JP2002516054A - Vcoを備える送信機 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
複合低IFデジタル化信号が、送信機VCO(46)により生成されたアナログ信号をデジタル化し周波数逓降変換した信号と共に直交関係で複合位相比較器(46)へ印可される送信機。低IFデジタル化信号は、送信機VCO(46)のデジタル化周波数逓降変換信号が比較される基準となる。複合位相比較器(32)の出力はアナログ信号に変換され、送信機VCOへ制御信号として印可される。ゼロIF信号を用いる送信機のアナログの実施例もまた開示される。
Description
【発明の詳細な説明】
VCOを備える送信機
技術分野
本発明は、トランシーバの送信機及び/又は送信部に関する。記載の簡便のた
め、送信部を送信機と称す。送信機は、GSM(移動通信用広域システム)標準
に従って動作するセルラー電話で用いられる。記載の簡便のため本発明について
GSM標準を参照して説明する。
背景技術
GSM標準は移動局送信機からのスプリアス放射が極めて低いレベルであるこ
とを要求する。スプリアス放射の仕様は、添付の図1にまとめられている。図1
は、周波数(単位MHz)と雑音密度(単位dBc/Hz)との関係を示すグラ
フである。
このグラフは、搬送波電力レベル+33dBmに対する、1Hz帯域幅での望
ましくない雑音の許容レベルを示す。935MHzから960MHzの間のGS
M受信機帯域の領域において、雑音は−162dBc未満でなければならず、ま
た、925MHzから935MHzの間の領域において−150dBc未満でな
ければならない。逓倍混合に基づく典型的な送信機における広帯域VCO及びミ
クサからの雑音は、このような大きなオフセット周波数においてこれら限度を超
え、受信帯域における雑音を抑制するためRFにおいて余分なフィルタリングを
施さなければならない。しかし、雑音が搬送波の片側で充分に低いレベルまでフ
ィルタ処理されたとしても、その直後の電力増幅器が残留雑音のAM成分を除去
し、望ましくない雑音側波帯を回復させる。このため、仕様を満足するためにR
Fフィルタ処理の段階が更に必要となる。
発明の開示
本発明の目的は、スプリアス放射の要求仕様を達成しつつ、送信機におけるフ
ィルタ要求を簡単化することにある。
本発明によれば、出力RF信号を生成する電圧制御発振器(VCO)と、変調
データ信号、位相誤差信号、及び風波数要求信号をVCOに適用する手段とが設
けられる。
本発明の一実施例において、複合位相比較器が実際の変調データ信号を基準信
号と比較し、その結果はVCOへ位相誤差信号を供給するのに用いられる。
複合位相比較器への入力信号がゼロIFでの信号であっても、これらの信号は
、GSM送信機に対して200kHzのオーダの低IFでの信号であることが好
ましい。ゼロIFより上の低IFを用いる利点は、VCOから複合位相比較器へ
のフィードバック経路にAC結合を用いることができ、これにより、ミクサで生
成される2次相互変調物の望ましくない影響を回避できることである。複合位相
比較器ループでAC結合が可能となることに加えて、非ゼロIFにより、出力R
F信号を生成するVCOによって局部発振器を引き込む危険が低減される。この
局部発振器は局部発振器周波数にIFをプラス又はマイナスした周波数を生成す
る。
望むならば、位相比較器で比較された複合信号は、デジタル型式で表される。
送信機を実現する場合、全てのフィルタを集積することができ、これにより、送
信機回路を集積回路として製作することができる。
図面の簡単な説明
以下、添付の図面を参照して本発明を一例として説明する。
図1は、GSM標準に従って動作する移動局送信機のスプリアス放射レベルの
仕様を示すグラフである。
図2は、本発明に従って製作された送信機の一実施例の構成を示す図である。
図3は、本発明に従って製作された送信機の第2実施例の構成を示す図である
。
図中、対応する構成部分については同じ参照番号で示す。
発明の実施態様
図1については本明細書の前段で述べたので繰り返さない。
図2に示す送信機構成は、ベースバンドのデータに対するデータ入力10を備
えている。記載の簡便のため、データは270.833kB/sのGSMビット
レートであるものとする。データビットは、GMSK(ガウシアン最小偏移キー
イング)変調器12などの適当なデジタル位相変調器を用いてゼロIF搬送波を
変調するのに用いられる。変調器12は、直交関係複合信号I及びQをそれぞれ
出力14、16上に生成する。より詳細には、変調器12は、複合デジタルI及
びQ出力を15ビットの分解能によりビットレートの適当な倍数に等しいサンプ
リングレートで生成するデジタル素子である。本例でのI及びQ出力は270.
