JP2002527346A - Mfiタイプのチタノゼオシライトの製造方法、それによって得られる生成物およびその触媒への使用 - Google Patents

Mfiタイプのチタノゼオシライトの製造方法、それによって得られる生成物およびその触媒への使用

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JP2002527346A JP2000576953A JP2000576953A JP2002527346A JP 2002527346 A JP2002527346 A JP 2002527346A JP 2000576953 A JP2000576953 A JP 2000576953A JP 2000576953 A JP2000576953 A JP 2000576953A JP 2002527346 A JP2002527346 A JP 2002527346A
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フアシユ,エリツク
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ロデイア・シミ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規なMFI−チタノゼオシライトの製造方法、それによって得られる生成物およびその触媒分野での種々の使用に関する。MFIタイプのチタノゼオシライトを製造する本発明の方法は、少なくともケイ素元素とチタン元素を含む無定形キセロゲル(TiO−SiO)に少なくとも1種の構造形成剤および少なくとも1種の移動化剤Fを含む溶液を含浸させ、その反応混合物をゼオライトの結晶化温度まで加熱し、次いで、得られたゼオライトを取り出し焼成することからなることを特徴とする。得られたチタノゼオシライトは、それ独特の形態上および構造上の特徴を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規なMFI型チタノゼオシライトの製造方法、それによって得ら
れる製品およびその触媒作用利用分野における種々の使用に関する。
【0002】 フッ化物媒体中で製造するチタンシリカライト(TS−1)は、「チタノゼオ
シライト」と呼び、OH媒体中で製造するものとは区別される。
【0003】 ヨーロッパ特許EP−A−0292363号にはチタノゼオシライトの製造方
法が記載されており、その方法は、 ・少なくとも1種のケイ素源、例えばエアロジル型シリカ、チタン源、特にチ
タンテトラアルコキシド、フッ化物イオン鋳型を構成要素とする移動化剤、およ
び鋳型、好ましくは臭化テトラプロピルアンモニウムを含有する水性媒体中の反
応混合物を調製し、この混合物のpHを約1.5と約10.5の間に保つこと、 ・その反応混合物を結晶化させ、結晶沈殿物を取り出すこと、 ・450℃より高い温度でそれを焼成すること からなる。
【0004】 そのチタノゼオシライト製造方法によると、単斜晶構造を有するMFIタイプ
のゼオライトを製造することになる。得られる結晶は並行エピペッド状の形をし
ているが、5μmを超えて比較的大きく、その結果触媒特性が完全には満足のい
かないゼオライトとなる。
【0005】 水性媒体中で、EP−A−0292363号に記載されているゼオライトの存
在下で過酸化水素によるフェノールのヒドロキシル化を行うと、フェノール転化
率の程度が低く(約5%)、100℃未満の温度で反応を行うときは過酸化水素
変換の程度が低く、概略60%〜70%のあまり多くないジフェノールの収率と
なる。
【0006】 得られるピロカテキン/ヒドロキノンの比が0.7〜2.0の範囲であること
に注意する必要がある。
【0007】 本発明の目的は、改良された触媒性能を有するチタノゼオシライトを生成する
ことができるチタノゼオシライトの製造方法を提供することである。
【0008】 本発明は、チタノゼオシライトの製造方法を提供し、その方法は、 ・少なくともケイ素元素とチタン元素を含む無定形キセロゲル(TiO−S
iO)に少なくとも1種の鋳型および少なくとも1種のF移動化剤を含む溶
液を含浸させること、 ・その反応混合物をゼオライトの結晶化温度まで加熱すること、 ・次いで、得られたゼオライトを取り出し焼成すること とからなる。
【0009】 この含浸技術を用いて得られるチタノゼオシライトは、それをEP−A−02
92363号で得られるものから区別する形態的および構造的特徴を有する。
【0010】 得られるチタノゼオシライトはシリカ酸化物およびチタン酸化物に基づくMF
I構造を有するゼオライトであり、焼成後に次式を有する。
【0011】 Si(96−x)Ti192 (I) ただし、xは0.1〜6の範囲、好ましくは、0.1〜4の範囲である。
【0012】 通常このチタノゼオシライトはフッ素を含有するが、そのフッ素濃度は、焼成
後で、0.01%〜0.8%の範囲であることが有利である。
【0013】 しかしながら、このフッ素は得られたチタノゼオシライトの構造を変化させる
ことなく除去することができる。
【0014】 本発明の方法を用いて得られるチタノゼオシライトは斜方晶結晶系であり、表
(I)で限定するX線回折図を示す。
【0015】 この表は、ゼオライト骨格に組み込まれるチタンの限界濃度または、より正確
には、Ti/Siの比に対応する種々の平面間スペースdhklの極値を示す。
【0016】 このチタノゼオシライトは、都合のよいことに、そのX線回折図によって同定
することができる。
【0017】 このX線回折図は、銅のKα線を使用する通常の粉体技術を採用する回折計を
使用することのよって得ることができる。
【0018】 角度2θで表される回折ピークの位置から、ブラッグの関係式を用いて試料の
特徴的平面間スペースdhklを計算する。
【0019】 Δ(dhkl)の測定における誤差は、ブラッグの関係式を用い、絶対誤差Δ
(2θ)の関数として計算する。
【0020】 絶対誤差Δ(2θ)±0.2°を慣例的に採用する。
