JP2002516308A - 3−[(1’−n−メチルアミノ)エチル−n−ベンジル]ピロリジンモノメタンスルホネート - Google Patents

3−[(1’−n−メチルアミノ)エチル−n−ベンジル]ピロリジンモノメタンスルホネート

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JP2002516308A JP2000550826A JP2000550826A JP2002516308A JP 2002516308 A JP2002516308 A JP 2002516308A JP 2000550826 A JP2000550826 A JP 2000550826A JP 2000550826 A JP2000550826 A JP 2000550826A JP 2002516308 A JP2002516308 A JP 2002516308A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、キノロン系抗菌剤のためのジアミンピロリジン側鎖中間体の製造における新規でかつ有用な精製工程を提供し、それは従前に可能であったよりもかなり高収率でかつ低費用にてその抗菌剤の製造を可能とする。また、以下の式A−1に開示された塩を含めたそれらを調製するための塩、手順および製法を開示する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願の相互参照 本出願は、1998年5月26日に出願された米国仮出願60/087,19
4および1998年9月25日に出願された米国仮出願60/101,848の
利益を主張し、ここに出典明示してその各開示を本明細書の一部とみなす。
【0002】発明の分野 本発明は、キノロン系抗菌剤の製造に用いられるピロリジン中間体の新規な塩
を開示する。
【0003】情報開示 米国Occidental Chemical Corp.に帰属する、1992年7月14日に発行さ
れた米国特許第5130490号のAlbright, David E., Jr.、「Purification
of 3,5−diaminobenzotrifluoride by selective formation of the hydrochl
oride salt」。 米国Texaco Inc.に帰属する、1975年12月16日に発行された米国特許
第3927102号のChiou Jackson K. S.;Jones, Ronald E.、「Separation
and recovery of secondary alkyl primary amines」。
【0004】 Cocker, Wesley;Pratt, A. C.;Shannon, P. V. R.、「Preparation and the
configuration of some stereoisomeric caranylamines」、Tetrahedron Lett.
(1967)、49号、5017−5020頁。 米国Millmaster Onyx Corp.に帰属する、1969年4月1日に発行された米
国特許第3436420号のDudzinski, Zdzislaw F.、「Process of Making Al
iphatic amines」。
【0005】 米国Warner-Lambert Co.に帰属する、1995年10月24日に発行された米
国特許第5,461,165号のDomagalaら、「Individual Stereoisomers of In
termediate of 7−[3−(1−Aminoalkyl)−1−Pyrrolidinyl]−Quinolones
and Naphthyridones as Antibacterial Agents」。 日本国Daiichi Seiyaku Co.に帰属する、1995年5月16日に発行された
米国特許第5,416,222号のHayakawaら、「3−Pyrrolidine Methanamines
Wherein the Alpha−Carbon is Substituted by 1 or 2 Lower Alkyl Groups
which are Intermediates for Pyridone−Carboxylic Acid Derivatives」。
【0006】 イスラエル国Chemagis Ltd.に帰属する、1997年6月11日に公開された
欧州特許出願EP 0778262 A2、出願:EP 96−308347.2のL
erman, Ori;Tennenbaum, Michael;Gal, Erez;Kaspi, Joseph、「Process for
the purification of(RR,SS)−2−dimethylamino)methyl−1−(3−metho
xyphenyl)cyclohexanol and its salts from the(RS,SR)isomer via acid de
hydration and recrystallization」。 米国Pharmacia & Upjohn、Co.に帰属する、1994年11月24日に公開さ
れたPCT/US94/04548(WO94/26708参照)のMcWhorter,
William W.;Fleck, Thomas J.;Pearlman, Bruce, A、「Optically Active 3
−(1−(alkylamino)alkyl)pyrrolidines」。
【0007】 Pouyet, Bernard、「Purification of aromatic amines」、 Univ. Lyon、Lyo
ns、Fr. Purif. lnorg. Org. Mater.(1969)、121−4、編集者:Zief,
Morris、出版社:Marcel Dekker、Inc.、New York、N. Y. CODEN:21BVA5。
英語で書かれた会議録。 国会図書館カタログカード番号49−48584のLondon、New York、Sidney
のJohn Wiley & Sonsの一部門であるInterscience Publishersより1956年
に出版された Weissberger, Arnold編、R. Stuart Tipson、「Technique of Org
anic Chemistry、Vol. III、Part 1、Separation and Purification.」の第I
I章「Crystallization and Recrystallization」、特に396−397頁。
【0008】 ISBN 0−306−44861−0のNew York、Plenum Publishing Corp.
