WO2023007794A1 - ヘッドマウント装置 - Google Patents

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高明 吉田
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Abstract

本技術は、テンプルを用いてユーザの頭部に装着されるヘッドマウント装置において、より快適な装着を実現することができるようにするヘッドマウント装置に関する。 ヘッドマウントディスプレイは、ユーザの頭部に装着される2つのテンプルを備える。テンプルは、互いに平行する第1のリンクおよび第2のリンクと互いに平行する第3のリンクおよび第4のリンクとから構成される平行リンク機構を2段有する。連続する2段の平行リンク機構において、前段の平行リンク機構の第2のリンクと後段の平行リンク機構の第1のリンクは共有され、前段の平行リンク機構が頭部に接触した場合に後段の平行リンク機構が前段の平行リンク機構に対して回転する。本技術は、例えば、ヘッドマウントディスプレイ等に適用できる。

Description

ヘッドマウント装置
 本技術は、ヘッドマウント装置に関し、特に、テンプルを用いてユーザの頭部に装着されるヘッドマウント装置において、より快適な装着を実現することができるようにしたヘッドマウント装置に関する。
 HMD(Head Mounted Display)の装着機構には、前頭部と後頭部をパッドを介して挟むことでディスプレイを保持する機構と、一般的なメガネと同様にテンプルを頭部に装着することでディスプレイを保持する機構がある。
 前者の機構では比較的装着が安定するが、ユーザは頭の上からHMDを被るように装着しなければならず、装着が困難である(例えば、特許文献1参照)。
 後者の機構ではメガネと同様に装着が容易であるが、HMDは一般的なメガネに比べて重いため、テンプルの頭部への締め付けによる荷重である締め付け荷重を大きくする必要がある。ここで、テンプルは基本的に左右対称であり、1本の棒状の部材から構成される。テンプルは、その部材の撓りによって側頭部から後頭部にかけての1点で頭部と接触し、その1点で締め付け荷重を発生させる。従って、ユーザの頭部のサイズによって締め付け荷重は大きく変化する。例えば、頭部が小さいユーザがHMDを装着すると、締め付け荷重が小さくなる。その結果、装着が緩くなり、ディスプレイがずれやすい。一方、頭部が大きいユーザがHMDを装着すると、締め付け荷重が大きくなる。その結果、装着がきつくなり、長時間の装着による痛みが発生しやすい。
 ところで、平行リンクを有するロボットハンドがある(例えば、特許文献2参照)。このロボットハンドでは、平行リンクを構成する最前段の指プレートが回転して把持対象の球体に接触すると、後段の2つの指プレートが回転を開始し、その結果、その球体が3つの指プレートにより把持される。具体的には、最前段の指プレートが把持対象の球体に接触するまで、最前段の指プレートが構成する平行リンクの形状は変化しないので、後段の2つの指プレートは回転しない。最前段の指プレートが把持対象の球体に接触した後、平行リンクの内角が変化し、後段の2つの指プレートが回転する。この場合、最前段の指プレートが接触する把持対象の球体上の位置や球体のサイズによって、最初から2段目の指プレートがその球体に接しない場合が発生する。
特開2021-7254号公報 特開2002-103269号公報
 以上により、テンプルを用いてユーザの頭部に装着されるヘッドマウント装置において、より快適な装着を実現することが望まれている。
 本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、テンプルを用いてユーザの頭部に装着されるヘッドマウント装置において、より快適な装着を実現することができるようにするものである。
 本技術の一側面のヘッドマウント装置は、ユーザの頭部に装着される2つのテンプルを備え、前記テンプルは、互いに平行する第1のリンクおよび第2のリンクと互いに平行する第3のリンクおよび第4のリンクとから構成される平行リンク機構を複数段有し、連続する2段の前記平行リンク機構において、前段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクと後段の前記平行リンク機構の前記第1のリンクは共有され、前記前段の平行リンク機構が前記頭部に接触した場合に前記後段の平行リンク機構が前記前段の平行リンク機構に対して回転するように構成されたヘッドマウント装置である。
 本技術の一側面においては、ユーザの頭部に装着される2つのテンプルが設けられ、前記テンプルは、互いに平行する第1のリンクおよび第2のリンクと互いに平行する第3のリンクおよび第4のリンクとから構成される平行リンク機構を複数段有し、連続する2段の前記平行リンク機構において、前段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクと後段の前記平行リンク機構の前記第1のリンクは共有され、前記前段の平行リンク機構が前記頭部に接触した場合に前記後段の平行リンク機構が前記前段の平行リンク機構に対して回転する。
HMDの第1の例の外観構成の概略を示す図である。 HMDの第2の例の外観構成の概略を示す図である。 第1実施の形態としてのHMDの外観構成例の概略を示す図である。 HMDの詳細構成例を示す斜視図である。 テンプルを分解したときの斜視図である。 テンプルを分解したときの平面図である。 テンプルの平面図および断面図である。 右側のテンプルを頭上から見た図である。 テンプルの動作を説明する第1の図である。 テンプルの動作を説明する第2の図である。 テンプルの動作を説明する第3の図である。 テンプルの動作を説明する第4の図である。 リンクの回転角を説明する図である。 メインばね並びにねじりばねの設定方法を説明する図である。 トルクの実測値の第1の例を示す図である。 トルクの実測値の第2の例を示す図である。 トルクの実測値の第3の例を示す図である。 トルクの実測値の第4の例を示す図である。 第2実施の形態としてのHMDの装着前の外観構成例を示す図である。 第2実施の形態としてのHMDの装着後の外観構成例を示す図である。 第3実施の形態としてのHMDの装着前の外観構成例を示す図である。 第3実施の形態としてのHMDの装着後の外観構成例を示す図である。 第4実施の形態としてのHMDのテンプルの外観構成例を示す図である。 第5実施の形態としてのHMDのテンプルの外観構成例を示す図である。 第6実施の形態としてのHMDのテンプルの外観構成例を示す図である。 第7実施の形態としてのヘッドマウントカメラの外観構成例を示す斜視図である。
 以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.各種のHMD
2.第1実施の形態(2つの平行リンク機構を有するHMD)
3.第2実施の形態(リンク部の一端が他端より下に位置するHMD)
4.第3実施の形態(リンク部の接触面が曲面であるHMD)
5.第4実施の形態(メインばね調整機構およびねじりばね調整機構を有するHMD)
6.第5実施の形態(メインばね固定部の駆動部を有するHMD)
7.第6実施の形態(3つの平行リンク機構を有するHMD)