833kS/s(キロサンプル毎秒)である。各出力14、16上のデジタル出
力は、デジタル逓倍変換器及びフィルタ機能ブロック18において、200kH
zの所定の低IFへのほぼ完全な複合周波数変換を受ける。機能ブロック18は
、帯域外雑音及びスプリアスを排除するのに必要な全てのフィルタ処理を供する
。入力20、22上の複合I/Q200kHz変換信号は、13MHz基準発振
器24からデジタル分周器段階26を用いて得られる。機能ブロック18の出力
28、30上の直交関係出力信号は典型的には200kHzのIF、及びビット
レートの3倍である812.499kS/sのサンプリングレートを有する。こ
れらの出力信号は複合位相ロックドループ31に印可され、その一部が送信機出
力より得られた信号を用いた複合位相比
較を受ける。
複合位相ロックドループは、出力28、30が複合位相比較を受けるデジタル
位相比較器32を含む。比較器32は、第1入力35、37と第2入力38、3
9とをそれぞれ有する第1及び第2の乗算器34、36を備える。第1入力35
、37は機能ブロック18の出力28、30に結合されている。また、第2入力
38、39には、後述する如く、送信機主発振器46から得られた200kHz
の直交関係信号が入力される。この主発振器は高品質高出力の電圧制御発振器(
VCO)である。主発振器46の20MHzオフセットでの出力雑音密度は、外
部フィルタを用いずにGSM仕様を満足するうえで充分に良好である。
乗算器34、36からの信号の差信号が和段階40で得られる。和段階40は
、VCO46の瞬間的な位相ずれと変調・周波数要求により課せられる要求の瞬
間的な位相ずれとの差を表す「誤差」信号を生成する差分器として機能する。和
段階40のデジタル出力はデジタルアナログ変換器42においてアナログ信号へ
変換される。アナログ信号は送信VCO46に印可される前にローパスフィルタ
44でフィルタ処理される。送信機VCO46の出力には電力増幅器が結合され
ている。送信機VCO46からの出力は、信号を伝搬させるアンテナ52に印可
されている。
送信機VCO46からの出力はミクサ54、56の第1入力に適用されている
。局部発振器信号はこれらのミクサの第2入力に直交関係で印可されている。
局部発振器信号は電圧制御局部発振器62から得られる。電圧制御局部発振器
62は、第2位相ロックドループ57に結合されている。第2位相ロックドルー
プ57は、周波数合成器58、及び合成器58と局部発振器62との間に結合さ
れたローパスフィルタ60を備えている。周波数合成器58には制御バス59が
接続されている。局部発振器信号の周波数は880MHzから915±0.2M
Hzの送信機帯域にある。局部発振器信号はミクサ54の第2入力に直接印可さ
れていると共に、90°位相偏移器64を介してミクサ56の第2入力に適用さ
れている。混合の結果は、異なる成分を選択するローパスフィルタ66、68に
それぞれ印可される。これらの成分はアナログデジタル変換器70、72でデジ
タル化される。200kHzのデジタル信号は単純なデジタル複合バンドパスフ
ィルタ74に印可される。バンドパスフィルタ74は、適正な周波数のI及びQ
信号を生成する。Q信号は乗算器34の第2入力38へ印可され、ブロック18
のI出力と乗算される。また、I信号は乗算器36の第2入力39へ印可され、
ブロック18のQ出力と乗算される。
低IFと、変調の効率的帯域幅を用いる結果、IF信号を複合対として生成し
、送信ループに対して複合位相比較を行うことが必要である。GSMの場合、変
調のエネルギーの大部分は±80kHz(すなわち160kHz)の帯域幅内に
含まれるが、200kHzを超えるオフセット周波数に相当のエネルギーが依然
として存在する。送信機出力が単純な実数混合プロセスを用いて200kHz以
下のIFに逓降混合されるものとすると、200kHzを超えて延びる変調エネ
ルギーは負の周波数となるため、正の周波数成分と区別がつかなくなる。その結
果生ずる周波数の折り畳みにより、変調に深刻な歪みが生ずることとなる。送信
機VCO46の出力を、複合信号として混合して200kHzに下げることによ
り、上記の問題は解決される。
