JP2002509037A - コーピング装置 - Google Patents

コーピング装置

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JP2002509037A
JP2002509037A JP2000539972A JP2000539972A JP2002509037A JP 2002509037 A JP2002509037 A JP 2002509037A JP 2000539972 A JP2000539972 A JP 2000539972A JP 2000539972 A JP2000539972 A JP 2000539972A JP 2002509037 A JP2002509037 A JP 2002509037A
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coping
molding
cutting means
stylus
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JP2000539972A
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スコット,マーティン
ショー,ウィリアム・シー
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ショー・ミルワーク・インコーポレーテッド
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンプレートの製作及びモールディングのコーピングを迅速に簡単に及び正確に行う装置を提供する。 【解決手段】 コーピング装置は、円形のブレード12、コーピングにより形成された輪郭を備えた端部を持つテンプレート、コーピングにより形成されたテンプレートの輪郭に従って移動する、好ましくは円形のブレードと実質的に同じ幅及び曲率半径を持つスタイラス15、モールディング及びテンプレートの夫々を固定位置に固定するためのクランプ、及び定置部分22及びこの定置部分22に対してx軸方向及びy軸方向に移動可能な可動部分24を持つベース20を含む。クランプは、定置部分22に連結されており、ブレード12及びスタイラス15は、両方とも、可動部分24に連結されている。ブレード12及びスタイラス15は、クランプに対して実質的に同時に移動でき、その結果、コーピングにより形成されたテンプレートの輪郭に従ってスタイラス15が移動する際にモールディングに円形ブレードでコーピングを施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全体として、モールディング(molding)にコーピング(c oping)を施すための装置に関する。更に詳細には、本発明は、テンプレー
トに従って移動するスタイラス及びテンプレートに沿ったスタイラスの移動によ
ってモールディング片にコーピングを施すように差し向けられた切断手段を使用
することによって、モールディングにコーピングを正確に施すコーピング装置(
coping apparatus)に関する。
【0002】
【従来の技術】
モールディングは、多くの場合、室の辺縁を飾るために室内の壁に設けられる
。壁に沿って床と隣接して設けられたモールディングは、幅木モールディングと
呼ばれる。壁の中央部に沿ったモールディングは、チェアーレールモールディン
グと呼ばれ、多くの場合、椅子の背もたれで壁が傷付くことがないようにするた
めに設けられる。天井の周囲に設けられるモールディングはクラウンモールディ
ングと呼ばれ、多くの場合、モールディングの面側の輪郭即ち賦形パターンが室
内に向くように壁と天井との間に所定角度で取り付けられる。コーピングは、二
つのモールディング片を内側隅部で接合するときにこれらのモールディング片が
互いに適正にフィットする(これによって魅力的な外観を提供する)ように、一
方のモールディング片の端部を別のモールディング片の面に対して面一に着座す
るように賦形するプロセスである。
【0003】 一般的には、コーピングには、先ず最初にモールディングの輪郭の陰像の外形
線を描き、次いで、描かれた外形に沿ってモールディングの端グレインを手持ち
式コーピング鋸を使用して切除し、モールディングの端部にモールディングの陰
輪郭を形成するという労力のかかるプロセスが必要とされる。クラウンモールデ
ィングに関ついては、コーピングプロセスは、二つの隅部モールディング片が壁
及び天井に適用される壁及び天井に対する夫々の角度によって更に複雑なものと
なる。ほとんどの壁は、壁構造の不完全さ又は木材の狂いにより、正確に90°
で交差していないため、モールディングに「アンダーカット」を形成する、即ち
描かれた輪郭に沿ってモールディングの後側から木材を余分に取り除き、後側隙
間を形成するのが望ましい。アンダーカットにより、壁の隅部の狂いを補償し、
コーピングが施されたモールディング片が他方の隅部モールディング片の面と出
会うようにでき、コーピングが施された端部が、モールディングの後側からの干
渉を受けずに、接合されるモールディング片の面側と面一に着座できる。
【0004】 モールディングのコーピング手順は、熟練した大工の高度の注意及び技術を必
要とする正確なプロセスである。更に、このプロセスには時間がかかる。モール
ディングの輪郭の陰像が端部に切り込まれたモールディング片を各隅部に設け、
これがフィットするかどうかを検査する必要があるため、1回又は数回の変更を
必要とすることが非常に多く、コーピングには熟練した労働者市場を必要とする
【0005】 ヘアズレイに賦与された米国特許第5,363,732号には、コーピングを
簡単に手早く行うことという趣旨の、手作業によるコーピング方法に代わるよう
に設計されたコーピング装置が開示されている。この装置は、歯が一方の側部に
固定された、モータ駆動式の、移動自在のマウントに取り付けられた丸鋸ブレー
ドと、マウントに連結されたピン状スタイラスと、モールディングの面に圧力を
加えることによってモールディング片を保持する垂直クランプと、比較的平らな
テンプレートを保持するための支持体とを含む。モールディング片を、コーピン
グが施されるべき面を鋸ブレードに向けて垂直クランプに置き、支持体に保持さ
れたテンプレートに沿ってスタイラスを移動する。スタイラスをテンプレートに
沿って一方の方向に移動し、これと対応して鋸ブレードを木材を通して移動する
。クラウンモールディングを切断するため、鋸ブレードもまた実際に傾けられて
いる。
【0006】 ヘアズレイの装置には、その上述の作動を妨げる多くの重大な欠点がある。第
1に、ヘアズレイの装置はテンプレートを使用することを必要とするが、ヘアズ
レイの装置はテンプレートを製造できない。モールディングの輪郭を持つだけの
テンプレートでは、鋸ブレードが円形でありモールディングの高さに関してずれ
てモールディングを切断するため、鋸ブレードが正確に案内されないということ
は理解されよう。しかしながら、モールディングの高さはその面に亘って変化す
る。ヘアズレイの装置は、モールディングが比較的最小厚さである場所、例えば
その縁部だけしか、モールディングの面の輪郭を、コーピングが施される端部に
正確に複製しない。また、ヘアズレイの装置は、ずれを補償するための手段を提
供せず、その結果、装置はテンプレートの所望の輪郭を提供しない。第2に、切
断を一方の側から行うヘアズレイの装置の丸鋸ブレードは、モールディング輪郭
の左右の内側隅部に、標準的なコーピング鋸によって行うことができるのと同様
にコーピングを施す上で都合が悪い。第3に、コーピングが施されるモールディ
ングを固定するためのヘアズレイの装置のクランプは、モールディングの面を変
形させてしまう。第4に、ヘアズレイの装置についてのヘアズレイの説明とは異
なり、ヘアズレイの装置は、テンプレートを使用してクラウンモールディングに
コーピングを施すことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、テンプレートの製作及びモールディングのコーピン
グを迅速に簡単に及び正確に行う装置を提供することである。
【0008】 本発明の別の目的は、クラウンモールディングにコーピングを施すことができ
るコーピング装置を提供することである。
【0009】 本発明の更に別の目的は、現場で容易に製作でき且つコーピングが施される端
部に輪郭の陰像を正確に複製できるテンプレートを使用する、コーピング装置を
提供することである。
【0010】 本発明の他の目的は、モールディング片の端部の左右の内側隅部に近づいて切
断できる鋸ブレードを持つコーピング装置を提供することである。
【0011】 本発明の追加のの目的は、適正な整合を保証するコーピング装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に詳細に論じられるこれらの目的に従って、モールディング片にコーピン
グを施すためのコーピング装置が提供される。コーピング装置は、一般的には、
モールディング片の端部に切り込むための、軸線を中心として回転自在の円形の
切断手段、コーピングにより形成された輪郭を端部に備えたテンプレート、コー
ピングにより形成されたテンプレートの輪郭に従って移動する、好ましくは切断
手段と実質的に同じ幅及び半径を持つスタイラス、モールディング及びテンプレ
ートの夫々を固定位置に固定するためのクランプ手段、及び定置部分及びこの定
置部分に対してx軸方向及びy軸方向で移動自在の可動部分を持つベースを含む
。クランプ手段は、定置部分に連結されており、切断手段及びスタイラスは両方
とも可動部分に連結されている。かくして、切断手段及びスタイラスは、クラン
プ手段に対して実質的に同時に移動でき、その結果、コーピングにより形成され
たテンプレートの輪郭に従ってスタイラスが移動するときに切断手段でモールデ
ィングにコーピングを施すことができる。
【0013】 本発明の好ましい特徴によれば、切断手段及びスタイラスは、コーピング時に
同じ角度で傾けることができるが、これらの各々は、好ましくは0°乃至60°
の任意の角度で、左右に、独立して傾けることができる。本発明の別の好ましい
特徴によれば、テンプレートは、本発明の装置で手作業で切断したモールディン
グ片であり、後にテンプレートとして使用される。テンプレートは、コーピング
