JP2020071299A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノーズパッドの位置調整についての構成を簡略化できる頭部装着型表示装置を提供する。【解決手段】頭部装着型表示装置は、画像光を出射して画像を表示する表示部と、表示部を支持する支持部と、支持部に取り付けられるノーズパッドと、を備え、支持部は、ノーズパッドが取り付けられる取付部を有し、ノーズパッドは、取付部に挿入される挿入部を有し、取付部は、挿入部が挿入される挿入口と、挿入口に挿入された挿入部を中心とするノーズパッドの回動方向においてそれぞれ異なる第1位置及び第2位置にノーズパッドを係止可能な係止部と、を有する。【選択図】図11
Description
本発明は、頭部装着型表示装置に関する。
従来、頭部装着型表示装置として、ユーザーの鼻に当接される鼻パッドを備えた表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の表示装置では、鼻パッドは、フレームに設けられた取付部材に取り付けられている。取付部材は、箱状の第1部材と第2部材とから構成されている。
特許文献1に記載の表示装置では、鼻パッドは、フレームに設けられた取付部材に取り付けられている。取付部材は、箱状の第1部材と第2部材とから構成されている。
第1部材の底面には、板バネであるラッチ部材が設けられている。鼻パッドのパッド取付部において第1部材の第1側面と対向する面の1箇所に突起部を設け、ラッチ部材に突起部と嵌合する複数の凹部を設けることにより、取付部材に対する鼻パッドの位置決め、及び、鼻パッドの上下移動が可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置では、鼻パッドを上下に移動可能に保持する取付部材が、複数の部材から構成されていることから、取付部材の構成が複雑であり、頭部装着型表示装置の組立が複雑になるという問題がある。
本発明の一態様に係る頭部装着型表示装置は、画像光を出射して画像を表示する表示部と、前記表示部を支持する支持部と、前記支持部に取り付けられるノーズパッドと、を備え、前記支持部は、前記ノーズパッドが取り付けられる取付部を有し、前記ノーズパッドは、前記取付部に挿入される挿入部を有し、前記取付部は、前記挿入部が挿入される挿入口と、前記挿入口に挿入された前記挿入部を中心とする前記ノーズパッドの回動範囲においてそれぞれ異なる第1位置及び第2位置に前記ノーズパッドを係止可能な係止部と、を有することを特徴とする。
上記一態様では、前記ノーズパッドは、第1鼻当て部及び第2鼻当て部を有し、前記ノーズパッドの回動方向は、前記表示部が前記画像光を出射する第1方向から見て、前記第1鼻当て部及び前記第2鼻当て部を結ぶ第1軸に交差する方向であり、前記取付部は、前記係止部として、前記第1位置に前記ノーズパッドを係止する第1係止部と、前記第2位置に前記ノーズパッドを係止する第2係止部と、を有することが好ましい。
上記一態様では、前記取付部は、前記挿入口の内部に位置し、前記挿入口への挿入方向における前記挿入部の先端部と係合し、前記先端部を中心として前記ノーズパッドを回動可能に支持する回動支持部を有することが好ましい。
上記一態様では、前記挿入部は、前記第1方向から見て前記第1軸に沿って延出し、前記回動支持部によって支持されて前記ノーズパッドの回動軸となる軸部と、前記軸部における一端側及び他端側から前記第1方向にそれぞれ延出する2つの第1延出部と、前記2つの第1延出部における前記軸部とは反対側からそれぞれ互いに離間する方向に延出する2つの第2延出部と、を有し、前記2つの第2延出部のうち少なくとも1つの第2延出部は、前記第1係止部及び前記第2係止部の一方によって係止されることが好ましい。
上記一態様では、前記第1係止部及び前記第2係止部は、それぞれ、前記2つの第2延出部が嵌合される凹部であることが好ましい。
上記一態様では、前記取付部は、前記第1係止部及び前記第2係止部の間に位置し、前記2つの第2延出部と当接して、前記ノーズパッドの回動を規制する規制部を有することが好ましい。
上記一態様では、前記2つの第2延出部は、互いに接離可能な可撓性を有することが好ましい。
上記一態様では、前記ノーズパッドは、第1鼻当て部及び第2鼻当て部と、前記第1鼻当て部を揺動可能に支持する第1揺動支持部と、前記第2鼻当て部を揺動可能に支持する第2揺動支持部と、前記挿入部及び前記第1揺動支持部を接続する第1接続部と、前記挿入部及び前記第2揺動支持部を接続する第2接続部と、を有し、前記第1接続部及び前記第2接続部のうち少なくとも1つの接続部は、前記挿入部から離間する方向に延出する第1構成部と、前記第1鼻当て部及び前記第2鼻当て部を結ぶ第1軸に平行な方向と、前記取付部に対する前記挿入部の挿入方向とのそれぞれに交差し、かつ、前記挿入部から前記第1鼻当て部及び前記第2鼻当て部のうち前記少なくとも1つの接続部と接続される鼻当て部に向かう方向に、前記第1構成部から延出する第2構成部と、前記第2構成部の延出方向に沿い、かつ、前記挿入部から離間する方向に、前記第2構成部に対して屈曲する第3構成部と、前記第3構成部から延出して、前記第1揺動支持部及び前記第2揺動支持部のうち前記少なくとも1つの接続部と接続される揺動支持部に接続される第4構成部と、を有することが好ましい。
上記一態様では、前記表示部は、左眼用画像を導く左側導光部と、右眼用画像を導く右側導光部と、を備え、前記支持部は、前記左側導光部及び前記右側導光部を支持するフレームを有し、前記取付部は、前記左側導光部及び前記右側導光部の間に位置し、前記左側導光部及び前記右側導光部を前記フレームに取り付けることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
[頭部装着型表示装置の概略構成]
図1及び図2は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1を正面側上方及び背面側下方から見た斜視図である。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1は、ユーザーの頭部に装着されて利用され、ユーザーに視認可能に画像を表示するものであり、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)である。頭部装着型表示装置1は、図1及び図2に示すように、表示部3、テンプル4L,4R及び支持部5を有する装置本体2と、支持部5に着脱可能に取り付けられるノーズパッド6と、を備える。これらの他、頭部装着型表示装置1は、装置本体2に装着されて、表示部3を構成する左側導光部32L及び右側導光部32Rを正面側にて覆うカバー部材を備えていてもよい。
[頭部装着型表示装置の概略構成]
図1及び図2は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1を正面側上方及び背面側下方から見た斜視図である。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1は、ユーザーの頭部に装着されて利用され、ユーザーに視認可能に画像を表示するものであり、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)である。頭部装着型表示装置1は、図1及び図2に示すように、表示部3、テンプル4L,4R及び支持部5を有する装置本体2と、支持部5に着脱可能に取り付けられるノーズパッド6と、を備える。これらの他、頭部装着型表示装置1は、装置本体2に装着されて、表示部3を構成する左側導光部32L及び右側導光部32Rを正面側にて覆うカバー部材を備えていてもよい。
詳しくは後述するが、表示部3は、それぞれ画像を表示する左側表示部3L及び右側表示部3Rを有する。支持部5は、表示部3、テンプル4L,4R及びノーズパッド6を支持する。テンプル4L,4Rがユーザーの左耳及び右耳に懸架され、ノーズパッド6がユーザーの鼻に当接されることにより、頭部装着型表示装置1は、ユーザーの頭部に装着される。
以下、頭部装着型表示装置1の構成について詳述する。
以下、頭部装着型表示装置1の構成について詳述する。
以下の説明では、互いに垂直な3方向を+X方向、+Y方向及び+Z方向とし、頭部装着型表示装置1の背面から正面に向かう方向を+Z方向とする。また、頭部装着型表示装置1を+Z方向から見て右から左に向かう方向を+X方向とし、頭部装着型表示装置1を+Z方向から見て下から上に向かう方向を+Y方向とする。
また、図示を省略するが、説明の便宜上、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれの反対方向を−X方向、−Y方向及び−Z方向とする。この他、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれに沿う軸を、X軸、Y軸及びZ軸とする。
また、図示を省略するが、説明の便宜上、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれの反対方向を−X方向、−Y方向及び−Z方向とする。この他、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれに沿う軸を、X軸、Y軸及びZ軸とする。
本実施形態では、後述する鼻当て部62L,62Rを結ぶ第1軸は、X軸である。また、後述する表示部3が画像光を外部に出射する方向である第1方向は−Z方向である。−Z方向の反対方向である+Z方向は、支持部5に対するノーズパッド6の装着方向である。
また、支持部5を構成するフレーム53が延出する軸はX軸であり、フレーム53によって支持される左側表示部3Lから右側表示部3Rに向かう方向は、+X方向である。
そして、+Y方向は、+Z方向及び+X方向のそれぞれに直交し、かつ、フレーム53のフロント部531から左側導光部32L及び右側導光部32Rに向かう方向である。−Y方向は、後述する鼻当て部62L,62Rを結ぶ第1軸である+X軸に平行な+X方向と、後述する取付部54に対するノーズパッド6の挿入部61の挿入方向である+Z方向とのそれぞれに交差し、かつ、挿入部61から鼻当て部62L,62Rに向かう方向である。
また、支持部5を構成するフレーム53が延出する軸はX軸であり、フレーム53によって支持される左側表示部3Lから右側表示部3Rに向かう方向は、+X方向である。
そして、+Y方向は、+Z方向及び+X方向のそれぞれに直交し、かつ、フレーム53のフロント部531から左側導光部32L及び右側導光部32Rに向かう方向である。−Y方向は、後述する鼻当て部62L,62Rを結ぶ第1軸である+X軸に平行な+X方向と、後述する取付部54に対するノーズパッド6の挿入部61の挿入方向である+Z方向とのそれぞれに交差し、かつ、挿入部61から鼻当て部62L,62Rに向かう方向である。
なお、頭部装着型表示装置1を装着したユーザーにとって、+X方向は、左から右に向かう方向であり、+Y方向は、下から上に向かう方向であり、+Z方向は、後から前に向かう方向である。
このため、頭部装着型表示装置1の構成のうち、ユーザーにとっての左側、すなわち、−X方向に配置される構成の符号に「L」を付し、ユーザーにとっての右側、すなわち、+X方向に位置する構成の符号に「R」を付す。
このため、頭部装着型表示装置1の構成のうち、ユーザーにとっての左側、すなわち、−X方向に配置される構成の符号に「L」を付し、ユーザーにとっての右側、すなわち、+X方向に位置する構成の符号に「R」を付す。
[表示部の構成]
