JP2002524643A - 表面を修飾した充填剤組成物 - Google Patents

表面を修飾した充填剤組成物

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JP2002524643A
JP2002524643A JP2000570243A JP2000570243A JP2002524643A JP 2002524643 A JP2002524643 A JP 2002524643A JP 2000570243 A JP2000570243 A JP 2000570243A JP 2000570243 A JP2000570243 A JP 2000570243A JP 2002524643 A JP2002524643 A JP 2002524643A
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halogen
bis
titanium
filler composition
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アイヒラー,ハンス−ユルゲン
パルマー,ミヒャエル
エルビエ,ルネ
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アルスイス マーチンスヴェルク ゲーエムベーハー
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    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂またはエラストマー材料のための、表面修飾された充填剤組成物に関する。この充填剤組成物は、有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートならびにシロキサン誘導体で表面処理された、ハロゲンフリーな難燃化充填剤からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面を修飾された充填剤組成物、およびその熱可塑性樹脂、熱硬化
樹脂またはエラストマーへの、難燃化処理のための使用、ならびに、そのように
して難燃性を与えられた合成物質に関する。
【0002】
【従来の技術】
難燃化充填剤、たとえばマグネシウムまたはアルミニウムの水酸化物が、これ
らの充填剤を用いて製造された合成物質混合物の物性を改良する目的で、しばし
ば表面修飾される。表面修飾は、たとえば、DE−A−2659933に従う脂
肪酸の塩、EP−A−292233に従うポリマー含有酸基、EP−B−042
6196に従う、エチレン・プロピレン・コポリマー(EPDM)またはエチレ
ン・プロピレン・ターポリマーおよびその他の添加、またはWO−A−96/2
6240に従う特定の脂肪酸誘導体によって、行なわれている。
【0003】 技術的観点から見たコーティングによる表面修飾の欠点は、普遍性が欠けてい
ることである。たとえばWO−A−96/26240に従うコーティングは、あ
る種の合成物質たとえばEVAに対する機械的な特性および(または)燃焼挙動
の改善効果が、きわめて明白であるが、しかし、別の系たとえば脂肪族ポリケト
ンに対する効果は、ごく限定されたものであり、ポリアミドのような合成物質に
関しては、実用的な効果が得られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、表面修飾した充填剤組成物を発展させて、上記の
欠点を技術的に解消し、それによって改善されたポリマー加工性を普遍的なもの
にし、コーティングを施してない充填剤にくらべて、よりよい機械的およびレオ
ロジー的な特性および(または)改善された燃焼挙動を示すものを提供すること
にある。本発明の特別な課題は、ケーブル絶縁用のコンパウンドを製造する特別
の固体として適当な、表面修飾した充填剤組成物を開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、本発明にしたがう、請求項1の表面修飾した充填剤組成物によ
って解決することができる。
【0006】
【発明の実施形態】
本発明に従う、ハロゲンフリーな難燃化充填剤の表面修飾は、1種または2種
