JP2002514028A - 増幅器の直線化方法及び増幅器構成体 - Google Patents

増幅器の直線化方法及び増幅器構成体

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JP2002514028A
JP2002514028A JP2000547694A JP2000547694A JP2002514028A JP 2002514028 A JP2002514028 A JP 2002514028A JP 2000547694 A JP2000547694 A JP 2000547694A JP 2000547694 A JP2000547694 A JP 2000547694A JP 2002514028 A JP2002514028 A JP 2002514028A
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amplifier
uin
signal
predistortion
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オーリ タピオ
トニー ネフリング
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、RF増幅器(104)の直線化方法、及びこの方法を実施する構成体に係る。増幅器(104)の出力信号と、増幅器(104)に供給される予歪を受けていない入力信号との間の差が、適応手段(120)において複素数LMSアルゴリズムにより基本帯域の直角成分から形成される。この信号差に基づいて、基本帯域信号の複素数直角成分の値を、メモリ(108)から検索したデジタルの予歪係数(F)で変更することにより、増幅器(104)の非直線性が直角復調器(120)の前で適応修正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、高周波で動作する増幅器の非直線的動作を修正することに係る。よ
り詳細には、本発明は、デジタル入力信号を直角変調により使用される複素数の
基本帯域直角成分に分割し、そしてデジタル入力信号を高周波信号に直角変調し
て増幅するRF増幅器のための直線化方法に係る。 更に、本発明は、デジタル入力信号を高周波信号に直角変調するように構成さ
れた直角変調器と、その信号を増幅するように構成された増幅器とを備えた直線
化RF増幅器構成体にも係る。
【0002】
【背景技術】
高周波電力増幅器の動作範囲は、小信号増幅器の場合より広い。従って、電力
増幅器は非直線的であり、振幅歪及び位相歪を生じる。これらの非直線性は、元
の信号に存在しない周波数を出力信号に発生する。例えば、セルラー無線システ
ムのベースステーションは、複数のターミナルの異なる周波数の信号を同時に受
信して増幅するが、この場合に、最悪、非直線的増幅器がその周波数レンジ内で
送信されるべき無線信号を、隣接ターミナルで使用される周波数レンジへと拡散
してしまう。これに対して、公知解決策は、電力増幅器の相互変調により生じる
信号歪をフィードフォワード即ち予歪によって修正することを目的としている。
フィードフォワード解決策では、実際の信号のための主増幅器と、信号歪のため
の歪増幅器とが設けられた2つの制御ループが通常使用される。従って、実際の
信号を修正するために歪フィードフォワードが使用される。
【0003】 予歪を用いた公知解決策では、増幅器が信号を歪ませる仕方について推定がな
される。増幅されるべき信号は、この推定に基づき、増幅器歪とは逆の歪変換に
よって予歪を受け、換言すれば、増幅器によって生じる歪の逆関数を見出すこと
が目的となる。次いで、増幅器は、信号を増幅しながら、予歪を同時に補償し、
歪のない「直線化された」信号を発生する。
【0004】 公知解決策では、予歪動作がアナログ又はデジタルのいずれかで実行される。
アナログの予歪動作では、増幅器の歪の変化を検出することが困難であり、従っ
て、デジタルの予歪動作がより好ましい。デジタルの予歪動作は、歪を非常に効
率的に修正できるようにする。典型的なデジタル予歪動作は、ルックアップテー
ブルを使用することにより行なわれ、これらルックアップテーブルは、適応性を
得るために更新されるのが最も好ましい。というのは、増幅器歪は、例えば、増
幅器の年代、温度、及び増幅器に供給される信号の変化によって影響を受けるか
らである。参考としてここに取り上げる米国特許第5,049,832号には、
このような解決策が開示されている。該特許の解決策では、予歪情報がメモリに
直交座標形態で記憶され、これは、記憶されるべき情報の量を減少するためであ
り、即ち変化する環境においてこの解決策を迅速に適応できるように試みがなさ
れる。しかしながら、アルゴリズムに関しては、この形式の公知解決策は、変化
する環境において充分安定でなく、増幅された信号を不利に歪ませてしまう。
【0005】
【発明の開示】
従って、本発明の目的は、上記問題を解消する方法、及びこの方法を実施する
構成体を提供することである。 これは、冒頭で述べた形式の方法において、基本帯域直角成分から、増幅器の
出力信号と、増幅器に供給される予歪を受けていない入力信号との間の差を、L
MSアルゴリズム等によって形成し、この信号差に基づいてデジタル予歪係数を
形成し、そして基本帯域入力信号の複素数直角成分の値を上記デジタル予歪係数
で変更することにより直角変調の前に増幅器の非直線性を適応修正することを特
徴とする方法によって達成される。
【0006】 本発明の増幅器構成体は、増幅器の出力信号と、その増幅器に供給される予歪
を受けていない入力信号との間の差を、基本帯域直角成分から、LMSアルゴリ
ズム等によって形成するための適応手段と、基本帯域入力信号の複素数直角成分
の値をデジタル予歪係数で変更することにより直角変調器の前で増幅器の非直線
性を適応修正するための予歪手段とを備えたことを特徴とする。 本発明の方法及び構成体により多数の効果を得ることができる。予歪は、より
安定となり、そして増幅器歪が減少される。
【0007】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明の解決策は、無線システムの送信器において高周波信号を増幅するのに