の一部門であるPlenum Pressにより1995年に出版された英国Manchester、Un
iversity of Manchester lnstitute of Science and Technology(UMIST)のTav
are, Narayan S.、「Industrial Crystallization, Process Simulation Analys
is and Design」、1−5頁。 国会図書館カタログカード番号67−31072、SBN 470 66931 4
のLondon、New York、Sidney のJohn Wiley & Sonsの一部門であるInterscience
Publishersにより1968年に出版されたイスラエル国Jerusalem、 The Hebre
w University、Patai, Saul編、Jacob Zabicky、「The Chemistry of the Amino
Group」の第3章「Detection、determination and characterisation of amine
s」、87−89頁。
【0009】発明の背景 キノロン型構造はその抗菌特性につき知られており、いくつかのキノロン系抗
菌剤(例えば、ノルフロキサシンおよびシプロフロキサシン)が市販されている
。キノロン系抗菌剤は、2つの主要な構造上の構成部分、キノロン核およびその
核に共有結合する側鎖を有すると考えられる。キノロン核に結合した側鎖の組成
物は、抗菌剤の多数の特性を制御する。抗菌剤の効力および副作用のごとき特性
は、側鎖の構造によって強く影響され得る。
【0010】 側鎖の製造は、キノロン系抗菌剤の製造において非常に重要な構成要素である
。いくらかのキノロン系抗菌剤の側鎖は、キノロン核から独立して製造できる。
本発明は、有用な抗菌剤を製造するためのキノロン核に結合できる側鎖中間体に
処理し得る精製された中間体を製造する新しい方法を開示する。
【0011】 精製工程は、薬剤の製造において非常に重要である。薬物の製造における各工
程は、適当な製品を得ることを保証するオペレーター、装置およびプロトコール
の形成に出費を必要とする。製造の工程および条件は、良好製造規範および多数
の規制に従わなければならない。ここに、発明者らは、キノロン系抗菌性ジアミ
ンピロロリジン側鎖中間体の製造における新規でかつ有用な精製工程を開示し、
それは従前に可能であったよりはかなり大きな収率および低費用で抗菌剤の製造
を可能とする。
【0012】発明の概要 本発明は、(3R,1'S)−3−[(1'−N−メチルアミノ)エチル−N−ベ
ンジルピロリジンモノメタンスルホネートという名称により表される化合物およ
び以下の式:
【0013】
【化7】
【0014】 (式A) [式中、*は不斉炭素原子を示す] により表される塩のいずれかのジアステレオマーから選択されるいずれかの化合
物を含むことを特徴とする。
【0015】 また、以下に示される4種のジアステレオマーを含めた上記の式の塩の可能な
ジアステレオマーのいずれかから選択されるいずれかの特定のジアステレオマー
を含む。
【0016】
【化8】
【0017】 (式A−1)
【0018】
【化9】
【0019】 また、以下に示されるプロトン(1H)NMRスペクトル値、 1H−NMR(CDCl3):1.3(d、3H、J=6)、1.65(m、1H
)、2.0(m、1H)、2.4−2.7(m、4H)、2.65(s、3H)、2
.7(s、3H)、2.8(m、1H)、3.05(t、1H、J=9)、3.6(
d、1H、J=13)、3.7(d、1H、J=13)、7.3(m、6H)、7.
6(bs、1H)を有する塩; 以下に示される炭素13(13C)NMRスペクトル値、 13C−NMR(CDCl3):13.69、30.80、39.31(CH3)
;26.33、53.48、56.86、59.89(CH2)、40.01、58.
37、127.11、128.26、128.73(CH)、138.23(C)を
有する式A−1の塩 約91℃と約105℃との間の融点を有する式A−1の塩;約91℃と約95
℃との間の融点を有する式A−1の塩;および約99℃と約105℃との間の融
点を有する式A−1の塩を含めた式A−1の特定の塩を開示する。
【0020】 また、本発明は、以下の式:
【0021】
【化10】
【0022】 (式A−1) を有する塩の製法であって、 a)以下の式:
【0023】
【化11】
【0024】 [式中、*は不斉炭素原子を示す] で示されるジアミンのいずれかの立体異性体にMeSO3Hを添加し; b)該塩が貧溶解性である十分な溶媒を添加し; c)結晶性ジアミンMeSO3H塩を収集する工程 を含むことを特徴とする該製法を開示する。
【0025】 より詳細には、本発明は、MeSO3Hを付加する以前に、ジアミンの立体異
性体を無水有機溶媒溶液に溶解させ;塩がそれに貧溶解性である該溶媒が無水物
でもあって、その容量が元の無水有機溶媒(工程a)の容量を超え;蒸留温度を
最大の約80℃に保持しつつ、蒸留からの容量低下が20%以上になるまで塩お
よび該溶媒の溶液を加熱蒸留し;該加熱蒸留した混合物を冷却させ、温度を約6
