JP2002508315A - 性的不能の治療に有効な組合せ - Google Patents

性的不能の治療に有効な組合せ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれる化合物、及び(2)cGMPレベルを上昇させる薬剤から選ばれる化合物の組合せを用いる勃起障害の治療に関する。シルデナフィル又はその製薬学的に許容しうる塩がcGMP PDE上昇薬として好適である。本発明は、そのような性的不能治療化合物を含む組成物及びキットも包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、(1)α−アドレナリン受容体アンタゴニスト、及び(2)サイク
リックグアノシン3’,5’−モノホスフェート(cGMP)レベルを上昇させ
る薬剤を共投与することを含む、性的不能の治療に関する。この組合せは、性的
不能又は勃起障害を患う患者の治療に特に適する。
【0002】 発明の背景 性的不能とは、膣の貫入及び/又は性交に充分な勃起を獲得及び/又は維持で
きないことをいう。従って、性的不能は、“勃起不全”又は“勃起障害”ともい
われる。18〜75歳の米国人男性1000〜1200万人が慢性の性的不能に
悩んでいると推定され、その大多数は55歳以上である。
【0003】 陰茎は、通常、ある組織、特に陰茎中心部の海綿体が鬱血すると、それによっ
て組織の弛緩性が低下して勃起を起こすことにより勃起する。性的不能は、心理
的障害(心因性)、生理的異常(器質性)、又はその両方の組合せによって起こ
りうる。従って、男性の勃起障害の中には、不安や抑圧が原因の場合があり、明
白な身体的又は器質的欠陥を認めない。他の例では、陰茎に血液を供給する動脈
のアテローム性動脈硬化に伴って勃起障害が発生する。さらに別の例では、勃起
障害が静脈漏洩又は異常流出によって起こることがあり、そのような場合、陰茎
内での静脈漏洩があって、勃起に必要な圧力が得られなかったり維持できないこ
とがあり得る。また別の例では、勃起障害が神経障害に付随していたり、例えば
手術又は骨盤外傷による神経損傷の結果発生することもある。一般的には複数の
要因によって性的不能が引き起こされる。
【0004】 α−アドレナリン作動性受容体(本明細書中では“α−アドレナリン受容体”
又は“α−受容体”とも呼ぶ)は、末梢及び中枢神経系並びに身体中の他の組織
に位置する特定タンパク質認識部位である。ノルエピネフリンのような神経伝達
物質は、これらの受容体への作用を通して多くの生理的機能を制御し、それによ
って細胞間に情報を伝達したり、細胞内の生化学プロセスに影響を与えている。
α−アドレナリン受容体に対するノルエピネフリンの活性を変調できる多くの薬
剤がこの40年間に開発されている。
【0005】 α−アドレナリン受容体で活性な薬物は、アゴニスト及びアンタゴニストの二
つに大別することができる。アゴニストは、クロニジン及びナファゾリンがその
例であるが、受容体系を内因性神経伝達物質のノルエピネフリン及びエピネフリ
ンと同一の方式で活性化する。アンタゴニストは、フェノキシベンザミン及びプ
ラゾシンがその例であるが、受容体を活性化せず、内因性神経伝達物質の作用を
遮断する。
【0006】 α1−アドレナリン受容体及びα2−アドレナリン受容体を含む、異なるα−ア
ドレナリン受容体のタイプが長年にわたって発見されてきた。これらの受容体の
タイプは、現在では、1A、1B、1D、1H、1L、1N、2A、2B及び2
Cを含むサブタイプにさらに細分類されると考えられている。
【0007】 神経終末に位置するα2−アドレナリン受容体は、少なくとも一部神経伝達物 質の放出に依存した作用により、交感神経系において活性を低下させ、副交感神
経系、特に迷走神経内での活性を増大させることが知られている。さらに、体の
他の組織にあるα2−アドレナリン受容体は、血小板凝集、脂肪分解及び代謝を 制御している。α2−アドレナリン受容体アンタゴニストは、例えば麻酔状態の リバーシング用(米国特許第5,636,204号)、緑内障治療用(米国特許
第4,590,202号)、内因性うつ病、年齢依存性記憶障害、及びアルツハ
イマー病のような認知障害治療用(米国特許第5,498,623号)、並びに
多数のその他の神経変性障害治療用(米国特許第5,281,607号)など、
多様な治療用として開示されている。
【0008】 α1−アドレナリン受容体は、動脈及び静脈の平滑筋の収縮を媒介することが 知られている。α1−アドレナリン受容体アンタゴニストは、高血圧治療用、ま た近年では良性前立腺肥大症(BPH)の症状緩和用に、第一線の療法として広
く使用されている。Kennyら、Exp.Opin.Invest.Drug
s(1995)4(10),pp915−923参照。α1−アドレナリン受容 体アンタゴニスト活性を有するフェントラミン及びトラゾドンなど一部の化合物
は、性的不能の治療に使用されているが、勃起機能を促進する機序が完全にわか
っているわけではない。これらの化合物は、少なくとも一部ノルエピネフリンの
作用を遮断することによって機能していると考えられている。ノルエピネフリン
は、遮断されなければ海綿体平滑筋の収縮をもたらすので、陰茎から静脈血を流
出させる。そのために器官は腫脹減退し弛緩する。これらの化合物の多くは、海
綿体内注射によって局所的に送達されるので、持続勃起(持続性有痛性の勃起)
、疼痛、注射部位の感染、及び長期的には組織の線維形成といった合併症を伴う
ことが多い。これらの明白な不快のほか、自発性の喪失が随伴する。
【0009】 α−アドレナリン受容体も、交感神経活性を中枢作用によって低下させること
により、間接的に海綿体平滑筋の収縮の低下を媒介することができる。このよう
な効果は、トラザドン、及びクロニジンのようなある種の中枢活性α2−受容体 アゴニストに知られている。又はパパベリンの例で示されるような、平滑筋細胞
への直接作用による。
【0010】 cGMPレベルを上昇させる薬剤もよく知られており、いくつかの機序のいず
れかを通じて機能しうる。cGMPの分解に主に関与する酵素、例えばcGMP
ホスホジエステラーゼ(cGMP PDE)を選択的に阻害する薬剤もその例の
一つである。他のホスホジエステラーゼもcGMPを加水分解できるので、これ
らの酵素の阻害薬、例えばロリプラム(rolipram)、ザプリナスト(zaprinast)、 及びカフェイン、テオフィリン、テオブロミンのようなキサンチン誘導体などの
化合物は、従ってcGMPレベルに影響を与えうる。cGMPレベルを増加させ
る他の化合物は、異なる機序を通じてcGMPレベルを増加させることができる
。例えば、可溶性グアニレートシクラーゼ又は膜結合グアニレートシクラーゼを
、心房性ナトリウム利尿ペプチドの場合のように直接的に、又は間接的に活性化
する機序などである。他の化合物は、サイトカインの変調によって細胞のcGM
Pレベルを増加させる作用をする。他の種類のcGMP上昇薬にムスカリン様ア
ゴニストがあるが、これは、cGMPレベルをホスホジエステラーゼ活性を変え
ずに上昇させることができる。PGE1のような一部のプロスタグランジンもc GMP上昇薬として知られている。Kanbaら、J.Neurochem.,
Vol.57,No.6,1991。
【0011】 サイクリックグアノシン3’,5’−モノホスフェートホスホジエステラーゼ
(cGMP PDE)阻害薬は、アンギナ、高血圧及びうっ血性心不全のような
状態を治療する心臓血管薬として広く知られている。近年、cGMP PDE阻
害薬が性的不能の治療に有効であることが見出された。しかも重要なことには経
口投与によってである。例えば、WO94/28902として公開されているP
CT/EP94/01580参照。このような化合物は、ホスホジエステラーゼ
の阻害を通じて高cGMPレベルを達成することにより、治療効果を現している
と考えられている。これによって、海綿体細胞が弛緩及び膨張し、陰茎からの血
液の流出が遮断されるのである。
【0012】 発明の要約 本発明は、特にヒトにおける性的不能(当該技術分野では“男性勃起障害”と
しても知られており、本明細書中でもそのように称する)の治療法を提供する。
本発明の方法は、そのような治療を要する患者に、有効量の、 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニスト(本明細書中ではα−アンタゴ
ニストとも呼ぶ)から選ばれる化合物、及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物(本明細書中ではcGMP上昇薬と
も呼ぶ) を共投与することを含む。
【0013】 ここでの開示及び添付の特許請求の範囲の両方において、α−アンタゴニスト
及び/又はcGMP上昇薬など、上記(1)又は(2)の範囲内の化合物又は薬
剤についていうときには、常にそのような薬剤の全活性形態、例えばその遊離形
態(例えば遊離酸又は遊離塩基の形態)、及びすべての製薬学的に許容しうる塩
、プロドラッグ、多形、水和物、溶媒和物、立体異性体(例えば、ジアステレオ
マー及びエナンチオマー)なども含まれることが理解されよう。α−アンタゴニ
スト又はcGMP上昇薬の活性代謝産物も、いずれの形態であっても包含される
