JP2002509969A - 包装用の生分解性材料 - Google Patents

包装用の生分解性材料

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ゲルハルト バール、アンドレーアス
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アーパック アクチェンゲゼルシャフト フューア ビオローギッシェ フェアパックンゲン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)45〜72重量%のデンプン、(b)18〜45重量%のセルロース繊維、(c)0.2〜10重量%の脂肪分離剤、(d)0.05〜3.0の重量%の乳化剤、および(e)2〜15重量%の水を含む生分解性包装材料に関する。また、本発明は、そのような材料の製造方法および特に食物等の物を包装するためのそのような材料の使用方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、包装用の生分解性材料と、そのような材料の製造プロセスと、特に
食べ物等の物を包装するためのそのような材料の使用方法とに関する。
【0002】 最近の環境に関する最も重要な問題の1つは、廃棄材の回避、減少、それに廃
棄である。このことは、特に、例えば、食物を包装するためにファーストフード
レストランで使用される広口コップ、皿、カップ、ボウル、ボール紙、およびほ
かの容器等の成形物の場合に明らかである。したがって、例えば、食物、特にす
ぐに消費されるよう意図された食物は、かさばった包装に入れてよく売られてい
る。そのような成形物は比較的軽量であるが、使用後に捨てられると、耐久性の
ある固体の廃棄材の量および体積を増やすことになる。成形物の体積が大きいが
故に、成形物は廃棄物運搬かごや廃棄場で場所を取る。また成形物は風によって
簡単に吹き飛ばされる。成形物に入れていた食べ物を食べ尽くした後でその成形
物を戸外に状態で捨てると、多年にわたって成形物が景色の美観を損なうことも
しばしばである。
【0003】 上述の成形物を製造するためにこれまでに使用されてきた材料の多くは、再生 可能な原材料から作られておらず、かなりの環境汚染を引き起こす。 前述の現状から、再生可能な原材料から主に製造されると共に非常に速く生分解
可能な、成形物(特に包装)用に使用可能な材料には、大きな需要があることは
明白である。
【0004】 したがって、本発明の目的は、再生可能な原材料から主に製造されると共に非 常に速く生分解可能な材料を提供することにある。 本発明によれば、この目的は以下の成分を有することを特徴とする生分解性包装
材料によって達成される。
【0005】 (a)45〜72重量%のデンプン、 (b)18〜45重量%のセルロース含有繊維、 (c)0.2〜10重量%の脂肪含有分離剤、 (d)0.05〜3.0重量%の乳化剤、および (e)2〜15重量%の水。重量%で与えられるこれらの量の各々は、生分解
性材料に基づくものである。
【0006】 本発明の材料は、主成分としてのデンプンと、セルロース含有繊維とを含むと
同時に、少量成分として脂肪含有分離剤、乳化剤、および水も含む。本発明の包
装材料は、さらに例えば、チョーク、カオリン、滑石、石膏、アルミナ、二酸化
チタン、または酸化アルミニウムを初めとする充填材、炭酸マグネシウム、炭酸
水素マグネシウム、水酸化ナトリウム溶液、および水酸化アンモニウムを初めと
する融剤、顔料、および食用色素も含みうる。しかしながら、本発明の材料は(
a)から(e)に記載された成分のみを有するように、すなわち、例えばデンプ
ンの混入物質等の成分(a)から(e)に通常付随してくる物質として存在する
ものは別として、追加の成分が本発明の材料には存在しないようにも構成しうる
【0007】 本発明の材料において、デンプンとセルロース含有繊維とは、脂肪含有分離剤
、乳化剤、および水を含有するデンプン−繊維複合物を形成する。このデンプン
−繊維複合物はデンプンをゼラチン化することにより形成される。これは、本発
明の材料のデンプンの少なくとも一部がゼラチン化デンプンの形で存在しうるこ
