JP5915552B2 - ヘッドマウントディスプレイ、表示装置及び入力装置 - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ、表示装置及び入力装置 Download PDF

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Description

本技術は、ヘッドマウントディスプレイ、表示装置及び入力装置に関する。
ユーザの頭部に装着され、眼前に配置されたディスプレイ等によってユーザ個人に画像を提示することが可能な、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が知られている。HMDにおける表示画像の制御は、一般的に、HMD、あるいはHMDと接続された専用の入力装置等に配置されたボタンの押圧操作等により行われる(特許文献1参照)。
特開2008−70817号公報
しかしながら、専用の入力装置等を用いて入力操作を行う場合は、HMDとともに入力装置等も持ち運ぶ必要があり、携帯性の面で不利であった。また、HMDに入力装置としてボタン等を配置する場合は、配置できるボタン等の数によって入力操作のバリエーションが制限されるとともに、当該ボタン等の占有面積が大きくなり、デザイン性にも影響を及ぼすことがあった。さらに、ボタン等を用いた場合には2次元の入力操作ができず、ユーザの直感に即した多彩な入力操作ができなかった。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、省スペースでかつ操作性に優れた入力操作部を有するヘッドマウントディスプレイ、表示装置及び入力装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係るヘッドマウントディスプレイは、本体と、入力操作部を有する。
上記本体は、ユーザに画像を提示することが可能に構成された表示部を有し、ユーザの頭部に装着可能に構成される。
上記入力操作部は、長手方向が第1の軸方向である操作子を有し、上記操作子に対する上記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出し、上記操作子に対する上記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出することがそれぞれ可能であり、上記本体に配置される。
上記ヘッドマウントディスプレイ(HMD)は、第1の軸方向に長手方向を有する操作子に対する第1及び第2の操作をそれぞれ検出することが可能である。これにより上記HMDは、第2の軸方向に十分なスペースが確保できない場合であっても、2次元の入力操作が可能となる。また、少なくとも第1の軸方向に関しては静電的に第1の操作を検出するため、静電容量方式の2次元タッチセンサに近い操作感を提供でき、ユーザにとって入力操作が容易な構成とすることができる。したがって上記HMDは、省スペースでかつ操作性に優れた入力操作部を有する構成とすることができる。
具体的には、上記入力操作部は、
上記第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、
上記第2の操作を検出する第2の検出素子とをさらに有してもよい。
これにより、第1及び第2の操作を、異なる検出素子を用いて検出することができる。
上記操作子は、上記第1の軸方向に延在し上記第1の軸まわりに回転可能に構成される回転子を含み、
上記第1の検出素子は、上記回転子上に配置され、
上記第2の検出素子は、上記回転子の回転に基づいて上記第2の操作を検出してもよい。
これにより、第2の軸方向に関しては回転子の回転に基づいて第2の操作を検出することが可能となり、第2の軸方向に十分なスペースが確保できない場合であっても、第2の軸方向に関する操作領域を無限に確保することが可能となる。
あるいは、上記操作子は歪み変形可能に構成され、
上記第2の検出素子は、上記操作子の歪みに基づいて上記第2の操作を検出してもよい。
これにより、第2の軸方向に関しても、検出対象を操作子に接触しつつ移動することで入力操作することができ、より2次元タッチセンサに近い操作感を提供することができる。
具体的には、上記操作子は、弾性部材であり、
上記第1の検出素子は、上記弾性部材に配置され、
上記第2の検出素子は、上記弾性部材に配置され上記第2の軸方向に沿って配列された複数の歪みセンサを含んでもよい。
これにより、操作子を比較的単純かつ小型の構成とすることができる。
また具体的には、上記本体は、上記第1の検出素子が配置される操作領域をさらに有し、
上記操作子は、
上記操作領域に支持される第1の端部と、上記第2の軸方向に曲げ変形が可能な第2の端部とを有する梁部を含み、
上記第2の検出素子は、上記梁部の曲げ量に基づいて上記第2の操作を検出してもよい。
これにより、梁部を曲げ変形させることで第2の軸方向の入力操作を行うことができ、より直感的な入力操作が可能となる。
上記入力操作部は、上記第1の検出素子の出力と上記第2の検出素子との出力に基づいて、上記画像を制御する制御部をさらに有してもよい。
これにより、2次元タッチセンサやマウス等と同様に、表示画像上に複数配列されたGUIの選択操作等の多彩な入力操作が可能となり、操作性をより高めることができる。
上記本体は、上記第1の軸方向に延在しユーザの側頭部に装着される支持部をさらに有し、
上記表示部と上記操作子とは、上記支持部に支持されてもよい。
これにより、HMDが透過型であっても、画像表示を妨げることなく入力操作を行うことが可能となる。また一般に、テンプル部は、HMDを装着したユーザが腕を上方に曲げた位置に配置されるため、楽な姿勢で入力操作を行うことが可能となる。
本技術の一形態に係る表示装置は、本体と、入力操作部とを有する。
上記本体は、画像を表示することが可能に構成される。
上記入力操作部は、長手方向が第1の軸方向である操作子を有し、上記操作子に対する上記第1の軸方向に沿った操作を静電的に検出し、上記操作子に対する上記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った操作を検出することがそれぞれ可能であり、上記本体に配置される。
これにより、上記表示装置は、第2の軸方向に十分なスペースが確保できない場合であっても、第1及び第2の操作を検出することが可能となり、2次元の入力操作が可能となる。また、第1の軸方向に関しては静電的に第1の操作を検出することが可能であることから、静電容量式の2次元タッチセンサに近い操作感を提供することが可能となる。
例えば、上記本体は、上記第1の軸方向に延在する縁部を含む筐体を有し、
上記操作子は、上記縁部に沿って配置されてもよい。
これにより、例えば筐体の隣接する二面間に形成される縁部を利用して操作子を配置することができ、狭小なスペースを有効利用することができる。
本技術の一形態に係る入力装置は、筐体と、入力操作部とを有する。
上記筐体は、長手方向が第1の軸方向である。
上記入力操作部は、長手方向が第1の軸方向である操作子を有し、上記操作子に対する上記第1の軸方向に沿った操作を静電的に検出し、上記操作子に対する上記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った操作を検出することがそれぞれ可能であり、上記筐体に配置される。
これにより、例えば小型で細長い形状の筐体を有する入力装置であっても、2次元の入力操作が可能な構成とすることができる。
以上のように、本技術によれば、省スペースでかつ操作性に優れた入力操作部を有するヘッドマウントディスプレイ、表示装置及び入力装置を提供することが可能となる。
本技術の第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(HMD)を示す模式的な斜視図である。 図1に示すHMDの要部平面図である。 図1に示すHMDの内部構成を示すブロック図である。 図1に示す回転子の構成を示す図であり、Z軸方向から見た概略断面図である。 図1に示すHMDの一動作例におけるフローチャートである。 図1に示す表示部を介してユーザに提示される操作画像の一例を示す図である。 図1に示す回転子が回転する態様を示す概略断面図である。 本技術の第2の実施形態に係る回転子の構成を示す、Z軸方向から見た概略断面図である。 図8に示す回転子の入力操作時の態様を示す、Z軸方向から見た概略断面図である。 本技術の第3の実施形態に係る操作子の構成を示す、Z軸方向から見た概略断面図である。 図10に示す操作子の入力操作時の態様を示す、Z軸方向から見た概略断面図である。 本技術の第4の実施形態に係る操作子の構成を示すZ軸方向から見た概略断面図である。 図12に示す操作子の入力操作時の態様を示す、Z軸方向から見た概略断面図である。 本技術の第5の実施形態に係る表示装置の構成を示す斜視図である。 本技術の第6の実施形態に係る入力装置の構成を示す斜視図である。 図15に示す入力装置の内部構成を示すブロック図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
