JP2002513046A - 少なくとも98の色相角度を有する黄色プテリジン - Google Patents

少なくとも98の色相角度を有する黄色プテリジン

Info

Publication number
JP2002513046A
JP2002513046A JP2000545866A JP2000545866A JP2002513046A JP 2002513046 A JP2002513046 A JP 2002513046A JP 2000545866 A JP2000545866 A JP 2000545866A JP 2000545866 A JP2000545866 A JP 2000545866A JP 2002513046 A JP2002513046 A JP 2002513046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pteridine
formula
salt
base
insoluble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000545866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002513046A5 (ja
Inventor
アイヒェンベルガー,トーマス
デュゲッリ,マティアス
ヒュージン,マックス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG filed Critical Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Publication of JP2002513046A publication Critical patent/JP2002513046A/ja
Publication of JP2002513046A5 publication Critical patent/JP2002513046A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/12Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D487/14Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B17/00Azine dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 98以上の色相角度hを有することを特徴とする、式(I)の2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン、本発明の式(I)のプテリジンの調製方法、新規であり、不溶性の2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン塩、その調製及び本発明のプテリジンの使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、国際照明学会のL**hシステムにおいて、98以上の色相角度を
有することを特徴とする、式(I):
【0002】
【化4】
【0003】 の2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンに関する。
【0004】 本発明は、更に、本発明の式(I)のプテリジンの調製方法、式(II)の不溶
性プテリジン塩、式(I)のプテリジンのスルファミン酸塩、これらの調製及び
これらのプテリジンの使用に関する。
【0005】 JACS77(1955)2243−2248に式(I)の黄色プテリジンの
調製が記載されているが、それは、色相角度が88以下を有し、赤色を帯びた黄
色である。更に、色相の明度は、現在の要求を満たしていない。
【0006】 本発明の目的は、98以上の色相角度を有する式(I)の緑色を帯びた黄色プ
テリジンを提供することである。生成物は、更に、良好な耐久度、高い色強度及
び改良された明度を有する。
【0007】 この目的は、最初に定義された式(I)のプテリジンにより達成される。
【0008】 本発明は、また、その調製、式(II)の不溶性プテリジン塩、特に式(I)のプ
テリジンのスルファミン酸塩、その調製及びこれらのプテリジンの使用を提供す
る。
【0009】 本発明の式(I)のプテリジンは、98以上の色相角度hを有する;色相角度
は、好ましくは98〜103の範囲内である。本発明は、国際照明学会(CIE
)(DIN5033、Part3;DIN6174)のL**hシステムに基づ
く、色相角度の定義を使用する。L**hシステムは、CIEの1976年L*
**カラースペース(以下「CIELab」又は「CIELabシステム」と
称する)と、以下のように相関する: 明度L*(輝度を測定する)は、両方のシステムで同様であり、 Cは、彩度であり、a*及びb*に下記の計算式により関連付られており、
【0010】
【数1】
【0011】 hは、色相角度であり、a*及びb*に下記の計算式により関連付られており、 色相角度hab=tg-1(b*/a*) a*は、緑−赤軸及びb*は、黄−青軸を説明する。
【0012】 色相角度hは、好ましくは、アルミ箔上の式(I)のプテリジンを含むワニス
の膜上で測定される。使用されるワニスは、好ましくはアルキド樹脂とメラミン
−ホルムアルデヒド樹脂との硬化混合物、所謂「AMワニス」である。本発明の
式(I)のプテリジンは、二酸化チタンと混合(式(I)のプテリジンと二酸化チ
タンの合計に基づき、式(I)のプテリジン5重量%)され、アルキド樹脂に基
づき、AMワニスに4.87重量%の割合で存在する。着色AMワニスは、有機
溶媒の混合物と共に、100μmの厚さの膜としてアルミ箔に慣例的に塗布され
、次に硬化され、続いて比色的に測定される。
【0013】 本発明の(I)のプテリジンは、一般的に種々の方法により得られる。本発明
の式(I)のプテリジンを調製する好ましい実施態様において、式(II):
【0014】
【化5】
【0015】 (式中、aは、1〜3の整数であり、そしてYは、酸基である)の不溶性2,4
,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン塩を塩基で処理して
式(I)のプテリジンを遊離させる。
【0016】 式(II)のプテリジン塩は、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4
−g〕プテリジンを酸HaYと反応させて得ることができ、この場合、使用され
る酸HaYは、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジ
ンと不溶性塩を形成できる無機又は有機酸である。
【0017】 有用な酸HaYの例としては、スルファミン酸及びその誘導体、R2NSO3
(ここで、Rは水素及び/又はC1−C4アルキル、例えばメチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチ
ルである)及びリン酸であり、好ましくはスルファミン酸である。
【0018】 不溶性とは、その100℃における溶解度が、水100ml中で1gを超えない
、式(II)の塩のような本発明の目的を意味するとして理解されるべきである。
【0019】 特に好ましい実施態様において、式(II)の塩は、式(III):
【0020】
【化6】