以上の有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートならびにシロキサン誘
導体を用いて行なう。
【0007】 ハロゲンフリーな難燃化充填剤としては、1種または2種以上のアルミニウム
の水酸化物および(または)1種または2種以上のマグネシウムの水酸化物を、
場合によっては、1種または2種以上のアルミニウムの、マグネシウムの、チタ
ンの、ケイ素の、もしくはジルコニウムの酸化物との混合物として使用し、また
はさらなる充填材料、たとえば炭酸カルシウム、タルクまたは焼成もしくは未焼
成の陶土を、これに配合して使用する。
【0008】 適切なアルミニウムの水酸化物としては、天然のAl(OH)含有材料、たと
えばハイドラルジライトもしくはギブサイト、またはAlO(OH)含有材料、
たとえばベーマイト、または合成水酸化アルミニウムたとえば商標「マルチフィ
ン(MARTIFIN)」または「マルチナル(MARTINAL)」を付して、ベルクハイム(ドイ
ツ国)のアルスイス・マーチンスヴェルクGmbHから販売されているものが使
用される。
【0009】 適切なマグネシウムの水酸化物としては、天然のMg(OH)型のもの、たと
えばブルーサイト、または海水型のもの、天然のマグネシウム炭酸水素塩たとえ
ばドーソナイト、ハンタイトもしくはハイドロマグネサイト、または合成水酸化
マグネシウム、たとえば商標「マグニフィン(MAGNIFIN)」を付して、ブライテナ
ウ(オーストリア国)のマグニフィンGmbHから販売されているものが使用さ
れる。アルミニウム、マグネシウム、チタンまたはジルコニウムの酸化物として
は、市場で入手できる酸化物が使用できる。合成物質の強化しようとする特性に
従って、水酸化アルミニウムおよび(または)水酸化マグネシウムを水酸化単独
で、または任意の混合比率で、上記の酸化物と混合使用する。
【0010】 本発明のひとつの実施態様に従えば、充填剤組成物は、メラミン誘導体および
(または)グアナミン誘導体を含有してもよい。この成分の追加は、難燃性のさ
らなる改良に寄与することができる。
【0011】 適切なメラミン誘導体は、たとえば、メラミンシアヌレート/メラミンイソシ
アヌレートまたはメラミンジボレートである。適切なグアナミンの誘導体は、た
とえば、アセトグアナミンシアヌレートである。
【0012】 よりより適用を目的として、メラミン誘導体および(または)グアナミン誘導
体は、適宜の担体物質に担持させて使用することができる。そのような担体物質
は、融点が高くても150℃以下であるポリマーや、流動性が高く後の加工工程
で蒸発除去することができる有機溶媒や、または本発明にしたがって使用する有
機チタネートおよび(または)有機ジルコネートならびにシロキサン誘導体から
選ぶことができる。
【0013】 メラミン誘導体および(または)グアナミン誘導体は、ハロゲンフリーな難燃
化充填剤100部につき、好ましくは0.01〜25部、より好ましくは0.5
〜15部の量で使用する。
【0014】 好適な有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートは、たとえば、ケン
リッチ・ペトロケミカルス Inc.の会社刊行物「ケン−リアクト・リファレ
ンス・マニュアル」Bulletin KR-1084-2 に記載されているようなもの、または
、たとえばデュポン社から商標「タイザー(TYZOR)」を付して販売されている
ようなものである。
【0015】 適切な有機チタネートおよび有機ジルコネートの例を挙げると、つぎのとおり
である。 チタン・テトラ−2−エチルヘキサノエート、 チタン・テトラブタノレート、 テトライソプロピル・チタネート、 トリエタノールアミン・ジルコネート、 テトラ−n−プロピル・ジルコネート、 テトラ−n−ブチル・ジルコネート、 ジエチルシトレート−キレート・ジルコネート、 トリイソステアリル−イソプロピル・チタネート、 トリス−イソオクタデカノエート−O−チタン(IV)−2−プロパノレート、 イソオクタデカノエート−O−2−プロパノレート−チタン(IV)ビス−2−メチ