表示部3は、所定の視認位置に向かって画像光を出射して、画像光により形成される画像を表示する。所定の視認位置は、表示部3を構成する光学系によって形成された射出瞳の位置である。本実施形態では、所定の視認位置は、ユーザーの左眼及び右眼に応じた仮想の位置に設定されている。そして、表示部3は、視認位置の1つであるユーザーの左眼に左眼用画像光を出射して左眼用画像を表示する左側表示部3Lと、視認位置の他の1つであるユーザーの右眼に右眼用画像光を出射して右眼用画像を表示する右側表示部3Rとを有する。
表示部3は、所定の視認位置に向かって画像光を出射して、画像光により形成される画像を表示する。所定の視認位置は、表示部3を構成する光学系によって形成された射出瞳の位置である。本実施形態では、所定の視認位置は、ユーザーの左眼及び右眼に応じた仮想の位置に設定されている。そして、表示部3は、視認位置の1つであるユーザーの左眼に左眼用画像光を出射して左眼用画像を表示する左側表示部3Lと、視認位置の他の1つであるユーザーの右眼に右眼用画像光を出射して右眼用画像を表示する右側表示部3Rとを有する。
[左側表示部の構成]
左側表示部3Lは、装置本体2において−X方向に位置する。左側表示部3Lは、左眼用画像を形成して出射する画像出射部としての左側出射部31Lと、出射された左眼用画像をユーザーの左眼に導く導光部としての左側導光部32Lと、を有する。
左側表示部3Lは、装置本体2において−X方向に位置する。左側表示部3Lは、左眼用画像を形成して出射する画像出射部としての左側出射部31Lと、出射された左眼用画像をユーザーの左眼に導く導光部としての左側導光部32Lと、を有する。
左側出射部31Lは、後述する左側筐体52L内に収容され、外部から入力される画像情報に応じた左眼用画像光を形成及び出射する。左側出射部31Lは、図示を省略するが、制御部、画像形成部及び画像投射部を有する。
制御部は、入力される画像情報に応じた画像信号を画像形成部に出力して、画像情報に応じた左眼用画像光を画像形成部に形成させる。制御部は、回路素子が実装された回路基板である。
画像形成部は、制御部から入力される画像信号に応じた左眼用画像光を形成する。画像形成部は、有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の自己発光型表示パネルによって構成できる他、LED等の光源と、液晶パネルやMEMSミラー等のマイクロミラーを用いたデバイス等の光変調装置との組合せによって構成できる。
画像投射部は、レンズやプリズムによって構成され、画像形成部によって形成された画像光を+Z方向に投射する。
制御部は、入力される画像情報に応じた画像信号を画像形成部に出力して、画像情報に応じた左眼用画像光を画像形成部に形成させる。制御部は、回路素子が実装された回路基板である。
画像形成部は、制御部から入力される画像信号に応じた左眼用画像光を形成する。画像形成部は、有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の自己発光型表示パネルによって構成できる他、LED等の光源と、液晶パネルやMEMSミラー等のマイクロミラーを用いたデバイス等の光変調装置との組合せによって構成できる。
画像投射部は、レンズやプリズムによって構成され、画像形成部によって形成された画像光を+Z方向に投射する。
左側導光部32Lは、支持部5の後述するフレーム53によって支持されて、左側出射部31Lに対して+Z方向でユーザーの左眼に応じた位置に、X軸に沿って配置されている。左側導光部32Lは、左側出射部31Lから出射された左眼用画像光を、界面にて内面反射させつつ+X方向に導き、ユーザーの左眼の眼球に応じて設けられた半透過層によって左眼に向かって−Z方向に出射する。すなわち、左側表示部3Lは、左眼用画像光を左側導光部32Lから−Z方向に出射する。
左側導光部32Lは、例えば可視光領域で高い透光性を示すシクロオレフィンポリマー等の樹脂により形成されており、ユーザーは、左側導光部32Lを介して外界を観察可能である。
左側導光部32Lは、例えば可視光領域で高い透光性を示すシクロオレフィンポリマー等の樹脂により形成されており、ユーザーは、左側導光部32Lを介して外界を観察可能である。
[右側表示部の構成]
右側表示部3Rは、装置本体2において+X方向に位置する。右側表示部3Rは、右眼用画像光を形成して出射する画像出射部としての右側出射部31Rと、出射された右眼用画像光をユーザーの右眼に導く導光部としての右側導光部32Rと、を有する。
右側表示部3Rは、装置本体2において+X方向に位置する。右側表示部3Rは、右眼用画像光を形成して出射する画像出射部としての右側出射部31Rと、出射された右眼用画像光をユーザーの右眼に導く導光部としての右側導光部32Rと、を有する。
右側出射部31Rは、後述する右側筐体52R内に収容され、外部から入力される画像情報に応じた右眼用画像を形成及び出射する。右側出射部31Rは、左側出射部31Lと同様に、制御部、画像形成部及び画像投射部を有する。
右側導光部32Rは、フレーム53によって支持されて、右側出射部31Rに対して+Z方向でユーザーの右眼に応じた位置に、X軸に沿って配置されている。右側導光部32Rは、右側出射部31Rから+Z方向に出射された右眼用画像光を、界面にて内面反射させつつ−X方向に導き、ユーザーの右眼の眼球に応じて設けられた半透過層によって右眼に向かって−Z方向に出射する。すなわち、右側表示部3Rは、右眼用画像を形成する右眼用画像光を右側導光部32Rから−Z方向に出射する。右側導光部32Rは、例えば左側導光部32Lと同様の透光性を有する材料によって構成されており、ユーザーは、右側導光部32Rを介して外界を観察可能である。
このように、頭部装着型表示装置1は、左側導光部32L及び右側導光部32Rを介してユーザーが画像と外界とを同時に観察可能なシースルー型の頭部装着型表示装置として構成されている。
右側導光部32Rは、フレーム53によって支持されて、右側出射部31Rに対して+Z方向でユーザーの右眼に応じた位置に、X軸に沿って配置されている。右側導光部32Rは、右側出射部31Rから+Z方向に出射された右眼用画像光を、界面にて内面反射させつつ−X方向に導き、ユーザーの右眼の眼球に応じて設けられた半透過層によって右眼に向かって−Z方向に出射する。すなわち、右側表示部3Rは、右眼用画像を形成する右眼用画像光を右側導光部32Rから−Z方向に出射する。右側導光部32Rは、例えば左側導光部32Lと同様の透光性を有する材料によって構成されており、ユーザーは、右側導光部32Rを介して外界を観察可能である。
このように、頭部装着型表示装置1は、左側導光部32L及び右側導光部32Rを介してユーザーが画像と外界とを同時に観察可能なシースルー型の頭部装着型表示装置として構成されている。
[テンプルの構成]
テンプル4Lは、図1及び図2に示すように、Y軸に沿う回動軸を中心として回動可能に左側筐体52Lに支持され、テンプル4Rは、Y軸に沿う回動軸を中心として回動可能に右側筐体52Rに支持されている。そして、テンプル4L,4Rは、装置本体2をユーザーが頭部に装着するときに−Z方向に沿うように伸長されて、ユーザーの左耳及び右耳に懸架される。
なお、本実施形態では、テンプル4Lは、左側筐体52L内に収容される左側出射部31Lに対して、+X方向における頭部装着型表示装置1の中心側に配置されている。テンプル4Rは、右側筐体52R内に収容される右側出射部31Rに対して、+X方向における頭部装着型表示装置1の中心側に配置されている。すなわち、テンプル4Lは、左側出射部31Lに対して+X方向に位置し、テンプル4Rは、右側出射部31Rに対して−X方向に位置している。しかしながら、これに限らず、テンプル4L,4Rの配置位置はどこでもよく、テンプル4L,4Rは、例えば左側筐体52L及び右側筐体52Rにおける−Z方向の端部に支持されていてもよい。また、テンプル4L,4Rは、回動可能に支持されていなくてもよく、固定されていてもよい。
テンプル4Lは、図1及び図2に示すように、Y軸に沿う回動軸を中心として回動可能に左側筐体52Lに支持され、テンプル4Rは、Y軸に沿う回動軸を中心として回動可能に右側筐体52Rに支持されている。そして、テンプル4L,4Rは、装置本体2をユーザーが頭部に装着するときに−Z方向に沿うように伸長されて、ユーザーの左耳及び右耳に懸架される。
なお、本実施形態では、テンプル4Lは、左側筐体52L内に収容される左側出射部31Lに対して、+X方向における頭部装着型表示装置1の中心側に配置されている。テンプル4Rは、右側筐体52R内に収容される右側出射部31Rに対して、+X方向における頭部装着型表示装置1の中心側に配置されている。すなわち、テンプル4Lは、左側出射部31Lに対して+X方向に位置し、テンプル4Rは、右側出射部31Rに対して−X方向に位置している。しかしながら、これに限らず、テンプル4L,4Rの配置位置はどこでもよく、テンプル4L,4Rは、例えば左側筐体52L及び右側筐体52Rにおける−Z方向の端部に支持されていてもよい。また、テンプル4L,4Rは、回動可能に支持されていなくてもよく、固定されていてもよい。
[支持部の構成]
図3及び図4は、正面側上方及び背面側下方から見た支持部5を示す分解斜視図である。詳述すると、図3及び図4は、テンプル4L,4R及び装着部材51を左側筐体52L、右側筐体52R及びフレーム53から分離した状態の装置本体2を正面側上方及び背面側下方から見た分解斜視図である。
支持部5は、表示部3、テンプル4L,4R及びノーズパッド6を支持する。支持部5は、図3及び図4に示すように、装着部材51と、左側筐体52L及び右側筐体52Rと、フレーム53と、取付部54と、を有する。
図3及び図4は、正面側上方及び背面側下方から見た支持部5を示す分解斜視図である。詳述すると、図3及び図4は、テンプル4L,4R及び装着部材51を左側筐体52L、右側筐体52R及びフレーム53から分離した状態の装置本体2を正面側上方及び背面側下方から見た分解斜視図である。
支持部5は、表示部3、テンプル4L,4R及びノーズパッド6を支持する。支持部5は、図3及び図4に示すように、装着部材51と、左側筐体52L及び右側筐体52Rと、フレーム53と、取付部54と、を有する。
[装着部材の構成]
装着部材51は、フレーム53、左側導光部32L及び右側導光部32Rを+Z方向にて覆うようにして、左側筐体52L及び右側筐体52Rに固定される。装着部材51は、支持部5において、上記カバー部材が+Z方向にて着脱可能に装着される部位である。
装着部材51は、左側導光部32L及び右側導光部32Rに対して+Z方向に配置される本体部511と、本体部511からそれぞれ−Z方向に延出する固定部515L,515Rと、を有する。
装着部材51は、フレーム53、左側導光部32L及び右側導光部32Rを+Z方向にて覆うようにして、左側筐体52L及び右側筐体52Rに固定される。装着部材51は、支持部5において、上記カバー部材が+Z方向にて着脱可能に装着される部位である。
装着部材51は、左側導光部32L及び右側導光部32Rに対して+Z方向に配置される本体部511と、本体部511からそれぞれ−Z方向に延出する固定部515L,515Rと、を有する。
本体部511は、左側開口部512Lを形成する左側枠部513Lと、右側開口部512Rを形成する右側枠部513Rと、を有する。この他、本体部511は、図4に示すように、本体部511の−Z方向の面において−X方向の角部及び+X方向の角部に配置されて、上記カバー部材を引き寄せる磁石514L,514Rを有する。
左側枠部513Lは、図3及び図4に示すように、左側導光部32Lに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、左側導光部32Lによって表示される左眼用画像の表示領域を含む領域を囲む。
