JP6455520B2 - ヘッドマウントディスプレイ及びウェアラブルコンピューター - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ(head mounted display)及びウェアラブルコンピューター(wearable computer)に関する。
近年、人体の頭部に装着され、装着者に対してパーソナルに画像を視認させるヘッドマウントディスプレイや、これを利用したウェアラブルコンピューターが開発されている。ヘッドマウントディスプレイをモバイルコンピューターに接続すれば、コンピューターグラフィック画面が虚像としてユーザーの眼前に形成されるので、ディスプレイをユーザーの頭部に装着可能なウェアラブルコンピューターが提供される。
ヘッドマウントディスプレイの具体的形態としては、特許文献1,3に記載されるように眼鏡型のフレームに機器を支持したものや、特許文献2に記載されるようにヘッドフォンの形態を基本としたものがある。また、特許文献1,2,3に記載されるように画像表示ユニットを片目側に配置した単眼用のヘッドマウントディスプレイの形態や、特許文献1に記載されるように画像表示ユニットを両目のそれぞれに対して配置した両眼用のヘッドマウントディスプレイの形態がある。また、特許文献1,2,3に記載されるようにケーブルを介して電力供給や信号入出力を行うユニットが画像表示ユニットに接続される。
さらに特許文献1に記載のヘッドマウントディスプレイにあっては、画像表示ユニット(表示部)のほか仰角センサー及び水平角センサーが眼鏡型のフレームのフロント部に支持されており、人体頭部の仰角及び水平角を検知する。
さらに特許文献3には、画像表示ユニットとカメラユニットとが別体であって、フロント部に回動自在に支持されカメラユニットのケーブルなどの入出力部を、画像表示ユニットの取付位置の左右切り換えに応じて回動させて左右切り換え可能としたヘッドマウントディスプレイが記載されており、この入出力部及び画像表示ユニットをコントロールユニットと接続するために左右のうちの片側に配置した形態が示されている。
特開2006−135884号公報 特開2004−233908号公報 特開2011−66549号公報
ところで、ヘッドマウントディスプレイとしては、快適な装着感を有し装着状態を維持しやすい良好な装着性などのために最適な重量バランスが求められる。
しかし、画像表示部は眼前に配置され、さらに単眼用では左右のうちの片側に配置されるから、画像表示ユニットの重量が前側及び左右片側に偏る傾向にある。
特許文献3に記載のヘッドマウントディスプレイにあっては、カメラユニット及びそのケーブルなどの入出力部が前側に配置され、この入出力部が左右のうち画像表示ユニットと同じ側に配置されるから、前側及び左右片側への重量の偏りが顕著になる。
特許文献1,3に記載されるようにテンプル及びノーズパッドを有した眼鏡型のフレームに機器を支持してヘッドマウントディスプレイを構成する場合、装着者の頭部前側に配置されるフロント部に画像表示ユニットのほか、装着者の頭部の姿勢角等を検知するセンサー類が配置されると、前側に荷重が集中し、快適な装着感や装着状態の維持の点で装着性が良好でない。さらに特許文献1,3に記載のヘッドマウントディスプレイにあっては、電力供給や信号入出力を行うユニットからのケーブルの荷重、センサーから配線されるケーブルの荷重がフロント部に負荷され、前側の荷重集中を顕著にする。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、ヘッドマウントディスプレイにおいて、眼鏡型のフレームに支持される画像表示ユニット及び他の機器による重量バランスを改善することにより、装着性を向上し、ひいては画面の視認性の維持安定を図ることを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、装着者の眼前に配置される画像表示部材と、前記画像表示部材に表示される画像を生成するための画像生成部とが筺体に固定され、前記筐体に前記画像表示部材の基端部及び前記画像生成部が収容されてなる画像表示ユニットと、
装着者の頭部に装着され、装着者の頭部前側に配置される右フロント部及び左フロント部と、前記右フロント部の右端に連結される右テンプル部と、前記左フロント部の左端に連結される左テンプル部とを含み、前記画像表示ユニットを支持するフレームと、
装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーを搭載した中継回路基板を含み、前記右テンプル部又は前記左テンプル部に支持された中継ユニットと、
前記中継回路基板に接続された外部接続ケーブルと、
前記中継回路基板と前記画像表示ユニットとを接続する中間ケーブルと、
他の機器を内蔵し、前記右テンプル部又は前記左テンプル部に弾性材料からなる取付部材により着脱可能に装着される第2の筐体と、を備え、
前記外部接続ケーブルに接続されるユニットと前記画像表示ユニットとの間の信号及び電力の伝送路が、前記外部接続ケーブル、前記中継回路基板及び前記中間ケーブルにより形成され、前記外部接続ケーブルに接続されるユニットと前記センサーとの間の信号及び電力の伝送路が、前記外部接続ケーブル及び前記中継回路基板により形成され
前記画像表示部材が装着者の右眼前に配置され、前記画像表示ユニットが前記右フロント部に配置され、前記中継ユニットが前記右テンプル部に配置され、かつ、第2の筐体が前記左テンプル部に配置されるか、又は、前記画像表示部材が装着者の左眼前に配置され、前記画像表示ユニットが前記左フロント部に配置され、前記中継ユニットが前記左テンプル部に配置され、かつ、第2の筐体が前記右テンプル部に配置されるヘッドマウントディスプレイである。
請求項2記載の発明は、前記中継回路基板に、装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーが複数種類搭載された請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項3記載の発明は、前記画像表示ユニットに、前方の対象物を検知する近接センサーを有する請求項1又は請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項に記載の発明は、前記弾性材料からなる取付部材は、前記右テンプル部及び前記左テンプル部のうち前記第2の筐体が装着されるテンプル部の内側に突出する請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項に記載の発明は、前記弾性材料からなる取付部材は、前記第2の筐体に固着されている請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項に記載の発明は、前記右テンプル部及び前記左テンプル部のうち前記第2の筐体が装着されるテンプル部に取付用開口が形成され、前記弾性材料からなる取付部材が前記取付用開口に内嵌めされる取付構造を有する請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項に記載の発明は、前記弾性材料からなる取付部材は、前記取付用開口に内嵌めされるとき、前記取付用開口の内幅より大きい幅を有した抜け止め端部が前記取付用開口を通過して前記テンプル部の内側に配置される請求項に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項に記載の発明は、前記他の機器はワイヤレス機器である請求項から請求項のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項に記載の発明は、前記他の機器はイヤフォンである請求項から請求項のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイである。
