JP2002513937A - ガンの診断および評価の方法 - Google Patents
ガンの診断および評価の方法Info
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Abstract
Description
、乳ガン、卵巣ガン、および前立腺ガンのようなガン、ならびに白血病の転移の
可能性を診断および決定するための、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの
発現を検出する化合物の使用に関する。
においては進歩しているが、現在は利用できる予防または処置のためのワクチン
または他の普遍的に良好な方法はない。例えば、女性においては、乳ガンおよび
卵巣ガンは、米国および他の国において一般的である。特に、乳ガンは、女性に
おけるガンに関連する第2の死亡原因のままである。米国においては、毎年18
0,000を超える女性が罹患している。北アメリカにおいては、女性について
の乳ガンの生存率は、現在8人に1人である。現在の疾患の管理は、初期の診断
(慣用的な乳房スクリーニング手順による)および積極的な処置(これは、外科
手術、放射線治療、化学療法、およびホルモン療法のような種々の処置の1つ以
上を含み得る)の組み合わせによる。特定の乳ガンの処置の経過は、しばしば、
種々の徴候のパラメーター(特異的な腫瘍マーカーの分析を含む)に基づいて選
択される。例えば、Porter−JordanおよびLippman、Bre
ast Cancer 8:73−100、1994を参照のこと。しかし、ガ
ンの転移の可能性を評価することは困難なままであり、そして乳ガンの患者にお
いて観察される高い死亡率は、疾患の診断および管理において改良が必要とされ
ていることを示す。
性において30%の発病率が推定される。ヒトの前立腺ガンは、骨に転移する傾
向を有する。処置は、一般的には、外科手術および/または放射線治療に基づく
が、これらの方法は、症例の有意な割合においては無効であり、そしてこの一般
的な疾患は、現在、米国においては男性におけるガンの死亡の第2の原因となっ
ている。疾患の処置を改良するために、初期の診断が重要であるが、前立腺ガン
は、正確に検出することが依然として困難である。2つの前立腺特異的タンパク
質である、前立腺特異的抗原(PSA)および前立腺酸性ホスファターゼ(PA
P)が診断のために使用されているが、このようなタンパク質を使用する技術は
、必ずしも完璧な診断情報を提供をするわけではない。例えば、PSAの測定値
は、前立腺ガンの転移のレベルは示さない。
らのガンの転移の可能性を評価するための確実な方法は、現在は存在しない。ガ
ンの処置、および生存性を改良するためには、より正確な診断を可能にする技術
が、必要とされている。本発明は、これらの要件を満たし、そして他の関連する
利点をさらに提供する。
ガン、ならびに白血病を診断するための、組成物および方法を提供する。本明細
書中で提供される特定の方法は、結合因子(例えば、OB−カドヘリンまたはN
−カドヘリンを特異的に認識する抗体およびそのフラグメント)を使用する。他
の方法は、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリヌクレオチ
ドにハイブリダイズし得る1つ以上のポリヌクレオチドを使用する。
定するための方法を提供する。この方法は、以下の工程を包含する:(a)患者
から得た生物学的サンプルを、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンに特異的
に結合する結合因子と接触させる工程;ならびに(b)予め決定されたカットオ
フ値と比較して、結合因子に対して結合するポリペプチドの量をサンプル中で検
出する工程、およびそれから患者におけるガンの存在または非存在を決定する工
程。
が、提供される。この方法は、以下の工程を包含する:(a)第1の時点で患者
から得た生物学的サンプルを、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンに特異的
に結合する結合因子と接触させる工程;(b)結合因子に結合するポリペプチド
の量をサンプル中で検出する工程;(c)続く時点で患者から得た生物学的サン
プルを使用して、工程(a)および(b)を繰り返す工程;ならびに(d)工程
(c)において検出されたポリペプチドの量を工程(b)において検出された量
に対して比較する工程、およびそれから患者におけるガンの進行をモニターする
工程。
が提供される。この方法は、以下の工程を包含する:(a)ガンを罹患している
患者から得た生物学的サンプルを、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンに特
異的に結合する結合因子と接触させる工程;ならびに(b)予め決定されたカッ
トオフ値と比較して、結合因子に対して結合するポリペプチドの量をサンプル中
で検出する工程、およびそれから患者におけるガンの転移の可能性を評価する工
程。
れる。このようなキットは、以下を含み得る:(a)OB−カドヘリンまたはN
−カドヘリンのCAR配列に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメ
ント、および(b)検出試薬。
めの方法を提供する。この方法は、以下の工程を包含する:(a)患者から得た
生物学的サンプルを、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリ
ヌクレオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドと接触させる工程;なら
びに(b)予め決定されたカットオフ値と比較して、オリゴヌクレオチドに対し
てハイブリダイズするポリヌクレオチドのレベルをサンプル中で検出する工程、
およびそれから患者における転移性のガンの存在または非存在を決定する工程。
特定の実施態様においては、mRNAの量が、例えば、OB−カドヘリンもしく
はN−カドヘリン、またはそのようなポリヌクレオチドの相補物をコードするポ
リヌクレオチドにハイブリダイズする、少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプ
ライマーを使用して、ポリメラーゼ連鎖反応によって検出される。他の実施態様
においては、mRNAの量が、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリン、また
はそのようなポリヌクレオチドの相補物をコードするポリヌクレオチドにハイブ
リダイズする、オリゴヌクレオチドプローブを使用するハイブリダイゼーション
技術を使用して、検出される。好ましい実施態様においては、少なくとも1つの
オリゴヌクレオチドプライマーは、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンを
コードするDNA分子の少なくとも約10個の連続するヌクレオチドを含む。
が、提供される。この方法は、以下の工程を包含する:(a)患者から得た生物
学的サンプルを、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリヌク
レオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドと接触させる工程;(b)オ
リゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドの量をサンプル中で検
出する工程;(c)続く時点で患者から得た生物学的サンプルを使用して、工程
(a)および(b)を繰り返す工程;ならびに(d)工程(c)において検出さ
れたポリヌクレオチドの量を工程(b)において検出された量と比較する工程、
およびそれから患者におけるガンの進行をモニターする工程。
が提供される。この方法は、以下の工程を包含する:(a)患者から得た生物学
的サンプルを、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリヌクレ
オチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドと接触させる工程;ならびに(
b)予め決定されたカットオフ値と比較して、オリゴヌクレオチドに対してハイ
ブリダイズするポリヌクレオチドの量をサンプル中で検出する工程、およびそれ
から患者におけるガンの転移の可能性を評価する工程。
ーを含有する診断キットが、提供される。
照して、明らかとなる。本明細書中で開示される全ての参考文献は、それぞれが
個々に引用されるように、それらの全体が本明細書中で参考として援用される。
を提供する。本明細書中で提供される方法は、一部、OB−カドヘリンおよびN
−カドヘリンが転移性のガン腫細胞によって発現されるが、高度に分化したあま
り侵襲性ではないガン腫によっては発現されないという発見に、基づく。従って
、転移性のガンは、OB−カドヘリンおよび/またはN−カドヘリンの発現を評
価する方法を使用して、検出およびモニターされ得る。本明細書中で提供される
特定の方法は、結合因子(例えば、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの細
胞外ドメインまたはその一部を特異的に認識する抗体およびそのフラグメント)
を使用する。他の方法は、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンをコードす
るポリヌクレオチド、またはこのようなポリヌクレオチドの相補物である配列に
ハイブリダイズする、1つ以上のポリヌクレオチドを使用する。一般的には、本
明細書中で提供される方法においては、患者から得られた生物学的サンプルは、
代表的には、サンプル中の、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンのレベル
、またはOB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンをコードするポリヌクレオチ
ドのレベルの決定を可能にするような、結合因子またはポリヌクレオチドと接触
させられる。この決定は、転移性のガンの存在または非存在の指標であり、そし
てガンの転移の可能性を評価するため、およびガンの進行をモニターするために
使用され得る。
ヘリン」は、ヒトまたはヒト以外の個体によって発現され、そして既知のOB−
カドヘリンまたはN−カドヘリンに対して実質的に相同である、細胞接着分子を
いう(OB−カドヘリンおよびN−カドヘリンは例えば、Munroら、Cel
l Adhesion and Invasion in Cancer Me
tastasis,P.Brodt編、17−34頁、RG Landes C
o.,Austin TX、1996中で議論されている;OB−カドヘリンは
また、Getsiosら、Developmental Dynamics 2
11:238−247,1998;Simonneauら、Cell Adhe
sion and Communication 3:115−130、199
5;Okazakiら、J.Biological Chemistry 26
9:12092−12098、1994によって記載されている)。特定のOB
−カドヘリン分子は、図2に提供される配列を含み、そして特定のN−カドヘリ
ン分子は、図3に提供される配列を含む。しかし、本発明はまた、他の生物に由
来するOB−カドヘリンおよびN−カドヘリンの配列の使用をも意図する。この
ようなOB−カドヘリンおよびN−カドヘリンの配列は一般的には、本明細書中
で提供されるアッセイを使用して、本明細書中で提供される配列に対する配列類
似性に基づいて、そしてOB−カドヘリンまたはN−カドヘリン活性の存在に基
づいて同定され得る。
ヘリンまたはN−カドヘリンの一部を含むポリペプチドが使用され得る。このよ
うなポリペプチドはまた、それらが細胞接着認識配列(CAR配列)を含む場合
には、それ自体が結合因子として使用され得る。好ましい部分は、細胞性ドメイ
ンおよびその一部(例えば、CAR配列を含有する部分)である。OB−カドヘ
リンまたはN−カドヘリンの細胞外ドメインは、一般的には、本明細書中で提供
される細胞外ドメイン配列に対する相同性に基づいて、そして周知の技術(例え
ば、親水性配列、抗体によって認識される領域、トリプシンおよび/またはグリ
コシル化モチーフAsn−X−Ser/Thrを有する潜在的なグリコシル化部
位によって切断される領域の1つ以上の存在)を使用して同定され得る。ポリペ
プチドは、完全な細胞外ドメインまたはその一部を含み得、そしてOB−カドヘ
リンもしくはN−カドヘリン配列の全体から構成され得るか、またはさらなるペ
プチドおよび/もしくは非ペプチド領域をさらに含み得る。さらなるペプチド領