【0014】 α−アンタゴニストは、α1−又はα2−アドレナリン受容体のいずれかに対し
て選択的であってもよく、又は非選択的で、α1−及びα2の両方でアンタゴニス
ト活性を示しうるものであってもよい。非選択的アゴニストが好ましい。α1− アドレナリン受容体に対して選択的なアンタゴニストがより好ましい。既知のα 1 −アドレナリン受容体のサブタイプに関して、1A、1B、1D、1H、1N 及び1Lでのアンタゴニストは同等に好適である。
【0015】 cGMP上昇薬に関しては、cGMP PDE阻害薬が好適である。サイクリ
ックアデノシン3’,5’−モノホスフェートホスホジエステラーゼ(cAMP
PDEs)よりもcGMP PDEsに対して選択的なcGMP PDE阻害
薬、及び/又はcGMP PDEvアイソエンザイムの選択的阻害薬であるcG MP PDE阻害薬が特に好適である。そのような特に好適なcGMP PDE
阻害薬が、米国特許第5,250,534号、5,346,901号、5,27
2,147号、及び、特に米国を指定しWO94/28902として公開されて
いる国際特許出願に開示されている。これらはいずれも本明細書に引用により包
含される。
【0016】 本発明で有用なα−アドレナリン受容体アンタゴニストとcGMP PDE上
昇薬の好適な組合せは“相乗的”である。すなわち、上記に定義の(1)及び(
2)から選ばれた化合物を共投与する治療効果は足し合わせたものより大きいと
いうことである。従って、両方の治療薬を共投与することにより、各薬剤の単独
投与による効果の合計より大きな効果が生ずる。このような相乗作用は、通常組
合せの治療効果が足し合わせたものである場合よりも、各治療薬の投与量が少な
くてすむので好都合である。従って、例えば、一つの成分を最大力価と考えられ
る用量で使用しても適切に応答しない患者に対して、治療が有効となりうる。さ
らに、併用効果が足し合わせたものである場合と比べて少ない量の成分を投与す
ることにより、持続勃起又は注射部位の疼痛といった副作用を、多くの場合最小
限にするか回避することができる。このような相乗作用は以下に開示する試験に
よって示すことができる。
【0017】 そのような好適な組合せによる相乗作用は、本発明の更なる特徴として提供さ
れる。従って、本発明は、相乗治療効果レベルの性的不能治療を達成する方法を
提供し、当該方法は、そのような治療を要する哺乳動物に、 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれる、ある量の第一の
化合物、及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物から選ばれる、ある量の第二の化合
物 を共投与することを含む。ただし、第一の化合物の量だけ及び第二の化合物の量
だけではそれぞれ相乗治療効果レベルの性的不能治療を達成するのに不充分であ
るが、第一及び第二の化合物の量の併用効果は、第一及び第二の化合物の個別の
量で達成可能な性的不能治療の治療効果レベルの合計よりも大きい。
【0018】 更なる好適な組合せは、薬剤を長期に摂取する必要があるのとは対照的に、“
オンデマンド(必要に応じて)”で摂取できる組合せを含む。そのような好適な
組合せは、性的刺激がなくても勃起を起こすことによって作用する組成物とは対
照的に、性的応答を、患者が性的(例えば視覚的)刺激に対して応答するように
調節する組合せを含む。
【0019】 更なる好適な組合せは、“速効性”である組合せを含む。すなわち、投与から
性的応答を調節できる点までにかかる時間が約2時間未満、好ましくは約1時間
未満、更に好ましくは約半時間以下、また更に好ましくは10又は15分以内で
あることを意味する。
【0020】 ここでの開示及び添付の特許請求の範囲の中で、例えばα1−アンタゴニスト とcGMP PDE阻害薬の組合せをいうのに使用される“共投与(co-adminis
trate)”とは、個々の成分を各成分の投与経路が同じであれば組成物として一 緒に投与できることを意味する。従って、本発明はさらに、 (1)第一の化合物(前記第一の化合物はα−アドレナリン受容体アンタゴニ
ストから選ばれる); (2)cGMPレベルを上昇させる第二の化合物;及び (3)製薬学的に許容しうる担体 を含む組成物を提供する。 好適な組成物群は相乗的である。このような相乗的組成物は、本発明の更なる特
徴として提供されるが、 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれる、ある量の第一の
化合物; (2)cGMPレベルを上昇させる化合物から選ばれる、ある量の第二の化合
物;(ただし、第一の化合物の量だけ及び第二の化合物の量だけではそれぞれ相
乗治療効果レベルの性的不能治療を達成するのに不充分であるが、前記量の前記
第一及び第二の化合物を含む組成物の効果は、前記第一及び第二の化合物の個々
の量で達成可能な性的不能治療の治療効果レベルの合計よりも大きい);及び製
薬学的に許容しうる希釈剤又は担体、を含む。
【0021】 “共投与”は、(1)及び(2)の各化合物を別々に、ただし同じ治療的処置
プログラム又は投与計画の一部として、投与することも含む。そこで、各化合物
を異なる時間に異なる経路によって別々に投与することが場合によっては推奨さ
れるであろうことも考えられる。従って、二つの化合物を必ずしも本質的に同じ
時間に投与する必要はない。好適な実施態様においては、一つの化合物のピーク
の薬物動態効果が他方のピークの薬物動態効果と一致するように投与時間が決め
られる。別々に投与する場合、(1)及び(2)の化合物の両方とも経口投与形
態で投与されるのも好ましい。
【0022】 本明細書中で言う“組合せ”とは、(1)から選ばれる化合物と(2)から選
ばれる化合物を、一つの組成物として、又は別個に、例えば異なる投与経路によ
って共投与することである。
【0023】 本発明は、さらに、特にヒトにおける性的不能の治療法を提供し、該治療法は
、そのような治療を要するヒト男性に、有効量のドキサゾシン、又はその製薬学
的に許容しうる塩を投与することを含む。ドキサゾシンは単独活性化合物として
投与できる。すなわち、α−アンタゴニスト又は他の何らかの活性化合物と、共
投与も可能ではあるが、共投与の必要がない。ドキサゾシンは、一日0.01〜
50mg、好ましくは一日0.5〜10mgの量を、通常は経口的に、又は本明
細書中に記載の他の投与経路によって、ドキサゾシンとこれもまた本明細書中に
記載の製薬学的に許容しうる担体を含む組成物として、投与できる。このような
組成物は、女性の性機能障害の治療にも使用することができる。これについては
以下にさらに開示の通りである。
【0024】 本発明の化合物は、ヒトを含む雌の哺乳動物の性機能障害の治療にも有用であ
る。従って、本組成物は、例えば陰核障害に関連した性快感障害を含む女性の性
機能障害の治療に有用である。雄の哺乳動物の場合と同様、相乗的で、必要に応
じて摂取でき、女性の性的応答を調節する組成物が好ましい。女性の性機能障害
治療のための好適な化合物、組成物、及び組合せ(例えば別個に投与する化合物
の)は、男性の勃起障害の治療用として本明細書中に開示されたものと同一であ
る。
【0025】 女性の性機能障害の治療法は、雄動物における性的不能又は勃起障害の治療法
として本明細書中に示したものと同様である。
【0026】 本発明は、別々に共投与しうる化合物の組合せを用いた治療による性的不能又
は女性の性機能障害の治療に関する態様を有しているので、本発明は、別個の薬
剤組成物をキット形態に組み合わせることにも関する。該キットは、二つの別個
の薬剤組成物:(1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれる化合
物、プラス製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤を含む組成物;及び(2)cG
MPレベルを上昇させる薬剤から選ばれる化合物、プラス製薬学的に許容しうる
担体又は希釈剤を含む組成物;を含む。(1)及び(2)の量は、別々に共投与
した場合、性的不能の状態又は女性の性機能障害の状態が治療及び/又は矯正さ
れるような量である。該キットは、別個の組成物を入れるための容器、例えば分
割ボトル又は分割ホイルパケットを含む。各コンパートメントには(1)又は(
2)を含む複数の投与形態(例えば錠剤)が含まれる。あるいは、活性成分を含
有する投与形態を分けるのではなく、キットが別個のコンパートメントを含有し
、各コンパートメントに別個の投与形態を含む全用量が含まれてもよい。この型
のキットの一例は、ブリスターパックで、各個別のブリスターに2個(以上)の
錠剤、薬剤組成物(1)を含む1個(以上)の錠剤と薬剤組成物(2)を含む第
二(1個又はそれ以上)の錠剤を含有する。通常、キットには別個の成分の投与
についての使用説明書が含まれる。キットの形態が特に好都合であるのは、別個
の成分を異なる投与形態(例えば経口及び非経口)で投与するのが好ましい場合
、異なる投与間隔で投与する場合、又は処方医師が組合せの各成分の滴定を望む
場合である。従って、本発明の場合、キットは、 (1)第一の投与形態中に、α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ば
