JP2002512330A - 一体となった制動および保持機能を備える自動車のドアヒンジ - Google Patents

一体となった制動および保持機能を備える自動車のドアヒンジ

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JP2002512330A JP2000544901A JP2000544901A JP2002512330A JP 2002512330 A JP2002512330 A JP 2002512330A JP 2000544901 A JP2000544901 A JP 2000544901A JP 2000544901 A JP2000544901 A JP 2000544901A JP 2002512330 A JP2002512330 A JP 2002512330A
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モラベッツ,リヒャルト
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エー・デー・シャルベヒテル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D11/00Additional features or accessories of hinges
    • E05D11/08Friction devices between relatively-movable hinge parts
    • E05D11/082Friction devices between relatively-movable hinge parts with substantially radial friction, e.g. cylindrical friction surfaces
    • E05D11/084Friction devices between relatively-movable hinge parts with substantially radial friction, e.g. cylindrical friction surfaces the friction depending on direction of rotation or opening angle of the hinge
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
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    • E05Y2900/531Doors

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、一体となった制動および保持機能を有する自動車ドアヒンジに関する。前記ドアヒンジは、ドアアセンブリ部品、ドアまたはドアピラーに作用する第1のヒンジハーフ(1)と、他方のドアアセンブリ部品に作用する第2のヒンジハーフ(2)とからなる。ドアヒンジはまた、両方のヒンジハーフを互いに回動可能に接続するヒンジピン(3)を含む。ヒンジピンは、固体材料からなり、ヒンジハーフの少なくとも1つのヒンジアイ(14)内に動きばめで収容され、他方のヒンジハーフの少なくとも1つのヒンジアイ(6)内に締りばめで収容される。ヒンジに一体化された制動および保持装置は、少なくとも1つのばね荷重の制動および保持体(8)を含む。前記制動および保持体は、ヒンジピンに対して径方向に整列され、ヒンジピン(3)の周面プロファイルと相互作用し、前記プロファイルは、その周面の少なくとも一部にわたって延在する。この発明の目的は、ドアの予め定められた許容開放角度にわたって、ドアの開放運動の制動の増大を獲得することであり、かつ反対に、ドアの漸進的により容易となる閉鎖運動を獲得することである。この目的のために、その周面の一部にわたって延在するヒンジピンの周面プロファイルは、制動傾斜部(9)を形成し、これは、ドア開放方向に連続的に盛り上がる輪郭を含む。さらに、前記制動傾斜部(9)と相互作用する制動および保持体(8)は、摩擦体として構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、一体となった制動および保持機能を備える自動車のドアのヒンジ