によって形成された任意の他のモールディング片として後で設置できるというこ
とは理解されよう。更に、クランプ手段は、一つがテンプレート用であり且つ一
つが切断されるべきモールディング用の二つのクランプ手段を含むのが好ましい
。これらの二つのクランプは、スタイラス及び切断手段の夫々に対して調節自在
に設けられており、テンプレート及びモールディングの横縁部に横方向及び下方
の両方向でクランプ力を加え、これらの各々をしっかりと保持する。クランプ力
は、目で見てわかる傷をクランプがテンプレート及びモールディングのいずれに
も付けないように、モールディングに差し向けられる。
【0014】 本発明の一実施例によれば、切断手段は、両側から横方向に切断するようにな
った鋸ブレードである。この鋸ブレードには、好ましくは、複数のトリプルチッ
プ歯(triple chip teeth)が設けられており、更に、鋸ブレ
ードがモールディングを一回の工程で切断できるようにする複数のストローブ歯
(strobe teeth)が設けられている。変形例によれば、切断手段は
、横方向から「切断」又は研削を行うことができる研削ディスクである。
【0015】 本発明による装置を使用してモールディング片にコーピングを施す上で、モー
ルディング片の端部を所定の角度で、例えばモールディングの面から垂直方向に
45°ずれた角度で切断し、モールディングの輪郭を形成する縁部を持つ角度を
なした端部を形成する。好ましくは、縁部を着色し、黒い輪郭線を形成する。次
いで、切断手段の前方に置かれたクランプにモールディングをクランプする。モ
ールディングがクラウンモールディングである場合には、切断手段をモールディ
ングの天井角度に対して適当な角度に合わせて配向する。次に、目視により切断
手段をベースの可動部分上でx軸方向及びy軸方向に移動し、黒い輪郭線内のモ
ールディングの縁部を切断手段で除去し、コーピングにより形成された輪郭を形
成する。この「手作業」で切断したモールディング片がコーピング装置用のテン
プレートとなる。次に、スタイラスの前方のクランプ内にテンプレートを移動し
て固定し、切断手段の前方のクランプに別のモールディング片を固定する。モー
ルディングがクラウンモールディングである場合には、スタイラスを切断手段の
角度に合わせて配向する。次いで、切断手段を作動させ、コーピングにより形成
された輪郭に従ってスタイラスを移動し、切断手段の前方のモールディングの端
部を切断手段で切断する。他方のモールディング片に同様にコーピングが施され
る。
【0016】 スタイラスは、好ましくは、切断手段と同じ半径を持つため、及びスタイラス
及び切断手段の両方を傾けることができるため、テンプレートの輪郭に従って正
確に移動でき、モールディング片に望ましからぬずれを生じることなくモールデ
ィングの端部に正確にコーピングを施すように切断手段を差し向けることができ
るということは理解されよう。更に、切断手段が円形であり、丸味を帯びた曲線
に沿ってモールディングにコーピングを施すため、切断がモールディングに対し
て正確に垂直方向に整合している場合、モールディングのコーピングが施された
端部に望ましいアンダーカットを自動的に形成する。更に、クランプが切断手段
及びスタイラスに対して設けられているため、コーピングにより形成された輪郭
を持つモールディングの端部に形成された輪郭がモールディングに正確に提供さ
れる、即ち幅に沿って整合する。更に、切断手段が二つの方向から横方向に切断
できるため、手作業以外ではコーピングを施すことができない実質的にモールデ
ィング輪郭にコーピングを施すために使用できる。
【0017】 本発明のこの他の目的及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面を参照して読
むことにより、当業者に明らかになるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に図1及び図2を参照すると、一片のモールディングをコーピングするため
のコーピング装置10は、全体として、円形の切断手段12、この切断手段12
を駆動するための動力手段13、スタイラス15を含む案内手段14、テンプレ
ートクランプ16、モールディングクランプ18、及びベース20を含む。この
ベースは、定置部分22及びこの定置部分に対してx軸方向及びy軸方向に移動
可能な可動部分24を含む。クランプ16及び18は、以下に詳細に説明するよ
うに、定置部分22に連結されている。切断手段12及び案内手段14は、以下
に詳細に説明するように、これらの手段がクランプ16、18に対して実質的に
同時に移動できるように、可動部分24に連結されている。テンプレートは、コ
ーピングによって形成された輪郭を有し、以下に説明するテンプレートの構造は
テンプレートクランプ16に固定され、コーピングが施されるべきモールディン
グ片はモールディングクランプ18に固定される。更に、以下に詳細に説明する
ように、コーピングによって形成されたテンプレート輪郭に亘ってスタイラス1
5が移動するとき、切断手段12がモールディングクランプのモールディング片
にコーピングを施す。
【0019】 更に詳細には、好ましくは矩形形状のフレームによって全体が形成されたベー
ス20の定置部分22は、前後の低摩擦ロッド32、34を有する。可動部分2
4は、前後の細長い支承カラー36、38を含み、これらは、前後のロッド32
、34上を夫々摺動自在に延びている。前後の細長い支承カラー36、38は、
横方向連結部分40、42、及び44、46を夫々有する。更に、可動部分24
は、前ロッド32から後ロッド34まで延びる第1及び第2の低摩擦ロッド48
、50を含む。第1及び第2のロッド48、50の前端52、54は細長い支承
カラー36の連結部分40、42に連結されており、第1及び第2のロッド48
、50の後端56、58は細長い支承カラー38の連結部分44、46に連結さ
れている。その結果、第1及び第2のロッド48、50は、前後の支承カラー3
6、38に設けられた前後の低摩擦ロッド32、34上で横方向に摺動自在に移
動できる。
【0020】 第2方向(前後方向)での移動を容易にするため、第1及び第2の細長い支承
カラー60、62が第1及び第2のロッド48、50上で夫々摺動自在に延びる
ように設けられている。第1及び第2の細長い支承カラー60、62にはハンド
ル64、66が設けられている。第1及び第2の細長い支承カラー60、62は
、後横プレート68及び前横バー70によって互いにしっかりと連結されている
。ハンドル64、66に力を加えることによって、第1及び第2の細長い支承カ
ラー60、62を、前後のロッド32、34及び第1及び第2のロッド48、5
0上でx軸方向及びy軸方向に移動できる。
【0021】 図1、図2、及び図3を参照すると、切断手段12及び動力手段13が後横プ
レート68に連結されているのに対し、前横バー70は、好ましくは、切断手段
12及び動力手段13の下を延びている。動力手段13は、好ましくは、モータ
74を含み、このモータは駆動装置76を回転し、駆動装置によって回転された
ベルト78が駆動シャフト80を回転する。切断手段12は、駆動シャフトの回
転時に切断手段がその回転軸線を中心として回転するように、駆動シャフト80
に連結されている。モータ74、駆動装置76、ベルト78、駆動シャフト80
、及び切断手段12は、好ましくは、保護ハウジング82内に設けられているか
或いは保護ハウジングに連結されている。ハウジング82には窓84が設けられ
ており、以下に更に詳細に説明する切断手段12が、好ましくはこの窓を通って
延びる。ハウジング82は、このハウジング82から横プレート68に設けられ
た穴(図示せず)を通って延びるラグ(図示せず)によって、後横プレート68
に枢着されている。係止ノブ85がラグと螺合し、ハウジングを特定の枢動配向
で、好ましくは、ハウジング及び従って切断手段を枢軸(これは、切断手段を二
つの半円形部分に分割する)を中心として、好ましくは垂直方向から±60°の
任意の角度で枢動させる(傾ける)ことができる枢動配向で係止できる。図4で
わかるように、切断手段12及びハウジング82は、枢軸を中心として約30°
枢動させた状態で示してある。
【0022】 次に、図5及び図6を参照すると、本発明の第1実施例によれば、切断手段1
2は、好ましくは、駆動シャフト80を通す中央穴148が設けられた、直径が
20.32cm(8インチ)の鋸ブレードである。この鋸ブレード12は、複数
のトリプルチップ歯150が設けられているため、ブレードの両側から横方向に
切断できる。好ましくは、トリプルチップ歯は、全て、例えば12°の正のフッ
ク角で配向されている。更に、好ましくは4つの細長いストローブ歯152が、
鋸ブレードの周囲に等間隔に間隔が隔てられて設けられており、トリプルチップ
歯150の切断と重ねて行われるため、モールディングを間断なく切断できる。
ストローブ歯152は、好ましくは半径方向に(即ちフック角なしで)配向され
ているが、別の態様では、負又は正のフック角を備えて設けることができる。ス
トローブ歯152は、鋸ブレードの両側を延びている。
【0023】 図1及び図2を再度参照すると、案内手段14は、以下に説明するテンプレー
トと接触する前縁86及びシャフト88を有するスタイラス15を含む。シャフ
ト88はマウント90に連結されている。このマウントは、シャフト88を受け
入れる大きさのボア94を持つブロック92及び細長い第2支承カラー62に直
接的に連結されるブラケット96を含む。ブロック92には、好ましくは三つの
調節シャフト98、100、102が設けられており、これらの調節シャフトの
各々をノブ104、106、108によって回転させることにより、夫々のシャ
フトをボア94に出し入れし、シャフト88と接触させる。個々の調節シャフト
98、100、102を緩めることにより、シャフト88を左右に、前後に、又
は枢動で微調整でき、調節シャフトを締め付けることによりスタイラス15のシ
ャフト88を所定位置に係止できる。このように、図5を参照すると、スタイラ
ス15の前縁86が切断手段12の切断円筒形と前方で整合できる。更に、図4
を参照すると、スタイラス15を切断手段12と同じ角度に枢動できる。更に、
図5を参照すると、スタイラス15の枢軸が切断手段12の枢軸と同じ水平平面
