JP2002512684A - 電源不足の場合の検出及び節約手段を含む時計 - Google Patents

電源不足の場合の検出及び節約手段を含む時計

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、針の位置が、回路内部のデータ、とりわけ、時間データを表示するための電子回路によって管理される電子時計に関するものである。前記時計には、電源の不足が検出されると、針を基準位置につけて、保持し、これによって、針の表示と、電源が通常に戻ると表示しなければならない内部データとの不一致を回避するように組み合わせられた、電源の不足を検出するための手段が含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】 電源不足の場合の検出及び節約手段を含む時計 多数の現行電子時計には、バッテリがその寿命の終わりに達することを表示す る、<<寿命の終わり>>にちなんでEOLと呼ばれる電源の不足を検出するた めの手段が設けられている。本質的に最低バッテリ電圧の測定に基づくこうした 検出によって、一般に、ユーザができるだけ早くバッテリを交換する必要がある という事実にユーザの注意をひくことの可能な、時計の針の特定の動きが発生す る。また、2つの針が少なくとも1つのモータによって駆動される時計も存在す る。その場合、針の位置は、例えば、時間データといった内部回路データを表示 するように、電子回路によって制御される。これは、デジタル方式で表示するこ とも可能な内部電子カウンタに時針及び分針の位置が対応しているTissot 製のTWO TIMR時計に当てはまる。同じことが、時計Swatch Ch ronoのクロノグラフの表示、並びに、針によって、時間及び分、または、ア ラーム時間、または、内部カウンタの表示が可能な、時計stop Swatc h及びSwatch MusiCallにもいえる。このタイプの構成には、内 部電子カウンタと文字盤上における針の動きの間に完全な同期が必要とされる。 しかし、前述の時計の場合、電源が中断すると、もはや、この同期を保証するこ とは不可能になる。従って、例えば、バッテリを交換する場合、平均的ユーザに は易しくない極めて複雑な針位相の設定操作を実施することが必要になる。 これは、一般に、バッテリ交換が数年後に行われるだけであれば、重大ではな く、ユーザが、バッテリ交換のために承認された販売店に行けば、販売店が自ら その作業を引き受けてくれる。太陽電池または発電装置によって自動的に再充電 される時計の場合には、非常に不便であろう。実際のところ、このタイプの時計 は、予備電力がはるかに制限されており、ユーザが、2〜3日時計を片づけてお く毎に、この針位相の設定操作を実施しなければならないのは、相当な制限にな る。 本発明の目的は、この問題に対する単純で、効率の良い解決法を提供すること にある。本発明は、少なくとも1つのモータによって駆動される少なくとも2つ の針、それによって決定された内部データ、とりわけ、時間データを表示するた めに、文字盤上において針を位置決めするように構成された電子手段、並びに、 電源、その電源の不足を検出するための手段を含む電子時計に関するものであり 、その電子手段は、検出手段が電源の不足に対応する信号を供給すると、1組の 針を基準位置に移動させて、保持するように構成されていることを特徴とする。 図1は本発明による時計の回路の概略を一例として示す図である。 図2は電源の不足を検出するための手段、それに関連した電子手段の概略を一 例として示す図である。 図3は図2の手段のさまざまな動作ゾーンの概略を一例として示す図である。 図4は電源の復旧時に、図2の手段を適正な開始状態にすることが可能な回路 の概略を一例として示す図である。 図5はバッテリの交換時に針の位置を固定することが可能な安全装置の概略を 一例として示す図である。 図1に本発明による時計の回路の概略が一例として示されている。この図には 、同心シャフトに取り付けられた3つの針2、3、4を含む時計1が示されてい る。この時計には、とりわけ、2つのプッシュ・ボタン5及び6の形態をなす制 御手段が含まれている。