JP2002514244A - 耐摩耗性シラン−架橋性ポリマーおよびポリマーブレンド組成物 - Google Patents

耐摩耗性シラン−架橋性ポリマーおよびポリマーブレンド組成物

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Abstract

(57)【要約】 硬度(ショアA)85以下を有するシラングラフト化エチレン/アルファ−オレフィンインタポリマーエラストマー、および任意選択で結晶性オレフィンポリマーを含む架橋性エラストマー組成物。その架橋性組成物は、水分に露呈すると、硬度(ショアA)85以下と架橋性組成物の耐摩耗性より大きい耐摩耗性とを有する非多孔質グラフト化および架橋化エラストマー組成物に転化する。その耐摩耗性はまた、同じエラストマーと任意選択で結晶性オレフィンポリマーとから調製されてグラフト化および架橋化がほぼない非グラフト化エラストマー組成物の耐摩耗性よりも大きい。これらの組成物から成型される製品としては、靴底などがある。

Description

【発明の詳細な説明】 耐摩耗性シラン−架橋性ポリマーおよびポリマーブレンド組成物 発明の分野 本発明は、一般的に架橋性ポリマー組成物に関する。本発明は、特に架橋がビ ニルシラン部分を通じて発生する組成物に関する。本発明はまた、特に、エラス トマーとポリプロピレンホモポリマーまたはプロピレン/アルファ−オレフィン (α−オレフィン)コポリマーなどの結晶性ポリマーとを共に含むポリマー組成 物に関する。本発明は、さらに特にエラストマー成分が硬度(ショアA)85以 下(≦85)を有するポリマー組成物に関する。 発明の背景 容認された文献の教示では、ポリマーを含む材料の摩耗率は、かかる材料の機 械的特性に相関づけることができる。機械的特性としては、硬度、引っ張り破断 強さおよび破断伸びなどがある。例えば、J.K.Lancaster「Rel ationship Between the Wear of Polyme rs and Their Mechanical Properties」、Proceedings of the Institution of Me chanical Engineers 1968〜69 、Volume 18 3、Part 3P、98〜106頁を参照のこと。 Anne E.BovariおよびSherry B.Glennは、「Se lecting Materials for Wear Resistanc e」、Plastic Engineering、December 1995 、31〜33頁の中で、「摩耗は、1つの表面が他の表面より、例えば木質上の サンドペーパーのように、大幅に硬い場合の接触面で発生する」と32頁で摩耗 に関するいくつかの所見を述べている。彼等は、「かかる状況では、より硬い表 面の隆起部分がより柔らかい表面に浸透し、相対的運動の結果、材料がそのより 柔らかい物体から排除される。」ことに注目している。彼等は、材料が隆起物に よる浸透に対して高い硬度または抵抗力を有するときには、摩耗粒子発生が少な く 耐摩耗性が高いことを示唆している。 The American Society for Testing an d Materials(ASTM)の耐摩耗性標準試験法は、ASTM 16 30−83である。その試験法は、履き物底および踵に使用される加硫ゴムまた は他の化合物の耐摩耗性の定量に特に適している。その方法は、国立標準局(N BS)の摩耗試験機を使用する。 Mike Wilsonは、SATRA履き物センターによる出版物である ATRA Bulletin May 1996 の77〜79頁「Slip R esistance Performance of Soling Mate rials」では、78頁で乾燥および湿潤採石タイル上での履き物底および踵 についての最小摩擦係数(COF)が0.3であることを示唆している。彼はま た、79頁でもスポーツ用および産業用適用範囲の履き物では、耐スリップ性の 点でより厳しくし、COFは少なくとも0.4、時としては少なくとも0.6を 必要とすることがある旨、示唆している。 履き物底および踵に係る受入れ可能な製品寿命を達成するため、対摩耗性の改 良は、望ましいと思われる。LancasterおよびBovari他の教示に 従えば、耐摩耗性を改良する1つの手法は、隆起部分による浸透を最小限にする ように硬度を増大することである。ただし、この手法には限界がある。ある点に よっては、硬度が高いので履き心地が悪いために、消費者が履き物底および踵に その材料の使用を受け入れないことになる。履き物設計者はまた、材料が硬いほ ど加工上の選択が少なくなるので、硬度上の制限を有する。 消費者または設計者の視座からは受け入れ不能にするレベルまでその硬度を増 大することなく、材料の耐摩耗性を改良することを求める、特に靴底および踵な どの履き物の最終用途適用範囲に対する必要性の存在が認識されている。 発明の概要 本発明の態様は、硬度(ショアA)≦85を有するエチレン/アルファ−オレ フィン(EAO)インタポリマーエラストマー少なくとも1つ、および任意選択 で、結晶性オレフィンポリマー少なくとも1つを含む、非多孔質のグラフト化お よび架橋化エラストマーであって、そのエラストマーが水分の存在下でグラフト 化エラストマーの架橋を促進するシラン部分とグラフト結合しており、次いで水 分への露呈後には架橋するエラストマーであり、そのグラフト化架橋化エラスト マー組成物が硬度(ショアA)≦85および耐摩耗性(ASTM D 1630 −83、NBS摩耗試験機)を有し、その耐摩耗性が、グラフト化および架橋前 のエラストマー組成物である架橋性組成物、または同じエチレン/アルファ−オ レフィンインタポリマーエラストマーの非グラフト物を使用して調製された類似 の組成物のいずれかの耐摩耗性よりも大きい、組成物である。グラフト化および 架橋エラストマー組成物の耐摩耗性は、グラフト化および架橋前のエラストマー 組成物または類似の組成物よりも少なくとも25パーセント(%)大きいことが 望ましく、少なくとも50%大きいことが好ましい。 本発明の第2の態様は、硬度(ショアA)≦85を有するグラフト化EAOイ ンターポリマーエラストマーを少なくとも1つ、および任意選択で結晶性オレフ ィンポリマーを少なくとも1つ含む架橋性エラストマー組成物であって、そのエ ラストマーが水分の存在下でグラフト化エラストマーの架橋を促進するシラン部 分とグラフト結合しており、その架橋性組成物が耐摩耗性を有し、水分への露呈 後には耐摩耗性を有するグラフト化、架橋化エラストマー組成物を生じる組成物 であり、その架橋化組成物の耐摩耗性が架橋性組成物の耐摩耗性より望ましくは 25%以上(≧)大きく、好ましくは≧50%大きい、組成物である。 