JP3501296B2 - 新規なビスアゾ、ビスアゾメチンおよびアゾ−アゾメチン化合物 - Google Patents

新規なビスアゾ、ビスアゾメチンおよびアゾ−アゾメチン化合物

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JP3501296B2 JP24232893A JP24232893A JP3501296B2 JP 3501296 B2 JP3501296 B2 JP 3501296B2 JP 24232893 A JP24232893 A JP 24232893A JP 24232893 A JP24232893 A JP 24232893A JP 3501296 B2 JP3501296 B2 JP 3501296B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、1,4−フェニレンジアミンス
ルホン酸塩から誘導された新規なビスアゾ、ビスアゾメ
チンおよびアゾ−アゾメチン化合物および高分子有機材
料の着色のためにその化合物を使用する方法に関する。
【0002】特願昭51−9122号明細書は、1,4
−フェニレンジアミンから誘導されたビスアゾメチン顔
料を開示しており、この顔料はその優れた耐熱特性の故
にプラスチック材料の着色に特に好適であると記載して
いる。しかしながら、この顔料の耐光堅牢性は、現在の
顔料技術への要求を総ての面においては満足してはいな
い。
【0003】今回、1,4−フェニレンジアミンスルホ
ン酸塩から誘導される対応するビスアゾ、ビスアゾメチ
ンおよびアゾ−アゾメチン化合物が他の諸特性が損なわ
れることなく驚異的に向上された耐光堅牢性を示すこと
が見い出された。すなわち、本発明は下記式(I)の化
合物に関する。
【化13】 式中、Rは水素、または式
【化14】 の基である、M1 およびM2 は互いに独立的にアルカリ
金属またはアルカリ土類金属またはアルミニウム、また
は式
【化15】 (ここにおいて、R1 、R2 、R3 、R4 は水素または
1 −C8 −アルキルである)の基であり、nは1、2
または3であり、X1 とX2 とは互いに独立的に−N=
または−CH=であり、Q1 とQ2 とは互いに独立的に
下記式のいずれかの残基である、
【化16】 〔ここにおいて、Q3 はO、SまたはNHであり、Q4
はOまたはNHであり、R5 は水素、C1 −C12アルキ
ル、置換されていないフェニル、またはC1 −C4 −ア
ルキルで置換されたフェニルであり、R6 は水素、C1
−C4 −アルキル、C1 −C4 −アルコキシ、または式
【化17】 の基(ここにおいてM3 はM1 とM2 とは独立的に、そ
れらが有する意味を有する、)であり、R7 はOH、C
1 −C4 −アルキルまたはCOOR9 (ここにおいてR9
1 −C4 −アルキルであり、)であり、R8 は置換さ
れていないかまたはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、
1 −C4 −アルコキシ、NO2 、または式
【化18】 の基からなる群より選択された1個または2個のメンバ
ーによって置換されたフェニルまたはナフチルである
か、またはピロリル、ピリジル、ピラジニル、インドリ
ル、キノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリ
ル、フェンモルホリル、キナゾリル、キノキサリルから
なる群より選択された置換されていないかまたはC1
4 −アルキルで置換された複素環式基である〕。C1
−C4 −アルキルの例は、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、 sec−ブチルまたはte
rt−ブチルである。C1 −C8 −アルキルは、さらにn
−アミル、tert−アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、2−エチルヘキシルでありうる。C1 −C12アルキ
ルは、さらにノニル、デシル、ドデシルなどでありう
る。R6 、R10、R11が意味するC1 −C4 −アルコキ
シの例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシまたはブトキシである。R10およびR11が意
味するハロゲンの例は、ヨウ素、フッ素、臭素、塩素で
あり、臭素と塩素が好ましく、最も好ましいのは塩素で
ある。
【0004】特に重要な化合物は、式中のX1 とX2
が互いに同一であり、それらについて前記した意味を有
し、かつ、Q1 とQ2 とが互いに同一であり、そして下
記式のいずれかの基である前記式Iの化合物である。
【化19】 (上記式中、R6 は水素、CH3 または下記式の基であ
り、
【化20】 10とR11とは互いに独立的に水素、塩素、CH3 、OC
H3、NO2 または下記式の基であり、
【化21】 12は水素または CH3であり、R、M1 、M2 およびn
は前記の定義の通りである)。
【0005】非常に重要な化合物は、式中のX1 とX2
とが同一であって−CH=であり、かつQ1 とQ2 とが
同一であって下記式のいずれかの基である、式Iの化合