請求項10記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイと、
当該ヘッドマウントディスプレイの前記外部接続ケーブルに接続されたモバイルコンピューターと
を備えるウェアラブルコンピューターである。
請求項11記載の発明は、前記モバイルコンピューターは無線通信デバイスを有する請求項10に記載のウェアラブルコンピューターである。
本発明によれば、前側へ偏った荷重や、左右いずれかへ偏った荷重を緩和することができ、これにより装着感を改善することができ、装着時の疲労感を軽減することができる。 重量バランスが良いので、使用に際して装着状態の維持安定性が良く、画像表示ユニットにより表示される画面の視認性の維持安定を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを含んだウェアラブルコンピューターのシステム全体の外観図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの後側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの前側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの前側から見た斜視図で、イヤフォンユニットが外された状態を示す。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの正面図である。外部接続ケーブルの図示を省略する。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの上面図である。外部接続ケーブルの図示を省略する。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの底面図である。外部接続ケーブルの図示を省略する。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの左面図である。外部接続ケーブルの図示を省略する。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの右面図である。外部接続ケーブルの図示を省略する。 本発明の一実施形態に係るイヤフォンユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るイヤフォンユニットの正面図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットを含む部分の正面図で、外カバーを外した状態を示す。中間ケーブル、眼鏡レンズ(アイシールド)の図示を省略した。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットを含む部分の右面図で、外カバーを外した状態を示す。中間ケーブル、眼鏡レンズ(アイシールド)、ノーズパッドの図示を省略した。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットを含む部分の底面図で、外カバーを外した状態を示す。中間ケーブル、眼鏡レンズ(アイシールド)の図示を省略した。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットを含む部分の上面図で、外カバーの上面を開放して描いたものである。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットを含む部分の背面図である。眼鏡レンズ(アイシールド)の図示を省略した。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットを含む部分の底面図である。眼鏡レンズ(アイシールド)の図示を省略した。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットの斜視図で、筐体の半身を取り除いたものである。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの画像表示ユニットの光軸方向断面図である。 本発明の一実施形態にかかるヘッドマウントディスプレイを含んだウェアラブルコンピューター全体の主要回路のブロック図である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
〔実施形態の概要〕
(システム全体)
図1は、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ1を含んだウェアラブルコンピューターのシステム全体を描いた外観図である。
図1に示すように本実施形態のヘッドマウントディスプレイ1は、装着者の頭部に装着される眼鏡型のフレーム20に、画像表示部材2を含む画像表示ユニット10と、中継回路基板81(図19参照)を含む中継ユニット60と、イヤフォンユニット70とを支持した構成を有し、中継ユニット60から延出した外部接続ケーブル61によりモバイルコンピューター100に接続可能なものであり、これらによりウェアラブルコンピューターが構成される。外部接続ケーブル61の端部には、モバイルコンピューター100に接続可能なコネクタ61aが備わっている。中継ユニット60と画像表示ユニット10とは中間ケーブル38を介して接続されている。
モバイルコンピューター100から外部接続ケーブル61を介して中継ユニット60に電力が供給され、さらに中継ユニット60(中継回路基板81)及び中間ケーブル38を介して電力が画像表示ユニット10に供給される。
また、モバイルコンピューター100から外部接続ケーブル61、中継ユニット60(中継回路基板81)及び中間ケーブル38を介して、画像信号が画像表示ユニット10まで伝送され、モバイルコンピューター100から出力される画像が画像表示ユニット10によって装着者に対し表示される。
また、画像表示ユニット10は、前方撮影用カメラ4を備えており、中間ケーブル38、中継ユニット60(中継回路基板81)及び外部接続ケーブル61を介して前方撮影用カメラ4の撮影画像がモバイルコンピューター100に入力される。
また、中継ユニット60は、センサー類を備えており、中継回路基板81、外部接続ケーブル61を介してそのセンサー類の検出信号がモバイルコンピューター100に入力される。
さらに、画像表示ユニット10の表示のオン/オフや表示輝度、コントラストなどの表示設定、前方撮影用カメラ4の感度設定等を指示する制御信号がモバイルコンピューター100から外部接続ケーブル61、中継ユニット60(中継回路基板81)及び中間ケーブル38を介して画像表示ユニット10に入力される。
