JP2002512277A - 硬質ポリウレタンフォーム並びに低分子量ジオール及びトリオールを用いる前記フォームの形成方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム並びに低分子量ジオール及びトリオールを用いる前記フォームの形成方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、平均イソシアネート官能価が少なくとも2であるポリイソシアネートを含む第一の反応体と、活性水素を含む2〜3個の基を有する低分子量化合物及び水を含む第二の反応体との反応生成物を含み、この反応生成物が架橋性ポリオールを本質的に存在させないで形成され、実質的に硬質である、ポリウレタンフォームである。本発明は、第一の反応体と第二の反応体をフォームを形成させるに十分な温度において十分な時間接触させることによるポリウレタンフォームの形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、硬質ポリウレタンフォーム及びこの硬質ポリウレタンフォームの製
造方法に関する。
【0002】 ポリウレタンフォームは、ポリイソシアネート化合物、例えばトルエンジイソ
シアネート(TDI)及びジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)とポリ
ヒドロキシル化合物、例えばポリオールとの反応により形成される。通常、等体
積のポリオール(すなわちポリオールサイド)とポリイソシアネート(イソシア
ネート)流が混合ヘッドにおいて混合され、次いで成形型に射出され、そこで反
応し、ポリウレタンフォームを形成する。通常、ポリオールサイドは水、界面活
性剤、触媒及び添加された発泡剤をも含む。
【0003】 通常、ポリウレタンフォームには2つのタイプ、すなわち軟質フォームと硬質
フォームが存在する。一般的に軟質フォームは連続気泡構造及び軟質ポリウレタ
ン(例えば、低官能価、高分子量ポリオールを用いる)を有しており、弾性変形
が可能である。一般に、軟質ポリウレタンフォームを製造する場合、ポリオール
サイドにおける水が発泡剤として用いられる。この水はイソシアネートと反応し
、二酸化炭素を形成する。これはイソシアネートとポリオールが反応した際にポ
リウレタンを発泡させる。
【0004】 一方、硬質フォームは通常、実質的に独立気泡構造を有しており、本質的に弾
性変形できない(すなわち、硬質フォームが変形した場合、永久的に変形する)
。硬質性を与えるため、硬質ポリウレタンフォームは、軟質フォームを製造する
場合よりも低分子量のポリオール及び架橋性ポリオールを用いて形成される。通
常、この架橋性ポリオールは(1)3〜8のヒドロキシル官能価(すなわちイソシ
アネートと反応することができる分子あたり3〜8個のヒドロキシル基)、(2)3
00〜800の平均分子量及び3000〜20,000センチポアズの高い粘度、を有する。こ
の架橋性ポリオールは通常、架橋密度を高め、適切な強度及び硬度を有する硬質
フォームを形成するために加えられる。
【0005】 不幸にも、高粘度架橋性ポリオールの使用はポリオールサイドの粘土を大きく
高める。このポリオールサイドの高められた粘度は低粘度イソシアネートサイド
との混合を困難にし、不均一な硬質フォームを与えることになる。従来より、粘
度を低下させるために、低粘度液体揮発性有機化合物(すなわち、液体発泡剤)
が用いられてきた。しかしながら、これはフォームの形成の際に揮発性有機化合
物(VOC)を発生させることになる。
【0006】 架橋性ポリオールはまた、当量が高いため、イソシアネートサイドとポリオー
ルサイドの体積のバランスをとることが困難である。これは、ポリオールサイド
が水を含む場合、その当量が9と低いために顕著である。また、ポリオールとイ
ソシアネートサイドのバランスをとるため及び水を用いないでフォームを発泡さ
せるために通常、上記の揮発性有機化合物が加えられる。
【0007】 さらに、架橋性ポリオールは、それを用いないで形成されるフォームよりもす
