JPH11284536A - 周波数変換装置 - Google Patents
周波数変換装置Info
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- JPH11284536A JPH11284536A JP8707698A JP8707698A JPH11284536A JP H11284536 A JPH11284536 A JP H11284536A JP 8707698 A JP8707698 A JP 8707698A JP 8707698 A JP8707698 A JP 8707698A JP H11284536 A JPH11284536 A JP H11284536A
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- signal
- circuit
- frequency
- frequency conversion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】直接変換方式において、周波数変換後の信号に
重畳される歪み成分を低減し、良好な受信特性を得る。 【解決手段】入力端子1から入力された無線周波数帯域
の高周波信号を分岐し、一方で周波数変換回路3により
直接変換したベースバンド周波数帯域の低周波信号を生
成し、残る一方で信号乗算回路13により歪み成分に相
当する信号を生成する。そして、信号減算回路14にて
周波数変換後の低周波信号と歪み成分信号とを減算し
て、歪み成分を低減した信号を得る。
重畳される歪み成分を低減し、良好な受信特性を得る。 【解決手段】入力端子1から入力された無線周波数帯域
の高周波信号を分岐し、一方で周波数変換回路3により
直接変換したベースバンド周波数帯域の低周波信号を生
成し、残る一方で信号乗算回路13により歪み成分に相
当する信号を生成する。そして、信号減算回路14にて
周波数変換後の低周波信号と歪み成分信号とを減算し
て、歪み成分を低減した信号を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話や
PHS(Personal Handyphone System)などの無線通信
端末に用いられる周波数変換装置であって、特に無線周
波数帯域の高周波信号をベースバンド周波数帯域の低周
波信号に直接変換する周波数変換装置に関する。
PHS(Personal Handyphone System)などの無線通信
端末に用いられる周波数変換装置であって、特に無線周
波数帯域の高周波信号をベースバンド周波数帯域の低周
波信号に直接変換する周波数変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば携帯電話やPHSなどの無
線通信端末に用いられる周波数変換装置では、無線周波
数を受信した際に、その無線周波数帯域の高周波信号を
ベースバンド周波数帯域の低周波信号に直接変換するも
のがある。これは直接変換方式と呼ばれるもので、中間
周波数を必要としない分、部品点数を削減できるなどの
メリットがある。
線通信端末に用いられる周波数変換装置では、無線周波
数を受信した際に、その無線周波数帯域の高周波信号を
ベースバンド周波数帯域の低周波信号に直接変換するも
のがある。これは直接変換方式と呼ばれるもので、中間
周波数を必要としない分、部品点数を削減できるなどの
メリットがある。
【0003】ここで、従来の周波数変換装置の動作原理
を図34を用いて説明する。
を図34を用いて説明する。
【0004】図34は従来の周波数変換装置の構成を示
す概念図である。図34において、1は入力端末、2は
局部発振回路、3は周波数変換回路、4は出力端子であ
る。入力端子1には、通常、所望の周波数チャネルの高
周波信号(以下、D波と称す)と、所望の周波数チャネ
ル以外の信号であって、所望信号に対して干渉となる少
なくとも1つ以上の高周波信号(以下、ΣUi[i=1
〜n]波と称す)とを加算した高周波信号が入力され
る。
す概念図である。図34において、1は入力端末、2は
局部発振回路、3は周波数変換回路、4は出力端子であ
る。入力端子1には、通常、所望の周波数チャネルの高
周波信号(以下、D波と称す)と、所望の周波数チャネ
ル以外の信号であって、所望信号に対して干渉となる少
なくとも1つ以上の高周波信号(以下、ΣUi[i=1
〜n]波と称す)とを加算した高周波信号が入力され
る。
【0005】ここで、これらの高周波信号(D波+ΣU
i[i=1〜n]波)を、局部発振回路2にて発生され
る所望の周波数チャネルの高周波信号(以下、LO波と
称す)を用いて周波数変換回路3でベースバンド周波数
帯域の低周波信号に直接変換した場合には、周波数変換
装置の有する非線形特性のため、D波とU波とLO波の
偶数次の歪み成分(以下、{D波+ΣUi[i=1〜
n]波}2m、LO2m波)が発生する。
i[i=1〜n]波)を、局部発振回路2にて発生され
る所望の周波数チャネルの高周波信号(以下、LO波と
称す)を用いて周波数変換回路3でベースバンド周波数
帯域の低周波信号に直接変換した場合には、周波数変換
装置の有する非線形特性のため、D波とU波とLO波の
偶数次の歪み成分(以下、{D波+ΣUi[i=1〜
n]波}2m、LO2m波)が発生する。
【0006】なお、D波とは所望の信号波(つまりde
sirableな信号波)、U波とは望ましくない信号
波(つまりundesirableな信号波)、LO波
とは局所的な信号波(つまりlocalな信号波)のこ
とである。
sirableな信号波)、U波とは望ましくない信号
波(つまりundesirableな信号波)、LO波
とは局所的な信号波(つまりlocalな信号波)のこ
とである。
【0007】これらの歪み成分は直流近傍の周波数成分
を有するので、D波を周波数変換して得られる所望のベ
ースバンド信号(以下、D’波と称す)に重畳する(図
3の斜線部参照)。このため、従来の周波数変換装置の
構成では、D’波に対する{D波+ΣUi[i=1〜
n]波}2m、LO2m波の相対レベルがある特定のしきい
値よりも大きくなる場合には、復調できなくなるという
問題があった。
を有するので、D波を周波数変換して得られる所望のベ
ースバンド信号(以下、D’波と称す)に重畳する(図
3の斜線部参照)。このため、従来の周波数変換装置の
構成では、D’波に対する{D波+ΣUi[i=1〜
n]波}2m、LO2m波の相対レベルがある特定のしきい
値よりも大きくなる場合には、復調できなくなるという
問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、無線
周波数帯域の高周波信号をベースバンド周波数帯域の低
周波信号に直接変換する方式では、周波数変換装置の有
する非線形特性のため、周波数変換した後のベースバン
ド周波数帯域の低周波信号に歪み成分が重畳してしま
い、無線機の受信特性が劣化するなどの問題があった。
周波数帯域の高周波信号をベースバンド周波数帯域の低
周波信号に直接変換する方式では、周波数変換装置の有
する非線形特性のため、周波数変換した後のベースバン
ド周波数帯域の低周波信号に歪み成分が重畳してしま
い、無線機の受信特性が劣化するなどの問題があった。
【0009】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、直接変換方式において、周波数変換後の信号に重
畳される歪み成分を低減し、良好な受信特性を得ること
のできる周波数変換装置を提供することを目的とする。
ので、直接変換方式において、周波数変換後の信号に重
畳される歪み成分を低減し、良好な受信特性を得ること
のできる周波数変換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数変換装置
は、無線周波数帯域の高周波信号をベースバンド周波数
帯域の低周波信号に直接変換する周波数変換手段と、上
記高周波信号を分岐し、その分岐された各信号を乗算処
理して歪み成分に相当する信号を生成する歪み成分生成
手段と、上記周波数変換手段から出力される低周波信号
と上記歪み成分生成手段から出力される歪み成分信号を
入力とし、両信号を減算処理して上記低周波信号から歪
み成分を除去する歪み成分除去手段とを具備して構成さ
れる(請求項1)。
は、無線周波数帯域の高周波信号をベースバンド周波数
帯域の低周波信号に直接変換する周波数変換手段と、上
記高周波信号を分岐し、その分岐された各信号を乗算処
理して歪み成分に相当する信号を生成する歪み成分生成
手段と、上記周波数変換手段から出力される低周波信号
と上記歪み成分生成手段から出力される歪み成分信号を
入力とし、両信号を減算処理して上記低周波信号から歪
み成分を除去する歪み成分除去手段とを具備して構成さ
れる(請求項1)。
【0011】このような構成によれば、例えばアンテナ
などで受信された無線周波数帯域の高周波信号をベース
バンド周波数帯域の低周波信号に直接変換する周波数変
換装置において、入力された高周波信号を分岐して、歪
み成分を別経路で発生させ、この歪み成分を周波数変換
後の低周波信号から減算して、歪み成分を低減すること
ができる。
などで受信された無線周波数帯域の高周波信号をベース
バンド周波数帯域の低周波信号に直接変換する周波数変
換装置において、入力された高周波信号を分岐して、歪
み成分を別経路で発生させ、この歪み成分を周波数変換
後の低周波信号から減算して、歪み成分を低減すること
ができる。
【0012】また、上記周波数変換手段に入力される高
周波信号あるいは上記歪み成分生成手段に入力される高
周波信号の少なくとも一方の信号のレベルを調整するた
めのレベル調整手段を設けることで(請求項2)、上記
周波数変換手段あるいは上記歪み成分生成手段に入力さ
れる信号のレベルを調整し、その調整後の信号を用いて
適切な処理を行うことができる。その結果、周波数変換
後の低周波信号から歪み成分を適切に除去することがで
きる。
周波信号あるいは上記歪み成分生成手段に入力される高
周波信号の少なくとも一方の信号のレベルを調整するた
めのレベル調整手段を設けることで(請求項2)、上記
周波数変換手段あるいは上記歪み成分生成手段に入力さ
れる信号のレベルを調整し、その調整後の信号を用いて
適切な処理を行うことができる。その結果、周波数変換
後の低周波信号から歪み成分を適切に除去することがで
きる。
【0013】また、上記周波数変換手段に入力される高
周波信号あるいは上記歪み成分生成手段に入力される高
周波信号の少なくとも一方の信号の位相を調整するため
の位相調整手段を設けることで(請求項3)、上記周波
数変換手段あるいは上記歪み成分生成手段に入力される
信号の位相を調整し、その調整後の信号を用いて適切な
処理を行うことができる。その結果、周波数変換後の低
周波信号から歪み成分を適切に除去することができる。
周波信号あるいは上記歪み成分生成手段に入力される高
周波信号の少なくとも一方の信号の位相を調整するため
の位相調整手段を設けることで(請求項3)、上記周波
数変換手段あるいは上記歪み成分生成手段に入力される
信号の位相を調整し、その調整後の信号を用いて適切な
処理を行うことができる。その結果、周波数変換後の低
周波信号から歪み成分を適切に除去することができる。
【0014】また、上記周波数変換手段から上記歪み成
分除去手段に入力される低周波信号あるいは上記歪み成
分生成手段から上記歪み成分除去手段に入力される歪み
成分信号の少なくとも一方の信号のレベルを調整するた
めのレベル調整手段を設けることで(請求項4)、上記
歪み成分除去手段に入力される信号のレベルを調整し、
その調整後の信号を用いて適切な処理を行うことができ
る。その結果、周波数変換後の低周波信号から歪み成分
を適切に除去することができる。
分除去手段に入力される低周波信号あるいは上記歪み成
分生成手段から上記歪み成分除去手段に入力される歪み
成分信号の少なくとも一方の信号のレベルを調整するた
めのレベル調整手段を設けることで(請求項4)、上記
歪み成分除去手段に入力される信号のレベルを調整し、
その調整後の信号を用いて適切な処理を行うことができ
る。その結果、周波数変換後の低周波信号から歪み成分
を適切に除去することができる。
【0015】また、上記周波数変換手段から上記歪み成
分除去手段に入力される低周波信号あるいは上記歪み成
分生成手段から上記歪み成分除去手段に入力される歪み
成分信号の少なくとも一方の信号の位相を調整するため
の位相調整手段を設けることで(請求項5)、上記歪み
成分除去手段に入力される信号の位相を調整し、その調
整後の信号を用いて適切な処理を行うことができる。そ
の結果、周波数変換後の低周波信号から歪み成分を適切
に除去することができる。
分除去手段に入力される低周波信号あるいは上記歪み成
分生成手段から上記歪み成分除去手段に入力される歪み
成分信号の少なくとも一方の信号の位相を調整するため
の位相調整手段を設けることで(請求項5)、上記歪み
成分除去手段に入力される信号の位相を調整し、その調
整後の信号を用いて適切な処理を行うことができる。そ
の結果、周波数変換後の低周波信号から歪み成分を適切
に除去することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0017】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係る周波数変換装置の構成を示す概念図であ
る。本装置は、直接変換方式を用いた周波数変換装置で
あり、図1に示すように入力端子1、局部発振回路2、
周波数変換回路3、出力端子4からなる基本的な回路
に、歪み成分生成回路10および信号減算回路14が設
けられた構成となっている。
実施形態に係る周波数変換装置の構成を示す概念図であ
る。本装置は、直接変換方式を用いた周波数変換装置で
あり、図1に示すように入力端子1、局部発振回路2、
周波数変換回路3、出力端子4からなる基本的な回路
に、歪み成分生成回路10および信号減算回路14が設
けられた構成となっている。
【0018】入力端子1は、受信信号である無線周波数
帯の高周波信号(D波+ΣUi[i=1〜n]波)を入
力するための端子である。局部発振回路2は、所望の周
波数チャネルの高周波信号(LO波)を発生する。周波
数変換回路3は、入力端子1に入力された無線周波数帯
の高周波信号を、局部発振回路2にて発生される所望の
周波数チャネルの高周波信号を用いてベースバンド周波
数帯域の低周波信号に直接変換する。出力端子4は、周
波数変換回路3によって周波数変換された後の低周波信
号を出力するための端子である。
帯の高周波信号(D波+ΣUi[i=1〜n]波)を入
力するための端子である。局部発振回路2は、所望の周
波数チャネルの高周波信号(LO波)を発生する。周波
数変換回路3は、入力端子1に入力された無線周波数帯
の高周波信号を、局部発振回路2にて発生される所望の
周波数チャネルの高周波信号を用いてベースバンド周波
数帯域の低周波信号に直接変換する。出力端子4は、周
波数変換回路3によって周波数変換された後の低周波信
号を出力するための端子である。
【0019】ここで、本装置では、歪み成分生成回路1
0および信号減算回路14を有することが特徴である。
第1の実施形態において、歪み成分生成回路10は、第
1の信号分岐回路11、第2の信号分岐回路12、信号
乗算回路13からなり、入力端子1に入力された無線周
波数帯の高周波信号を分岐し、その分岐された各信号を
乗算処理(2乗)することにより、周波数変換回路3の
直接変換によって低周波信号に重畳される2次の歪み成
分に相当する信号を生成する。
0および信号減算回路14を有することが特徴である。
第1の実施形態において、歪み成分生成回路10は、第
1の信号分岐回路11、第2の信号分岐回路12、信号
乗算回路13からなり、入力端子1に入力された無線周
波数帯の高周波信号を分岐し、その分岐された各信号を
乗算処理(2乗)することにより、周波数変換回路3の
直接変換によって低周波信号に重畳される2次の歪み成
分に相当する信号を生成する。
【0020】この歪み成分生成回路10を構成する第1
の信号分岐回路11は、2分岐回路であり、周波数変換
回路3の前段(入力端子1と周波数変換回路3との間)
に設けられている。この第1の信号分岐回路11によっ
て分岐された入力信号は、周波数変換回路3および第2
の信号分岐回路12に送られる。第2の信号分岐回路1
2も2分岐回路であり、第1の信号分岐回路11によっ
て分岐された入力信号をさらに2つに分岐して、信号乗
算回路13に送る。信号乗算回路13は、第2の信号分
岐回路12によって分岐された2つの入力信号を入力と
し、これらを乗算する。この信号乗算回路13によって
得られた信号は、歪み成分信号として信号減算回路14
に入力される。
の信号分岐回路11は、2分岐回路であり、周波数変換
回路3の前段(入力端子1と周波数変換回路3との間)
に設けられている。この第1の信号分岐回路11によっ
て分岐された入力信号は、周波数変換回路3および第2
の信号分岐回路12に送られる。第2の信号分岐回路1
2も2分岐回路であり、第1の信号分岐回路11によっ
て分岐された入力信号をさらに2つに分岐して、信号乗
算回路13に送る。信号乗算回路13は、第2の信号分
岐回路12によって分岐された2つの入力信号を入力と
し、これらを乗算する。この信号乗算回路13によって
得られた信号は、歪み成分信号として信号減算回路14
に入力される。
【0021】信号減算回路14は、周波数変換回路3の
後段(周波数変換回路3と出力端子4との間)に設けら
れ、周波数変換回路3の出力信号(周波数変換された信
号)から信号乗算回路13の出力信号(歪み成分信号)
を減算処理する。この信号減算回路14によって得られ
た信号は、歪み成分を除去した所望の信号として出力端
子4に出力される。
後段(周波数変換回路3と出力端子4との間)に設けら
れ、周波数変換回路3の出力信号(周波数変換された信
号)から信号乗算回路13の出力信号(歪み成分信号)
を減算処理する。この信号減算回路14によって得られ
た信号は、歪み成分を除去した所望の信号として出力端
子4に出力される。
【0022】次に、第1の実施形態における周波数変換
装置の動作原理を説明する。
装置の動作原理を説明する。
【0023】まず、図1において図示しないアンテナな
どで受信した無線周波数帯域のD波とΣUi波[i=1
〜n]は、高周波信号入力端子1から入力される。この
入力高周波信号の周波数スペクトルの一例を図2に示
す。図の横軸は周波数、縦軸は電力レベルである。この
場合、入力された高周波信号には、以下のようにD波と
U波が混在している。 D波+U1波+U2波+U3波+・・・+Un波 ここで、入力端子1から入力された無線周波数帯域の高
周波信号は、第1の信号分岐回路11により信号経路を
分岐される。この第1の信号分岐回路11としては、例
えば方向性結合器やパワーデバイダやパワースプリッタ
などを用いることができる。
どで受信した無線周波数帯域のD波とΣUi波[i=1
〜n]は、高周波信号入力端子1から入力される。この
入力高周波信号の周波数スペクトルの一例を図2に示
す。図の横軸は周波数、縦軸は電力レベルである。この
場合、入力された高周波信号には、以下のようにD波と
U波が混在している。 D波+U1波+U2波+U3波+・・・+Un波 ここで、入力端子1から入力された無線周波数帯域の高
周波信号は、第1の信号分岐回路11により信号経路を
分岐される。この第1の信号分岐回路11としては、例
えば方向性結合器やパワーデバイダやパワースプリッタ
などを用いることができる。
【0024】第1の信号分岐回路11により分岐された
信号の一方は、周波数変換回路3に入力され、局部発振
回路2で発生される高周波信号(LO波)を用いて周波
数変換される。この周波数変換回路3としては、例えば
ギルバートセル構成の周波数ミキサなどを用いることが
できる。また、局部発振回路2としては、例えばPLL
(phase-locked loop )とVCO(voltage cotrolled
oscillator)などで構成される周波数シンセサイザなど
を用いることができ、通常、LO波の周波数成分は単一
であり(正弦波)、周波数スペクトルは単一周波数の線
スペクトルとなる。
信号の一方は、周波数変換回路3に入力され、局部発振
回路2で発生される高周波信号(LO波)を用いて周波
数変換される。この周波数変換回路3としては、例えば
ギルバートセル構成の周波数ミキサなどを用いることが
できる。また、局部発振回路2としては、例えばPLL