特に適している。本発明の解決策を適用できるセルラー無線システムは、GSM
(移動通信用のグローバルシステム)、DCS−1800(デジタルセルラーシ
ステム)、CDMA(コード分割多重アクセス)及びWCDMA(ワイドバンド
CDMA)を含む。
【0008】 初めに、ターミナル又はベースステーションである無線システムの典型的なト
ランシーバについて一般的に説明する。先ず、信号受信について説明する。信号
は、アンテナ20によって受信され、そこからデュープレックスフィルタ18へ
伝播する。このデュープレックスフィルタ18は、送信器側と受信器側を分離す
るものである。受信信号は、デュープレックスフィルタ18から実際の受信部1
0へ伝播し、ここで、信号は、通常に復調及びデコードされ、送信データが検出
される。次に、信号送信について説明する。送信されるべきデータは、先ず、チ
ャンネルコーダ12によって受け取られ、このチャンネルコーダは、信号をエン
コードすると共に、通常は、チャンネルに生じるフェージング及び干渉に対して
インターリーブもする。エンコードされた信号は、変調器14へ伝播され、この
変調器は、特に本発明の解決策では、信号を直角変調する。更に、変調器14は
、信号を高周波信号へと変換する。次いで、信号は、電力増幅器16で更に増幅
され、そしてデュープレックスフィルタ18へ搬送される。デュープレックスフ
ィルタ18から送信される信号は、アンテナ20へ通され、そして電磁放射とし
て環境へ分散される。
【0009】 図2を参照して、直角変調器102及び直角復調器118の動作を説明する。
直角変調で送信されるデータは、デジタル変調器98において2つの部分に分割
される。第1のデータ部分Ipdは、搬送波発生器110から到来する搬送波で
乗算され、そして第2のデータ部分Qpdは、位相シフトされた搬送波で乗算さ
れる。従って、ブロック102に示すように、これら部分の和によって形成され
た信号は、増幅器104へ供給される。直角変調器118では、増幅器104の
出力信号が、位相シフトをもたない搬送波と、位相シフトされた搬送波の両方に
よって乗算される。位相シフトをもたない場合、搬送波による乗算は、例えば、
式cos(ωct)のコサイン搬送波でデータが乗算されるように表すことができ
る。一方、位相シフトされた搬送波による乗算は、式sin(ωct)のサイン搬
送波で信号が乗算されるように表すことができる。従って、π/2の位相ずれを
もつ搬送波が、信号の乗算に使用される。このπ/2の位相ずれにより信号の異
なる部分が互いに直交するので、データ部分は、複素数表示法を用いて表すこと
ができる。従って、例えば、送信されるべきデータ信号Uは、式U=I+jQで
表すことができ、但し、I(同相)は、第1データ部分であり、そしてQ(直角
位相)は、第2データ部分であり、そしてjは、虚数単位である。公知の直角変
調器は、I及びQの両データ部分の波形を、搬送波による乗算の前に変更できる
ようにする。CDMA技術では、I及びQデータ部分は、搬送波による乗算の前
に、拡散コードでも乗算される。
【0010】 図2を参照し、本発明の増幅器構成体の動作を詳細に説明する。増幅されるべ
き信号Uinは、先ず、デジタル復調器98においてシリアルモード信号から2
つのパラレル信号成分に変換される。この変換は、信号を2つの部分Iin及び
Qinに分割し、これは直角変調の目的でもある。予歪は、予歪手段100にお
いて、複素数入力信号Uin=Iin+jQinと、複素数予歪係数F=Fi+
jFqの積として発生され、これにより得られる予歪を受けた基本帯域信号成分
Ipd及びQpdは、次のようになる。 Ipd=Fi*Iin−Fq*Qin Qpd=Fi*Qin+Fq*Iin 従って、予歪を受けた信号Updは、Upd=Ipd+jQpdとなる。次いで
、信号成分は、IQ変調器102において直角変調され、RF増幅器104にお
いて増幅され、そしてアンテナ116を経て送信される。本発明の解決策では、
複素数成分Ufe=Ife+jQfeを含む増幅器104の出力信号Ufeは、
アンテナ116の前で方向性カプラー105によりフィードバックされ、そして
IQ変調器118において基本帯域信号へと直角復調される。フィードバックさ
れた基本帯域の複素数信号Ufeは、適応手段120において、予歪を受けてい
ない基本帯域の入力信号Uinと比較される。この入力信号Uinは、この入力
信号Uin及び出力信号Ufeのデジタル記号のタイミングが互いに対応しえる
ように遅延手段114において遅延されねばならない。この遅延プロセスは、遅
延及び位相の制御ブロック121により制御され、これは、入力信号Uinと、
復調された信号Ufeとを比較する。適応手段120は、増幅器104の歪の逆
関数をモデリングする複素数係数F=Fi+jFqを、入力信号Uinと出力信
号Ufeとの差が最小になるように変更する。これは、例えば、平方エラーを最
小にすることにより実行できる。通常のLSE(最小2乗エラー)の問題は、カ
ルマンアルゴリズム、変形カルマンアルゴリズム(拡張型カルマンアルゴリズム
)、RLS(反復性最小2乗)アルゴリズム、又はLMS(最小平均平方)アル
ゴリズムを適応手段120に使用することにより解消できる。適応手段120は
、最小化アルゴリズムを実施するのが好ましい。このような差即ちエラーの平均
平方を最小にすることをベースとするLMSアルゴリズムについて詳細に述べる
。サンプルnに対応する瞬間における差の関数e(n)は、次の通りである。 e(n)=Uin(n)−Ufe(n) この差e(n)は、次の反復的なやり方で複素数の予歪係数F=Fi+jFqを形
成するのに使用される。 F(k+1)=F(k)−μ∇e2(n) 但し、但し、kは反復インデックスである。従って、得られる予歪係数Fは、次
の式で表される。
【数9】 この反復型の予歪係数Fは、メモリ108に記憶され、この場合には、以前の予
歪値に取って代わる。原理的に、メモリは、予歪係数Fの初期値として記憶され
るいかなる数、例えば、実数1を含んでもよい。重み付け係数μは、適応の収斂
