JP2003508418A - 染毛方法 - Google Patents

染毛方法

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JP2003508418A JP2001519876A JP2001519876A JP2003508418A JP 2003508418 A JP2003508418 A JP 2003508418A JP 2001519876 A JP2001519876 A JP 2001519876A JP 2001519876 A JP2001519876 A JP 2001519876A JP 2003508418 A JP2003508418 A JP 2003508418A
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ムスタファ・アクラム
ロルフ−ヴェルナー・ハウボルト
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ハンス・シュヴァルツコプフ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディットゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ケラチン繊維の染色方法に関する。該方法によると、第1段階において少なくとも1種の直接染料を含有する前処理組成物を繊維に適用し、第2段階において繊維を少なくとも1種の合成染料(前駆物質)を用いる従来の染色に付す。本発明の方法によると、ファッショナブルな赤、銅および金色域の場合でも、耐久性に優れた均一性の高い色が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、2段階のケラチン繊維染色方法、および該方法における前処理組成
物の使用に関する。
【0002】 (背景技術) 毛髪を着色および染色するための製剤は、一種の重要な化粧品生成物である。
このような製剤は、使用者の要望に応じて元の毛髪色を薄く、もしくは比較的濃
くするため、毛髪を全く異なる色に変えるため、または望ましくない毛髪色(例
えば白髪)を隠蔽するために使用し得る。染毛剤は従来、所望の色および性能に
応じて、酸化染料または直接染料をベースとして調製する。酸化染料と直接染料
との組み合わせも、特別な色を達成するために多くの場合用いられている。
【0003】 酸化染料をベースとする染料製剤は、耐久性のある鮮明な色調をもたらす。し
かし、強い酸化剤(例えば過酸化水素溶液)の使用を伴う。そのような染料製剤は
、酸化染料前駆物質、いわゆる第一中間体(Entwicklerkomponenten)および第
二中間体(Kupplerkomponenten)を含有する。第一中間体どうし、または第一中
間体と1種もしくはそれ以上の第二中間体とが、酸化剤または空気中の酸素の作
用下にカップリングして、実際の染料を生成する。
【0004】 直接染料をベースとする染料製剤は酸化剤を必要とせず、中性付近のpH値で
調製できる。しかし、直接染料をベースとする染料製剤は、得られる色の洗浄耐
久性が低いという大きな欠点を有する。多くの場合、染料分子の毛髪吸収性、お
よび染色した毛髪の艶も、充分満足できるものではない。
【0005】 上記のような既知の染色方法は、まだ充分に満足できるものではない。多くの
場合、染色後の色の印象が不均一であり(特にいわゆるファッショナブルな赤、
銅および金色域の色において)、毛髪繊維の先端部の色が鮮やかさに欠ける。こ
のように染色が不均一になる理由は、毛髪繊維の新しく生えた部分と先端部分(
既に処理または環境的影響を受けてより多孔性となっていることがある)とでケ
ア状態が異なることにある。
【0006】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、上記のような問題点がなく、耐久性に優れた色をもたらすケ
ラチン繊維染色方法を提供することである。
【0007】 (その解決方法) 驚くべきことに、ケラチン繊維を第1段階において直接染料を含有する前処理
組成物で処理し、第2段階において少なくとも1種の合成染料(前駆物質)によ
る従来の染色に付すと、ファッショナブルな赤、銅および金色の場合でも、耐久
性に優れた均一性の高い色が得られることがわかった。
【0008】 2段階のケラチン繊維染色方法は既知である。例えばWO90/01922−
A1には、毛髪を第1段階において直接染料含有製剤で処理し、第2段階におい
て天然染料含有製剤で処理することによる染毛方法が開示されている。しかし、
該文献には本発明の方法の利点が示されていない。多くの場合、該文献に記載の
ような染色方法は非常に複雑で、専門家しか実施できない。しかも、そのような
方法で得られる色は、均染性および耐久性に関して依然充分満足できるものでは
ない。
【0009】 本発明は第一の態様として、ケラチン繊維を第1段階において少なくとも1種
の直接染料を含有する前処理組成物で処理し、第2段階において少なくとも1種
の合成染料(前駆物質)を含有する従来の染料組成物で処理することを含んで成
る、2段階のケラチン繊維染色方法に関する。 本発明において、ケラチン繊維は、毛皮、羊毛、羽毛、および特に人毛を包含
すると理解される。
【0010】 直接染料は通例、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、
アゾ染料、アントラキノン類およびインドフェノール類である。好ましい直接染
料は下記国際名または商品名で知られる化合物である:HC Yellow 2、HC
Yellow 4、HC Yellow 5、HC Yellow 6、HC Yellow 12、Basic
Yellow 57、Acid Yellow 1(CI 10316)、Disperse Orange 3
、HC Red 3、HC Red BN、Basic Red 2、Basic Red 76、Acid
Red 87(CI 45380)、HC Blue 2、HC Blue 12、Disperse
Blue 3、Basic Blue 7、Basic Blue 99、FD&C Green (CI42
053)、D&C Green No.8 (CI 59040)、HC Violet 1、B
asic Violet 14、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse
Black 9、Acid Black 52、Basic Brown 16、およびBasic Brown
17、並びに1,4−ビス−(β−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベン
ゼン、4−アミノ−2−ニトロジフェニルアミン−2'−カルボン酸、6−ニト
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、ヒドロキシエチル−2−ニトロ
トルイジン、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、2−アミノ−6−クロロ
−4−ニトロフェノール、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息香酸、および2−
クロロ−6−エチルアミノ−1−ヒドロキシ−4−ニトロベンゼン。
【0011】 前処理組成物は原則的にどのような直接染料を含有してもよいが、ニトロベン
ゼン誘導体、塩基性直接染料およびトリフェニルメタン誘導体が特に適当である
ことがわかった(特に、第2段階の染色が酸化的である場合)。本発明の目的の
ために特に好ましい染料は、3−ニトロ−4−アミノフェノール、4−(3'−
ヒドロキシプロピルアミノ)−3−ニトロフェノール(HC Red BN)、1,
4−ビス−(β−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン、1−(β
−ヒドロキシエチルアミノ)−2−ニトロ−4−アミノベンゼン(HC Red N
o.3)、1−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−2−ニトロベンゼン(HC Y
ellow No.2)、4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−3−ニトロフェノー