(phase-locked loop )とVCO(voltage cotrolled
oscillator)などで構成される周波数シンセサイザなど
を用いることができ、通常、LO波の周波数成分は単一
であり(正弦波)、周波数スペクトルは単一周波数の線
スペクトルとなる。
【0025】周波数変換回路3によって周波数変換され
た後の信号の周波数成分は、D波+ΣUi[i=1〜
n]波の周波数成分と、LO波の周波数成分の和と差の
周波数成分となる。これに加えて、周波数変換回路3の
非線形特性のため、D波+ΣUi[i=1〜n]波、お
よび、LO波の非線形歪みを含む信号となる。すなわ
ち、この周波数変換された後の信号のベースバンド周波
数帯域における周波数スペクトルは、D波+ΣUi[i
=1〜n]波とLO波との差の信号、および、D波+Σ
Ui[i=1〜n]波とLO波の偶数次の歪み成分にな
る。この場合、偶数次歪み成分で最もレベルの大きい成
分は2次歪み成分であり、この2次歪み成分を除去する
ことが最も重要となる。
た後の信号の周波数成分は、D波+ΣUi[i=1〜
n]波の周波数成分と、LO波の周波数成分の和と差の
周波数成分となる。これに加えて、周波数変換回路3の
非線形特性のため、D波+ΣUi[i=1〜n]波、お
よび、LO波の非線形歪みを含む信号となる。すなわ
ち、この周波数変換された後の信号のベースバンド周波
数帯域における周波数スペクトルは、D波+ΣUi[i
=1〜n]波とLO波との差の信号、および、D波+Σ
Ui[i=1〜n]波とLO波の偶数次の歪み成分にな
る。この場合、偶数次歪み成分で最もレベルの大きい成
分は2次歪み成分であり、この2次歪み成分を除去する
ことが最も重要となる。
【0026】この2次歪み成分の一例を図3に示す。図
3は周波数変換後の信号つまり周波数変換回路3の出力
信号の波形を示している。図の横軸は周波数、縦軸は電
力レベルである。
3は周波数変換後の信号つまり周波数変換回路3の出力
信号の波形を示している。図の横軸は周波数、縦軸は電
力レベルである。
【0027】 (D波−LO波)+Σ(Ui波−LO波)[i=1〜n] +(D波+ΣUi[i=1〜n]波)2 +(LO波)2 …(1) この信号の中で2次歪み成分は、(D波+ΣUi[i=
1〜n]波)2 +(LO波)2 であり、D波を周波数変
換して得られる所望のベースバンド信号(D波−LO
波)に重畳している。
1〜n]波)2 +(LO波)2 であり、D波を周波数変
換して得られる所望のベースバンド信号(D波−LO
波)に重畳している。
【0028】一方、第1の信号分岐回路11によって分
岐された残りの信号は第2の周波数分岐回路3を経てさ
らに信号経路が分岐される。この第2の信号分岐回路1
2としては、例えば方向性結合器やパワーデバイダやパ
ワースプリッタなどを用いることができる。第2の信号
分岐回路12で分岐された各々の信号は信号乗算回路1
3で乗算される。この信号乗算回路13としては、例え
ばギルバートセル構成の周波数ミキサなどを用いること
ができる。
岐された残りの信号は第2の周波数分岐回路3を経てさ
らに信号経路が分岐される。この第2の信号分岐回路1
2としては、例えば方向性結合器やパワーデバイダやパ
ワースプリッタなどを用いることができる。第2の信号
分岐回路12で分岐された各々の信号は信号乗算回路1
3で乗算される。この信号乗算回路13としては、例え
ばギルバートセル構成の周波数ミキサなどを用いること
ができる。
【0029】信号乗算回路13によって乗算された後の
信号は、以下のようになる。
信号は、以下のようになる。
【0030】 (D波+ΣUi[i=1〜n]波)2 …(2) この信号が2次歪み成分に相当する。
【0031】以上の動作原理により得られる周波数変換
回路3からの出力信号と信号乗算回路13からの出力信
号は、信号減算回路14により減算処理される。減算さ
れた後の信号のベースバンド周波数帯域における周波数
スペクトルの一例を図4に示す。図4は減算後の信号つ
まり信号減算回路14の出力信号の波形を示している。
図の横軸は周波数、縦軸は電力レベルである。
回路3からの出力信号と信号乗算回路13からの出力信
号は、信号減算回路14により減算処理される。減算さ
れた後の信号のベースバンド周波数帯域における周波数
スペクトルの一例を図4に示す。図4は減算後の信号つ
まり信号減算回路14の出力信号の波形を示している。
図の横軸は周波数、縦軸は電力レベルである。
【0032】この場合、上記(1)式で示される信号か
ら上記(2)式で示される信号を減算することで、以下
のような信号が得られる。
ら上記(2)式で示される信号を減算することで、以下
のような信号が得られる。
【0033】 (D波−LO波)+Σ(Ui−LO)[i=1〜n]波+(LO波)2 …(3) この信号が出力端子4より出力される。このようにし
て、2次歪み成分が低減されたベースバンド信号を得る
ことができる。
て、2次歪み成分が低減されたベースバンド信号を得る
ことができる。
【0034】なお、信号減算回路14によって得られる
ベースバンド信号には、本来必要とされる信号(D波−
LO波)以外に不要な信号(Σ(Ui−LO)[i=1
〜n]波)が含まれている。しかし、この不要信号の周
波数帯域は所望の信号が有する周波数帯域とは異なるの
で、例えば図示しない低域通過フィルタを用いることで
簡単に除去することができる。
ベースバンド信号には、本来必要とされる信号(D波−
LO波)以外に不要な信号(Σ(Ui−LO)[i=1
〜n]波)が含まれている。しかし、この不要信号の周
波数帯域は所望の信号が有する周波数帯域とは異なるの
で、例えば図示しない低域通過フィルタを用いることで
簡単に除去することができる。
【0035】また、(LO波)2 の周波数成分はほぼ直
流成分だけであるので、図示しないカップリングコンデ
ンサを用いれば簡単に除去することができる。
流成分だけであるので、図示しないカップリングコンデ
ンサを用いれば簡単に除去することができる。
【0036】また、高周波信号を同相信号成分(以下、
Iチャネルと称す)と直交信号成分(以下、Qチャネル
と称す)に分けて復調する構成として場合には、IとQ
の各々のチャネルに対して本実施形態の手法を適用する
ことができる。
Iチャネルと称す)と直交信号成分(以下、Qチャネル
と称す)に分けて復調する構成として場合には、IとQ
の各々のチャネルに対して本実施形態の手法を適用する
ことができる。
【0037】また、高周波信号を平衡形式とする場合で
も、各々の信号経路に本実施形態の手法を適用すること
ができる。
も、各々の信号経路に本実施形態の手法を適用すること
ができる。
【0038】なお、本実施形態では、2分岐回路である
信号分岐回路11、12を用いて歪み成分を生成する構
成したが、例えば3分岐回路を周波数変換回路3の前段
に設け、この3分岐回路によって分岐された各信号の1
つを周波数変換回路3に与え、残りの2つを信号乗算回
路13に与えて歪み成分を生成するような構成も可能で
あり、このような構成であっても上記同様の効果を得る
ことができる。
信号分岐回路11、12を用いて歪み成分を生成する構
成したが、例えば3分岐回路を周波数変換回路3の前段
に設け、この3分岐回路によって分岐された各信号の1
つを周波数変換回路3に与え、残りの2つを信号乗算回
路13に与えて歪み成分を生成するような構成も可能で
あり、このような構成であっても上記同様の効果を得る
ことができる。
【0039】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0040】図5は本発明の第2の実施形態に係る周波
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
【0041】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3および信号
乗算回路13に入力される高周波信号のレベルを問題と
している。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3および信号
乗算回路13に入力される高周波信号のレベルを問題と
している。
【0042】すなわち、本装置では、入力端子1に入力
された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3にて周波
数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用いて信号
乗算回路13にて歪み成分を生成している。この場合、
周波数変換や歪み成分の生成を高精度に行うためには、
周波数変換回路3および信号乗算回路13のダイナミッ
クレンジ(適性範囲)に合った入力レベルが必要とな
る。
された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3にて周波
数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用いて信号
乗算回路13にて歪み成分を生成している。この場合、
周波数変換や歪み成分の生成を高精度に行うためには、
周波数変換回路3および信号乗算回路13のダイナミッ
クレンジ(適性範囲)に合った入力レベルが必要とな
る。
【0043】ところが、入力された高周波信号を分岐
し、その分岐された各信号を周波数変換回路3および信
号乗算回路13に入力させた場合、その分岐途中で入力
信号のレベルが変動し、周波数変換回路3および信号乗
算回路13が本来必要としている入力レベルを得ること
ができなくなる可能性がある。この場合、例えば第1の
信号分岐回路11が正確な2分岐器構造であるとする
と、レベルが「10」の入力信号であれば、同分岐回路
11によって分岐された信号のレベルは「5」に減衰す
ることになる。
し、その分岐された各信号を周波数変換回路3および信
号乗算回路13に入力させた場合、その分岐途中で入力
信号のレベルが変動し、周波数変換回路3および信号乗
算回路13が本来必要としている入力レベルを得ること
ができなくなる可能性がある。この場合、例えば第1の
信号分岐回路11が正確な2分岐器構造であるとする
と、レベルが「10」の入力信号であれば、同分岐回路
11によって分岐された信号のレベルは「5」に減衰す
ることになる。
【0044】そこで、第2の実施形態では、図5に示す
ように、高周波信号の入力端子1と第1の信号分岐回路
11との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路
15を新たに設け、周波数変換回路3および信号乗算回
路13に対する入力レベルを調整する構成としている。
この信号増幅回路15は、信号のレベルを周波数変換回
路3および信号乗算回路13のダイナミックレンジに合
わせるためのものである。
ように、高周波信号の入力端子1と第1の信号分岐回路
11との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路
15を新たに設け、周波数変換回路3および信号乗算回
路13に対する入力レベルを調整する構成としている。
この信号増幅回路15は、信号のレベルを周波数変換回
路3および信号乗算回路13のダイナミックレンジに合
わせるためのものである。
【0045】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は信号増幅回路15によって所定レ
ベルに増幅された後、第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が周波数変換用の信号として
周波数変換回路3に入力され、他方の信号が歪み成分生
成用の信号として第2の信号分岐回路12にてさらに分
岐されて信号乗算回路13に入力される。この場合、信
号増幅回路15での増幅量は周波数変換回路3および信
号乗算回路13のダイナミックレンジに応じて予め決め
られている。
力された高周波信号は信号増幅回路15によって所定レ
ベルに増幅された後、第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が周波数変換用の信号として
周波数変換回路3に入力され、他方の信号が歪み成分生
成用の信号として第2の信号分岐回路12にてさらに分
岐されて信号乗算回路13に入力される。この場合、信
号増幅回路15での増幅量は周波数変換回路3および信
号乗算回路13のダイナミックレンジに応じて予め決め
られている。
【0046】したがって、周波数変換回路3および信号
乗算回路13に対して最適な信号を与えて周波数変換処
理と歪み成分の生成処理を行うことができ、その結果、
後段の信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪
み成分を適切に除去することができる。
乗算回路13に対して最適な信号を与えて周波数変換処
理と歪み成分の生成処理を行うことができ、その結果、
後段の信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪
み成分を適切に除去することができる。
【0047】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0048】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0049】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0050】図6は本発明の第3の実施形態に係る周波
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
【0051】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは入力端子1に入力される高周
波信号の入力レベルに応じて周波数変換回路3および信
号乗算回路13への高周波信号の入力レベルを所望のレ
ベルに制御するようにしたものである。
と同じであるが、ここでは入力端子1に入力される高周
波信号の入力レベルに応じて周波数変換回路3および信
号乗算回路13への高周波信号の入力レベルを所望のレ
ベルに制御するようにしたものである。
【0052】上述したように、本装置では、入力端子1
に入力された高周波信号を分岐することで、周波数変換
と歪み成分の生成を同時に行うため、信号分岐による影
響で周波数変換回路3および信号乗算回路13に入力さ
れる高周波信号のレベルが変動する問題がある。
に入力された高周波信号を分岐することで、周波数変換
と歪み成分の生成を同時に行うため、信号分岐による影
響で周波数変換回路3および信号乗算回路13に入力さ
れる高周波信号のレベルが変動する問題がある。
【0053】そこで、第3の実施形態では、図6に示す
ように、入力端子1と第1の信号分岐回路11との間に
利得を制御することが可能な信号増幅回路15と第3の
信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号分岐回路1
6で分岐された一方の信号レベルに基づいてレベル制御
回路17によりレベル制御信号を生成し、信号増幅回路
15の増幅量を制御する構成としている。
ように、入力端子1と第1の信号分岐回路11との間に
利得を制御することが可能な信号増幅回路15と第3の
信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号分岐回路1
6で分岐された一方の信号レベルに基づいてレベル制御
回路17によりレベル制御信号を生成し、信号増幅回路
15の増幅量を制御する構成としている。
【0054】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号のレベルに応じて信号増幅回路15
の増幅量を制御することができるため、上記第2の実施
形態のように信号増幅回路15の増幅量が固定であった
方法に比べ、さらに最適なレベルを持つ入力信号を周波
数変換回路3および信号乗算回路13に与えて処理する
ことができる。
力された高周波信号のレベルに応じて信号増幅回路15
の増幅量を制御することができるため、上記第2の実施
形態のように信号増幅回路15の増幅量が固定であった
方法に比べ、さらに最適なレベルを持つ入力信号を周波
数変換回路3および信号乗算回路13に与えて処理する
ことができる。
【0055】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0056】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0057】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0058】図7は本発明の第4の実施形態に係る周波
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
【0059】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3へ所望の入
力レベルで高周波信号を入力するようにしたものであ
る。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3へ所望の入
力レベルで高周波信号を入力するようにしたものであ
る。
【0060】すなわち、第4の実施形態では、図7に示
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15
aを新たに設け、周波数変換回路3に対する入力レベル
を調整する構成としている。この信号増幅回路15a
は、入力信号のレベルを周波数変換回路3のダイナミッ
クレンジに合わせるためのものであり、図5および図6
に示したような周波数変換回路3および信号乗算回路1
3用の信号増幅回路15とは、その役割が異なる。
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15
aを新たに設け、周波数変換回路3に対する入力レベル
を調整する構成としている。この信号増幅回路15a
は、入力信号のレベルを周波数変換回路3のダイナミッ
クレンジに合わせるためのものであり、図5および図6
に示したような周波数変換回路3および信号乗算回路1
3用の信号増幅回路15とは、その役割が異なる。
【0061】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が周波数変換用の信号として周波数
変換回路3に入力されるが、その際に第1の信号分岐回
路11と周波数変換回路3との間に設けられた信号増幅
回路15aにて当該入力信号のレベル調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が周波数変換用の信号として周波数
変換回路3に入力されるが、その際に第1の信号分岐回
路11と周波数変換回路3との間に設けられた信号増幅
回路15aにて当該入力信号のレベル調整が行われる。
【0062】したがって、予め周波数変換回路3のダイ
ナミックレンジに合わせて信号増幅回路15aの増幅量
を設定しておけば、少なくとも周波数変換回路3に最適
な入力信号を与えることができ、その結果、後段の信号
減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み成分を適
切に除去することができる。
ナミックレンジに合わせて信号増幅回路15aの増幅量
を設定しておけば、少なくとも周波数変換回路3に最適
な入力信号を与えることができ、その結果、後段の信号
減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み成分を適
切に除去することができる。
【0063】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0064】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0065】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0066】図8は本発明の第5の実施形態に係る周波
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
【0067】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された高周波信号のレベルに応じて周波数変換回路3