率及び残留差の大きさを決定する。安定性の観点から、0<μ<2/Ptotが
重み付け係数μとして有効である。但し、Ptotは、入力信号Uinの全電力
である。
【0011】 予歪係数Fは、入力信号Uinに基づいてメモリから検索される。しかしなが
ら、入力信号Uinは、メモリ108のアドレスとして使用することはできず、
アドレスは、アドレス計算手段106において計算される。予歪テーブル108
のアドレスは、入力信号Uinの振幅により形成される。増幅器104の形式に
基づき、アドレスは、計算手段106において入力信号の平方の和として計算す
ることもできるし、 アドレス=round((k−1)*(Iin2+Qin2)/2+1 又は入力信号の平方の和の平方根として計算することもできる。 アドレス=round((k−1)*sqrt((Iin2+Qin2)/ sqrt(2)+1 但し、kは、予歪テーブルのサイズであり、roundは、最も近い整数に丸め
ることであり、そしてsqrtは、平方根を意味する。これらの式において、I
in及びQinは、それらの値が[−1、1]間で変化するように単位円におい
て正規化される。増幅器が主として高い入力信号電力レベルにおいて非直線的で
あるときには、好ましく使用されるべきアドレスは、平方の和である。というの
は、高い値において、より多数のアドレスがあるからである。増幅器が低い入力
信号電力レベルにおいても非直線的であるときは、平方の和の平方根をアドレス
として使用するのが好ましい。従って、式F(k+1)=F(k)+2μe(n)Ui
n(n)で表される予歪係数がテーブルメモリ108の出力となる。従って、予歪
係数は、次のようになる。 Fi(k+1)=Fi(k)+μ{(Iin2+Qin2− Iin*Ife−Qin*Qfe} Fq(k+1)=Fq(k)+μ{Qin*Ife−Iin*Qfe} 従って、重み付け係数μは、各アドレス範囲に対して次のように別々に計算され
る。
【数10】
【0012】 遅延手段114における遅延制御は、充分に正確に推定されねばならない。遅
延は、例えば、Mシーケンス形式の擬似ノイズシーケンスを送信及び受信するこ
とによって推定される。充分良好な自己相関特性をもつ他のシーケンスを擬似ノ
イズシーケンスとして使用することもできる。Mシーケンスの利点は、それらを
シフトレジスタにより容易に発生することができそしてその自己相関がネットワ
ークピークであることである。遅延結果は、制御手段121において送信された
シーケンスと受信されたシーケンスとの間の相関を計算することにより推定され
る。遅延手段114は、計算された遅延結果に対応する長さだけ入力信号を遅延
する。この種の相関は、全サンプルの精度で遅延を計算できるようにする。1サ
ンプルより高い精度でも、遅延は、例えば、分数遅延として次のように計算する
ことができる。
【数11】 但し、MaxCorrは、相関の最大値で、Ncorrは、最大相関の次の値、そしてPcorr
は、最大値の手前の値である。数学的に、関数x(t)及びy(t)に対する相関C
(τ)は、例えば、次のように形成される。
【数12】 但し、a及びbは、相関の計算周期を表わす。デジタル的に、相関行Cは、シー
ケンスx及びyに対するクロス積として次のように計算される。
【数13】 但し、各C(n)は、相関行cのエレメントに対応する。Yが、送信器において遅
延されたシーケンスXであるときには、送信器の遅延を定義することができる。
このように形成される分数値は、信号を充分に遅延するデジタル分数値フィルタ
に使用される。入力信号Uinは、能動的に及び連続的に遅延されるのが好まし
く、この場合に、送信器は、遅延を最適に保持するために、増幅器104を経て
擬似ランダムシーケンスを繰り返し送信する。図3Aは、このような分数遅延を
ファロウ(Farrow)構造体として実施する場合を示す。入力信号Uin及び形成さ
れた分数結果は、ファロウ構造体の入力として働く。入力信号Uinは、4つの
FIR(有限インパルス応答)フィルタ300、302、304及び306へ供
給される。FIRフィルタ300の出力及び分数結果は、乗算器308において
乗算され、その後、入力は、加算器310において次のFIRフィルタの出力に
加算される。その和信号は、乗算器312において分数結果で乗算される。次い
で、入力は、加算器314においてFIRフィルタ304の出力に加算され、そ
してその和は、乗算器316において分数結果で乗算される。この入力は、次い
で、加算器318においてFIRフィルタ306の出力に加算され、従って、加
算器318の出力信号は、所望のやり方で遅延された信号である。この種のファ
ロウ構造体は、遅延ブロック114の一部分である。ブロック106、108、
114、120及び121は、本発明の解決策の適応部分130を形成する。
【0013】 図3Bは、FIR(有限インパルス応答)フィルタの一般的なブロック図であ
る。FIRフィルタは、遅延要素3001−3003と、重み付け係数ブロック
3004と、加算器3005とを備えている。図3AのFIRフィルタ300−
306は、図3Bに示されたものと同じである。入力信号Uinは、各遅延要素
3001−3003において遅延され、そして遅延された信号は、重み付け係数
ブロック3004において適当な重み付け係数で重み付けされる。遅延されそし
て重み付けされた信号は、加算器3005において加算される。本発明の解決策
には、ファロウ構造体において入力信号の所望の分数遅延を実行するためにほぼ
無制限の数の遅延及び重み付け係数組合せが与えられる。例えば、8タップのF
IRフィルタを使用する解決策が一例として与えられる。従って、8個の遅延要
素と、8個の重み付け係数ブロックがある。重み付け係数は全て1でよく、そし
て遅延は全ての遅延要素3001−3003において同じ特定の遅延でよい。
【0014】 本発明解決策の別の重要なブロックは、位相調整ブロック112である。従っ
て、本発明の解決策では、入力信号と、増幅器で増幅された信号が測定される。
これら信号を比較することにより、位相調整ブロック112は、IQ変調器10
2及び118においてアップ及びダウンコンバータの搬送波を位相同期状態に保
持するように制御される。位相調整は、デジタル信号処理により、複素数入力及