0℃ないし20℃まで低下させ、予め調製された種塩を添加し、次いで約40な
いし−20℃未満の間まで冷却することによって、得られた塩溶液をさらに冷却
させ、該溶液を濾過し、結晶を収集する工程を記載する。冷THF(約5℃ない
し−10℃)で結晶を洗浄し、再度乾燥させてもよい。
【0026】 より詳細には、ジアミンは、MeSO3Hが付加される以前にCH2Cl2溶液
に溶解でき、塩が貧溶解性である該溶媒がTHFであって、THFの容量が元の
CH2Cl2溶媒の容量よりも大きく;および該最大蒸留温度が約65℃であり、
該加熱蒸留した混合物を冷却させ、温度を約45℃まで低下させ;該種塩を添加
した後に、さらに、得られた塩溶液を約20℃ないし−10℃まで冷却させ、次
いで溶液を濾過し、次いで濾過し、次いで濾液を冷THF(約0℃ないし−5℃
)で洗浄し、再度濾過する。
【0027】 さらにより詳細には、加熱した混合物を約45℃まで約5−10分間冷却させ
、種塩を添加した場合に、得られた塩溶液を約28℃まで約5−10分間冷却さ
せ、次いで約20℃まで約5分間冷却させ、20℃にて約1時間保持し、次いで
約−10ないし−5℃まで約30分間冷却させ、濾過し、次いで0℃のTHFで
洗浄し、約50℃にて乾燥させる。
【0028】発明のさらなる記載およびその好ましい具体例の記載 定義 CDCl3は、ジューテリウム置換された四塩化炭素である。 Bnは、ベンジルまたは−CH2−フェニルである。 「ジアミン」とは、式A中にMeSO3H塩として示される特定の化合物をい
うか、またはそれは式C−Gにおけるベンジル化した前駆体として示されるいず
れのジアステレオマーもいい、もしくはそれはその化合物のいずれの特定の異性
体をもいう。その好ましい異性体は式Aに示され、それは(3R,1'S)−ジア
ステレオマーである。 ジアステレオマーとは、特定の立体配置を持つ化合物をいう。それは、エナン
チオマー、立体異性体、ジアステレオ異性体、ジアステレオマーおよびジアステ
リオマーと同義であり、これらすべての用語は、本明細書において互換的に用い
てもよい。
【0029】 「NMR」または「nmr」とは、核磁気共鳴分光法である。 「プレジアミン」とは、ジアミンのベンジル誘導前駆体をいうか、またはそれ
は式C−Gに示されるいずれのジアステレオマーをもいい、もしくはそれはその
化合物のいずれの特定の異性体をもいう。 「THF」とは、テトラヒドロフランである。 「XRD」とは、X線回折または粉末X線回折である。
【0030】 測定量の単位 ℃とは、摂氏温度である。 gとは、グラムである。 Hzとは、ヘルツである。 Kiとは、阻害剤についての平衡定数である。 Lとは、リットルである。
【0031】 Mとは、モーラーまたはリットル当りのモルである。 mgとは、ミリグラムである。 minとは、分である。 mHzとは、ミリヘルツである。 mLとは、ミリリットルである。 mMとは、ミリモーラーまたはミリモル/リットルである。 m/zとは、単位電荷当りの質量である。 負の数は、その数の前のハイフンまたは「−」で示してもよい。
【0032】 nmとは、ナノメートルである。 ppmとは、百万分の一である。 rpmとは、毎分回転数である。 secとは、秒である。 slmとは、毎分標準リットルである。 μLまたはuLとはマイクロリットルである。 μsecとは、マイクロ秒である。 用いた測定量の単位は、当業者には明らかであり、それらはいずれの大部分の
参考図書においても見出すことができる。
【0033】発明の詳細 本発明は、以下の反応図式Iに示された、粗プレジアミン混合物で出発し、精
製されたジアミンを生成する反応の精製収率を改良する方法を記載する。ここに
、ジアミンは、キノロン核に結合するであろうキノロン系抗菌性ジアミンピロリ
ジン側鎖中間体である。該プレジアミンは、所望のエナンチオマーの優位を生じ
る不斉工程によって調製される。ここに、式A−1に示された(3R,1'S)−
エナンチオマーが好ましいが、通常、生成される場合には、それは100%異性
体的に純粋ではない。ピロリジン側鎖の調製方法は、1994年11月24日に
公開されたPCT/US94/04548(WO94/26708参照)のMcWh
orter, William W.;Fleck, Thomas J.;Pearlman, Bruce, A;「Optically Act
ive 3−(1−(alkylamino)alkyl)pyrrolidines」に開示され、その出願人
は、米国Pharmacia & Upjohn Co.であり、ここに出典明示してその開示を本明細
書の一部とみなす。
【0034】 (3R,1'S)−3−[(1'−N−メチルアミノ)エチル−N−ベンジルピロ
リジンモノメタンスルホネートと命名できる式A−1またはプレジアミン−Me
SO3Hは、以下に示される。
【0035】
【化12】
【0036】 式A−1またはプレジアミン−MeSO3
【0037】 以下の反応図式Iにおいて、プレジアミンは、(3R,1'S)−3−[(1'−
N−メチルアミノ)エチル−N−ベンジルピロリジンと命名でき、それは(3R
,1'S)−3−[(1'−N−メチルアミノ)エチルピロリジンと命名できるジア