ル、HC Blue 2、Basic Blue 99、Basic Red 76、Basic Brown 1
6、およびBasic Brown 17である。
【0012】 本発明の前処理組成物は、直接染料を前処理組成物全体に対して好ましくは0
.001〜20重量%、より好ましくは0.005〜5重量%、最も好ましくは0
.01〜1重量%の量で含有する。
【0013】 本発明の前処理組成物は、直接染料を適当な水含有担体中に含有する。前処理
組成物は更に有機溶媒、例えばメトキシブタノール、ベンジルアルコール、イソ
プロピルアルコール、エチルジグリコールまたは1,2−プロピレングリコール
をも含有し得る。いずれの水溶性有機溶媒も溶媒として好ましい。
【0014】 更に、本発明による担体は、クリーム、エマルジョン、ゲルまたは界面活性剤
含有発泡性溶液、例えばシャンプー、泡エアロゾル、または毛髪への適用に適し
た他の製剤である。前処理組成物は上記のいずれの形態に調製してもよいが、均
一な染色および取扱いの容易さに関して、スプレーとして調製することが特に有
利であるとわかった。
【0015】 特に好ましい態様においては、前処理組成物をプロペラント不含有ポンプスプ
レーとして調製する。しかし、プロペラント含有スプレーとして調製してもよい
。プロペラントとしては原則的に、化粧品分野で用いられる任意の液化可能なガ
スおよび空気を使用し得る。そのようなガスは例えば、低級アルカン、ジメチル
エーテル並びにフルオロクロロカーボンおよびフルオロカーボンを包含する。化
粧品生成物の通常の貯蔵条件下に長期間貯蔵後にも安定な均一混合物を本発明の
製剤が形成するように、プロペラントを選択することが好ましい。好ましいプロ
ペラントは、低級アルカン、とりわけプロパン、ブタン、イソブタンおよびその
ようなアルカンの混合物である。 本発明の製剤は、プロペラントを製剤全体に対して好ましくは1〜20重量%
、より好ましくは2〜10重量%の量で含有する。
【0016】 本発明の好ましい態様においては、前処理組成物は、直接染料のほかに繊維構
造改善剤を含有する。そのような剤の例は、パンテノール、その生理学的適合性
誘導体である。そのような誘導体は、とりわけパンテノールエステルおよびエー
テル並びにパンテノールのカチオン性誘導体である。それらの例は、パンテノー
ルトリアセテート、パンテノールモノエチルエーテルおよびそのモノアセテート
、並びにWO92/13829に開示されたカチオン性パンテノール誘導体であ
る。この群の中でパンテノールが特に好ましい。
【0017】 他の適当な繊維構造改善剤群は、植物抽出物である。 そのような抽出物は通例、植物全体の抽出によって調製する。しかし、場合に
よっては植物の花および/または葉のみから抽出物を調製することも有利であり
得る。 本発明に従って使用するのに適当な植物抽出物に関しては、Leitfaden zur
Inhaltsstoffdeklaration kosmetischer Mittel[Industrieverband K
oerperpflege- und Waschmittel e.V.(IKW)、フランクフルト]の第
3版第44頁以下の表に挙げられた抽出物を特に参照されたい。
【0018】 本発明によると、特に好ましいものは、とりわけ、オーク樹皮、イラクサ、ハ
マメリス、ホップ、カモミール、ゴボウ根、ホースウィロー、サンザシ、ライム
花、アーモンド、アロエベラ、松葉、マロニエ、ビャクダン、ジュニパー、ココ
ナツ、マンゴ、アプリコット、レモン、小麦、キウィ、メロン、オレンジ、グレ
ープフルーツ、セージ、ローズマリー、樺、アオイ、タネツケバナ、イブキジャ
コウソウ、ノコギリソウ、タイム、コウスイハッカ、ハリシュモク、フキタンポ
ポ、ハイビスカス、メリステム、緑茶、チョウセンニンジンおよびショウガ根の
抽出物である。
【0019】 特に好ましい抽出物は、オーク樹皮、イラクサ、ハマメリス、ホップ、カモミ
ール、ゴボウ根、ホースウィロー、ライム花、アーモンド、アエロベラ、ココナ
ツ、マンゴ、アプリコット、レモン、小麦、キウイ、メロン、オレンジ、グレー
プフルーツ、セージ、ローズマリー、樺、タネツケバナ、イブキジャコウソウ、
ノコギリソウ、ハリシュモク、メリステム、緑茶、チョウセンニンジンおよびシ
ョウガ根の抽出物である。 アーモンド、アロエベラ、ココナツ、マンゴ、アプリコット、レモン、小麦、
キウィ、メロンおよび緑茶の抽出物が、本発明に従って使用するのに非常に好ま
しい。
【0020】 上記植物抽出物の調製には、抽出剤として、水、アルコールおよびそれらの混
合物を使用し得る。アルコールとしては、低級アルコール、例えばエタノールお
よびイソプロピルアルコール、また特に多価アルコール、例えばエチレングリコ
ールおよびプロピレングリコールが好ましく、単独で、または水と混合して使用
し得る。水/プロピレングリコール(比1:10ないし10:1)による植物抽
出物が特に適当であるとわかった。
【0021】 本発明によると、植物抽出物は、そのままで使用しても、希釈して使用しても
よい。希釈形態で使用する場合は通例、約2〜80重量%の活性物質と、(溶媒
として)その調製に使用した抽出剤または抽出剤混合物を含有する。 他の好ましい一態様においては、本発明の組成物中に、複数(とりわけ2種)
の異なる植物抽出物の混合物を使用し得る。
【0022】 本発明によると、蜜抽出物も繊維構造改善剤として好ましい。蜜抽出物は、植
物抽出物と同様に得られ、活性物質含量が通例1〜10重量%、とりわけ3〜5
重量%である。この場合も、好ましい抽出剤は水/プロピレングリコール混合物
であり得る。
【0023】 他の繊維構造改善剤は、タンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラー
ゲン、ケラチン、乳タンパク質、大豆タンパク質、アーモンドタンパク質、およ
び小麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸との縮合生成物、並びに第四級化
タンパク質加水分解物である。繊維構造改善剤は、単糖、二糖およびオリゴ糖、
例えばグルコース、ガラクトース、フルクトースおよびラクトースをも包含する
【0024】 ある種のアミノ酸も、本発明の目的のために繊維構造改善剤として使用し得る
。その例は、アミノ酸のセリン、スレオニンおよびチロシンで、DE19522
569に記載されており、該特許文献をここに特に引用する。セリンが特に好ま
しい繊維構造改善剤である。
【0025】 本発明の前処理組成物は、そのような組成物中に通常存在する既知の活性物質
、添加剤および助剤のいずれをも含有し得る。前処理組成物は多くの場合、少な
くとも1種の界面活性剤を含有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、
両性、ノニオン性およびカチオン性界面活性剤のいずれも適当である。しかし、
多くの場合、アニオン性、双性イオン性またはノニオン性界面活性剤から選択す
ることが有利であるとわかった。
【0026】 本発明の染毛組成物に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適
したアニオン性界面活性物質である。そのような物質は、水可溶化アニオン基、
例えばカルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と
、炭素数約10〜22の親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまたは
ポリグリコールエーテル基、エステル、エーテルおよびアミド基、およびヒドロ
キシル基も、分子中に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩
並びにモノ−、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール基の
炭素数2または3)の形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げる:
【0027】 ・炭素数10〜22の直鎖脂肪酸(石鹸)、 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[式中、Rは炭素数10
〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示されるエ