ル−2−プロペノエート、 トリス(ドデシル)ベンゾスルホネート−O−チタン(IV)2−プロパノレート、 トリス(ジオクチル)ホスフェート−O−チタン(IV)2−プロパノレート、 ビス(ドデシル)ベンゾスルホネート−O−2−プロパノレート−チタン(IV)(
4−アミノ)ベンゾスルホネート、 メトキシジグリコレート−O−チタン(IV)トリス(2−メチル)−2−プロペノ
エート、 トリス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−チタン(IV)2−プロパノレート
メトキシジグリコレート−O−チタン(IV)トリス(2−プロペノエート)、 トリス(3,6−ジアザ)ヘキサノレート−チタン(IV)−2−プロパノレート、 オキソエチレンジオレート−チタン(IV)ビス[4−(2−フェニル)−2−プロ
ピル−2]フェノレート、 チタン(IV)ビス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−オキソエチレンジオレ
ート、(ジオクチル−O−ハイドロジェンホスファイト)とのアダクト、 トリス−(2−メチル)−2−プロペノエート−O−チタン(IV)オキソエチレン
ジオレート、 チタン(IV)ビス(ブチル,メチル)パイロホスフェート−O−オキソエチレンジ
オレート、ビス(ジオクチル)−ハイドロジェンホスファイトとのアダクト、 エチレンジオレート−O−チタン(IV)ビス(ジオクチル)ホスフェート、 エチレンジオレート−O−チタン(IV)ビス(ジオクチル)パイロホスフェート、
ビス(ジオクチル)−ハイドロジェンホスファイトとのアダクト、 エチレンジオレート−O−チタン(IV)ビス(ブチル、メチル)パイロホスフェー
ト、ビス(ジオクチル)−ハイドロジェンホスファイトとのアダクト、 オキソエチレンジオレート−チタン(IV)ビス(ジオクチル)パイロホスフェート
、2モルの2−N,N−ジメチルアミノ−2−メチルプロパノールとのアダク
ト、 メチルパイロホスフェート−O−チタン(IV)ビス(ブチル)、2モルの2−N,
N−ジメチルアミノ−2−メチルプロパノールとのアダクト、 ビス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−チタン(IV)エチレンジオレート−
ビス−(トリエチル)アミン塩、 ビス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−ビス(ジアルキル)アミノアルキ
ル−2−メチルプロペノエート−チタン(IV)エチレンジオレート、 エチレンジオレート−O−チタン(IV)ビス(ジオクチル)パイロホスフェート、
2モルのアクリレート−O−アミンとのアダクト、 エチレンジオレート−O−チタン(IV)ビス(ジオクチル)パイロホスフェート、
2モルの2−メチルプロペノアミド−N−アミンとのアダクト、 メチルパイロホスフェート−エチレンジオレート−チタン(IV)ビス(ブチル)−
ビス(ジアルキル)アミノアルキルアクリレート塩、 ビス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−チタン(IV)(ビス−2−プロペノ
レート−メチル)−2−ブタノレート、3モルのN,N−ジメチルアミノ−ア
ルキルプロペノアミドとのアダクト、 ビス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−ジルコニウム(IV)2,2−ジメチ
ル−1,3−プロパンジオレート、2モルのN,N−ジメチルアミノ−アルキ
ルプロペノアミドとのアダクト、 シクロ−ビス−2−ジメチルアミノパイロホスフェート−O,O−ジルコニウム
(IV)(2−エチル,2−プロペノレートメチル)1,3−プロパンジオレート
、2モルのメタンスルホン酸とのアダクト、 チタン(IV)テトラキス−2−プロパノレート、2モルの(ジオクチル)ハイドロ
ジェンホスフェートとのアダクト、 チタン(IV)テトラキス・オクタノレート、2モルの(ジ−トリデシル)ハイドロ
ジェンホスファイトとのアダクト、 メチルブタノレート−チタン(IV)テトラキス(ビス−2−プロパノレート)、2
モルの(ジ−トリデシル)ハイドロジェンホスファイトとのアダクト、 ジルコニウム(IV)テトラキス−2,2−(ビス−2−プロペノレートメチル)ブ
タノレート、2モルの(ジ−トリデシル)ハイドロジェンホスファイトとのア