域は、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンに由来し得、そして/または異
種であり得る。このようなペプチドは、直鎖状であり得るか、または、骨格対骨
格、側鎖対骨格、もしくは側鎖対側鎖であり得る分子内結合を介して環化された
環状のペプチドであり得る。
合成および組換えDNA方法を含む、当該分野で周知の方法によって合成され得
る。約50残基の長さまでのペプチドについては、液相もしくは固相ペプチド合
成技術を使用する化学合成が実施され得る。ここでは、ペプチドの連結は、1つ
のアミノ酸のα−アミノ基の、他のアミノ酸のα−カルボキシ基との、水分子の
脱離を伴う直接的な縮合を通じて生じる。直接的な縮合によるペプチド結合の合
成は、上記で明確に記載されるように、第1のアミノ酸のアミノ基の反応性特徴
と第2のアミノ酸のカルボキシル基の反応性特徴の抑制を必要とする。マスクさ
れている置換基は、不安定なペプチド分子の崩壊を誘導することはなく、それら
の容易な除去を可能にしなければならない。
得る(GrossおよびMeienhofer編、「The Peptides
:Analysis,Synthesis,Biology」第1巻〜第4巻(
Academic Press,1979);BodanskyおよびBoda
nsky、「The Practice of Peptide Synthe
sis」第2版(Springer Verlag、1994)を参照のこと)
。さらに、中間体の精製および直線的なスケールアップが可能である。液相合成
が、主鎖および側鎖保護基の縮合、ならびに活性化方法を必要とすることは、当
業者には明らかである。さらに、注意深いセグメントの選択が、セグメントの縮
合の間のラセミ化を最少にするためには必要である。溶解度の考慮もまた、1つ
の要素である。
する。ポリマーによって支持されたペプチド鎖は、中間の工程での面倒な精製の
代わりに、簡単な洗浄および濾過工程の使用を可能にする。固相ペプチド合成は
、一般的には、Merrifieldら、J.Am.Chem.Soc.85:
2149、1963の方法に従って行われ得る。この方法は、保護されたアミノ
酸を使用して樹脂支持体上に直鎖状のペプチド鎖を組み立てる工程を包含する。
固相ペプチド合成は、代表的には、BocまたはFmocストラテジーのいずれ
かを利用する。Bocストラテジーは、1%の架橋されたポリスチレン樹脂を使
用する。α−アミノ官能基についての標準的な保護基は、tert−ブチルオキ
シカルボニル(Boc)基である。この基は、例えば、25%のトリフルオロ酢
酸(TFA)のような強酸のうすい溶液を用いて除去され得る。次のBoc−ア
ミノ酸は、代表的には、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)を使用して
アミノアシル樹脂に対してカップリングされる。組立ての完了後、ペプチド−樹
脂は、無水HFで処理されて、ベンジルエステル結合を除去され、そして遊離の
ペプチドが放出される。側鎖官能基は、通常は、ベンジルに由来するブロッキン
グ基による合成の間にブロックされ、これもまたHFによって切断される。次い
で、遊離のペプチドは、適切な溶媒を用いて樹脂から抽出され、精製され、そし
て特徴付けられる。新しく合成されたペプチドは、例えば、ゲル濾過、HPLC
、分配クロマトグラフィー、および/またはイオン交換クロマトグラフィーによ
って精製され得、そして例えば、質量スペクトル分析またはアミノ酸配列分析に
よって特徴付けられ得る。Bocストラテジーにおいては、C末端がアミド化さ
れたペプチドは、ベンズヒドリルアミンまたはメチルベンズヒドリルアミン樹脂
を使用して得ることができ、これらは、HFでの切断の際に直接ペプチドアミド
を生じる。
結合の選択性は、酸溶解性切断の速度の差異に依存する。オルトガノールシステ
ムが導入されており、ここで、側鎖ブロッキング基およびペプチド樹脂結合は、
合成の各工程でα−保護基を除去するために使用される試薬に対して完全に安定
である。これらの最も一般的な方法は、9−フルオレニルメチルオキシカルボニ
ル(Fmoc)アプローチを含む。この方法においては、側鎖保護基およびペプ
チド−樹脂結合は、N−α−Fmoc基を切断するために使用される第二アミン
に対して完全に安定である。側鎖の保護およびペプチド−樹脂結合は、穏やかな
酸溶解によって切断される。塩基との繰り返される接触によって、Fmoc化学
については適切ではないMerrifield樹脂が作製され、そして樹脂に連
結したp−アルコキシベンジルエステルが、一般的には使用される。脱保護およ
び切断は、一般的には、TFAを使用して達成される。
行しなければならず、そして側鎖ブロッキング基は、合成全体を通じて安定でな
ければならないことを、認識している。さらに、固相合成は、一般的には、ペプ
チドが小さいスケールで作製される場合に、もっとも適切である。
と最終的なペプチドとを反応させることによって達成され得る。C−アミド化は
、Boc技術を使用するメチルベンズヒドリルアミン樹脂のような適切な樹脂を
使用して、達成される。N−アセチル化および/またはC−アミド化を用いるか
または用いない、直鎖状のペプチドの合成後、所望される場合は、当該分野で周
知の任意の種々の技術によって、環化が達成され得る。
な方法においては、ポリペプチドの全体または一部が、生存している細胞中で、
特定の宿主細胞について適切である、当業者に公知の任意の種々の発現ベクター
を使用して、合成され得る。適切な宿主細胞として、細菌、酵母細胞、哺乳動物
細胞、昆虫細胞、植物細胞、藻類細胞、および他の動物細胞(例えば、ハイブリ
ドーマ、CHO、骨髄腫)が挙げられ得る。この様式で発現されるDNA配列は
、既知のcDNAもしくはゲノム配列に基づいて調製され得るか、または既知の
古典的ではないカドヘリンの配列に基づいて設計されたプローブを用いて適切な
ライブラリーをスクリーニングすることによって単離された配列から調製され得
る。このようなスクリーニングは、一般的には、Sambrookら、Mole
cular Cloning:A Laboratory Manual,Co
ld Spring Harbor Laboratories,Cold S
pring Harbor,NY,1989(およびその中で引用されている参
考文献)に記載されているように、行われ得る。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR
)もまた、内因性の接着分子の全体または一部をコードする核酸分子を単離する
ために、当該分野で周知の方法においてオリゴヌクレオチドプライマーを用いて
、使用され得る。所望されるポリペプチドをコードする核酸分子を作製するため
に、内因性のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリン配列が、周知の技術を使用
して改変され得る。あるいは、所望される核酸配列の一部が、周知の技術を使用
して合成され得、次いでポリペプチドをコードする配列を形成するように互いに
連結され得る。
ヘリンまたはN−カドヘリン活性について評価され得る。OB−カドヘリンまた
はN−カドヘリン活性についての最初のスクリーニングは、当業者に公知の任意
の結合アッセイを使用して、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンに対して結
合する能力を評価することによって、行われ得る。例えば、Pharmacia
Biosensor装置が、Jonssonら、Biotechniques
11:520−27、1991に議論されているように使用され得る。分子と
のペプチドの相互作用を測定する技術の特定の例が、Williamsら、J.
Biol.Chem.272、22349−22354、1997において見出
され得る。あるいは、実時間(real−time)BIA(Biomolec
ular Interaction Analysis)は、生体分子の相互作
用をモニターするために、光学的な表現形である表面プラスモン共鳴を使用する
。この検出は、生体特異的な界面での高分子の質量濃度中の変化に依存する。こ
れは、次いで、Biosensorチップの表面に対する試験分子またはペプチ
ド(リガンドと呼ばれる)の固定、続くリガンドへの相互作用している分子(分
析物と呼ばれる)の結合に依存する。チップへの結合は、共鳴の任意のユニット
(RU)において実時間で測定される。
Biosensor(Pharmacia Ltd.,BIAcore、Upp
sala,Sweden)を使用して行われ得る。CM5センサーチップの平行
フロー細胞は、アミンカップリング法を使用して、10mMの酢酸ナトリウム(
pH4.0)中のストレプトアビジン(200μg/ml)を用いて、製造業者
のプロトコールに従って誘導体化され得る。リガンドのおよそ2100〜260
0の共鳴ユニット(RU)が、固定化され得、これは、約2.1〜2.6ng/
mm2の濃度に対応する。次いで、チップは、ビオチンに誘導体化したOB−カ
ドヘリンまたはN−カドヘリンでコーティングされ得る。任意の非特異的に結合
したタンパク質は、除去される。
、ランニングバッファー(running buffer)に配置され得、そし
て試験フロー細胞およびコントロールフロー細胞上を同時に通過させられ得る。
自由な緩衝液の流れの一定期間後、表面に結合したままである任意の分析物が、
例えば、0.1%のSDSのパルスによって除去され得、これによってベースラ
インのシグナルバックグラウンドが得られる。誘導されたセンサーチップに対す
る特異的な結合は、コントロールのフロー細胞の応答から試験フロー細胞の応答
を引き算することによって、システムによって自動的に決定され得る。一般的に
は、OB−カドヘリンは、OB−カドヘリンの細胞外ドメインに対して、このよ
うなアッセイにおいて検出可能なレベルで結合する(そしてNカドヘリンはN−
カドヘリンの細胞外ドメインに対して結合する)。
カドヘリンによって媒介される応答に対する影響を測定するように設計された任
意の種々のインビトロアッセイを使用して評価され得る。細胞の接着を調節する
能力は、一般的には、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンを発現する細胞間
の接着に対する影響をアッセイすることによって、インビトロで評価され得る。
一般的には、ポリペプチドは、ポリペプチドとの試験細胞の接触が細胞の接着の
識別できる崩壊を生じる場合には、細胞の接着のインヒビターである。このよう
なアッセイは、免疫細胞化学的プロトコールのような標準的な技術を使用して、
検出可能なレベルでOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンを発現する、任意の
型の細胞を使用して行われ得る(例えば、BlaschukおよびFarook
hi,Dev.Biol.136:564−567、1989)。例えば、この
ような細胞は、可溶性のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの非存在下で細
胞の接着を可能にする、標準的な条件下に配置され得る。OB−カドヘリンまた
はN−カドヘリンの存在下(例えば、1mg/mL)では、細胞の接着の崩壊は
、互いおよび基盤(substratum)から細胞の後退(retracti
on)を観察することによって、24時間以内に視覚的に決定され得る。
のガン細胞が挙げられる。N−カドヘリンを発現する細胞として、神経細胞、内
皮細胞、および種々のガン細胞の型が挙げられる。あるいは、OB−カドヘリン
またはN−カドヘリンを天然には発現しない細胞が、このようなアッセイにおい
て使用され得る。このような細胞は、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンを
コードするポリヌクレオチド(例えば、cDNA)を用いて安定にトランスフェ
クトされ得、その結果、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンが細胞の表面上
に発現される。OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの発現は、OB−カドヘ
リンまたはN−カドヘリンに対して指向された抗体を使用する免疫細胞化学的技
術と組み合わせて、トランスフェクトされた細胞の接着を評価することによって
確認され得る。トランスフェクション後に、光学顕微鏡によって判断した場合に
凝集する、安定にトランスフェクトされた細胞は、十分なレベルのOB−カドヘ
リンまたはN−カドヘリンを発現する。このようなアッセイにおける使用に好ま
しい細胞として、L細胞が挙げられる。これは、検出可能には接着せず、そして
いずれのカドヘリンをも発現しない(Nagafuchiら、Nature 3
