JP2002524635A - 穴のある発泡体 - Google Patents

穴のある発泡体

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JP2002524635A JP2000570230A JP2000570230A JP2002524635A JP 2002524635 A JP2002524635 A JP 2002524635A JP 2000570230 A JP2000570230 A JP 2000570230A JP 2000570230 A JP2000570230 A JP 2000570230A JP 2002524635 A JP2002524635 A JP 2002524635A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要求の厳しい応用を満足させる音響絶縁性を有する熱可塑性ポリマー発泡体を提供する。 【解決手段】 約2mmより大きい平均気泡サイズ、実質的に開放構造の気泡構造、気泡を接続する比較的大きな孔、比較的低い空気流抵抗性を有する発泡体。該発泡体は、約2mmより大きい平均気泡サイズを有する発泡体を機械的に開放構造にすることにより製造される。多くの場合、機械的な開放構造化は、気泡を接続する比較的大きな孔を生ずる。該発泡体は、機械的強さを有し、製造するのに経済的であり、加水分解に対して抵抗性があり、音響処理、クッションのパッケージング、濾過、流体吸収に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に発泡体に関し、特に音響の処理に有用な熱可塑性ポリマー発
泡体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
建設業界では、建築物の空間を別々の空間例えばルーム及びオフィスに区画割
りをするために、パーティションウオールとしてパネルを使用することは周知で
ある。通常、それらは、絶縁性のミネラルファイバーの芯、及び芯を覆う2枚の
外側の相対する層、そして空気の入った裂け目又は中空の空間からなる。絶縁性
物質例えばミネラルファイバーは、熱及び/又は音響の絶縁をもたらすようなや
り方で相対する層の間に配置される。しかし、ミネラルファイバーの芯を有する
パーティション又はパネルの主な不利益さは、これらファイバーの機械的な強さ
の欠如であり、それはそのため高価な支持構造又は緻密化を要する。さらに、ミ
ネラルファイバー製品は、取り扱いに不快であり、皮膚の刺激を生じさせそして
恐らく健康上の危険をもたらす。
【0003】 発泡体は、また音響絶縁物質として利用されている。例えば、WO95/14
136号は、好ましい態様では、(a)2枚の外側の相対する層、そして(b)
中空のプロフィルを有する単一の開放構造の柔らかい合成の独立気泡の発泡体の
芯の層である柔らかい合成の芯の物質からなる多層の絶縁性パネル又は要素を開
示している。芯の物質は、互い違いのパターンで接触点を経て両方の外側の層と
緊密に接触するように配置され、それにより芯の層と相対する外側の層との間に
間隙をもたらす。しかし、WO95/14136号で芯の層として利用される独
立気泡の発泡体は、要求の厳しい応用では満足すべき音響の絶縁をもたらすには
ほど遠い。
【0004】 どんな特別な理論によって束縛されることを望まないが、音響の処理(例えば
音響の吸収及び音響の絶縁)における特定のポリマー性発泡体の有用性は、以下
の性質の一つ以上を有する発泡体に依存することが本発明の発明者により考えら
れる。1)約2mmより大きい平均気泡サイズ;2)実質的な開放気泡構造、そ
して3)気泡を接続する比較的大きな孔。発泡体が音響学的に活性であるために
、発泡体は、実質的に開放した気泡構造及び比較的低い空気流抵抗性を有しなけ
ればならない。これらの同じ性質の一つ以上は、また濾過及び流体の吸収につい
て発泡体の有用性に寄与するものと考えられる。
【0005】 或る大きな孔の開放構造の気泡の発泡体は周知である。しかし、それらは、ま
た一つ以上の欠点を有する。例えば、熱硬化性樹脂例えばメラミン及び半剛性ポ
リウレタンは、音響の処理に要求されるものと考えられる望ましい大きな孔の開
放構造の気泡の構造を示す発泡体を製造するのに使用できる。しかし、熱硬化性
樹脂は、リサイクルできず、製造に費用がかかり、そしてそれらの加水分解に対
する不安定さのために湿潤又は水性の環境で使用するのは不適当である。熱可塑
性ポリマー発泡体は、一般に、好都合な押し出し法により製造するのに安価であ
り、リサイクルでき、そして加水分解に対する安定さを示し、そのため熱硬化性
樹脂より利点がある。しかし、好都合な直接押しだし法により開放構造の気泡構
造を有する大きな孔の熱可塑性発泡体を達成するのは困難である。これらの困難
さは、気泡の開放構造性と発泡体の膨脹とが互いに矛盾するために、存在する。
すなわち、発泡体内に気泡を成長させることは、成長するために閉じたままでな
ければならないが、大きな孔を発達させることは、孔が膨脹の直前に気泡壁で成
長しなければならないことを必要とする。
【0006】 さらに、或る熱可塑性ポリマー発泡体は音響の処理に有用であると報告されて
いるが、それらの音響の処理の性能が要求の厳しい応用に満足できるかどうかは
疑問である。(例えば、1988年2月11日にDynamit Nobel
AGに発行されたDE3626349号、1988年2月11日にDynami
t Nobel AGに発行されたDE3626350号、そして1995年5
月26日にDow Chemicalに発行されたWO95/14136号参照
)。
【0007】 そのため、機械的な強さを有し、製造するのに経済的であり、そして加水分解
に対して安定である、要求の厳しい応用に対して満足できる防音性を提供する発
泡体を当業者が要求し続けている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
その要求は、本発明により満たされる。すなわち、本発明は、機械的な強さを
有し、製造するのに経済的であり、そして加水分解に対して安定である、要求の
厳しい応用に対して満足できる防音性を有する熱可塑性ポリマー発泡体を提供す
る。
【0009】 従って、本発明の一つの態様では、約4mmより大きい平均気泡サイズを有す
る熱可塑性ポリマー発泡体が提供される。
【0010】 他の態様では、気泡の50%より多くが機械的手段により開放構造になってい
る、2mmより大きい平均気泡直径を有する気泡性熱可塑性ポリマー発泡体が提
供される。
【0011】 また他の態様では、本発明は、気泡の50%より多くが機械的手段により開放
構造になっている、800000Rayls/mより低い空気流抵抗性と約2m
mより大きい平均気泡直径とを有する気泡性熱可塑性ポリマー発泡体を提供する
【0012】 なお他の態様では、本発明は、気泡の50%より多くが機械的手段により開放
構造になっている、2mmより大きい平均気泡直径を有する気泡性熱可塑性ポリ
マー発泡体構造を製造する方法を提供する。
【0013】 本発明の発泡体は、音響の吸収、音響の絶縁、流体の吸収、濾過、クッション
のパッケージイング、そして一つ以上の以下の性質を必要とする他の応用(防音
又は音響のダンピングの性質、機械的強さ、製造の経済性、及び加水分解に対す
る安定性)に特に有用である。
【0014】 図1は、発泡体内の独立気泡が穴あけにより開放構造になっている本発明の発
泡体を製造する方法を示す。 図2は、発泡体内の細長い独立気泡が穴あけにより開放構造になっている本発
明の発泡体を製造する方法を示す。 図3は、発泡体内の細長い独立気泡が斜角で穴あけにより開放構造になってい
る本発明の発泡体を製造する方法を示す。 図4は、発泡体内の独立気泡が圧縮とその後の穴あけにより開放構造になって
いる本発明の発泡体を製造する方法を示す。
【0015】 図5は、本発明の発泡体の吸音曲線を示す。 図6は、本発明の発泡体の吸音曲線を示す。 図7は、本発明の発泡体の吸音曲線を示す。 図8は、本発明の発泡体の吸音曲線を示す。 図9は、プロフィルがIと名付けられた本発明の発泡体のプロフィルを示す。 図10は、プロフィルがUと名付けられた本発明の発泡体のプロフィルを示す
。 図11は、プロフィルがWと名付けられた本発明の発泡体のプロフィルを示す
【0016】 本発明は、機械的な強さを有し、製造するのに経済的であり、そして加水分解
に対して安定である、要求の厳しい応用を満足する防音性を有する熱可塑性ポリ
マー発泡体を提供する。本発明の発泡体は、不可能ではないが達成するのが従来
困難であった性質又は性質の組合せを示す。従って、本発明の発泡体は、1種以
上の以下の性質を示す。1)約2mmより大きい平均気泡サイズ、2)実質的に
開放構造の気泡の構造、そして3)気泡を接続する比較的大きな孔。
【0017】 発泡体が音響学的に活性になるために、発泡体は実質的に開放構造の気泡構造
と比較的低い空気流抵抗性とを有しなければならない。本発明によれば、実質的
に開放構造の気泡構造と比較的低い空気流抵抗性とを有する発泡体は、約2mm
より大きい平均気泡サイズを有する発泡体を機械的に開放構造にすることにより
製造される。殆どの場合、これらの機械的な開放構造化は、気泡を接続する比較
的大きな孔を生ずる。
【0018】 本発明に使用して好適な熱可塑性樹脂は、押し出し法により発泡可能なすべて
のタイプの熱可塑性ポリマー及びブレンドを含む。本発明に好適な熱可塑性ポリ
マー樹脂の例は、ポリスチレン及びポリオレフィン樹脂(ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂を含む)、並びにエチレン−スチレンインターポリマー(ES
I)樹脂とポリオレフィン樹脂とのブレンド、例えばポリエチレン及びESI又
はポリプロピレン及びESIを含むがこれらに限定されず、ポリエチレン樹脂、
ポリエチレン樹脂のコポリマー及びポリエチレン樹脂のブレンドが好ましい。こ
れらの樹脂の例は、低密度ポリエチレン樹脂、例えば約0.4dg/分の溶融指
数及び0.922g/cmの密度を有するものである。
【0019】 上記のエチレン−スチレンインターポリマーは、重合した形のi)1種以上の
α−オレフィンモノマー及びii)1種以上のビニル又はビニリデン芳香族モノ
マー及び/又は1種以上の立体障害脂肪族又は脂環族のビニル又はビニリデンモ
ノマーそして所望によりiii)他の1種以上の重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマーを含む実質的にランダムなインターポリマーである。
【0020】 用語「インターポリマー」は、本明細書において、少なくとも2種の異なるモ