とを意味するが、本発明の材料における、したがってデンプン−繊維複合物にお
けるデンプン全体に対する大部分がゼラチン化デンプンの形で存在すると有利で
あることが分かっている。「ゼラチン化デンプン」という言葉は、これが初めに
デンプンを水の存在下で加熱してから、次にそのデンプンを任意に冷却すること
により、天然デンプンまたは化学的修飾および物理的修飾の少なくともいずれか
を受けたデンプンより製造されるものであることを示す。脂肪含有分離剤、乳化
剤、および水はデンプン−繊維複合物中に均質に分配されうる。
【0008】 本発明の材料は、特定成分(a)から(d)を本発明の材料に必要な割合で含
む生地から製造することが可能である。ただし、水の分量は15重量%よりも多
くする。この生地は例えば、閉鎖された焼き型に充填され、必要な形状に形成さ
れ、ベーキングされる。ベーキングの結果、水の一部が圧力の増加に伴い蒸気と
して逃げることにより、本発明の材料が得られる。蒸気は、蒸気を逃がす目的で
特に設計された開口部を通って、焼き型から逃げる。このようにして製造された
本発明の材料は、ベーキングプロセス後、焼き型から取り外される。
【0009】 本発明の材料中に存在するデンプンは、天然デンプン、化学的修飾および物理
的修飾の少なくともいずれかを受けた修飾デンプン、およびそれらの混合物であ
る。本発明の材料に存在する天然デンプンの例は、ジャガイモデンプン、トウモ
ロコシデンプン、米デンプン、小麦デンプン、および野菜材料より得られるその
他のデンプンである。ジャガイモデンプンは好ましい。その理由は、第1にジャ
ガイモデンプンは市販されたものを安価で大量にうることが可能であり、第2に
ジャガイモデンプンによれば特に優れた材料特性を有する本発明の材料が製造さ
れるからである。さらに、材料ジャガイモデンプンは膨張体積が大きく、その結
果として、粘度を上昇させるペーストが得られると共に、良好な接着特性が得ら
れる。
【0010】 デンプンは、本発明の材料中に45〜72重量%、好ましくは58〜66重量
%、特に好ましくは64〜66重量%の量で存在する。各々の場合において、本
発明の材料に基づいている。本発明の材料中のデンプンのこのような量により、
機械的に特に安定かつ非常に生分解の速いデンプン−繊維複合物が製造される。
【0011】 本発明の材料はセルロース含有繊維を含み、セルロース含有繊維は、同様に材
料中に存在するデンプンと共に、上に詳述したデンプン−繊維複合物を形成する
。デンプン−繊維複合物は本発明の材料の基本構造を構成する。「セルロース含
有繊維」という言葉は、セルロースを含むかセルロースから成る任意の種類の繊
維を指す。好ましい実施形態において、セルロース含有繊維はパルプ繊維、すな
わちパルプから得られる繊維である。パルプは主にセルロースから成る、木また
は他の繊維の多い植物を分解して得られる細かい繊維状の組成物に対する言葉で
ある。
【0012】 本願で使用する「繊維」という言葉は、幅よりも長さの方が大きい、限定長さ
を有する細かく薄い構造のことを示す。繊維は、単一繊維の形であっても複数繊
維の束の形であってもよい。このような繊維は当用者に知られている方法で製造
可能であり、ここでは繊維の製造においてセルロース含有材料が例えばハンマー
ミルによって破砕される場合に、特に効果的であることがわかっている。
【0013】 本発明の好ましい実施形態において、セルロース含有繊維の長さは0.1〜3
.0mmの範囲にあり、セルロース含有繊維の幅は好ましくは0.01〜0.0
6mmの範囲にある。
【0014】 本発明の材料中のセルロース含有繊維の量は、18〜45重量%、好ましくは
20〜30重量%、特に好ましくは21〜24重量%、最も好ましくは約24重
量%であり、各場合における重量%は、本発明の材料に基づくものである。本発
明の材料中のセルロース含有繊維のこれらの量は、特に効果的な方法で、本発明
の材料に良好な機械的安定性と優れた生分解性とを与える。
【0015】 本発明の材料におけるデンプン対繊維の比は1:1〜4:1、好ましくは3:
1〜2.5:1、例えば、約2.7:1になるように調整しうる。 すでに上記で説明したように、本発明の材料は前記材料に基づいて0.2〜1