ばやく「ゲル化点」を達成させる。ゲル化点は、発泡体の粘度が上昇し始める点
である。このように、架橋性ポリオールを用いて製造された硬質フォームは、水
を用いて製造した場合に、フォームがゲル化した後にCO2が連続して発生する
ことによる内部ガス圧のために裂ける傾向にある。
【0008】 従って、硬質フォーム用の発泡剤は、(1)ポリウレタン形成の間に揮発し、ポ
リウレタンを発泡させる、液体揮発性有機化合物、例えばクロロメタン(例えば
CFM−11)、又は(2)供給材料に射出され、この供給材料を起泡させ、その後
硬質フォームを形成する気体有機化合物、例えばクロロメタン(例えばCFM−
12)のいずれかである。これらの発泡剤は上記の1以上の問題を避けるために用
いられてきた。しかし、これらは環境上及び安全上の問題がある。
【0009】 このように、上記のような従来の問題を避ける硬質ポリウレタンフォームを提
供することが望ましい。
【0010】 本発明の第一の態様は、平均イソシアネート官能価が少なくとも2であるポリ
イソシアネートを含む第一の反応体と、活性水素を含む2〜3個の基を有する低
分子量化合物を含む第二の反応体とを、水の存在下において、実質的に硬質フォ
ームを形成するに十分な時間接触させることを含み、ただし架橋性ポリオールを
本質的に存在させないでフォームを形成する、ポリウレタンフォームの形成方法
である。
【0011】 本発明の第二の態様は、平均イソシアネート官能価が少なくとも2であるポリ
イソシアネートを含む第一の反応体と、活性水素を含む2〜3個の基を有する低
分子量化合物及び水を含む第二の反応体との反応生成物を含み、この反応生成物
が架橋性ポリオールを本質的に存在させないで形成され、実質的に硬質である、
ポリウレタンフォームである。実質的に硬質フォームとは、当該分野において理
解される硬質フォームである。例えば、実質的に硬質フォームは通常独立気泡構
造を有し、本質的に弾性変形できない(すなわち、フォームを変形させると永久
的になる)。
【0012】 架橋性ポリオールは3より高い官能価(すなわちイソシアネートと反応するこ
とができる分子あたり3より多いヒドロキシル基)及び300〜800の分子量を有す
る。通常、架橋性ポリオールは3000〜20,000センチポアズの粘度を有する。架橋
性ポリオールを実質的に存在させないとは、フォームを形成する反応混合物中に
ほんのわずかのみ存在することを意味する。好ましくは、架橋性ポリオールはま
ったく存在しない。
【0013】 プロピレングリコールのような低分子量化合物を用いることにより、驚くべき
ことに、架橋性ポリオールを存在させないで実質的に硬質のポリウレタンフォー
ムが形成される。このフォームは、水−ポリイソシアネート反応から形成される
CO2以外の発泡剤を存在させないで形成される。低分子量化合物は架橋を遅ら
せ、その結果、形成されるフォームが硬質となると考えられる。この遅延は水−
イソシアネート反応からCO2を実質的に完全に放出させるに十分な時間を与え
、例えば上記のような架橋性ポリオールを用いた場合に起こるような裂けを起こ
すことなくフォームの形成を可能にすると考えられる。さらに、低分子量化合物
の使用によりイソシアネート基と完全に反応し、架橋性ポリオールを用いて製造
したものよりも高い圧縮弾性率を有するフォームを与えると考えられている。
【0014】 さらに、低分子量化合物の低当量のため、本発明の第一の態様は、有利には、
第二の反応体がイソシアネートインデックスをほぼ1に保ってポリエーテルポリ
オールのような追加ポリオールを含む場合においても、同一の体積の第一の反応
体と第二の反応体を用いて行われる。従って、第一の態様の方法は標準的なポリ
ウレタンプロセス装置を用いて行ってよい。粘度の低い低分子量化合物の使用も
第二の反応体(すなわちポリオールサイド)に公知のポリイソシアネートと同様
の低粘度を与える。この粘度の同一性は2つの反応体の混合を容易にし、反応さ
せて均一なフォームの形成を容易にする。
【0015】 この方法及び本発明により製造されるフォームは、自動車の剛化、強化、NV