8.第7実施の形態(2つの平行リンク機構を有するヘッドマウントカメラ)
 なお、以下の説明で参照する図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係等は実際のものとは異なる。また、図面相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
 また、以下の説明における上下等の方向の定義は、単に説明の便宜上の定義であって、本開示の技術的思想を限定するものではない。例えば、対象を90°回転して観察すれば上下は左右に変換して読まれ、180°回転して観察すれば上下は反転して読まれる。
<各種のHMDの例>
<HMDの第1の例>
 図1は、HMDの第1の例の外観構成の概略を示す図であり、そのHMDを装着したユーザを頭上から見た図である。
 図1のHMD10は、ディスプレイ11と左右一対のテンプル12とにより構成される。このテンプル12は、一般的なメガネと同様に1本の棒状の部材から構成される。図1に示すように、HMD10は2つのテンプル12を用いてユーザの頭部13に装着される。このとき、テンプル12は、頭部13のうちの後頭部の点14で頭部13と接触する。従って、頭部13のうちの左右それぞれ1つの点14に、ディスプレイ11の保持に必要な締め付け荷重が集中する。よって、快適な装着を実現することが困難である。テンプル12では、部材の撓りによって締め付け荷重を発生させているため、頭部13のサイズによる締め付け荷重の差が大きい。
<HMDの第2の例>
 図2は、HMDの第2の例の外観構成の概略を示す図であり、そのHMDを装着したユーザを頭上から見た図である。
 図2のHMD20は、ディスプレイ21と左右一対のテンプル22とにより構成される。このテンプル22は、1つの平行リンク機構23を有する。図2に示すように、HMD20は2つのテンプル22を用いてユーザの頭部24に装着される。このとき、テンプル22は、頭部24のうちの側頭部の点25と後頭部の点26の2点で頭部24と接触する。しかしながら、重量が重いディスプレイ21は前頭部(顔)の前にあるため、側頭部の点25の締め付け荷重がディスプレイ21の保持に寄与する量は小さく、ディスプレイ21の保持に必要な締め付け荷重を点25と点26に分散させることは困難である。従って、実質的には点26に締め付け荷重が集中する。よって、快適な装着を実現することが困難である。
<第1実施の形態>
<HMDの外観構成例>
 図3は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第1実施の形態としてのHMDの外観構成例の概略を示す図であり、そのHMDを装着したユーザを頭上から見た図である。
 図3のHMD30は、ディスプレイ31、左右一対の棒状のテンプル32、およびクッション33により構成される。具体的には、ディスプレイ31は、2つのテンプル32の間に設置され、ディスプレイ31の装着面にはクッション33が形成されている。
 HMD30は、2つのテンプル32それぞれがユーザの頭部51の左右に装着されることで頭部51に装着される。これにより、ディスプレイ31はクッション33を介して頭部51に固定される。テンプル32は、多関節のテンプルであり、ベース部41、平行リンク部42および43、並びにリンク部44により構成される。この場合、図3に示すように、テンプル32は、例えば、3つの点52乃至54で頭部51と接触し、密着することができる。従って、図1のHMD10および図2のHMD20に比べて、ディスプレイ31を保持するための締め付け荷重(保持力)を分散させることができる。その結果、より快適な装着を実現することができる。
<HMDの詳細構成例>
 図4は、図3のHMD30の詳細構成例を示す斜視図である。なお、図4では、見やすくするため、クッション33は図示していない。図5はテンプル32を分解したときの斜視図であり、図6はテンプル32を分解したときの平面図である。図7はテンプル32の平面図および断面図である。具体的には、図7のAは、図4のテンプル32を内側から見た平面図であり、図7のBは図7のAのA-A断面図であり、図7のCは図7のAのB-B断面図であり、図7のDは図7のAを上から見た平面図である。図8は、図4の右側のテンプル32を頭上から見た図であり、図8では内部の構造が透視されている。
 図4乃至図8に示すように、テンプル32のベース部41は、テンプルベース61、メインばね62、ガイド軸63、ワイヤ64、およびワイヤ65により構成される。平行リンク部42は、リンク71,73、および74、ねじりばね75、並びに回転軸76により構成される。平行リンク部43は、リンク81乃至84、ねじりばね85,回転軸86、および回転軸87により構成される。リンク部44は、リンク91および回転軸92により構成される。
 ベース部41のテンプルベース61は、回転軸76を介して(関節として)リンク71およびリンク73と回転自在に接続される。メインばね62の一端は、ワイヤ64を介してテンプルベース61のディスプレイ31側に設けられたメインばね固定部61aに固定される。メインばね62の他端は、ワイヤ65を介してリンク71(第1のリンク)と接続する。ワイヤ65は、ガイド軸63の上を通ってリンク71に向かう。
 平行リンク部42のリンク71は、略円形状であり、メインばね62に一端が接続するワイヤ65が巻き付けられている。リンク71は、ワイヤ65の他端を固定する。リンク73は、回転軸76を介してテンプルベース61およびリンク71と回転自在に接続するほか、回転軸86を介して(関節として)リンク81およびリンク83と回転自在に接続する。リンク74は、リンク73と平行になるようにリンク71と回転自在に接続するほか、リンク81と回転自在に接続する。ねじりばね75は、リンク71とリンク73(第3のリンク)の接続点である回転軸76を軸とし、回転軸76を介してリンク71に取り付けられる。ねじりばね75の一端はリンク71のねじりばね固定部71aに固定(接続)され、他端はリンク73に固定(接続)される。
 平行リンク部43のリンク81は、回転軸86を介してリンク73およびリンク83と回転自在に接続するほか、リンク84に回転自在に接続する。なお、リンク81は、リンク71と平行になるように接続されている。リンク82(第2のリンク)は、リンク81と平行になるように回転軸87を介して(関節として)リンク83(第3のリンク)と回転自在に接続し、回転軸92を介して(関節として)リンク91(第5のリンク)と回転自在に接続する。リンク83は、回転軸87を軸として回転する歯車83a(第1の歯車)を有する。歯車83aの歯は、リンク91が有する歯車91a(第2の歯車)の歯と噛合する。リンク84は、リンク83と平行になるように、リンク74,81、および82と接続される。ねじりばね85は、リンク81とリンク83の接続点である回転軸86を軸とし、回転軸86を介してリンク81に取り付けられる。ねじりばね85の一端はリンク81のねじりばね固定部81aに固定(接続)され、他端はリンク83に固定(接続)される。リンク部44のリンク91が有する歯車91aは、回転軸92を軸として回転する。