【0021】 各dhklの値に対して記録される相対強度I/Iは、対応する回折ピーク
の高さから推定する。
【0022】 標準的には、この強度を特徴づけるのにはある尺度、すなわち、VS=非常に
強い、S=強い、MS=中位〜強い、MW=中位〜弱い、W=弱い、VW=非常
に弱い、を使用する。
【0023】
【表2】
【0024】 斜方晶対称が、本発明の方法、すなわち、フッ化物媒体中の合成およびキセロ
ゲル含浸技術の特徴であることに注目すべきである。単斜晶構造を有するゼオラ
イトについて記載しているEP−A−0292363号とは対照的に、この対称
は斜方晶のものである。
【0025】 結晶形態は走査型電子顕微鏡によって測定する。
【0026】 結晶は以下の寸法を有するプリズム状ロッドの形状をしている。 ・厚さ、0.1μmと5μmの間、好ましくは、0.2μmと1μmの間。 ・長さ、0.5μmと20μmの間、好ましくは、1μmと5μmの間。 ・幅、0.3μmと15μmの間、好ましくは、0.5μmと2.5μmの間
【0027】 このタイプの形態は、本発明の方法、すなわち、フッ化物媒体中の合成および
キセロゲル含浸技術の特徴である。
【0028】 結晶は、EP−A−0292363号を用いて得られるものより小さい。
【0029】 本発明の方法に従い、以下の方法を用いてゼオライトを製造する。その方法は
、 ・少なくともケイ素元素とチタン元素を含む無定形キセロゲル(TiO−S
iO)に少なくとも1種の鋳型および少なくとも1種のF移動化剤を含む溶
液を含浸させることと、 ・その反応混合物をゼオライトの結晶化温度まで加熱することと、 ・次いで、得られたゼオライトを取り出し焼成することとからなる。
【0030】 「キセロゲル」という用語はTiO−SiOの混合酸化物からなる乾燥
した無定形ゲルを意味する。
【0031】 最初にキセロゲルを調製する。1つの好ましい調製形態は、ケイ素源を酸性媒
体中で加水分解し、次いでチタン源を添加することからなる。調製したゾルは塩
基を加えるかまたは加熱することによりゲル化させる。そのゲルを適当な温度で
乾燥する。
【0032】 酸化数が+4のいくつかの元素状ケイ素源を使用することができる。列挙が可
能な例としては、ヒドロゲル形のシリカ、エアロゲル形のシリカ、キセロゲル形
のシリカ、コロイド状懸濁液の形のシリカ、可溶性ケイ酸塩溶液からの沈殿また
はSi(OCH、Si(OC等のケイ酸エステル類の加水分解
に由来するシリカがある。またハロゲン化ケイ素その他加水分解可能な4価のケ
イ素化合物を使用することも可能である。
【0033】 ケイ素源は、好ましくは、アルキルケイ酸エステルから選択し、最も好ましく
はケイ酸テトラエチルである。
【0034】 例として列挙可能なチタン酸化物源としては、結晶性および無定形チタン酸化
物または水酸化物、ハロゲン化物(TiCl)、好ましくはオルトチタン酸テ
トラエチルまたはオルトチタン酸テトラブチルであるオルトチタン酸アルキル等
の有機チタン誘導体等の加水分解することができる4価チタン化合物、またはT
iOSO、TiOCl、(NHTiO(C等の可溶性チタ
ン塩がある。
【0035】 シリカ源またはチタン酸化物源として、Si元素およびTi元素を含む化合物
、例えば、これら2つの元素の酸化物に基づくガラスまたはゲルを使用すること
もまた可能である。
【0036】 シリカ源およびチタン酸化物源は溶解できる形または粉末固体として、また、
ペレットまたは押し出し成形物等の集塊状態のものでも形状の変態がなくて所望
の構造を有するチタノゼオシライトに変換できるものは採用することができる。
【0037】 このキセロゲル中のTiO/SiOのモル比は、好ましくは、30〜2
00の範囲であり、より好ましくは、35〜100の範囲である。
【0038】 好ましい条件下で、ケイ素源は酸性溶液(例えば、希塩酸)中で加水分解し、
次いで同じ溶液中でチタン源を加水分解し、透明な溶液を得る。
【0039】 好ましくは、濃度が0.01N〜2Nの好都合な範囲の希酸を使用してケイ素
源を加水分解することから出発する。
【0040】 酸の使用量は、HO/Si比が2〜10の範囲、好ましくは、3〜5の範囲
となるようにする。
【0041】 チタン源を加える。
【0042】 チタン源を有機溶媒の添加によって希釈するのは好ましい変化である。例えば
、低炭素数の、例えば、炭素原子1〜5個のアルコール、好ましくは、イソプロ
パノールを使用する。 その溶媒の量は、チタン源および有機溶媒が示す容積の50%〜85%である
【0043】 加水分解の操作は、0℃から周囲温度(大体15℃〜25℃)で行うことがで
きる。この温度を上回ってもかまわない。
【0044】 チタン源を加えた後、有機溶媒を除去するには、アルコールに対しては通常5
0℃〜80℃まで加熱するのが有利である。
【0045】 透明な溶液が得られる。
【0046】 次に前記溶液のpHをTiO−SiOゾルの共沈ができる値に調節する
【0047】 使用する塩基としては、素性が無機物の例えばNHOHでもよいし、有機物
であってもよい。後者の場合は鋳型としても作用する有機化合物、好ましくは、
水酸化第四級アンモニウムを使用する。
【0048】 使用する塩基溶液は通常高濃度であって、好ましくは、10重量%と40重量
%の間である。 加える塩基の量は、得られる溶液のpHが約5〜約7の範囲となるようにする
。 この操作は0℃〜25℃の範囲で都合のよい温度で実施する。
【0049】 得られたゲルは、50℃と120℃間の都合のよい温度を選び、外気圧または
1mm水銀と大気圧の間の減圧下で乾燥する。
【0050】 通常400m/g〜700m/gの範囲の高い比表面積を有するキセロゲ
ルが得られる。
【0051】 その細孔容積は通常0.25cm/g〜0.5cm/gの範囲である。 細孔の大きさは5Åから100Åまで様々であるが、このキセロゲルはその容
積の80%近くが3Å〜20Åのミクロ細孔で構成されているので高いミクロ細
孔容積を有する。
【0052】 次の段階で、得られたキセロゲルは、鋳型として使用する有機化合物、および