H(騒音、振動及びハーシュネス)減少を必要とする自動車用途を含む、当該分
野において公知のあらゆる用途に用いることができる。
【0016】 本発明の方法は、官能価が少なくとも2であるポリイソシアネートを含む第一
の反応体と、活性水素を含む2〜3の基を有する低分子量化合物を含む第二の反
応体を、水の存在下で接触させる。
【0017】 ポリイソシアネートは、当該分野において公知のものである、ポリウレタンの
製造に適したあらゆるポリイソシアネートであってよい。このポリイソシアネー
トは、芳香族もしくは脂肪族ポリイソシアネート、ポリマーイソシアネート、芳
香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートであってよい。ポリイソシア
ネートの例は、m-フェニレンジイソシアネート、トリレン-2,4-ジイソシアネー
ト、トリレン-2,6-ジイソシアネート、ヘキサメチレン-1,6-ジイソシアネート、
テトラメチレン-1,4-ジイソシアネート、ヘキサヒドロトリレンジイソシアネー
ト、ナフチレン-1,5-ジイソシアネート、メトキシフェニル-2,4-ジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン-4,4'-ジイソシアネート、4,4'-ビフェニレンジイソシア
ネート、3,3'-ジメトキシ-4,4'-ビフェニルジイソシアネート、3,3'-ジメチル-4
,4'-ビフェニルジイソシアネート、3,3'-ジメチルジフェニルメタン-4,4'-ジイ
ソシアネート、4,4',4"-トリフェニルメタントリイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルイソシアネート、及びトリレン-2,4,6-トリイソシアネート、4,4'-
ジメチルジフェニルメタン-2,2',5,5'-テトライソシアネートを含む。好ましく
は、このポリイソシアネートはジフェニルメタン-4,4'-ジイソシアネート(MD
I)、トリレン-2,4-ジイソシアネート、トリレン-2,6-ジイソシアネート又はこ
れらの混合物である。トリレン-2,4-ジイソシアネート、トリレン-2,6-ジイソシ
アネート及びこれらの混合物は通常TDIと呼ばれる。より好ましくは、このポ
リイソシアネートは、The Dow Chemical Companyより商標PAPIとして入手可
能なもののような、MDIより形成されるポリマーポリイソシアネートである。
ポリマーポリイソシアネート「PAPI27」が特に好ましい。
【0018】 通常、ポリイソシアネートの平均イソシアネート官能価は2から6である。好
ましくは、ポリイソシアネートの平均イソシアネート官能価は少なくとも2.5、
より好ましくは少なくとも2.7であり、好ましくは3.5以下、より好ましくは3.3
以下である。理解ように、官能価はポリイソシアネート中の分子あたりのイソシ
アネート基の数である。
【0019】 架橋を適切にするため、低分子量化合物(LMWC)は2〜3の官能価を有し
、この官能価は分子あたりのヒドロキシルもしくは同等水素(例えばアミン)反
応性サイトの数である(すなわち、この化合物は活性水素を含む基を少なくとも
2つ有する)。通常、このLMWCの基はアミン、チオール又はヒドロキシルで
ある。このLMWCは、例えばジオール、ジチオール、ヒドロキシアミン、ヒド
ロキシチオール、アミノチオール又はジアミンであってよい。このLMWCは脂
肪族もしくは芳香族であってよく、脂肪俗であることが好ましい。この基の少な
くとも1つが1級の基であり、少なくとも1つの他の基が2級の基であることが
好ましい。例えば、プロピレングリコールは1つの1級ヒドロキシル及び1つの
2級ヒドロキシルを有する。2級の基の存在は、イソシアネートとの反応を遅く
し、その結果、分離することなく容易にフォームを形成することができると考え
られている。LMWCの基は、好ましくはヒドロキシル基である。LMWCの例
は、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘ
キサンジオール、レゾルシノール、ヒドロキノン、モノエタノールアミン、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ヒドロキノンビス(2-ヒドロキシエチル)エーテル又はこれらの混合物を含む。
好ましくは、このLMWCはプロピレングリコール、エチレングリコール又はグ
リセリンである。より好ましくは、このLMWCはプロピレングリコールである
【0020】 驚くべきことに、官能価が2よりも高いポリイソシアネートと共に官能価が3
未満(例えば2)であるLMWCを用いた場合に、実質的に硬質フォーム及び適
切な架橋が形成される。架橋性ポリオールは官能価が3より高い化合物であると
理解されているため、これは驚くべきことである。
【0021】 低分子量化合物は実質的に硬質ポリウレタンフォームを形成するために十分低
分子量でなければならない。この分子量が高すぎると、実質的に硬質のフォーム
は形成されない。通常、LMWCの分子量は200以下、好ましくは150以下、より
好ましくは100以下、そして好ましくは45以上である。
【0022】 LMWCの量も硬質フォームの形成に重要である。この量が不十分であると、
形成されるフォームは硬質にならない。通常、LMWCの量はポリウレタン反応
混合物(すなわち、フォームの製造に用いられるすべての成分)の少なくとも2.
5質量パーセントである。好ましくは、LMWCの量はポリウレタン反応混合物
(すなわち、フォームの製造に用いられるすべての成分)の少なくとも3質量パ
ーセント、より好ましくは少なくとも5質量パーセント、さらにより好ましくは
少なくとも7.5質量パーセント、最も好ましくは少なくとも10質量パーセントで
ある。通常、LMWCの量は、少なくとも2.5質量パーセント、好ましくは少な
くとも6質量パーセント、より好ましくは少なくとも10質量パーセント、最も好
ましくは少なくとも15質量パーセントの第二の反応体を含むLMWCに相当する
【0023】 第二の反応体はLMWCのみからなっていてもよいが、その量が第二の反応体
の50質量パーセント未満であり、第一の反応体と第二の反応体の体積が等しいこ
とが好ましい。従って、第二の反応体はLMWCに加えて追加ポリオールを含ん
でいてもよい。この追加ポリオールは、米国特許第3,383,351号、3,823,201号、
4,119,586号及び4,148,840号に記載されているようなポリオールであってよい。
追加ポリオールの例は、ポリヒドロキシアルカンポリオール、ポリテトラヒドロ
フランポリオール、ポリオキシアルキレンポリオール、ポリヒドロキシアルカン
のアルキレンオキシド付加物、非還元糖及び糖誘導体のアルキレンオキシド付加
物、リン酸及びポリリン酸のアルキレノキシド付加物、ヒマシ油のような天然オ
イルから得られるポリフェノール及びポリオールのアルキレンオキシド付加物を
含む。好ましくは、このポリオールはポリ(オキシブチレン)、ポリ(オキシエ
チレン)、ポリ(オキシプロピレン)、ポリ(オキシプロピレン−オキシエチレ
ン)又はこれらの混合物のグリコール、トリオール又は高官能性ポリオールであ
る。通常、これらのポリオールの分子量は少なくとも300である。本発明に用い
られる追加ポリオールはLMWCを存在させないで実質的に硬質のフォームを形
成することができないと考えられている(すなわち、これは架橋性ポリオールで
はない)。例えば、この追加ポリオールは2よりも大きな平均官能価を有してい
てもよいが、この追加ポリオールの鎖長は実質的に硬質のフォームを形成するに
十分な架橋を与えるような長さ及び官能価を有する。
【0024】 この追加ポリオールは、所望のポリウレタンフォーム特性によって広範囲にわ
たって変化するヒドロキシル価を有する。通常、この追加ポリオールは20〜1000
のヒドロキシル価を有する。好ましくは、このヒドロキシル価は少なくとも25、
より好ましくは少なくとも30であり、好ましくは600以下、より好ましくは450以