ダクト、 トリス−ネオデカノレート−O−チタン(IV)2,2−(ビス−3−プロペノレー
トメチル)ブタノレート、 トリス(ドデシル)ベンゾスルホネート−O−チタン(IV)2,2−(ビス−2−
プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス(ジオクチル)ホスフェート−O−チタン(IV)2,2−(ビス−2−プロ
ペノレートメチル)ブタノレート、 トリス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−チタン(IV)2,2−(ビス−2
−プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス(2−エチレンジアミノ)エチレート−チタン(IV)2,2−(ビス−2−
プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス(3−アミノ)フェニレート−チタン(IV)2,2−(ビス−2−プロペノ
レートメチル)ブタノレート、 トリス(6−ヒドロキシ)ヘキサノエート−O−チタン(IV)2,2−(ビス−2
−プロペノレートメチル)ブタノレート、 シクロ(ジオクチル)パイロホスフェート−O,O−チタン(IV)ビス−オクタノ
レート、 チタン(IV)ビス−シクロ(ジオクチル)パイロホスフェート、 シクロ−ジ−2,2−(ビス−2−プロペノレートメチル)ブタノレート−パイ
ロホスフェート−O,O−ジルコニウム(IV)2−エチル−2−プロペノレート
メチル−1,3−プロパンジオレート シクロ(ジ−2−エチルヘキシル)パイロホスフェート−ジルコニウム(IV)ビス
−2−エチルヘキサノレート トリス−ネオデカノレート−O−ジルコニウム(IV)2,2−(ビス−2−プロペ
ノレートメチル)ブタノレート、 トリス(ドデシル)ベンゾスルホネート−O−ジルコニウム(IV)2,2−(ビス
−2−プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス(ジオクチル)ホスフェート−O−ジルコニウム(IV)2,2−(ビス−2
−プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス−2−メチル−2−プロペノレート−O−ジルコニウム(IV)2,2−(ビ
ス−2−プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス(ジオクチル)パイロホスフェート−O−ジルコニウム(IV)2,2−(ビ
ス−2−プロペノレートメチル)ブタノレート、 トリス−2−プロペノレート−O−ジルコニウム(IV)2,2−(ビス−2−プロ
ペノレート)ブタノレート、 トリス(2−エチレンジアミノ)エチレート−ジルコニウム(IV)2,2−(ビス
−2−プロペノレートメチル)ブタノレート、 ビス−(9,10−11,12−ジエポキシ)オクタデカノエート−O−ジルコ
ニウム(IV)ビス−(2,2−ジメチル)−1,3−プロパンジオレート、 ジルコニウム(IV)2−エチル−2−プロペノレートメチル−1,3−プロパンジ
オレート−ビス−メルカプトフェニレート、 トリス(2−アミノ)フェニレート−ジルコニウム(IV)1,1−(ビス−2−プ
ロペノレートメチル)ブタノレート。
【0016】 これらの化合物は、単独でも、また混合物としても、使用される。
【0017】 とくに好適な有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートは、たとえば
チタン・テトラ−2−エチルヘキサノエート、トリス−イソオクタデカノエート
−O−チタン(IV)−2−プロパノレート、(トリイソステアリルイソプロピル・
チタネート)、チタン・テトラブタノレートおよびテトライソプロピル・チタネ
ート、ならびに、トリエタノールアミン・ジルコネート、テトラ−n−プロピル
・ジルコネート、テトラ−n−ブチル・ジルコネートおよびジエチルシトレート
・キレート−ジルコネートである。 有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートは、ハロゲンフリーな難燃
化充填剤100部につき、好ましくは、0.01〜10部、より好ましくは0.