フッ化物タイプの移動化剤を含む溶液を用いて含浸する。
【0053】 このFタイプの移動化剤は、アルカリ性カチオンを含有しない酸および/ま
たは塩の形態、および/または加水分解によってFを遊離する化合物の形態で
導入する。
【0054】 列挙可能な例としては、フッ化水素酸、NHF、NHHF、NH(CF等の塩、SiF、(NHSiF、(NHTiF
またはこれらと類似のもので加水分解して反応混合物中にフッ化物アニオンを遊
離する化合物がある。
【0055】 フッ化アンモニウムまたは酸性フッ化アンモニウムが好ましい塩である。これ
らの塩は溶解性が高く、好ましくない元素を与えず、さらに、それらを使うと後
で結晶化物を取り出すのが容易である。
【0056】 鋳型について言えば、それはゼオライトの形成で配向と安定化の役割をを果た
す。列挙できる適当な鋳型の例としては、水酸化第四級アンモニウム、好ましく
は、より特定的、水酸化テトラアルキルアンモニウム、より好ましくは、水酸化
テトラプロピルアンモニウムまたは水酸化テトラブチルアンモニウムまたは、ジ
プロピルアミン、トリプロピルアミン、ジブチルアミンまたはトリブチルアミン
等のアミン類がある。
【0057】 水酸化第四級アンモニウムの代わりにハロゲン化テトラアルキルアンモニウム
を使用するのは前者が高価な反応物であるので本発明の方法の好ましい変化であ
る。好ましくは、ハロゲン化テトラプロピルアンモニウムおよびハロゲン化テト
ラブチルアンモニウム、より好ましくは、臭化物または塩化物を使用する。
【0058】 都合のよいことに、この鋳型は、アミン塩または第四アンモニウム塩の形態を
しており上述のカチオンを与える。
【0059】 この乾燥固体に鋳型および移動化剤を含む溶液を用いて含浸させた後、反応混
合物を、適当な温度で、静止状態またはかきまぜながらのいずれかで結晶化させ
る。
【0060】 この反応混合物の組成は水の含量が低いのが特徴である。 その水の量は、キセロゲルを成形することができるように決定する。
【0061】 HO/SiO比は10未満、好ましくは、3〜10の範囲、より好ましく
は、4〜6の範囲である。
【0062】 F/SiOのモル比は、0.05〜1.0の範囲が有利であり、好ましく
は、0.05〜0.5の範囲である。
【0063】 Q/SiOのモル比(ただし、Qは有機鋳型を表す)は、0.04〜1.0
の範囲、好ましくは、0.05〜0.5の範囲、より好ましくは、0.10〜0
.45の範囲である。
【0064】 ゼオライトは、当業者なら知っている通常の合成方法を用いて、キセロゲルを
結晶化に必要な時間加熱することによって結晶化することができる。
【0065】 適当な温度は、90℃〜210℃の範囲、好ましくは、100℃〜200℃の
範囲、より好ましくは、125℃〜180℃の範囲である。 目安として、加熱時間は6時間〜500時間の範囲内であり得る。
【0066】 加熱と結晶化は、好ましくは、例えば、ポリテトラフルオロエチレンの層で被
覆した容器またはオートクレーブ内で行う。
【0067】 本発明の方法の変形として、予め決まっている構造MFIの種晶を、SiO およびTiOの使用重量に対して数重量パーセントを超えない(通常<5%
)割合で加える。種を加えることによって、ゼオライトの結晶化を促進し、結晶
の大きさが減少して有利である。この種晶はその化学組成に関係なくMFI構造
を有するどんなゼオライトでもよい。
【0068】 好ましくは、チタノゼオシライトに相当するが骨格にはケイ素のみを含有する
ゼオライトであるゼオシライト(シリカライト−1)を使用する。前に製造した
チタノゼオシライトを種として使用することもまた可能である。
【0069】 水熱処理が完了したら、通常の固/液分離技術、好ましくは、ろ過を用い、得
られた物質を分離する。 好ましくは、脱イオン水を使用して、洗浄操作を行うのが有利かもしれない。
【0070】 得られた物質を、好ましくは、50℃と120℃間の温度で、外気圧または1
mm水銀と大気圧の間の減圧下で乾燥する。
【0071】 最後に、それを、好ましくは空気中で、350℃以上、400℃〜600℃の
範囲、好ましくは、450℃〜600℃の範囲の温度で焼成する。 この焼成時間は、目安として示せば、通常2時間から12時間の範囲である。
【0072】 本発明の方法を用いて得られるゼオライトは、様々な有機化合物を変換する触
媒または触媒担体として使用することが可能な触媒特性を有する。
【0073】 それらは種々の酸化反応に多数応用され、具体的な酸化としては、トルエン等
の芳香族化合物の不均化、脂肪族カルボニル化合物またはオレフィンの転化、芳
香族化合物のヒドロキシル化、芳香族化合物のホルミル化、オレフィンのエポキ
シ化、または有機化合物の環化がある。
【0074】 本発明に関わるゼオライトの1つの好ましい応用は、フェノール化合物をヒド
ロキシル化するのに使用するものである。
【0075】 本発明の方法は、反応条件下にある媒体に溶解性のあるフェノール化合物に有
利に応用できる。
【0076】 明らかに、ある程度の溶解性の欠如は許容されるが、好ましくは、フェノール
化合物は90重量%以上は溶解する必要がある。
【0077】 本発明は、一般式(III)のフェノール化合物に応用可能である。
【0078】
【化2】 式(III)中、 ・R、R、R、Rは同一であるか異なってもよく、水素原子または何
らかの置換基を表し、 ・2つの隣り合う炭素原子上に位置する2つの基RおよびR、および/ま
たは、RおよびRはそれらを担う炭素原子と共に環を形成することができ、 ・R’は水素原子、または1個〜24個の炭素原子を含有する炭化水素基を表
し、飽和または不飽和で線状または枝分かれした非環式脂肪族基、飽和または不
飽和で単環式または多環式環状脂肪族基、または、飽和または不飽和で線状また
は枝分かれした環状置換基をもつ脂肪族基であってもよい。
【0079】 「環状置換基」という用語は、一般に4個〜7個の炭素原子、好ましくは、6
個の炭素原子をもつ、飽和、不飽和、または、芳香族炭素環を意味する。