0重量%の量で存在する脂肪含有分離剤を含有する。脂肪含有分離剤の量は、本
発明材料に基づいて、好ましくは0.2〜2.5重量%、特に好ましくは0.6
〜1.3重量%である。
【0016】 「脂肪含有分離剤」という言葉は、1つの脂肪またはいくつかの異なる脂肪を
含有すると共に本発明の材料がベーキングプロセス後に焼き型から離れるのを容
易にする、任意の種類の組成物を包含する。脂肪はトリグリセリド、すなわち、
脂肪酸により3つの水酸基がエステル化されたグリセロールのエステルである。
ここで、脂肪分子中の脂肪酸は、同じであっても異なっていてもよい。脂肪は合
成の脂肪であっても植物性脂肪や動物性脂肪等の天然由来の脂肪であってもよい
。さらに脂肪は、部分的または完全に硬化されてもよく、完全に硬化された脂肪
は保存の際の優れた安定性を有し、腐敗の悪臭がしない。また、脂肪含有分離剤
が保存の際の優れた安定性と高い分離能を有し、生理的に安全であれば有効であ
る。また、脂肪の融点が室温(約18℃)よりも大きいこと、例えば40℃以上
であることも、より良好な本発明の材料の撥水性が達成されるので、有効である
【0017】 本発明の材料に使用される脂肪含有剤の好ましい実施形態において、脂肪含有
剤は主に脂肪を含む。脂肪含有剤における脂肪の量は、脂肪含有剤に基づいて、
90重量%以上、好ましくは94.5重量%以上、特に好ましくは98重量%以
上である。脂肪含有剤は脂肪のみから完全に構成されていてもよい。
【0018】 1つの脂肪または複数の脂肪の他に、脂肪含有分離剤は、例えばいずれも脂肪で
はない油またはろう、もしくはレシチン等の少量の他の成分を含みうる。 脂肪含有剤は好ましくは以下の組成を有する。以下の重量%のデータは、脂肪含
有剤に基づくものである:約64.5重量%の植物性脂肪、約30.0重量%の
動物性脂肪、約5.5重量%のレシチンおよびろう(好ましくはみつろう)の混
合物。この脂肪含有剤は、保存の際の優れた安定性と高い分離能とを有し、生理
的に安全であることを特徴とする。したがって、この脂肪含有剤は本発明の脂肪
含有剤に最も適している。
【0019】 驚くべきことに、このような脂肪含有分離剤は、特に使用される量に関して、本
発明の材料の構造的特性に不都合な影響を及ぼさないことが現在分かってきてい
る。したがって包装材料の優れた機械的安定性にも不都合な影響を及ぼさない。
さらには、脂肪含有分離剤によって多量の脂肪が本発明の材料に含まれているに
もかかわらず、材料の芳香特性にも不都合な影響を及ぼさない。つまり、包装材
料は長く保存しても不快な臭いを発しない。その上、本発明の材料の製造に使用
する焼き型に油を塗っておく必要はなく、材料を焼き型から容易に取り外すこと
ができる。それゆえ包装用の生分解性材料を製造する際に必要な液体分離剤を焼
き型に塗る手間を省くことが可能となる。したがって、第1に製造がより経済的
なものとなり、第2に液体分離剤により焼き型の表面を覆う必要もなくなる。さ
らに、上述の脂肪含有分離剤により、本発明の材料には撥水性も与えられる。
【0020】 すでに上記で説明したように、本発明の材料は乳化剤を含む。本明細書におい
て「乳化剤」という言葉は、両親媒性の、すなわち分子中に親油性基と親水性基
を含む、任意の種類の化合物を包含する。乳化剤は脂肪脂肪ではない。乳化剤は
室温よりも高い、例えば、約40℃以上の融点を有効に有する。乳化剤は本発明
の材料にやはり存在する脂肪含有分離剤の分配を均質にさせる。特に本発明の材
料が食物の包装に使用される場合に、乳化剤が食品法(lebensmittelrechtlich
)の下で許可されていることは、有利であることが分かっている。乳化剤は好ま
しくは、クエン酸、モノまたはジアセチル酒石酸、乳酸または酢酸、および酒石
酸等のカルボン酸によりエステル化された、食用脂肪酸のモノまたはジグリセリ
ドである。これらの乳化剤はEEC番号472の下に分類される。「食用脂肪酸
」という言葉は、脂肪の分野において一般的な言葉であり、関連分野の当業者に
は、どの脂肪酸が使用可能であるかが理解される。乳化剤は脂肪アルコールエー
テル硫酸塩、脂肪アルコール硫酸塩でもあり得る。各場合において、(12個の
炭素原子から上の)高級脂肪アルコールと、例えばステアリン酸ナトリウムのよ