[ヘッドマウントディスプレイ]
図1、2、3は、本技術の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(HMD)を示す模式的な図であり、図1は斜視図、図2は要部平面図、図3は内部構成を示すブロック図、である。
なお、図中のX軸方向とY軸方向とは、互いに略直交する方向を示し、本実施形態においてユーザに画像が表示される表示面とそれぞれ平行な方向を示す。Z軸方向は、X軸方向とY軸方向とに直交する方向を示す。X軸方向は装着時におけるHMD1の左右方向を示し、Y軸方向は装着時におけるHMD1の上下方向(鉛直方向)を示す。
また、図中のx軸方向、y軸方向及びz軸方向は、相互に直交する3軸方向を示し、それぞれZ軸方向、Y軸方向、X軸方向に対応する。本実施形態において、第1の軸方向はx軸方向(Z軸方向)に相当し、第2の軸方向はy軸方向(Y軸方向)に相当する。
HMD1は、本体10と、入力操作部3とを有し、本実施形態において、透過型HMDとして構成される。HMD1は、全体としてメガネ型の形状を有し、ユーザが頭部に装着して外界を視認しつつ、入力操作部3から入力された情報に基づく画像をユーザに提示させることが可能に構成される。
なお、HMD1の本体10は、後述するように、左右の目にそれぞれ対応して構成される2個の表示部4を有する。これらの表示部4は略同一の構成であるため、図面及び以下の説明において、2個の表示部4及び表示部4に含まれる共通の構成は、それぞれ同一の符号で示すこととする。
[本体]
本体10は、支持部(テンプル部)11と、リム部12と、表示部4とを有し、ユーザの頭部に装着可能に構成される。表示部4は、ユーザに画像を提示することが可能に構成される。テンプル部11は、リム部12を介して表示部4を支持するように構成される。
テンプル部11は、端部をユーザの耳に係止させることが可能に構成され、ユーザの側頭部に装着される。またリム部12は、表示部4の光学部材41の周縁を支持する。テンプル部11及びリム部12は、例えば、合成樹脂、金属等の材料で形成される。
テンプル部11は、本実施形態において、Z軸方向を長手方向として延在する。またテンプル部11は、後述するように、Z軸方向に延在する半円筒状の凹面を有する溝部13を有する(図4参照)。溝部13は、後述する回転子2の一部を収容することが可能に構成され、本実施形態において、装着時にユーザの左側に装着されるテンプル部11に形成される。また溝部13は、後述する回転子2がユーザの右又は両側に配置される場合には、回転子2の配置に合わせて右側のテンプル部11、又は両側のテンプル部11に形成されてもよい。
なお、テンプル部11とリム部12とは、ユーザの左右の側頭部及び左右の目にそれぞれ対応して構成される2個のテンプル部11と2個のリム部12とを有する。2個のテンプル部11と2個のリム部12とはそれぞれ略同一の構成であるため、図面及び以下の説明において、それぞれ同一の符号で示すこととする。
テンプル部11は、本実施形態において、表示部4の表示素子42等を収容可能に形成された内部空間からなる収容部14を有してもよい。収容部14は、例えば、テンプル部11のリム部12と隣接する領域に形成される。
また本体10は、テンプル部11に取り付けられたイヤホンを有してもよい(図示せず)。これにより、ユーザは、画像とともに音声も楽しむことが可能となる。さらに、本体10は、2つのリム部12の間に取り付けられたノーズパッドを有することも可能である(図示せず)。これにより、ユーザの装着感をより高めることができる。
(表示部)
図2は、表示部4の構成を模式的に示す概略平面図である。表示部4は、光学部材41と、表示素子42とを有する。表示部4では、テンプル部11の収容部14に収容される表示素子42が画像を形成し、その画像光が光学部材41内に導光されユーザの目に出射されることで、ユーザに画像を提示するように構成される。
表示素子42は、本実施形態において、例えば液晶表示素子(LCD)で構成される。表示素子42は、複数の画素がマトリクス状に配置された複数の画素を有する。表示素子42は、LED(発光ダイオード)等からなる図示しない光源を含み、当該光源から入射される光を、入力操作部3によって生成された画像制御信号に応じて画素毎に変調し、ユーザに提示される画像を形成する光を出射する。表示素子42は、例えば、R(赤),G(緑),B(青)の各色に対応する画像光を個々に出射する3板方式を用いることもでき、あるいは、各色に対応する画像光を同時に出射する単板方式を用いることもできる。
表示素子42は、例えば、画像光をZ軸方向に出射するように構成される。また必要に応じて、レンズ等の光学系を配置することにより、表示素子42から出射された画像光を光学部材41に所望の方向で出射させるように構成することも可能である。
光学部材41は、本実施形態において、導光板411と、偏向素子(ホログラム回折格子)412と、を有し、表示素子42とZ軸方向に対向して取り付けられる。
導光板411は、画像光が出射する表示面411aを介してX軸方向に横方向及びY軸方向に縦方向を有する画面をユーザに提示する。導光板411は、例えば、Z軸方向と略直交するXY平面を有する表示面411aと、表示面411aに対向する外表面411bと、を含む透光性の板状に構成される。導光板411は、装着時に、例えばユーザの眼前にメガネのレンズ様に配置される。導光板411を形成する材料は、反射率等を鑑みて適宜採用することができ、例えばポリカーボネート樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明プラスチック板、ガラス板、セラミックス板等の光透過性材料が採用される。
ホログラム回折格子412は、例えば、フォトポリマー材料等からなるフィルム状の構造を有し、表示素子42とZ軸方向に対向して外表面411b上に配置される。ホログラム回折格子412は、本実施形態において非透過型に形成されるが、透過型でもよい。
ホログラム回折格子412は、特定の波長帯域の光を効率よく、最適な回折角で反射させることが可能である。ホログラム回折格子412は、例えば、Z軸方向から出射された特定の波長帯域の光を、導光板411内で全反射させることが可能な方向へ回折反射させ、ユーザの目に向けて表示面411aから出射させるように構成される。特定の波長帯域としては、具体的には、R(赤),G(緑),B(青)の各色に対応する波長帯域が選択される。これにより、表示素子42から出射された各色に対応する画像光は、導光板411内をそれぞれ伝播して表示面411aから出射する。これら各色の画像光がユーザの目に入射することにより、ユーザに所定の画像を提示することが可能となる。なお、図2では、便宜上、1種類の波長帯域の光のみ記載している。
また、外表面411b上のユーザの目と対向する位置に、ホログラム回折格子412とは別個のホログラム回折格子を配置することも可能である。これにより、画像光を表示面411aからユーザの目の方向へ出射させることが容易になる。この場合は、当該ホログラム回折格子を、例えば透過型のホログラム回折格子等とすることで、透過型HMDとしての構成を維持することができる。
[入力操作部]
図4は、入力操作部の構成を示す図であり、Z軸方向(x軸方向)から見た概略断面図である。入力操作部3は、本実施形態において、回転子(操作子)2と、第1のセンサ(第1の検出素子)31と、第2のセンサ(第2の検出素子)32と、制御部33と、記憶部34とを有し、ユーザに提示される画像を制御することが可能に構成される入力操作部3は、x軸方向及びy軸方向の2次元の入力操作を可能とする。
回転子2は、x軸まわりに回転可能に構成され、x軸方向を高さ方向、y軸方向を径方向とする円柱状に構成される。すなわち回転子2は、x軸方向に長手方向を有し、x軸まわりに回転可能な幅広のジョグダイヤルとして構成される。また回転子2は、本実施形態において、装着時にユーザの左側に装着されるテンプル部11の溝部13に配置される。これに限られず、回転子2は、右側のテンプル部11、あるいは両側のテンプル部11に配置されてもよい。
回転子2は、軸部21と回転部22とを含む。軸部21はx軸方向に延在し、回転子2の中心部に配置される。軸部21は、上述した溝部13の端面に挿入され、固定されていてもよい。回転部22は、円筒状に構成され、軸部21の周囲に配置される。回転部22は、x軸まわりに回転可能に構成される。また、軸部21及び回転部22は、例えば絶縁材料で形成される。
なお回転子2は、軸部21を支持し、溝部13に配置されるベース部材を有していてもよい(図示せず)。これにより、回転子2をより安定的に支持することができる。この場合に回転子2の軸部21は、ベース部材に対して固定されていてもよい。ベース部材の形状は特に限られないが、例えば溝部13に嵌合する半球面状に形成される。またベース部材の材料も特に限られないが、例えば絶縁材料で形成される。