右側枠部513Rは、右側導光部32Rに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、右側導光部32Rによって表示される右眼用画像の表示領域を含む領域を囲む。
ユーザーが左側導光部32L及び右側導光部32Rを介して外界を観察する場合には、ユーザーの視線は、左側開口部512L及び右側開口部512Rを通過する。
左側枠部513Lは、図3及び図4に示すように、左側導光部32Lに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、左側導光部32Lによって表示される左眼用画像の表示領域を含む領域を囲む。
右側枠部513Rは、右側導光部32Rに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、右側導光部32Rによって表示される右眼用画像の表示領域を含む領域を囲む。
ユーザーが左側導光部32L及び右側導光部32Rを介して外界を観察する場合には、ユーザーの視線は、左側開口部512L及び右側開口部512Rを通過する。
固定部515Lは、本体部511における−X方向の端部に設けられている。固定部515Lは、本体部511における+Y方向の端縁から−Z方向に延出する上側腕部5151と、本体部511における−Y方向の端縁から−Z方向に延出する下側腕部5153と、を備える。
固定部515Rは、本体部511における+X方向の端部に設けられており、固定部515Lと同様に、上側腕部5151及び下側腕部5153を備える。
そして、固定部515Lの上側腕部5151及び下側腕部5153が左側筐体52Lに固定され、固定部515Rの上側腕部5151及び下側腕部5153が右側筐体52Rに固定されることにより、装着部材51は、左側筐体52L及び右側筐体52Rに固定される。
固定部515Rは、本体部511における+X方向の端部に設けられており、固定部515Lと同様に、上側腕部5151及び下側腕部5153を備える。
そして、固定部515Lの上側腕部5151及び下側腕部5153が左側筐体52Lに固定され、固定部515Rの上側腕部5151及び下側腕部5153が右側筐体52Rに固定されることにより、装着部材51は、左側筐体52L及び右側筐体52Rに固定される。
[左側筐体の構成]
左側筐体52Lは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム53における−X方向の端部に取り付けられて、左側出射部31Lを収容する。左側筐体52Lは、+X方向の側面52L1における+Z方向の部位に、軸支部52L2を有する。
軸支部52L2は、テンプル4Lを回動可能に支持する他、固定部515Lが固定される部位である。
左側筐体52Lは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム53における−X方向の端部に取り付けられて、左側出射部31Lを収容する。左側筐体52Lは、+X方向の側面52L1における+Z方向の部位に、軸支部52L2を有する。
軸支部52L2は、テンプル4Lを回動可能に支持する他、固定部515Lが固定される部位である。
[右側筐体の構成]
右側筐体52Rは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム53における+X方向の端部に取り付けられて、右側出射部31Rを収容する。右側筐体52Rは、−X方向の側面52R1における+Z方向の部位に、軸支部52R2を有する。
軸支部52R2は、テンプル4Rを回動可能に支持する他、固定部515Rが固定される部位である。
右側筐体52Rは、合成樹脂製の筐体であり、フレーム53における+X方向の端部に取り付けられて、右側出射部31Rを収容する。右側筐体52Rは、−X方向の側面52R1における+Z方向の部位に、軸支部52R2を有する。
軸支部52R2は、テンプル4Rを回動可能に支持する他、固定部515Rが固定される部位である。
[フレームの構成]
フレーム53は、+Y方向から見て略U字状の金属製部材であり、X軸に沿って配置される。すなわち、フレーム53の一端は−X方向に位置し、他端は+X方向に位置する。フレーム53は、図3及び図4に示すように、ユーザーの額に沿うフロント部531を有する。
フロント部531は、フレーム53においてXZ平面に沿う部位である。フロント部531は、−Y方向の面532との間に左側導光部32L及び右側導光部32Rを挟むように−Y方向から取付部54が取り付けられることによって、左側導光部32L及び右側導光部32Rを支持する。すなわち、取付部54は、左側導光部32Lと右側導光部32Rとの間に位置するように面532に取り付けられる取付部材であり、フレーム53とともに左側導光部32Lと右側導光部32Rを支持する他、ノーズパッド6を支持する。
このような取付部54の構成については、後に詳述する。
フレーム53は、+Y方向から見て略U字状の金属製部材であり、X軸に沿って配置される。すなわち、フレーム53の一端は−X方向に位置し、他端は+X方向に位置する。フレーム53は、図3及び図4に示すように、ユーザーの額に沿うフロント部531を有する。
フロント部531は、フレーム53においてXZ平面に沿う部位である。フロント部531は、−Y方向の面532との間に左側導光部32L及び右側導光部32Rを挟むように−Y方向から取付部54が取り付けられることによって、左側導光部32L及び右側導光部32Rを支持する。すなわち、取付部54は、左側導光部32Lと右側導光部32Rとの間に位置するように面532に取り付けられる取付部材であり、フレーム53とともに左側導光部32Lと右側導光部32Rを支持する他、ノーズパッド6を支持する。
このような取付部54の構成については、後に詳述する。
[ノーズパッドの構成]
図5は、ノーズパッド6を上方背面側から見た斜視図である。図6は、ノーズパッド6を+Y方向から見た平面図である。
ノーズパッド6は、取付部54に挿抜可能に取り付けられ、取付部54によって−Z方向から見て+Y方向及び−Y方向に回動可能に支持される。すなわち、ノーズパッド6は、装置本体2に対して交換可能に設けられている。
ノーズパッド6は、図5及び図6に示すように、+X方向における中心を通り、かつ、YZ平面に沿う中心面を中心とする鏡面対称に構成されている。換言すると、ノーズパッド6は、+Y方向又は−Z方向から見て左右対称に構成されている。
このようなノーズパッド6は、挿入部61、鼻当て部62L,62R、揺動支持部63L,63R及び接続部64L,64Rを有する。
図5は、ノーズパッド6を上方背面側から見た斜視図である。図6は、ノーズパッド6を+Y方向から見た平面図である。
ノーズパッド6は、取付部54に挿抜可能に取り付けられ、取付部54によって−Z方向から見て+Y方向及び−Y方向に回動可能に支持される。すなわち、ノーズパッド6は、装置本体2に対して交換可能に設けられている。
ノーズパッド6は、図5及び図6に示すように、+X方向における中心を通り、かつ、YZ平面に沿う中心面を中心とする鏡面対称に構成されている。換言すると、ノーズパッド6は、+Y方向又は−Z方向から見て左右対称に構成されている。
このようなノーズパッド6は、挿入部61、鼻当て部62L,62R、揺動支持部63L,63R及び接続部64L,64Rを有する。
[挿入部の構成]
挿入部61は、ノーズパッド6において取付部54に+Z方向に沿って挿入される部位であり、ノーズパッド6において+Y方向で+Z方向に位置する。挿入部61は、軸部611、第1延出部612L,612R及び第2延出部613L,613Rを有し、これらは同一平面上に位置する。
軸部611は、挿入部61の+Z方向における先端部に位置し、X軸に沿う円柱状部である。軸部611の軸方向は、取付部54の後述する挿入口541に挿入されて支持された際に、ノーズパッド6の回動軸と一致する。
第1延出部612Lは、軸部611の−X方向の端部から−Z方向に延出し、第1延出部612Rは、軸部611の+X方向の端部から−Z方向に延出している。第1延出部612L,612Rの一部は、軸部611とともに、挿入口541内に挿入される。
挿入部61は、ノーズパッド6において取付部54に+Z方向に沿って挿入される部位であり、ノーズパッド6において+Y方向で+Z方向に位置する。挿入部61は、軸部611、第1延出部612L,612R及び第2延出部613L,613Rを有し、これらは同一平面上に位置する。
軸部611は、挿入部61の+Z方向における先端部に位置し、X軸に沿う円柱状部である。軸部611の軸方向は、取付部54の後述する挿入口541に挿入されて支持された際に、ノーズパッド6の回動軸と一致する。
第1延出部612Lは、軸部611の−X方向の端部から−Z方向に延出し、第1延出部612Rは、軸部611の+X方向の端部から−Z方向に延出している。第1延出部612L,612Rの一部は、軸部611とともに、挿入口541内に挿入される。
第2延出部613L,613Rは、第1延出部612L,612Rにおける軸部611とは反対側の端部から互いに離間する方向に延出している。詳述すると、−X方向に位置する第2延出部613Lは、第1延出部612Lにおける軸部611とは反対側の端部から−X方向に延出している。+X方向に位置する第2延出部613Rは、第1延出部612Rにおける軸部611とは反対側の端部から+X方向に延出している。
このような第2延出部613L,613Rは、取付部54の後述する第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rによって係止される部位である。
このような第2延出部613L,613Rは、取付部54の後述する第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rによって係止される部位である。
第2延出部613L,613Rは、X軸において互いに接離する方向に撓むことが可能な剛性を有する。すなわち、第2延出部613L,613Rは、X軸において互いに接離する方向への可撓性を有する。このため、後述する接続部64L,64Rを互いに近接する方向に変位させると、第2延出部613L,613Rは、互いに近接する方向に撓む。これにより、詳しくは後述するが、取付部54におけるノーズパッド6の係止位置を変更可能となる。
図6に示すように、第2延出部613Lと第1延出部612Lとの交差角αLは鈍角であり、第2延出部613Rと第1延出部612Rとの交差角αRは鈍角である。これは、第2延出部613L及び第2延出部613Rを変位させやすくして、取付部54におけるノーズパッド6の位置を変更しやすくするための措置である。
なお、本実施形態では、交差角αL及び交差角αRは、同じ角度であるが、交差角αLと交差角αRとは異なっていてもよく、交差角αL及び交差角αRのうち一方の交差角のみが鈍角で、他方の交差角は、例えば直角等、鈍角以外の角度であってもよい。
なお、本実施形態では、交差角αL及び交差角αRは、同じ角度であるが、交差角αLと交差角αRとは異なっていてもよく、交差角αL及び交差角αRのうち一方の交差角のみが鈍角で、他方の交差角は、例えば直角等、鈍角以外の角度であってもよい。
[鼻当て部及び揺動支持部の構成]
頭部装着型表示装置1がユーザーの頭部に装着されるときに、鼻当て部62Lは、ユーザーの鼻における左側の部位に当接され、鼻当て部62Rは、ユーザーの鼻における右側の部位に当接される。鼻当て部62L,62Rのうち一方の鼻当て部は、第1鼻当て部に相当し、他方の鼻当て部は、第2鼻当て部に相当する。
ここで、鼻当て部62L,62Rが当接する鼻の形状はユーザー毎に異なる。このことから、鼻当て部62L,62Rは、適切に鼻に当接するように、ノーズパッド6における−Y方向で−Z方向の位置に設けられた揺動支持部63L,63Rによって揺動可能に支持されている。