物である。
【化22】 1 とQ2 とが意味する残基の中では、下記式の残基が
好ましい。
【化23】 Rは好ましくは下記式の基である。
【化24】 1 、M2 、M3 は、好ましくは、互いに同一であっ
て、好ましくはCaである。
【0006】式Iの化合物は、標準的な公知の方法によ
って、たとえば下記の反応図式にしたがって、それぞれ
縮合により、ジアゾ化とカップリングとにより、製造す
ることができる。
【化25】
【0007】所望により、常用方法によってNaを置換
することによって生成した化合物をMn+塩に変換するこ
とができる。
【化26】 所望により、常用方法によってNaを置換することによ
って生成した化合物をMn+塩に変換することができる。
【0008】式II乃至IXの化合物は公知化合物である。
新規であった場合でも、公知化合物を製造するための方
法と類似の方法でそれらを製造することができる。式II
乃至IXにおいて、Q1 とQ2 とは上記した意味を有し、
そしてMn+はM1 n+および/またはM2 n+について上記した
ものと同じ意味を有する。R13とR14とは互いに独立的
にC1 −C4 −アルキルである。
【0009】本新規化合物は、高分子有機材料を着色す
るための顔料としてきわめて好適である。本発明の顔料
によって着色されうる高分子有機材料の例は、セルロー
スエーテルおよびセルロースエステル類、たとえばエチ
ルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、酪
酸セルロースなど、天然樹脂または合成樹脂、たとえば
重合樹脂および縮合樹脂、すなわちアミノ樹脂好ましく
は尿素/ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン/ホルム
アルデヒド樹脂、アルキド樹脂、フェノール系プラスチ
ック、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリ
エステル、ABS、ポリフェニレンオキシド、ゴム、カ
ゼイン、シリコーンおよびシリコーン樹脂などであり、
これらは単体または混合物の形で使用されうる。本発明
の顔料は、特にポリ塩化ビニルおよび、好ましくはポリ
エチレンやポリプロピレンのごときポリオレフィン類の
着色に好適である。
【0010】上記に例示した高分子有機材料は、単独ま
たは混合して、プラスチック、溶融物、紡糸液、塗料、
コーティング組成物、あるいは印刷インクなどの形態で
使用することができる。最終用途の要件によっては、本
発明の顔料はトナーの形、あるいは調合物の形で使用す
るのが好都合である。本発明の顔料は、高分子有機材料
の重量を基準にして、0.01乃至30重量%の量で、
好ましくは0.1乃至10重量%の量で使用することが
できる。
【0011】本発明の顔料による高分子有機材料の着色
は、たとえば本顔料それ自体を、場合によってはマスタ
ーバッチの形で、ロールミル、ミキサーまたは摩砕機を
使用して基質材料に配合することによって実施される。
次に、着色された材料をそれ自体公知の方法、たとえば
カレンダーがけ、モールディング、押出し、コーティン
グ、紡糸、注型または射出成形によって所望の最終形状
に成形加工する。多くの場合、非脆性成形品を製造する
ため、あるいは成形品の脆性を低減するために、加工前
にその高分子有機材料に可塑剤を配合するのが望まし
い。適当な可塑剤は、たとえばリン酸エステル、フタル
酸エステル、セバシン酸エステルである。このような可
塑剤は、本発明の顔料を重合体に配合する前または後で
添加することができる。さらに、各種の色を得るため
に、本発明による顔料のほかに、さらにフィラーまたは
その他のカラー成分、たとえば白色顔料、彩色顔料また
は黒色顔料を任意の量で高分子有機材料に添加すること
もできる。
【0012】塗料、コーティング組成物および印刷イン
クの着色のためには、高分子有機材料と本発明による顔
料組成物とを、場合によってはフィラー、その他の顔
料、乾燥剤、可塑剤などの任意添加物と一緒に加えて、
共通の有機溶剤または溶剤混合物の中に微分散するか、
あるいは溶解する。この場合に、まず各成分を個々に分
散または溶解してもよいし、あるいはまた、いくつかの
成分を一緒に分散または溶解し、しかるのちにすべての
成分を1つに合せるようにしてもよい。たとえば、ポリ
塩化ビニルまたせポリオレフィンを着色するために使用
される場合には、本発明による顔料は良好な全般的顔料
特性を示す。たとえば、良好な分散性、高い着色力と純
度、さらにはマイグレーション、熱、光および天候に対
する優秀な堅牢性を示す。また、優れた隠蔽力を示す。
最も強調されるべきは、その優れた耐光堅牢性である。
【0013】以下、本発明を実施例によってさらに説明
する。実施例1 バルビツールアルデヒドの3.2g、1,4−フェニレ
ンジアミン−2,5−ジスルホン酸の2.7gおよび無
水酢酸カルシウムの1.8gを水150ml中に入れて7
9℃に加熱する。濃厚黄色懸濁物が生じる、これを79
℃において40分間攪拌する。このあと、生成物を熱時
に吸引濾過して単離し、水100mlで洗い、60℃にお
いて真空乾燥する。収量は5.85g(理論値の91.