第1のセンサ31は、回転子2の回転面23上に配置され、x軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する。本実施形態において、「第1の操作」は、例えば検出対象が回転子2に接触しつつ、x軸方向に沿って移動する操作とする。また「検出対象」は、本実施形態においてユーザの指とするが、スタイラス等の導体であってもよい。また第1のセンサ31が「第1の操作を検出する」とは、第1のセンサ31が静電容量の変化等の電気的な信号を制御部33に出力することを含むものとする。
第1のセンサ31は、具体的には、例えば一次元の投影型静電容量センサとして構成され、回転面23のほぼ全面を覆うように回転面23上に配置される。第1のセンサ31は、例えば可撓性を有する略矩形のシート状に形成され、接着材等により回転面23上へ接着されてもよい。これにより第1のセンサ31は、回転部22とともに軸部21の周囲を回転することが可能となる。
第1のセンサ31は、操作面311と、図示しないx位置検出用の複数の電極(スライダ電極)とを有する。スライダ電極は、x軸方向に所定間隔で配列され、かつ回転子2のx軸まわりの周方向に沿って配置される。操作面311は、例えばプラスチック樹脂等の絶縁体のカバーフィルムで構成され、スライダ電極上に配置される。
第2のセンサ32は、回転子2のx軸まわりの回転に基づいて第2の操作を検出する。本実施形態において「第2の操作」とは、検出対象が回転子2をx軸まわりに回転させる操作とする。また、「第2の操作を検出」とは、第2の操作に基づく電気的な信号を制御部33に出力することを含むものとする。
第2のセンサ32の構成は特に限られず、例えば光学式のロータリエンコーダでも、磁気式のロータリエンコーダでも、その他の方式のロータリエンコーダでもよい。
制御部33は、第1のセンサ31と第2のセンサ32との出力に基づいて、ユーザに提示される画像を制御する。すなわち制御部33は、第1及び第2の操作に基づいて、例えば画像上に表示されるポインタの位置等を制御することが可能に構成される。
制御部33は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro-Processing Unit)で構成される。本実施形態において制御部33は、演算部331と信号生成部332とを有し、記憶部34に格納されたプログラムに従って各種機能を実行する。また、制御部33は、第1のセンサ31及び第2のセンサ32をそれぞれ駆動するための駆動回路を有し、本実施形態において、これらの駆動回路は演算部331に組み込まれる。
演算部331は、第1のセンサ31からの出力に基づいて、微小時間内における検出対象のx座標値の変位量を算出する。また演算部331は、x座標値の変位量を積分することにより、x座標値を更新することができる。
一方演算部331は、第2のセンサ32からの出力に基づいて、微小時間内における回転子2の回転量を算出する。さらに演算部331は、当該回転量をy座標値の変位量に換算する。またx座標値と同様に、y座標値の変位量を積分することで、y座標値を更新することができる。以下、演算部331によって算出されたxy座標値に対応する点を、検出位置とする。
信号生成部332は、検出位置に基づいて、画像上に表示されるポインタの位置を制御する画像制御信号を生成する。画像上には、仮想的に、xy座標上の点に1対1対応するXY座標が割り当てられている。したがってポインタは、例えば、検出位置に対応するXY座標上の点に表示される。以下、検出位置に対応するXY座標上の点を、表示位置とする。信号生成部332は、当該画像制御信号によって、例えば、GUI等が表示されたメニュー選択画像上の表示位置にポインタ等を重畳的に表示させた画像を生成することが可能である。
信号生成部332は、生成された画像制御信号を、2つの表示素子42へそれぞれ出力する。また、信号生成部332は、左右の目に応じた画像制御信号を生成してもよい。これにより、ユーザに3次元画像を提示することが可能となる。
さらに制御部33は、本実施形態において、操作面311上で一定時間内に接触と非接触の連続操作(以下、「タップ操作」とする)が検出された場合、表示位置に対応するGUI(指示項目)に割り当てられた特定の処理を実行する。演算部331によるこれらの処理結果は、信号生成部332に送信される。
また図示せずとも、HMD1は、第1及び第2のセンサ31,32から出力される電気的な信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/Dコンバータや、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータを含む。
記憶部34は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びその他の半導体メモリ等で構成され、制御部33による種々の演算に用いられるプログラム等を格納する。例えば、ROMは、不揮発性メモリで構成され、制御部33に操作位置のxy座標値の算出等の演算処理を実行させるためのプログラムや設定値を格納する。RAMは、算出された検出位置のxy座標値等を格納する。また、記憶部34は、例えば不揮発性の半導体メモリによって、これらに対応して割り当てられた機能を実行するためのプログラム等を格納することが可能となる。さらに、半導体メモリ等に予め格納されたこれらのプログラムは、RAMにロードされ、制御部33の演算部331によって実行されるようにしてもよい。
なお、制御部33及び記憶部34は、例えば表示素子42とともにテンプル部11の収容部14内に収容されることが可能であり、あるいは別の筐体に収容されることも可能である。別の筐体に収容される場合は、制御部33は、有線または無線で第1及び第2のセンサ31,32、表示部4等と接続されることが可能に構成される。
さらにHMD1は、通信部15を有していてもよい。これにより、HMD1によってユーザに提示される画像が、インターネット等から通信部15を介して取得されることが可能となる。通信部15は、収容部14に収容されてもよい。
またHMD1は、バッテリを有していてもよい(図示せず)。バッテリは、HMD1の電源を構成し、HMD1の内部の各部へ必要な電力を供給する。バッテリは、一次電池でもよいし、二次電池でもよい。
さらにHMD1は、スピーカを有してもよい(図示せず)。スピーカは、制御部33によって生成された電気的な音声信号を物理的な振動に変換し、図示しないイヤホンを介してユーザに音声を提供するように構成されてもよい。なお、スピーカの具体的な構成は特に限られない。
次に、HMD1の基本的な動作例について説明する。
[HMDの動作例]
図5は、HMD1(制御部33)の一動作例におけるフローチャートである。また図6は、光学部材41の表示面411aを介してユーザに提示される操作画像の一例を示す図である。ここでは、ユーザがHMD1を装着し、起動させ、操作面311上でタップ操作を行った際のHMD1の動作例を示す。
起動されたHMD1は、表示面411aに、例えば、GUIが多数表示された画像V1を表示させる(図6参照)。画像V1は、例えばHMD1の各種設定のメニュー選択画像であり、各GUIは、HMD1の消音モードへの切り替え、音量調節、画像の再生、早送り、あるいはポインタの表示形態の変更等に対応している。すなわち、入力操作部3は、ユーザによって特定のGUIが選択されることで、HMD1の設定を変更することが可能に構成される。
HMD1は、まず、以前算出された検出位置等の情報を消去する初期化処理を行うことができる。そして第1のセンサ31は、検出対象の接触を検出するための接触検出信号を制御部33へ出力する。制御部33は、接触検出信号に基づき、操作面311と検出対象との接触状態を判定する(ST101)。
操作面311上での検出対象の接触を検出した際(ST101でYES)、信号生成部332は、画像V1にポインタPが重畳した操作画像V10を制御する信号を生成し、表示面411aを介して操作画像V10を表示させる(ST102)。このときの操作画像V10におけるポインタPの表示位置は、所定の初期表示位置であり、例えばX座標値、Y座標値をともに0(画像V1の略中心)としてもよい。
一方、演算部331は、例えば、初期表示位置に対応するxy座標上の点を初期検出位置とすることができる。これにより、最初に接触を検出したxy座標上の点を基準として、検出位置を算出することができる。具体的には、初期表示位置のX座標値、Y座標値がともに0である場合には、初期検出位置のx座標値、y座標値もともに0とすることができる。
次に演算部331は、検出対象のx軸方向に沿った移動に基づき、x座標値を更新する(ST103)。同様に、演算部331は、回転子2の回転量に基づき、y座標値を更新する(ST104)。信号生成部332は、更新された検出位置に対応する画像V1上の表示位置にポインタPが重畳した操作画像V10を表示する(ST105)。これにより、例えば図6に示すように、初期表示位置から検出対象の移動方向及び移動量に応じた表示位置へポインタPを移動させることができる。