内にあるということが明らかに示されている。更に詳細には、図5、図6、及び
図7を参照すると、スタイラス15の前縁86は、切断手段12と同じ曲率半径
を有し、切断手段と同じ厚さを有し、切断手段と同じ輪郭を有する。即ち、切断
手段がトリプルチップ歯を持つ鋸ブレードである場合、スタイラス15の前縁8
66はトリプルチップ輪郭を有する。
【0024】 図1及び図2を再度参照すると、横方向に延びる2本のレール112、114
によって形成された狭幅のテーブル110にテンプレートクランプ16及びモー
ルディングクランプ18が設けられている。レール112、114は、これらの
レール間を延びる好ましくは3本のバー116、118、120によって連結さ
れている。これらのバー116、118、120の各々には、横方向通孔122
、124、126が設けられている。ねじ山を備えた第1ロッド128がテーブ
ル110の一端からテーブルのほぼ中央まで延び、バー116の横方向通孔12
2を通過し、バー118の横方向通孔124内に延びている。ねじ山を備えた第
2ロッド130がテーブル110の他端からテーブルのほぼ中央まで延び、バー
120の横方向通孔126を通過し、バー118の横方向通孔124内に延びて
いる。ねじ山を備えたロッド128、130の各々には、夫々のロッドを回転す
るための手動回転ノブ132、133が設けられている。次に、図1乃至図8を
参照すると、テンプレートクランプ16は、テーブル110のレール112及び
114を横切って好ましくは溶接によって固定的に連結された第1固定クランプ
部分132、及びねじ山を備えた横方向通孔138を持つ下部分136を備えた
第2可動クランプ部分134を含む。ねじ山を備えた第2ロッド130は第2部
分134の横方向通孔136と螺合しており、ねじ山を備えた第2ロッドを回転
させると第2クランプ部分134が横方向に移動する。第1及び第2のクランプ
部分132、134は、互いに向かって内方に角度をなしたテンプレート把持部
分132a、134aを含む。図8及び図9を参照すると、テンプレート135
をテンプレートクランプ16に置き、ねじ山を備えた第2ロッド130を回転さ
せることによってテンプレートクランプを締め付けると、テンプレート把持部分
132a、134aが互いに向かって移動し、モールディング135に内方への
圧力が加わるということは理解されよう。更に、テンプレート把持部分132a
、134aの角度により、テンプレートは、これらのテンプレート把持部分によ
り、テーブル110に対してしっかりと保持される。図8を再度参照すると、テ
ンプレートクランプ16と実質的に同様のモールディングクランプ18は、レー
ル112及び114を横切って固定的に連結された第1固定クランプ部分140
、及びねじ山を備えた横方向通孔146を持つ下部分144を持つ第2クランプ
部分142を含む。ねじ山を備えた第1ロッド128は第2クランプ部分142
の横方向通孔146と螺合しており、ねじ山を備えた第1ロッドを回転させると
第2クランプ部分142が横方向に移動する。テンプレートクランプ16と同様
に、モールディングクランプ18の第1及び第2のクランプ部分140、142
は、内方に角度をなしたモールディング把持部分140a、142aを含む。固
定テンプレート把持部分132aと固定モールディング把持部分140aとの間
の横方向距離は、切断手段12とスタイラス15との間の横方向距離と実質的に
同じである。テーブル110は、テーブル表面の平面(即ち、本発明のコーピン
グ装置を以下に説明するように使用する場合に、テンプレート及びコーピングが
施されるべきモールディングが位置決めされ且つ保持される表面)が切断手段1
2及びスタイラス15(図5参照)の両方の枢軸を通る平面の上方にあるように
、ブラケット160、162によって定置部材22の前端に連結されている。
【0025】 図9乃至図11を参照して説明するように、本発明の装置は、幅木モールディ
ング、チェアーレールモールディング、及びクラウンモールディングをコーピン
グするのに使用できる。図9を参照すると、幅木モールディング及びチェアーレ
ールモールディングに関し、先ず最初に、モールディング片200の端部202
を、従来の電動鋸又は手引き鋸で、所定角度、例えばモールディングの面201
から垂直方向に45°の角度で切断する。これによりモールディングの輪郭を露
呈する。即ち、切断した端部202(ハッチングが附してある)は、モールディ
ングの輪郭を構成する縁部204を有する。次に、図10を参照すると、ノブ1
32を廻してモールディングクランプ16を開放し、モールディング200を、
切断済端部202が切断手段12に向かって配向されるように、第1及び第2の
クランプ部分140、142間でテーブル110上に置く。次いで、クランプを
モールディングの周囲で閉鎖する。モールディングクランプ16の角度をなした
モールディング把持部分140a、142aは、モールディングに内方及び下方
に圧力を加え、モールディングの面を損傷することなくモールディングをしっか
りと保持し、良好な基準テーブル110を提供できるということは理解されよう
。次いで、図10(切断手段を良好に示すため、切断手段の周囲のハウジングは
破線で示してある)に示すように、切断手段12に動力を加えてその回転軸線を
中心として回転させ、ハンドル64、66を把持して可動部分24をx軸方向及
びy軸方向に移動させることにより、切断手段12を、目視により、切断済端部
202に亘って操作する。トリプルチップ歯150及びストローブ歯152(図
5参照)は、切断を横方向で行い、コーピングにより形成された輪郭206をモ
ールディングの切断済端部202が持つように、縁部204内の切断済端部20
2の木材を除去する。歯は、鋸ブレードの両側から前方及び横方向で切断を行う
ため、左右の両内側隅部を切除できるということは理解されよう。コーピングが
施された輪郭206は、モールディングが、コーピングが施されたモールディン
グと同じ輪郭を備えた面を持つ別のモールディング片と、内側90°隅部のとこ
ろでぴったりと組み合うようになっている。更に、モールディング200が円形
の切断手段12で切断されるため、及びテーブル110の水平平面が円形の切断
手段よりも高いため、コーピングにより形成された輪郭206は、モールディン
グの後側に望ましいアンダーカットを備えている。モールディングを目視で切断
することにより、以下に説明するように、テンプレート200を別のモールディ
ング片に切ることができる。
【0026】 図11を参照すると、テンプレート200を、スタイラス15の前方に設けら
れたテンプレートクランプ16内に移動してここに固定し、コーピングが施され
るべき別のモールディング片210を切断手段12の前方のモールディングクラ
ンプ18に固定する。切断手段12に動力を加え、テンプレート200のコーピ
ングにより形成された輪郭に従ってスタイラス15を手動で移動させる。テンプ
レート200のコーピングにより形成された輪郭206に沿ってスタイラス15
を移動させることにより、切断手段12は、モールディング210の端部212
にコーピングにより形成された輪郭と同じ輪郭を形成するということは理解され
よう。これは、a)テンプレートクランプ16及びモールディングクランプ18
の各々が固定クランプ部分132、140を夫々有し、これらのクランプ部分の
互い間の距離がスタイラス15の切断手段12からの距離と同じであるため、b
)スタイラス15及び切断手段12の各々が、縁部の曲率半径が同じであり、厚
さが同じであり、そして輪郭が同じであるため、及びc)スタイラス15及び切
断手段12が同じ水平平面上で整合しており、テーブル110から同じ距離のと
ころに配置されているためである。この場合も、切断手段がその二つの側部の各
々から木材を切除できるため、コーピング装置は、コーピング可能な任意のモー
ルディング片の端部にコーピングを施すことができるということは理解されよう
。同じテンプレートを使用して他のモールディング片のコーピングを行うことが
できる。更に、テンプレート200がモールディング片であるため、コーピング
が施されたモールディングが設けられる室内にテンプレートを、後で、コーピン
グが施された他のモールディング片と全く同様に設置できるということは理解さ
れよう。
【0027】 更に、本発明の装置は、クラウンモールディングに正確にコーピングを施すた
めに同様に使用できるということは理解されよう。次に図12を参照すると、先
ず最初にクラウンモールディング片300の端部302に適当な斜行切断部(代
表的には45°)を形成することによってテンプレートを製作する。斜行切断部
は、モールディングの面に対して垂直でなく、クラウンモールディングの面30
1に対して角度をなしている。これは、幅木モールディング及びチェアーレール
モールディングに関して上文中に説明したように、モールディングの面の輪郭を
露呈するために行われる。切断済端部302(ハッチングが附してある)は、モ
ールディングの輪郭を構成する縁部304を有する。次に、図13を参照すると
、次いで、モールディング302をモールディングクランプ18でクランプする
。係止ノブ85を緩め、切断手段を移動し、モールディング300(図12参照
)の背部308(即ち、設置時に天井に当たる、クラウンモールディングの側部
)に対して角度をなした側部306に当て、角度をなした側部306と同じ角度
(代表的には、垂直方向から30°乃至60°)まで枢動させ、その枢動配向に
係止する。隅部クラウンモールディング片の何れにコーピングを施すのかに応じ
て、切断手段を垂直方向のいずれかの側に角度を付けるのがよいということは理
解されよう。次いで、幅木及びチェアーレールのモールディングテンプレートに
関して上文中に説明したように、切断手段を操作し、モールディングの切断済端
部302が、コーピングが施された所望の輪郭306を持つように、縁部304
内の端部302を前方及び横方向に切断する。目視によって切断したモールディ
ングは、別のモールディング片の切断時にテンプレート300として使用できる
【0028】 次に図14を参照すると、テンプレート300をテンプレートクランプ16に
移動してここに固定し、別のクラウンモールディング片310をモールディング
クランプ18に固定する。案内手段14の取り付けブロックの調節ノブ104、
106、108を適当に緩め、スタイラス15を、角度をなした側部の角度(即