に関し、これは、一方のドア構成部品、すなわちドアまたはドアピラーに取付け
可能である第1のヒンジハーフと、他方のドア構成部品に取付け可能である第2
のヒンジハーフと、2つのヒンジハーフを互いに回動可能に接続するヒンジピン
とからなり、ヒンジピンは、固体材料からなり、かつ一方のヒンジハーフの少な
くとも1つのヒンジラグ内に動きばめされ他方のヒンジハーフの少なくとも1つ
のヒンジラグ内に堅くはめられて(a firm fit)配置され、ヒンジに一体化される
制動および保持装置は、少なくとも1つのばね荷重の制動および保持体を含み、
これは、前記ヒンジピンの周面の一部にわたって延在するヒンジピン周面プロフ
ァイルと協働し、かつヒンジピンに対して径方向に配向される。
【0002】 そのようにまたは同等に設計される、制動および保持機能の自動車のドアヒン
ジへの一体化の目的は、ドアストップおよびドアヒンジの組合せを小さいものに
することであり、これは、高い制動力および保持力を加えるのに好適であり、ど
のようなヒンジの部品にも利用可能であることと、可能な限り少ない数の構成要
素および可能な限り簡素な装着性とを特徴とするものである。
【0003】 一体となった制動および保持機能を備える上述したタイプの自動車のドアヒン
ジは、たとえば、EP−A 0 816 610から公知であり、これは主とし
て、制動および保持機能が、ドア構成部品の一方に回転方向に固定されるように
して接続されるシリンダハウジングと、シリンダハウジング内に受容され他方の
ドア構成部品に回転方向に固定されるよう接続されるシリンダプラグと、一方の
部品すなわちシリンダハウジングまたはシリンダプラグ内に径方向に調節可能に
配置される少なくとも1つの制動および保持体とから、全体を形成され、シリン
ダプラグは、ヒンジピンの長さ部分によって形成されることを特徴とする。閉じ
られたシリンダハウジング内に制動および保持装置をそのように収容することに
よって、小さいサイズの実現および配置が確実とされるだけでなく、ドアストッ
プが完全に密閉されることを確実にし、このため、車両本体の塗装によるドアス
トップの制動および保持機能の減損と、操作中に起こり得るその後のはがれ落ち
または他の埃とのどちらもが妨げられる。しかしながら、他方で、段差のない態
様でドアを止めることができないという不都合があり、したがって、操作中にノ
イズが発生し得るというリスクがある。その上、公知の制動および保持装置は、
多数の個別部品の製造および装着を必要とし、このため比較的複雑なものである
【0004】 さらに、一体となった制動および保持機能を備える自動車のドアのヒンジにお
いて、車両のドアの連続的な制動および段差のない停止を達成するために、ヒン
ジピンを第1のヒンジハーフのヒンジラグ内に回転方向に固定されるように固定
し、これに、動きばめされる他方のヒンジハーフのヒンジラグを貫通するその長
さにわたって、少なくとも1つの径方向に盛り上がるくさび型表面を設け、後者
に、第2のヒンジハーフの関連するヒンジラグのヒンジラグくり抜きの内周上に
径方向に盛り上がる少なくとも1つのくさび型表面を割当てることが提案されて
きた。この場合には、2つのくさび型表面は、対のくさび型表面を形成するよう
同一のピッチを有していなければならず、これは、そのオーバーラップ領域全体
にわたって、主に広い領域にわたって互いに凭れかかっている(DE−C 44
06 824)。制動および保持装置のこの構成は、これを実現するのにさら
なる構成要素を必要とせず、さらに、ヒンジの全体的なサイズには影響を与えな
いかまたは重要でない程度にしか影響を与えないという利点を有するが、所望の
制動および保持動作を達成するためには、くさび型表面は、一方では、非常に低
い角度で盛り上がるくさび型表面と、他方では、急な角度で落ち込む側面とを有
していなければならず、その結果として、ヒンジピンおよびヒンジラグくり抜き
の両方についての製造費はかなりのものとなるという不都合を有する。これは特
に、一方では、ヒンジピン上の互いに協働するくさび型表面と、他方では、ヒン