【0080】 本発明の方法は、一般式(III)のどんなフェノール化合物、より詳しくは
、一般式(III)においてR’が、 ・水素原子、 ・1個〜6個の炭素原子、好ましくは、1個〜4個の炭素原子、より具体的に
はメチル基またはエチル基を含有する線状または枝分かれしたアルキル基、 ・シクロヘキシル基 ・ベンジル基 を表すフェノール化合物に応用可能である。
【0081】 式(III)のフェノール化合物は、1個または複数の置換基、R、R
、または、Rを持っていてもよい。置換基の例を以下に示すがこのリスト
は何ら限定する性質のものではない。どのような置換基も所望の製品を妨害しな
い限り環上に存在してもかまわない。
【0082】 本発明の方法は、好ましくは、式(III)のフェノール化合物に適用する。
式中、 ・R、R、R、Rは、同一であるか異なってもよく、以下の基の1つ
であるRを表す。
【0083】 ・水素原子、 ・1個〜6個の炭素原子、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル等の1個〜4個の炭素原子を含有する線
状または枝分かれしたアルキル基、 ・2個〜6個の炭素原子、好ましくは、ビニル、アリル等の2個〜4個の炭素
原子を含有する線状または枝分かれしたアルケニル基、 ・1個〜6個の炭素原子、好ましくは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ等の1個〜4個の炭素原子を含有する線状または枝分か
れしたアルコキシ基、 ・2個〜6個の炭素原子を含有するアシル基、 ・以下の式を有する基 −R−OH −R−COOR −R−X −R−CF
【0084】 これらの式中、Rは、原子価結合またはメチレン、エチレン、プロピレン、
イソプロピレン、イソプロピリデン等の1個〜6個の炭素原子を含有する線状ま
たは枝分かれした飽和または不飽和の2価の炭化水素を表し、Rは、水素原
子または1個〜6個の炭素原子を含有する線状または枝分かれしたアルキル基を
表し、Xは、ハロゲン原子、好ましくは、塩素原子、臭素原子、またはフッ素原
子を表わす。
【0085】 ・R、R、R、Rは、同一であるか異なってもよく、以下のより複雑
な基の1つであるRを表す。
【0086】 ・炭素原子4個〜7個を含有する、好ましくはシクロヘキシル基である飽和ま
たは不飽和の炭素環式の基、 ・次式を有する基、
【0087】
【化3】 ただし、Rは、原子価結合またはメチレン、エチレン、プロピレン、イソプロ
ピレン、イソプロピリデン等の1個〜6個の炭素原子を含有する線状または枝分
かれした飽和または不飽和の2価の炭化水素を表し、Rは、上記の意味を有し
、mは、0〜4の整数、 ・R−A−Rの基、ただし、Rは上記の意味を有し、Rは、1個〜6
個の炭素原子を含有する線状または枝分かれしたアルキル基または次式を有する
基であり、
【0088】
【化4】 Aは、以下の基の1つを表す。
【0089】
【化5】 式中、Rは、水素原子、または、炭素原子1個〜4個を含有するアルキル基、
シクロヘキシル基またはフェニル基を表す。
【0090】 ・2つの隣り合わせの炭素原子上にある2つの基RおよびR、および/ま
たは、RおよびRはそれらを担う炭素原子と共に4個〜7個の炭素原子、好
ましくは6個の炭素原子を含有する不飽和または芳香族炭素環を形成することが
できる。
【0091】 式(III)を有する化合物例の詳細は、式(III)を有するものであって
、式中、 ・R’は水素原子を表し、 ・R、R、R、Rは、同一であるか異なってもよく、以下の基の1つ
を表す。
【0092】 ・水素原子、 ・1個〜4個の炭素原子を含有する線状または枝分かれしたアルキル基、 ・1個〜4個の炭素原子を含有する線状または枝分かれしたアルコキシ基、 ・ヒドロキシル基、 ・ハロゲン原子、 ・−CF基、 ・シクロヘキシル基、 ・フェニル基 ・2つの隣り合わせの炭素原子上にある2つの基RおよびR、および/ま
たは、RおよびRはそれらを担う炭素原子と共にベンゼン環を形成すること
ができる。
【0093】 より好ましくは、式中R’が水素原子を表し、R、R、R、Rの基の
1つがヒドロキシル基、メチル基またはメトキシ基を表し、他の3つが水素原子
を表す式(III)の化合物を選択する。
【0094】 本発明の方法に使用することができる式(III)を有するフェノール化合物
の実例で、より詳細に述べることができるものには以下のものがある。
【0095】 ・フェノールまたはアニソール等、式中のR、R、R、Rが水素原子
である式(III)のもの。
【0096】 ・o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、2−メトキシフェノー
ル、2−エチルフェノール、3−エチルフェノール、2−プロピルフェノール、
2−s−ブチルフェノール、2−t−ブチルフェノール、3−t−ブチルフェノ
ール、4−t−ブチルフェノール、2−メトキシフェノール、3−メトキシフェ
ノール、4−メトキシフェノール、サリチル酸メチル、2−クロロフェノール、
3−クロロフェノール、4−クロロフェノール等、ベンゼン環上に置換基を有す
る式(III)のもの。
【0097】 ・2,3−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメ
チルフェノール、3,5−ジメチルフェノール、2,3−ジクロロフェノール、
2,5−ジクロロフェノール、2,6−ジクロロフェノール、3,5−ジクロロ
フェノール、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、3,5−ジ−t−ブチルフェ
ノール等、ベンゼン環上に2つの置換基を有する式(III)のもの。
【0098】 ・2,3,5−トリメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、
2,3,5−トリクロロフェノール、2,3,6−トリクロロフェノール等、ベ
ンゼン環上に3つの置換基を有する式(III)のもの。
【0099】 ・1−ヒドロキシナフタレン等、式中のRおよびRがベンゼン環を形成す