9%)。得られた顔料は下記式を有する。
【化27】 分析 C H N S 計算値 30.19% 2.53% 13.20%、 10.08% 測定値 30.60% 2.45% 13.35%、 10.45% 本実施例の生成物は、ポリ塩化ビニルを耐光堅牢性の優
れた緑黄色に着色する。マイグレーションは起こらな
い。ポリプロピレンに配合した場合には、本生成物は優
秀な耐熱性および耐光堅牢性を示す。本実施例に記載さ
れた方法にしたがって、次の表1のI欄に記載したカッ
プリング成分のアルデヒドを、 III欄に記載した金属塩
の存在下において、II欄に記載したジアミン誘導体と縮
合することによって、本発明による他の顔料をさらに製
造した。得られた顔料で着色されたポリ塩化ビニルの色
をIV欄に示す。
【表1】
【0014】実施例12
【化28】 のアミンの2.35gを蒸留水90mlと酢酸10mlとの
中に入れて5分間攪拌する。この懸濁物に、90%亜硝
酸t−ブチルの0.66mlを添加する。この反応混合物
を、室温においてさらに1時間攪拌する。約15分後に
透明な褐色溶液が生じる。そのあと、この溶液からベー
ジュ色の沈殿(ジアゾ化合物)が沈殿してくる。この間
に、バルビツール酸の0.65gと水酸化ナトリウムの
7.2gとを水80ml中に溶解する。形成された透明淡
黄色溶液を上記のジアゾ懸濁物に、2分間かけて注ぎ入
れる。生じた赤色懸濁物を80℃に加熱し、この温度に
おいて30分間攪拌し、40℃に冷却し、そして吸引濾
過する。得られた濾過生成物をエタノールの100mlで
洗い60℃において真空乾燥する。下記式の橙色粉末
2.7g(理論値の91.5%)を得る。
【化29】 分析 C H N S 計算値 26.84% 1.9% 17.89%、 10.24% 測定値 26.38% 1.56% 17.35%、 9.93% この生成物は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニルを耐熱性および耐光堅牢性が優秀な濃い橙色に
着色する。出発アミン(X)は、つぎのようにして製造
することができる:80%の1,4−フェニレンジアミ
ン−2,5−ジスルホン酸17gを脱イオン水500ml
中において5分間攪拌する。この灰色懸濁物に、90%
亜硝酸t−ブチルの13.25mlを添加し、この反応混
合物を室温において1時間攪拌する。5分後に透明な暗
褐色溶液となる。このジアゾ溶液に、最初にバルビツー
ル酸13gを添加し、次に脱イオン水500ml中の無水
酢酸ナトリウムの40gの溶液を添加する。この反応混
合物を74℃に加熱する。生じた暗褐色溶液を、この温
度において20分間攪拌し、そして塩化ナトリウムの2
50gを添加する。この時、赤色沈殿が生じる。この赤
色懸濁物を45℃に冷却し、濾過する。得られた赤色棒
状結晶生成物を少量の水で洗い、続いてエタノールの1
00mlで洗い、60℃において真空乾燥する。これによ
って黄赤色−赤色粉末の式Xの生成物20g(理論値の
85.25%)を得る。分析 C H N S 計算値 25.59% 1.94% 14.91%、 13.66% 測定値 25.15% 1.85% 14.55%、 13.15% 次の表2には、実施例12に記載した方法によって得ら
れるその他の本発明の顔料が示されている。すなわち、
水中において1,4−フェニレンジアミン−2,5−ジ
スルホン酸を亜硝酸t−ブチルでジアゾ化し、そしてこ
のジアゾ化合物を表のI欄に記載したカップリング成分
にカップリングする。このアゾ染料アミンを単離し、そ
して同様に水中において亜硝酸t−ブチルを使用してジ
アゾ化する。最後に、この新規ジアゾ化合物を、表のII
欄に記載したカップリング成分にカップリングする。得
られた新規ジスアゾ顔料で着色されたポリ塩化ビニルの
色を表の III欄に示す。これらの生成物は二ナトリウム
塩の形で存在する。
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0015】実施例56
【化30】 の二ナトリウム塩の3.2g(実施例15)と無水塩化
カルシウムの1.1gとを、脱イオン水の80mlとアル
コールの10mlとの中に入れて78℃に加熱する。この
暗赤色懸濁物を、この温度において1時間攪拌し、そし
て温時に吸引濾過する。濾過生成物を水50mlで洗い、
60℃において真空乾燥して、下記式の暗赤色粉末1.