 以上のように構成されることにより、テンプル32では、図8に示すように、互いに平行するリンク71および81と、互いに平行するリンク73および74とにより、(最)前段の平行リンク機構111が構成される。互いに平行するリンク81および82と、互いに平行するリンク83および84とにより、(最)後段の平行リンク機構112が構成される。即ち、テンプル32は、平行リンク機構111および112の2段の平行リンク機構を有する。この連続する2段の平行リンク機構111および112において、前段の平行リンク機構111のリンク81と後段の平行リンク機構112のリンク81は共有されている。
 テンプル32では、メインばね62によってワイヤ65に図8の矢印Cで示す方向の引張力が発生しており、これにより回転軸76では右回転方向のトルクが付勢される。その結果、回転軸76に取り付けられたねじりばね75には、リンク71に対してリンク73を右回転させる方向のトルクが付勢される。リンク73と接続する回転軸86に取り付けられたねじりばね85には、リンク81に対してリンク83を右回転させる方向のトルクが付勢される。リンク83と接続する回転軸87では、回転軸87を軸としてリンク82を右回転させる方向のトルクが付勢される。リンク82と接続する回転軸92では、回転軸92を軸としてリンク91を右回転させる方向のトルクが付勢される。
<テンプルの動作の説明>
 図9乃至図12は、テンプル32が頭部に装着される場合のテンプル32の動作を説明する図である。
 図9乃至図12は、図4の右側のテンプル32を頭上から見た図であり、図9乃至図12では内部の構造が透視されている。図9乃至図12では、右側のテンプル32の装着についてのみ説明するが、左側のテンプル32も同様に装着される。
 ユーザがテンプル32を頭部121に装着する場合、まず、ユーザは、図9に示すように、リンク部44の先端に対して、矢印Dが示す方向、即ちテンプル32を外側に広げる方向に手などで力を加え、保持する。この力によりメインばね62によるトルクは打ち消されるため、リンク73,83、および91は直列に並ぶ。従って、リンク71とリンク73のなす角度およびリンク81とリンク83のなす角度は同一の角度αである。この角度αは、ねじりばね75および85の付勢力により最小値となる。
 次に、ユーザはリンク部44に対して加えていた図9の矢印Dが示す方向の力を低減させる。その結果、図10に示すように、メインばね62のトルクにより、回転軸76を中心としてリンク71が右回転を開始する。このとき、ねじりばね75および85の付勢力により、リンク71とリンク73のなす角度およびリンク81とリンク83のなす角度は最小値αのままである。従って、平行リンク機構111および112の形状は変化せず、リンク73,83、および91は直列状態を維持する。以上により、リンク73,83、および91が回転軸76を中心にして右回転を開始する。そして、リンク73が頭部121に接触する。
 図11に示すように、リンク73が頭部121に接触すると、リンク73はこれ以上右回転することができなくなる。従って、リンク71のみが回転軸76を中心にして右回転する。これにより、リンク71とリンク73のなす角度が、最小値αより大きいβ1となり、前段の平行リンク機構111の形状が変化する。一方、リンク71の右回転に伴って、リンク71と接続するリンク74が、矢印Eが示す方向に移動を開始する。リンク74の移動に伴い、リンク74と接続するリンク81が回転軸86を中心にして右回転を開始する。このとき、ねじりばね85の付勢力により、リンク81とリンク83のなす角度は最小値αを維持する。従って、リンク83は、リンク81の回転に伴って、リンク83とリンク91の直列状態を維持したまま、回転軸86を中心にして右回転を開始する。即ち、後段の平行リンク機構112が前段の平行リンク機構111に対して右回転を開始する。そして、リンク83が頭部121に接触する。
 図12に示すように、リンク83が頭部121に接触すると、リンク83はこれ以上右回転することができなくなる。従って、リンク81のみが回転軸86を中心にして右回転を開始する。これにより、リンク81とリンク83のなす角度が最小値αより大きいγとなり、後段の平行リンク機構112の形状が変化する。このとき、リンク81の右回転に伴い、リンク81と接続するリンク74は矢印E方向にさらに移動する。従って、リンク71とリンク74のなす角度はβ1よりさらに大きいβ2なり、平行リンク機構111の形状も変化する。
 リンク81の右回転に伴って、リンク81と接続するリンク84もまた、矢印Fが示す方向に移動を開始する。リンク84の移動に伴い、リンク84と接続するリンク82が回転軸87を中心にして右回転を開始する。リンク82の右回転とともに、リンク82と接続するリンク91も回転軸87を中心にして右回転を開始する。このとき、リンク91は、歯車91aを介してリンク83の歯車83aと接続しているので、リンク91は、回転軸92を中心にした右回転も開始する。そして、リンク91が頭部121に接触する。
 以上のようにして左右一対のテンプル32のリンク73,83、および91が頭部121に接触することにより、テンプル32の頭部121への装着、即ちHMD30の頭部121への装着が完了する。
 ユーザは、以上のようにして頭部121に装着されたテンプル32を取り外す場合、図9の矢印D方向に力を加え、リンク73,83、および91を直列に並ばせることにより、頭部121からテンプル32を剥離する。
 <回転角の説明>
 図13は、リンク82とリンク91の回転角を説明する図である。
 図13に示すように、リンク83の歯車83aとリンク91の歯車91aは噛合しており、歯車83aの軸である回転軸87と歯車91aの軸である回転軸92は、リンク82によって連結されている。従って、リンク82が回転軸87を中心に右回転することで、リンク91は回転軸87を中心として歯車83aの周囲を右回転方向に公転しながら、回転軸92を中心として右回転方向に自転する。
 ここで、歯車83aと歯車91aのモジュールおよびピッチ円直径は同一である。歯車83aと歯車91aの直径を2rとすると、リンク91の公転の半径は2rであるのに対して自転の半径はrである。従って、リンク91の公転の回転角に対して自転の回転角は2倍となる。即ち、リンク82の回転角の2倍の角度でリンク91が回転する。リンク82のトルク(回転トルク)がTである場合、リンク91のトルクは、リンク82のトルクの1/2倍であるT/2となる。
 テンプル32では、メインばね62の引張力をリンク71のトルクに変換することにより、締め付け荷重を発生させている。従って、リンク71の回転量が増加すると、メインばね62の引張力が小さくなり、締め付け荷重も小さくなる。上述したように、テンプル32では、リンク82の回転角の2倍の角度でリンク91を回転させることができる。従って、ユーザの頭部のサイズが小さいこと等によりリンク91の回転量が増加する場合であっても、リンク71の回転量の増加を抑制し、これにより締め付け荷重の低減を抑制することができる。その結果、頭部のサイズ等によらず快適な装着を実現することができる。なお、ここでは、歯車83aと歯車91aは、ピッチ円直径が同一であるものとするが、ピッチ円直径を歯数で割った値であるモジュールが同一であれば、ピッチ円直径は同一でなくてもよい。
<メインばねおよびねじりばねの設定方法の説明>
 図14は、メインばね62並びにねじりばね75および85の設定方法を説明する図であり、HMD30を装着した頭部を頭上から見た図である。