【0021】 (式中、Rは、水素又はC1−C4アルキルであり、好ましくは水素である)のス
ルファミン酸塩である。
【0022】 式(I)のプテリジンを遊離させるために使用される塩基は、一般的にアルキ
ル金属水酸化物、例えばNaOH又はKOH、好ましくは水溶液の形態、アルカ
リ金属炭酸塩又は有機塩基である。
【0023】 好ましくは、溶液1リットル当たり0.1〜3、好ましくは0.5〜2モル範
囲内の濃度でのアルカリ金属水酸化物水溶液の使用である。
【0024】 塩基の式(II)のプテリジン塩に対する重量比(それぞれ対応する乾燥重量に
基づく)、特に式(III)のプテリジンスルファミン酸塩に対する重量比は、一般
的に100:1〜10:1の範囲内、好ましくは30:1〜15:1の範囲内で
ある。
【0025】 好ましい実施態様において、塩基処理は、高温、好ましくは60〜130℃の
範囲内で実施される。特に好ましくは、70〜85℃の範囲である。95〜13
0℃の範囲内の温度の場合、特に反応が水性相で実施され得るために、雰囲気圧
を超える反応圧を使用することが助言され得る。
【0026】 現在までの観察から、110〜130℃の範囲内の作業では、一般的に不透明
な形態の式(I)のプテリジンを得る。透明な式(I)のプテリジンは、慣例的に
70〜100℃の範囲内で得る;多少透明なプテリジンは、一般的に100〜1
10℃を超えて得られる。
【0027】 塩基処理の期間は、慣例的に選択される反応温度の関数として、一般的に、4
〜48、好ましくは12〜24時間の範囲内で選択される。
【0028】 そのように遊離された式(I)のプテリジンは、従来の方法、例えば濾過、遠
心分離、又はデカントにより単離され得る。所望であれば、そのように単離され
た式(I)のプテリジンは、更に洗浄され、乾燥され得る。
【0029】 式(III)のスルファミン酸塩は、慣例的に、2,4,5,7−テトラアミノ
ピリミド〔5,4−g〕プテリジンと、R2NSO3H(ここで、好ましくはR=
Hである)とを、好ましくは高温で反応させて得られる。
【0030】 好ましい実施態様において、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4
−g〕プテリジンは、合成されたとみなされる粗生成物である。特に好ましくは
、2,4,5,6−テトラアミノピリミジンスルファートを酸素により、好まし
くは空気により酸化させて得られる粗生成物の使用である。より好ましくは、こ
の酸化は、pH6〜8の範囲内、好ましくは中性の範囲で水溶液中に実施される。
そのような方法は、例えばJACS77(1955)2243−2248に詳細
に記載されている。しかし、本発明の方法は、現在までの観察から、この合成に
又は使用される2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジ
ンに限定されない。
【0031】 2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンのHaY又
はR2NSO3Hに対するモル比は、一般的に0.1:1〜1:1の範囲内、好ま
しくは0.5:1〜0.9:1の範囲内である。
【0032】 処理は、好ましくは、60〜100℃の範囲内、好ましくは75〜100℃の
範囲内、最も好ましくは95〜100℃の範囲内で実施される。
【0033】 更に、処理は、好ましくは水性媒体中で実施される。慣例的には、これは、水
が溶媒として使用され、水1リットル当たりに使用されるスルファミン酸の量が
、一般的に、スルファミン酸1〜50gの範囲内、好ましくは5〜20gの範囲内
、特に好ましくは7〜15gの範囲内であることを意味する。
【0034】 選択される反応圧力は、一般的に大気圧が都合よいが、より低くても又はより
高くてもよく、例えば75kPa〜5MPaの範囲内である。
【0035】 好ましい実施態様において、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4
−g〕プテリジン、水及びHaY、好ましくはR2NSO3H、特にスルファミン
酸の混合物を、反応混合物を加熱する前に慣用の高性能分散手段(例えば、ドイ
ツ国、Staufen、JANKE-&KUNKEL GmbH&Co社製、ULTRA-TURRAX(登録商標)シリー
ズ)の一つによる処理に付す。この分散処理の期間は、一般的に1分〜30分の
範囲内、好ましくは5〜15分の範囲内で選択される。期間は、例えばより多く
の量が分散される場合、より長くてもよい。
【0036】 本発明の更なる実施態様は、式(II)の不溶性プテリジン塩、好ましくは式(
III)のスルファミン酸塩、特に式(III)(式中、Rは、水素である)の塩に関
する。
【0037】 本発明の更なる実施態様は、式(II)の不溶性プテリジン塩、特に式(III)の
スルファミン酸塩を調製する方法を更に提供し、ここで、2,4,5,7−テト
ラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンを、酸HaY、特にR2NSO3H、
特に好ましくはスルファミン酸と、好ましくは上記で既に記載された方法に従っ
て処理する。
【0038】 更なる実施態様は、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プ
テリジン、好ましくは合成されたとみなされる粗生成物、例えば酸化されたとみ
なされる2,4,5,6−テトラアミノピリジンスルファートと、酸HaY、特
にR2NSO3H、特に好ましくはスルファミン酸とを反応させ、所望であれば、
反応混合物から不純物を除去した後、式(II)の塩を、好ましくは式(III)の塩
を、特に好ましくは式(III)(式中、Rは、水素である)の塩を、塩基により処
理して本発明の式(I)のプテリジンを遊離させることによる、98以上、好ま
しくは98〜103の範囲内の色相角度を有する、式(I)の新規のプテリジン
を調製する更なる方法に関する。
【0039】 2,4,5,6−テトラアミノピリミジンスルファートの酸化により得られる
粗生成物は、好ましくは慣例的な黄色を帯びた橙色の生成混合物から、従来の方
法、好ましくは濾過によりとり出される。
【0040】 特に好ましい実施態様において、このとり出し工程は、一般的に濾過の形態を
とり、最初にこの黄色を帯びた橙色の生成混合物を塩基、例えばアルカリ金属水
酸化物、例えばNaOH、好ましくは水酸化ナトリウム水溶液の形態で、又はK
OH、好ましくは水酸化カリウム水溶液の形態で、一般的に高温で処理すること
により実施される。この塩基処理の後には、混合物がまだ高温の間に、一般的に
混合物の濾過が続き、次に得られる濾過残渣は、所望であれば水により洗浄され
、乾燥される。濾過と同様に、他の通常使用される分離方法、例えば遠心分離又
はデカントの使用も可能である。
【0041】 記載された塩基処理のための塩基の式(I)のプテリジンに対するモル比は、
一般的に1:1〜20:1の範囲内、好ましくは2:1〜10:1の範囲内、特
に好ましくは3:1〜4:1の範囲内である。
【0042】 塩基処理の温度は、60〜100℃の範囲内、好ましくは90〜100℃の範
囲内で慣例的に選択される。塩基処理の期間は、1〜10時間、好ましくは2〜
4時間の間で慣例的に選択される。
【0043】 本発明によると、この後には酸HaY、特にR2NSO3H、特に好ましくはス
ルファミン酸による反応が続き、それは、既に記載された方法により好ましく実