れる化合物、プラス製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤を含む、治療上有効量
の組成物; (2)第二の投与形態中に、cGMPレベルを上昇させる化合物から選ばれる
化合物、プラス製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤を含む、治療上有効量の組
成物;及び (3)前記第一及び第二の投与形態を含有するための容器 を含む。
【0027】 上で触れたそのようなキットの一例は、いわゆるブリスターパックである。ブ
リスターパックは、包装業界ではよく知られており、錠剤、カプセルなどの薬剤
単位投与形態の包装に汎用されている。ブリスターパックは、一般的に、好まし
くは透明プラスチック材料のホイルで被覆された比較的硬質材料のシートからな
る。包装過程の最中にプラスチックホイルにくぼみが形成される。このくぼみは
、包装される錠剤又はカプセルの大きさと形状を有する。次に、錠剤又はカプセ
ルをくぼみに置き、比較的硬質材料のシートで、くぼみが形成された方向とは反
対のホイル面でプラスチックホイルに対して密閉する。その結果、錠剤又はカプ
セルは、プラスチックホイルとシートの間のくぼみに密閉される。好ましくは、
シートの強度は、くぼみに手で圧をかけることによってくぼみの位置でシートに
開口部が形成され、錠剤又はカプセルをブリスターパックから取り出せるような
強度である。次いで、錠剤又はカプセルは前記開口部から取り出される。
【0028】 キットには、例えば錠剤又はカプセルの隣りに番号の形態で、記憶を補助する
手段を備えるのが望ましいであろう。この番号が投与計画の日に対応し、この間
そのように決められた錠剤又はカプセルを服用しなければならない。そのような
記憶補助手段の別の例は、カードに印刷された以下のようなカレンダー、例えば
、“第一週目、月曜日、火曜日・・・など・・・第二週目、月曜日、火曜日・・
・”などである。記憶補助の他のバリエーションも容易に明白である。“日用量
”は、所定の日に摂取すべき1個の錠剤又はカプセル又は数個のピル又はカプセ
ルでありうる。また、第一の化合物の日用量は1個の錠剤又はカプセルで構成さ
れるが、第二の化合物の日用量は数個の錠剤又はカプセルで構成されることもあ
り得る。又はその逆でもよい。記憶補助の手段はこれを反映しなければならない
【0029】 他の薬剤成分も、α−アンタゴニスト/cGMP上昇薬の組合せの効果を妨害
したり悪影響を与えない限り、本発明の有用な組合せの一部として場合により含
まれてもよい。
【0030】 好適な組合せは、cGMP PDE阻害薬と選択的α2−アンタゴニストであ る。
【0031】 さらに好適な組合せは、cGMP PDE阻害薬と非選択的α−アンタゴニス
トである。
【0032】 また更に好適な組合せは、cGMP PDE阻害薬と選択的α1−アンタゴニ ストである。
【0033】 好適な組合せは、さらに、(1)それぞれ、後に行くほど好適な順に、α2− アンタゴニスト、非選択的α−アンタゴニスト、又は選択的α1−アンタゴニス ト;及び(2)PDEvアイソエンザイムに対して選択的なcGMP PDE阻 害薬;を含む。PDEvアイソエンザイムに対して選択的な化合物は、例えば、 特に米国を指定しWO94/28902として公開されているPCT/EP94
/01580に開示され特徴付けされている。これは、引用することにより本明
細書に包含される。
【0034】 好適なcGMP PDE阻害薬は、
【0035】
【化26】 の構造を有するシルデナフィル及びその製薬学的に許容しうる塩、並びに
【0036】
【化27】 の構造を有する化合物及びその製薬学的に許容しうる塩 を含む。二番目の化合物は、例えば米国特許第5,272,147号及び5,4
26,107号に開示されており、いずれも引用することにより本明細書に取り
込まれる。 本発明で使用するシルデナフィルの好適な製薬学的に許容しうる塩
はクエン酸塩で、係属中の米国特許出願第08/944,546号(1997年
10月7日出願)に開示されており、引用することにより本明細書に包含される
【0037】 同じく好適なのは、特に米国を指定しWO95/19978として公開されて
いるPCT/EP95/00183(引用することにより本明細書に包含される
)に開示されている化合物及びその塩並びに溶媒和物である。前記化合物は、
【0038】
【化28】 の構造を有し、 式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
に結合している置換されていてもよい二環式環
【0039】
【化29】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
−員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す。
【0040】 式Iaを有する化合物の好適なサブセット(これもWO95/19978に開
示)は、式:
【0041】
【化30】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
に結合している置換されていてもよい二環式環
【0042】
【化31】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
−員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の化合物及びその塩並びに溶媒和物
を含む。
【0043】 式(I)に入る特定の化合物は: (6R,12aR)−2,3,6,7,12,12a−ヘキサヒドロ−2−メチ
ル−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−ピラジノ[2’,1’:6,
1]ピリド[3,4−b]インドール−1,4−ジオンである。
【0044】 好適なα−アンタゴニストは、ドキサゾシン(doxazosin)、テラゾシン(terazo
sin)、アバノキル(abanoquil)、及びプラゾシン(prazosin)、並びにそれらの製 薬学的に許容しうる塩(特にメシル酸ドキサゾシン、塩酸テラゾシン、及び塩酸
プラゾシン)を含み、これらはα1−アドレナリン受容体に対して選択的である 。好適な特定の組合せは、これらのいずれかをシルデナフィル又はその製薬学的
に許容しうる塩、特にクエン酸塩と組み合わせたものである。最も好適なのはク
エン酸シルデナフィルをメシル酸ドキサゾシン又はメシル酸アバノキルと組み合
わせたものである。
【0045】 追加のα−アンタゴニストの例は、アルフゾシン(alfuzosin)、インドラミン(
indoramin)、ナフトピジル(naftopidil)、フェントラミン(phentolamine)、タム
スロシン(tamsulosin)、トラゾドン(trazodone)、ダピプラゾール(dapiprazole)
、フェノキシベンザミン、イダゾキサン(idazoxan)、エファロキサン(efaroxan)
、及びヨヒンビン(yohimbine)、並びにそれらの製薬学的に許容しうる塩などで ある。インドジャボクのアルカロイドも有用である。このうち、フェノキシベン
ザミン、フェントラミン、トラゾドン、及びダピプラゾールは非選択的であると
報告されている。インドジャボクのアルカロイド、イダゾキサン、エファロキサ
ン及びヨヒンビンはα2−受容体に対して選択的であると報告されている。上記 の他の特定化合物はα1−受容体に対して選択的であると報告されている。
【0046】 α1に対して特異的であると報告されている更なるα−アンタゴニストは、
【0047】
【化32】 の構造を有するRecordati 15/2739;
【0048】
【化33】 の構造を有するSNAP 1069;
【0049】
【化34】 の構造を有するSNAP 5089;
【0050】
【化35】 の構造を有するRS 17053;及び
【0051】
【化36】 の構造を有するSL89.0591; などである。
【0052】 本発明で有用なα−アンタゴニストとcGMP上昇薬の特定の組合せは、任意
のアドレナリン受容体アンタゴニストとシルデナフィルとの組合せを含む。シル
デナフィル、特にクエン酸シルデナフィルと、前述のいずれかを含むα1−選択 的アンタゴニストとの組合せが好適である。
【0053】 詳細な説明 本発明においてcGMP上昇薬として有用なcGMP PDE阻害薬は、当該
技術分野で既知のもの、あるいは今後発見及び/又は開発されるものの中から広
く選ばれてよい。適切なcGMP PDE阻害薬は、以下の米国特許のいずれか
に開示のものを含み、これらはいずれも引用することにより本明細書に取り込ま
れる。
【0054】 米国特許第4,666,908号に開示の5−置換ピラゾロ[4,3−d]ピ
リミジン−7−オン; 米国特許第4,634,706号、4,783,532号、5,498,81
9号、5,532,369号、5,556,975号、及び5,616,600