また、必要な場合には、中継ユニット60に搭載のセンサー類のオン/オフや感度設定等を指示する制御信号がモバイルコンピューター100から外部接続ケーブル61及び中継回路基板を介して中継ユニット60に搭載のセンサー類に入力される。
イヤフォンユニット70は、モバイルコンピューター100とワイヤレス通信により接続し、モバイルコンピューター100から出力される音声信号を受信して音声を出力する。
モバイルコンピューター100は、バッテリー200、CPU101、ROM102、RAM103、ストレージデバイス107等を備えて構成されている(図19参照)。
また、モバイルコンピューター100は、イヤフォンユニット70とのワイヤレス通信を行う無線通信デバイス104のほか、インターネットサーバーなどの外部コンピューターとの通信を行い、アプリケーションプログラムやコンテンツのダウンロードを可能とする無線通信デバイス105が搭載されている(図19参照)。したがって、当該アプリケーションプログラムが生成するコンテンツやダウンロードしたコンテンツとしての画像をモバイルコンピューター100から画像表示ユニット10に出力して表示させることができ、音声をモバイルコンピューター100からイヤフォンユニット70に出力して音声出力させることができる。
中継ユニット60に搭載のセンサー類のほかに、画像表示ユニット10に前方撮影用カメラ4及び近接センサー6が設けられており、これらのセンサー類の検出信号がモバイルコンピューター100に入力されるため、これらの検出信号を基づく演算を含んだプログラムをモバイルコンピューター100のCPU101により実行可能である。
画像表示ユニット10の有する近接センサー6は、前方(画像表示ユニット10から見てY方向)の近接範囲における検知領域内の対象物の存在や移動を非接触で検知するセンサーである。近接センサー6を介してユーザーの手の存在や動きを検知する検知信号をモバイルコンピューター100に入力することができ、モバイルコンピューター100のCPUにより手の形や動き(指先の動きなど)に対応した操作指令を認識するジェスチャー入力機能を構成できる。したがって、装着者は、画像表示ユニット10が配置された自分の眼の前で自分の手で特定のジェスチャーをすることにより、モバイルコンピューター100に動作指令を入力して操作することができる。なお、指示を与える対象物はユーザーの手、手指のほか、ユーザーが手に持った指示棒などの物体とされる場合がある。ユーザーの顔面の近くでユーザーの手の位置を確実に把握しながらモバイルコンピューター100に指示を行えるようにするため、近接範囲は近接センサー6の検知面から200mm程度に設定しておくことが好ましい。近接センサー6としては、パッシブ型の近接センサーやアクティブ型の近接センサーなど公知のものを用いることができる。近接センサーは、カメラに比べて、概して小型で安価であり、消費電力も小さい。また、近接センサーは、物体の形状の検出など複雑な検出はできないが、物体の接近や離間を判別することができるので、手を通過させたり手をかざしたりすることで、HMDの操作を行うことができ、しかも、カメラの撮影画像の解析によるジェスチャー認識に必要とされる複雑な画像処理も不要である。
ここで、パッシブ型の近接センサーは、物体が近接した際に物体から放射される不可視光や電磁波を検出する検出部を有する。パッシブ型の近接センサーとしては、接近した人体から放射される赤外線などの不可視光を検出する焦電センサーや、接近した人体との間の静電容量変化を検出する静電容量センサーなどがある。アクティブ型の近接センサーは、不可視光や音波の投射部と、物体に反射して戻った不可視光や音波を受ける検出部とを有する。アクティブ型の近接センサーとしては、赤外線を投射して物体で反射された赤外線を受光する赤外線センサーや、レーザ光を投射して物体で反射されたレーザ光を受光するレーザセンサーや、超音波を投射して物体で反射された超音波を受け取る超音波センサーなどがある。尚、パッシブ型の近接センサーは低消費電力性に優れている。また、アクティブ型の近接センサーは検知の確実性を向上させやすく、例えば、ユーザーが手袋をしているような場合でも、検出することができる。複数種類の近接センサーを組み合わせて用いても良い。複数の検知部を並べて配置した近接センサーを用いると、検知領域に対する物体の動きの方向も検知することができる。また、検知部からの出力の強度から検知領域に対する物体の近接や離間の方向も検知することができる。
(ヘッドマウントディスプレイ)
さらに図2、図3に、異なる方向から見たヘッドマウントディスプレイ1の斜視図を示した。図4は、図3に対しイヤフォンユニットが外された状態を示す。また、ヘッドマウントディスプレイ1の全体の5面図を図5から図9に、イヤフォンユニットの単体図を図10及び図11に示した。図12から図18に画像表示ユニット及びその支持機構部分の詳細を示した。図中に共通の直交3軸XYZを示した。装着者の頭部を基準としてXは左右方向(眼幅方向)を、Yは前後方向を、Zは上下方向を示す。
以下これらの図に示した符号を付して説明する。
本実施形態のヘッドマウントディスプレイ1は、図12〜図17等に示すように、画像表示部材2、画像生成部3、前方撮影用カメラ4、第1の筐体5、近接センサー6等を有する画像表示ユニット10と、装着者の頭部に装着されるフレーム20と、画像表示ユニット10の支持部材30と、付勢部材としてのコイルスプリング31,32と、回動軸部材33,34と、固定リング35,36と、外カバー37と、を備えて構成されている。
画像表示部材2及び画像生成部3は第1の筺体5に固定されている。第1の筐体5に画像表示部材2の基端部2a、画像生成部3及び前方撮影用カメラ4が収容されている。画像表示部材2は、装着者の眼前に配置されるものであり、本実施形態では装着者の右目前に配置されるものを示す。画像生成部3は、画像表示部材2に表示される画像を生成するためのLED等の光源、液晶表示素子等の表示素子、集光レンズ等で構成され、生成した画像光を画像表示部材2に入射させる。画像表示部材2に入射した画像光は、画像表示部材2内の傾斜面に設置された光学素子19で反射されて内側面17bから出射し装着者の瞳に入射する(図13参照)。画像表示部材2は第1の筐体5から突設され、外界の光を透過させて装着者の瞳に入射させることが可能なシースルー型の表示部材を構成する。カメラ4及び近接センサー6は、画像表示部材2により形成される画面に対して、カメラ4の撮像範囲が適切となるように、また、近接センサー6の検知範囲が適切となるように、予めカメラ4及び近接センサー6の配置位置や向きを決定して画像表示ユニット10に固定しておく。
フレーム20は、眼幅方向(X方向)に延在する回動軸部材33,34及び支持部材30を介して画像表示ユニット10の回動を可能にしてこれを支持する。画像表示ユニット10は支持部材30に支持されており、支持部材30の両端部が、各々回動軸部材33,34に連結されている。支持部材30は画像表示ユニット10と一体に回動軸部材33,34を中心にしてフレーム20に対して回動し(つまり、眼幅方向に延在する回動軸周りに回動し)、これにより画像表示部材2のアオリ角の調整が可能とされている。また、画像表示ユニット10は、支持部材30に対して目眼幅方向にスライド可能に支持されており、これにより画像表示部材2の目眼幅方向の位置調整が可能とされている。回動機構及びスライド機構の詳細については後述する。