うな高級脂肪酸(12個以上の炭素原子を有する脂肪酸)のアルカリ金属塩とで
あることが好ましい。乳化剤は2以上の上述の乳化剤の混合物であってもよい。
【0021】 本発明の材料中の乳化剤の量は、0.2〜3.0重量%、好ましくは0.05
〜0.8重量%、特に好ましくは0.2〜0.4重量%であり、各場合における
重量%は、本発明の材料に基づくものである。これに関し、そのような少量でも
、大量の脂肪含有剤を本発明の材料に均質に導入し得ることは驚嘆に値すること
であった。
【0022】 本発明の材料の撥水性はこの乳化剤によって改善される。また、分離能も、こ
の乳化剤により改善される。つまり、本発明の材料を構成する生地が焼かれた後
、本発明の材料は焼き型からさらに容易に取り外せるようになる。
【0023】 さらには、水が、本発明の材料中に2〜15重量%、好ましくは6〜12重量
%の量で存在するが、各場合における重量%は本発明の材料に基づくものである
。 本発明の好ましい材料を以下の表1に示す。
【0024】
【表1】 本発明の材料は多くの利点を有する点において優れている。第1に、本発明の
材料は機械的安定性が高く、材料の厚さ(壁の厚さ)が小さい(約2mm)場合
でもまだ機械的安定性が非常に高い。この優れた機械的安定性は、特にセルロー
ス含有繊維の含有量(45重量%までにしうる)を高くすることにより達成され
る。同時に、本発明の材料は、可撓性も非常に高い。このことは、冷たくなった
デンプンが非常に脆いことからすれば、特に驚くべきことである。さらに、本発
明の材料は、冷水に対して1時間まで抵抗性がある。その上、本発明の材料から
製造される例えば容器やそれに付随する蓋のような物は、水で湿らすことにより
共に結合させることが可能であり、その2つの物は互いに非常に良好に接着する
。また、本発明の材料は、DIN(ドイツ工業規格)54900によれば、28
日以内に実質的に完全に生分解される。その上、本発明の材料は、保存の際に長
期にわたって安定である。すなわち保存の間、本発明の材料には変化が生じない
。また、本発明の材料は、主に生物由来の原材料から構成されているため、「生
物」材料と称しうる。最後に、本発明の材料は、特定の調節工程により特定の水
分含量に調整する必要がない。
【0025】 したがって、本発明の材料は任意の種類の成形物(すなわち特定の形状を有す
る物)用の材料として極めて好適に使用される。成形物には、例えば、使い捨て
食卓用食器具、ファーストフードの包装(ハンバーガーおよびチップスの容器)
、例えば、乾燥食品、湿りのある食品、ペースト状食品、油で揚げた食品等の食
物用の包装が挙げられる。生分解性の保護層が本発明の材料に施された後では、
この材料を温かい飲料やスープ等の液体食品を受ける容器として使用することが
可能である。
【0026】 成形物は、例えば、ボウル、小皿(plate )、広口コップ、大皿(dish)のよ
うに任意の形状を取りうる。本発明の材料によって製造可能な成形物のさらなる
例を、図1乃至4に示す。
【0027】 また、成形物は、火葬用に使用される種類の骨壷(urn )の形や、花火に使用
されるロケットの形もとり得る。 本発明は、特に上述したような包装用の材料を製造するプロセスをも提供する
。このプロセスにおいて、第1に、7〜22重量%のセルロース繊維、18〜3
6重量%のデンプン、0.1〜4.6重量%の脂肪含有分離剤、0.1〜1.5
重量%の乳化剤、および50〜60重量%の水を混合することによりベーキング
組成物を調製し(各場合において重量%はベーキング組成物に基づくものである
)、次に、同組成物を焼いて、成形物を形成する。
【0028】 「ベーキング組成物」という言葉は、焼くことが可能な、すなわち蒸気によっ
て膨張しうる、任意の組成物のことを示す。本発明のプロセスに使用されるベー
キング組成物は、柔らかくて半固形の生地(dough )として説明されうる。
【0029】 ベーキングプロセス後、以下の組成を有する生産物(材料)が得られる。 (a) 45〜72重量%のデンプン、 (b) 18〜45重量%のセルロース含有繊維、 (c) 0.2〜10重量%の脂肪含有分離剤、 (d) 0.05〜3.0重量%の乳化剤、および (e) 2〜15重量%の水。
