JP2002525908A - 空間処理機能を有する通信ステーションでの周波数オフセットの存在下における基準信号発生方法 - Google Patents

空間処理機能を有する通信ステーションでの周波数オフセットの存在下における基準信号発生方法

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Abstract

(57)【要約】 アンテナ素子アレイ及び空間処理手段を有する通信ステーションに送信された変調信号から基準信号を発生させる方法であって、該方法は:アンテナ素子で受信された信号から、特定の遠隔ステーションによって送信された信号に対応するコピー信号を該特定の遠隔ステーションに対応する初期空間重みベクトルを用いて分離し;その端末コピー信号から受信アンテナ信号と実質的に同じ周波数オフセット及び時間アラインメントを持つ基準信号を決定し;受信アンテナ信号及び基準信号を使用する費用関数を最適化することにより新しい空間重みベクトルを計算する;ことよりなる。復調について、本発明方法は、さらに、変調信号の符号を抽出するステップを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (他の特許または特許出願との関係) 本願は、1996年10月11日出願の米国特許出願第08/729,390
号(発明の名称:「アンテナアレイ及び空間処理機能を用いた決定指向型復調方
法及びそのための装置」、発明者:バラット(Barratt)他、以下「親特
許」と称する)の一部継続出願である。この親特許は、参照によって本願に援用
される。 (技術分野) 本発明は、無線通信の技術に関し、特に周波数オフセットの存在下における空
間処理用の受信重みを決定するため、及び周波数オフセットの存在下で受信信号
を復調するために効果的に用いられる基準信号を得る技術に関する。
【0002】 (背景技術) 地域をセルに分割し、その各セルに各々のセル内の加入者機器(SU)(遠隔
端末、移動機器、移動局、加入者ステーションあるいは遠隔ユーザとも呼ばれあ
る)と通信するための基地局(BS)が設けられるセルラー無線通信方式は周知
である。本願発明者等は、以前、アンテナ素子アレイ及び空間処理手段を設けた
BSを有するセルラー方式を開示した。受信器として使用される場合、このアン
テナ素子アレイは、それぞれ全ての同一チャンネル信号と共に干渉信号やノイズ
を合成したものよりなる各信号の様々な変形を受信系統に導入する。多数のアン
テナがある場合、特定の遠隔ユーザからの関心対象信号とこれに干渉する同一チ
ャンネル信号(すなわち他の遠隔ユーザからの信号)との関係は、振幅及び位相
共、それらのアンテナは互いにある距離を隔てており、また場合によっては異な
る遠隔ユーザも互いにある距離を隔てているという両方の理由から、例えば考慮
すべき幾何学的要素によって各々のアンテナ信号で異なる。このようなアンテナ
アレイを使用して、受信信号の振幅及び位相に異なる重みを加えることによる空
間処理は、同一「慣用チャンネル」(すなわち周波数分割多重接続(FDMA)
システムにおける同一周波数チャンネル、時分割多重接続(TDMA)システム
における同一タイムスロット、符号分割多重接続(CDMA)システムにおける
同一コード、あるいはTDMA/FDMAシステムにおけるタイムスロット及び
周波数)を1つ以上の加入者機器に割り当てることが可能な空間分割多重接続(
SDMA)技術の可能性を含めて多くの長所が得られる。
【0003】 セルラー方式の例をいくつか挙げると、電波産業会(ARIB)の予備基準R
CR STD−28(第2版)(1995年12月)によって規定されたパーソ
ナル・ハンディホン・システム(PHS)プロトコルの改訂規約を使用するディ
ジタルシステム、及びオリジナルバージョン、DCS−1800と呼ばれる1.
8GHzバージョン、PCS−l900と呼ばれる北米の1.9GHzパーソナ
ル移動通信システム(PCS)バージョンを含むグローバル移動体通信システム
(GSM)プロトコルを使用するディジタルシステムがある。
【0004】 信号が遠隔機器から基地局へ送られる時(すなわち、通信がアップリンク方向
の時)(基地局は受信アンテナアレイを有し、受信アンテナアレイは、常にとは
限らないが、通常は送信用アンテナアレイと同じである)、受信アンテナアレイ
の各素子に受信される信号は、通常周波数逓減変換後(すなわちベースバンドで
)振幅及び位相共に受信重み(空間逆多重化重みとも呼ばれる)で加重されるよ
うになっており、この処理は空間逆多重化あるいは空間処理と呼ばれ、これらの
全ての受信重みは基地局へ送信する遠隔ユーザの受信空間シグネチャによって決
まる複素数の受信重みベクトルを決定する。受信空間シグネチャは、基地局アレ
イが全く干渉が存在しない状態でどのように特定の加入者機器から信号を受信す
るかを特徴付ける。本発明はセルラー方式におけるアップリンク通信の場合に関
連して説明するが、本発明の技術は周波数オフセットの影響を小さくすることが
望ましいディジタル変調信号用の全ての受信器の設計に適用可能なことは確かで
ある。
【0005】 本願では、アンテナアレイを使用するシステムにおいて、アンテナアレイ中の
各アンテナ素子からのアップリンクあるいは各アンテナ素子へのダウンリンクに
おけるベースバンド信号に加重することを空間処理と称する。いずれかの慣用チ
ャンネルに加入者機器が最大1しか割り当てられていない場合でも、空間処理は
効果的に用いられる。従って、本願でSDMAという用語は、1つの慣用チャン
ネル当たりのユーザが1より多い真の空間多重化と、1つの慣用チャンネル当た
り1ユーザのみによる空間処理の使用の両方の場合を含む意味で使用されるもの
とする。チャンネルという用語は、基地局と単一の遠隔ユーザとの間の通信リン
クを意味するものとし、従って、用語SDMAは、1慣用チャンネル当たり1チ
ャンネルの場合と、1慣用チャンネル当たりのチャンネルが1より多い場合の両
方について言うものとする。慣用チャンネル内にある複数のチャンネルは空間チ
ャンネルと呼ばれる。1慣用チャンネル当たり1より多い空間チャンネルで動作
することができるSDMAシステムの説明については、例えば、本願と所有者を
同じくする米国特許第5,515,378号(1996年5月7日発行)及び第
5,642,353号(1997年6月24日発行)、(発明者:ロイ.III
(Roy III)他、発明の名称:空間分割多重接続無線通信システム、両特
許共参照によって本願に援用される);及びやはり本願と所有者を同じくする米
国特許第5,592,490号(1997年1月7日発行、発明者:バラット(
Barratt)、発明の名称:スペクトル効率に優れた高容量無線通信システ
ム)を参照のこと。親特許には、1慣用チャンネル当たり1空間チャンネルしか
ないSDMAシステムにおける復調について記載されている。
【0006】 SDMAシステムは、システム容量及び信号品質を改善するための基礎技術と
して空間処理を用いる。親特許で、本願発明者等は受信アンテナ信号から基準信
号を得ること、及びその後その基準信号を用いてどのように空間逆多重化重みを
決定することができるかということを記載した。このようなシステムにおいては
、空間プロセッサの性能は下記を含む多くの要素によって決まる: ・入力信号対雑音比(SNR); ・干渉信号の数または搬送波対干渉信号比(CIR); ・ユーザ間の空間相関; ・基準信号品質。
【0007】 これらの各要素についてここで簡単に説明する。アンテナ素子の入力SNRは
、加入者機器の送信電力、アンテナ利得、経路損失及びその他のRF(高周波)
効果によって決定される。
【0008】 入力CIRは、加入者機器の送信電力、及び同じ慣用チャンネル(例えば同じ
周波数帯)を使用するかまたはそのチャンネルにエネルギーを放出する他のユー
ザ及び干渉信号の電力によって決定される。
【0009】 基準信号は、アンテナアレイ素子によって受信される信号のための逆多重化重
みを連続して得るために受信器で作り出される送信信号とそっくり同じ信号であ
る。基準信号の質はアンテナアレイのゼロ化能力を決定する。アップリンクの場
合、アンテナアレイのゼロ化能力の改善によって出力SINRの増加がもたらさ
れる。従って、基準信号の品質が改善されると、アップリンクにおけるBER性
能が改善される。基準信号の発生及び復調の質を改善することが本発明の課題で
ある。
【0010】 受信(コピー)重みは、入力信号のサンプル及び基準信号から求めすることが
できる。
【0011】 従って、アンテナアレイ及び空間処理機能を有する通信システム用の改善され
た復調及び基準信号発生方法並びにそのためのシステムが必要とされていること
は明白である。
【0012】 親特許には、変調方式から予測される位相を逆に入力信号の実際の位相に向け
て減少させることによって1サンプルずつ周波数オフセットを追跡するようにし
た復調器/基準信号ジェネレータの使用について説明されている。本発明はこれ
らの方法をさらに拡張した技術にある。
【0013】 (発明の開示) 本発明の目的は、アンテナアレイ及び空間処理機能を有する通信システム用の
基準信号発生方法を提供することにある。
【0014】 本発明のもう一つの目的は、アンテナアレイ及び空間処理機能を有する通信シ
ステム用の復調方法を提供することにある。
【0015】 本発明さらにもう一つの目的は、アンテナアレイ及び空間処理を適用するため
の手段を有する通信ステーションにおける空間処理用の重みを決定するための交
代投影法用の基準信号生発生法を提供することにある。
【0016】 要約すると、遠隔ステーションから通信ステーションに送信される信号の場合
、本発明の方法は、通信ステーションのアンテナアレイのアンテナ素子で受信さ
れた信号に特定の遠隔ステーションに対応する空間重みベクトルを用いて加重す
ることにより該特定の遠隔ステーションからの信号に対応するコピー信号を形成
するステップと、各サンプルポイント毎に同じサンプルポイントのコピー信号か
ら、該サンプルポイントのコピー信号から求めた位相を持ちかつ初期符号ポイン
トの位相が初期理想信号位相となるように設定される理想信号サンプルを構成す
ると共に、該理想信号サンプルの位相を該コピー信号サンプル位相に向けて減じ
て基準信号の位相を得ることにより基準信号のサンプルを求めるステップと、を
有する。空間重みベクトルは、最初はある初期重みベクトルであって、受信アン
テナ信号と基準信号から決定される。理想信号サンプルの位相は、既に位相が求
められた前のサンプルポイントの基準信号の位相及びコピー信号に基づく判断か
ら決定される。一実施態様においては、基準信号は順時間方向に求められ、また
別の実施態様では、基準信号サンプルが逆時間方向に求められる。一つの態様に
おいては、理想信号サンプルの位相をコピー信号bN(n)の位相にむけて減少
させる上記ステップは、コピー信号位相と理想信号位相との差のフィルタ形を加
えることに相当する。別の態様においては、理想信号サンプルの位相をコピー信
号の位相方向に減少させるステップは、理想信号サンプルにコピー信号と理想信
号との差のフィルタ形を加えることによって基準信号サンプルを形成することに
相当する。
【0017】 本発明のもう一つの態様では、遠隔ステーションからアンテナ素子アレイ及び
空間処理手段を有する通信ステーションへ送信される変調信号の基準信号を発生
させる方法が開示され、その方法は:アンテナ素子で受信された信号からその特
定の遠隔ステーションによって送信された信号に対応するコピー信号を該特定の
遠隔ステーションに対応する初期の空間重みベクトルを用いて分離するステップ
と;該遠隔ステーションの端末のコピー信号から受信アンテナ信号と実質的に同
じ周波数オフセット及び時間アラインメントを持つ基準信号を決定するステップ
と;受信アンテナ信号及び基準信号を用いた費用関数を最適化することによって
新しい空間重みベクトルを計算するステップと;を有する。復調に関しては、本
発明の方法は変調信号の符号を抽出するステップをさらに有する。上記コピー信
号を分離するステップ及び、多分に、基準信号発生ステップは、コピー信号を分
離するステップを繰り返す際に初期空間重みベクトルの代わりに以前に新しい重
みを計算するステップで求めた新しい空間重みベクトルを用いて少なくとも1回
以上繰り返し行うことができる。一実施態様においては、上記基準信号発生ステ