制御部33は、ポインタPの表示位置に対応するGUI(以下、選択GUIという。)を選択候補GUIとする(ST106)。選択候補GUIは、画像V10において、例えば枠の色、彩度、輝度等の表示形態を変化させてもよい。ユーザは、HMD1によって表示された画像V10を視認することで、選択候補のGUIを確認することが可能となる。
制御部33は、再び、第1のセンサ31からの出力に基づいて、操作面311と検出対象との接触状態を判定する(ST107)。例えば、検出対象と操作面311との接触状態が維持されている場合は、ドラッグ操作(検出対象が操作面311に接触しつつ移動する操作)が行われている可能性がある。
そこで、検出対象と操作面311との接触状態が維持されていると判定した際(ST107でYES)、演算部331は、再度第1及び第2のセンサ31,32からの出力に基づいて検出位置を更新し(ST102,ST103)、信号生成部332は、更新された検出位置に対応する表示位置にポインタPが移動した操作画像V10の制御信号を生成することができる(ST104)。
一方、検出対象と操作面311との非接触を判定した際(ST107でNO)、制御部33は、選択候補GUIに対応する検出位置でタップ操作を検出したか否か判定する(ST108)。制御部33は、所定時間内に接触及び非接触を連続して検出した場合、「タップ操作を検出した」と判定することができる。
選択候補GUI上でタップ操作を検出した際(ST108でYES)、制御部33は、当該選択候補GUIを選択GUIと判定する。制御部33は、記憶部34に格納された当該選択GUIに対応するコード情報を取得する(ST109)。
一方、タップ操作を検出しなかった際(ST108でNO)、制御部33は、選択候補のGUIは選択されなかったものと判定する。そして、再度接触を検出したか判定する(ST107)。
さらに制御部33は、取得した上記コード情報に基づき、選択GUIに対応する処理を実行する。この処理は、記憶部34に格納されたプログラム等に基づいて実行される。例えば、選択GUIに対応する機能が「消音モードへの切り替え」であった場合、制御部33は、当該GUIに対応するコード情報に基づいて処理を実行することにより、HMD1の設定を消音モードに切り替えることが可能となる。
また、ST109で取得されたコード情報が例えば音量調整であれば、制御部33は、このコード情報に基づく画像制御信号を生成し、表示素子42へ出力することもできる。これによりHMD1は、例えば音量調節バーが重畳された新たな操作画像(図示せず)をユーザに提示する。また、取得されたコード情報が例えば画像の再生であれば、制御部33は、このコード情報に基づく画像制御信号を生成する。これによりHMD1は、再生される映像コンテンツを選択するためのサムネイル画像等(図示せず)をユーザに提示する。
以上のように、本実施形態に係るHMD1によれば、テンプル部11に搭載された回転子2により入力操作が可能となり、別個の入力装置が不要となる。したがって、HMD1を携帯する場合の利便性を向上させることができる。さらにHMD1によれば、y軸方向に十分なスペースが確保できない場合であっても、2次元の入力操作が可能となる。以下、y軸方向の入力操作について、詳細を説明する。
図7は、ユーザのy軸方向の入力操作により回転子2がx軸まわりに回転する態様を示す概略断面図である。
例えばユーザの指が操作面311に接触しつつy軸方向へ移動した場合に、操作面311が配置される操作子2もx軸まわりに回転する。これにより入力操作部3は、検出対象のy軸方向の変位と、回転子2のx軸まわりの回転とを直感的に対応させることができる。
またユーザにより断続的に回転子2を回転させることで、y軸方向に関し、実質的な操作領域を無限に確保することが可能となる。これにより、例えば操作画像V10(図6参照)がY軸方向に長い場合であっても、Y軸方向のスクロール操作等を容易に行うことができる。
さらに本実施形態によれば、x軸方向の操作はタッチセンサである第1のセンサ31により行うため、タッチセンサ特有のタップ操作やドラッグ操作、フリック操作等を行うことが可能となる。すなわち、2次元タッチセンサと同様の高い操作性を実現することが可能となる。
また、2次元の入力操作に広く用いられている2次元タッチセンサは、操作性の観点から、検出対象が十分に移動できる大きさの平面領域を確保しなければならない。したがって、HMD1に2次元タッチセンサを搭載する場合は、平面領域の確保と、2次元タッチセンサの搭載によるデザイン性とを考慮する必要がある。
一方、本実施形態によれば、長手方向を有する領域を確保することができれば、2次元の入力操作が可能となる。したがって、2次元タッチセンサを搭載するための平面領域の確保が難しいHMD1においても、操作感やデザイン性を損ねることなく2次元の入力操作が可能となる。
また、操作子2がテンプル部11に配置されることにより、画像表示を妨げることなく入力操作を行うことが可能となる。さらにテンプル部11は、一般に、HMD1を装着したユーザが腕を上方に曲げた位置に配置されるため、楽な姿勢で入力操作を行うことが可能となる。
また本実施形態によれば、入力操作部3を比較的簡素な構成とすることができるため、耐久性が高く、低コストのHMD1を提供することができる。また装着時や入力操作時の重量バランスを維持しやすい構成とすることができ、快適な装着感のHMD1を提供することが可能となる。
<第2の実施形態>
図8、図9は本技術の第2の実施形態を示すZ軸方向から見た概略断面図であり、図8は本実施形態に係る回転子の構成を示す図、図9は入力操作時の回転子の態様を示す図である。また図8は、第1の実施形態に係る図4に対応し、図9は第1の実施形態に係る図7に対応する。なお、図において上述の第1の実施形態と対応する部分については同一の符号を付すものとする。
本実施形態に係るHMD1Aの入力操作部3Aは、主に、第1のセンサ31Aの配置が異なる。なお、第1のセンサ31A以外の構成については第1の実施形態と同様であるため、説明を簡略化または省略する。
回転子2Aは、全体として、第1の実施形態に係る回転子2と同様に構成される。すなわち回転子2Aは、全体としてx軸方向に長手方向(高さ方向)を有する円柱状であり、x軸まわりに回転可能なジョグダイヤルとして構成される。また回転子2Aは、x軸方向に延在する軸部21Aと、x軸まわりに回転可能な回転部22Aとを有する。回転部22Aの外表面には、回転面23Aが形成される。
軸部21Aは、本実施形態において、x軸まわりに回転可能に構成される。また回転部22Aは、軸部21Aと一体に回転可能である。軸部21A及び回転部22Aは、例えば絶縁材料で形成される。
また図9を参照し、回転子2Aは、検出対象と回転面23Aで接触可能に構成される。回転子2Aは、例えば検出対象が回転面23Aに接触しつつy軸方向へ移動した際に、x軸まわりに回転することが可能となる。
第1のセンサ31Aは、本実施形態において、回転子2Aの軸部21Aと回転部22Aの間に配置され、x軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出するタッチセンサとして構成される。第1のセンサ31Aは、第1の実施形態と同様に、例えば可撓性のある略矩形のシート状に形成され、軸部21Aのほぼ全面を覆うように軸部21A上に配置される。これにより、第1のセンサ31Aも、回転子2Aと一体にx軸まわりに回転することが可能となる。
第1のセンサ31Aは、回転部22Aを介して、回転面23Aに接触した検出対象を静電的に検出する。第1のセンサ31Aは、回転部22Aが絶縁体で形成されることにより、回転部22Aを介しても検出対象の検出が可能となる。
上記構成のHMD1Aにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、y軸方向に十分な領域を確保することができない場合であっても、2次元タッチセンサと同様の操作感を提供することが可能となる。またy軸方向に関し、実質的な操作領域を無限に確保することが可能となる。
さらに第1の実施形態とは異なり、第1のセンサ31Aが外部に露出しないため、第1のセンサ31Aに対する外部からの衝撃等を低減することができる。これにより、HMD1Aの耐久性をより向上させることが可能となる。
<第3の実施形態>
図10、図11は本技術の第3の実施形態を示すZ軸方向から見た概略断面図であり、図10は本実施形態に係る操作子の構成を示す図、図11は入力操作時の操作子の態様を示す図である。また図10は第1の実施形態に係る図4に対応し、図11は第1の実施形態に係る図7に対応する。なお、図において上述の第1の実施形態と対応する部分については同一の符号を付すものとする。
本実施形態に係るHMD1Bは、主に、入力操作部3Bの構成が異なる。なお、その他の構成については第1の実施形態と同様であるため、説明を簡略化または省略する。
入力操作部3Bは、弾性部材(操作子)2Bと、第1のセンサ31Bと、第2のセンサ32Bと、制御部33と、記憶部34と、を含む。本実施形態に係る入力操作部3Bは、後述するように、弾性部材2B及び第2のセンサ32Bの構成が第1の実施形態と大きく異なる。