への入力レベルを適正レベルに制御するようにしたもの
である。
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された高周波信号のレベルに応じて周波数変換回路3
への入力レベルを適正レベルに制御するようにしたもの
である。
【0068】すなわち、第5の実施形態では、図8に示
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15
aと第3の信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号
分岐回路16で分岐された一方の信号レベルに基づいて
レベル制御回路17によりレベル制御信号を生成し、信
号増幅回路15の増幅量を制御する構成としている。
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15
aと第3の信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号
分岐回路16で分岐された一方の信号レベルに基づいて
レベル制御回路17によりレベル制御信号を生成し、信
号増幅回路15の増幅量を制御する構成としている。
【0069】このような構成によれば、第1の信号分岐
回路11にて分岐された高周波信号のレベルに応じて信
号増幅回路15aの増幅量を制御することができる。し
たがって、上記第4の実施形態のように信号増幅回路1
5aの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル調
整を行うことができ、その調整後の信号を周波数変換回
路3に与えて処理することができる。
回路11にて分岐された高周波信号のレベルに応じて信
号増幅回路15aの増幅量を制御することができる。し
たがって、上記第4の実施形態のように信号増幅回路1
5aの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル調
整を行うことができ、その調整後の信号を周波数変換回
路3に与えて処理することができる。
【0070】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0071】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0072】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0073】図9は本発明の第6の実施形態に係る周波
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的な
構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符号
を付して以下の説明は省略するものとする。
【0074】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号のレベルの差を検出して、周
波数変換回路3への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号のレベルの差を検出して、周
波数変換回路3への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
【0075】すなわち、第6の実施形態では、図9に示
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15
aと第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、第
1の信号分岐回路11と第2の信号分岐回路12との間
に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信号分
岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐された各々
一方の信号をレベル差検出回路19に入力し、そのレベ
ル差の情報に基づいてレベル制御回路17によりレベル
制御信号を生成し、信号増幅回路15aの増幅量を制御
する構成としている。
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15
aと第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、第
1の信号分岐回路11と第2の信号分岐回路12との間
に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信号分
岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐された各々
一方の信号をレベル差検出回路19に入力し、そのレベ
ル差の情報に基づいてレベル制御回路17によりレベル
制御信号を生成し、信号増幅回路15aの増幅量を制御
する構成としている。
【0076】このような構成によれば、例えば第1の信
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号のレベルの差に応じて信号増幅回路15aの増幅量を
制御することができる。したがって、上記第4の実施形
態のように信号増幅回路15aの増幅量が固定であった
方法や上記第5の実施形態のように入力レベルに応じて
信号増幅回路15aの増幅量を制御する方法よりもさら
に最適なレベル調整を行うことができ、その調整後の信
号を周波数変換回路3に与えて処理することができる。
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号のレベルの差に応じて信号増幅回路15aの増幅量を
制御することができる。したがって、上記第4の実施形
態のように信号増幅回路15aの増幅量が固定であった
方法や上記第5の実施形態のように入力レベルに応じて
信号増幅回路15aの増幅量を制御する方法よりもさら
に最適なレベル調整を行うことができ、その調整後の信
号を周波数変換回路3に与えて処理することができる。
【0077】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0078】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0079】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0080】図10は本発明の第7の実施形態に係る周
波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的
な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符
号を付して以下の説明は省略するものとする。
波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的
な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符
号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0081】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3へ入力する
高周波信号の位相を変えるようにしたものである。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3へ入力する
高周波信号の位相を変えるようにしたものである。
【0082】すなわち、本装置では、入力端子1に入力
された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3にて周波
数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用いて信号
乗算回路13にて歪み成分を生成している。この場合、
周波数変換回路3と信号乗算回路13における入力信号
の動作点がずれていると、信号減算回路14にて周波数
変換後の信号から歪み成分を適切に除去することができ
ない。
された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3にて周波
数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用いて信号
乗算回路13にて歪み成分を生成している。この場合、
周波数変換回路3と信号乗算回路13における入力信号
の動作点がずれていると、信号減算回路14にて周波数
変換後の信号から歪み成分を適切に除去することができ
ない。
【0083】そこで、第7の実施形態では、図10に示
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に移相量を制御することが可能な移相回路20a
を新たに設け、周波数変換回路3に入力される高周波信
号の位相を調整する構成としている。この移相回路20
aは、周波数変換回路3に対する入力信号の位相を調整
するものである。
すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3
との間に移相量を制御することが可能な移相回路20a
を新たに設け、周波数変換回路3に入力される高周波信
号の位相を調整する構成としている。この移相回路20
aは、周波数変換回路3に対する入力信号の位相を調整
するものである。
【0084】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が周波数変換用の信号として
周波数変換回路3に入力されるが、その際に第1の信号
分岐回路11と周波数変換回路3との間に設けられた移
相回路20aにて当該入力信号の位相調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が周波数変換用の信号として
周波数変換回路3に入力されるが、その際に第1の信号
分岐回路11と周波数変換回路3との間に設けられた移
相回路20aにて当該入力信号の位相調整が行われる。
【0085】したがって、予め周波数変換回路3に入力
される信号と信号乗算回路13に入力される信号の位相
差に合わせて移相回路20aの移相量を設定しておけ
ば、周波数変換回路3と信号乗算回路13との動作点を
合わせることができ、その結果、後段の信号減算回路1
4にて周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去す
ることができる。
される信号と信号乗算回路13に入力される信号の位相
差に合わせて移相回路20aの移相量を設定しておけ
ば、周波数変換回路3と信号乗算回路13との動作点を
合わせることができ、その結果、後段の信号減算回路1
4にて周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去す
ることができる。
【0086】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0087】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0088】(第8の実施形態)次に、本発明の第8の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0089】図11は本発明の第8の実施形態に係る周
波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的
な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符
号を付して以下の説明は省略するものとする。
波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的
な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符
号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0090】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号の位相の差を検出して、周波
数変換回路3への入力信号の位相を正確に調整するよう
にしたものである。
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号の位相の差を検出して、周波
数変換回路3への入力信号の位相を正確に調整するよう
にしたものである。
【0091】すなわち、第8の実施形態では、図11に
示すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路
3との間に移相量を制御することが可能な移相回路20
aと第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、第
1の信号分岐回路11と第2の信号分岐回路12との間
に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信号分
岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐した各々一
方の信号を位相差検出回路21に入力し、その位相差の
情報に基づいて位相制御回路22により制御信号を生成
し、移相回路20aの移相量を制御する構成としてい
る。
示すように、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路
3との間に移相量を制御することが可能な移相回路20
aと第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、第
1の信号分岐回路11と第2の信号分岐回路12との間
に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信号分
岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐した各々一
方の信号を位相差検出回路21に入力し、その位相差の
情報に基づいて位相制御回路22により制御信号を生成
し、移相回路20aの移相量を制御する構成としてい
る。
【0092】このような構成によれば、例えば第1の信
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号の位相差に応じて移相回路20aの移相量を制御する
ことができる。したがって、上記第7の実施形態のよう
に移相回路20aの移相量が固定であった方法よりも最
適な位相調整を行うことができ、その調整後の信号を周
波数変換回路3に与えて処理することができる。
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号の位相差に応じて移相回路20aの移相量を制御する
ことができる。したがって、上記第7の実施形態のよう
に移相回路20aの移相量が固定であった方法よりも最
適な位相調整を行うことができ、その調整後の信号を周
波数変換回路3に与えて処理することができる。
【0093】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0094】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0095】(第9の実施形態)次に、本発明の第9の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0096】図12は本発明の第9の実施形態に係る周
波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的
な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符
号を付して以下の説明は省略するものとする。
波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本的
な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一符
号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0097】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へ所望の入
力レベルで高周波信号を入力するようにしたものであ
る。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へ所望の入
力レベルで高周波信号を入力するようにしたものであ
る。
【0098】すなわち、第9の実施形態では、図12に
示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分岐
回路12との間に利得を制御することが可能な信号増幅
回路15bを新たに設け、信号乗算回路13に対する入
力レベルを調整する構成としている。この信号増幅回路
15bは、信号のレベルを信号乗算回路13のダイナミ
ックレンジに合わせるためのものであり、図7乃至図9
に示したような周波数変換回路3用の信号増幅回路15
aとは、その役割が異なる。
示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分岐
回路12との間に利得を制御することが可能な信号増幅
回路15bを新たに設け、信号乗算回路13に対する入
力レベルを調整する構成としている。この信号増幅回路
15bは、信号のレベルを信号乗算回路13のダイナミ
ックレンジに合わせるためのものであり、図7乃至図9
に示したような周波数変換回路3用の信号増幅回路15
aとは、その役割が異なる。
【0099】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を介して信号乗算回路13に入力さ
れるが、その際に第1の信号分岐回路11と第2の信号
分岐回路12との間に設けられた信号増幅回路15bに
て当該入力信号のレベル調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を介して信号乗算回路13に入力さ
れるが、その際に第1の信号分岐回路11と第2の信号
分岐回路12との間に設けられた信号増幅回路15bに
て当該入力信号のレベル調整が行われる。
【0100】したがって、予め信号乗算回路13のダイ
ナミックレンジに合わせて信号増幅回路15bの増幅量
を設定しておけば、少なくとも信号乗算回路13に最適
な入力信号を与えることができ、その結果、後段の信号
減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み成分を適
切に除去することができる。
ナミックレンジに合わせて信号増幅回路15bの増幅量
を設定しておけば、少なくとも信号乗算回路13に最適
な入力信号を与えることができ、その結果、後段の信号
減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み成分を適
切に除去することができる。
【0101】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0102】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0103】(第10の実施形態)次に、本発明の第1
0の実施形態を説明する。
0の実施形態を説明する。
【0104】図13は本発明の第10の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0105】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐されたどちらか一方の高周波信号のレベルに応じて信
号乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐されたどちらか一方の高周波信号のレベルに応じて信
号乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
【0106】すなわち、第10の実施形態では、図13
に示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分