図2、図3等に示すようにフレーム20は、装着者の耳に掛けられる一対のテンプル部(右テンプル部21R,左テンプル部21L)と、フロント部24と、右テンプル部21Rとフロント部24(右フロント部24Rの右端)とを連結する右コーナー連結部25Rと、左テンプル部21Lとフロント部24(左フロント部24Lの左端)とを連結する左コーナー連結部25Lとを有して構成されている。これにより、本ヘッドマウントディスプレイ1を眼鏡と同様の形態で装着者の頭部に装着することができる。なお、右テンプル部21Rと右コーナー連結部25Rとの連結及び左テンプル部21Lと左コーナー連結部25Lとの連結をヒンジ連結としてフレーム20を折り畳み可能としてもよし、一体的に結合させ又は一体的に成形してヒンジレスフレームとしてもよい。
また、フロント部24には、装着者の鼻に当てられるノーズパッド22L,22Rと、眼鏡レンズ又はアイシールド23L,23Rとが連結固定される。
フロント部24は、装着者の頭部前側に配置される部分である。フロント部24のうち、右半分が右フロント部24R、左半分が左フロント部24Lである。
本実施形態では、画像表示部材2が装着者の右眼前に配置され、画像表示ユニット10が右フロント部24Rに配置され、かつ、イヤフォンユニット70が左テンプル部21Lに配置される。また、中継ユニット60が右テンプル部21Rに配置される。
左眼に対して画像を表示する形態として、本実施形態とは左右逆、すなわち、画像表示部材2が装着者の左眼前に配置され、画像表示ユニット10が左フロント部24Lに配置され、かつ、イヤフォンユニット70が右テンプル部21Rに配置された形態も同様に実施することができる。この場合、中継ユニット60は左テンプル部21Lに配置される。
(イヤフォンユニット)
図10及び図11に示すようにイヤフォンユニット70は、第2の筐体71を有する。すなわち、本実施形態においては、第2の筐体71に内蔵される他の機器はワイヤレスイヤフォンである。第2の筐体71は、基板収容部71aと、インナーイヤー部71bとで構成されている。基板収容部71a内には、音声信号を受信する通信回路、受信した音声を増幅しインナーイヤー部71bに構成された振動部を駆動する駆動回路、これらの回路の電源となるバッテリー等が収容されている。
基板収容部71aは、左テンプル部21Lに沿うように長く形成された前方部71a1と、前方部71a1の後端に連続し下方に突出してインナーイヤー部71bを支持する後方部71a2とを有する。図1〜図3等に示すように前方部71a1を左テンプル部21Lに沿わせてすっきりと配置するとともに、インナーイヤー部71bを左テンプル部21Lに干渉することなく装着者の耳孔に配置するためである。
第2の筐体71は、左テンプル部21Lに弾性材料からなる取付部材72により着脱可能に装着される。
取付部材72を構成する弾性材料としてはエラストマーを適用することが好ましい。取付部材72は、基板収容部71aの前方部71a1の内側面に固着されており、前方部71a1と同様に前後方向(Y方向)に長く形成されている。
一方、図4に示すように左テンプル部21Lの耳掛け部21Laより前方の装着者の頭部側面に当てられる前方部21Lbに取付用開口73が穿設されている。取付部材72及び取付用開口73は、イヤフォンユニット70を左テンプル部21Lに着脱可能に装着するためのものであり、ともに前後方向(Y方向)に長く形成されている。このように取付部材72及び取付用開口73を前後方向(Y方向)に長く形成するのは、取付部材72を一つとし、これに対応した取付用開口73を一つとした構成でも、イヤフォンユニット70を左テンプル部21Lに対しガタツキなく確実に固定するためである。また、取付部材72を一つとすることで、単体の取付部材72の第2の筐体71との接合面積を大きくして、取付部材72が第2の筐体71から引き剥がされることを防止することができる。また、後述するように取付部材72が装着者の頭部側面に当接し、滑り止め及びクッション材としても機能するので、当該機能を効果的に発揮させるためである。
図11に示すように取付部材72は、第2の筐体71に接合されるベース部72aと、
ベース部72aの第2の筐体71との接合端に対する逆端に形成された抜け止め端部72bとを有する。
ベース部72aの外周と取付用開口73の内周とはほぼ一致するように対応している。抜け止め端部72bは、取付用開口73の内周より一回り大きな寸法に形成されている。すなわち、抜け止め端部72bは、Y方向にもZ方向にも取付用開口73の内幅より大きい幅を有する。
抜け止め端部72bを取付用開口73に合わせて配置し、イヤフォンユニット70を左テンプル部21Lに押し付けることで、抜け止め端部72bが取付用開口73を通過して左テンプル部21Lの内側に配置され、取付部材72が取付用開口73に内嵌めされる取付構造が実現される。
かかる取付構造によりイヤフォンユニット70が左テンプル部21Lに装着され、本ヘッドマウントディスプレイ1が人体頭部に装着されると、取付部材72の抜け止め端部72bは、左テンプル部21Lの内側に突出しており装着者の頭部側面に当接するので、弾性材料からなる取付部材72が滑り止め及びクッション材としても機能し、ヘッドマウントディスプレイ1が装着者の頭部からずれたり、ずり落ちたりすることを防止するとともに、装着性を向上することができる。特に装着性としては、ずれにくいという点とともに、取付部材72が柔軟に人体頭部に当てられるので、長時間の装着において快適な装着性が得られる。
以上のように弾性材料からなる取付部材72をテンプル部に係合することで、ネジ止め等の複雑な構成なしで、容易にイヤフォンユニット70の着脱を実現することができる。
着脱時に抜け止め端部72bが縮径変形しやすくするために、図10に示すように取付部材72には抜け止め端部72bの内側で開口する穴部72cが形成されている。
装着時に抜け止め端部72bが縮径変形して取付用開口73を通過しやすくするために、また装着者の頭部に優しく当たるように、図11に示すように抜け止め端部72bの挿入方向外周角部はラウンド状に形成されている。
取付部材72は、第2の筐体5に固着されているので、着脱を含む使用に際してイヤフォンユニット70に常に付随している。これにより、取付部材72の紛失が防止されるとともに、第2の筐体71と取付部材72との間に着脱機構を構成しないために第2の筐体71の複雑化が防がれる。
なお、本実施形態においては、第2の筐体71に内蔵される他の機器がワイヤレスイヤフォンとされているが、他の例として、カメラや各種センサー類を挙げることができる。
(中継ユニット)
中継ユニット60は、イヤフォンユニット70の基板収容部71aとほぼ同一の外形を有し、中継ユニット60の右テンプル部21Rに対する装着は、イヤフォンユニット70の左テンプル部21Lに対するそれと同じ着脱機構が採用されている。中継ユニット60の取付部材62が図2等に示される。取付部材62が同様に滑り止め及びクッション材としても機能する。取付部材62、72が装着者の頭部に両側から当接するため、装着性が顕著に向上する。