る式(III)のもの。
【0100】 ・2−フェノキシフェニル、3−フェノキシフェニル等、式中のRがR
イプの基を表す式(III)のもの。
【0101】 本発明の方法に使用することができる式(III)のフェノール化合物で列挙
可能な非限定例としては、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、およ
びp−クレゾールがある。
【0102】 本発明の方法に従えば、ヒドロキシル化の工程は式(III)のフェノール化
合物、過酸化水素およびゼオライト系触媒を必要とする。
【0103】 本発明で使用する過酸化水素は、水溶液または有機系溶液の形態があり得る。 水溶液は市販で容易に入手できるのでそれを使用するのが好ましい。
【0104】 過酸化水素水溶液の濃度は重要ではない。例えば、Hの濃度が20重量
%〜70重量%の過酸化水素水溶液を使用することが可能である。
【0105】 便利さの理由から、過酸化水素は希薄溶液を使用するのが好ましい。その濃度
は、有利には、20重量%〜40重量%の範囲でよい。
【0106】 過酸化水素の量は、式(III)のフェノール化合物のモル当たりH
モルまで可能である。
【0107】 しかしながら、工業的に容認できる収率を得るためには、過酸化水素/式(I
II)のフェノール化合物のモル比0.01〜0.4、好ましくは、0.1〜0
.25を使用するのが好ましい。
【0108】 本発明の方法に従えば、反応は水性媒体中で行う。 水の大部分は反応開始時に加えその他の部分は過酸化水素溶液によって供給さ
れる。
【0109】 水の全含有量は、式(III)のフェノール化合物に対する表示で、30重量
%と100重量%の間、好ましくは、40重量%と70重量%の間であればよい
【0110】 本発明の方法で使用することができるゼオライト系触媒の量は、幅広い限度内
で様々に変えることができる。
【0111】 工程を1回毎に行う場合、この触媒は、使用する式(III)のフェノール化
合物に対して、0.1重量%〜25重量%、好ましくは、3重量%〜10重量%
であればよい。しかしながら、例えば、式(III)のフェノール化合物と過酸
化水素溶液の混合物を固定触媒床で反応させることによって、工程を連続的に行
う場合は、これらの触媒/式(III)のフェノール化合物の比は意味をなさず
、与えられた瞬間ごとに、式(III)のフェノール化合物に対して過剰量の重
量の触媒が存在することとなろう。
【0112】 式(III)のフェノール化合物をその化合物用の溶媒中でヒドロキシル化す
ることもまた可能であり、その溶媒は水と混和性または水と一部混和性であるこ
とが好ましい。
【0113】 列挙可能なそうした溶媒の例としては、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、t−ブタノール等のアルコール類、アセトンまたはメチルイソブチ
ルケトン等のケトン類、アセトニトリル等のニトリル類、酢酸等のカルボン酸類
、酢酸プロピル等のカルボン酸エステル類、メチルt−ブチルエーテル等のエー
テル類、テトラヒドロチオフェンジオキシド(スルホラン)、エチレングリコー
ル炭酸エステル、プロピレングリコール炭酸エステル,N−メチルピロリドン等
の極性の非プロトン性溶媒がある。
【0114】 本発明の方法に従えば、式(III)のフェノール化合物をヒドロキシル化す
る温度は、45℃〜150℃の範囲内があり得る。
【0115】 本発明の方法を変更して温度を50℃と120℃の間となるようにするのが好
ましく、約80℃を選択するのが一層好ましい。 反応は、有利には、大気圧で行う。 より高温および大気圧より高い圧力で操作することもまた可能である。
【0116】 実施上の観点から、本発明の方法は、連続して行うのも1回ごとに行うのも簡
単である。
【0117】 種々の反応物、式(III)のフェノール化合物および触媒はどのような順番
で加えても好ましい。 反応媒体を所望の温度に加熱し、次いで過酸化水素溶液をゆっくりと加える。
【0118】 反応の終了時点で、ゼオライト系触媒を従来の固/液分離技術を用い、好まし
くは、ろ過によって分離し、続いて、非変換のフェノール化合物を、通常の手段
を用いて、特に蒸留によって、ヒドロキシル化した生成物から分離し反応系に戻
す。
【0119】 ここで本発明の実施例を示す。
【0120】 以下の実施例1〜7は本発明を説明するものであってその範囲を何ら限定する
ものではない。
【0121】 実施例 実施例中には以下の略語を使用する。
【0122】 ・TEOS=ケイ酸テトラエチル ・TBOT=o−チタン酸テトラブチル ・TPAOH=水酸化テトラプロピルアンモニウム ・TPABr=臭化テトラプロピルアンモニウム ・シリカライト−1=チタンシリカライトに相当するゼオライトであるが、そ
の骨格にはケイ素のみを含有する TT=(変換した過酸化水素のモル数)/(加えた過酸化水素のモル数) % RTHQ=(生成したヒドロキノンのモル数)/(変換した過酸化水素のモル
数) % RTPC=(生成したピロカテキンのモル数)/(変換した過酸化水素のモル
数) %
【0123】 実施例1 TiO−SiOキセロゲル(Si/Ti=50)の調製 TEOS42gを0.05mol/l塩酸水溶液14.5gによって、その混
合物を周囲温度で1時間撹拌して、加水分解した。
【0124】 その溶液を次に0℃まで冷やし、次いでTBOT1.36gおよびイソプロパ
ノール8.16gを含有する溶液を滴下しながら添加した。
【0125】 添加に続いて、その溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、70℃で2時間
撹拌してアルコール(加水分解で遊離したアルコール+イソプロパノール)を除
去した。
【0126】 得られた透明なゾルを、20重量%のTPAOH水溶液4.0gを加えてゲル
化させた。 そのゲルを、次に110℃で一夜オーブン乾燥した。
【0127】 調製したTiO−SiOキセロゲルは、使用前に乳鉢の中で細かくすりつ