29:341−343、1987)。OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンを
コードするcDNAでのL細胞のトランスフェクション後、凝集が観察される(
Okazakiら、J.Biol.Chem.269:12092−98、19
94を参照のこと)。このような凝集を検出可能に阻害するペプチドは、本明細
書中で記載されるような結合因子を作製または特徴付けるために使用され得る。
価するためのアッセイは、MDA−231ヒト乳ガン細胞を使用し得る。代表的
な手順に従うと、細胞は、5%のFCSを含むDMEMを含有する35mmの組
織培養フラスコあたり、10〜20,000細胞でプレートされ得、そして定期
的に継代培養される(Sommersら、Cell Growth Diffn
2:365−72、1991)。細胞は回収され得、そして1mmのカバーガ
ラスを有する35mmの組織培養フラスコ中に再プレートされ得、そして50〜
65%のコンフルエントにまでインキュベートされ得る(24〜36時間)。こ
の時点で、カバーガラスは24ウェルプレートに移され得、新しいDMEMで1
回洗浄され得、そして試験化合物(例えば、タンパク質またはペプチド)に対し
て、例えば1mg/mLの濃度で24時間暴露され得る。次いで、新しい試験化
合物が添加され得、そして細胞はさらに24時間放置され得る。細胞は、2%の
パラホルムアルデヒドで30分間固定され得、次いで、PBSで3回洗浄され得
る。カバーガラスが取り付けられ得、そして 位相差顕微鏡法によって観察され
得る。
いては、MDA−231細胞は上皮様の形態を示し、そして基盤に対して十分に
接着する。このようなペプチドまたはタンパク質で処理されたMDA−231細
胞は、丸い形状をとると想定し得、そして1mg/mLのOB−カドヘリンでの
48時間以内の処理中に基盤に対してゆるく接着する。
評価され得る。この能力は、例えば、接着上皮および/または内皮細胞の層(例
えば、ヒトの皮膚)の浸透性に対する影響を決定することによって評価され得る
。このような皮膚は、天然の供給源に由来し得るか、または合成であり得る。こ
のようなアッセイにおける使用のためのヒトの腹部の皮膚は、一般的には、死亡
の24時間以内に検死によってヒトから採取され得る。簡潔には、試験化合物(
例えば、500μg/ml)およびマーカー(例えば、蛍光マーカーOrego
n Green(登録商標)およびRhodamine Green(登録商標
)Dextran)が、滅菌の緩衝液(例えば、リン酸緩衝液、pH7.2)中
に溶解され得、そして皮膚を通じて浸透し、かつレセプターの液体(例えば、リ
ン酸緩衝液)中へ浸透するマーカーの能力が、Franz Cell装置(Fr
anz,Curr.Prob.Dermatol.7:58−68,1978;
Franz、J.Invest.Dermatol.64:190−195,1
975)を使用して測定され得る。皮膚を通じるマーカーの浸透は、例えば、実
験の開始後6時間、12時間、24時間、36時間、および48時間で評価され
得る。一般的には、OB−カドヘリン、N−カドヘリン、または細胞接着認識配
列を含有するその一部は、500μg/mLのペプチドの存在下で6〜48時間
後に、レセプター区画中のマーカーの量を統計学的に有意にな増大を生じるはず
である。
影響は、一般的には、血管形成に対する影響を評価することによって決定され得
る。このような決定は、一般的には、例えば、雛鳥(chick)の絨毛尿膜ア
ッセイ(Iruela−Arispeら、Molecular Biology
of the Cell 6:327−343、1995)を使用して行われ
得る。簡潔には、ペプチドまたはタンパク質は、1つ以上の濃縮物(例えば、約
1から100μg/メッシュの範囲)でvitrogenからなるメッシュ中に
包埋され得る。次いで、メッシュ(単数または複数)は、雛鳥の絨毛尿膜に適用
され得る。24時間後、影響は、コンピューターによって補助される形態分析を
使用して決定され得る。OB−カドヘリン、N−カドヘリンまたはCAR配列を
含有するその一部は、33μg/メッシュの濃度で少なくとも25%の脈管形成
を阻害するはずである。
な神経突起の成長アッセイにおいては、ニューロンは、N−カドヘリンを発現す
る細胞(例えば、3T3)の単層上で培養され得る。(適切な条件下、および十
分な時間での)このような細胞上でのニューロンの増殖は、N−カドヘリンを発
現しない細胞上で培養されたニューロンよりも長い神経突起にまで延長させる。
例えば、ニューロンは、本質的には以下によって記載されるように、N−カドヘ
リンをコードするcDNAでトランスフェクトされた3T3細胞の単層上で培養
され得る:DohertyおよびWalsh,Curr.Op.Neurobi
ol.4:49−55,1994;Williamsら、Neuron 13:
583−594,1994;Hallら、Cell Adhesion and
Commun.3:441−450,1996;DohertyおよびWal
sh,Mol.Cell.Neurosci.8:99−111,1994;な
らびにSafellら、Neuron 18:231−242,1997。簡潔
には、コントロール3T3繊維芽細胞の単層、およびN−カドヘリンを発現する
3T3繊維芽細胞が、8−チャンバーウェルの組織培養スライドの個々のウェル
中での80,000個の細胞の一晩の培養によって確立され得る。3つのマウス
の脳から分娩後に単離された3000個の小脳のニューロンは、コントロール培
地(SATO/2%FCS)、または種々の濃度の調節因子もしくはコントロー
ルペプチドを補充した培地中の種々の単層上で、18時間培養され得る。次いで
、培養物は固定され得、そしてニューロンおよびそれらの神経突起に特異的に結
合するGAP43について染色され得る。各GAP43陽性のニューロン上の最
も長い神経突起の長さは、コンピューターによって補助される形態測定によって
測定され得る。N−カドヘリンまたは細胞接着認識配列を含有するその一部(例
えば、500μg/ml)は、このようなポリペプチドの非存在下での長さと比
較して、少なくとも50%の平均の神経突起の長さの減少を生じるはずである。
、またはOB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンに特異的に結合する抗体(も
しくはその抗原結合フラグメント)を含有するポリペプチドのような物質をいう
。特定の好ましい結合因子は、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの細胞外
ドメインに結合する。本明細書中で使用される場合は、物質は、それがOB−カ
ドヘリンもしくはN−カドヘリンと検出可能なレベルで反応し、そして無関係の
配列もしくは異なるカドヘリンの配列を含有するペプチドとは検出可能には反応
しない場合に、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリン配列に対して「特異的
に結合する」といわれる。このような結合特性は、一般的には、ELISAを使
用して評価され得、これは、当業者によって容易に行われ得、そして例えば、N
ewtonら、Develop.Dynamics 197:1−13,199
3によって記載されている。それぞれの結合因子は、上記の基準を満たすはずで
ある;しかし、当業者は、結合因子が、感受性を改良するために組み合わせて使
用され得ることを認識する。結合因子を調製および評価することにおける使用の
ためのOB−カドヘリンまたはN−カドヘリン配列を含有するペプチドは、本明
細書中で記載されるように生成され得る。
は、ペプチド成分を有するかもしくは有さないリボソーム、RNA分子、または
ポリペプチドであり得る。特定の好ましい実施態様においては、結合因子は、O
B−カドヘリンもしくはN−カドヘリンのCAR配列を含有するポリペプチド、
そのペプチド改変体、またはこのようなCAR配列の非ペプチド模倣物である。
本明細書中で使用される場合は、「OB−カドヘリンのCAR配列」は、OB−
カドヘリンによって媒介される機能を調節し得る、OB−カドヘリンのペプチド
部分である。同様に、「N−カドヘリンのCAR配列」は、N−カドヘリンによ
って媒介される機能を調節し得る、N−カドヘリンのペプチド部分である。CA
R配列は、任意の長さであり得るが、一般的には、少なくとも3個のアミノ酸残
基、好ましくは、4〜16個のアミノ酸残基、そしてより好ましくは、5〜9個
のアミノ酸残基を含む。N−カドヘリンのCAR配列は、一般的には、さらなる
隣接する配列を伴って、またはそれを伴わずに、ペプチドHis−Ala−Va
l(HAV)を含む。これは、図3に提供される細胞外ドメイン配列から誘導さ
れ得る。特定のOB−カドヘリンのCAR配列は、OB−カドヘリン中の以下の
コンセンサス配列中に存在する少なくとも3個の連続するアミノ酸を有する: Aaa−Phe−Val/Ser−Ile/Val−Asp/Glu−Baa
−Caa−Ser/Thr−Gly(配列番号10) ここで、Aaa、Baa、およびCaaは、独立して選択されたアミノ酸残基で
ある;Val/Serは、バリンまたはセリンであるアミノ酸である;Ile/
Valは、イソロイシンまたはバリンであるアミノ酸である;Asp/Gluは
、アスパラギンまたはグルタミン酸であるアミノ酸である;そしてSer/Th
eは、セリンまたはスレオニンであるアミノ酸である。代表的なOB−カドヘリ
ンのCAR配列として、以下が挙げられる:
KSG−NH2(配列番号9)、N−Ac−FFVIEEYTG−NH2(配列番
号53)、およびN−Ac−YFSVEAQTG−NH2(配列番号54)にお
けるように、N−および/またはC−末端で改変される。
を確認するために、OB−カドヘリンによって媒介される機能を調節する配列の
能力が、決定され得る。全長のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンによって
阻害される機能(例えば、細胞の接着)については、CAR配列は、全長のOB
−カドヘリンまたはN−カドヘリンと比較して実質的には減少されていない活性
でその機能を阻害するはずである(すなわち、CAR配列は、OB−カドヘリン
またはN−カドヘリンを発現する細胞と接触させられた場合に、少なくともおよ
び可溶性のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの機能を阻害する)。
のCAR配列の使用を意図する。このようなCAR配列は、本明細書中で提供さ
れる配列に対する類似性に基づいて同定され得る。そしてOB−カドヘリンまた
はN−カドヘリンによって媒介される機能を調節する能力が、本明細書中に記載
のように確認され得る。
N−カドヘリンのCAR配列のアナログまたは模倣物を含み得る。アナログは、
一般的には、ネイティブのOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンのCAR配列
に対して少なくとも50%の同一性を保持しており、そして本明細書中で記載さ
れるようなOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンによって媒介される機能を調
節する。このようなアナログは、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンのCA
R配列の、好ましくは、少なくとも3個の連続する残基、そしてより好ましくは
、少なくとも5個の連続する残基を含む。アナログは、任意の種々のアミノ酸置
換、付加、欠失、および/または修飾(例えば、側鎖の修飾)を含み得る。好ま
しいアミノ酸置換は保存的である。「保存的置換」は、アミノ酸が類似の特性を
有する別のアミノ酸と置換される置換である。その結果、ペプチド化学の当業者
は、ポリペプチドの二次構造およびヒドロパシーの性質が実質的に変更されない
ことを予想する。アミノ酸置換は、一般的には、残基の極性、電荷、可溶性、疎
水性、親水性、および/または両親媒性の性質における類似性に基づいて行われ
得る。例えば、負に荷電したアミノ酸として、アスパラギン酸およびグルタミン
酸が挙げられる;正に荷電したアミノ酸として、リジンおよびアルギニンが挙げ
られる;そして類似の親水性の値を有する荷電していない極性の頭部の基を有す
るアミノ酸として、ロイシン、イソロイシン、およびバリン;グリシンおよびア
ラニン;アスパラギンおよびグルタミン;ならびにセリン、スレオニン、フェニ
ルアラニン、およびチロシンが挙げられる。保存的な変化を示し得る他のグルー
プのアミノ酸として、以下が挙げられる:(1)ala、pro、gly、gl
u、asp、gln、asn、ser、thr;(2)cys、ser、tyr
、thr;(3)val、ile、leu、met、ala、phe;(4)l