び/又はフィードバック信号の位相角を変更することによって基本帯域部分にお
いて実行することもできる。位相調整は、位相調整ブロック112を制御する遅
延及び位相ブロック121において実行されるのが最も好ましい。搬送波位相の
この監視も、本発明の解決策において能動的に実行されるのが最も好ましく、換
言すれば、信号位相は、連続的に監視され、そして必要に応じて変更される。
【0015】 従って、本発明の解決策では、適応が適応手段120及びメモリ108におい
て実行される。特に、デジタル信号処理の場合には、本発明の解決策は、例えば
、ASIC(アプリケーション特有の集積回路)又はVLSI(超大規模集積)
回路によって実施することができる。実行されるべきファンクションは、ソフト
ウェアベースのマイクロプロセッサ技術として実施されるのが好ましい。 添付図面を参照して本発明を以上に説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、請求の範囲に記載した本発明の考え方の範囲内で種々の変更がな
され得ることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トランシーバを示す図である。
【図2】 増幅器構成体を示す図である。
【図3A】 遅延がいかに発生するかを示す図である。
【図3B】 FIRフィルタを示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月31日(2000.10.31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 増幅器の直線化方法及び増幅器構成体
【特許請求の範囲】
【数1】 但し、MaxCorrは、入力信号(Uin)と出力信号(Ufe)との間の相関の最大値で、Nco
rrは、最大相関の次の値、そしてPcorrは、最大値の手前の値であることを特徴
とする方法。
【数2】 そして新たな予歪係数(F)がテーブルメモリ(108)に記憶される請求項3に記載の
方法。
【数3】 但し、Ptotは、受信信号の全電力である請求項3に記載の方法。
【数4】 請求項3に記載の方法。
【数5】 但し、MaxCorrは、入力信号(Uin)と出力信号(Ufe)との間の相関の最大値で、Nco
rrは、最大相関の次の値、そしてPcorrは、最大値の手前の値であることを特徴
とする増幅器構成体。
【数6】
【数7】 但し、Ptotは、受信信号の全電力である請求項13に記載の増幅器構成体。
【数8】 請求項13に記載の増幅器構成体。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】 本発明は、高周波で動作する増幅器の非直線的動作を修正することに係る。よ
り詳細には、本発明は、デジタル入力信号を直角変調により使用される複素数の
基本帯域直角成分に分割し、そしてデジタル入力信号を高周波信号に直角変調し
て増幅するRF増幅器のための直線化方法に係る。 更に、本発明は、デジタル入力信号を高周波信号に直角変調するように構成さ
れた直角変調器と、その信号を増幅するように構成された増幅器とを備えた直線
化RF増幅器構成体にも係る。
【0002】
【背景技術】 高周波電力増幅器の動作範囲は、小信号増幅器の場合より広い。従って、電力
増幅器は非直線的であり、振幅歪及び位相歪を生じる。これらの非直線性は、元
の信号に存在しない周波数を出力信号に発生する。例えば、セルラー無線システ
ムのベースステーションは、複数のターミナルの異なる周波数の信号を同時に受
信して増幅するが、この場合に、最悪、非直線的増幅器がその周波数レンジ内で
送信されるべき無線信号を、隣接ターミナルで使用される周波数レンジへと拡散
してしまう。これに対して、公知解決策は、電力増幅器の相互変調により生じる
信号歪をフィードフォワード即ち予歪によって修正することを目的としている。
フィードフォワード解決策では、実際の信号のための主増幅器と、信号歪のため
の歪増幅器とが設けられた2つの制御ループが通常使用される。従って、実際の
信号を修正するために歪フィードフォワードが使用される。
【0003】 予歪を用いた公知解決策では、増幅器が信号を歪ませる仕方について推定がな
される。増幅されるべき信号は、この推定に基づき、増幅器歪とは逆の歪変換に
よって予歪を受け、換言すれば、増幅器によって生じる歪の逆関数を見出すこと
が目的となる。次いで、増幅器は、信号を増幅しながら、予歪を同時に補償し、
歪のない「直線化された」信号を発生する。
【0004】 公知解決策では、予歪動作がアナログ又はデジタルのいずれかで実行される。
アナログの予歪動作では、増幅器の歪の変化を検出することが困難であり、従っ
て、デジタルの予歪動作がより好ましい。デジタルの予歪動作は、歪を非常に効
率的に修正できるようにする。典型的なデジタル予歪動作は、ルックアップテー
ブルを使用することにより行なわれ、これらルックアップテーブルは、適応性を
得るために更新されるのが最も好ましい。というのは、増幅器歪は、例えば、増
幅器の年代、温度、及び増幅器に供給される信号の変化によって影響を受けるか
らである。参考としてここに取り上げる米国特許第5,049,832号には、
このような解決策が開示されている。該特許の解決策では、予歪情報がメモリに
直交座標形態で記憶され、これは、記憶されるべき情報の量を減少するためであ
り、即ち変化する環境においてこの解決策を迅速に適応できるように試みがなさ
れる。しかしながら、アルゴリズムに関しては、この形式の公知解決策は、変化
する環境において充分安定でなく、増幅された信号を不利に歪ませてしまう。
【0005】
【発明の開示】 従って、本発明の目的は、上記問題を解消する方法、及びこの方法を実施する
構成体を提供することである。 これは、冒頭で述べた形式の方法において、基本帯域直角成分から、増幅器の
出力信号と、増幅器に供給される予歪を受けていない入力信号との間の差を、L
MSアルゴリズム等によって形成し、この信号差に基づいてデジタル予歪係数を
形成し、基本帯域入力信号の複素数直角成分の値を上記デジタル予歪係数で変更