この説明において認められるように、異なる針2、3、 4が、それら自体のモータ7、7’、7”によって互いに別個に駆動されるが、 本発明は、いくつかの針が、TWO TIMERの場合のように、同じモータで 駆動される時計にも当てはまる。図1の構成において、各モータは、時計のカウ ント及び制御回路10によって供給される内部データ9、9’、9”を表示する ため、文字盤上において対応する針の位置決めを行うように構成された電子回路 8、8’、8”の組み合わせによって制御される。現時点において、図1に示す 電子手段の1組の機能は、マイクロプロセッサによってプログラムされたシーケ ンス論理によって実現することが可能である。本発明の理解を容易にするため、 それらは、回路の組み合わせの形で概要が示されている。 [0007] カウント及び制御回路10は、プッシュ・ボタン5及び6に接続されており、 容量性トリマ12の調整を受ける水晶共振器11によって調整される時間基準を 含んでいる。時計アセンブリは、バッテリ、または、Gold Capすなわち 発電装置または太陽電池によって充電される蓄電池とすることが可能な電源によ って給電される。図1には、一般に時計の文字盤に配列された1群の光電池15 によって、ダイオード14を介して充電されるGold Cap13によるこの 後者の解決法が示されている。カウント及び制御回路は、針2の位置決めのため 、組み合わせ回路8にデータ9を供給する。組み合わせ回路8には、選択回路1 6が含まれており、選択回路16の出力はコンパレータ17に接続されている。 コンパレータ17は、その状態が文字盤における針2の位置を表す論理回路18 の出力にも接続されている。コンパレータ17は、論理回路18の入力に接続さ れている、モータ7用の制御回路に接続されている。これによって、回路16と 18の出力を等しく保つのに役立つ制御ループが形成されている。等しくなくな ると、コンパレータ17は、モータ7用の制御回路と論理回路18に働きかけて 、回路16と18の間の均衡が回復するまで、ステップ・バイ・ステップで近づ けてゆく。従って、選択回路16の出力に内部データが供給されると、針2は、 電子手段によって決定された内部データを表示する。同様に、針3は、コンパレ ータ17’を介して、選択回路16’の出力、論理回路18’の出力で供給され たデータを表示し、一方、針4は、コンパレータ回路17”を介して、論理回路 16”の出力、及び論理回路18”の出力に供給されたデータを表示する。こう したシステムは、既に説明済みであり、既述の時計において機能している。この システムが、既述のように適正に機能するためには、論理回路18の状態が、文 字盤上における対応する針の位置を表さなければならない。従って、この針が、 1回転当たり60ステップで進む場合、論理回路18は、文字盤上において可能 性のある60の針の位置に対応する60の状態を備えていなければならず、その 0状態は、例えば、12時(正午)における針の位置に対応しなければならない 。この例において、12時は、論理回路18の0状態に対応する針の基準位置に 対応している。これは、解説において用いられる基準であるが、理論的には、基 準として、論理回路18の任意の状態に対応する針の任意の位置を利用すること が可能である。 回路に給電されると、通常、モータ7及び論理回路18が同時に作動し、何の 問題もなく、表示と回路18の状態との同期を維持することが可能になる。これ は、供給電圧が臨界しきい値より低くなるか、または、消失すると、そうはいか なくなる。バッテリの交換後、POR(パワー・オン・リセット)が実施される と、論理回路18は、任意の状態または0状態におかれる。変位している場合が 多く、カウンタ18は、もはや、文字盤上における針の位置を表していない。同 じことが、回路18’及び18”にも当てはまる。これを訂正するため、まず、 異なる針を12時の位置に移動させ、次に、対応する論理回路を0にリセットす る、位相リセット操作を実施しなければならない。この手順は、比較的複雑であ り、多くのユーザは、その使用方法が分からない。このタイプの手順は、言及済 みの時計において既知のところであるため、これ以上の詳述は控えることにする 。この制限は、バッテリ交換の場合、その操作を実施する人が、位相リセット操 作する力量を備えていると思われるので、ほとんど重要ではない。電源が太陽電 池によって再充電されるGold Capによって補償されている図1に示す事 例の場合には、はるかに重要である。