ップは、さらに、コピー信号の周波数オフセット及びタイミング・ミスアライン
メントを推定するステップと;コピー信号の周波数オフセット及びタイミング・
ミスアラインメントを補正して補正コピー信号を形成するステップと;を有する
。この態様では、上記基準信号決定ステップは実質的に補正コピー信号と同じ周
波数オフセット及びタイミング・アラインメントを持つ補正基準信号を合成する
ステップと;周波数オフセット及び時間ミスアラインメントを補正基準信号に適
用して受信アンテナ信号と同じ周波数オフセット及び時間ミスアラインメントを
持つ周波数オフセット・時間ミスアラインメント基準信号を形成するステップと
;を有する。
【0018】 一実施態様においては、上記基準信号を決定するステップは、一組の各サンプ
ルポイント毎に同じサンプルポイントのコピー信号から、該サンプルポイントの
コピー信号から求めた位相を持ちかつ初期符号ポイントの位相が初期理想信号位
相となるように設定される理想信号サンプルを構成するステップと;該理想信号
サンプルの位相を該コピー信号サンプル位相に向けて減じて基準信号の位相を得
るステップと;上記理想信号の位相を得るステップで決定された基準信号の位相
を持つ基準信号を発生させるステップと;を有する。
【0019】 もう一つの実施態様においては、上記補正信号合成ステップは、補正コピー信
号をコヒーレント復調して信号符号を形成するステップと;信号符号を再変調し
て補正コピー信号と実質的に同じタイミング・アラインメント及び周波数オフセ
ットを持つ補正基準信号を形成するステップと;を有する。 本発明は、以下の実施形態の詳細な説明からより正確に理解することができる
が、これらの説明は本発明を特定の実施形態に限定するものではなく、もっぱら
説明及びより完全な理解を期すためのものであるということに留意するべきであ
る。以下、これらの実施形態を下記図面を参照して説明する。
【0020】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 基地局アーキテクチャ 本発明は、周波数オフセットの影響を受け、空間処理手段を有するあらゆるデ
ィジタル無線受信器に適用可能である。本願で例示説明する実施形態は、対応す
るアンテナ信号の集合を受信するためのアンテナ素子アレイ、及びアンテナ信号
に振幅及び位相に加重するための空間処理手段を用いる無線受信器で使用される
ものである。特に、本願で説明する実施形態は、パーソナルハンディホン(PH
S)エアインターフェース標準規格を用いるセルラー方式の基地局で使用される
。PHSシステムは、個々のタイムスロットが慣用チャンネルに対応する時分割
多重接続(TDMA)方式を使用する。また、PHSは、ベースバンド信号用に
π/4差分4位相偏移(π/4 DQPSK)変調方式を使用する。ボーレート
は192キロボーである(1ボーは1符号/秒である)。この実施形態で使用さ
れる形態のPHSにおいては、単一のタイムスロット内で空中を通して送信また
は受信される有限持続時間のRF信号としてバーストという概念が定義される。
4つの送信(TX)スロットと4つの受信(RX)スロットからなる一組のスロ
ットとしてグループという概念が定義される。グループは常に第1のTXタイム
スロットから始まる。また、その持続時間は8×0.625=5ミリ秒である。
ハーフレート通信及び4分の1レート通信をサポートするために、PHS標準規
格はPHSフレームを4グループ、すなわち1サイクル8タイムスロットの4フ
ルサイクルと定義している。本願で説明する基地局の実施形態においては、フル
レート通信のみがサポートされ、従って、本願明細書でフレームという用語はP
HS用語のグループと同義とする。すなわち、1フレームは4つのTXタイムス
ロットと4つのRXタイムスロットよりなり、長さは5ミリ秒である。任意の慣
用チャンネルにおいて、バーストは、互いに1フレーム期間だけ離間し、120
ボーの期間よりなり、実際の信号の110サンプルに加えて、如何なる場合もバ
ーストの衝突が起きないようにするための10ボー期間の長さの「ガードタイム
」を形成する10サンプルを有する。これに関して、GSMのような他のプロト
コルについては、異なるガードタイムを使用することが可能である。PHSバー
スト中の各符号は、2ビット(双ビット)の情報を含有する。双ビットは、符号
自体の位相ではなく、相続く2つの符号間の位相差上にマッピングされる。図3
には、相続く2つの符号の複素除算として定義される複素位相差平面301が差
分データ符号のベクトル309の形で表された複素位相平面と共に示されている
。さらに、位相平面301上には、位相(差)π/4、3π/4、5π/4及び
7π/4(すなわち±π/4及び±3π/4)における4つの決定ポイント30
3、304、305及び306が示されている。これらは、決定の配座を構成す
る。存在する全ての周波数オフセットは受信差分信号309に対する配座ポイン
トの相対回転と見なすことができる。
【0021】 本発明の様々な態様は、単にセルラー方式の基地局だけではなく、何らかの遠
隔ステーションから信号を受信するための任意の通信ステーション上で実施する
ことが可能である。本願で説明する実施形態は基地局である。本発明を空間処理
機能を備えた任意の通信ステーション上で実行するのに必要な修正を行う方法は
、当業者には本発明を実施形態の基地局上で実施するために本願明細書に記載す
る詳細な説明から明らであろう。そのような一つの実施形態として、低移動型P
HSシステム用基地局のための方法がある。そのような基地局が親特許に詳細に
記載され、4アンテナ素子アレイが用いられている。第2の基地局形の実施形態
は、位置固定の加入者機器を用いたPHSセルラー方式用のものである。このよ
うなシステムは、電話回線網内の最終「加入者」回線の代わりに使用することが
できるため、当技術分においては無線加入者回線(WLL)システムとして知ら
れている。この第2の実施形態の形の基地局(WLL基地局)のアーキテクチャ
は、本願と所有者を同じくする米国特許出願第09/020,049号(199
8年2月6日出願、発明の名称:スマートアンテナ通信システム用の信号品質推
定機能を備えた電源制御装置、発明者:ユン(Yun)、同出願は参照によって
本願に援用される、以下「本願発明者等の電源制御装置特許」とする)に詳細に
記載されている。このようなWLL基地局は任意の数のアンテナ素子を持つこと
が可能であり、本願明細書では、第2の実施形態の形の基地局について他のアン
テナ素子数が明示されない限り、12素子アンテナアレイであると仮定する。
【0022】 図1は、親特許に記載された定移動型基地局と同様の基地局の受信部101の
アーキテクチャを簡単にまとめたブロック図で、この基地局は本発明の一態様に
よる復調及び基準信号発生機能を有する。ここでは、アンテナ素子(参照符号1
03で示す)の数を一般化して整数mで表す。図示の基地局は、1アンテナ素子
当たり1つずつmの一組の受信器105を有し、これによって、オーバーサンプ
リングされたmの一組の複素ベースバンド受信信号107が求まる。送信/受信
切換器(図示実施形態の基地局は受信と送信に同じアンテナ素子を使用する)、
フィルタ等のような細部は図示省略されている。受信器105は、最終段にベー
スバンドのAD変換器を備えたアナログ受信器でもよく、あるいはディジタル周
波数逓減変換段を1段以上設けたものを用いることもできる。PHSシステムは
、個々のタイムスロットが慣用チャンネルに対応したTDMA方式を用いる。受
信信号107は、データフォーマッタ109によって個々のタイムスロット用の
信号にまとめられ、特定のタイムスロット用の各組111の受信信号は周波数オ
フセット/タイミングオフセット・エスティメータ115によって周波数オフセ
ット及びタイミング・アラインメントを決定するために用いられる。デシメータ
、周波数オフセット・エスティメータ/補正ユニット及びタイミングアライナ1
13は、オーバーサンプリングされたシーケンスからボーポイントに最も近い受
信信号のオーバーサンプリングされていないサンプルを決定する。これらのボー
レートの受信信号116は、特定の加入者機器用の複素信号119(位相データ
I及び直交データQの形の)をその遠隔ユーザについての一組の受信重み122に
基づいて決定するために空間プロセッサ117に接続される。受信重み122は
ボーレート受信信号116を用いて重み形成プロセッサ121により決定される
。受信重みがどのようにして求められるかについては、以下の説明及び親特許を
参照すること。やはりTDMAを使用するもう一つの実施形態においては、空間
処理は全てのタイムスロットについて同じ空間プロセッサで実行することが可能
で、データフォーマッタ109が不必要になる一方、TDMAを使用しないシス
テム用の他の実施形態では、これと異なる受信処理アーキテクチャを用いること
も考えられる。親特許、及び本願と所有社を同じくする米国特許出願第08/7
29,386号(1996年10月11日出願、発明の名称:アンテナアレイ及
び空間処理を用いた通信システムのパラメータを推定するための方法及び装置、
発明者:パリッシュ(Parish)他、以下「本願発明者等の推定法特許」と
称する)に記載されているような移動PHSの実施形態の基地局においては、周
波数オフセット及びタイミング・アラインメントはブロック115中で決定され
る。
【0023】 空間プロセッサ117は、ベースバンド信号の複素サンプル119のボーレー
ト・シーケンスを生じさせ、これらのサンプルはボーポイントに近い。その後、
これらのサンプルは、トラッキング基準信号ジェネレータ/復調器123によっ
て復調されてデータ符号125及び基準信号127が発生する。基準信号は重み
決定ユニット121によって用いられ、この重みユニットは最適化方法を用いて
、ある意味では基準信号127に「最も近い」受信信号116からのコピー信号
を生じさせる重み122(重みベクトルを形成する一組の信号)を決定する。初
期の効果が達成されるためには、受信信号116と基準信号とが互いに時間アラ
インメント状態にありかつ同じ周波数オフセットを持つことが必要である。
【0024】 図2は、本発明の一態様による復調及び基準信号発生手段のもう一つの実施形
態を有するWLL基地局の受信部201のアーキテクチャを示すブロック図であ
る。参照符号203で示されているm個のアンテナ素子は、1アンテナ素子当た
り1つずつmの一組の受信器205に接続され、これらの受信器によって、オー
バーサンプリングされたmの一組の複素ベースバンド受信信号207が求まる。
この場合も、送信/受信切換器、フィルタ等は図示省略されている。受信信号2
07はデータフォーマッタ209によって個々のタイムスロットの信号にまとめ
られる。この実施形態と図1の実施形態との相違は、図2の実施形態ではコピー
信号がオーバーサンプリングされたデータから周波数オフセット及び時間アライ
ンメントの補正前に得られるのに対して、図1の実施形態では、デシメーション
及びボーポイントの推定が主要なコピー信号操作の前に行われるということであ
る。従って、特定のタイムスロット用の受信信号の各セット211は空間プロセ
ッサ213によって加重されて、特定の加入者機器用の複素信号215(位相デ
ータI及び直交データQの形の)がその遠隔ユーザについての一組の受信重み2
39に基づいて決定される。受信重み239は受信信号211を用いて重み形成
プロセッサ237により決定される。この実施形態においては、信号プロセッサ
のデバイス処理サイクルを保存するために、空間処理ブロック213が最初に係
数でデシメートされた入力データ211に対して加重演算処理を実行する。すな
わち、3倍オーバーサンプリングされたデータ211にではなく、1.5倍オー
バーサンプリングされたデータに対して加重演算処理が行われる。次に、その処
理結果が補間されて再び3倍オーバーサンプリングされたデータ215になる。
もちろん、他の方法を使用することも可能である。また、信号215には周波数
オフセット及びタイミング・ミスアラインメントが含まれていることに留意する
べきである。図1の実施形態の場合同様に、重み形成プロセッサ237は基準信
号とコピー信号を比較する費用関数を最小にする。この費用関数最適化は、好ま
しくは基準信号とコピー信号を比較することによる最小2乗法を使用する。しか