 図14の設定方法では、HMD30が装着された際に、回転軸76,86,92から、リンク91が頭部130と接触する点Gまでの距離の比率が、それぞれ、3.5L,2.5L,Lとなる頭部130への装着が想定される。
 HMD30が頭部130に装着されたときにメインばね62の引張力によって発生するトルクをT1とし、ねじりばね75,85によって発生するトルクをそれぞれT2,T3とすると、回転軸76におけるリンク71のトルクはT1である。リンク73が頭部130に接触して停止した後、リンク71を介して伝達される回転軸86におけるリンク81のトルクは、T1-T2である。リンク83が頭部130に接触して停止した後、リンク81を介して伝達される回転軸87におけるリンク82のトルクはT1-T2-T3である。このとき、図13で説明したようにリンク91のトルクはリンク82のトルクの1/2倍になるため、回転軸92におけるリンク91のトルクは、(T1-T2-T3)/2である。
 ここで、回転軸76,86、および92の回転により頭部130の形状に応じた角度でリンク73,83、および91が頭部130と接触した状態を維持するためには、即ちリンク73,83、および91が頭部130に密着するためには、リンク71,81、および91のトルクによる点Gにおける力が略同一である必要がある。トルクにより物体に発生する力は、その物体から回転軸までの距離である回転半径とトルクとを用いて、「力=トルク/回転半径」で求められる。
 以上により、リンク73,83、および91が頭部130に密着し、ディスプレイ31を保持するためには、以下の式(1)が成立する必要がある。即ち、回転軸76,86,92において、それぞれ、回転軸76,86,92から点Gまでの距離に比例したトルクを付勢する必要がある。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 式(1)において、F0は、ディスプレイ31の保持に必要な締め付け荷重である。なお、実験では、リンク73,83、および91を頭部130に密着させるために、式(1)の近似等式の各辺の差分を締め付け荷重F0の約20%程度以内にする必要があることがわかっている。
 式(1)から、トルクT1乃至T3の関係は以下の式(2)で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 式(2)によれば、トルクT1と回転軸76,86,92から点Gまでの距離の比率とに基づいて、トルクT2およびT3を求めることができる。
 ディスプレイ31の保持に必要な締め付け荷重は、HMD30の重量、テンプル32の材質、リンク73,83,91が接触する頭部の位置等によって異なる。例えば、HMD30の重量が200gである場合、実験により締め付け荷重F0は約2N以上必要であることがわかっている。
 図14の設定方法では、まず、HMD30の重量、テンプル32の材質、リンク73,83,91が接触する頭部の位置等に基づいて締め付け荷重F0が決定される。次に、その締め付け荷重F0を用いて上述した式(1)が成り立つようにトルクT1の理想値が決定される。そして、上述した式(2)にしたがって、トルクT1の理想値から、トルクT2およびT3の理想値が計算される。メインばね62並びにねじりばね75および85は、想定された頭部130にHMD30が装着された場合に、テンプル32のトルクT1乃至T3が、以上のようにして決定された理想値に近くなるように設定される。
 なお、図14の設定方法では、HMD30が装着された際に回転軸76,86,92から点Gまでの距離の比率がそれぞれ3.5L,2.5L,Lとなる頭部130が想定されたが、この比率はこれに限定されない。この比率は、例えば、HMD30の装着が想定される様々な形状およびサイズの頭部における比率にすることができる。
<トルクの実測値の例>
 図15乃至図18は、トルクT1乃至T3の実測値の例を示す図であり、HMD30を装着した頭部を頭上から見た図である。
 図15の例では、HMD30が装着される頭部131のサイズが想定される最大サイズであり、頭部131の前後方向のサイズ(額から後頭部までのサイズ)が214mmである。図16の例では、HMD30が装着される頭部132のサイズが想定される平均値より少し大きい中サイズであり、頭部132の前後方向のサイズが193mmである。図17の例では、HMD30が装着される頭部133のサイズが想定される平均値より少し小さい小サイズであり、頭部133の前後方向のサイズが177mmである。図18の例では、HMD30が装着される頭部134のサイズが想定される最小サイズであり、頭部134の前後方向のサイズが162mmである。
 図15乃至図18の例では、図9に示したようにリンク73,83、および91が直列に並んだときの、ねじりばね75のフリー状態(力が加わっていない状態)の位置からの回転角(以下、ねじり角という)が25°であり、ねじりばね85のねじり角が10°である。図15乃至図18の例では、HMD30の重量が200gであり、締め付け荷重F0は約2Nである。
 図15乃至図18に示すように、HMD30が装着される頭部131乃至134のサイズに応じて、回転軸76,86,92それぞれにおけるリンク73,83,91の角度は変化する。従って、頭部131乃至134のサイズに応じて、リンク73,83,91それぞれと接触する頭部131乃至134の位置は異なり、回転軸76,86,92それぞれから点Gまでの距離の比率も異なる。頭部131乃至134のサイズに応じたリンク73の角度の変化によって、メインばね62の引張力が変化し、その引張力により発生するトルクT1が変化するとともに、ねじりばね75によって発生するトルクT2も変化する。頭部131乃至134のサイズに応じたリンク83の角度の変化によって、ねじりばね85によって発生するトルクT3が変化する。
 例えば、図15に示すように、HMD30が最大サイズの頭部131に装着される場合、ねじりばね75のねじり角は67°であり、ねじりばね85のねじり角は24°である。回転軸76,86,92から点Gまでの距離は、それぞれ、105mm,70mm,27mmである。トルクT1(の実測値)は255Nmであり、トルクT2(の実測値)は93.8Nmであり、トルクT3(の実測値)は14.4Nmである。この場合、上述した式(1)の3.5L,2.5L,Lを109mm,72mm,32mmとすることにより、T1/3.5Lは2.4Nm(=255/105)であり、(T1-T2)/2.5Lは2.3Nm(=(255-93.8)/70)であり、(T1-T2-T3)/2Lは2.7Nm(=(255-93.8-14.4)/(2×27))であることがわかる。T1/3.5L,(T1-T2)/2.5L、および(T1-T2-T3)/2Lは略同一であるため、リンク73,83、および91は頭部131に密着し、締め付け荷重を分担している。締め付け荷重F0は2N以上であるので、テンプル32はディスプレイ31を保持することができる。