中継ユニット60の中継回路基板81には、装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーが複数種類搭載されている。本実施形態では、装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーとしてジャイロ(角速度センサー)82、電子コンパス(地磁気センサー)83を備えている(図19参照)。装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーが複数種類搭載されていることによって、装着者の頭部の状態をより正確に検出することができる。その他の種類のものとして加速度センサー、気圧センサー(頭部の位置における気圧を検出)を搭載してもよい。主に人体頭部の位置、方向又は運動を検出するためのセンサーが搭載されるが、脳波、赤外線などを人体頭部からの信号を検出する目的等により人体頭部の近位に配置する必要があるセンサーも中継回路基板に搭載することで人体頭部の近位に配置することができ、その場合に頭部前側の荷重を増加させることがない。
また、中継ユニット60にはマイク84が内蔵され、中継回路基板81に実装されている(図19参照)。マイク84は入力されたユーザーの音声に応じた出力信号を生成し、モバイルコンビューター100のCPU101でユーザーの音声を解析して、ユーザーの意図に合うように各部を制御する。
中継回路基板81上の不図示の配線パターンにより、中継ユニット60内における電力と信号の伝送経路が構成されている。中継回路基板81上の電力の伝送径路としては、上述した画像表示ユニット10へ電力を供給する伝送径路が含まれる。また、中継回路基板81上の信号の伝送径路としては画像表示ユニット10の前方撮影用カメラ4の撮影画像データや近接センサー6の検出信号の伝送径路が含まれる。
中継ユニット60の中継回路基板81には、外部接続ケーブル61の端部及び中間ケーブル38の端部がそれぞれ半田付けなどで接続されている。したがって、中継ユニット60を取付部材62の弾性を利用して右テンプル部21Rから取り外しても、外部接続ケーブル61、中継ユニット60、中間ケーブル38、画像表示ユニット10、フレーム20が連結された状態である。イヤフォンユニット70のように中継ユニット60をフレーム20から分離して着脱容易にするためには、中間ケーブル38の端部にコネクタを設ければよいが、そのようなコネクタを設けないことで、ヘッドマウントディスプレイ1の複雑化、大型化、重量増の回避に有利になる。また、中継ユニット60が、右テンプル部21R及び左テンプル部21Lのうち画像表示ユニット10が支持されるのと同じ側のテンプル部に支持されるので、中間ケーブル38が長くなるのを防止することができる。
(回路ブロック)
図19は、ウェアラブルコンピューターの主要回路のブロック図である。画像表示ユニット10内に設置される回路基板90上には、カメラ4、近接センサー6の他に、表示素子14を駆動するための駆動回路である表示パネルドライバー91、光源11を駆動するための回路である光源駆動回路92、周辺環境の明るさを検知する照度センサー93、電源回路203が設けられている。照度センサー93からの出力に基づいて、光源駆動回路92や表示パネルドライバー91を制御して、画像表示部材2に表示される画像の輝度を調整することで、ユーザーが見やすい画像にすることができる。中継ユニット60内に設置される中継回路基板81には、ジャイロ82、電子コンパス83、マイク84に加えて、各種情報を記憶するEEPROM85及び電源回路202が設けられている。電源回路202は、中継回路基板81上の各部への給電を行うとともに、後段の画像表示ユニット10への電力供給を中継する。モバイルコンピューター100内に設置される回路基板110には、全体の制御を司るCPU101、プログラムや各種情報を記憶するROM102、RAM103、無線通信デバイス104、105、システム全体の電源のオンオフや各種の指示を行うための操作部106、フラッシュメモリなどのストレージデバイス107や外部機器との接続を行うためのインターフェース108、着脱可能とされたバッテリー200に接続される電源回路201を備えている。制御信号や各種の情報をやり取りするための信号伝送路、及び、電力供給を行うための電力伝送路がコネクタ61aを介して、外部接続ケーブル61に接続されるように構成されている。画像表示ユニット10の回路基板90と、中継ユニット60の中継回路基板81との間の信号伝送路と電力伝送路は中間ケーブル38で接続されている。イヤフォンユニット70には、ワイヤレス型のイヤフォンデバイス120とこれに給電する電源としてのサブバッテリー121が設けられている。なお、図19に示すように、本例は、ユーザーが近接センサー6やマイク84による非接触のユーザーインターフェースを通じて、ウェアラブルコンピューターの操作を行うので、操作によってヘッドマウントディスプレイの装着位置がずれる恐れが少ないものであるが、ヘッドマウントディスプレイ1のフレーム20や画像表示ユニット10や中継ユニット60等に、過度な装着位置ずれが生じない範囲で操作が行えるような操作部を設けてもよい。例えば、タッチセンサを設けてタッチやスワイプで操作を行えるようにしたり、複数の指のうちのいずれかで支えながら別の指で押せるような位置にキーを配置したりすることができる。
以上説明したように、外部接続ケーブル61に接続されるユニット(モバイルコンピューター100)と画像表示ユニット10との間の信号及び電力の伝送路が、外部接続ケーブル61、中継ユニット60内の中継回路基板81及び中間ケーブル38により形成され、外部接続ケーブル61に接続されるユニット(モバイルコンピューター100)と中継ユニット60内のセンサーとの間の信号及び電力の伝送路が、外部接続ケーブル61及び中継回路基板81により形成される。
(作用効果その他)
以上のように本実施形態によれば、ヘッドマウントディスプレイ1において、画像表示ユニット10が前側に配置される一方で、画像表示ユニット10に対し後方のテンプル部21(本例では、右テンプル部21R)に中継ユニット60が配置されるので、眼鏡型のフレーム20に支持される画像表示ユニット10及び他の機器による重量の前後のバランスを改善することができる。
すなわち、センサーを搭載して多機能化を図りつつもテンプル部に荷重を分散することで、前側へ偏った荷重を緩和することができ、これにより装着感を改善することができ、装着時の疲労感を軽減することができる。
外部接続ケーブル61が中継ユニット60の後端から後方へ延出するように設けられているので、外部接続ケーブル61の荷重もフロント部24に負荷されることが無く、前側へ偏った荷重を緩和することができる。
重量バランスが良いので、使用に際して装着状態の維持安定性が良く、画像表示ユニット10により表示される画面の視認性の維持安定を図ることができる。
また本実施形態によれば、ヘッドマウントディスプレイ1において、画像表示ユニット10が左右いずれかの前側(本実施形態では右前)に配置される一方で、画像表示ユニット10に対し遠い側の左テンプル部21Lに他の機器及びその筐体(イヤフォンユニット70)が配置されるので、眼鏡型のフレーム20に支持される画像表示ユニット10及び他の機器による重量の前後及び左右のバランスを改善することができる。
また、他の機器及びその筐体(イヤフォンユニット70)と、中継ユニット60とが相互に左右逆側のテンプル部に配置されるので、左右の重量バランスを改善することができる。