弾性部材2Bは、長手方向がx軸方向であり、歪み変形可能に構成される。弾性部材2Bは、テンプル部(支持部)11Bに配置され、例えばテンプル部11Bに形成された溝部13Bに配置されてもよい。なお、図11においては、テンプル部11Bの図示を省略している。
弾性部材2Bは、配置面24Bと入力面23Bとを有する。配置面24Bは、装着時に溝部13B(テンプル部11B)と近接する面であり、X軸方向(z軸方向)と略直交して形成される。なお配置面24Bは、溝部13Bと隙間を介して配置されていてもよい。これにより、入力操作時に弾性部材2Bの弾性変形が容易になる。一方入力面23Bは、配置面24Bとz軸方向に対向する。入力面23Bは、y軸方向に関して略中央に配置され、x軸方向に沿って形成される頂部230Bを有する。入力面23Bは、例えば頂部230Bを頂点としてz軸方向に膨出して形成される。
入力面23Bは、頂部230Bを境界として、仮想的に、第1の領域231Bと第2の領域232Bとを有する(図10の二点鎖線参照)。第1の領域231Bは、y軸方向に関して頂部230Bからy軸方向上方を占める領域とする。第2の領域232Bは、y軸方向に関して頂部230Bからy軸方向下方を占める領域とする。第1及び第2の領域231B,232Bは、それぞれ、y軸方向に沿って頂部230Bから弾性部材2Bの上下端部へ向かうに従い、配置面24Bに向かって傾斜する。
第1のセンサ31Bは、第1の実施形態に係る第1のセンサ31と同様に、一次元の投影型静電容量センサとして構成される。すなわち第1のセンサ31Bは、入力面23B上に配置され、x軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する。本実施形態において、「第1の操作」は、例えば検出対象が第1のセンサ31Bに接触しつつ、x軸方向に沿って移動する操作とする。また第1のセンサ31Bは、検出対象が接触することが可能な操作面311Bを有し、例えば可撓性のある略矩形のシート状に形成される。第1のセンサ31Bは、接着材等により入力面23B上に接着されることで、弾性部材2Bが変形した場合であっても、第1の操作を検出することが可能となる。
第2のセンサ32Bは、弾性部材2Bの歪みに基づいて第2の操作を検出する。本実施形態において、「第2の操作」とは、検出対象が入力面23Bに接触しつつ、y軸方向に沿って移動する操作である。第2のセンサ32Bは、本実施形態において、第1の歪みセンサ321Bと第2の歪みセンサ322Bを含む。第1及び第2の歪みセンサ321B、322Bは、本実施形態において、いずれも歪みゲージとして構成され、歪みにより抵抗値が変化することで、歪み量に基づく電気的な出力が可能となる。
第1及び第2の歪みセンサ321B、322Bは、弾性部材2Bに配置されy軸方向に沿って配列される。第1及び第2の歪みセンサ321B、322Bは、例えば弾性部材2Bの内部に、x軸方向に沿って配置される。例えば第1の歪みセンサ321Bは、第1の領域231Bに沿って配置され、第2の歪みセンサ322Bは、第2の領域232Bに沿って配置される。なお、歪みセンサは2個に限られず、例えばx軸方向に複数の歪みセンサが配列していてもよい。
図11を参照し、本実施形態に係る第2の操作について詳細に説明する。弾性部材2Bは、第2の操作により、検出対象のy軸方向の移動に応じて、y軸方向に歪むこととなる。また第1及び第2の歪みセンサ321B、322Bも、弾性部材2Bの内部に配置されているため、弾性部材2Bの歪みに伴って歪むこととなる。
具体的には、検出対象が操作面311Bと接触しつつy軸方向上方に移動する際、第1の領域231B及び第1の歪みセンサ321Bは圧縮され、第2の領域232B及び第2の歪みセンサ322Bは引っ張られる。一方、検出対象が操作面311Bと接触しつつy軸方向下方に移動する際、第1の領域231B及び第1の歪みセンサ321Bは引っ張られ、第2の領域232B及び第2の歪みセンサ322Bは圧縮される。これにより、第1及び第2の歪みセンサ321B、322Bは、検出対象の移動量及び移動方向に応じた出力をすることが可能となる。なお図11の仮想線は、弾性部材2Bの弾性変形を誇張して示している。
第2のセンサ32Bは、本実施形態において、第1及び第2の歪みセンサ321B,322Bの抵抗値の変化量に応じた信号を出力するための検出回路を有していてもよい(図示せず)。このような検出回路として、例えば2アクティブゲージ法等のブリッジ(ホイーストンブリッジ)回路を採用することで、第1及び第2の歪みセンサ321B,322Bの歪み量を精度よく検出することができる。
制御部33の演算部331は、第1及び第2のセンサ31B,32Bの出力に基づいて、検出位置を算出することができる。例えば演算部331は、第1のセンサ31Bからの出力に基づいて、第1の実施形態と同様に処理し、検出対象のx座標値の更新等を行うことができる。
また演算部331は、第1及び第2の歪みセンサ321B,322Bからの出力に基づいて、微小時間内におけるy座標値の変位量を算出することができる。すなわち演算部331は、微小時間内における第1及び第2の歪みセンサ321B,322Bの抵抗値の変化に基づく出力をy座標値の変位量に換算する。さらにx座標値と同様に、y座標値の変位量を積分することで、y座標値を更新することができる。
また、信号生成部332は、演算部331から送信された処理結果に基づき、検出対象の移動に基づいてポインタ等が移動するような画像を生成することが可能である。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、y軸方向に十分な領域を確保することができない場合であっても、2次元タッチセンサと同様の操作感を提供することが可能となる。また、HMD1Bは、y軸方向においてもx軸方向と同様に、検出対象を操作面311B上に接触させつつ移動させることにより入力操作を行う。したがって、より2次元タッチセンサに近い操作感とすることができる。
また、第2のセンサ32Bとして複数の歪みゲージを用いたことにより、比較的簡素な構成で、精度よく歪み量を検出することが可能となる。
<第4の実施形態>
図12、図13は本技術の第4の実施形態を示すZ軸方向から見た概略断面図であり、図12は本実施形態に係る操作子の構成を示す図、図13はy軸方向の入力操作時の操作子の態様を示す図である。また図12は、第1の実施形態に係る図4に対応し、図13は第1の実施形態に係る図7に対応する。なお、図において上述の第1の実施形態と対応する部分については同一の符号を付すものとする。
本実施形態に係るHMD1Cは、主に、入力操作部3Cの構成が異なる。なお、入力操作部3C以外の構成については第1の実施形態と同様であるため、説明を簡略化または省略する。
入力操作部3Cは、本実施形態において、操作子2Cと、第1のセンサ31Cと、第2のセンサ32Cと、制御部33と、記憶部34と、を有する。本実施形態において、入力操作部3Cは、検出対象が操作子2Cに接触しつつx軸方向及びy軸方向に移動する操作を検出することが可能に構成される。
本実施形態に係る操作子2Cは、梁部20Cを含む。操作子2Cは、第1の実施形態と同様に、テンプル部(支持部)11C上に配置される。
梁部20Cは、x軸方向に延在し、z軸方向に突出する略直方体状の構造体である。梁部20Cは、z軸方向にそれぞれ対向する第1の端部21C及び第2の端部22Cと、y軸方向にそれぞれ対向する上面201C及び下面202Cとを有する。第1の端部21Cは、後述する操作領域110Cに支持される。第2の端部22Cは、y軸方向に曲げ変形が可能に構成される。梁部20Cは、例えば弾性材料で形成されてもよい。これにより、第2の端部22Cの曲げ変形が容易になる。なお、図12では梁部20Cのz軸方向に沿った長さを誇張して示している。
また本実施形態において、本体10Cは、操作領域110Cを有する。操作領域110Cは、テンプル部11Cに形成された矩形の平坦面であり、x軸方向に長手方向を有し、z軸方向に略直交して配置される。また操作領域110Cは、本実施形態において、後述する梁部20Cの第1の端部21Cをx軸方向に沿って支持しており、梁部20Cを挟んでy軸方向に配列する第1の領域111Cと第2の領域112Cとを有する。第1及び第2の領域111C,112Cは、本実施形態において、略同一の形状及び面積を有する。
第1のセンサ31Cは、それぞれx軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の静電容量センサ311Cと、第2の静電容量センサ312Cとを含む。本実施形態において「第1の操作」とは、検出対象が第2の端部22Cに接触しつつ、x軸方向に沿って移動する操作である。第1及び第2の静電容量センサ321C,322Cは、それぞれ、第1の実施形態に係る第1のセンサ31と同様に、略矩形の一次元の投影型静電容量センサとして構成される。また第1の静電容量センサ311Cは、操作領域110Cの第1の領域111Cに配置され、第2の静電容量センサ312Cは、操作領域110Cの第2の領域112Cに配置される。