号に開示のグリセオリック酸(griseolic acid)誘導体類; 米国特許第4,885,301号に開示の2−フェニルプリノン誘導体; 米国特許第5,254,571号に開示のフェニルピリドン誘導体; 米国特許第5,047,404号に開示の縮合ピリミジン誘導体; 米国特許第5,075,310号に開示の縮合ピリミジン誘導体; 米国特許第5,162,316号に開示のピリミドピリミジン誘導体; 米国特許第5,073,559号に開示のプリン化合物; 米国特許第5,147,875号に開示のキナゾリン誘導体; 米国特許第5,118,686号に開示のフェニルピリミドン誘導体; 米国特許第5,055,465号及び5,166,344号に開示のイミダゾ
キノキサリノン誘導体又はそのアザ類似体; 米国特許第5,290,933号に開示のフェニルピリミドン誘導体; 米国特許第5,436,233号又は5,439,895号に開示の4−アミ
ノキナゾリン誘導体; 米国特許第5,405,847号に開示の4,5−ジヒドロ−4−オキソ−ピ
ロロ[1,2−a]キノキサリン誘導体; 米国特許第5,393,755号に開示のポリサイクリックグアニン誘導体; 米国特許第5,576,322号に開示の含窒素ヘテロサイクリック化合物; 米国特許第4,060,615号に開示のキナゾリン誘導体;及び 米国特許第5,294,612号に開示の6−ヘテロサイクリルピラゾロ[3
,4−d]ピリミジン−4−オン。
【0055】 cGMP PDE阻害薬に関するその他の開示は以下のものを含む。これらは
いずれも引用することにより本明細書に取り込まれる。
【0056】 欧州特許出願(EPA)公開番号0428268; 欧州特許第0442204号; 国際特許出願公開番号WO94/19351; 特願平5−222000 European Journal Of Pharmacology,25 ,(1994),1;及び 国際特許出願公開番号WO94/22855。
【0057】 α−アンタゴニスト及びその塩は、上で特定したもののほか、特許文献に広く
開示されている。例えば、米国特許第4,188,390号、4,026,89
4号、3,511,836号、4,315,007号、3,527,761号、
3,997,666号、2,503,059号、4,703,063号、3,3
81,009号、4,252,721号及び2,599,000号である。これ
らはいずれも引用することにより本明細書に取り込まれる。
【0058】 化合物のα−アンタゴニスト性、引いては本発明での使用に対するその適切性
は、インビトロのいくつかの従来アッセイを用いて測定できる。適切なアッセイ
は、米国特許第5,599,810号に開示のものを含み、これは、ウサギの大
動脈を用いてα1−アドレナリン受容体アンタゴニスト活性を測定し、モルモッ トの左心房を用いてα2を測定している。米国特許第5,340,814号では ラットの脳皮質膜を用いてα1及びα2−アンタゴニスト両方の活性を測定してい
る。これらの特許はいずれも引用することにより本明細書に包含される。
【0059】 化合物のcGMP PDE阻害も当該技術分野で公知の標準アッセイによって
測定できる。例えば米国特許第5,250,534号に開示のもので、これも引
用することにより本明細書に取り込まれる。cAMP PDEより、cGMP
PDEの選択的阻害薬である化合物が好適であり、そのような化合物の判定につ
いても米国特許第5,250,534号に記載されている。特に好適なのは、P
DEvアイソエンザイムを選択的に阻害する化合物で、これは前述の、WO94 /28902として公開されているPCT/EP94/01580に開示されて
いる。
【0060】 上で開示の通り、本発明において有用な組合せの個々の化合物は、各々固有の
習慣的及び公知の経路によって、一般的に別々に投与されることになる。場合に
よっては投与経路が異なることもあり得る。好適な実施態様においては、一般的
に、α−アンタゴニストとcGMP上昇薬の両方が一致して、又はほぼ一致して
最大の薬物動態効果に到達するように、投与時間が決定されることになろう。投
与経路は、例えば経口、海綿体内もしくは尿道内局所注射による非経口、又はゲ
ルもしくは他の類似の製剤にした活性成分を陰茎に局所塗布することによる経皮
など、当該技術分野で公知のいずれかであり得る。各成分は、当該技術分野で公
知の通り、通常製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤と共に、例えば、経口投与
には、錠剤、カプセル、ロゼンジ、トローチ、エリキシル、溶液、又は懸濁液と
して、非経口投与には適切な注射ビヒクルに入れて、又は局所塗布には、ローシ
ョン、軟膏又はクリームとして、製剤できる。好適な実施態様において、cGM
P上昇薬とα−アンタゴニストは、それぞれ一緒又は別々に経口的に共投与され
る。
【0061】 投与される各成分の正確な用量は、当然ながら、処方された特定の成分、治療
を受ける患者、性的不能又は女性の性機能障害の重症度、投与の様式、及び処方
医師の判断によって異なるであろう。従って、患者ごとの変動のために、以下に
示した用量はガイドラインであって、医師は、男性又は女性患者に適切だと考え
る治療を達成するために、化合物の用量を調整できる。所望の治療程度を考慮す
るに当たり、医師は、患者の年齢及び他の疾患又は状態(例えば、心臓血管疾患
)の存在といった多様な要因を調和させる必要がある。一般的に、cGMP上昇
薬は、一日0.5〜200mg、好ましくは一日10〜125mg、更に好まし
くは一日25〜100mgの範囲で投与されるであろう。α−アンタゴニストは
、一般的に、一日0.01〜50mg、好ましくは一日0.5〜10mgの量を
投与されるであろう。cGMP PDE上昇薬がプロスタグランジンの場合、一
般的に1ng〜100μgの量を注射によって海綿体内に、又は一日100μg
〜2mgの量を尿道内に投与される。一般的に、注射量は通常1mlを超えない
体積である。担体又は希釈剤は、通常無菌の生理的食塩水又は別の生理的に許容
しうる塩溶液である。プロスタグランジンの経口投与も実現可能である。Jap
anese Journal of Urology,83(10):1655
−1661,(1992)。
【0062】 前に開示したように、cGMP PDE上昇薬とα−アドレナリン受容体アン
タゴニストの組合せは組成物としても投与できる。従って、本発明の化合物は、
通常製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤も一緒に、任意の従来の経口、非経口
、直腸又は経皮投与形態で一緒に投与できる。
【0063】 経口投与用に、薬剤組成物は、溶液、懸濁液、錠剤、ピル、カプセル、散剤な
どの形態をとることができる。クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム及びリン酸
カルシウムのような各種の賦形剤を含有する錠剤は、デンプン、好ましくはジャ
ガイモ又はタピオカデンプンのような各種の崩壊剤及びある種の複合ケイ酸塩、
ポリビニルピロリドン、ショ糖、ゼラチン及びアカシアのような結合剤と共に使
用される。また、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム及びタル
クのような潤滑剤も錠剤化の目的に非常に有用であることが多い。類似の型の固
体組成物も軟質及び硬質ゼラチンカプセルに充填する充填剤として使用される。
これに関する好適な材料には、乳糖並びに高分子量ポリエチレングリコールも含
まれる。経口投与用に、水性懸濁液及び/又はエリキシルが所望であれば、本発
明の化合物は、各種の甘味剤、香味剤、着色剤、乳化剤及び/又は懸濁剤、並び
に水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン及びそれらの様々な組合
せのような希釈剤と組み合わせることができる。
【0064】 非経口投与用に、ゴマ油又はピーナツ油中の溶液、又は水性プロピレングリコ
ール中の溶液、並びに対応する水溶性塩の無菌水溶液を使用することができる。
このような水溶液は、必要であれば適切に緩衝され、液体希釈剤は充分な食塩液
又はブドウ糖を用いてまず等張にされ得る。このような水溶液は、静脈内、筋肉
内、皮下及び腹腔内注射用に特に適切である。これに関して、用いられる無菌の
水性媒体は、当業者に周知の標準技術によって容易に得ることができる。
【0065】 経皮(例えば局所)投与用には、希釈した無菌の水溶液又は部分水溶液(通常
約0.1%〜5%の濃度)を調製する。別の場合、上記の非経口用溶液と同様に 調製する。
【0066】 ある量の活性成分を用いて多様な薬剤組成物を製造する方法は知られている。
あるいは、本開示を参考にすれば当業者には明らかであろう。薬剤組成物の製造
法例については、Remington’s Pharmaceutical S ciences ,Mack Publishing Company,East
er,Pa.,15th Edition(1975)参照。
【0067】 α−アンタゴニストとcGMP PDE阻害薬のようなcGMP上昇薬の組合
せは、インビボでビーグル犬又はサルのモデルのいずれかで試験できる。以下の
記述はサルについてのものであるが、当業者であれば試験はビーグル犬にも同等
に適用され、適合させ得ることは容易にわかるであろう。
【0068】 成熟した雄の成長サル、通常Cercopithecus aethiops