 図16に示すように、HMD30が中サイズの頭部132に装着される場合、ねじりばね75のねじり角は59°であり、ねじりばね85のねじり角は30°である。回転軸76,86,92から点Gまでの距離は、それぞれ、109mm,72mm,32mmである。トルクT1(の実測値)は246Nmであり、トルクT2(の実測値)は82.6Nmであり、トルクT3(の実測値)は18Nmである。この場合、上述した式(1)の3.5L,2.5L,Lを109mm,72mm,32mmとすることにより、T1/3.5Lは2.3Nm(=246/109)であり、(T1-T2)/2.5Lは2.3Nm(=(246-82.6)/72)であり、(T1-T2-T3)/2Lは2.3Nm(=(246-82.6-18)/(2×32))であることがわかる。T1/3.5L,(T1-T2)/2.5L、および(T1-T2-T3)/2Lは略同一であるため、リンク73,83、および91は頭部132に密着し、締め付け荷重を分担している。締め付け荷重F0は2N以上であるので、テンプル32はディスプレイ31を保持することができる。
 図17に示すように、HMD30が小サイズの頭部133に装着される場合、ねじりばね75のねじり角は51°であり、ねじりばね85のねじり角は36°である。回転軸76,86,92から点Gまでの距離は、それぞれ、108mm,68mm,31.5mmである。トルクT1(の実測値)は240Nmであり、トルクT2(の実測値)は71.4Nmであり、トルクT3(の実測値)は21.6Nmである。この場合、上述した式(1)の3.5L,2.5L,Lを108mm,68mm,31.5mmとすることにより、T1/3.5Lは2.2Nm(=240/108)であり、(T1-T2)/2.5Lは2.5Nm(=(240-71.4)/68)であり、(T1-T2-T3)/2Lは2.3Nm(=(240-71.4-21.6)/(2×31.5))であることがわかる。図17の例では、リンク73は頭部133に接触しないが、(T1-T2)/2.5Lおよび(T1-T2-T3)/2Lは略同一であるため、リンク83および91は頭部133に密着し、締め付け荷重を分担している。締め付け荷重F0は2N以上であるので、テンプル32はディスプレイ31を保持することができる。
 図18に示すように、HMD30が最小サイズの頭部134に装着される場合、ねじりばね75のねじり角は46°であり、ねじりばね85のねじり角は31°である。回転軸76,86,92から点Gまでの距離は、それぞれ、110mm,69mm,29mmである。トルクT1(の実測値)は232Nmであり、トルクT2(の実測値)は64.4Nmであり、トルクT3(の実測値)は18.6Nmである。この場合、上述した式(1)の3.5L,2.5L,Lを110mm,69mm,29mmとすることにより、T1/3.5Lは2.1Nm(=232/110)であり、(T1-T2)/2.5Lは2.4Nm(=(232-64.4)/69)であり、(T1-T2-T3)/2Lは2.6Nm(=(232-64.4-18.6)/(2×29))であることがわかる。図18の例では、リンク73は頭部133に接触しないが、(T1-T2)/2.5Lおよび(T1-T2-T3)/2Lは略同一であるため、リンク83および91は頭部134に密着し、締め付け荷重を分担している。締め付け荷重F0は2N以上であるので、テンプル32はディスプレイ31を保持することができる。
 なお、図15乃至図18では、頭部のサイズが異なる場合について説明したが、頭部の形状が異なる場合も同様である。
 以上のように、図14で説明した設定方法によりメインばね62並びにねじりばね75および85を設定することにより、リンク73,83、および91が頭部に接触する場合に、リンク73,83、および91を頭部へ密着させることができる。これにより、ディスプレイ31を頭部で保持するために必要な締め付け荷重を、リンク73,83、および91に分散することができる。その結果、より快適な装着を実現し、長時間の装着によるストレスを軽減することが可能となる。
 テンプル32では、メインばね62の引張力によって発生するトルクT1によって締め付け荷重が発生している。従って、図15および図18の例では、最大サイズの頭部131と最小サイズの頭部134にHMD30を装着したときのトルクT1の差が、頭部131と頭部134のサイズによる締め付け荷重の差であるといえる。なお、実際には、図15と図18において点Gの位置が変化するため、回転半径の違いにより、トルクT1の差と締め付け荷重の差は完全には一致しないが、略同一と考えられる。図15乃至図18の例では、頭部131のトルクT1は255Nmであり、頭部134のトルクT1は232Nmである。従って、頭部131の締め付け荷重に対する頭部134の締め付け荷重の差分は、頭部131の締め付け荷重の10%程度と小さい。
 このように頭部131の締め付け荷重に対する頭部134の締め付け荷重の差分が小さくなる第1の理由は、締め付け荷重がメインばね62などの弾性部材を用いて発生するので、一般的なメガネのテンプルと同様に部材の撓りによって発生する場合に比べて、頭部のサイズによる締め付け荷重の差が小さくなるためである。第2の理由は、図13で説明したように、リンク82の回転角の2倍の角度でリンク91を回転させることができるので、ユーザの頭部のサイズが小さい場合であっても、締め付け荷重の低減が抑制されるためである。
 以上のように、テンプル32は、2つの平行リンク機構111および112が接続することにより構成される。従って、テンプルベース61側(テンプル32の根本側)に接続される前段の平行リンク機構111が回転軸76を軸として回転し、頭部に接触した後、後段の平行リンク機構112の回転軸86を軸とした回転が開始される。これにより、平行リンク機構111がテンプルベース61に対して頭部の形状に沿った角度を形成し、平行リンク機構112が平行リンク機構111に対して頭部の形状に沿った角度を形成する。その結果、リンク73および83を頭部に密着させることが可能である。
 従って、リンク73および83が頭部に密着した状態でテンプル32に締め付け荷重が発生されることにより、締め付け荷重をリンク73および83に分散させることができる。これにより、テンプル32を用いてHMD30をユーザの頭部に長時間装着した場合であっても、締め付け荷重による痛みが発生しにくい。以上により、テンプル32を用いてユーザの頭部に装着されるHMD30は、より快適な装着を実現することができる。
<第2実施の形態>
<HMDの外観構成例>
 図19および図20は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第2実施の形態としてのHMDの外観構成例を示す図である。
 図19のAは、HMD300がユーザの頭部351に装着されたときの側頭部後方から見た、頭部351への装着前のHMD300の斜視図であり、図19のBは、後頭部から見た、頭部351への装着前のHMD300の斜視図である。図20のAは、HMD300がユーザの頭部351に装着されたときの側頭部後方から見た、頭部351への装着後のHMD300の斜視図であり、図20のBは、後頭部から見た、頭部351への装着後のHMD300の斜視図である。
 図19および図20のHMD300において、図3のHMD30と対応する部分については同一の符号を付してある。従って、その部分の説明は適宜省略し、HMD30と異なる部分に着目して説明する。HMD300は、テンプル32の代わりにテンプル301が設けられる点が、HMD30と異なっており、その他はHMD30と同様に構成されている。テンプル301は、リンク部44の代わりにリンク部311が設けられる点が、テンプル32と異なっており、その他はテンプル32と同様に構成されている。