ち、切断手段12が配向された角度と同じ角度)に合わせて枢動できるようにし
、その枢動配向に係止する。コーピングにより形成されたテンプレートの輪郭に
従ってスタイラスを手動で移動させるとき、動力切断手段がモールディング31
0にコーピングを施す。スタイラス15を切断手段と同じ角度に枢動配向できた
ため、コーピング装置は、クラウンモールディングを正確にコーピングできる。
【0029】 次に図15及び図16を参照すると、これらの図には、本発明のコーピング装
置で使用するための切断手段12aの第2実施例が示してある。切断手段12a
は、木材を研削するのに十分な研削面402、404を持つディスクである。こ
のように、切断手段12aは、コーピングプロセス中に木材を横方向に「切断す
る」のに使用できる。
【0030】 コーピング装置の実施例を説明し、例示した。本発明の特定の実施例を説明し
たが、これは本発明を限定しようとするものではなく、本発明の範囲は当該技術
が許す程度に広く、本発明はそのように読まれるべきである。かくして、切断手
段を回転させるためにモータを説明したが、切断手段には、他の方法でも回転の
動力を与えることができる。例えば、空気圧回転手段又は手動式回転手段を使用
できる。更に、特定の種類の切断手段を開示したが、木材を横方向で切断するた
め、他の回転切断手段、及び大きさの異なる切断手段、例えば直径が25.4c
m(10インチ)の鋸ブレードを使用できるということは理解されよう。更に、
テンプレート及びコーピングが施されるべきモールディングの両方をしっかりと
保持するため、垂直方向及び横方向に圧力を加えるクランプが好ましいが、他の
保持手段、特にテンプレートを保持するための保持手段を使用できるということ
は理解されよう。更に、本発明の装置を、チェアーレールモールディング、幅木
モールディング、及びクラウンモールディングを切断できる装置として説明した
が、本装置は、コーピングを施すことができる任意のモールディングのコーピン
グに使用できるということは理解されよう。更に、木製モールディングのコーピ
ングに使用される装置を説明したが、本装置は、プラスチックや剛性フォーム等
の合成材料製のコーピング可能なモールディングのコーピングに使用できるとい
うことは理解されよう。従って、本発明の精神及び特許請求の範囲に記載された
その範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更を施すことができるという
ことは当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコーピング装置の平面図である。
【図2】 図1のコーピング装置の、一部を取り除いて示す側面図である。
【図3】 図1のコーピング装置の、一部を取り除いて示す部分正面図である。
【図4】 切断手段及びスタイラスが垂直方向に対して傾けられた、図3と同様の図であ
る。
【図5】 本発明のコーピング装置のスタイラス及び好ましい切断手段の、一部を取り除
いて示す側面図である。
【図6】 図5に示す切断手段の、一部を取り除いて示す平面図である。
【図7】 図5に示すスタイラスの、一部を取り除いて示す平面図である。
【図8】 図1のコーピング装置の、一部を取り除いて示す正面図である。
【図9】 テンプレートが設けられたテンプレートクランプの、一部を取り除いて示す正
面図である。
【図10】 幅木モールディング及びチェアーレールモールディングの本発明によるコーピ
ング方法を示す図である。
【図11】 幅木モールディング及びチェアーレールモールディングの本発明によるコーピ
ング方法を示す図である。
【図12】 幅木モールディング及びチェアーレールモールディングの本発明によるコーピ
ング方法を示す図である。
【図13】 クラウンモールディングの本発明によるコーピング方法を示す図である。
【図14】 クラウンモールディングの本発明によるコーピング方法を示す図である。
【図15】 クラウンモールディングの本発明によるコーピング方法を示す図である。
【図16】 本発明の切断手段の第2実施例の側面図である。
【図17】 図16に示す切断手段の、一部を取り除いて示す平面図である。
【符号の説明】
10 コーピング装置 12 円形切断手段 13 動力手段 14 案内手段 15 スタイラス 16 テンプレートクランプ 18 モールディングクランプ 20 ベース 22 定置部分 24 可動部分
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月19日(2000.7.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 コーピング装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、全体として、モールディング(molding)にコーピング(c oping)を施すための装置に関する。更に詳細には、本発明は、テンプレー
トに従って移動するスタイラス及びテンプレートに沿ったスタイラスの移動によ
ってモールディング片にコーピングを施すように差し向けられた切断手段を使用
することによって、モールディングにコーピングを正確に施すコーピング装置(
coping apparatus)に関する。
【0002】
【従来の技術】 モールディングは、多くの場合、室の辺縁を飾るために室内の壁に設けられる
。壁に沿って床と隣接して設けられたモールディングは、幅木モールディングと
呼ばれる。壁の中央部に沿ったモールディングは、チェアーレールモールディン
グと呼ばれ、多くの場合、椅子の背もたれで壁が傷付くことがないようにするた
めに設けられる。天井の周囲に設けられるモールディングはクラウンモールディ
ングと呼ばれ、多くの場合、モールディングの面側の輪郭即ち賦形パターンが室
内に向くように壁と天井との間に所定角度で取り付けられる。コーピングは、二
つのモールディング片を内側隅部で接合するときにこれらのモールディング片が
互いに適正にフィットする(これによって魅力的な外観を提供する)ように、一
方のモールディング片の端部を別のモールディング片の面に対して面一に着座す
るように賦形するプロセスである。
【0003】 一般的には、コーピングには、先ず最初にモールディングの輪郭の陰像の外形
線を描き、次いで、描かれた外形に沿ってモールディングの端グレインを手持ち
式コーピング鋸を使用して切除し、モールディングの端部にモールディングの陰
輪郭を形成するという労力のかかるプロセスが必要とされる。クラウンモールデ
ィングに関ついては、コーピングプロセスは、二つの隅部モールディング片が壁
及び天井に適用される壁及び天井に対する夫々の角度によって更に複雑なものと
なる。ほとんどの壁は、壁構造の不完全さ又は木材の狂いにより、正確に90°
で交差していないため、モールディングに「アンダーカット」を形成する、即ち
描かれた輪郭に沿ってモールディングの後側から木材を余分に取り除き、後側隙
間を形成するのが望ましい。アンダーカットにより、壁の隅部の狂いを補償し、
コーピングが施されたモールディング片が他方の隅部モールディング片の面と出
会うようにでき、コーピングが施された端部が、モールディングの後側からの干
渉を受けずに、接合されるモールディング片の面側と面一に着座できる。
【0004】 モールディングのコーピング手順は、熟練した大工の高度の注意及び技術を必
要とする正確なプロセスである。更に、このプロセスには時間がかかる。モール
ディングの輪郭の陰像が端部に切り込まれたモールディング片を各隅部に設け、
これがフィットするかどうかを検査する必要があるため、1回又は数回の変更を
必要とすることが非常に多く、コーピングには熟練した労働者市場を必要とする
【0005】 ヘアズレイに賦与された米国特許第5,363,732号には、コーピングを
簡単に手早く行うことという趣旨の、手作業によるコーピング方法に代わるよう
に設計されたコーピング装置が開示されている。この装置は、歯が一方の側部に
固定された、モータ駆動式の、移動自在のマウントに取り付けられた丸鋸ブレー
ドと、マウントに連結されたピン状スタイラスと、モールディングの面に圧力を
加えることによってモールディング片を保持する垂直クランプと、比較的平らな
テンプレートを保持するための支持体とを含む。モールディング片を、コーピン
グが施されるべき面を鋸ブレードに向けて垂直クランプに置き、支持体に保持さ
れたテンプレートに沿ってスタイラスを移動する。スタイラスをテンプレートに
沿って一方の方向に移動し、これと対応して鋸ブレードを木材を通して移動する
。クラウンモールディングを切断するため、鋸ブレードもまた実際に傾けられて
いる。
【0006】 ヘアズレイの装置には、その上述の作動を妨げる多くの重大な欠点がある。第
1に、ヘアズレイの装置はテンプレートを使用することを必要とするが、ヘアズ
レイの装置はテンプレートを製造できない。モールディングの輪郭を持つだけの
テンプレートでは、鋸ブレードが円形でありモールディングの高さに関してずれ
てモールディングを切断するため、鋸ブレードが正確に案内されないということ
は理解されよう。しかしながら、モールディングの高さはその面に亘って変化す
る。ヘアズレイの装置は、モールディングが比較的最小厚さである場所、例えば
その縁部だけしか、モールディングの面の輪郭を、コーピングが施される端部に
正確に複製しない。また、ヘアズレイの装置は、ずれを補償するための手段を提
供せず、その結果、装置はテンプレートの所望の輪郭を提供しない。第2に、切
断を一方の側から行うヘアズレイの装置の丸鋸ブレードは、モールディング輪郭
の左右の内側隅部に、標準的なコーピング鋸によって行うことができるのと同様
にコーピングを施す上で都合が悪い。第3に、コーピングが施されるモールディ
ングを固定するためのヘアズレイの装置のクランプは、モールディングの面を変
形させてしまう。第4に、ヘアズレイの装置についてのヘアズレイの説明とは異
なり、ヘアズレイの装置は、テンプレートを使用してクラウンモールディングに
コーピングを施すことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 従って、本発明の目的は、テンプレートの製作及びモールディングのコーピン
グを迅速に簡単に及び正確に行う装置を提供することである。