【0030】 この材料は、上記に詳細に示したように、本発明の包装材料となりうる。した
がって、本発明のプロセスに使用されるデンプン、セルロース含有繊維、脂肪含
有分離剤、および乳化剤が本発明の材料に関して上記のように使用される成分で
あれば、効果的である。
【0031】 本発明のプロセスに使用されるデンプンの好ましい量は、ベーキング組成物に
基づくと、30〜32重量%である。 本発明のプロセスの好ましい実施形態において、セルロース含有繊維の量は、
ベーキング組成物に基づくと、10〜12重量%である。
【0032】 ベーキング組成物中の脂肪含有分離剤は、好ましくは0.1〜1.2重量%で
あり、0.3〜0.6重量%であると特に好ましい。 本発明のプロセスにおいてベーキング組成物中に使用される、乳化剤の好まし
い量は、0.03〜0.4重量%、特に好ましくは0.1〜0.2重量%である
【0033】 本発明のプロセスにおけるベーキング組成物には、水が好ましくは54〜58
重量%の量で存在していてもよい。 本発明のプロセスにおいて、セルロース含有繊維は、不織布の形で好ましくは
使用される。このため、セルロース含有繊維は第1に従来の方法で加工され、不
織布が形成される。セルロース含有繊維より構成された不織布は、例えば、パル
プの網状繊維をハンマーミルで破砕し(それらの繊維をほぐし)、個々の繊維を
得ることにより、製造可能である。次に、これら個々のパルプ繊維は加工されて
、例えば衛生タオルの生綿を製造する衛生工業において一般的な方法で、不織布
が形成される。本発明のプロセスにおけるさらなる工程において、不織布は、例
えばコンベヤベルト上で、平坦に広げられる。残りの成分である(a)と(c)
〜(e)はコンベヤベルト上に広げられた不織布上の、不織布に施される。ここ
で、コンベヤベルトは、不織布を残りの成分の添加が起こる位置まで移動させる
役割を果たす。
【0034】 本発明のプロセスの好ましい実施形態において、デンプンは、一部では天然デ
ンプンから、一部では煮沸デンプン((沸騰した)水の中で加熱したデンプン)
から構成される。天然デンプン対煮沸デンプンの好ましい割合は1.0:1〜4
.0:1、好ましくは2.5:1〜3.5:1、特に好ましくは約3:1である
。煮沸デンプンは生地の水分含量の全量と、乳化剤、脂肪含有剤、および任意添
加の他の添加剤を含みうる。天然デンプンと化学的修飾および物理的修飾の少な
くともいずれかを受けた煮沸デンプンとは、セルロース含有繊維に別々に添加さ
れうる。
【0035】 天然デンプンと煮沸デンプンとを別々に添加するには、以下の方法で行うこと
が特に効果的であることが分かっている。煮沸器中で水と共に脂肪含有剤、乳化
剤、任意添加の他の添加剤、および天然デンプンの形のデンプンの一部を混合し
て、10分〜1時間、好ましくは20分〜40分の間、60℃〜68℃、好まし
くは64℃〜68℃の温度で加熱することにより、混合物を調製する。デンプン
含有混合物を煮沸器中で加熱した結果、初めに添加した天然デンプンがゼラチン
化デンプン(煮沸デンプン)に転換される。最後に、セルロース含有繊維を、上
述の混合物の形をしたゼラチン化デンプンと、天然デンプンつまりすべてのデン
プンのうちの残りの部分との両方と混合する。
【0036】 最初に煮沸デンプンを、次に天然デンプンを、セルロース含有繊維に加えるこ
とが可能である。しかしながら、最初に天然デンプンを、次に煮沸デンプンを加
えることも可能である。セルロース含有繊維が例えば、コンベヤベルト上の不織
布の形で存在している場合、上述の煮沸デンプン含有混合物は最初に不織布に施
され、それによって2層構造が得られ、これに天然デンプンが、例えば細流とし
て添加するか散布することにより、加えられる。驚いたことに、この方法によっ
て、後にベーキング組成物へと容易に加工されうる、少量の成分で正確な組成物
が確実に得られることが、現在分かっている。
【0037】 上述の成分は組み合わされた後、混合される。ここで、同成分は、例えば連続
捏和機等の捏和機で練ることにより、従来の方法で混合されうる。捏和(ねつか
)の間に、繊維の密度が非常に低くなるため、約7:1の割合で体積が減少する