岐回路12との間に利得を制御することが可能な信号増
幅回路15bと第3の信号分岐回路16を新たに設け、
第3の信号分岐回路16で分岐された一方の信号レベル
に基づいてレベル制御回路17によりレベル制御信号を
生成し、信号増幅回路15の増幅量を制御する構成とし
ている。
に示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分
岐回路12との間に利得を制御することが可能な信号増
幅回路15bと第3の信号分岐回路16を新たに設け、
第3の信号分岐回路16で分岐された一方の信号レベル
に基づいてレベル制御回路17によりレベル制御信号を
生成し、信号増幅回路15の増幅量を制御する構成とし
ている。
【0107】このような構成によれば、第1の信号分岐
回路11にて分岐された高周波信号のレベルに応じて信
号増幅回路15bの増幅量を制御することができる。し
たがって、上記第9の実施形態のように信号増幅回路1
5bの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル調
整を行うことができ、その調整後の信号を信号乗算回路
13に与えて処理することができる。
回路11にて分岐された高周波信号のレベルに応じて信
号増幅回路15bの増幅量を制御することができる。し
たがって、上記第9の実施形態のように信号増幅回路1
5bの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル調
整を行うことができ、その調整後の信号を信号乗算回路
13に与えて処理することができる。
【0108】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0109】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0110】(第11の実施形態)次に、本発明の第1
1の実施形態を説明する。
1の実施形態を説明する。
【0111】図14は本発明の第11の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0112】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号のレベルの差を検出して、信
号乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号のレベルの差を検出して、信
号乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
【0113】すなわち、第11の実施形態では、図14
に示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分
岐回路12との間に利得を制御することが可能な信号増
幅回路15bと第3の信号分岐回路16を新たに設ける
と共に、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3と
の間に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信
号分岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐された
各々一方の信号をレベル差検出回路19に入力し、その
レベル差の情報に基づいてレベル制御回路17によりレ
ベル制御信号を生成し、信号増幅回路15bの増幅量を
制御する構成としている。
に示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分
岐回路12との間に利得を制御することが可能な信号増
幅回路15bと第3の信号分岐回路16を新たに設ける
と共に、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3と
の間に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信
号分岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐された
各々一方の信号をレベル差検出回路19に入力し、その
レベル差の情報に基づいてレベル制御回路17によりレ
ベル制御信号を生成し、信号増幅回路15bの増幅量を
制御する構成としている。
【0114】このような構成によれば、例えば第1の信
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号のレベルの差に応じて信号増幅回路15bの増幅量を
制御することができる。したがって、上記第9の実施形
態のように信号増幅回路15bの増幅量が固定であった
方法や上記第10の実施形態のように入力レベルに応じ
て信号増幅回路15bの増幅量を制御する方法よりもさ
らに最適なレベル調整を行うことができ、その調整後の
信号を信号乗算回路13に与えて処理することができ
る。
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号のレベルの差に応じて信号増幅回路15bの増幅量を
制御することができる。したがって、上記第9の実施形
態のように信号増幅回路15bの増幅量が固定であった
方法や上記第10の実施形態のように入力レベルに応じ
て信号増幅回路15bの増幅量を制御する方法よりもさ
らに最適なレベル調整を行うことができ、その調整後の
信号を信号乗算回路13に与えて処理することができ
る。
【0115】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0116】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0117】(第12の実施形態)次に、本発明の第1
2の実施形態を説明する。
2の実施形態を説明する。
【0118】図15は本発明の第12の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0119】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へ入力する
高周波信号の位相を変えるようにしたものである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へ入力する
高周波信号の位相を変えるようにしたものである。
【0120】上述したように、本装置では、入力端子1
に入力された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3に
て周波数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用い
て信号乗算回路13にて歪み成分を生成している。この
場合、周波数変換回路3と信号乗算回路13における入
力信号の動作点がずれていると、信号減算回路14にて
周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去すること
ができない。
に入力された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3に
て周波数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用い
て信号乗算回路13にて歪み成分を生成している。この
場合、周波数変換回路3と信号乗算回路13における入
力信号の動作点がずれていると、信号減算回路14にて
周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去すること
ができない。
【0121】そこで、第12の実施形態では、図15に
示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分岐
回路12との間に移相量を制御することが可能な移相回
路20bを新たに設け、信号乗算回路13に入力される
高周波信号の位相を調整する構成としている。この移相
回路20bは、信号乗算回路13に対する入力信号の位
相を調整するものであり、図10および図11に示した
ような周波数変換回路3用の移相回路20aとは、その
役割が異なる。
示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分岐
回路12との間に移相量を制御することが可能な移相回
路20bを新たに設け、信号乗算回路13に入力される
高周波信号の位相を調整する構成としている。この移相
回路20bは、信号乗算回路13に対する入力信号の位
相を調整するものであり、図10および図11に示した
ような周波数変換回路3用の移相回路20aとは、その
役割が異なる。
【0122】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が歪み成分生成用の信号とし
て第2の信号分岐回路12を介して信号乗算回路13に
入力されるが、その際に第1の信号分岐回路11と第2
の信号分岐回路12との間に設けられた移相回路20b
にて当該入力信号の位相調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が歪み成分生成用の信号とし
て第2の信号分岐回路12を介して信号乗算回路13に
入力されるが、その際に第1の信号分岐回路11と第2
の信号分岐回路12との間に設けられた移相回路20b
にて当該入力信号の位相調整が行われる。
【0123】したがって、予め周波数変換回路3に入力
される信号と信号乗算回路13に入力される信号の位相
差に合わせて移相回路20bの移相量を設定しておけ
ば、周波数変換回路3と信号乗算回路13との動作点を
合わせることができ、その結果、後段の信号減算回路1
4にて周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去す
ることができる。
される信号と信号乗算回路13に入力される信号の位相
差に合わせて移相回路20bの移相量を設定しておけ
ば、周波数変換回路3と信号乗算回路13との動作点を
合わせることができ、その結果、後段の信号減算回路1
4にて周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去す
ることができる。
【0124】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0125】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0126】(第13の実施形態)次に、本発明の第1
3の実施形態を説明する。
3の実施形態を説明する。
【0127】図16は本発明の第13の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0128】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号の位相の差を検出して、信号
乗算回路13への入力信号の位相を正確に調整するよう
にしたものである。
と同じであるが、ここでは第1の信号分岐回路11で分
岐された各々の高周波信号の位相の差を検出して、信号
乗算回路13への入力信号の位相を正確に調整するよう
にしたものである。
【0129】すなわち、第13の実施形態では、図15
に示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分
岐回路12との間に移相量を制御することが可能な移相
回路20bと第3の信号分岐回路16を新たに設けると
共に、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3との
間に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信号
分岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐した各々
一方の信号を位相差検出回路21に入力し、その位相差
の情報に基づいて位相制御回路22により制御信号を生
成し、移相回路20bの移相量を制御する構成としてい
る。
に示すように、第1の信号分岐回路11と第2の信号分
岐回路12との間に移相量を制御することが可能な移相
回路20bと第3の信号分岐回路16を新たに設けると
共に、第1の信号分岐回路11と周波数変換回路3との
間に第4の信号分岐回路18を新たに設け、第3の信号
分岐回路16と第4の信号分岐回路18で分岐した各々
一方の信号を位相差検出回路21に入力し、その位相差
の情報に基づいて位相制御回路22により制御信号を生
成し、移相回路20bの移相量を制御する構成としてい
る。
【0130】このような構成によれば、例えば第1の信
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号の位相差に応じて移相回路20bの移相量を制御する
ことができる。したがって、上記第12の実施形態のよ
うに移相回路20bの移相量が固定であった方法よりも
最適な位相調整を行うことができ、その調整後の信号を
信号乗算回路13に与えて処理することができる。
号分岐回路11が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路11によって2方向に分岐された各高周波信
号の位相差に応じて移相回路20bの移相量を制御する
ことができる。したがって、上記第12の実施形態のよ
うに移相回路20bの移相量が固定であった方法よりも
最適な位相調整を行うことができ、その調整後の信号を
信号乗算回路13に与えて処理することができる。
【0131】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0132】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0133】(第14の実施形態)次に、本発明の第1
4の実施形態を説明する。
4の実施形態を説明する。
【0134】図17は本発明の第14の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0135】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へのどちら
か一方の入力レベルを所望のレベルに調整するようにし
たものである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へのどちら
か一方の入力レベルを所望のレベルに調整するようにし
たものである。
【0136】上述したように、本装置では、入力端子1
に入力された高周波信号を分岐することで、周波数変換
と歪み成分の生成を同時に行うため、信号分岐による影
響で周波数変換回路3および信号乗算回路13に入力さ
れる高周波信号のレベルが劣化する問題がある。
に入力された高周波信号を分岐することで、周波数変換
と歪み成分の生成を同時に行うため、信号分岐による影
響で周波数変換回路3および信号乗算回路13に入力さ
れる高周波信号のレベルが劣化する問題がある。
【0137】そこで、第14の実施形態では、図17に
示すように、第2の信号分岐回路12で分岐したどちら
か一方の出力と信号乗算回路13との間に利得を制御す
ることが可能な信号増幅回路15bを新たに設け、信号
乗算回路13に対する入力レベルを調整する構成として
いる。
示すように、第2の信号分岐回路12で分岐したどちら
か一方の出力と信号乗算回路13との間に利得を制御す
ることが可能な信号増幅回路15bを新たに設け、信号
乗算回路13に対する入力レベルを調整する構成として
いる。
【0138】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を通じて信号乗算回路13に入力さ
れるが、その際に第2の信号分岐回路12と信号乗算回
路13との間に設けられた信号増幅回路15bにて当該
入力信号のレベル調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を通じて信号乗算回路13に入力さ
れるが、その際に第2の信号分岐回路12と信号乗算回
路13との間に設けられた信号増幅回路15bにて当該
入力信号のレベル調整が行われる。
【0139】したがって、予め信号乗算回路13のダイ
ナミックレンジに合わせて信号増幅回路15bの増幅量
を設定しておけば、少なくとも信号乗算回路13に最適
な入力信号を与えることができ、その結果、後段の信号
減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み成分を適
切に除去することができる。
ナミックレンジに合わせて信号増幅回路15bの増幅量
を設定しておけば、少なくとも信号乗算回路13に最適
な入力信号を与えることができ、その結果、後段の信号
減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み成分を適
切に除去することができる。
【0140】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0141】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0142】(第15の実施形態)次に、本発明の第1
5の実施形態を説明する。
5の実施形態を説明する。
【0143】図18は本発明の第15の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0144】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第2の信号分岐回路12で分
岐されたどちらか一方の高周波信号のレベルに応じて信
号乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
と同じであるが、ここでは第2の信号分岐回路12で分
岐されたどちらか一方の高周波信号のレベルに応じて信
号乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
【0145】すなわち、第15の実施形態では、図18
に示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方
の出力と信号乗算回路13の間に利得を制御することが
可能な信号増幅回路15bと第3の信号分岐回路16を
新たに設けると共に、第3の信号分岐回路16で分岐さ
れた一方の信号レベルに基づいてレベル制御回路17に
よりレベル制御信号を生成し、信号増幅回路15の増幅
量を制御する構成としている。
に示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方
の出力と信号乗算回路13の間に利得を制御することが
可能な信号増幅回路15bと第3の信号分岐回路16を
新たに設けると共に、第3の信号分岐回路16で分岐さ
れた一方の信号レベルに基づいてレベル制御回路17に
よりレベル制御信号を生成し、信号増幅回路15の増幅
量を制御する構成としている。
【0146】このような構成によれば、第2の信号分岐
回路12にて分岐された高周波信号のレベルに応じて信
号増幅回路15bの増幅量を制御することができる。し
たがって、上記第14の実施形態のように信号増幅回路
15bの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル
調整を行うことができ、その調整後の信号を信号乗算回
路13に与えて処理することができる。
回路12にて分岐された高周波信号のレベルに応じて信
号増幅回路15bの増幅量を制御することができる。し
たがって、上記第14の実施形態のように信号増幅回路
15bの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル
調整を行うことができ、その調整後の信号を信号乗算回
路13に与えて処理することができる。
【0147】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0148】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0149】(第16の実施形態)次に、本発明の第1
6の実施形態を説明する。
6の実施形態を説明する。