ys、arg、his;および(5)phe、tyr、trp、his。OB−
カドヘリンまたはN−カドヘリンのCAR配列アナログの重要な決定上の特徴は
、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンよって媒介される機能を調節する能力
である。これは、本明細書中で提供される代表的なアッセイを使用して評価され
得る。
カドヘリンのCAR配列に対して立体構造的に類似している。その結果、これは
、本明細書中で記載されるようなOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンによっ
て媒介される機能を調節する。このような模倣物は、ペプチドの三次元構造を評
価する技術に基づいて設計され得る。例えば、核磁気共鳴スペクトル法(Nuc
lear Magnetic Resonance Spectroscopy
、NMR)およびコンピューターによる技術が、CAR配列の立体構造を決定す
るために使用され得る。NMRは、ペプチジル化合物および非ペプチジル化合物
の両方の構造の分析のために広範に使用される。Nuclear Overha
user Enhancements(NOE’s)、カップリング定数および
化学的なシフトは、化合物の立体構造に依存する。NOEデータは、空間内のプ
ロトン間のプロトン間距離を提供し、そしてCAR配列についての最も低いエネ
ルギー立体構造を計算するために使用され得る。この情報は、次いで、好ましい
立体構造の模倣物を設計するために使用され得る。溶液中の直鎖状のペプチドは
、多くの立体構造中に存在する。立体構造的な制限技術を使用することによって
、活性な立体構造でペプチドを固定することが可能である。立体構造的な制限は
、i)自由な結合の回転を立体的に制限する、メチルのようなアルキル基の導入
、ii)末端および双生(geminal)置換基の相対的な位置を固定する不
飽和の導入;ならびに/またはiii)側鎖の相対的な位置を固定する環化によ
って達成され得る。模倣物は、1つ以上のアミド結合が、同配体、置換基、また
は−CH2NH−、−CSNH−、CH2S−、−CH=CH−、−CH2CH2−
、−CONMe−などのような同じ大きさもしくは容積を有する基によって置き
かえられるように、合成され得る。これらの骨格のアミド結合はまた、環構造(
例えば、ラクタム)の一部であり得る。模倣物は、CAR配列の1つ以上の側鎖
の機能性が、同じ大きさもしくは容積を必ずしも有さないが、類似の生物学的応
答を生じる類似の化学的および/または物理的特性を有する基によって置きかえ
られるように、設計され得る。他の模倣物は、CAR配列の三次元構造に基づい
て、低分子ライブラリーから容易に同定され得る、低分子模倣物であり得る。以
下に記載される実施態様においては、アナログまたは模倣物は、OB−カドヘリ
ンまたはN−カドヘリンのCAR配列について置換され得ることが理解されるべ
きである。
。用語「環状のペプチド」は、本明細書中で使用される場合は、(1)2つの隣
接していない残基間の分子内共有結合、および(2)少なくとも1つのOB−カ
ドヘリンもしくはN−カドヘリンのCAR配列、またはそのアナログを含む、ペ
プチドまたはその塩をいう。分子内結合は、骨格対骨格、側鎖対骨格、または側
鎖対側鎖の結合であり得る(すなわち、直鎖状のペプチドの末端の官能基、およ
び/または末端もしくは内部の残基の側鎖の官能基が連結されて環化を達成し得
る)。好ましい分子内結合として、ジズルフィド、アミド、およびチオエーテル
結合が挙げられるが、これらに限定されない。
囲であり、好ましくは、5個から10個までの残基の範囲である。さらなる残基
(単数または複数)が、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンのCAR配列の
N−末端側および/またはC−末端側に存在し得る。そしてアミノ酸置換および
/または他の改変を伴ってまたはそれを伴わずに、OB−カドヘリンまたはN−
カドヘリンのCAR配列に隣接する配列から誘導され得る。あるいは、CAR配
列(単数または複数)の片側または両側に存在するさらなる残基は、内因性の配
列に対して無関係であり得る(例えば、環化、精製、もしくは他の操作を容易に
する残基、ならびに/あるいは標的化または他の機能を有する残基)。
ドを含み得る:
リンについて)またはHAV(N−カドヘリンについて)からなる群より選択さ
れる、三連のペプチドである;X1およびX2は、必要に応じて存在し、そして存
在するならば、アミノ酸残基およびその組み合わせからなる群より独立して選択
される。ここで、残基は、ペプチド結合によって連結されている。そしてここで
、X1およびX2は、X1およびX2の範囲に含まれる残基の和が1個から12個に
なるように、独立して、0から10個の残基の範囲である。Y1およびY2は、独
立して、アミノ酸残基からなる群より選択され、そしてここで、Y1およびY2の
残基間で共有結合が形成される;そして、Z1およびZ2は、必要に応じて存在し
、そして存在するならば、アミノ酸残基およびその組み合わせからなる群より、
残基がペプチド結合によって連結されるように独立して選択される。
して、以下が挙げられる:
任意の適切な方法を使用して環化される。
が挙げられる:
合フラグメントである。このような抗体は、ポリクローナルまたはモノクローナ
ルであり得る。さらに、抗体は、単鎖、キメラ、CDR−移植されたもの、また
はヒト化されたものであり得る。
ドヘリンまたはN−カドヘリンの配列に対して惹起され得る。例えば、Harl
owおよびLane,Antibodies:A Laboratory Ma
nual,Cold Spring Harbor Laboratory,1
988を参照のこと。1つのこのような技術においては、配列を含む免疫原が、
最初に、任意の広範な種々の哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、ヒツ
ジ、またはヤギ)に注射される。小さい免疫原(すなわち、約20アミノ酸未満
)は、キャリアタンパク質(例えば、ウシ血清アルブミン、またはキーホールリ
ンペットヘモシアニン)に連結されるべきである。1回以上の注射後、動物は、
定期的に採血される。次いで、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの配列に
対して特異的なポリクローナル抗体が、このような抗血清から、例えば、適切な
固体支持体にカップリングさせられた、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリ
ン配列、またはその抗原性部分を使用する、アフィニティークロマトグラフィー
によって、精製され得る。
ル抗体は、例えば、KohlerおよびMilstein,Eur.J.Imm
unol.6:511−519、1976の技術、およびそれに対する改良を使
用して、調製され得る。簡潔には、これらの方法は、上記のように免疫化された
動物から得られた脾臓細胞に由来する所望の特異性を有する抗体を産生し得る、
固定化された細胞株の調製を包含する。脾臓細胞は、例えば、骨髄腫細胞融合パ
ートナー(好ましくは、免疫化された動物と同系のもの)との融合によって固定
化される。単一のコロニーが選択され、そしてそれらの培養上清が、OB−カド
ヘリンもしくはN−カドヘリン配列、またはそれらの抗原性部分に対する結合活
性について試験される。高い反応性および特異性を有するハイブリドーマが、好
ましい。
術の使用を伴ってまたは伴わずに、増殖しつつあるハイブリドーマのコロニーの
上清から単離され得る。混入物は、クロマトグラフィー、ゲル濾過、沈殿、およ
び抽出のような従来技術によって、抗体から除去され得る。所望の活性を有する
抗体は、一般的には、組織の切片、細胞、または他のサンプルの免疫蛍光分析を
使用して同定され得る。ここで、標的カドヘリンは局在化させられる。
あり得る。このようなフラグメントとして、Fabフラグメントが挙げられ、こ
れは、標準的な技術を使用して調製され得る。簡潔には、イムノグロブリンが、
プロテインA(Protein A)ビーズカラム上でのアフィニティークロマ
トグラフィーによってウサギの血清から精製され得(HarlowおよびLan
e、Antibodies:A Laboratory Manual,Col
d Spring Harbor Laboratory、1988;特に30
9頁を参照のこと)、そしてFabおよびFcフラグメントを生じるようにパパ
インによって消化され得る。FabおよびFcフラグメントは、プロテイン A
ビーズカラム上でのアフィニティークロマトグラフィーによって分離され得る(
HarlowおよびLane、1988、628−29頁)。
たはその一部もしくは他の変異体)、あるいは、このようなポリヌクレオチドに
対する相補物が、本明細書中に提供される特定の方法において使用され得る。ポ
リヌクレオチドは、一本鎖(コードもしくはアンチセンス)または二本鎖であり
得、そしてDNA(cDNAもしくは合成)またはRNA分子であり得る。さら
なるコード配列または非コード配列が、本発明のポリヌクレオチド中に存在し得
るが、必ずしもその必要はない。そしてポリヌクレオチドは、他の分子および/
または支持物質に連結させられ得るが、必ずしもその必要はない。本明細書中で
提供される方法における使用のためのオリゴヌクレオチドは、特定のアッセイに
ついて適切な任意の長さであり得る。
カドヘリン、もしくはそれらの一部をコードする内因性の配列)を含み得るか、
またはこのような配列の改変体を含み得る。ポリヌクレオチド改変体は、好まし
くは、少なくとも約70%の同一性、より好ましくは、少なくとも約80%の同
一性、そして最も好ましくは少なくとも約90%の同一性を、ネイティブのOB
−カドヘリン、N−カドヘリン、またはその一部をコードするポリヌクレオチド
配列に対して示す。特定の改変体は、ネイティブの遺伝子もしくはその一部、ま
たはその相補物に対して実質的に相同である。このようなポリヌクレオチド改変
体は、ネイティブのOB−カドヘリンもしくはN−カドヘリン(またはその相補
配列)をコードする天然に存在するDNA配列に対して、中程度にストリンジェ
ントな条件下でハイブリダイズし得る。適切な中程度にストリンジェントな条件
は、5×SSC,0.5%のSDS、1.0mMのEDTA(pH8.0)の溶
液中での予備洗浄;50℃〜65℃、5×SSCでの一晩のハイブリダイゼーシ
ョン;続く65℃で20分間の、0.1%のSDSを含有する、それぞれ2×、
0.5×、および0.2×SSCでの2回の洗浄を含む。
リヌクレオチドは、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンを発現する細胞から
調製されたcDNAからのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を通じて増幅され得
る。このアプローチについては、配列特異的プライマーが、本明細書中で提供さ
れる配列に基づいて設計され得、そして購入され得るかまたは合成され得る。他
のポリヌクレオチドは、当該分野で公知の任意の方法(化学合成(例えば、固相
ホスホルアミダイト化学合成による)を含む)によって直接合成され得る。ポリ
ヌクレオチド配列中での改変はまた、標準的な変異誘発技術(例えば、オリゴヌ
クレオチドによって指向される部位特異的変異誘発)を使用して導入され得る。
RNA分子は、DNAが適切なRNAポリメラーゼプロモータを有するベクター
(例えば、T7またはSP6)中に取り込まれている場合は、OB−カドヘリン
もしくはN−カドヘリン、またはその一部をコードするDNA配列のインビトロ
またはインビボでの転写によって生成され得る。
のプローブまたはプライマーとして設計される部分である。プローブは、種々の
レポーター基(例えば、放射性核種および酵素)によって標識され得る。そして
好ましくは、少なくとも10ヌクレオチドの長さ、より好ましくは、少なくとも
20ヌクレオチドの長さ、そしてなおより好ましくは少なくとも30ヌクレオチ
ドの長さである。プライマーは、好ましくは、22〜30ヌクレオチドの長さで
ある。
変され得る。可能な改変として、5’および/または3’末端での隣接する配列
の付加;骨格におけるホスホジエステル結合よりもむしろ、ホスホロチオエート
または2’O−メチルの使用;ならびに/あるいは、イノシン、エオシン(qu
eosine)、およびワイブトシンのような伝統的ではない塩基の封入、なら
びにアデニン、シチジン、グアニン、チミン、およびウリジンのアセチル−、メ
チル−、チオ−、および他の改変された形態を含むことが挙げられるが、これら
に限定されない。
使用して種々の他のヌクレオチド配列に対して連結され得る。例えば、ポリヌク
レオチドは、任意の種々のクローニングベクター(プラスミド、ファージミド、