ミンに変換される。 反応図式I
【0038】
【表1】
【0039】 典型的には、ジアミンの製造において、プレジアミンの純度は、精製されたジ
アミンを生成する脱ベンジル化および精製条件に対して大きな影響を有する。 通常、典型的な製造工程において、プレジアミンは、プレジアミンと共に副生
成物および汚染物質も含む溶液中で得られる。これらの副生成物には、種々のオ
レフィン副生成物が含まれる。一つのオレフィン副生成物は、以下の式Bによっ
て記載される。かかる副生成物は、構造上かなり異なり、従ってそれらは蒸留ま
たはpH制御された液−液抽出のような精製方法によって比較的容易に減少し、
または除去される。
【0040】
【化13】
【0041】 式B
【0042】 また、典型的な製造工程は、プレジアミンの所望されない異性体形態の少量を
生じさせ、それを除去するのは非常に困難である。これらは、以下の式C−Gの
ごとく示される、(3S,1'R)−エナンチオマー、(3R,1'R)−および(
3S,1'S)−ジアステレオマー、ならびに3−(2'−N−メチルアミノ)−
レジオ異性体を含む。これらの異性体形態は、所望の(3R,1'S)−エナンチ
オマーに対して構造および反応性において極めて類似する。それらが工程から除
去できなければ、このタイプの副生成物ならびに式Bのような副生成物は、生成
したジアミンの純度、および最終的に、最終のキノロン系抗菌剤の純度をかなり
低下させかねない。従って、精製工程は、精製したジアミンを効率的に生成する
ことが必要である。
【0043】
【化14】
【0044】 式C−G 結晶化による精製は、主成分に構造上類似する少数の汚染物質を除去するのに
好ましい方法であることがよく知られている。蒸留またはクロマトグラフィーの
ような他の精製方法は、それらが非常に類似する沸点および保持特性を有するた
めに効率的に異性体を取り出すことができない。結晶化は、成分の質量に基づき
かかる混合物をまず分離する。主成分の過飽和溶液は、ほとんど常に混合物の微
量成分に飽和しない。かくして、形成した結晶は主成分が富化され、微量成分は
溶液中に保持される。
【0045】 ジアミンを結晶化することの障害は、プレジアミンおよびジアミンがその遊離
塩形態で結晶化しないことである。この領域における従前の研究者は、これらの
化合物および類似するアナログを報告し、彼らは油としての化合物の単離に続い
て、非能率なクロマトグラフィーでの精製を通常示唆する。例えば、Domagalaら
、米国特許第5,461,165号およびHayakawaら、米国特許第5,416,22
2号を参照されたし。結晶化による精製は、大きな改善となるであろうが、プレ
ジアミンが結晶形態で存在しないならば、結晶化によってジアミンは精製できな
い。プレジアミンを結晶化させる条件および物質を見出すことが純粋なジアミン
を生成する方法を見出すことの鍵であった。結晶化を介するプレジアミンの精製
は、化学量のメタンスルホン酸(MeSO3H)で中間塩を調製した後にだけ可
能であった。
【0046】 この精製方法は、(3R,1'R)−ジアステレオマーのような異性体汚染物質
のレベルを低下させることが示された唯一のものであった。これは、精製したジ
アミンならびにキノロン系抗菌剤の収量の増加に対応した。 (3R,1'S)−ジアステレオマーにつきここに記載されたものと同様の手順
を用いて、MeSO3H塩はいずれのジアミン異性体(以下の式A参照)につい
ても得ることができ、異なるジアミン異性体に有利である工程を得、従ってその
異性体についてもそのMeSO3H塩を調製できる。以下の式Aは、プレジアミ
ン中の2つの不斉炭素原子を示し、共有結合が実線で示される式を供する。式A
−1のごとき他の式は、その相対的な共有結合の方向を示し、破線は結合が紙の
中に示され、くさび型の線は結合が紙の外の上方であることを示す。さらに以下
の式A−1を参照されたし。
【0047】
【化15】
【0048】 上記の式A、[式中、「*」は、不斉炭素原子を示す]
【0049】結晶形態および純度 精製したジアミンが異なる結晶形態で存在することは可能である。結晶形態は
、製造における非常にわずかな差に依存して変更できる。加熱または冷却の速度
、不純物の存在、用いた溶媒、温度、圧力、湿度、重力ならびに多数の他因子は
すべて結晶形成に影響し得る。また、これらの因子は、結晶の融点に影響し得る
。結晶中の不純物および/または結晶の正確な形態は、結晶が溶融する温度また
は温度範囲にてすべて影響し得る。
【0050】 ここに、発明者らは、所望の結晶のいくつかの結晶形態を得、データを供して
、プロトン配置(NMRデータ)および結晶形態構造(XRDデータ)の双方を
示した。これらの実施例は、多少の可能な結晶形態および可能な組成物を例示す
ることを意図する。
【0051】 以下の実施例は、pH制御された抽出によって既に取り出された(式Bのよう
な)オレフィン汚染物質を有するプレジアミンを用いて、プレジアミン−MeS
3H塩のあるジアステリオマーを作成する一つの方法を示す。しかしながら、
その製法は、典型的な粗プレジアミンを用いた場合に有効でもあることが示され
