAを有している。すなわち、本実施形態では、歯車機構と爪機構の取り付け位置が第1実施形態の場合と異なっている。
なお、一対の爪機構CA,CAは、図8に示すように、正面視において対向するように設けられ、かつ、軸AXに沿った方向に延びている。これに対応して、歯車機構GEも、軸AXに沿った方向に凹凸をなす歯を有した構造となっている。
以上のように、本実施形態においても、観察者の鼻に当接させるパッド261L,261Rを、回転調整機構SAにより軸回転させて姿勢を変化させつつ所定の位置で軸回転を抑制することで、例えば不特定多数の者が個々の鼻の形状に応じて調整をするといった多様な要請に対して、パッド261L,261Rを回転させつつ適度な位置で留めることで調整するという簡易かつ迅速な方法でノーズパッド26の位置合わせ、すなわち虚像表示装置であるヘッドマウントディスプレイの視認位置の調整が可能となる。
〔第3実施形態〕
以下、図10等を参照して、第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ及びヘッドマウントディスプレイ用のノーズパッドについて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、ノーズパッドの構造を除いて、第1実施形態の場合と同様であるので、同一の機能を有するものについては、同じ名称や符号を適用し、各部の詳細な説明については省略する。特に、ヘッドマウントディスプレイ全体の図示及び説明については省略する。
図10Aは、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ用のノーズパッドの一例を示す斜視図であり、図10Bは、ノーズパッドの分解斜視図である。なお、左側の構造と右側の構造とが対称性を有することから、図10Bにおいては、左右一対構成の部分について左側の部分のみを示し、右側の部分を省略している。図10A及び10Bに示すように、本実施形態に係るノーズパッド36は、主要部である左右一対のパッド361L,361Rと、パッド361L,361Rが取り付けられるクリングス362とを備える。本実施形態では、パッド361L,361Rを軸回転させ特定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構SAが、例えば上記各部の一部の組合せによって設けられている。すなわち、本実施形態では、回転調整機構SAが、第1実施形態等の例示において採用した組付部やネジを有しない構造となっている点において、他の実施形態と異なっている。
なお、図11は、パッド361Lあるいはパッド361Rの正面図及び側面図である。
図示のように、パッド361L,361Rのうち、例えば、左側のパッド361Lは、本体部分PDと、カバー部材CPとを有し、クリングス362との組付け側にパッド側突出部TTを有している。なお、右側のパッド361Rについても同様である。
本実施形態では、特に、クリングス362の枠状部FLと、パッド361Lのパッド側突出部TTとが組み合わされ、これらが協働することで、パッド361Lを軸回転させて支持部であるクリングス362に対する姿勢を変化可能としつつ、特定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構SAとして機能している。言い換えると、回転調整機構SAは、パッド側突出部TTと、枠状部FLとによって構成されている。
以下、回転調整機構SAを構成するものとしての各部の構造について説明する。
まず、本実施形態におけるパッド側突出部TTは、クリングス362との組付け側すなわち板状部分PTの裏面PDb側のうち、カバー部材CPに覆われずに露出している箇所から延設する括れ部NKと、括れ部NKからさらに延設するフランジ部RRとを有する。
括れ部NKは、クリングス362の枠状部FL,FRに対応すべく、正面視において矩形状となる側面形状を有した柱状体あるいは筒状体となっている。
ここでは一例として図10A及び10Bに示すように、クリングス362の枠状部FLにより形成される矩形状の孔HLに対して、括れ部NKは、若干小さくなっており、フランジ部RRは、孔HLに対して若干大きくなっている。つまり、括れ部NKは、孔HLよりも小さいが、フランジ部RRは、孔HLよりも大きい。したがって、図12に例示するように、パッド側突出部TTが枠状部FLに対して向きを変えて組み付けられると、パッド361Lは、互いに矩形状である枠状部FLと括れ部NKとが嵌合する状態となる特定の複数の位置において、姿勢が定まるように変形可能となっている。
さらに、図13Aに例示するように、クリングス362の枠状部FLについては、孔HLの形成について、側方側から見ると明らかなように、平坦な面内ではなく螺旋のように角度をつけて巻かれることで孔HLを形作っており、パッド361Lをネジのように回転させつつ挿入させるような構造となっている。本実施形態では、パッド361Lを回転させつつ挿入させていくと、一回転させたときに枠状部FLと括れ部NKとの隙間が無くなり、パッド361Lの姿勢が維持されるようになっている。なお、右側の枠状部FRについても同様の構造を有している。
以上の場合、枠状部FLは、パッド361Lの回転の中心に関して非円形状となっていることでパッド61Lを回転させつつ自身の回転については抑制させる回転抑制部として機能しているとも言える。
以上のように、本実施形態においても、パッドを回転させて姿勢を変化可能としつつ、特定の位置では回転を抑制させることができる。
これに対して、例えば、図5に示したものと同様である図13Bに示す比較例のように、枠状部FLが角度のついていない平坦な円形状の孔HLを形成するような場合、同心円状に回転するだけであり、本願のように、パッドを回転させて姿勢を変化可能としつつ、特定の位置では回転を抑制するという動作を達成させることはできるとは限らない。
以上のように、本実施形態においても、観察者の鼻に当接させるパッド261L,261Rを、回転調整機構SAにより軸回転させて姿勢を変化させつつ所定の位置で軸回転を抑制することで、例えば不特定多数の者が個々の鼻の形状に応じて調整をするといった多様な要請に対して、パッド361L,361Rを回転させつつ適度な位置で留めることで調整するという簡易かつ迅速な方法でノーズパッド36の位置合わせ、すなわち虚像表示装置であるヘッドマウントディスプレイの視認位置の調整が可能となる。