施され、そこで記述された方法のパラメータは、好ましくはここでも使用される
【0044】 本発明によると、98以上の色相角度hを有する式(I)のプテリジンは、所
望であれば、不純物を除去した後、続いて式(II)の塩、特に式(III)の塩、特
に好ましくは式(III)(式中、Rは、水素である)の塩を塩基で処理することに
より次に遊離させる。
【0045】 更なる好ましい実施態様は、反応条件下で不溶ではない2,4,5,6−テト
ラアミノピリミジン塩と酸素とを溶媒中に処理し、その後混合物とスルファミン
酸とを高温で混合することによる、式(II)のプテリジン塩、好ましくは式(II
I)のスルファミン酸塩、特に式(III)(式中、Rは、水素である)の塩を調製す
る更なる方法に関する
【0046】 本文脈中における不溶ではないの意味は、2,4,5,6−テトラアミノピリ
ジン塩が、選択された特定の溶媒中で、溶媒と塩の量に基づき、0.1重量%以
上、好ましくは1〜100重量%の範囲内の溶解度を有することである。
【0047】 更に、特に好ましい実施態様は、 (a)反応条件下で不溶ではない2,4,5,6−テトラアミノピリミジン塩を
、溶媒中酸素で処理し、 (b)次に、得られる反応混合物を、塩基により処理し、塩基処理の後、不溶物
を反応混合物からとり出し、そして (c)その後、工程(b)で得られるとり出された不溶画分を、酸HaY、特に
2NSO3H、特に好ましくはスルファミン酸と高温で反応させ、好ましくは反
応後に不溶画分を除去する、式(II)のプテリジン塩、好ましくは式(III)のス
ルファミン酸塩、特に好ましくは式(III)(式中、Rは、水素である)のスルフ
ァミン酸塩を調製する更なる方法に関する。
【0048】 これらの二つの実施態様において、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン
塩、好ましくは2,4,5,6−テトラアミノピリミジンスルファート(例えば
市販されているもの)を、塩が不溶ではない、即ち完全に又は少なくとも部分的
に溶解する(溶解度に関しては上記を参照)溶媒中で、選択された反応条件下で
慣例的に酸化させる。
【0049】 好ましくは、極性溶媒、例えば水、ジメチルスルホキシド(「DMSO」)ジ
メチルホルムアミド(「DMF」)、ジメチルアセトアミド、水可溶性アルコー
ル、例えばメタノール又はエタノール、特に極性プロトン性の溶媒、例えば水、
メタノール又はエタノールであり、特に好ましくは水である。
【0050】 溶媒の2,4,5,6−テトラアミノピリミジン塩に対する重量比は、一般的
に50:1〜1:1の範囲内、好ましくは15:1〜5:1の範囲内である。
【0051】 更に、酸化は、反応の開始時に5〜9の範囲内であるpHで好ましく実施される
。pHの範囲は、慣用の方法を使用して、例えば塩基、例えばアルカリ金属水酸化
物、特に水酸化ナトリウムを、好ましくは水酸化ナトリウム水溶液の形態で添加
して設定され得る。所望であれば、既知の緩衝剤又は緩衝溶液の使用も可能であ
る。
【0052】 特に好ましい実施態様において、酸化は、水性媒体中で実施され、水(水性塩
基の水分を含む)の2,4,5,6−テトラアミノピリミジン塩に対するモル比
は、50:1〜10:1の範囲内、好ましくは15:1〜10:1の範囲内であ
る。
【0053】 反応温度は、一般的に、15〜100℃の範囲内、好ましくは60〜100℃
の範囲内、特に好ましくは80〜90℃の範囲内で選択され、この場合、反応圧
力は、一般的に大気圧に対応する。例えば水性媒体中で100℃を超える反応を
実施することを所望する場合、圧力を上昇させることにより、より高い温度を使
用することも可能である。
【0054】 酸化のための反応時間は、温度の選択の関数として、8〜72時間の範囲内、
好ましくは24〜72時間の範囲内で慣例的に選択される。酸素は、一般的にガ
スの形態で反応混合物中を通す。純粋酸素、又は酸素含有ガス混合物、例えば窒
素−酸素混合物、特に空気を使用できる。
【0055】 反応混合物を通す酸素の単位時間当たりの量は、一般的に、溶媒1リットル当
たり0.1〜5リットル/分の範囲内、好ましくは0.2〜2リットル/分の範
囲内で選択される。空気を使用する場合、例えば溶媒1リットル当たり1〜10
、好ましくは2〜4リットル/分の使用が好ましい。
【0056】 HaY、特にR2NSO3H、特に好ましくはスルファミン酸による反応は、好
ましくは既に上記で記載された様にして実施される。
【0057】 特に好ましい実施態様において、工程(b)で使用される塩基は、一般的にア
ルカリ金属水酸化物、例えばNaOH又はKOH、特にその水溶液の形態、例え
ば苛性ソーダ液又は苛性カリ液、好ましくは水酸化ナトリウム水溶液である。使
用されるアルカリ金属水酸化物水溶液の濃度は、一般的に10〜50重量%の範
囲内、好ましくは30〜35重量%の範囲内である。塩基の選択されるピリミジ
ン塩に対するモル比は、一般的に0.5:1〜10:1の範囲内、好ましくは1
:1〜5:1の範囲内、特に好ましくは1.5:1〜2:1の範囲内である。
【0058】 この塩基処理のための温度は、慣例的に60〜100℃の範囲内、好ましくは
90〜100℃の範囲内である。本発明の方法の成功を危うくしないで、100
℃を超える温度を使用することも可能である。100℃を超える温度では、特に
塩基処理が慣例的に好ましい水性媒体で実施される場合、反応が水性相で実施さ
れ得るように圧力を適切に上昇させることが助言され得る。
【0059】 塩基処理のために選択される期間は、一般的に選択された反応温度の関数とし
て、慣例的に、1時間〜10時間の範囲内、好ましくは2〜4時間の範囲内であ
る。
【0060】 本発明によると、工程(b)で得られる2,4,5,7−テトラアミノピリミ
ド〔5,4−g〕プテリジンは、従来の方法、例えば濾過、デカント又は遠心分
離、好ましくは濾過により単離される。HaY、特にR2NSO3H、特に好まし
くはスルファミン酸による反応は、好ましくは既に上記で記載されたように実施
される。
【0061】 本発明によると、工程(c)で得られる式(II)の塩、特に式(III)のスルフ
ァミン酸塩、特に好ましくは式(III)(式中、Rは、水素である)の塩は、従来
の方法でとり出される。これは、例えば濾過、遠心分離又はデカント、好ましく
は濾過により達成されうる。得られる残渣は、場合により、続いて適切な液体に
より洗浄されて、更なる不純物が除去され、その後所望であれば乾燥される。
【0062】 好ましい洗浄液は、式(II)の塩、好ましくは式(III)の塩に関して溶解力を
あるとしてもほとんど有することがない極性溶媒、例えば水である。更なる特に
好ましい実施態様は、 (a)反応条件下で不溶ではない2,4,5,6−テトラアミノピリミジン塩を
、溶媒中酸素で処理し、 (b)所望であれば、得られる反応混合物を、次に塩基により処理し、不溶画分
を、塩基処理された反応混合物からとり出し、 (c)その後、とり出された不溶画分を、高温で酸HaYと反応させ、その後不
溶成分をとり出し、そして (d)とり出された不溶成分を塩基で処理する、2,4,5,6−テトラアミノ
ピリミジン塩を2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジ
ンに酸化し、その後、得られるピリジンを塩に変換し、反応混合物から塩を除去
し、続いて、塩基による塩の処理によって2,4,5,7−テトラアミノピリミ
ド〔5,4−g〕プテリジンを遊離させることによる、本発明の式(I)のプテ
