JP7155815B2 - 頭部装着型表示装置 - Google Patents
頭部装着型表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7155815B2 JP7155815B2 JP2018182321A JP2018182321A JP7155815B2 JP 7155815 B2 JP7155815 B2 JP 7155815B2 JP 2018182321 A JP2018182321 A JP 2018182321A JP 2018182321 A JP2018182321 A JP 2018182321A JP 7155815 B2 JP7155815 B2 JP 7155815B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temple
- housing
- head
- display device
- mounted display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 8
- 210000001508 eye Anatomy 0.000 description 54
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 30
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 14
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000005401 electroluminescence Methods 0.000 description 2
- 230000004438 eyesight Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 2
- 229920000089 Cyclic olefin copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 210000005252 bulbus oculi Anatomy 0.000 description 1
- 210000001061 forehead Anatomy 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 210000001525 retina Anatomy 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/01—Head-up displays
- G02B27/017—Head mounted
- G02B27/0176—Head mounted characterised by mechanical features
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/01—Head-up displays
- G02B27/017—Head mounted
- G02B27/0172—Head mounted characterised by optical features
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/01—Head-up displays
- G02B27/0179—Display position adjusting means not related to the information to be displayed
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C5/00—Constructions of non-optical parts
- G02C5/001—Constructions of non-optical parts specially adapted for particular purposes, not otherwise provided for or not fully classifiable according to technical characteristics, e.g. therapeutic glasses
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C5/00—Constructions of non-optical parts
- G02C5/14—Side-members
- G02C5/146—Side-members having special front end
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/01—Head-up displays
- G02B27/017—Head mounted
- G02B2027/0178—Eyeglass type
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/01—Head-up displays
- G02B27/0179—Display position adjusting means not related to the information to be displayed
- G02B2027/0187—Display position adjusting means not related to the information to be displayed slaved to motion of at least a part of the body of the user, e.g. head, eye
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C11/00—Non-optical adjuncts; Attachment thereof
- G02C11/10—Electronic devices other than hearing aids
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C2200/00—Generic mechanical aspects applicable to one or more of the groups G02C1/00 - G02C5/00 and G02C9/00 - G02C13/00 and their subgroups
- G02C2200/22—Leaf spring
Description
特許文献1に記載の頭部搭載型ディスプレイは、第1表示装置及び第2表示装置と、枠部と、枠部等に対して着脱可能で、ユーザーである観察者の視力や体型に合わせて調整可能なインナーフレームと、を備える。第1表示装置は、観察者の眼前を透視可能に覆う第1導光装置と、枠部に付加された第1像形成本体部とが組み合わされて構成される。第2表示装置も、第1導光装置及び第1像形成本体部と同様の第2導光装置及び第2像形成本体部とが組み合わされて構成される。枠部は、第1像形成本体部を覆う外装部材と、第2像形成本体部を覆う外装部材と、を備える。