ぶした。
【0128】 チタノゼオシライトの調製 水9.6g、TPABr4.25gおよびNHF0.6gを含有する水溶液
を準備した。
【0129】 この溶液に、シリカライト−1種晶0.16gを加え、次いで調製したTiO −SiO8.0gを加えた。 この含浸したキセロゲルを約10分間撹拌した。
【0130】 シリカ1モルに対するこの反応混合物のモル組成は以下の通りであった。
【0131】 1SiO:0.02TiO:0.12TPABr:0.12NHF:4
O:2%種晶 反応混合物を、次に、内部をポリテトラフルオロエタンで被覆してあるオート
クレーブに入れて、170℃に加熱し、5日間撹拌して(回転式オーブン)、結
晶化させた。
【0132】 結晶化の後、固相をろ過して分離し、水で洗って、80℃で乾燥した。 550℃で7時間焼成した後、固相をX線回折スペクトルによって同定した。
【0133】 得られたチタノゼオシライトは、寸法が約0.6μm×1.2μm×2.6μ
mのプリズム状結晶の形状をしていた。
【0134】 得られた固体の化学分析によると、1.32%がチタンであることが示された
【0135】 実施例2 TiO−SiOキセロゲル(Si/Ti=60)の調製 TEOS42gを0.05mol/l塩酸水溶液14.5gによって、その混
合物を周囲温度で1時間撹拌して、加水分解した。
【0136】 その溶液を次に0℃まで冷やし、次いでTBOT1.13gおよびイソプロパ
ノール6.8gを含有する溶液を滴下しながら添加した。
【0137】 添加に続いて、その溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、70℃で1時間
撹拌してアルコール(加水分解で遊離したアルコール+イソプロパノール)を除
去した。
【0138】 得られた透明なゾルを、20重量%のTPAOH水溶液3.0gを加えてゲル
化させた。 そのゲルを、次に110℃で一夜オーブン乾燥した。
【0139】 調製したTiO−SiOキセロゲルは、使用前に乳鉢の中で細かくすりつ
ぶした。
【0140】 チタノゼオシライトの調製 水4.8g、TPABr2.125gおよびNHF0.3gを含有する水溶
液を準備した。
【0141】 この溶液に、シリカライト−1種晶0.08gを加え、次いで、調製したTi
−SiO4.0gを加えた。
【0142】 撹拌を約10分間行った。
【0143】 シリカ1モルに対するこの反応混合物のモル組成は以下の通りであった。
【0144】 1SiO:0.0166TiO:0.12TPABr:0.12NH
:4HO:2%種晶 反応混合物を、次に、内部をポリテトラフルオロエタンで被覆してあるオート
クレーブに入れて、170℃に加熱し、4日間撹拌して(回転式オーブン)、結
晶化させた。
【0145】 結晶化の後、固相をろ過して分離し、水で洗って、80℃で乾燥した。 550℃で7時間焼成した後、固相をX線回折スペクトルによって同定した。
【0146】 得られたチタノゼオシライトは、寸法が約0.4μm×1.0μm×2.0μ
mのプリズム状結晶の形状をしていた。
【0147】 得られた固体の化学分析によると、1.19%がチタンであることを示した。
【0148】 実施例3 TiO−SiOキセロゲル(Si/Ti=30)の調製 TEOS42gを0.05mol/l塩酸水溶液14.5gによって、その混
合物を周囲温度で1時間撹拌して、加水分解した。
【0149】 その溶液を次に0℃まで冷やし、次いでTBOT2.26gおよびイソプロパ
ノール13.6gを含有する溶液を滴下しながら添加した。
【0150】 添加に続いて、その溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、70℃で2時間
30分撹拌してアルコール(加水分解で遊離したアルコール+イソプロパノール
)を除去した。
【0151】 得られた透明なゾルを20重量%のアンモニア水溶液の1gを加えてゲル化さ
せた。 そのゲルを次に110℃で一夜オーブン乾燥した。
【0152】 調製したTiO−SiOキセロゲルは使用前に乳鉢の中で細かくすりつぶ
した。
【0153】 チタノゼオシライトの調製 水4.8g、TPABr2.65gおよびNHF0.375gを含有する水
溶液を準備した。
【0154】 この溶液に、シリカライト−1種晶0.08gを加え、次いで調製したTiO −SiO4.0gを加えた。
【0155】 撹拌を約10分間行った。
【0156】 シリカ1モルに対するこの反応混合物のモル組成は以下の通りであった。
【0157】 1SiO:0.033TiO:0.15TPABr:0.15NHF:
4HO:2%種晶 反応混合物を、次に、内部をポリテトラフルオロエタンで被覆してあるオート
クレーブに入れて、170℃に加熱し、5日間撹拌して(回転式オーブン)、結
晶化させた。
【0158】 結晶化の後、固相をろ過して分離し、水で洗って、80℃で乾燥した。 550℃で7時間焼成した後、固相をX線回折スペクトルによって同定した。
【0159】 得られたチタノゼオシライトは、寸法が約0.3μm×0.8μm×2.0μ
mのプリズム状結晶の形状をしていた。
【0160】 得られた固体の化学分析によると、1.60%がチタンであることを示した。
【0161】 実施例4 中央に撹拌機、ガスタンクにつないである冷却剤、調節可能な加熱装置および
注入装置を備えた50cmのパイレックス(登録商標)ガラス製反応器に以下 のものを仕込んだ。
【0162】 ・フェノール13.2g ・水8.0g ・実施例3で調製したチタノゼオシライト0.8g それを撹拌しながら80℃まで加熱し、続いて30重量%の過酸化水素水溶液
3.8gを2時間かけて注入した。
【0163】 3時間30分の反応後、過酸化水素は完全に消費されていた(ヨウ素還元滴定
による測定)。
【0164】 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によってジフェノール類を測定したと