ーテルカルボン酸、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルサルコシド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルタウリド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルイセチオネート、 ・アルキル基の炭素数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエス
テル、およびアルキル基の炭素数8〜18/オキシエチル基数1〜6のスルホコ
ハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、 ・炭素数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、 ・炭素数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、 ・炭素数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、
【0028】 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の炭
素数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示され
るアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、 ・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物
、 ・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお
よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、 ・DE−A−3926344による炭素数12〜24/二重結合数1〜6の不
飽和脂肪酸のスルホネート、 ・炭素数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸およ
びクエン酸とのエステル。
【0029】 好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ
コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素数1
0〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとりわけ
、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリン酸
、イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。
【0030】 本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ
ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3 -基を分子中に有する
界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ
ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ
ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ
メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基
の炭素数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカ
ルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、CT
FA名Cocamidopropyl Betaineとして知られる脂肪酸アミド誘導体である。
【0031】 両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中
に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の
例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ
酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ
ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、
2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素
数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アル
キルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、
およびC12-18アシルサルコシンである。
【0032】 ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール
エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水
性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる: ・炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、および
アルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜3
0モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、 ・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル、 ・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化
類似体、 ・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、 ・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、 ・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物。
【0033】 本発明の毛髪処理組成物中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は
、とりわけ、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化
合物は、次のようなハロゲン化アンモニウムである: アルキルトリメチルアンモ
ニウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキル
メチルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、
ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウ
ムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明
に従って使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質
加水分解物である。
【0034】 また、次に例示するカチオン性シリコーン油も、本発明に従って使用するのに
適当である: 市販品であるQ2−7224(製造者: Dow Corning; 安定化し
たトリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929 Emulsion(A
modimethiconeとしても知られるヒドロキシアミノ修飾シリコーンを含有)、S
M−2059(製造者: General Electric)、SLM−55067(製造者:
Wacker)、並びにAbil(登録商標)−Quat3270および3272(製造者:
Th.Goldschmidt; ジ第四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium−80)。 アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばTego Amid(
登録商標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチルアミンは
、好ましいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分解性である
【0035】 第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例えば
メチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフ
ェート[Stepantex(登録商標)の商品名で市販されている]、およびDehyquart
(登録商標)の名称で市販されている生成物、例えばDehyquart(登録商標)AU-
46およびDehyquart(登録商標)L-80も、易生分解性である。エステルクォート
が、本発明の目的のために特に好ましい界面活性剤である。 カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市
販生成物であるGlucquat(登録商標)100(INCI名:Lauryl Methyl Gluc
eth−10 Hydroxypropyl Dimonium Chloride)である。
【0036】 界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ
てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から
製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ
る。
【0037】 脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物
、またはそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族体分布を
有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであってもよい。
「通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アルカリ金属
水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコールとアルキ
レンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同族体分布
は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アル
カリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用した場合に
得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。
【0038】 他の活性物質、助剤および添加剤を、次に例示する: ・ノニオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリ
マー、ポリビニルピロリドン、およびビニルピロリドン/ビニルアセテートコポ
リマー、並びにポリシロキサン、 ・カチオン性ポリマー、例えば第四級化セルロースエーテル、第四級基含有ポ
リシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミ
ド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルスルフェート
で第四級化したジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルピロリドンコポリ
マー、ビニルピロリドン/イミダゾリニウムメトクロリドコポリマー、および第
四級化ポリビニルアルコール、 ・双性イオン性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメ
チルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、およびオクチルアクリル
アミド/メチルメタクリレート/t−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、 ・アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニル
アセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコ
ポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコ
ポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、およびアクリル
酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、
【0039】 ・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビ
アガム、インドガム、イナゴマメガム、アマニガム、デキストラン、セルロース
誘導体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボ
キシメチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばアミロース
、アミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト)、または
純合成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、 ・構造剤、例えばマレイン酸および乳酸、 ・ヘアコンディショニング化合物、例えばリン脂質(例えば大豆レシチン、卵
レシチンおよびケファリン)、およびシリコーン油、
【0040】 ・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、 ・コレステロール、 ・光フィルター、 ・コンシステンシー因子、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポリ
オールアルキルエーテル、 ・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋、パラフィン、脂肪アルコー
ルおよび脂肪酸エステル、 ・脂肪酸アルカノールアミド、 ・錯化剤、例えばEDTA、NTAおよびホスホン酸、 ・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、第一、第
二および第三ホスフェート、 ・乳濁剤、例えばラテックス、 ・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、 ・抗酸化剤。
【0041】 前処理組成物の接触時間に制約はない。しかし、1〜30分間、好ましくは1
〜10分間、より好ましくは3〜5分間の接触時間が有利であるとわかった。第
2段階の従来の染毛を行う前に中間処理を行う必要は原則的に無いけれども、接
触時間の後、第2の染毛剤を適用する前に、過剰の液剤を拭き取るか、絞り取る
かまたは乾燥することによって除去することが有利であるとわかった。
【0042】 本発明の毛髪処理組成物は、pHが3〜9、好ましくは4〜8、より好ましく
は4〜5となるように調製することが好ましい。pH調節は、化粧品分野でこの
目的のために用いられる酸およびアルカリ化剤のいずれによって行ってもよい。
【0043】 本発明の方法の第2段階における少なくとも1種の合成染料(前駆物質)を用
いる従来の染色の概念は、染料を毛髪に適用し、数分間ないし約45分間毛髪上
に留めた後に水もしくは界面活性剤含有シャンプーで洗い落とすか、または染料
を毛髪に残留させる、当業者に知られたいずれの方法をも包含する。これに関し
ては、当業者の知識を記した既知の文献、例えばKh. Schrader、Grundlagen und