リジンの調製方法に関する。
【0063】 使用される酸HaYは、好ましくはR2NSO3H、特に好ましくはスルファミ
ン酸(R=水素)である。
【0064】 この方法の個別の工程は、上記で規定された方法の工程に従って慣例的に実施
される。
【0065】 更なる好ましい実施態様は、 (a)2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンを、所
望であれば、塩基により処理し、次に不溶成分を反応混合物からとり出し、 (b)工程(a)に記載された塩基により処理されたか、又は処理されていない
2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンを、氷酢酸に
高温で曝露し、その後、不溶画分を反応混合物からとり出し、洗浄し、 (c)次に、とり出され及び洗浄された不溶画分を、高温で塩基と処理し、次に
、不溶画分をとり出し及び洗浄し、そして (d)工程(c)でとり出され及び洗浄された画分を、氷酢酸により高温で処理
し、次に不溶画分をとり出し及び洗浄し、所望であれば、乾燥する、本発明の式
(I)のプテリジンを調製する更なる方法に関する。
【0066】 好ましくは、使用される2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g
〕プテリジンは、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン塩の酸化により得ら
れる粗生成物である。
【0067】 工程(a)の塩基処理は、好ましくは、既に上記で記載された方法に従って実
施される。
【0068】 工程(b)及び(d)における氷酢酸処理は、一般的に、それぞれ塩基処理さ
れた2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンと氷酢酸
とを、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン(乾燥
プテリジンに基づく)1kg当たり10〜50リットル、好ましくは20〜30リ
ットルの氷酢酸を使用して混合することにより実施される。得られる氷酢酸混合
物は、好ましくは、高性能撹拌器により、一般的に1分〜30分の範囲内の時間
撹拌される。その後、本発明は、氷酢酸混合物が、70〜150℃の範囲内、好
ましくは100〜120℃の範囲内の温度で、一般的に1〜10時間の範囲内、
好ましくは3〜6時間の範囲内の時間加熱されることを提供する。本発明は、不
溶成分が好ましくはまだ熱い状態の間に、例えば濾過、遠心分離又はデカント、
好ましくは濾過によりとり出され、好ましくは最初に氷酢酸、次に水、特に好ま
しくは30〜80℃の範囲内、最も好ましくは45〜70℃の範囲内の温度を有
する水により洗浄されることを、続いて提供する。水による洗浄は、好ましくは
、洗浄液がpH−中性になるまで続けられる。所望であれば、特に工程(d)の後
、洗浄された画分は、乾燥される。
【0069】 工程(c)における塩基処理は、工程(b)で得られた画分と塩基とを、画分
(乾燥重量に基づく)1kg当たり、一般的に10〜100リットルの塩基水溶液
を使用して混合することにより実施される。使用される塩基水溶液は、好ましく
はアルカリ金属水酸化物水溶液、例えば苛性ソーダ液又は苛性カリ液、特に好ま
しくは苛性ソーダ液である。塩基は、慣例的に、水溶液1リットル当たり0.1
モル〜2.5モルの範囲内の量で使用される。選択されるpHは、一般的に7以上
の範囲内、好ましくは7〜14の範囲内である。
【0070】 好ましい実施態様において、このようにして得られた塩基混合物を、高性能撹
拌器により、一般的に1分〜30分の範囲の時間で撹拌する。その後、塩基混合
物は、70から150℃の範囲内、好ましくは85〜100℃の範囲内の温度で
、一般的に0.5〜5時間の範囲、好ましくは1〜3時間の範囲の時間加熱する
。本発明は、次に、不溶成分を好ましくはまだ熱い状態の間にとり出し、例えば
濾過、遠心分離又はデカント、好ましくは濾過により除去し、好ましくは最初に
同様のアルカリ金属水酸化物溶液により、次に水、特に好ましくは30〜80℃
の範囲内、最も好ましくは45〜65℃の範囲内の温度を有する水により洗浄し
、所望であれば、洗浄された画分を乾燥することを提供する。
【0071】 更なる好ましい実施態様において、上記に記載された氷酢酸/塩基/氷酢酸変
法を、2,4,5,7ーテトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンではな
く、上記に記載された方法の1個に従って、好ましくは最初に2,4,5,7−
テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンに変換し、次に(a)〜(d)
で記載されたように使用する2,4,5,6−テトラアミノピリミジンに実施す
る。
【0072】 本発明は、更に、本発明の式(I)のプテリジンを調製する更なる方法に関し
、それは、2,4,6−トリアミノピリミジンとジアセチル化2,4,6−トリ
アミノ−5−ニトロソピリミジン(「ジアセチル化合物」)とを反応させること
を含む。
【0073】 化学分子式:C81063を有する青色ジアセチル化合物(異なる異性体の
混合物でもあり得る)の調製は、慣例的に、2,4,6−トリアミノ−5−ニト
ロソピリミジンと無水酢酸及び酢酸の混合物とを反応させて実施され、J.Org.Ch
em. (1963) 1197-1202に記載されており、これに関してこれ以上記述する必要が
ない。
【0074】 ジアセチル化合物の選択される2,4,6−トリアミノピリミジンに対するモ
ル比は、好ましくは0.5:1〜2:1の範囲内、好ましくは0.9:1〜1.
1:1の範囲内である。
【0075】 反応温度は、好ましくは昇温、特に好ましくは70〜125℃の範囲内である
【0076】 ジアセチル化合物による反応を、水性塩基媒体中で、特に7.5〜9の範囲内
のpHで実施して、式(I)のプテリジンを形成することが、更に好ましい。慣例
的には数時間、好ましくは2〜50時間の範囲内、特に好ましくは10〜30時
間の範囲内の反応時間の後、反応混合物のpHは、一般的に、塩基、好ましくは水
性塩基の更なる添加により、強塩範囲へ移動し、好ましくは10以上のpH、特に
好ましくは12〜14の範囲内のpHに移動し、反応混合物は次に、更に1〜20
時間、好ましくは3〜10時間撹拌される。
【0077】 この変法において、好ましい溶媒は水であり、pHは、慣用の水可溶性塩基、例
えばアルカリ金属水酸化物、特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムの添加に
より設定される。選択される溶媒の量は、一般的に2,4,6−トリアミノピリ
ミジン1kg当たり5〜100リットルの範囲内、好ましくは20〜50リットル
の範囲内である。
【0078】 一般的に、式(I)のプテリジンは、慣用の方法、例えば濾過、遠心分離又は
デカント、好ましくは濾過、特に好ましくはまだ熱い間、即ち選択された反応温
度での濾過により反応混合物よりとり出され、得られる残渣は、水により、好ま
しくは洗浄液がpH−中性になるまで洗浄される。所望であれば、得られる式(I
)のプテリジンは、従来の方法により乾燥され得る。
【0079】 本発明の式(I)のプテリジンは、好ましくは、それぞれそれ自体一般的に既
知の方法に従って、着色剤、特に顔料として使用される。