(ミドリザル)又はMacaca fasciculata(カニクイザル)の
いずれかを使用する(体重4〜8kg)。動物をジアゼパム(2.5mg)、塩
化ケタミン(20μg/kg筋肉内、適当に追加)で麻酔し、食塩液に溶解した
適当な化合物を海綿体内に投与する(0.3ml)。動物を仰臥位にして陰茎を
伸ばし、止血帯が注射後3分間所定位置に保たれるように根底の周囲にゴムバン
ドを巻く。27G針を用いて海綿体の一つに溶液を注射し、5、10、25、3
0、60、及び180分後の陰茎の腫脹性(体積の増加)と硬度を、視覚的及び
動悸によって見積もる。注射溶液を用いて閾値効果を測定するために、一連の動
物を使用して試験化合物(一つ又は複数)の適当な用量範囲をカバーする。閾値
効果を試験化合物(一つ又は複数)について測定する。
【0069】 α−アンタゴニストとcGMP上昇薬の組合せは、動物モデルだけでなくヒト
でも臨床的(通常経口的)に試験できる。各成分を異なる時間に男性患者の集団
に単独投与する。各成分は、硬度及び腫脹性に関するレジスキャン臨床評価(R
igiscan Clinical Evaluation)パラメータ(Ka
nekoら、J.Urol.136,1026−1029(1986);及びO
gricら、J.Urol.,154,1356−1359(1995)参照)
による測定で、殆どないし全く応答しない、通常50%未満の応答を生ずる量を
投与される。患者及びパートナーの満足度を評価する勃起機能の国際指数(In
ternational Index of Erectile Functi
on,IIEF)質問票も合わせて用いる。各成分を単独で投与するということ
は、一つの成分を投与し、第一の成分のウオッシュアウトに要する適当な時間を
経てから、後で第二の成分を投与することを意味する。単独投与された各成分の
ウオッシュアウト期間後、両方の成分が薬物動態的に協同するような方式、好ま
しくはそれぞれの成分によるピークの薬物動態効果が一致するような方式で、成
分を共投与する。共投与は、前述のレジスキャンパラメータに従って、またII
EF質問票によって評価する。これによって、共投与の効果を各成分の単独投与
と比較するための基礎が得られる。
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月3日(2000.8.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 の構造を有する化合物又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項2記載の
組成物。
【化2】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
に結合している置換されていてもよい二環式環
【化3】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
−員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物又はその
製薬学的に許容しうる塩もしくは溶媒和物である、請求項2記載の組成物。
【化4】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し;そして R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
に結合している置換されていてもよい二環式環
【化5】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
−員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の構造を有する化合物又はその製薬
学的に許容しうる塩もしくは溶媒和物である、請求項2記載の組成物。
【化6】 の構造を有する化合物又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項32記載
のキット。
【化7】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
に結合している置換されていてもよい二環式環
【化8】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
−員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物又はその
製薬学的に許容しうる塩もしくは溶媒和物である、請求項32記載のキット。
【化9】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し;そして R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
に結合している置換されていてもよい二環式環
【化10】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
−員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の構造を有する化合物又はその製薬
学的に許容しうる塩もしくは溶媒和物である、請求項32記載のキット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/495 A61K 31/495 31/496 31/496 31/497 31/497 31/4985 31/4985 31/506 31/506 31/517 31/517 31/519 31/519 31/5377 31/5377 31/557 31/557 A61P 15/00 A61P 15/00 15/10 15/10 43/00 111 43/00 111 // C07D 471/14 102 C07D 471/14 102 487/04 143 487/04 143 147 147 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C050 AA01 BB05 BB08 CC08 EE04 FF02 FF05 GG03 HH04 4C065 AA03 AA18 BB04 CC06 DD03 EE03 HH02 JJ01 KK02 LL04 PP03 PP07 PP12 4C084 AA20 MA52 NA05 NA14 ZA261 ZA812 ZC021 ZC121 ZC201 ZC421 ZC752 4C086 AA01 AA02 BC13 BC21 BC39 BC42 BC46 BC48 BC50 CB05 CB09 CB22 DA01 GA07 GA13 MA01 MA02 MA04 MA52 NA05 NA14 ZA26 ZA81 ZC02 ZC12 ZC20 ZC42 ZC75

Claims (126)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 性的不能の治療方法であって、そのような治療を要する患者
    に、有効量の (1)α−アドレナリン作動性アンタゴニストから選ばれる化合物、及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物 を共投与することを含む、前記治療方法。
  2. 【請求項2】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がcGMP PDE
    阻害薬である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がプロスタグランジ
    ンである、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記cGMP PDE阻害薬がcGMP PDEvアイソエ ンザイムに対して選択的である、請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記cGMP PDE阻害薬がシルデナフィル又はその製薬
    学的に許容しうる塩である、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記塩がクエン酸塩である、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化1】 の構造を有する、請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化2】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化3】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
    4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物又はその
    塩もしくは溶媒和物である、請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化4】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化5】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして場合により酸素、硫黄及び窒素から選ば