しながら、受信信号211は恐らく全体的な周波数オフセット及び時間ミスアラ
インメントを持つので、ここで使用される基準信号には対応する周波数オフセッ
ト及び時間ミスアラインメントが含まれている。この実施形態では、基準信号は
ボーレートでサンプリングされる。信号211がオーバーサンプリングされるの
で、重み形成ユニット237はオーバーサンプリング係数(好ましくは3)だけ
入力データバースト211をデシメートする。タイミング調整フィルタ242に
よって、時間ミスアラインメントは位相調整された基準信号に加えられて、位相
及びタイミング調整された基準信号245が作り出され、タイミング調整にはタ
イミング情報241が使用される。このタイミング情報は、タイミング再生/補
間ユニット217で決定され、また、このユニットは信号215の時間アライン
メントを取ると共に補間して、受信信号のボーポイント・アラインメントされた
サンプルよりなるボーレート信号219を出力する。この信号219は、依然と
して周波数オフセットがあるので、周波数オフセット・エスティメータ/補正ユ
ニット221に入力される。ユニット221の一つの出力は周波数補正され、ボ
ーポイント・アラインメントされた受信信号223である。そのもう一つの出力
は周波数オフセットの推定値信号233であり、この出力は周波数オフセットを
基準信号229に適用してタイミング調整フィルタ242のための位相調整され
た基準信号235を発生させ、最終的には重み決定ユニット237のための基準
信号245を発生させるブロック231で使用される。周波数補正されボーポイ
ント・アラインメントされた受信信号223は、復調器/基準信号ジェネレータ
225によって復調されて、データシンボル227を発生させ、また基準信号2
29を発生させる。このアーキテクチャでは復調器/基準信号ジェネレータ22
5の2つの態様が本発明の色々な態様に応じて使用され、復調器/基準信号ジェ
ネレータ225の第1の態様はトラッキング基準信号ジェネレータ/復調器であ
り、第2の態様は同期(コヒーレント)復調器と共に再変調器を用いて基準信号
229を形成するものである。
【0025】 ここで注意しなければならないのは、本願で使用される復調という用語は、メ
ッセージのデータビットを決定するか、あるいはもっぱら基準信号を形成する目
的だけの符号を決定することを意味するということである。従って、本願で使用
されるところの復調という用語は、当技術分野で時として検波と呼ばれる意味を
も含む。また、例えばトラッキング基準信号ジェネレータまたはかトラッキング
復調器を用いることにより信号の位相を追跡する場合、その結果得られる信号は
そのトラッキング基準信号ジェネレータやトラッキング復調器の入力と同じ周波
数オフセットを有すると仮定することが可能であるということも留意するべきで
ある。さらに、用語、タイミング・アラインメントは、タイミング・ミスアライ
ンメントを補正するための任意のデシメーションまたはタイムシフト、あるいは
これらの両方の意味を含むということに留意するべきである。
【0026】 また、ここで注意しなければならないのは、この実施形態では、重み形成プロ
セッサ237は基準信号とコピー信号を比較する最小2乗費用関数を用いるが、
重み形成プロセッサ237は様々な費用関数を最適化するように設計することも
可能であり、なおかつバースト毎に異なる費用関数を使用することもできる。本
発明は、いずれか特定の形の費用関数を最適化することに限定されるものでもな
ければ、常に同じ費用関数を使用することに限定されるものでもない。
【0027】 図1に示す基地局でも図2に示す基地局でも、空間処理、周波数オフセット補
正、タイミング・アラインメント、ボーポイント・デシメーション、及び基準信
号発生/復調は、DSPメモリに接続された単一のデジタル信号処理(DSP)
装置でプログラミング命令セットを実行することにより行われる。このようなD
SPは、1タイムスロット当たり1つの受信DSP(RX DSP)と1つの付
随受信DSPメモリがある。これらのタイムスロットRX DSPは汎用マイク
ロプロセッサ(実施形態のWLL PHS基地局の場合)あるいは他のDSP(
実施形態の移動型PHS基地局の場合)によって制御される。
【0028】 空間処理及び周波数オフセット/タイミング補正:第1の実施形態 図5は、図1の実施形態のブロック113、117及び121の空間処理、周
波数オフセット補正、タイミング・アラインメント及びボーポイント・デシメー
ション、及びブロック123の基準信号発生/復調の機能をまとめて示したもの
である。特定の加入者機器からの信号を処理する場合について説明する。受信時
における2つの動作のモードは、受信重みの初期推定値(mの受信重みの複素列
ベクトルwrによって表される)とアラインメント及び周波数オフセットの初期
推定値が得られるSYNCモードである。ノーマルモードは、PHSデータ、例
えばトラフィックチャンネル・データのバーストの空間処理及び復調である。ノ
ーマルモード処理は1バーストずつ行われ、初めてループに入る時は、受信重み
ベクトルと時間アラインメント及び周波数オフセットの初期推定値によってSY
NCモードから入り、その後引き続いて、処理はそのタイムスロットにおける前
のバースト上の同じ信号の処理から得られた受信重み、アラインメント及び周波
数オフセットの推定から開始される。初期の重み(最後のバーストからあるいは
SYNCモードからの)は重みベクトル502として示されている。処理される
データは、受信機105及びデータフォーマッタ109からの周波数逓減変換さ
れ、オーバーサンプリングされたベースバンド信号111からなる。重みベクト
ルの初期値502を用いて、関心対象のユーザからの信号の推定値505が初期
の信号コピー動作503によって得られる。周波数逓減変換された受信信号11
1をm−ベクトルz(t)、信号推定値を
【数1】 で表すと、推定値505はベクトル記法で
【数2】 のmの個々の受信信号の加重和として表すことができる。式中上付文字Hは複素
共役転置行列であるエルミート転置行列を表し、tは(オーバーサンプリングさ
れた)信号サンプルの時間を示す記号である。ブロック507は、最後のバース
トから、あるいは最初のバーストの場合はSYNCモードからの周波数オフセッ
トを用いて初期コピー信号505の周波数オフセットを修正する。次に、ブロッ
ク511で周波数補正した初期コピー信号509を用いて新しい周波数のオフセ
ット推定値及びアラインメント推定値が計算される。その結果得られた周波数の
オフセット/アラインメント値は513は推定フィルタ517で前のフレームか
らの推定値515と、あるいは最初のフレームの場合はSYNCモードの推定値
と結合されて更新された周波数オフセット及びアラインメントの推定値129が
得られる。フィルタ処理517の目的は、フレーム間の周波数オフセット及びア
ラインメントの変化を抑制して、強い干渉信号の存在がこれらの量の推定をおか
しくすることがないようにすることである。ブロック113は、周波数オフセッ
ト及びアラインメント推定値を用いて入力信号データz(t)を補正することに
より、zN(t)で表され、移動型PHS基地局の実施形態の場合について図1
、及び図5のフローチャートに参照符号116で示されているz(t)の補正/
デシメーション形を得る。移動型PHSの実施形態の信号は8倍オーバーサンプ
リングされるので、デシメーションは係数8で行われ、1符号当たり1つのzN
(t)サンプルが得られ、これは1バースト当たり120サンプルである。ここ
で、時間tをインクリメントすると、信号116で1サンプル周期の移動が生じ
、信号111、505及び509では1サンプル期間の1/8の移動が生じるこ
とに留意するべきである。
【0029】 デシメーション/周波数補正ユニット113のデシメーション部は、アライン
メントが正確な符号タイミングに最も近いポイントだけを保存するよう構成され
ている。周波数補正は、時間的に適切な位相に合わせて乗法演算を行い残留周波
数オフセットを推定値の精度範囲内に調整することからなる。
【0030】 次に、これらのzN(t)サンプルを再帰ループ515で使用して、信号が復
調され、かつ他のバーストのために使用するためあるいは次のフレームのwr0
として重みベクトルが推定される。
【0031】 ブロック117では、中間コピー信号119が、最初は初期のコピー操作50
3で使用される値502であるwrの最良推定値122を用いてzN(t)から
作り出される。wrの更新値122に得られるのに伴って、そのような更新値(
wrNで表される)はデシメートされ補正コピー信号119
【数3】 で表される)を得るためにブロック117で使用される。ここで、信号119の
実部(すなわちIデータ)及び虚部(すなわちQデータ)は図1の空間プロセッ
サ117の出力119であることに注意する必要がある。従って、ブロック11
7の演算式は次の通りである:
【数4】 ただし、最初はwrN=wrである。この信号コピー動作117は、この場合は
デシメーションの後で、各バーストには元の960の信号サンプルの8分の1し
か含まれないので、初期コピー動作503より効率的に行うことができる。
【0032】 補正されたコピー信号119はブロック123で復調されて復調ビットストリ
ーム125及びsR(t)で表される基準信号127が得られる。ブロック12
3は、補正コピー信号及び既知の変調フォーマットの有限アルファベット・プロ
パティを用いてzN(t)に周波数整合された基準信号sR(t)を作り出す。
定義上、sR(t)(基準信号127)は必要な有限アルファベット・プロパテ
ィを持っている。基準信号127は、残留周波数オフセット不明、アラインメン
ト不明というような問題に影響されないので、zN(t)と共に用いてwrN(
wrのよりよい推定値)を決定することができる。これはブロック121で行わ
れる。このようにwr平面上に投影する方法については従来技術で多くの方法が
周知である。目標は、
【数5】 が基準信号sR(t)にできるだけ近くなるようにwrNについて解くことであ
る。この実施形態は最小2乗最適化法を用い、またwrのノルム上の制約条件が
加えられる。
【0033】 ここでは、ループを反復実行することができ、この反復の結果、wrNの新し
い値122が得られ、これをブロック117で用いて新しい基準信号を決定する
ことができ、その後さらに新しいコピー信号を決定することができる。一般に、
このループはNum回繰り返され、この実施形態ではNum=2である。Num
回の反復後、復調された信号125はそのバーストにおける関心対象の特定信号
のための受信符号ストリームとして使用され、また重みベクトル122は次のフ
レームの初期値502用に使用され、時間/周波数オフセットは前の推定値でフ
ィルタされて次のフレームのためにブロック507及びフィルタ517に供給さ
れる。
【0034】 また、受信バーストから得られた重み推定値122は、アンテナアレイで同じ
加入者機器に送信するために使用される送信重みを決定するために用いることも
できる。
【0035】 ここで留意しなければならないのは、この実施形態及び以下に説明する実施形
態では、ループは1つのバーストに対して何回も繰り返されるが、この態様以外
の実施形態も本発明の範囲内において可能であるということである。例えば、復
調は繰り返さずに、初期重みを用いてコピー信号から重みを決定することも可能
である。また、初期重みを用いて最初にコピー信号から得られた基準信号を用い
て何らかの将来のバースト、例えば次のバーストのための重みを決定することも
できる。すなわち、反復操作は全く使用されない。また、本発明の範囲内でこれ
以外の操作の組合せを用いることも可能である。
【0036】 復調ステップ:第1の態様 次に、図1の復調ステップ123について説明する。これは、図2に示すシス
テムの一態様でも使用される。本発明の一態様において使用される特定の方法は
、符号から符号へ位相を追跡するトラッキング復調器によるものである。ここで
説明する方法ではπ/4 DQPSK変調方式を使用するが、本発明は位相変調
を含めて任意の変調技術に適用可能である。例えば、非位相差分変調技術の場合
は、差分位相を決定する本発明の部分は使用されない。もっと正確に言えば、実
際の位相が使用される。
【0037】 DQPSK復調に関する一つの従来技術は、後続サンプル間の差分位相信号あ