すなわち、前側へ偏った荷重や、左右いずれかへ偏った荷重を緩和することができ、これにより装着感を改善することができ、装着時の疲労感を軽減することができる。
重量バランスが良いので、使用に際して装着状態の維持安定性が良く、画像表示ユニット10により表示される画面の視認性の維持安定を図ることができる。
また、人体頭部に対するヘッドマウントディスプレイ1の着脱時や、テンプル部21Lに対する第2の筐体71の着脱時、その他ヘッドマウントディスプレイ1の使用時、取扱い時において、テンプル部21Lに力が加わり変形が生じることがあっても、弾性材料からなる取付部材72の変形によってこれを吸収し、第2の筐体71に力学的負荷が加わることを抑えることができる。したがって、テンプル部21Lの変形に起因した第2の筐体71に内蔵された機器の破損や動作エラー等を発生させることなく、第2の筐体71をテンプル部21Lに装着しておくことができる。中継ユニット60に関しても弾性材料からなる取付部材62の変形によって同様の効果が奏される。
さらに、第2の筐体71の着脱機能により、ヘッドマウントディスプレイ1の機能の拡張や機能・性能の変更を行ったり、ヘッドマウントディスプレイ1の外観デザインの変更を行ったりすることができる。例えば、ヘッドマウントディスプレイ1にイヤフォンユニット70を装着することで機能が拡張されたり、イヤフォンユニット70をGPSユニットに交換することで機能の変更を行ったり、性能の異なるイヤフォンユニット70に交換することで性能の変更を行ったり、イヤフォンユニット70をGPS機能及びイヤフォン機能を搭載したユニットに交換することで機能・性能の拡張を行ったりすることができる。また、色彩や形状の異なるユニットや、より薄型で軽量なユニットに交換することも可能であり、故障の際に同一のものと交換することも容易である。中継ユニット60についても、中間ケーブル38にコネクタを適用することにより、同様に交換可能である。
本実施形態によれば、モバイルコンピューター100に無線通信デバイスを備えるので、ヘッドマウントディスプレイ1、すなわち、人体頭部に装着するユニットの重量増を招くことなく無線通信を可能とするシステムを構成できる。
上述したジャイロや電子コンパスは比較的大きく重量があり、カメラや近接センサーは比較的小さく軽量のものが得られやすい。本実施形態によれば、ジャイロや電子コンパスはテンプル部の中継ユニット60に搭載され、前方用のカメラや近接センサーはフロント部24の画像表示ユニット10に搭載されるので、前側へ偏った荷重を緩和し、前後の重量バランスが良好である。なお、画像表示ユニット10に搭載する近接センサー6を省略して前方撮影用カメラ4で代用して上述したジェスチャー入力機能を構成することも可能である。
〔その他各部の詳細事項等〕
以下に各部の詳細等について補足的に説明を記載する。
(回動機構)
図12から図14に示すように右フロント部24Rは、回動軸部材33の設置部からその半径方向に延設されたフランジ部24Ra、24Rbと、回動軸部材34の設置部からその半径方向に延設されたフランジ部24Rd、24Reと、第1の筐体5に対して両側のフランジ部24Rbとフランジ部24Reとを繋ぎ第1の筐体5を眼幅方向(X方向)に横断する横断部24Rcとを有する。
一方、支持部材30は、眼幅方向(X方向)に延在し、画像表示ユニット10が搭載される底部30aと、底部30aの両端からYZ平面上に延びる腕部30b、30cとを有する。
画像表示ユニット10の両側それぞれにおいて、回動軸部材33(34)が、フランジ部24Ra(24Rd)に設けられた孔、コイルスプリング31(32)、および、腕部30b(30c)に設けられた孔に挿入され、さらに回動軸部材33(34)の先端部が、固定リング35(36)に嵌入されて該先端部に固定リング35(36)が固定されることで、画像表示ユニット10を支持した支持部材30がフレーム20に回動可能に連結されている。
以上の構造により、第1の筐体5の眼幅方向(X方向)の両側面に回動軸部材33,34が一対配置されている。
回動軸部材33、34は第1の筐体5の眼幅方向(X方向)の両側面に対向している。すなわち、回動の中心軸が第1の筐体5を通る位置にある。回動の中心軸が第1の筐体5を通る位置にありながらも、フランジ部24Rb、フランジ部24Re及び横断部24Rcによって第1の筐体5を回避し、一方の回動軸部材33側と他方の回動軸部材34側とを連結する。回動の中心軸が第1の筐体5を通る位置にあることで、回動に伴う画像表示ユニット10(特に第1の筐体5部分)の移動空間をコンパクトにでき、使い勝手やコンパクト性を保持できる。
また、図13に示すように画像表示部材2の画像光出射面17bが存在する平面6より装着者側に回動軸部材33,34の中心軸が配置されている。これにより、回動軸部材33,34の中心軸が、装着者の瞳側に近い位置に存在するため、アオリ角調整における画像表示部材2の移動量の割に、装着者の視線に対するアオリ角の変化が緩やかになり、アオリ角の微調整が容易になる。
また、以上の構造におけるコイルスプリング31,32によって、画像表示ユニット10の回動における画像表示ユニット10側とフレーム20側とを互いに回動軸部材33,34の軸方向(X方向)に付勢することで、該回動に摩擦抵抗を生じさせて該回動の角を保持することができる。つまり、画像表示ユニット10は、フレーム20によって任意の角度位置に保持可能に支持されている。
本実施形態では、付勢部材であるコイルスプリング31,32を画像表示ユニット10の眼幅方向(X方向)の両側にそれぞれ備え、当該両側に備わるコイルスプリング31,32によって画像表示ユニット10を両側から挟みつけるように(直接的には支持部材30を)押圧することで、上記摩擦抵抗を生じさせる。
さらに具体的には、回動軸部材33(34)の一端がフレーム20のフランジ部24Ra(24Rb)に連結され、回動軸部材33(34)の他端が支持部材30の腕部30b(30c)に連結され、コイルスプリング31(32)が支持部材30の眼幅方向(X方向)の側面、すなわち、腕部30b(30c)の面を押圧することで、上記摩擦抵抗を生じさせる。
以上により、画像表示部材のアオリ角を微調整可能とし、調整した角度を安定的に維持することができる。また、眼に近い位置でアオリ調整を行うことで、画像表示部材2の表示画面を実質的に垂直方向に位置調整したのと同様の効果を得ることができる。また、前後方向(奥行き方向)における位置もある程度調整することができる。従って、アオリ調整機構を設けることで上下及び前後への微調整を行うことができる。画像表示部材2の角度調整によってカメラ4及び近接センサー6も同時に回動するので、回動動作によってカメラ4及び近接センサー6と画像表示部材2との位置ずれを生じることがない。
(外カバー)
図15に示すように、外カバー37は支持部材30に固定されており、画像表示ユニット10及び支持部材30とともに一体回動する。外カバー37は、支持部材30及び第1の筐体5を覆い、画像表示部材2を露出させる。回動する部分が外カバー37で覆われるため、異物が侵入してアオリ角調整機能が阻害されることを抑制することができる。
(中間ケーブル)
中間ケーブル38は、画像表示ユニット10を中継ユニット60に接続するためのものである。