λファージ誘導体、およびコスミドを含む)中にクローン化され得る。特定の目
的のベクターとして、発現ベクター、複製ベクター、プローブ生成ベクター、お
よび配列決定ベクターが挙げられる。一般的には、ベクターは、少なくとも1つ
の生物体中で機能的である複製の起点、便利な制限エンドヌクレアーゼ部位、お
よび1つ以上の選択マーカーを含む。他のエレメントは所望される用途に依存し
、そしてこれらは当業者に明らかである。
よびOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの配列に対して惹起された抗体)、
ならびにポリヌクレオチドプローブおよびプライマーが、種々の診断およびアッ
セイの目的のために使用され得る。一般的には、このような結合因子およびポリ
ヌクレオチドは、患者における転移性のガンを検出するため、ガンの進行をモニ
ターするため、またはガンの転移の可能性を評価するために、使用され得る。本
発明の状況においては、OB−カドヘリンおよび/またはN−カドヘリンが、高
度に侵襲性のガン細胞によって発現されることが見出されている。このような細
胞は、一般的には、検出可能なレベルではE−カドヘリンを発現しない。対照的
に、高度に文化した侵襲性の乏しいガン腫はE−カドヘリンを発現するが、OB
−カドヘリンおよび/またはN−カドヘリンは発現しない。従って、転移性のガ
ンは、患者から得られた生物学的サンプル中に存在するOB−カドヘリンもしく
はN−カドヘリン(または、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリンをコード
するRNA)の上昇したレベルに基づいて、患者において検出され得る。ガンの
転移の可能性に関するさらなる情報は、同じサンプルまたは類似のサンプル中の
E−カドヘリンの発現を評価することによってもまた得ることができる。
清、尿、腫瘍、または正常な組織生検、リンパ節、腹膜の液体、脳脊髄の液体、
および前立腺分泌物、ならびに他の組織、ホモジネート、およびその抽出物が挙
げられる。ポリヌクレオチドプローブまたはプライマーを使用するアッセイにつ
いては、生物学的サンプルは、任意の上記のサンプルに由来する全RNA,mR
NA,またはcDNA調製物であり得る。このような生物学的サンプルは、任意
の標準的な技術を使用して調製され得る。サンプルは、既知のガンを有するまた
は有さない患者から得ることができる(標準的な臨床試験を使用して決定される
ように)。
公知の種々のアッセイ形式が存在する。例えば、HarlowおよびLane、
Antibodies:A Laboratory Manual,Cold
Spring Harbor Laboratory,1988を参照のこと。
一般的には、患者におけるガンの存在または非存在は、(a)患者から得られた
生物学的サンプルを結合因子と接触させること;(b)結合因子に結合するポリ
ペプチドのレベルをサンプル中で検出すること;および(c)予め決定されたカ
ットオフ値とポリペプチドのレベルとを比較することによって、決定され得る。
的サンプルに由来するタンパク質調製物は、ゲル電気泳動に提示され、適切な膜
に移され、そして抗体結合因子と反応させられる。抗体は、標識され得るか、ま
たは膜上の抗体の存在が、以下に記載するような適切な検出試薬を使用して検出
され得る。同様のアッセイが、CAR配列を含有するペプチド結合因子を使用し
て行われ得る。このような結合因子は、一般的には、以下に記載されているよう
に標識される。
ドヘリン、またはそのタンパク質溶解性のフラグメントに結合するように、固体
支持体上に固定された結合因子の使用、およびサンプルの残りからのその除去を
含む。次いで、結合したカドヘリンは、レポーター基を含み、そして結合因子/
ポリペプチド複合体に特異的に結合する、第2の検出試薬または他の検出試薬を
使用して検出され得る。このような検出試薬は、例えば、OB−カドヘリンまた
はN−カドヘリンに特異的に結合する結合因子を含み得る。あるいは、競合アッ
セイが利用され得る。ここで、OB−カドヘリンもしくはN−カドヘリン、また
はその一部は、レポーター基で標識され、そしてサンプルとの結合因子のインキ
ュベーション後に固定化された結合因子に対して結合することを可能にさせられ
る。サンプルの成分が結合因子に対する標識されたOB−カドヘリンまたはN−
カドヘリンの結合をどの程度まで阻害するかは、固定化された結合因子とのサン
プルの反応性の指標であり、そして結果として、サンプル中のOB−カドヘリン
またはN−カドヘリンのレベルの指標である。
因子が付着させられ得る。この物質は、例えば、マイクロタイタープレート中の
試験ウェル、ニトロセルロースフィルター、または別の適切な膜である。あるい
は、支持体は、ビーズまたはディスク(例えば、ガラス、ファイバーガラス、ラ
テックス、またはプラスチック(例えば,ポリスチレンもしくはポリビニルクロ
ライド))であり得る。結合因子(例えば、抗体またはペプチド)は、当業者に
公知の種々の技術を使用して固体支持体上に固定され得る。これは、特許および
科学的な学術文献に十分に記載されている。
リンの検出のためのアッセイは、2−抗体サンドイッチアッセイである。このア
ッセイは、固体支持体(一般的には、マイクロプレートのウェル)上に固定され
ている抗体と、生物学的サンプルとを最初に接触させることによって、行われ得
る。その結果、サンプル中のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンは、固定化
された抗体に対して結合することを可能にさせられる(室温にて30分間のイン
キュベーションが、一般的に十分である)。結合しなかったサンプルは、次いで
、固定化されたカドヘリン−抗体複合体から除去され、そしてカドヘリンの異な
る部位に対して結合し得る、二次抗体(酵素(例えば、西洋ワサビペルオキシダ
ーゼ)のようなレポーター基を含有する)、基質、補因子、インヒビター、色素
、放射性核種、発光基、蛍光基、またはビオチン)が添加される。レポーター基
に対する抗体の結合体化は、当業者に公知の標準的な方法を使用して達成され得
る。次いで、固体支持体に結合したままである二次抗体の量が、特異的なレポー
ター基について適切である方法を使用して決定される。
の残存しているタンパク質結合部位は、代表的にはブロックされる。任意の適切
なブロッキング試薬は、当業者に公知であり、例えば、ウシ血清アルブミンまた
はTween 20(登録商標)(Sigma Chemical Co.,S
t.Louis,MO)である。固定化された抗体は、次いで、サンプルととも
にインキュベートされ、そしてサンプル中のポリペプチドが、抗体に対する結合
を可能にさせられる。サンプルは、適切な希釈剤(例えば、リン酸緩衝化生理食
塩水(PBS))を用いてインキュベーションの前に希釈され得る。一般的には
、適切な接触時間(すなわち、インキュベーション時間)は、転移性のガンを有
する個体から得られたサンプル中のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの存
在を検出するために十分な期間である。好ましくは、接触時間は、一定のレベル
の結合を達成する(すなわち、少なくとも95%は、結合したポリペプチドと結
合していないポリペプチドとの間での平衡が達成される)ために十分である。当
業者は、平衡を達成するために必要な時間が、一定の期間にわたって生じる結合
のレベルをアッセイすることによって容易に決定され得ることを、認識する。室
温においては、約30分のインキュベーション時間が、一般的には十分である。
een 20(登録商標)を含有するPBS)を用いて固体支持体を洗浄するこ
とによって除去され得る。次いで、検出試薬が、結合したポリペプチドを検出す
るために十分な時間の量について、固定化された抗体−ポリペプチド複合体とと
もにインキュベートされる。適切な時間の量は、一般的には、経時的に生じる結
合のレベルをアッセイすることによって決定され得る。次いで、結合していない
検出試薬が除去され、そして結合した検出試薬が、レポーター基を使用して検出
される。レポーター基を検出するために使用される方法は、レポーター基の性質
に依存する。放射活性基については、シンチレーションカウンティングまたはオ
ートラジオグラフィー法が、一般的には適切である。分光学的方法は、色素、発
光基、および蛍光基を検出するために使用され得る。ビオチンは、異なるレポー
ター基(一般的には、放射活性基、または蛍光基、または酵素)にカップリング
させられたアビジンを使用して検出され得る。酵素レポーター基は、一般的には
、基質(一般的には、特定の時間にわたる)の添加、続く反応産物の分光学的ま
たは他の分析によって、検出され得る。標準および標準添加物は、周知の技術を
使用して、サンプル中のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンのレベルを決定
するために使用され得る。
まであるレポーター基から検出されたシグナルは、一般的には、予め決定された
カットオフ値に対応するシグナルと比較される。1つの好ましい実施態様におい
ては、転移性のガンの検出のためのカットオフ値は、固定化された抗体が検出可
能なガンを有さない患者に由来するサンプルとともにインキュベートされた場合
に得られる平均のシグナルの平均である。一般的には、シグナル(これは、予め
決定されたカットオフ値よりも統計学的に大きい(好ましくは2倍よりも大きい
))を生じるサンプルが、転移性のガンについて陽性であると考えられる。明確
なガンは、腫瘍の位置に基づいて、そして/または他の臨床的に受け入れられて
いる診断技術を使用して決定され得る。
プロトコールが存在することが、明らかである。例えば、フローサイトメトリー
技術が、Selineら、J.Invest.Dermatol.106:13
20−1324、1996によって記載されているように、適用され得る。上記
の記載は、例示的にのみ意図される。
され得る。この実施態様においては、転移性のガンの診断について上記に記載さ
れるようなアッセイが経時的に行われ得、そして反応性のポリペプチド(単数ま
たは複数)のレベルにおける変化が評価され得る。一般的には、ガンは、結合因
子によって検出されるポリペプチドのレベルが経時的に増大する患者においては
、進行している。対称的に、ガンは、反応性のポリペプチドレベルが一定のまま
であるか、または経時的に減少するかのいずれかである場合には、進行していな
い。
なアッセイは、腫瘍細胞を結合因子と接触させる工程を包含する。結合した結合
因子は、次いで、レポーター基を介して直接または間接的に検出され得る。この
ような結合因子は、組織学的な適用においてもまた使用され得る。OB−カドヘ
リンの免疫細胞化学的染色に適切なサンプルが、任意の種々の技術によって調製
され得る。例えば、凍結またはパラフィンで包埋された組織切片が、Byers
ら、Endocrinology 134:630−639、1994およびC
yrら、Endocrinology 130:353−363、1992によ
ってそれぞれ記載されているように、調製され得、そしてガラススライド上に配
置され得る。あるいは、末梢血液または腹水液のような供給源から得られた細胞
は、BlaschukおよびFarookhi,Dev.Biol.136:5
64−567、1989によって記載されるように、ガラススライド上に固定さ
れ得る。次いで、サンプルは、標準的な技術を使用して、抗−OBカドヘリン抗
体、またはCAR配列を含有する標識されたペプチドを使用してプローブされ得
る。
のOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするmRNAのレベルに基づ
いて検出され得る。例えば、少なくとも2つのオリゴヌクレオチドプライマーが
、生物学的サンプルに由来するOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンのcDN
Aの一部を増幅するためのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に基づくアッセイに
おいて使用され得る。ここで、少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマー
は、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリヌクレオチドに対
して特異的である(すなわち、ハイブリダイズする)。次いで、増幅されたcD
NAは、当該分野で周知の技術(例えば、ゲル電気泳動)を使用して分離され、
そして検出される。同様に、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードす
るポリヌクレオチドに特異的にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプローブ
が、生物学的サンプル中の抗原をコードするポリヌクレオチドの存在を検出する
ためのハイブリダイゼーションアッセイにおいて使用され得る。
レオチドプライマーおよびプローブは、少なくとも約60%、好ましくは少なく
とも約75%、そしてより好ましくは少なくとも約90%の同一性を、少なくと
も10ヌクレオチド、そして好ましくは少なくとも20ヌクレオチドの長さであ
るOB−カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリヌクレオチドの一部
に対して有するオリゴヌクレオチド配列を含むべきである。本明細書中で記載さ
れる診断方法において有用に使用され得るオリゴヌクレオチドプライマーおよび
/またはプローブは、好ましくは、少なくとも10〜40ヌクレオチドの長さで
ある。好ましい実施態様においては、オリゴヌクレオチドプライマーは、OB−
カドヘリンをコードするDNA分子の、少なくとも10個の連続するヌクレオチ
ド、より好ましくは、少なくとも15個の連続するヌクレオチドを含む。PCR
に基づくアッセイおよびハイブリダイゼーションアッセイの両方についての技術
は、当該分野で周知である。
)を使用する。ここで、PCRは、逆転写と組み合わせて適用される。代表的に
は、RNAは、標準的な技術(例えば、ChomczynskiおよびSacc
hi,Anal.Biochem 162:156−159、1987によって
記載されているようなグアニジンイソチオシアネート抽出)を使用してサンプル
組織から抽出され、そしてcDNA分子を産生するように逆転写される。このc
DNAは、次いで、続くポリメラーゼ連鎖反応のための鋳型として使用される。
cDNAは、プライマーのセットに対してハイブリダイズされる。プライマーの
少なくとも1つは、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンの配列に対して特異
的に設計される。OB−カドヘリンプライマーのセットの例として、以下が挙げ
られるが、これらに限定されない:正方向5’−ACCAGATGTCTGTA
TCAGA−3’(配列番号315)および逆方向5’−GTCTCCTGGT
CATCATCTGCA−3’(配列番号316:MunroおよびBlasc
huk、Biol.Reprod.55:822−827、1996);または
正方向5’−GCCAGACACAGTTCTTAAGG−3’(配列番号31
7)および逆方向5’−ATCAAACCTGAGTATCAGTA−3’(配
列番号318;Goomerら、Calcif.Tissue Int.62:
532−537、1998)。一旦、プライマーおよび鋳型がアニーリングする
と、DNAポリメラーゼは、プライマーから伸張させるために使用され、従って
、鋳型のコピーが合成される。DNA鎖は、次いで、変成させられ、そしてプロ
セスが、エチジウムブロマイド染色およびアガロースゲル電気泳動によっての可
視化を可能にするに十分なDNAが生成されるまで、複数回繰り返される。
物学的サンプルから得られたサンプルに対して行われ得る。増幅反応は、2倍の
倍率(two order of magnitude)で進むcDNAのいく
つかの希釈物に対して行われ得る。非ガン性のサンプルの同じ希釈物と比較した
場合に、試験患者サンプルのいくつかの希釈物中での発現における統計学的に有
意な(好ましくは、少なくとも2倍)の増大は、代表的には、転移性のガンの存
在について陽性と考えられる。ポリヌクレオチドプローブもまた、腫瘍に対して
直接行われたインビボでの診断アッセイにおいて使用され得る。
る。このようなキットは、代表的には、診断アッセイを行うために必要な2つ以
上の成分を含む。成分は、化合物、試薬、容器、および/または等価物であり得
る。例えば、キット中の1つの容器は、本明細書中に記載されるような結合因子
を含み得る。上記のような支持物質に対して付着させられたこのような結合因子
が、提供され得る。1つ以上のさらなる容器は、このアッセイにおいて使用され
る試薬または緩衝液のようなエレメントを封入し得る。このようなキットはまた
、またはあるいは、上記のような検出試薬を含み得、これは、結合の直接的また
は間接的な検出のために適切な、レポーター基を含む。
ヘリンをコードするmRNAのレベルを検出するように設計され得る。このよう
なキットは、一般的には、上記のような、少なくとも1つのオリゴヌクレオチド
プローブまたはプライマー(これは、OB−カドヘリンまたはN−カドヘリンを
コードするポリヌクレオチドにハイブリダイズする)を含む。このようなオリゴ
ヌクレオチドは、例えば、PCRまたはハイブリダイゼーションアッセイにおい
て使用され得る。このようなキット中に存在し得るさらなる成分として、OB−
カドヘリンまたはN−カドヘリンをコードするポリヌクレオチドの検出を容易に
するための、第2のオリゴヌクレオチドおよび/もしくは診断試薬、または容器
が挙げられる。
るわけではない。
ヘリン細胞接着認識配列を含有する代表的な直鎖状のペプチドの能力を例示する
。
r Rsearch Center,Washington,DC)を、これら
の実験において使用した。これらは、カドヘリン−11(OB−カドヘリンとし
てもまた公知)を発現するが、N−カドヘリンまたはE−カドヘリンは発現しな
い。細胞をガラススライド上に配置し(約50,000個の細胞)、そして5%
の血清を含有するDMEM中で24時間培養した。ペプチド(N−Ac−IFV
IDDKSG−NH2(配列番号9)およびH−IFVIDDKSG−OH(配
列番号3))を、滅菌水(10mg/ml)中に溶解させ、そしてペプチドスト
ック溶液のそれぞれ100μlを、5%の血清を含有する1mlのDMEMに添
加した。コントロール細胞は、培地に対して添加した100μlの水を含んだ。
細胞を、位相差顕微鏡によってモニターした。24時間後に、細胞をホルムアル
デヒドで固定した。24時間後には、ペプチドH−IFVIDDKSG−OH(
配列番号3)および水のいずれもが、細胞の形態に対して影響を与えなかった(
図4A)。水またはH−IFVIDDKSG−OH(配列番号3)のいずれかで
処理した細胞は平らなままであり、そして基盤に対して十分に付着していたまま
であった。対照的に、N−Ac−IFVIDDKSG−NH2(配列番号9)で
処理した細胞は、互いに丸い形状をとり、そして基盤に対して十分には付着して
いなかった(図4Aおよび4B;矢印は丸い細胞を示す)。これらの結果は、ペ
プチドN−Ac−IFVIDDKSG−NH2(配列番号9)が細胞の接着を妨
害することを実証する。このペプチドのアミノ酸配列は、OB−カドヘリンの第
1の細胞外ドメイン中に見られるものと同一である。これらの結果は、これらの
転移性の乳ガン細胞がOB−カドヘリンを発現することを示す。
の関係を例示する。
胞株)およびOVCAR3(非侵襲性の細胞株)中のOB−カドヘリンのmRN
A転写物の存在をアッセイするために使用した。cDNAを、1μgの総RNA
から、M−MLV−逆転写酵素(Gibco/BRL、Burlington,
ON)によって、プライマーとしてランダムなヘキサマーを使用して合成した。
PCRを、第1鎖の反応の内容物、およびOB−カドヘリン特異的プライマー、
およびTaqポリメラーゼ(Boehringer Mannheim,Lav
al,Que.,Canada)を使用して行った。使用したOB−カドヘリン
特異的プライマーは以下のとおりである: 正方向5’−ACCAGATGTCTGTATCAGA−3’(配列番号31
5);および 逆方向5’−GTCTCCTGGTCATCATCTGCA−3’(配列番号
316) (MunroおよびBlaschuk、Biol.Reprod.55:822
−827、1996)。使用したRNAの品質を確認するために、PCRをまた
、ハウスキーピング遺伝子、ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ
(HPRT)についてのプライマーを使用して行った。使用したHPRT特異的
プライマーは、以下のとおりであった: 正方向5’−CCTGCTGGATTACATTAAAGCACTG−3’(
配列番号319);および 逆方向5’−GTCAAGGGCATATCCAACAACAAAC−3’(
配列番号320) (Meltonら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:2
147−2151,1984)。サイクルプログラムは、以下のとおりであった
:95℃で30秒間の変性;58〜60℃で45秒間のアニーリング;72℃で
1分間の重合;30サイクルを繰り返す。全てのPCR反応を、PCR試薬の混
入についてのコントロールとしてcDNAを含まない反応物と並行して行った。
生成物を、エチジウムブロマイドで染色したアガロースゲル電気泳動によって同
定した(Sambrookら、Molecular Cloning:A La
boratory Manual,Cold Spring Harbor L
aboratories,Cold Spring Harbor,NY,19
89)。
レーン2)によるRT−PCR産物を示す。使用したプライマーは、示すように
、OB−カドヘリン(OB−cad)およびヒポキサンチンホスホリボシルトラ
ンスフェラーゼ(HPRT)に特異的であり、それぞれ、745bpおよび35
2bpのPCR産物が予想される。生成物をエチジウムブロマイドで染色し、そ
してアガロースゲル電気泳動によって分離し、そして全ての予想される大きさが
存在した。結果は、OB−カドヘリンが転移性の卵巣ガン細胞によって発現され
、そして非侵襲性の卵巣ガン細胞によっては発現されないことを示す。
。
病(B−CLL)を患う患者から抽出したリンパ球中のOB−カドヘリンのmR
NA転写物の存在をアッセイするために使用した。RT−PCR産物(図6に示
す)を、ヒトのB−CLL患者(レーン1)およびマウスの肝臓(レーン2)の
リンパ球から生成した。使用したプライマーは、OB−カドヘリン(OB−ca
d、上段のパネル)およびヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ(
HPRT、下段のパネル)に対して特異的であり、それぞれ、745bpおよび
352bpのPCR産物が予想される。生成物をエチジウムブロマイドで染色し
、そしてアガロースゲル電気泳動によって分離し、そして全ての予想される大き
さが存在した。結果は、白血病患者のリンパ球がOB−カドヘリンを発現するこ
とを示す。
間の相関関係を例示する。
プローチを使用して、一連の卵巣のガン腫細胞株において評価した。使用したE
−カドヘリン特異的プライマーは以下のとおりであった: 正方向5’−CCTTCCCCCAACACGTCCCCCC−3’(配列番
号321);および 逆方向5’−TCTCCACCTCCTTCTTCATC−3’(配列番号3
22) (MunroおよびBlaschuk、Biol.Reprod.55:822
−827、1996)。使用したN−カドヘリン特異的プライマーは以下のとお
りであった: 正方向5’−CAAGAGCTTGTCACAATCAGG−3’(配列番号
323);および 逆方向5’−CATTTGGATCATCCGCATC−3’(配列番号32
4) (MunroおよびBlaschuk、Biol.Reprod.55:822
−827、1996)。
esearch 43:5379−89、1983);SW626(Ripam
ontiら、Cancer Immunology,Immunotherap
y 24:13−18、1987);CaOV3、SKOV3、およびHEY(
Buickら、Cancer Research 45:3668−76、19
85)を含んだ。これらの細胞(HEYを除く)はまた、アメリカンタイプカル
チャーコレクション(American Type Culture Coll
ection(Manassas,VA))から入手可能である。
を「+」で示し、そして検出できないPCR産物を「−」で示す。
OB−カドヘリンの発現を例示する。
ombardi Cancer Center Histopathology
Core)を、以下のように脱蝋し、そして再度水和した:キシレン−15分
ごとに3回交換;無水エタノール−5分ごとに2回交換;95%エタノール−5
分ごとに2回交換;70%エタノール−5分ごとに2回交換;脱イオン水中で3
回の素早いリンス。スライドを、電子レンジが可能なホルダーに配置し、そして
1Lの0.01Mのクエン酸緩衝液を含有するpyrex loaf皿中に浸し
た。皿をプラスチックのラップでゆるくカバーし、そしてTAPPAN SPE
EDwave 1000電子レンジ中に配置し、そして最も高い設定で15分間
電子レンジにかけた。電子レンジにかけた後、スライドを緩衝液中で室温まで冷