。捏和プロセスは、少量の成分で正確な組成物を添加することにより大いに促進
される。
【0038】 次に得られたベーキング組成物が焼かれる。このため、ベーキング組成物は焼
き型に配置(計量しながら供給)され、閉鎖された焼き型中で0.5分〜15分
、好ましくは1分〜3分、特に好ましくは1.5分、100℃〜300℃、好ま
しくは150℃〜220℃、特に好ましくは190℃〜200℃の温度で加熱さ
れる。焼き型は、必要な最終産物の形、例えばボウルの形にしたがって製作され
る。焼き型は少なくとも2つのベーキングプレートより形成される。2つのベー
キングプレートとは、すなわち上側ベーキングプレートおよび下側ベーキングプ
レートであって、両ベーキングプレートがベーキングばさみにて保持され、焼き
型をボルトで閉鎖された位置に保持している間、両ベーキングプレートの内表面
は互いに離れるように保持されて焼き型の空間を形成し、その焼き型の空間にベ
ーキング組成物が充填されるようなベーキングプレートを指す。焼き型は、蒸気
を逃がす目的で特別に形づくられた開口部を有する。多数の成形物を同時製造す
るために、多数のベーキングばさみを使用することも可能である。ベーキング組
成物は、圧縮空気、らせん状コンベヤ、ポンプ、真空の利用によって、計量しな
がら焼き型に供給されうるが、圧縮空気の使用が特に好ましい。計量しながらの
供給は、80℃までの温度で実行しうる。
【0039】 ベーキングのためのこのような装置は、ワッフルを焼く場合によく知られてい
る方法に基づいたものである。 ベーキング組成物がベーキングプロセスにある間、この組成物に含まれている
水が除去される。ここで、ベーキングプロセスを、ベーキング後に得られた材料
中に残っている水分含量が、5重量%よりも小さくなるように設計すると有効で
ある。水の除去により、組成物は膨張され、組成物に含まれているデンプンはゼ
ラチン化され、これによりデンプン−繊維複合物構造を有する上述の本発明の材
料が得られる。保存の際および通常の使用の際に、本発明の材料は環境から水を
吸収しうる。その結果、最終的な水分含量は、ベーキング組成物に基づいて5〜
15重量%、好ましくは6〜12重量%となる。
【0040】 本発明のプロセスは多くの利点を有する。ベーキング組成物が特別な組成を有
するために、本発明のプロセスに使用されるベーキング組成物の流動性は明らか
に改良され、粘性の高いベーキング組成物が計量ポンプによって正確に計量され
る。これによって本発明のプロセスを連続的に実行することが可能となる。さら
に、焼き型に油を塗っておく必要がない。本発明のプロセスによって製造される
成形物はすべて迅速かつ経済的に製造されると共に、形状の安定性、破砕に対す
る強度、弾性、構造の密度、および表面の状態に関して優れた材料特性を有する
ように製造される。組成が特別であるため、ベーキング直後に5重量%よりも小
さい水分含量を有する本発明の材料は、すでに際立って安定であるため、さらに
加工したり、直ちに使用したりすることが可能である。
【0041】 図1乃至4は本発明の材料により製造可能な成形物の例を示す。 図1は、ヒンジ4によって接続されたベースおよびカバー部分2,3を有し、
例えば食物(温かい状態でもよい)用の閉鎖可能な容器として使用するのに適し
た、成形された包装1という成形物を示す。弾性が高いため、本発明の材料から
製造されたヒンジ4は繰り返し開閉可能である。デンプンに基づいた材料が通常
は非常に脆く容易に砕けることからすれば、このことは一層驚くべきことである
【0042】 図2は、開放された長方形の容器の形をした、対応する対の成形物と組み合わ
せて完全に閉鎖された包装を形成することが可能な、成形物1を示す。トレー形
の成形物1は多数の半円筒形のへこみ5を有し、へこみ5の各々は長い部分6と
短い部分7とに細分されている。この配置は、中央横材8によって分離された成
形物1の他側において、対称的に繰り返される。側面の「足部」9は形状の安定
性を増加させるものであり、成形された包装1の支持特性および積み重ね特性を
改良する。このような包装容器は、例えば、ボールペン、口紅、化粧品、鉛筆、
筆記具用の容器として、または薬学の分野で例えば試験管を包装するための容器
