JP2002526221A - 石灰の沈着を表示するアイロン - Google Patents

石灰の沈着を表示するアイロン

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JP2002526221A JP2000574334A JP2000574334A JP2002526221A JP 2002526221 A JP2002526221 A JP 2002526221A JP 2000574334 A JP2000574334 A JP 2000574334A JP 2000574334 A JP2000574334 A JP 2000574334A JP 2002526221 A JP2002526221 A JP 2002526221A
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デー ズヴァネンブルク ホトウィン
エス ネオ ヘング
カー ヤップ コク
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    • D06F75/00—Hand irons
    • D06F75/08—Hand irons internally heated by electricity
    • D06F75/10—Hand irons internally heated by electricity with means for supplying steam to the article being ironed
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    • D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 石灰沈着の表示器(32)を有するスチームアイロンである。この目的のために、スチームアイロンの累積使用時間を測定するタイマー(30)と、累積使用時間が予め定められたしきい値を超えたときに表示器(32)を作動させる手段(10)が設けられている。タイマー(30)はスチームアイロンの使用時間を測定する。累積使用時間は、蒸気チャンバー(18)および蒸気排出口(22)内のスケールの堆積量を示す。累積使用時間がしきい値を超えたとき、石灰沈着表示器(32)が、使用者に自己清掃動作を行うよう警告する。使用時間測定の改善は、蒸気発生中のみの使用時間を累積することにより得られる。さらなる改善が、蒸気発生量に依存する重み付け因子を有する累積使用時間の修正によって得られる。蒸気発生量が高くなると、使用時間の累積の進行がより早くなる。この他、重み付け因子は、蒸気を発生させるための水の硬度に依存するものとしても良い。石灰沈着の表示器を作動させるしきい値を、水の硬度に依存したものとすることもまた可能である。水の軟度が高くなると、自己清掃を行うことのできる間隔が長くなる。水の硬度は、使用者がダイヤル(34)でセットすることにより、あるいは隠されたスイッチを販売店がセットすることにより補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は石灰の沈着を表示するスチームアイロンに関するものである。こうし
たスチームアイロンは、PCT国際特許出願公開WO95/16378より公知である。本発
明は、スチームアイロンの蒸気チャンバーおよび蒸気排出口における無機物の堆
積、しばしば石灰の沈着またはスケールの発生と称されるものの影響を考慮した
ものである。これらの領域において、いわゆる硬水による装置内での無機物の堆
積は、内部の水を摂氏約68℃以上に加熱する場合には不可避のものである。コー
ヒーメーカーにおいては、石灰の沈着は導水管中の水の流れを妨げ、それによっ
て、コーヒーメーカーを、スケールを除去するために、例えば酢を用いて定期的
に清掃しなければならない。実際には、使用者はこうした装置の定期的な石灰等
の除去を忘れがちである。長期間に亘る厚いスケール堆積層は過熱を引き起こし
、装置が発火することがある。スチームアイロンでは、同様の問題が生じ得る。
使用者は、蒸気チャンバーおよび蒸気排出口の壁面から堆積したスケールを除去
するための自己清掃動作を期待する。この目的のために、使用者は加熱されたア
イロンの電源コードをACコンセントから抜き、アイロンを冷水で満たさなければ
ならない。蒸気チャンバーおよび蒸気排出口の加熱された壁面における、冷水に
よる熱ショックが、壁面からの薄い石灰沈着層の除去を生じさせる。スチームア
イロンの使用者も、こうした自己清掃動作を定期的に行うことを忘れがちである
。
【０００２】 使用者に対して、石灰の沈着がある限界に達し、装置を清掃しなければならな
いことを警告するための、多くの解決策が考案されている。前記のPCT国際特許
出願公開WO95/16378においては、加熱された水の温度の測定と、初期温度との比
較を繰り返し行っている。温度差が与えられた値を越えた場合、装置内で石灰の
沈着が生じたことを音響または視覚による信号で示す。ドイツ特許出願公開第32
23969号は、冷水を加熱する時間を測定するためのタイマーを有するコーヒーメ