好ましい実施形態の説明 別段の記述がない限り、範囲はすべて両端終点を含む。 「エチレンポリマー」とは、EAOコポリマーまたはジエン変性EAOコポリ マーを意味する。例示的ポリマーとしては、エチレン/プロピレン(EP)コポ リマー、エチレン/オクテン(EO)コポリマー、エチレン/ブチレン(EB) コポリマーおよびエチレン/プロピレン/ジエン(EPDM)インタポリマーな どがある。より特異な例としては、超低線密度ポリエチレン(ULDPE)(例 えば、The Dow Chemical Company製Attane(商 標))、均一分岐線状重合エチレン/α−オレフィンコポリマー(例えば、三井 石油化学工業株式会社製Tafmer(商標)およびExxon Chemic al Company製Exact(商標))、均一分岐ほぼ線状重合エチレン /α−オレフィンポリマー(例えば、The Dow Chemical Co mpanyから入手可能なAffinity(商標)およびDuPont Do w Elastomers L.L.C.から入手可能なEngage(登録商 標))、およびエチレン酢酸ビニル(EVA)ポリマー(例えば、E.I.Du Pont de Nemours&Co.製Elvax(商標)ポリマー)など の高圧フリーラジカル重合エチレンコポリマーなどがある。より好ましいオレフ ィン系ポリマーは、密度(ASTM D−792に従って測定)立法センチメー トル当たり0.85から0.92グラム(g/cm3)、特に0.85から0. 90g/cm3、およびメルトインデックスまたはMI(ASTM D−123 8(190℃/2.16)に従って測定)10分当たり0.01から500グラ ム、好ましくは0.05から30グラム(g/10分)を有する、均一分岐線状 重合およびほぼ線状重合エチレンコポリマーである。ほぼ線状重合エチレンコポ リマー、およびEVAなど各種官能化エチレンコポリマー(酢酸ビニルから誘導 された0.5から50重量%単位を含有する)は、特に好ましい。MI(AST M D−1238(190℃/2.16))0.01から500、好ましくは0 .05から150グラム/10分を有するEVAポリマーは、本発明において非 常に有用である。 「ほぼ線状」とは、ポリマーが主鎖中1000炭素当たり長鎖分岐0.01か ら3で置換された主鎖を有することを意味する。 「長鎖分岐」または「LCB」とは、鎖の長さ≧炭素原子6個を意味する。こ の長さを超えると炭素−13核磁気共鳴(C13NMR)分光分析法では鎖中の炭 素原子の実数を識別または定量することができない。場合によっては、鎖の長さ は、それが付加されているポリマー主鎖と同じ位長いことがある。エチレン/ア ルファ−オレフィンコポリマーについては、長鎖分岐は、アルファ−オレフィン をポリマー主鎖に取り込んだことから生じた短鎖分岐よりも長い。 「インタポリマー」とは、その中で少なくともモノマー2つを重合したポリマ ーを指す。例えば、それとしては、コポリマー、タポリマーおよびテトラポリ マーなどがある。特にそれとしては、エチレンと少なくともコモノマー1つ、典 型的には炭素原子3から20個(C3〜C20)のα−オレフィンとを重合させる ことによって調製されたポリマーなどがある。例示的なα−オレフィンとしては 、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ プテン、1−オクテン、およびスチレンなどがある。α−オレフィンは、望まし くはC3〜C10α−オレフィンである。好ましいコポリマーとしては、EPおよ びEOコポリマーなどがある。例示的タポリマーとしては、エチレン/プロピレ ン/オクテンタポリマー、ならびにエチレン、C3〜C20α−オレフィンおよび ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,3−ペンタジエン(ピペリ レン)または5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)などのジエンのタポ リマーなどがある。それらタポリマーはまた、α−オレフィンがプロピレンであ るEPDMタポリマー、または一般的にEAODMタポリマーとも呼ばれている 。 ほぼ線状エチレンα−オレフィンインタポリマー(「SLEP」または「ほぼ 線状エチレンポリマー」)は、狭い分子量分布(MWD)および狭い短鎖分岐分 布(SCBD)を特徴としており、米国特許(USP)第5,272,236号 および第5,278,272号に記載の通り調製することができ、両者の関係す る部分を参照により本明細書に合体する。SLEPは、それらの狭いMWDおよ び狭いSCBDのためにLCBと相俟って優れた物性を発揮する。これらオレフ ィン系ポリマーでのLCBの存在は、容易な加工(速い混合速度、速い加工速度 )を可能にし、且つより能率的なフリーラジカル架橋を可能にする。USP第5 ,272,236号(5欄67行目から6欄28行目まで)は、反応槽少なくと も1基を使用する連続制御重合法によるSLEP生産を記載しているが、所望の 特性を有するSLEPを生成するのに十分な重合温度および圧力で複数の反応槽 を可能にしている。好ましくは、重合は、限定幾何学的触媒技術を使用して温度 20℃から250℃で溶液重合法によって行われる。 適当な限定幾何学的触媒は、USP第5,272,236号6欄29行目から 13欄50行目までに記載されている。これらの触媒は、元素周期律表の金属3 〜10族またはランタニド列および限定誘導部分で置換された非局所化パイ結合 部分を含む金属配位錯体を含むものとして説明することができる。その錯体は、 金属原子周辺に限定幾何学構造を有するので、非局所化置換パイ結合部分の中心 点と残存置換基少なくとも1つの中心との間の金属の角度が、かかる限定誘導置 換基を欠く類似のパイ結合部分を含有する類似の錯体における角度より小さい。 かかる錯体が複数の非局所化置換パイ結合を含む場合には、錯体の各金属原子当 たりかかる部分1つのみが環状非局所化置換パイ結合部分である。さらに、その 触媒は、トリス(ペンタフルオロ−フェニル)ボランなどの活性化共触媒を含む 。特有触媒錯体がUSP第5,272,236号6欄57行目から8欄58行目 およびUSP第5,278,272号7欄48行目から9欄37行目までに考察 されている。