【0008】 本発明の別の目的は、クラウンモールディングにコーピングを施すことができ
るコーピング装置を提供することである。 本発明の更に別の目的は、現場で容易に製作でき且つコーピングが施される端
部に輪郭の陰像を正確に複製できるテンプレートを使用する、コーピング装置を
提供することである。
【0009】 本発明の他の目的は、モールディング片の端部の左右の内側隅部に近づいて切
断できる鋸ブレードを持つコーピング装置を提供することである。 本発明の追加のの目的は、適正な整合を保証するコーピング装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 以下に詳細に論じられるこれらの目的に従って、モールディング片にコーピン
グを施すためのコーピング装置が提供される。コーピング装置は、一般的には、
モールディング片の端部に切り込むための、軸線を中心として回転自在の円形の
切断手段、コーピングにより形成された輪郭を端部に備えたテンプレート、コー
ピングにより形成されたテンプレートの輪郭に従って移動する、好ましくは切断
手段と実質的に同じ幅及び半径を持つスタイラス、モールディング及びテンプレ
ートの夫々を固定位置に固定するためのクランプ手段、及び定置部分及びこの定
置部分に対してx軸方向及びy軸方向で移動自在の可動部分を持つベースを含む
。クランプ手段は、定置部分に連結されており、切断手段及びスタイラスは両方
とも可動部分に連結されている。かくして、切断手段及びスタイラスは、クラン
プ手段に対して実質的に同時に移動でき、その結果、コーピングにより形成され
たテンプレートの輪郭に従ってスタイラスが移動するときに切断手段でモールデ
ィングにコーピングを施すことができる。
【0011】 本発明の好ましい特徴によれば、切断手段及びスタイラスは、コーピング時に
同じ角度で傾けることができるが、これらの各々は、好ましくは0°乃至60°
の任意の角度で、左右に、独立して傾けることができる。本発明の別の好ましい
特徴によれば、テンプレートは、本発明の装置で手作業で切断したモールディン
グ片であり、後にテンプレートとして使用される。テンプレートは、コーピング
によって形成された任意の他のモールディング片として後で設置できるというこ
とは理解されよう。更に、クランプ手段は、一つがテンプレート用であり且つ一
つが切断されるべきモールディング用の二つのクランプ手段を含むのが好ましい
。これらの二つのクランプは、スタイラス及び切断手段の夫々に対して調節自在
に設けられており、テンプレート及びモールディングの横縁部に横方向及び下方
の両方向でクランプ力を加え、これらの各々をしっかりと保持する。クランプ力
は、目で見てわかる傷をクランプがテンプレート及びモールディングのいずれに
も付けないように、モールディングに差し向けられる。
【0012】 本発明の一実施例によれば、切断手段は、両側から横方向に切断するようにな
った鋸ブレードである。この鋸ブレードには、好ましくは、複数のトリプルチッ
プ歯(triple chip teeth)が設けられており、更に、鋸ブレ
ードがモールディングを一回の工程で切断できるようにする複数のストローブ歯
(strobe teeth)が設けられている。変形例によれば、切断手段は
、横方向から「切断」又は研削を行うことができる研削ディスクである。
【0013】 本発明による装置を使用してモールディング片にコーピングを施す上で、モー
ルディング片の端部を所定の角度で、例えばモールディングの面から垂直方向に
45°ずれた角度で切断し、モールディングの輪郭を形成する縁部を持つ角度を
なした端部を形成する。好ましくは、縁部を着色し、黒い輪郭線を形成する。次
いで、切断手段の前方に置かれたクランプにモールディングをクランプする。モ
ールディングがクラウンモールディングである場合には、切断手段をモールディ
ングの天井角度に対して適当な角度に合わせて配向する。次に、目視により切断
手段をベースの可動部分上でx軸方向及びy軸方向に移動し、黒い輪郭線内のモ
ールディングの縁部を切断手段で除去し、コーピングにより形成された輪郭を形
成する。この「手作業」で切断したモールディング片がコーピング装置用のテン
プレートとなる。次に、スタイラスの前方のクランプ内にテンプレートを移動し
て固定し、切断手段の前方のクランプに別のモールディング片を固定する。モー
ルディングがクラウンモールディングである場合には、スタイラスを切断手段の
角度に合わせて配向する。次いで、切断手段を作動させ、コーピングにより形成
された輪郭に従ってスタイラスを移動し、切断手段の前方のモールディングの端
部を切断手段で切断する。他方のモールディング片に同様にコーピングが施され
る。
【0014】 スタイラスは、好ましくは、切断手段と同じ半径を持つため、及びスタイラス
及び切断手段の両方を傾けることができるため、テンプレートの輪郭に従って正
確に移動でき、モールディング片に望ましからぬずれを生じることなくモールデ
ィングの端部に正確にコーピングを施すように切断手段を差し向けることができ
るということは理解されよう。更に、切断手段が円形であり、丸味を帯びた曲線
に沿ってモールディングにコーピングを施すため、切断がモールディングに対し
て正確に垂直方向に整合している場合、モールディングのコーピングが施された
端部に望ましいアンダーカットを自動的に形成する。更に、クランプが切断手段
及びスタイラスに対して設けられているため、コーピングにより形成された輪郭
を持つモールディングの端部に形成された輪郭がモールディングに正確に提供さ
れる、即ち幅に沿って整合する。更に、切断手段が二つの方向から横方向に切断
できるため、手作業以外ではコーピングを施すことができない実質的にモールデ
ィング輪郭にコーピングを施すために使用できる。
【0015】 本発明のこの他の目的及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面を参照して読
むことにより、当業者に明らかになるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】 次に図1及び図2を参照すると、一片のモールディングをコーピングするため
のコーピング装置10は、全体として、円形の切断手段12、この切断手段12
を駆動するための動力手段13、スタイラス15を含む案内手段14、テンプレ
ートクランプ16、モールディングクランプ18、及びベース20を含む。この
ベースは、定置部分22及びこの定置部分に対してx軸方向及びy軸方向に移動
可能な可動部分24を含む。クランプ16及び18は、以下に詳細に説明するよ
うに、定置部分22に連結されている。切断手段12及び案内手段14は、以下
に詳細に説明するように、これらの手段がクランプ16、18に対して実質的に
同時に移動できるように、可動部分24に連結されている。テンプレートは、コ
ーピングによって形成された輪郭を有し、以下に説明するテンプレートの構造は
テンプレートクランプ16に固定され、コーピングが施されるべきモールディン
グ片はモールディングクランプ18に固定される。更に、以下に詳細に説明する
ように、コーピングによって形成されたテンプレート輪郭に亘ってスタイラス1
5が移動するとき、切断手段12がモールディングクランプのモールディング片
にコーピングを施す。
【0017】 更に詳細には、好ましくは矩形形状のフレームによって全体が形成されたベー
ス20の定置部分22は、前後の低摩擦ロッド32、34を有する。可動部分2
4は、前後の細長い支承カラー36、38を含み、これらは、前後のロッド32
、34上を夫々摺動自在に延びている。前後の細長い支承カラー36、38は、
横方向連結部分40、42、及び44、46を夫々有する。更に、可動部分24
は、前ロッド32から後ロッド34まで延びる第1及び第2の低摩擦ロッド48
、50を含む。第1及び第2のロッド48、50の前端52、54は細長い支承
カラー36の連結部分40、42に連結されており、第1及び第2のロッド48
、50の後端56、58は細長い支承カラー38の連結部分44、46に連結さ
れている。その結果、第1及び第2のロッド48、50は、前後の支承カラー3
6、38に設けられた前後の低摩擦ロッド32、34上で横方向に摺動自在に移
動できる。
【0018】 第2方向(前後方向)での移動を容易にするため、第1及び第2の細長い支承
カラー60、62が第1及び第2のロッド48、50上で夫々摺動自在に延びる
ように設けられている。第1及び第2の細長い支承カラー60、62にはハンド
ル64、66が設けられている。第1及び第2の細長い支承カラー60、62は
、後横プレート68及び前横バー70によって互いにしっかりと連結されている
。ハンドル64、66に力を加えることによって、第1及び第2の細長い支承カ
ラー60、62を、前後のロッド32、34及び第1及び第2のロッド48、5
0上でx軸方向及びy軸方向に移動できる。
【0019】 図1、図2、及び図3を参照すると、切断手段12及び動力手段13が後横プ
レート68に連結されているのに対し、前横バー70は、好ましくは、切断手段
12及び動力手段13の下を延びている。動力手段13は、好ましくは、モータ
74を含み、このモータは駆動装置76を回転し、駆動装置によって回転された
ベルト78が駆動シャフト80を回転する。切断手段12は、駆動シャフトの回
転時に切断手段がその回転軸線を中心として回転するように、駆動シャフト80
に連結されている。モータ74、駆動装置76、ベルト78、駆動シャフト80
、及び切断手段12は、好ましくは、保護ハウジング82内に設けられているか
或いは保護ハウジングに連結されている。ハウジング82には窓84が設けられ
ており、以下に更に詳細に説明する切断手段12が、好ましくはこの窓を通って
延びる。ハウジング82は、このハウジング82から横プレート68に設けられ
た穴(図示せず)を通って延びるラグ(図示せず)によって、後横プレート68
に枢着されている。係止ノブ85がラグと螺合し、ハウジングを特定の枢動配向
で、好ましくは、ハウジング及び従って切断手段を枢軸(これは、切断手段を二
つの半円形部分に分割する)を中心として、好ましくは垂直方向から±60°の
任意の角度で枢動させる(傾ける)ことができる枢動配向で係止できる。図4で
わかるように、切断手段12及びハウジング82は、枢軸を中心として約30°
枢動させた状態で示してある。