第2のセンサ32Cは、梁部20Cの曲げ量に基づいて第2の操作を検出する。本実施形態において、「第2の操作」とは、検出対象が第2の端部22Cに接触しつつ、y軸方向に沿って移動する操作である。第2のセンサ32Cは、第3の実施形態と同様に、第1の歪みセンサ321Cと第2の歪みセンサ322Cを含む。第1及び第2の歪みセンサ321C、322Cは、本実施形態において、いずれも歪みゲージとして構成され、歪みにより抵抗値が変化することで、歪み量に基づく電気的な出力が可能となる。
第1及び第2の歪みセンサ321C、322Cは、x軸方向にそれぞれ延在し、y軸方向に相互に対向する。例えば第1の歪みセンサ321Cは、上面201Cに配置される。一方第2の歪みセンサ322Cは、下面202Cに配置される。第1及び第2の歪みセンサ321C,322Cは、歪みに応じて抵抗値の大きさを変化させる。なお、歪みセンサは2個に限られず、例えばx軸方向に複数の歪みセンサが配列していてもよい。
図13を参照し、本実施形態に係る第2の操作について詳細に説明する。梁部20Cは、第2の操作により、検出対象のy軸方向の移動に応じて、y軸方向に歪むこととなる。また第1及び第2の歪みセンサ321C、322Cも、上面201C及び下面202Cにのそれぞれ配置されているため、梁部20Cの歪みに伴って歪むこととなる。
具体的には、検出対象が第2の端部22Cと接触しつつy軸方向上方に移動する際、上面201C及び第1の歪みセンサ321Cは圧縮され、下面202C及び第2の歪みセンサ322Cは引っ張られる。一方、検出対象が第2の端部22Cと接触しつつy軸方向下方に移動する際、上面201C及び第1の歪みセンサ321Cは引っ張られ、下面202C及び第2の歪みセンサ322Cは圧縮される。なお図13の仮想線は、梁部20Cの曲げ変形を誇張して示している。
第2のセンサ32Cは、本実施形態において、第1及び第2の歪みセンサ321C,322Cの抵抗値の変化量に応じた信号を出力するための検出回路を有していてもよい(図示せず)。このような検出回路として、例えば2アクティブゲージ法等のブリッジ(ホイーストンブリッジ)回路を採用することで、第1及び第2の歪みセンサ321C,322Cの歪み量を精度よく検出することができる。
制御部33の演算部331は、第1及び第2のセンサ31C,32Cの出力に基づいて、検出位置を算出することができる。
演算部331は、第1のセンサ31Cに含まれる第1及び第2の静電容量センサ321C,322Cの出力に基づいて、検出対象のx座標値の更新等を行うことができる。本実施形態に係る演算部331は、第1及び第2の静電容量センサ321C,322C上に直接接触する操作のみならず、検出対象が梁部20Cの第2の端部22Cに接触している状態も検出可能に構成される。これにより、検出対象が第2の端部22Cに接触しつつ移動することで、x軸方向及びy軸方向のいずれの入力操作も行うことが可能となる。
また演算部331は、第1及び第2の静電容量センサ321C,322Cからそれぞれ出力される信号を合成等し、第1のセンサ31Cから出力される1つの信号として処理することができる。これにより、第1及び第2の静電容量センサ321C,322Cからの出力に基づき、検出対象のx座標値を1つの値に確定することができる。
一方演算部331は、第2のセンサ32Cに含まれる第1及び第2の歪みセンサ321C,322Cの出力に基づいて、微小時間内におけるy座標値の変位量を算出することができる。すなわち演算部331は、微小時間内における第1及び第2の歪みセンサ321C,322Cの抵抗値の変化に基づく出力をy座標値の変位量に換算する。さらにx座標値と同様に、y座標値の変位量を積分することで、y座標値を更新することができる。
また、信号生成部332は、演算部331から送信された処理結果に基づき、検出対象の移動に基づいてポインタ等が移動するような画像を生成することが可能である。
本実施形態によれば、第1〜3の実施形態と同様に、y軸方向に十分な領域を確保することができない場合であっても、2次元タッチセンサと同様の操作感を提供することが可能となる。また、HMD1Cは、y軸方向においてもx軸方向と同様に、検出対象を第2の端部22Cに接触させつつ移動させて入力操作を行う。したがって、より2次元タッチセンサに近い操作感を提供することができる。また、第2のセンサ32Cとして複数の歪みゲージを用いたことにより、比較的簡素な構成で、精度よく歪み量を検出することが可能となる。
<第5の実施形態>
図14は本技術の第5の実施形態を示す図であり、本実施形態に係る表示装置の構成を示す斜視図である。なお、図において上述の第1の実施形態と対応する部分については同一の符号を付すものとする。
なお、図中のX軸方向とY軸方向とは、互いに略直交する方向を示し、本実施形態においてユーザに画像が表示される表示面とそれぞれ平行な方向を示す。Z軸方向は、X軸方向とY軸方向とに直交する方向を示す。また、図中のx軸方向、y軸方向及びz軸方向は、相互に直交する3軸方向を示し、それぞれY軸方向、Z軸方向、X軸方向に対応する。すなわち本実施形態において、第1の軸方向はx軸方向(Y軸方向)に相当し、第2の軸方向はy軸方向(Z軸方向)に相当する。
本実施形態に係る表示装置1Dは、本体10Dと、入力操作部3Dとを有する。本体10Dは、例えば小型かつ薄型の携帯端末等で構成される。入力操作部3Dは、後述するように、第1の実施形態に係る入力操作部3と同様の構成を有する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、説明を簡略化または省略する。
本体10Dは、筐体11Dと、表示部4Dとを有する。筐体11Dは、例えばユーザが把持できる大きさであり、例えば、Y軸方向(x軸方向)に長手方向(縦方向)、X軸方向(z軸方向)に短手方向(横方向)、Z軸方向(y軸方向)に厚み方向を有する略直方体状に構成される。
筐体11Dは、例えば、Z軸方向に相互に対向する表面111D及び裏面112Dと、X軸方向にそれぞれ対向する側面113D及び側面114Dと、Y軸方向にそれぞれ対向する側面115D及び側面116Dとを有する。筐体11Dは、各面111D〜116Dが隣接する領域にそれぞれ縁部が形成され、本実施形態において、表面111Dと側面113Dとにより形成される縁部を、縁部110Dとする。縁部110Dは、Y軸方向(x軸方向)に沿って形成される。
表示部4Dは、表示面41Dと、表示素子42とを有し、画像を表示するように構成される。
表示素子42は、第1の実施形態に係る表示素子42と略同一に構成されてもよく、例えば、画像光を出射する液晶表示素子(LCD)で構成される。表示素子42は、画像光を表示面41Dに向けて出射する。
表示面41Dは、筐体11Dに配置され、表示素子42により生成された画像光を出射するディスプレイとして構成される。表示面41Dは、例えば筐体11Dの表面111Dに配置され、画像光をZ軸方向に出射するように構成されてもよい。なお表示面41Dは、タッチセンサを搭載したタッチパネルディスプレイであっても、タッチセンサを搭載しないディスプレイであってもよい。
入力操作部3Dは、第1の実施形態に係る入力操作部3と同様に構成される。すなわち、入力操作部3Dは、回転子(操作子)2Dと、第1のセンサ(第1の検出素子)31Dと、第2のセンサ(第2の検出素子)32と、制御部33と、記憶部34とを含み、本体10Dに配置される。入力操作部3Dは、回転子2Dに対するx軸方向に沿った操作を静電的に検出し、回転子2Dに対するy軸方向に沿った操作を検出することがそれぞれ可能である。
回転子2Dは、x軸方向に長手方向を有し、x軸まわりに回転可能な幅広のジョグダイヤルとして構成される。
第1のセンサ31Dは、第1の実施形態と同様に、回転子2D上に配置され、x軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する。
第2のセンサ32は、第1の実施形態と同様に、回転子2Dのx軸まわりの回転に基づいて第2の操作を検出する。
制御部33は、第1の実施形態と同様に、第1及び第2のセンサ31D,32の出力に基づいて検出位置を算出し、表示面41Dに表示される画像を制御する。
上記構成の表示装置1Dにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、y軸方向に十分な領域を確保することができない場合であっても、2次元タッチセンサと同様の操作感を提供することが可能となる。またy軸方向に関し、実質的な操作領域を無限に確保することが可能となる。
また、タッチパネルディスプレイ等を有する携帯端末においては、例えば画像が表示されたディスプレイ上で入力操作しなければならず、画像鑑賞の妨げとなるおそれがある。一方で、携帯端末においては小型化の要請が強く、ディスプレイ以外に2次元タッチセンサを配置する領域を確保することが難しい。そこで本実施形態によれば、小型で、かつ薄型であっても、縁部を利用して2次元の入力操作が可能な表示装置を提供することが可能となる。したがって、画像鑑賞を妨げることなく、快適に2次元の入力操作を行うことが可能となる。
<第6の実施形態>