た。この実施例は、例示することを意図し、上記の発明に限定されるものではな
い。当業者ならば、以下に提供された特定の条件からの明確な変形および実質的
でない変化を作成することが期待されるであろう。
【0052】MeSO3H塩を介するプレジアミンの精製の実験 0−2℃のCH2Cl2(70ml)中のpH8およびpH12の抽出を介して
精製された、部分精製したプレジアミンの溶液(15.0g、約67.8ミリモル
、GC 98.7面積%、1.0%(3R、1'R)−ジアステレオマー)に、Me
SO3H(6.67g、4.50ml、69.4ミリモル、約1.02当量)をゆっ
くり添加して、(7分間にわたり)1−8℃を維持する。0−10℃のTHF(
無水および安定化された、150ml)を(25分間)添加する。雰囲気的に9
0mlの合計容量まで蒸留する(135分間、最大ポット温度65℃)。45℃
まで(10分間)冷却させ、事前に作成された塩を種晶として添加する。40℃
にて2分後に結晶が形成する。冷H2O浴を適用する前に28℃まで(8分間)
冷却する。20℃まで(5分間)冷却させ、1時間保持する。−10ないし0℃
まで氷塩浴で冷却させ(30分間、−8℃)、濾過する。冷THF(0℃、2×
22ml)で洗浄する。50℃にて真空オーブン中で一晩乾燥させて、結晶(1
8.95g、0.5%(3R,1'R)−ジアステレオマーを有するGC 99%、
理論の約89%)を得る。
【0053】 その塩の一部(18.0g)をCH2Cl2(90ml)に溶解させ、50%N
aOH水溶液をpH11.8−12まで滴下(pH7.8から11.9まで2.3m
l)させつつ、H2O(90ml)と撹拌させる。相を分離させ、下部のCH2
2相を取り出し、CH2Cl2(90ml、pHは依然として12)で水相を抽
出する。2つのCH2Cl2相を合わせ、rotovapおよび高真空ポンプにより溶媒
を除去して、油(12.3g、約98%回収率)を得る。この試料をMeOHに
溶解させ、ジアミン(6.89g、0.5面積%の(3R,1'R)−ジアステレオ
マーを有するGC 98面積%、99%化学収率)に水素化した。
【0054】 得られた塩は、以下に示される式A−1またはプレジアミン−MeSO3Hの
式を有する。
【0055】
【化16】
【0056】 式A−1またはプレジアミン−MeSO3H (3R,1'S)−3−[(1'−N−メチルアミノ)エチル−N−ベンジルピロリ
ジンモノメタンスルホネート プレジアミン−MeSO3H塩の形成は、多量の相対的に純粋なジアミンの容
易な製法を提供できる。
【0057】NMR分光法による式A−1の構造の確認 核磁気共鳴(NMR)分光法を用いて、式Aの構造を確認した。プロトンおよ
び13CのNMRの双方を行った。装置パラメーターおよびスペクトルもしくは
解釈をここに提供する。 NMRデータは、1Hの観察では300.13MHzにて、13Cの観察では
75.40MHzにて操作するBruker AMX300で記録した。試料をCDCl3
(1H、d=7.26;13C、d=77.0)に溶解し、CDCl3を内部標準と
した。一次元NMRデータは、プロトンでは10,600Hz掃引幅、また炭素
では20,800Hz掃引幅を用いて、32kの複合点データ表(complex point
data table)として記録した。過渡電流数および種々のパルス幅を適当な図に
リストした。フーリエ変換に先立ち、1H実験は、ガウス乗算(gaussian multi
plication)で処理し、13Cは、2Hz指数乗算(exponential multiplicatio
n)で処理した。提供されたスペクトルデータおよび解釈は、以下の標準的な略
語に従った−dは二重項であり、mは多重項であり、sは一重項であり、tは三
重項であり、Hは水素であり、Jはヘルツで表されるカップリング定数である。
提供された数値は、ppmで表される参照ピークからの化学シフトである。
【0058】 プロトンNMR データパラメーター:EXPNOは11であり、PROCNOは1である。 取得パラメーター:溶媒はCDCl3であり、AQは1.3271240秒であ
り、FIDRESは0.376760Hzであり、DWは81.0マイクロ秒であり、RGは
4096であり、核は1Hであり、HL1は1dBであり、D1は3.0秒であり
、P1は10.3マイクロ秒であり、DEは101.3マイクロ秒であり、SFO1は
300.1351620MHzであり、SWHは6172.84Hzであり、TDは1
6384であり、NSは16であり、DSは2である。
【0059】 処理パラーター:SIは16384であり、SFは300.1333581MHz
であり、WDWはGMであり、SSBは0であり、LBは−0.30Hzであり、GBは0.1
5であり、PCは3.00である。 プロトンNMRスペクトルおよび解釈: 1H−NMR(CDCl3):1.3(d、3H、J=6)、1.65(m、1H
)、2.0(m、1H)、2.4−2.7(m、4H)、2.65(s、3H)、2
.7(s、3H)、2.8(m、1H)、3.05(t、1H、J=9)、3.6(
d、1H、J=13)、3.7(d、1H、J=13)、7.3(m、6H)、7.