1〜5部使用する。
【0018】 機械的な特性、たとえば、引張り強度、伸びおよび弾性モジュールを最適なも
のにする目的で、有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートは、適切な
シランと組み合わせて使用することができる。
【0019】 そのようなシランは、たとえば、DE−A−2743682に記載されている
もの、またはヒュルスAGマール社発行の会社パンフレット「シラン−ケイ酸エ
ステル−金属酸エステル、キレートの納入プログラム」(1994年2月)に挙
げられているものである。好ましくは、ビニルシランたとえばビニルトリエトキ
シシランまたはビニルトリメトキシシラン、アミノシランたとえばN−メチル−
3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、メタクリルシランたとえば(メタク
リロイルオキシプロピル)−トリメトキシシラン、エポキシシランたとえば3−
グリシジロキシプロピル−トリメトキシシラン、またはアルキルシランたとえば
プロピルトリエトキシシランを使用する。
【0020】 場合によっては、上記のシランの混合物を配合することもできる。
【0021】 通常、シランは、ハロゲンフリーな難燃化充填剤100部につき0.01〜1
0部、好ましくは0.5〜5部の範囲の量とする。
【0022】 本発明に従って、ハロゲンフリー難燃化充填剤は、上記に加え、シロキサン誘
導体で処理する。シロキサン誘導体としては、ポリシロキサンが好都合に使用で
きる。好適なポリシロキサンは、オリゴアルキルシロキサン、ポリジアルキルシ
ロキサンたとえばポリジメチルシロキサンまたはポリジエチルシロキサン、また
はポリジアリールシロキサンたとえばポリフェニルシロキサンである。これらの
シロキサンは、官能基たとえばヒドロキシ、アミノ、ビニル、アクリル、メタク
リル、カルボキシまたはグリシジルを与えて、反応性とすることができる。
【0023】 高分子量のポリジアルキルシロキサン、場合によっては上記した官能性の基で
変性したものが、好都合に使用される。場合によっては、上記のシロキサン誘導
体の混合物を配合することができる。シロキサン誘導体は、ハロゲンフリーな難
燃化充填剤100部につき0.01〜20部、好ましくは0.05〜10部の範
囲の量、使用する。
【0024】 表面修飾のためには、ハロゲンフリーな難燃化充填剤を、前記したミキサー、
好ましくは高いせん断力を加えることができるミキサー中へ、上に挙げた種々の
配合成分とともに装入する。添加の時間および順序、ならびにプロセス温度は、
充填剤の表面に対する各成分の反応性によって適宜変更する。添加成分の予備混
合物を用意し、ハロゲンフリーな難燃化充填剤とともに、ミキサーに装入するこ
とも可能である。
【0025】 添加剤の濃縮物の中に充填剤を部分的な量だけを存在させた、いわゆるマスタ
ーバッチをまず製造し、それを前記の添加成分とともに、既知の方法に従って、
高いせん断力を有するミキサーで混合するという手法も、有利に実施できる。マ
スターバッチは、簡単なやり方で、より低コストの混合装置を使用して、たとえ
ば顧客において、対応する量の追加の充填剤で希釈し、組成物製造用の表面修飾
された充填剤に加工することができる。
【0026】 このようにして表面修飾されたハロゲンフリー難燃化充填剤は、最後に、所望
のポリマー中に段階的な方法で加えて、コンパウンド化する。コンパウンド化の
装置としては、市場で入手できる混合装置、たとえば一軸または二軸のスクリュ
ーニーダー、コニーダー、インネンミッシャー、またはFCM(ファアレル・コ
ンティニュアス・ミキサー)などがある。
【0027】 本発明にしたがって表面処理をしたハロゲンフリー難燃化充填剤は、熱可塑性
樹脂、熱硬化樹脂、またはエラストマーの耐燃焼性を増強させるためのものであ
る。熱可塑性樹脂の系には、たとえばポリエチレンおよびそのコポリマー、ポリ
プロピレン、EVAおよびそのコポリマー、EEAおよびそのコポリマー、ポリ
アミドおよびそのコポリマー、脂肪族ポリケトンまたはポリエステルが、ふさわ
しい例である。エラストマーとしては、たとえばEPM、EPDM、SBR、ク
ロロプレンゴムおよびニトリルゴムが対象になる。
【0028】 表面処理した充填剤の、上記したポリマーマトリクス中の含有量は、所望する
難燃化の度合いに応じて、充填されるポリマー基準で、5〜90重量%、好まし
くは20〜70重量%の範囲で変動する。
【0029】 本発明の表面処理したハロゲンフリー難燃化充填剤は、上記の熱可塑性樹脂の