ーカーを開示する。導水管に石灰が沈着したとき、この時間は長くなり、この時
間が所定値を超えたときに、石灰沈着の表示器が作動する。しかしながら、これ
ら公知の技術は、最初に決められた体積の冷水を必要としており、冷水の温度お
よび体積が固定されておらず変化するようなスチームアイロンには適していない
。
【０００３】 それゆえ、本発明の目的は、適切な石灰沈着の表示を行うスチームアイロンを
提案することにある。この目的のために、石灰の沈着を表示するスチームアイロ
ンは、石灰の沈着を表示する表示器と、当該スチームアイロンの累積使用時間を
計測するタイミング手段と、前記累積使用時間が予め定められたしきい値レベル
を超えたときに前記表示器を作動させる手段とを具えることを特徴とする。
【０００４】 タイミング手段はスチームアイロンの使用時間を計測する。累積使用時間は蒸
気チャンバーおよび蒸気排出口内に堆積したスケールの量を示す。累積使用時間
がしきい値を超えたとき、石灰沈着表示器が、使用者に自己清掃動作を行うよう
警告する。使用時間の改善は、蒸気発生中のみの使用時間を累積することにより
得られる。さらなる改善が、蒸気発生量に依存する重み付け因子を有する累積使
用時間の修正によって得られる。蒸気発生量が高くなると、使用時間の累積の進
行がより早くなる。この他、重み付け因子は、蒸気を発生させるための水の硬度
に依存するものとしても良い。石灰沈着の表示器を作動させるしきい値を、水の
硬度に依存したものとすることもまた可能である。水の軟度が高くなると、自己
清掃を行う間隔が長くなる。水の硬度は、使用者がダイヤルでセットすることに
より、あるいは隠されたスイッチを販売店がセットすることにより選択が可能で
ある。
【０００５】 本発明のこれらおよび他の特徴は、添付図面を参照して、後述する本発明の例
示的な実施形態の記載より明らかになるであろう。
【０００６】 本スチームアイロンはソールプレート２を有し、このソールプレート２は電気
式加熱要素４によって加熱される。ソールプレート２の温度は温度センサ６、例
えば正(PTC)または負(NTC)の温度係数を有する抵抗であり、ソールプレート２と
熱的に結合している。温度調節ダイヤル８により、所望のソールプレート温度に
調節することができる。制御ユニット10はソールプレート２の温度と所望の温度
とを比較し、それによってヒーター４を制御する。従来のサーモスタットのよう
な他の制御システムとすることも可能である。蒸気は蒸気発生部12で生成され、
蒸気発生部12は水タンク14、水ポンプ16およびソールプレート２により加熱され
る蒸気チャンバー18を具える。水ポンプ16は、制御ユニット10からのポンプ信号
ASの命令の下に、水を水タンク18からホース20を通して蒸気チャンバー18へと圧
送する。蒸気チャンバー18内の水は蒸発してソールプレート２内の蒸気排出口22
を通して排出される。蒸気の割合はダイヤル26によって調節される。本スチーム
アイロンは、ハンドグリップ28に組み込まれたハンドセンサ24、例えば容量型セ
ンサをさらに有する。ハンドセンサ24は、本スチームアイロンが使用中であるか
否かを制御ユニットへ送信する。制御ユニット10は本スチームアイロンの使用時
間を測定するタイマー30を具える。タイマー30はクロックパルスジェネレータお
よび、クロックパルスをカウントするカウンタを具える。タイマーは、カウンタ
が所定のクロックパルスをカウントしたときに、スケールまたは石灰の沈着の表
示器32を作動させる。表示器32は、適切な場所に取り付けた発光ダイオード(LED
)としても良いが、液晶ディスプレイ(LCD)および／またはビーパーまたはブザー
のような他の表示システムとしても良い。水の硬度は、追加のダイヤル34を使用
者がセットすることにより、または本スチームアイロンの販売店の資格を有する
者が、本アイロン内部に取り付けた選択スイッチ（図示せず）をセットすること
により、タイマー30と関連付けることができる。本アイロンは、自己清掃動作の
ために使用者によって動作する押しボタン36をさらに有する。制御ユニット10お
よびタイマー30の電子回路は、交流コンセントから電源コード40を通して引き出
される直流供給電圧を受ける。バックアップ用のバッテリーまたはバックアップ
用のキャパシタ（図示せず）が、情報の保存および他の目的のために、直流供給
電圧を回路（図示せず）に供給するべく使用される。
【０００７】 本スチームアイロンの使用時、ハンドセンサ24はタイマー30へ信号を供給し、
タイマー30はクロックパルスのカウントを開始し、それによってアイロンの使用
時間を計測する。アイロンをコンセントから外したとき、カウント数が記録かつ
保存される。クロックパルスの累積回数が所定値、すなわちタイムアウト値を超
えたとき、タイマー30は表示器32を動作させ、それによって、使用者に、自己清
掃動作によってアイロン内のスケールを除去するように警告する。こうした自己
清掃動作の間、加熱したアイロンはACコンセントから外され、タンク14は冷水で
満たされ、また押しボタン36は押されている。押しボタン36は水ポンプ16を動作
させ、冷水を加熱された蒸気チャンバー18および加熱された蒸気排出口22へ圧送