却した。
置し、そしてそれぞれ2分間、2回リンスした。外因性のペルオキシダーゼを、
40秒間、各切片に対してメタノール中の30%のペルオキシドの溶液を配置す
ることによって、次いで、PBS中でリンスすることによってブロックした。次
いで、スライドを、150mmの皿中に配置し、そして10%のヤギの血清(ブ
ロッキング溶液)を、各切片に適用した。湿らせたキムワイプを、スライドの周
りに配置し、そしてディッシュをカバーし、そして37℃にて15分間インキュ
ベートした。切片をブロックしながら、アフィニティー精製したウサギの抗−O
B−カドヘリン抗体(Zymed,South San Francisco,
CA)を、10μg/mlの濃度になるようにPBS中で調製した。リンスを行
わずに、切片に由来する過剰のヤギの血清をブロッティングだけ行い、一次抗体
溶液を、各切片に適用し(100マイクロメートル/切片)、ディッシュをカバ
ーし、そしてプラスチックラップ中に包み、そして4℃にて16時間配置した。
イドを2分間、それぞれの回についてPBSを用いて3回リンスした。ビオチン
化したヤギ抗−ウサギ二次抗体(Zymed)を各切片に適用し、そしてスライ
ドを37℃にて10分間インキュベートした。スライドを上記のように再度PB
Sでリンスした。ストレプトアビジンペルオキシダーゼ(Zymed)を各切片
に適用し、そしてスライドを10分間37℃にてインキュベートした。スライド
を、上記のように再度PBSでリンスした。
dの説明書に従って調製し、そして100μlを各切片に適用した。切片を10
分間室温に放置して、色の反応を起こさせた。次いで、スライドを脱イオン水中
に浸して反応を停止させた。最後に、切片を、各切片上に数滴のMayers
Hematoxylin(Zymed)を1分間置くことによって、対比染色し
た。次いで、スライドを水道水でリンスし、続いてPBSでリンスした。次いで
、スライドを脱イオン水に戻し、そしてGVAマウント(Zymed)を使用し
て固定した。
に示す。図11は、原発性の乳房の腫瘍を示す。陽性の染色を、腫瘍の一群の端
の全ての細胞上で観察した。OB−カドヘリンは全ての細胞の表面で発現される
(すなわち、発現は、細胞対細胞の接触部位に限定されない)。図12は、大腿
骨中の転移性の沈着物を示す。この沈着物は、図11中に示す原発性の腫瘍から
生じた。OB−カドヘリン染色は、ほとんどの腫瘍の一群において細胞と細胞と
の境界に関連する。
ること、および転移性の細胞が全ての細胞の表面上でOB−カドヘリンを発現す
ることを示す。さらに、これらの結果は、OB−カドヘリンの発現についてのア
ッセイに基づく乳ガンおよび転移性のガンの検出を確認する。
されているが、種々の改変が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく行
われ得ることが、明らかである。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲によ
る場合を除いて、限定されない。
EC1−EC5で示され、血漿膜(PM)を横切る疎水性ドメインが、TMで示
され、そして2つの細胞質性ドメインが、CP1およびCP2で示される。カル
シウム結合モチーフは、DXNDN(配列番号1)、DXDおよびLDRE(配
列番号2)で示される。CAR配列であるHAVは、EC1中に示される。細胞
質性のタンパク質であるβ−カテニン(β)、α−カテニン(α)、およびα−
アクチニン(ACT)(これらは、CADと微小繊維(MF)との間の相互作用
を媒介する)もまた、示される。図1Bは、OB−カドヘリンとして公知の非定
型のCADの構造を示す図である。CAR配列であるIFVIDDKSG(配列
番号3)が、EC1中に示される。
を提供する:ヒトのOB−カドヘリン(配列番号4)およびマウスのOB−カド
ヘリン(配列番号5)。
する:ヒトのN−カドヘリン(配列番号6)、マウスのN−カドヘリン(配列番
号7)、およびウシのN−カドヘリン(配列番号8)。
Bおよび4C)および非存在下(図4A)での、ヒトの乳ガン細胞の培養を示す
写真である。図4Aは、100μlの水/1mlの培養培地に対する暴露の24
時間後の細胞を示す(倍率200×)。図4Bおよび4Cは、1mLの培養培地
あたり10mg/mLのN−Ac−IFVIDDKSG−NH2(配列番号9)
を含有する100μLの溶液に対する暴露の24時間後の細胞を示す(それぞれ
、倍率200×および100×)。矢印は、丸くなった細胞を示す。
ための、PCR分析の結果を示す写真である。しかし、十分に分化したヒトの卵
巣ガン細胞中にはOB−カドヘリンは存在しない。2つの細胞株に由来するRT
−PCR産物を示す:レーン1にはSKOV3、そしてレーン2にはOVCAR
3.使用したプライマーは、示すように、OBカドヘリン(OB−cad)およ
びヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)に特異的であ
った。それぞれ、745bpおよび352bpのPCR産物が予想される。産物
をエチジウムブロマイドで染色し、そしてアガロースゲル電気泳動によって解析
した。レーンMは、1kbのラダー(ladder)を示す(Gibco/BR
L)。
示す写真である。RT−PCR産物を、ヒトのB−CLL患者(レーン1)およ
びマウスの肝臓(レーン2)のリンパ球から作製した。使用したプライマーは、
OBカドヘリン(OB−cad、上段のパネル)およびヒポキサンチンホスホリ
ボシルトランスフェラーゼ(HPRT、下段のパネル)に特異的であった。それ
ぞれ、745bpおよび352bpのPCR産物が予想される。生成物をエチジ
ウムブロマイドで染色し、そしてアガロースゲル電気泳動によって解析した。レ
ーンMは、1kbのラダーを示す(Gibco/BRL)。
アフィニティー精製したウサギ抗−OB−カドヘリン抗体を用いる免疫染色の結
果を示す写真である。
検出するための、アフィニティー精製したウサギ抗−OB−カドヘリン抗体を用
いる免疫染色の結果を示す写真である。
されているが、種々の改変が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく行
われ得ることが、明らかである。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲によ
る場合を除いて、限定されない。
Claims (76)
- 【請求項1】 患者におけるガンの存在または非存在を決定するための方法
であって、以下の工程: (a)患者から得た生物学的サンプルとOB−カドヘリンに特異的に結合する
結合因子とを接触させる工程;ならびに (b)予め決定したカットオフ値と比較して、該結合因子に結合するポリペプ
チドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそれから該患者におけるガンの
存在または非存在を決定する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項2】 前記結合因子がモノクローナル抗体である、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項3】 前記結合因子がポリクローナル抗体である、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項4】 前記結合因子が、OB−カドヘリンのCAR配列、またはそ
のアナログもしくは模倣物を含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガン
からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記結合因子が、OB−カドヘリンの細胞外ドメインに特異
的に結合する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 前記生物学的サンプルが、血液、血清、尿、腫瘍の生検、腹
水液、脳骨髄液、前立腺の切片、および上記のサンプルの画分からなる群より選
択される、請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 患者におけるガンの進行をモニターするための方法であって
、以下の工程: (a)第1の時点でガン患者から得た生物学的サンプルとOB−カドヘリンに
特異的に結合する結合因子とを接触させる工程; (b)該結合因子に結合するポリペプチドの量を該サンプル中で検出する工程
; (c)続く時点で該患者から得た生物学的サンプルを使用して、工程(a)お
よび工程(b)を繰り返す工程;ならびに (d)工程(b)において検出した量に対して工程(c)において検出したポ
リペプチドの量を比較する工程、およびそれから該患者における該ガンの進行を
モニターする工程、 を包含する、方法。 - 【請求項9】 前記結合因子がモノクローナル抗体である、請求項8に記載
の方法。 - 【請求項10】 前記結合因子がポリクローナル抗体である、請求項8に記
載の方法。 - 【請求項11】 前記結合因子が、OB−カドヘリンのCAR配列、または
そのアナログもしくは模倣物を含む、請求項8に記載の方法。 - 【請求項12】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項8に記載の方法。 - 【請求項13】 前記結合因子が、OB−カドヘリンの細胞外ドメインに特
異的に結合する、請求項8に記載の方法。 - 【請求項14】 前記生物学的サンプルが、血液、血清、尿、腫瘍の生検、
腹水液、前立腺の切片、および上記のサンプルの画分からなる群より選択される
、請求項8に記載の方法。 - 【請求項15】 患者におけるガンの転移の可能性を評価するための方法で
あって、以下の工程: (a)ガンを罹患しているガン患者から得た生物学的サンプルとOB−カドヘ
リンに特異的に結合する結合因子とを接触させる工程;ならびに (b)予め決定したカットオフ値と比較して、該結合因子に結合するポリペプ
チドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそれから該患者における該ガン
の転移の可能性を評価する工程 を包含する、方法。 - 【請求項16】 前記結合因子がモノクローナル抗体である、請求項15に
記載の方法。 - 【請求項17】 前記結合因子がポリクローナル抗体である、請求項15に
記載の方法。 - 【請求項18】 前記結合因子が、OB−カドヘリンのCAR配列、または
そのアナログもしくは模倣物を含む、請求項15に記載の方法。 - 【請求項19】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項15に記載の方法。 - 【請求項20】 前記結合因子が、OB−カドヘリンの細胞外ドメインに特
異的に結合する、請求項15に記載の方法。 - 【請求項21】 前記生物学的サンプルが、血液、血清、尿、腫瘍の生検、
腹水液、前立腺の切片、および上記のサンプルの画分からなる群より選択される
、請求項15に記載の方法。 - 【請求項22】 以下を包含する、診断用キット: (a)OB−カドヘリンのCAR配列に特異的に結合する1つ以上のモノクロ
ーナル抗体;および (b)検出試薬。 - 【請求項23】 前記モノクローナル抗体が、固体支持体上に固定される、
請求項22に記載のキット。 - 【請求項24】 前記固体支持体が、ニトロセルロース、ラテックス、また
はプラスチック物質を含む、請求項23に記載のキット。 - 【請求項25】 前記検出試薬が、レポーター基を含む、請求項22に記載
のキット。 - 【請求項26】 前記レポーター基が、放射性同位元素、蛍光基、発光基、
酵素、ビオチン、および色素粒子からなる群より選択される、請求項25に記載
のキット。 - 【請求項27】 患者における転移性のガンの存在または非存在を決定する
ための方法であって、以下の工程: (a)患者から得た生物学的サンプルとOB−カドヘリンをコードするポリヌ
クレオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドとを接触させる工程;なら
びに (b)予め決定したカットオフ値と比較して、該オリゴヌクレオチドにハイブ
リダイズするポリヌクレオチドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそれ
から該患者における転移性のガンの存在または非存在を決定する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項28】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して決定される、請求項27に記載