図16A,16Bに示すように中間ケーブル38は、第1の筐体5から延出し、外カバー37に設けられた孔37aに通され、孔37aに対して移動自在にされている。本実施形態では孔37aに嵌められたブッシュ39によって、中間ケーブル38と孔37aとの間の隙間が埋められて外カバー37の防塵性が確保されるとともに、中間ケーブル38がブッシュ39に対して摺動するように、それらの材質及び寸法が選定されている。
(スライド機構)
また図14及び図16A,16Bに示すように、支持部材30は、スライド機構を介して画像表示ユニット10を眼幅方向(X方向)に移動可能に支持する。
そのスライド機構は、そのスライド動作を所定ピッチで保持する係止機構を有するもので、支持部材30の底部30aに設けられたガイド孔30a1,30a1と、ガイド孔30a1,30a1に挿入され先端が第1の筐体5に固定されたガイドピン5a,5aとによりスライドガイド機構を構成し、第1の筐体5の底部30aに対向する面に設けられ保持溝帯5bと、保持溝帯5bに形成された溝に嵌る突起部30a3を有した板バネ30a2とにより上記係止機構を構成する。
ガイド孔30a1,30a1がX方向に長く延在し、第1の筐体5と支持部材30の腕部30b,30cとの間に隙間が設けられ、ガイドピン5a,5aがガイド孔30a1,30a1に遊嵌されていることで、図16Bに矢印Aで示すように画像表示ユニット10は、支持部材30や外カバー37、フレーム20に対して眼幅方向(X方向)に移動可能である。
図16A,16Bに示すように、保持溝帯5bはY方向に切られた複数の溝がX方向に所定ピッチで連続して形成されており、板バネ30a2は、その突起部30a3を保持溝帯5bに押圧するように弾性力を作用させている。これにより、保持溝帯5bの一つ一つの溝に突起部30a3が嵌り、画像表示ユニット10のスライド動作を所定ピッチで保持することができる。
以上のように、画像表示ユニット10が外カバー37に対してスライド動作しても、さらにアオリ角調整によって外カバー37がフレーム20に対し動作しても、中間ケーブル38は、外カバー37に対して出し入れされるように移動自在であるので、中間ケーブル38に力学的負荷を掛けることなく、これらの動作を円滑に行うことができる。
(画像表示ユニットの防塵・防水構造)
さらに第1の筐体5内の防塵性・防水性は、図17に示すシール部材40、さらにはブッシュ41、キャップ42により確保される。
第1の筐体5は半身に分離するので、シール部材40は、第1の筐体5の分離面において一周に亘り、さらに画像表示部材2の基端部2aを囲む一周に亘り配設されている。つまり、シール部材40は、第1の筐体5の2つの半身で挟まれる部位に、画像表示部材2が挿入される環状の部位が連結した構造を有している。第1の筐体5の分離面及び第1の筐体5と画像表示部材2の基端部2aとの間が封止される。
ブッシュ41は、第1の筐体5の中間ケーブル引き出し孔に嵌められており、中間ケーブル38と第1の筐体5のとの間を封止する。中間ケーブル38はブッシュ41に対して移動可能にする必要がないので、ブッシュ41が中間ケーブル38をしっかり締め付けるように、それらの材質及び寸法が選定されている。
なお、ブッシュ41の反対側に取り付けられたキャップ42は画像表示ユニット10の左取付時のケーブル引き出し孔を封止する蓋部材である。これにより、画像表示ユニット10を右取付にも左取付にも対応させることができる。キャップ42は、ブッシュ41の孔を埋めたものに相当する。
以上により、第1の筐体5内の防塵性・防水性が確保され、第1の筐体5内の画像生成部3、前方撮影用カメラ4等に水などの液体や水蒸気などの気体が浸入することを防止することができる。
(画像表示ユニットの表示機能)
図18は、画像表示ユニット10の概略の構成を示す断面図である。
画像表示ユニット10は、光源11と、一方向拡散板12と、集光レンズ13と、表示素子14と、画像表示部材2を有している。画像表示部材2はシースルー型の表示部材を構成する。
光源11は、表示素子14を照明するものであり、例えば、光強度のピーク波長および光強度半値の波長幅で462±12nm(B光)、525±17nm(G光)、635±11nm(R光)となる3つの波長帯域の光を発するRGB一体型のLEDで構成されている。このように、光源11が所定の波長幅の光を出射することにより、表示素子14を照明して得られる画像光に所定の波長幅を持たせることができ、ホログラム光学素子19にて画像光を回折させたときに、瞳孔Bの位置にて観察画角全域にわたって装着者に画像を観察させることができる。また、光源11の各色についてのピーク波長は、ホログラム光学素子19の回折効率のピーク波長の近傍に設定されており、光利用効率の向上が図られている。
また、光源11は、RGBの光を出射するLEDで構成されているので、光源11を安価に実現することができるとともに、表示素子14を照明したときに、表示素子14にてカラー画像を表示することが可能となり、そのカラー画像を装着者に提供することが可能となる。また、RGBの各LED素子は、発光波長幅が狭いので、そのようなLED素子を複数用いることにより、色再現性が高く、明るい画像表示が可能となる。
表示素子14は、光源11からの出射光を画像データに応じて変調して画像を表示するものであり、光が透過する領域となる各画素をマトリクス状に有する透過型の液晶表示素子で構成されている。なお、表示素子14は、反射型であってもよい。
接眼プリズム17は、基端面17aを介して入射する表示素子14からの画像光を、相対する平行な内側面17bと外側面17cとで全反射させ、ホログラム光学素子19を介して装着者の瞳に導く一方、外光を透過させて装着者の瞳に導くものであり、偏向プリズム18とともに、例えばアクリル系樹脂で構成されている。
この接眼プリズム17と偏向プリズム18とは、内側面17b及び外側面17cに対して傾斜した傾斜面17d,18aでホログラム光学素子19を挟み、接着剤で接合されている。
偏向プリズム18は、接眼プリズム17に接合されて、接眼プリズム17と一体となって略平行平板となるものである。この偏向プリズム18を接眼プリズム17に接合することにより、装着者が画像表示部材2を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
すなわち、例えば、接眼プリズム17に偏向プリズム18を接合させない場合、外光は接眼プリズム17の傾斜面17dを透過するときに屈折するので、接眼プリズム17を介して観察される外界像に歪みが生じる。しかし、接眼プリズム17に相補的な傾斜面18aを有する偏向プリズム18を接合させて一体的な略平行平板を形成することで、外光が傾斜面17d,18a(ホログラム光学素子19)を透過するときの屈折を偏向プリズム18でキャンセルすることができる。その結果、シースルーで観察される外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
なお、画像表示部材2と装着者の瞳の間に矯正眼鏡レンズを装着すると通常眼鏡を使用している装着者でも問題なく画像を観察することが可能である。