【0020】 次に、図5及び図6を参照すると、本発明の第1実施例によれば、切断手段1
2は、好ましくは、駆動シャフト80を通す中央穴148が設けられた、直径が
20.32cm(8インチ)の鋸ブレードである。この鋸ブレード12は、複数
のトリプルチップ歯150が設けられているため、ブレードの両側から横方向に
切断できる。好ましくは、トリプルチップ歯は、全て、例えば12°の正のフッ
ク角で配向されている。更に、好ましくは4つの細長いストローブ歯152が、
鋸ブレードの周囲に等間隔に間隔が隔てられて設けられており、トリプルチップ
歯150の切断と重ねて行われるため、モールディングを間断なく切断できる。
ストローブ歯152は、好ましくは半径方向に(即ちフック角なしで)配向され
ているが、別の態様では、負又は正のフック角を備えて設けることができる。ス
トローブ歯152は、鋸ブレードの両側を延びている。
【0021】 図1及び図2を再度参照すると、案内手段14は、以下に説明するテンプレー
トと接触する前縁86及びシャフト88を有するスタイラス15を含む。シャフ
ト88はマウント90に連結されている。このマウントは、シャフト88を受け
入れる大きさのボア94を持つブロック92及び細長い第2支承カラー62に直
接的に連結されるブラケット96を含む。ブロック92には、好ましくは三つの
調節シャフト98、100、102が設けられており、これらの調節シャフトの
各々をノブ104、106、108によって回転させることにより、夫々のシャ
フトをボア94に出し入れし、シャフト88と接触させる。個々の調節シャフト
98、100、102を緩めることにより、シャフト88を左右に、前後に、又
は枢動で微調整でき、調節シャフトを締め付けることによりスタイラス15のシ
ャフト88を所定位置に係止できる。このように、図5を参照すると、スタイラ
ス15の前縁86が切断手段12の切断円筒形と前方で整合できる。更に、図4
を参照すると、スタイラス15を切断手段12と同じ角度に枢動できる。更に、
図5を参照すると、スタイラス15の枢軸が切断手段12の枢軸と同じ水平平面
内にあるということが明らかに示されている。更に詳細には、図5、図6、及び
図7を参照すると、スタイラス15の前縁86は、切断手段12と同じ曲率半径
を有し、切断手段と同じ厚さを有し、切断手段と同じ輪郭を有する。即ち、切断
手段がトリプルチップ歯を持つ鋸ブレードである場合、スタイラス15の前縁8
66はトリプルチップ輪郭を有する。
【0022】 図1及び図2を再度参照すると、横方向に延びる2本のレール112、114
によって形成された狭幅のテーブル110にテンプレートクランプ16及びモー
ルディングクランプ18が設けられている。レール112、114は、これらの
レール間を延びる好ましくは3本のバー116、118、120によって連結さ
れている。これらのバー116、118、120の各々には、横方向通孔122
、124、126が設けられている。ねじ山を備えた第1ロッド128がテーブ
ル110の一端からテーブルのほぼ中央まで延び、バー116の横方向通孔12
2を通過し、バー118の横方向通孔124内に延びている。ねじ山を備えた第
2ロッド130がテーブル110の他端からテーブルのほぼ中央まで延び、バー
120の横方向通孔126を通過し、バー118の横方向通孔124内に延びて
いる。ねじ山を備えたロッド128、130の各々には、夫々のロッドを回転す
るための手動回転ノブ131、133が設けられている。次に、図1乃至図8を
参照すると、テンプレートクランプ16は、テーブル110のレール112及び
114を横切って好ましくは溶接によって固定的に連結された第1固定クランプ
部分132、及びねじ山を備えた横方向通孔136を持つ下部分138を備えた
第2可動クランプ部分134を含む。ねじ山を備えた第2ロッド130は第2部
分134の横方向通孔136と螺合しており、ねじ山を備えた第2ロッドを回転
させると第2クランプ部分134が横方向に移動する。第1及び第2のクランプ
部分132、134は、互いに向かって内方に角度をなしたテンプレート把持部
分132a、134aを含む。図8及び図9を参照すると、テンプレート135
をテンプレートクランプ16に置き、ねじ山を備えた第2ロッド130を回転さ
せることによってテンプレートクランプを締め付けると、テンプレート把持部分
132a、134aが互いに向かって移動し、モールディング135に内方への
圧力が加わるということは理解されよう。更に、テンプレート把持部分132a
、134aの角度により、テンプレートは、これらのテンプレート把持部分によ
り、テーブル110に対してしっかりと保持される。図8を再度参照すると、テ
ンプレートクランプ16と実質的に同様のモールディングクランプ18は、レー
ル112及び114を横切って固定的に連結された第1固定クランプ部分140
、及びねじ山を備えた横方向通孔146を持つ下部分144を持つ第2クランプ
部分142を含む。ねじ山を備えた第1ロッド128は第2クランプ部分142
の横方向通孔146と螺合しており、ねじ山を備えた第1ロッドを回転させると
第2クランプ部分142が横方向に移動する。テンプレートクランプ16と同様
に、モールディングクランプ18の第1及び第2のクランプ部分140、142
は、内方に角度をなしたモールディング把持部分140a、142aを含む。固
定テンプレート把持部分132aと固定モールディング把持部分140aとの間
の横方向距離は、切断手段12とスタイラス15との間の横方向距離と実質的に
同じである。テーブル110は、テーブル表面の平面(即ち、本発明のコーピン
グ装置を以下に説明するように使用する場合に、テンプレート及びコーピングが
施されるべきモールディングが位置決めされ且つ保持される表面)が切断手段1
2及びスタイラス15(図5参照)の両方の枢軸を通る平面の上方にあるように
、ブラケット160、162によって定置部材22の前端に連結されている。
【0023】 図10乃至図12を参照して説明するように、本発明の装置は、幅木モールデ
ィング、チェアーレールモールディング、及びクラウンモールディングをコーピ
ングするのに使用できる。図10を参照すると、幅木モールディング及びチェア
ーレールモールディングに関し、先ず最初に、モールディング片200の端部2
02を、従来の電動鋸又は手引き鋸で、所定角度、例えばモールディングの面2
01から垂直方向に45°の角度で切断する。これによりモールディングの輪郭
を露呈する。即ち、切断した端部202(ハッチングが附してある)は、モール
ディングの輪郭を構成する縁部204を有する。次に、図11を参照すると、ノ
ブ131を廻してモールディングクランプ18を開放し、モールディング200
を、切断済端部202が切断手段12に向かって配向されるように、第1及び第
2のクランプ部分140、142間でテーブル110上に置く。次いで、クラン
プ18をモールディングの周囲で閉鎖する。モールディングクランプ16の角度
をなしたモールディング把持部分140a、142aは、モールディングに内方
及び下方に圧力を加え、モールディングの面を損傷することなくモールディング
をしっかりと保持し、良好な基準テーブル110を提供できるということは理解
されよう。次いで、図11(切断手段を良好に示すため、切断手段の周囲のハウ
ジングは破線で示してある)に示すように、切断手段12に動力を加えてその回
転軸線を中心として回転させ、ハンドル64、66を把持して可動部分24をx
軸方向及びy軸方向に移動させることにより、切断手段12を、目視により、切
断済端部202に亘って操作する。トリプルチップ歯150及びストローブ歯1
52(図5参照)は、切断を横方向で行い、コーピングにより形成された輪郭2
06をモールディングの切断済端部202が持つように、縁部204内の切断済
端部202の木材を除去する。歯は、鋸ブレードの両側から前方及び横方向で切
断を行うため、左右の両内側隅部を切除できるということは理解されよう。コー
ピングが施された輪郭206は、モールディングが、コーピングが施されたモー
ルディングと同じ輪郭を備えた面を持つ別のモールディング片と、内側90°隅
部のところでぴったりと組み合うようになっている。更に、モールディング20
0が円形の切断手段12で切断されるため、及びテーブル110の水平平面が円
形の切断手段よりも高いため、コーピングにより形成された輪郭206は、モー
ルディングの後側に望ましいアンダーカットを備えている。モールディングを目
視で切断することにより、以下に説明するように、テンプレート200を別のモ
ールディング片に切ることができる。
【0024】 図12を参照すると、テンプレート200を、スタイラス15の前方に設けら
れたテンプレートクランプ16内に移動してここに固定し、コーピングが施され
るべき別のモールディング片210を切断手段12の前方のモールディングクラ
ンプ18に固定する。切断手段12に動力を加え、テンプレート200のコーピ
ングにより形成された輪郭に従ってスタイラス15を手動で移動させる。テンプ
レート200のコーピングにより形成された輪郭206に沿ってスタイラス15
を移動させることにより、切断手段12は、モールディング210の端部212
にコーピングにより形成された輪郭と同じ輪郭を形成するということは理解され
よう。これは、a)テンプレートクランプ16及びモールディングクランプ18
の各々が固定クランプ部分132、140を夫々有し、これらのクランプ部分の
互い間の距離がスタイラス15の切断手段12からの距離と同じであるため、b
)スタイラス15及び切断手段12の各々が、縁部の曲率半径が同じであり、厚
さが同じであり、そして輪郭が同じであるため、及びc)スタイラス15及び切
断手段12が同じ水平平面上で整合しており、テーブル110から同じ距離のと
ころに配置されているためである。この場合も、切断手段がその二つの側部の各
々から木材を切除できるため、コーピング装置は、コーピング可能な任意のモー
ルディング片の端部にコーピングを施すことができるということは理解されよう
。同じテンプレートを使用して他のモールディング片のコーピングを行うことが
できる。更に、テンプレート200がモールディング片であるため、コーピング
が施されたモールディングが設けられる室内にテンプレートを、後で、コーピン
グが施された他のモールディング片と全く同様に設置できるということは理解さ