IFが低下するほど、より大きな変調エネルギーが負の周波数領域を占めるた
め、複合位相ロックドループ31、すなわち、送信機VCO46及びミクサ54
、56を含むルーブにおける複合混合及び複合比較の必要性は増加する。例えば
ゼロIFでは絶対的に必要となる。ゼロIFを用いることにより、間違いなく電
力消費は最小となるが、混合に用いられる送信機VCO出力と局部発振器VCO
62との間の引き込み効果が生じ得ることが深刻な問題となる。ゼロIFを用い
た場合、両VCOは同じ周波数を有する。このことは、引き込み効果を最小化す
るうえでは最悪であると考えられる。100kHzのIFでも改善するが、20
0kHzはGSMのチャンネル間隔と同じであり、送信合成器で必要なステップ
数が低減される。これより大きい周波数では、複合フィルタ・信号処理が不要に
なるかもしれないが、電力消費が過大となってしまう。
位相比較器32が、変調されたIFと送信VCOの逓降変換された出力との複
合乗算を行わねばならない理由も同じである。逓倍変換された後の変調IF信号
をvmで表し、逓降変換された送信機出力をvtで表すと、位相比較器の動作は、
となる。ただし、veはVCOを制御する誤差出力信号である。指数関数に展開
すると、(1)式は、
となる。ただし、ωmは瞬間的なIF、Φはループの位相誤差、Vm、Vt及びVe
は3つの信号のそれぞれの振幅である。位相比較器の出力として(2)式の虚数
成分を取ると、
が得られる。
送信機VCO46の出力の200kHzへの逓降混合は、一対のアナログミク
サ54、56で行われる。ミクサ54、56の局部発振器入力は局部発振器VC
O62から直交関係で得られる。I及びQ出力は一対の低選択度アナログオンチ
ップフィルタ66、68でフィルタ処理され、一対の低分解能アナログデジタル
変換器70、72でデジタル型式に変換される。これらの出力は、デジタル位相
比較器32へ送られる前に、単純なデジタル複合フィルタ74を用いてフィルタ
処理される。複合位相ロックドループ31の残りの部分は、送信機46に対する
アナログ制御信号を生成するデジタルアナログ変換器42及びローパスフィルタ
44よりなる。
図2に示す実施例は、機能ブロック18の出力28、30上のI及びQ信号、
及びバンドパスフィルタ74からのI及びQ信号に不完全さが無いこと、つまり
、これらI及びQ信号の振幅が完全に釣り合っており、かつ両信号間の位相差が
正確に90°であることを前提としている。実際に不完全さが存在するならば、
送信機出力にはオフセット周波数400kHz(IF200Hzの2倍)の望ま
しくないイメージが現れる。このようなイメージがループ帯域幅の外側となるこ
とを保証するため、800kHz以上のオーダのIFを用いることが望ましい。
図2に示す送信機構成は実質的にデジタル化されており、より正確な設計プロ
セス(すなわち、最初からの的確さ)、GSM以外の他のデジタル送信機標準へ
の適用への柔軟性、及び、CMOS技術による低製造コストでのの実現可能性の
増大といった利益をもたらす。
図3に示す送信機の実施例は、アナログ送信機を備える。入力76、78上の
変調されたゼロIFデータIREF及びQREFは、それぞれ、複合位相ロックドルー
プ31へ印可される。ループ31は、アナログ位相比較器80を備えている。ア
ナログ位相比較器80は、第1及び第2増幅器82、84を含んでいる。第1及
び第2増幅器
82、84は、それぞれ、第1入力83、85及び第2入力86、87を有して
いる。第1入力83、85は、基準I/Q信号IREF及びQREFに結合され、第2
入力86、87には、後述する如く、送信機発振器46の出力から得られた直交
関係ゼロIF信号QACT及びIACTが入力される。送信機発振器46は高品質高出
力の電圧制御発振器(VCO)である。
乗算器82、84からの乗算結果の信号の差信号が加算段階40で得られる。
すなわち、加算段階40は、変調データ信号を含む「誤差」信号IACT・QREF−
IREF・QACTを生成する減算器として機能する。この誤差信号は、送信機VCO
46へ印可される前に、積分ループフィルタ88でフィルタ処理される。送信機