ジラグくり抜きの内周とが、できるだけ高い精度で製造されなければならず、こ
れは、大量生産においてはほとんど達成され得ないものであるからである。でき
る限り高い精度のための基準が満たされないかまたは不適切にしか満たされない
限り、十分な抑止動作は達成され得ず、または、時期の早い損耗が起こってしま
う。
【0005】 この発明の目的は、ドアヒンジに一体化可能であるドアストップを改良するこ
とであり、同時に、特定的には、一体となったドアストップを備える取外し可能
な自動車のドアヒンジを目的とし、ドアストップは全体として、最大270°の
最大ドア開放角度の場合においてさえもできる限り小さいサイズを有するように
設計され、同じ態様での閉鎖の設計を有し、さらに、ドアストップの保持力が、
その後においてでも、いかなる所望のときにも、調節可能であり、車両本体への
ヒンジまたはストップの装着について、ドアストップがドアヒンジに一体化され
て設計されていようともストップがドアヒンジと独立して設計されていようとも
、調節可能なようにする。
【0006】 したがって、この発明の目的は、一体となった制動および保持機能を備える自
動車のドアヒンジを提供することであり、できるだけ簡素な構造を有するにもか
かわらず、ドアの予め定められた許容開放角度にわたって、確実に、ドアの開放
運動の制動は増大し、反対に、前記ドアの閉鎖運動はますます容易となり、選択
された開放角度において、自動車のドアの制限ストップを含み、さらには、一方
では、車両本体の塗装による機能の減損にはつながらず、他方では、車両のドア
の操作またはドアストップの操作モードによって、塗装または埃による摩耗には
つながり得ない。
【0007】 導入部で記載したタイプの自動車のドアヒンジから進んで、この発明に従うと
、この目的は、主に、前記ヒンジピンの周面の一部にわたって延在するヒンジピ
ン周面プロファイルが、ドア開放方向に連続的に盛り上がる輪郭プロファイルを
有する制動傾斜部(braking ramp)を形成し、前記制動傾斜部と協働する制動およ
び保持体が、摩擦体として設計されることによって達成される。
【0008】 制動および保持装置のこの構成は、自動車のドアヒンジ上にこれを実現するか
または一体化するために、まず、主として2つの付加的部品、具体的には、制動
および保持体および荷重ばねを設けるだけでよいということを特徴とする。同時
に、ドアヒンジと一体化される制動および保持装置のこの発明に従う設計は、連
続的に上昇するかまたは下降する制動力および保持力が加えられることを可能と
し、制動傾斜部の輪郭形状を構成するかまたは変形することによって、明らかに
、力の上昇または力の下降の所望のプロファイルにこれらを簡単にさらなる費用
なしに適合させることが可能であり得る。この発明に従って設計される制動およ
び保持装置においては、制動力は、ヒンジラグ内にのみ加えられかつ支持される
ので、そのような制動および保持装置はまた、所望のタイプのドアヒンジ、すな
わち1面せん断のドアヒンジおよび2面せん断のドアヒンジと関連づけて使用す
るのに好適である。さらに、この発明に従う制動および保持装置は、広範な異な
った具体化例を可能とし、これは一方で、それぞれのヒンジ形状またはヒンジの
タイプに適合可能であり、他方では、必要な制動力に従って設計されることが可
能である。
【0009】 簡単で好ましい実施例では、制動傾斜部は、前記ヒンジピンの周面の一部にわ
たって延在するヒンジピンの径方向の凹部の底部に形成され、制動傾斜部を含む
ヒンジピンの径方向の凹部は、動きばめされる、ヒンジラグを貫通する前記ヒン
ジピンの領域内に配置され、ヒンジラグの高さの一部にわたって、および、ドア
の許容最大開放角度に対応するヒンジピン周面領域にわたってのみ延在する。
【0010】 最大ドア開放角度の信頼性の高い限界を保証するために、制動傾斜部を含むヒ
ンジピンの径方向の凹部にはさらに、制動および保持体と協働する開放制限スト
ップによって、ドア開放方向に限界が設定され、制動および保持体と協働する開
放制限ストップは有利には、ドアストリップによって形成され、ドアストリップ
は、制動傾斜部を含むヒンジピンの径方向の凹部に挿入される。
【0011】 一体となった制動および保持装置を備える自動車のドアヒンジの好ましい実施