    れる1又は2個のヘテロ原子を含む}を表す]の構造を有する化合物又はその塩
    もしくは溶媒和物である、請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが非選択性で
    ある、請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが選択的α1 −アンタゴニストである、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナ
    フトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、フ
    ェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれらの
    製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン及びそれらの製薬学的に許容しうる
    塩から選ばれる、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、アバノキル又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩である、請求項1
    3記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、メシル酸
    ドキサゾシン又はメシル酸アバノキルである、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第一の化合物がドキサゾシン、アバノキル、又はその
    いずれかの製薬学的に許容しうる塩であり、前記第二の化合物がシルデナフィル
    又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第一の化合物がメシル酸ドキサゾシンであり、前記第
    二の化合物がクエン酸シルデナフィルである、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第一の化合物がメシル酸アバノキルであり、前記第二
    の化合物がクエン酸シルデナフィルである、請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 (a)cGMP PDE阻害薬及び選択的α2−アドレナ リン作動性アンタゴニスト; (b)cGMP PDE阻害薬及び非選択的α−アドレナリン作動性アンタゴニ
    スト;又は (c)cGMP PDE阻害薬及び選択的α1−アドレナリン作動性アンタゴニ スト を共投与することを含む、請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記cGMP PDE阻害薬がPDEvアイソエンザイム に対して選択的である、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記cGMP PDE阻害薬がシルデナフィル又はその製
    薬学的に許容しうる塩である、請求項19記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記塩がクエン酸塩である、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナ
    フトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、フ
    ェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれらの
    製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項19記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記方法が、(1)ドキサゾシン、テラゾシン、アバノキ
    ル、プラゾシン、及びそれらの製薬学的に許容しうる塩から選ばれるα−アドレ
    ナリン作動性アンタゴニスト;及び(2)シルデナフィル又はその製薬学的に許
    容しうる塩を共投与することを含む、請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、アバノキル、又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩である、請求項
    24記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記アンタゴニストがメシル酸ドキサゾシン又はメシル酸
    アバノキルである、請求項25に請求の方法。
  27. 【請求項27】 前記シルデナフィルの塩がクエン酸塩である、請求項24
    記載の方法。
  28. 【請求項28】 (1)及び(2)をそれぞれ経口的に投与する、請求項1
    記載の方法。
  29. 【請求項29】 (1)及び(2)を一つの組成物中に入れて一緒に投与す
    る、請求項1記載の方法。
  30. 【請求項30】 (1)及び(2)を別々に投与する、請求項1記載の方法
  31. 【請求項31】 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれ
    る第一の化合物; (2)cGMPレベルを上昇させる第二の化合物;及び (3)製薬学的に許容しうる担体 を含む組成物。
  32. 【請求項32】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がcGMP PD
    E阻害薬である、請求項31記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がプロスタグラン
    ジンである、請求項31記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記cGMP PDE阻害薬がcGMP PDEvアイソ エンザイムに対して選択的である、請求項32記載の組成物。
  35. 【請求項35】 前記cGMP PDE阻害薬がシルデナフィル又はその製
    薬学的に許容しうる塩である、請求項32記載の組成物。
  36. 【請求項36】 前記塩がクエン酸塩である、請求項35記載の組成物。
  37. 【請求項37】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化6】 の構造を有する化合物又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項32記載
    の組成物。
  38. 【請求項38】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化7】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化8】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
    4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物又はその
    塩もしくは溶媒和物である、請求項32記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化9】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し;そして R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化10】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の構造を有する化合物又はその塩も
    しくは溶媒和物である、請求項32記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記第一の化合物が非選択性のα−アドレナリン作動性ア
    ンタゴニストである、請求項31記載の組成物。
  41. 【請求項41】 前記第一の化合物が、選択的α1−アドレナリン作動性ア ンタゴニストであるα−アドレナリン作動性アンタゴニストである、請求項31
    記載の組成物。
  42. 【請求項42】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナ
    フトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、フ
    ェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれらの
    製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項31記載の組成物。
  43. 【請求項43】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン及びそれらの製薬学的に許容しうる