USP第5,272,236号8欄34行目〜49行目およびUS P第5,278,272号9欄21行目〜37行目で、特有触媒錯体として開示 しているものは、(tert−ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペ ンタジエニル)−1,2−エタンジイルジルコニウムジクロリド、(tert− ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)−1,2−エタ ンジイルチタニウムジクロリド、(メチルアミド)(テトラメチル−η5−シク ロペンタジエニル)−1,2−エタンジイルジルコニウムジクロリド、(メチル アミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)−1,2−エタンジイ ルチタニウムジクロリド、(エチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペン タジエニル)−1,2−メチレンチタニウムジクロリド、(tert−ブチルア ミド)−ジベンジル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シランジル コニウムジベンジル、(ベンジルアミド)ジメチル(テトラメチル−η5−シク ロペンタジエニル)−シラン−チタニウムジクロリド、(フェニルホスヒド)ジ メチル(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニル)シランジルコニウムジベ ンジル、および(tert−ブチルアミド)ジメチル(テトラメチル−η5−シ クロペンタジエニル)シランチタニウムジメチルである。触媒錯体一般に関する 教示およびこれら特有錯体は、参照により本明細書に合体する。 SLEPは、狭いMWDを特徴とし、インタポリマーの場合には狭いコポリマ ー分布を特徴とする。SLEPはまた、重合中に発生の特に触媒残査についての 残査含有量、未反応コポリマー、および低分子量(MW)のオリゴマーも特徴と する。さらに、SLEPは、MWDが従来型のオレフィンポリマーに比較して 狭いにも拘らず良好な加工性を提供するように制御された分子構造を特徴とする 。 好ましいSLEPは、多数の明瞭な特徴を有し、その1つはエチレンが20と 80重量%(wt%)との間にあり、さらに好ましくは30と70重量%との間 にあり、残量は1つまたは複数のコモノマーを含むコモノマー含有量である。S LEPコモノマー含有量は、ASTM D−2238法BまたはASTM D− 3900による赤外線(IR)分光分析法を使用して測定することができる。コ モノマー含有量はまた、C13NMR分光分析法によっても定量することができる 。 他の明瞭なSLEPの特徴としては、I2およびメルトフローレート(MFR またはI10/I2)などがある。インタポリマーは、望ましくはI2(ASTMD −1238、0.01〜500グラム/10分、さらに好ましくは0.05から 150g/分の条件190℃/2.16キログラム(kg)(旧条件E))を有 する。SLEPもまた、I10/I2(ASTM D−1238)≧5.63、好 ましくは6.5〜15、より好ましくは7〜10を有する。SLEPについては 、比率I10/I2はまた、LCBの度合いの表示にも役立ち、比率I10/I2が大 きいほどポリマー中のLCBの高い度合いと同一視される。 SLEPのさらに明瞭な特徴は、ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)で測定 したMWD(Mw/Mnまたは「多分散指数])である。Mw/Mnは方程式 Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63 によって定義される。 MWDは、望ましくは>0および<5、特に1.5〜3.5、好ましくは1.7 〜3である。 驚くべきことに、均一分岐SLEPは、そのMWDと本質的に独立した、MF Rを有している。このことは、MFRを増加させるためにMWDを増加させなけ ればならない従来型の線状均一分岐および線状不均一分岐エチレンコポリマーと は、顕著な対照をなしている。 SLEPはさらに、表面融解破断開始時(OSMF)に、類似のI2およびMw /Mnを有する線状オレフィンポリマーのOSMFでの臨界せん断速度より少な くとも50%大きな臨界せん断速度を有することも特徴とする。 前記種別に合致するSLEPは、The Dow Chemical Com panyおよびDuPont Dow Elastomers L.L.C.に よって限定幾何学的触媒を使用して適当に生産されている。 電線絶縁被覆、隙間塞ぎ、繊維、封止材、ガスケット、発泡体、履き物、軟質 チューブ、パイプ、ふいご、およびテープなどの多数のエラストマー適用例で、 1つまたは複数のポリオレフィンから製造された物品の引っ張り強さ、圧縮永久 ひずみ、および最終用途温度などの一定の物性は、ポリオレフィンを構成する分 子鎖間の化学的結合を導入することによって、増強することができる。本明細書 で使用の「架橋」とは、同じ2つの分子鎖間に2つ以上の化学的結合の存在を指 す。2つの分子鎖間に化学的結合が1つだけ存在する場合には、それは、「分岐 点」または「分岐」と呼ぶ。架橋および分岐点は、多数のメカニズムのいずれに よっても異なる分子間に導入することができる。1つのメカニズムは、化学的反 応性化合物をバルクポリマーを構成する個別分子鎖またはポリマー主鎖に対して 、1つの鎖上のグラフト結合した化合物がその後他の鎖上の類似のグラフト結合 した化合物と反応して架橋、分岐点、または両者を形成するように、グラフト結 合させることを含む。シラン架橋は、このメカニズムの範例である。 本発明に係るエラストマー、特にエラストマー相の成分に対して有効にグラフ ト結合する任意のシランまたはかかるシランの混合物は、本発明の実施において シラン部分として使用することができる。適当なシランとしては、一般式 のシランなどがあり、上式で、 R’は水素原子またはメチル基であり、xおよびyは0または1、ただしxが1 の場合にはyが1であり、nは1から12を含むまで、好ましくは1から4まで の、整数であり、各Rは独立して、C1 〜12アルコキシ基(例えば、メトキシ、 エトキシ、ブトキシ)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ)、アラルクオ キシ基(例えば、ベンジルオキシ)、C1 〜12脂肪族アシルオキシ基(例えば、 ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ)、アミノまたは置換ア ミノ基(アルキルアミン、アリールアミノ)、または低級アルキル(C1 〜6)基 、 ただしR基3つの内2つ以下がアルキル基(例えば、ビニルジメチルメトキシシ ラン)など加水分解性有機基である。下に下げて書いた符号範囲付き「C」の使 用は、例えば低級アルキル基における炭素原子数を指す。