 リンク部311は、リンク部44と同様に、歯車を有するリンクと回転軸により構成されるが、図19および図20に示すように、そのリンクの平行リンク部43と接続しない端部311bが、平行リンク部43と接続する端部311aに比べて下に位置するように傾いている。これにより、リンク部311が接触する頭部351の位置352を後頭部の下側にすることができる。その結果、位置352において、図20の矢印が示す方向に、即ち頭部351の後頭部の傾斜の下から上方向に、締め付け荷重を発生させることが可能になり、HMD300の装着時の安定性が向上する。
<第3実施の形態>
<HMDの外観構成例>
 図21および図22は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第3実施の形態としてのHMDの外観構成例を示す図である。
 図21は、HMD400がユーザの頭部451に装着されたときの側頭部後方から見た、頭部451への装着前のHMD400の斜視図であり、図22のAは、頭部451への装着後のHMD400の斜視図である。図22のBは、図22のAのA-A断面図である。
 図21および図22のHMD400において、図3のHMD30と対応する部分については同一の符号を付してある。従って、その部分の説明は適宜省略し、HMD30と異なる部分に着目して説明する。HMD400は、テンプル32の代わりにテンプル401が設けられる点が、HMD30と異なっており、その他はHMD30と同様に構成されている。テンプル401は、リンク部44の代わりにリンク部411が設けられる点が、テンプル32と異なっており、その他はテンプル32と同様に構成されている。
 リンク部411は、リンク部44と同様に、歯車を有するリンクと回転軸により構成されるが、図22のBに示すように、テンプル401が頭部451に装着される場合に頭部451の後頭部に接触するリンク部411の面411aは曲面である。具体的には、リンク部411の面411aは、低反発クッションなどの、後頭部への接触時に後頭部の形状に沿った形に変形する材料で形成される。従って、テンプル401が装着された頭部451の頭上から見たリンク部411の形状は、後頭部の形状に沿ったアーチ型である。面411aの面積は所定の面積以上であり、図21および図22のAに示すように、リンク部411の上下方向の幅は、リンク部44の場合に比べて広い。
 以上のように、リンク部411は、面411aが頭部451の後頭部の形状に沿った形に変形するので、より頭部451に密着(フィット)する。その結果、HMD400の装着時の安定性が向上する。
<第4実施の形態>
<HMDの外観構成例>
 図23は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第4実施の形態としてのHMDにおける、ユーザの頭部の右側に装着されるテンプルの外観構成例を示す図であり、そのテンプルを頭上から見た図である。図23では内部の構造が透視されている。
 なお、第4実施の形態としてのHMDにおけるテンプル以外の各部は、HMD30と同様に構成される。
 図23のテンプル500において、図8のテンプル32と対応する部分については同一の符号を付してある。従って、その部分の説明は適宜省略し、テンプル32と異なる部分に着目して説明する。
 テンプル500は、メインばね固定部61a、ねじりばね固定部71a、ねじりばね固定部81aの代わりに、メインばね固定部501、ねじりばね固定部502、ねじりばね固定部503が設けられる点と、メインばね調整機構511並びにねじりばね調整機構512および513が新たに設けられる点が、テンプル32と異なっており、その他はテンプル32と同様に構成されている。
 メインばね固定部501は、メインばね固定部61aと同様にテンプルベース61に設けられ、メインばね62の一端を固定する。メインばね固定部501は、メインばね調整機構511により図中左右方向に移動することができるように構成されている。ねじりばね固定部502は、ねじりばね固定部71aと同様にリンク71に設けられ、ねじりばね75の一端を固定する。ねじりばね固定部502は、ねじりばね調整機構512によりリンク71の円周方向に移動することができるように構成されている。ねじりばね固定部503は、ねじりばね固定部81aと同様にリンク81に設けられ、ねじりばね85の一端を固定する。ねじりばね固定部503は、ねじりばね調整機構513によりリンク81の円周方向に移動することができるように構成されている。
 メインばね調整機構511は、図示せぬダイヤルを有し、ユーザによるダイヤルの操作に応じて、メインばね固定部501の位置を調整する。ねじりばね調整機構512は、図示せぬダイヤルを有し、ユーザによるダイヤルの操作に応じて、ねじりばね固定部502の位置を調整する。ねじりばね調整機構513は、図示せぬダイヤルを有し、ユーザによるダイヤルの操作に応じて、ねじりばね固定部503の位置を調整する。
 以上のように、テンプル500はメインばね調整機構511有するので、ユーザは、メインばね調整機構511を用いてメインばね固定部501の位置を調整することができる。これにより、ユーザは、メインばね62によって発生するトルクT1を調整し、所望の締め付け荷重を発生させることができる。テンプル500はまた、ねじりばね調整機構512および513を有するので、ユーザは、ねじりばね75のトルクT2およびねじりばね85のトルクT3を調整することができる。従って、ねじりばね75および85の設定時に想定される頭部130と実際にテンプル500が装着される頭部の形状やサイズが異なる場合であっても、ユーザは、トルクT2やT3を調整することにより、リンク73,83、および91を頭部に密着させることができる。
 <第5実施の形態>
<HMDの外観構成例>
 図24は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第5実施の形態としてのHMDにおける、ユーザの頭部の右側に装着されるテンプルの外観構成例を示す図であり、そのテンプルを頭上から見た図である。図24では内部の構造が透視されている。
 なお、第5実施の形態としてのHMDにおけるテンプル以外の各部は、HMD30と同様に構成される。
 図24のテンプル600において、図8のテンプル32と対応する部分については同一の符号を付してある。従って、その部分の説明は適宜省略し、テンプル32と異なる部分に着目して説明する。
 テンプル600は、メインばね固定部61aの代わりにメインばね固定部601が設けられる点と、駆動部602が新たに設けられる点が、テンプル32と異なっており、その他はテンプル32と同様に構成されている。
 メインばね固定部601は、メインばね固定部61aと同様にテンプルベース61に設けられ、メインばね62の一端を固定する。メインばね固定部601は、駆動部602により図中左右方向に移動することができるように構成されている。メインばね固定部601の可動範囲の最も右側の位置(以下、第1の位置という)は、メインばね62に引張力が発生しない位置である。最も左側の位置(以下、第2の位置という)は、メインばね62のトルクが図14で説明したように計算されたトルクT1の理想値に近くなる位置である。メインばね固定部601の初期位置は第1の位置である。