れよう。
【0025】 更に、本発明の装置は、クラウンモールディングに正確にコーピングを施すた
めに同様に使用できるということは理解されよう。次に図13を参照すると、先
ず最初にクラウンモールディング片300の端部302に適当な斜行切断部(代
表的には45°)を形成することによってテンプレートを製作する。斜行切断部
は、モールディングの面301に対して垂直でなく、クラウンモールディングの
面301に対して角度をなしている。これは、幅木モールディング及びチェアー
レールモールディングに関して上文中に説明したように、モールディングの面の
輪郭を露呈するために行われる。切断済端部302(ハッチングが附してある)
は、モールディングの輪郭を構成する縁部304を有する。次に、図14を参照
すると、次いで、モールディング302をモールディングクランプ18でクラン
プする。係止ノブ85を緩め、切断手段を移動し、モールディング300(図1
3参照)の背部308(即ち、設置時に天井に当たる、クラウンモールディング
の側部)に対して角度をなした側部306に当て、角度をなした側部306と同
じ角度(代表的には、垂直方向から30°乃至60°)まで枢動させ、その枢動
配向に係止する。隅部クラウンモールディング片の何れにコーピングを施すのか
に応じて、切断手段を垂直方向のいずれかの側に角度を付けるのがよいというこ
とは理解されよう。次いで、幅木及びチェアーレールのモールディングテンプレ
ートに関して上文中に説明したように、切断手段を操作し、モールディングの切
断済端部302が、コーピングが施された所望の輪郭306を持つように、縁部
304内の端部302を前方及び横方向に切断する。目視によって切断したモー
ルディングは、別のモールディング片の切断時にテンプレート300として使用
できる。
【0026】 次に図15を参照すると、テンプレート300をテンプレートクランプ16に
移動してここに固定し、別のクラウンモールディング片310をモールディング
クランプ18に固定する。案内手段14の取り付けブロックの調節ノブ104、
106、108を適当に緩め、スタイラス15を、角度をなした側部の角度(即
ち、切断手段12が配向された角度と同じ角度)に合わせて枢動できるようにし
、その枢動配向に係止する。コーピングにより形成されたテンプレートの輪郭に
従ってスタイラスを手動で移動させるとき、動力切断手段がモールディング31
0にコーピングを施す。スタイラス15を切断手段と同じ角度に枢動配向できた
ため、コーピング装置は、クラウンモールディングを正確にコーピングできる。
【0027】 次に図16及び図17を参照すると、これらの図には、本発明のコーピング装
置で使用するための切断手段12aの第2実施例が示してある。切断手段12a
は、木材を研削するのに十分な研削面402、404を持つディスクである。こ
のように、切断手段12aは、コーピングプロセス中に木材を横方向に「切断す
る」のに使用できる。
【0028】 コーピング装置の実施例を説明し、例示した。本発明の特定の実施例を説明し
たが、これは本発明を限定しようとするものではなく、本発明の範囲は当該技術
が許す程度に広く、本発明はそのように読まれるべきである。かくして、切断手
段を回転させるためにモータを説明したが、切断手段には、他の方法でも回転の
動力を与えることができる。例えば、空気圧回転手段又は手動式回転手段を使用
できる。更に、特定の種類の切断手段を開示したが、木材を横方向で切断するた
め、他の回転切断手段、及び大きさの異なる切断手段、例えば直径が25.4c
m(10インチ)の鋸ブレードを使用できるということは理解されよう。更に、
テンプレート及びコーピングが施されるべきモールディングの両方をしっかりと
保持するため、垂直方向及び横方向に圧力を加えるクランプが好ましいが、他の
保持手段、特にテンプレートを保持するための保持手段を使用できるということ
は理解されよう。更に、本発明の装置を、チェアーレールモールディング、幅木
モールディング、及びクラウンモールディングを切断できる装置として説明した
が、本装置は、コーピングを施すことができる任意のモールディングのコーピン
グに使用できるということは理解されよう。更に、木製モールディングのコーピ
ングに使用される装置を説明したが、本装置は、プラスチックや剛性フォーム等
の合成材料製のコーピング可能なモールディングのコーピングに使用できるとい
うことは理解されよう。従って、本発明の精神及び特許請求の範囲に記載された
その範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更を施すことができるという
ことは当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコーピング装置の平面図である。
【図2】 図1のコーピング装置の、一部を取り除いて示す側面図である。
【図3】 図1のコーピング装置の、一部を取り除いて示す部分正面図である。
【図4】 切断手段及びスタイラスが垂直方向に対して傾けられた、図3と同様の図であ
る。
【図5】 本発明のコーピング装置のスタイラス及び好ましい切断手段の、一部を取り除
いて示す側面図である。
【図6】 図5に示す切断手段の、一部を取り除いて示す平面図である。
【図7】 図5に示すスタイラスの、一部を取り除いて示す平面図である。
【図8】 図1のコーピング装置の、一部を取り除いて示す正面図である。
【図9】 テンプレートが設けられたテンプレートクランプの、一部を取り除いて示す正
面図である。
【図10】 幅木モールディング及びチェアーレールモールディングの本発明によるコーピ
ング方法を示す図である。
【図11】 幅木モールディング及びチェアーレールモールディングの本発明によるコーピ
ング方法を示す図である。
【図12】 幅木モールディング及びチェアーレールモールディングの本発明によるコーピ
ング方法を示す図である。
【図13】 クラウンモールディングの本発明によるコーピング方法を示す図である。
【図14】 クラウンモールディングの本発明によるコーピング方法を示す図である。
【図15】 クラウンモールディングの本発明によるコーピング方法を示す図である。
【図16】 本発明の切断手段の第2実施例の側面図である。
【図17】 図16に示す切断手段の、一部を取り除いて示す平面図である。
【符号の説明】 10 コーピング装置 12 円形切断手段 13 動力手段 14 案内手段 15 スタイラス 16 テンプレートクランプ 18 モールディングクランプ 20 ベース 22 定置部分 24 可動部分
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HU ,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーピングにより形成された輪郭を持つテンプレートに従っ
    てモールディング片をコーピングするためのコーピング装置において、 a)前記モールディング片の端部に切り込むための、第1曲率半径を持つ、第1
    枢軸を中心として枢動自在に位置決めできるようになった円形の切断手段、 b)前記モールディング片の前記端部が前記円形の切断手段に差し向けられるよ
    うに前記モールディング片をしっかりと保持するための第1クランプ手段、 c)前記第1曲率半径と実質的に同じ第2曲率半径を有する、第2枢軸を中心と
    して枢動自在に位置決めできるようになったスタイラス、 d)前記テンプレートを保持するための保持手段、 e)切断作用時に前記円形の切断手段を軸線を中心として回転させるための手段
    、及び f)前記切断手段を前記モールディング片に対して位置決めし、前記スタイラス
    を前記テンプレートに対して位置決めするための、定置部分及びこの定置部分に
    対して移動可能な可動部分を含むベース手段を含み、前記定置部分及び前記可動
    部分のうちの一方が前記第1及び第2のクランプ手段に連結されており、前記定
    置部分及び前記可動部分のうちの他方が前記切断手段及び前記スタイラスに連結
    されており、前記切断手段及び前記スタイラスは、前記スタイラスが前記テンプ
    レートの前記コーピングにより形成された輪郭に従って移動するときに前記モー
    ルディングに前記切断手段でコーピングを施すため、前記第1及び第2のクラン
    プ手段の夫々に対して実質的に同時に移動できる、コーピング装置。
  2. 【請求項2】 前記切断手段は第1幅を有し、前記スタイラスは前記第1幅
    と実質的に同じ第2幅を有する、請求項1に記載のコーピング装置。
  3. 【請求項3】 前記切断手段は、第1湾曲輪郭を持つ切断縁部を有し、前記
    スタイラスは前記第1湾曲輪郭と実質的に等しい第2湾曲輪郭を持つトレーシン
    グ縁部を持ち、このトレーシング縁部は、前記第2湾曲輪郭に沿った複数の点で
    前記モールディング片と接触するようになっている、請求項2に記載のコーピン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 前記切断手段及び前記スタイラスは、各々、垂直方向から±
    60°の範囲内で無限に枢動できる、請求項1に記載のコーピング装置。
  5. 【請求項5】 前記ベース手段は、第1水平平面を画成するテーブル部分を
    含み、前記第1クランプ手段及び前記保持手段は、前記モールディング片及び前
    記テンプレートが前記第1水平平面上に位置決めされるように前記テーブル部分
    に連結されており、前記切断手段及び前記スタイラスの各々は、前記第1水平平
    面と同一平面内に配置されているか或いは前記第1水平平面の下に配置された第
    2水平平面内で実質的に整合した回転軸線を夫々有する、請求項1に記載のコー
    ピング装置。
  6. 【請求項6】 前記切断手段は、第1及び第2の側部及び第1の複数の歯を
    持つ鋸ブレードであり、前記第1の複数の歯の第1部分は、前記鋸ブレードの前
    記第1側部で切断を行うことができ、前記複数の歯の第2部分は、前記鋸ブレー
    ドの前記第2側部で切断を行うことができる、請求項1に記載のコーピング装置
  7. 【請求項7】 前記鋸ブレードは第2の複数のストローブ歯を有し、前記第