下である。このヒドロキシル価は1gのポリオールから製造された完全にアセチ
ル化された誘導体の完全な加水分解に必要な水酸化カリウムのミリグラム数と規
定される。
【0025】 この方法は、米国特許第4,390,645号、カラム10、14〜27行に記載されている
ような触媒、米国特許第4,390,645号、カラム10、28〜43行に記載されているよ
うな表面活性剤、米国特許第4,390,645号、カラム10、59〜68行及びカラム10、
1〜5行に記載されているような連鎖延長剤、炭酸カルシウムのような充填材、
並びに二酸化チタン、酸化鉄、酸化クロム、アゾ/ジアゾ染料、フタロシアニン
、ジオキサジン及びカーボンブラックのような顔料の存在下で行ってよい。この
方法は、当該分野において公知の、例えばリン化合物、ハロゲン含有化合物及び
メラミンを含む難燃剤の存在下で行ってよい。
【0026】 詳細には、触媒は以下のものを含む。 (a)3級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、N,N-メチルモ
ルホリン、N-エチルモルホリン、N,N-ジメチルベンジルアミン、N,N-ジメチルエ
タノールアミン、N,N,N',N'-テトラメチル-1,4-ブタンジアミン、N,N-ジメチル
ピペラジン、1,4-ジアゾビシクロ[2,2,2]オクタン、ビス(ジメチルアミノエチ
ル)エーテル及びトリエチレンジアミン、 (b)3級ホスフィン、例えばトリアルキルホスフィン及びジアルキルベンジル
ホスフィン、
【0027】 (c)様々な金属のキレート、例えばアセチルアセトン、ベンゾイルアセトン、
トリフルオロアセチルアセトン、エチルアセトアセテートとBe、Mg、Zn、
Cd、Pd、Ti、Zr、Sn、As、Bi、Cr、Mo、Mn、Fe、Co及
びNi等の金属から得られるキレート (d)強酸の酸性金属塩、例えば塩化第二鉄、塩化第二錫、塩化第一錫、三塩化
アンチモン、硝酸ビスマス及び塩化ビスマス、 (e)強塩基、例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属水酸化物、アルコキシ
ド及びフェノキシド、 (f)様々な金属のアルコラート及びフェノレート、例えばTi(OR)4、Sn(OR)4
びAl(OR)3(式中、Rはアルキル又はアリールである)、及びアルコラートとカ
ルボン酸、β−ジケトン及び2-(N,N-ジアルキルアミノ)アルコールとの反応生
成物、
【0028】 (g)有機酸と様々な金属、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、Al、S
n、Pb、Mn、Co、Ni及びCuの塩、例えば酢酸ナトリウム、オクタン酸
第一錫、オレイン酸第一錫、オクタン酸鉛、金属ドライヤー、例えばマンガン及
びナフテン酸コバルト、 (h)4価、3価及び5価As、Sb及びBiの有機金属誘導体、並びに鉄及び
コバルトの金属カルボニル、並びに (i)これらの混合物。 触媒は少量で用いられ、例えばポリウレタン反応混合物(すなわち、フォーム
の製造に用いられるすべての成分)の0.0015〜1質量パーセントで用いられる。
【0029】 表面活性剤の例は、ノニオン界面活性剤及び湿潤剤、例えばプロピレングリコ
ールにプロピレンオキシド及びエチレンオキシドを順次添加して製造されるもの
、固体もしくは液体オルガノシリコーン、長鎖アルコールのポリエチレングリコ
ールエーテル、長鎖アルキル酸硫酸エステルの3級アミンもしくはアルキロール
アミン塩、アルキルスルホン酸エステル及びアルキルアリールスルホン酸を含む
。プロピレングリコールにプロピレンオキシド及びエチレンオキシドを順次添加
して製造される表面活性剤及び固体もしくは液体オルガノシリコーンが好ましい
。加水分解されない液体オルガノシリコーンがより好ましい。非加水分解性オル
ガノシリコーンの例は、Dow Corning Corp.より入手可能な商標DABCO DC5043、D
ABCO DC5169及びDABCO DC5244、Th.Goldschmidt Chemical Corp.より入手可能な