【0080】 式(I)のプテリジンは、高分子有機材料を着色するために特に有用である。
式(I)のプテリジンは、種々の適用、例えばグラビア/フレキソ印刷、枚葉紙
オフセット印刷、ブリキ印刷のためのトナー及び印刷インクを調製するため並び
にカラーフィルターのために更に有用である。
【0081】 グラビア/フレキソ印刷のために、印刷インク濃縮物を溶媒(水及び/又は有
機溶媒)により希釈して、次にそれ自体既知の方法に従って使用され得る印刷イ
ンクを調製することが、慣例的である。
【0082】 印刷インク濃縮物は、一般的に、式(I)のプテリジンと透明ワニスとを混合
することにより調製され、透明ワニスは、例えばニトロセルロース、エタノール
及び他の慣用の添加剤から調製される。
【0083】 好ましい実施態様において、印刷インク濃縮物は、濃縮物に基づき、15〜4
0重量%の範囲内の量の式(I)のプテリジンを含む。印刷インクにおける式(I
)のプテリジンの量は、一般的に、所望する用途に依存して、印刷インクに基づ
き、10〜20重量%の範囲内で選択される。
【0084】 式(I)のプテリジンが、枚葉紙オフセット印刷及びブリキ印刷において使用
される場合、式(I)のプテリジンは、着色印刷インクに基づき、15〜30重
量%の範囲内、好ましくは20〜25重量%の範囲内の式(I)のプテリジンの
量で使用される。
【0085】 本発明により着色される高分子有機材料は、天然又は合成起源でありうる。そ
れらは、例えば天然樹脂又は乾性油、ゴム又はカゼイン若しくは改質された天然
物質、例えばクロロゴム、油改質アルキド樹脂、ビスコース、セルロースエーテ
ル又はエステル、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セ
ルロース若しくはニトロセルロースであるが、特に、付加重合、重縮合又は重付
加により得られる完全合成有機ポリマー(熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂)であ
る。付加重合樹脂の例としては、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン又はポリイソブチレン、置換ポリオレフィン、例えば塩化ビニル、酢酸
ビニル、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸及び/若しくはメタクリル酸
エステル又はブタジエンのポリマー、また、記載されたモノマーのコポリマー、
特にABS又はEVAである。
【0086】 重付加樹脂及び重縮合樹脂の例としては、ホルムアルデヒドとフェノールとの
縮合生成物(フェノール樹脂として既知)並びにホルムアルデヒドとウレア、チ
オウレア及びメラミンとの縮合生成物(アミノプラストとして既知)、表面塗布
樹脂として使用されるポリエステル(飽和ポリエステル、例えばアルキド樹脂及
び不飽和ポリエステル、例えばマレエート樹脂の両方を含む)、また、直鎖ポリ
エステル及びポリアミド又はシリコーンである。
【0087】 記載された高分子化合物は、個別に又は混合物で可塑的に変形しうる材料、又
は溶融体として存在することができ、それは場合により繊維に紡糸され得る。
【0088】 それらは、また、そのモノマーの形態で、或いは膜成形体又は塗料若しくは印
刷インクのための結合剤、例えばアマニ油ワニス、ニトロセルロース、アルキド
樹脂、メラミン樹脂、ウレア−ホルムアルデヒド樹脂又はアクリル酸樹脂として
、溶解された形態の重合状態で存在しうる。
【0089】 高分子有機物質は、本発明の式(I)のプテリジンにより、例えばそのような
顔料を、場合によりマスターバッチの形態で、これらの物質にロール練り機又は
混合若しくは練磨装置を使用して混合することによって、着色される。着色材料
は、その後、所望する最終形状に、カレンダー、プレス、抽出、塗布、注入又は
射出成形による従来の方法で加工される。造形の前に、高分子化合物に可塑剤を
組み込むことが、軟質成形体を製造するために又は脆性を減少させるために、頻
繁に所望される。有用な可塑剤の例としては、リン酸、フタル酸又はセバシン酸
のエステルである。本発明の方法において、可塑剤は、無金属有機顔料が組み込
まれる前又は後で、ポリマーに組み込まれ得る。異なる色相を達成する目的で、
高分子有機物質に式(I)のプテリジンだけではなく、充填剤又は他の着色成分
、例えば白色、着色若しくは黒色顔料、また、所望される特定の量の効果顔料を
添加することが、更に可能である。
【0090】 顔料塗料及び印刷インクに、高分子有機材料及び式(I)のプテリジンは、場
合により追加の物質、例えば充填剤、他の顔料、乾燥剤又は可塑剤と共に、一般
的に、有機及び/若しくは水性溶媒又は溶媒混合物中で、微細に分散又は溶解さ
れる。これは、個別の成分を、それら自体を分散若しくは溶解するか、さもなけ
れば、1種以上の成分を一緒に分散若しくは溶解した後でのみ、全ての成分を合
わせることにより達成できる。
【0091】 したがって、更なる実施態様は、式(I)のプテリジン、即ち98以上の色相
を有するプテリジンを含む練り込み着色高分子有機材料を提供し、練り込み着色
高分子有機材料は、 (a)(a)及び(b)の合計に基づき、式(I)のプテリジン0.05〜20
重量%、 (b)(a)及び(b)の合計に基づき、高分子有機材料99.95〜80重量
%、そして (c)所望であれば、添加剤を含む。
【0092】 したがって、更なる実施態様は、また、例えば式(I)のプテリジンと高分子
有機材料を混合する、従来の方法による高分子有機材料の練り込み着色のための
、式(I)のプテリジンの使用を提供する。
【0093】 例えばプラスチック、繊維、塗料又は印刷において得られる着色は、緑色を帯
びた黄色の色相、非常に高い色強度、高い飽和性、良好な分散性及び上塗り、移
染性、熱、光及び気候に対する良好な耐久度が注目に値する。特に印刷インクに
おいて、式(I)のプテリジンの使用は、顕著な透明度をもたらし、非常に良好
な光沢が得られる。
【0094】
【実施例】
比色的特性、例えば色相h等は、本発明の式(I)のプテリジンを含むAMワ
ニスで測定される。下記の手順を適用する: アルキド樹脂溶液60.00g(アルキド樹脂は、多価アルコールとポリカル
ボン酸から得られるポリエステルである)、特にALKYDAL(登録商標)F310SN(
バイエル社製)であり、この混合物は、 アルキド樹脂、Solvent Naphtha 100(CAS No. 64742-95-6)中約60%、 キシレン1.2重量、 1,2,4−トリメチルベンゼン14.0重量%、 プロピルベンゼン1.6重量%、 メシチレン(1,3,5−トリメチルベンゼン)4.0重量%(重量%はそれ
ぞれ混合物に基づく)よりなり、 20℃で約1.02g/cm3の密度、20℃で約6000mPa.sの粘度及び>9
0秒の流出時間(DIN53211に従って4mmノズルで)を有するALKYDAL(
登録商標)F310であり、 キシレン19.00g、 1−ブタノール2.00g、 1−メトキシ−2−プロパノール2.00g及び シリコーン油1.00g(BAYSILONE(登録商標)MA、キシレン中1重量%、バ
イエル社製) からなる混合物を20分間激しく混合した。次に、メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂溶液(CYMEL(登録商標)327(メチル化メラミン−ホルムアルデヒド樹脂)
、イソブタノール(約9重量%)中約90重量%及びホルムアルデヒド(約0.