そして、インナーフレームは、鼻に支持されるノーズパッドと耳やこめかみ等の側頭部に支持される一対のテンプルとによって、観察者の眼前に配置され、ひいては、頭部搭載型ディスプレイが観察者に装着される。
これに対し、観察者にとっての右側の外装筐体に右側テンプルを回動可能に支持する右側支持部を設け、観察者にとっての左側の外装筐体に左側テンプルを回動可能に支持する左側支持部を設け、頭部装着型表示装置の寸法を小さくすることが考えられる。そして、頭部への装着性を高めるために、右側支持部を右側の外装筐体における左側面に設け、左側支持部を左側の外装筐体における右側面に設けることによって、右側テンプル及び左側テンプルを観察者の頭部に近い位置に配置する構成が考えられる。
このような事情から、装着性を高められる頭部装着型表示装置が要望されてきた。
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[頭部装着型表示装置の概略構成]
図1及び図2は、本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aを正面側上方及び背面側下方から見た斜視図である。また、図3は、頭部装着型表示装置1Aを上方から見た平面図である。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aは、ユーザーの頭部に装着されて利用され、ユーザーに視認可能に画像を表示するものであり、いわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)である。頭部装着型表示装置1Aは、図1~図3に示すように、表示部3、支持部4、テンプル5L,5R及びノーズパッドNPを有する装置本体2Aを備える。これらの他に、頭部装着型表示装置1Aは、装置本体2Aに装着されて、表示部3を構成する左側導光部36L及び右側導光部36Rを正面側にて覆うカバー部材を備えていてもよい。
以下、頭部装着型表示装置1Aの構成について詳述する。
また、図示を省略するが、説明の便宜上、+X方向、+Y方向及び+Z方向のそれぞれの反対方向を-X方向、-Y方向及び-Z方向とする。
このため、頭部装着型表示装置1Aの構成のうち、ユーザーにとっての左側、すなわち、-X方向に配置される構成の符号に「L」を付し、ユーザーにとっての右側、すなわち、+X方向に位置する構成の符号に「R」を付す。
図4及び図5は、正面側上方及び背面側下方から見た頭部装着型表示装置1Aを示す分解斜視図である。詳述すると、図4及び図5は、支持部4の装着部材41とテンプル5L,5Rを分離した頭部装着型表示装置1Aを示す分解斜視図である。
ここで、支持部4について先に説明する。
支持部4は、表示部3及びノーズパッドNPを支持するとともに、テンプル5L,5Rを回動可能に支持する。支持部4は、図4及び図5に示すように、装着部材41、フレーム42、左側筐体43L及び右側筐体43Rを有する。
装着部材41は、フレーム42と、表示部3を構成する右側導光部36R及び左側導光部36Lとを+Z方向にて覆う状態にて、右側筐体43R及び左側筐体43Lに固定される。装着部材41は、上記カバー部材が+Z方向にて着脱可能に装着される部位である。
装着部材41は、左側導光部36L及び右側導光部36Rに対して+Z方向に配置される本体部411と、本体部411からそれぞれ-Z方向に延出する固定部415L,415Rと、を有する。
左側枠部413Lは、図4及び図5に示すように、左側導光部36Lに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、左側導光部36Lによって表示される左眼用画像の表示領域を含む領域を囲む。
右側枠部413Rは、右側導光部36Rに対する+Z方向に位置し、+Z方向から見て、右側導光部36Rによって表示される右眼用画像の表示領域を含む領域を囲む。
ユーザーが左側導光部36L及び右側導光部36Rを介して外界を観察する場合には、ユーザーの視線は、左側開口部412L及び右側開口部412Rを通過する。
固定部415Rは、本体部411における+X方向の端部近傍の位置に設けられており、固定部415Lと同様に、上側腕部4151及び下側腕部4153を備える。
そして、固定部415Lの上側腕部4151及び下側腕部4153が左側筐体43Lの後述する軸支部443LにねじSLによって固定され、固定部415Rの上側腕部4151及び下側腕部4153が右側筐体43Rの軸支部443RにねじSRによって固定されることにより、装着部材41は、左側筐体43L及び右側筐体43Rに固定される。
図6は、支持部4を示す分解斜視図である。詳述すると、図6は、フレーム42と、上部筐体44L,44R及び下部筐体46L,46Rが分離された左側筐体43L及び右側筐体43Rとを背面側上方から見た斜視図である。図7及び図8は、表示部3及び支持部4を示す分解斜視図である。詳述すると、図7及び図8は、右側表示部3R及び左側表示部3Lと、右側筐体43R及び左側筐体43Lとを正面側上方及び背面側下方から見た分解斜視図である。
フレーム42は、+Y方向から見て略U字状の金属製部材であり、第1方向である+X方向に沿って配置される。すなわち、フレーム42の一端は-X方向に位置し、他端は+X方向に位置する。
フレーム42は、図6~図8に示すように、ユーザーの額に沿うフロント部421と、フロント部421の±X方向の端部から-Z方向に延出する側面部422L,422Rと、を有する。
フロント部421において+X方向に位置する右側端部421R、及び、-X方向に位置する左側端部421Lは、+Y方向から見て-Z方向に円弧状に湾曲している。
側面部422R及びフロント部421が交差する+Y方向の部位には、右側表示部3Rの後述する右側出射部31Rを構成する鏡筒35Rが固定される鏡筒固定部424Rが設けられている。
側面部422L及びフロント部421が交差する+Y方向の部位には、左側表示部3Lの後述する左側出射部31Lを構成する鏡筒35Lが固定される鏡筒固定部424Lが設けられている。
左側筐体43Lは、フレーム42における-X方向の端部に取り付けられて、左側表示部3Lの後述する左側出射部31Lを収容する。
左側筐体43Lは、図6~図8に示すように、上部筐体44L、内部筐体45L及び下部筐体46Lを有する。
上部筐体44Lは、左側出射部31Lを+Y方向にて覆う部材である。詳述すると、上部筐体44Lは、-Y方向に開口する開口部441を介して左側出射部31Lを構成する鏡筒35Lと側面部422Lとが内部に収容され、鏡筒35L及び側面部422Lを+Y方向、±X方向及び±Z方向にて覆うように配置される箱状筐体である。
上部筐体44Lは、開口部442と、+X方向の面44LXに設けられた軸支部443Lと、+Y方向の面44LYに設けられた段差部448と、を有する。
開口部442は、上部筐体44Lがフレーム42に取り付けられた際に、フロント部421と左側導光部36Lとが内部に配置される開口である。
軸支部443Lは、+Y方向に位置する第1取付部444Lと、-Y方向に位置する第2取付部446Lと、を有する。
第2取付部446Lは、固定部415Lの下側腕部4153と、テンプル5Lの後述する貫通孔5L31とを+Y方向に挿通する図示しないねじが螺合するねじ孔447Lを有する。