既知のように、こうした時計の予備電力は 、現在のところほんの2〜3日であり、ユーザが、時計を使わないでおくのが少 し長すぎて、時計が停止してしまう毎に、承認された代理店に頼らなければなら ないというのは考えられないことである。その都度、論理回路18及び対応する 針のこの位相リセットを実施するのを回避する方法は、電源が不十分になるが、 まだ、モータの動作を保証するのには十分である場合、0にセットすることであ る。この0へのセッティングは、針及び論理回路をその基準位置に移動させ、電 源が再び正常になるまで、針及び論理回路をこの位置にロックすることからなる 。これは、まさに本発明の目的そのものである。この0へのセッティングは、選 択回路16の出力を0で凍結することによって、極めて簡単に実施することがで きる。これを行うため、回路16には、入力9の状態がどうあろうとも、出力を 0にスイッチして、針2を12時に移動させ、論理回路18を0にする入力19 が含まれている。もちろん、入力19は、選択回路16の出力を0以外の任意の 選択基準値にスイッチすることが可能である。選択回路16’と16”には、針 3と4をそれぞれ12時にセットできるようにする入力19’及び19”が含ま れてい る。従って、針2、3、4は、一緒に、または、別個に12時にセットすること が可能である。 図2には、電源の不足を検出するための手段及びそれに関連した電子手段の概 略が一例として示されている。この図には、やはり、モータ7に働きかけて、文 字盤上における対応する針の位置を制御するコンパレータ17と論理回路18が 見られる。選択回路16は、その第1の入力に表示すべき内部データを受信する 6つのANDゲートから形成されている。これら6つのANDゲートの第2の入 力は、ANDゲート20の出力に接続されている。出力が1の場合、6つのAN Dゲートは導通しており、内部データ9がそれらの出力に伝えられ、コンパレー タ17の入力に伝送される。逆に、ANDゲート20の出力が0の場合、AND ゲート16の出力は0になる。モータ7によって駆動される針は、論理回路18 の状態が、やはり、針の12時への位置決めに対応する0に等しくなるまで、移 動する。この状態は、ANDゲート20の出力が0である限り維持される。その 出力が再び1になると、内部データ9は、再び、ANDゲート16によってコン パレータ17の入力に送られ、モータ7によって駆動される針は、こうしたデー タの表示に対応する文字盤上の位置に戻る。 ANDゲート20の入力の一方または他方が0に変化すると、その出力は0に 変化する。これが生じる条件について検討することにする。ゲート20の第1の 入力はORゲート21の出力に接続されている。ORゲート21の第1の入力は 電圧コンパレータ22に接続されている。コンパレータ22の一方の入力が内部 電圧基準23に接続され、もう一方が、電源の端子に接続された抵抗器24、2 5、26の回路網に接続されている。電源の電圧が、補正されると、電圧コンパ レータ22の出力は1になる。この電圧が、第1のレベルより低くなると、電圧 コンパレータ22の出力は0に変化する。ORゲート21の他の2つの入力が、 プッシュ・ボタン5、6の接点に接続される。これらの入力は、これらの接点が 開いている場合、通常、0であり、ユーザが押すと瞬時にして1に変化する。 ANDゲート20の第2の入力が1であり、接点5、6が開いているものと仮 定する。電源が十分な電圧を備えている場合、電圧コンパレータ22の出力は、 ORゲート21の出力及びANDゲート20の出力と同様1である。モータ7に よって駆動される針はデータ9を表示する。電源の電圧が、第1のレベルより低 くなると、電圧コンパレータ22の出力が、ゲート21、20、16の出力と同 様に0になり、モータ7によって駆動される針7は、12時の位置につき、そこ に留まる。しかし、ユーザが、プッシュ・ボタン5及び6のいずれかを押しさえ すれば、ゲート21及び22の出力は再び1になり、データ9の正しい表示が復 旧する。これは、針が0に移動させられる中間状況であり、これによって、電源 が不十分になろうとしているという事実にユーザの注意を向けることが可能にな り、同時に、ユーザが、プッシュ・ボタンの1つを押すことによって、時計の正 しい表示を瞬時にして復旧することが可能になる。