頭部装着型表示装置1がユーザーの頭部に装着されるときに、鼻当て部62Lは、ユーザーの鼻における左側の部位に当接され、鼻当て部62Rは、ユーザーの鼻における右側の部位に当接される。鼻当て部62L,62Rのうち一方の鼻当て部は、第1鼻当て部に相当し、他方の鼻当て部は、第2鼻当て部に相当する。
ここで、鼻当て部62L,62Rが当接する鼻の形状はユーザー毎に異なる。このことから、鼻当て部62L,62Rは、適切に鼻に当接するように、ノーズパッド6における−Y方向で−Z方向の位置に設けられた揺動支持部63L,63Rによって揺動可能に支持されている。
詳述すると、鼻当て部62Lは、ユーザーの鼻における左側の部位に当接する当接部62L1を有し、当接部62L1が−Y方向で+X方向を向くように、−X方向に位置する揺動支持部63Lによって揺動可能に支持されている。同様に、鼻当て部62Rは、ユーザーの鼻における右側の部位に当接する当接部62R1を有し、当接部62R1が−Y方向で−X方向を向くように、+X方向に位置する揺動支持部63Rによって揺動可能に支持されている。
これら揺動支持部63L,63Rのうち一方の揺動支持部は、鼻当て部62L,62Rのうち第1鼻当て部に対応する鼻当て部を揺動可能に支持する第1揺動支持部であり、他方の揺動支持部は、鼻当て部62L,62Rのうち第2鼻当て部に対応する鼻当て部を揺動可能に支持する第2揺動支持部である。
これら揺動支持部63L,63Rのうち一方の揺動支持部は、鼻当て部62L,62Rのうち第1鼻当て部に対応する鼻当て部を揺動可能に支持する第1揺動支持部であり、他方の揺動支持部は、鼻当て部62L,62Rのうち第2鼻当て部に対応する鼻当て部を揺動可能に支持する第2揺動支持部である。
[接続部の構成]
接続部64Lは、−X方向に位置し、挿入部61の第2延出部613Lと揺動支持部63Lとを接続する。接続部64Rは、+X方向に位置し、挿入部61の第2延出部613Rと揺動支持部63Rとを接続する。すなわち、接続部64L,64Rのうち一方の接続部は、揺動支持部63L,63Rのうち第1揺動支持部に相当する揺動支持部と接続される第1接続部であり、他方の接続部は、揺動支持部63L,63Rのうち第2揺動支持部に相当する揺動支持部と接続される第2接続部に相当する。
接続部64Lは、−X方向に位置し、挿入部61の第2延出部613Lと揺動支持部63Lとを接続する。接続部64Rは、+X方向に位置し、挿入部61の第2延出部613Rと揺動支持部63Rとを接続する。すなわち、接続部64L,64Rのうち一方の接続部は、揺動支持部63L,63Rのうち第1揺動支持部に相当する揺動支持部と接続される第1接続部であり、他方の接続部は、揺動支持部63L,63Rのうち第2揺動支持部に相当する揺動支持部と接続される第2接続部に相当する。
接続部64Rは、図5及び図6に示すように、第1構成部64R1、第2構成部64R2、第3構成部64R3及び第4構成部64R4を有する。
第1構成部64R1は、第2延出部613Rにおける第1延出部612Rとは反対側の端部から、挿入部61から離間する方向である−Z方向に延出している。
第2構成部64R2は、第1構成部64R1から−Y方向に延出している。すなわち、第2構成部64R2は、鼻当て部62L,62Rを結ぶ第1軸であるX軸に平行な+X方向と、取付部54に対する挿入部62の挿入方向である+Z方向とのそれぞれに交差し、かつ、挿入部61から鼻当て部62L,62Rのうち接続部64Rと接続される鼻当て部62Rに向かう−Y方向に、第1構成部64R1から延出する。
第3構成部64R3は、第2構成部の延出方向である−Y方向に沿い、かつ、挿入部61から離間する方向である−Z方向に、第2構成部64R2に対して屈曲している。
第4構成部64R4は、第3構成部64R3から−Y方向で+X方向に延出し、揺動支持部63L,63Rのうち接続部64Rと接続される揺動支持部63Rと接続されている。
第1構成部64R1は、第2延出部613Rにおける第1延出部612Rとは反対側の端部から、挿入部61から離間する方向である−Z方向に延出している。
第2構成部64R2は、第1構成部64R1から−Y方向に延出している。すなわち、第2構成部64R2は、鼻当て部62L,62Rを結ぶ第1軸であるX軸に平行な+X方向と、取付部54に対する挿入部62の挿入方向である+Z方向とのそれぞれに交差し、かつ、挿入部61から鼻当て部62L,62Rのうち接続部64Rと接続される鼻当て部62Rに向かう−Y方向に、第1構成部64R1から延出する。
第3構成部64R3は、第2構成部の延出方向である−Y方向に沿い、かつ、挿入部61から離間する方向である−Z方向に、第2構成部64R2に対して屈曲している。
第4構成部64R4は、第3構成部64R3から−Y方向で+X方向に延出し、揺動支持部63L,63Rのうち接続部64Rと接続される揺動支持部63Rと接続されている。
接続部64Lも、図6に示すように、第1構成部64L1、第2構成部64L2、第3構成部64L3及び第4構成部64L4を有する。
第1構成部64L1は、第2延出部613Lにおける第1延出部612Lとは反対側の端部から−Z方向に延出する。
第2構成部64L2は、第1構成部64L1から−Y方向に延出する。
第3構成部64L3は、−Y方向で−Z方向に、第2構成部64L2に対して屈曲している。
第4構成部64L4は、第3構成部64L3から−Y方向で−X方向に延出し、揺動支持部63Lに接続されている。
第1構成部64L1は、第2延出部613Lにおける第1延出部612Lとは反対側の端部から−Z方向に延出する。
第2構成部64L2は、第1構成部64L1から−Y方向に延出する。
第3構成部64L3は、−Y方向で−Z方向に、第2構成部64L2に対して屈曲している。
第4構成部64L4は、第3構成部64L3から−Y方向で−X方向に延出し、揺動支持部63Lに接続されている。
[取付部に対するノーズパッドの挿入方向]
図7は、取付部54に対するノーズパッド6の挿入方向を示す図である。なお、図7に図示する頭部装着型表示装置1では、テンプル4L,4Rの図示を省略している。
ノーズパッド6は、フレーム53において左側導光部32L及び右側導光部32Rの間に設けられた取付部54に取り付けられる。この際、ノーズパッド6は、図7に示すように、取付部54の挿入口541に−Z方向から+Z方向に向かって挿入部61が挿入されるようにして、取付部54に取り付けられる。
図7は、取付部54に対するノーズパッド6の挿入方向を示す図である。なお、図7に図示する頭部装着型表示装置1では、テンプル4L,4Rの図示を省略している。
ノーズパッド6は、フレーム53において左側導光部32L及び右側導光部32Rの間に設けられた取付部54に取り付けられる。この際、ノーズパッド6は、図7に示すように、取付部54の挿入口541に−Z方向から+Z方向に向かって挿入部61が挿入されるようにして、取付部54に取り付けられる。
[取付部の構成]
図8は、取付部54を−Z方向から見た背面図である。図9は、取付部54のYZ平面に沿う断面を示す図であり、図8におけるIX−IX線における取付部54の断面を−X方向から見た図である。なお、図8及び図9においては、取付部54の構成を見易くするために、取付部54の図示を簡略化している。
取付部54は、図8及び図9に示すように、−Z方向に開口する挿入口541と、挿入口541内に設けられた回動支持部542(図9)と、それぞれ挿入口541の外側に設けられた第1係止部543L,543R、第2係止部544L,544R及び規制部545L,545Rと、を有する。
図8は、取付部54を−Z方向から見た背面図である。図9は、取付部54のYZ平面に沿う断面を示す図であり、図8におけるIX−IX線における取付部54の断面を−X方向から見た図である。なお、図8及び図9においては、取付部54の構成を見易くするために、取付部54の図示を簡略化している。
取付部54は、図8及び図9に示すように、−Z方向に開口する挿入口541と、挿入口541内に設けられた回動支持部542(図9)と、それぞれ挿入口541の外側に設けられた第1係止部543L,543R、第2係止部544L,544R及び規制部545L,545Rと、を有する。
[挿入口及び回動支持部の構成]
挿入口541は、−Z方向から見て略H字状に形成されている。挿入口541内には、挿入部61が挿入される。
回動支持部542は、図9に示すように、挿入口541の内部において、挿入口541の奥行き方向である+Z方向の部位に設けられている。回動支持部542は、挿入口541に挿入された挿入部61の軸部611を、X軸に沿う回動軸を中心として回動可能に支持する。
詳述すると、回動支持部542は、軸部611における+Z方向で−Y方向の部位と当接する円弧状の第1当接面5421と、軸部611における−Z方向で+Y方向の部位と当接する円弧状の第2当接面5422と、を有し、第1当接面5421と第2当接面5422との間には、隙間GPが形成されている。
挿入口541は、−Z方向から見て略H字状に形成されている。挿入口541内には、挿入部61が挿入される。
回動支持部542は、図9に示すように、挿入口541の内部において、挿入口541の奥行き方向である+Z方向の部位に設けられている。回動支持部542は、挿入口541に挿入された挿入部61の軸部611を、X軸に沿う回動軸を中心として回動可能に支持する。
詳述すると、回動支持部542は、軸部611における+Z方向で−Y方向の部位と当接する円弧状の第1当接面5421と、軸部611における−Z方向で+Y方向の部位と当接する円弧状の第2当接面5422と、を有し、第1当接面5421と第2当接面5422との間には、隙間GPが形成されている。
図10は、ノーズパッド6の挿入部61が挿入された状態の取付部54のYZ平面に沿う断面を示す図である。なお、図10においても、取付部54の構成を見易くするために、取付部54の図示を簡略化している。
そして、回動支持部542に隙間GPを介して+Y方向に嵌まり込むように挿入されることによって、軸部611は、図10に示すように、第1当接面5421及び第2当接面5422と当接する。これにより、ノーズパッド6は、+X方向に沿う軸部611を中心として第1延出部612L,612Rが−Z方向に向かうに従って+Y方向に延出する状態となる+D方向、及び、+D方向とは反対方向である−D方向に回動可能となる。
そして、回動支持部542に隙間GPを介して+Y方向に嵌まり込むように挿入されることによって、軸部611は、図10に示すように、第1当接面5421及び第2当接面5422と当接する。これにより、ノーズパッド6は、+X方向に沿う軸部611を中心として第1延出部612L,612Rが−Z方向に向かうに従って+Y方向に延出する状態となる+D方向、及び、+D方向とは反対方向である−D方向に回動可能となる。
[第1係止部の構成]
図8に示すように、第1係止部543L,543Rは、挿入口541と連通するように、挿入口541における−Y方向の端部からそれぞれ離間する方向に延出している。
具体的に、第1係止部543Lは、挿入口541における−Y方向の内側端縁から−X方向に延出し、第1係止部543Rは、挿入口541における−Y方向の内側端縁から+X方向に延出している。第1係止部543Lは、挿入口541に挿入部61が挿入された際に第2延出部613Lが嵌合可能な凹部であり、第1係止部543Rは、第2延出部613Rが嵌合可能な凹部である。すなわち、第1係止部543L,543Rは、+Z方向に凹む凹部である。
なお、上記のように、挿入部61は+Z方向に沿って挿入口541に挿入されるので、ノーズパッド6を取付部54に取り付ける際には、第1係止部543L,543Rが第2延出部613L,613Rを係止しやすい。