ケトクスイミノ加水分 解性基を有するシリコーンを硬化するのに有用な、例えばビニルトリス(メチル エチルケトアミノ)シランもまた適する。有用なシランとしては、ビニル、アリ ル、イソピロピル、ブチル、シクロヘキセニル、またはガンマ−(メタ)アクリ ルオキシアリル基、ならびに例えば、ヒドロカルビルオキシ、ヒドロカルボニル オキシ、ヒドロカルビルアミノ基などの加水分解性基を含むエチレン的不飽和ヒ ドロカルボキシル基を含む不飽和シランなどがある。加水分解性基の例としては 、メトキシ、エトキシ、ホルミルオキシ、アセトオキシ、プロピオニルオキシ、 およびアルキルまたはアリールアミノ基などがある。好ましいシランは、ポリマ ーにグラフト結合することができる不飽和アルコキシシランである。ビニルトリ メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ガンマ−(メタ)アクリルオキシ プロピルトリメトキシシラン、およびこれらのシランの混合物は、架橋を定着す るに当たって使用するのに、好ましいシランである。 本発明の実施でのシラン使用量は、エラストマー相成分の性格、シラン、加工 条件、グラフト化効率、最終適用範囲、および類似の要因に応じて広範に変える ことができるが、典型的には、エラストマー樹脂100部当たり(phr)シラ ン≧0.1部、好ましくは≧0.3部、さらに好ましくは≧0.4部が使用され る。便宜および経済性の考慮が通常、本発明の実施に当たってのシランの最大使 用量に対する主要な制限である。典型的には、シランの最大量は、3.5phr を超えず、好ましくはそれは2.5phrを超えず、さらに好ましくはそれは2 .0phrを超えない。「phr」に使用した場合の「樹脂」とは、エラストマ ーと、グラフト化の間にエラストマーに含まれた何等か他のポリマーとの和を意 味する。0.1重量%未満の量は、結果として増進した形態学的および流動学的 特性を与えるほど十分な分岐化、架橋、またはそれら両方を生じないので、望ま しくない。3.5重量%を超える量は、エラストマー領域または相が高すぎるほ どに架橋するようになり、その結果として耐衝撃性の喪失になるので、望ましく ない。 シランは、典型的には、過酸化物またはアゾ化合物などのフリーラジカル開始 剤の存在下で任意の従来型の方法、またはイオン化放射によって、樹脂(エラス トマーとグラフト化の間にエラストマーに含まれた何等か他のポリマーとの和) に対してグラフト結合する。有機系開始剤、特に過酸化物開始剤が好ましい。過 酸化物開始剤の例としては、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペル オキシド、t−ブチルペルベンゾエート、ベンゾイルペルオキシド、クメンヒド ロペルオキシド、t−ブチルペルベンゾエート、ベンゾイルペルオキシド、クメ ンヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオクトエート、メチルエチルケトンペル オキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、 ラウリルペルオキシド、およびtert−ブチルペルアセテートなどがある。適 当なアゾ化合物はアゾビスイソブチルニトライトである。開始剤の量は変えるこ とができるが、それは典型的には≧0.04phr、好ましくは≧0.06ph rの量で存在する。典型的には、開始剤の量は、0.15phrを超えず、好ま しくはそれは約0.10phrを超えない。シラン対開始剤の比もまた広範に変 えることができるが、典型的なシラン対開始剤の比は、10対1と30対1の間 にあり、好ましくは18対1と24対1との間にある。 シランを樹脂に対してグラフト結合させるために任意の在来型の方法を使用す ることができるが、1つの好ましい方法は、単軸スクリュまたは2軸スクリュ押 出機などの反応槽押出機、好ましくは長さ/直径(L/D)比が25対1以上の ものの第1段階で、シランおよび樹脂の両方を開始剤と混合することである。グ ラフト化条件は様々に変えることができるが、融解温度は、開始剤の滞留時間お よび半減期に応じて、典型的には160℃〜280℃、好ましくは190℃〜2 50℃である。 触媒で硬化を促進することが好ましく、この機能を提供するどんな触媒も本発 明で使用することができる。一般的に、これらの触媒としては、有機塩基、カル ボン酸、ならびに有機チタン酸塩および鉛、コバルト、鉄、ニッケル、亜鉛、お よびスズの錯体またはカルボン酸塩を含む有機金属化合物などがある。例示的な 触媒としては、ジラウリン酸スズ、マレイン酸ジオクチルスズ、ジ酢酸ジブチル スズ、オクタン酸ジブチルスズ、酢酸スズ、オクタン酸スズ、ナフテン酸鉛、カ プリル酸亜鉛、およびナフテン酸コバルトなどがある。カルボン酸スズ、特にジ ラウリン酸ジブチルスズおよびマレイン酸ジオクチルスズ、およびチタニウム化 合物、特にチタニウム2−エチルヘックスオキシドは、本発明にとり格別有効で ある。触媒は、ジラウリン酸ジブチルスズであることが好ましい。触媒(または 触媒の混合物)は、触媒量で、典型的にはエラストマー重量に対して0.005 と0.3phrとの間で存在する。硬化工程から得られる架橋、分岐点、または 両者は、不可欠なエラストマーおよび結晶性ポリマー分子が存在する場合には、 2つのエラストマー分子間、2つの結晶性ポリオレフィンポリマー分子間、1つ のエラストマー分子と1つの結晶性ポリオレフィンポリマー分子との間、または それらの任意の組み合わせの間に形成することができる。 架橋化触媒は、好ましくはあるが、シラングラフト化エラストマーの架橋を実 施するには必要としない。架橋は、シラングラフト化エラストマーを含有する組 成物または物品を湿気または水蒸気充満の雰囲気中に放置することによって経時 的に起こることができる。時間がクリティカルでなく省エネルギーが望ましい場 合には、加熱することなく、単純な湿潤環境で十分である。 本発明に係るエラストマー組成物は、従来型の多数の手順の任意の1つを使用 して部品、シート、または他の形状に成型することができる。これらの手順とし ては、例えば、射出成型、吹き込み成型、および押し出しなどがあり、射出成型 が好ましい。組成物はまた、フィルム、繊維、多層積層品、または押し出しシー トに成型、紡糸、または引き出すこともでき、または1つもしくは複数の有機も しくは無機物質と共にかかる目的に適する任意の機械でコンパウンドにすること ができる。成型は、水分硬化の前または後のいずれでも行うことができるが、加 工を容易にするため水分硬化前に行うことが好ましい。 