JP2002515479A - プロセスフレアヘッダーからの有機物の回収 - Google Patents

プロセスフレアヘッダーからの有機物の回収

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JP2002515479A
JP2002515479A JP2000549582A JP2000549582A JP2002515479A JP 2002515479 A JP2002515479 A JP 2002515479A JP 2000549582 A JP2000549582 A JP 2000549582A JP 2000549582 A JP2000549582 A JP 2000549582A JP 2002515479 A JP2002515479 A JP 2002515479A
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acrylonitrile
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ケックラー,ケネス・ピー
ゴッドボール,サンジェイ・ピー
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ビーピー・コーポレーション・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/32Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C253/34Separation; Purification

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
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  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 プロピレン又はイソブチレンのアンモ酸化反応の反応器流出液から得られるプロセスフレア材料から、廃棄有機物、主としてシアン化水素(HCN)及びアクリロニトリルを回収する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの改良された製造プロ
セスに関する。特に、本発明は、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの
製造中に利用されるシアン化水素の回収を改善することに関する。
【0002】
【従来の技術】
アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルが商業規模でのプロピレンまたは
イソブチレンのアンモ酸化により製造される場合に生成する副産物シアン化水素
(HCN)の回収は、反応器流出液を水で急冷して、次に急冷の結果として得ら
れる気体流(アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル並びに副産物HCNを
含む)を吸収装置に通過させることにより達成されている。吸収装置において、
水及び気体が、向流中で接触せしめられて、HCN及びアクリロニトリルまたは
メタクリロニトリルのほぼすべてが除去される。次いで、HCN及びアクリロニ
トリルまたはメタクリロニトリルを含む水性流を、一連の蒸留カラム及び関連す
る分離・精製用デカンタに通す。この分離・精製デカンタは、ほぼ全量のHCN
を含む蒸気流から生成物アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルを分離・精
製するためのものである。
【0003】 アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの製造に用いられる典型的な回収
・精製システムは、米国特許第4,234,510号明細書及び第3,885,
928号明細書に記載されている。これらの特許は、本出願の譲受人に譲渡され
ており、本願に参照として組み込まれている。
【0004】
【発明の概要】
本発明の主目的は、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの製造におけ
る副産物HCNの改良された回収プロセスを提供することにある。
【0005】 本発明の更なる目的は、灰化その他の回収プロセスに向けられるアクリロニト
リル及びHCNの量を減少させるアクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの
改良された製造方法を提供することにある。
【0006】 本発明のさらに別の目的は、有機物回収プロセスに、プロセスフレアヘッダー
材料の少なくとも一部を送ることによって、アクリロニトリルまたはメタクリロ
ニトリルの製造用のプロピレンまたはイソブチレンのアンモ酸化反応の反応器流
出液において得られる有機材料の改良された回収方法を提供することにある。
【0007】 本発明のまた別の目的は、水相向流スクラビング、有機物相向流スクラビング
、水相並流スクラビング、有機物相並流スクラビング、蒸留、抽出、浸出、吸着
、吸収、選択的凝縮及び選択的反応を用いて、アクリロニトリルまたはメタクリ