ノマーが重合してインターポリマーを製造するポリマーを示すのに使用される。
【0021】 用語「実質的にランダム」は、本明細書で使用されるとき、i)1種以上のα
−オレフィンモノマー及びii)1種以上のビニル又はビニリデン芳香族モノマ
ー及び/又は1種以上の立体障害脂肪族又は脂環族のビニル又はビニリデンモノ
マー、そして所望によりiii)他の1種以上のエチレン性不飽和モノマーを重
合することから生ずる実質的にランダムなインターポリマーであり、一般に、該
インターポリマーのモノマーの分布が、Bernoulliの統計モデルにより
、又はPOLYMER SEQUENCE DETERMINATION,Ca
rbon−13 NMR Method,Academic Press Ne
w York,1977,pp.71−78においてJ.C.Randallに
より記載された、一次又は二次のMarkovian統計モデルにより記述でき
ることを意味する。好ましくは、1種以上のα−オレフィンモノマー及び1種以
上のビニル又はビニリデン芳香族モノマー及び/又は1種以上の立体障害脂肪族
又は脂環族のビニル又はビニリデンモノマー、そして所望により他の1種以上の
エチレン性不飽和モノマーを重合することから生ずる実質的にランダムなインタ
ーポリマーは、3単位より多いビニル又はビニリデン芳香族モノマーブロックを
ビニル又はビニリデン芳香族モノマーの全量の15%より多く含まない。さらに
好ましくは、インターポリマーは、高度のアイソタクチシティ又はシンジオタク
チシティの何れかを特徴とする。これは、実質的にランダムなインターポリマー
の炭素−13NMRスペクトルでは、メソジアド配列又はラセミックジアド配列
の何れかを示す主鎖のメチレン及びメチンの炭素に相当するピーク領域が、主鎖
のメチレン及びメチンの炭素の全ピーク領域の75%を越えてはならないことを
意味する。従って使用される用語「実質的にランダムなインターポリマー」は、
上記のモノマーから製造される実質的にランダムなインターポリマーを意味する
【0022】 実質的にランダムなインターポリマーを製造するのに使用される好適なα−オ
レフィンモノマーは、例えば、2−20個、好ましくは2−12個、さらに好ま
しくは2−8個の炭素原子を含むα−オレフィンモノマーを含む。特に好適なも
のは、エチレン、プロピレン、ブテン−1、4−メチル−1−ペンテン、ヘキセ
ン−1又はオクテン−1、又はプロピレン、ブテン−1、4−メチル−1−ペン
テン、ヘキセン−1或いはオクテン−1の1種以上との組合せのエチレンである
。最も好ましくは、エチレン、又はエチレンとC3−8−α−オレフィンとの組
合せである。これらのα−オレフィンは、芳香族基を含まない。
【0023】 他の1種以上の所望の重合可能なエチレン性不飽和モノマーは、束縛環オレフ
ィン例えばノルボルネン及びC1−10アルキル又はC6−10アリール置換ノ
ルボルネンを含み、インターポリマーの例はエチレン/スチレン/ノルボルネン
である。
【0024】 実質的にランダムなインターポリマーを製造するのに使用できる好適なビニル
又はビニリデン芳香族モノマーは、例えば、以下の式
【0025】
【化1】
【0026】 (式中、Rは、水素及び1−4個の炭素原子を含むアルキル基からなるラジカ
ル、好ましくは水素又はメチルから選ばれ;各Rは、水素及び1−4個の炭素
原子を含むアルキル基からなるラジカル、好ましくは水素又はメチルから独立し
て選ばれ;Arは、フェニル基、又はハロゲン、C1−4−アルキル及びC1− −ハロアルキルからなる基から選ばれる1−5個の置換基により置換されたフ
ェニル基であり;そしてnは零から4、好ましくは零から2、最も好ましくは零
の値を有する) により示されるものを含む。特に好適なこれらのモノマーは、スチレン及びその
低級アルキル−又はハロゲン−置換誘導体を含む。好ましいモノマーは、スチレ
ン、α−メチルスチレン、スチレンの低級アルキル−(C−C)又はフェニ
ル環置換誘導体、例えばオルト−、メタ−及びパラ−メチルスチレン、t−ブチ
ルスチレン、環ハロゲン化スチレン、例えばクロロスチレン、パラ−ビニルトル
エン又はこれらの混合物を含む。さらに好ましい芳香族モノビニルモノマーは、
スチレンである。
【0027】 最も好ましい実質的にランダムなインターポリマーは、エチレンとスチレンと
のインターポリマー、及びエチレン、スチレンと少なくとも1種の3−8個の炭
素原子を含むα−オレフィンとのインターポリマーである。
【0028】 実質的にランダムなインターポリマーは、通常、0.5−65、好ましくは1
−55、さらに好ましくは2−50モル%の少なくとも1種のビニル又はビニリ
デン芳香族モノマー及び/又は立体障害脂肪族又は脂環族のビニル又はビニリデ
ンモノマー、そして35−99.5、好ましくは45−99、さらに好ましくは
50−98モル%の少なくとも1種の2−20個の炭素原子を有する脂肪族α−
オレフィンを含む。これらのインターポリマーは、参考として本明細書に引用さ
れるWO98/10014により製造できる。
【0029】 所望により、核形成剤が、発泡可能なブレンドに添加できる。本発明の発泡体
を製造するのに使用される核形成剤の量は、望ましい気泡のサイズ、発泡温度、
そして核形成剤の組成に従って変化しうる。例えば、大きな発泡体のサイズが望
ましいとき、少しの核形成剤が使用されるか、全く使用されない。有用な核形成
剤は、炭酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、タル
ク、粘土、二酸化チタン、シリカ、ステアリン酸バリウム、けいそう土、そして
クエン酸と重炭酸ナトリウムとの混合物を含む。利用されるとき、使用される核
形成剤の量は、ポリマー樹脂ブレンドの100重量部あたり0.01−5重量部
(pph)に及ぶことができる。
【0030】 本発明の発泡体を製造するのに有用な発泡剤は、当業者に周知のすべてのタイ
プの発泡剤;物理的及び化学的発泡剤及びこれらの混合物(無機発泡剤、有機発
泡剤及び化学的発泡剤を含む)を含む。好適な無機発泡剤は、二酸化炭素、窒素
、アルゴン、水、空気、及びヘリウムを含む。有機発泡剤は、1−6個の炭素原
子を有する脂肪族炭化水素、1−3個の炭素原子を有する脂肪族アルコール、そ
して1−4個の炭素原子を有する完全に又は部分的にハロゲン化した脂肪族炭化
水素を含む。脂肪族炭化水素は、メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソ
ブタン、n−ペンタン、イソペンタン及びネオペンタンを含む。脂肪族アルコー
ルは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、及びイソプロパノールを含
む。完全に又は部分的にハロゲン化した脂肪族炭化水素は、クロロカーボン、フ
ルオロカーボン、及びクロロフルオロカーボンを含む。本発明で使用されるクロ
ロカーボンは、塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル及び1、1、1−トリク
ロロエタンを含む。本発明で使用されるフルオロカーボンは、フッ化メチル、フ
ッ化メチレン、フッ化エチル、1、1−ジフルオロエタン(HFC−152a)
、1、1、1−トリフルオロエタン(HGC−143a)、1、1、1、2−テ
トラフルオロエタン(HFC−134a)、1、1、2、2−テトラフルオロエ
タン(HFC−134)、ペンタフルオロエタン、ペルフルオロエタン、2、2
−ジフルオロプロパン、1、1、1−トリフルオロプロパン、及び1、1、1、
3、3−ペンタフルオロプロパンを含む。本発明で使用される部分的に水素化さ
れたクロロフルオロカーボンは、クロロジフルオロメタン(HCFC−22)、
1、1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1−クロロ−
1、1−ジフルオロエタン(HCFC−142b)、1、1−ジクロロ−2、2
、2−トリフルオロエタン(HCFC−123)及び1−クロロ−1、2、2、
2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)を含む。完全に水素化されたク
ロロフルオロカーボンは、また、使用できるが、環境上の理由から好ましくない
。本発明で使用される化学的発泡剤は、アゾジカーボンアミド、アゾジイソブチ
ロニトリル、ベンゼンスルホニルヒドラジド、4、4−オキシベンゼンスルホニ
ル−セミカルバジド、p−トルエンスルホニルセミカルバジド、N、N=ジメチ
ル−N、N=ジニトロソテレフタルアミド、及びトリヒドラジントリアジン、重
炭酸ナトリウム、そして重炭酸ナトリウムとクエン酸との混合物を含む。すべて
のこれらの発泡剤の混合物も本発明の範囲内と考えられる。成形可能なビーズを
製造する押し出し法及びバッチ法用の好ましい発泡剤は、物理的発泡剤であり、
揮発性有機発泡剤が好ましく、低炭化水素(例えばプロパン及びブタン)が最も
好ましい。橋かけ結合した発泡法用の好ましい発泡剤は、分解可能な発泡剤及び
窒素である。
【0031】 発泡体形成ゲルを製造するためのポリマー溶融物質中に配合される発泡剤の量
は、必要に応じ変化して予定された密度を達成する。
【0032】 本発明の発泡体は、所望により、熱絶縁能力を増大させるために、赤外線吸収
剤(透過ブロッカー)例えばカーボンブラック、グラファイト、又は二酸化チタ
ンをさらに含む。利用されるとき、赤外線吸収剤は、発泡体中のポリマーブレン
ドの重量に基づいて、1.0−25重量%そして好ましくは2.0−10.0重
量%を含むことができる。カーボンブラックは、当業者に周知の任意のタイプの
もの、例えばファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラックそし
てチャンネルブラックである。
【0033】 本発明の発泡体が寸法安定性を示すことが好ましい。安定性コントロール剤は
、前記の発泡体から実質的に独立気泡構造の厚い(即ち4mmより大きい)シー
ト及び厚板製品(約12mmより厚い)を製造するのに特に望ましい。対照的に
、追加の安定性コントロール剤は、実質的に開放構造の気泡発泡体を形成すると
き、恐らく必要としないか又は望ましくない。
【0034】 寸法安定性は、発泡体の膨脹後30秒以内に測定される、発泡体の最初の体積
の%として、エージング中発泡体の体積を採用することにより測定される。この
定義を使用して、1月以内に最初の体積の80%以上を回復する発泡体が許容で
き、一方85%以上を回復する発泡体が好ましく、そして90%以上を回復する
発泡体が特に好ましい。体積は、好適な方法例えば水の立方置換により測定され
る。
【0035】 好ましい安定性コントロール剤は、C10−24脂肪酸のアミド及びエステル