VCO46の出力には電力増幅器48が結合されており、電力増幅器からの出力
は信号を伝搬させるアンテナ52へ印可される。
送信機VCOからの出力は直交関係ミクサ54、56の第1入力へ印可される
。局部発振器信号は位相が直交関係でこれらミクサの第2入力へ印可される。
局部発振器信号は電圧制御局部発振器62から得られる。電圧制御局部発振器
62は、周波数合成器58及び合成器58とVCO62との間に結合されたロー
パスフィルタ60を備える第2位相ロックドループに結合されている。制御バス
59は周波数合成器58へ接続されている。局部発振器信号の周波数は880〜
915MHzの送信機帯域にあり、送信機VCO46の所要の出力周波数を生成
するよう選択されている。局部発振器信号はミクサ54の第2入力直接印可され
ていると共に、90°位相偏移器64を介してミクサ56の第2入力へ印可され
ている。混合結果は、通常はゼロIFである異なる成分IACT及びQACTを選択す
るローパスフィルタ66、68へ印可される。これらの差成分はそれぞれ、ブロ
ック18の出力Qと乗算される乗算器84の第2入力87、及び、ブロック18
のI出力と乗算される乗算器82の第2入力86へ印可される。
次に、低IFに対して上述した指数展開表現をゼロIFに対して示す。動作中
、VCO46の周波数fVCOはミクサ54、56において周波数fREFと逓降混合
される。その結果はI/Q表現におけるfVCOとfREFとの間の位相差である:
この値が基準I/Q値IREF及びQREFと比較されるべき位相である: 実際の直交関係信号と基準直交関係信号との間の位相差は、これら2つの信号
の複合除算により計算することができる。一定振幅の位相及び周波数変調のみを
考慮するため、両信号の振幅は一定であるので、両I/Q信号の大きさ及び計算
結果は1となる:
式(7)は次のように変形することができる:
I及びQ成分の表現において、式(8)は式(4)及び(5)を用いて次のよ
うに変形できる:
式(7)及び式(9)の係数を比較することにより、次の2つの式が得られる
:
これらの式は、実際のI/Q信号及び基準I/Q信号の間の位相差のI成分及
びQ成分を示している。小さな位相差に対する差のI成分は常に1に近く、従っ
て、有用な情報を含んでいない。Q成分が必要な情報を担っている。
小さな角ΦREF−ΦACTに対して式が成り立つ。
従って、I/Q値からの位相差を与える式は
となる。
この式は、QREF成分がIACTとアナログ4直交乗算器で乗算されるべきである
ことを意味する。同じことは、IREF及びQACT成分についても行われなければな
らない。両結果の差は、小さな位相角に対して、基準I/Q信号と実際のI/Q
信号との間の位相差に比例する。従って、この回路は、I/Q信号を用いたアナ
ログ位相弁別器として作動する。これらの信号の位相は連続であるため、ループ
フィルタ88は、このアナログ位相ロックドループの速やかな応答を可能とする
比較的広い帯域幅を有することができる。
位相比較器80の出力信号が積分され、VCO調整電圧として用いられれば、
VCO周波数は基準I/Q信号で変調された要求周波数の値に調整される。従っ
て、この手法は、要求周波数及びベースバンドI/Q信号から変調信号を生成す
るのに用いることができる。主な利点は、VCO信号がローパスフィルタ処理さ
れた電圧で直接変調されるため広帯域雑音を非常に小さくできることである。こ
れにより、広帯域雑音電圧はVCOの広帯域雑音以下となる。
送信中心周波数上の要求周波数の生成が前段で述べた理由により問題となるこ
とがある。この場合、以下の解決策を用いることができる。
1.VCO出力信号fVCOの逓降変換に高調波混合を用いる。これが、基準周波
数が送信される信号の中心周波数ではなく、基準信号の高調波が送信器の中心周
波数であることを意味する。
2.送信中心周波数の分数のVCOを用い、特別な回路で増倍して基準周波数と
して用いる。
3.2つの周波数を混合してfREFを生成する。
4.低IF位相比較を用いる。
本開示を読むことにより当業者には他の変形は明らかであろう。かかる変形は
、送信機及びその構成部品の設計、製造、及び使用法において既に公知であり、