TEGOSTAB B-8404及びTEGOSTAB 8462を含む。表面活性剤は通常少量、例えばポリ
ウレタン反応混合物(すなわち、フォームの製造に用いられるすべての成分)の
0.0015〜1質量パーセントで用いられる。
【0030】 フォームを形成する場合、唯一の発泡剤は、水イソシアネート反応により形成
されるCO2である。他の発泡剤、例えば低沸点炭化水素(例えばペンタン、ヘ
キアン、ヘプタン、ペンテン、及びヘプテン)、直接添加した二酸化炭素、アゾ
化合物、例えばアゾヘキサヒドロベンゾニトリル、又はハロゲン化炭化水素、例
えばジクロロジフルオロエタン、塩化ビニリデン及び塩化メチレンも存在しても
よい。通常、この発泡剤の量は少量である。好ましくは、この発泡剤の量は、最
大微量であり、より好ましくはまったく存在しない(すなわち、唯一の発泡剤が
水−イソシアネート反応から現場で発生するCO2である)。
【0031】 フォームは、当該分野において公知のどのような方法で製造してもよい。この
方法は、例えばプレポリマー(米国特許第4,390,645号に記載)、ワンショット
(米国特許第2,866,744号に記載)又は起泡(米国特許第3,755,212号及び3,821,
130号に記載)を含む。
【0032】 第一の反応体及び第二の反応体は分離することなく実質的に硬質のポリウレタ
ンフォームを形成するに十分な時間接触される。通常、この時間はできるだけ短
く、1秒〜60分である。反応温度は分離することなくフォームを形成するに十分
な温度であるが、ポリウレタンフォームが分解するほど高くない。通常、この温
度は室温〜200℃である。
【0033】 フォームを形成する場合、第一の反応体と第二の反応体の体積は同一であり、
通常のポリウレタン発泡装置を用いることができることが好ましい。通常、第二
の反応体に対する第一の反応体の体積の比は少なくとも0.7、より好ましくは少
なくとも0.8、最も好ましくは0.9、そして好ましくは1.3以下、1.2以下、最も好
ましくは1.1以下である。第二の反応体は、LMWC及びポリオール以外に、例
えば触媒、充填材、水、難燃剤及び界面活性剤を含んでいてもよい。
【0034】 LMWCは通常粘度が低いため、本発明は、従来よりも第一の反応体と第二の
反応体のより均一な混合を可能にする。この混合の向上はより均一な(すなわち
気泡サイズ及び耕造がより均一な)かつ均質なフォームを与える。LMWCを含
む第二の反応体の粘度は通常、第一の反応体(すなわち、ポリイソシアネート)
の粘度の0.5〜1.5倍である。好ましくは、第二の反応体の粘度は第一の反応体(
すなわち、ポリイソシアネート)の粘度の0.7倍、より好ましくは0.8倍、最も好
ましくは少なくとも0.9倍であり、好ましくは1.3倍以下、より好ましくは1.2倍
以下、最も好ましくは1.1倍以下である。
【0035】 不活性希釈剤を用いないと、第二の反応体の粘度は好ましくは50〜300センチ
ポアズである。より好ましくは、不活性希釈剤を用いないとこの粘度は250セン
チポアズ以下、最も好ましくは200センチポアズ以下である。ここで、不活性希
釈剤は第二の反応体の粘度を低下させるが、ウレタン反応に影響を与えない又は
ヒドロキシルもしくはイソシアネート基と反応しない液体である。不活性希釈剤
の例は、CFCのような発泡剤、及びフタレートのような可塑剤である。
【0036】 フォームを形成する場合、ポリウレタンの製造に用いられるポリイソシアネー
ト及び他の反応体の量は通常イソシアネートインデックスにより示される。この
イソシアネートインデックスは下式で示される。
【数1】
【0037】 イソシアネートの理論当量はポリオール及び他の反応性添加剤、例えば水との反
応に必要なイソシアネートの理論量である。このイソシアネートインデックスは
フォームに望む特性によって大きく異なる。通常、インデックスが高いほどより
硬質のフォームが形成される。本発明の硬質フォームの製造において、イソシア
ネートインデックスは通常0.7〜1.4である。好ましくは、このインデックスは0.