を含む。これらの剤は、米国特許第3644230及び4214054号に教示
されている。最も好ましい剤は、ステアリルステアルアミド、グリセロールモノ
ステアレート、グリセロールモノベネネート及びソルビトールモノステアレート
を含む。概して、これらの安定性コントロール剤は、ポリマー100部あたり0
.1−10部に及ぶ量で使用される。
【0036】 種々の添加剤も発泡体中に配合でき、例えば無機充填剤、顔料、抗酸化剤、酸
スカベンジャー、紫外線吸収剤、難燃剤、加工助剤又は押しだし助剤がある。
【0037】 本発明のポリマー発泡体は、当業者に周知の技術及びやり方により製造でき、
そして分解可能な発泡剤及び橋かけ結合剤を使用して押し出し法並びにバッチ法
を含み、押し出し法が好ましい。
【0038】 押し出し法では、気泡のサイズは、いくらかのパラメータにより影響され、そ
れは、発泡剤のタイプ及びレベル、ポリマーのタイプ、ダイオリフィスの形状、
ダイにおける剪断速度、核形成剤のレベル、気泡拡大剤の使用、そして発泡温度
を含む。気泡のサイズを大きくするために、気泡核形成剤は、通常添加されない
。その代わり、気泡拡大剤が添加できる。パラメータのその他の中で、発泡剤の
タイプ及びレベルは、気泡のサイズに最大の影響を有する。通常、比較的高い溶
解性及び比較的低いレベルでの小さい分子のサイズを有する発泡剤は、大きな気
泡サイズをもたらす。これらの発泡剤の例は、プロパン、n−ブタン、イソブタ
ン、n−ペンタン、塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、メタノール、エタ
ノール、ジメチルエーテル、水そして1種以上のこれら発泡剤を含む混合した発
泡剤を含む。高圧フリーラジカル法により製造された枝分かれしたエチレン性ポ
リマー樹脂は、これらの発泡剤により膨脹したとき、大きな気泡を生じ勝ちであ
る。気泡のサイズの拡大添加物は、一般に、ポリマー樹脂を可塑化するのに使用
される化合物である。気泡サイズの拡大剤の例は、米国特許第4229396号
に記載されたような比較的低い融点を有するワックス状の物質、そして米国特許
第5489407号に記載されたような非ワックス状の低分子量化合物を含む。
さらに、ダイオリフィスにおける比較的低い剪断速度は、大きな気泡サイズを生
ずる。
【0039】 本発明のポリマー発泡体は、橋かけ結合しているか又はしていない。ポリマー
発泡体構造を製造する方法及びそれらを加工する方法は、D.Klempner
及びK.C.Frischにより編集されたC.P.Park、Polyole
fin Foam,9章、Handbook of Polymer Foam
s and Technology,Hanser Publishers,M
unich,Vienna,New Yok Barcelona(1991)
に教示されている。
【0040】 本発明の橋かけ結合されていない発泡体は、従来の押し出し発泡法により製造
できる。発泡体構造は、一般に、熱可塑性ポリマー樹脂(即ちポリマー物質)を
加熱して可塑化された又は溶融したポリマー物質を形成し、そのなかに発泡剤を
配合して発泡可能なゲルを形成し、そしてゲルをダイを通して押し出して発泡体
製品を形成することにより製造される。発泡剤と混合する前に、ポリマー物質を
、そのガラス転移温度又は融点で又はそれより高く加熱する。発泡剤は、当業者
に周知の任意の手段、例えば押し出し機、ミキサー、ブレンダーなどにより溶融
したポリマー物質中に配合又は混合する。発泡剤は、溶融したポリマー物質の実
質的な膨脹を防止しそしてそのなかに発泡剤を均一に分散させるのに十分な高圧
で溶融したポリマー物質と混合される。所望により、核形成剤は、ポリマー溶融
物中にブレンドされるか、又は可塑化又は溶融前にポリマー物質とドライブレン
ドされる。発泡可能なゲルは、概して、より低温に冷却されて発泡体構造の物理
的特徴を最適にする。ゲルは次に所望の形状のダイを通して減圧又はより低い圧
のゾーンに押し出されるか又は運ばれて発泡体構造を形成する。より低い圧のゾ
ーンは、発泡可能なゲルがダイを通して押し出される前に維持されるそれより低
い圧でである。より低い圧は、大気圧より高い又はそれより低い圧(真空)であ
るが、好ましくは大気圧のレベルでである。
【0041】 本発明の橋かけ結合していない発泡体は、マルチオリフィスダイを通して熱可
塑性ポリマー樹脂(即ち、ポリマー物質)の押し出しにより合着したストランド
の形で形成できる。オリフィスは、溶融した押し出し物の隣接するストリーム間
の接触が発泡工程中に生じそして接触した表面が一体化した発泡体構造を生ずる
のに十分な接着で互いに接着するように配置される。ダイをでる溶融した押し出
し物のストリームは、ストランド又はプロフィルの形をとり、それは望ましくは
発泡し、合着しそして互いに接着して一体化した構造を形成する。望ましくは、
合着した個々のストランド又はプロフィルは、一体化した構造で接着したままで
あって、製造、成形そして発泡体を使用するときに遭遇するストレス下ストラン
ドの離層を防ぐ。合着したストランドの形の発泡体構造を製造する装置及び方法
は、米国特許第3573152及び4324720号に教示されている。
【0042】 本発明の発泡体構造は、また、物品に成形するのに好適な橋かけ結合していな
い発泡体ビーズに形成できる。発泡体ビーズは、押し出し法又はバッチ法により
製造できる。押し出し法では、従来の発泡押し出し装置に付けたマルチ穴ダイか
ら出る発泡体ストランドは、粒状化されて発泡体ビーズを形成する。バッチ法で
は、分割した樹脂粒子例えば粒状化した樹脂ペレットは、それらが実質的に不溶
である液体媒体例えば水に懸濁され;オートクレーブ又は他の耐圧容器中で高温
及び高圧で液体媒体中に発泡剤を導入することにより発泡剤を含浸し;そして大
気圧又は減圧の領域中に急速に放出して発泡体ビーズを形成する。この方法は、
米国特許第4379859及び4464484号に教示されている。
【0043】 本発明の橋かけ結合した発泡体は、分解可能な発泡剤を使用して橋かけ結合し
た発泡法又は従来の押し出し法の何れかにより製造できる。
【0044】 分解可能な発泡剤を使用して橋かけ結合した発泡法を利用するとき、本発明の
橋かけ結合した発泡体は、熱可塑性ポリマー樹脂(即ち、ポリマー物質)と分解
可能な化学的発泡剤とをブレンドし加熱して発泡可能な可塑化した又は溶融した
ポリマー物質を形成し、ダイを通して発泡可能な溶融したポリマー物質を押し出
し、橋かけ結合を溶融したポリマー物質に導入し、そして溶融したポリマー物質
を高温に曝して発泡剤を放出して発泡体構造を形成することにより製造できる。
ポリマー物質及び化学的発泡剤は、当業者に周知の任意の手段例えば押し出し機
、ミキサー、ブレンダーなどにより混合し溶融ブレンドできる。化学的発泡剤は
、好ましくは、ポリマー物質を加熱して溶融した形にする前に、ポリマー物質と
ドライブレンドされるが、またポリマー物質が溶融した相にあるとき、添加でき
る。橋かけ結合は、橋かけ結合剤の添加により又は照射により導入できる。橋か
け結合の導入及び高温に曝して発泡又は膨脹を行うことは、同時に又は順次に行
われる。もし橋かけ結合剤が使用されるならば、それは化学的発泡剤と同じやり
方でポリマー物質中に配合される。さらに、もし橋かけ結合剤が使用されるなら
ば、発泡可能な溶融したポリマー物質は、橋かけ結合剤又は発泡剤の分解を防ぎ
そして早まった橋かけ結合を防ぐために好ましくは150℃より低い温度に加熱
し又は曝される。もし照射の橋かけ結合が使用されるならば、発泡可能な溶融し
たポリマー物質は、発泡剤の分解を防ぐために好ましくは160℃より低い温度
に加熱し曝される。発泡可能な溶融したポリマーは、所望の形状のダイを通して
押し出されるか又は運ばれて発泡可能な構造を形成する。発泡可能な構造は、次
に例えばオーブン中で高温度(概して150−250℃)で橋かけ結合され膨脹
して発泡体構造を形成する。照射の橋かけ結合が使用されるとき、発泡可能な構
造は、照射されてポリマー物質を橋かけ結合し、次に上記のように高温度で膨脹
する。構造は、有利には、橋かけ結合剤又は照射の何れかを使用して上記の方法
に従ってシート又は薄い厚板に製造できる。
【0045】 分解可能な発泡剤を使用して橋かけ結合した発泡法における橋かけ結合剤又は
照射の使用に加えて、橋かけ結合は、またC.P.Park、同上、9章に記載
されたようにシラン橋かけ結合の手段により達成できる。
【0046】 本発明の橋かけ結合した発泡体は、また、イギリス特許第2145961A号
に記載されたように、ロング−ランドダイを利用して押し出し法により開放構造
の厚板構造に製造できる。その方法では、ポリマー、分解可能な発泡剤、及び橋
かけ結合剤は、押し出し機で混合され、混合物は加熱されてポリマーを橋かけ結
合させそして発泡剤をロング−ランドダイで分解させ、そして発泡体構造が成形
されそしてダイから離れ、発泡体構造とダイとの接触は、適切な潤滑物質により
潤滑化される。
【0047】 本発明の橋かけ結合した発泡体は、また、物品に成形するのに好適な橋かけ結
合した発泡体ビーズに形成できる。発泡体ビーズを製造するために、分離した樹
脂粒子例えば顆粒化した樹脂ペレットは、それらが実質的に不溶である液体媒体
例えば水に懸濁され;オートクレーブ又は他の耐圧容器中で高温及び高圧で液体
媒体中に発泡剤を導入することにより発泡剤を含浸し;そして大気圧又は減圧の
領域中に急速に放出して発泡体ビーズを形成する。この方法の他の例では、ポリ
マービーズは、発泡剤を含浸され、冷却され、容器から放出され、次に加熱又は
スチームにより膨脹される。上記の方法の誘導された例では、スチレンモノマー
は、橋かけ結合剤とともに懸濁されたペレット中に含浸されてポリマー物質との
グラフトインターポリマーを形成する。発泡剤は、懸濁されているか又は別に非
水性の状態の間樹脂ペレット中に含浸される。膨脹可能なビーズは、次にスチー
ムによる加熱により膨脹され、そして膨脹可能なポリスチレン発泡体ビーズのた
めの従来の成形法により成形される。
【0048】 発泡体ビーズは、次に当業者に周知の任意の手段、例えば発泡体ビーズを型に
放出し、型を圧縮してビーズを圧縮し、そしてビーズを例えばスチームとともに
加熱してビーズの合着及び溶接を行って物品を形成する。所望により、ビーズは
、型への放出前に空気又は他の発泡剤により予備加熱できる。上記の方法及び成
形法の優れた技術は、C.P.Park、上記、pp.227−233、米国特
許第3886100、3959189、4168353及び4429059号に
見いだされる。発泡体ビーズは、また、好適な混合装置又は押し出し機でポリマ
ー、橋かけ結合剤及び分解可能な混合物の混合物を製造し、そして混合物をペレ