【0150】図19は本発明の第16の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0151】歪みを低減する方法は上記1の実施形態と
同じであるが、ここでは第2の信号分岐回路12で分岐
された各々の高周波信号のレベルの差を検出して、信号
乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御するよ
うにしたものである。
同じであるが、ここでは第2の信号分岐回路12で分岐
された各々の高周波信号のレベルの差を検出して、信号
乗算回路13への入力レベルを適正レベルに制御するよ
うにしたものである。
【0152】すなわち、第16の実施形態では、図19
に示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方
の出力と信号乗算回路13との間に利得を制御すること
が可能な信号増幅回路15bと第3の信号分岐回路16
を新たに設けると共に、第2の信号分岐回路12の残る
一方の出力と信号乗算回路13との間に第4の信号分岐
回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4
の信号分岐回路18で分岐された各々一方の信号をレベ
ル差検出回路19に入力し、そのレベル差の情報に基づ
いてレベル制御回路17でレベル制御信号を生成し、信
号増幅回路15bの増幅量を制御する構成としている。
に示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方
の出力と信号乗算回路13との間に利得を制御すること
が可能な信号増幅回路15bと第3の信号分岐回路16
を新たに設けると共に、第2の信号分岐回路12の残る
一方の出力と信号乗算回路13との間に第4の信号分岐
回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4
の信号分岐回路18で分岐された各々一方の信号をレベ
ル差検出回路19に入力し、そのレベル差の情報に基づ
いてレベル制御回路17でレベル制御信号を生成し、信
号増幅回路15bの増幅量を制御する構成としている。
【0153】このような構成によれば、例えば第2の信
号分岐回路12が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路12によって2方向に分岐された各高周波信
号のレベルの差に応じて信号増幅回路15bの増幅量を
制御することができる。したがって、上記第14の実施
形態のように信号増幅回路15bの増幅量が固定であっ
た方法や上記第15の実施形態のように入力レベルに応
じて信号増幅回路15bの増幅量を制御する方法よりも
さらに最適なレベル調整を行うことができ、その調整後
の信号を信号乗算回路13に与えて処理することができ
る。
号分岐回路12が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路12によって2方向に分岐された各高周波信
号のレベルの差に応じて信号増幅回路15bの増幅量を
制御することができる。したがって、上記第14の実施
形態のように信号増幅回路15bの増幅量が固定であっ
た方法や上記第15の実施形態のように入力レベルに応
じて信号増幅回路15bの増幅量を制御する方法よりも
さらに最適なレベル調整を行うことができ、その調整後
の信号を信号乗算回路13に与えて処理することができ
る。
【0154】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0155】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0156】(第17の実施形態)次に、本発明の第1
7の実施形態を説明する。
7の実施形態を説明する。
【0157】図20は本発明の第17の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0158】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へ入力する
どちらか一方の高周波信号の位相を変えるようにしたも
のである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13へ入力する
どちらか一方の高周波信号の位相を変えるようにしたも
のである。
【0159】上述したように、本装置では、入力端子1
に入力された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3に
て周波数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用い
て信号乗算回路13にて歪み成分を生成している。この
場合、信号乗算回路13に入力される2つの入力信号の
位相を正確に調整するようにしている。
に入力された高周波信号を分岐し、周波数変換回路3に
て周波数変換を行うと共に、別経路で同入力信号を用い
て信号乗算回路13にて歪み成分を生成している。この
場合、信号乗算回路13に入力される2つの入力信号の
位相を正確に調整するようにしている。
【0160】そこで、第17の実施形態では、図20に
示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方の
出力と信号乗算回路13の間に移相量を制御することが
可能な移相回路20bを新たに設け、信号乗算回路13
に入力される高周波信号の位相を調整する構成としてい
る。
示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方の
出力と信号乗算回路13の間に移相量を制御することが
可能な移相回路20bを新たに設け、信号乗算回路13
に入力される高周波信号の位相を調整する構成としてい
る。
【0161】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が歪み成分生成用の信号とし
て第2の信号分岐回路12を通じて信号乗算回路13に
入力されるが、その際に第2の信号分岐回路12と信号
乗算回路13との間に設けられた移相回路20bにて当
該入力信号の位相調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11によって
分岐され、その一方の信号が歪み成分生成用の信号とし
て第2の信号分岐回路12を通じて信号乗算回路13に
入力されるが、その際に第2の信号分岐回路12と信号
乗算回路13との間に設けられた移相回路20bにて当
該入力信号の位相調整が行われる。
【0162】したがって、予め周波数変換回路3に入力
される信号と信号乗算回路13に入力される信号の位相
差に合わせて移相回路20bの移相量を設定しておけ
ば、周波数変換回路3と信号乗算回路13との動作点を
合わせることができ、その結果、後段の信号減算回路1
4にて周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去す
ることができる。
される信号と信号乗算回路13に入力される信号の位相
差に合わせて移相回路20bの移相量を設定しておけ
ば、周波数変換回路3と信号乗算回路13との動作点を
合わせることができ、その結果、後段の信号減算回路1
4にて周波数変換後の信号から歪み成分を適切に除去す
ることができる。
【0163】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0164】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0165】(第18の実施形態)次に、本発明の第1
8の実施形態を説明する。
8の実施形態を説明する。
【0166】図21は本発明の第18の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0167】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは第2の信号分岐回路12で分
岐された各々の高周波信号の位相の差を検出して、信号
乗算回路13への入力信号の位相を正確に調整するよう
にしたものである。
と同じであるが、ここでは第2の信号分岐回路12で分
岐された各々の高周波信号の位相の差を検出して、信号
乗算回路13への入力信号の位相を正確に調整するよう
にしたものである。
【0168】すなわち、第18の実施形態では、図21
に示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方
の出力と信号乗算回路13との間に移相量を制御するこ
とが可能な移相回路20bと第3の信号分岐回路16を
新たに設けると共に、第2の信号分岐回路12の残る一
方の出力と信号乗算回路13との間に第4の信号分岐回
路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4の
信号分岐回路18で分岐した各々一方の信号を位相差検
出回路21に入力し、その位相差の情報に基づいて位相
制御回路22で制御信号を生成し、移相回路20bの移
相量を制御する構成としている。
に示すように、第2の信号分岐回路12のどちらか一方
の出力と信号乗算回路13との間に移相量を制御するこ
とが可能な移相回路20bと第3の信号分岐回路16を
新たに設けると共に、第2の信号分岐回路12の残る一
方の出力と信号乗算回路13との間に第4の信号分岐回
路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4の
信号分岐回路18で分岐した各々一方の信号を位相差検
出回路21に入力し、その位相差の情報に基づいて位相
制御回路22で制御信号を生成し、移相回路20bの移
相量を制御する構成としている。
【0169】このような構成によれば、例えば第2の信
号分岐回路12が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路12によって2方向に分岐された各高周波信
号の位相差に応じて移相回路20bの移相量を制御する
ことができる。したがって、上記第17の実施形態のよ
うに移相回路20bの移相量が固定であった方法よりも
最適な位相調整を行うこができ、その調整後の信号を信
号乗算回路13に与えて処理することができる。
号分岐回路12が正確な2分岐器構造でない場合でも、
同分岐回路12によって2方向に分岐された各高周波信
号の位相差に応じて移相回路20bの移相量を制御する
ことができる。したがって、上記第17の実施形態のよ
うに移相回路20bの移相量が固定であった方法よりも
最適な位相調整を行うこができ、その調整後の信号を信
号乗算回路13に与えて処理することができる。
【0170】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0171】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0172】(第19の実施形態)次に、本発明の第1
9の実施形態を説明する。
9の実施形態を説明する。
【0173】図22は本発明の第19の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0174】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3からの信号
減算回路14への入力レベルを調整するようにしたもの
である。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3からの信号
減算回路14への入力レベルを調整するようにしたもの
である。
【0175】すなわち、第19の実施形態では、図22
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
を新たに設け、信号減算回路14に対する入力レベルを
調整する構成としている。この信号増幅回路15cは、
信号のレベルを信号減算回路14の2つの入力信号のレ
ベルを合わせるためのものであり、図7乃至図9に示し
たような周波数変換回路3用の信号増幅回路15aや、
図12乃至図14に示した信号乗算回路13用の信号増
幅回路15bとは、その役割が異なる。
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
を新たに設け、信号減算回路14に対する入力レベルを
調整する構成としている。この信号増幅回路15cは、
信号のレベルを信号減算回路14の2つの入力信号のレ
ベルを合わせるためのものであり、図7乃至図9に示し
たような周波数変換回路3用の信号増幅回路15aや、
図12乃至図14に示した信号乗算回路13用の信号増
幅回路15bとは、その役割が異なる。
【0176】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が周波数変換用の信号として周波数
変換回路3に入力される。ここで、周波数変換回路3で
は入力信号を周波数変換し、その変換後の信号を信号減
算回路14に出力するが、その際に周波数変換回路3と
信号減算回路14との間に設けられた信号増幅回路15
cにて当該出力信号のレベル調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が周波数変換用の信号として周波数
変換回路3に入力される。ここで、周波数変換回路3で
は入力信号を周波数変換し、その変換後の信号を信号減
算回路14に出力するが、その際に周波数変換回路3と
信号減算回路14との間に設けられた信号増幅回路15
cにて当該出力信号のレベル調整が行われる。
【0177】したがって、予め周波数変換回路3に相対
する信号乗算回路13の出力レベルに合わせて信号増幅
回路15cの増幅量を設定しておけば、信号減算回路1
4に同レベルの入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
する信号乗算回路13の出力レベルに合わせて信号増幅
回路15cの増幅量を設定しておけば、信号減算回路1
4に同レベルの入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
【0178】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0179】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0180】(第20の実施形態)次に、本発明の第2
0の実施形態を説明する。
0の実施形態を説明する。
【0181】図23は本発明の第20の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0182】歪みを低減する方法は上記1の実施形態と
同じであるが、ここでは周波数変換回路3から出力され
る周波数変換後の信号のレベルに応じて信号減算回路1
4への入力レベルを適正レベルに制御するようにしたも
のである。
同じであるが、ここでは周波数変換回路3から出力され
る周波数変換後の信号のレベルに応じて信号減算回路1
4への入力レベルを適正レベルに制御するようにしたも
のである。
【0183】すなわち、第20の実施形態では、図23
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14の
間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15cと
第3の信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号分岐
回路16で分岐された一方の信号レベルに基づいてレベ
ル制御回路17によりレベル制御信号を生成し、信号増
幅回路15cの増幅量を制御する構成としている。
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14の
間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15cと
第3の信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号分岐
回路16で分岐された一方の信号レベルに基づいてレベ
ル制御回路17によりレベル制御信号を生成し、信号増
幅回路15cの増幅量を制御する構成としている。
【0184】このような構成によれば、周波数変換回路
3から出力された周波数変換後の信号のレベルに応じて
信号増幅回路15cの増幅量を制御することができる。
したがって、上記第19の実施形態のように信号増幅回
路15cの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベ
ル調整を行うことができ、その調整後の信号を信号減算
回路14に与えて処理することができる。
3から出力された周波数変換後の信号のレベルに応じて
信号増幅回路15cの増幅量を制御することができる。
したがって、上記第19の実施形態のように信号増幅回
路15cの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベ
ル調整を行うことができ、その調整後の信号を信号減算
回路14に与えて処理することができる。
【0185】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0186】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0187】(第21の実施形態)次に、本発明の第2
1の実施形態を説明する。
1の実施形態を説明する。
【0188】図24は本発明の第21の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0189】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3の出力レベ
ルと信号乗算回路13の出力レベルの差を検出して、信
号減算回路14への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3の出力レベ
ルと信号乗算回路13の出力レベルの差を検出して、信
号減算回路14への入力レベルを適正レベルに制御する
ようにしたものである。
【0190】すなわち、第21の実施形態では、図24
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
と第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、信号
乗算回路13と信号減算回路14との間に第4の信号分
岐回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第
4の信号分岐回路18で分岐された各々一方の信号をレ
ベル差検出回路19に入力し、そのレベル差の情報に基
づいてレベル制御回路17によりレベル制御信号を生成
し、信号増幅回路15の増幅量を制御する構成としてい
る。
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
と第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、信号
乗算回路13と信号減算回路14との間に第4の信号分
岐回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第
4の信号分岐回路18で分岐された各々一方の信号をレ
ベル差検出回路19に入力し、そのレベル差の情報に基
づいてレベル制御回路17によりレベル制御信号を生成
し、信号増幅回路15の増幅量を制御する構成としてい
る。
【0191】このような構成によれば、例えば周波数変
換回路3の出力信号のレベルあるいは信号乗算回路13
の出力信号のレベルに変動があっても、各信号の出力レ
ベルの差に応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
ることができる。したがって、上記第19の実施形態の
ように信号増幅回路15cの増幅量が固定であった方法
や上記第20の実施形態のように周波数変換回路3の出
力レベルに応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
る方法よりもさらに最適なレベル調整を行うことがで