るいは比信号を作り出し、後続符号間の位相差の象限(quadrant)を識別するとい
うものである。これらの位相差の象限は送信符号を決定する。このような従来技
術には2つの主要な欠点がある。第1の欠点は、後続の符号間の比をとるかある
いは他の何らかの方法によって差分信号を形成する操作は実際にはノイズや歪み
を有する信号について行われ、従ってそれらの比には元の信号より多くの歪み及
びノイズが伴うということである。第2の欠点は、送信された符号について「固
い」(すなわち変更不可の)決定が行われるということである。そのような固い
決定に基づくπ/4 DQPSK基準信号の発生は、信号配座の回転(通常遅い
)として視角化することができる残留周波数オフセットが含まれない基準信号を
生じることになり、そのような基準信号は、例えばブロック121または237
のステップのような交代投影重みベクトル決定における重みベクトル空間への再
投影を含む多くの目的には使用できない場合がある。
【0038】 本発明の一態様は、これらの2つの問題を同時に解決する方法にある。この方
法は、必要な既知の変調特性(有限アルファベット・プロパティ)を持つととも
に残留周波数オフセットによる配座の回転(通常遅い)を追跡する基準信号(信
号127または229のような)を発生させる。次に、従来技術の場合に生じる
ノイズ増幅を小さくする実際の信号と基準信号の後続サンプル間の位相差を調べ
ることによって復調決定が行われる。この方法は、概念的には、π/4 DQP
SK信号について決定された理想位相偏移分だけ最初に進められた基準信号を得
ることであると説明することができる。その後、理想的に位相が進められたこの
理想信号は、有意の位相(すなわち周波数)オフセットが累積されることがない
ように実際の信号に向けてフィルタされる。
【0039】 ここで、
【数6】 で表される複素信号列(例えば信号119あるいは223)を考え、複素シーケ
ンス{bN(n)}を等間隔で並べられた符号ポイントの、あるいはこれに近い
点における
【数7】 の複素数値とする。差分ストリーム{d(n)}をbN(n)を前のサンプルbN (n−1)で割ることにより、あるいはbN(n)に前のサンプルの複素共役形
【数8】 を乗じることにより形成されるシーケンスと定義する。これによって、1つの信
号サンプルから次の信号サンプルまでの位相偏移と同じ位相を持つ信号シーケン
スが生られる。 すなわち、 ∠d(n)=∠bN(n)−∠bN(n−l) 式中∠は位相である。ここで、位相だけが重要であるから、実際の差分シーケン
ス{d(n)}ではなく位相を表す数式が求められるということに留意する必要
がある。従来技術のπ/4 DQPSK復調方式では、理想的な差分配座ポイン
トにおける複素形d(n)の象限が復調決定象限である。複素平面の4つの象限
をそれぞれ第1象限、第2象限、第3象限の及び第4象限についてφ1、φ2、
φ3及びφ4で表すと、従来技術における固い決定の復調のは次式で特徴づける
ことができる: d(n)∈φi(n)⇒∠d(n)=(2i−1)π/4, i=1,2,3または4 その象限が復調に十分であるということがπ/4 DQPSK信号の有限アルフ
ァベット・プロパティの主要な結果であり、理想的な差分配座ポイントで、残留
周波数オフセットがない理想的な場合においては、簡単な従来技術によって得ら
れるように、∠d(n)は実際±π/4あるいは±3π/4に等しくなるはずで
ある。
【0040】 ステップ123あるいは225の主な目標は基準信号を得ることである。もう
一つの目標はデータビットを発生させることである。基準信号をボー(符号)ポ
イントt=nTでbR(n)で表される符号を持つものと仮定する。ただし、T
はボー期間(本願で説明するPHS実施形態の場合1/192ミリ秒)である。
そのような基準信号を得るためには、開始点の位相がある初期位相である基準信
号で操作が開始される。この場合、初期位相を開始点の信号119の符号bN
n)の位相と同じになるよう選択すると好都合である。開始時点を表す記号tは
便宜上0にセットされる。すなわち、 ∠bR(0)=∠bN(0) ここで、本発明のこの実施形態においては、プロセッサ(DSPデバイス)には
全てのバーストデータが利用可能であり、復調及び基準信号発生はシーケンスの
最後のサンプルから始めて逆方向に行われる結果、最後の符号の位相が開始点と
して決定されるということに注意する必要がある。これは本発明を限定するもの
ではなく、本発明は、全バーストが利用可能ではない場合、1サンプルずつ適用
することが可能で。しかしながら、本発明の方法は順方向決定法を用いて説明す
る時最もよく理解されるので、以下の説明においては、別途明記する場合以外、
順方向決定を前提とする。当業者には、このを逆方向実行用に、またバースト全
体が利用可能なように、また全バーストが利用可能ではない場合についてこの説
明を修正することは至って簡単であろう。
【0041】 後続の各決定については、理想形の基準信号が定義される。そのような理想形
の信号では、π/4 DQPSK方式で要求されるところにより、位相が前の基
準信号の位相∠bR(n)から±π/4あるいは±3π/4だけ正確に進められ
る。従来の方式はこの理想形の基準信号を基準信号
【数9】 として使用する。これに関する問題は、d(n)が
【数10】 の如何なる小さい周波数オフセットによって引き起こされる遅い位相回転に対し
ても比較的不感であるということである。この簡単な方法でbR(n)(従って
sR(t)、基準信号127あるいは229)を構成すると、sR(t)の位相
【数11】 の位相と比較してゆっくり回転させられるようになり、ある数の符号の後にsR
(t)及び
【数12】 は完全に位相がずれる。従って、位相ワインドアップとして知られている累積誤
差の問題が生じることが考えられる。一般に、位相ワインドアップが起こりやす
い基準信号は望ましくなく、交代投影ループで重みベクトルを推定するのには適
していないことは確かである。
【0042】 本発明の方法及び装置は、上記の「従来の」復調方法を修正することによって
位相ワインドアップの問題を解消するものである。位相ワインドアップは緩慢で
あり、従って、システムがそれまで順調に復調機能を遂行してきたと仮定すると
、bR(n)とbN(n)の間の位相差はどの特定の時点(すなわちnの特定の値
)でも小さい。1つの発明性を有する本発明の態様は、任意の時点で、必要な基
準信号符号∠bR(n)の位相を形成するために、理想形の基準信号の位相を少
しbN(n)の位相に向けて少し移動させるためのフィルタがかけられるという
ことである。ここで、 bideal(0)=bR(0)=bN(0) と置き、また∠dideal(n)を次式のように定義する: ∠dideal(n)=∠bN(n)−∠bR(n−1)=∠bN(n)bR(n−1
) dideal(n)に基づく従来の復調決定が行われ、次にこの決定は下記のように
して∠bideal(n)の位相に適用される:∠dideal(n)Iφiならば、次の
ように置く: ∠bideal(n)=∠bR(n−1)+(2i−1)π/4 そして、量(∠bN(n)―∠bideal(n))すなわち(bN(n)とbideal
n)との間の位相誤差をフィルタし、そのフィルタされた量をbideal(n)の
位相に加えることによってbideal(n)の位相がbN(n)の位相に向けて減
じられる。別の実施形態では、位相誤差ではなく(bN(n)−bideal(n))
がフィルタされるる。親特許では、フィルタが比例定数である。すなわち一実施
形態においては、 ∠bR(n)=∠bideal(n)+filter{∠bN(n)−∠bideal(n)} ここで注意する必要があるのは、量∠bideal(n)は、−π〜+π範囲内にあ
るべきであり、位相誤差∠bN(n)−∠dideal(n)も−π〜+πの範囲内と
するか、あるいは2πの突然の飛び越しが絶対に起きないようにアンラップべき
である。改良された実施形態では、このような飛び越しが絶対起きないようにす
るために、位相誤差はアンラップされるか、あるいは正しい範囲内に限定される
【0043】 フィルタがγの乗算からなる場合は、その演算式は次式で与えられる: ∠bR(n)=∠bideal(n)+γ(∠bN(n)−∠bideal(n)) ただし、γはパラメータである。改良された態様では、位相誤差はやはり−π〜
+πの範囲内となるように限定されるか、さもなければアンラップされる。
【0044】 別の実施形態においては、次式が用いられる: bR(n)=bideal(n)+filter{bN(n)−bideal(n)} この式は、フィルタが定数の乗算である場合次のように書くことができる: bR(n)=bideal(n)+γbN(n)−bideal(n) 式中、γはパラメータである。 この式は、若干操作して次のように書くことができる: bR(n)=αbideal(n)+(1−α)bN(n) 式中、α=1−γは通常1に近いパラメータである。第1の実施形態の移動型P
HSシステムでは、α=0.8であるが、WLLシステムでは、αの好ましい値
は0.5である。
【0045】 本発明のもう一つの態様においては、より複雑な他のフィルタが使用される。
実際の信号と理想信号との間の位相差は0平均ノイズによって悪化し、また、周
波数オフセットによる部分はこのノイズを伴う差信号に対する直流オフセットを
表しており、望ましい差信号である。本発明を実施するに際しての一般的原理は
、この差信号ローパスフィルタにかけて直流オフセットを得ることである。
【0046】 図4は、本発明の一態様におけるトラッキング復調器及び基準信号ジェネレー
タ一つのアーキテクチャ図解したものである。位相検出器ユニット403は、信
号119(または223)と前の基準信号417との間の位相差405を検出す
る。位相差信号405はスライサ407に供給されて、決定位相差419が作り
出される。π/4 DQPSKにおける正しい位相差は(2i−1)π/4(i
=1,2,3または4)で、前の基準信号サンプルと理想信号の間の位相差であ
る。この位相差はブロック409で実際の位相差405から減算されて誤差信号
411が得られる。この誤差信号はフィルタ413でフィルタされて、フィルタ
された誤差信号415が生じる。実際の位相差405に近づけるよう位相差41
9を調整するために使用されるのはこのフィルタされた誤差信号である。補正位
相差421は、次いで基準信号127(あるいは229)を作り出すために周波
数シンセサイザ/位相アキュムレータ423で使用される。位相検出器403に
よって使用されるのは基準信号127(あるいは229)の前のサンプル値41
7であるため、これらの信号間にはユニット時間遅延425が示されている。符
号125(あるいは227)はブロック427によって決定される。
【0047】 数学的には、位相アキュムレータ423の入力∠bR(n)−∠bR(n−1)
は次のように表される: filter{∠dideal(n)−decide{∠dideal(n)}}+decide{∠didea l (n)} 式中、decide{∠dideal(n)}はスライサ407の出力で、π/4 DQPS
Kの場合(2i−1)π/4,(i=1,2,3または4)に等しい。
【0048】 位相検出器403は∠d(n)=∠[bN(n)bN *(n−1)]という関係
を使用する。ここで、n>0の場合、xRe(n)=Real[bN(n)bR *(n−
1)]及びxIm(n)=Imag[bN(n)bR *(n−1)]と置く。すると
、信号|xRe(n)|+j|xIm(n)|Iφ1、第1象限、で、その場合、dN ideal (n)は正規化されると1/√2+j1/√2になる。
【0049】 図4のアーキテクチャは若干変更してbR(n)=bideal(n)+filter{b N (n)−bideal(n)}を使用するようにすることも可能である。この実施形
態においては、そのようなトラッキング基準信号ジェネレータは信号プロセッサ
装置のための命令セットとして実施される。再度∠dideal(n)=∠[bN(n
)bR *(n−1)]について考える。bR(0)=bN(0)/|bN(0)|と
なるように正規化し、n>0に対してxRe(n)=Real[bN(n)bR *(n−
1)]及びxIm(n)=Imag[bN(n)bR *(n−1)]と置く。親特許