ころ以下の結果が得られた。 ・変換したHと比べた(RT)ピロカテキンの収率:29.2% ・変換したHと比べた(RT)ヒドロキノンの収率:42.1% ・ジフェノール全体の収率:72%
【0165】 実施例5 チタノゼオシライトを実施例1によるものから実施例3によるものに置き換え
て、実施例4を繰り返した。
【0166】 1時間30分後過酸化水素の消費は完了した。
【0167】 過酸化水素の約17%が分解して酸素になっていた。
【0168】 以下の結果が得られた。 ・変換したHと比べた(RT)ピロカテキンの収率:29.1% ・変換したHと比べた(RT)ヒドロキノンの収率:38.9% ・ジフェノール全体の収率:68%
【0169】 実施例6 以下のものを実施例4で説明した装置に仕込んだ。 ・フェノール13.2g ・水8.0g ・実施例2で調製したチタノゼオシライト0.8g
【0170】 それを撹拌しながら80℃まで加熱し、続いて30重量%の過酸化水素水溶液
3.0gを注入した。
【0171】 3時間の反応後、過酸化水素は完全に消費されていた。
【0172】 HPLCによってジフェノール類を測定したところ、以下の結果が得られた。 ・変換したHと比べた(RT)ピロカテキンの収率:32.9% ・変換したHと比べた(RT)ヒドロキノンの収率:37.1% ・ジフェノール全体の収率:70%
【0173】 実施例7 チタノゼオシライト1.2gを使用して実施例4を繰り返した。
【0174】 2時間の反応後、過酸化水素は完全に消費されていた。
【0175】 HPLCによってジフェノール類を測定したところ、以下の結果が得られた。 ・変換したHと比べた(RT)ピロカテキンの収率:31% ・変換したHと比べた(RT)ヒドロキノンの収率:39% ・ジフェノール全体の収率:70%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 37/60 C07C 37/60 39/08 39/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 フアシユ,エリツク フランス国、エフ−69300・カリユイー ル・エ・キユイール、シユマン・デ・プテ イツト・ブロス、33・アー (72)発明者 コンスタンテイニ,ミシエル フランス国、エフ−69003・リヨン、リ ユ・ドユ・ドクトウール・ボノム、10 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA08 BA07A BA07B BC50A BC50B CB70 DA05 FB08 ZA37A ZA37B ZB01 ZB04 ZC01 ZC04 4G073 BA20 BA63 BA75 BA80 BB02 BB04 BB06 BB44 BB48 BB58 BB66 BB69 BB70 BD06 BD07 CD01 CZ49 CZ54 FB11 FB42 FC13 FD14 FD15 FD17 FD24 GA03 GA08 GA12 GA14 UA01 UA02 4H006 AA02 AC42 BA71 BA81 BA85 BE32 DA15 DA20 DA40 DA46 DA50 FC52 FE13 4H039 CA60 CC30

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MFIタイプのチタノゼオシライトを製造する方法であって
    、 少なくともケイ素元素とチタン元素を含む無定形キセロゲル(TiO−Si
    )に少なくとも1種の鋳型および少なくとも1種のF移動化剤を含む溶液
    を含浸させること、 その反応混合物をゼオライトの結晶化温度まで加熱すること、 次いで、得られたゼオライトを取り出し焼成すること からなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ケイ素源を酸性媒体中で加水分解し、チタン源を加えてゾル
    を生成させ、塩基を加えるか、または、加熱することによりそれをゲル化させ、
    最後に前記ゲルを乾燥させることによりキセロゲルを調製することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ケイ素源が、アルキルケイ酸エステル、好ましくはケイ酸テ
    トラエチルであり、チタン源が、o−チタン酸アルキル、好ましくはo−チタン
    酸テトラエチルまたはo−チタン酸テトラブチルであることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 キセロゲルのTiO/SiOモル比が、好ましくは30
    〜200の範囲、より好ましくは35〜100の範囲であることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 チタン源を、有機溶媒、好ましくは低炭素数のアルコール、
    より好ましくはイソプロパノールを加えることによって希釈することを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 得られる溶液のpHが約5〜約7の範囲となる量の塩基を加
    えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 使用する塩基が、無機物由来の塩基、好ましくはNHOH
    または、有機物由来の塩基、好ましくは水酸化第四級アンモニウムであることを
    特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 キセロゲルの比表面積が、400m/g〜700m/g
    の範囲にあることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 キセロゲルの細孔容積が、0.25cm/g〜0.5cm /gの範囲であり、その細孔容積の80%が3Å〜20Åのミクロ細孔で構成
    されていることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 含浸溶液中に導入するF移動化剤が、フッ化水素酸、ま