結晶性オレフィンポリマーは、コポリマー重量に対して85重量%を超えるエ チレン含有量を有するEAOポリマー、高密度ポリエチレン、およびコポリマー 重量に対して10重量%以下のエチレン含有量を有するプロピレン/エチレンコ ポリマーから適当に選択する。 適当なポリプロピレン樹脂としては、例えば、プロピレンホモポリマー、プロ ピレン/エチレンランダムコポリマー、プロピレン/エチレンブロツクコポリ マー、プロピレン/ブテンランダムコポリマー、プロピレン/エチレン/ブテン タポリマーなどがある。ポリプロピレン樹脂の調製は、Ziegler触媒の使 用を伴い、それはプロピレンのステレオレギュラ一重合を可能にしイソタクチッ クポリプロピレンを形成する。使用する触媒は、さらにCecchin、USP 第4,177,160号に記載の通り、典型的には、一塩化アルミニウムジエチ ルと組み合わせた三塩化チタニウムである。ポリプロピレンの生産に使用の各種 重合法のタイプは、50〜90℃で0.5〜1.5MPa(5〜15気圧)で稼 働させるスラリ法、無定形ポリマーの除去に余分な注意をしなければならない気 相および液体モノマー法などがある。エチレンを反応に添加してエチレンブロッ クを有するポリプロピレンを形成することができる。ポリプロピレン樹脂はまた 、各種のメタロセン単配位限定幾何学的触媒をそれらの関連工程と共に使用する ことによっても、調製することができる。 ポリプロピレン樹脂は、本発明に係る非多孔質のグラフト化および架橋化エラ ストマー組成物の成分として含まれるときには、エラストマーの100pbw当 たり1〜50重量部(pbw)の範囲に該当する量で含まれる。前記範囲は、好 ましくは5〜30pbwである。ポリプロピレン樹脂は、好ましくは、230℃ で2.16キログラム(kg)で測定して、メルトフローレート(MFR)0. 5〜70kg/10分を有することが望ましい。 パラフィン油、芳香油、ナフテン油、ミネラルオイル、および液状ポリブテン などのエクステンダー油は、本発明に係る非多孔質のグラフト化および架橋化エ ラストマー組成物に使用することができる。ナフテン油は、エチレン/アルファ オレフィンコポリマーに好ましく、パラフィン油は、EPDMおよびEAODM ポリマーに好ましい。エクステンダー油は、組成物の粘性低下および組成物の軟 化などの機能を果たす。それらは任意選択成分ではあるが、存在すると、典型的 には、本発明に係る組成物中に含有されたポリマー100pbw当たり1〜15 0pbwの範囲に該当する量で、使用する。前記範囲は、好ましくは15〜10 0pbwである。 各種の添加剤は、下記など他の目的で、本発明に係る組成物に有利に使用する ことができる。それらの1つまたは複数のものを使用することができる。有機金 属、イソチアゾロン、有機硫黄、およびメルカプタンなどの殺菌剤。フェノール 化合物、第二級アミン、亜リン酸塩、およびチオエステルなどの抗酸化剤。第四 級アンモニウム化合物、アミン、エトキシル化、プロポキシル化化合物もしくは グリセロル化合物などの帯電防止剤。ガラス、炭酸カルシウムなどの炭酸金属、 硫酸カルシウムなどの硫酸金属、タルク、粘土、シリカ、カーボンブラック、グ ラファイト繊維、およびそれらの混合物などの充填剤および強化剤。加水分解安 定剤。脂肪酸、アルキルアルコール、エステル、アルキルアミド、ステアリン酸 金属、パラフィンおよび微結晶性ワックス、シリコーン、およびオルソリン酸エ ステルなどの潤滑剤。微粒子、粉末固体、石鹸、ワックス、シリコーン、ポリグ リコール、トリステアリン酸トリメチロルプロパンまたはテトラステアリン酸ペ ンタエリスリトルなど複合エステルなどの離型剤。顔料、染料、および着色剤。 o−フタル酸エステル、アジピン酸エステル、および安息香酸ステルなどの二塩 基酸(またはそれらの無水物)と一価アルコールとのエステルなどの可塑剤。有 機スズメルカプチド、チオグリコール酸のオクチルエステル、およびカルボン酸 バリウムもしくはカルボン酸カドミウムなどの熱安定剤。束縛アミン、o−ヒド ロキシ−フェニルベンゾチアゾール、2−ヒドロキシ,4−アルコキシエンゾフ ェノン、サルチル酸エステル、シアノアクリル酸エステル、ニッケルケレート、 およびマロン酸ベンジリデン、およびオクザルアニリドとして使用される紫外線 安定剤。好ましい束縛フェノール系抗酸化剤は、Ciba−Geigy Cor p.から入手可能なIrganox(商標)1076である。かかる添加剤は、 使用すると、典型的には全組成物の45重量%を超えず、全組成物重量に対して 、有利には0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜15重量%、より好 ましくは0.1〜10重量%である。 本発明に係る非多孔質のグラフト化および架橋化エラストマー組成物から成型 することができる製品としては、例えば、ガスケット、膜、シート、履き物底部 品、履き物上部部品、軸受、ならびに蝶番いおよび引き出しスライドなどの摩耗 制御物品から成るグループから選択されたものなどである。当業者は、本発明に 係る組成物から成型できる他の製品を容易に理解するであろう。 本発明に係る非多孔質のグラフト化および架橋化エラストマー組成物は、特に 履き物底部品に成型するときには、採石タイル(乾燥及び湿潤)を使用するAS TM D−1894に従って測定した摩擦係数(COF)少なくとも0.3を有 する。湿潤採石タイルで測定したCOFは、有益には少なくとも0.4、望まし くは少なくとも0.45、好ましくは少なくとも0.5、より好ましくは0.5 5である。乾燥採石タイルで測定したCOFは、有益には少なくとも0.4、望 ましくは少なくとも0.6、好ましくは少なくとも0.9、より好ましくは1. 0である。同じCOF値は、本発明に係る架橋性組成物に対して架橋および成型 後に適用される。 下記実施例は、本発明を例示するが、明示的、黙示的のいずれでも本発明を制 限するものではない。別段の記述がない限り、部および百分率は、すべて全重量 に対する重量建てである。 実施例 実施例では4つの異なるエチレン/オクテンポリマーまたはSLEPを使用し た。すべて、DuPont Dow Elastomers L.L.C.から 入手可能である。ポリマーAは、Engage(登録商標)EG8445として 入手可能である。ポリマーBは、Engage(登録商標)EG8448として 入手可能である。ポリマーCは、実験的ポリマーであり、ポリマーDは、Eng age(登録商標)EG8200として入手可能である。下記表Iは、各ポリマ ーについて、立方センチメートル当たりのグラム表示の密度(g/cm3)、グ ラム/10分で表示のMI,およびパーセント(%)結晶化度をリストにしたも のである。 