することにより直角変調の前に増幅器の非直線性を適応修正し、そして入力信号
と出力信号との間の相関により1サンプルの精度で入力信号を遅延し、そして1
サンプルの精度より正確に、遅延を次の式で分数遅延として形成し、
【数9】 但し、MaxCorrは、入力信号と出力信号との間の相関の最大値で、Ncorrは、最大
相関の次の値、そしてPcorrは、最大値の手前の値であることを特徴とする方法
によって達成される。
【0006】 本発明の増幅器構成体は、増幅器の出力信号と、その増幅器に供給される予歪
を受けていない入力信号との間の差を、基本帯域直角成分から、LMSアルゴリ
ズム等によって形成するための適応手段と、基本帯域入力信号の複素数直角成分
の値をデジタル予歪係数で変更することにより直角変調器の前で増幅器の非直線
性を適応修正するための予歪手段と、基本帯域入力信号を遅延することにより、
その入力信号と増幅器からのフィードバック出力信号との間の時間差を能動的に
修正するための遅延手段とを備え、この遅延手段は、入力信号と出力信号との間
の相関により1サンプルの精度で入力信号を遅延するよう構成され、そして1サ
ンプルの精度より正確に、上記遅延手段は、遅延を次の式で分数遅延として形成
するよう構成され、
【数10】 但し、MaxCorrは、入力信号と出力信号との間の相関の最大値で、Ncorrは、最大
相関の次の値、そしてPcorrは、最大値の手前の値であることを特徴とする。 本発明の方法及び構成体により多数の効果を得ることができる。予歪は、より
安定となり、そして増幅器歪が減少される。
【0007】
【発明を実施するための最良の形態】 以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明の解決策は、無線システムの送信器において高周波信号を増幅するのに
特に適している。本発明の解決策を適用できるセルラー無線システムは、GSM
(移動通信用のグローバルシステム)、DCS−1800(デジタルセルラーシ
ステム)、CDMA(コード分割多重アクセス)及びWCDMA(ワイドバンド
CDMA)を含む。
【0008】 初めに、ターミナル又はベースステーションである無線システムの典型的なト
ランシーバについて一般的に説明する。先ず、信号受信について説明する。信号
は、アンテナ20によって受信され、そこからデュープレックスフィルタ18へ
伝播する。このデュープレックスフィルタ18は、送信器側と受信器側を分離す
るものである。受信信号は、デュープレックスフィルタ18から実際の受信部1
0へ伝播し、ここで、信号は、通常に復調及びデコードされ、送信データが検出
される。次に、信号送信について説明する。送信されるべきデータは、先ず、チ
ャンネルコーダ12によって受け取られ、このチャンネルコーダは、信号をエン
コードすると共に、通常は、チャンネルに生じるフェージング及び干渉に対して
インターリーブもする。エンコードされた信号は、変調器14へ伝播され、この
変調器は、特に本発明の解決策では、信号を直角変調する。更に、変調器14は
、信号を高周波信号へと変換する。次いで、信号は、電力増幅器16で更に増幅
され、そしてデュープレックスフィルタ18へ搬送される。デュープレックスフ
ィルタ18から送信される信号は、アンテナ20へ通され、そして電磁放射とし
て環境へ分散される。
【0009】 図2を参照して、直角変調器102及び直角復調器118の動作を説明する。
直角変調で送信されるデータは、デジタル変調器98において2つの部分に分割
される。第1のデータ部分Ipdは、搬送波発生器110から到来する搬送波で
乗算され、そして第2のデータ部分Qpdは、位相シフトされた搬送波で乗算さ
れる。従って、ブロック102に示すように、これら部分の和によって形成され
た信号は、増幅器104へ供給される。直角変調器118では、増幅器104の
出力信号が、位相シフトをもたない搬送波と、位相シフトされた搬送波の両方に
よって乗算される。位相シフトをもたない場合、搬送波による乗算は、例えば、
式cos(ωct)のコサイン搬送波でデータが乗算されるように表すことができ
る。一方、位相シフトされた搬送波による乗算は、式sin(ωct)のサイン搬
送波で信号が乗算されるように表すことができる。従って、π/2の位相ずれを
もつ搬送波が、信号の乗算に使用される。このπ/2の位相ずれにより信号の異
なる部分が互いに直交するので、データ部分は、複素数表示法を用いて表すこと
ができる。従って、例えば、送信されるべきデータ信号Uは、式U=I+jQで
表すことができ、但し、I(同相)は、第1データ部分であり、そしてQ(直角
位相)は、第2データ部分であり、そしてjは、虚数単位である。公知の直角変
調器は、I及びQの両データ部分の波形を、搬送波による乗算の前に変更できる
ようにする。CDMA技術では、I及びQデータ部分は、搬送波による乗算の前
に、拡散コードでも乗算される。
【0010】 図2を参照し、本発明の増幅器構成体の動作を詳細に説明する。増幅されるべ
き信号Uinは、先ず、デジタル復調器98においてシリアルモード信号から2
つのパラレル信号成分に変換される。この変換は、信号を2つの部分Iin及び
Qinに分割し、これは直角変調の目的でもある。予歪は、予歪手段100にお
いて、複素数入力信号Uin=Iin+jQinと、複素数予歪係数F=Fi+
jFqの積として発生され、これにより得られる予歪を受けた基本帯域信号成分
Ipd及びQpdは、次のようになる。 Ipd=Fi*Iin−Fq*Qin Qpd=Fi*Qin+Fq*Iin 従って、予歪を受けた信号Updは、Upd=Ipd+jQpdとなる。次いで
、信号成分は、IQ変調器102において直角変調され、RF増幅器104にお
いて増幅され、そしてアンテナ116を経て送信される。本発明の解決策では、
複素数成分Ufe=Ife+jQfeを含む増幅器104の出力信号Ufeは、
アンテナ116の前で方向性カプラー105によりフィードバックされ、そして
IQ変調器118において基本帯域信号へと直角復調される。フィードバックさ
れた基本帯域の複素数信号Ufeは、適応手段120において、予歪を受けてい
ない基本帯域の入力信号Uinと比較される。この入力信号Uinは、この入力