として、使用することが可能である。
【0043】 図3および4は、例えば植木鉢、種子収容箱、または他の包装もしくはカバー
の目的に使用される種類の、比較的深さのある成形物1を示す。 以下の例により、本発明を説明する。 例1〜22:本発明の材料の製造方法 ベーキング組成物(生地)を以下のように調製した。ベーキング組成物の組成は
、表2に示した。
【0044】 表に示した量の水、乳化剤、および脂肪含有剤と、煮沸デンプンであるものし
て表2に示した天然のジャガイモデンプンの割合を煮沸器中に配置し、攪拌させ
ながら約65℃で約30分間加熱した。このようにして、乳化剤および脂肪含有
剤を含む煮沸デンプンを得た。
【0045】 パルプ不織布を長さ0.1mm〜3.0mm、幅0.01〜0.06mmのパ
ルプ繊維から従来の方法で製造した。 パルプ不織布を次に平坦に広げた。このパルプ不織布に対し、まず上述の煮沸デ
ンプンを加え、乳化剤および脂肪含有剤を含む煮沸デンプンの層をパルプ不織布
上に形成した。次に表2に示した量の天然デンプンを煮沸デンプン層の上に散布
した。このようにして得られた組成物を続いて捏和機に導入し、成分を混ぜるた
めに完全に捏和し、これにより、ベーキング組成物(生地)を得た。
【0046】 次に、この生地を焼き型に入れ、約195℃で約90秒間焼いた。 再生可能な原材料から主に製造されると共に速やかに生分解可能な本発明の材
料を、このようにして得た。さらに、これらの材料は約2mmの厚さにおいて高
い機械的安定性を有すると同時に可撓性も良好であり、冷水に対して1時間まで
抵抗性があった。
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の材料により製造可能な成形物の例を示す。
【図2】 本発明の材料により製造可能な別の成形物の例を示す。
【図3】 本発明の材料により製造可能な別の成形物の例を示す。
【図4】 本発明の材料により製造可能な別の成形物の例を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月9日(2000.2.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 3E086 AD05 AD06 BA19 BA29 BB72 CA01 4J002 AB012 AB041 AE003 DE027 EG026 EH056 EV256 FD316 GG00

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)45〜72%の重量%のデンプン、 (b)18〜45重量%のセルロース含有繊維、 (c)0.2〜10重量%の脂肪含有分離剤、 (d)0.05〜3.0重量%の乳化剤、および (e)2〜15重量%の水 を含む生分解性包装材料。
  2. 【請求項2】 前記デンプンがジャガイモデンプン、トウモロコシデンプン
    、その他の野菜デンプン、または種々のデンプンの混合物であることを特徴とす
    る請求項1に記載の材料。
  3. 【請求項3】 前記デンプンが前記材料に基づいて58〜66重量%の量で
    存在することを特徴とする請求項1または2に記載の材料。
  4. 【請求項4】 前記セルロース含有繊維がパルプ繊維であることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか一項に記載の材料。
  5. 【請求項5】 前記セルロース含有繊維が0.1mm〜3.0mmの範囲の
    長さを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の材料。
  6. 【請求項6】 前記セルロース含有繊維が0.01mm〜0.06mmの範
    囲の幅を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の材料。
  7. 【請求項7】 前記セルロース含有繊維が前記材料に基づいて20〜30重
    量%の量で存在することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の材
    料。