第1取付部444Lと第2取付部446Lとは、+Y方向において所定の間隔を隔てて配置されている。換言すると、第3方向である+Y方向において第1取付部444Lと第2取付部446Lとの間には、第2隙間としての隙間GL1が形成されている。隙間GL1は、眼鏡を装着したユーザーが頭部装着型表示装置1Aを装着する際に、眼鏡の左側のつる部が配置される部位である。
段差部448は、+Y方向の面44LYにおいて-X方向の端縁に沿って-Y方向に凹んだ部位である。段差部448は、軸支部443Lに軸支されたテンプル5Lが+Z方向に沿うように配置されたときに、テンプル5Lの凹部5L5内に配置される。
内部筐体45Lは、左側出射部31Lの鏡筒35Lを-Y方向から覆うように鏡筒35Lに固定されて、-Y方向に位置する制御部32Lを支持する部材である。すなわち、内部筐体45Lは、上部筐体44L及び下部筐体46Lが組み合わされて構成される空間内に配置される。内部筐体45Lは、取付部451、起立部452、支持部453及び固定部454を有する。
取付部451は、鏡筒35Lに固定される部位であり、+Y方向の面に位置する。
起立部452は、+Y方向の面における+X方向の端縁から+Y方向に起立するリブである。
支持部453は、左側出射部31Lを構成する制御部32Lを支持する部位であり、-Y方向の面に位置する。
固定部454は、側面部422Lの筐体固定部423Lに固定される部位であり、-Z方向の端部に位置する。
下部筐体46Lは、内部筐体45Lを-Y方向にて覆うとともに、上部筐体44Lと組み合わされて、左側出射部31Lを収容する。下部筐体46Lは、接続部461及び固定部462,463を有する。
接続部461は、下部筐体46Lにおける+Y方向の面の周縁から+Y方向に起立し、上部筐体44Lにおける開口部441の端縁と接続される。接続部461の内側には、内部筐体45Lが配置される。
固定部462は、+Z方向に位置し、固定部463は、-Z方向に位置する。固定部462は、鏡筒35Lを介してフレーム42に固定される内部筐体45Lに固定され、固定部463は、上部筐体44Lに固定される。これにより、上部筐体44L、内部筐体45L及び下部筐体46Lが組み合わされて、左側筐体43Lが構成される。
隙間GL2が形成されることによる作用及び効果については、後に詳述する。
右側筐体43Rは、図7及び図8に示すように、上部筐体44L、内部筐体45L及び下部筐体46Lとそれぞれ鏡面対称構造を有する上部筐体44R、内部筐体45R及び下部筐体46Rを有する。
これらのうち、内部筐体45Rは、内部筐体45Lと同様の取付部451、起立部452、支持部453及び固定部454を有する。下部筐体46Rは、下部筐体46Lと同様の接続部461及び固定部462,463を有する。
なお、内部筐体45R及び下部筐体46Rは、内部筐体45L及び下部筐体46Lと鏡面対称であるので、詳しい説明を省略する。
軸支部443Rは、+Y方向に位置する第1取付部444Rと、-Y方向に位置する第2取付部446Rと、を有する。
第2取付部446Rは、固定部415Rの下側腕部4153と、テンプル5Rの後述する貫通孔5R31とを+Y方向に挿通する図示しないねじが螺合するねじ孔447Rを有する。
第1取付部444Rと第2取付部446Rとは、+Y方向において所定の間隔を隔てて配置されている。換言すると、第3方向である+Y方向において第1取付部444Rと第2取付部446Rとの間には、第2隙間としての隙間GR1が形成されている。隙間GR1は、隙間GL1と同様に、眼鏡を装着したユーザーが頭部装着型表示装置1Aを装着する際に、眼鏡の右側のつる部が配置される部位である。
隙間GR2が形成されることによる作用及び効果については、後に詳述する。
表示部3は、所定の視認位置に画像光を出射して、画像光により形成される画像を表示する。所定の視認位置は、表示部3を構成する光学系によって形成された射出瞳の位置である。本実施形態では、所定の視認位置は、ユーザーの左眼及び右眼に応じた仮想の位置に設定されている。
そして、表示部3は、図6~図8に示すように、視認位置の1つであるユーザーの左眼に左眼用画像光を出射して左眼用画像を表示する左側表示部3Lと、視認位置の他の1つであるユーザーの右眼に右眼用画像光を出射して右眼用画像を表示する右側表示部3Rと、を有する。
左側表示部3Lは、頭部装着型表示装置1Aにおいて-X方向に位置する。左側表示部3Lは、左眼用画像を形成する左眼用画像光を出射する画像出射部としての左側出射部31Lと、出射された左眼用画像光をユーザーの左眼に導く導光部としての左側導光部36Lと、を有する。
制御部32Lは、入力される画像情報に応じた画像信号を画像形成部33Lに出力して、画像情報に応じた左眼用画像光を画像形成部33Lに形成させる。制御部32Lは、図7及び図8に示すように、内部筐体45Lによって支持される。
左側導光部36Lは、例えば可視光領域で高い透光性を示すシクロオレフィンポリマー等の樹脂により形成されており、ユーザーは、左側導光部36Lを介して外界を観察可能である。
右側表示部3Rは、装置本体2Aにおいて+X方向に位置する。右側表示部3Rは、図6~図8に示すように、右眼用画像を形成する右眼用画像光を出射する画像出射部としての右側出射部31Rと、出射された右眼用画像光をユーザーの右眼に導く導光部としての右側導光部36Rと、を有する。
制御部32Rは、入力される画像情報に応じた画像信号を画像形成部33Rに出力して、画像情報に応じた右眼用画像光を画像形成部33Rに形成させる。制御部32Rは、内部筐体45Rによって支持される。
画像形成部33Rは、制御部32Lから入力される画像信号に応じた右眼用画像光を形成する。
画像投射部34Rは、鏡筒35Rと、鏡筒35R内に配置されて右眼用画像光を右側導光部36Rに投射するレンズ又はプリズムと、を有する。鏡筒35Rは、画像形成部33Rと一体化されており、鏡筒35Rは、第2方向である-Z方向に沿ってフレーム42の右側端部421Rに固定され、また、鏡筒35Rには、内部筐体45Rが固定される。
このように、装置本体2Aは、ユーザーが画像と外界とを同時に観察可能なシースルー型の頭部装着型表示装置である。
テンプル5Lは、図3に示したように、+DL1方向及び-DL1方向に+Y方向に沿う回動軸を中心として回動可能に、左側筐体43Lの軸支部443Lに支持されている。テンプル5Rは、+DR1方向及び-DR1方向に+Y方向に沿う回動軸を中心として回動可能に、右側筐体43Rの軸支部443Rに支持されている。テンプル5L,5Rは、頭部装着型表示装置1Aをユーザーが頭部に装着するときに-Z方向に沿うように伸長されて、ユーザーの左耳及び右耳に懸架される。すなわち、テンプル5L,5Rは、頭部装着型表示装置1Aをユーザーの頭部に装着させる装着部材である。
また、軸支部443L,443Rからの延出方向が-Z方向に沿うようにテンプル5L,5Rが伸長された配置状態を伸長状態とする。また、軸支部443L,443Rからの延出方向が+X方向及び-X方向に沿うようにテンプル5L,5Rが軸支部443L,443Rにて折り曲げられた配置状態を折曲状態とする。
以下のテンプル5L,5Rの説明における各方向は、テンプル5L,5Rが伸長状態であるときの各方向である。
図9は、伸長状態のテンプル5Lを+X方向及び+Y方向から見た斜視図であり、図10は、伸長状態のテンプル5Lを-X方向及び-Y方向から見た斜視図である。