針の1つ、例えば、針4が、 秒を表示するために利用される特定の場合には、中間状況において、単純にこの 秒針に特定の動きをさせることもできるし、あるいは、この秒針だけを0に移動 させることも可能である。ただし、解説の事例では、3つの針が0にリセットさ れるものと仮定する。 次に、端子Sに接続されたANDゲート20の第2の入力、3入力ANDゲー ト26で何が起こるかについて考察する。第1の入力は、その効用について図5 に関連して後述することになる、安全接点27に接続されている。この接点が開 いている場合、ANDゲート26、20、16の出力は0になる。表示が0にセ ットされ、針が12時の位置につく。ANDゲート26の他の2つの入力は、こ の場合にのように集積するか、あるいは、分離して使用するかの条件を規定する 。ANDゲート26の第2の入力は、電圧コンパレータ28の出力に接続され、 電圧コンパレータ28の入力の一方は、電圧基準23に接続され、もう一方は、 抵抗器24、25、26の回路網に接続されている。電源電圧が十分な場合、電 圧コンパレータ28の出力は1である。この電圧が、第2のレベルより低くなる と、この出力は、ANDゲート26、20、16の出力と同様0になる。表示は 0にセットされ、針は、12時の位置につく。最後に、ゲート26の第3の入力 は、例えば、そのクロック入力において、12時間毎に、カウント回路からパル スを受信するシフト・レジスタによって形成される遅延線29の反転出力に接続 されている。このレジスタ29は、電圧コンパレータ22の出力が1である限り は、0に維持され、0に変わると、すなわち、電源電圧が第1の検出レベルより 低く なると、活動状態になる。シフト・レジスタによって固定された遅延に達すると 、その反転出力は、ANDゲート26、20、16と同様0になる。表示は、0 にセットされ、針は、12時の位置につく。留意すべきは、表示が0にセットさ れ、針が12時の位置に保持されることになる、ANDゲート26の出力の0へ の変化を決める条件は、中間状況において見受けられるように、プッシュ・ボタ ン5または6を押しても、とにかく取り消すことができないという点である。ユ ーザの時計がバッテリで給電されている場合、ユーザは、余儀なくそれを交換す ることになる。この場合、中間状況における時計の動作によって、ユーザの注意 を引き、時計が完全に停止する前に、バッテリを交換させなければならない。ユ ーザの時計に、太陽電池または発電装置による再充電システムが含まれている場 合、ユーザは、それを露光させるか、または、それに十分な回転運動を付与しな ければならない。これら2つの後者の事例では、中間状況の経過は、代理店に頼 らなくても、ユーザが自分で正常な状況を復旧することができるという点からし て、不可欠というわけではない。留意すべきは、時計の電子回路は、モータより もはるかに低い電圧で動作し続けるという点である。従って、図3に関連して後 述するように、完全に停止したとしても、再度、時計の正しい表示を確認するこ とが可能である。 図3には、図2の手段の異なる動作ゾーンの概略が、一例として示されている 。時計が、通常電圧が1.6ボルトの光電池によって給電されており、第1の検 出レベルが1.15ボルトであると仮定する。さらに、回路消費量が、0.2μ Aであり、モータの消費量が、ステップ毎に0.6マイクロクーロンである。こ れらのモータは、1ボルトまで正しく動作する。秒を刻む時計の場合、全消費量 が0.8μAである。従来の時計では、消費量は一定であって、電源の不足が表 示されても、一定のままであり、EOL(寿命の終わり)システムが動作してい る。従って、予備電力を保証するGold Capは、同じリズムで放電を続行 し、2〜3時間後には停止することになる。 本発明の場合、時計の通常の動作が保証される第1のゾーン1が存在すること が分かる。次に、検出レベル1と2の間に、少なくとも秒針または1組の針が1 2時で停止させられるゾーン2が設けられている。ユーザは、必要のあり次第、 通常の表示を復旧することができるが、モータの平均消費量は、極めてわずかで あり、時計全体の消費量は、0.25μAになる、すなわち、1/3未満に減少 する。