    塩から選ばれる、請求項42記載の組成物。
  44. 【請求項44】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、アバノキル又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩である、請求項4
    3記載の組成物。
  45. 【請求項45】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、メシル酸
    ドキサゾシン又はメシル酸アバノキルである、請求項44記載の組成物。
  46. 【請求項46】 前記第一の化合物がドキサゾシン、アバノキル、又はその
    いずれかの製薬学的に許容しうる塩であり、前記第二の化合物がシルデナフィル
    又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項31記載の組成物。
  47. 【請求項47】 前記第一の化合物がメシル酸ドキサゾシンであり、前記第
    二の化合物がクエン酸シルデナフィルである、請求項46記載の組成物。
  48. 【請求項48】 前記第一の化合物がメシル酸アバノキルであり、前記第二
    の化合物がクエン酸シルデナフィルである、請求項46記載の組成物。
  49. 【請求項49】 (1)及び(2)が、以下: (a)(1)が選択的α2−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2 )がcGMP PDE阻害薬である; (b)(1)が非選択的α−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2
    )がcGMP PDE阻害薬である;及び (c)(1)が選択的α1−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2 )がcGMP PDE阻害薬である; から選ばれる、請求項31記載の組成物。
  50. 【請求項50】 前記cGMP PDE阻害薬がPDEvアイソエンザイム に対して選択的である、請求項49記載の組成物。
  51. 【請求項51】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナ
    フトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、フ
    ェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれらの
    製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項49記載の組成物。
  52. 【請求項52】 (1)ドキサゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシ
    ン、及びそれらの製薬学的に許容しうる塩から選ばれるα−アドレナリン作動性
    アンタゴニスト;及び(2)シルデナフィル又はその製薬学的に許容しうる塩を
    含む、請求項49記載の組成物。
  53. 【請求項53】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)が、ア
    バノキル、ドキサゾシン、又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩であり、
    (2)がクエン酸シルデナフィルである、請求項52記載の組成物。
  54. 【請求項54】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)がメシ
    ル酸ドキサゾシンである、請求項53記載の組成物。
  55. 【請求項55】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)がメシ
    ル酸アバノキルである、請求項53記載の組成物。
  56. 【請求項56】 経口的に投与される、請求項31記載の組成物。
  57. 【請求項57】 相乗治療効果レベルの性的不能の治療を達成するための方
    法であって、そのような治療を要する哺乳動物に、 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれる、ある量の第一の
    化合物;及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物から選ばれる、ある量の第二の化合
    物; を共投与することを含み、その量の第一の化合物だけ及びその量の第二の化合物
    だけでは相乗治療効果レベルの性的不能の治療を達成するには不充分であるが、
    その量の第一の化合物及びその量の第二の化合物の併用効果が、その個別量の第
    一の化合物化合物で達成可能な性的不能の治療の治療効果レベル及びその個別量
    の第二の化合物で達成可能な性的不能の治療の治療効果レベルの合計よりも大き
    い方法。
  58. 【請求項58】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がcGMP PD
    E阻害薬である、請求項57記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がプロスタグラン
    ジンである、請求項57記載の方法。
  60. 【請求項60】 前記cGMP PDE阻害薬がcGMP PDEvアイソ エンザイムに対して選択的である、請求項58記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記cGMP PDE阻害薬がシルデナフィル又はその製
    薬学的に許容しうる塩である、請求項58記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記塩がクエン酸塩である、請求項61記載の方法。
  63. 【請求項63】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化11】 の構造を有するか又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項58記載の方
    法。
  64. 【請求項64】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化12】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化13】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
    4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物及びその
    塩並びに溶媒和物である、請求項58記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化14】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し;そして R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化15】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の構造を有する化合物及びその塩並
    びに溶媒和物である、請求項58記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記第一の化合物が非選択性のα−アドレナリン作動性ア
    ンタゴニストである、請求項57記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記第一の化合物が、選択的α1−アドレナリン作動性ア ンタゴニストであるα−アドレナリン作動性アンタゴニストである、請求項57
    記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記第一の化合物が、ドキサゾシン、テラゾシン、アバノ
    キル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナフトピジル、フェントラミ
    ン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、フェノキシベンザミン、イダ
    ゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれらの製薬学的に許容しうる塩か
    ら選ばれるα−アドレナリン作動性アンタゴニストである、請求項57記載の方
    法。
  69. 【請求項69】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン及びそれらの製薬学的に許容しうる
    塩から選ばれる、請求項68記載の方法。