ットに形成し、そしてペレットを橋かけ結合に加熱しそして膨脹する。
【0049】 物品へ成形するのに好適な橋かけ結合した発泡体ビーズを製造する他の方法は
、従来の発泡押し出し装置でポリマー物質を溶融しそして物理的発泡剤と混合し
て本質的に開放構造の発泡体ストランドを形成することである。発泡体ストラン
ドは、粒状化又はペレット化して発泡体ビーズを形成する。発泡体ビーズは、次
に照射により橋かけ結合される。橋かけ結合された発泡体ビーズは、次に合着さ
れそして成形されて他の発泡体ビーズ法のために上記のような種々の物品を形成
する。この方法の追加の教示は、米国特許第3616365号及びC.P.Pa
rk、同上、pp.224−228に見いだされる。
【0050】 さらに、シラン橋かけ結合技術は、押し出し法で使用できる。この方法の教示
は、C.P.Park、同上、9章、及び米国特許第4714716号に見いだ
される。シラン橋かけ結合法が従来の押し出し法により利用されるとき、ポリマ
ーは、ビニル官能シラン又はアジド官能シランとグラフトされ、そして押し出さ
れて発泡体を形成する。押し出された発泡体は、次に橋かけ結合を発展させるた
めに温かい湿った空気に曝される。
【0051】 本発明の橋かけ結合された発泡体は、ポリマー物質、橋かけ結合剤そして発泡
剤を混合してスラブを形成し、型中で混合物を加熱して橋かけ結合剤がポリマー
物質を橋かけ結合し発泡剤が分解し、そして型中の圧を低下させることにより発
泡体を膨脹することにより、パン様のストック発泡体を製造できる。所望により
、圧の低下で形成されるパン様のストックは、再加熱されてさらなる膨脹を行う
【0052】 橋かけ結合されたポリマーのシートは、ポリマーシートを高エネルギービーム
で照射することにより、又は化学的橋かけ結合剤を含むポリマーシートを加熱す
ることにより、製造される。橋かけ結合されたポリマーシートは、所望の形状に
切断しそして高圧下しかもポリマーの軟化点より高い温度で窒素を含浸させる。
圧力を低下させることは、シート中でバブルの核形成及びいくらかの膨脹を行う
。シートは、軟化点より高い温度で加圧下低圧容器で再加熱され、そして圧力は
低下されて発泡体が膨脹できる。
【0053】 上記の方法により製造される発泡体は、10−300kg/mの密度を示し
、15−100kg/mの密度を有する発泡体が好ましく、15−60kg/
の密度を有する発泡体が特に好ましい。さらに、上記の方法により製造され
た発泡体は、2−15mmの平均気泡サイズを示し、2−10mmの気泡サイズ
が好ましく、3−10mmのそれがさらに好ましく、そして4−8mmが特に好
ましい。さらに、上記の方法により製造された発泡体は、開放構造の気泡のもの
であるか又は独立気泡のものである。
【0054】 上記の方法に従って製造される発泡体は、さらなる処理段階なしに音響の処理
で有用である。例えば、約4mmより大きい平均気泡サイズを有する上記の方法
により製造された発泡体は、発泡体が有する他の性質に関係なくそしてさらなる
処理段階を必要とすることなく、吸音物質として使用するのに好適であるのに十
分な空気流抵抗性を示す。概して、音響処理の最終の使用では、約800000
Rayls/m(即ち800000Pa・s/m)より低い空気流抵抗性が望
ましく、400000Rayls/m(即ち400000Pa・s/m)より
低いこと、100000Rayls/m(即ち100000Pa・s/m)よ
り低いこと、さらに50000Rayls/m(即ち50000Pa・s/m )より低いことが、発泡体の最終用途に応じて次第により望ましい。
【0055】 しかし、上記の方法により製造された基本発泡体が十分な音響処理の性質を示
さない場合には、1)実質的に開放構造の気泡構造及び2)気泡を接続する比較
的大きな孔のような性質の追加又は増大が、機械的な手段により基本発泡体内の
独立気泡を開放構造にすることにより基本発泡体に付与できる。
【0056】 前述のように、発泡体が音響学的に活性であるために、発泡体は、実質的な開
放構造の気泡構造及び比較的低い空気流抵抗性を有しなければならない。本発明
に従って、実質的な開放構造の気泡構造及び比較的低い空気流抵抗性を有する発
泡体は、約2mmより大きい平均気泡サイズを有する発泡体を機械的に開放構造
にすることにより製造される。ほとんどの場合、これらの機械的な開放構造化は
、気泡を接続する比較的大きな孔を生ずる。例えば、発泡体内の独立気泡は、基
本の熱可塑性ポリマー発泡体の少なくとも一つの表面の少なくともいくらかの部
分に、セルラー熱可塑性ポリマー発泡体中の独立気泡を開放構造化する手段を適
用するすることにより、開放構造化でき、適用は、開放構造化された基本ポリマ
ー発泡体内の独立気泡の少なくともいくらかの部分を生ずるのに十分なものであ
る。機械的手段により開放構造にされる独立気泡の部分は、もちろん、独立気泡
を開放構造化する手段の適用の程度に依存するだろう。例えば、もし独立気泡の
より少ない%が開放構造化されるならば、開放構造化する手段の適用は、基本発
泡体の表面の部分のみに適用される(及び/又は)基本発泡体の厚さ方向に部分
的のみ延長するだろう。しかし、もし独立気泡のより多い%が開放構造化される
ならば、開放構造化するための手段の適用は、基本発泡体の表面のより多くに適
用される(及び/又は)基本発泡体の厚さにさらに延長するだろう。
【0057】 独立気泡を開放構造化する手段の適用の方向は、無関係であり、そして押し出
しの方向に垂直か又はそれに沿うかの何れかで行われ、そして基本発泡体の表面
に関して任意の角度で行うことができる。
【0058】 独立気泡を開放構造化する手段は、独立気泡を開放構造化するのに十分な任意
の手段であるが、概して穴あけ、薄切り、圧縮又はこれらの組合せを含むだろう
。概して、穴あけは、1個以上の先の尖った鋭い物体により基本発泡体を刺すこ
とからなる。好適な先の尖った鋭い物体は、針、スパイク、ピン又は釘を含む。
さらに、穴あけは、ドリル処理、レーザー切断、高圧流体切断、エアガン又は発
射体を含む。図1は、発泡体1が複数の先の尖った鋭い物体3により穴あけされ
た、複数の独立気泡2を含む本発明の基本発泡体1の断面を示す。
【0059】 さらに、基本発泡体は、膨脹中発泡体ストランドを引っ張ることにより細長い
気泡を有するように製造できる。この引張は、水平方向の気泡サイズを変化させ
る又はしばしば増大させることなく、細長い気泡を生ずる。従って、引張は、縦
方向に垂直な方向で増大した平均気泡サイズを生じさせ(EH平均)そして穴あ
けを助ける。図2は、複数の先の尖った鋭い物体3により穴あけされている、押
し出し方向に細長くされている複数の独立気泡4を含む本発明の基本発泡体1の
断面を示す。図3は、斜角で複数の先の尖った鋭い物体3により穴あけされてい
る、押し出し方向に細長くされている複数の独立気泡4を含む本発明の基本発泡
体1の断面を示す。
【0060】 基本発泡体の穴あけは、任意のパターンで行うことができ、正方形のパターン
及び三角形のパターンを含む。さらに、穴あけ間の距離が、大部分の気泡を穴あ
けするために、発泡体内に気泡サイズのオーダーであることが好ましい。そのた
め、大部分の気泡が穴あけされることが望ましいときには、穴あけが、基本発泡
体内の気泡の平均直径の2倍以下である距離で互いに間隔をおいたことを生ずる
やり方で行われ、好ましくは1.5倍以下、さらに好ましくは基本発泡体内の気
泡の平均距離に等しく、そして最も好ましくは、基本発泡体内の気泡の平均直径
より短い。基本発泡体を穴あけする鋭い先の尖った物体の特別な直径の選択は、
多くのファクター(平均気泡サイズ、穴あけの目的とする間隔を含む)に依存す
るが、、本発明の或る発泡体の製造に有用な先の尖った鋭い物体は、概して1−
4mmの直径を有するだろう。
【0061】 薄切りは、発泡体の少なくとも一部を通してスライスするのに十分な任意の手
段により行われ、ナイフ及び鋸を含む。薄切りによる基本発泡体の気泡の開放構
造化は、切断した表面での気泡を必然的に開放構造にするに過ぎず、発泡体の内
部の気泡は変化しないままである。そのため、薄切りは、発泡体の厚さを通して
空気流抵抗性を低下させない。しかし、薄切りによる表面の気泡の開放構造化は
、或る音響処理の応用に十分であり、特にもし気泡のサイズが十分に大きい(及
び/又は)残りの切断していない発泡体が十分に薄いならばそうである。すべて
の特別な理論に束縛されることを望まないが、有効な音響の吸収には、発泡体の
厚さを通して低い空気流の抵抗性が存在することが必要とされないと本発明の発
明者は考える。これは、音響が空気の圧縮波であり、それは振動するやり方(即
ち、空気の分子が固定された平均の位置で前後に運動し、空気の隣接する層で分
子にあたるなど)で空気の分子の運動により伝播するからである。空気の分子そ
れら自体は、発泡体の厚さの末端へ大きな距離を移動しない。従って、発泡体の
基体を通る音響の伝達中真の空気流は存在しない。しかし、音響は、前後の空気
の分子の運動により形成される熱により発散し、気泡の壁で摩擦を生ずる。圧縮
波であるので、それらの運動へほぼ垂直な方向でフィルムへの分子の衝突がフィ
ルムを振動させ、それは次に他の面の空気を振動させることから、音波はその通
過をブロックする柔らかいフィルムを通して通過する。そのため、たわみうる薄
いフィルムの二三の薄い層例えばその表面の気泡がスライスされている本発明の
発泡体の変化していない内部の芯は、発泡体の音響の吸収の能力を過剰に損なわ
ない。
【0062】 気泡を開放構造化する手段としての圧縮は、発泡体の一つ以上の表面に外部の
力を働かせるのに十分な任意の手段により行うことができ、それゆえ基本発泡体
内の気泡を破裂させそして開放構造化する。穴あけ中又はその後の圧縮は、気泡
の壁を通る高圧の差が生ずるので、穴あけにより生ずるチャンネルに隣接する気
泡の壁を破裂するのに特に有効である。さらに、針のパンチングとは異なり、圧
縮は、すべての方向に面する気泡の壁を破裂させ、それにより音響の吸収に望ま
れる曲がりくねった路を生ずる。
【0063】 基本発泡体の独立気泡の機械的な開放構造化は、気泡の壁と圧縮材とに大きな
サイズの孔を生ずることにより基本発泡体の空気流抵抗性を低下させる。どんな
場合でも、それをする特別な手段にかかわらず、基本熱可塑性ポリマー発泡体内
の独立気泡のこの機械的な開放構造化は、発泡体の音響の吸収、音響の絶縁、流
体の吸収そして濾過性を増大するのを助ける。
【0064】 もちろん、機械的に開放構造化された気泡の%は、気泡のサイズ、気泡の形状
、開放構造化の手段(即ち、穴あけ、薄切り、圧縮)及び基本発泡体に適用され
る開放構造化の手段の適用の程度を含む多数のファクターに依存するだろう。空
気流抵抗性における最大の低下のために、基本発泡体内の独立気泡の50%より
