JP2002523272A - 車輪サスペンション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、車輪に取付ける装置に関するものであり、車輪は車輪シャフトに対して直角、好適には垂直方向に動き得る。また本発明は、その様な車輪装着を行う手押し車用のスタンディングボードに関するものである。スタンディングボード（１）は、その前端部に、装着手段（２）を有しており、それによって、スタンディングボードが手押し車の後方軸（３）に回動可能に取付けられており、その動作の主な方向は、矢印（４）によって示されている。車輪の回転シャフト（２６）が、可動スリーブ（１４）に取付けられており、その動作は、スリーブ（９）を取り囲むブッシング（１２）と、スリーブにおける溝（１６）に部分的に挿入される管（９）との両方によって制御される。バネ１５は、スリーブ（１４）における溝（１６）に配置されて、バネが溝の底部と、溝を貫通する管（９）の端部との両方に接触する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （技術分野） 本発明は、車輪が、車輪の回転軸に対して直角、好ましくは垂直方向に可動な
ように、車輪を装着する装置に関するものである。またその様な車輪の装着を行
う、手押し車用のスタンディングボード（standing board）に関するものである
。

【０００２】 （背景技術） 手押し車用のスタンディングボードは、兄弟または姉妹或いは別の小さな年上
の子供をボード上に立たせることができるように、手押し車に取付けることを目
的としている。通常、そのボードは手押し車の後輪軸に対する取付けに適してお
り、子供が手押し車の本体とハンドルとの間に立つ。ボードは後方軸における装
着及び、ボードの後端部に近接した二つの車輪によって支持される。ボードの車
輪は、垂直軸の周囲を回転するように装着される。また後方軸に装着することに
よって、ボードを軸の周囲で回転するようにして、縁石及び別の小さな障害物を
通過させることができる。ボードの車輪は、上記の垂直シャフトの周囲を回転す
ること以外に、別の動きをしないように装着される。その非弾性の影響により、
ボードが跳ね上がったり、衝撃を受けたりして、子供に不快な感じを与え、ボー
ド上に乗っている子供が、ボードが突然動いて、落ちたりする。衝撃及び跳ね上
がりは、それが小さな力の場合でも、大きな害となり得る雑音及び音を生じさせ
る。

【０００３】 （発明の開示） 本発明は、車輪の回転軸の方向、すなわち垂直方向へ、弾性的に動作させるこ
とができるように、車輪を装着することに関するものである。装置は、基本的に
手押し車用のスタンディングボードを目的としているが、また別の応用例に利用
し得るような、単に弾性動作の方向に利用可能な制限空間がある。本発明の一つ
の目的は、空間の有効性が非常に制限される方向に、弾力性を有することができ
るようにすることである。また、本発明の目的は可動パーツの堅固な装着及び制
御を行うことを目的としている。更にスタンディングボードによって生じる音及
び雑音を、減らすことを目的としている。

【０００４】 （発明を実施するための最良の形態） 本発明を添付図面に示された実施例の一例を参照して、より詳細に以下で説明
する。

【０００５】 図１に示されているスタンディングボード１は、その前端部に装着手段２を有
し、それによって、スタンディングボードが、手押し車の後方軸に回転可能に取
付けられ、主に矢印４によって示された方向に動く。その装着は、装着手段２が
ボード１に取付けられていることによって、手押し車の軸３の周囲と、動く方向
と平行な軸の周囲との両方で回転させることができる。スタンディングボードの
後端部には、スタンディングボードに回動可能に装着された車輪フォーク７及び
８における車輪シャフトによって支持された、二つの車輪５及び６がある。本発
明によると、スタンディングボードへの装着部は、車輪と車輪フォークが、スタ
ンディングボードに対し直角、すなわち垂直方向に弾み得る。

【０００６】 本発明による装置は、その断面が車輪及び車輪フォークを除いて、図２に示さ
れており、その種々の部分が図３〜図５における断面図に示されている。スタン
ディングボードに、たいてい使用されている同種の車輪が、図６に示されている
。製造技術の理由から、好ましくは図４及び図５の部分は、図面の面の対して直
角に円形断面を成す。

【０００７】 装置は、スタンディングボードに固定され、且つ好ましくはそれと一体となっ
た部分と、図４〜図６による可動パーツの両方を具備している。図３において、
固定部分はボード１と一体型で且つ、ボードの一部を形成するフード２７によっ
て取り囲まれている。固定部分は、外側管２４と内側管９を備えている。管２４
は、第一内空間１０を取り囲み、管９は第二内空間１１を取り囲んでいる。また
内側管９には、最大の弾み長さにおいて、可動パーツのためのストッパーを形成
するストッパーまたはバーがある。ブッシング１２が管４（tube 4）に取付けら
れ且つ、フランジ１３にある孔を介するネジ手段によって、それに対応する孔２
２及び２３に取付けられる。ブッシング１２には、ブッシング１２の開口部２５
で動く可動スリーブ１４が入る。ブッシングにおけるスリーブの動作は、ブッシ
ングにある幾分かの突出縁部１７及び、ブッシングの対応する内縁部１８と、ス
タンディングボードに具備された装着部分における、上記バー１９の両方によっ
て画定される。スリーブ１４には、また溝１６があり、その寸法は装着部分の管
９に対応しており、この管が溝に挿入され得るようになっている。また溝１６に
は、溝１６の底部と管９の下縁部との両方に接触する、らせんバネ１５がある。
スリーブ１４には下方が開いた中心孔２０があり、その中に既知の方法で、すな
わち車輪フォーク７に固定されるシャフト２６が、内向きリング２１にスナップ
固定することによって、挿入され且つ固定される。

【０００８】 図２において、弾性弾み手段が負荷なしの状態を示しており、それはスリーブ
１４の動きをブッシング１２と共働することによって、縁部１７及び１８で制限
される。管９は溝１６に少しだけ挿入され、バネ１５が管の下縁部に接触する。
弾み動作の際、スリーブ１４が孔２０に挿入されるシャフト２６からの影響力に
よって、図面の上方向に負荷が加えられると、スリーブが上方向へ、最大でバー
１９と接触するまで動く。そしてスリーブは、外側を取り囲むブッシング１２及
びバー１９の両方によって制御される。それによって、スリーブは、その両端部
で、スリーブが側方へ離れることなく、直線弾み動作を達成し、それは安全に機
能すること及び摩損を減らすことを意味する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 手押し車の後方軸に取付けられたスタンディングボード

【図２】 本発明による装置の断面図

【図３】 スタンディングボードの装着部

【図４】 本発明による装置に具備されるパーツ

【図５】 本発明による装置に具備されるパーツ

【図６】 車輪フォークと回転軸とを備えた車輪

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車輪の回転シャフト（２５）が、可動スリーブ（１４）に装
   着されており、その動作が、スリーブを取り囲むブッシング（１２）と、スリー
   ブにおける溝（１６）に部分的に挿入される管（９）との両方によって、制御さ
   れることを特徴とする、回転可能な車輪を弾性的に装着する装置。
2. 【請求項２】 バネ（１５）が、スリーブ（１４）における溝（１６）に配
   置されて、バネが溝の底部と、溝に挿入される管（９）の端部との両方に接触す
   るようになっていること特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 スタンディングボードの車輪が、請求項１〜２のいずれか一
   項に記載の装置によって弾性的に装着されることを特徴とするスタンディングボ
   ード。