ホログラム光学素子19は、表示素子14から出射される画像光(3原色に対応した波長の光)を回折反射して瞳孔Bに導き、表示素子14に表示される画像を拡大して装着者の瞳に虚像として導く体積位相型の反射型ホログラムである。このホログラム光学素子19は、例えば、回折効率のピーク波長および回折効率半値の波長幅で465±5nm(B光)、521±5nm(G光)、634±5nm(R光)の3つの波長域の光を回折(反射)させるように作製されている。ここで、回折効率のピーク波長とは、回折効率がピークとなるときの波長のことであり、回折効率半値の波長幅とは、回折効率が回折効率ピークの半値となるときの波長幅のことである。
反射型のホログラム光学素子19は、高い波長選択性を有しており、上記波長域(露光波長近辺)の波長の光しか回折反射しないので、回折反射される波長以外の波長を含む外光はホログラム光学素子19を透過することになり、高い外光透過率を実現することができる。
光源11から出射された光は、一方向拡散板12にて拡散され、集光レンズ13にて集光されて表示素子14に入射する。表示素子14に入射した光は、画像データに基づいて画素ごとに変調され、画像光として出射される。つまり、表示素子14には、カラー画像が表示される。
表示素子14からの画像光は、接眼プリズム17の内部にその基端面17aから入射し、内側面17bと外側面17cで複数回全反射されて、ホログラム光学素子19に入射する。ホログラム光学素子19に入射した光は、そこで反射され、内側面17bを透過して瞳孔Bに達する。瞳孔Bの位置では、装着者は、表示素子14に表示された画像の拡大虚像を観察することができる。
一方、接眼プリズム17、偏向プリズム18およびホログラム光学素子19は、外光をほとんど全て透過させるので、装着者はこれらを介して外界像を観察することができる。したがって、表示素子14に表示された画像の虚像は、外界像の一部に重なって観察されることになる。
以上のようにして、装着者は、ホログラム光学素子19を介して、表示素子14から提供される画像と外界像とを同時に観察することができる。
ところで、ホログラム光学素子19は、波長選択性を有するホログラムであり、外界を光量低下することなく見ることが出来る。しかし、ホログラムの代わりにハーフミラーを設置しても良い。但し、外界像の光量は半分以下となるのでホログラムのような明るい外界像を見ることは出来ない。
本実施形態ではホログラム光学素子19を貼り付ける面は平面に限るものではなく、ホログラム光学素子19を非球面形状に貼り付けても良い。
本発明は、装着者への画像の表示に利用することができる。
1 ヘッドマウントディスプレイ
2 画像表示部材
3 画像生成部
4 前方撮影用カメラ
5 第1の筐体
6 近接センサー
10 画像表示ユニット
20 フレーム
21L 左テンプル部
21R 右テンプル部
22L,22Rノーズパッド
24 フロント部
24L 左フロント部
24R 右フロント部
25L 左コーナー連結部
25R 右コーナー連結部
37 外カバー
38 中間ケーブル
60 中継ユニット
61 外部接続ケーブル
61a コネクタ
62 取付部材
70 イヤフォンユニット
71 第2の筐体
72 取付部材
73 取付用開口
81 中継回路基板
100 モバイルコンピューター

Claims (11)

  1. 装着者の眼前に配置される画像表示部材と、前記画像表示部材に表示される画像を生成するための画像生成部とが筺体に固定され、前記筐体に前記画像表示部材の基端部及び前記画像生成部が収容されてなる画像表示ユニットと、
    装着者の頭部に装着され、装着者の頭部前側に配置される右フロント部及び左フロント部と、前記右フロント部の右端に連結される右テンプル部と、前記左フロント部の左端に連結される左テンプル部とを含み、前記画像表示ユニットを支持するフレームと、
    装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーを搭載した中継回路基板を含み、前記右テンプル部又は前記左テンプル部に支持された中継ユニットと、
    前記中継回路基板に接続された外部接続ケーブルと、
    前記中継回路基板と前記画像表示ユニットとを接続する中間ケーブルと、
    他の機器を内蔵し、前記右テンプル部又は前記左テンプル部に弾性材料からなる取付部材により着脱可能に装着される第2の筐体と、を備え、
    前記外部接続ケーブルに接続されるユニットと前記画像表示ユニットとの間の信号及び電力の伝送路が、前記外部接続ケーブル、前記中継回路基板及び前記中間ケーブルにより形成され、前記外部接続ケーブルに接続されるユニットと前記センサーとの間の信号及び電力の伝送路が、前記外部接続ケーブル及び前記中継回路基板により形成され
    前記画像表示部材が装着者の右眼前に配置され、前記画像表示ユニットが前記右フロント部に配置され、前記中継ユニットが前記右テンプル部に配置され、かつ、第2の筐体が前記左テンプル部に配置されるか、又は、前記画像表示部材が装着者の左眼前に配置され、前記画像表示ユニットが前記左フロント部に配置され、前記中継ユニットが前記左テンプル部に配置され、かつ、第2の筐体が前記右テンプル部に配置されるヘッドマウントディスプレイ。
  2. 前記中継回路基板に、装着者の頭部の状態を検知するためのセンサーが複数種類搭載された請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記画像表示ユニットに、前方の対象物を検知する近接センサーを有する請求項1又は請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記弾性材料からなる取付部材は、前記右テンプル部及び前記左テンプル部のうち前記第2の筐体が装着されるテンプル部の内側に突出する請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記弾性材料からなる取付部材は、前記第2の筐体に固着されている請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記右テンプル部及び前記左テンプル部のうち前記第2の筐体が装着されるテンプル部に取付用開口が形成され、前記弾性材料からなる取付部材が前記取付用開口に内嵌めされる取付構造を有する請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記弾性材料からなる取付部材は、前記取付用開口に内嵌めされるとき、前記取付用開口の内幅より大きい幅を有した抜け止め端部が前記取付用開口を通過して前記テンプル部の内側に配置される請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 前記他の機器はワイヤレス機器である請求項から請求項のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 前記他の機器はイヤフォンである請求項から請求項のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイと、
    当該ヘッドマウントディスプレイの前記外部接続ケーブルに接続されたモバイルコンピューターと
    を備えるウェアラブルコンピューター。
  11. 前記モバイルコンピューターは無線通信デバイスを有する請求項10に記載のウェアラブルコンピューター。
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