75、より好ましくは0.8、さらにより好ましくは0.85、最も好ましくは0.9、好ま
しくは1.35以下、より好ましくは1.3以下、さらにより好ましくは1.25以下、最
も好ましくは1.2以下である。例えば、イソシアヌレートフォームを製造しよう
とする場合、大過剰のイソシアネートを用いてもよい。
【0038】 形成される実質的に硬質のフォームは、所望の用途に応じて様々な特性を有す
る。例えば、このフォームは5〜50ポンド/ft3(80〜800kg/m3)の塊密度を有す
る。このフォームは、密度及び用途に応じて広範囲の圧縮強度を有する。例えば
、このフォームは100〜5000ポンド/平方インチの圧縮強度及び2000〜100,000ポ
ンド/平方インチの圧縮弾性率を有する。
【0039】 以下に本発明の範囲内の実施例及び比較例を示す。この実施例は単なる説明で
あり、本発明を限定するものではない。
【0040】 実施例1 まず、表1に示す成分を混合することにより第二の反応体(すなわちポリオー
ルサイド)を製造した。この成分は、INDCO社製のタービンミキサーを700rpmに
おいて15分間混合した。この第二の反応体の粘度は220センチポアズ(cps)であっ
た。Gusmer低圧インピンギメントディスペンサー(Gusmer Corp)を用い、この第
二の反応体を120質量部(pbw)のPAPI 27と120°F(49℃)において500psiで混合し
、開放容器に入れ、フォームを形成した。PAPI 27は、平均イソシアネート官能
価が2.7、平均分子量が360、そして粘度が180cpsであるMDIポリマーポリイソ
シアネートである。PAPI 27はThe Dow Chemical Co.より入手可能である。
【0041】 裂けることなくフォームが形成した。得られた硬質フォームは、ASTM D-1621
、方法Aにより測定し、5.4ポンド/立法フィート(pcf)(149.47g/cm3)の自由起
泡密度及び126ポンド/平方インチ(psi)の圧縮強度を有していた。
【0042】 実施例2 実施例2のフォームは、表1に示すように、ポリオールサイドの成分が異なる
ことを除いて実施例1と同様にして製造した。用いたPAPI 27の量は117pbwであ
り、PAPI 27と第二の反応体はタービンミキサーを用いて発泡容器内で手で15秒
間混合した。裂けることなくフォームが形成した。得られたフォームは1.4pcf(3
8.75g/cm3)の自由起泡密度を有しており、120℃に保った炉内で15分間加熱する
前と後のフォームサンプル(5.08cm×5.08cm×2.54cm)の寸法を測定することに
より、寸法安定であった。
【0043】 実施例3 実施例3のフォームは、表1に示すように、ポリオールサイドの成分が異なり
、PAPI 27の量が116pbwであることを除いて実施例1と同様にして製造した。裂
けることなくフォームが形成した。得られた硬質フォームは6.7pcf(185.46g/cm3 )の自由起泡密度及び126psi(8.57atmospheres)の圧縮強度を有していた。
【0044】 比較例1 比較例1のフォームは、表2に示すように、ポリオールサイドの成分が異なり
、PAPI 27の量が115pbwであることを除いて実施例1と同様にして製造した。フ
ォームは形成の間に裂けた。
【0045】 比較例2 比較例2のフォームは、表2に示すように、ポリオールサイドの成分が異なり
、PAPI 27の量が117pbwであることを除いて実施例1と同様にして製造した。フ
ォームは形成の間に裂けた。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】 実施例1及び2より、架橋性ポリオール及び現場で形成するCO2以外の発泡
剤を存在させないで硬質フォームが形成された。一方、架橋性ポリオールを用い
て比較例1及び2のフォームは裂けた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4J034 CA01 CA03 CA04 CA05 CA12 CA15 CA32 CB03 CB04 CB05 CB07 CB08 CC12 CC61 CE01 DG02 DG03 DG04 DG05 DG06 DG08 DG09 DG14 DG28 HA01 HA06 HA07 HA08 HB11 HC03 HC12 HC13 HC61 HC64 HC67 HC71 KA01 KC07 KC08 KC16 KC17 KC23 KC26 KC35 KC36 KD02 KD04 KD07 KD08 KD12 KD17 KD25 NA03 NA05 QB01 QB14 QB16 QC01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均イソシアネート官能価が少なくとも2であるポリイソシ
    アネートを含む第一の反応体と、活性水素を含む2〜3個の基を有する低分子量
    化合物を含む第二の反応体とを、水の存在下において、実質的に硬質フォームを
    形成するに十分な時間接触させることを含み、ただし架橋性ポリオールを本質的
    に存在させないでフォームを形成する、ポリウレタンフォームの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記低分子量化合物の分子量が200未満である、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記低分子量化合物の基がアミン、チオール及びヒドロキシ