テンプル5Lは、図3に示したように、左側筐体43L内に設けられる左側出射部31Lに対して+X方向に位置する。換言すると、テンプル5Lは、左側出射部31Lに対して+X方向における頭部装着型表示装置1Aの中心側に位置する。
テンプル5Lは、図9及び図10に示すように、延出部5L1及びモダン5L9を有し、ユーザーの左側頭部に応じた形状に形成されている。
延出部5L1は、第1接続部5L2、第2接続部5L3、配置部5L4、凹部5L5、突条部5L6、突出部5L7及び開口部5L8を有する。
第1接続部5L2は、第1取付部444Lと固定部415Lの上側腕部4151との間に配置される。すなわち、第1接続部5L2は、第1取付部444Lに対して+Y方向に配置される。第1接続部5L2は、上側腕部4151を挿通した上記ねじSL(図4参照)が挿通する貫通孔5L21を有し、貫通孔5L21を挿通したねじSLは、ねじ孔445Lに螺合される。
第2接続部5L3は、第2取付部446Lと固定部415Lの下側腕部4153との間に配置される。すなわち、第2接続部5L3は、第2取付部446Lに対して-Y方向に配置される。第2接続部5L3は、下側腕部4153を挿通した図示しないねじが挿通する貫通孔5L31を有し、貫通孔5L31を挿通したねじは、ねじ孔447Lに螺合される。
これにより、テンプル5Lは、軸支部443Lに回動可能に支持される。
凹部5L5は、第2凹部に相当し、図10に示すように、延出部5L1における-X方向の側面5L12における+Y方向の端部から-X方向に突出する突条部5L6によって形成される部位である。詳述すると、凹部5L5は、突条部5L6より-Y方向に位置し、+X方向に凹んだ凹状部である。凹部5L5は、テンプル5Lが伸長状態である場合に、左側筐体43Lの一部が配置される部位である。すなわち、凹部5L5は、突条部5L6が左側筐体43Lの段差部448(図6参照)を+Y方向にて覆い、左側筐体43Lにおける+X方向の部位が嵌まり込む部位である。
開口部5L8は、突出部5L7における±Y方向及び-Z方向の三方向を囲み、テンプル5Lを+X方向に貫通する開口部である。すなわち、突出部5L7は、+Z方向の部位にて延出部5L1と接続されている。
このような開口部5L8が突出部5L7の周囲に形成されていることにより、突出部5L7は、-X方向に変位可能な弾性を有する。なお、突出部5L7の作用効果については、後に詳述する。
図11は、伸長状態のテンプル5Rを-X方向及び+Y方向から見た斜視図であり、図12は、伸長状態のテンプル5Rを+X方向及び-Y方向から見た斜視図である。
テンプル5Rは、図6及び図7に示したように、右側筐体43R内に設けられる右側出射部31Rに対して-X方向に位置する。換言すると、テンプル5Rは、右側出射部31Rに対して頭部装着型表示装置1Aの+X方向における中心側に位置する。テンプル5Rは、軸支部443Rを中心として、伸長状態と折曲状態との間の回動範囲において±DR1方向に回動可能である。
テンプル5Rは、テンプル5Lに対する鏡面対象構造を有する。具体的に、テンプル5Rは、図11及び図12に示すように、-X方向の側面5R11及び+X方向の側面5R12を有する延出部5R1と、モダン5R9と、を備え、ユーザーの右側頭部に応じた形状に形成されている。
延出部5R1は、第1接続部5L2、第2接続部5L3、配置部5L4、第2凹部としての凹部5L5、突条部5L6、突出部5L7及び開口部5L8と同様の第1接続部5R2、第2接続部5R3、配置部5R4、凹部5R5、突条部5R6、突出部5R7及び開口部5R8を有する。第1接続部5R2は、貫通孔5R21を有し、第2接続部5R3は、貫通孔5R31を有する。
モダン5R9は、ユーザーの右耳の後ろの部位に沿って配置される部位であり、モダン5R9とともに頭部を挟持して、頭部装着型表示装置1Aが頭部からずれることを抑制する。モダン5R9は、-Z方向に向かうに従って-X方向及び-Y方向に湾曲して延出している。
突出部5L7は、上記のように、突出部5L7を三方向にて囲む開口部5L8が形成されていることにより、+X方向に変位可能な弾性を有する。このため、延出部5L1が側面43LXに当接した際には、突出部5L7の弾性により、延出部5L1は、側面43LXから離間する方向、すなわち、-DL1方向に回動しようとする。
同様に、突出部5R7は、開口部5R8が形成されていることにより、-X方向に変位可能な弾性を有する。このため、延出部5R1が側面43RXに当接した際には、突出部5R7の弾性により、延出部5R1は、側面43RXから離間する方向、すなわち、-DR1方向に回動しようとする。
これにより、例えば頭が小さいユーザーが頭部装着型表示装置1Aを装着する場合に、テンプル5L,5Rが頭部を適度に押圧することにより、頭部装着型表示装置1Aの装着感が向上される。
ここで、突出部5L7の左側筐体43Lへの当接部位は、図13に示すように、側面43LXにおける-Z方向の部位である。詳述すると、突出部5L7の当接部位は、側面43LXにおいて左側出射部31Lに応じた部位より-Z方向に位置する傾斜面43L2である。同様に、突出部5R7の右側筐体43Rへの当接部位は、側面43RXにおいて右側出射部31Rに応じた部位より-Z方向に位置する傾斜面43R2である。
このため、テンプル5L,5Rが伸長状態となるように配置される等して、突出部5L7,5R7が側面43LX,43RXに対して高い押圧力を作用させても、側面43LX,43RXが歪んだり、左側筐体43L内に配置された鏡筒35L、及び、右側筐体43R内に配置された鏡筒35Rが変位することが抑制される。
また、鏡筒35L,35Rは、金属製部材であるフレーム42の鏡筒固定部424L,424Rに固定されている。このことからも、鏡筒35L,35Rの変位が抑制される。
左側筐体43Lは、上記のように、互いに組み合わされる上部筐体44L及び下部筐体46Lの内部に配置される内部筐体45Lを有する。内部筐体45Lの起立部452は、図14に示すように、+X方向において鏡筒35Lと側面43LXとの間に位置する。
このため、突出部5L7の押圧力によって側面43LXが変形しようとしても、起立部452によって、側面43LXが変形することが抑制され、ひいては、鏡筒35Lが変位することが抑制される。
なお、右側筐体43Rの内部筐体45Rによっても同様である。
図15は、頭部装着型表示装置1Aの比較例である頭部装着型表示装置HDを+Y方向から見た平面図である。
ここで、頭部装着型表示装置1Aにおいて、左側筐体43Lと伸長状態のテンプル5Lとの間の隙間GL2、及び、右側筐体43Rと伸長状態のテンプル5Rとの間の隙間GR2の作用について、隙間GL2,GR2が設けられていない頭部装着型表示装置HDと比較する形で説明する。
頭部装着型表示装置HDは、図15に示すように、左側筐体43L及び右側筐体43Rに代えて左側筐体HL及び右側筐体HRを有する他は、頭部装着型表示装置1Aと同様の構成を有する。すなわち、頭部装着型表示装置HDは、左側出射部31Lを収容する左側筐体HLと、左側筐体HLに回動可能に支持されるテンプル5Lと、右側出射部31Rを収容する右側筐体HRと、右側筐体HRに回動可能に支持されるテンプル5Rと、を有する。