これは、Gold Capの放電が、同じ率で減速するだけではなく、光 電池の照射が1/3未満でも、電圧を安定化させ、時計をこの状態に保つのに十 分であるということも表している。電圧が第2検出レベル未満になると、ゾーン 3に移行し、全ての針が12時で停止させられる。残りは、全て、回路消費量が 0.2μAである。このゾーンでは、モータの動作を保証することはもはや不可 能であり、従来の時計は、明らかに遅れることになる。本発明の場合、針は、既 知の位置において停止させられ、消費量は、最小限にまで減少するが、電子回路 は、そのさまざまな機能、とりわけ、その時間機能を保証し続ける。既知のよう に、現行のCMOS低電圧回路は、現在のところ0.8ボルトまで動作可能であ る。NECは、0.4ボルトで動作する回路さえ発表している。従って、電源電 圧が、ゾーン3からより高いゾーンまで上昇すると、針による正しい表示が、自 動的に復旧する。ゾーン2と同様、ゾーン3では、電圧を安定化させ、回路機能 の適正な働きを維持するのに必要とされるのは、極めてわずかな光電池の照射で ある。しかし、電圧が低下し続ける場合、回路がもはやこれらの機能を保証する ことが不可能なゾーン4に入ることになる。従って、電圧が通常レベルまで上昇 すると、時計の時間はリセットされなければならない。逆に、このゾーン4では 、文字盤上における針の位置を表す回路18の論理状態を保存することができる ので、電圧が通常に復旧される際、位相セッティング手順を実施する必要がなく なる。しかし、電圧が低下し続け、ゾーン5に移行すると、もはや、回路18の 論理状態が保持されるという保証が得られなくなる。もちろん、全ての針は、1 2時に位置するが、回路18は、電圧が再び上昇した場合でも、対応する状態に ならない可能性が高い。従って、POR(パワー・オン・リセット)手順、すな わち、電圧上昇時に、これらの論理回路18を0にセットするための手順を導入 することが必要になるが、これには、電圧が極めて緩やかに上昇する可能性のあ ることを考慮しなければならない。これは、以下の図において明らかになるであ ろう。 図4には、電源が復旧する際、図2の手段を正しい開始状態にすることが可能 な回路の概略が一例として示されている。この図には、やはり、モータ7、論理 回路18、比較回路17が認められる。論理回路18はその状態がモータによっ て駆動される針の文字盤上における位置を表す。図2のANDゲート26の出力 に対応する端子Sは、出力が回路17及び18のリセット入力に接続されたNO Rゲート40の第1の入力に接続されている。電源電圧が適正であれば、端子S は1になり、ゲート40の出力は0になる。図3のゾーン2に移行すると、端子 Sは0になる。回路18の状態を表した論理出力は、その出力がNORゲート4 0の第2の入力に接続されたORゲート41に接続されている。回路18の状態 が0とは異なる場合、ORゲート41の出力は1になり、NORゲート40の出 力は0のままである。回路18が0ではないという事実は、針が、停止させられ ることになるはずの12時の位置にまだ達していないことを表している。針がこ の位置に達するや否や、回路18の状態は0になる。ORゲート41の出力が0 になり、NORゲート40の出力が1になる。次に、回路17、18は、モータ に対するパルスの送信を決定する制御ループ全体と同様0で停止させられる。端 子Sが再び1になり、この停止が解除されるには、ゾーン2に戻る必要がある。 次に、電源電圧がゾーン5まで低下するか、あるいは、それどころか、一定の時 間期間に0になる場合には、どうなるであろうか。その場合、回路17及び18 は、不明確な状態になるのを防止するため、電圧が復旧すると、0にリセットし なければならない。これを行うため、ゲート40の出力は、極めて弱い電流源4 2及びコンデンサ43によって電源の陽極に接続されている。これら2つの素子 によって、電圧が回復すると、回路17、18のリセット入力を強制的に1にし 、電子回路の通常の動作が復旧する前に、0にセットすることが可能になる。従 って、論理回路18は、針の12時の位置に対応する0状態にセットされ、位相 セッティング手順は不要である。 図5には、バッテリの交換時に、針の位置を凍結させるできるようにする安全 装置の概略が、一例として示されている。