5重量%)、DYNO-CYTEC K.S.,NO;粘度(23℃):DIN53019/532
14に従って5,100〜16,000mPa.s;相対密度(23℃):ISO2
811に従って1.18g/cm3)を、上記の混合物に加え、再び混合物を激しく
混合した。得られた混合物34.2gに、 本発明の顔料600mg(使用されるアルキド樹脂に基づき4.87重量%に対
応する)、 二酸化チタン(BAYERTITAN(登録商標)R-KB-3、バイエル社製)11.4g、
(式(I)のプテリジンの二酸化チタンに対する重量比=5:95)、 キシレン3.8g及び ガラスビーズ200g(直径2mm)、 を加え、得られた混合物を、SKANDEX分散器BA-S20(ドイツ国、Hermer、Lau社製
)によりレベル2で60分間粉砕した。その後、膜アプリケーターを使用して、
粉砕混合物を100μmの(未乾燥塗膜)厚さの膜として、アルミ箔に適用し、
続いて120℃で30分間乾燥した。
【0095】 比色測定(色強度の測定も含む)を、スイス国、Dietikon、Datacolor社製DC3
890分光光度計により、CIELabシステム、通常観察10°、D65標準輝
度、形状寸法D/8(DIN5033)に従って、光沢を含めて実施した。
【0096】 実施例1: 市販の2,4,5,6−テトラアミノピリミジンスルファート(99.3%)
191.92g、脱イオン水1リットル及び0.5N水酸化ナトリウム水溶液1リ
ットルの懸濁液に、水酸化ナトリウム水溶液30重量%の50.2mlを、室温で
撹拌しながら加えた。その後、pHを7にした。撹拌を室温で更に15分間続け、
次に、温度を30分かけて85℃に上昇させながら(その時のpHはまだ約6.5
)、空気流約6リットル/分を、浸漬管を通して反応混合物中に通過させた。最
終温度に到達した時点において、空気を常時通過させながら、反応混合物を48
時間撹拌した。
【0097】 得られた黄色を帯びた橙色の反応混合物を、次に、2分割した。半分を、まだ
熱い間にハード濾紙上で濾取し、脱イオン水1リットルで洗浄し、減圧下に11
0℃で乾燥して、下記の元素組成を有する粗生成物Aの40.95gを得た。 37.58%C、3.66%H、53.35%N (C8810・0.7H2Oの計算値:37.41%C、3.69%H、54.5
4%N)
【0098】 他の半分を、30%水酸化ナトリウム水溶液70mlと混合し、99℃で3時間
撹拌しながら還流した。混合物をまだ熱い間にガラス繊維/織物フィルタを通し
て濾過し、濾過残渣を洗浄水が中性になるまで脱イオン水で洗浄した。減圧下に
110℃で乾燥して、下記の元素組成を有する黄色を帯びた橙色の粗生成物Bの
36・64gを得た。 38.15%C、3.59%H、54.46%N (C8810・0.4H2Oの計算値:38.21C、3.52%H、55.71
%N)
【0099】 比較例1(JACS77(1955)2143〜2148と類似): 粗生成物Aの17.36gを、氷酢酸(100%)2.6リットル中で撹拌し
、110℃に加熱し、次にULTRA-TURRAX(登録商標)撹拌器(ドイツ国、Staufe
n、JANKE&KUNKEL社製)により10分間高速で微細に分散した。バッチをその後
110℃で更に90分間撹拌し、熱いままガラス繊維/織物フィルタを通して濾
過した。湿ったプレスケーキを、0.1NHClの2.3リットル中でスラリー
化し、還流温度(99℃)に加熱し、その温度で30分間撹拌した。文献による
報告と異なり、生成物は、完全には溶解しなかった。次に褐色を帯びた黄色の懸
濁液を、熱いままガラス繊維/織物フィルタを通して濾過した。橙色の濾液を、
室温に冷却した後、水酸化アンモニウム水溶液5重量%を加えてpH7に調整し、
黄色を帯びた橙色の沈殿物を形成させた。これに続いて、pHを常に7に制限しな
がら、80℃に加熱し、その温度で2時間撹拌した。バッチを熱いままでハード
濾紙を通して濾過し、濾過残渣を水500mlで洗浄し、乾燥した。
【0100】 この実験を粗生成物Bで繰り返した。粗生成物に依存して、それぞれの元素組
成を有する下記の生成物を得た: 粗生成物A:黄色を帯びた橙色の粉末7.68g。 C:38.98% H:3.53% N:54.74% (C8810・0.1H2Oの計算値:C:39.06% H:3.36%
N:56.93%) 粗生成物B:黄色を帯びた橙色の粉末9.53g。 C:38.49% H:3.59% N:54.93% (C8810・0.1H2Oの計算値:C:38.49% H:3.47%
N:56.11%)
【0101】 実施例2: (a)粗生成物Aの18gを水1リットル中に室温でスラリー化し、スルファミ
ン酸(99%)10.84gと混合し、ULTRA-TURRAX(登録商標)撹拌器により
8分間微細に分散した。バッチを還流温度(99℃)に加熱し、その温度で45
分間撹拌した。黄色の懸濁液をまだ熱いうちに濾過し、濾過残渣を中性になるま
で水により洗浄した。まだ湿っているプレスケーキを直接使用して(下記(b)
参照)、その少量を分析する目的で乾燥した。元素組成は下記である。 C:28.82% H:3.44% N:44.09% S:7.79% (C8810・0.81H2NSO3H・0.6H2Oの計算値:C:28.80%
H:3.51 N:45.38% S:7.78%)
【0102】 (b)工程(a)のスルファミン酸塩を、1N水酸化ナトリウム水溶液1.2リ
トルに加え、次にULTRA-TURRAX(登録商標)撹拌器により8分間微細に分散し、
その後80℃に加熱した。バッチをその温度で18時間撹拌した、その間、最初
に黄色を帯びた橙色の懸濁液が、緑色を帯びた黄色になった。その後、熱いまま
ガラス繊維/織物フィルタを通して濾過し、濾過残渣を中性になるまで水により
洗浄し、減圧下に110℃で乾燥した。
【0103】 元素組成は下記である。 C:38.27% H:3.61% N:55.02% (C8810・0.4H2Oの計算値:C:38.21% H:3.52%
N:55.71%)
【0104】 実施例3: 本発明の実施例2を、粗生成物Aに代えて、粗生成物Bの18gを使用して繰
り返した。
【0105】 スルファミン酸塩の元素組成は下記である。 C:28.64% H:3.39% N:44.80% S:8.65% (C8810・0.9H2NSO3H・0.2H2Oの計算値:C:28.66%
H:3.34% N:45.55% S:8.61%)
【0106】 最終生成物の元素組成は下記である。 C:38.45% H:3.56% N:54.98% (C8810・0.3H2Oの計算値:C:38.49% H:3.47%
N:56.11%)
【0107】 下記の表は、AMワニスに5:95で組み込み、アルミニウムに塗布した後、
本発明の例及び比較例により調製される生成物の色座標を含む。
【0108】
【表1】
【0109】 実施例3の色強度は、100に設定され、他の色強度の値はそれに基づく。
【0110】 実施例4:(氷酢酸/水酸化ナトリウム水溶液/氷酢酸処理による不透明な形態
の式(I)のプテリジンの調製) 実施例1と同様に調製した粗生成物Bの湿ったプレスケーキ251.14g(
強度:乾燥物質の30.8重量%)を、ULTRA-TURRAX(登録商標)撹拌器により
氷酢酸1.7リットル中に3分間微細に分散した。これに続いて、105〜11
0℃の範囲内の温度に加熱し、その後その温度で4時間撹拌した。その後、緑色
を帯びた黄色の懸濁液を、まだ熱い間にガラス繊維/ハード濾紙を通して濾過し
、濾過残渣を氷酢酸(100%)300ml及び温水(約55℃)3.5リットル
で洗浄した。湿っているプレスケーキの収量:208.06g。
【0111】 この湿っているプレスケーキ202.61gを、ULTRA-TURRAX(登録商標)撹
拌器により1N水酸化ナトリウム水溶液2リットル中に3分間微細に分散、その
時点でそのようにして得られた混合物を、90〜95℃の範囲内の温度に加熱し
、その温度で2時間撹拌した。緑色を帯びた黄色の懸濁液を、まだ熱い間にガラ
ス繊維/ハード濾紙を通して濾過し、濾過残渣を1N水酸化ナトリウム水溶液4
00ml及び温水(約55℃)2.8リットルで洗浄した。湿っているプレスケー
キの収量:221.22g。
【0112】 この湿っているフィルターケーク212.08gを、、ULTRA-TURRAX(登録商
標)撹拌器により氷酢酸(100%)1.6リットル中に3分間微細に分散し、
その時点でそのようにして得られた混合物を、105〜110℃の範囲内の温度
に加熱し、その温度で4時間撹拌した。次に、まだ熱い間にガラス繊維/ハード
濾紙を通して濾過し、濾過残渣を、最初に氷酢酸500ml、次に温水(約65℃
)4.8リットルにより、洗浄液が中性(pH紙による試験)になるまで洗浄した
。減圧下に110℃で乾燥して、下記の元素組成を有する黄色の粉末65.6g
を得た。 C:38.74% H:3.47% N:55.76% (C8810・0.2H2Oの計算値:C:38.77% H:3.42%
N:56.52%)
【0113】 AMワニスに5:95で組み込み、アルミニウムに塗布した後、下記のCIE
Lab値を得た。 L*:90.88 C*:52.38 h:98.45
【0114】 実施例5: Journal of Organic Chemistry (1963) 1197-1202、特に1200頁右下に従