に記載されている方法の場合に基準信号を発生するための実施態様は下記プログ
ラムの形に要約することができる(α=0.8の場合):
【数13】
【0050】 上記プログラムで、K’はビットKに相当する位相である。データストリーム
(復調)は、上式で計算されるxRe(n)及びxIm(n)から抽出することがで
きる。
【0051】 上記のコードで、複素指数項はルックアップテーブルを用いて実施される。別
の実施態様においては、周波数シンセサイザを実現する複素指数関数が低次テイ
ラー級数展開を用いて実施される。また、「bN(n)/|bN(n)|」の項は
、平方根演算を必要とし、この演算は移動型PHSの実施形態についてはニュー
トン−ラプソン法を使用し、またWLLの実施形態の場合は9ビット精度を有す
るルックアップテーブルを使用して実施される。
【0052】 最も単純なフィルタは乗法フィルタγである。すなわち、下記の0次伝達関数
を有するフィルタである: H(z)=γ このような0次フィルタを有する復調器を本願では1次トラッキング復調器と称
する。より高次のフィルタを使用することによってより良い性能が期待される。
n次のフィルタが使用される場合、復調器は(n+1)次トラッキング復調器と
呼ばれる。入力と前の基準信号との間の位相差(例えば図4の405)は、誤差
信号が−π/4〜+π/4の範囲で変化するように、理論上−πと+πの間で変
化するものと考えられる。1次復調器を実施する場合、上記範囲にわたる位相差
の分布は理論的には一様に近い。累積位相を用いて信号を構成する周波数シンセ
サイザを実施する場合、正弦/余弦(複素指数関数)を計算する必要があるので
計算集約的になる。計算の簡単さを達成するためには、好ましくは低次テイラー
級数展開が用いられる。1次トラッキング復調器では、このようなテイラー級数
展開はπ/4と0.5の間の大きさを持つ位相誤差値のために不正確になる場合
がある。また、符号誤りも、位相スキップを生じさせるため、入力と前の基準信
号との間の位相差(例えば図4の405)を−π〜+πの範囲外にずれさせるこ
とが起こり得る。この理由の故に、他の態様では、2つの改良が加えられる。
【0053】 1つの改良態様では、高次フィルタが使用される。一実施態様においては、こ
れは下記の伝達関数によってZ領域に定義された1次フィルタである: H(z)=(γ+βz-1)/(1−δz-1) 式中、γ、β及びδはパラメータである。ここで、β及びδが0の時これは0次
フィルタになるということに注意するべきである。シミュレーションで使用され
たパラメータはγ=0.25、β=0.125及びδ=0.125であった。
【0054】 ここで、高次項を有するトラッキング基準信号復調器を図4に示す以外のアー
キテクチャで構成することができるということに着目する。これを2つの例で説
明する。最初に、出発点として図4のアーキテクチャについて考える。例えば、
図4で基準信号を下記の通りとする: ∠bR(n)=∠bR(n−l)+decide{∠dideal(n)+filter{∠dide al(n)−decide{∠dideal(n)} =∠bideal(n)+filter{∠dideal(n)−decide{∠did eal(n)}} 第1項は理想信号bideal(n)であり、第2項は∠bR(n)を∠bN(n)に
向けて減少させる位相補正である。このフィルタはγによる乗算からなる0次フ
ィルタであると仮定する。前の入力と前の基準信号との間の差の関数である第2
の補正項を加えることによりより高次のシステムを構築することができる。すな
わち、 ∠bR(n)=∠bideal(n)+γ{∠dideal(n)−decide{∠dideal (n)}}+γ{∠bN(n−1)−∠bR(n−1)} 同様にしてさらに高次の項を加えることもできる。
【0055】 第2の例については既に述べた。2つの信号間の位相差をフィルタするのでは
なく、複素信号間の差がフィルタされる。すなわち、例えば、 bR(n)=bideal(n)+filter{bN(n)−bideal(n)}。
【0056】 別の改良態様では、位相差405が−π〜+πの範囲内に保たれるよう連続的
にチェックが行われ、ワインドアップが見つかった(位相誤差が期待範囲から飛
び出すことによって)場合、位相検出器出力405がそれに応じて2πの倍数だ
け変化する。
【0057】 バーストの始めに例えばハードウェア整定の影響によって歪みが伴うことはし
ばしば起こることである。その結果、バーストの始めに大きなシーケンスあるい
はエラーにが生じることも起こり得る。第2の問題は、正しいフレーミング情報
、すなわち、バースト中の全ての符号から実際のデータ符号を選択することであ
る。例えば、実施形態においては、各バーストを含む収集信号がバーストより大
きい場合、PHSプロトコルが使用される。特に、収集信号は1バースト当たり
120サンプル(ボーレートの)を有し、そのうちバースト自身は110符号(
すなわち110ボーレート・サンプル)からなる。当技術分野においては、例え
ば、ビットシーケンスを使用することを含めて、バーストの始め決定するための
多くの方法が知られている。実際のデータでは、実際のバーストの振幅形状は非
対称を呈するように見えるということが観察されている。バーストはランプアッ
プで始まり、認識可能なランプダウンを伴うことなく急峻に終わる。PHS(ま
たGSM及び他の標準規格でも)、バーストの始めにはある程度電源ランプアッ
プが見られる場合がある(何らかの電源制御機構によって与えられる)があるか
もしれない。しかしながら、PHSでは、常にバーストの終わりに何らかの有効
なデータ(CRCデータ)がある。PHSバーストの終わりは、電源ランプダウ
ンのない急峻な振幅低下があるということが観察されている。従って、本願発明
者等は、バーストの終わりはバーストの始めより境界が明確であるという結論に
達した。
【0058】 本発明のもう一つの態様は、(バースト中の実際のデータを選択することにつ
いての)フレーミング問題、及びい歪みを持つバーストの始めに起因する問題を
復調/基準信号ジェネレータ(例えば図4のジェネレータ)を逆方向に動作させ
ることによって解決する。最後の符号は適応スレッショルド法を用いて検知され
る。スレッショルド処理法は以下のような順序で進行する。バーストの中心から
相続くいくつかのサンプルを選択することにより大まかなバーストエネルギー推
定が行われる。この実施形態では、64サンプルが取り込まれる。次に、これら
のサンプルの平均振幅が計算される。スレッショルド平均振幅の大きさの何分の
1、好ましくは50%に設定される。実施に際しては、64サンプルの和を得、
これを128で割ってスレッショルド値を得る。バーストを終わりから始めに向
かって走査し、その際遭遇したスレッショルド値以上の最初のサンプル(逆方向
に向かって)をバースト中の最後のサンプルとして選択する。
【0059】 次に、その最後のサンプルの(絶対)位相が求められ、これがそのバーストの
基準シーケンスの復調及び発生のために基準位相を形成する。絶対位相は、前の
バーストからの周波数オフセットを知ることにより、例えば4乗エスティメータ
での推定から、あるいは図2のシステムの場合は周波数オフセット推定値233
から求めることができる。ここで、逆方向に操作を進行させる場合、正の周波数
オフセットが負のオフセットのように見えるということに注意する必要がある。
【0060】 ここで注意しなければならないのは、処理が逆方向に行われるので、正しい符
号を決定する際には復調はこのことを考慮に入れるべきであるということである
。すなわち、配座ポイントは同じ意味を持ってはいない。この場合、逆方向の−
π/4のポイントが順方向の+π/4ポイントと同じに作用する。例えば、+π
/4が双ビット00を表し、+3π/4が01を表し、−3π/4が11を表し
、−π/4が10を表すのが通常の差分配座ポイントである場合、その逆方向処
理実行では、+π/4が双ビット10を表し、+3π/4が11を表し、−3π
/4が01を表し、π/4が00を表すように位相平面がI軸のまわりに裏返さ
れる。
【0061】 タイミング及び周波数オフセットの推定 当業者には明らかなように、図2の実施形態では妥当なものであれば任意のタ
イミング/周波数オフセット推定方法を用いることが可能である。図2に示すよ
うに、復調器/基準信号ジェネレータ225から得られた基準信号は、ブロック
217におけるアラインメント後、ブロック221で推定されるオフセットと等
しい周波数オフセットをブロック231で与えられる。次に、周波数遷移した基
準信号235は、重み計算ユニット237で信号211と時間アラインメントさ
れる。
【0062】 第2の実施形態の改良態様 図2のアーキテクチャを使用する改良態様では、基準信号の品質を改良するこ
とによって重み計算が改良される。重み計算の何らかの改良は、望ましくないユ
ーザを無効にする能力をより高くするので、システム性能を改善する効果がある
。この態様は、トラッキング復調器/基準信号ジェネレータに代えて、データ符
号を決定するためのコヒーレント復調器及び基準信号を決定するための再変調器
を使用するものである。従って、この場合、図2のブロック図は図8に示すよう
に修正される。コヒーレント復調器824を実装するためには、復調器824の
入力の周波数オフセットをほとんど除去するべきであり、また初期位相を十分正
確に推定するべきであり、これが達成されないとコヒーレント復調器824は性
能が劣ったものになる。トラッキング復調器/基準信号ジェネレータは、本質的
にかなり周波数オフセットに対して強い。従って、コヒーレント復調を用いるこ
の改良態様には良好な周波数オフセット推定方法が必要である。そのような周波
数オフセット推定/補正ユニットが図8に参照符号821で示されている。コヒ
ーレント復調器824はデータビット827を生じさせ、このデータビットは次
いで再変調器826で再変調されて基準信号835が得られる。基準信号835
には、アラインメント後の推定オフセットと等しい周波数オフセット833が与
えられる。その後、周波数遷移された基準信号835はタイミング調整フィルタ
842でタイミング情報841を用いてタイミング調整されて、受信信号211
のミスアラインメントに対応するタイミングを持つ基準信号845が作り出され
る。その後、このタイミング調整された基準信号845は、第2の実施形態の第
1の態様におけるのと同様の重み計算を実行する重み決定ブロック237で使用
される。
【0063】 タイミング推定 図2及び8の実施形態の実施態様では、好ましくはブロックベースの非決定支
援型タイミング・エスティメータが使用される。この実施形態では、データ21
5は3倍オーバーサンプリングされる。これには、多くの方法を利用することが
できる。一つの方法については、例えばダンドリア(D’Andrea)、モレ
リ(Morelli)及びメンガリ(Mengali)による論文「PSK信号
によるフィードフォワードMLベースのタイミング推定」、IEEEコミュニケ
ーションズ・レターズ、1巻、No.1、80〜82ページ(1997年5月)
を参照のこと。また、オーダー(Order)及びマイヤー(Meyr)による
「ディジタルフィルタとスクェア・タイミング再生」、通信に関するIEEE会
報、36巻No.5、605〜612ページ、(1988年5月9も参照のこと
本のこれらの実施形態では、時間アラインメント推定が2ステップで行われる。
第1のステップでは、ボーポイントに最も近いサンプルが選択される。次のステ
ップは微細タイミング・アラインメントである。実施態様の微細タイミング推定
方法は、入力信号に対する非線形操作を用いる古典的なクロック再生技術に基づ
くものである。タイミングの推定に使用される動作の流れが図6に図解されてい
る。s(t)で表されるオーバーサンプリングされたコピー信号215はステッ
プ607で非線形処理F{}にかけられ、ステップ611でボーレートDFTの
第1の係数を取り込んで、xmで表される出力613が形成される。これは、信
号x(t)を狭帯域フィルタに通して複素ボーレート・正弦を抽出することと等
価である。正弦との相関付け後、相関613の角度がタイミングオフセットを与
える。これはステップ615に対応する。
【0064】 使用することができる非線形演算F{}のための共通の形式は次式で表される