信号Uin及び出力信号Ufeのデジタル記号のタイミングが互いに対応しえる
ように遅延手段114において遅延されねばならない。この遅延プロセスは、遅
延及び位相の制御ブロック121により制御され、これは、入力信号Uinと、
復調された信号Ufeとを比較する。適応手段120は、増幅器104の歪の逆
関数をモデリングする複素数係数F=Fi+jFqを、入力信号Uinと出力信
号Ufeとの差が最小になるように変更する。これは、例えば、平方エラーを最
小にすることにより実行できる。通常のLSE(最小2乗エラー)の問題は、カ
ルマンアルゴリズム、変形カルマンアルゴリズム(拡張型カルマンアルゴリズム
)、RLS(反復性最小2乗)アルゴリズム、又はLMS(最小平均平方)アル
ゴリズムを適応手段120に使用することにより解消できる。適応手段120は
、最小化アルゴリズムを実施するのが好ましい。このような差即ちエラーの平均
平方を最小にすることをベースとするLMSアルゴリズムについて詳細に述べる
。サンプルnに対応する瞬間における差の関数e(n)は、次の通りである。 e(n)=Uin(n)−Ufe(n) この差e(n)は、次の反復的なやり方で複素数の予歪係数F=Fi+jFqを形
成するのに使用される。 F(k+1)=F(k)−μ∇e2(n) 但し、但し、kは反復インデックスである。従って、得られる予歪係数Fは、次
の式で表される。
【数11】 この反復型の予歪係数Fは、メモリ108に記憶され、この場合には、以前の予
歪値に取って代わる。原理的に、メモリは、予歪係数Fの初期値として記憶され
るいかなる数、例えば、実数1を含んでもよい。重み付け係数μは、適応の収斂
率及び残留差の大きさを決定する。安定性の観点から、0<μ<2/Ptotが
重み付け係数μとして有効である。但し、Ptotは、入力信号Uinの全電力
である。
【0011】 予歪係数Fは、入力信号Uinに基づいてメモリから検索される。しかしなが
ら、入力信号Uinは、メモリ108のアドレスとして使用することはできず、
アドレスは、アドレス計算手段106において計算される。予歪テーブル108
のアドレスは、入力信号Uinの振幅により形成される。増幅器104の形式に
基づき、アドレスは、計算手段106において入力信号の平方の和として計算す
ることもできるし、 アドレス=round((k−1)*(Iin2+Qin2)/2+1 又は入力信号の平方の和の平方根として計算することもできる。 アドレス=round((k−1)*sqrt((Iin2+Qin2)/ sqrt(2)+1 但し、kは、予歪テーブルのサイズであり、roundは、最も近い整数に丸め
ることであり、そしてsqrtは、平方根を意味する。これらの式において、I
in及びQinは、それらの値が[−1、1]間で変化するように単位円におい
て正規化される。増幅器が主として高い入力信号電力レベルにおいて非直線的で
あるときには、好ましく使用されるべきアドレスは、平方の和である。というの
は、高い値において、より多数のアドレスがあるからである。増幅器が低い入力
信号電力レベルにおいても非直線的であるときは、平方の和の平方根をアドレス
として使用するのが好ましい。従って、式F(k+1)=F(k)+2μe(n)Ui
n(n)で表される予歪係数がテーブルメモリ108の出力となる。従って、予歪
係数は、次のようになる。 Fi(k+1)=Fi(k)+μ{(Iin2+Qin2− Iin*Ife−Qin*Qfe} Fq(k+1)=Fq(k)+μ{Qin*Ife−Iin*Qfe} 従って、重み付け係数μは、各アドレス範囲に対して次のように別々に計算され
る。
【数12】
【0012】 遅延手段114における遅延制御は、充分に正確に推定されねばならない。遅
延は、例えば、Mシーケンス形式の擬似ノイズシーケンスを送信及び受信するこ
とによって推定される。充分良好な自己相関特性をもつ他のシーケンスを擬似ノ
イズシーケンスとして使用することもできる。Mシーケンスの利点は、それらを
シフトレジスタにより容易に発生することができそしてその自己相関がネットワ
ークピークであることである。遅延結果は、制御手段121において送信された
シーケンスと受信されたシーケンスとの間の相関を計算することにより推定され
る。遅延手段114は、計算された遅延結果に対応する長さだけ入力信号を遅延
する。この種の相関は、全サンプルの精度で遅延を計算できるようにする。1サ
ンプルより高い精度でも、遅延は、例えば、分数遅延として次のように計算する
ことができる。
【数13】 但し、MaxCorrは、相関の最大値で、Ncorrは、最大相関の次の値、そしてPcorr
は、最大値の手前の値である。数学的に、関数x(t)及びy(t)に対する相関C
(τ)は、例えば、次のように形成される。
【数14】 但し、a及びbは、相関の計算周期を表わす。デジタル的に、相関行Cは、シー
ケンスx及びyに対するクロス積として次のように計算される。
【数15】 但し、各C(n)は、相関行cのエレメントに対応する。Yが、送信器において遅
延されたシーケンスXであるときには、送信器の遅延を定義することができる。
このように形成される分数値は、信号を充分に遅延するデジタル分数値フィルタ
に使用される。入力信号Uinは、能動的に及び連続的に遅延されるのが好まし
く、この場合に、送信器は、遅延を最適に保持するために、増幅器104を経て
擬似ランダムシーケンスを繰り返し送信する。図3Aは、このような分数遅延を
ファロウ(Farrow)構造体として実施する場合を示す。入力信号Uin及び形成さ
れた分数結果は、ファロウ構造体の入力として働く。入力信号Uinは、4つの
FIR(有限インパルス応答)フィルタ300、302、304及び306へ供
給される。FIRフィルタ300の出力及び分数結果は、乗算器308において
乗算され、その後、入力は、加算器310において次のFIRフィルタの出力に
加算される。その和信号は、乗算器312において分数結果で乗算される。次い
で、入力は、加算器314においてFIRフィルタ304の出力に加算され、そ
してその和は、乗算器316において分数結果で乗算される。この入力は、次い