6(bs、1H);
【0060】 13C NMR データパラメーター:EXPNOは14であり、PROCNOは1である。 取得パラメーター:溶媒はCDCl3であり、AQは0.327700秒であり
、FIDRESは1.525879Hzであり、DWは20.0マイクロ秒であり、RGは4
096であり、核は13Cであり、HL1は1dBであり、D1は1.0秒であり
、S1は1dBであり、P3は9.0マイクロ秒であり、SFO2は300.1346
670MHzであり、D2は0.0035714秒であり、P4は18.0マイク
ロ秒であり、P1は7.0マイクロ秒であり、P2は14.0マイクロ秒であり、S
2は22dBであり、DEは25.0マイクロ秒であり、SFO1は75.47530
20MHzであり、SWHは25000.00Hzであり、TDは16384であり、
P31は100.0マイクロ秒であり、NSは256であり、DSは4である。
【0061】 処理パラーター:SIは16384であり、SFは75.4685977MHzで
あり、WDWはEMであり、SSBは0であり、LBは2.00Hzであり、GBは0であり
、PCは1.40である。 13C−NMRスペクトルおよび解釈: 13C−NMR(CDCl3):13.69、30.80、39.31(CH3)
;26.33、53.48、56.86、59.89(CH2)、40.01、58.
37、127.11、128.26、128.73(CH)、138.23(C)
【0062】XRD分光法による式A−1の構造の確認 Rigaku DMAX−A X線回折計を粉末XRDパターンの獲得のために使用する。
機器は、1.5406Åにての銅K−L3照射で操作する。主要機器パラメーター
を以下の通り設定する:40KVボルト、30mA電流、1°のビーム開口およ
び0.30°の検出器開口(受取用スリット)。パターンは、1.5°2シータ/
分間の走査速度(0.05°の工程サイズおよび2秒/工程にての計測時間)で
の3−40°2シータ角度の範囲を走査する。試料を細かい粉末とし、アルミニ
ウムトレイに充填する。以下に用いたパラメータおよび略語の完全な記載は、Ri
gaku DMAX−A X線回折計用の操作マニュアルに見出され得るか、あるいは大部
分のXRDマニュアルに見出され得る。 3つの異なる結晶についてのピークレポートは、ここに供される。以下の第一
のレポートは、約99と105℃との間の融点を有する結晶についてのスペクト
ルを示す。
【0063】 番号1 合計面積:8308.309 STD センターX 高さ 幅 面積 Qty 名称 0 5.834918 1092.0131 .8751047 224.19034 0 5.83 0 9.9110054 383.73329 .8273052 104.87254 0 9.91 0 11.13072 451.63211 .585815 94.732384 0 11.13 0 11.69375 528.70474 .666675 114.14881 0 11.69 0 14.795333 1797.9825 1.455302 479.67671 0 14.79 0 15.921212 1476.2741 .951913 363.07695 0 15.92 0 17.471698 1855.8032 1.323417 677.98383 0 17.47 0 18.475686 410.45285 .503866 75.167063 0 18.47 0 19.023329 3268.1195 1.237003 971.86381 0 19.02 0 19.219853 873.31139 .261395 152.85561 0 19.22 0 19.605024 2792.0912 .424057 540.56151 0 19.6 0 19.975194 357.01175 .541624 −51.32979 0 19.97 0 21.241494 2645.4923 1.175444 1083.6633 0 21.24 0 22.891667 1559.2777 1.301086 606.35257 0 22.89 0 23.521112 913.09385 .494843 222.95287 0 23.52 0 24.133978 1019.5988 .554393 345.74773 0 24.13 0 24.508086 1264.6217 .392158 336.29395 0 24.51 0 25.017281 1913.1805 1.519106 632.57096 0 25.02 0 25.401105 215.86944 .817443 248.49867 0 25.4 0 25.918957 −87.41223 1.569454 −370.6186 0 25.92 0 26.815625 132.78142 .462531 31.495602 0 26.81 0 27.092949 123.79176 .690996 42.244557 0 27.09 0 28.224462 600.42504 .859375 193.27808 0 28.22 0 28.830992 610.87875 .608551 167.68869 0 28.83 0 29.488636 324.3707 .623618 97.977263 0 29.49 0 30.005232 222.75713 .582108 70.931509 0 30 0 31.122761 255.15629 .854026 79.714945 0 31.12 0 32.5 92.051473 .582163 29.329946 0 32.5 0 33.162097 266.93974 .52954 61.269216 0 33.16 0 33.745714 71.357752 .569382 20.886694 0 33.74 0 34.668382 146.45223 .992 65.5167 0 34.67 0 35.547222 255.87001 .609394 68.453135 0 35.55 0 35.984862 156.83937 .577744 36.357722 0 35.98 0 37.268038 242.6646 .917453 94.268565 0 37.27 0 37.880357 75.850116 .463806 16.364475 0 37.88 0 38.438983 1012.3131 1.606297 350.42475 0 38.44 0 39.473034 119.39596 .555893 28.845653 0 39.47
【0064】 以下の第2レポートは、約99と105℃との間の融点を有する結晶について