ロニトリルを製造するためのプロピレンまたはイソブチレンのアンモ酸化反応の
反応器流出液内で得られる有機材料の回収を実効あらしめることにある。
【0008】 本発明の別の目的は、プロピレンまたはイソブチレンのアンモ酸化反応の間に
得られるプロセスフレアヘッダー内容物の一部を接触器に搬送し、接触器内でプ
ロセスフレアヘッダー内容物を水流と接触させ、プロセスフレアヘッダー内容物
に含まれている有機材料の少なくとも一部を上記水流内に吸収させるアクリロニ
トリルまたはメタクリロニトリルの製造方法を提供することにある。
【0009】 本発明のまた別の目的は、1以上の向流スクラバー、並流スクラバー、蒸留カ
ラム、抽出カラム、浸出カラム、吸着塔、吸収塔または選択的凝縮塔を用いて、
アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの製造方法の改良を実効あらしめる
ことにある。
【0010】 本発明のさらに別の目的、利点及び新規な特徴は、一部は以下の説明に記載さ
れており、一部は以下の実施例により当業者には明らかであろうし、また本発明
の実施により教示されるであろう。本発明の目的及び利点は、特許請求の範囲に
特に規定されている方法及び組みあわせによって、理解され明らかとなるであろ
う。上述の目的その他の目的を達成するために、本願に具体的に且つ広範囲に記
載されている本発明の目的によれば、本発明の方法は、プロピレンまたはイソブ
チレンのアンモ酸化中に得られる反応器流出液を急冷塔に搬送し、熱い流出ガス
を水性スプレイと接触させて冷却し、冷却された反応器塔頂流出物を吸収塔に通
し、HCN及び未精製のアクリロニトリルまたはメタクリロニトリルを水に吸収
させ、HCN及びアクリロニトリルまたはメタクリロニトリル及び他の不純物を
を含む水溶液第1の蒸留カラム(回収塔)に通し、ここで水及び不純物の大部分
を塔底液体生成物として除去し、一方、HCN、水、少量の不純物及びアクリロ
ニトリルまたはメタクリロニトリルを塔頂蒸気流として除去する。プロセスの間
中、プロセスユニットからの種々の蒸気流は、プロセスフレアヘッダーへと排気
される。プロセスフレアヘッダーは、これらの材料を安全且つ効果的に廃棄する
ために、高温の熱酸化器又はフレアに送る。
【0011】 本発明は、さらなるHCN回収ユニットをプロセスフレアヘッダーに加えるこ
とによって、従来の操作を改良する。 本発明の好ましい実施形態において、回収プロセスは、プロセスフレアヘッダ
ーの内容物を向流2相接触器に送ることによって実施される。接触器において、
プロセスフレアヘッダーのガス状成分は、プロセス容器内を上方に送られ、下方
に流れる水流はガス状プロセスフレアヘッダー材料に接触して、HCNが抽出さ
れる。
【0012】 本発明は、HCNをより効果的に回収することを可能とする。この改良された
回収は、少量のHCNが灰化され、結果的に排ガス燃焼からの放出を減少させる
【0013】
【発明の詳細な説明】
アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの一般的な回収及び精製並びに本
発明を説明する。流動床反応器内で、流動床アンモ酸化触媒と接触させながら、
アンモニア及び酸素を含むガスによるプロピレン又はイソブチレンのアンモ酸化
により得られる反応器流出液は、搬送ラインを経て急冷塔に搬送される。熱い流
出ガスは、水性スプレイと接触することで冷却される。次いで、所望の生成物(
アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル、アセトニトリル及びHCN)を含
む冷却された流出ガスは、搬送ラインを経て、吸収塔の底部に送られ、生成物は
、吸収塔の頂部から吸収塔に流入する水に吸収される。吸収されなかったガスは
、吸収塔の頂部に配置されているパイプを介して吸収塔から通過して、プロセス
フレアヘッダー又はさらなる回収プロセスに送られてもよい。次いで、所望の生
成物を含有する水性流は、吸収塔の底部から、底部ラインを経て、第1の蒸留カ
ラム(回収塔)の上部に送られ、さらに生成物が精製される。生成物は、回収塔
の頂部から液体として回収されて、供給ラインを経て、第2の蒸留カラム(ヘッ
ドカラム)に送られる。一方、水及び他の不純物は、回収塔の底部から除去され
る。回収塔の頂部に存在する非凝縮性ガスもまた、プロセスフレアヘッダーに送
られる。ヘッドカラムにおいて、HCNは塔頂物となって塔から除去され、塔頂
物凝縮器において冷却されて、得られる材料は還流ドラムに送られる。還流ドラ
ムからの液体還流は、ヘッドカラムの上部に戻される。蒸気相材料もまた、還流
ドラムから除去されて、HCN生成物凝縮器において冷却される。冷却され、部
分的に凝縮されたHCN生成物凝縮器の流出液は、HCNノックアウトポットま
で送られる。HCNの液体部分は、HCNノックアウトポットから除去されて、
回収プロセスに戻される。凝縮されなかったHCNは、他の非凝縮性材料と一緒
に、HCNノックアウトポットから除去され、プロセスフレアヘッダーを経て、
灰化装置まで直接的に送られてもよいし、あるいは当該技術分野で公知の慣習的
な手段によって精製され回収されてもよい。安全に廃棄するために、プロセスフ
レアヘッダーまで送られる別のプロセス流も存在する。
【0014】 アクリロニトリル及びメタクリロニトリル製造プロセスでの生成物の回収・精