の方法。 - 【請求項29】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ハイブリダイゼーションアッセイを使用して決定される、請求項
27に記載の方法。 - 【請求項30】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項27に記載の方法。 - 【請求項31】 前記生物学的サンプルが、RNAまたはcDNA調製物で
ある、請求項27に記載の方法。 - 【請求項32】 患者におけるガンの進行をモニターするための方法であっ
て、以下の工程: (a)ガン患者から得た生物学的サンプルとOB−カドヘリンをコードするポ
リヌクレオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドとを接触させる工程; (b)該オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドの量を該
サンプル中で検出する工程; (c)続く時点で該患者から得た生物学的サンプルを使用して、工程(a)お
よび工程(b)を繰り返す工程;ならびに (d)工程(c)において検出したポリヌクレオチドの量を工程(b)におい
て検出した量と比較する工程、およびそれから該患者におけるガンの進行をモニ
ターする工程、 を包含する、方法。 - 【請求項33】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して決定される、請求項32に記載
の方法。 - 【請求項34】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ハイブリダイゼーションアッセイを使用して決定される、請求項
32に記載の方法。 - 【請求項35】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項32に記載の方法。 - 【請求項36】 前記生物学的サンプルが、RNAまたはcDNA調製物で
ある、請求項32に記載の方法。 - 【請求項37】 患者におけるガンの転移の可能性を評価するための方法で
あって、以下の工程: (a)ガン患者から得た生物学的サンプルとOB−カドヘリンをコードするポ
リヌクレオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドとを接触させる工程;
ならびに (b)予め決定されたカットオフ値と比較して、該オリゴヌクレオチドにハイ
ブリダイズするポリヌクレオチドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそ
れから該患者における該ガンの転移の可能性を評価する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項38】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して決定される、請求項37に記載
の方法。 - 【請求項39】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ハイブリダイゼーションアッセイを使用して決定される、請求項
37に記載の方法。 - 【請求項40】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項37に記載の方法。 - 【請求項41】 前記生物学的サンプルが、RNAまたはcDNA調製物で
ある、請求項37に記載の方法。 - 【請求項42】 以下を含有する、診断用キット: (a)OB−カドヘリンをコードするポリヌクレオチドに対して、またはその
ようなポリヌクレオチドの相補物に対してハイブリダイズするオリゴヌクレオチ
ド;および (b)ポリメラーゼ連鎖反応またはハイブリダイゼーションアッセイにおける
使用のための診断試薬。 - 【請求項43】 以下を含有する、診断用キット: (a)OB−カドヘリンをコードするポリヌクレオチドに対して、またはその
ようなポリヌクレオチドの相補物に対してハイブリダイズするオリゴヌクレオチ
ド;および (b)10〜40ヌクレオチドの長さの第2のオリゴヌクレオチド。 - 【請求項44】 患者におけるガンの存在または非存在を決定するための方
法であって、以下の工程: (a)患者から得た生物学的サンプルとN−カドヘリンに特異的に結合する結
合因子とを接触させる工程;ならびに (b)予め決定したカットオフ値と比較して、該結合因子に結合するポリペプ
チドの量をサンプル中で検出する工程、およびそれから該患者におけるガンの存
在または非存在を決定する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項45】 前記結合因子がモノクローナル抗体である、請求項44に
記載の方法。 - 【請求項46】 前記結合因子が、N−カドヘリンのCAR配列、またはそ
のアナログもしくは模倣物を含む、請求項44に記載の方法。 - 【請求項47】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項44に記載の方法。 - 【請求項48】 前記結合因子が、N−カドヘリンの細胞外ドメインに特異
的に結合する、請求項44に記載の方法。 - 【請求項49】 前記生物学的サンプルが、血液、血清、尿、腫瘍の生検、
腹水液、脳骨髄液、前立腺の切片、および上記のサンプルの画分からなる群より
選択される、請求項44に記載の方法。 - 【請求項50】 患者におけるガンの進行をモニターするための方法であっ
て、以下の工程: (a)第1の時点でガン患者から得た生物学的サンプルとN−カドヘリンに特
異的に結合する結合因子とを接触させる工程; (b)該結合因子に結合するポリペプチドの量を該サンプル中で検出する工程
; (c)続く時点で該患者から得た生物学的サンプルを使用して、工程(a)お
よび工程(b)を繰り返す工程;ならびに (d)工程(c)において検出したポリペプチドの量を工程(b)において検
出した量に対して比較する工程、およびそれから該患者における該ガンの進行を
モニターする工程、 を包含する、方法。 - 【請求項51】 前記結合因子がモノクローナル抗体である、請求項50に
記載の方法。 - 【請求項52】 前記結合因子が、N−カドヘリンのCAR配列、またはそ
のアナログもしくは模倣物を含む、請求項50に記載の方法。 - 【請求項53】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項50に記載の方法。 - 【請求項54】 前記結合因子が、N−カドヘリンの細胞外ドメインに特異
的に結合する、請求項50に記載の方法。 - 【請求項55】 前記生物学的サンプルが、血液、血清、尿、腫瘍の生検、
腹水液、前立腺の切片、および上記のサンプルの画分からなる群より選択される
、請求項50に記載の方法。 - 【請求項56】 患者におけるガンの転移の可能性を評価するための方法で
あって、以下の工程: (a)ガンを罹患しているガン患者から得た生物学的サンプルとN−カドヘリ
ンに特異的に結合する結合因子とを接触させる工程;ならびに (b)予め決定したカットオフ値と比較して、該結合因子に結合するポリペプ
チドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそれから該患者における該ガン
の転移の可能性を評価する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項57】 前記結合因子がモノクローナル抗体である、請求項56に
記載の方法。 - 【請求項58】 前記結合因子が、N−カドヘリンのCAR配列、またはそ
のアナログもしくは模倣物を含む、請求項56に記載の方法。 - 【請求項59】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項56に記載の方法。 - 【請求項60】 前記結合因子が、N−カドヘリンの細胞外ドメインに特異
的に結合する、請求項56に記載の方法。 - 【請求項61】 前記生物学的サンプルが、血液、血清、尿、腫瘍の生検、腹水液、前立腺の切
片、および上記のサンプルの画分からなる群より選択される、請求項56に記載
の方法。 - 【請求項62】 患者における転移性のガンの存在または非存在を決定する
ための方法であって、以下の工程: (a)患者から得た生物学的サンプルとN−カドヘリンをコードするポリヌク
レオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドとを接触させる工程;ならび
に (b)予め決定したカットオフ値と比較して、該オリゴヌクレオチドにハイブ
リダイズするポリヌクレオチドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそれ
から該患者における転移性のガンの存在または非存在を決定する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項63】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して決定される、請求項62に記載
の方法。 - 【請求項64】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ハイブリダイゼーションアッセイを使用して決定される、請求項
62に記載の方法。 - 【請求項65】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガンからなる群より選
択される、請求項62に記載の方法。 - 【請求項66】 前記生物学的サンプルが、RNAまたはcDNA調製物で
ある、請求項62に記載の方法。 - 【請求項67】 患者におけるガンの進行をモニターするための方法であっ
て、以下の工程: (a)ガン患者から得た生物学的サンプルとN−カドヘリンをコードするポリ
ヌクレオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドとを接触させる工程; (b)該オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドの量を該
サンプル中で検出する工程; (c)続く時点で該患者から得た生物学的サンプルを使用して、工程(a)お
よび工程(b)を繰り返す工程;ならびに (d)工程(c)において検出したポリヌクレオチドの量を工程(b)におい
て検出した量と比較する工程、およびそれから該患者におけるガンの進行をモニ
ターする工程、 を包含する、方法。 - 【請求項68】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して決定される、請求項67に記載
の方法。 - 【請求項69】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ハイブリダイゼーションアッセイを使用して決定される、請求項
67に記載の方法。 - 【請求項70】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガンからなる群より選
択される、請求項67に記載の方法。 - 【請求項71】 前記生物学的サンプルが、RNAまたはcDNA調製物で
ある、請求項67に記載の方法。 - 【請求項72】 患者におけるガンの転移の可能性を評価するための方法で
あって、以下の工程: (a)ガン患者から得た生物学的サンプルとN−カドヘリンをコードするポリ
ヌクレオチドにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドとを接触させる工程;な
らびに (b)予め決定されたカットオフ値と比較して、該オリゴヌクレオチドにハイ
ブリダイズするポリヌクレオチドの量を該サンプル中で検出する工程、およびそ
れから該患者における該ガンの転移の可能性を評価する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項73】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ポリメラーゼ連鎖反応を使用して決定される、請求項72に記載
の方法。 - 【請求項74】 前記オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレ
オチドの量が、ハイブリダイゼーションアッセイを使用して決定される、請求項
72に記載の方法。 - 【請求項75】 前記ガンが、白血病、前立腺ガン、乳ガン、および卵巣ガ
ンからなる群より選択される、請求項72に記載の方法。 - 【請求項76】 前記生物学的サンプルが、RNAまたはcDNA調製物で
ある、請求項72に記載の方法。
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