で、加算器318においてFIRフィルタ306の出力に加算され、従って、加
算器318の出力信号は、所望のやり方で遅延された信号である。この種のファ
ロウ構造体は、遅延ブロック114の一部分である。ブロック106、108、
114、120及び121は、本発明の解決策の適応部分130を形成する。
【0013】 図3Bは、FIR(有限インパルス応答)フィルタの一般的なブロック図であ
る。FIRフィルタは、遅延要素3001−3003と、重み付け係数ブロック
3004と、加算器3005とを備えている。図3AのFIRフィルタ300−
306は、図3Bに示されたものと同じである。入力信号Uinは、各遅延要素
3001−3003において遅延され、そして遅延された信号は、重み付け係数
ブロック3004において適当な重み付け係数で重み付けされる。遅延されそし
て重み付けされた信号は、加算器3005において加算される。本発明の解決策
には、ファロウ構造体において入力信号の所望の分数遅延を実行するためにほぼ
無制限の数の遅延及び重み付け係数組合せが与えられる。例えば、8タップのF
IRフィルタを使用する解決策が一例として与えられる。従って、8個の遅延要
素と、8個の重み付け係数ブロックがある。重み付け係数は全て1でよく、そし
て遅延は全ての遅延要素3001−3003において同じ特定の遅延でよい。
【0014】 本発明解決策の別の重要なブロックは、位相調整ブロック112である。従っ
て、本発明の解決策では、入力信号と、増幅器で増幅された信号が測定される。
これら信号を比較することにより、位相調整ブロック112は、IQ変調器10
2及び118においてアップ及びダウンコンバータの搬送波を位相同期状態に保
持するように制御される。位相調整は、デジタル信号処理により、複素数入力及
び/又はフィードバック信号の位相角を変更することによって基本帯域部分にお
いて実行することもできる。位相調整は、位相調整ブロック112を制御する遅
延及び位相ブロック121において実行されるのが最も好ましい。搬送波位相の
この監視も、本発明の解決策において能動的に実行されるのが最も好ましく、換
言すれば、信号位相は、連続的に監視され、そして必要に応じて変更される。
【0015】 従って、本発明の解決策では、適応が適応手段120及びメモリ108におい
て実行される。特に、デジタル信号処理の場合には、本発明の解決策は、例えば
、ASIC(アプリケーション特有の集積回路)又はVLSI(超大規模集積)
回路によって実施することができる。実行されるべきファンクションは、ソフト
ウェアベースのマイクロプロセッサ技術として実施されるのが好ましい。 添付図面を参照して本発明を以上に説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、請求の範囲に記載した本発明の考え方の範囲内で種々の変更がな
され得ることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トランシーバを示す図である。
【図2】 増幅器構成体を示す図である。
【図3A】 遅延がいかに発生するかを示す図である。
【図3B】 FIRフィルタを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル入力信号を直角変調により使用される複素数の基本
    帯域直角成分に分割しそしてデジタル入力信号を高周波信号に直角変調して増幅
    するRF増幅器のための直線化方法において、 上記基本帯域直角成分から、増幅器(104)の出力信号(Ufe)と、増幅器に供給さ
    れる予歪を受けていない入力信号(Uin)との間の差を、LMSアルゴリズム等に
    よって形成し、 上記信号差に基づいてデジタル予歪係数(F)を形成し、そして上記基本帯域入
    力信号(Uin)の複素数直角成分の値を上記デジタル予歪係数(F)で変更することに
    より直角変調の前に増幅器(104)の非直線性を適応修正する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記基本帯域入力信号(Uin)を遅延することにより基本帯域
    入力信号(Uin)と増幅器からのフィードバック出力信号(Ufe)との間の時間差を適
    応修正する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 入力信号(Uin)と出力信号(Ufe)との間の相関により1サンプ
    ルの精度で入力信号(Uin)を遅延し、そして1サンプルの精度より正確に、遅延
    を次の式で分数遅延として形成し、 【数1】 但し、MaxCorrは、入力信号(Uin)と出力信号(Ufe)との間の相関の最大値で、Nco
    rrは、最大相関の次の値、そしてPcorrは、最大値の手前の値である請求項1に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記予歪係数(F)は、テーブルメモリ(108)に記憶され、 予歪を受けていない入力信号(Uin)によってテーブルメモリ(108)から予歪係数
    (F)を検索し、そして 予歪動作において予歪係数(F)により基本帯域入力信号(Uin)に予歪を与える請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 次の式により予歪係数(F)を繰り返し、 【数2】 そして新たな予歪係数(F)がテーブルメモリ(108)に記憶される請求項4に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 基本帯域入力信号(Uin)を、直角変調に使用される複素数成
    分として次のように表し、 Uin=Iin+jQin 但し、Iinは、入力信号の実数I成分であり、Qinは、入力信号の虚数Q成
    分であり、そしてjは、虚数単位であり、そして 入力信号Iin+jQinは、予歪係数F=Fi+jFqによって次のように
    予歪を受け、 Ipd=Fi*Iin−Fq*Qin Qpd=Fi*Qin+Fq*Iin 但し、Ipdは、入力信号の歪を受けたI成分であり、そしてQpdは、入力信