なかでも、とりわけEVA、EEA、PE、PP、PAおよび脂肪族ポリケトン
に好適に配合される。
【0030】 増強しようとする特性に応じて、本発明の充填剤は、アルミニウムの、マグネ
シウムの、チタンの、ケイ素の、もしくはジルコニウムの酸化物と混合して使用
し、たとえば摩耗特性、硬さ、または耐候性をコントロールすることができる。
【0031】 前述の充填剤含有コンパウンドには、繊維状の補強材を加えることができる。
繊維状の材料の例を挙げれば、ガラス繊維、鉱物繊維、金属繊維、単結晶のいわ
ゆる「ウイスカー」を含めた、多結晶セラミック繊維があり、さらに、合成ポリ
マーに由来する繊維のすべて、たとえばアラミド、炭素,ポリアミド、ポリエス
テルおよびポリエチレンの繊維がある。
【0032】 所望であれば、コンパウンドに、適宜の顔料および(もしくは)染料、または
その他の実用上必要な添加剤または助剤を加えることができる。
【0033】
【実施例】
以下の実施例において、物性の試験方法は、下記の標準および規格に基礎をお
くものである。 メルト・フロー・インデクス DIN 53735 引張り強度 DIN 53455 弾性モジュール DIN 53457 伸 び DIN 53455 衝撃強度 DIN 53453 比伝導度 DIN 53482 最低酸素指数(LOI) ASTM D2863 UL94 アンダーライター・ラボラトリーズの標準に従う燃焼挙動
【0034】 [実施例1] 充填剤として、まず、1000gのコーティングを施してない水酸化マグネシ
ウム「マグニフィン(MAGNIFIN)」H5(マグニフィンGmbH、オーストリアの
ブライテナウ)であって、BET法で測定したとき5m/gという中程度の比
表面積をもつものを、ハイツ式冷却インテンシブミキサー中に入れて、0.8%
(8g)の有機チタネート(チタン・テトラブタノレート、デュポン社)で、4
0分間コーティングした。冷却ミキサー中で40℃近くまで冷却した後、さらな
るコーティングを、0.2%(2g)のポリシロキサン(SFR100、ジェネ
ラル・エレクトリック)および0.3%(3g)のアミノシラン(N−メチル−
3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、ヒュルス社)を用いて、冷却ミキサ
ーにおいて最終温度が65℃に達するまで行なった。
【0035】 最後に、このコーティングを施した充填剤を、「ブス(BUSS)」コニーダー中
で、EVA(「エスコレーネ・ウルトラ(Escorene Ultra)」UL00119、
エクソン社)に、0.3%の「イルガノックス(Irganox)」1010とともに
混合して、充填剤含有量が60%になるようにした。比較のため,コーティング
を施してないマグニフィンH5、ならびに,アミノシランだけのコーティングを
施した充填剤マグニフィンH51Vを、同じ充填剤含有量となるようにポリマー
に混合した。表1は、レオロジー的、機械的、および電気的な観点、ならびに耐
火炎性の観点から試験した結果を示す。
【0036】 表 1 EVA中に充填 特 性 H5比較例 H51V比較例 発明例 MFI,190℃/10kg(g/10分) 0.9 0.8 2.6 引張り強度(MPa) 11.5 13 13.1 伸び(%) 100 176 412 50℃28日経過後比抵抗(Ωcm) 1011 1013 1014 LOI(%O) 41 44 61
【0037】 [実施例2] 充填剤として、1000gのコーティングを施してない「マグニフィン」H5
(マグニフィンGmbH,オーストリアのブライテナウ)を、ハイツハイツ式冷
却インテンシブミキサー中において、1.0%(10g)の有機チタネート(チ
タン・テトラブタノレート、デュポン社)で、30分間コーティングした。冷却
ミキサー中で40℃近くまで冷却した後、この温度において、さらなるコーティ
ングを、3.0%(30g)のポリシロキサン(SFR100、ジェネラル・エ
レクトリック)を用いて行なった。
【0038】 最後に、このこーティングを施した充填剤を、「ブス」コニーダー中で、脂肪
族ポリケトン(「カリロン(Carilon)」DP/R 1000−1000、シェル
社)中に混合して、充填剤含有量が30%になるようにした。比較のため、コー
ティングを施してないマグニフィンH5、ならびに,アミノシランだけのコーテ
ィングを施した充填剤マグニフィンH51Vを、同じ充填剤含有量となるように
ポリマーに混合した。表2は、機械的的な観点とくに引張り特性、ならびに耐火
炎性の観点からの試験結果を示す。