図15,16は本技術の第6の実施形態を示す図であり、図15は本実施形態に係る入力装置の構成を示す斜視図、図16は内部構成を示すブロック図である。なお、図において上述の第1の実施形態と対応する部分については同一の符号を付すものとする。
なお、図中のx軸方向、y軸方向及びz軸方向は、相互に直交する3軸方向を示す。第1の軸方向はx軸方向に相当し、第2の軸方向はy軸方向に相当する。
本実施形態に係る入力装置1Eは、筐体11Eと、入力操作部3Eと、通信部15Eを有する。入力装置1Eは、例えばコンピュータ等の図示しない電子機器の入力操作が可能なリモートコントローラとして構成される。なお、第1の実施形態と同様の構成については、説明を簡略化または省略する。
筐体11Eは、長手方向がx軸方向であり、例えばユーザが把持できる大きさの略円柱状に構成される。なお、筐体11Eの形状は、長手方向がx軸方向であればこれに限られず、例えば角柱状、錘体状、その他の形状であってもよい。
入力操作部3Eは、第1の実施形態に係る入力操作部3と同様に構成される。入力操作部3Eは、第1のセンサ(第1の検出素子)31Eと、第2のセンサ(第2の検出素子)32Eと、制御部33Eと、記憶部34Eとを含み、筐体11Eに配置される。入力操作部3Eは、回転子2Eに対するx軸方向に沿った操作を静電的に検出し、回転子2Eに対するy軸方向に沿った操作を検出することがそれぞれ可能である。なお、制御部33E及び記憶部34Eの全部又は一部は、入力装置1Eが接続される電子機器等に搭載されていてもよい。
回転子2Eは、x軸方向に長手方向を有し、x軸まわりに回転可能な幅広のジョグダイヤルとして構成される。
第1のセンサ31Eは、第1の実施形態と同様に、回転子2E上に配置され、x軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する。
第2のセンサ32は、第1の実施形態と同様に、回転子2Eのx軸まわりの回転に基づいて第2の操作を検出する。
本実施形態において、制御部33Eは、演算部331Eを有する。演算部331Eは、第1及び第2のセンサ31E,32Eの出力に基づいて、検出位置を算出する。さらに制御部33Eは、当該検出信号を通信部15Eに出力する。
記憶部34Eは、第1の実施形態と同様に、各種メモリ等で構成され、算出された検出位置や、制御部33Eによる種々の演算に用いられるプログラム等を格納する。
通信部15Eは、制御部33Eによって生成された検出信号を、電子機器に送信することが可能に構成される。また通信部15Eは、電子機器からの信号を受信可能であってもよい。なお通信部15Eは、無線で信号の送受信が可能に構成されるが、有線で送受信が可能であってもよい。
通信部15Eと接続された電子機器は、例えば、入力装置1Eから出力された検出信号に基づいて、ディスプレイ上のポインタ等の位置を制御することが可能となる。
上記構成の入力装置1Eにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、y軸方向に十分な領域を確保することができない場合であっても、2次元タッチセンサやマウス等と同様の操作感を提供することが可能となる。またy軸方向に関し、実質的な操作領域を無限に確保することが可能となる。
以上、本技術の実施形態について説明したが、本技術はこれに限定されることはなく、本技術の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
以上の実施形態において、選択GUIの決定をタップ操作により行うと説明したが、これに限られない。例えば、入力操作部は、操作子上あるいは操作子に近接して配置されたスイッチを有し、当該スイッチの押圧操作等により、選択GUIの決定を行うように構成されてもよい。
あるいは、操作面又は入力面上でこれらの面と略垂直方向に押し込む操作により、選択GUIを決定するようにしてもよい。押し込み操作の検出方法は特に限定されないが、例えば、入力操作部が操作面又は入力面下に配置された感圧センサ等をさらに有し、押し込み操作を検出可能に構成されてもよい。また第1、2、5、6の実施形態においては、回転子全体がz軸方向に押し込み可能に構成され、例えば回転軸と連続して形成された機械的なクリック機構により押し込みを検出することが可能に構成されてもよい(例えば特開2002−099380参照)。また、第3、4の実施形態においては、歪みセンサの出力により押し込みを検出することが可能に構成されてもよい。
以上の実施形態では、第1の操作のみ静電的に検出すると説明したが、これに限られない。例えば2次元タッチセンサとして構成される静電容量センサを回転子上に配置することで、第2の操作も静電的に検出することができる。
第5及び第6の実施形態において、入力操作部3D,3Eが第1の実施形態に係る入力操作部3と同様の構成を有するとしたが、これに限られない。例えば、第2〜第4の実施形態に係る入力操作部3A、入力操作部3B又は入力操作部3Cと同様の構成としてもよい。入力操作部3D,3Eを第2の実施形態に係る入力操作部3Aとすることで、上述の作用効果の他に、第1のセンサ31Aが外部に露出しないため、第1のセンサ31Aに対する外部からの衝撃等を低減することが可能となる。入力操作部3D,3Eを第3及び第4の実施形態に係る入力操作部3B,3Cとすることで、上述の作用効果の他に、より2次元タッチセンサに近い操作感を提供することができる。また、比較的簡素な構成で精度よく第2の操作を検出することが可能となる。
また、第3及び第4の実施形態において、第2のセンサが歪みゲージを有すると説明したが、歪みゲージに替えて他の歪みセンサを用いることも可能である。例えば、第2のセンサは、感圧導電ゴムを有してもよい。感圧導電ゴムは、シリコーン樹脂等の絶縁性ポリマーに導電粒子をドープした素材であり、加圧することで抵抗値が変化する。これにより、歪み量を検出することが可能となる。また、圧電素子や、加速度センサ、またポリマーアクチュエータ素子や、超音波送受信子等の他の公知の歪みセンサを用いることも可能である。
また、第1〜第4の実施形態において、操作子がHMDのテンプル部に配置されるとしたが、これに限られない。例えば、リム部等に配置されてもよい。
第5の実施形態において、表示装置は携帯端末に限られず、線状あるいは棒状部位を有する他の電子機器であってもよい。例えば表示装置は、表示面を有する携帯音楽プレーヤ等であってもよい。
また、以上の実施形態において、第1のセンサが投影型の静電容量センサであると説明したがこれに限られず、例えば表面型の静電容量センサとしてもよい。
また、第1の実施形態において、軸部21が固定されていると説明したが、回転可能であってもよい。軸部21が回転可能である場合には、回転部22が軸部21と一体に回転可能に構成されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)ユーザに画像を提示することが可能に構成された表示部を有し、ユーザの頭部に装着可能に構成された本体と、
長手方向が第1の軸方向である操作子を有し、上記操作子に対する上記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出し、上記操作子に対する上記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出することがそれぞれ可能であり、上記本体に配置された入力操作部と
を具備するヘッドマウントディスプレイ。
(2)上記(1)に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記入力操作部は、
上記第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、
上記第2の操作を検出する第2の検出素子とをさらに有する
ヘッドマウントディスプレイ。
(3)上記2)に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記操作子は、上記第1の軸方向に延在し上記第1の軸まわりに回転可能に構成される回転子を含み、
上記第1の検出素子は、上記回転子上に配置され、
上記第2の検出素子は、上記回転子の回転に基づいて上記第2の操作を検出する
ヘッドマウントディスプレイ。
(4)上記(2)に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記操作子は、歪み変形可能に構成され、
上記第2の検出素子は、上記操作子の歪みに基づいて上記第2の操作を検出する
ヘッドマウントディスプレイ。
(5)上記(4)に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記操作子は、弾性部材であり、
上記第1の検出素子は、上記弾性部材に配置され、
上記第2の検出素子は、上記弾性部材に配置され上記第2の軸方向に沿って配列された複数の歪みセンサを含む
ヘッドマウントディスプレイ。
(6)上記(4)に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記本体は、上記第1の検出素子が配置される操作領域をさらに有し、
上記操作子は、
上記操作領域に支持される第1の端部と、上記第2の軸方向に曲げ変形が可能な第2の端部とを有する梁部を含み、
上記第2の検出素子は、上記梁部の曲げ量に基づいて上記第2の操作を検出する
ヘッドマウントディスプレイ。
(7)上記(2)から(6)のうちいずれか1つに記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記入力操作部は、上記第1の検出素子の出力と上記第2の検出素子との出力に基づいて、上記画像を制御する制御部をさらに有する
ヘッドマウントディスプレイ。
(8)上記(1)から(6)のうちいずれか1つに記載のヘッドマウントディスプレイであって、
上記本体は、上記第1の軸方向に延在しユーザの側頭部に装着される支持部をさらに有し、
上記表示部と上記操作子とは、上記支持部に支持される
ヘッドマウントディスプレイ。
(9)画像を表示することが可能に構成された本体と、
長手方向が第1の軸方向である操作子を有し、上記操作子に対する上記第1の軸方向に沿った操作を静電的に検出し、上記操作子に対する上記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った操作を検出することがそれぞれ可能であり、上記本体に配置された入力操作部と
を具備する表示装置。
(10)上記(9)に記載の表示装置であって、
上記本体は、上記第1の軸方向に延在する縁部を含む筐体を有し、
上記操作子は、上記縁部に沿って配置される
表示装置。
(11)長手方向が第1の軸方向である筐体と、
長手方向が前記第1の軸方向である操作子を有し、上記操作子に対する上記第1の軸方向に沿った操作を静電的に検出し、上記操作子に対する上記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った操作を検出することがそれぞれ可能であり、上記筐体に配置された入力操作部と
を具備する入力装置。
1,1A,1B,1C…ヘッドマウントディスプレイ
1D…表示装置
1E…入力装置
2,2A,2D,2E…回転子(操作子)
2B…弾性部材(操作子)
2C…操作子
3,3A,3B,3C,3D,3E…入力操作部
4…表示部
10,10A,10B,10C,10D…本体
11,11B,11C…テンプル部(支持部)
11D,11E…筐体
33,33E…制御部
110D…縁部
31,31A,31B,31C…第1のセンサ(第1の検出素子)
32,32B,32C…第2のセンサ(第2の検出素子)
321B,322B,321C,322C…歪みセンサ
310C…梁部
311C…第1の端部
312C…第2の端部

Claims (9)

  1. ユーザに画像を提示することが可能に構成された表示部を有し、ユーザの頭部に装着可能に構成された本体と、
    長手方向が第1の軸方向である歪み変形可能な操作子と、前記操作子に対する前記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、前記操作子の歪みに基づいて、前記操作子に対する前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出する第2の検出素子とを有する、前記本体に配置された入力操作部とを具備し、
    前記操作子は、弾性部材であり、
    前記第1の検出素子は、前記弾性部材に配置され、
    前記第2の検出素子は、前記弾性部材に配置され前記第2の軸方向に沿って配列された複数の歪みセンサを含む
    ヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記入力操作部は、前記第1の検出素子の出力と前記第2の検出素子との出力に基づいて、前記画像を制御する制御部をさらに有する
    ヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項1又は2に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記本体は、前記第1の軸方向に延在しユーザの側頭部に装着される支持部をさらに有し、
    前記表示部と前記操作子とは、前記支持部に支持される
    ヘッドマウントディスプレイ。
  4. ユーザに画像を提示することが可能に構成された表示部を有し、ユーザの頭部に装着可能に構成された本体と、
    長手方向が第1の軸方向である歪み変形可能な操作子と、前記操作子に対する前記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、前記操作子の歪みに基づいて、前記操作子に対する前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出する第2の検出素子とを有する、前記本体に配置された入力操作部とを具備し、
    前記本体は、前記第1の検出素子が配置される操作領域をさらに有し、
    前記操作子は、
    前記操作領域に支持される第1の端部と、前記第2の軸方向に曲げ変形が可能な第2の端部とを有する梁部を含み、
    前記第2の検出素子は、前記梁部の曲げ量に基づいて前記第2の操作を検出する
    ヘッドマウントディスプレイ。
  5. 画像を表示することが可能に構成された本体と、
    長手方向が第1の軸方向である歪み変形可能な操作子と、前記操作子に対する前記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、前記操作子の歪みに基づいて、前記操作子に対する前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出する第2の検出素子とを有する、前記本体に配置された入力操作部とを具備し、
    前記操作子は、弾性部材であり、
    前記第1の検出素子は、前記弾性部材に配置され、
    前記第2の検出素子は、前記弾性部材に配置され前記第2の軸方向に沿って配列された複数の歪みセンサを含む
    表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置であって、
    前記本体は、前記第1の軸方向に延在する縁部を含む筐体を有し、
    前記操作子は、前記縁部に沿って配置される
    表示装置。
  7. 画像を表示することが可能に構成された本体と、
    長手方向が第1の軸方向である歪み変形可能な操作子と、前記操作子に対する前記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、前記操作子の歪みに基づいて、前記操作子に対する前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出する第2の検出素子とを有する、前記本体に配置された入力操作部とを具備し、
    前記本体は、前記第1の検出素子が配置される操作領域をさらに有し、
    前記操作子は、前記操作領域に支持される第1の端部と、前記第2の軸方向に曲げ変形が可能な第2の端部とを有する梁部を含み、
    前記第2の検出素子は、前記梁部の曲げ量に基づいて前記第2の操作を検出する
    表示装置。
  8. 長手方向が第1の軸方向である筐体と、
    長手方向が前記第1の軸方向である歪み変形可能な操作子と、前記操作子に対する前記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、前記操作子の歪みに基づいて、前記操作子に対する前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出する第2の検出素子とを有する、前記筐体に配置された入力操作部とを具備し、
    前記操作子は、弾性部材であり、
    前記第1の検出素子は、前記弾性部材に配置され、
    前記第2の検出素子は、前記弾性部材に配置され前記第2の軸方向に沿って配列された複数の歪みセンサを含む
    入力装置。
  9. 長手方向が第1の軸方向である筐体と、
    長手方向が前記第1の軸方向である歪み変形可能な操作子と、前記操作子に対する前記第1の軸方向に沿った第1の操作を静電的に検出する第1の検出素子と、前記操作子の歪みに基づいて、前記操作子に対する前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿った第2の操作を検出する第2の検出素子とを有する、前記筐体に配置された入力操作部とを具備し、
    前記筐体は、前記第1の検出素子が配置される操作領域をさらに有し、
    前記操作子は、前記操作領域に支持される第1の端部と、前記第2の軸方向に曲げ変形が可能な第2の端部とを有する梁部を含み、
    前記第2の検出素子は、前記梁部の曲げ量に基づいて前記第2の操作を検出する
    入力装置。
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