って調製されたジアセチル化2,4,6−トリアミノ−5−ニトロソピリミジン
(C81063)の2.40g、2,4,6−トリアミノピリミジン1.28g
及び脱イオン水50mlからなる緑色の懸濁液を、90〜95℃の範囲内の温度に
加熱し、次にその温度で20時間撹拌し、その間pHを、1N水酸化ナトリウム水
溶液を加えることにより約8に維持した。その後、薄橙色の懸濁液を、温度を9
5℃に維持しながら、1N水酸化ナトリウム水溶液30mlと混合し、続いて2時
間後に更に50mlと混合した。その後薄黄色の懸濁液を、その温度で更に5時間
撹拌し、次にハード濾紙を通して濾過し、濾過残渣を洗浄液が中性(pH紙による
試験)になるまで水により洗浄した。残渣を減圧下に110℃で乾燥して、下記
の元素組成を有する黄色の粉末0.71gを得た。 C:39.18% H:3.59% N:53.49% (C8810・0.1H2Oの計算値:C:39.06% H:3.36%
N:56.93%)
【0115】 AMワニスに5:95で組み込み、アルミニウムに塗布した後、下記のCIE
Lab値を得た。 L*:90.63 C*:63.61 h:102.39
【0116】 実施例6: (a)透明ワニスの調製 ニトロセルロース20重量部(NITROCELLULOSE(登録商標)A400、ビス−2−
エチルヘキシルフタラート(「ジオクチルフタラート」又は「DOP」)、ドイ
ツ国WOLF WALSRODE社製、18重量%を含む) 可塑剤(DOP)4重量部、 エタノール56重量部及び 酢酸エチル20重量部 を十分に混合した。
【0117】 (b)印刷インクの調製 本発明の式(I)のプテリジン15重量部、 (a)の透明ワニス20重量部及び エタノール25重量部 よりなる分散体(上記の成分を30分間激しく撹拌して調製された)に、更に(
a)の透明ワニス40重量部を加えて、5分間激しく撹拌した。これに続いて、
4000回転/分のビーズミルにより10分間処理した。
【0118】 この印刷インクにより得られた着色は、非常に高い色強度、高い光沢、優れた
耐光性及び耐薬品性を有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 デュゲッリ,マティアス スイス国 ツェーハー−1700 フライブル ク リュー ジョルジュ ジョルディル 3 (72)発明者 ヒュージン,マックス スイス国 ツェーハー−4497 リューネン ベルク ツィールヴェーク 256 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB08 CC08 DD02 EE06 FF01 GG04 HH01 4H056 DD07 EA13 FA01 FA05 4J002 AA001 EU156 EV266 FD096 4J039 AB02 BC07 BC51 BC67 BC77 BE01 BE12 CA05 EA17 EA33 EA35 EA40 GA02 GA03 GA09

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 国際照明学会のL**hシステムにおいて、98以上の色相
    角度hを有することを特徴とする、式(I): 【化1】 の2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン。
  2. 【請求項2】 式(II): 【化2】 (式中、aは、1〜3の整数であり、そしてYは、酸基である)の不溶性2,4
    ,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン塩を塩基で処理して
    、式(I)のプテリジンを遊離させることを含む、請求項1記載の式(I)のプテ
    リジンの調製方法。
  3. 【請求項3】 HaYが、R2NSO3H、好ましくはスルファミン酸である
    、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の式(II)の2,4,5,7−テトラアミノピ
    リミド〔5,4−g〕プテリジン塩。
  5. 【請求項5】 式(III): 【化3】 (式中、Rは、水素又はC1−C4アルキルであり、好ましくは水素である)のス
    ルファミン酸塩。
  6. 【請求項6】 2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテ
    リジンを酸HaYと反応させる、請求項2記載の式(II)の塩の調製方法。
  7. 【請求項7】 2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテ
    リジンを酸HaYと反応させ、得られる請求項2記載の式(II)の塩をとり出し
    、とり出された式(II)の塩を次に塩基で処理して、本発明の式(I)のプテリジ
    ンを遊離させる、請求項1記載の式(I)のプテリジンの調製方法。
  8. 【請求項8】 使用される2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4
    −g〕プテリジンが、2,4,5,6−テトラアミノピリミジンスルファートの
    酸化から得られる、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 2,4,5,6−テトラアミノピリミジンスルファートの酸
    化から得られる粗生成物を、更なる反応に付す前に、従来の方法により、生成混
    合物からとり出す、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 粗生成物を含む生成混合物を、最初に塩基により高温で処
    理し、次に塩基処理された混合生成物がまだ熱いうちにとり出しを行い、得られ
    るとり出された画分を水で洗浄し、その後、所望であれば、乾燥する、請求項9
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 反応条件下で不溶ではない2,4,5,6−テトラアミノ
    ピリミジン塩を溶媒中酸素で処理し、その後混合物を酸HaY好ましくはR2NS
    3Hと高温で反応させる、請求項2記載の式(II)の2,4,5,7−テトラ
    アミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン塩の調製方法。
  12. 【請求項12】 (a)反応条件下で不溶ではない2,4,5,6−テトラ
    アミノピリミジン塩を溶媒中酸素で処理し、 (b)次に、得られる反応混合物を塩基により処理し、塩基処理の後、不溶物を
    反応混合物からとり出し、そして (c)その後、工程(b)で得られるとり出された不溶物を酸HaYと高温で反
    応させ、好ましくは反応後に不溶物をとり出す、請求項2記載の式(II)の2,
    4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジン塩の調製方法。
  13. 【請求項13】 (a)反応条件下で不溶ではない2,4,5,6−テトラ
    アミノピリミジン塩を溶媒中酸素で処理し、 (b)所望であれば、得られる反応混合物を次に塩基により処理し、不溶画分を
    塩基処理された反応混合物からとり出し、 (c)その後、とり出された不溶画分を酸HaY、特にR2NSO3H、特に好ま
    しくはスルファミン酸と高温で反応させ、その後不溶成分をとり出し、そして (d)とり出された不溶成分を塩基で処理する、2,4,5,6−テトラアミノ
    ピリミジン塩を、2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリ
    ジンに酸化し、その後、得られるピリジンを塩に変換し、反応混合物から塩をと
    り出し、続いて、塩基による塩の処理によって2,4,5,7−テトラアミノピ
    リミド〔5,4−g〕プテリジンを遊離させることによる、請求項1記載の式(
    I)のプテリジンの調製方法。
  14. 【請求項14】 (a)2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−
    g〕プテリジンを、所望であれば、塩基と処理し、次に不溶成分を反応混合物か
    らとり出し、 (b)工程(a)に記載された塩基により処理されたか、又は処理されていない
    2,4,5,7−テトラアミノピリミド〔5,4−g〕プテリジンを、高温で氷
    酢酸処理に付し、その後、不溶画分を反応混合物からとり出し、洗浄し、 (c)次に、とり出され及び洗浄された不溶画分を高温で塩基で処理し、次に、
    不溶画分をとり出し及び洗浄し、そして (d)工程(c)でとり出され及び洗浄された画分を高温で氷酢酸で処理し、次
    に不溶画分をとり出し及び洗浄し、所望であれば、乾燥する、請求項1記載の式
    (I)のプテリジンの調製方法。
  15. 【請求項15】 2,4,6−トリアミノピリミジンをジアセチル化2,4
    ,6−トリアミノ−5−ニトロソピリミジンと反応させることを含む、請求項1
    記載の式(I)のプテリジンの調製方法。