図8に示すように、第1係止部543L,543Rは、挿入口541と連通するように、挿入口541における−Y方向の端部からそれぞれ離間する方向に延出している。
具体的に、第1係止部543Lは、挿入口541における−Y方向の内側端縁から−X方向に延出し、第1係止部543Rは、挿入口541における−Y方向の内側端縁から+X方向に延出している。第1係止部543Lは、挿入口541に挿入部61が挿入された際に第2延出部613Lが嵌合可能な凹部であり、第1係止部543Rは、第2延出部613Rが嵌合可能な凹部である。すなわち、第1係止部543L,543Rは、+Z方向に凹む凹部である。
なお、上記のように、挿入部61は+Z方向に沿って挿入口541に挿入されるので、ノーズパッド6を取付部54に取り付ける際には、第1係止部543L,543Rが第2延出部613L,613Rを係止しやすい。
図11は、第1位置に配置されたノーズパッド6及び取付部54を−Z方向から見た背面図である。図12は、第1位置に配置されたノーズパッド6及び取付部54のYZ平面に沿う断面を−X方向から見た図であり、図11におけるXII−XII線における断面を−X方向から見た図である。なお、図11及び図12においても、取付部54の図示を簡略化している。
図11及び図12に示すように、第2延出部613L,613Rが第1係止部543L,543Rに係止された状態では、ノーズパッド6は、ノーズパッド6の回動範囲において−Y方向の位置である第1位置に配置される。換言すると、ノーズパッド6が第1位置に配置された状態では、鼻当て部62L,62Rは、−Y方向の位置に配置される。
このような第1位置は、ノーズパッド6の鼻当て部62L,62Rが、例えば眼鏡を装着したユーザーの鼻において眼鏡の鼻当てが当接する部位より−Y方向の部位に当接するように、ノーズパッド6が配置される位置である。
図11及び図12に示すように、第2延出部613L,613Rが第1係止部543L,543Rに係止された状態では、ノーズパッド6は、ノーズパッド6の回動範囲において−Y方向の位置である第1位置に配置される。換言すると、ノーズパッド6が第1位置に配置された状態では、鼻当て部62L,62Rは、−Y方向の位置に配置される。
このような第1位置は、ノーズパッド6の鼻当て部62L,62Rが、例えば眼鏡を装着したユーザーの鼻において眼鏡の鼻当てが当接する部位より−Y方向の部位に当接するように、ノーズパッド6が配置される位置である。
なお、ノーズパッド6における接続部64L,64Rは、上記のように、第2延出部613L,613Rと接続される第1構成部64L1,64R1から、−Y方向に延出する第2構成部64L2,64R2、及び、第2構成部64L2,64R2から−Y方向で−Z方向に屈曲する第3構成部64L3,64R3を介して、第4構成部64L4,64R4が揺動支持部63L,63Rと接続される構成である。すなわち、接続部64L,64Rは、第2延出部613L,613Rからユーザーの顔面側である−Z方向に延出した後に、−Y方向に延出して揺動支持部63L,63Rと接続されるのではなく、第2延出部613L,613Rから−Y方向に延出した後に、−Z方向に延出して揺動支持部63L,63Rと接続される。より詳述すると、接続部64L,64Rは、第2延出部613L,613Rから揺動支持部63L,63Rの+Y方向に応じた位置まで−Z方向に延出した後、揺動支持部63L,63Rに向かって垂下するのではなく、第2延出部613L,613Rから僅かに−Z方向に延出し、−Y方向に延出した後に−Z方向に延出して、揺動支持部63L,63Rと接続される。
これによれば、ノーズパッド6が第1位置に配置された場合に、眼鏡を装着したユーザーの鼻において眼鏡の鼻当て部が当接する部位より−Y方向の部位に、鼻当て部62L,62Rを接触させやすくすることができる。換言すると、鼻当て部62L,62R及び接続部64L,64Rが、眼鏡のフレームや鼻当てと干渉しないように、鼻当て部62L,62Rをユーザーの鼻に当接させることができる。
[第2係止部の構成]
図8に示すように、第2係止部544L,544Rは、挿入口541と連通するように、挿入口541における+Y方向の端部からそれぞれ離間する方向に延出している。
具体的に、第2係止部544Lは、挿入口541における+Y方向の内側端縁から−X方向に延出し、第2係止部544Rは、挿入口541における+Y方向の内側端縁から+X方向に延出している。第2係止部544L,544Rは、第1係止部543L,543Rと同様に、+Z方向に凹む凹部であり、挿入口541に挿入部61が挿入された際に、第2係止部544Lには、第2延出部613Lが嵌合可能であり、第2係止部544Rには、第2延出部613Rが嵌合可能である。
このように、第2延出部613L,613Rが第2係止部544L,544Rに係止された状態では、ノーズパッド6は、ノーズパッド6の回動範囲において+Y方向の位置である第2位置に配置される。
図8に示すように、第2係止部544L,544Rは、挿入口541と連通するように、挿入口541における+Y方向の端部からそれぞれ離間する方向に延出している。
具体的に、第2係止部544Lは、挿入口541における+Y方向の内側端縁から−X方向に延出し、第2係止部544Rは、挿入口541における+Y方向の内側端縁から+X方向に延出している。第2係止部544L,544Rは、第1係止部543L,543Rと同様に、+Z方向に凹む凹部であり、挿入口541に挿入部61が挿入された際に、第2係止部544Lには、第2延出部613Lが嵌合可能であり、第2係止部544Rには、第2延出部613Rが嵌合可能である。
このように、第2延出部613L,613Rが第2係止部544L,544Rに係止された状態では、ノーズパッド6は、ノーズパッド6の回動範囲において+Y方向の位置である第2位置に配置される。
図13は、第2位置に配置されたノーズパッド6及び取付部54を−Z方向から見た背面図である。図14は、第2位置に配置されたノーズパッド6及び取付部54のYZ平面に沿う断面を−X方向から見た図であり、図13におけるXIV−XIV線における断面を−X方向から見た図である。なお、図13及び図14においても、取付部54の図示を簡略化している。
図13及び図14に示すように、ノーズパッド6が第2位置に配置された状態では、鼻当て部62L,62Rの位置は、第1位置での位置に対して+Y方向となる。
このような第2位置は、例えば、眼鏡を装着していないユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1を装着した場合に、ノーズパッド6の鼻当て部62L,62Rがユーザーの鼻において眉間近傍の部位に当接するように、ノーズパッド6が配置される位置である。そして、第2位置にノーズパッド6が配置されることにより、眼鏡を装着していないユーザーの頭部に、頭部装着型表示装置1を安定して装着させることができる。
図13及び図14に示すように、ノーズパッド6が第2位置に配置された状態では、鼻当て部62L,62Rの位置は、第1位置での位置に対して+Y方向となる。
このような第2位置は、例えば、眼鏡を装着していないユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1を装着した場合に、ノーズパッド6の鼻当て部62L,62Rがユーザーの鼻において眉間近傍の部位に当接するように、ノーズパッド6が配置される位置である。そして、第2位置にノーズパッド6が配置されることにより、眼鏡を装着していないユーザーの頭部に、頭部装着型表示装置1を安定して装着させることができる。
なお、ユーザーの鼻に鼻当て部62L,62Rが当接した場合には、鼻当て部62L,62Rには、+Z方向への力が加わり、接続部64L,64Rは、互いに離間する方向に変位しようとする。このため、第2延出部613Lにおける接続部64Lとの接続部位、及び、第2延出部613Rにおける接続部64Rとの接続部位は、第1係止部543L,543R又は第2係止部544L,544Rに押し付けられる。すなわち、第2延出部613L,613Rにおいて互いに反対側の端部は、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rに押し付けられる。
これにより、頭部装着型表示装置1の装着時に、第2延出部613L,613Rが、第1係止部543L,543R又は第2係止部544L,544Rから外れることが抑制され、ひいては、ノーズパッド6の位置がずれることが抑制される。
これにより、頭部装着型表示装置1の装着時に、第2延出部613L,613Rが、第1係止部543L,543R又は第2係止部544L,544Rから外れることが抑制され、ひいては、ノーズパッド6の位置がずれることが抑制される。
[規制部の構成]
図8に示すように、規制部545Lは、+Y方向において第1係止部543Lと第2係止部544Lとの間に位置し、規制部545Rは、+Y方向において第1係止部543Rと第2係止部544Rとの間に位置する。そして、図示を省略するが、規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ第2延出部613L,613Rが嵌まり込む凹部である第1係止部543L,543Rにおいて、第2延出部613L,613Rにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に位置する。また、規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ第2延出部613L,613Rが嵌まり込む凹部である第2係止部544L,544Rにおいて、第2延出部613L,613Rにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に位置する。換言すると、規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ凹部である第1係止部543L,543Rの底部より−Z方向に位置し、それぞれ凹部である第2係止部544L,544Rの底部より−Z方向に位置している。他に換言すると、規制部545Lは、それぞれ凹部である第1係止部543L及び第2係止部544Lにおいて第2延出部613Lにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に突出し、規制部545Rは、それぞれ凹部である第1係止部543R及び第2係止部544Rにおいて第2延出部613Rにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に突出している。
図8に示すように、規制部545Lは、+Y方向において第1係止部543Lと第2係止部544Lとの間に位置し、規制部545Rは、+Y方向において第1係止部543Rと第2係止部544Rとの間に位置する。そして、図示を省略するが、規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ第2延出部613L,613Rが嵌まり込む凹部である第1係止部543L,543Rにおいて、第2延出部613L,613Rにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に位置する。また、規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ第2延出部613L,613Rが嵌まり込む凹部である第2係止部544L,544Rにおいて、第2延出部613L,613Rにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に位置する。換言すると、規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ凹部である第1係止部543L,543Rの底部より−Z方向に位置し、それぞれ凹部である第2係止部544L,544Rの底部より−Z方向に位置している。他に換言すると、規制部545Lは、それぞれ凹部である第1係止部543L及び第2係止部544Lにおいて第2延出部613Lにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に突出し、規制部545Rは、それぞれ凹部である第1係止部543R及び第2係止部544Rにおいて第2延出部613Rにおける+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に突出している。