のスペクトルを示す。 番号2 合計面積:13396.29 STD センターX 高さ 幅 面積 Qty 名称 0 5.9715556 7027.6799 1.3933285 1240.5507 0 5.97 0 9.8595943 802.23455 .95033977 157.99408 0 9.86 0 11.128762 962.72309 .83826671 185.32174 0 11.13 0 11.933489 5107.8936 1.1434835 843.2251 0 11.93 0 12.979861 248.5398 .59978733 41.478462 0 12.98 0 14.770327 797.52601 .99394451 164.05737 0 14.77 0 15.223529 158.05241 .49794698 29.780324 0 15.22 0 16.608459 1287.2919 1.0963857 267.2659 0 16.61 0 17.657398 4447.2803 .72198886 1065.9162 0 17.66 0 17.927192 4573.0339 .54387841 819.07926 0 17.93 0 18.884714 4399.7459 .62235323 916.47831 0 18.88 0 19.085128 6096.8224 .50971719 1123.0525 0 19.08 0 19.810571 470.83092 .4129033 60.143712 0 19.81 0 20.200498 4813.3296 .95528902 1137.7599 0 20.2 0 20.964015 186.93076 .40539918 28.206431 0 20.96 0 21.827907 1762.838 .77977651 420.34597 0 21.83 0 22.271059 1275.6447 .58514569 314.27325 0 22.27 0 22.990567 1508.8252 .73054087 315.12441 0 22.99 0 24.015809 5758.6184 1.3634189 1336.4861 0 24.01 0 24.444188 599.2165 .84461837 425.62015 0 24.44 0 25.029239 927.12006 .66213916 207.90402 0 25.03 0 25.818684 1492.6358 .89375199 428.21817 0 25.82 0 26.035822 177.30743 .28641852 26.096782 0 26.03 0 26.413524 4.2728519 .38634407 1.1535085 0 26.41 0 27.394792 926.09227 .76494323 209.49965 0 27.39 0 28.655916 1440.6638 .87687014 406.14477 0 28.65 0 30.127184 703.33693 1.1222087 231.53941 0 30.13 0 30.818846 142.60067 .52772255 25.706841 0 30.82 0 31.613529 783.3234 .80394348 186.49975 0 31.61 0 32.213596 374.77607 .80186508 108.73435 0 32.21 0 33.170833 391 .94545542 125.11446 0 33.17 0 35.032308 76.362971 .40026442 15.120593 0 35.03 0 35.577371 451.05412 1.2308229 187.78989 0 35.58 0 36.349167 360.65748 .6245618 75.278669 0 36.35 0 38.433815 895.70864 .89174144 216.18376 0 38.43 0 39.676202 179.07396 .65 53.15 0 39.68
【0065】 以下の第3レポートは、約91と95℃との間の融点を有する結晶についての
スペクトルを示す。 番号3 合計面積:9154.595 STD センターX 高さ 幅 面積 Qty 名称 0 5.9153846 944.01017 1.0937917 271.89777 0 5.91 0 9.8864754 424.13142 .73957126 82.445475 0 9.89 0 11.137689 458.44108 .72857206 90.561068 0 11.14 0 11.736436 295.01043 .42062792 57.883083 0 11.74 0 11.912097 270.45386 .35773856 45.651294 0 11.91 0 14.799397 1473.0095 1.0211427 288.99874 0 14.8 0 15.929309 908.03285 .76254095 197.24495 0 15.93 0 16.631835 775.74021 .71458333 184.31585 0 16.63 0 17.518764 1458.3208 .69189122 377.16544 0 17.52 0 17.681298 1401.3277 .17642639 223.97892 0 17.68 0 17.928364 1766.818 .42884906 384.66641 0 17.93 0 18.493333 198.697 .40320057 32.965388 0 18.49 0 19.06505 3318.8726 1.1921022 1589.6955 0 19.06 0 19.617385 2315.4976 .48113491 671.13181 0 19.62 0 20.19373 2687.976 .8195737 842.38561 0 20.19 0 20.571512 164.77539 .25451639 23.855266 0 20.57 0 21.266521 1431.421 .82361901 613.48087 0 21.27 0 21.845448 1036.8835 .52982799 258.09355 0 21.84 0 22.2898 786.16844 .46039375 203.43032 0 22.29 0 22.922488 979.30254 .74892663 360.64567 0 22.92 0 23.529706 438.59226 .41670751 110.79993 0 23.53 0 24.121519 948.97611 .60244684 379.03961 0 24.12 0 24.48561 1424.7514 .43338209 349.13472 0 24.48 0 25.039211 1521.3687 .86442201 432.59769 0 25.04 0 25.418595 201.42547 .28827287 28.952083 0 25.42 0 27.412277 463 .69236495 122.18741 0 27.41 0 28.263393 320.80197 .491224 89.646156 0 28.26 0 