例のさらなる構成においては、好都合には、制動および保持体がさらに、ヒンジ
ピンが動きばめされるヒンジラグを含むヒンジハーフ内に、ヒンジピンに対して
径方向に受入れられ、ヒンジピンの方向にばね荷重によって作用されるようにす
る。この点に関して、好ましい個別の実施例は、制動および保持体が、ヒンジピ
ンの径方向の凹部の高さに少なくともおおよそ対応する高さを有することに見ら
れる。
【0012】 制動および保持装置をヒンジ内に小さいサイズで収容するには、制動および保
持体が、長方形の横断面および形状を有し、かつ、ヒンジピンが動きばめされて
いる側のヒンジハーフのヒンジプレートのポケット状の窪み内に、立てた状態で
長手方向に移動可能なように受け入れられ、ポケット状の窪みがヒンジラグまで
通じるようにする。
【0013】 制動および保持体のそのような設計および収容に関連して、この発明の好まし
い特徴ではさらに、制動および保持体に割当てられる荷重ばねが、コイルばねと
して設計され、ヒンジ軸に対して軸方向平行に配向される配置では、これが一方
では、ヒンジプレート内のポケット状の窪みを閉じるカバーに押付けられて支持
され、他方では、力偏向装置(force deflection device)によって、ヒンジピン
から離れて面する方の制動および保持体の端と係合するようにする。この場合に
は、コイルばねとして設計される荷重ばねに割当てられる力偏向装置を、高い費
用なしに、実現および装着することができる実施例は、以下のようにして達成さ
れる。すなわち、偏向は、荷重ばねによって作用されるくさび型ボディによって
形成され、これは一方では、ポケット状の窪みの、ヒンジ軸に対して傾斜する裏
面に抗して支持され、制動および保持体の平滑表面背面側と係合し、前記背面側
がヒンジ軸に対して平行に配向されるようにする。
【0014】 制動および保持装置をヒンジとできる限り一体化するためには、この発明のさ
らなる実施例では、好都合には、制動および保持体を受入れヒンジ軸に対して径
方向に配向される、回動可能なヒンジハーフのポケット状の窪みを、カバー部品
によって閉じ、カバー部品を締め付けるためにスクリューボルトが割当てられ、
これは同時に制動および保持体のくり抜き窪みを貫通し、前記くり抜き窪みが有
利には、オーバーサイズのくり抜きとして設計されるようにする。
【0015】 ヒンジの、したがっては制動および保持装置の寿命を通じて実質的に完全に損
耗がなく音を立てない動作を達成するには、好ましい実施例の制動および保持装
置においては、主として、ヒンジ装着部および、後者に配置される制動および保
持装置に、1回限りの永久潤滑を設ける。この目的のために、好都合な個別の実
施例に従うと、そのような永久潤滑を保証するのに好適であるドアヒンジの構成
では、ヒンジピンに対して回動可能であり制動および保持体を含むヒンジハーフ
のヒンジラグの、ヒンジピンと係合するフード状の設計と関連して、ヒンジラグ
の開口側と係合する径方向に突出するカラーが、ヒンジピンに形成され、回動可
能なヒンジハーフの、ヒンジピンとフード状の態様で係合するヒンジラグは、封
止ディスクによって封止され、この封止ディスクは、その開口端面とヒンジピン
の径方向に突出するカラーとの間に挿入される。
【0016】 しかしながら、制動および保持装置のこの発明に従う設計の変形された構成で
は、前記構成は、ドアヒンジと一体化される制動および保持装置の、非線形に上
昇する制動力または非線形に下降する閉鎖力の達成に割当てられ、前記ヒンジピ
ンの周面の一部にわたって延在するヒンジピンの径方向の凹部の底部に形成され
る制動傾斜部が、ドアの閉鎖位置に割当てられる端からドアの開放位置に割当て
られる端への非連続的なピッチを有するようにしてもよい。
【0017】 この発明に従う制動および保持装置を備えるドアヒンジの有利な展開ではまた
、他方のヒンジハーフに対するヒンジピンの回転方向の固定は、他方のヒンジハ
ーフの主としてフード状のヒンジラグに割当てられ、前記ヒンジラグは、ヒンジ
ピンの関連する長さ部分を受入れ、ヒルス型セレーション(Hirth-type serratio
n)を備え、ねじが、セレーションを係合するよう保持し、フード形状のヒンジラ