多くが、上記の機械的な手段により開放構造化されるのが好ましく、70%より
多くがさらに好ましく、そして90%より多くが最も好ましい。機械的に開放構
造化される気泡の%を最大にするために、圧縮と穴あけとの組合せが気泡を開放
構造化するのに使用することが好ましい。図4は、先ず圧縮され次に発泡体が圧
縮されている間複数の先の尖った鋭い物体3により穴あけをされた、押し出しの
方向4に延伸された複数の独立気泡を含む本発明の基本発泡体1の断面を示す。
【0065】 前記のように押し出し前にポリマー物質に難燃剤を含ませるオプションに加え
て、本発明の発泡体は、またそれらが押し出された後、そして好ましくはそれら
が任意の追加の処理段階例えば引張による延伸及び独立気泡の機械的な開放構造
化にかけられた後、難燃剤を含浸させられる。
【0066】 音響絶縁に使用されるとき、本発明の発泡体は、相対する層、それに付着した
発泡体の芯の層、そしてストリップ、パッチ、ダブ又は他の幾何学的な突起(一
般に以後接触点とよぶ)の手段により別々な接触点で芯の層が固定されている構
造、芯の層と構造との間の残された隙間、さらに長いスパン及び/又は薄い相対
する層の場合、構造から或る距離で芯の層を維持するトラベル・ストップを含む
多層の音響絶縁パネルにおける芯の層として使用できる。芯の層が別々の接触点
で固定されている構造は、壁又は天井又は任意の他の好適な建設材料である。別
に、構造は第二の相対する層である。得られるサンドウィッチパネルは、パーテ
ィション要素又はパーティション壁として使用できる。パネルは、ビルディング
及び/又は機械の音響絶縁性を改良するために建設及び他の産業で有用である。
これらのパネルの例は、1995年5月26日に発行されたWO95/1413
6号に記載されている。
【0067】 多層パネルにおける芯の層として使用されるとき、本発明の発泡体は、多数の
やり方でプロフィルに形成できる。例えば、本発明の発泡体は、真っ直ぐな形態
にプロフィルとすることができる。図9は、Iと名付けられた真っ直ぐな形態の
形である発泡体の芯5を含むようにプロフィルされた本発明の発泡体を示す。し
かし、本発明の発泡体は、またそれらが低い動こわさ(stiffness)を
示すようにプロフィルされる。例えば、本発明の発泡体は、同じ又は他の発泡体
の細いストリップ6が発泡体の芯5の両端で同じ面で付着した発泡体の芯5を含
むようにプロフィルできる。図10のプロフィルはUと名付けられる。さらに、
本発明の発泡体は、同じ又は他の発泡体の細いストリップ6が発泡体の芯5の相
対する面に交互に付着しそして同じ又は他の発泡体の細いストリップ6が発泡体
の芯5の両端で両面及び相対する面で互いに付着している、発泡体の芯5を含む
ようにプロフィルできる。図11のプロフィルは、Wと名付けられる。本発明の
発泡体が、そのようにプロフィルされそして上張りパネル間に置かれるとき、こ
れらのデザインは、上張りパネルへの圧縮ひずみを発泡体の芯へのたわみひずみ
に変える。支持ストリップ間に十分な距離があると、構造は、望ましい非常に低
い動こわさをもたらす。プロフィルWの場合には、発泡体の芯5の同じ面の細い
ストリップ6の中間点間の距離は、少なくとも250mm、そして好ましくは3
00−600mmである。プロフィルUの場合、ストリップの中間点間の距離は
、少なくとも350mm、そして好ましくは450−600mmである。
【0068】 本発明の発泡体の以下の実施例は、本発明を制限するものと考えてはならない
。他に指示されていない限り、すべての%、部及び割合は、重量による。
【0069】
【実施例】
実施例 1 この実施例は、本発明で使用されるべき発泡体そして押し出し法による発泡体
の製造法を説明する。表1にリストされた発泡体は、市販の発泡体押しだし装置
を使用して製造された。装置は、供給、溶融及び定量のための通常の連続したゾ
ーンの末端で混合及び冷却のための二つの追加のゾーンを有するスクリュータイ
プの押し出し機であった。発泡剤の注入のための開口は、定量ゾーンと混合ゾー
ンとの間の押し出し機のバレルに設けられた。冷却ゾーンの末端で、ほぼ方形の
形状の開口を有するダイオリフィスが付着した。
【0070】 約0.4dg/分の溶融指数(ASTM D−1238、190℃/2.16
kgによる)及び0.922g/cmの密度を有する低密度ポリエチレンを、
均一な速度で少量のグリセロールモノステアレートとともに押し出し機中に供給
した。核形成剤は、気泡サイズを大きく保つために添加しなかった。押し出し機
のゾーンで維持される温度は、供給ゾーンで160℃、溶融ゾーンで200℃、
定量ゾーンで210℃そして混合ゾーンで190℃であった。イソブタンを、ポ
リマー100部あたり11.8部(pph)の均一な速度で混合ゾーン中に注入
した。冷却ゾーンとダイブロックとの温度は、次第に低下されて良好な発泡体を
製造した。110℃の冷却ゾーンの温度及び108℃のダイ温度で、約23kg
/mの密度及び大きな気泡サイズの実質的に独立気泡の発泡体が得られた。厚
さ約105mm及び幅600mmであった発泡体をとり(PEF1)、次に引っ
張ってその厚さを約80mmに低下させ、そして引っ張った発泡体もとった(P
EF2)。引張により、縦方向に垂直な方向に気泡を拡大することを目的とした
。表1に示したように、引張は、押し出し方向へ気泡を延伸するばかりでなく、
平均の気泡サイズを増加させた。縦方向に垂直な方向の大きな気泡サイズ(EH
平均)は、穴のパンチングを助ける。
【0071】
【表1】 本発明の実施例の発泡体ではない。 ASTM D−3756により測定された縦方向の気泡サイズ。 ASTM D−3756により測定された押し出し方向の気泡サイズ。 ASTM D−3756により測定された水平方向の気泡サイズ。 押し出し及び水平方向の平均気泡サイズ。 3方向すべての平均気泡サイズ。
【0072】 表1にリストされた他のポリエチレン発泡体(PEF)は、PEF1及びPE
F2について記載されたのと本質的に同じやり方で製造された。イソブタンのレ
ベルは、製造された各発泡体について変化して、所望の密度を達成し、そして少
量の核形成剤を気泡サイズのコントロールのために添加した。すべての発泡体は
、実質的に独立気泡の構造を有した。
【0073】 テスト 1 穴パンチングテスト 発泡体を厚さ約55mmのスラブにスライスし、そして穴を、予定された間隔
の正方形のパターンで発泡体のスラブを通してパンチした。10、5及び4mm
の間隔で穴をパンチするために、2mmの直径の針を使用した。3mmの間隔の
穴を、所望のパターンで確保された1.5mmの複数の針を有するパンチングプ
レートによりパンチした。穴のパンチングの程度は、穴密度(即ち、1平方セン
チあたりの穴の数)により好都合に表示できる。10、5、4及び3mmの正方
形のパターンでパンチングすることは、それぞれ1、4、6.25及び11.1
穴/cmの穴密度を生ずる。各発泡体のサンプルから、直径29mmの円筒状
の試料を55mmの全厚さでくりぬき、そして試料の開放構造の気泡含量を、A
STM D−2856 Procedure Cにより測定した。開放構造の気
泡のデータを、各発泡体試料及びパンチングパターンについて表2に要約した。
【0074】
【表2】 本発明の実施例の発泡体ではない。 押し出されたままの発泡体の開放構造の気泡含量(%)。ND=測定されず
発泡体の体積の%としての切断表面の気泡の体積(ASTM D−2856
による)。 10mmの間隔で穴パンチングされた発泡体本体の開放構造の気泡含量(%
)。 5mmの間隔で穴パンチングされた発泡体本体の開放構造の気泡含量(%)
4mmの間隔で穴パンチングされた発泡体本体の開放構造の気泡含量(%)
3mmの間隔で穴パンチングされた発泡体本体の開放構造の気泡含量(%)
【0075】 データは、気泡が大きくなればなるほど、穴パンチングにより開放構造の気泡
を生ずることが容易になることを明らかに指示した。大部分の気泡をパンチする
ために、穴の間隔は、気泡のサイズに等しいか又はより小さいことを要した。よ
り大きな密度に穴をパンチングすることはより高価になるので、大きな気泡サイ
ズを有する発泡体が好ましかった。1平方センチあたり一つの穴をパンチングす
ることは、2mmより小さい気泡サイズを有する或る発泡体について工業的に行
われている。1平方センチあたり四つの穴は、容易に行いうる。1平方センチあ
たり四つより多い穴をパンチングすることは、不可能ではないが、行うことが困
難である。さらに、マクロ気泡の発泡体(例えばPEF1及びPEF2)の試料
は、穴パンチングなしに、既に高度のレベルの開放構造の気泡が生じていた。高
い開放構造の気泡含量の多くは、試料の切断表面の気泡から生ずる。例えば、P
EF2の表面切断気泡は、発泡体の全77%開放構造の気泡含量の約59%に達
した。
【0076】 テスト 2 圧縮テスト 実施例1からの発泡体PEF1は、5mm×5mmの正方形のパターンで直径
2mmの針で先ずパンチされた。パンチされた発泡体は、約93.5%の開放構
造の気泡含量(ASTM D−2856 Procedure Cにより測定)
を有した。断面11cm×11cm及び厚さ7cmの発泡体試料を発泡体の厚板
から切断し、厚さが5mmになるまで、プレスを使用して厚さの方向に圧縮した
。圧縮中、気泡の破壊を指示するパチンという音を聴いた。発泡体の開放構造の
気泡含量は96.7%に増加し、それは発泡体の最大の可能な開放構造の気泡含
量(即ち約97%)に近い。明らかに、残りの独立気泡のほとんどは、圧縮によ
り破裂して開放構造になった。
【0077】 テスト 3 空気流のテスト このテストは、より大きな流れのチャンネルが、より小さい気泡の発泡体より
より大きな気泡の発泡体のパンチング穴によりさらに容易に生じたことを示した
。このテストに使用された装置は、ASTM D−3574及びISO 905
3(Method A)に記載されたものに類似した空気流テスターであった。
それは、インストロンテスターの駆動により駆動される内径10cmのエアピス
トン、内径7cmプラスチックパイプ及びキャップから作られたサンプルホルダ
ー、水マノメーター及び付属接続管からなった。空気は、ホルダーに置かれた試
料を通して固定した速度でポンプで運ばれ、試料内の圧力低下はマノメーターを
使用して測定された。
【0078】 実際には、異なる気泡サイズの3種の発泡体をこのテストで選んだ。実施例1
で製造された2種のポリエチレン発泡体、PEF4及びPEF5、そしてポリプ
ロピレン発泡体。ポリプロピレン発泡体を、複数の穴を有するダイを使用して実
施例1における一つと同様な形態を有する発泡体押しだしラインで製造された合
着したストランド発泡体であった。ポリプロピレン発泡体(PPF)は、約0.