指数法則である: F{s(t)}=|s(t)|m 式中、m=1(絶対値)、2(2乗則)または4(4乗則)である。本発明のシ
ステムにおいては、2乗則非線形演算が好ましい。この処理は、絶対値非線形処
理より幾分劣るが、計算の著しい節減がもたらされる。
【0065】 タイミング推定値τは次式のようにして得られる:
【数14】 式中、F{}は非線形演算であり、x(t)(t=0,1,‥‥,NL−1)は
時刻tにおける入力信号、arg()は変関数、Tは符号持続期間、Lは1ボー
当たりサンプル数、Nは推定プロセスで用いられる符号の数である。
【0066】 補間部分は、オーバーサンプリングされたコピー信号からtを用いてボーポイ
ントサンプルを決定する。任意の補間方法を用いることが可能である。この実施
形態においては、8つの有限インパルス応答(FIR)ディジタル補間フィルタ
のバンクが用いられ、入力は3倍オーバーサンプリングされたデータである。こ
れによって、時間ずれが1ボーの1/24の単位(フィルタ数×オーバーサンプ
リング係数)で得られる。ボー期間の何分の1の単位で表されるτの値が時間ア
ラインメントされた信号219用にどのフィルタ出力を用いるかを決定する。他
の実施態様が可能なことは明白である。
【0067】 周波数オフセット補償法 判断指向型方法及び非判断指向型方法を含めて任意の正確なオフセット推定方
法を使用することが可能であるが、好ましい態様の周波数推定方法は指数法則非
線形演算の使用に基づく非判断指向型の方法である。M−PSK信号(差分M−
PSK信号を含む)用の信号の位相はM指数法則処理にかけられ、振幅は一般的
な(例えばm次の)指数法則処理にかけられる。従って、信号が任意の離散時刻
nで
【数15】 の形式を持っている場合、非線形変換は次のような形になる:
【数16】 式中、Mが1ボー当たり可能な符号数、F()はF(ρ(n))=|ρ(n)|
mの形式である。このように位相にMを乗じることによって、γ(n)の位相は
−π〜+πの範囲内に入るよう減じられる。符号誤りをなくすために、π/4
DQPSK変調信号を使用する実施形態では、1つ置きの符号毎にπ/4の位相
偏移がまず取り除かれ(例えば1+jを乗じることにより達成される回転によっ
て)、次にその結果の信号に非線形処理がかけられる。存在する任意の周波数オ
フセットをf0で表すと、時間アラインメントされた信号219は次式によって
モデル化することができる:
【数17】 式中fsはサンプリング周波数である。非線形演算後、次式が得られる:
【数18】
【0068】 ヴィテルビ(Viterbi)及びヴィテルビ(Viterbi)による「P
SK変調搬送波位相の非線形の推定とバーストディジタル送信への応用」、情報
理論に関するIEEE会報、(IT−29巻)、No.4、543〜551ペー
ジ、(1983年7月)では、異なる非線形演算を用いた比較について記載され
ており、上記のような方法でm=1、2及び4とされている。ここでの本願の実
施態様ではm=2が使用される。非線形演算後、周波数推定あるいは位相トラッ
キングはいろいろな方法で行うことができる。その1つの方法が上記ヴィテルビ
及びヴィテルビ引例に提案されており、その方法では非線形演算の直後に位相軌
道が追跡される。この方法の一態様が図9のフローチャートに示されている。ボ
ーアラインメントされた信号219から始まって、ステップ903で各符号のπ
/4回転がで行なわれる(例えば1+jを乗じることにより)。次に、ステップ
907で非線形関数が適用されてγ(n)が得られる。この方法の基礎は、
【数19】 で表される搬送波位相推定値が次式のように決定されることである:
【数20】 ここで、加法演算は2N’+1サンプルにわたり、カレントサンプル(例えばn
番目のサンプル)を中心として行われる。従って、この加法演算は2N’+1サ
ンプルにわたっての平均演算である。従って、ステップ911で、y(n)で表
される移動平均913が得られる、この移動平均はサンプルnを中心とする2N
’+1サンプルのウィンドウ内の全ての複素サンプルについての移動平均である
。最後のステップ915では
【数21】 が求められ、これはアークタンジェント演算を行いかつ1/Mで割ることと等価
である。非差分コード化データについては、この方法は、理論上、位相推定に差
分コード化を用いる場合は避けられるM倍の曖昧さを持ち込む。
【0069】 好ましい実施態様の周波数オフセット推定方法は、離散フーリエ変換(DFT
)に基づく方法である。この方法は、追跡のために、周波数オフセットを推定し
、位相を構築する。この方法は、受信信号中の周波数オフセットが一つのバース
トにわたってほぼ一定の場合に最も効果的に機能する。この方法は図10のフロ
ーチャートにまとめて示されている。ステップ1005で、時間アラインメント
されたコピー信号219の1つ置きの符号の位相がまずπ/4だけ回転される(
例えば1+jを乗じることにより)。その後、ステップ1009で非線形演算が
適用される。その結果、得られる信号1011は、M−PSK変調の周波数オフ
セットのM倍の周波数を持つ再生正弦信号を有する。従って、DQPSKを使用
する実施形態では、これは周波数オフセットの4倍の周波数になるはずである。
従って、NサンプルのブロックのDFTは、ノイズがない状態で非線形演算後、
M−PSKの周波数オフセットのM倍の周波数を中心とするsincパルスを持
つことになる。このように、この実施形態においては、DFT処理がステップ1
013で非線形変換された信号1011に対して実行され、DFTが1/Tbu
rstの周波数間隔で計算される(ただしTburstはバースト持続期間であ
る。DFT係数の数は、周波数のサーチ範囲によって決まる。+2kHz〜−2
kHzの周波数範囲(4次ドメインにはない)を走査するためには、この方法は
120の符号のバースト長に対して計算される6つのDFT係数を使用するべき
である。DFT係数の数は、サーチ範囲及びバーストの長さに正比例する。ステ
ップ1017では、Tburstの周期を持つ細かくサンプリングされたsin
c関数がDFT係数1015に当てはめられる。この当てはめはいろいろな方法
で行うことができる。本願発明者等の実施態様では、種々の遷移を持つサンプリ
ングされたsinc関数がDFT係数と相関付けられる。最大相関ピークが得ら
れるsinc関数遷移がステップ1021で求められる。相関ピークを生じる遷
移は、周波数オフセットの4倍相当する。コヒーレント復調器では、初期位相を
決定する必要があり、そのために、推定周波数オフセットの周波数を持つ複素正
弦が作り出される。これを入力と相関付けて初期位相が抽出される。
【0070】 DFTベースの周波数エスティメータは、図7のシステムよりはるかに優れた
性能が達成されるということが明らかになった。信号対雑音比15デシベルで、
DFTベースの周波数エスティメータの標準偏差は16.73ヘルツであるのに
対し、図7のエスティメータでは134.16デシベルであった。
【0071】 コヒーレント復調 差分コード化された(例えば、π/4 DQPSKを用いて)信号の場合にお
ける上記の復調方法は、1つの符号から他の符号への位相の変化が決定のために
使用され、追跡のために補正値が加えられるので、差動復調方式を使用する。
【0072】 コヒーレント復調方式は、単に符号間の位相差を見るだけでなく、図11に図
解するように、受信信号の絶対位相を学習し、追跡しようとする。ここで再び、
本願で使用される復調という用語は検波の意味をも含み、従って図11のアーキ
テクチャは時としてコヒーレント検波と呼ばれる場合もあるということに留意す
るべきである。ここで、復調器の入力信号サンプルが次式であたえられると仮定
する: s(nT)=exp−j[φ(nT)+θ(nT)]+ν(nT) 式中、φ(nT)は時刻nTにおける符号位相であり、nは時間の記号であり、
Tはサンプリング(及び好ましくは符号)周期であり、入(nT)は複素加法ノ
イズであり、θ(nT)はある未知の位相回転(あいまいさ)である。コヒーレ
ント復調器については、周波数推定は正確に追跡できるように正確であると考え
ることができ、従って理想的には位相回転あいまいさθ(nTs)=θと仮定す
ることができる。ここで、θはスライサが正しく機能できるようなある離散位相
(例えばπ/4 DQPSKの場合、π/4の任意の倍数)を取る。図11に示
すように、s(nTs)で表される入力1105は、φ(nTs)の位相について
設計された従来のスライサ1115に与えられ、またスライサはφ(nTs)+
θを推定するものと仮定されている。スライサの後、ユニット遅延1119を有
する差演算1121が直接情報ビットを表す推定値1123Δφ(nTs)(θ
(nTs)に対して独立)を形成する。
【0073】 本願で説明するコヒーレント復調器は、入力が周波数オフセット補正されるよ
うにチャンネル位相を追跡する(これは高移動性システムでは困難である)必要
があるので、本願で説明するコヒーレント復調器は、好ましくは加入者機器が固
定される無線加入者回線システム用に使用される。移動型システムについては、
図4のトラッキング復調器が望ましい。
【0074】 本願発明者等は、加法性ガウス形ホワイトノイズ・チャンネルとしてモデル化
することができるチャンネルでは、10−3のBERを維持するために、コヒー
レント復調器は、0.5の乗算からなる0次フィルタを用いて図4の復調器より
約1デシベル優れた性能を発揮するものと考える。
【0075】 他の実施形態 例えば図2のアーキテクチャを参照して、ブロック217、221、225、
231及び241の中の1つ以上を組み合わせることも本発明の範囲に包括され
る。まず、これらのブロックを全て組み合わせる場合を考える。このような場合
では、本発明は、コピー信号215から送信信号と同じ変調方式を持ち、受信信
号211と実質的に同じ周波数オフセット及びタイミング・ミスアラインメント
を持つ基準信号245を推定するステップを有し、この推定ステップは送信信号
の周知の有限アルファベット変調方式を使用する。もう一つの態様は、周波数オ
フセット/タイミング・アラインメントを調整した基準信号245及び受信信号
211を用いて受信重み239を決定するものである。
【0076】 一例として、ブロック217、221及び225は、タイミング、周波数、オ
フセット及び符号について同時最適化を実行して変調信号の既知の有限符号アル
ファベットからの偏差を最小にする形で組み合わせることができる。この最適化
を効率的に実行するために当技術分野で周知の多くの方法を適切に改変して使用
することが可能である。例えば一つの方法がアシャイド(Ascheid)、エ
ルダー(Oerder)、シュタール(Stahl)及びマイヤー(Meyer
)による「高データ転送速度での帯域幅効率の良い送信のための全ディジタル受
信機アーキテクチャ」、通信に関するIEEE会報、37巻、No.8、804
〜813、(1989年8月)に記載されており、この方法ではパラメータ空間
上のグリッド検索を降下法と組み合わせることが行われる。あるいは、拡張カル
マンフィルタを使用して送信中におけるタイミング、周波数及び位相の漸進的変
化を追跡するようにすることも可能である。本発明で使用するために補正するこ
とが可能な拡張カルマンフィルタについては、例えば、イットリス(Itlis
)及びファクスジェーガー(Fuxjaeger)による「共同チャンネルを有
するディジタルDSスペクトラム拡散受信機とドップラー偏移推定」、通信に関
するIEEE会報、39巻、No.8、1255〜1267ページ、(1991
年8月)に記載されている。
【0077】 通信ステーションに送信されるシーケンスが例えばパリティ符号の形の誤り保
護機構を有する場合は、誤り訂正機能を基準信号発生部に組み込んで理想信号が
常に有効パリティを持持つようにすることもできる。
【0078】 当業者ならば、以上説明した形態の方法及び装置について本発明の精神及び範
囲を逸脱することなく多くの変更、修正態様をなし得ることは理解されよう。例
えば、本発明の方法が実施される通信ステーションは多くのプロトコルのうちの
1つを使用することができる。さらに、これらのステーションについていくつか
のアーキテクチャが可能である。また、本願で説明したアーキテクチャはオンボ
ー・サンプルからなる基準信号を発生する。当業者には、ボーポイントを外れた
基準信号サンプル、及びオンボー・サンプルとオンボー・サンプルを共に含む基