製の際に生じる大きな操作上の問題は、主として急冷塔及びヘッドカラムにおけ
る重合HCNの形成である。特に、重合HCNは、トレイ上及びカラム供給位置
よりも上方のヘッドカラム内のトレイ及び内部に形成する。固形状の重合HCN
は、蒸留トレイ、溢流堰、下降管などを汚染し、ヘッドカラム内での液体/蒸気
界面の水圧バランスを混乱させる。
【0015】 重合HCNの形成は周知であるが、よく理解されているわけではなく、定量化
されていない。プロセスユニット、特にヘッドカラムが慣例のメンテナンスの間
に検査されて清浄化される場合、重合HCNは、腐食性副産物及び塵の堆積物と
一緒にプロセスから除去される。歴史的には、重合HCNの量は正確には測定さ
れておらず、プロセス操作性に対する影響として質的に評価されている。
【0016】 さらに、プロセスフレア材料中のHCN量の非常に正確な測定は、非常に困難
である。窒素及び軽質炭化水素などの多量の非凝縮性ガスがプロセスフレアヘッ
ダーに排気されるので、HCN含有量が算出される場合には、わずかなサンプリ
ングエラーが増幅される。かようなサンプリングエラーは、アイソキネテックサ
ンプリング処置中のわずかな不釣り合い、組成決定技術のわずかな計算誤差、及
び試料劣化の結果として生じ得る。さらに、製造及び回収プロセスの力学的性質
に起因して、より大きな差異が生じ得る。材料をプロセスフレアヘッダーに送る
ユニットは、一定の範囲の条件下で操作される。そして、1のプロセスユニット
ごとの混乱は、混乱したユニットからの熱または材料を受け入れるすべてのプロ
セスユニットの操作に影響する。よって、いかなるサンプリングも、プロセス操
作の明確な理解に基づかなければならず、さらに典型的な操作を最もよく示すパ
ラメータの仮定に基づかなければならない。
【0017】 プロセス化学及びプロセスフレアヘッダー材料組成の不完全な理解の結果とし
て、アクリロニトリル及びメタクリロニトリル製造装置のオペレータは、該装置
の周囲で材料バランスをとる場合、HCN損失の大部分の原因を重合HCNの形
成に求めてきた。数年来のプラントデータに基づいて、かような装置において製
造された副産物HCNの1%未満がプロセスフレアヘッダーに送られていると、
一般的に考えられている。この材料の損失は経済的な損失であるが、プロセスフ
レアヘッダー材料におけるHCNの希薄な濃度は、材料を回収するために必要で
あった最大の測定値を正当化していなかった。この高価な副産物は、安全上の理
由によって、プロセスフレア内で燃焼されていた。なぜなら、回収コストは、非
常に高いと考えられていたからである。
【0018】 プロセスフレア内でのHCNの灰化の結果として生じる環境の影響をさらに減
少させようという努力において、さらなる向流スクラバーを組み込んでプロセス
フレアヘッダーの内容物を処理した。プロセスフレアヘッダーの内容物を、反対
方向に流れる水性液体流と接触させた。プロセスフレアヘッダー材料の非凝縮性
の部分は、水性液体流から外れて、従来のように、プロセスフレアヘッダーに送
られて燃焼した。水性液体流は、回収・精製プロセスに戻されて、反応器から出
て所望の生成物を吸収するために用いられる大きな水流と混じり合わされて、続
いて所望の精製レベルまで蒸留された。
【0019】 プロセスフレアヘッダースクラバーから回収プロセスに戻された水性液体流の
成分を評価すると、理論収率の約10%の副産物HCNが回収され、プロセスフ
レアヘッダー材料中に存在すると考えられていたHCNの量よりもほぼ10倍の
量の多さであることが判明した。プロセスフレアヘッダー材料中の高レベルのH
CNは、かような装置のオペレータにはまったく予想されていなかった。材料が
実際に回収されるまで、アクリロニトリル又はメタクリロニトリルの製造及び精
製の分野の当業者には、長年の作業の間にプロセスフレアに送られてしまってい
た高レベルの価値あるHCN副産物も、これらのレベルでHCNを回収すること
によって得ることができたであろう経済的利得も、理解されていなかった。
【0020】 プロセスフレアヘッダー中の蒸気相材料におけるHCNの計測値と比較すると
、向流水性スクラビングによる回収は、予想されたHCNの回収量の数倍にも及
んだ。正確な蒸気相HCN計測の困難性は、非常に多量のHCNがプロセス装置
内で重合されたと考えられていたこと及びメンテナンス処理中に回収された重合
HCNの実際の量を急冷することの困難性と相まって、当該分野の専門家を少量
のHCNだけがプロセスフレアヘッダー材料から回収され得るという結論に導い
ていた。回収プロセスを実際に行うことによってのみ、プロセスフレア内で燃焼
したHCNの真の先の量(previous amount)の表示が与えられた。
【0021】 向流水性接触器がプロセスフレアヘッダー材料からHCNを回収するために用
いられていたけれども、この分野で公知の他のプロセスを用いても同様の結果を
得ることができるであろう。かようなプロセスとしては、限定されるものではな
いが、水相向流スクラバー、有機物相向流スクラバー、水相並流スクラバー、有
機物相並流スクラバー、蒸留、抽出、浸出、吸着、吸収、選択的凝縮、選択的反
応などを挙げることができる。より高い背圧を生じることなくフレアヘッダーシ
ステムを作動させるためには、低い圧力降下という別の抑制がある。さらなる問