4mmの気泡サイズ(3D平均)、約17kg/mの密度及び84%の開放構
造の気泡含量(ASTM D−2856 Procedure A)を有した。
発泡体は、35mmの厚さのスラブに押し出し方向に平行にスライスされた。直
径6.4cmの円状の試料をスラブから切り取り、そしてサンプルホルダーに載
せた。コーキング物質を使用してパイプの表面に対して端を密封した。先ず、試
料内の圧力低下を遅い空気速度(1−1.5mm/分のオーダーのピストン速度
で)で測定して、端の適切なシーリングを確実にし、そして未処理の発泡体の空
気流抵抗性を測定した。次に、穴を予定された直径の針により発泡体の試料を通
してパンチし、そして適切な流速での圧力低下を測定した。やり方を、9個の穴
が試料中にパンチされるまで続けた。1個の穴あたりの空気流を、単位圧力勾配
(圧力低下/試料の厚さ)当たりの空気流と穴の数との間の回帰直線のスロープ
から計算した。空気流は、いかにうまく空気の流れが穴を通るかを指示した。2
、3及び4mmの針によりパンチされた発泡体試料に関する空気流のデータは、
/GPa・s(1ギガパスカル当たりの立方メートル/1秒当たりのメート
ル)の単位で表3に要約されている。所定の針のサイズでは、より大きな気泡の
発泡体が、より小さい気泡の発泡体よりもより大きな空気流の穴を生じた。さら
に、より大きな針は、より小さい針よりもすべての発泡体についてより大きな空
気流の穴を生じた。空気流に対する針のサイズの影響は、より大きな気泡サイズ
を有する発泡体についてより大きくなる。
【0079】
【表3】 本発明の実施例ではない。 発泡体本体を通る2mmの針によりパンチされた穴を通る空気流。 発泡体本体を通る3mmの針によりパンチされた穴を通る空気流。 発泡体本体を通る4mmの針によりパンチされた穴を通る空気流。
【0080】 テスト 4 種々の気泡サイズの発泡体の間の空気流抵抗性と吸音との比較 本実施例で使用される装置は、両者ともBrueel and Kjaer
A/S、Naerum、デンマークにより供給されるモデル4206音響インピ
ーダンス管とモデル3555シグナルアナライザーである。この装置は、AST
M E−1050に記載された方法に従って発泡体の垂直入射吸音係数を測定す
るために使用される。実際には、直径29mm及び厚さ35mmの試料を、テス
ト3で使用した発泡体からくりぬいた。7個の穴を、選ばれた直径の針を使用し
て厚さ方向に試料にパンチした。穴は、三角形のパターンでほぼ等しい間隔で開
けられ、それらの一つは中心でパンチされ、そして残りは9mmの辺を有する六
角形の隅にパンチされた。穴密度は約1.06穴/cmであると計算される。
直径2、3及び4mmの針を使用した。穴のない未処理の発泡体も比較のために
テストされた。穴あけパンチをされた発泡体の試料の比空気流抵抗性を、表3に
示される1穴当たりの空気流から計算した。比空気流抵抗性と吸音係数とを表4
に要約する。
【0081】
【表4】 本発明の実施例ではない。 穴をパンチするのに使用される針のサイズ。 1000Raylsで測定された厚さ35mmの試料の比流抵抗性。 ASTM E−1050により測定された500Hzの周波数での吸音係数
ASTM E−1050により測定された1000Hzの周波数での吸音係
数。 ASTM E−1050により測定された2000Hzの周波数での吸音係
数。 1600Hzより低い周波数での最大吸音係数;NE=存在せず。 最大の吸収が生ずる周波数。
【0082】 すべての未処理の発泡体は、非常に高い比空気流抵抗性を有し、穴パンチング
は空気流の抵抗を劇的に低下する。また、発泡体がもつ気泡が大きければ大きい
ほど、そしてより大きな針が使用されればされるほど、比空気流抵抗性の減少は
大きくなる。未処理の発泡体は、音響を弱く吸収する。明らかに、穴パンチされ
た発泡体は、未処理の発泡体より良く音響を吸収する。一般に、比空気流抵抗が
小さいほど、発泡体が有する吸音係数は大きくなる。穴パンチされた発泡体の吸
音曲線は、一般に、図5に示されたものに似ており、直径3mmの針によりパン
チされた発泡体が比較される。吸音曲線は、1000Hzより低い周波数で最大
を通り、低下し次に6400Hzの測定周波数でいくつかのこぶを経る。200
0Hzより低い吸音特徴、そしてさらに重要であるが1000Hzより低いもの
が、非常に重要なものであるため、これらのデータは、表4及び図5に示される
。図5では、大きな気泡のPEF4発泡体(テスト 4.3)は、たとえ発泡体
の試料が同じ針で同じ穴密度でパンチされたとしても、より小さい気泡のPEF
(テスト 4.7)及びPPF(テスト 4.11)よりはるかに良く音響を吸
収する。吸音能力における相違は、比空気流抵抗性における相違からのみ生ずる
ものではない。例えば、4mmの針によりパンチされた発泡体PEF5は、3m
mの針によりパンチされた発泡体PEF4より、たとえ発泡体が後者よりも低い
比空気流抵抗性を有したとしても、はるかに劣って音響を吸収する。より大きな
気泡の発泡体が、より小さい気泡の発泡体より、穴パンチングにより開放構造化
されたその体積のより大きいことを知ることをテスト1から推論できる。
【0083】 テスト 5 大きな気泡サイズの発泡体間の開放構造の気泡含量と吸音との比較 吸音と開放構造の気泡含量とに対する穴の間隔の影響は、このテストで調べら
れる。未処理及び穴パンチされた実施例1で製造された大きな気泡の発泡体は、
テスト4におけるように吸音テストにかけられた。試料は、それらの長さが約3
5mmに短縮されたことを除いて、実施例1の開放構造の気泡テストで使用され
るものと同じであった。データは、表5に要約される。
【0084】
【表5】 ND=測定せず。 None=穴がパンチされず(未処理)。 正方形のパターンでの穴の間の間隔。 ASTM D−2856 Procedure Cにより測定された開放構
造の気泡含量;表1におけるのと同じデータ。 ASTM D−1050により測定された500Hzにおける吸音係数。 ASTM D−1050により測定された1000Hzにおける吸音係数。
ASTM D−1050により測定された2000Hzにおける吸音係数。
1600Hzより低い周波数での最大吸音係数。 最大の吸収が生ずる周波数。
【0085】 すべての発泡体は、活性な吸音能力を示した。驚くべきことに、未処理の大き
な気泡の発泡体は、優れた吸音能力を発揮する(テスト 5.1及び5.6)。
これらの発泡体及び未処理PEF4発泡体(テスト 4.1)の全吸収曲線は、
図6で比較される。大きな気泡の発泡体の優れた吸音能力は、図6で明らかであ
る。発泡体の試料の全表面で切断開放構造にされた気泡は、発泡体の優れた吸音
性に寄与するものと推論された。マクロ気泡のPEF2の場合、未処理の発泡体
は、穴パンチされた発泡体より良く音響を吸収し、そして吸音能力は、穴密度が
2mmの針によりパンチされた穴について増加するとき、劣ったものになり勝ち
である。この傾向は、図7でさらに明白に示される。吸音は、開放構造の気泡含
量と比空気流抵抗性との両者により影響された。あまりに低い比空気流抵抗性は
吸音に有害であることが知られている。これは、吸音が穴密度が増加するにつれ
なぜ低下するかについての説明をもたらす。3mmの穴の間隔の発泡体による傾
向の明らかな逆転は、恐らく、より小さい針(直径1.5mm)の使用によるも
のであった。PEF3では、10mmの間隔で穴パンチされた発泡体の試料は、
最高の吸音をもたらした(テスト 5.7)。比較的小さい気泡のサイズを有し
たPEF4では、5mmの間隔での穴を有する発泡体試料(テスト 5.12)
は、10mmの間隔での穴を有するもの(テスト 5.11)より僅かに良く音
響を吸収した。
【0086】 テスト 6 吸音に対する上張りしたフィルムの効果 穴パンチされたPEF2発泡体試料の吸音性に対する薄膜及び付着したフィル
ムの効果をこのテストで調べた。DAF899ブランドの接着フィルム(The
Dow Chemical Companyから市販されている)を発泡体試
料のための上張りとして使用した。フィルムは、PRIMACORE(商標)3
330エチレン/アクリル酸コポリマー(The Dow Chemical
Companyの商標)から製造された。厚さ約37ミクロメートルのフィルム
を、薄膜が取り除かれた発泡体の試料の表面にアイロンがけで張った。アイロン
は、フィルムがアイロンに粘着するのを防ぐために、Teflon(商標)テト
ラフルオロエチレンフルオロカーボンポリマー(Du Pont de Num
ours Co.の商標)シートで覆われていた。10mmと5mmとの間隔で
パンチされている両方の発泡体を、本実施例のテストに使用した。フィルムを上
張りした試料を、薄膜を除いたものと比較した。10mmの間隔で穴をパンチさ
れた発泡体試料の場合には、テストは、1面で薄膜を残した試料を含んだ。すべ
ての試料の厚さは、35mmに固定され、そして試料の吸音係数は、音源に面し
たフィルム又は薄膜を有する表面について測定された。吸音テストの結果は、表
6及びテスト6.4及び6.5の結果が比較される図8に示される。
【0087】
【表6】 正方形のパターンの穴の間の間隔(mm)。
【0088】 表及び図8で示されるように、フィルムの付着は、低周波数で発泡体の吸音性
能を劇的に改善した。5mmの間隔で穴をパンチされた発泡体試料の場合、フィ
ルムは、1000Hzより低い全周波数で吸音を増大させた。
【0089】 テスト 7 Wの形状の低こわさプロフィル挿入物としての音響絶縁性能 このテストでは、対生葉状のパーティションのための挿入物として穴をパンチ
された発泡体の音響絶縁性能を調べた。音響伝達テストは、CEBTP実験室で
なされた。CEBTPにおける音響伝達低下設備は、55mボリュームのソー
スと51mのレシービングルームを有した。厚さ36cmの仕切り壁の中間に
、ソースルームから見るとき、幅0.96m、厚さ1.96mそして深さ12c
mの開口が設けられた。穴は、壁の厚さの残りで1.08m×2.06mのサイ
ズに拡大され、テストパネルが設置された。1.05m×2.05mのサイズの
パネルが開口に設置された。開口に設置されたパネルを通る音響の伝達の損失が
測定され、そしてISO R717−1968に記載された方法により計算され
た。
【0090】 実際には、実施例1で製造された大きな気泡のポリエチレン発泡体は、表7で
示される選択された針により選択された穴のパターンでパンチされた。音響ポリ
ウレタン発泡体も比較のために含まれた。発泡体を、表6の註の部分で示される
低こわさ形態(W)にプロフィルした。真っ直ぐな挿入物(I)も比較のために
発泡体についてテストされた。厚さ13mmのプレスされた木材のシートを、本
実施例においてすべてのパネルに関するファクターとして使用した。パネルを市
販のパネル接着剤を使用して接着した。壁と試料の端との間の周辺の隙間を、フ
ァイバーガラスにより充填し、次にコーキング剤により密封した。
【0091】
【表7】 本発明の実施例ではない。 W=上張りに接触している逆の面に交互に、337mmの間隔(同じ面のス
トリップの中間点の間の距離)で幅40mm及び厚さ7mmのストリップにより
支持された厚さ35mmの発泡体の芯による挿入(図11参照) I=厚さ54mmの真っ直ぐなスラブの芯(図9参照)。 穴をパンチするのに使用される針の直径(mm)。 正方形のパターンでパンチされた穴の間の間隔(mm)。 直径45mm及び長さ35mmの円筒形の試料による、ASTM D−28
56 Procedure Cにより測定された開放構造の気泡含量(%)。 CEBTPで測定された音響低下指数(デシベル(A))。
【0092】 パネルによる音響伝達損失のデータは、ピンクノイズに関するA−加重音響低
下指数により要約される。データは、気泡サイズ、針サイズ、そして穴密度に一
般的なオーダーで整理される。データの検討は、音響絶縁性能に影響するパラメ
ータ:挿入形態;発泡体のタイプ;開放構造の気泡含量;そして空気流抵抗性(
穴密度及び針のサイズ)を明らかにした。低こわさ芯形態(W)の発泡体の芯は
、真っ直ぐなもの(I)よりはるかに優れた音響絶縁をもたらす(テスト7.2
と7.14とを比較)。W形態を有する穴をパンチした発泡体のなかで、開放構
造の気泡含量は音響絶縁に対して最大の影響力を有し、空気流抵抗性が次である
。90%より大きい開放構造の気泡を有するように穴パンチされたPEF2発泡
体のプロフィルは、42−43dB(A)の音響低下指数(SRI)をもたらし
た。性能は、ポリウレタン発泡体のそれよりも僅かに低いが、全く満足のいくも
のであった。67−82%の開放構造の気泡を含むPEF2、PEF3及びPE
F4発泡体から製造された発泡体の試料は、40.0−41.2dB(A)の範
囲でSRIを示した。10mm×10mmのパターンでホールドパンチされたP
EF4試料は、52−55%の開放構造の気泡含量及び37.6−39.1dB
(A)の範囲の限界SRIを有した。それらのなかで、大きな針でホールドパン
チされた試料は、より大きな音響絶縁性能を生ずる。小さい気泡のPEF5は、
不満足な36.6dB(A)性能を記録する。
【0093】 テスト 8 U形の低こわさプロフィル挿入物としての音響絶縁性能 このテストでは、5mm×5mmのパターンでの2mmの針により穴パンチさ
れたPEF2発泡体は、表8の註に示された異なる低こわさ発泡体プロフィルに
切断し、対生葉パネルの挿入物としようとした。形態(U)は、厚さ42mmの
真っ直ぐな発泡体スラブからなり、それは端で幅40mm厚さ7mmの支持体を
有した。U発泡体芯の音響絶縁性能を、テスト6と同じやり方によりテストした
。データを表8に要約する。
【0094】
【表8】 末端で幅40mm厚さ7mmの2個の支持体並びに厚さ42mmの発泡体本
体を有する、図10に示された幅1.05mの挿入物。 穴をパンチするのに使用される針の直径(mm)。 正方形のパターンでパンチされた穴の間の間隔(mm)。 直径45mm長さ35mmの円筒形の試料による、ASTM D−2856
Procedure Cに従って測定された開放構造の気泡含量(%)。 CEBTPで測定された音響低下指数。
【0095】 示されたように、対生葉パネルでUプロフィルで挿入されたとき、穴をパンチ
されたマクロ気泡発泡体は、満足できる音響絶縁性能をもたらした。