グの端壁を貫通することを特徴としてもよい。
【0018】 この発明は、図面に例示され例示の実施例によって以下の例の説明に詳細に記
載される。
【0019】 例示の実施例に示されドアヒンジと一体化される制動および保持装置の実施例
では、ドアヒンジは、一方のドア構成部品に取付けられる第1のヒンジハーフ1
と、他方のドア構成部品に取付けられる第2のヒンジハーフ2と、ヒンジピン3
とからなる。この場合には、ヒンジピン3は、スクリューボルト4によって押さ
えられ、スクリューボルトは、ヒンジハーフ1のヒンジラグ6の底面5を押付け
てこれを貫通し、前記ヒンジラグはおよそ、全体として椀型になっている。ヒン
ジピン3をヒンジハーフ1に対して回転方向に固定するよう接続するために、ヒ
ンジラグ6はその内側にヒルス型セレーションが設けられ、ヒンジピン3は、そ
の係合長さの一部にわたって相補的なプロファイルを有する。制動および保持装
置は、制動および保持体8を含み、これは、ヒンジ軸7に対して径方向に配向さ
れるよう配置され、ヒンジピン3に対して径方向に配向される平面上において移
動可能にヒンジハーフ2内に受容され、さらにこれは、ヒンジ軸7の方向にばね
によって荷重され、制動傾斜部9がヒンジピン3上に形成される。制動傾斜部9
は、ヒンジピン3の径方向の凹部10の底部に形成され、図示の実施例では、ド
アの閉鎖位置に割当てられる端11から、ドアの最大開放角度に割当てられる開
放制限ストップ12まで連続的に盛り上がる輪郭を有する。図示の実施例では、
開放制限ストップは、ヒンジピン3に挿入されるストップストリップ13によっ
て、補強されるかまたは形成される。制動および保持体8は、図面には特に例示
されないが摩擦体として設計されるものであるが、これは長方形の横断面形状と
、ヒンジピン3の径方向窪み10の高さに少なくともおおよそ対応する高さとを
有し、この制動および保持体8は、ヒンジピン3が動きばめされている側のヒン
ジハーフ2のヒンジプレート16のポケット状の窪み15内に、全体として長手
方向に移動可能なように受け入れられており、ポケット状の窪み15はヒンジラ
グ14まで通じている。さらにこれは、ヒンジピン3の方向に荷重ばねによって
作用される。制動および保持体8に割当てられる荷重ばね17は、コイルばねと
して設計され、ヒンジ軸7に対して軸方向に平行に配向される配置では、一方で
は、ヒンジプレート16内のポケット状の窪み15を閉じるカバー18に押付け
られて支持され、他方では、ヒンジピンから離れて面する方の制動および保持体
8の端と、力偏向装置によって係合する。図示の実施例では、コイルばねとして
設計される荷重ばね17に割当てられる力偏向装置は、荷重ばね17によって作
用されるくさび型ボディ21によって形成され、一方では、ポケット状の窪み1
5の、ヒンジ軸7に対して傾斜する裏面19に抗して支持され、他方では、制動
および保持体8の平滑表面を有する背面側20と係合し、前記背面側は、ヒンジ
軸7に対して平行に配向される。
【0020】 スクリューボルト22は、ヒンジプレート16の端面上にカバー18を締め付
けるために割当てられ、同時にこれは、制動および保持体8のくり抜き窪み23
を貫通し、制動および保持装置の装着を簡素にする役割を果たす。ヒンジピン3
に対して回動可能なヒンジハーフ2のヒンジラグ14は、ヒンジピン3と係合す
るフード状の設計を有している。さらに、ヒンジピン3には、径方向に突出する
カラー24が形成されており、これは、2つのヒンジハーフ1および2の2つの
ヒンジラグ6と14との間に係合し、この上には、フード状の態様でヒンジピン
3と係合する、回動可能なヒンジハーフ2のヒンジラグ14の開口側25が、封
止ディスク26によって封止され、このディスクは、前記ヒンジラグの開口端面
25とヒンジピン3の径方向に突出するカラー24との間に挿入される。さらに
、ヒンジ装着部および、後者に配置される制動および保持装置には、図面から詳
細にはわからないが、一回限りの永久潤滑が設けられる。
【0021】 制動および保持装置の上述した実施例による、ドア開放角度にわたって加えら
れる制動力のプロファイルのグラフが図6に示され、これによって特に、制動お