題は、通常の排気流から追加の材料をスクラブ又は捕捉するためのシステムを組
み込む際の緊急解放・制御システムとしてフレアシステムの一体性を維持するこ
とに関する。
【0022】 好ましくは、アンモ酸化反応は、流動床反応器内で行われるが、搬送ライン反
応器等の他のタイプの反応器内で行われてもよい。アクリロニトリルの製造用の
流動床反応器は、従来から周知である。例えば、本願に参照として組み込まれて
いる米国特許第3,230,246号明細書に記載されているような反応器設計
が適切である。
【0023】 アンモ酸化反応が生じるための条件もまた、本願に参照として組み込まれてい
る米国特許第5,093,299号明細書、同第4,863,891号明細書、
同第4,767,878号明細書及び同第4,503,001号明細書によって
明らかなように、この分野で周知である。典型的には、アンモ酸化プロセスは、
アクリロニトリル又はメタクリロニトリルを製造するために昇温された温度で、
アンモニア及び酸素の存在下で、プロピレン又はイソブチレンを流動床触媒と接
触させることによって、行われる。いかなる酸素源が用いられてもよい。しかし
ながら、経済的な理由から、空気を用いることが好ましい。典型的な供給流中の
オレフィンに対する酸素のモル比は、0.5:1〜4:1の範囲、好ましくは1
:1〜3:1の範囲である。反応における供給流中のオレフィンに対するアンモ
ニアのモル比は、0.5:1〜5:1の間で変動してもよい。アンモニアとオレ
フィンとの比率に上限はまったくないが、経済的な理由から5:1の比率を越え
る理由は一般的にない。
【0024】 反応は、約260℃〜600℃の範囲の間の温度で行われるが、好ましくは3
10℃〜500℃の間、特に好ましくは350℃〜480℃の間の温度で行われ
る。本質的ではないが、接触時間は、一般的に、0.1〜50秒の範囲であり、
好ましい接触時間は1〜15秒である。
【0025】 米国特許第3,642,93号明細書に記載されている触媒に加えて、本発明
の実施に適切な他の触媒は、本願に参照として組み込まれている米国特許第5,
093,299号明細書に記載されている。
【0026】 当業者には明らかなように、特許請求の範囲に開示された範囲若しくは特許請
求の範囲から導かれる範囲を逸脱しない限りにおいて、上述の開示及び議論に鑑
みて、本発明の種々の変形をなし得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4H006 AA02 AA04 AC54 AD11 AD18 BC10 BD82 BE14 BE30 QN24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの製造のための
    プロピレンまたはイソブチレンのアンモ酸化反応の反応器流出液内で得られる有
    機材料の改良された回収方法であって、プロセスフレアヘッダー材料の少なくと
    も一部を有機物回収プロセスに送る工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法であって、前記有機物回収プロセスは、水相
    向流スクラビング、有機物相向流スクラビング、水相並流スクラビング、有機物
    相並流スクラビング、蒸留、抽出、浸出、吸着、吸収、選択的凝縮、及び選択的
    反応からなる群より選択されるプロセスを含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の方法であって、前記有機物回収プロセスは、水相
    向流スクラビングを含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法であって、前記有機物回収プロセスは、水相
    並流スクラビングを含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 プロピレンまたはイソブチレンのアンモ酸化中に得られるプ
    ロセスフレアヘッダー内容物の一部を接触器に搬送することを含むアクリロニト
    リルまたはメタクリロニトリルの製造方法であって、上記プロセスフレアヘッダ
    ー内容物を水流と接触させ、上記プロセスフレアヘッダー内容物に含まれる有機
    材料の少なくとも一部を上記水流中に吸収させることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の方法であって、前記接触器は、向流スクラバー、
    並流スクラバー、蒸留カラム、抽出カラム、浸出カラム、吸着塔、吸収塔及び選
    択的凝縮塔からなる群より選択されることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6の方法であって、前記接触器は、向流スクラバーで
    あることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項6の方法であって、前記接触器は、並流スクラバーで
    あることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項6の方法であって、前記接触器は、蒸留カラムである
    ことを特徴とする方法。
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