き、その調整後の信号を信号減算回路14に与えて処理
することができる。
換回路3の出力信号のレベルあるいは信号乗算回路13
の出力信号のレベルに変動があっても、各信号の出力レ
ベルの差に応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
ることができる。したがって、上記第19の実施形態の
ように信号増幅回路15cの増幅量が固定であった方法
や上記第20の実施形態のように周波数変換回路3の出
力レベルに応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
る方法よりもさらに最適なレベル調整を行うことがで
き、その調整後の信号を信号減算回路14に与えて処理
することができる。
【0192】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0193】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0194】(第22の実施形態)次に、本発明の第2
2の実施形態を説明する。
2の実施形態を説明する。
【0195】図25は本発明の第22の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0196】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3から信号減
算回路14へ入力する信号の位相を変えるようにしたも
のである。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3から信号減
算回路14へ入力する信号の位相を変えるようにしたも
のである。
【0197】すなわち、第22の実施形態では、図25
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14の
間に移相量を制御することが可能な移相回路20cを新
たに設け、信号減算回路14に入力される周波数変換後
の信号の位相を調整する構成としている。この移相回路
20cは、信号減算回路14に対する入力信号の位相を
調整するものであり、図10および図11に示したよう
な周波数変換回路3用の移相回路20aや、図15およ
び図16に示したような信号乗算回路13用の移相回路
20bとは、その役割が異なる。
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14の
間に移相量を制御することが可能な移相回路20cを新
たに設け、信号減算回路14に入力される周波数変換後
の信号の位相を調整する構成としている。この移相回路
20cは、信号減算回路14に対する入力信号の位相を
調整するものであり、図10および図11に示したよう
な周波数変換回路3用の移相回路20aや、図15およ
び図16に示したような信号乗算回路13用の移相回路
20bとは、その役割が異なる。
【0198】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が周波数変換用の信号として周波数
変換回路3に入力される。ここで、周波数変換回路3で
は入力信号を周波数変換し、その変換後の信号を信号減
算回路14に出力するが、その際に周波数変換回路3と
信号減算回路14との間に設けられた移相回路20cに
て当該出力信号の位相調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が周波数変換用の信号として周波数
変換回路3に入力される。ここで、周波数変換回路3で
は入力信号を周波数変換し、その変換後の信号を信号減
算回路14に出力するが、その際に周波数変換回路3と
信号減算回路14との間に設けられた移相回路20cに
て当該出力信号の位相調整が行われる。
【0199】したがって、予め周波数変換回路3に相対
する信号乗算回路13の出力信号との位相差に合わせて
移相回路20cの移相量を設定しておけば、信号減算回
路14に同位相の入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
する信号乗算回路13の出力信号との位相差に合わせて
移相回路20cの移相量を設定しておけば、信号減算回
路14に同位相の入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
【0200】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0201】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0202】(第23の実施形態)次に、本発明の第2
3の実施形態を説明する。
3の実施形態を説明する。
【0203】図26は本発明の第23の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0204】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3の出力信号
の位相と信号乗算回路13の出力信号の位相差を検出し
て、信号減算回路14への入力信号の位相を正確に調整
するようにしたものである。
と同じであるが、ここでは周波数変換回路3の出力信号
の位相と信号乗算回路13の出力信号の位相差を検出し
て、信号減算回路14への入力信号の位相を正確に調整
するようにしたものである。
【0205】すなわち、第23の実施形態では、図26
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14と
の間に移相量を制御することが可能な移相回路20cと
第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、信号乗
算回路13と信号減算回路14との間に第4の信号分岐
回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4
の信号分岐回路18で分岐した各々一方の信号を位相差
検出回路21に入力し、その位相差の情報に基づいて位
相制御回路22によって制御信号を生成し、移相回路2
0cの移相量を制御する構成としている。
に示すように、周波数変換回路3と信号減算回路14と
の間に移相量を制御することが可能な移相回路20cと
第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、信号乗
算回路13と信号減算回路14との間に第4の信号分岐
回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4
の信号分岐回路18で分岐した各々一方の信号を位相差
検出回路21に入力し、その位相差の情報に基づいて位
相制御回路22によって制御信号を生成し、移相回路2
0cの移相量を制御する構成としている。
【0206】このような構成によれば、例えば周波数変
換回路3の出力信号の位相あるいは信号乗算回路13の
出力信号の位相に変動があっても、各出力信号の位相差
に応じて移相回路20cの移相量を制御することができ
る。したがって、上記第22の実施形態のように移相回
路20cの移相量が固定であった方法よりも最適な位相
調整を行うことができ、その調整後の信号を信号減算回
路14に与えて処理することができる。
換回路3の出力信号の位相あるいは信号乗算回路13の
出力信号の位相に変動があっても、各出力信号の位相差
に応じて移相回路20cの移相量を制御することができ
る。したがって、上記第22の実施形態のように移相回
路20cの移相量が固定であった方法よりも最適な位相
調整を行うことができ、その調整後の信号を信号減算回
路14に与えて処理することができる。
【0207】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0208】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0209】(第24の実施形態)次に、本発明の第2
4の実施形態を説明する。
4の実施形態を説明する。
【0210】図27は本発明の第24の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0211】歪みを低減する方法は本発明の上記第1の
実施形態と同じであるが、ここでは信号乗算回路13か
らの信号減算回路14への入力レベルを所望のレベルに
制御できるようにしたものである。
実施形態と同じであるが、ここでは信号乗算回路13か
らの信号減算回路14への入力レベルを所望のレベルに
制御できるようにしたものである。
【0212】すなわち、第24の実施形態では、図27
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
を新たに設ける構成としている。
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
を新たに設ける構成としている。
【0213】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を通じて信号乗算回路13に入力さ
れる。ここで、信号乗算回路13では、第2の信号分岐
回路12によって分岐された2つの入力信号を乗算する
ことで、歪み成分に相当する信号を生成し、信号減算回
路14に出力するが、その際に信号乗算回路13と信号
減算回路14との間に設けられた信号増幅回路15cに
て当該出力信号のレベル調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を通じて信号乗算回路13に入力さ
れる。ここで、信号乗算回路13では、第2の信号分岐
回路12によって分岐された2つの入力信号を乗算する
ことで、歪み成分に相当する信号を生成し、信号減算回
路14に出力するが、その際に信号乗算回路13と信号
減算回路14との間に設けられた信号増幅回路15cに
て当該出力信号のレベル調整が行われる。
【0214】したがって、予め信号乗算回路13に相対
する周波数変換回路3の出力レベルに合わせて信号増幅
回路15cの増幅量を設定しておけば、信号減算回路1
4に同レベルの入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
する周波数変換回路3の出力レベルに合わせて信号増幅
回路15cの増幅量を設定しておけば、信号減算回路1
4に同レベルの入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
【0215】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0216】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0217】(第25の実施形態)次に、本発明の第2
5の実施形態を説明する。
5の実施形態を説明する。
【0218】図28は本発明の第25の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0219】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13から出力さ
れる信号レベルに応じて信号減算回路14への入力レベ
ルを所望レベルに制御するようにしたものである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13から出力さ
れる信号レベルに応じて信号減算回路14への入力レベ
ルを所望レベルに制御するようにしたものである。
【0220】すなわち、第25の実施形態では、図28
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14の
間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15cと
第3の信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号分岐
回路16で分岐された一方の信号レベルに基づいてレベ
ル制御回路17によってレベル制御信号を生成し、信号
増幅回路15の増幅量を制御する構成としている。
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14の
間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15cと
第3の信号分岐回路16を新たに設け、第3の信号分岐
回路16で分岐された一方の信号レベルに基づいてレベ
ル制御回路17によってレベル制御信号を生成し、信号
増幅回路15の増幅量を制御する構成としている。
【0221】このような構成によれば、信号乗算回路1
3から出力された歪み成分信号のレベルに応じて信号増
幅回路15cの増幅量を制御することができる。したが
って、上記第19の実施形態のように信号増幅回路15
cの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル調整
を行うことができ、その調整後の信号を信号減算回路1
4に与えて処理することができる。
3から出力された歪み成分信号のレベルに応じて信号増
幅回路15cの増幅量を制御することができる。したが
って、上記第19の実施形態のように信号増幅回路15
cの増幅量が固定であった方法よりも最適なレベル調整
を行うことができ、その調整後の信号を信号減算回路1
4に与えて処理することができる。
【0222】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0223】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0224】(第26の実施形態)次に、本発明の第2
6の実施形態を説明する。
6の実施形態を説明する。
【0225】図29は本発明の第26の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0226】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13の出力信号
と周波数変換回路3の出力信号のレベルの差を検出し
て、信号減算回路14への入力レベルを適正レベルに制
御するようにしたものである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13の出力信号
と周波数変換回路3の出力信号のレベルの差を検出し
て、信号減算回路14への入力レベルを適正レベルに制
御するようにしたものである。
【0227】すなわち、第26の実施形態では、図29
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
と第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、周波
数変換回路3と信号減算回路14との間に第4の信号分
岐回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第
4の信号分岐回路18で分岐された各々一方の信号をレ
ベル差検出回路19に入力し、そのレベル差の情報に基
づいてレベル制御回路17によってレベル制御信号を生
成し、信号増幅回路15cの増幅量を制御する構成とし
ている。
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14と
の間に利得を制御することが可能な信号増幅回路15c
と第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、周波
数変換回路3と信号減算回路14との間に第4の信号分
岐回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第
4の信号分岐回路18で分岐された各々一方の信号をレ
ベル差検出回路19に入力し、そのレベル差の情報に基
づいてレベル制御回路17によってレベル制御信号を生
成し、信号増幅回路15cの増幅量を制御する構成とし
ている。
【0228】このような構成によれば、例えば周波数変
換回路3の出力信号のレベルあるいは信号乗算回路13
の出力信号のレベルに変動があっても、各信号の出力レ
ベルの差に応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
ることができる。したがって、上記第24の実施形態の
ように信号増幅回路15cの増幅量が固定であった方法
や上記第25の実施形態のように信号乗算回路13の出
力レベルに応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
る方法よりもさらに最適なレベル調整を行うことがで
き、その調整後の信号を信号減算回路14に与えて処理
することができる。
換回路3の出力信号のレベルあるいは信号乗算回路13
の出力信号のレベルに変動があっても、各信号の出力レ
ベルの差に応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
ることができる。したがって、上記第24の実施形態の
ように信号増幅回路15cの増幅量が固定であった方法
や上記第25の実施形態のように信号乗算回路13の出
力レベルに応じて信号増幅回路15cの増幅量を制御す
る方法よりもさらに最適なレベル調整を行うことがで
き、その調整後の信号を信号減算回路14に与えて処理
することができる。
【0229】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0230】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0231】(第27の実施形態)次に、本発明の第2
7の実施形態を説明する。
7の実施形態を説明する。
【0232】図30は本発明の第27の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0233】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13から信号減
算回路14へ入力する信号の位相を変えるようにしたも
のである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13から信号減
算回路14へ入力する信号の位相を変えるようにしたも
のである。
【0234】すなわち、第27の実施形態では、図30
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14の
間に移相量を制御することが可能な移相回路20cを新
たに設け、信号減算回路14に入力される歪み成分信号
の位相を調整する構成としている。
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14の
間に移相量を制御することが可能な移相回路20cを新
たに設け、信号減算回路14に入力される歪み成分信号
の位相を調整する構成としている。
【0235】このような構成によれば、入力端子1に入
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を介して信号乗算回路13に入力さ
れる。ここで、信号乗算回路13では、第2の信号分岐
回路12によって分岐された2つの入力信号を乗算する
ことで、歪み成分に相当する信号を生成し、信号減算回
路14に出力するが、その際に信号乗算回路13と信号
減算回路14との間に設けられた移相回路20cにて当
該出力信号の位相調整が行われる。
力された高周波信号は第1の信号分岐回路11で分岐さ
れ、その一方の信号が歪み成分生成用の信号として第2
の信号分岐回路12を介して信号乗算回路13に入力さ
れる。ここで、信号乗算回路13では、第2の信号分岐
回路12によって分岐された2つの入力信号を乗算する
ことで、歪み成分に相当する信号を生成し、信号減算回
路14に出力するが、その際に信号乗算回路13と信号
減算回路14との間に設けられた移相回路20cにて当
該出力信号の位相調整が行われる。
【0236】したがって、予め信号乗算回路13に相対
する周波数変換回路3の出力信号との位相差に合わせて
移相回路20cの移相量を設定しておけば、信号減算回
路14に同位相の入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