【0039】 表 2 脂肪族ポリケトンに充填 特 性 H5比較例 H51V比較例 発明例 弾性モジュール(MPa) 2501 2794 2498 引張り強度(MPa) 41 56 42 伸び(%) 3.0 6.4 30 衝撃強度(KJ/m) 破断時20.8 破断時72 破断せず UL94V V2 達成せず V1LOI(%O) 30 30 32
【0040】 [実施例3] 充填剤として、1000gのコーティングを施してない「マグニフィン」H5
(マグニフィンGmbH,オーストリアのブライテナウ)を、ハイツ式冷却イン
テンシブミキサー中において、0.5%(5g)の有機チタネート(イソプロピ
ル・トリイソステアリル・チタネート、ケン−リアクト社)および0.3%のア
ミノシラン(N−メチル−3−アミノプロピル−トリメトキシシラン、ヒュルス
社)で、10分間コーティングした。冷却ミキサー中で室温近くまで冷却したの
ち、さらなるコーティングを、4.0%(40g)のポリシロキサン(「バイシ
ロン(Baysilon)」MH15、バイエル社)を用いて行なった。この添加剤は、
同時に、メラミンシアヌレート(「プラスチザン(Plastisan)」B〜3V、同
様に4.0%)の担体物質としての役割も果たしている。
【0041】 最後に、このコーティングを施した充填剤を、「ブス」コニーダー中で、ポリ
アミドPA12(「フェスタミド(Vestamid)」L1670、ヒュルス社)中に
混合して、充填剤含有量が60%になるようにした。比較のため、コーティング
を施してないマグニフィンH5、ならびに,アミノシランだけのコーティングを
した充填剤マグニフィンH51Vを、同じ充填剤含有量となるようにポリマーに
混合した。表3は、耐火炎性の観点からの試験結果を示す。
【0042】 表 3 充填剤 PA+H5比較例 PA+H51V比較例 発明例 LOI(%O) 48 43 62
【0043】 [実施例4] 充填剤として、1000gのコーティングを施してない「マグニフィン」H5
(マグニフィンGmbH,オーストリアのブライテナウ)を、ハイツ式冷却イン
テンシブミキサー中において、1.5%(15g)の有機チタネート(イソプロ
ピル・トリイソステアリル・チタネート、ケン−リアクト社)で、10分間コー
ティングした。冷却ミキサー中で室温近くまで冷却した後、さらなるコーティン
グを、0.5%(5g)のポリシロキサン(「バイシロン」MH15、バイエル
社)を用いて行なった。
【0044】 最後に、このコーティングを施した充填剤を、「ブス」コニーダー中で、ポリ
プロピレン(「ノボレン(Novolen)」3200H、BASF社)中に混合して
、充填剤含有量が65%になるようにした。比較のため、コーティングを施して
ないマグニフィンH5を、同じ充填剤含有量となるようにポリマーに混合した。
表4は、レオロジー的および機械的な観点からの試験結果を示す。
【0045】 表 4 ポリプロピレンに充填 特 性 H5比較例 発明例 MFI,230℃/5kg(g/10分) 測定不能 8.1 弾性モジュール(MPa) 3295 1623 引張り強度(MPa) 20.2 13.1 伸び(%) 1.1 142衝撃強度(KJ/m) 破断 破断せず
【0046】 [実施例5] 充填剤として、まず、1000gのコーティングを施してない水酸化アルミニ
ウム「マーチナル(MARTINAL)」OL−104/LE(アルスイス−マーチンスヴ
ェルクGmbH,ドイツのベルクハイム)であって、BET法で測定したときに
4m/gという中程度の比表面積をもつものを、ハイツ式冷却インテンシブミ
キサー中において、1.0%(10g)の有機チタネート(イソプロピル・トリ
イソステアリル・チタネート、ケン−リアクト社)で、30分間コーティングし
た。冷却ミキサー中で40℃近くまで冷却した後、さらなるコーティングを、0
.5%(5g)のポリシロキサン(AK350、ワッカー社)を用い、冷却ミキ
サーにおいて、最終温度が65℃に達するまで行なった。
【0047】 最後に、このコーティングを施した充填剤を、「ブス」コニーダー中で、EV
A(「エスコレーネ・ウルトラ」UL00119、エクソン社)中に、0.3%
の「イルガノックス」1010とともに混合して、充填剤含有量が60%になる
ようにした。比較のため,コーティングを施してない「マルチナル」OL−10
4/LE、ならびに,アミノシランだけのコーティングをした充填剤「マルチナ
ル」OL−104/Iを、同じ充填剤含有量となるようにポリマーに混合した。
表5は、レオロジー的および機械的な観点から試験した結果を示す。利点は、よ