    1の複数の歯は全て、トリプルチップ歯である、請求項6に記載のコーピング装
    置。
  8. 【請求項8】 前記切断手段は、木材を切断できる第1及び第2の研削側部
    を持つディスクである、請求項1に記載のコーピング装置。
  9. 【請求項9】 前記第1クランプ手段は、前記モールディング片を固定する
    ため、下方及び内方にクランプ力を提供し、前記保持手段は、テンプレートを固
    定するため、下方及び内方にクランプ力を提供する第2クランプ手段である、請
    求項1に記載のコーピング装置。
  10. 【請求項10】 前記第1クランプ手段は、第1固定クランプ部分を含み、
    前記保持手段は、前記第1固定クランプ部分から第1距離のところに設けられた
    第2固定クランプ部分を持つ第2クランプ手段であり、 前記スタイラス及び前記切断手段は、互いから、前記第1距離と実質的に等し
    い第2距離のところに固定されている、請求項1に記載のコーピング装置。
  11. 【請求項11】 コーピングにより形成された輪郭を持つテンプレートに従
    ってモールディング片をコーピングするためのコーピング装置において、 a)前記モールディング片の端部に切り込むための、第1枢軸を中心として枢動
    自在の円形の切断手段、 b)前記モールディング片をしっかりと保持するために圧力を垂直方向及び横方
    向に加えるための第1クランプ手段であって、このクランプ手段は、前記モール
    ディング片が載る上面を持つシェルフを含み、前記クランプ手段は、モールディ
    ング片の端部が前記円形の切断手段に差し向けられるようにモールディング片を
    保持し、前記第1枢軸は、前記シェルフの前記上面と実質的に平行である、第1
    クランプ手段、 c)スタイラス、 d)前記テンプレートをしっかりと保持するために圧力を垂直方向及び横方向に
    加えるための第2クランプ手段、 e)切断作用時に前記円形の切断手段を軸線を中心として回転させるための手段
    、及び f)前記切断手段を前記モールディング片に対して位置決めし、前記スタイラス
    を前記テンプレートに対して位置決めするための、定置部分及びこの定置部分に
    対して移動可能な可動部分を含むベース手段を含み、前記定置部分及び前記可動
    部分のうちの一方が前記第1及び第2のクランプ手段に連結されており、前記定
    置部分及び前記可動部分のうちの他方が前記切断手段及び前記スタイラスに連結
    されており、前記切断手段及び前記スタイラスは、前記スタイラスが前記テンプ
    レートの前記コーピングにより形成された輪郭に従って移動するときに前記モー
    ルディングに前記切断手段でコーピングを施すため、前記第1及び第2のクラン
    プ手段の夫々に対して実質的に同時に移動できる、コーピング装置。
  12. 【請求項12】 前記第1クランプ手段は第1固定部分を含み、前記第2ク
    ランプ手段は、前記第1固定部分から第1距離のところに設けられた第2固定部
    分を含み、 前記スタイラス及び前記切断手段は、互いから、前記第1距離と実質的に同じ
    第2距離のところにある、請求項11に記載のコーピング装置。
  13. 【請求項13】 モールディング片をコーピングするためのコーピング装置
    において、 a)前記モールディング片の端部に切り込むための、第1枢軸を中心として傾け
    ることができる円形の切断手段、 b)前記モールディング片の端部が前記円形の切断手段に差し向けられるように
    前記モールディング片をしっかりと保持するためのクランプ手段、 c)第2枢軸を中心として傾けることができるスタイラス、 d)コーピングにより形成された輪郭を備えた端部を持つモールディング片でで
    きたテンプレート、 e)前記テンプレートを保持するための保持手段、 f)切断作用時に前記円形の切断手段を軸線を中心として回転させるための手段
    、及び g)前記切断手段を前記モールディング片に対して位置決めし、前記スタイラス
    を前記テンプレートに対して位置決めするための、定置部分及びこの定置部分に
    対して移動可能な可動部分を含むベース手段を含み、前記定置部分及び前記可動
    部分のうちの一方が前記第1及び第2のクランプ手段に連結されており、前記定
    置部分及び前記可動部分のうちの他方が前記切断手段及び前記スタイラスに連結
    されており、前記切断手段及び前記スタイラスは、前記スタイラスが前記テンプ
    レートの前記コーピングにより形成された輪郭に従って移動するときに前記モー
    ルディングに前記切断手段でコーピングを施すため、前記第1及び第2のクラン
    プ手段の夫々に対して実質的に同時に移動できる、コーピング装置。
  14. 【請求項14】 コーピングにより形成された輪郭を持つテンプレートに従
    ってモールディング片をコーピングするためのコーピング装置において、 a)前記モールディング片の端部に切り込むための、第1及び第2の切断側部を
    持つ円形の切断手段であって、この切断手段を横方向に移動したときに前記切断
    手段が前記第1及び第2の側部の両方から切断できる、切断手段、 b)前記モールディング片の端部が前記円形の切断手段に差し向けられるように
    前記モールディング片をしっかりと保持するためのクランプ手段、 c)スタイラス、 d)前記テンプレートを保持するための保持手段、 e)切断作用時に前記円形の切断手段を軸線を中心として回転させるための手段
    、及び f)前記切断手段を前記モールディング片に対して位置決めし、前記スタイラス
    を前記テンプレートに対して位置決めするための、定置部分及びこの定置部分に
    対して移動可能な可動部分を含むベース手段を含み、前記定置部分及び前記可動
    部分のうちの一方が前記第1及び第2のクランプ手段に連結されており、前記定
    置部分及び前記可動部分のうちの他方が前記切断手段及び前記スタイラスに連結
    されており、前記切断手段及び前記スタイラスは、前記スタイラスが前記テンプ
    レートの前記コーピングにより形成された輪郭に従って移動するときに前記モー
    ルディングに前記切断手段でコーピングを施すため、前記第1及び第2のクラン
    プ手段の夫々に対して実質的に同時に移動できる、コーピング装置。
  15. 【請求項15】 前記切断手段は、複数の歯を持つ鋸ブレードであり、前記
    複数の歯の少なくとも第1部分が前記鋸ブレードの前記第1側部で切断を行うこ
    とができ、前記複数の歯の少なくとも第2部分が前記鋸ブレードの前記第2側部
    で切断を行うことができる、請求項14に記載のコーピング装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の複数の歯は全て、正のフック角を持つトリプル
    チップ歯である、請求項15に記載のコーピング装置。
  17. 【請求項17】 前記鋸ブレードは、前記切断手段の前記第1及び第2の側
    部の両方で切断を行うことができる複数のストローブ歯を含む、請求項16に記
    載のコーピング装置。
  18. 【請求項18】 前記切断手段は、木材を切断できる第1及び第2の研削側
    部を持つディスクである、請求項16に記載のコーピング装置。
  19. 【請求項19】 前記切断手段は、周囲から内方に延びる複数のスロットを
    持つ鋸ブレードであり、前記鋸ブレードは、前記周囲に配置されて第1切断経路
    を構成す複数のトリプリチップ歯、及び前記複数のスロットのうちの少なくとも
    幾分かに沿って設けられて第2切断経路を画成する複数のストローブ歯を有し、
    前記第2切断経路は、前記第1切断経路と重なる、請求項14に記載のコーピン
    グ装置。
  20. 【請求項20】 コーピングにより形成された木製テンプレートをモールデ
    ィング片から製造するための方法において、 a)端部、背部、及び輪郭を持つ面を備えたモールディング片を提供する工程と
    、 b)前記端部を前記面に対して垂直方向に対して所定角度で切断し、前記輪郭を
    構成する縁部を形成する工程と、 c)円形の切断手段を手動で案内し、モールディング片を前方及び横方向で切断
    し、縁部内の端部を除去する工程とを含む、方法。
  21. 【請求項21】 前記モールディング片提供工程は、前記背部に対して第1
    角度で傾斜した側部を持つクラウンモールディング片を提供する工程を含み、前
    記側部は天井に着座するようになっており、更に、 d)前記円形の切断手段を手動で案内する前に、前記円形の切断手段を前記第1
    角度と実質的に等しい第2角度まで枢動配向する工程を有する、請求項20に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 円形の切断手段及びこの円形の切断手段に連結されたスタ
    イラスを持つ装置をしてモールディング片の端部をコーピングするための方法に
    おいて、 a)コーピングにより形成された輪郭を持つ、コーピングにより形成された木製
    テンプレートを提供する工程と、 b)コーピングにより形成された木製テンプレートを前記スタイラスの前方に位
    置決めする工程と、 c)モールディング片を前記円形の切断手段の前方に位置決めする工程と、 d)前記スタイラスを、コーピングにより形成された木製テンプレートに対し、
    前記コーピングにより形成された輪郭に従って移動し、前記切断手段で前記モー
    ルディング片にコーピングを施す工程とを含む、方法。
  23. 【請求項23】 前記モールディング片は、背部、この背部に対して第1角
    度をなした第1側部を持つクラウンモールディング片であり、コーピングにより
    形成された前記木製テンプレートは、第2側部が前記第1角度と実質的に等しい
    第2角度をなしたクラウンモールディングテンプレートであり、前記方法は、 e)コーピングにより形成された前記木製テンプレートに対して前記スタイラス
    を移動する前に前記切断手段及び前記スタイラスを前記第1角度まで枢動配向す
    る工程を含む、請求項22に記載の方法。
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