準信号サンプルを発生させるには本発明の実施形態をどのように代えればよいか
についても明白明白であろう。しかも、オンボー及びオフボーサンプルを含める
。また、これら以外に多くの変更態様が可能である。本発明の真の精神及び範囲
は特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のいくつかの態様による基準信号ジェネレータ及び復調器を有する空間
処理受信器システムの第1の実施形態のブロック図である。
【図2】 本発明のいくつかの態様による基準信号ジェネレータ及び復調器を有する空間
処理受信器システムの第2の実施形態のブロック図である。
【図3】 DQPSK信号の配座構成を示す。
【図4】 発明のいくつかの態様によるトラッキング基準信号ジェネレータ及び復調器の
構成を示すブロック図である。
【図5】 図2のシステムの実施形態で使用されるタイミング・アラインメント推定方法
を図解したフローチャートである。
【図6】 図2のシステムの第1の態様の実施形態で使用される周波数オフセット推定方
法を図解したフローチャートである。
【図7】 図2のシステムの第1の態様の実施形態で使用される周波数オフセット推定方
法を図解したフローチャートである。
【図8】 コヒーレント信号復調器ベースの基準信号ジェネレータを有する図2のシステ
ムの第2の態様を図解したブロック図である。
【図9】 図2のシステムの第2の態様の一実施形態で使用されるヴィテルビ・アンド・
ヴィテルビ周波数オフセット補償法を図解したフローチャートである。
【図10】図2のシステムの第2の態様のもう一つの実施形態で使用される
最尤度DFTベース周波数オフセット補償法を図解したフローチャートである。
【図11】 本発明の一実施形態で使用される形態のコヒーレント復調方式を図解したブロ
ック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZA,ZW (72)発明者 トロット,ミッチェル・ディ アメリカ合衆国・94043・カリフォルニア 州・マウンテン ビュー・セントラル ア ベニュ・318 (72)発明者 パーリッシュ,デイビッド・エム アメリカ合衆国・94022・カリフォルニア 州・ロス アルトス・トーウッド レー ン・614 (72)発明者 ユーセフミアー,マイケル アメリカ合衆国・94036・カリフォルニア 州・パロ アルト・スタンフォード アベ ニュ・679 (72)発明者 ローゼンフェルド,ドーヴ アメリカ合衆国・94618・カリフォルニア 州・オークランド・ロートン アベニュ・ 5566 Fターム(参考) 5K022 FF00 5K059 CC03 CC04 DD37 DD39 EE02

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナアレイと、アンテナ信号の集合にこれに対応する受
    信重みの集合で加重するための手段を有する空間処理手段とを有し、各個別のア
    ンテナ信号が該アンテナアレイの対応するアンテナで受信された信号から得られ
    る通信ステーション内で、特定の遠隔ステーションによって該通信ステーション
    に送信された変調信号から基準信号を発生させる方法であって、該変調信号が異
    なる位相を持つ符号を含む有限の符号アルファベットを有する変調方式によって
    符号ポイントで変調される方法において: (a)該特定の遠隔ステーションに対応する空間重みベクトルを用いて受信アン
    テナ信号に加重することによって該特定の遠隔ステーションに対応するコピー信
    号を形成するステップで、該コピー信号がコピー信号サンプルの形であるステッ
    プと; (b)サンプルポイントの集合の各サンプルポイント毎に: (i)同じサンプルポイントのコピー信号から、該サンプルポイントのコピー
    信号から求めた位相を持ちかつ初期符号ポイントの位相が初期理想信号位相とな
    るように設定される理想信号サンプルを構成するステップと; (ii)該理想信号サンプルの位相を該コピー信号サンプル位相に向けて減じて
    基準信号の位相を得るステップと; (iii)位相を減じるステップ(b)(ii)で求められた基準信号の位相を持
    つ基準信号を発生させるステップと; によって基準信号のサンプルを決定するステップと; を有し、 該空間重みベクトルが受信アンテナ信号及び該基準信号から決定されることを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記理想信号の位相が上記理想信号構成ステップ(b)(i
    )で1サンプルずつ決定され、任意のサンプルポイントにおける理想信号サンプ
    ルの位相が: 該位相が決定された前のサンプルポイントの基準信号の位相と; 上記コピー信号に基づく決定と; から決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 初期符号ポイントが受信アンテナ信号のサンプルのバースト
    中の最初の有効な符号ポイントであり、上記基準信号サンプル決定ステップ(b
    )が順時間方向に基準信号のサンプルを決定することを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 初期符号ポイントが受信アンテナ信号のサンプルのバースト
    中の最後の有効な符号ポイントであり、上記基準信号サンプル決定ステップ(b
    )が逆時間方向に基準信号のサンプルを決定することを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)をコ
    ピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向けて減少させるステップがコピー信号
    位相と理想信号位相との間の差のフィルタ形を加えることに相当する請求項1記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)をコ
    ピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向けて減少させるステップが理想信号サ
    ンプルbideal(n)にコピー信号と理想信号との間の差のフィルタ形を加える
    ことによって基準信号サンプルbR(n)を形成することに相当することを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記フィルタが定数の乗算からなる0次フィルタであり、基
    準信号サンプルbR(n)の位相∠bR(n)が次式に基づき計算されることを特
    徴とする請求項5記載の方法: ∠bR(n)=∠bideal(n)+γ{∠bN(n)−∠bideal(n)} 式中、γは定数を表す。
  8. 【請求項8】 上記フィルタがZドメインでH(z)で表される伝達関数を
    持つ線形離散時間フィルタであり、該フィルタの入力がシーケンス{∠bN(n
    )−∠bideal(n)}であることを特徴とする請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 量∠bN(n)−∠bideal(n)がアンラップされた位相で
    あることを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 量∠bN(n)−∠bideal(n)が−π〜+πの範囲に入
    るように束縛されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 量∠bN(n)−∠bideal(n)がアンラップされた位相
    であることを特徴とする請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 量∠bN(n)−∠bideal(n)が−π〜+πの範囲に入
    るように束縛されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記フィルタが、基準信号サンプルbR(n)が次式に基
    づいて計算される定数による乗算からなる0次フィルタである請求項6記載の方
    法: bR(n)=bideal(n)+γ{bN(n)−bideal(n)} 式中、γは定数を表す。
  14. 【請求項14】 上記フィルタがZドメインでH(z)で表される伝達関数
    を持つ線形離散時間フィルタであり、該フィルタの入力がシーケンス {bN(n)−bideal(n)} であることを特徴とする請求項6記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記フィルタが下記の伝達関数を持つ1次フィルタである
    ことを特徴とする請求項8記載の方法: H(z)=(γ+βz-1)/(1−δz-1) 式中、α、β及びδはパラメータである。
  16. 【請求項16】 上記フィルタが下記の伝達関数を持つ1次フィルタである
    ことを特徴とする請求項14記載の方法: H(z)=(γ+βz-1)/(1−δz-1) 式中、α、β及びδはパラメータである。
  17. 【請求項17】 上記基準信号決定ステップ(b)が上記基準信号発生ステ
    ップ(b)(iii)の前に、さらに、基準信号サンプルの位相を前に求めた基準
    信号サンプルと前に求めたコピー信号サンプルとの間の位相差に従属する量だけ
    補正するステップを有することを特徴とする請求項7記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記基準信号決定ステップ(b)が上記基準信号発生ステ
    ップ(b)(iii)の前に、さらに、基準信号サンプルの位相を前に求めた基準
    信号サンプルと前に求めたコピー信号サンプルとの間の差に従属する量だけ補正
    するステップを有することを特徴とする請求項13記載の方法。
  19. 【請求項19】 変調方式が位相偏移キーイング方式であることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 変調方式が差動位相偏移変調方式であることを特徴とする
    請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 変調方式がQAM方式であることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 アンテナアレイと、受信アンテナ信号の集合にこれに対応
    する受信重みの集合で加重するための手段を有する空間処理手段とを有し、各個
    別のアンテナ信号が該アンテナアレイの対応するアンテナで受信された信号から
    得られる通信ステーション内で、特定の遠隔ステーションによって該通信ステー
    ションに送信された変調信号から基準信号を発生させる方法であって、該変調信
    号が異なる位相を持つ符号を含む有限の符号アルファベットを有する変調方式に
    よって符号ポイントで変調される方法において: (a) 該特定の遠隔ステーションに対応する初期空間重みベクトルを用いるこ
    とによって、該受信アンテナ信号から該特定の遠隔ステーションに対応するコピ
    ー信号を分離するステップと; (b) 端末コピー信号から該受信アンテナ信号とほぼ同じ周波数オフセット及
    び時間アラインメントを持つ基準信号を決定するステップと; (c) 受信アンテナ信号及び基準信号を用いる費用関数を最適化することによ
    って新しい空間重みベクトルを計算するステップと; を有することを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 さらに、変調信号の符号を抽出するステップを有すること
    を特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 さらに、受信アンテナ信号に対してタイミング・アライン
    メントを実行するステップを有し、上記コピー信号分離ステップ(a)及び新し
    い空間重みベクトル計算の上記ステップ(c)が該時間アラインメントされた受