 駆動部602は、モータなどの駆動デバイスにより構成され、図示せぬスイッチを有する。駆動部602は、ユーザのスイッチに対する操作に応じてメインばね固定部601を駆動し、第1の位置および第2の位置の一方から他方へ移動させる。
 以上のように、テンプル600は、メインばね固定部601を駆動する駆動部602を有するので、ユーザは、テンプル600の装着時に、図9で説明したようにテンプル600を外側に広げる方向に手などで力を加え、保持する必要がない。
 具体的には、テンプル32の装着前、駆動部602のスイッチはオフにされており、メインばね固定部601は、初期位置である第1の位置に配置されている。これにより、リンク73,83、および91は直列に並んでおり、ユーザは、図9で説明したようにテンプル600を外側に広げる方向に手などで力を加える必要はない。ユーザは、テンプル32の装着時、駆動部602のスイッチを操作してオンにし、メインばね固定部601を第2の位置に移動させる。これにより、メインばね62にトルクT1が発生し、図10乃至図12で説明したようにテンプル32が動作する。その結果、ユーザの頭部にテンプル600が装着される。
 ユーザは、頭部に装着されたテンプル600を取り外す場合、駆動部602のスイッチをオフにして、メインばね固定部601を第1の位置に移動させる。これにより、リンク73,83、および91が直列に並び、頭部からテンプル600が剥離される。
 <第6実施の形態>
<HMDの外観構成例>
 図25は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第6実施の形態としてのHMDにおける、ユーザの頭部の右側に装着されるテンプルの外観構成例を示す図であり、そのテンプルを頭上から見た図である。
 なお、第6実施の形態としてのHMDにおけるテンプル以外の各部は、HMD30と同様に構成される。
 図25のテンプル700において、図8のテンプル32と対応する部分については同一の符号を付してある。従って、その部分の説明は適宜省略し、テンプル32と異なる部分に着目して説明する。
 テンプル700は、平行リンク部42と平行リンク部43の代わりに、3つの平行リンク部701乃至703が設けられる点が、テンプル32と異なっており、その他はテンプル32と同様に構成されている。
 平行リンク部701は、平行リンク部42と同様に構成されるが、平行リンク部43ではなく平行リンク部702と接続する。平行リンク部702は、メインばね62と接続されない点を除いて、平行リンク部42と同様に構成される。平行リンク部702は、平行リンク部701および703と接続する。平行リンク部703は、平行リンク部43と同様に構成されるが、平行リンク部42ではなく平行リンク部702と接続する。
 以上のように構成されることにより、テンプル700は、3段の平行リンク機構731乃至733を有する。平行リンク機構731は、平行リンク部701の3つのリンクと、平行リンク部702の1つのリンクとにより構成される。平行リンク機構732は、平行リンク部702の3つのリンクと平行リンク部703の1つのリンクとにより構成される。平行リンク機構733は、平行リンク部703の4つのリンクにより構成される。即ち、連続する2段の平行リンク機構731および732において、平行リンク機構111および112と同様に1つのリンクが共有されている。連続する2段の平行リンク機構732および733において、平行リンク機構111および112と同様に1つのリンクが共有されている。
 以上のように、テンプル700は、3段の平行リンク機構731乃至733を有するので、ユーザの頭部に装着される際、3つの平行リンク部701乃至703とリンク部44の合計4点を頭部に接触させることができる。その結果、より締め付け荷重を分散することができる。なお、3つの平行リンク部701乃至703とリンク部44が頭部に密着するために必要な条件の式は、上述した式(1)においてトルクに関する式が4つになったものである。
 図示は省略するが、テンプル700と同様に平行リンク機構の数はさらに増加させることができる。即ち、テンプルが有する平行リンク機構は2段以上であれば、何段であってもよい。
<第7実施の形態>
<ヘッドマウントカメラの構成例>
 図26は、本技術を適用したヘッドマウント装置の第7実施の形態としてのヘッドマウントカメラの外観構成例を示す斜視図である。
 図26のヘッドマウントカメラ800において、図4のHMD30と対応する部分については同一の符号を付してある。従って、その部分の説明は適宜省略し、HMD30と異なる部分に着目して説明する。
 ヘッドマウントカメラ800は、ディスプレイ31の代わりにウェアラブルカメラ801が設けられる点が、HMD30と異なっており、その他はHMD30と同様に構成されている。即ち、ヘッドマウントカメラ800では、ディスプレイ31ではなく、ウェアラブルカメラ801が2つのテンプル32の間に設置される。
 本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
 例えば、上述した複数の実施の形態の全てまたは一部を組み合わせた形態を採用することができる。本技術は、ディスプレイやカメラ以外の各種の装置を頭部に装着するヘッドマウント装置にも適用することができる。
 なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、本明細書に記載されたもの以外の効果があってもよい。
 本技術は、以下の構成を取ることができる。
 (1)
 ユーザの頭部に装着される2つのテンプル
 を備え、
 前記テンプルは、互いに平行する第1のリンクおよび第2のリンクと互いに平行する第3のリンクおよび第4のリンクとから構成される平行リンク機構を複数段有し、
 連続する2段の前記平行リンク機構において、前段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクと後段の前記平行リンク機構の前記第1のリンクは共有され、前記前段の平行リンク機構が前記頭部に接触した場合に前記後段の平行リンク機構が前記前段の平行リンク機構に対して回転する
 ように構成された
 ヘッドマウント装置。
 (2)
 前記第1のリンクは、前記第1のリンクと前記第3のリンクの接続点を軸とするねじりばねを有し、
 前記ねじりばねの一端は前記第1のリンクに接続され、他端は前記第3のリンクに接続され、
 前記連続する2段の平行リンク機構において、前記前段の平行リンク機構が前記頭部に接触した場合に前記後段の平行リンク機構の前記第3のリンクが前記接続点を軸として回転することで、前記後段の平行リンク機構が前記前段の平行リンク機構に対して回転する
 ように構成された
 前記(1)に記載のヘッドマウント装置。
 (3)
 前記ねじりばねの一端を固定するねじりばね固定部の位置を調整するねじりばね調整機構
 をさらに備える
 前記(2)に記載のヘッドマウント装置。
 (4)
 最前段の前記平行リンク機構の前記第1のリンクには、メインばねの一端が接続され、
 前記メインばねは、前記最前段の平行リンク機構の前記第1のリンクを回転させる
 ように構成された
 前記(2)または(3)に記載のヘッドマウント装置。
 (5)
 前記メインばねの他端を固定するメインばね固定部の位置を調整するメインばね調整機構
 をさらに備える
 前記(4)に記載のヘッドマウント装置。
 (6)