    号の歪を受けたQ成分である請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 重み付け係数μを、次のときに有効となるように計算し、 【数3】 但し、Ptotは、受信信号の全電力である請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記予歪係数は、実質的に次の式で表され、 Fi(k+1)=Fi(k)+μ{(Iin2+Qin2− Iin*Ife−Qin*Qfe} Fq(k+1)=Fq(k)+μ{Qin*Ife−Iin*Qfe} そして重み付け係数μを、次のときに実質的に有効となるように計算する、 【数4】 請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記増幅器(104)のフィードバック出力信号を直角変調し、
    そして入力信号直角変調と出力信号直角復調との間の位相同期を能動的に維持す
    る請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 入力信号(Uin)の直角成分の平方の和に基づいてテーブル
    メモリ(108)から予歪係数(F)を検索する請求項4に記載の方法。
  11. 【請求項11】 入力信号(Uin)の直角成分の平方の和の平方根に基づいて
    テーブルメモリ(108)から予歪係数(F)を検索する請求項4に記載の方法。
  12. 【請求項12】 デジタル入力信号(Uin)を高周波信号に直角変調するよう
    に構成された直角変調器(102)と、その信号を増幅するように構成された増幅器(
    104)とを備えた直線化RF増幅器構成体において、 上記増幅器(104)の出力信号(Ufe)と、その増幅器に供給される予歪を受けてい
    ない入力信号(Uin)との間の差を、基本帯域直角成分から、LMSアルゴリズム
    等によって形成するための適応手段(120)と、 上記基本帯域入力信号(Uin)の複素数直角成分の値をデジタル予歪係数(F)で変
    更することにより直角変調器(102)の前で増幅器(104)の非直線性を適応修正する
    ための予歪手段(100)と、 を備えたことを特徴とする増幅器構成体。
  13. 【請求項13】 上記入力信号(Uin)を遅延することにより、基本帯域入力
    信号(Uin)と増幅器からのフィードバック出力信号(Ufe)との間の時間差を能動的
    に修正するための遅延手段(114)を備えた請求項12に記載の増幅器構成体。
  14. 【請求項14】 上記遅延手段(114)は、入力信号(Uin)と出力信号(Ufe)と
    の間の相関により1サンプルの精度で入力信号(Uin)を遅延するよう構成され、
    そして1サンプルの精度より正確に、上記遅延手段(114)は、遅延を次の式で分
    数遅延として形成するよう構成され、 【数5】 但し、MaxCorrは、入力信号(Uin)と出力信号(Ufe)との間の相関の最大値で、Nco
    rrは、最大相関の次の値、そしてPcorrは、最大値の手前の値である請求項13
    に記載の増幅器構成体。
  15. 【請求項15】 上記増幅器構成体は、予歪係数(F)が記憶されるテーブル
    メモリ(108)を備え、 上記増幅構成体は、予歪を受けていない入力信号(Uin)によってテーブルメモ
    リ(108)から予歪値を検索するよう構成され、そして 上記予歪手段(100)は、予歪動作において予歪係数(F)により基本帯域入力信号
    (Uin)を歪ませる請求項12に記載の増幅器構成体。
  16. 【請求項16】 上記適応手段(120)は、次の式により予歪係数(F)を繰り返
    すように構成され、 【数6】
  17. 【請求項17】 基本帯域入力信号(Uin)を、直角変調に使用される複素数
    成分として次のように表し、 Uin=Iin+jQin 但し、Iinは、入力信号の実数I成分であり、Qinは、入力信号の虚数Q成
    分であり、そしてjは、虚数単位であり、そして 入力信号Iin+jQinは、予歪係数F=Fi+jFqによって次のように
    予歪を受け、 Ipd=Fi*Iin−Fq*Qin Qpd=Fi*Qin+Fq*Iin 但し、Ipdは、入力信号の歪を受けたI成分であり、そしてQpdは、入力信
    号の歪を受けたQ成分である請求項16に記載の増幅器構成体。
  18. 【請求項18】 上記適応手段(120)は、次のときに有効な重み付け係数μ
    を使用するよう構成され、 【数7】 但し、Ptotは、受信信号の全電力である請求項16に記載の増幅器構成体。
  19. 【請求項19】 上記適応手段(120)は、予歪係数(F)を実質的に次のように
    形成し、 Fi(k+1)=Fi(k)+μ{(Iin2+Qin2− Iin*Ife−Qin*Qfe} Fq(k+1)=Fq(k)+μ{Qin*Ife−Iin*Qfe} そして重み付け係数μを、次のときに実質的に有効となるように計算する、 【数8】 請求項16に記載の増幅器構成体。
  20. 【請求項20】 上記増幅器構成体は、上記増幅器(104)のフィードバック
    出力信号を直角復調するよう構成された直角復調器(118)を備え、そして上記増
    幅器構成体は、入力信号の直角変調器(102)と出力信号の直角復調器(118)に位相
    同期を能動的に維持するための位相調整手段(112)を備えた請求項12に記載の
    増幅器構成体。
  21. 【請求項21】 上記増幅器構成体は、入力信号(Uin)の直角成分の平方の
    和に基づいてテーブルメモリ(108)から予歪係数(F)を検索するよう構成された請
    求項15に記載の増幅器構成体。
  22. 【請求項22】 上記増幅器構成体は、入力信号(Uin)の直角成分の平方の
    和の平方根に基づいてテーブルメモリ(108)から予歪係数(F)を検索するよう構成
    された請求項15に記載の増幅器構成体。
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