する周波数変換回路3の出力信号との位相差に合わせて
移相回路20cの移相量を設定しておけば、信号減算回
路14に同位相の入力信号を与えることができ、その結
果、信号減算回路14にて周波数変換後の信号から歪み
成分を適切に除去することができる。
【0237】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0238】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0239】(第28の実施形態)次に、本発明の第2
8の実施形態を説明する。
8の実施形態を説明する。
【0240】図31は本発明の第28の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0241】歪みを低減する方法は上記第1の実施形態
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13の出力信号
の位相と周波数変換回路3の出力信号の位相差を検出し
て、信号減算回路14への入力信号の位相を正確に調整
するようにしたものである。
と同じであるが、ここでは信号乗算回路13の出力信号
の位相と周波数変換回路3の出力信号の位相差を検出し
て、信号減算回路14への入力信号の位相を正確に調整
するようにしたものである。
【0242】すなわち、第29の実施形態では、図31
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14と
の間に移相量を制御することが可能な移相回路20cと
第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、周波数
変換回路3と信号減算回路14との間に第4の信号分岐
回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4
の信号分岐回路18で分岐した各々一方の信号を位相差
検出回路21に入力し、その位相差の情報に基づいて位
相差制御回路16によって制御信号を生成し、移相回路
20の移相量を制御する構成としている。
に示すように、信号乗算回路13と信号減算回路14と
の間に移相量を制御することが可能な移相回路20cと
第3の信号分岐回路16を新たに設けると共に、周波数
変換回路3と信号減算回路14との間に第4の信号分岐
回路18を新たに設け、第3の信号分岐回路16と第4
の信号分岐回路18で分岐した各々一方の信号を位相差
検出回路21に入力し、その位相差の情報に基づいて位
相差制御回路16によって制御信号を生成し、移相回路
20の移相量を制御する構成としている。
【0243】このような構成によれば、例えば周波数変
換回路3の出力信号の位相あるいは信号乗算回路13の
出力信号の位相に変動があっても、各出力信号の位相差
に応じて移相回路20cの移相量を制御することができ
る。したがって、上記第28の実施形態のように移相回
路20cの移相量が固定であった方法よりも最適な位相
調整を行うことができ、その調整後の信号を信号減算回
路14に与えて処理することができる。
換回路3の出力信号の位相あるいは信号乗算回路13の
出力信号の位相に変動があっても、各出力信号の位相差
に応じて移相回路20cの移相量を制御することができ
る。したがって、上記第28の実施形態のように移相回
路20cの移相量が固定であった方法よりも最適な位相
調整を行うことができ、その調整後の信号を信号減算回
路14に与えて処理することができる。
【0244】なお、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0245】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0246】(第29の実施形態)次に、本発明の第2
9の実施形態を説明する。
9の実施形態を説明する。
【0247】図32は本発明の第29の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0248】上記第1の実施形態では、2次の歪み成分
のみを低減する構成であったが、ここでは2次以上の高
次の歪み成分を低減するしたものである。
のみを低減する構成であったが、ここでは2次以上の高
次の歪み成分を低減するしたものである。
【0249】すなわち、第29の実施形態では、図32
に示すように、第2の信号分岐回路12によって分岐さ
れた信号をxとした場合に、そのxの2乗信号
(x2 )、3乗信号(x3 )、4乗信号(x4 )、5乗
信号(x5 )を生成するための第5の信号分岐回路2
3、第6の信号分岐回路24、第2の信号乗算回路2
5、第7の信号分岐回路26、第8の信号分岐回路2
8、第3の信号乗算回路29、第9の信号分岐回路3
0、第10の信号分岐回路32、第4の信号乗算回路3
3を新たに設けると共に、信号減算回路14と出力端子
4との間に第2の信号減算回路27、第3の信号減算回
路31、第4の信号減算回路34を新たに設けた構成と
している。
に示すように、第2の信号分岐回路12によって分岐さ
れた信号をxとした場合に、そのxの2乗信号
(x2 )、3乗信号(x3 )、4乗信号(x4 )、5乗
信号(x5 )を生成するための第5の信号分岐回路2
3、第6の信号分岐回路24、第2の信号乗算回路2
5、第7の信号分岐回路26、第8の信号分岐回路2
8、第3の信号乗算回路29、第9の信号分岐回路3
0、第10の信号分岐回路32、第4の信号乗算回路3
3を新たに設けると共に、信号減算回路14と出力端子
4との間に第2の信号減算回路27、第3の信号減算回
路31、第4の信号減算回路34を新たに設けた構成と
している。
【0250】上記図32の構成において、第5の信号分
岐回路23は、第2の信号分岐回路12の一方の出力信
号(x)を分岐して、信号乗算回路13および第7の信
号分岐回路26に出力する。第6の信号分岐回路24
は、信号乗算回路13の出力信号(x2 )を分岐して、
信号減算回路14および第2の信号乗算回路25に出力
する。第2の信号乗算回路25は、第6の信号分岐回路
24の一方の出力信号(x2 )と第7の信号分岐回路2
6の一方の出力信号(x)とを乗算し、その乗算結果と
して得られた信号(x3 )を第8の信号分岐回路28に
出力する。
岐回路23は、第2の信号分岐回路12の一方の出力信
号(x)を分岐して、信号乗算回路13および第7の信
号分岐回路26に出力する。第6の信号分岐回路24
は、信号乗算回路13の出力信号(x2 )を分岐して、
信号減算回路14および第2の信号乗算回路25に出力
する。第2の信号乗算回路25は、第6の信号分岐回路
24の一方の出力信号(x2 )と第7の信号分岐回路2
6の一方の出力信号(x)とを乗算し、その乗算結果と
して得られた信号(x3 )を第8の信号分岐回路28に
出力する。
【0251】第7の信号分岐回路26は、第5の信号分
岐回路23の一方の出力信号(x)を分岐して、第2の
信号乗算回路25および第9の信号分岐回路30に出力
する。第8の信号分岐回路28は、第2の信号乗算回路
25の出力信号(x3 )を分岐して、第2の信号減算回
路27および第3の信号乗算回路29に出力する。第3
の信号乗算回路29は、第8の信号分岐回路28の一方
の出力信号(x3 )と第7の信号分岐回路26の一方の
出力信号(x)とを乗算し、その乗算結果として得られ
た信号(x4 )を第10の信号分岐回路32に出力す
る。
岐回路23の一方の出力信号(x)を分岐して、第2の
信号乗算回路25および第9の信号分岐回路30に出力
する。第8の信号分岐回路28は、第2の信号乗算回路
25の出力信号(x3 )を分岐して、第2の信号減算回
路27および第3の信号乗算回路29に出力する。第3
の信号乗算回路29は、第8の信号分岐回路28の一方
の出力信号(x3 )と第7の信号分岐回路26の一方の
出力信号(x)とを乗算し、その乗算結果として得られ
た信号(x4 )を第10の信号分岐回路32に出力す
る。
【0252】第9の信号分岐回路30は、第7の信号分
岐回路26の一方の出力信号(x)を分岐して、第3の
信号乗算回路29および第4の信号乗算回路33に出力
する。第10の信号分岐回路32は、第3の信号乗算回
路29の出力信号(x4 )を分岐して、第3の信号減算
回路31および第4の信号乗算回路33に出力する。第
4の信号乗算回路33は、第10の信号分岐回路32の
一方の出力信号(x4)と第9の信号分岐回路30の一
方の出力信号(x)とを乗算し、その乗算結果として得
られた信号(x5 )を第4の信号減算回路34に出力す
る。
岐回路26の一方の出力信号(x)を分岐して、第3の
信号乗算回路29および第4の信号乗算回路33に出力
する。第10の信号分岐回路32は、第3の信号乗算回
路29の出力信号(x4 )を分岐して、第3の信号減算
回路31および第4の信号乗算回路33に出力する。第
4の信号乗算回路33は、第10の信号分岐回路32の
一方の出力信号(x4)と第9の信号分岐回路30の一
方の出力信号(x)とを乗算し、その乗算結果として得
られた信号(x5 )を第4の信号減算回路34に出力す
る。
【0253】また、第2の信号減算回路27は、信号減
算回路14の出力信号と第8の信号分岐回路28の一方
の出力信号(x3 )とを減算し、その減算結果として得
られた信号(3次歪み成分を低減した低周波信号)を第
3の信号減算回路31に出力する。第3の信号減算回路
31は、第2の信号減算回路27の出力信号と第10の
信号分岐回路32の一方の出力信号(x4 )とを減算
し、その減算結果として得られた信号(4次歪み成分を
低減した低周波信号)を第4の信号減算回路34に出力
する。第4の信号減算回路34は、第3の信号減算回路
31の出力信号と第4の信号乗算回路33の出力信号
(x5 )とを減算し、その減算結果として得られた信号
(5次歪み成分を低減した低周波信号)を最終的な信号
として出力端子4に出力する。
算回路14の出力信号と第8の信号分岐回路28の一方
の出力信号(x3 )とを減算し、その減算結果として得
られた信号(3次歪み成分を低減した低周波信号)を第
3の信号減算回路31に出力する。第3の信号減算回路
31は、第2の信号減算回路27の出力信号と第10の
信号分岐回路32の一方の出力信号(x4 )とを減算
し、その減算結果として得られた信号(4次歪み成分を
低減した低周波信号)を第4の信号減算回路34に出力
する。第4の信号減算回路34は、第3の信号減算回路
31の出力信号と第4の信号乗算回路33の出力信号
(x5 )とを減算し、その減算結果として得られた信号
(5次歪み成分を低減した低周波信号)を最終的な信号
として出力端子4に出力する。
【0254】次に、第29の実施形態における周波数変
換装置の動作原理を説明する。
換装置の動作原理を説明する。
【0255】まず、第2の信号分岐回路12で分岐され
た一方の高周波信号(D波+ΣUi[i=1〜n]波)
を第5の信号分岐回路23でさらに分岐する。この第5
の信号分岐回路23で分岐された高周波信号の一方を信
号乗算回路13を入力することにより、第2の信号分岐
回路12で分岐された残る一方の信号と乗算して、2次
歪み成分(D波+ΣUi[i=1〜n]波)2 を得る。
た一方の高周波信号(D波+ΣUi[i=1〜n]波)
を第5の信号分岐回路23でさらに分岐する。この第5
の信号分岐回路23で分岐された高周波信号の一方を信
号乗算回路13を入力することにより、第2の信号分岐
回路12で分岐された残る一方の信号と乗算して、2次
歪み成分(D波+ΣUi[i=1〜n]波)2 を得る。
【0256】このようにして得られた2次歪み成分の信
号を第6の信号分岐回路24で分岐し、その一方を信号
減算回路14に入力することにより、周波数変換回路3
の出力信号から2次歪み成分を低減した信号を得る。
号を第6の信号分岐回路24で分岐し、その一方を信号
減算回路14に入力することにより、周波数変換回路3
の出力信号から2次歪み成分を低減した信号を得る。
【0257】また、第5の信号分岐回路23で分岐され
た残る一方の高周波信号を第7の信号分岐回路26で分
岐し、一方を第2の信号乗算回路25に入力することに
より、第6の信号分岐回路24で分岐された残る一方の
2次歪み成分と乗算して、3次歪み成分(D波+ΣUi
[i=1〜n]波)3 を得る。
た残る一方の高周波信号を第7の信号分岐回路26で分
岐し、一方を第2の信号乗算回路25に入力することに
より、第6の信号分岐回路24で分岐された残る一方の
2次歪み成分と乗算して、3次歪み成分(D波+ΣUi
[i=1〜n]波)3 を得る。
【0258】このようにして得られた3次歪み成分の信
号を第8の信号分岐回路28で分岐し、一方を第2の信
号減算回路27に入力することにより、信号減算回路1
4の出力信号(2次歪み成分を低減した信号)から3次
歪み成分を低減した信号を得る。
号を第8の信号分岐回路28で分岐し、一方を第2の信
号減算回路27に入力することにより、信号減算回路1
4の出力信号(2次歪み成分を低減した信号)から3次
歪み成分を低減した信号を得る。
【0259】また、第7の信号分岐回路26で分岐され
た残る一方の高周波信号を第9の信号分岐回路30で分
岐し、一方を第3の信号乗算回路29に入力することに
より、第8の信号分岐回路28で分岐された残る一方の
3次歪み成分と乗算して、4次歪み成分(D波+ΣUi
[i=1〜n]波)4 を得る。
た残る一方の高周波信号を第9の信号分岐回路30で分
岐し、一方を第3の信号乗算回路29に入力することに
より、第8の信号分岐回路28で分岐された残る一方の
3次歪み成分と乗算して、4次歪み成分(D波+ΣUi
[i=1〜n]波)4 を得る。
【0260】このようにして得られた4次歪み成分の信
号を第10の信号分岐回路32で分岐し、一方を第3の
信号減算回路31に入力して、第2の信号減算回路27
の出力信号(2次歪み成分と3次歪み成分を低減した信
号)から4次歪み成分を低減した信号を得る。
号を第10の信号分岐回路32で分岐し、一方を第3の
信号減算回路31に入力して、第2の信号減算回路27
の出力信号(2次歪み成分と3次歪み成分を低減した信
号)から4次歪み成分を低減した信号を得る。
【0261】また、第9の信号分岐回路30で分岐され
た残る一方の高周波信号を第4の信号乗算回路33に入
力することにより、第10の信号分岐回路32で分岐さ
れた残る一方の4次歪み成分と乗算し、5次歪み成分
(D波+ΣUi[i=1〜n]波)5 を得る。
た残る一方の高周波信号を第4の信号乗算回路33に入
力することにより、第10の信号分岐回路32で分岐さ
れた残る一方の4次歪み成分と乗算し、5次歪み成分
(D波+ΣUi[i=1〜n]波)5 を得る。
【0262】このようにして得られた5次歪み成分の信
号を第4の信号減算回路34に入力することにより、第
3の信号減算回路31の出力信号(2次歪み成分と3次
歪み成分と4次歪み成分を低減した信号)から5次歪み
成分を低減した信号を得る。この信号が最終的な信号と
して出力端子4に出力される。
号を第4の信号減算回路34に入力することにより、第
3の信号減算回路31の出力信号(2次歪み成分と3次
歪み成分と4次歪み成分を低減した信号)から5次歪み
成分を低減した信号を得る。この信号が最終的な信号と
して出力端子4に出力される。
【0263】以上のような動作原理により、第29の実
施形態では、無線周波数帯域の高周波信号をベースバン
ド周波数帯域の低周波信号に直接変換した際に、2次歪
み成分と3次歪み成分と4次歪み成分と5次歪み成分を
低減した低周波信号を出力端子4から得ることができ
る。
施形態では、無線周波数帯域の高周波信号をベースバン
ド周波数帯域の低周波信号に直接変換した際に、2次歪
み成分と3次歪み成分と4次歪み成分と5次歪み成分を
低減した低周波信号を出力端子4から得ることができ
る。
【0264】なお、上記図32では、5次歪み成分まで
を低減する構成を示したが、信号分岐回路と信号乗算回
路と信号減算回路を本実施形態に従って適宜増加する構
成とすれば、より高次の歪み成分を低減することが可能
である。
を低減する構成を示したが、信号分岐回路と信号乗算回
路と信号減算回路を本実施形態に従って適宜増加する構
成とすれば、より高次の歪み成分を低減することが可能
である。
【0265】また、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0266】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0267】(第30の実施形態)次に、本発明の第3
0の実施形態を説明する。
0の実施形態を説明する。
【0268】図33は本発明の第30の実施形態に係る
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
周波数変換装置の構成を示す概念図である。なお、基本
的な構成は図1と同様であり、図1と同一部分には同一
符号を付して以下の説明は省略するものとする。
【0269】上記第1の実施形態では、2次の歪み成分
のみを低減する構成であったが、ここでは2次以上の偶
数次の歪みを低減する構成である。
のみを低減する構成であったが、ここでは2次以上の偶
数次の歪みを低減する構成である。
【0270】すなわち、第30の実施形態では、図33
に示すように、第2の信号分岐回路12によって分岐さ
れた信号をxとした場合に、そのxの2乗信号
(x2 )、4乗信号(x4 )、6乗信号(x6 )、8乗
信号(x8 )を生成するための第5の信号分岐回路2
3、第6の信号分岐回路24、第2の信号乗算回路2
5、第7の信号分岐回路26、第8の信号分岐回路2
8、第3の信号乗算回路29、第9の信号分岐回路3
0、第10の信号分岐回路32、第4の信号乗算回路3
3を新たに設けると共に、信号減算回路14と出力端子
4との間に第2の信号減算回路27、第3の信号減算回
路31、第4の信号減算回路34を新たに設けた構成と
している。
に示すように、第2の信号分岐回路12によって分岐さ
れた信号をxとした場合に、そのxの2乗信号
(x2 )、4乗信号(x4 )、6乗信号(x6 )、8乗
信号(x8 )を生成するための第5の信号分岐回路2
3、第6の信号分岐回路24、第2の信号乗算回路2
5、第7の信号分岐回路26、第8の信号分岐回路2
8、第3の信号乗算回路29、第9の信号分岐回路3
0、第10の信号分岐回路32、第4の信号乗算回路3
3を新たに設けると共に、信号減算回路14と出力端子
4との間に第2の信号減算回路27、第3の信号減算回
路31、第4の信号減算回路34を新たに設けた構成と
している。
【0271】上記図33の構成において、第5の信号分
岐回路23は、信号乗算回路13の出力信号(x2 )を
分岐して、信号減算回路14および第6の信号分岐回路
24に出力する。第6の信号分岐回路24は、第5の信
号分岐回路23の一方の出力信号(x2 )を分岐して、
第2の信号乗算回路25および第7の信号分岐回路26
に出力する。第2の信号乗算回路25は、第6の信号分
岐回路24の一方の出力信号(x2 )と第7の信号分岐
回路26の一方の出力信号(x2 )とを乗算し、その乗
算結果として得られた信号(x4 )を第8の信号分岐回
路28に出力する。
岐回路23は、信号乗算回路13の出力信号(x2 )を
分岐して、信号減算回路14および第6の信号分岐回路
24に出力する。第6の信号分岐回路24は、第5の信
号分岐回路23の一方の出力信号(x2 )を分岐して、
第2の信号乗算回路25および第7の信号分岐回路26
に出力する。第2の信号乗算回路25は、第6の信号分
岐回路24の一方の出力信号(x2 )と第7の信号分岐
回路26の一方の出力信号(x2 )とを乗算し、その乗
算結果として得られた信号(x4 )を第8の信号分岐回
路28に出力する。
【0272】第7の信号分岐回路26は、第6の信号分
岐回路24の一方の出力信号(x2)を分岐して、第2
の信号乗算回路25に出力する。第8の信号分岐回路2
8は、第2の信号乗算回路25の出力信号(x4 )を分
岐して、第2の信号減算回路27および第3の信号乗算
回路29に出力する。第3の信号乗算回路29は、第8
の信号分岐回路28の一方の出力信号(x4 )と第9の
信号分岐回路30の一方の出力信号(x2 )とを乗算
し、その乗算結果として得られた信号(x6 )を第10
の信号分岐回路32に出力する。
岐回路24の一方の出力信号(x2)を分岐して、第2
の信号乗算回路25に出力する。第8の信号分岐回路2
8は、第2の信号乗算回路25の出力信号(x4 )を分