2g(理論値の89%)を得る。
【化31】 分析 C H N S Ca 計算値 26.41 % 1.90% 17.61 % 15.10 % 6.30% 測定値 26.0 % 2.3 % 17.12 % 14.7 % 5.9 % この生成物はポリ塩化ビニルをボルドー色に着色する。
その色はマイグレーション、光および熱に対して優れた
堅牢性を有する。生成されたすべての二ナトリウム塩は
同様にしてカルシウム塩に変換することができる。実施例57 式X(実施例2参照)のアミンの2.35gを蒸留水1
00ml中において50℃に加熱する。透明な褐赤色溶液
が生じる。他方、バルビツールアルデヒドの0.95g
を室温においてジメチルホルムアミドの50mlに溶解す
る。この透明黄色溶液を、攪拌しながら上記のアミン溶
液に注入する。この時に橙色の沈殿が生じる。この橙色
懸濁物を最初に60℃において15分間、次に80℃に
おいて10分間攪拌する。生成物を50℃において吸引
濾過する。得られた濾過生成物をエタノールの100ml
で洗い、60℃において真空乾燥して、下記式の橙色粉
末2.8g(理論値の90.4%)を得る。
【化32】 分析 C H N S 計算値 28.81% 2.09% 15.68%、 10.25% 測定値 28.74% 2.29% 15.63%、 10.08% この生成物はポリ塩化ビニルを、マイグレーション、光
および熱に対して優れた堅牢性を有する橙色に着色す
る。次の表3に、実施例57に記載した方法に得られる
その他の本発明の顔料を示す。すなわち、1,4−フェ
ニレンジアミン−2,5−ジスルホン酸と表のI欄に記
載したカップリング成分から得られたアゾメチンを約5
0℃の水に溶解し、そしてその溶液をII欄に記載したカ
ップリング成分のアルデヒドの溶液とジメチルホルムア
ミド中において反応させる。表の III欄は、得られた新
規アジン−アゾ顔料によって着色されたポリ塩化ビニル
の色を示す。
【表6】
【表7】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 231/26 C07D 231/26 239/47 239/47 239/52 239/52 403/12 403/12 487/04 142 487/04 142 C09B 55/00 C09B 55/00 A B (72)発明者 オロフ ヴァルクイスト スイス国,マリー 1723,ルーテ ドゥ コンフィン 31 (56)参考文献 特開 昭51−9122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 55/00 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)の化合物 【化1】 〔式中、 Rは水素または式 【化2】 の基であり、 M1 とM2 とは互いに独立的にアルカリ金属またはアル
    カリ土類金属またはアルミニウム、または式 【化3】 (ここにおいて、R1 、R2 、R3 、R4 は水素または
    1 −C8 −アルキルである)の基であり、 nは1、2または3であり、 X1 とX2 とは互いに独立的に−N=または−CH=で
    あり、 Q1 とQ2 とは互いに独立的に下記式のいずれかの残基
    である、 【化4】 {ここにおいて、 Q3 はO、SまたはNHであり、 Q4 はOまたはNHであり、 R5 は水素、C1 −C12アルキル、置換されていないフ
    ェニル、またはC1 −C4 −アルキルで置換されたフェ
    ニルであり、 R6 は水素、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アル
    コキシ、または式 【化5】 の基であり(ここにおいてM3 はM1 とM2 とは独立的
    に、それらが有する意味を有する、) R7 はOH、C1 −C4 −アルキルまたはCOOR9 であり
    (ここにおいてR9 はC1 −C4 −アルキルである、)
    8 は置換されていないかまたはハロゲン、C1 −C4
    −アルキル、C1 −C4 −アルコキシ、NO2 、または式 【化6】 の基からなる群より選択された1個または2個のメンバ
    ーによって置換されたフェニルまたはナフチルである
    か、またはピロリル、ピリジル、ピラジニル、インドリ
    ル、キノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリ
    ル、フェンモルホリル、キナゾリルまたはキノキサリル
    からなる群より選択された置換されていないかまたはC
    1 −C4 −アルキルで置換された複素環式基であ
    る}〕。
  2. 【請求項2】 式Iの化合物で着色された高分子有機材
    料。
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