ここで述べた特徴の代わりに又は加えて用いることができる他の特徴を含む。
産業上の利用性
例えば、GSM標準に従って動作するセルラー電話等の、デジタル遠隔通信装
置で用いられるトランシーバの無線送信機又は送信部。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,K
R
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 出力RF信号を生成する送信機電圧制御発振器(VCO)と、該VCOに 変調データ信号、位相誤差信号、及び周波数要求信号を印可する手段とを備える 送信機。 2. 実際の変調データ信号を基準信号と比較して前記位相誤差信号を出力する 複合位相比較器を備えることを特徴とする請求項1記載の送信機。 3. 前記手段は、前記変調データ信号、位相誤差信号、及び周波数要求信号を 表すアナログ信号を出力するよう適合されたことを特徴とする請求項1記載の送 信機。 4. 直交関係周波数逓降変換手段が前記送信機VCOに結合され、直交関係に ある基準信号を供する手段が設けられ、前記基準信号の同相成分を前記逓降変換 された送信機VCO信号の直交位相成分と比較し、前記基準信号の直交位相成分 を前記逓降変換された送信機VCO信号の同相成分と比較する複合位相比較手段 が設けられたことを特徴とする請求項1記載の送信機。 5. ゼロIFで直交変調信号を生成する変調手段を備えることを特徴とする請 求項4記載の送信機。 6. 複合直交基準信号を用いて前記直交関係変調信号を低IFへ周波数逓倍変 換し、複合デジタル化直交関係変調IF信号を生成する手段を備え、前記直交関 係周波数逓降変換手段は、前記逓降変換された送信機VCO信号の前記同相成分 及び前記直交成分がデジタル化された信号を低IFで生成する手段を含み、前記 複合位相比較 手段は、前記周波数逓降変換された送信機VCO信号がデジタル化された信号を 前記複合デジタル化直交関係変調IF信号と比較してその差を得る手段を備える ことを特徴とする請求項5記載の送信機。 7. 前記位相誤差信号は、前記基準発振器が用いる基準水晶と同じ基準水晶か ら基準周波数を得る局部発振器VCOを有する第2の周波数合成器を用いて得ら れることを特徴とする請求項5記載の送信機。 8. 前記基準信号はゼロIFであることを特徴とする請求項1記載の送信機。 9. 前記複合位相比較手段はアナログ位相ロックドループを備えることを特徴 とする請求項4記載の送信機。 10. 前記VCO信号を周波数逓降変換する高調波混合手段を備えることを特 徴とする請求項9記載の送信機。
Applications Claiming Priority (5)
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---|---|---|---|
GBGB9726047.5A GB9726047D0 (en) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | Transmitter |
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EP98305909 | 1998-07-24 | ||
EP98305909.8 | 1998-07-24 | ||
PCT/IB1998/001901 WO1999030424A2 (en) | 1997-12-09 | 1998-11-30 | Transmitter comprising a vco |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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KR (1) | KR20000070843A (ja) |
CN (1) | CN1115787C (ja) |
TW (1) | TW408523B (ja) |
WO (1) | WO1999030424A2 (ja) |
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