28.690079 403.3547 .72602709 151.88305 0 28.69 0 29.518939 176.73902 .50940204 50.783171 0 29.52 0 29.990476 199.61121 .68674462 83.839193 0 29.99 0 31.163587 92.31139 .50992405 19.136831 0 31.16 0 32.219697 107.07185 .61296813 26.201445 0 32.22 0 33.177174 302.24777 1.2885351 86.682518 0 33.18 0 33.7375 59.417303 .56476314 20.061035 0 33.74 0 35.530078 231.34934 .705873 58.259443 0 35.53 0 37.27931 108.05567 .78690464 30.966579 0 37.28 0 38.444396 1006.0711 1.0134273 280.65145 0 38.44 0 39.670588 88.837647 .9375 33.279688 0 39.67
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (3R,1'S)−3−[(1'−N−メチルアミノ)エチル−
    N−ベンジルピロリジンモノメタンスルホネートという名称により表される化合
    物を含む組成物。
  2. 【請求項2】 式: 【化1】 (式A) [式中、*は不斉炭素原子を示す] により表される塩のいずれかのジアステレオマーから選択された化合物を含む組
    成物。
  3. 【請求項3】 当該4種の可能なジアステレオマーが、 【化2】 (式A−1) 【化3】 で示される請求項2記載の塩の4種の可能なジアステレオマーのいずれかから選
    択された特定のジアステレオマーを含む組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の塩から選択される特定のジアステレオマーを
    含む組成物であって、該ジアステレオマーが、式: 【化4】 (式A−1) を有する該組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の塩を含む組成物であって、該塩が、 1H−NMR(CDCl3):1.3(d、3H、J=6)、1.65(m、1
    H)、2.0(m、1H)、2.4−2.7(m、4H)、2.65(s、3H)、
    2.7(s、3H)、2.8(m、1H)、3.05(t、1H、J=9)、3.6
    (d、1H、J=13)、3.7(d、1H、J=13)、7.3(m、6H)、7
    .6(bs、1H)で示されるプロトン(1H)NMRスペクトル値を有する該
    組成物。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の塩を含む組成物であって、該塩が、 13C−NMR(CDCl3):13.69、30.80、39.31(CH3
    );26.33、53.48、56.86、59.89(CH2)、40.01、5
    8.37、127.11、128.26、128.73(CH)、138.23(C
    )で示される炭素13(13C)NMRスペクトル値を有する該組成物。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の塩を含む組成物であって、該塩が、約91℃
    と約105℃との間の融点を有する該組成物。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の塩を含む組成物であって、該塩が、約91℃
    と約95℃との間の融点を有する該組成物。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の塩を含む組成物であって、該塩が、約99℃
    と約105℃との間の融点を有する該組成物。
  10. 【請求項10】 式: 【化5】 (式A−1) を有する塩の製法であって、 a) 【化6】 [式中、*は不斉炭素原子を示す] で示されるジアミンのいずれかの立体異性体にMeSO3Hを付加し; b)該塩が貧溶解性である十分な溶媒を添加し; c)結晶性ジアミンMeSO3H塩を収集する工程を含むことを特徴とする該
    製法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の製法であって、 a)請求項10の工程aにおいて、 MeSO3Hを付加する以前に、ジア ミンの立体異性体を無水有機溶媒溶液 に溶解させ; b)請求項10の工程bにおいて、 塩がそれに貧溶解性である該溶媒が無水 物であって、その容量が元の無水有機 溶媒(本請求項の工程a)の容量を超え ; c)請求項10の工程bの後に、 蒸留温度を最大の約80℃に保持しつつ 、蒸留からの容量低下が20%以上に なるまで塩および該溶媒の溶液を加熱蒸 留し; d)本請求項の工程cの後に、 該加熱蒸留した混合物を冷却させ、温度 を約60℃ないし20℃まで低下させ; 次いで e)本請求項の工程dの後に、 予め調製された種塩を添加し、次いで 約40ないし−20℃未満の間まで冷 却することによって、得られた塩溶液を さらに冷却させ、該溶液を濾過し、結晶 を収集する 工程を含むことを特徴とする該製法。
  12. 【請求項12】 請求項11の工程(e)の後に、結晶を濾過した後に、冷
    THF(約5℃ないし−10℃)で結晶を洗浄し、次いで洗浄した結晶を乾燥す
    る工程を特徴とする製法。
  13. 【請求項13】 MeSO3Hが添加される以前にジアミンを溶解する該溶
    媒がCH2Cl2であり; 塩が貧溶解性である該溶媒がTHFであって、THFの容量が元のCH2Cl2 溶媒の容量よりも大きく;および 該最大蒸留温度が約65℃である請求項12記載の製法であって、 該加熱蒸留した混合物を約45℃の温度まで冷却させ; 該種塩を添加した後に、さらに、得られた塩溶液を約20℃ないし−10℃の
    間まで冷却させ、次いで溶液を濾過し;次いで 結晶を濾過した後に、冷THF(約0℃ないし−5℃)で結晶を洗浄し、次い
    で結晶を再度濾過する工程を含むことを特徴する該製法。
  14. 【請求項14】 該加熱した混合物を約45℃まで約5ないし10分間冷却
    させ;該種塩を添加し、得られた塩溶液を約28℃まで約5ないし10分間冷却
    させ、次いで溶液を約20℃まで約5分間冷却させ、溶液を20℃に約1時間保
    持し、次いで溶液を約−10ないし−5℃まで約30分間冷却させ;次いで、結
    晶を濾過し、次いで0℃のTHFで結晶を洗浄し、約50℃にて結晶を乾燥させ
    る工程を含むことを特徴とする請求項13記載の製法。
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