  8. 【請求項8】 前記脂肪含有分離剤が前記材料に基づいて0.2〜2.5重
    量%の量で存在することを特徴とする請求項1乃7のいずれか一項に記載の材料
  9. 【請求項9】 材料前記脂肪含有分離剤が主に脂肪を含むことを特徴とする
    請求項1乃8のいずれか一項に記載の材料。
  10. 【請求項10】 脂肪含有分離剤が、油、ろう、およびレシチンから選択さ
    れた1以上の成分も含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    の材料。
  11. 【請求項11】 前記乳化剤が、カルボン酸によりエステル化された食用脂
    肪酸のモノまたはジグリセリド、脂肪アルコールエーテル硫酸塩、脂肪アルコー
    ル硫酸塩、または高級脂肪酸のアルカリ金属塩であることを特徴とする請求項1
    乃至10のいずれか一項に記載の材料。
  12. 【請求項12】 前記カルボン酸はクエン酸、モノまたはジアセチル酒石酸
    、酒石酸、乳酸または酢酸、および酒石酸であることを特徴とする請求項11に
    記載の材料。
  13. 【請求項13】 前記乳化剤が前記材料に基づいて0.05〜0.8重量%
    の量で存在することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の材料
  14. 【請求項14】 前記水が前記材料に基づいて6乃至12重量%の量で存在
    することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の材料。
  15. 【請求項15】 初めにベーキング組成物に基づいて各々7〜22重量%の
    セルロース繊維、18〜36の重量%のデンプン、0.1〜4.6重量%の脂肪
    含有分離剤、0.03〜1.5重量%の乳化剤、および50〜60重量%の水を
    混合することによりベーキング組成物を調製し、次に前記組成物を焼いて成形物
    を形成する、包装用の生分解性材料を製造するプロセス。
  16. 【請求項16】 前記セルロース含有繊維が不織布の形で使用されることを
    特徴とする請求項15に記載のプロセス。
  17. 【請求項17】 前記デンプンが天然デンプンおよび煮沸デンプンから成る
    ことを特徴とする請求項15または16に記載のプロセス。
  18. 【請求項18】 天然デンプンと煮沸デンプンの比が1:1〜1:4の範囲
    内にあることを特徴とする請求項17に記載のプロセス。
  19. 【請求項19】 天然デンプンと煮沸デンプンとがセルロース含有繊維に対
    して別々に加えられることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記
    載のプロセス。
  20. 【請求項20】 煮沸デンプンが脂肪含有分離剤および乳化剤の少なくとも
    一方を含むことを特徴とする請求項19に記載のプロセス。
  21. 【請求項21】 初めに煮沸デンプン、次に天然デンプンがセルロース含有
    繊維に加えられることを特徴とする請求項19または20に記載のプロセス。
  22. 【請求項22】 ベーキングが100℃〜300℃の温度にて行われること
    を特徴とする請求項15乃至21のいずれか一項に記載のプロセス。
  23. 【請求項23】 ベーキングが0.5分〜15分間行われることを特徴とす
    る請求項15乃至22のいずれか一項に記載のプロセス。
  24. 【請求項24】 ベーキングが閉鎖された型の中で起こり、水が蒸発する結
    果、圧力が増加することを特徴とする請求項15乃至23のいずれか一項に記載
    のプロセス。
  25. 【請求項25】 前記混合が捏和によってなされることを特徴とする請求項
    15乃至24のいずれか一項に記載のプロセス。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至14に記載の材料の包装材料としての使用方
    法。
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