    たは、NHF、NHHF、NH(CF等の塩、または、SiF 、(NHSiF、(NHTiF等の加水分解して反応混合物
    中にフッ化物アニオンを遊離することができる化合物またはこれらの類似物であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 含浸溶液中に導入する鋳型が、水酸化テトラアルキルアン
    モニウム、好ましくは水酸化テトラプロピルアンモニウムまたは水酸化テトラブ
    チルアンモニウムであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 含浸溶液中に導入する鋳型が、アミン、好ましくはジプロ
    ピルアミンまたはトリプロピルアミンまたはジブチルアミンまたはトリブチルア
    ミンであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 含浸溶液中に導入する鋳型が、ハロゲン化テトラアルキル
    アンモニウム、好ましくはハロゲン化テトラプロピルアンモニウムまたはハロゲ
    ン化テトラブチルアンモニウム、より好ましくは臭化物または塩化物であること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 HO/SiO比が、10未満、好ましくは3〜10の
    範囲、より好ましくは4〜6の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 F/SiOのモル比が、0.05〜1.0の範囲、好
    ましくは0.05〜0.5の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方法
  16. 【請求項16】 Q/SiO比(ただし、Qは有機鋳型を表す)が、0.
    04〜1.0の範囲、好ましくは0.05〜0.5の範囲、より好ましくは0.
    10〜0.45の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 ゼオライトが、キセロゲルを、撹拌しながら、90℃〜2
    10℃の範囲、好ましくは120℃〜190℃の範囲、より好ましくは150℃
    〜170℃の範囲の温度で加熱することによって結晶化するものであることを特
    徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 結晶化種晶を添加することを特徴とする請求項17に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 得られた物質を、大気圧または1mm水銀と大気圧の間の
    減圧下、好ましくは50℃と120℃間の温度で乾燥することを特徴とする請求
    項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 乾燥した物質を、好ましくは空気中で、少なくとも350
    ℃、または400℃〜600℃の範囲、好ましくは450℃〜550℃の範囲の
    温度で焼成することを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の方法
  21. 【請求項21】 ケイ素酸化物およびチタン酸化物に基づくMFIタイプの
    構造をもつチタノゼオシライトであって、焼成後、次式、 Si(96−x)Ti192 (I) (ただし、xは0.1〜6の範囲、好ましくは、0.1〜4の範囲)を有し、焼
    成後にフッ素を0.01重量%〜0.8重量%含有し、斜方晶結晶系であり、表
    (I)に規定するX線回折図を示すチタノゼオシライト。 【表1】
  22. 【請求項22】 結晶が、以下の平均寸法、 厚さ、0.1μmと5μmの間、好ましくは、0.2μmと1μmの間、 長さ、0.5μmと20μmの間、好ましくは、1μmと5μmの間、 幅、0.3μmと15μmの間、好ましくは、0.5μmと2.5μmの間 を有するプリズム状ロッドの形状をしていることを特徴とする請求項21に記
    載のチタノゼオシライト。
  23. 【請求項23】 請求項21または請求項22で定義したゼオライトの、様
    々な有機化合物を変換するための触媒または触媒担体としての使用。
  24. 【請求項24】 請求項1から22のいずれか一項に記載した方法で得たゼ
    オライトの、様々な有機化合物を変換するための触媒または触媒担体としての使
    用。
  25. 【請求項25】 有効量のゼオライトが存在する中で過酸化水素を用いてフ
    ェノール化合物をヒドロキシル化する工程における請求項23または請求項24
    に記載の使用。
  26. 【請求項26】 フェノール化合物が、一般式(III) 【化1】 を有し、式(III)中、 R、R、R、Rは同一であるか異なってもよく、水素原子または何ら
    かの置換基を表し、 2つの隣り合う炭素原子上に位置する2つの基RおよびR、および/また
    は、RおよびRはそれらを担う炭素原子と共に環を形成することができ、 R’は水素原子、または1個〜24個の炭素原子を含有する炭化水素基を表し
    、飽和または不飽和で線状または枝分かれした非環式脂肪族基、飽和または不飽
    和で単環式または多環式環状脂肪族基、または、飽和または不飽和で線状または
    枝分かれした環状置換基をもつ脂肪族基であってもよいことを特徴とする請求項
    25に記載の使用。
  27. 【請求項27】 フェノール化合物がフェノールであることを特徴とする請
    求項26に記載の使用。
  28. 【請求項28】 触媒が、使用する式(III)のフェノール化合物の0.
    1重量%〜25重量%、好ましくは3重量%〜10重量%であることを特徴とす
    る請求項25から27のいずれか一項に記載の使用。
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