よび保持装置の制動傾斜部のピッチの、線的な連続的かつ均一に盛り上がる設計
の場合においても、ドア開放方向への制動力の超比例的(superproportional)
な上昇が、ドア開放角度の増大に伴って達成され得ることが明らかとなる。さら
に、このグラフによって、ドアを閉じる際に、制動および保持装置によって加え
られる制動力は、最初に、ドアの開放端位置に割当てられる最大値から急激に下
降し、したがっては、ドアの操作がますます容易となることが示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一体となった制動および保持装置を備えるドアヒンジの側面図で
ある。
【図2】 図1に従うヒンジの上面図である。
【図3】 図2の線III−IIIに沿うヒンジの縦断面図である。
【図4】 図1の線IV−IVに沿うドアヒンジの横断面図である。
【図5】 ドア開放角度に対する制動力のプロファイルのグラフ図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月11日(2000.4.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW 【要約の続き】 することである。この目的のために、その周面の一部に わたって延在するヒンジピンの周面プロファイルは、制 動傾斜部(9)を形成し、これは、ドア開放方向に連続 的に盛り上がる輪郭を含む。さらに、前記制動傾斜部 (9)と相互作用する制動および保持体(8)は、摩擦 体として構成される。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体となった制動および保持機能を備える自動車のドアヒン
    ジであって、一方のドア構成部品、すなわちドアまたはドアピラーに取付け可能
    である第1のヒンジハーフと、他方のドア構成部品に取付け可能である第2のヒ
    ンジハーフと、2つのヒンジハーフを互いに回動可能に接続するヒンジピンとか
    らなり、ヒンジピンは、固体材料からなり、かつ一方のヒンジハーフの少なくと
    も1つのヒンジラグ内に動きばめされ、他方のヒンジハーフの少なくとも1つの
    ヒンジラグ内に堅くはめられて配置され、ヒンジに一体化される制動および保持
    装置は、少なくとも1つのばね荷重の制動および保持体を含み、これは、前記ヒ
    ンジピンの周面の一部にわたって延在するヒンジピン周面プロファイルと協働し
    、かつヒンジピンに対して径方向に配向され、 前記ヒンジピンの周面の一部にわたって延在するヒンジピン周面プロファイル
    は、ドア開放方向に連続して盛り上がる輪郭プロファイルを有する制動傾斜部を
    形成し、前記制動傾斜部と協働する制動および保持体は、摩擦体として設計され
    ることを特徴とする、自動車のドアヒンジ。
  2. 【請求項2】 制動傾斜部は、前記ヒンジピンの周面の一部にわたって延在
    するヒンジピンの径方向の凹部の底部に形成されることを特徴とする、請求項1
    に記載の自動車のドアヒンジ。
  3. 【請求項3】 制動傾斜部を含むヒンジピンの径方向の凹部は、前記ヒンジ
    ピンが動きばめされるヒンジラグを貫通する前記ヒンジピンの長さ領域内に配置
    され、ヒンジラグの高さの一部にのみおよびドアの許容最大開放角度に対応する
    ヒンジピン周面領域にのみ延在することを特徴とする、請求項1および2に記載
    の自動車のドアヒンジ。
  4. 【請求項4】 制動傾斜部を含むヒンジピンの径方向の凹部には、制動およ
    び保持体と協働する開放制限ストップによってドア開放方向に限界が設定される
    ことを特徴とする、請求項1から3に記載の自動車のドアヒンジ。
  5. 【請求項5】 制動および保持体と協働する開放制限ストップは、制動傾斜
    部を含むヒンジピンの径方向の凹部に挿入されるストップストリップによって形
    成されることを特徴とする、請求項1から4に記載の自動車のドアヒンジ。
  6. 【請求項6】 制動および保持体は、ヒンジピンが動きばめされるヒンジラ
    グを含むヒンジハーフ内に、ヒンジピンに対して径方向に調節可能に受入れられ