〔その他〕
この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
まず、上記実施形態のうち、第1及び第2実施形態では、ラチェット構造を有することで、回転調整機構を設けるものとしているが、第3実施形態のほか、種々の態様によって回転調整機構を構成することが考えられる。
また、回転抑制部についても同様である。さらに、上記では、回転調整機構あるいは回転抑制部における非円形状なものとして、矩形状のものを例示しているが、これに限らず、例えば三角形状や六角形状等の種々の非円形状を適用することが考えられる。
また、パッドの回転については、360°回るようにする場合のほか、例えば180°回転するものとしてもよい。例えば、360°以上回るようにする場合、左右のパッドを同一部品で構成することができる。
また、上記では、虚像表示装置としてのヘッドマウントディスプレイの一例として、テンプルにリンク機構を有するものを示しているが、リンク機構を有しないようなヘッドマウントディスプレイにおいて、上記のようなノーズパッドを適用することも可能である。
また、上記では、例えば組付部63Lについて、枠状部FLと同じ矩形状である組付部側突出部PPとの嵌合の度合いの調整により、パッド61Lについて、クリングス62の枠状部FLに対してある程度遊嵌させた状態を維持させ、観察者の鼻の微妙な形状に応じてフィットさせることができるようにしているとしている。しかし、同じ矩形状とする場合に限らず、組付部側突出部PPを、例えば図14に示すような形状に変更してもよい。すなわち、回転の中心である軸AXに垂直な方向について、軸AXを通る一方の直径K1を、直径K1と垂直な方向に延びる他方の直径K2よりも長くするような形状とすることで、直径K1の方向を軸方向として回転を許容させることで遊びをもたせてもよい。
3…フレーム、4…光学装置、4L,4R…光学装置、5…撮像装置、6…ノーズパッド、7…遮蔽部材、8…テンプル、10…ヘッドマウントディスプレイ、26…ノーズパッド、31…フレーム本体、32L,32R…ケース部材、36…ノーズパッド、47L,47R…導光部材、47R,47L…導光部材、61L,61R…パッド、62…クリングス、62a…挿入部、63L,63R…組付部、81…カバー部材、82L…左側テンプル、82R…右側テンプル、83…リンク機構、84…当接部、100…ヘッドマウントディスプレイ、261L,261R…パッド、263L,263R…組付部、361L,361R…パッド、362…クリングス、811…カバー本体、812…取付部材、831,832…リンク、833…ベース部材、834…付勢部、AL,AR…腕部、AX…軸、CA…爪機構、CP…カバー部材、CT…中心軸部、FL,FR…枠状部、GE…歯車機構、H1−H3…観察者、HH…貫通孔、HL…孔、NK…括れ部、NS1−NS3…鼻、PD…本体部分、PDa…表面、PDb…裏面、PDL…パッド、PP…組付部側突出部、PT…板状部分、RC…長方形、RR…フランジ部、RS…凹部、RT…ラチェット構造部、SA…回転調整機構、SC…ネジ、TT…パッド側突出部

Claims (12)

  1. 観察者の鼻に当接させるパッドと、
    前記パッドを支持する支持部と、
    前記パッドを軸回転させて前記支持部に対する姿勢を変化可能としつつ、所定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構と
    を備える、虚像表示装置。
  2. 前記回転調整機構は、回転の中心に関して非円形状な回転抑制部を有する、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記回転抑制部は、矩形状である、請求項2に記載の虚像表示装置。
  4. 前記回転調整機構は、前記パッドから延設するパッド側突出部と、前記パッド側突出部に対応して前記支持部から延設する枠状部とを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記枠状部は、前記回転調整機構による回転の中心に関して非円形状である、請求項4に記載の虚像表示装置。
  6. 前記回転調整機構は、前記パッド側突出部と前記枠状部とを組付ける組付部を有する、請求項4及び5のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記回転調整機構において、前記パッド側突出部と前記組付部とは、ラチェット構造部を形成する、請求項6に記載の虚像表示装置。
  8. 前記回転調整機構における前記ラチェット構造部として、前記パッド側突出部は、歯車機構を有し、前記組付部は、前記歯車機構に対応する爪機構を有する、請求項7に記載の虚像表示装置。
  9. 前記組付部は、前記パッド側突出部と協働して前記枠状部を挟持するために、前記枠状部に対応した側面形状を有して前記枠状部に挿し込まれる組付部側突出部を有する、請求項6〜8のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  10. 前記パッドは、前記回転調整機構による回転の中心に対して非同心円状の形状となっている当接面を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  11. 前記回転調整機構は、前記パッドを遊嵌させた状態を維持しつつ回転を抑制する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  12. 観察者の鼻に当接させるパッドと、
    前記パッドを支持する支持部と、
    前記パッドを軸回転させて前記支持部に対する姿勢を変化可能としつつ、所定の位置で軸回転を抑制する回転調整機構と
    を備える、虚像表示装置用のノーズパッド。
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