される。蒸気チャンバー18の壁面および蒸気排出口22内の薄いスケール層の急激
な冷却は、この層を小片に破砕し、冷水の通過によって洗い流すこととなる。自
己清掃動作の後、タイマー30のカウントは新しいカウント動作のためにリセット
され、表示器32の動作は停止する。使用者により手動で操作する機械式ポンプお
よび弁のシステムもまた、水を水タンク14から蒸気チャンバー18へと送るのに使
用することができる。
【０００８】 使用時のタイミングは、蒸気が発生していないときにタイマー30のカウンタを
を停止するために、蒸気が発生しているか否かを検知することによって改善する
ことができる。これは、例えばポンプ信号ASをモニタすることによって達成可能
である。水ポンプ16が動作しているときに蒸気が発生し、そのためポンプ信号AS
は蒸気の発生を示す。
【０００９】 使用時のタイミングは、ダイヤル26で調整される蒸気の量に依存するクロック
パルスの計数を行うことによっても改善することができる。これによってタイマ
ー30は、蒸気発生量に依存した重み付け因子を有する累積時間の計測に適合する
ものとなる。蒸気発生量が低いときには、タイムアウト値に到達するように、よ
り多くのクロックパルスが用いられる。蒸気発生量が高いときには、より少ない
クロックパルスが用いられる。これにより、タイマー30は、より多くの蒸気が発
生する場合には、より早いスケールの堆積を許容することとなる。別の方法とし
ては、ダイヤル34により設定した水の硬度に依存する重み付け因子による時間の
重み付けがある。タイマー30のカウンターのタイムアウト値を水の硬度に依存さ
せることもまた可能であり、それによって硬水は軟水よりも早期にタイムアウト
を生じさせることとなる。
【００１０】 本発明は図示の実施形態に限定されるものではない。全ての電子的機能を、よ
り従来型の、これらに対応するものに置き換えても良い。例えばタイマー30を機
械式タイマーに置き換えても良く、水ポンプ16を手動式ポンプまたは弁に置き換
えても良い。温度制御には従来型のサーモスタットを採用しても良く、蒸気発生
量および／または水の硬度に依存するタイミングの重み付けを、タイマーの適切
な歯車機構によって達成させることとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明によるアイロンの一実施形態を模式的に示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Ｇｒｏｅｎｅｗｏｕｄｓｅｗｅｇ １， 5621 ＢＡ Ｅｉｎｄｈｏｖｅｎ， Ｔｈ ｅ Ｎｅｔｈｅｒｌａｎｄｓ (72)発明者 コク カー ヤップ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン ６ (72)発明者 シン カルディップ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン ６ Ｆターム(参考） 4L029 DA00 GB05 【要約の続き】 (34)でセットすることにより、あるいは隠されたスイッ チを販売店がセットすることにより補償される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 石灰の沈着を表示するスチームアイロンであって、石灰の沈着を
    表示する表示器と、当該スチームアイロンの累積使用時間を計測するタイミング
    手段と、前記累積使用時間が予め定められたしきい値レベルを超えたときに前記
    表示器を作動させる手段とを具えることを特徴とするアイロン。
  2. 【請求項２】 蒸気発生を表示する蒸気発生信号を生成する蒸気検出手段と、前
    記蒸気発生信号が蒸気発生を表示した場合にのみ前記累積使用時間が計測可能で
    あるタイミング手段とをさらに具えることを特徴とする、請求項１記載のスチー
    ムアイロン。
  3. 【請求項３】 蒸気発生量を検出する手段と、この蒸気発生量に依存した重み付
    け因子を有する前記累積使用時間を測定するのに適合して動作可能であるタイミ
    ング手段とをさらに具えることを特徴とする、請求項２記載のスチームアイロン
    。
  4. 【請求項４】 前記タイミング手段が、蒸気を発生させるための水の硬度に依存
    した重み付け因子を有する前記累積使用時間を測定するのに適合して動作可能で
    あることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか１項記載のスチームアイロン。
  5. 【請求項５】 蒸気を発生させるための水の硬度の、予め定められたしきい値レ
    ベルを調整する手段をさらに具えることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか
    １項記載のスチームアイロン。
JP2000574334A 1998-09-22 1999-09-13 石灰の沈着を表示するアイロン Pending JP2002526221A (ja)

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