針を12時に移動させ、そこで固定す ることによって、論理回路18と針を同相に保つことが可能になることは明らか になった。しかし、バッテリが切断されるが、電圧は依然として十分である場合 はどうなるか。針は、正しい位置まで移動する時間がなく、同期がとれなくなる 。 これを阻止するため、バッテリが切断可能になる前に、強制的に開かなければな らない、図2の接点27のような安全接点を利用することが可能である。これに より、電源が急速に消失する可能性のあることが回路に指示されると、回路には 、針を12時の位置に移動させるのに十分な時間が残されている。図5には、絶 縁ケース54にねじ込まれるネジ53を用いて固定された接点バネ52によって 、プリント回路51に接続されたバッテリ50が示されている。ネジ53は、ネ ジ56で固定された第2の接点バネ55によって被われている。接点バネ55は 、接点バネ52とネジ53の頭部を介して、バッテリの+極とネジ56の頭部の 下に位置するプリント回路51の接触ゾーンとの間を電気的に接続する。すぐに 分かるように、バッテリを切断したい場合には、まず、ネジ56を抜いて、バネ 55を取り外さなければならない。これを行うことによって、回路の接触ゾーン と電源の+極との接続が遮断される。この組み合わせは、図2に解説の安全接点 の働きをする。バッテリが所定位置に取り付けられても、接点バネ55が所定位 置につくまで、針は12時の位置で停止させられたままである。バッテリを除去 する場合、まず接点バネ55を除去し、これによって、バッテリの切断が可能に なる前に、針の時間を12時の位置まで移動させることができるようにしなけれ ばならない。 本発明を実施する他の多くの組み合わせが存在するが、それについて述べるこ とは、本発明を理解する上において何の足しにもならない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1つのモータによって駆動される少なくとも2つの針、それに よって決定された内部データ、とりわけ、時間データを表示するために、文字盤 上において前記針を位置決めするように構成された電子手段、並びに、電源、そ の電源の不足を検出するための手段を含む電子時計であって、前記電子手段は、 前記検出手段が電源の不足に対応する信号を供給すると、1組の針を基準位置に 移動させて、保持するように構成されていることを特徴とする電子時計。 2. 前記基準位置が時間目盛りの12時の位置に対応することを特徴とする請 求項1に記載の時計。 3. 前記検出手段が、電源の不足の検出に先立つ中間状況を確認するように構 成されており、電子手段が、この中間状況の検出に応答して、針の特定の動きを 決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の時計。 4. 前記電子手段が、一方では、前記検出手段が前記中間状況に対応する信号 を供給すると、1組の針を基準位置に移動させ、他方では、要求があり次第、直 ちに、内部データの正しい表示を復旧することを特徴とする請求項1及び3に記 載の時計。 5. 前記検出手段に、2つの電源電圧レベル検出器が含まれており、これらの 手段が、電子手段に対して、電源電圧が最低レベルより低くなると、電源不足信 号を供給し、前記電圧が前記2つの電圧レベルの間に含まれる場合には、中間状 況に対応する信号を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1及 び3に記載の時計。 6. 前記検出手段に時間カウンタに関連した少なくとも1つの電源電圧レベル 検出器が含まれ、これらの検出器は、供給電圧が前記電圧レベルより低くなると 、前記時間カウンタをトリガし、前記カウンタが所定の時間期間に対応する状態 に達すると、まず、前記中間状況に対応する信号を供給し、次に、電源不足信号 を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1及び3に記載の時計 。 7. 前記電子手段が、安全接触状態の変化に応答して、1組の針を基準位置に 移動させ、保持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の時 計。
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