規制部545L,545Rは、頭部装着型表示装置1の装着時にノーズパッド6が±D方向に、意図せずに回動してしまうことを規制する。すなわち、規制部545L,545Rは、第2延出部613L,613Rと当接することによって、第1位置に配置されているノーズパッド6が+D方向に回動されてしまうことを抑制し、これにより、ノーズパッド6の位置が意図せずに第2位置に変更されてしまうことを抑制する。同様に、規制部545L,545Rは、第2延出部613L,613Rと当接することによって、第2位置に配置されているノーズパッド6が−D方向に回動されてしまうことを抑制し、これにより、ノーズパッド6の位置が意図せずに第1位置に変更されてしまうことを抑制する。
一方、第1延出部612Lと第2延出部613Lとの交差角αLが大きくなるとともに、第1延出部612Rと第2延出部613Rとの交差角αRが大きくなるように、第2延出部613L,613Rを互いに近接する方向に変位させることによって、規制部545L,545Rを避けてノーズパッド6を±D方向に回動させることができる。この際、交差角αL,αRは、それぞれ鈍角であるので、第1延出部612L,612Rに対して第2延出部613L,613Rを変位させやすくすることができる。従って、ノーズパッド6の意図した位置変更を容易に実施できる。
[実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
頭部装着型表示装置1は、画像光を出射して画像を表示する表示部3と、表示部3を支持する支持部5と、支持部5に取り付けられるノーズパッド6と、を備える。支持部5は、ノーズパッド6が取り付けられる取付部54を有し、ノーズパッド6は、取付部54に挿入される挿入部61を有する。取付部54は、挿入部61が挿入される挿入口541と、挿入口541に挿入された挿入部61を中心とするノーズパッド6の回動範囲においてそれぞれ異なる第1位置及び第2位置にノーズパッド6をそれぞれ係止可能な係止部である第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rと、を有する。
これによれば、ノーズパッド6は、取付部54に設けられた挿入口541に挿入部61が挿入された状態にて、必要に応じて±D方向に回動されることによって、第2延出部613L,613Rが第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rによって係止され、これにより、第1位置又は第2位置に係止される。このため、ラッチ部材を設ける等して、ノーズパッドを上下にスライド可能に保持する構造を取付部が有する場合に比べて、ノーズパッド6を移動可能に保持する取付部54の構成を簡略化できる。従って、ノーズパッド6の位置を調整可能な頭部装着型表示装置1の構成を簡略化でき、頭部装着型表示装置1の組立を容易に実施できる。
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
頭部装着型表示装置1は、画像光を出射して画像を表示する表示部3と、表示部3を支持する支持部5と、支持部5に取り付けられるノーズパッド6と、を備える。支持部5は、ノーズパッド6が取り付けられる取付部54を有し、ノーズパッド6は、取付部54に挿入される挿入部61を有する。取付部54は、挿入部61が挿入される挿入口541と、挿入口541に挿入された挿入部61を中心とするノーズパッド6の回動範囲においてそれぞれ異なる第1位置及び第2位置にノーズパッド6をそれぞれ係止可能な係止部である第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rと、を有する。
これによれば、ノーズパッド6は、取付部54に設けられた挿入口541に挿入部61が挿入された状態にて、必要に応じて±D方向に回動されることによって、第2延出部613L,613Rが第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rによって係止され、これにより、第1位置又は第2位置に係止される。このため、ラッチ部材を設ける等して、ノーズパッドを上下にスライド可能に保持する構造を取付部が有する場合に比べて、ノーズパッド6を移動可能に保持する取付部54の構成を簡略化できる。従って、ノーズパッド6の位置を調整可能な頭部装着型表示装置1の構成を簡略化でき、頭部装着型表示装置1の組立を容易に実施できる。
ノーズパッド6は、第1鼻当て部及び第2鼻当て部としての鼻当て部62L,62Rを有する。取付部54に取り付けられたノーズパッド6の回動方向は、表示部3が画像光を出射する第1方向である−Z方向から見た場合、鼻当て部62Lと鼻当て部62Rとを結ぶ第1軸であるX軸に交差する±Y方向である。そして、取付部54は、係止部として、第1位置にノーズパッド6を係止する第1係止部543L,543Rと、第2位置にノーズパッド6を係止する第2係止部544L,544Rと、を有する。
これによれば、−Z方向から見て、頭部装着型表示装置1を装着するユーザーにおける上下方向である±Y方向において位置が異なる第1位置又は第2位置にノーズパッド6を配置できる。これによれば、ユーザーの鼻の大きさや、ユーザーが眼鏡を装着しているか否か等によって、ノーズパッド6の位置、すなわち、鼻当て部62L,62Rの位置を調整できる。従って、頭部装着型表示装置1の装着性を高めることができる。
これによれば、−Z方向から見て、頭部装着型表示装置1を装着するユーザーにおける上下方向である±Y方向において位置が異なる第1位置又は第2位置にノーズパッド6を配置できる。これによれば、ユーザーの鼻の大きさや、ユーザーが眼鏡を装着しているか否か等によって、ノーズパッド6の位置、すなわち、鼻当て部62L,62Rの位置を調整できる。従って、頭部装着型表示装置1の装着性を高めることができる。
取付部54は、挿入口541の内部に位置し、挿入口541への挿入方向である+Z方向における挿入部61の先端部である軸部611と係合して、軸部611を中心としてノーズパッド6を回動可能に支持する回動支持部542を有する。
これによれば、回動支持部542は、X軸に沿う軸部611と係合することによって、軸部611を中心としてノーズパッド6を回動可能に支持する。このため、例えば回動支持部542が挿入部61の+Z方向における中央部を回動可能に支持する場合に比べて、取付部54のY軸における寸法を小さくできる。従って、取付部54の大型化を抑制でき、ひいては、頭部装着型表示装置1の大型化を抑制できる。
これによれば、回動支持部542は、X軸に沿う軸部611と係合することによって、軸部611を中心としてノーズパッド6を回動可能に支持する。このため、例えば回動支持部542が挿入部61の+Z方向における中央部を回動可能に支持する場合に比べて、取付部54のY軸における寸法を小さくできる。従って、取付部54の大型化を抑制でき、ひいては、頭部装着型表示装置1の大型化を抑制できる。
挿入部61は、第1方向である+Z方向から見てX軸に沿って延出し、回動支持部542によって回動可能に支持される軸部611と、軸部611における−X方向及び+X方向の端部から−Z方向にそれぞれ延出する2つの第1延出部612L,612Rと、2つの第1延出部612L,612Rにおける軸部611とは反対側からそれぞれ互いに離間する方向に延出する2つの第2延出部613L,613Rと、を有する。第2延出部613L,613Rは、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rの一方によって係止される。
これによれば、軸部611を中心としてノーズパッド6を±D方向に容易に回動させることができ、ひいては、鼻当て部62L,62Rの位置を±Y方向に容易に変更できる。また、第1延出部612L,612Rから互いに離間する方向に延出する第2延出部613L,613Rが、第1係止部543L,543Rによって係止されることにより、ノーズパッド6を第1位置に安定して係止でき、第2延出部613L,613Rが、第2係止部544L,544Rによって係止されることにより、ノーズパッド6を第2位置に安定して係止できる。従って、ノーズパッド6の位置ずれを抑制できる。
これによれば、軸部611を中心としてノーズパッド6を±D方向に容易に回動させることができ、ひいては、鼻当て部62L,62Rの位置を±Y方向に容易に変更できる。また、第1延出部612L,612Rから互いに離間する方向に延出する第2延出部613L,613Rが、第1係止部543L,543Rによって係止されることにより、ノーズパッド6を第1位置に安定して係止でき、第2延出部613L,613Rが、第2係止部544L,544Rによって係止されることにより、ノーズパッド6を第2位置に安定して係止できる。従って、ノーズパッド6の位置ずれを抑制できる。
第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rは、2つの第2延出部613L,613Rが嵌合される凹部である。
これによれば、ノーズパッド6を第1位置に係止する第1係止部543L,543Rの構成、及び、ノーズパッド6を第2位置に係止する第2係止部544L,544Rの構成を簡略化できる。従って、取付部54の構成、ひいては、頭部装着型表示装置1の構成を簡略化できる。
これによれば、ノーズパッド6を第1位置に係止する第1係止部543L,543Rの構成、及び、ノーズパッド6を第2位置に係止する第2係止部544L,544Rの構成を簡略化できる。従って、取付部54の構成、ひいては、頭部装着型表示装置1の構成を簡略化できる。
取付部54は、第1係止部543L及び第2係止部544Lの間に位置し、第2延出部613Lと当接して、ノーズパッド6の±D方向への回動を規制する規制部545Lを有する。また、取付部54は、第1係止部543R及び第2係止部544Rの間に位置し、第2延出部613Rと当接して、ノーズパッド6の±D方向への回動を規制する規制部545Rを有する。
これによれば、ノーズパッド6が第1位置及び第2位置以外の位置に配置されることを抑制できる他、ノーズパッド6の意図しない回動を規制できる。従って、ノーズパッド6の位置ずれを効果的に抑制できる。
これによれば、ノーズパッド6が第1位置及び第2位置以外の位置に配置されることを抑制できる他、ノーズパッド6の意図しない回動を規制できる。従って、ノーズパッド6の位置ずれを効果的に抑制できる。
第2延出部613L,613Rは、互いに接離可能な可撓性を有する。
これによれば、第2延出部613L,613Rを互いに近接する方向に撓ませることによって、ノーズパッド6を回動可能とすることができ、ノーズパッド6の位置を変更できる。そして、互いに近接する方向に撓ませた状態から、第2延出部613L,613Rを互いに離間する方向に広げることによって、第2延出部613L,613Rを、第1係止部543L,543R又は第2係止部544L,544Rに係止させることができる。従って、ノーズパッド6の位置調整を容易に実施できる。