    ルから選ばれる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記低分子量化合物が活性水素を含む基を2個有し、前記ポ
    リイソシアネートの官能価が2よりも大きい、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記基がアミン、チオール及びヒドロキシルから選ばれる、
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記低分子量化合物がジオール、ジチオール、ヒドロキシア
    ミン、ヒドロキシチオール、アミノチオール又はジアミンである、請求項4記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記低分子量化合物がジオール、ジアミンまたはジチオール
    である、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 基の1つが1級の基であり、他の基が2級の基である、請求
    項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ポリイソシアネートの平均イソシアネート官能価が2.5〜3.5
    である、請求項4記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記平均イソシアネート官能価が2.7〜3.3である、請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記低分子量化合物がプロピレングリコール、エチレング
    リコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、レゾルシノール、ヒド
    ロキノン、モノエタノールアミン、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジエ
    タノールアミン、トリエタノールアミン、ペンタエリトリトール又はこれらの混
    合物である、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記低分子量化合物がプロピレングリコール、エチレング
    リコール又はグリセリンである、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記低分子量化合物がプロピレングリコールである、請求
    項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 第一の反応体と第二の反応体が、0.7〜1.3の第二の反応体
    に対する第一の反応体の体積比で接触される、請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記体積比が0.8〜1.2である、請求項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第二の反応体が追加ポリオールをさらに含む、請求項
    1記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第二の反応体の少なくとも10質量パーセントが低分子
    量化合物である、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 低分子量化合物の量が前記第二の反応体の少なくとも15質
    量パーセントである、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 現場で形成されるCO2以外の発泡剤を本質的に存在させ
    ないで行う、請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 請求項1記載の方法により製造されるポリウレタンフォー
    ム。
  21. 【請求項21】 平均イソシアネート官能価が少なくとも2であるポリイソ
    シアネートを含む第一の反応体と、活性水素を含む2〜3個の基を有する低分子
    量化合物及び水を含む第二の反応体との反応生成物を含み、この反応生成物が架
    橋性ポリオールを本質的に存在させないで形成され、実質的に硬質である、ポリ
    ウレタンフォーム。
  22. 【請求項22】 前記反応生成物が現場で形成されるCO2以外の発泡剤を
    本質的に存在させないで形成される、請求項21記載のフォーム。
  23. 【請求項23】 前記低分子量化合物がプロピレングリコール、エチレング
    リコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、レゾルシノール、ヒド
    ロキノン又はモノエタノールアミンである、請求項21記載のフォーム。
  24. 【請求項24】 前記低分子量化合物がプロピレングリコールである、請求
    項23記載のフォーム。
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