Rezepturen der Kosmetika、第2版、Huethig Buch Verlag、ハイデルベルク、
1989を特に引用する。
【0044】 従来の染料組成物の組成には基本的に制約はない。 適当な染料(前駆物質)は、 ・第一中間体および第二中間体タイプの酸化染料前駆物質、 ・合成の直接染料、 ・「自然らしい」色素の前駆物質、例えばインドールおよびインドリンの誘導体
、 並びに上記群1種またはそれ以上の化合物の混合物 を包含する。
【0045】 第一中間体タイプの適当な酸化染料前駆物質は、通常の遊離または置換ヒドロ
キシまたはアミノ基をパラまたはオルト位に更に有する第一級芳香族アミン、ジ
アミノピリジン誘導体、複素環ヒドラゾン、4−アミノピラゾロン誘導体、並び
に2,4,5,6−テトラアミノピリミジンおよびその誘導体である。
【0046】 適当な第一中間体の例は次のものである:p−フェニレンジアミン、p−トル
イレンジアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、1−(2'−ヒ
ドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエ
チル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノー
ル、4−アミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジ
ン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,
5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミ
ジン、2−ジメチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ
メチルアミノメチル−4−アミノフェノール、ビス−(4−アミノフェニル)ア
ミン、4−アミノ−3−フルオロフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフ
ェノール、2−ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、4−アミノ−2−((
ジエチルアミノ)−メチル)−フェノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノ
フェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプタ
ン、1,3−ビス−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニルア
ミノ))−2−プロパノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェ
ノール、1,10−ビス−(2,5−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テ
トラオキサデカン、およびEP0740931またはWO94/08970によ
る4,5−ジアミノピラゾール誘導体、例えば4,5−ジアミノ−1−(2'−ヒド
ロキシエチル)−ピラゾール。
【0047】 特に好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミ
ン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベ
ンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフ
ェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6
−トリアミノピリミジン、および4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミ
ジンである。 第一中間体のp−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、p−アミノ
フェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、4−
アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノールおよ
び2,4,5,6−テトラアミノピリミジンが、特にファッショナブルな染色のた
めには、特に好ましいことがわかった。
【0048】 第二中間体タイプの酸化染料前駆物質としては、例えばm−フェニレンジアミ
ン誘導体、ナフトール類、レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾ
ロン類並びにm−アミノフェノール誘導体を通例使用する。
【0049】 そのような第二中間体の例は次のものである: ・m−アミノフェノールおよびその誘導体、例えば5−アミノ−2−メチルフェ
ノール、5−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−2−メチルフェノール、3−ア
ミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、2−ヒドロキシ−4−アミノフェノ
キシエタノール、2,6−ジメチル−3−アミノフェノール、3−トリフルオロ
アセチルアミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、5−アミノ−4−クロロ
−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、
5−(2'−ヒドロキシエシチル)−アミノ−2−メチルフェノール、3−(ジエチ
ルアミノ)−フェノール、N−シクロペンチル−3−アミノフェノール、1,3−
ジヒドロキシ−5−(メチルアミノ)−ベンゼン、3−(エチルアミノ)−4−メチ
ルフェノール、および2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、 ・o−アミノフェノールおよびその誘導体、
【0050】 ・m−ジアミノベンゼンおよびその誘導体、例えば2,4−ジアミノフェノキシエ
タノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、1−メトキ
シ−2−アミノ−4−(2'−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン、1,3−ビス
−(2,4−ジアミノフェニル)−プロパン、2,6−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−1−メチルベンゼン、および1−アミノ−3−ビス−(2'−ヒドロ
キシエチル)−アミノベンゼン、 ・o−ジアミノベンゼンおよびその誘導体、例えば3,4−ジアミノ安息香酸、お
よび2,3−ジアミノ−1−メチルベンゼン、 ・ジ−およびトリヒドロキシベンゼン誘導体、例えばレゾルシノール、レゾルシ
ノールモノメチルエーテル、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノ
ール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、4−クロ
ロレゾルシノール、ピロガロール、および1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、
【0051】 ・ピリジン誘導体、例えば2,6−ジヒドロキシピリジン、2−アミノ−3−ヒ
ドロキシピリジン、2−アミノ−5−クロロ−3−ヒドロキシピリジン、3−ア
ミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4
−ジメチルピリジン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、2,6−ジア
ミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、および3,5−ジアミ
ノ−2,6−ジメトキシピリジン、 ・ナフタレン誘導体、例えば1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、2
−ヒドロキシメチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシエチル−1−ナフトール