これによれば、第2延出部613L,613Rを互いに近接する方向に撓ませることによって、ノーズパッド6を回動可能とすることができ、ノーズパッド6の位置を変更できる。そして、互いに近接する方向に撓ませた状態から、第2延出部613L,613Rを互いに離間する方向に広げることによって、第2延出部613L,613Rを、第1係止部543L,543R又は第2係止部544L,544Rに係止させることができる。従って、ノーズパッド6の位置調整を容易に実施できる。
ノーズパッド6は、鼻当て部62L,62Rと、鼻当て部62L,62Rを揺動可能に支持する揺動支持部63L,63Rと、挿入部61及び揺動支持部63L,63Rを接続する接続部64L,64Rと、を有する。接続部64L,64Rは、それぞれ、第1構成部64L1,64R1、第2構成部64L2,64R2、第3構成部64L3,64R3及び第4構成部64L4,64R4を有する。第1構成部64L1,64R1は、挿入部61から離間する方向である−Z方向に延出する。第2構成部64L2,64R2は、鼻当て部62L,62Rを結ぶX軸に平行な+X方向と、取付部54に対する挿入部61の挿入方向である+Z方向とのそれぞれに交差し、かつ、挿入部61から鼻当て部62L,62Rに向かう方向である−Y方向に、第1構成部64L1,64R1から延出する。第3構成部64L3,64R3は、第2構成部64L2,64R2の延出方向に沿い、かつ、挿入部61から離間する方向、すなわち、−Y方向で−Z方向に、第2構成部64L2,64R2に対して屈曲する。第4構成部64L4,64R4は、第3構成部64L3,64R3から延出して、対応する揺動支持部63L,63Rと接続される。
これによれば、例えば眼鏡を装着したユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1が装着される場合に、接続部を構成する第2構成部が−Z方向に延出した後、第3構成部が−Y方向に延出して揺動支持部と接続される構成に比べて、ノーズパッド6が眼鏡に干渉することを抑制できる。従って、眼鏡におけるブリッジや鼻当てを避けて、鼻当て部62L,62Rをユーザーの鼻に当接させることができ、頭部装着型表示装置1の装着性を高めることができる。
これによれば、例えば眼鏡を装着したユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1が装着される場合に、接続部を構成する第2構成部が−Z方向に延出した後、第3構成部が−Y方向に延出して揺動支持部と接続される構成に比べて、ノーズパッド6が眼鏡に干渉することを抑制できる。従って、眼鏡におけるブリッジや鼻当てを避けて、鼻当て部62L,62Rをユーザーの鼻に当接させることができ、頭部装着型表示装置1の装着性を高めることができる。
表示部3は、左眼用画像を導く左側導光部32Lと、右眼用画像を導く右側導光部32Rと、を備える。支持部5は、左側導光部32L及び右側導光部32Rを支持するフレーム53を有する。取付部54は、左側導光部32L及び右側導光部32Rの間に位置し、左側導光部32L及び右側導光部32Rをフレーム53に取り付ける。
これによれば、ノーズパッド6を支持する部材、並びに、フレーム53に左側導光部32L及び右側導光部32Rを取り付ける部材として、取付部54を用いることができる。このため、ノーズパッド6を支持する取付部54以外に、左側導光部32L及び右側導光部32Rをフレーム53に取り付ける部材を別途設ける必要が無い。従って、支持部5の部品点数の増加、ひいては、頭部装着型表示装置1の部品点数の増加を抑制できる。
また、取付部54が、左側導光部32Lと右側導光部32Rとの間に配置されるので、取付部54に支持されるノーズパッド6を、頭部装着型表示装置1が装着されたユーザーの鼻に当接しやすくすることができる。従って、頭部装着型表示装置1の装着性をより高めることができる。
これによれば、ノーズパッド6を支持する部材、並びに、フレーム53に左側導光部32L及び右側導光部32Rを取り付ける部材として、取付部54を用いることができる。このため、ノーズパッド6を支持する取付部54以外に、左側導光部32L及び右側導光部32Rをフレーム53に取り付ける部材を別途設ける必要が無い。従って、支持部5の部品点数の増加、ひいては、頭部装着型表示装置1の部品点数の増加を抑制できる。
また、取付部54が、左側導光部32Lと右側導光部32Rとの間に配置されるので、取付部54に支持されるノーズパッド6を、頭部装着型表示装置1が装着されたユーザーの鼻に当接しやすくすることができる。従って、頭部装着型表示装置1の装着性をより高めることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、ノーズパッド6は、X軸に沿う回動軸を中心として回動可能に取付部54に支持されていた。しかしながら、これに限らず、ノーズパッドは、例えばY軸に沿う回動軸を中心として回動可能に取付部に支持される構成としてもよい。すなわち、ノーズパッドの回動軸は、X軸に沿う回動軸に限らない。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、ノーズパッド6は、X軸に沿う回動軸を中心として回動可能に取付部54に支持されていた。しかしながら、これに限らず、ノーズパッドは、例えばY軸に沿う回動軸を中心として回動可能に取付部に支持される構成としてもよい。すなわち、ノーズパッドの回動軸は、X軸に沿う回動軸に限らない。
上記実施形態では、ノーズパッド6は、取付部54によって、ノーズパッド6の回動方向において互いに異なる位置である第1位置及び第2位置に係止され、取付部54は、ノーズパッド6を第1位置に係止する第1係止部543L,543Rと、ノーズパッド6を第2位置に係止する第2係止部544L,544Rと、を有するとした。しかしながら、これに限らず、取付部は、ノーズパッドの回動方向において第1位置及び第2位置とは異なる第3位置に、ノーズパッドを係止可能な係止部を備えていてもよい。すなわち、取付部が有する係止部の数は、3以上であってもよい。
上記実施形態では、ノーズパッド6の挿入部61を+Z方向に沿って取付部54の挿入口541に挿入したときに、第2延出部613L,613Rは、第1係止部543L,543Rによって係止されるとした。すなわち、挿入部61を挿入口541に挿入したときに、第2延出部613L,613Rは、第2係止部544L,544Rより−Y方向に位置する第1係止部543L,543Rによって係止されるとした。しかしながら、これに限らず、例えば、第2係止部544L,544Rが第1係止部543L,543Rより−Y方向に設けられている場合等、挿入部61を挿入口541に挿入したときにノーズパッド6を係止する係止部は、必ずしも−Y方向の係止部である必要はない。
上記実施形態では、ノーズパッド6を第1位置に係止する第1係止部543L,543Rは、第2延出部613L,613Rを係止し、ノーズパッド6を第2位置に係止する第2係止部544L,544Rは、第2延出部613L,613Rを係止するとした。しかしながら、これに限らず、係止部としての第1係止部及び第2係止部が係止するノーズパッドの部位は、第2延出部613L,613Rに限らない。例えば、係止部は、第1延出部612L,612Rを係止する構成としてもよい。
また、取付部54は、第1係止部543L,543Rのうちの1つの第1係止部を有する構成としてもよく、第2係止部544L,544Rのうちの1つの第2係止部を有する構成としてもよい。
また、取付部54は、第1係止部543L,543Rのうちの1つの第1係止部を有する構成としてもよく、第2係止部544L,544Rのうちの1つの第2係止部を有する構成としてもよい。
上記実施形態では、ノーズパッド6の回動範囲において、第1延出部612L,612Rの延出方向が−Z方向に沿う状態となるノーズパッド6の位置を第1位置とし、第1延出部612L,612Rの延出方向が+Y方向に傾く状態となるノーズパッド6の位置を第2位置とした。しかしながら、これに限らず、第1位置及び第2位置は、適宜変更可能である。例えば、第1延出部の延出方向が−Y方向に傾く状態となるノーズパッドの位置を第1位置とし、第1延出部の延出方向が+Y方向に傾く状態となるノーズパッドの位置を第2位置としてもよい。
上記実施形態では、取付部54は、挿入部61の先端部である軸部611を回動可能に支持する回動支持部542を有するとした。しかしながら、これに限らず、取付部54がノーズパッド6の回動軸として支持する部位は、挿入部61における+Z方向の端部に限らない。例えば、第1延出部612L,612Rに、X軸に沿う軸部がそれぞれ設けられ、回動支持部は、各軸部を回動可能に支持する構成としてもよい。
また、軸部611は、必ずしも円柱状でなくてもよく、ノーズパッド6の回動範囲において、回動支持部と当接する挿入部61の先端部が円弧状に形成されていてもよい。
また、軸部611は、必ずしも円柱状でなくてもよく、ノーズパッド6の回動範囲において、回動支持部と当接する挿入部61の先端部が円弧状に形成されていてもよい。
上記実施形態では、ノーズパッド6は、第1鼻当て部及び第2鼻当て部として、ユーザーの鼻における左側の部位に当接する鼻当て部62Lと、ユーザーの鼻における右側の部位に当接する鼻当て部62Rを有するとした。ここで、第1鼻当て部及び第2鼻当て部は、一体化されていてもよい。換言すると、ノーズパッド6は、鼻当て部62L,62Rに代えて、ユーザーの鼻の一部を正面側にて覆い、ユーザーの鼻における左側の部位及び右側の部位のそれぞれに当接する鼻当て部を有していてもよい。この場合、一体化された鼻当て部において、ユーザーの鼻における左側の部位に当接する部位が左側の鼻当て部に相当し、ユーザーの鼻における右側の部位に当接する部位が右側の鼻当て部に相当する。そして、左側の鼻当て部及び右側の鼻当て部のうち、一方が第1鼻当て部に相当し、他方が第2鼻当て部に相当する。
上記実施形態では、ノーズパッド6は、鼻当て部62L,62Rを有するとした。ここで、ノーズパッド6は、3つ以上の鼻当て部を有していてもよい。例えば、ノーズパッド6は、鼻当て部62L,62Rに加えて、ユーザーの鼻根又は鼻背に当接する鼻当て部を有していてもよい。この場合、複数の鼻当て部のうち、ユーザーの鼻における左側の部位に当接する鼻当て部を鼻当て部62Lと規定し、ユーザーの鼻における右側の部位に当接する鼻当て部を鼻当て部62Rと規定すればよい。この場合、ユーザーの鼻における左側の部位に当接する鼻当て部、及び、ユーザーの鼻における右側の部位に当接する鼻当て部のうち、一方の鼻当て部は第1鼻当て部に相当し、他方の鼻当て部は第2鼻当て部に相当する。
上記実施形態では、2つの第2延出部613L,613Rは、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rのうちの一方に係止されるとした。すなわち、2つの第2延出部613L,613Rが第1係止部543L,543Rによって係止される場合、第2延出部613Lは、第1係止部543Lによって係止され、第2延出部613Rは、第1係止部543Rによって係止されるとした。また、2つの第2延出部613L,613Rが第2係止部544L,544Rによって係止される場合、第2延出部613Lは、第2係止部544Lによって係止され、第2延出部613Rは、第2係止部544Rによって係止されるとした。しかしながら、これに限らず、2つの第2延出部613L,613Rが係止される場合に、第2延出部613L,613Rのうち一方の第2延出部のみが係止される構成であってもよい。換言すると、第1係止部543L,543Rのうち一方の第1係止部は無くてもよく、第2係止部544L,544Rのうち一方の第2係止部は無くてもよい。また、第2延出部613L,613Rが第1位置に係止される場合には、第2延出部613L,613Rのうち一方の第2延出部が第1係止部によって係止され、第2位置に係止される場合には、第2延出部613L,613Rのうち他方の第2延出部が第2係止部によって係止される構成としてもよい。