【0096】 テスト 9 水吸収 12cm×12cm×3.5cmの試料を、テスト8で使用されたように穴を
パンチされたポリエチレン発泡体から切断し、そして約30秒間何も添加してい
ない水道水に浸した。試料を水から取り出し、表面の水が滴り落ちた後計量した
。試料は、水浸漬前の試料よりも10.5倍重かったことが分かった。水は試料
から容易に絞り出すことができた。テストの結果は、この穴をパンチされたマク
ロ気泡発泡体がクリーニングパッドにおけるように水吸収を必要とする物質を製
造するのに使用できることを示す。
【0097】 テスト 10 難燃剤の含浸 約31cm×53cm×1.25cmの発泡体試料を、テスト8で使用したよ
うに穴をパンチした発泡体から製造した。30%水溶液を、ノルウェーのNor
fireにより提供される難燃物質から製造した。販売されている難燃剤は、1
2−15%の硫酸アンモニウム、それぞれ1−4%の四ほう酸ナトリウム12水
和物、塩化ナトリウム及び燐酸ナトリウムを含むと指示されていた。実際には、
発泡体試料を、浅いパンに含まれる難燃剤溶液中に浸漬した。発泡体試料が、難
燃剤溶液を急速に吸収したことが観察された。溶液から取り出すとき、試料は、
そのなかに吸収された溶液の殆どを保持した。テスト10.3では、溶液を発泡
体試料から搾りだした。溶液を含浸された試料を計量し、周囲温度で4時間乾燥
し、次に60℃に維持されたオーブン中で1晩乾燥した。発泡体試料の重量は、
乾燥中モニターされた。テスト10.2及び10.3では、発泡体の試料の表面
上に緩くたれさがっている難燃剤の結晶をかきとり、発泡体中の難燃剤の最終の
保持を測定した。発泡体試料を限界酸素指数(LOI)テストにかけた。表9に
示されるように、発泡体試料は、多量の溶液を吸収し、水は相対的な容易さで開
放構造の気泡発泡体から乾燥される。溶液が搾りだされた試料(テスト10.3
)は、6時間の乾燥(周囲温度で4時間、60℃で2時間)中吸収した水の殆ど
を失うことを示す。難燃剤含浸発泡体は、比較的高いLOIを示す。
【0098】
【表9】 No=溶液は絞られなかった;Yes=溶液は適用後絞り出された。 発泡体本体1gで吸収された溶液の量。 周囲温度で4時間乾燥後の発泡体本体1gに残る溶液の量。 60℃で2時間乾燥後の発泡体本体1gに残る溶液の量。 60℃で4時間乾燥後の発泡体本体1gに残る溶液の量。 60℃で16時間乾燥後の発泡体本体1gに残る溶液の量。 かきおとした後の発泡体本体1gに保持された固体難燃剤の最終の量。 制限酸素指数:このテストの条件下で最初室温での物質の燃える燃焼を支持
する酸素と窒素との混合物中の酸素の最低濃度(容量%として表示)。
【0099】 実施例 2 本実施例で使用される装置は、実施例1で使用されたのと本質的に同じ形態を
有する市販の発泡体押しだしラインである。本実施例では、3種の追加のマクロ
気泡ポリオレフィン発泡体が、低密度ポリエチレン樹脂、並びに樹脂とエチレン
−スチレンインターポリマー(ESI)樹脂とのブレンドから製造された。ポリ
エチレン樹脂は、1.8dg/分(190℃/2.16kg)の溶融指数と0.
923g/cmの密度とを有した。使用されたESI樹脂は、束縛幾何学触媒
を使用してThe Dow Chemical Companyにより製造され
るINDEX DS 201ブランドであった。約70/30スチレン/エチレ
ンコポリマー樹脂は、1.1の溶融指数(190℃/2.16kg)を有する。
発泡体は、ポリエチレン樹脂とESコポリマー樹脂との70/30ブレンド、並
びにポリエチレン樹脂から製造された。
【0100】 発泡体膨脹のやり方は、実施例1と本質的に同じであった。本実施例で製造さ
れた発泡体は、表10にリストされている。イソブタンを、発泡体のすべての製
造について9.13pphで発泡剤として使用した。実施例1におけるように、
少量のグリセロールモノステアレートを、発泡体寸法安定性のコントロールのた
めに添加した。ポリエチレン発泡体(PEF6)とESF1 PE/ESIブレ
ンド発泡体との製造には、少量のタルクを、気泡サイズコントロールのために、
濃縮された形(同じポリエチレン中50%のタルク)で添加した。有効なタルク
のレベルは、PEF6発泡体について0.068pphであり、ESF1につい
て0.034pphであった。核形成剤は、ESF2には添加されなかった。
【0101】 ESF1発泡体とESF2発泡体との両者は、ポリエチレンとESI樹脂との
同じ70/30ブレンドから製造された。少量(0.05pph)の抗酸化剤(
Ciba Geigy Corp.からIrganox 1010)をすべての
3種の発泡体中に配合した。約110℃の冷却ゾーン温度及び111℃のダイ温
度で、すべての3種の処方物は優れた品質の発泡体を生成した。発泡体の断面の
サイズは、厚さ約60mm、幅620mmであった。表10に示されるように、
発泡体は約29−30kg/mの密度と大きな気泡サイズを有する。平均気泡
サイズは、5.6−6.7mmに及んだ。
【0102】
【表10】 註:(1)−(5)=表1と同じ。
【0103】 テスト 11 穴パンチング及び圧縮による開放構造の気泡の発生 発泡体を厚さ35mmのスラブに薄く切り、直径2mmの針により10mmの
穴を5mmの間隔でパンチした。直径45mmを有する円筒状の試料をスラブか
らくりぬいた。5mmの穴の間隔を有する試料の一つをその厚さの95%に圧縮
してさらに開放構造の気泡を生じさせた。すべての圧縮した発泡体は、それらの
はじめの厚さに近く十分に回復した。開放構造の気泡は、直径45mm及び厚さ
35mmの円筒状の試料を使用して測定された。開放構造の気泡含量は、AST
M D−2856 Procedure Cに従って測定された。表11に示さ
れるように、望ましい高いレベルの開放構造の気泡が穴のパンチングにより生じ
た。5mmの間隔の穴のパンチングがすでに92−95%の範囲で開放構造の気
泡含量をもたらしたので、圧縮による開放構造の気泡のさらなる発生は小さかっ
た。予想されたように、残りよりも僅かにより小さい気泡を有するESF1は、
開放構造の気泡を僅かに少なく生ずる。
【0104】
【表11】 (1)10mmの間隔で穴パンチングされた発泡体本体の開放構造の気泡含量(
%)。 (2)5mmの間隔で穴パンチングされた発泡体本体の開放構造の気泡含量(%
)。 (3)10mmの間隔で穴パンチングされ、次にはじめの厚さの95%に圧縮さ
れた発泡体本体の開放構造の気泡含量(%)。
【0105】 テスト 12 機械的及び振動減衰性 穴をパンチされた発泡体の機械的及び振動減衰性を、サンドウィッチパネルの
挿入物として使用される発泡体物質の適性を知るために測定した。動こわさ及び
損失係数は、振動テーブルを使用して測定された。直径10cm及び厚さ35m
mの円盤状発泡体試料を振動テーブル上に置いた。試料の頂部に、同じ直径の円
形状パーティクルボードを載せた。パーティクルボードの表面の重りは、約10
kg/mであった。一つの加速度計をテーブルの下に付着させ、他をパーティ
クルボードの重りの上表面に付着させた。テーブルをランダムな周波数で縦方向
に振盪させ、共鳴周波数及び減衰比を、テスト4で使用されたように、Brue
el及びKjaerモデル3555シグナルアナライザーを使用して加速度計信
号から測定した。動こわさを共鳴周波数から計算し、そして損失係数を減衰比か
ら計算した。発泡体の機械的及び振動性は表12に示される。
【0106】
【表12】 註:ND=測定されず。 (1)正方形のパターンの穴の間の間隔(mm)。 (2)ASTM D−3575に従って測定された縦方向の圧縮強さ(キロパス
カル)。 (3)ASTM D−3575に従って測定された縦方向の圧縮モジュラス(キ
ロパスカル)。 (4)ASTM D−3575に従って測定された縦方向の破壊時引張強さ(キ
ロパスカル)。 (5)ASTM D−3575に従って測定された縦方向の引張モジュラス(キ
ロパスカル)。 (6)ASTM C−3575に従って測定された縦方向の引張伸び(%)。 (7)1平方メートルあたり10キログラムの表面の重りを有する厚さ35mm
の発泡体試料により測定された1立方メートルあたりメガニュートンの動こわさ
。 (8)動こわさの測定と同じ条件で測定された損失係数。
【0107】 表に示されるように、発泡体は、サンドウィッチパネル挿入物として使用する
のに適切な圧縮強さと引張剛性とを有する。予想されたように、ESI樹脂中の
ブレンドは、発泡体をより柔らかくした。PE/ESIブレンド発泡体は、より
大きな伸びにより指示されるようにより堅くなった。5mmの間隔の高い密度で
の穴をパンチすることは、圧縮強さを小さく低下させる。より高い穴パンチング
密度は、動こわさにさらに大きな影響を有することを示した。有利には、動こわ
さは、圧縮強さよりさらに大きな程度で低下した。すべての発泡体は、0.35
−0.48の範囲の損失係数により良好な減衰特性を示す。大きく減衰するES
I樹脂から予想されるように、PE/ESIブレンド発泡体は、一般に、PE発
泡体より高い損失係数を有したが、10mmの間隔の穴の発泡体間の相違は小さ
かった。興味あることに、PE/ESIブレンド発泡体は、さらに穴がパンチさ
れるにつれ、損失係数における有利な増加をみた。対照的に、PE発泡体は、さ
らに穴がそのなかにパンチされるにつれ、損失係数における減少を経験した。
【0108】 テスト 13 吸音係数 穴をパンチされたマクロ気泡発泡体の吸音係数は、テスト4で記載された装置
を使用してASTM E−1050に従って測定された。表13に示されるよう
に、ポリマー組成物は、発泡体の吸音能力に対して小さい影響力を有した。前に
観察したように、より高い穴密度は吸音能力を劣化させた。マクロ気泡発泡体の
良好な吸音性能は、10mmの間隔でパンチされた発泡体によりふたたび立証さ
れた。
【0109】
【表13】 註: (1)正方形のパターンの穴の間の間隔(mm)。 (2)ASTM E−1050に従って測定された250Hzの周波数での吸音
係数。 (3)ASTM E−1050に従って測定された500Hzの周波数での吸音
係数。 (4)ASTM E−1050に従って測定された1000Hzの周波数での吸
音係数。 (5)ASTM E−1050に従って測定された2000Hzの周波数での吸
音係数。 (6)1600Hzより低い周波数での最大吸音係数。 (7)最大が生ずる周波数。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発泡体内の独立気泡が穴あけにより開放構造になっている本発明の発泡体を製
造する方法を示す。
【図2】 発泡体内の細長い独立気泡が穴あけにより開放構造になっている本発明の発泡
体を製造する方法を示す。
【図3】 発泡体内の細長い独立気泡が斜角で穴あけにより開放構造になっている本発明
の発泡体を製造する方法を示す。
【図4】 発泡体内の独立気泡が圧縮とその後の穴あけにより開放構造になっている本発
明の発泡体を製造する方法を示す。
【図5】 本発明の発泡体の吸音曲線を示す。
【図6】 本発明の発泡体の吸音曲線を示す。
【図7】 本発明の発泡体の吸音曲線を示す。
【図8】 本発明の発泡体の吸音曲線を示す。
【図9】 プロフィルがIと名付けられた本発明の発泡体のプロフィルを示す。
【図10】 プロフィルがUと名付けられた本発明の発泡体のプロフィルを示す。
【図11】 プロフィルがWと名付けられた本発明の発泡体のプロフィルを示す。
【符号の説明】
1 基本発泡体 2 独立気泡 3 先の尖った鋭い物体 4 独立気泡 5 発泡体の芯 6 細いストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 25:00 B29K 25:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4F074 AA17 AA20 AA32 AA98 AB05 AG10 BA38 CA22 CC02Z CC04Y CC05Z CD01 CD03 CD08 CE02 DA02 DA03 DA10 DA12 DA13 DA18 DA20 DA33 DA43 DA45 DA57 4F212 AA04F AA07 AA11E AA11K AA13E AE06 AG20 AP13 AR14 UA01 UC01 UC05 UC08 UC10 UW25 UW27 4J002 BB00W BB03W BB05W BB10X BB12W BC04X FD136 GD02 GD05 GG02 GR00

Claims (74)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4mmより大きい平均気泡直径を有する気泡性熱可塑性ポリ
    マー発泡体。
  2. 【請求項2】 気泡の50%より多くが機械的手段により開放構造になって
    いる、2mmより大きい平均気泡直径を有する気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  3. 【請求項3】 平均気泡直径が3mmより大きい請求項2の気泡性熱可塑性
    ポリマー発泡体。
  4. 【請求項4】 平均気泡直径が4mmより大きい請求項3の気泡性熱可塑性
    ポリマー発泡体。
  5. 【請求項5】 気泡の50%より多くが機械的手段により開放構造になって
    いる、800000Rayls/mより低い空気流抵抗性と2mmより大きい平
    均気泡直径とを有する気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  6. 【請求項6】 平均気泡直径が3mmより大きい請求項5の気泡性熱可塑性
    ポリマー発泡体。
  7. 【請求項7】 平均気泡直径が4mmより大きい請求項6の気泡性熱可塑性
    ポリマー発泡体。
  8. 【請求項8】 400000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有する
    請求項5の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  9. 【請求項9】 400000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有する