右側筐体HRも、右側筐体43Rと同様の構成を有するが、外形形状が右側筐体43Rと相違する。具体的に、右側筐体HRは、テンプル5R側である-X方向の側面HR1が、+Z方向の端部に設けられた軸支部443Rから右側筐体HRの-Z方向の端部に至る範囲において、伸長状態のテンプル5Rに沿う形状に形成されている。すなわち、右側筐体HRは、凹部43R3を有しない。
換言すると、左側筐体HLに対する+X方向には、テンプル5Lとの間に隙間GL2はなく、右側筐体HRに対する-X方向には、テンプル5Rとの間に隙間GR2はない。
なお、左側筐体HL及び右側筐体HRの+Z方向における寸法は、左側筐体43L及び右側筐体43Rと同じである。
すなわち、左側筐体HLに支持されたテンプル5Lは、テンプル5Lを外側であるDL2方向に広げる力が加わったときに、左側筐体HLにおける-Z方向の端部HL2を支点としてDL2方向にしなる。
同様に、右側筐体HRに支持されたテンプル5Rは、テンプル5Rを外側であるDR2方向に広げる力が加わったときに、右側筐体HRにおける-Z方向の端部HR2を支点としてDR2方向にしなる。この場合、テンプル5L,5Rの全体における-Z方向の2/3が外側にしなることとなる。
しかしながら、この場合には、テンプル5L,5Rにおける+Z方向の部位がしなりづらいため、テンプル5L,5Rのしなり量が足りず、ユーザーの頭部に対する頭部装着型表示装置HDの装着感、特に、頭部が小さいユーザーの頭部に対する頭部装着型表示装置HDの装着感が充分でない場合がある。
比較例である頭部装着型表示装置HDの左側筐体HLに対し、頭部装着型表示装置1Aの左側筐体43Lは、図16に示すように、テンプル5L側である+X方向で、-Z方向の部位に凹部43L3を有する。また、比較例である頭部装着型表示装置HDの右側筐体HRに対し、頭部装着型表示装置1Aの右側筐体43Rは、テンプル5R側である-X方向で、-Z方向の部位に凹部43R3を有する。これにより、左側筐体43Lと伸長状態のテンプル5Lとの間には隙間GL2が形成され、右側筐体43Rと伸長状態のテンプル5Rとの間には隙間GR2が形成されている。
同様に、右側筐体43Rでは、-X方向の側面43RXにおける+Z方向に位置する当接面43R1がテンプル5Rと接触する。このため、テンプル5Rを外側であるDR2方向に広げる力が加わったときに、テンプル5Rは、当接面43R1における-Z方向の端部43R11を支点としてDR2方向にしなる。
これにより、頭部装着型表示装置HDでの場合に比べて、テンプル5L,5Rを大きくしならせることができるため、ユーザーの頭部に対する頭部装着型表示装置1Aの装着感、特に、頭部が小さいユーザーの頭部に対する頭部装着型表示装置1Aの装着感を高めることができる。
以上説明した本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
頭部装着型表示装置1Aは、第1方向である+X方向に延出するフレーム42と、第1方向に交差する第2方向である-Z方向に画像光を出射する表示部3と、フレーム42における+X方向の両端に取り付けられ、表示部3の一部である左側出射部31L及び右側出射部31Rを収容する筐体としての左側筐体43L及び右側筐体43Rと、左側筐体43L及び右側筐体43Rに対して頭部装着型表示装置1Aの+X方向における中心側に配置されるテンプル5L,5Rと、を備える。左側筐体43Lは、テンプル5L側に位置する側面43LXと、側面43LXにおいて、-Z方向に開口して、側面43LXに沿って配置されたテンプル5Lとの間に第1隙間としての隙間GL2を形成する第1凹部としての凹部43L3と、を有する。右側筐体43Rも同様である。
このような構成によれば、上記した比較例としての頭部装着型表示装置HDに比べて、テンプル5L,5Rのしなりの支点を、+Z方向に位置させることができる。このため、テンプル5L,5Rをしなりやすくすることができるとともに、テンプル5L,5Rのしなり量を大きくすることができる。従って、頭部装着型表示装置1Aのユーザーの頭部への装着感を高めることができる。
このような構成によれば、左側筐体43Lの一部が伸長状態のテンプル5Lによって+Y方向にて覆われる。これによれば、左側出射部31Lを収納するスペースを確保しつつ、テンプル5Lが伸長状態のとき、すなわち、頭部装着型表示装置1Aの頭部への装着時に、左側筐体43Lを小さく見せることができる。右側筐体43R及びテンプル5Rによっても同様の効果を奏することができる。従って、頭部装着型表示装置1Aの外観を良好にできる。
このような構成によれば、突出部5L7が側面43LXに当接することにより、テンプル5Lは、頭部装着型表示装置1Aの+X方向における中心側に回動される。これにより、例えば、頭部の小さいユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1Aを装着する際に、ユーザーの頭部に適度な圧力を付与できる。従って、頭部装着型表示装置1Aの装着感を高めることができる。
また、突出部5L7が弾性を有することにより、テンプル5Lを側面43LXに沿わせることも可能である。従って、頭部が大きいユーザーの頭部に頭部装着型表示装置1Aを装着する際には、テンプル5L,5Rの間隔を広げることができ、突出部5L7が邪魔になることを抑制できる。
テンプル5Lと同様の構成を有するテンプル5Rによっても同様の効果を奏することができる。
このような構成によれば、突出部5L7,5R7を弾性変形させやすくできる。この他、テンプル5L,5Rとは別部材として突出部5L7,5R7を設ける必要がないので、テンプル5L,5Rの製造工程を簡略化できる他、製造コストを低減できる。
このような構成によれば、眼鏡を掛けたユーザーが頭部装着型表示装置1Aを装着する際に、隙間GL1に眼鏡のつる部を配置できる。従って、眼鏡とテンプル5L及び左側筐体43Lとが干渉することを抑制でき、頭部装着型表示装置1Aを適切に装着できる。テンプル5Lと同様の構成を有するテンプル5R、及び、軸支部443Lと同様の構成を有するテンプル支持部としての軸支部443Rによっても同様の効果を奏することができる。
このような構成によれば、左側筐体43L内に配置された左側出射部31Lから出射された左眼用画像光を、左側導光部36Lによってユーザーの左眼に導くことができ、右側筐体43R内に配置された右側出射部31Rから出射された右眼用画像光を、右側導光部36Rによってユーザーの右眼に導くことができる。従って、ユーザーの眼に画像光を入射させることができ、画像光によって形成される画像をユーザーによって視認可能に表示できる。
このような構成によれば、軸支部443L,443Rを+Z方向に位置させることができるので、軸支部443L,443Rによって支持されるテンプル5L,5Rを+Z方向に延ばすことができる。従って、テンプル5L,5Rを頭部に沿わせやすくすることができ、頭部装着型表示装置1Aの装着感を高めることができる。
これに対し、軸支部443Lを、画像出射部としての左側出射部31Lと、導光部としての左側導光部36Lとの交差部近傍に配置できる。また、軸支部443Rを、画像出射部としての右側出射部31Rと、導光部としての右側導光部36Rとの交差部近傍に配置できる。これにより、デッドスペースを有効に活用でき、頭部装着型表示装置1Aを小型化できる。この他、軸支部443L,443Rをユーザーの視野に入りづらい位置に配置できる。