上記実施形態では、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rは、第2延出部613L,613Rが嵌合される凹部であるとした。しかしながらこれに限らず、第1位置にノーズパッド6を係止できれば、第1係止部の構成は凹部に限定されない。同様に、第2位置にノーズパッド6を係止できれば、第2係止部の構成は凹部に限定されない。
上記実施形態では、第1位置又は第2位置に配置されているノーズパッド6の回動を規制する規制部545L,545Rにおける−Z方向の面は、それぞれ凹部である第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rにおいて第2延出部613L,613Rの+Z方向の面と対向する部位より−Z方向に位置するとした。しかしながら、これに限らず、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rの構成、並びに、規制部545L,545Rの構成に応じて、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rに対する規制部545L,545Rの+Z方向における位置は、適宜変更してよい。
上記実施形態では、取付部54は、第1係止部543Lと第2係止部544Lとの間に位置する規制部545L、及び、第1係止部543Rと第2係止部544Rとの間に位置する規制部545Rを有するとした。しかしながら、これに限らず、第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rによるノーズパッド6の係止を充分に実施可能であれば、規制部545L,545Rは、必ずしも無くてもよい。また、取付部54は、規制部545L,545Rのうち1つの規制部を有する構成としてもよい。
上記実施形態では、ノーズパッド6は、第2延出部613L,613RがX軸において互いに近接する方向に撓むことによって、取付部54における位置を変更できるとした。換言すると、ノーズパッド6は、第2延出部613L,613RがX軸において互いに近接する方向に撓むことによって、軸部611を中心として±D方向に回動できるとした。しかしながら、これに限らず、例えば第1延出部612L,612RがZ軸に沿って伸縮し、第2延出部613L,613Rが第1係止部543L,543R及び第2係止部544L,544Rから離間することによって、ノーズパッドがX軸に沿う回動軸を中心として回動して、取付部における位置を変更可能に構成されてもよい。
また、第1延出部612Lと第2延出部613Lとの交差角αL、及び、第1延出部612Rと第2延出部613Rとの交差角αRは、それぞれ鈍角であるとした。しかしながら、これに限らず、交差角αL,αRは、直角等、他の角度であってもよい。
また、第1延出部612Lと第2延出部613Lとの交差角αL、及び、第1延出部612Rと第2延出部613Rとの交差角αRは、それぞれ鈍角であるとした。しかしながら、これに限らず、交差角αL,αRは、直角等、他の角度であってもよい。
上記実施形態では、ノーズパッド6において挿入部61と揺動支持部63L,63Rとを接続する第1接続部及び第2接続部としての接続部64L,64Rは、第1構成部64L1,64R1、第2構成部64L2,64R2、第3構成部64L3,64R3及び第4構成部64L4,64R4を有するとした。しかしながら、これに限らず、接続部64L,64Rの屈曲方向は、適宜変更可能である。
また、ノーズパッド6は、鼻当て部62L,62Rを揺動可能に支持する揺動支持部63L,63Rを有するとした。しかしながら、これに限らず、ノーズパッドは、揺動支持部に代えて、鼻当て部62L,62Rが固定される固定部を有する構成としてもよい。
更に、ノーズパッド6は、ノーズパッド6のX軸における中央を通り、YZ平面に沿う中心面を中心とする左右対称に構成されているとした。しかしながら、これに限らず、ノーズパッド6は、左右対称でなくてもよい。例えば、接続部64L,64Rのうち、一方の接続部のみが上記のように構成され、他方の接続部は、他の構成であってもよい。更に、ノーズパッドの形状は、上記に限定されず、適宜変更可能である。
また、ノーズパッド6は、鼻当て部62L,62Rを揺動可能に支持する揺動支持部63L,63Rを有するとした。しかしながら、これに限らず、ノーズパッドは、揺動支持部に代えて、鼻当て部62L,62Rが固定される固定部を有する構成としてもよい。
更に、ノーズパッド6は、ノーズパッド6のX軸における中央を通り、YZ平面に沿う中心面を中心とする左右対称に構成されているとした。しかしながら、これに限らず、ノーズパッド6は、左右対称でなくてもよい。例えば、接続部64L,64Rのうち、一方の接続部のみが上記のように構成され、他方の接続部は、他の構成であってもよい。更に、ノーズパッドの形状は、上記に限定されず、適宜変更可能である。
上記実施形態では、表示部3は、左側表示部3Lを構成する左側導光部32Lを有する他、右側表示部3Rを構成する右側導光部32Rを有するとした。しかしながら、これに限らず、表示部は、例えば左側表示部及び右側表示部のうちの1つを有する構成としてもよい。また、左側導光部32L及び右側導光部32Rは、一体化されていてもよい。
更に、取付部54は、左側導光部32L及び右側導光部32Rをフレーム53に取り付ける機能を有するとした。しかしながら、これに限らず、フレーム53に対する左側導光部32L及び右側導光部32Rの取り付けは、取付部54とは異なる他の部材によって実施されていてもよい。
更に、取付部54は、左側導光部32L及び右側導光部32Rをフレーム53に取り付ける機能を有するとした。しかしながら、これに限らず、フレーム53に対する左側導光部32L及び右側導光部32Rの取り付けは、取付部54とは異なる他の部材によって実施されていてもよい。
1…頭部装着型表示装置、2…装置本体、3…表示部、32L…左側導光部、32R…右側導光部、5…支持部、53…フレーム、54…取付部、541…挿入口、542…回動支持部、543L,543R…第1係止部(係止部)、544L,544R…第2係止部(係止部)、545L,545R…規制部、6…ノーズパッド、61…挿入部、611…軸部、612L,612R…第1延出部、613L,613R…第2延出部、62L…鼻当て部(第1鼻当て部、第2鼻当て部)、62R…鼻当て部(第1鼻当て部、第2鼻当て部)、63L…揺動支持部(第1揺動支持部、第2揺動支持部)、63R…揺動支持部(第1揺動支持部、第2揺動支持部)、64L…接続部(第1接続部、第2接続部)、64R…接続部(第1接続部、第2接続部)、64L1,64R1…第1構成部、64L2,64R2…第2構成部、64L3,64R3…第3構成部、64L4,64R4…第4構成部。
Claims (9)
- 画像光を出射して画像を表示する表示部と、
前記表示部を支持する支持部と、
前記支持部に取り付けられるノーズパッドと、を備え、
前記支持部は、前記ノーズパッドが取り付けられる取付部を有し、
前記ノーズパッドは、前記取付部に挿入される挿入部を有し、
前記取付部は、
前記挿入部が挿入される挿入口と、
前記挿入口に挿入された前記挿入部を中心とする前記ノーズパッドの回動範囲においてそれぞれ異なる第1位置及び第2位置に前記ノーズパッドを係止可能な係止部と、を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1に記載の頭部装着型表示装置において、
前記ノーズパッドは、第1鼻当て部及び第2鼻当て部を有し、
前記ノーズパッドの回動方向は、前記表示部が前記画像光を出射する第1方向から見て、前記第1鼻当て部及び前記第2鼻当て部を結ぶ第1軸に交差する方向であり、
前記取付部は、前記係止部として、
前記第1位置に前記ノーズパッドを係止する第1係止部と、
前記第2位置に前記ノーズパッドを係止する第2係止部と、を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項2に記載の頭部装着型表示装置において、
前記取付部は、前記挿入口の内部に位置し、前記挿入口への挿入方向における前記挿入部の先端部と係合し、前記先端部を中心として前記ノーズパッドを回動可能に支持する回動支持部を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項3に記載の頭部装着型表示装置において、
前記挿入部は、
前記第1方向から見て前記第1軸に沿って延出し、前記回動支持部によって支持されて前記ノーズパッドの回動軸となる軸部と、
前記軸部における一端側及び他端側から前記第1方向にそれぞれ延出する2つの第1延出部と、
前記2つの第1延出部における前記軸部とは反対側からそれぞれ互いに離間する方向に延出する2つの第2延出部と、を有し、
前記2つの第2延出部のうち少なくとも1つの第2延出部は、前記第1係止部及び前記第2係止部の一方によって係止されることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項4に記載の頭部装着型表示装置において、
前記第1係止部及び前記第2係止部は、それぞれ、前記2つの第2延出部が嵌合される凹部であることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の頭部装着型表示装置において、
前記取付部は、前記第1係止部及び前記第2係止部の間に位置し、前記2つの第2延出部と当接して、前記ノーズパッドの回動を規制する規制部を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記2つの第2延出部は、互いに接離可能な可撓性を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記ノーズパッドは、
第1鼻当て部及び第2鼻当て部と、
前記第1鼻当て部を揺動可能に支持する第1揺動支持部と、
前記第2鼻当て部を揺動可能に支持する第2揺動支持部と、
前記挿入部及び前記第1揺動支持部を接続する第1接続部と、
前記挿入部及び前記第2揺動支持部を接続する第2接続部と、を有し、
前記第1接続部及び前記第2接続部のうち少なくとも1つの接続部は、
前記挿入部から離間する方向に延出する第1構成部と、
前記第1鼻当て部及び前記第2鼻当て部を結ぶ第1軸に平行な方向と、前記取付部に対する前記挿入部の挿入方向とのそれぞれに交差し、かつ、前記挿入部から前記第1鼻当て部及び前記第2鼻当て部のうち前記少なくとも1つの接続部と接続される鼻当て部に向かう方向に、前記第1構成部から延出する第2構成部と、
前記第2構成部の延出方向に沿い、かつ、前記挿入部から離間する方向に、前記第2構成部に対して屈曲する第3構成部と、
前記第3構成部から延出して、前記第1揺動支持部及び前記第2揺動支持部のうち前記少なくとも1つの接続部と接続される揺動支持部に接続される第4構成部と、を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記表示部は、
左眼用画像を導く左側導光部と、
右眼用画像を導く右側導光部と、を備え、
前記支持部は、前記左側導光部及び前記右側導光部を支持するフレームを有し、
前記取付部は、前記左側導光部及び前記右側導光部の間に位置し、前記左側導光部及び前記右側導光部を前記フレームに取り付けることを特徴とする頭部装着型表示装置。
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