岐して、第2の信号減算回路27および第3の信号乗算
回路29に出力する。第3の信号乗算回路29は、第8
の信号分岐回路28の一方の出力信号(x4 )と第9の
信号分岐回路30の一方の出力信号(x2 )とを乗算
し、その乗算結果として得られた信号(x6 )を第10
の信号分岐回路32に出力する。
【0273】第9の信号分岐回路30は、第7の信号分
岐回路26の一方の出力信号(x)を分岐して、第3の
信号乗算回路29および第4の信号乗算回路33に出力
する。第10の信号分岐回路32は、第3の信号乗算回
路29の出力信号(x6 )を分岐して、第3の信号減算
回路31および第4の信号乗算回路33に出力する。第
4の信号乗算回路33は、第10の信号分岐回路32の
一方の出力信号(x6)と第9の信号分岐回路30の一
方の出力信号(x2 )とを乗算し、その乗算結果として
得られた信号(x8 )を第4の信号減算回路34に出力
する。
岐回路26の一方の出力信号(x)を分岐して、第3の
信号乗算回路29および第4の信号乗算回路33に出力
する。第10の信号分岐回路32は、第3の信号乗算回
路29の出力信号(x6 )を分岐して、第3の信号減算
回路31および第4の信号乗算回路33に出力する。第
4の信号乗算回路33は、第10の信号分岐回路32の
一方の出力信号(x6)と第9の信号分岐回路30の一
方の出力信号(x2 )とを乗算し、その乗算結果として
得られた信号(x8 )を第4の信号減算回路34に出力
する。
【0274】また、第2の信号減算回路27は、信号減
算回路14の出力信号と第8の信号分岐回路28の一方
の出力信号(x4 )とを減算し、その減算結果として得
られた信号(4次歪み成分を低減した低周波信号)を第
3の信号減算回路31に出力する。第3の信号減算回路
31は、第2の信号減算回路27の出力信号と第10の
信号分岐回路32の一方の出力信号(x6 )とを減算
し、その減算結果として得られた信号(6次歪み成分を
低減した低周波信号)を第4の信号減算回路34に出力
する。第4の信号減算回路34は、第3の信号減算回路
31の出力信号と第4の信号乗算回路33の出力信号
(x8 )とを減算し、その減算結果として得られた信号
(8次歪み成分を低減した低周波信号)を最終的な信号
として出力端子4に出力する。
算回路14の出力信号と第8の信号分岐回路28の一方
の出力信号(x4 )とを減算し、その減算結果として得
られた信号(4次歪み成分を低減した低周波信号)を第
3の信号減算回路31に出力する。第3の信号減算回路
31は、第2の信号減算回路27の出力信号と第10の
信号分岐回路32の一方の出力信号(x6 )とを減算
し、その減算結果として得られた信号(6次歪み成分を
低減した低周波信号)を第4の信号減算回路34に出力
する。第4の信号減算回路34は、第3の信号減算回路
31の出力信号と第4の信号乗算回路33の出力信号
(x8 )とを減算し、その減算結果として得られた信号
(8次歪み成分を低減した低周波信号)を最終的な信号
として出力端子4に出力する。
【0275】次に、第30の実施形態における周波数変
換装置の動作原理を説明する。
換装置の動作原理を説明する。
【0276】まず、周波数乗算回路6で得られた2次歪
み成分(D波+ΣUi[i=1〜n]波)2 を第5の信
号分岐回路23で分岐し、一方を信号減算回路14に入
力することにより、周波数変換回路3の出力信号から2
次歪み成分を低減した信号を得る。
み成分(D波+ΣUi[i=1〜n]波)2 を第5の信
号分岐回路23で分岐し、一方を信号減算回路14に入
力することにより、周波数変換回路3の出力信号から2
次歪み成分を低減した信号を得る。
【0277】また、第5の信号分岐回路23で分岐され
た残る一方の2次歪み成分を第6の信号分岐回路24で
分岐し、一方を第7の信号乗算回路20でさらに分岐す
る。第6の信号分岐回路24で分岐された残る一方の2
次歪み成分を第2の信号乗算回路25に入力することに
より、第7の信号分岐回路26で分岐された一方の2次
歪み成分と乗算し、4次歪み成分(D波+ΣUi[i=
1〜n]波)4 を得る。
た残る一方の2次歪み成分を第6の信号分岐回路24で
分岐し、一方を第7の信号乗算回路20でさらに分岐す
る。第6の信号分岐回路24で分岐された残る一方の2
次歪み成分を第2の信号乗算回路25に入力することに
より、第7の信号分岐回路26で分岐された一方の2次
歪み成分と乗算し、4次歪み成分(D波+ΣUi[i=
1〜n]波)4 を得る。
【0278】このようにして得られた4次歪み成分の信
号を第8の信号分岐回路28で分岐し、一方を第2の信
号減算回路27に入力することにより、信号減算回路1
4の出力信号(2次歪み成分を低減した信号)から4次
歪み成分を低減した信号を得る。
号を第8の信号分岐回路28で分岐し、一方を第2の信
号減算回路27に入力することにより、信号減算回路1
4の出力信号(2次歪み成分を低減した信号)から4次
歪み成分を低減した信号を得る。
【0279】また、第7の信号分岐回路26で分岐され
た残る一方の2次歪み成分を第9の信号分岐回路30で
分岐し、一方を第3の信号乗算回路29に入力すること
により、第8の信号分岐回路28で分岐された残る一方
の4次歪み成分と乗算して、6次歪み成分(D波+ΣU
i[i=1〜n]波)6 を得る。
た残る一方の2次歪み成分を第9の信号分岐回路30で
分岐し、一方を第3の信号乗算回路29に入力すること
により、第8の信号分岐回路28で分岐された残る一方
の4次歪み成分と乗算して、6次歪み成分(D波+ΣU
i[i=1〜n]波)6 を得る。
【0280】このようにして得られた6次歪み成分の信
号を第10の信号分岐回路32で分岐し、一方を第3の
信号減算回路31に入力することにより、第2の信号減
算回路27の出力信号(2次歪み成分と4次歪み成分を
低減した信号)から6次歪み成分を低減した信号を得
る。
号を第10の信号分岐回路32で分岐し、一方を第3の
信号減算回路31に入力することにより、第2の信号減
算回路27の出力信号(2次歪み成分と4次歪み成分を
低減した信号)から6次歪み成分を低減した信号を得
る。
【0281】また、第9の信号分岐回路30で分岐され
た残る一方の2次歪み成分を第4の信号乗算回路33に
入力することにより、第10の信号分岐回路32で分岐
された残る一方の6次歪み成分と乗算して、8次歪み成
分(D波+ΣUi[i=1〜n]波)8 を得る。
た残る一方の2次歪み成分を第4の信号乗算回路33に
入力することにより、第10の信号分岐回路32で分岐
された残る一方の6次歪み成分と乗算して、8次歪み成
分(D波+ΣUi[i=1〜n]波)8 を得る。
【0282】このようにして得られた8次歪み成分の信
号を第4の信号減算回路34に入力することにより、第
3の信号減算回路31の出力信号(2次歪み成分と4次
歪み成分と6次歪み成分を低減した信号)から8次歪み
成分を低減した信号を得る。この信号が最終的な信号と
して出力端子4に出力される。
号を第4の信号減算回路34に入力することにより、第
3の信号減算回路31の出力信号(2次歪み成分と4次
歪み成分と6次歪み成分を低減した信号)から8次歪み
成分を低減した信号を得る。この信号が最終的な信号と
して出力端子4に出力される。
【0283】以上の動作原理により、第30の実施形態
では、無線周波数帯域の高周波信号をベースバンド周波
数帯域の低周波信号に直接変換した際に、2次歪み成分
と4次歪み成分と6次歪み成分と8次歪み成分を低減し
て信号を出力端子4から得ることができる。
では、無線周波数帯域の高周波信号をベースバンド周波
数帯域の低周波信号に直接変換した際に、2次歪み成分
と4次歪み成分と6次歪み成分と8次歪み成分を低減し
て信号を出力端子4から得ることができる。
【0284】なお、上記図33では、8次歪み成分まで
の偶数次の歪み成分を低減する構成を示したが、信号分
岐回路と信号乗算回路と信号減算回路を本実施形態に従
って適宜増加する構成とすれば、より高次の偶数次の歪
み成分を低減することが可能である。
の偶数次の歪み成分を低減する構成を示したが、信号分
岐回路と信号乗算回路と信号減算回路を本実施形態に従
って適宜増加する構成とすれば、より高次の偶数次の歪
み成分を低減することが可能である。
【0285】また、本実施形態は本発明の他の実施形態
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
と組み合わせた場合でも、本発明の本質を何ら損なうも
のではない。
【0286】また、上記第1の実施形態で説明したよう
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
に、例えば3分岐回路を用いて構成した場合でも本実施
形態の手法を適用可能であり、上記同様の効果を得るこ
とができる。
【0287】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無線周波
数帯域の高周波信号をベースバンド周波数帯域の低周波
信号に直接変換する周波数変換装置において、入力され
た高周波信号を分岐して、歪み成分を別経路で発生さ
せ、この歪み成分を周波数変換後の低周波信号から減算
する構成としたことにより、本来発生するベースバンド
周波数帯域における歪み成分を大幅に低減することがで
きる。これにより、無線機において、良好な受信特性を
得ることができる。
数帯域の高周波信号をベースバンド周波数帯域の低周波
信号に直接変換する周波数変換装置において、入力され
た高周波信号を分岐して、歪み成分を別経路で発生さ
せ、この歪み成分を周波数変換後の低周波信号から減算
する構成としたことにより、本来発生するベースバンド
周波数帯域における歪み成分を大幅に低減することがで
きる。これにより、無線機において、良好な受信特性を
得ることができる。
【0288】また、入力信号のレベルや位相を調整する
機能を付加することで、その調整後の信号を用いて適切
な処理を行うことができ、その結果、周波数変換後の低
周波信号から歪み成分を適切に除去することができる。
機能を付加することで、その調整後の信号を用いて適切
な処理を行うことができ、その結果、周波数変換後の低
周波信号から歪み成分を適切に除去することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る周波数変換装置
の構成を示す概念図。
の構成を示す概念図。
【図2】高周波信号の周波数スペクトルの一例を示す
図。
図。
【図3】周波数変換した後の周波数スペクトルの一例を
示す図。
示す図。
【図4】歪み成分を低減した後の周波数スペクトルの一
例を示す図。
例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る周波数変換装置
の構成を示す概念図。
の構成を示す概念図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る周波数変換装置
の構成を示す概念図。
の構成を示す概念図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る周波数変換装置
の構成を示す概念図。
の構成を示す概念図。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る周波数変換装置
の構成を示す概念図。
の構成を示す概念図。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る周波数変換装置
の構成を示す概念図。
の構成を示す概念図。
【図10】本発明の第7の実施形態に係る周波数変換装
置の構成を示す概念図。
置の構成を示す概念図。
【図11】本発明の第8の実施形態に係る周波数変換装
置の構成を示す概念図。
置の構成を示す概念図。
【図12】本発明の第9の実施形態に係る周波数変換装
置の構成を示す概念図。
置の構成を示す概念図。
【図13】本発明の第10の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図14】本発明の第11の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図15】本発明の第12の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図16】本発明の第13の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図17】本発明の第14の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図18】本発明の第15の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図19】本発明の第16の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図20】本発明の第17の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図21】本発明の第18の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図22】本発明の第19の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図23】本発明の第20の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図24】本発明の第21の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図25】本発明の第22の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図26】本発明の第23の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図27】本発明の第24の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図28】本発明の第25の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図29】本発明の第26の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図30】本発明の第27の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図31】本発明の第28の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図32】本発明の第29の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図33】本発明の第30の実施形態に係る周波数変換
装置の構成を示す概念図。
装置の構成を示す概念図。
【図34】従来の周波数変換装置の構成を示す概念図。
1…入力端子 2…局部発振回路 3…周波数変換回路 4…出力端子 10…歪み成分生成回路 11…第1の信号分岐回路 12…第2の信号分岐回路 13…信号乗算回路 14…信号減算回路 15…信号増幅回路 16…第3の信号分岐回路 17…レベル制御回路 18…第4の信号分岐回路 19…レベル差検出回路 20…移相回路 21…位相差検出回路 22…位相制御回路 23…第5の信号分岐回路 24…第6の信号分岐回路 25…第2の信号乗算回路 26…第7の信号分岐回路 27…第2の信号減算回路 28…第8の信号分岐回路 29…第3の信号乗算回路 30…第9の信号分岐回路 31…第3の信号減算回路 32…第10の信号分岐回路 33…第4の信号乗算回路 34…第4の信号減算回路
Claims (5)
- 【請求項1】 無線周波数帯域の高周波信号をベースバ
ンド周波数帯域の低周波信号に直接変換する周波数変換
手段と、 上記高周波信号を分岐し、その分岐された各信号を乗算
処理して歪み成分に相当する信号を生成する歪み成分生
成手段と、 上記周波数変換手段から出力される低周波信号と上記歪
み成分生成手段から出力される歪み成分信号を入力と
し、両信号を減算処理して上記低周波信号から歪み成分
を除去する歪み成分除去手段とを具備したことを特徴と
する周波数変換装置。 - 【請求項2】 上記周波数変換手段に入力される高周波
信号あるいは上記歪み成分生成手段に入力される高周波
信号の少なくとも一方の信号のレベルを調整するための
レベル調整手段を具備したことを特徴とする請求項1記
載の周波数変換装置。 - 【請求項3】 上記周波数変換手段に入力される高周波
信号あるいは上記歪み成分生成手段に入力される高周波
信号の少なくとも一方の信号の位相を調整するための位
相調整手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の
周波数変換装置。 - 【請求項4】 上記周波数変換手段から上記歪み成分除
去手段に入力される低周波信号あるいは上記歪み成分生
成手段から上記歪み成分除去手段に入力される歪み成分
信号の少なくとも一方の信号のレベルを調整するための
レベル調整手段を具備したことを特徴とする請求項1記
載の周波数変換装置。 - 【請求項5】 上記周波数変換手段から上記歪み成分除
去手段に入力される低周波信号あるいは上記歪み成分生
成手段から上記歪み成分除去手段に入力される歪み成分
信号の少なくとも一方の信号の位相を調整するための位
相調整手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の
周波数変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8707698A JPH11284536A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 周波数変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8707698A JPH11284536A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 周波数変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11284536A true JPH11284536A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13904866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8707698A Pending JPH11284536A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 周波数変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11284536A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006203677A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Yagi Antenna Co Ltd | 歪キャンセル機能を有する広帯域周波数変換回路 |
EP2137830A1 (en) * | 2007-03-23 | 2009-12-30 | QUALCOMM Incorporated | Reduction of second-order distortion caused by transmit signal leakage |
WO2010106752A1 (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-23 | パナソニック株式会社 | 歪補正受信機及び歪補正方法 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8707698A patent/JPH11284536A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013102486A (ja) * | 2007-03-23 | 2013-05-23 | Qualcomm Inc | 送信信号漏れによって生じる2次歪の低減 |
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