    、ヒンジピンの方向にばね荷重によって作用されることを特徴とする、請求項1
    から5に記載の自動車のドアヒンジ。
  7. 【請求項7】 制動および保持体は、ヒンジピンの径方向の凹部の高さに少
    なくともおおよそ対応する高さを有することを特徴とする、請求項1から6に記
    載の自動車のドアヒンジ。
  8. 【請求項8】 制動および保持体は、長方形の横断面形状を有し、この制動
    および保持体は、ヒンジピンが動きばめされている側のヒンジハーフのヒンジプ
    レートのポケット状の窪み内に、立てた状態で長手方向に移動可能なように受入
    れられており、ポケット状の窪みは、ヒンジラグにまで通じていることを特徴と
    する、請求項1から7に記載の自動車のドアヒンジ。
  9. 【請求項9】 制動および保持体に割当てられる荷重ばねは、コイルばねと
    して設計され、ヒンジ軸に対して軸方向に平行に配向される配置では、一方では
    、ヒンジハーフのヒンジプレート内のポケット状の窪みを閉じるカバーに押付け
    られて支持され、他方では、ヒンジピンから離れて面する方の制動および保持体
    の端と力偏向装置によって係合することを特徴とする、請求項1から8に記載の
    自動車のドアヒンジ。
  10. 【請求項10】 コイルばねとして設計される荷重ばねに割当てられる力偏
    向装置は、荷重ばねによって作用されるくさび型ボディによって形成され、一方
    では、ヒンジ軸に対して傾斜する、ポケット状の窪みの裏面に抗して支持され、
    制動および保持体の平滑表面の背面側と係合し、前記背面側は、ヒンジ軸に対し
    て平行に配向されることを特徴とする、請求項1から9に記載の自動車のドアヒ
    ンジ。
  11. 【請求項11】 制動および保持体を受入れかつヒンジ軸に対して径方向に
    配向される、回動可能なヒンジハーフのポケット状の窪みは、カバー部品によっ
    て閉じられ、スクリューボルトが、カバー部品の締め付けに割当てられ同時に制
    動および保持体内のくり抜き窪みを貫通し、前記くり抜き窪みは好ましくは、長
    穴窪みとして設計されることを特徴とする、請求項1から10に記載の自動車の
    ドアヒンジ。
  12. 【請求項12】 ヒンジピンには、ヒンジピンに対して回動可能であり制動
    および保持体を含むヒンジハーフのヒンジラグの、ヒンジピンと係合するフード
    状の設計と関連して、ヒンジラグの開口側と係合する径方向に突出するカラーが
    形成されることを特徴とする、請求項1から11に記載の自動車のドアヒンジ。
  13. 【請求項13】 フード状の態様でヒンジピンと係合する、回動可能なヒン
    ジハーフのヒンジラグは、前記ヒンジラグの開口端面とヒンジピンの径方向に突
    出するカラーとの間に挿入される封止ディスクによって封止されることを特徴と
    する、請求項1から12に記載の自動車のドアヒンジ。
  14. 【請求項14】 フード状の態様でヒンジピンと係合する、回動可能なヒン
    ジハーフのヒンジラグには、一回限りの永久潤滑が設けられることを特徴とする
    、請求項1から13に記載の自動車のドアヒンジ。
  15. 【請求項15】 前記ヒンジピンの周面の一部にわたって延在するヒンジピ
    ンの径方向の凹部の底部に形成される制動傾斜部は、ドアの閉鎖位置に割当てら
    れる端からドアの開放端位置に割当てられる端への非連続的なピッチを有するこ
    とを特徴とする、請求項1から14に記載の自動車のドアヒンジ。
  16. 【請求項16】 他方のヒンジハーフに対するヒンジピンの回転方向に固定
    されるような固定は、他方のヒンジハーフの主としてフード状のヒンジラグに割
    当てられ、前記ヒンジラグは、ヒンジピンの関連する長さ部分を受入れ、かつヒ
    ルス型セレーションと、ヒルス型セレーションを係合するよう保持しフード形状
    のヒンジラグの端壁を貫通するねじとを備えることを特徴とする、請求項1から
    15に記載の自動車のドアヒンジ。
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