    信アンテナ信号を使用することを特徴とする請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 さらに、受信アンテナ信号に対して周波数オフセット補正
    を実行するステップを有し、上記コピー信号分離ステップ(a)及び新しい空間
    重みベクトル計算の上記ステップ(c)が該周波数オフセット補正された受信ア
    ンテナ信号を使用することを特徴とする請求項22記載の方法。
  26. 【請求項26】 さらに、受信アンテナ信号に対して周波数オフセット補正
    を実行するステップを有し、上記コピー信号分離ステップ(a)及び新しい空間
    重みベクトル計算の上記ステップ(c)が該周波数オフセット補正された受信ア
    ンテナ信号を使用することを特徴とする請求項24記載の方法。
  27. 【請求項27】 さらに、上記分離ステップ(a)を少なくとも1回反復す
    るステップを有し、該分離ステップ(a)を反復する際に、初期空間重みベクト
    ルの代わりに上記新しい重み計算ステップ(c)で既に決定された新しい空間重
    みベクトルを使用することを特徴とする請求項22記載の方法。
  28. 【請求項28】 上記基準信号決定ステップ(b)をさらに少なくとも1回
    反復するステップを有することを特徴とする請求項22記載の方法。
  29. 【請求項29】 さらに: 上記コピー信号の周波数オフセット及びタイミング・ミスアラインメントを推
    定するステップと; 該コピー信号の周波数オフセット及びタイミング・ミスアラインメントを補正
    して補正コピー信号を形成するステップと; を有し、上記基準信号決定ステップ(b)が、 該補正コピー信号と実質的に同じ周波数オフセット及びタイミング・アライン
    メントを持つ補正基準信号を合成するステップと; 該補正基準信号に周波数オフセット及び時間ミスアラインメントを与えて上記
    受信アンテナ信号と同じ周波数オフセット及び時間ミスアラインメントを持つ周
    波数オフセット/時間ミスアラインメントされた基準信号を形成するステップと
    ; を有することを特徴とする請求項22記載の方法。
  30. 【請求項30】 さらに: 上記コピー信号のタイミング・ミスアラインメントを推定するステップと; 該コピー信号のタイミング・ミスアラインメントを補正して時間アラインメン
    トされたコピー信号を形成するステップと; を有し、上記基準信号決定ステップ(b)が、 該時間アラインメントされたコピー信号と実質的に同じタイミング・アライン
    メントを持つ時間アラインメントされた基準信号を合成するステップと; 補正基準信号に時間ミスアラインメントを与えて上記受信アンテナ信号と実質
    的に同じ時間アラインメントを持つタイミング・ミスアラインメントされた基準
    信号を形成するステップと; を有することを特徴とする請求項22記載の方法。
  31. 【請求項31】 さらに: 上記コピー信号の周波数オフセットを推定するステップと; 該コピー信号の周波数オフセットを補正して周波数オフセット補正コピー信号
    を形成するステップと; を有し、上記基準信号決定ステップ(b)が、 周波数オフセット補正コピー信号と実質的に同じ周波数オフセットを持つ周波
    数オフセット補正基準信号を合成するステップと; 該周波数オフセット補正基準信号に周波数オフセットを与えて上記受信アンテ
    ナ信号と実質的に同じ周波数オフセットを持つ周波数オフセット基準信号を形成
    するステップと; を有することを特徴とする請求項22記載の方法。
  32. 【請求項32】 基準信号を決定する上記ステップ(b)が、サンプルポイ
    ントの集合の各サンプルポイント毎に: (i)同じサンプルポイントのコピー信号から、該サンプルポイントのコピー
    信号から求めた位相を持ちかつ初期符号ポイントの位相が初期理想信号位相とな
    るように設定される理想信号サンプルを構成するステップと; (iii)該理想信号サンプルの位相を該コピー信号サンプル位相に向けて減少
    させて基準信号の位相を得るステップと; (i)位相を減じるステップ(b)(ii)で求められた基準信号の位相を持
    つ基準信号を発生させるステップと; を有することを特徴とする請求項22記載の方法。
  33. 【請求項33】 上記理想信号の位相が上記理想信号構成ステップ(b)(
    i)で1サンプルずつ決定され、任意のサンプルポイントにおける理想信号サン
    プルの位相が: 該位相が決定された前のサンプルポイントの基準信号の位相と; 上記コピー信号に基づく決定と; から決定されることを特徴とする請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)を
    コピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向けて減少させるステップがコピー信
    号位相と理想信号位相との間の差のフィルタ形を加えることに相当する請求項3
    2記載の方法。
  35. 【請求項35】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)を
    コピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向けて減少させるステップが理想信号
    サンプルbideal(n)にコピー信号と理想信号との間の差のフィルタ形を加え
    ることによって基準信号サンプルbR(n)を形成することに相当することを特
    徴とする請求項32記載の方法。
  36. 【請求項36】 上記周波数オフセット補正基準信号合成ステップが、サン
    プルポイントの各サンプルポイント毎に: (i)同じサンプルポイントの上記周波数オフセット補正コピー信号から、該
    サンプルポイントの周波数オフセット補正コピー信号から求めた位相を持ちかつ
    初期符号ポイントの位相が初期理想信号位相となるように設定される理想信号サ
    ンプルを構成するステップと; (ii)該理想信号サンプルの位相を該周波数オフセット補正コピー信号サンプ
    ル位相に向けて減じて周波数オフセット補正基準信号の位相を得るステップと; (iii)位相を減じるステップ(ii)で求められた該周波数オフセット補正基
    準信号の位相を持つ周波数オフセット補正基準信号を発生させるステップと; を有することを特徴とする請求項31記載の方法。
  37. 【請求項37】 上記理想信号の位相が上記理想信号構成ステップ(b)(
    i)で1サンプルずつ決定され、任意のサンプルポイントにおける理想信号サン
    プルの位相が: 該位相が決定された前のサンプルポイントの周波数オフセット補正基準信号の
    位相と; 上記周波数オフセット補正コピー信号に基づく決定と; から決定されることを特徴とする請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)を
    周波数オフセット補正コピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向けて減少させ
    るステップが該周波数オフセット補正コピー信号位相と理想信号位相との間の差
    のフィルタ形を加えることに相当する請求項36記載の方法。
  39. 【請求項39】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)を
    周波数オフセット補正コピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向けて減少させ
    るステップが理想信号サンプルbideal(n)に該周波数オフセット補正コピー
    信号と理想信号との間の差のフィルタ形を加えることによって基準信号サンプル
    bR(n)を形成することに相当することを特徴とする請求項36記載の方法。
  40. 【請求項40】 上記タイミング・アラインメントされた補正基準信号合成
    ステップが、サンプルポイントの各サンプルポイント毎に: (i)同じサンプルポイントの上記タイミング/アラインメントされたコピー
    信号から、該サンプルポイントのタイミング・アラインメントされたコピー信号
    から求めた位相を持ちかつ初期符号ポイントの位相が初期理想信号位相となるよ
    うに設定される理想信号サンプルを構成するステップと; (ii)該理想信号サンプルの位相を該タイミング・アラインメントされたコピ
    ー信号サンプル位相に向けて減少させてタイミング・アラインメントされた基準
    信号の位相を得るステップと; (iii)位相を減じるステップ(i)で求められた該タイミング・アラインメン
    ト基準信号の位相を持つタイミング・アラインメント基準信号を発生させるステ
    ップと; を有することを特徴とする請求項29記載の方法。
  41. 【請求項41】 上記理想信号の位相が上記理想信号構成ステップ(b)(
    i)で1サンプルずつ決定され、任意のサンプルポイントにおける理想信号サン
    プルの位相が: 該位相が決定された前のサンプルポイントのタイミング・アラインメントされ
    た基準信号の位相と; 上記タイミング・アラインメントされたコピー信号に基づく決定と; から決定されることを特徴とする請求項40記載の方法。
  42. 【請求項42】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)を
    タイミング・アラインメントされたコピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向
    けて減少させるステップが該タイミング・アラインメントされたコピー信号位相
    と理想信号位相との間の差のフィルタ形を加えることに相当する請求項40記載
    の方法。
  43. 【請求項43】 理想信号サンプルbideal(n)の位相∠bideal(n)を
    タイミング・アラインメントされたコピー信号bN(n)の位相∠bN(n)に向
    けて減少させるステップが理想信号サンプルbideal(n)に該タイミング・ア
    ラインメントされたコピー信号と理想信号との間の差のフィルタ形を加えること
    によって基準信号サンプルbR(n)を形成することに相当することを特徴とす
    る請求項40記載の方法。
  44. 【請求項44】 上記補正信号合成ステップが: 上記補正コピー信号をコヒーレント復調して信号符号を形成するステップと; 該信号符号を再変調して該補正コピー信号と実質的に同じタイミング・アライ
    ンメント及び周波数オフセットを持つ補正基準信号を形成するステップと; を有することを特徴とする請求項29記載の方法。
  45. 【請求項45】 上記周波数オフセット補正基準信号合成ステップが: 上記周波数オフセット補正コピー信号をコヒーレント復調して信号符号を形成
    するステップと; 該信号符号を再変調して該周波数オフセット補正コピー信号と実質的に同じ周
    波数オフセットを持つ周波数オフセット補正基準信号を形成するステップと; 請求項31記載の方法。
  46. 【請求項46】 上記周波数オフセットを推定するステップが: 上記コピー信号から決定されたサンプルの集合に非線形性を与えるステップと
    ; DFTを取るステップと; 補間関数に当てはめるとその遷移補間関数を該DFTの結果に最も適合するよ
    うにさせる遷移量を決定するステップであって、その決定された遷移量が推定周
    波数オフセットの倍数であるステップと; を有することを特徴とする請求項29記載の方法。
  47. 【請求項47】 上記周波数オフセットを推定するステップが: 上記コピー信号から決定されたサンプルの集合に非線形性を与えるステップと
    ; DFTを取るステップと; 補間関数に当てはめるとその遷移補間関数を該DFTの結果に最も適合するよ
    うにさせる遷移量を決定するステップであって、その決定された遷移量が推定周
    波数オフセットの倍数であるステップと; を有することを特徴とする請求項31記載の方法。
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