このような構成によれば、左側出射部31Lの鏡筒35Lが、金属製のフレームに固定されていることによって、鏡筒35Lのずれを抑制できる。従って、左側出射部31Lから出射される左眼用画像光を、ユーザーの左眼に安定して導光できる。右眼用画像光を出射する右側出射部31Rの鏡筒35Rが、フレーム42の鏡筒固定部424Rに固定されていることによっても、同様の効果を奏することができる。
このような構成によれば、突出部5L7等によって側面43LXに押圧力が加わった場合でも、側面43LXの変形を抑制できるので、左側筐体43L内に位置する鏡筒35Lが変位することを抑制できる。従って、左眼用画像光を左側導光部36Lに対して適切に出射できる。右側筐体43Rを構成する内部筐体45Rの起立部452によっても同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置は、第1実施形態にて示した頭部装着型表示装置1Aと同様の構成を有するが、左側筐体及び右側筐体において-Z方向の部位に位置する凹部の形状が異なる点で、頭部装着型表示装置1Aと相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る頭部装着型表示装置1Bは、図17に示すように、左側筐体43L及び右側筐体43Rに代えて左側筐体63L及び右側筐体63Rを有する他は、頭部装着型表示装置1Aと同様の構成及び機能を有する。すなわち、頭部装着型表示装置1Bは、表示部3、支持部4B、テンプル5L,5R及びノーズパッドNPを備える装置本体2Bを備える。
支持部4Bは、装着部材41及びフレーム42と、フレーム42における-X方向の端部に設けられる左側筐体63Lと、フレーム42における+X方向の端部に設けられる右側筐体63Rとを備え、支持部4と同様に機能する。
また、左側筐体63L及び右側筐体63Rは、外形形状が異なる他は、右側筐体43R及び左側筐体43Lと同様の構成及び機能を有する。
詳述すると、左側筐体63Lにおいて頭部装着型表示装置1Bの+X方向における中心を向く側面63LX、すなわち、+X方向の側面63LXは、+Z方向に位置する当接面43L1と、当接面43L1より-Z方向に位置する傾斜面43L2と、傾斜面43L2より-Z方向に位置し、当接面43L1と略平行な平面63L1と、を有する。これらのうち、平面63L1は、伸長状態のテンプル5Lから-X方向に離間している。このような傾斜面43L2及び平面63L1が設けられていることにより、-Z方向に開口して、左側筐体63Lと伸長状態のテンプル5Lとの間に隙間GL2を形成する凹部63L3が、左側筐体63Lに設けられる。換言すると、左側筐体63Lは、伸長状態のテンプル5Lとの間に隙間GL2を形成する凹部63L3を有する。
なお、本実施形態では、テンプル5Lの突出部5L7は、傾斜面43L2に当接するが、平面63L1に当接してもよい。
なお、本実施形態では、テンプル5Rの突出部5R7は、傾斜面43R2に当接するが、平面63R1に当接してもよい。
なお、側面63LXにおいて当接面43L1と平面63L1とを接続する接続面は、傾斜面43L2でなくてもよく、例えば、XY平面と平行な面であってもよい。同様に、側面63RXにおいて当接面43R1と平面63R1とを接続する接続面は、傾斜面43R2でなくてもよく、例えば、XY平面と平行な面であってもよい。この場合、テンプル5L,5Rの突出部5L7,5R7は、上記接続面に当接してもよく、平面63L1,63R1に当接してもよい。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、第1凹部としての凹部43L3,43R3,63L3,63R3は、それぞれ-Z方向に開口している他、±Y方向に開口しているとした。しかしながら、これに限らず、第1凹部は、テンプルから離間する方向に位置して、-Z方向に開口して、伸長状態のテンプルとの間に第1隙間を形成すれば、第1凹部は、+Y方向及び-Y方向のうち少なくとも一方に開口していなくてもよい。
一方、軸支部443L,443Rの配置位置は、側面43LX,43RXにおける-Z方向の端部でなければよく、適宜変更可能である。
すなわち、テンプル5Lを支持するテンプル支持部は、テンプル5Lを左側筐体43L,63Lに対して頭部装着型表示装置1A,1Bの+X方向における中心側に位置するように支持できれば、テンプル支持部は、側面43LX,63LXに限らず、左側筐体43L,63Lにおける他の面、例えば+Y方向の面及び-Y方向の面のうち少なくとも一方の面に設けられていてもよい。また、テンプル5Lを支持するテンプル支持部は、支持部4を構成する部材のうち左側筐体43L,63L以外の部材、例えばフレーム42に設けられていてもよい。テンプル5Rを支持するテンプル支持部についても同様である。
例えば、左側導光部36Lは、左側出射部31Lから+Z方向に出射された左眼用画像光を+Y方向又は-Y方向に進行させつつ+X方向に進行させて、所定の視認位置であるユーザーの左眼に左眼用画像光を出射できればよい。すなわち、左側導光部36Lによる左眼用画像の導光経路は、上記に限定されない。
同様に、右側導光部36Rは、右側出射部31Rから+Z方向に出射された右眼用画像光を+Y方向又は-Y方向に進行させつつ-X方向に進行させて、所定の視認位置であるユーザーの右眼に右眼用画像光を出射できればよい。すなわち、右側導光部36Rによる右眼用画像の導光経路は、上記に限定されない。
同様に、左側筐体43Lと右側筐体43Rとは、鏡面対称でなくてもよく、左側筐体63Lと右側筐体63Rとは、鏡面対称でなくてもよい。例えば、左側筐体43L及び右側筐体43Rのうちの一方のみが、伸長状態のテンプルとの間に第1隙間を形成する凹部を有する構成としてもよい。左側筐体63L及び右側筐体63Rにおいても同様である。
Claims (9)
- フレームと、
画像光を出射する画像出射部と、
前記フレームの側面部を覆うように取り付けられ、前記画像出射部を収容する筐体と、
前記フレームの側面部側とは反対側の前記筐体の側面に取り付けられるテンプルと、を備え、
前記筐体の前記側面は、
前記テンプルと当接する当接部と、
前記テンプルから離隔するように傾斜し、前記テンプルとの間に第1隙間を有する傾斜部と、を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1に記載の頭部装着型表示装置において、
前記テンプルは、前記側面の前記当接部が嵌まり込む凹部を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の頭部装着型表示装置において、
前記テンプルは、前記側面の前記当接部と当接する突出部を有し、
前記突出部は、弾性を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項3に記載の頭部装着型表示装置において、
前記テンプルは、前記突出部の一部を囲む開口部を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記フレームは、第1方向に延出し、
前記テンプルは、前記第1方向と交差する第2方向に延出し、
前記側面は、前記テンプルが取り付けられる第1取付部と第2取付部とを有し、