ポリマーの結晶化度は、液体窒素冷却付属品装備のTA Instrumen t 2920 DSCで示差走査熱量測定(DSC)によって定量する。サンプ ルは、薄いフィルムの形に調製してアルミニウム鍋に入れる。それらを最初18 0℃まで加熱し、この温度で4分間保つ。次いで、それらを毎分10℃で冷却し て−100℃とした上、毎分10℃で再加熱して140℃とする。全溶融熱は、 溶融曲線下の面積から求める。パーセント結晶化度については、全溶融熱をポリ エチレンについての溶融熱値(グラム当たり292ジュール(J/g))で徐し て定量する。 表I−ポリマー明細 グラフト化は、乾燥ポリマーペレット22.7キログラム(kg)を秤量して プラスチック内張りカードボードドラム(容量50ガロン(gal)または20 0リットル(1))に対して、ビニルトリメトキシシラン(VTMOS)および ジクミルペルオキシド(DCP)のVTMOS対DCPを18対1として予め計 量した溶液と共に入れることから始まる手順によって実施する。VTMOSおよ びDCPは、Aldrich Chemicalから市販されている。VTMO Sの添加量はポリマー重量に対して1.8%である。ドラムの内容物は1時間転 がし混合して、ペレットに対する均一吸収を可能にする。 次いで、コンテナー内容物は、高度せん断混合スクリュを備えたZSK 30 ミリメートル(mm)Werner Pfleiderer共回転2軸スクリュ 押出機に欠乏投入する。下記表IIに示した温度(摂氏度(℃))および速度毎 分100回転(rpm)で操作することによって、押出機は、効果的にコンテナ ー内容物を融解混合し、シランをエラストマーに対してグラフト化させる。2重 束金型および金型圧力平方インチ当たり300ポンド(psi)(2.07メガ パスカル(Mpa)(21.1kg/cm2)を使用して、押出物は、毎時15 から20ホンド(6.8から9.1キログラム(kg))の速度で押出機から出 す。押出物は、水槽に入れ、そこで急冷する。次いで、急冷された押出物は、空 気ナイフで乾燥し、ペレット化してワックス内張り袋に入れる。袋に入れる前 に、得られたペレットについては、乾燥窒素でパージする。 Shell Chemical Companyから市販のナフテン油である 、Shellflex(登録商標)371などのエクステンダー油が組成物中に 必要な場合には、ペレット化済みのコンテナー内容物を押出機にさらに1度通し て、ポンプおよび射出ノズルを使用して押出機の第2区域中に添加する。油取り 込みに必要な押出機操作温度はまた、表11に示す。油取り込みのため、押出機は 、押し出し量毎時25から30ポンド(11.3から13.6kg)を提供する ように速度250rpmで操作する。次いで、押出生成物は、エクステンダー油 を含有しないポリマーについて上記に大要記述した通りに、処理する。 表II−押出機操作条件 硬化触媒のマスターバッチは、ポリマーD(表I)11.4kgと、ポリマー の100万部当たり(ppm)5000部のジラウリン酸ジブチルスズ(DBT DL)を提供するのに十分なDBTDL(Aldrich Chemical製 )架橋化触媒とを使用して調製する。 上記の通りにして調製したシラングラフト化ポリマーついては、ポリマー重量 とマスターバッチ重量との合計重量に対するマスターバッチ5重量%と乾燥混合 する。次いで、得られた乾燥混合物をArburg Model 370C−8 00−225(800キロニュートン(KN)水圧型締力)往復スクリュ射出成 型機(30ミリメートル(mm)スクリュ)を使用してASTMテスト試料に転 化させる。射出成型条件については、下記表IIIに示す。 表III−射出成型機条件 シラン−グラフト化射出成型テスト試料は紙タオルで分離して、水で充填した プラスチック袋に入れ、封止して設定温度50℃で操作しているオーブンに2日 間入れてテスト試料中の架橋を実施する。次いで、試料を袋およびタオルから取 り出し乾燥させた上、下記の通り物性テストにかける。a)%ゲル(ASTM D−2765)、b)ショアA硬度(ASTM D−2240)、c)引っ張り 強さ(ASTM D−638)、d)伸び(ASTM D−638)、e)NB S摩耗(ASTM D−1630)、およびf)採石タイル(乾燥および湿潤) を使用した摩擦係数(COF)(ASTM D−1894)。物性テスト結果は 、下記表Vに要約する。 表IVには、シランーグラフト化射出成型および架橋化テスト試料の成分比を 示す。成分比は、マスターバッチに使用されたポリマーを考慮せずに、各成分の 量を反映する。ポリプロピレン(PP)は、添加する場合には、Himontか ら商標名Profax(登録商標)6323で市販されている。 3例の対照実施例を本発明を代表する実施例1〜14と共に表Vに示す。対照 実施例A、BおよびCは、それぞれ実施例2、11、および12と同じ成分比を 有するが、それらはシラン−グラフト化および架橋化をしていない。実施例13 は、実施例12の材料50重量%と対照実施例Cの材料50重量%との混合物で ある。実施例14は、実施例12の材料25重量%と対照実施例Cの材料75重 量%との混合物である。 表IV 成分比 表V−物性テスト結果 N.D.は定量せずを示す。 表Vの資料は、本発明の代表的な成分が運動用および産業用履き物などの最終 用途適用範囲に典型的に必要とされる物性、特にショアA硬度およびCOF(湿 潤採石タイル)を提供することを実証している。引っ張り強さおよび伸びなど他 の物性は、同じ適用範囲で受入れ可能である。対照して、実施例2と同じ材料か ら同じ材料比を使用したがシラングラフト化および架橋化せずに調製した対照実 施例Aは、ゲル含有量0、比肩する硬度(ショアA)値、および同等なCOFを 有するが、顕著に低いNBS摩耗値を有している。「顕著に低い」とは、少なく とも25%低く、頻繁に少なくとも50%低いことを意味する。 テストサンプルを上記の通りに、ただしグラフト化および架橋化前に85を超 える硬度(ショアA)を有するポリマーで調製するときには、硬度(ショアA) 値は、グラフト化および架橋化なしの同じポリマーと比較して増大するが、他方 NBS摩耗値は、グラフト化および架橋化なしの同じポリマーと比較して減少す る。類似の結果が本発明に係る他の組成物についても予想される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月12日(1998.11.12) 【補正内容】 請求の範囲 1.