 前記メインばねの他端を固定するメインばね固定部を駆動する駆動部
 をさらに備える
 前記(4)に記載のヘッドマウント装置。
 (7)
 最後段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクには、第5のリンクと前記最後段の平行リンク機構の前記第3のリンクが接続され、
 前記最後段の平行リンク機構の前記第3のリンクは、第1の歯車を有し、
 前記第5のリンクは、モジュールが前記第1の歯車と同一である第2の歯車を有し、
 前記第1の歯車と前記第2の歯車は噛合する
 ように構成された
 前記(1)乃至(6)のいずれかに記載のヘッドマウント装置。
 (8)
 最後段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクには、第5のリンクの一端が接続され、
 前記第5のリンクの他端は前記第5のリンクの一端に比べて下に位置する
 ように構成された
 前記(1)乃至(6)のいずれかに記載のヘッドマウント装置。
 (9)
 最後段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクには、第5のリンクが接続され、
 前記テンプルが前記頭部に装着される場合に前記頭部に接触する前記第5のリンクの面は曲面である
 前記(1)乃至(6)のいずれかに記載のヘッドマウント装置。
 (10)
 前記面の面積は所定の面積以上である
 前記(9)に記載のヘッドマウント装置。
 (11)
 前記2つのテンプルの間に設置されるディスプレイ
 をさらに備える
 前記(1)乃至(10)のいずれかに記載のヘッドマウント装置。
 (12)
 前記2つのテンプルの間に設置されるカメラ
 をさらに備える
 前記(1)乃至(10)のいずれかに記載のヘッドマウント装置。
 30 HMD, 31 ディスプレイ, 32 テンプル, 51 頭部, 61a メインばね固定部, 62 メインばね, 71 リンク, 71a ねじりばね固定部, 73,74 リンク, 75 ねじりばね, 76 回転軸, 81 リンク, 81a ねじりばね固定部, 82,83 リンク, 83a 歯車, 84 リンク, 85 ねじりばね, 86 回転軸, 91 リンク, 91a 歯車, 111,112 平行リンク機構, 121 頭部, 130乃至134 頭部, 300 HMD, 301 テンプル, 311 リンク部, 311a,311b 端部, 351 頭部, 400 HMD, 401 テンプル, 411 リンク部, 411a 面, 451 頭部, 500 テンプル, 501 メインばね固定部, 502,503, ねじりばね固定部, 511 メインばね調整機構, 512,513 ねじりばね調整機構, 600 テンプル, 601 メインばね固定部, 602 駆動部, 700 テンプル, 731乃至733 平行リンク機構, 800 ヘッドマウントカメラ, 801 ウェアラブルカメラ

Claims (12)

  1.  ユーザの頭部に装着される2つのテンプル
     を備え、
     前記テンプルは、互いに平行する第1のリンクおよび第2のリンクと互いに平行する第3のリンクおよび第4のリンクとから構成される平行リンク機構を複数段有し、
     連続する2段の前記平行リンク機構において、前段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクと後段の前記平行リンク機構の前記第1のリンクは共有され、前記前段の平行リンク機構が前記頭部に接触した場合に前記後段の平行リンク機構が前記前段の平行リンク機構に対して回転する
     ように構成された
     ヘッドマウント装置。
  2.  前記第1のリンクは、前記第1のリンクと前記第3のリンクの接続点を軸とするねじりばねを有し、
     前記ねじりばねの一端は前記第1のリンクに接続され、他端は前記第3のリンクに接続され、
     前記連続する2段の平行リンク機構において、前記前段の平行リンク機構が前記頭部に接触した場合に前記後段の平行リンク機構の前記第3のリンクが前記接続点を軸として回転することで、前記後段の平行リンク機構が前記前段の平行リンク機構に対して回転する
     ように構成された
     請求項1に記載のヘッドマウント装置。
  3.  前記ねじりばねの一端を固定するねじりばね固定部の位置を調整するねじりばね調整機構
     をさらに備える
     請求項2に記載のヘッドマウント装置。
  4.  最前段の前記平行リンク機構の前記第1のリンクには、メインばねの一端が接続され、
     前記メインばねは、前記最前段の平行リンク機構の前記第1のリンクを回転させる
     ように構成された
     請求項2に記載のヘッドマウント装置。
  5.  前記メインばねの他端を固定するメインばね固定部の位置を調整するメインばね調整機構
     をさらに備える
     請求項4に記載のヘッドマウント装置。
  6.  前記メインばねの他端を固定するメインばね固定部を駆動する駆動部
     をさらに備える
     請求項4に記載のヘッドマウント装置。
  7.  最後段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクには、第5のリンクと前記最後段の平行リンク機構の前記第3のリンクが接続され、
     前記最後段の平行リンク機構の前記第3のリンクは、第1の歯車を有し、
     前記第5のリンクは、モジュールが前記第1の歯車と同一である第2の歯車を有し、
     前記第1の歯車と前記第2の歯車は噛合する
     ように構成された
     請求項1に記載のヘッドマウント装置。
  8.  最後段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクには、第5のリンクの一端が接続され、
     前記第5のリンクの他端は前記第5のリンクの一端に比べて下に位置する
     ように構成された
     請求項1に記載のヘッドマウント装置。
  9.  最後段の前記平行リンク機構の前記第2のリンクには、第5のリンクが接続され、
     前記テンプルが前記頭部に装着される場合に前記頭部に接触する前記第5のリンクの面は曲面である
     請求項1に記載のヘッドマウント装置。
  10.  前記面の面積は所定の面積以上である
     請求項9に記載のヘッドマウント装置。
  11.  前記2つのテンプルの間に設置されるディスプレイ
     をさらに備える
     請求項1に記載のヘッドマウント装置。
  12.  前記2つのテンプルの間に設置されるカメラ
     をさらに備える
     請求項1に記載のヘッドマウント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018033120A (ja) * 2016-08-19 2018-03-01 セイコーエプソン株式会社 頭部装着型画像表示装置
JP2019129484A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置及び虚像表示装置用のノーズパッド

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