前記テンプルは、
前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向において、前記第1取付部に取り付けられる第1接続部と、
前記第3方向において、前記第2取付部に取り付けられる第2接続部と、を有し、
前記第3方向における前記第1取付部と前記第2取付部との間には、第2隙間が設けられていることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項5に記載の頭部装着型表示装置において、
前記第1方向に沿って前記フレームに支持され、前記画像出射部から出射された前記画像光を所定の視認位置に導く導光部を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項5又は請求項6に記載の頭部装着型表示装置において、
前記第1取付部と前記第2取付部とのそれぞれは、前記当接部に設けられることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記フレームは、金属により形成され、
前記画像出射部は、前記フレームに固定されていることを特徴とする頭部装着型表示装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置において、
前記筐体は、前記筐体内に設けられる内部筐体を有し、
前記内部筐体は、前記画像出射部と前記側面との間に位置する起立部を有することを特徴とする頭部装着型表示装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018182321A JP7155815B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 頭部装着型表示装置 |
CN201910910872.4A CN110955048B (zh) | 2018-09-27 | 2019-09-25 | 头部佩戴型显示装置 |
US16/583,360 US11340464B2 (en) | 2018-09-27 | 2019-09-26 | Head-mounted display apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018182321A JP7155815B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 頭部装着型表示装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020053875A JP2020053875A (ja) | 2020-04-02 |
JP2020053875A5 JP2020053875A5 (ja) | 2021-11-04 |
JP7155815B2 true JP7155815B2 (ja) | 2022-10-19 |
Family
ID=69945785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018182321A Active JP7155815B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 頭部装着型表示装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11340464B2 (ja) |
JP (1) | JP7155815B2 (ja) |
CN (1) | CN110955048B (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11726332B2 (en) | 2009-04-27 | 2023-08-15 | Digilens Inc. | Diffractive projection apparatus |
WO2016020630A2 (en) | 2014-08-08 | 2016-02-11 | Milan Momcilo Popovich | Waveguide laser illuminator incorporating a despeckler |
US9933684B2 (en) * | 2012-11-16 | 2018-04-03 | Rockwell Collins, Inc. | Transparent waveguide display providing upper and lower fields of view having a specific light output aperture configuration |
CN111323867A (zh) | 2015-01-12 | 2020-06-23 | 迪吉伦斯公司 | 环境隔离的波导显示器 |
US9632226B2 (en) | 2015-02-12 | 2017-04-25 | Digilens Inc. | Waveguide grating device |
JP6598269B2 (ja) | 2015-10-05 | 2019-10-30 | ディジレンズ インコーポレイテッド | 導波管ディスプレイ |
JP6895451B2 (ja) | 2016-03-24 | 2021-06-30 | ディジレンズ インコーポレイテッド | 偏光選択ホログラフィー導波管デバイスを提供するための方法および装置 |
US10545346B2 (en) | 2017-01-05 | 2020-01-28 | Digilens Inc. | Wearable heads up displays |
WO2020168348A1 (en) | 2019-02-15 | 2020-08-20 | Digilens Inc. | Methods and apparatuses for providing a holographic waveguide display using integrated gratings |
US20200386947A1 (en) | 2019-06-07 | 2020-12-10 | Digilens Inc. | Waveguides Incorporating Transmissive and Reflective Gratings and Related Methods of Manufacturing |
JP2022546413A (ja) | 2019-08-29 | 2022-11-04 | ディジレンズ インコーポレイテッド | 真空回折格子および製造方法 |
US11719946B2 (en) * | 2020-03-28 | 2023-08-08 | Divrse Co., Ltd. | Eyeglass frame for head mounted display |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054713A (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Brother Ind Ltd | ヘッドマウントディスプレイ |