、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−
ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキ
シナフタレン、および2,3−ジヒドロキシナフタレン、
【0052】 ・モルホリン誘導体、例えば6−ヒドロキシベンゾモルホリン、および6−アミ
ノベンゾモルホリン、 ・キノキサリン誘導体、例えば6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキ
サリン、 ・ピラゾール誘導体、例えば1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、
・インドール誘導体、例えば4−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインド
ール、および7−ヒドロキシインドール、 ・メチレンジオキシベンゼン誘導体、例えば1−ヒドロキシ−3,4−メチレン
ジオキシベンゼン、1−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、および1
−(2'−ヒドロキシエチル)−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン。
【0053】 特に適当な第二中間体は、1−ナフトール、1,5−、2,7−および1,7−
ジヒドロキシナフタレン、3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェ
ノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、レゾルシノール、4−クロロレ
ゾルシノール、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレ
ゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、
2,6−ジ−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−トルエン、2,6−ジヒドロキシ
−3,4−ジメチルピリジンである。
【0054】 特に好ましい第二中間体(特に赤色域のファッショナブルな染色のためのもの
)は、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチ
ルフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジ−(β−ヒドロ
キシエチルアミノ)−トルエン、2−メチルレゾルシノールおよび1−ナフトー
ルである。 赤色がかった色を得るためには、2,4,5,6−テトラアミノピリミジンと2
−メチルレゾルシノールとの第一/第二中間体組み合わせが特に好ましい。
【0055】 本発明の目的に適当な直接染料に関しては、先の説明を参照されたい。 合成染料(前駆物質)の他に、天然に生成する直接染料、例えばヘンナ・レッ
ド、ヘンナ・ニュートラル、ヘンナ・ブラック、カモミール花、ビャクダン、紅
茶、モチノキ樹皮、セージ、蘇方樹、アカネ根、カテキュ、Sedreおよびアルカ
ネットも、更なる色を得るために使用し得る。
【0056】 酸化染料前駆物質も、直接染料も、単一の化合物である必要はない。本発明の
染毛組成物は、各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を、それが染色結果
に悪影響を及ぼすこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)によって排除する
必要の無い限り、含有してよい。
【0057】 本発明の毛髪染色および着色組成物中に使用するのに適当な染料に関しては、
下記も特に参照されたい:Ch.Zviak、The Science of Hair Care、第7
章(第248〜250頁;直接染料)および第8章(第264〜267頁;酸化
染料前駆物質)[“Dermatology”シリーズの第7巻として刊行されたもの(C
h.Culnan およびH.Maibach編)、Marcel Dekker Inc.、ニューヨーク
/バーゼル、1986]、並びに“Europaeische Inventar der Kosmetik−
Rohstoffe”(Europaeische Gemeinschaftから刊行され、フロッピーディス
ク形態でBundesverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fu
er Arzneimittel,Reformwaren und Koerperpflegemittel d.V.、マンハイ
ムから入手し得るもの)。
【0058】 酸化染料前駆物質も直接染料も、本発明の製剤中に、製剤全体に対して好まし
くは0.01〜20重量%、より好ましくは0.5〜5重量%の量で存在する。
【0059】 天然色素の好ましい前駆物質は、少なくとも1個のヒドロキシルまたはアミノ
基を、好ましくは6員環上の置換基として有するインドール化合物およびインド
リン化合物である。それらの基は、例えばヒドロキシル基のエーテルもしくはエ
ステル化物またはアミノ基のアルキル化物の形態で、更なる置換基を有し得る。
【0060】 天然毛髪色素の特に適当な前駆物質は、式(Ia):
【化1】 [式中、互いに独立して、 R1は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2は水素、または−COOH基(この−COOH基は生理学的適合性カチオ
ンとの塩として存在してもよい)であり、 R3は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4は水素、C1-4アルキル基、または基−CO−R6であり、R6はC1-4アル
キル基であり、 R5はR4として定義する基のいずれかである。] で示される5,6−ジヒドロキシインドリン誘導体、および有機または無機酸と
のその生理学的適合性塩である。
【0061】 特に好ましいインドリン誘導体は、5,6−ジヒドロキシインドリン、N−メ
チル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−エチル−5,6−ジヒドロキシイン
ドリン、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−ブチル−5,6−
ジヒドロキシインドリン、5,6−ジヒドロキシインドリン−2−カルボン酸、
並びに6−ヒドロキシインドリン、6−アミノインドリンおよび4−アミノイン
ドリンである。 上記群の中で特に重要なものは、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドリ
ン、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−プロピル−5,6−ジヒ
ドロキシインドリン、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、およびと
りわけ5,6−ジヒドロキシインドリンである。
【0062】 天然毛髪色素の特に適当な他の前駆物質は、式(Ib):
【化2】 [式中、互いに独立して、 R1は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2は水素、または−COOH基(この−COOH基は生理学的適合性カチオ
ンとの塩として存在してもよい)であり、 R3は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4は水素、C1-4アルキル基、または基−CO−R6であり、R6はC1-4アル
キル基であり、 R5はR4として定義する基のいずれかである。] で示される5,6−ジヒドロキシインドール誘導体、または有機もしくは無機酸
とのその生理学的適合性塩である。
【0063】 特に好ましいインドール誘導体は、5,6−ジヒドロキシインドール、N−メ
チル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エチル−5,6−ジヒドロキシイン
ドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−ブチル−5,6−
ジヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸、
並びに6−ヒドロキシインドール、6−アミノインドール、および4−アミノイ
ンドールである。 上記群の中で特に重要なものは、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドー
ル、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−プロピル−5,6−ジヒ
ドロキシインドール、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドール、およびと
りわけ5,6−ジヒドロキシインドールである。
【0064】 本発明の方法において使用する染料組成物中でインドリンおよびインドール誘
導体は、遊離塩基として使用しても、無機もしくは有機酸との生理学的適合性塩
(例えば塩酸塩、硫酸塩および臭化水素酸塩)の形態で使用してもよい。染料組
成物中に、インドールまたはインドリン誘導体は、通例0.05〜10重量%、
好ましくは0.2〜5重量%の量で存在する。
【0065】 インドリンまたはインドールタイプの染料前駆物質を使用する場合は、それを
少なくとも1種のアミノ酸および/または少なくとも1種のオリゴペプチドと組
み合わせて使用することが有利であり得る。好ましいアミノ酸はアミノカルボン
酸、とりわけα−アミノカルボン酸およびω−アミノカルボン酸である。α−ア
ミノカルボン酸の中ではアルギニン、リジン、オルニチンおよびヒスチジンが特
に好ましい。特に好ましいアミノ酸はアルギニンで、とりわけ遊離形態で使用す
るが、塩酸塩の形態でもよい。
【0066】 空気中の酸素または他の酸化剤(例えば過酸化水素)で酸化的に染色する場合
は特に、染毛組成物を通例、弱酸性ないしアルカリ性のpH(すなわちpH約5
〜11)に調節する。この目的のために、染料組成物はアルカリ性化剤を含有し
、これは通例、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、アンモニアま
たは有機アミンである。好ましいアルカリ性化剤は、モノエタノールアミン、モ
ノイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ
−2−メチルプロパン−1,3-ジオール、2−アミノ−2−エチルプロパン−1
,3−ジオール、2−アミノ−2−メチルブタノール、およびトリエタノールア
ミン、並びにアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物である。それらの
うち、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル
プロパノールおよび2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオールが好ま
しい。ω−アミノ酸、例えばω−アミノカプロン酸も、アルカリ性化剤として使
用し得る。
【0067】 実際の毛髪色を酸化によって発色させる場合は、通常の酸化剤、例えば特に過
酸化水素、または尿素、メラミンもしくはホウ酸ナトリウムのその付加物を使用
し得る。しかし、空気中の酸素のみを酸化剤とする酸化が有利であり得る。酵素
を用いて酸化を行ってもよい。この場合、酸化性過化合物を生成するため、およ
び少量存在する酸化剤の作用を向上するために酵素を使用し得る。
【0068】 酵素(酵素群1:酸化還元酵素)は、適当な第一中間体(還元剤)から電子を
空気中の酸素に移すことができる。好ましい酵素はオキシダーゼ、例えばチロシ
ナーゼおよびラッカーゼであるが、グルコースオキシダーゼ、ウリカーゼまたは
ピルビン酸オキシダーゼを使用してもよい。少量(例えば、組成物全体に対して
1%またはそれ以下)の過酸化水素の作用を、ペルオキシダーゼによって向上す
る方法もある。
【0069】 酸化剤製剤は、酸化染料前駆物質製剤と、染毛直前に混合することが好ましい
。得られる即用の染毛製剤は、pH6〜10であることが好ましい。特に好まし
い態様おいては、染毛製剤を弱アルカリ性媒体中で使用する。適用温度は、15
〜40℃の範囲であり得、好ましくは頭皮の温度である。約5〜45分間(好ま
しくは15〜30分間)の接触時間後、毛髪から染毛製剤を濯ぎ落とす。界面活
性剤含量の高い担体(例えば染料シャンプー)を使用した場合には、毛髪をシャ
ンプーで洗う必要はない。
【0070】 毛髪が染色困難であるという特別な場合には、酸化染料前駆物質を含有する製
剤を、予め酸化成分と混合することなく毛髪に適用し得る。酸化成分は、20〜
30分間の接触時間後に、場合により濯いだ後で、適用する。更に10〜20分
間の接触時間後、毛髪を濯ぎ、要すればシャンプーする。毛髪への浸透を改善す
ることを意図して染料前駆物質を先に適用するこの態様の一方法においては、そ
のような製剤をpH約4〜7に調節する。別法においては、空気による酸化をま
ず行い、好ましくはpH7〜10の製剤を適用する。その後の後酸化促進相にお
いて、酸化剤として酸性化ペルオキシジスルフェート溶液を使用することが有利
であり得る。
【0071】 本発明の染料製剤を上記いずれの方法で適用するとしても、ある種の金属イオ
ンを染料製剤に添加することによって発色を補助および向上し得る。そのような
金属イオンの例は、Zn2+、Cu2+、Fe2+、Fe3+、Mn2+、Mn4+、Li+
、Mg2+、Ca2+およびAl3+である。Zn2+、Cu2+およびMn2+が特に適当
である。基本的に、金属イオンを生理学的適合性塩の形態で使用し得る。好まし
い塩は、酢酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、乳酸塩および酒石酸塩である。そのよ
うな金属塩の使用によって、毛髪色の発色を促進し、色調に所望の影響を与える
ことができる。
【0072】 本発明は、均一な色を達成するための染毛方法における、少なくとも1種の直
接染料を含有する前処理組成物の使用にも関する。 該使用の好ましい一態様においては、前処理組成物をスプレーとして調製する
。更なる製剤については、先の説明を参照されたい。 以下の実施例は本発明を説明することを意図したものである。
【0073】 実施例 以下の実施例において、量はいずれも特記しない限り重量部で表す。 実施例1 毛先が非常に多孔性の濃ブロンドの毛髪を有する志願者の毛髪を、真中から左
右半分ずつに分けた。 左半分を次のように処理した: 多孔性の毛先に製剤A1(約15g)を噴霧した。25℃で8分間の接触時間
後、製剤B1(30g)と6%過酸化水素水溶液(30g)の混合物で毛髪全長
を処理した。25℃で30分間の接触時間後、毛髪を水で濯ぎ、シャンプーで洗
い、ブロー乾燥した。 右半分は次のように処理した: 製剤B1(30g)と6%過酸化水素水溶液(30g)の混合物で毛髪全長を
処理した。25℃で30分間の接触時間後、毛髪を水で濯ぎ、シャンプーで洗い
、ブロー乾燥した。
【0074】 結果: 左側は、根元から毛先まで均一に高純度の赤色に染色された。右側は、より均
染性が劣り、純度もより低い赤色に染色された。 性能試験: 両側の毛髪とも、市販のシャンプーで12日間毎日洗った。その結果、左側よ
りも右側の方が色落ちが激しかった。
【0075】
【表1】 1 ヒドロキシエチルセルロース(Hercules)2 ビス(ココイル)エチル ヒドロキシエチル メチル アンモニウム メトスルフ
ェート (INCI名: ジココイルエチル ヒドロキシエチルモニウム メトスルフェー
ト, プロピレングリコール; Henkel)
【0076】
【表2】
【0077】3 アンモニウム塩の形態のメタクリル酸/メタクリレートコポリマーの溶液 (I
NCI名 : アンモニウム ポリアクリレート) (Roehm GmbH)4 アンモニウム塩の形態のアクリル酸ポリマーの溶液 (INCI名: アンモニウム
アクリレート コポリマー) (Goodrich)5 オレイルアルコール + 7 EO 単位 (Henkel)6 C8-16-アルキル-1,4-ポリグルコシド (活性物質約51%; INCI名: デシル グル
コシド) (Henkel)7 オレイン酸デシルエステル (INCI名: デシル オレエート) (Henkel)8 (INCI名: グリセリル ステアレート) (Oleofina)9 活性物質約30%; INCI名: リノールアミドプロピル PG ジモニウム クロリド