    請求項6の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  10. 【請求項10】 400000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有す
    る請求項7の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  11. 【請求項11】 100000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有す
    る請求項5の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  12. 【請求項12】 100000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有す
    る請求項6の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  13. 【請求項13】 100000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有す
    る請求項7の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  14. 【請求項14】 50000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有する
    請求項5の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  15. 【請求項15】 50000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有する
    請求項6の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  16. 【請求項16】 50000Rayls/mより低い空気流抵抗性を有する
    請求項7の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体。
  17. 【請求項17】 a)その気泡の少なくともいくらかの部分が独立気泡であ
    る、2−15mmの平均気泡直径を有する第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体
    構造を提供する工程、そして b)前記の第1の熱可塑性ポリマー発泡体構造の少なくとも一つの表面の少なく
    ともいくらかの部分に気泡性熱可塑性ポリマー発泡体の独立気泡を開放構造にす
    る手段を適用し、その適用が、気泡の50%より多くが気泡性熱可塑性ポリマー
    発泡体中の独立気泡を開放構造にする手段の適用により開放構造になっている、
    2−15mmの平均気泡直径を有する気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造を生ず
    るのに十分なものである工程 を含む気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造を製造する方法。
  18. 【請求項18】 第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が実質的に独立
    気泡である請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が実質的に開放
    構造の気泡である請求項17の方法。
  20. 【請求項20】 第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が2−10mm
    の平均気泡直径を有する請求項17の方法。
  21. 【請求項21】 第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が3−10mm
    の平均気泡直径を有する請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が4−8mmの
    平均気泡直径を有する請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造がオレフィン性
    ポリマーから製造される請求項17の方法。
  24. 【請求項24】 オレフィン性ポリマーが、エチレン性ポリマー、コポリマ
    ー又はそのブレンドから選ばれる請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 オレフィン性ポリマーがポリプロピレンである請求項23
    の方法。
  26. 【請求項26】 オレフィン性ポリマーがポリプロピレンとエチレン−スチ
    レンインターポリマーとのブレンドである請求項23の方法。
  27. 【請求項27】 エチレン性ポリマーが低密度ポリエチレンである請求項2
    4の方法。
  28. 【請求項28】 エチレン性ポリマーが低密度ポリエチレンとエチレン−ス
    チレンインターポリマーとのブレンドである請求項24の方法。
  29. 【請求項29】 エチレン−スチレンインターポリマーが少なくとも60重
    量%のスチレン含量を有する請求項28の方法。
  30. 【請求項30】 低密度ポリエチレンとエチレン−スチレンインターポリマ
    ーとのブレンドが少なくとも50重量%の低密度ポリエチレンを含む請求項28
    の方法。
  31. 【請求項31】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造の気泡の70%より多
    くが、気泡性熱可塑性ポリマー発泡体中の独立気泡を開放構造にする手段の適用
    により開放構造になっている請求項17の方法。
  32. 【請求項32】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造の気泡の90%より多
    くが、気泡性熱可塑性ポリマー発泡体中の独立気泡を開放構造にする手段の適用
    により開放構造にされている請求項17の方法。
  33. 【請求項33】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が800000Ray
    ls/mより低い空気流抵抗性を有する請求項17の方法。
  34. 【請求項34】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が400000Ray
    ls/mより低い空気流抵抗性を有する請求項33の方法。
  35. 【請求項35】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が100000Ray
    ls/mより低い空気流抵抗性を有する請求項34の方法。
  36. 【請求項36】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造が50000Rayl
    s/mより低い空気流抵抗性を有する請求項34の方法。
  37. 【請求項37】 開放構造にする該手段が、穴あけ、薄切り、圧縮、又はこ
    れらの組合せから選ばれる請求項17の方法。
  38. 【請求項38】 開放構造にする該手段が薄切りを含む請求項37の方法。
  39. 【請求項39】 開放構造にする該手段が圧縮を含む請求項37の方法。
  40. 【請求項40】 開放構造にする該手段が、穴あけとその後の圧縮である請
    求項39の方法。
  41. 【請求項41】 開放構造にする該手段が穴あけを含む請求項37の方法。
  42. 【請求項42】 穴あけが、一つ以上の正方形のパターンを含む請求項41
    の方法。
  43. 【請求項43】 穴あけが、一つ以上の三角形のパターンで行われる請求項
    41の方法。
  44. 【請求項44】 開放構造にする該手段が、圧縮とその後の穴あけである請
    求項41の方法。
  45. 【請求項45】 穴あけが、第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造内の
    気泡の平均直径の2倍以下である距離で互いに離れている穴あけをもたらすやり
    方で行われる請求項41の方法。
  46. 【請求項46】 穴あけが、第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造内の
    気泡の平均直径の1.5倍以下である距離で互いに離れている穴あけをもたらす
    やり方で行われる請求項45の方法。
  47. 【請求項47】 穴あけが、第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造内の
    気泡の平均直径にほぼ等しい距離で互いに離れている穴あけをもたらすやり方で
    行われる請求項46の方法。
  48. 【請求項48】 穴あけが、第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造内の
    気泡の平均直径より短い距離で互いに離れている穴あけをもたらすやり方で行わ
    れる請求項46の方法。
  49. 【請求項49】 穴あけが、一つ以上の先の尖った鋭い物体により第1の気
    泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造を刺すことからなる請求項41の方法。
  50. 【請求項50】 先の尖った鋭い物体が、針、ピン、スパイク又は釘から選
    ばれる請求項49の方法。
  51. 【請求項51】 穴あけが、ドリル処理、レーザー切断、高圧流体切断、エ
    アガン又は発射体により第1の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体構造を刺すことか
    らなる請求項48の方法。
  52. 【請求項52】 難燃剤をさらに含む請求項1の発泡体。
  53. 【請求項53】 発泡体が、低い動こわさを有するプロフィル中に形成され
    ている請求項1の発泡体。
  54. 【請求項54】 発泡体がオレフィン性ポリマーから製造される請求項1の
    発泡体。
  55. 【請求項55】 オレフィン性ポリマーがエチレン性ポリマー、コポリマー
    、又はそのブレンドから選ばれる請求項54の発泡体。
  56. 【請求項56】 オレフィン性ポリマーがポリプロピレンである請求項54
    の発泡体。
  57. 【請求項57】 オレフィン性ポリマーが、ポリプロピレンとエチレン−ス
    チレンインターポリマーとのブレンドである請求項54の発泡体。
  58. 【請求項58】 エチレン性ポリマーが低密度ポリエチレンである請求項5
    5の発泡体。
  59. 【請求項59】 エチレン性ポリマーが、低密度ポリエチレンとエチレン−
    スチレンインターポリマーとのブレンドである請求項55の発泡体。
  60. 【請求項60】 エチレン−スチレンインターポリマーが、少なくとも60
    重量%のスチレン含量を有する請求項59の発泡体。
  61. 【請求項61】 低密度ポリエチレンとエチレン−スチレンインターポリマ
    ーとのブレンドが、少なくとも50重量%の低密度ポリエチレンを含む請求項5
    9の発泡体。
  62. 【請求項62】 プロフィルが、同じ又は異なる気泡性熱可塑性ポリマー発
    泡体の細いストリップが発泡体の芯の相対する面に交互に付着している気泡性熱
    可塑性発泡体の芯からなる請求項53の発泡体。
  63. 【請求項63】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体の細いストリップの中間点
    の間の距離が少なくとも250mmである請求項62の発泡体。
  64. 【請求項64】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体の細いストリップの中間点
    の間の距離が300−600mmである請求項63の発泡体。
  65. 【請求項65】 プロフィルが、同じ又は異なる気泡性熱可塑性ポリマー発
    泡体構造の細いストリップが発泡体の芯の同じ面及び相対する末端に付着してい
    る気泡性熱可塑性発泡体の芯からなる請求項53の発泡体。
  66. 【請求項66】 細いストリップの中間点の間の距離が少なくとも350m
    mである請求項65の発泡体。
  67. 【請求項67】 細いストリップの中間点の間の距離が450−600mm
    である請求項66の発泡体。
  68. 【請求項68】 発泡体が低い動こわさを有するプロフィル中に形成されて
    いる請求項2の発泡体。
  69. 【請求項69】 プロフィルが、同じ又は異なる気泡性熱可塑性ポリマー発
    泡体の細いストリップが発泡体の芯の相対する面に交互に付着している気泡性熱
    可塑性発泡体の芯からなる請求項68の発泡体。
  70. 【請求項70】 気泡性熱可塑性ポリマー発泡体の細いストリップの中間点
    の間の距離が少なくとも250mmである請求項69の発泡体。
  71. 【請求項71】 発泡体の芯の同じ面の気泡性熱可塑性ポリマー発泡体の細
    いストリップの中間点の間の距離が、300−600mmである請求項69の発
    泡体。
  72. 【請求項72】 プロフィルが、同じ又は異なる気泡性熱可塑性ポリマー発
    泡体構造の細いストリップが発泡体の芯の同じ面及び相対する末端に付着してい
    る気泡性熱可塑性発泡体の芯からなる請求項68の発泡体。
  73. 【請求項73】 細いストリップの中間点の間の距離が少なくとも350m
    mである請求項72の発泡体。
  74. 【請求項74】 細いストリップの中間点の間の距離が450−600mm
    である請求項73の発泡体。
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