硬度(ショアA)85以下を有するグラフト化および架橋化エチレン/アル ファ−オレフィンインタポリマーエラストマーを少なくとも1つと、結晶性オレ フィンポリマーを少なくとも1つとを含む非多孔質のグラフト化および架橋化エ ラストマー組成物であって、前記結晶性オレフィンポリマーがポリプロピレンホ モポリマー、コポリマー重量に対してエチレン含有量85重量%超を有するエチ レン/アルファ−オレフィンボリマー、高密度ポリエチレン、またはコポリマー 重量に対してエチレン含有量10重量%以下を有するプロピレン/エチレンコポ リマーから選択され、グラフト化および架橋化エラストマー組成物が硬度(ショ アA)85以下と非グラフト化エラストマー組成物の耐摩耗性より大きな耐摩耗 性(ASTM D 1630−83、NBS摩耗試験機)とを有し、前記非グラ フト化組成物が、前記エラストマーがグラフト化および架橋化がほぼない場合を 除き、同じエラストマーおよび結晶性オレフィンポリマーから調製されることを 特徴とする、架橋性エラストマー組成物。 2.硬度(ショアA)85以下を有するグラフト化EAOインターポリマーエラ ストマーを少なくとも1つと、結晶性オレフィンポリマーを少なくとも1つとを 含む架橋性エラストマー組成物であって、前記結晶性オレフィンポリマーがポプ ロピレンホモポリマー、コポリマー重量に対してエチレン含有量85重量%超を 有するエチレン/アルファ−オレフィンポリマー、高密度ポリエチレン、または コポリマー重量に対してエチレン含有量10重量%以下を有するプロピレン/エ チレンコポリマーから選択され、前記エラストマーが水分の存在下でグラフト化 エラストマーの架橋を促進するシラン部分とグラフト結合しており、前記架橋性 エラストマー組成物が耐摩耗性を有し、且つ水分への露呈後には耐摩耗性を有す るグラフト化、架橋化エラストマー組成物を生じ、前記架橋化組成物の耐摩耗性 が架橋性組成物より大きいことを特徴とする、架橋性エラストマー組成物。 3.下記一般式で表されるシラン部分であって、上式で、 R’は水素原子またはメチル基であり、xおよびyは0または1、ただしxが1 の場合にはyが1であり、nは1から12までを含む整数であり、各Rは独立し て、炭素原子1から12個を有するアルコキシ基、炭素原子1から12個を有す るアラルコキシ基、または炭素原子1から6個までを有する低級アルキル基、た だしR基3つの内2つ以下がアルキル基であることを特徴とする、請求項1また は請求項2に記載の組成物。 4.シラン部分がビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、およ びガンマ−(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシランから選択された 不飽和アルクオキシシランであることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。 5.架橋化エラストマー組成物が非グラフト化エラストマー組成物または架橋性 組成物のいずれかの耐摩耗性より少なくとも25%大きな耐摩耗性を有すること を特徴とする、請求項3に記載の組成物。 6.アルファ−オレフィンがプロピレン、ブテン、4−メチル−1−ペンテン、 1−ヘキセン、1−ヘプテン、スチレン、および1−オクテンから選択されるこ とを特徴とする、請求項3に記載の組成物。 7.エチレン/アルファ−オレフィンインタポリマーが、密度0.85から0. 92g/cm3およびメルトインデックス0.01から500g/10分を有す る均一分岐線状およびほぼ線状エチレンポリマーから選択されることを特徴とす る、請求項3に記載の組成物。 8.インタポリマーがエチレン/プロピレン/オクテンタポリマーであることを 特徴とする、請求項7に記載の組成物。 9.エチレン/アルファ−オレフィンインタポリマーがエチレン、炭素原子3か ら20個を含有するアルファ−オレフィン、およびジエンモノマーのタポリマー であり、前記ジエンモノマーがシンロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1 ,3−ペンタジエン、および5−エチリデン−2−ノルボルネンのうちの少なく とも1つであることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。 10.エチレン/アルファ−オレフィンインタポリマーがほぼ線状エチレンポリ マーであって、前記ほぼ線状エチレンポリマーが20から80重量%までの範囲 内のエチレン含有量、80から20重量%までの範囲内の複数のコモノマーを含 むことができるコモノマー含有量で含有量合計が100重量%であり、メルトイ ンデックス(I2)0.01から500グラム/10分、5.63以上であるメ ルトフローレート(MFRまたはI10/I2)、0超であるが5未満である分子 量分布(Mw/Mn)、および同様なI2およびMw/Mnを有する線状オレフィン ポリマーの融解破断開始(OSMF)時の臨界せん断速度より少なくとも50% 大きなOSMF時臨界せん断速度を有することを特徴とする、請求項7に記載の 組成物。 11.パラフィン油、芳香油、ナフテン油、ミネラルオイル、および液状ポリブ テンから選択されたエクステンダー油であって、エチレン/アルファ−オレフィ ンインタポリマーエラストマーおよび結晶性オレフィンポリマーの100重量部 当たり1から150重量部の範囲内の量で存在するエクステンダー油と、任意選 択で添加剤として、殺菌剤、帯電防止剤、ならびにガラス、炭酸金属、硫酸金属 、タルク、粘土、シリカ、カーボンブラック、グラファイト繊維、およびそれら の混合物から選択された充填材および強化材、ならびに潤滑剤、離型剤、顔料、 可塑剤、熱安定剤、ならびに紫外線安定剤から成るグループから選択される少な くとも1つの添加剤であって、全組成物重量に対して45重量%を超えない全重 量で存在する添加剤とをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の組成物 。 12.グラフト化および架橋化エラストマー組成物が、湿潤採石タイルで測定し た摩擦係数(ASTM D−1894)少なくとも0.3を有することを特徴と する、請求項3に記載の組成物。 13.ガスケット、膜、シート、履き物底部品、履き物上部部品、軸受、摩耗制 御物品から選択された物品であって、前記摩耗制御物品が蝶番いおよび引き出し スライドを含む物品である、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のグ ラフト化および架橋化エラストマー組成物から成型されたことを特徴とする非多 孔質の製品。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.