り好ましい流動特性(より高いMFI)および高い衝撃強度、この実施例では4
31%、に存在する。
【0048】 表 5 EVAに充填 特 性 OL-104/LE OL-104/I 発明例 比較例 比較例 MFI,190℃/10kg(g/10分) 1.5 1.3 2.0 引張り強度(MPa) 10.1 13.1 7.7伸び(%) 133 207 431
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZA,ZW (72)発明者 エルビエ,ルネ ベルギー国 B−4700 オイペン シュテ ントリッヒ 150 Fターム(参考) 4J002 AA011 AA021 AC001 BB111 BF031 DE076 DE096 DE136 DE236 DJ016 DJ036 DJ046 FB086 FB096 FB106 FB126 FB136 FB146 FB166 FD016 FD136

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂またはエラストマー性合成物質の
    ための表面を修飾した充填剤組成物であって、ハロゲンフリーな難燃化充填剤か
    らなり、この難燃化充填剤が、1種または2種以上の有機チタネートおよび(ま
    たは)有機ジルコネートならびにシロキサン誘導体で表面を処理してある充填剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 メラミン誘導体および(または)グアナミン誘導体を追加的
    に含有することを特徴とする請求項1の充填剤組成物。
  3. 【請求項3】 メラミン誘導体および(または)グアナミン誘導体が、ハロ
    ゲンフリーな難燃化充填剤100部につき0.01〜25部含有されていること
    を特徴とする請求項2の充填剤組成物。
  4. 【請求項4】 有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートが、ハロ
    ゲンフリーな難燃化充填剤100部につき0.01〜10部含有されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかの充填剤組成物。
  5. 【請求項5】 有機チタネートおよび(または)有機ジルコネートが、シラ
    ンと組み合わせて含有されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    の充填剤組成物。
  6. 【請求項6】 シランが、ハロゲンフリーな難燃化充填剤100部につき0
    .01〜10部含有されているることを特徴とする請求項5の充填剤組成物。
  7. 【請求項7】 シロキサン誘導体が、ハロゲンフリーな難燃化充填剤100
    部につき0.01〜20部含有されていることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかの充填剤組成物。
  8. 【請求項8】 ハロゲンフリーな難燃化充填剤として、1種または2種以上
    のアルミニウムの水酸化物および(または)1種または2種以上のマグネシウム
    の水酸化物が、場合によっては、1種または2種以上のアルミニウムの、マグネ
    シウムの、チタンの、ケイ素の、もしくはジルコニウムの酸化物との、またはさ
    らなる充填材料との混合物の形で、含有されていることを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれかの充填剤組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに従う表面を修飾された充填剤
    組成物を、ハロゲンフリーな難燃化充填剤として、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂ま
    たはエラストマー中に、5重量%ないし90重量%の量含有させることからなる
    充填剤組成物の使用。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれかに従う表面を修飾された充填
    剤組成物を含有する、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂またはエラストマー。
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