ホスフェート (Mona)
【0078】 実施例2 毛先が非常に多孔性の中間ブロンドの毛髪を有する志願者の毛髪を、真中から
左右半分ずつに分けた。 左半分を次のように処理した: 多孔性の毛先に製剤A2(約10g)を噴霧した。25℃で7分間の接触時間
後、製剤B2(30g)と6%過酸化水素水溶液(30g)の混合物で毛髪全長
を処理した。25℃で30分間の接触時間後、毛髪を水で濯ぎ、シャンプーで洗
い、ブロー乾燥した。 右半分は次のように処理した: 製剤B2(30g)と6%過酸化水素水溶液(30g)の混合物で毛髪全長を
処理した。25℃で30分間の接触時間後、毛髪を水で濯ぎ、シャンプーで洗い
、ブロー乾燥した。
【0079】 結果: 左側は、根元から毛先まで均一に高純度の銅色に染色された。右側は、より均
染性が劣り、純度もより低い銅色に染色された。 性能試験: 両側の毛髪とも、市販のシャンプーで12日間毎日洗った。その結果、左側よ
りも右側の方が色落ちが激しかった。
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】 実施例3 毛先が非常に多孔性の薄ブロンドの毛髪を有する志願者の毛髪を、真中から左
右半分ずつに分けた。 左半分を次のように処理した: 多孔性の毛先に製剤A3(約7g)を噴霧した。5分間の接触時間後、製剤B
3(30g)と6%過酸化水素水溶液(30g)の混合物で毛髪全長を処理した
。25℃で30分間の接触時間後、毛髪を水で濯ぎ、シャンプーで洗い、ブロー
乾燥した。 右半分は次のように処理した: 製剤B3(30g)と6%過酸化水素水溶液(30g)の混合物で毛髪全長を
処理した。25℃で30分間の接触時間後、毛髪を水で濯ぎ、シャンプーで洗い
、ブロー乾燥した。
【0083】 結果: 左側は、根元から毛先まで均一に高純度の金色に染色された。右側は、より均
染性が劣り、純度もより低い金色に染色された。 性能試験: 両側の毛髪とも、市販のシャンプーで12日間毎日洗った。その結果、左側よ
りも右側の方が色落ちが激しかった。
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ−ヴェルナー・ハウボルト ドイツ連邦共和国デー−22763ハンブルク、 ダイムラーシュトラーセ12番 Fターム(参考) 4C083 AB082 AB172 AB242 AB411 AC072 AC172 AC182 AC242 AC352 AC422 AC471 AC472 AC482 AC532 AC551 AC552 AC641 AC642 AC692 AC731 AC732 AC851 AC852 AD092 AD212 AD282 AD471 AD572 AD642 CC36 DD27 EE01 EE03 4H057 AA02 BA03 BA09 CA07 CB45 CB46 CC02 DA01 DA21

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン繊維の染色方法であって、第1段階において繊維に
    少なくとも1種の直接染料を含有する前処理組成物を適用し、第2段階において
    繊維を少なくとも1種の合成染料(前駆物質)を使用する従来の染色に付すこと
    を含んで成る方法。
  2. 【請求項2】 前処理組成物の直接染料を、ニトロベンゼン誘導体、塩基性
    直接染料およびトリフェニルメタン誘導体から選択する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 直接染料を、3−ニトロ−4−アミノフェノール、4−(3
    '−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−ニトロフェノール、1,4−ビス−(β−
    ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチ
    ルアミノ)−2−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチルア
    ミノ)−2−ニトロベンゼン、4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−3−ニト
    ロフェノール、HC Blue 2、Basic Blue 99、Basic Red 76、Basic
    Brown 16、およびBasic Brown 17から選択する請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前処理組成物が直接染料を前処理組成物に対して0.001
    〜20重量%、好ましくは0.005〜5重量%、より好ましくは0.01〜1重
    量%の量で含有する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前処理組成物をスプレーとして調製する請求項1〜4のいず
    れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前処理組成物が繊維構造改善剤を含有する請求項1〜5のい
    ずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 繊維構造改善剤を、パンテノール、生理学的に適合性のパン
    テノール誘導体、植物抽出物および蜜から成る群から選択する請求項6に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 繊維構造改善剤がパンテノールである請求項6または7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前処理組成物を毛髪上に1〜30分間、好ましくは1〜10
    分間、より好ましくは3〜5分間放置する請求項1〜8のいずれかに記載の方法
  10. 【請求項10】 前処理組成物のpHが3〜9の範囲、好ましくは4〜8の
    範囲、より好ましくは4〜5の範囲にある請求項1〜9のいずれかに記載の方法
  11. 【請求項11】 従来の染色が酸化的染色である請求項1〜10のいずれか
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、p−
    アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン
    、4−アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノー
    ルおよび2,4,5,6−テトラアミノピリミジンから選択する少なくとも1種の
    第一中間体を合成染料前駆物質として含有する組成物を、第2段階において繊維
    に適用する請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、5−ア
    ミノ−2−メチルフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−
    ジ−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−トルエン、2−メチルレゾルシノールおよ
    び1−ナフトールから選択する少なくとも1種の第二中間体を含有する組成物を
    、第2段階において繊維に適用する請求項11または12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 酸化的染毛を過酸化水素を用いて行う請求項11〜13の
    いずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 酸化的染毛は酵素が触媒する請求項11〜13のいずれか
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】 均一な色を達成するための染毛方法における、少なくとも
    1種の直接染料を含有する前処理組成物の使用。
  17. 【請求項17】 前処理組成物をスプレーとして調製する請求項16に記載
    の使用。
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