硬度(ショアA)85以下を有するエチレン/アルファ−オレフィンインタ ポリマーエラストマーを少なくとも1つ、および任意選択で、結晶性オレフィン ポリマーを少なくとも1つを含む非多孔質のグラフト化および架橋化エラストマ ーであって、前記エラストマーが水分の存在下でグラフト化エラストマーの架橋 を促進するシラン部分とグラフト結合しており次いで水分への露呈後には架橋す るエラストマーであり、前記グラフト化および架橋化エラストマー組成物が硬度 (ショアA)85以下および耐摩耗性(ASTM D 1630−83、NBS 摩耗試験機)を有し、前記耐摩耗性が同じエラストマーおよび任意選択の結晶性 オレフィンポリマーから調製されてグラフト化および架橋がほぼない非グラフト 化エラストマー組成物の耐摩耗性より大きいことを特徴とする、エラストマー組 成物。 2.硬度(ショアA)85以下を有するグラフト化EAOインターポリマーエラ ストマーを少なくとも1つ、および任意選択で、結晶性オレフィンポリマーを少 なくとも1つ含む架橋性エラストマー組成物であって、前記エラストマーが水分 の存在下でグラフト化エラストマーの架橋を促進するシラン部分とグラフト結合 しており、前記架橋性エラストマー組成物が耐摩耗性を有し且つ水分への露呈後 には耐摩耗性を有するグラフト化、架橋化エラストマー組成物を生じる組成物で あり、前記架橋化組成物の耐摩耗性が架橋性組成物より大きいことを特徴とする 、架橋性エラストマー組成物。 3.下記一般式で表されるシラン部分であって、 上式で、 R’は水素原子またはメチル基であり、xおよびyは0または1、ただしxが1 の場合にはyが1であり、nは1から12までを含む整数であり、各Rは独立し て、炭素原子1から12個を有するアルコキシ基、炭素原子1から12個を有す るアラルコキシ基、または炭素原子1から6個までを有する低級アルキル基、た だしR基3つの内2つ以下がアルキル基であることを特徴とする、請求項1また は請求項2に記載の組成物。 4.シラン部分がビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、およ びガンマ−(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシランから選択された 不飽和アルコキシシランであることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。 5.架橋化エラストマー組成物が非グラフト化エラストマー組成物または架橋性 組成物のいずれかの耐摩耗性より少なくとも25%大きな耐摩耗性を有すること を特徴とする、請求項3に記載の組成物。 6.アルファ−オレフィンがプロピレン、ブテン、4−メチル−1−ペンテン、 1−ヘキセン、1−ヘプテン、スチレン、および1−オクテンから選択されるこ とを特徴とする、請求項3に記載の組成物。 7.エチレン/アルファ−オレフィンインタポリマーが、密度0.85から0. 92g/cm3およびメルトインデックス0.01から500g/10分を有す る均一分岐線状およびほぼ線状エチレンポリマー、酢酸ビニルから誘導された0 .5から50重量%単位を含有しメルトインデックス0.01から500g/1 0分を有するエチレン/酢酸ビニルコポリマー、およびエチレン/アルファ−オ レフィン/ジエンモノマータポリマーから選択され、前記エチレン/アルファ− オレフィン/ジエンモノマータポリマーがエチレン/プロピレン/オクテンタポ リマー、ならびにエチレン、炭素原子3から20個を含有するアルファ−オレフ ィン、およびジエンモノマーのタポリマーから選択され、前記ジエンモノマーが ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,3−ペンタジエン、および 5−エチリデン−2−ノルボネンのうちの少なくとも1つであることを特徴とす る、 請求項3に記載の組成物。 8.エチレン/アルファ−オレフィンインタポリマーがほぼ線状エチレンポリマ ーであって、前記ほぼ線状エチレンポリマーが20から80重量%までの範囲内 のエチレン含有量、80から20重量%までの範囲内の複数のコモノマーを含む ことができるコモノマー含有量で含有量合計が100重量%であり、メルトイン デックス(I2)0.01から500グラム/10分、5.63以上であるメル トフローレート(MFRまたはI10/I2)、0超であるが5未満である分子量 分布(Mw/Mn)、および同様なI2およびMw/Mnを有する線状オレフィンポ リマーの融解破断開始(OSMF)時の臨界せん断速度より少なくとも50%大 きなOSMF時臨界せん断速度を有することを特徴とする、請求項7に記載の組 成物。 9.結晶性オレフィンポリマーが、ポリプロピレンホモポリマー、コポリマー重 量に対するエチレン含有量85重量%超を有するエチレン/アルファ−オレフィ ンポリマー、高密度ポリエチレン、またはコポリマー重量に対するエチレン含有 量10重量%以下を有するプロピレン/エチレンコポリマーから選択されること を特徴とする、請求項3に記載の組成物。 10.パラフィン油、芳香油、ナフテン油、ミネラルオイル、および液状ポリブ テンから選択されたエクステンダー油であって、エチレン/アルファ−オレフィ ンインタポリマーエラストマーおよび結晶性オレフィンポリマーの100重量部 当たり1から150重量部の範囲内の量で存在するエクステンダー油と、任意選 択で添加剤として、殺菌剤、帯電防止剤、ならびにガラス、炭酸金属、硫酸金属 、タルク、粘土、シリカ、カーボンブラック、グラファイト繊維、およびそれら の混合物から選択された充填材および強化材、ならびに潤滑剤、離型剤、顔料、 可塑剤、熱安定剤、ならびに紫外線安定剤から成るグループから選択される少な くとも1つの添加剤であって、全組成物重量に対して45重量%を超えない全重 量で存在する添加剤とをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の組成物 。 11.グラフト化および架橋化エラストマー組成物が、湿潤採石タイルで測定し た摩擦係数(ASTM D−1894)少なくとも0.3を有することを特徴と する、請求項3に記載の組成物。 12.ガスケット、膜、シート、履き物底部品、履き物上部部品、軸受、摩耗制 御物品から選択された物品であって、前記摩耗制御物品が蝶番いおよび引き出し スライドを含む物品である、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のグ ラフト化および架橋化エラストマー組成物から成型されたことを特徴とする非多 孔質の製品。
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