US20170090200A1 (en) | 2015-09-30 | 2017-03-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device and head mounted display |
JP2018011227A (ja) | 2016-07-14 | 2018-01-18 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置及び頭部装着型画像表示装置 |
JP2018046387A (ja) | 2016-09-14 | 2018-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | 頭部装着型画像表示装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7313246B2 (en) * | 2001-10-06 | 2007-12-25 | Stryker Corporation | Information system using eyewear for communication |
US8743463B2 (en) * | 2011-02-04 | 2014-06-03 | Seiko Epson Corporation | Virtual image display |
JP5915552B2 (ja) * | 2013-01-23 | 2016-05-11 | ソニー株式会社 | ヘッドマウントディスプレイ、表示装置及び入力装置 |
WO2014141918A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-18 | コニカミノルタ株式会社 | ウェアラブルコンピューター |
JP6391952B2 (ja) * | 2014-03-17 | 2018-09-19 | ソニー株式会社 | 表示装置及び光学装置 |
JP6455520B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2019-01-23 | コニカミノルタ株式会社 | ヘッドマウントディスプレイ及びウェアラブルコンピューター |
JP2016180939A (ja) | 2015-03-25 | 2016-10-13 | セイコーエプソン株式会社 | 頭部搭載型ディスプレイ |
-
2018
- 2018-09-27 JP JP2018182321A patent/JP7155815B2/ja active Active
-
2019
- 2019-09-25 CN CN201910910872.4A patent/CN110955048B/zh active Active
- 2019-09-26 US US16/583,360 patent/US11340464B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054713A (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Brother Ind Ltd | ヘッドマウントディスプレイ |
US20170090200A1 (en) | 2015-09-30 | 2017-03-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device and head mounted display |
JP2018011227A (ja) | 2016-07-14 | 2018-01-18 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置及び頭部装着型画像表示装置 |
JP2018046387A (ja) | 2016-09-14 | 2018-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | 頭部装着型画像表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN110955048A (zh) | 2020-04-03 |
JP2020053875A (ja) | 2020-04-02 |
US11340464B2 (en) | 2022-05-24 |
US20200103661A1 (en) | 2020-04-02 |
CN110955048B (zh) | 2022-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7155815B2 (ja) | 頭部装着型表示装置 | |
US10718950B2 (en) | Head-mounted display apparatus | |
JP4887907B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JP5594258B2 (ja) | ヘッドマウントディスプレイ | |
CN106019585B (zh) | 头部佩戴型显示器 | |
JP2014174366A (ja) | 虚像表示装置 | |
JP5485093B2 (ja) | 頭部装着型画像表示装置 | |
KR20090099576A (ko) | 헤드마운트 디스플레이 | |
JP2010231119A (ja) | 眼鏡型の画像表示装置 | |
JP6201347B2 (ja) | 虚像表示装置 | |
JP2017068045A (ja) | ウェアラブル装置 | |
JP2017147520A (ja) | 頭部装着型画像表示装置 | |
JPWO2017221369A1 (ja) | ウェアラブル装置 | |
WO2013027753A1 (ja) | ヘッドマウントディスプレイ | |
JP4581632B2 (ja) | 映像表示装置 | |
JP5614386B2 (ja) | ヘッドマウントディスプレイ | |
US11953694B2 (en) | Head-mounted display apparatus | |
JP6455449B2 (ja) | ヘッドマウントディスプレイ | |
WO2013027714A1 (ja) | ヘッドマウントディスプレイ | |
JP2018046387A (ja) | 頭部装着型画像表示装置 | |
JP2017147522A (ja) | 頭部装着型画像表示装置 | |
JP2002182148A (ja) | 画像表示装置および画像表示システム | |
CN110955047B (zh) | 头部佩戴型显示装置 | |
JP5648603B2 (ja) | ヘッドマウントディスプレイ | |
JP5935842B2 (ja) | 表示ユニット及びヘッドマウントディスプレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210922 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220919 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7155815 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |