JP2002527370A - 酵素を含有する染色製剤 - Google Patents

酵素を含有する染色製剤

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JP2002527370A
JP2002527370A JP2000575473A JP2000575473A JP2002527370A JP 2002527370 A JP2002527370 A JP 2002527370A JP 2000575473 A JP2000575473 A JP 2000575473A JP 2000575473 A JP2000575473 A JP 2000575473A JP 2002527370 A JP2002527370 A JP 2002527370A
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アストリート・クレーン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ケラチン含有繊維を染色するための製剤に関する。本発明の製剤は、少なくとも1種の染料前駆物質、コリンをベースとするオキシダーゼ系、および少なくとも1種のペルオキシダーゼを含有し、染色性が良好で、毛髪を損傷しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、酵素系を含有するケラチン繊維染色組成物、その使用、およびそれ
によるケラチン繊維染色方法に関する。
【0002】 (背景技術) いわゆる酸化染料は、色の純度が高く、耐久性が良好である故に、ケラチン繊
維(とりわけ人毛)の染色において重要な役割を担っている。酸化染料は、酸化
染料前駆物質、いわゆる第一中間体(Entwicklerkomponenten)および第二中間
体(Kupplerkomponenten)を含有する。第一中間体どうし、または第一中間体
と1種もしくはそれ以上の第二中間体とが、酸化剤または空気中の酸素の存在下
にカップリングして、実際の染料を生成する。 通例、第一中間体のみ、またはある種の第一中間体/第二中間体組み合わせか
ら、見かけの自然な毛髪色を得ることはできない。そこで実際には通例、種々の
第一中間体および/または第二中間体の組み合わせを使用する。
【0003】 通常用いられる第一中間体は、遊離または置換ヒドロキシまたはアミノ基をパ
ラまたはオルト位に更に有する第一級芳香族アミン、ジアミノピリジン誘導体、
複素環ヒドラゾン、4−アミノピラゾロン誘導体、並びに2,4,5,6−テトラ
アミノピリミジンおよびその誘導体である。 その例は例えば、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、2,4,5
,6−テトラアミノピリミジン、p−アミノフェノール、N,N−ビス−(2−ヒド
ロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェニル)−エ
タノール、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール、1−フェニル−3
−カルボキシアミド−4−アミノ−5−ピラゾロン、4−アミノ−3−メチルフ
ェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−ヒドロキシメチル−
4−アミノフェノール、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2
,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−
ヒドロキシピリミジンおよび1,3−N,N'−ビス−(2'−ヒドロキシエチル)−
N,N'−ビス−(4'−アミノフェニル)−ジアミノ−2−プロパノールである。
【0004】 第二中間体は、通例、m−フェニレンジアミン誘導体、ナフトール類、レゾル
シノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロン類、並びにm−アミノフェノ
ール類である。特に適当な第二中間体は、1−ナフトール、1,5−、2,7−お
よび1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−2−メチルフェノール、m
−アミノフェノール、レゾルシノール、レゾルシノールモノメチルエーテル、m
−フェニレンジアミン、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、2,4−
ジクロロ−3−アミノフェノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)
−プロパン、2−クロロレゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロ
ロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール、5−メチ
ルレゾルシノール、並びに2−メチル−4−クロロ−5−アミノフェノールであ
る。
【0005】 基本的に、色は、空気中の酸素によって、酸化的に発色し得る。しかし、化学
酸化剤を使用することが好ましい。適当な酸化剤は、パースルフェート、クロラ
イト、および特に過酸化水素、または尿素、メラミンもしくはホウ酸ナトリウム
のその付加物である。2〜9%過酸化水素水溶液を通例使用する。ケラチン繊維
は、既にパーマネント処理または漂白されている場合は特に、上記のような高濃
度の酸化剤によって損傷され得る。そのような高濃度では、皮膚刺激が起こるこ
ともあり得る。
【0006】 この問題を解消するための最初の重要な試みは、酸化剤濃度の低下である。既
になされている試みの一つは、その化学構造の故に比較的少量の過酸化水素また
は空気中の酸素によって酸化し得る染料前駆物質を見出すことである。もう一つ
の試みは、過酸化水素を使用するとしても極く少量使用し、単に空気中の酸素の
存在下に所望の酸化を触媒し得る生体触媒として酵素を使用することである。
【0007】 DE−OS2155390には、ペルオキシダーゼ酵素と組み合わせて少量の
を使用する、酵素活性化した酸化染毛方法が記載されている。EP−A
1−0310675にも、酸素を受容体とする2電子還元オキシダーゼを少なく
とも1種含有する酵素的毛髪処理製剤が開示されている。EP−B105486
20には、染料前駆物質の酸化をペルオキシダーゼにより触媒する酵素的染毛剤
が記載されている。EP−A20795313には、酸素−オキシドレダクター
ゼ/基質系およびペルオキシダーゼを含有し、必須第二中間体としてm−フェニ
レンジアミン誘導体を含有する酵素的染毛剤が記載されている。しかし、そのよ
うな染料はいずれも、染色性能(純度、色調、鮮明度、耐久性)に関して充分満
足できるものではない。
【0008】 文献記載の酵素的発色と同様に、易酸化性の染料前駆物質を用いた場合も、従
来の方法と比較して純度、鮮明度および色耐久性に関して劣った結果しか得られ
ないという問題がある。
【0009】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、ケラチン繊維を損傷することなく処理でき、染色性能にも優
れたケラチン繊維染色用組成物を提供することであった。
【0010】 (その解決方法) 驚くべきことに、少なくとも1種の染料前駆物質、コリンをベースとするオキ
シダーゼ系、および少なくとも1種のペルオキシダーゼを含有する染色用組成物
は高性能で、繊維および皮膚のケアに関して非常に優れていることがわかった。 本発明においてケラチン繊維は、毛皮、羊毛、羽毛およびとりわけ人毛である
と理解される。
【0011】 本発明によると、コリンをベースとするオキシダーゼ系は、コリンオキシダー
ゼと、基質としてのコリンとの組み合わせであると理解される。コリオンキシダ
ーゼによるコリンの酸化は、次の反応式に従って起こる:
【化3】
【0012】 本発明の目的のために、コリンを、生理学的に許容し得る有機または無機酸と
の塩の形態で使用することが好ましい。そのような塩の例は、塩化物、臭化物、
ヨウ化物、クエン酸塩、酒石酸水素塩、炭酸水素塩、メチル硫酸塩およびp−ト
ルエンスルホン酸塩である。塩化コリンが特に好ましい。
【0013】 コリンオキシダーゼ(EC1.1.3.17)は、種々の原料から得られ、例
えばヒト細胞中にみられる。Alcaligenes種およびArthrobacter globiformis
が産生するコリンオキシダーゼが、本発明の目的のために特に好ましい。コリン
オキシダーゼは、例えばSigmaから市販されている。本発明によると、コリンオ
キシダーゼ活性は次のように定義する:1単位[1U]のコリンオキシダーゼは
、pH8.0/37℃で1分間に1マイクロモルのコリンのベタインアルデヒドへ
の酸化を触媒し、1マイクロモルのHを生成する(Sigmaの市販生成物の
定義による)。
【0014】 本発明の組成物中に、染色製剤100g当たりコリンオキシダーゼを1〜50
000Uの量で使用する。染色製剤100g当たり1〜10000Uの量が好ま
しく、染色製剤100g当たり400〜5000Uの量が特に好ましい。 本発明によると、基質のコリンは、染色製剤全体に対して1〜5重量%の量で
使用する。
【0015】 コリンをベースとするオキシダーゼの系に加えて、本発明の組成物はペルオキ
シダーゼ(EC1.11.1.7)をも含有する。ペルオキシダーゼは、動物、
植物または真菌に由来し得る。本発明の目的のために、植物由来のペルオキシダ
ーゼおよび真菌由来のペルオキシダーゼが好ましく、大豆ペルオキシダーゼが特
に好ましい。 本発明の他の一態様においては、カタラーゼ含量の低いペルオキシダーゼ、例
えば西洋ワサビペルオキシダーゼを使用することが好ましい。
【0016】 本発明によると、ペルオキシダーゼ活性は、次のように定義する:1単位[1
U]のペルオキシダーゼは、pH6.0/20℃で20秒間にピロガロールから1
.0mgのプルプロガリンを生成する(Sigmaの市販生成物の定義による)。 本発明によると、ペルオキシダーゼを1〜100000Uの量で使用する。1
〜10000Uの量が好ましく、1〜500Uの量が特に好ましい。これらの量
は染色製剤100g当たりのものである。
【0017】 本発明の組成物は、毛髪および皮膚保護作用が高い。本発明に従って処理した
毛髪は、従来の染色法で染色した毛髪と比較して、より滑らかで、引張強さがよ
り高く、孔がより少ない。
【0018】 本発明の第一の態様においては、染料前駆物質は第一中間体タイプの酸化染料
前駆物質1種であり得る。しかし、複数の第一中間体を本発明の組成物中に使用
してもよい。
【0019】 本発明によると、好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイ
レンジアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、1−(2'−ヒド
ロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール
、1−フェニル−3−カルボキシアミド−4−アミノ−5−ピラゾロン、4−ア
ミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒ
ドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリ
アミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2−ジ
メチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシエチルアミノ
メチル−4−アミノフェノール、4,4'−ジアミノジフェニルアミン、4−アミ
ノ−3−フルオロフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−
ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミ
ノフェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプ
タン、1,3−ビス−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニル
アミノ))−2−プロパノール、1,8−ビス−(2,5−ジアミノフェノキシ)−3
,6−ジオキサオクタン、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェノ
ール、およびEP0740741またはWO94/08970による4,5−ジ
アミノピラゾール誘導体、例えば4,5−ジアミノ−1−(2'−ヒドロキシエチ
ル)ピラゾールである。
【0020】 特に好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミ
ン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベ
ンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリ
ミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−
2,5,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−ピラゾール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、N,N−ビス−(
2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、1,8−ビス−(2,5−ジア
ミノフェノキシ)−3,6−ジオキサオクタン、ビス−(2−ヒドロキシ−5−ア
ミノフェニル)−メタン、およびo−アミノフェノールである。
【0021】 最も好ましい第一中間体は、1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン、4−ア
ミノ−2−アミノメチルフェノール、p−アミノフェノール、4−ヒドロキシ−
2,5,6−トリアミノピリミジン、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジア
ミノベンゼン、およびN,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−1,4−ジアミ
ノベンゼンである。
【0022】 本発明の組成物は、得られる色調を調節するために1種またはそれ以上の第二
中間体をも含有し得る。本発明によると、好ましい第二中間体は、1−ナフトー
ル、ピロガロール、1,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、o
−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、m−アミノフェノー
ル、レゾルシノール、レゾルシノールモノメチルエーテル、m−フェニレンジア
ミン、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、2,4−ジクロロ−3−ア
ミノフェノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、4−
クロロレゾルシノール、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−
メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシ
ノール、2,6−ジヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2−アミノ
−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ジアミノピリジン、2
,6−ジヒドロキシ−3,4−ジアミノピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ
−6−メトキシピリジン、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2,6−ビス
−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−トルエン、2,4−ジアミノフェノキシエタ
ノール、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ベン
ゼン、2−メチル−4−クロロ−5−アミノフェノール、6−メチル−1,2,3
,4−テトラヒドロキノキサリン、3,4−メチレンジオキシフェノール、3,4
−メチレンジオキシアニリン、2,6−ジメチル−3−アミノフェノール、3−
アミノ−6−メトキシ−2−メチルアミノフェノール、2−ヒドロキシ−4−ア
ミノフェノキシエタノール、2−メチル−5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−
フェノール、および2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンである。
【0023】 本発明の目的のために特に好ましい第二中間体は、1−ナフトール、1,5−
、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−2−メチルフェ
ノール、レゾルシノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパ
ン、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、4−クロロレゾルシノール、2
−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ジアミノピリ
ジン、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチル−4−クロ
ロ−5−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノ
ール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2,6−ビス−(2−ヒドロキシエチル
アミノ)−トルエン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジアミノピリジン、3−ア
ミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,4−ジアミノフェノキシ
エタノール、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキエシエチルアミノ)
−ベンゼン、6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、3,4−メ
チレンジオキシアニリン、m−アミノフェノール、o−アミノフェノール、および
2−クロロレゾルシノールである。
【0024】 最も好ましい第二中間体は、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−ク
ロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール
、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2−メチルレゾルシ
ノール、および1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)
−ベンゼンである。 第一中間体および第二中間体は通例、遊離形態で使用する。しかし、アミノ基
を有する化合物は、塩形態(特に塩酸塩および硫酸塩の形態)で使用することが
有利であり得る。
【0025】 次のような第一中間体/第二中間体組み合わせが本発明の目的のために特に適
当であることがわかった: ・4−アミノフェノール/5−アミノ−2−メチルフェノール ・1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン/2,4−ジアミノフェノキシエタノー
ル ・4−アミノ−2−アミノメチルフェノール/2−クロロ−6−メチル−3−ア
ミノフェノール ・4−アミノ−2−アミノメチルフェノール/2,4−ジアミノフェノキシエタ
ノール ・1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン/5−アミノ−2−メチルフェノール
・1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン/1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェ
ノキシ)−プロパン ・4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン/2−メチルレゾルシノー
ル ・1−(β−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン/2,4−ジアミノフ
ェノキシエタノール ・N,N−ビス−(β−ヒドロキシエチル)−1,4−ジアミノベンゼン/1−メト
キシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン
【0026】 本発明の染毛組成物は、第一中間体も第二中間体も、酸化染料組成物全体に対
して、好ましくは0.005〜20重量%、より好ましくは0.1〜5重量%の量
で含有する。通例、第一中間体と第二中間体とは、実質的に等モルの比で使用す
る。第一および第二中間体を等モルの比で使用することが有利であるとわかって
いるが、いずれかの酸化染料前駆物質がある程度過剰であっても全く不都合はな
く、第一中間体と第二中間体とはモル比1:0.5ないし1:3、とりわけ1:1
ないし1:2で存在し得る。
【0027】 本発明の第二の態様においては、染料前駆物質はインドリンの誘導体であり得
る。その好ましい例は、式(Ia):
【化4】 [式中、それぞれ、 R1は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2は水素、または−COOH基(生理学的適合性カチオンとの塩として存在
してもよい)であり、 R3は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4は水素、C1-4アルキル基、または基−CO−R6であり、R6はC1-4アル
キル基であり、 R5はR4として定義する基のいずれかである。] で示される5,6−ジヒドロキシインドリンの誘導体、または有機もしくは無機
酸とのその生理学的適合性塩である。
【0028】 本発明の第三の態様においては、染料前駆物質はインドールの誘導体であり得
る。その好ましい例は、式(Ib):
【化5】 [式中、それぞれ、 R1'は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2'は水素、または−COOH基(生理学的適合性カチオンとの塩として存在
してもよい)であり、 R3'は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4'は水素、C1-4アルキル基、または基−CO−R6'であり、R6'はC1-4
ルキル基であり、 R5'はR4'として定義する基のいずれかである。] で示される5,6−ジヒドロキシインドールの誘導体、または有機もしくは無機
酸とのその生理学的適合性塩である。
【0029】 特に好ましいインドリン誘導体は、5,6−ジヒドロキシインドリン、N−メ
チル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−エチル−5,6−ジヒドロキシイン
ドリン、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−ブチル−5,6−
ジヒドロキシインドリン、5,6−ジヒドロキシインドリン−2−カルボン酸、
6−ヒドロキシインドリン、6−アミノインドリン、および4−アミノインドリ
ンである。特に好ましいインドール誘導体は、5,6−ジヒドロキシインドール
、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エチル−5,6−ジヒドロ
キシインドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−ブチル
−5,6−ジヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドール−2−カル
ボン酸、6−ヒドロキシインドール、6−アミノインドール、および4−アミノ
インドールである。 5,6−ジヒドロキシインドリンおよび5,6−ジヒドロキシインドールが特に
好ましい。
【0030】 上記態様において、酸化染料前駆物質としてインドールおよび/またはインド
リン誘導体のみを含有し、第一中間体/第二中間体タイプの通常の酸化染料前駆
物質は含有しないように組成物を調製し得る。 上記態様において、本発明の組成物はインドールおよび/またはインドリン誘
導体に加えて第一中間体/第二中間体タイプの通常の酸化染料前駆物質をも含有
し得る。この場合、染毛組成物中にインドリンまたはインドール誘導体を1種ま
たはそれ以上の第二中間体と組み合わせて使用することが有利であり得る。ここ
で、先に挙げた第二中間体が特に好ましい。
【0031】 本発明の他の好ましい一態様においては、染毛組成物中に、インドリンまたは
インドール誘導体を少なくとも1種のアミノ酸またはオリゴペプチドと組み合わ
せて使用し得る。アミノ酸は好ましくはα−アミノ酸であり、特に好ましいα−
アミノ酸はアルギニン、オルニチン、リジンおよびヒスチジンである。
【0032】 他の好ましい一態様においては、本発明の染毛組成物は、更なる色調の変更の
ために、染料前駆物質に加えて通常の直接染料をも含有し得る。直接染料は通例
、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、アゾ染料、アント
ラキノン類またはインドフェノール類である。好ましい直接染料は下記国際名ま
たは商品名で知られる化合物である:HC Yellow 2、HC Yellow 4、HC
Yellow 5、HC Yellow 6、Basic Yellow 57、Disperse Orange 3
、HC Red 3、HC Red BN、Basic Red 76、HC Blue 2、HC B
lue 12、Disperse Blue 3、Basic Blue 99、HC Violet 1、Dispe
rse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Black 9、Basic Brown
16、およびBasic Brown 17、並びに4−アミノ−2−ニトロジフェニル
アミン−2'−カルボン酸、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリ
ン、ヒドロキシエチル−2−ニトロトルイジン、ピクラミン酸、2−アミノ−6
−クロロ−4−ニトロフェノール、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息香酸、お
よび2−クロロ−6−エチルアミノ−1−ヒドロキシ−4−ニトロベンゼン。 本発明のこの態様の染料組成物は直接染料を、染料組成物全体に対して好まし
くは0.01〜20重量%の量で含有する。
【0033】 更に本発明の染料組成物は、天然に生成する染料、例えばヘンナ・レッド、ヘ
ンナ・ニュートラル、ヘンナ・ブラック、カモミール花、ビャクダン、紅茶、モ
チノキ樹皮、セージ、蘇方樹、アカネ根、カテキュ、Sedreおよびアルカネット
を含有してもよい。
【0034】 染料前駆物質または直接染料は、単一の化合物である必要はない。本発明の染
毛組成物は、各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を、それが染色結果に
悪影響を及ぼすこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)によって排除する必
要の無い限り、含有してよい。
【0035】 本発明の毛髪染色および着色組成物中に使用するのに適当な染料に関しては、
下記も特に参照されたい:Ch.Zviak、The Science of Hair Care、第7
章(第248〜250頁;直接染料)および第8章(第264〜267頁;酸化
染料前駆物質)[“Dermatology”シリーズの第7巻として刊行されたもの(C
h.Culnan およびH.Maibach編)、Marcel Dekker Inc.、ニューヨーク
/バーゼル、1986]、並びに“Europaeische Inventar der Kosmetik−
Rohstoffe”(Europaeische Gemeinschaftから刊行され、ディスク形態でBu
ndesverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fuer Arzneim
ittel,Reformwaren und Koerperpflegemittel d.V.、マンハイムから入手
し得るもの)。
【0036】 コリンオキシダーゼ系を含有する染毛組成物は、好ましくはpH7〜10、よ
り好ましくはpH8〜9である。本発明によると、組成物のpH値が約8.3であ
る場合に、特に高純度で鮮明な色が得られることがわかった。染毛組成物のpH
値は、トリス−(ヒドロキシメチル)−アミノメタン/塩化カリウム緩衝系で調
節することが好ましい。
【0037】 本発明の染料組成物は、本発明のコリンオキシダーゼ系に加えて、他のオキシ
ダーゼもその基質と共に含有し得る。その例は、グルコースオキシダーゼ、アル
コールオキシダーゼ、ピルベートオキシダーゼ、オキサレートオキシダーゼ、コ
レステロールオキシダーゼ、ウリカーゼ、ラクテートオキシダーゼ、キサンチン
オキシダーゼ、ピラノースオキシダーゼ、グリセロールオキシダーゼ、およびガ
ラクトースオキシダーゼである。コリンオキシダーゼ系に加えてグルコースオキ
シダーゼおよび/またはキサンチンオキシダーゼおよびそれらの基質を含有する
組成物が好ましい。
【0038】 本発明の染色組成物を製造するには、染料前駆物質を、適当な水含有担体中に
組み合わせ得る。染毛のためのそのような担体は、例えば、クリーム、エマルジ
ョン、ゲル、もしくは界面活性剤含有発泡性溶液(例えばシャンプー)、泡エーロ
ゾル、または毛髪に適用するのに適当な他の製剤である。
【0039】 本発明の染色組成物は、そのような製剤中に通常存在する既知の活性物質、添
加剤および助剤をも含有し得る。染色組成物は多くの場合、少なくとも1種の界
面活性剤を含有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、両性、ノニオン
性およびカチオン性界面活性剤のいずれも適当である。要すれば当業者は簡単な
予備試験によって、界面活性剤が本発明の酵素系に及ぼす影響を調べ得る。
【0040】 本発明の好ましい一態様においては、ケラチン繊維染色用組成物中に、アニオ
ン性およびノニオン性界面活性剤の組み合わせ、またはアニオン性および両性界
面活性剤の組み合わせを使用する。 しかし、本発明による染色方法に及ぼす影響が通例より少ない両性またはノニ
オン性の界面活性剤から界面活性剤を選択することが有利であるとわかった。
【0041】 本発明の染毛組成物に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適
したアニオン性界面活性物質である。そのような物質は、水可溶化アニオン基、
例えばカルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と
、炭素数約10〜22の親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまたは
ポリグリコールエーテル基、エステル、エーテル、アミドおよびヒドロキシル基
も、分子中に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩並びにモ
ノ−、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール基の炭素数2
または3)の形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げる:
【0042】 ・炭素数10〜22の直鎖脂肪酸(石鹸)、 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[式中、Rは炭素数10
〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示されるエ
ーテルカルボン酸、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルサルコシド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルタウリド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルイセチオネート、 ・アルキル基の炭素数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエス
テル、およびアルキル基の炭素数8〜18/オキシエチル基数1〜6のスルホコ
ハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、 ・炭素数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、 ・炭素数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、 ・炭素数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、
【0043】 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の炭
素数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示され
るアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、 ・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物
、 ・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお
よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、 ・DE−A−3926344による炭素数12〜24/二重結合数1〜6の不
飽和脂肪酸のスルホネート、 ・炭素数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸およ
びクエン酸とのエステル。
【0044】 好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ
コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素数1
0〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとりわけ
、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリン酸
、イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。
【0045】 両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中
に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の
例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ
酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ
ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、
2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素
数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アル
キルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、
およびC12-18アシルサルコシンである。
【0046】 ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール
エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水
性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる: ・炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、および
アルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜3
0モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、 ・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル、 ・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化
類似体、 ・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、 ・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、 ・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物、 ・アミンオキシド。
【0047】 特に好ましいノニオン性界面活性剤は、式(II): R6−O−(Z)x (II) [式中、R6は炭素数8〜22のアルキル基であり、Zは単糖またはオリゴ糖で
あり、xは1.1〜5の数である。] で示されるアルキルポリグリコシドである。このような化合物は、以下のパラメ
ータによって特徴付けられる。 アルキル基R6は、炭素数8〜22で、直鎖および分枝状のいずれであっても
よい。直鎖および2−メチル分枝状の第一級脂肪族基が好ましい。そのようなア
ルキル基の例は、1−オクチル、1−デシル、1−ラウリル、1−ミリスチル、
1−セチルおよび1−ステアリルである。1−オクチル、1−デシル、1−ラウ
リルおよび1−ミリスチルが特に好ましい。いわゆる「オキソアルコール」を出
発物質とした場合には、アルキル鎖の炭素数が奇数である化合物が主として生成
する。
【0048】 本発明に従って使用し得るアルキルポリグリコシドは、アルキル基R6を1種
のみ有してよい。しかし、そのような化合物は通例、天然脂肪および油または鉱
油から製造するのであり、そのような場合、アルキル基R6は、原料または生成
物処理に応じた混合物となる。 特に好ましいアルキルポリグリコシドにおいて、R6は、 ・実質的にC8およびC10アルキル基、 ・実質的にC12およびC14アルキル基、 ・実質的にC8−C16アルキル基、または ・実質的にC12−C16アルキル基 から成る。
【0049】 糖単位Zは、任意の単糖またはオリゴ糖から選択し得る。通例、炭素数5また
は6の糖および対応するオリゴ糖を使用する。そのような糖の例は、グルコース
、フルクトース、ガラクトース、アラビノース、リボース、キシロース、リキソ
ース、アロース、アルトロース、マンノース、グロース、イドース、タロースお
よびスクロースである。好ましい糖単位はグルコース、フルクトース、ガラクト
ース、アラビノースおよびスクロースである。グルコースが特に好ましい。 本発明に従って使用し得るアルキルポリグリコシドは、平均1.1〜5の糖単
位を有する。アルキルグリコシドのx値は好ましくは1.3〜2、とりわけ1.4
〜1.6である。
【0050】 式(VI): R789N→O (VI) [式中、R7は分枝状または非分枝状のC8-18アルキル鎖であり、R8およびR9
はそれぞれ、C1-3アルキル基またはC1-3ヒドロキシアルキル基である。] で示されるアミンオキシドも好ましい。 本発明において使用し得る他のアミンオキシドは、R8およびR9がメチル基、
7がヤシ油アシルアミドプロピル基であるTego(商標)Cosmeticsから市販のア
ミンオキシドWS35である。
【0051】 本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ
ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3 -基を分子中に有する
界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ
ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ
ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ
メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基
の炭素数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカ
ルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、IN
CI名Cocamidopropyl Betaineとして知られる脂肪酸アミド誘導体である。
【0052】 本発明の毛髪処理製剤中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は、
とりわけ、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化合
物は、次のようなハロゲン化アンモニウムである: アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメ
チルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジル
アンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明に
従って使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質加
水分解物である。
【0053】 また、次に例示するカチオン性シリコーン油も、本発明に従って使用するのに
適当である: 市販品であるQ2−7224(製造者: Dow Corning; 安定化し
たトリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929 Emulsion(A
modimethiconeとしても知られるヒドロキシアミノ修飾シリコーンを含有)、S
M−2059(製造者: General Electric)、SLM−55067(製造者:
Wacker)、並びにAbil(商標)−Quat3270および3272(製造者: Th.
Goldschmidt; ジ第四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium−80)。 アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばTego Amid(
商標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチルアミンは、好
ましいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分解性である。
【0054】 第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例えば
メチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフ
ェート[Stepantex(商標)の商品名で市販されている]、およびDehyquart(商
標)の名称で市販されている生成物、例えばDehyquart AU-46も、易生分解性で
ある。 カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市
販生成物であるGlucquat(商標)100(INCI名:Lauryl Methyl Gluceth
−10 Hydroxypropyl Dimonium Chloride)である。
【0055】 界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ
てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から
製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ
る。
【0056】 脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物
、またはそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族体分布を
有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであってもよい。
「通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アルカリ金属
水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコールとアルキ
レンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同族体分布
は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アル
カリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用した場合に
得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。
【0057】 他の活性物質、助剤および添加剤を、次に例示する: ・ノニオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリ
マー、ポリビニルピロリドン、およびビニルピロリドン/ビニルアセテートコポ
リマー、並びにポリシロキサン、 ・カチオン性ポリマー、例えば第四級化セルロースエーテル、第四級基含有ポ
リシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミ
ド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルスルフェート
で第四級化したジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルピロリドンコポリ
マー、ビニルピロリドン/イミダゾリニウムメトクロリドコポリマー、および第
四級化ポリビニルアルコール、
【0058】 ・双性イオン性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメ
チルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、およびオクチルアクリル
アミド/メチルメタクリレート/t−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、 ・アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニル
アセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコ
ポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコ
ポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、およびアクリル
酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、
【0059】 ・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビ
アガム、インドガム、イナゴマメガム、アマニガム、デキストラン、セルロース
誘導体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボ
キシメチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばアミロース
、アミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト)、または
純合成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、
【0060】 ・構造剤、例えばグルコース、マレイン酸、および乳酸、 ・ヘアコンディショニング化合物、例えばリン脂質(例えば大豆レシチン、卵
レシチンおよびケファリン)、およびシリコーン油、 ・タンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タ
ンパク質、大豆タンパク質および小麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸と
の縮合生成物、並びに第四級化タンパク質加水分解物、 ・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、 ・可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセロールおよびジエチレングリコール、
【0061】 ・フケ防止剤、例えばPiroctone OlamineおよびZinc Omadine、 ・pH値調節のための他の物質、 ・活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドン
カルボン酸およびその塩、植物抽出物、ビタミン、アミノ酸、 ・コレステロール、 ・UVフィルター、 ・コンシステンシー付与剤、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポ
リオールアルキルエーテル、 ・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋、パラフィン、脂肪アルコー
ルおよび脂肪酸エステル、 ・脂肪酸アルカノールアミド、
【0062】 ・錯化剤、例えばEDTA、NTAおよびホスホン酸、 ・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、並びに第
一、第二および第三ホスフェート、 ・乳濁剤、例えばラテックス、 ・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、 ・プロペラント、例えばプロパン/ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル
、CO2および空気、並びに ・抗酸化剤。
【0063】 本発明の染色組成物を調製するには、水含有担体の成分は、その目的のための
通常の量で使用する。例えば、染色組成物全体に対して、乳化剤を0.5〜30
重量%の濃度で使用し、増粘剤を0.1〜25重量%の濃度で使用する。
【0064】 酵素製剤は、染料前駆物質製剤と、染毛直前に混合することが好ましい。適用
温度は、15〜40℃の範囲であり得る。約5〜30分間の接触時間後、毛髪か
ら染毛組成物を濯ぎ落とす。界面活性剤含量の高い担体(例えば染料シャンプー
)を使用した場合には、毛髪をシャンプーで洗う必要はない。
【0065】 染色工程の促進のために、オキシダーゼ系の水溶液自体を染料製剤との混合前
に所望のpHに調節し、37℃(例えば振盪フード内)で30分間プレインキュ
ベートすることが有利であり得る。その後、プレインキュベーション混合物を染
料クリームと混合する。最後にペルオキシダーゼを加える。
【0066】 本発明の他の一態様においては、酵素作用を阻害し得る抗酸化剤および/また
は錯化剤を用いずに酵素製剤を調製することが好ましい。 以下の実施例は、本発明を説明することを意図したものである。
【0067】 実施例 実施例1 本発明によるコリンオキシダーゼ系を用いる染色 1.染料クリームの調製 (a)クリーム基剤(混合物A)
【表1】 16−18脂肪アルコール(INCI名:セテアリルアルコール)(HENKEL)12−18脂肪アルコール(INCI名:ココナツアルコール)(HENKEL) EO約20単位を有するセテアリルアルコール(INCI名:セテアレト−
20)(HENKEL) ラウリルエーテルスルフェート・ナトリウム塩(活性物質約27.5%;I
NCI名:ナトリウム ラウレト スルフェート)(HENKEL) N,N−ジメチル−N−(C8−18−ココアミドプロピル)−アンモニウムアセ
トベタイン(活性物質約30%;INCI名:アクア(水)、コカミドプロピル
ベタイン)(HENKEL)
【0068】 Hydrenol D、Lorol および Eumulgin B2を80℃で溶融し、Texapon NSO およ
び Dehyton T を含有する80℃に加熱した水と混合し、激しく攪拌することに
よって乳化した。その後、エマルジョンを穏やかに攪拌しながら冷却した。
【0069】 (b)染料製剤 混合物B1
【表2】 アンモニア約30%を含有する市販の水酸化アンモニウム溶液(Sigma)を
、2回蒸留した水と1:10の比で混合した。
【0070】 混合物B2
【表3】 染料前駆物質をそれぞれ水10mlに溶解し、溶液のpHを水酸化アンモニウ
ムで調節した。
【0071】 80℃で溶融したクリーム基剤(混合物A)25gに、染料製剤(混合物B1
およびB2)を加え、場合によりHCl水溶液または水酸化アンモニウムでpH
7に調節した。クリームに水を加えて50gとし、攪拌しながら30℃に冷却し
た。
【0072】 2.酵素溶液の調製 (a)ペルオキシダーゼ溶液(0.41U/ml) ペルオキシダーゼ溶液の調製に、大豆由来の粉末状ペルオキシダーゼ(Sigma
:カタログ番号P−1432)を使用した。ペルオキシダーゼ活性は次のように
定義される:1単位[1U]のペルオキシダーゼは、pH6.0/20℃で20
秒間にピロガロールから1.0mgのプルプロガリンを生成する。 市販生成物においてペルオキシダーゼの重量当たりの活性(U/g)はバッチ
毎に異なるので、使用するペルオキシダーゼの活性に応じて溶液の調製を行う。 73U/mgの活性を有するペルオキシダーゼを使用した。このペルオキシダ
ーゼ1gを、2回蒸留した水1mlに溶解した;その溶液28.3μlを取り、
2回蒸留した水で5mlとした。その溶液を水酸化アンモニウムでpH7に調節
した。従ってこの溶液は1ml当たり、上記条件下に0.41Uの活性を示す量
のペルオキシダーゼを含有する。
【0073】 (b)コリンオキシダーゼ溶液(33.2U/ml) コリンオキシダーゼ溶液の調製に、Alcaligenes種由来の粉末状コリンオキシ
ダーゼ(Sigma:カタログ番号C−5896)を使用した。コリンオキシダーゼ
活性は次のように定義される:1単位[1U]のコリンオキシダーゼは、pH8
.0/37℃で1分間にコリン1マイクロモルをベタインアルデヒドに酸化する
ことにより1マイクロモルのHを生成する。 市販生成物においてコリンオキシダーゼの重量当たりの活性(U/g)はバッ
チ毎に異なるので、使用するコリンオキシダーゼの活性に応じて溶液の調製を行
う。 14U/mgの活性を有するコリンオキシダーゼを使用した。このコリンオキ
シダーゼ15mgを、2回蒸留した水5mlに溶解した;その溶液3.952m
lを取り、2回蒸留した水で5mlとした。その溶液を水酸化アンモニウムでp
H7に調節した。従ってこの溶液は1ml当たり、上記条件下に33.2Uの活
性を示す量のコリンオキシダーゼを含有する。
【0074】 (c)塩化コリン溶液 塩化コリン3.36gを、2回蒸留した水20mlに溶解した。水酸化アンモ
ニウムで溶液をpH7に調節した。
【0075】 3.インキュベーション混合物 塩化コリン水溶液(2cによる)2.5mlをコリンオキシダーゼ水溶液(3
3.2U/ml;2bによる)2.5mlと混合し、水酸化アンモニウムでpH
7に調節した。次いで、得られた溶液を結晶化皿に入れ、振盪フード(100r
pm)内で37℃で30分間プレインキュベートした。
【0076】 4.染毛 冷却した染色クリーム(1による)8gを、インキュベーション混合物(3に
よる)4mlと混合した。次いで、大豆ペルオキシダーゼ溶液(0.41U/m
l)4mlを加えた。この即用染色系100gは、前記条件下に415Uの活性
を示す量のコリンオキシダーゼを含有する。また、この即用染色系100gは、
前記条件下に10.3Uの活性を示す量の大豆ペルオキシダーゼを含有する。 長さ6cmの人毛房(Kerling、80%灰色)0.5gを染色系に10分間浸
漬した。その後、ペトリ皿内で、空気中で更に35分間発色させた。次いで、毛
髪を微温水で濯ぎ、風乾した。 カラーカタログ(Taschenlexikon der Farben, A. Kornerup and J.H. Wansch
e, Muster-Schmidt-Verlag, 3rd Unrevised Edition, 1981)のカラースケール
によると、毛髪房の色は6B6 灰−橙であった。
【0077】 5.比較試験 酵素の作用を評価するために、酵素溶液を加えない1の染料クリームに、長さ
6cmの毛髪房(kerling、80%灰色)0.5gを10分間浸漬した。その後
、ペトリ皿内で、空気中で更に35分間発色させた。次いで、毛髪を微温水で濯
ぎ、風乾した。酵素を作用させずに発色した毛髪房の色は、4A5 バターイエ
ローであった。
【0078】 実施例2 コリンオキシダーゼ系とグルコースオキシダーゼ系との比較 1.染料クリームの調製 水酸化アンモニウムでpH8.3に調節した実施例1の染料クリームを使用し
た。
【0079】 2.酵素溶液の調製 実施例1−2aのペルオキシダーゼ溶液を使用した。更に、次の溶液を調製し
た: (a)緩衝溶液 トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン0.01モルおよび塩化カリウム0
.134モルを水950mlに溶解した。その溶液を1M塩酸でpH8.3に調
節し、1Lとした。
【0080】 (b)コリンオキシダーゼ溶液(33.2U/ml)(本発明) コリンオキシダーゼ溶液の調製に、Alcaligenes種由来の粉末状コリンオキシ
ダーゼ(Sigma:カタログ番号C−5896)を使用した。コリンオキシダーゼ
活性は次のように定義される:1単位[1U]のコリンオキシダーゼは、pH8
.0/37℃で1分間にコリン1マイクロモルをベタインアルデヒドに酸化する
ことにより1マイクロモルのHを生成する。 市販生成物においてコリンオキシダーゼの重量当たりの活性(U/g)はバッ
チ毎に異なるので、使用するコリンオキシダーゼの活性に応じて溶液の調製を行
う。 14U/mgの活性を有するコリンオキシダーゼを使用した。このコリンオキ
シダーゼ15mgを、緩衝溶液5mlに溶解した;その溶液3.952mlを取
り、緩衝溶液で5mlとした。その溶液のpHは8.3であった。従ってこの溶
液は1ml当たり、上記条件下に33.2Uの活性を示す量のコリンオキシダー
ゼを含有する。 (c)塩化コリン溶液(本発明) 塩化コリン1.68gを、緩衝溶液10mlに溶解した。溶液のpHは8.3
であった。
【0081】 (d)グルコースオキシダーゼ溶液(33.2U/ml)(比較系) グルコースオキシダーゼ溶液の調製に、Aspergillus niger由来の粉末状グル
コースオキシダーゼ(Sigma:カタログ番号G−7141)を使用した。グルコ
ースオキシダーゼ活性は次のように定義される:1単位[1U]のグルコースオ
キシダーゼは、pH5.1/35℃で1分間に1マイクロモルのβ−D−グルコ
ースをD−グルコノラクトンに酸化することにより1マイクロモルのH
生成する。 市販生成物においてグルコースオキシダーゼの重量当たりの活性(U/g)は
バッチ毎に異なるので、使用するグルコースオキシダーゼの活性に応じて溶液の
調製を行う。 150U/mgの活性を有するグルコースオキシダーゼを使用した。このグル
コースオキシダーゼ1mgを、緩衝溶液5mlに溶解した;その溶液798μl
を取り、緩衝溶液で5mlとした。その溶液のpHは8.3であった。従ってこ
の溶液は1ml当たり、上記条件下に33.2Uの活性を示す量のグルコースオ
キシダーゼを含有する。 (e)グルコース溶液(比較系) D−(+)−グルコース一水和物1.376gを緩衝溶液10mlに溶解した。
溶液のpHは8.3であった。
【0082】 3.インキュベーション混合物 (a)コリンオキシダーゼ系(本発明) 塩化コリン水溶液2.5mlをコリンオキシダーゼ水溶液(33.2U/ml
)2.5mlと混合した。次いで、得られた溶液を結晶化皿に入れ、振盪フード
(100rpm)内で37℃で30分間プレインキュベートした。
【0083】 (b)グルコースオキシダーゼ系(比較系) グルコース水溶液2.5mlをグルコースオキシダーゼ水溶液(33.2U/
ml)2.5mlと混合した。次いで、得られた溶液を結晶化皿に入れ、振盪フ
ード(100rpm)内で37℃で30分間プレインキュベートした。
【0084】 4.染毛 各インキュベーション混合物(3aおよび3b)を用いて、実施例1に記載の
ように染色を行った。 この即用染色系100gは、2bおよび2dに記載した条件下に415Uの活
性を示す量のコリンオキシダーゼまたはグルコースオキシダーゼを含有する。ま
た、この即用染色系100gは、実施例1−2aに記載した条件下に10.3U
の活性を示す量の大豆ペルオキシダーゼを含有する。 コリンオキシダーゼ系によって得られた色は、7A8(炎赤/赤−橙)であっ
た。グルコースオキシダーゼ系からは、ペルシャ橙色(6A7)が得られた。 コリンオキシダーゼ系による色の方が、グルコースオキシダーゼ系による色よ
りも顕著に高純度で鮮明であった。
【0085】 実施例3 コリンオキシダーゼ系とキサンチンオキシダーゼ系との比較 1.染料クリームの調製 水酸化アンモニウムでpH8.3に調節した実施例1の染料クリームを使用し
た。
【0086】 2.酵素溶液の調製 実施例1のペルオキシダーゼ溶液を使用した。更に、次の溶液を調製した: (a)緩衝溶液 実施例2−2aの緩衝溶液を使用した。
【0087】 (b)コリンオキシダーゼ溶液(8U/ml)(本発明) コリンオキシダーゼ溶液の調製に、Alcaligenes種由来の粉末状コリンオキシ
ダーゼ(Sigma:カタログ番号C−5896)を使用した。コリンオキシダーゼ
活性は次のように定義される:1単位[1U]のコリンオキシダーゼは、pH8
.0/37℃で1分間にコリン1マイクロモルをベタインアルデヒドに酸化する
ことにより1マイクロモルのHを生成する。 市販生成物においてコリンオキシダーゼの重量当たりの活性(U/g)はバッ
チ毎に異なるので、使用するコリンオキシダーゼの活性に応じて溶液の調製を行
う。 14U/mgの活性を有するコリンオキシダーゼを使用した。このコリンオキ
シダーゼ2mgを、緩衝溶液2mlに溶解した;その溶液1.714mlを取り
、緩衝溶液で3mlとした。その溶液のpHは8.3であった。従ってこの溶液
は1ml当たり、上記条件下に8Uの活性を示す量のコリンオキシダーゼを含有
する。 (c)塩化コリン溶液(本発明) 塩化コリン1.68gを、緩衝溶液10mlに溶解した。溶液のpHは8.3
であった。
【0088】 (d)キサンチンオキシダーゼ溶液(8.0U/ml)(比較系) キサンチンオキシダーゼ溶液の調製に、微生物由来の粉末状キサンチンオキシ
ダーゼ(Sigma:カタログ番号X−2252)を使用した。キサンチンオキシダ
ーゼ活性は次のように定義される:1単位[1U]のキサンチンオキシダーゼは
、pH7.5/25℃で1分間に1マイクロモルのキサンチンを尿酸に酸化する
。 市販生成物においてキサンチンオキシダーゼの重量当たりの活性(U/g)は
バッチ毎に異なるので、使用するキサンチンオキシダーゼの活性に応じて溶液の
調製を行う。 8.6U/mgの活性を有するキサンチンオキシダーゼを使用した。このキサ
ンチンオキシダーゼ3mgを、緩衝溶液1mlに溶解した;その溶液930.2
μlを取り、緩衝溶液で3mlとした。その溶液のpHは8.3であった。従っ
てこの溶液は1ml当たり、上記条件下に8Uの活性を示す量のキサンチンオキ
シダーゼを含有する。 (e)キサンチン溶液(比較系) キサンチン0.0018gを緩衝溶液10mlに溶解した。溶液のpHは8.
3であった。
【0089】 3.インキュベーション混合物 (a)コリンオキシダーゼ系(本発明) 塩化コリン水溶液2.5mlをコリンオキシダーゼ水溶液(8U/ml)2.
5mlと混合した。次いで、得られた溶液を結晶化皿に入れ、振盪フード(10
0rpm)内で37℃で30分間プレインキュベートした。
【0090】 (b)キサンチンオキシダーゼ系(比較系) キサンチン水溶液2.5mlをキサンチンオキシダーゼ水溶液(8U/ml)
2.5mlと混合した。次いで、得られた溶液を結晶化皿に入れ、振盪フード(
100rpm)内で37℃で30分間プレインキュベートした。
【0091】 4.染毛 各インキュベーション混合物を用いて、実施例1に記載のように染色を行った
。 この即用染色系100gは、2bおよび2dに記載した条件下に100Uの活
性を示す量のコリンオキシダーゼまたはキサンチンオキシダーゼを含有する。ま
た、この即用染色系100gは、実施例1−2aに記載した条件下に10.3U
の活性を示す量の大豆ペルオキシダーゼを含有する。 実施例1に記載のように色調を評価した。 コリンオキシダーゼ系によって得られた色は、6A7(ペルシャ橙)であった
。キサンチンオキシダーゼ系からは、バターイエロー(4A5)が得られた。 本発明によるコリンオキシダーゼ系による色の方が、キサンチンオキシダーゼ
系による色よりも顕著に高純度で鮮明であった。
【0092】 更なる実施例 実施例1と同様の方法で下記染色を行った:
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】
【表6】
【0095】
【表7】
【0096】
【表8】
【0097】
【表9】
【0098】
【表10】
【0099】
【表11】
【0100】
【表12】
【0101】
【表13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アストリート・クレーン ドイツ連邦共和国デー−40699エルクラー ト、ノルトシュトラーセ17番 (72)発明者 アルブレヒト・ヴァイス ドイツ連邦共和国デー−40764ランゲンフ ェルト、フォレレンヴェーク37番 (72)発明者 デイビッド・ローズ ドイツ連邦共和国デー−40723ヒルデン、 アム・アイヒェルカンプ223番 Fターム(参考) 4C083 AA011 AB052 AB082 AB332 AC062 AC072 AC182 AC471 AC472 AC542 AC551 AC552 AC692 AC712 AC782 AC841 AC842 AC851 AC852 AD471 AD472 BB04 BB07 CC36 DD31 EE26 4H057 AA01 CA07 CB03 CC02 DA01 DA21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の染料前駆物質、コリンをベースとするオキ
    シダーゼ系、および少なくとも1種のペルオキシダーゼを含有するケラチン繊維
    染色用組成物。
  2. 【請求項2】 Alcaligenes種およびArthrobacter globiformis が産生す
    るコリンオキシダーゼを含有する請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 染料前駆物質が第一中間体タイプの酸化染料前駆物質である
    請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジ
    アミン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミ
    ノベンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノ
    ピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキ
    シ−2,5,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシ
    エチル)−ピラゾール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、N,N−ビス
    −(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、ビス−(2−ヒドロキシ
    −5−アミノフェニル)−メタン、およびo−アミノフェノールから選択する請
    求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種の第二中間体をも含有し、第二中間体は、1
    −ナフトール、1,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−
    アミノ−2−メチルフェノール、レゾルシノール、1,3−ビス−(2,4−ジア
    ミノフェノキシ)−プロパン、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、4−ク
    ロロレゾルシノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジメトキ
    シ−3,5−ジアミノピリジン、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノー
    ル、2−メチル−4−クロロ−5−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノー
    ル、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2,6−ビス
    −(2−ヒドロキシエチルアミノ)−トルエン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジ
    アミノピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,
    4−ジアミノフェノキシエタノール、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒ
    ドロキエシエチルアミノ)−ベンゼン、6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノキサリン、3,4−メチレンジオキシアニリン、m−アミノフェノール、o−
    アミノフェノール、および2−クロロレゾルシノールから選択する請求項1〜4
    のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ・4−アミノフェノール/5−アミノ−2−メチルフェノー
    ル ・1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン/2,4−ジアミノフェノキシエタノー
    ル ・4−アミノ−2−アミノメチルフェノール/2−クロロ−6−メチル−3−ア
    ミノフェノール ・4−アミノ−2−アミノメチルフェノール/2,4−ジアミノフェノキシエタ
    ノール ・1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン/5−アミノ−2−メチルフェノール
    ・1−メチル−2,5−ジアミノベンゼン/1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェ
    ノキシ)−プロパン ・4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン/2−メチルレゾルシノー
    ル ・1−(β−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン/2,4−ジアミノフ
    ェノキシエタノール ・N,N−ビス−(β−ヒドロキシエチル)−1,4−ジアミノベンゼン/1−メト
    キシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン から選択する第一中間体/第二中間体組み合わせを少なくとも1種含有する請求
    項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 染料前駆物質が、式(Ia): 【化1】 [式中、それぞれ、 R1は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2は水素、または−COOH基(生理学的適合性カチオンとの塩として存在
    してもよい)であり、 R3は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4は水素、C1-4アルキル基、または基−CO−R6であり、R6はC1-4アル
    キル基であり、 R5はR4として定義する基のいずれかである。] で示される5,6−ジヒドロキシインドリンの誘導体、または有機もしくは無機
    酸とのその生理学的適合性塩である請求項1または2に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 染料前駆物質が、式(Ib): 【化2】 [式中、それぞれ、 R1'は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2'は水素、または−COOH基(生理学的適合性カチオンとの塩として存在
    してもよい)であり、 R3'は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4'は水素、C1-4アルキル基、または基−CO−R6'であり、R6'はC1-4
    ルキル基であり、 R5'はR4'として定義する基のいずれかである。] で示される5,6−ジヒドロキシインドールの誘導体、または有機もしくは無機
    酸とのその生理学的適合性塩である請求項1または2に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ペルオキシダーゼは植物または真菌に由来する請求項1〜8
    のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 大豆ペルオキシダーゼを含有する請求項9に記載の組成物
  11. 【請求項11】 pH7〜10である請求項1〜10のいずれかに記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】 pH8.3である請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 少なくとも1種の界面活性剤をも含有する請求項1〜12
    のいずれかに記載の組成物。
  14. 【請求項14】 ノニオン性界面活性剤または両性界面活性剤を含有する請
    求項1に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 少なくとも1種のアニオン性界面活性剤と、少なくとも1
    種の両性界面活性剤および/または少なくとも1種のノニオン性界面活性剤との
    界面活性剤組み合わせを含有する請求項13または14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の組成物を使用するケラ
    チン繊維の染色方法。
  17. 【請求項17】 オキシダーゼ系を37℃で30分間プレインキュベートす
    る請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜15のいずれかに記載の組成物の、ケラチン繊
    維染色のための使用。
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