  16. 【請求項16】 特にトナー、プリントインク及びカラーフィルタを調製す
    るための高分子有機材料を着色するための、請求項1記載の式(I)のプテリジ
    ンの使用。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の式(I)のプテリジンを含む高分子有機材
    料。
JP2000545866A 1998-04-24 1999-04-14 少なくとも98の色相角度を有する黄色プテリジン Pending JP2002513046A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH938/98 1998-04-24
CH93898 1998-04-24
PCT/EP1999/002509 WO1999055707A1 (en) 1998-04-24 1999-04-14 Yellow pteridine having a hue-angle of at least 98

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002513046A true JP2002513046A (ja) 2002-05-08
JP2002513046A5 JP2002513046A5 (ja) 2006-06-15

Family

ID=4198677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000545866A Pending JP2002513046A (ja) 1998-04-24 1999-04-14 少なくとも98の色相角度を有する黄色プテリジン

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6120956A (ja)
EP (1) EP1073660B1 (ja)
JP (1) JP2002513046A (ja)
KR (1) KR100542964B1 (ja)
CN (1) CN1298405A (ja)
AU (1) AU3707699A (ja)
CA (1) CA2313634A1 (ja)
DE (1) DE69917897T2 (ja)
WO (1) WO1999055707A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505241A (ja) * 2004-06-30 2008-02-21 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド プテリジン顔料配合物
JP2008514770A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド カラーフィルター着色剤組成物中のシェーディング成分としてのピリミド[5,4−g]プテリジン類の使用

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1162431C (zh) 1999-10-21 2004-08-18 西巴特殊化学品控股有限公司 制备嘧啶并[5,4-g]蝶啶衍生物的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018866A1 (en) * 1996-10-25 1998-05-07 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Process for colouring high molecular weight organic material and polycyclic pigments

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4415656A1 (de) * 1994-05-04 1995-11-09 Bayer Ag Neue Pigmentsalze und deren Verwendung zum Färben und Pigmentieren
GB9517565D0 (en) * 1995-08-26 1995-10-25 Ciba Geigy Ag Pigment compositions
US6001167A (en) * 1996-08-06 1999-12-14 Engelhard Corporation Pigment compositions

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018866A1 (en) * 1996-10-25 1998-05-07 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Process for colouring high molecular weight organic material and polycyclic pigments
JP2001502746A (ja) * 1996-10-25 2001-02-27 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド 高分子量有機材料を着色する方法及び多環式顔料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505241A (ja) * 2004-06-30 2008-02-21 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド プテリジン顔料配合物
JP2008514770A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド カラーフィルター着色剤組成物中のシェーディング成分としてのピリミド[5,4−g]プテリジン類の使用

Also Published As

Publication number Publication date
AU3707699A (en) 1999-11-16
EP1073660A1 (en) 2001-02-07
KR20010042951A (ko) 2001-05-25
WO1999055707A1 (en) 1999-11-04
KR100542964B1 (ko) 2006-01-20
US6120956A (en) 2000-09-19
EP1073660B1 (en) 2004-06-09
DE69917897D1 (de) 2004-07-15
DE69917897T2 (de) 2005-07-28
CN1298405A (zh) 2001-06-06
CA2313634A1 (en) 1999-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0561277B2 (ja)
JP2515377B2 (ja) 金属酸化物で被覆された有機顔料
DE1914271C3 (de) Verfahren zur Herstellung farbstarker transparenter Pigmente der Isoindolinreihe
JPH07113092B2 (ja) インダントロンブル−顔料を基剤とした新規な組成物
JPH07179778A (ja) 顔料2、9−ジクロロキナクリドンの製造方法
JP2573642B2 (ja) ピロロ−〔3,4−c〕−ピロールとキナクリドンとの固溶体
JP3705837B2 (ja) トリフェンジオキサジン化合物
KR100327146B1 (ko) 수지산염화2,9-디메틸퀴나크리돈
KR100382334B1 (ko) 디아릴디케토피롤로피롤안료의제조방법
KR0168060B1 (ko) 2,9-디클로로퀴나크리돈으로 착색된 엔지니어링 플라스틱 및 도료
CA2125743A1 (en) Compositions based on 2,9-dichloroquinacridone pigments
JP3897374B2 (ja) 3、6−ジ(4−ビフェニル)−1、4−ジケト−ピロロ[3、4−c]−ピロールをベースとした顔料組成物
JP3168038B2 (ja) 顔料配合物
JP4526650B2 (ja) 固溶体
JP2002513046A (ja) 少なくとも98の色相角度を有する黄色プテリジン
JP4450869B2 (ja) 高分子量有機材料を着色する方法及び多環式顔料
JPS63161061A (ja) イソインドリン顔料を基剤とした新規組成物
JP2003526703A (ja) パープル色顔料組成物およびその使用
JP3501296B2 (ja) 新規なビスアゾ、ビスアゾメチンおよびアゾ−アゾメチン化合物
JP4808884B2 (ja) ピリミド〔5,4−g〕プテリジン誘導体の製造方法
JPH02110163A (ja) 新規なイソインドリン顔料
US5030734A (en) Solid solutions of azomethine pigments
JPS6251985B2 (ja)
JPH08170026A (ja) 有機顔料を製造する方法
JPH09143304A (ja) 多環式化合物を用いて高分子有機材料を着色する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100413