  70. 【請求項70】 (1)ドキサゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシ
    ン、及びそれらの製薬学的に許容しうる塩から選ばれるα−アドレナリン作動性
    アンタゴニスト;及び(2)シルデナフィル又はその製薬学的に許容しうる塩を
    含む、請求項69記載の方法。
  71. 【請求項71】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)が、ア
    バノキル、ドキサゾシン、又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩であり、
    (2)がクエン酸シルデナフィルである、請求項70記載の方法。
  72. 【請求項72】 (1)がメシル酸ドキサゾシンである、請求項71記載の
    方法。
  73. 【請求項73】 (1)がメシル酸アバノキルである、請求項71記載の組
    成物。
  74. 【請求項74】 (1)及び(2)が、以下の (a)(1)が選択的α2−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2 )がcGMP PDE阻害薬である; (b)(1)が非選択的α−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2
    )がcGMP PDE阻害薬である;及び (c)(1)が選択的α1−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2 )がcGMP PDE阻害薬である; から選ばれる、請求項57記載の方法。
  75. 【請求項75】 前記cGMP PDE阻害薬がPDEvアイソエンザイム に対して選択的である、請求項74記載の方法。
  76. 【請求項76】 前記組合せが、(1)ドキサゾシン、テラゾシン、アバノ
    キル、プラゾシン、又はそれらの製薬学的に許容しうる塩から選ばれるα1−ア ドレナリン作動性アンタゴニスト;及び(2)シルデナフィル又はその製薬学的
    に許容しうる塩である、請求項74記載の方法。
  77. 【請求項77】 前記α1−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサ ゾシン、アバノキル、又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩である、請求
    項76記載の方法。
  78. 【請求項78】 (1)及び(2)をそれぞれ経口的に投与する、請求項5
    7記載の方法。
  79. 【請求項79】 (1)及び(2)を一つの組成物中に入れて一緒に投与す
    る、請求項57記載の方法。
  80. 【請求項80】 (1)及び(2)を別々に投与する、請求項57記載の方
    法。
  81. 【請求項81】 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれ
    る、ある量の第一の化合物;及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物から選ばれる、ある量の第二の化合
    物{ここで、その量の第一の化合物だけ及びその量の第二の化合物だけでは相乗
    治療効果レベルの性的不能の治療を達成するにはそれぞれ不充分であるが、前記
    量の前記第一の化合物及び前記量の前記第二の化合物を含む組成物の効果は、そ
    の個別量の前記第一の化合物で達成可能な性的不能の治療の治療効果レベル及び
    その個別量の第二の化合物で達成可能な性的不能の治療の治療効果レベルの合計
    よりも大きい};及び製薬学的に許容しうる希釈剤又は担体を含む組成物。
  82. 【請求項82】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がcGMP PD
    E阻害薬である、請求項81記載の組成物。
  83. 【請求項83】 前記cGMPレベルを上昇させる化合物がプロスタグラン
    ジンである、請求項81記載の組成物。
  84. 【請求項84】 前記cGMP PDE阻害薬がcGMP PDEvアイソ エンザイムに対して選択的である、請求項82記載の組成物。
  85. 【請求項85】 前記cGMP PDE阻害薬がシルデナフィル又はその製
    薬学的に許容しうる塩である、請求項84記載の組成物。
  86. 【請求項86】 前記塩がクエン酸塩である、請求項85記載の組成物。
  87. 【請求項87】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化16】 の構造を有する化合物又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項82記載
    の組成物。
  88. 【請求項88】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化17】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化18】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
    4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物又はその
    塩若しくは溶媒和物である、請求項82記載の方法。
  89. 【請求項89】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化19】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し;そして R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化20】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の構造を有する化合物又はその塩若
    しくは溶媒和物である、請求項82記載の方法。
  90. 【請求項90】 前記第一の化合物が非選択性のα−アドレナリン作動性ア
    ンタゴニストである、請求項81記載の組成物。
  91. 【請求項91】 前記第一の化合物が、選択的α1−アドレナリン作動性ア ンタゴニストであるα−アドレナリン作動性アンタゴニストである、請求項81
    記載の組成物。
  92. 【請求項92】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナ
    フトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、フ
    ェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれらの
    製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項81記載の組成物。
  93. 【請求項93】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン及びそれらの製薬学的に許容しうる
    塩から選ばれる、請求項92記載の組成物。
  94. 【請求項94】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサゾ
    シン、アバノキル又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩である、請求項9
    3記載の組成物。
  95. 【請求項95】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、メシル酸
    ドキサゾシン又はメシル酸アバノキルである、請求項94記載の組成物。
  96. 【請求項96】 前記第一の化合物がドキサゾシン、アバノキル、又はその
    いずれかの製薬学的に許容しうる塩であり、前記第二の化合物がシルデナフィル
    又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項81記載の組成物。
  97. 【請求項97】 前記第一の化合物がメシル酸ドキサゾシンであり、前記第
    二の化合物がクエン酸シルデナフィルである、請求項96記載の組成物。
  98. 【請求項98】 前記第一の化合物がメシル酸アバノキルであり、前記第二
    の化合物がクエン酸シルデナフィルである、請求項96記載の組成物。
  99. 【請求項99】 (1)及び(2)が、以下: (a)(1)が選択的α2−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2 )がcGMP PDE阻害薬である; (b)(1)が非選択的α−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2
    )がcGMP PDE阻害薬である;及び (c)(1)が選択的α1−アドレナリン作動性アンタゴニストであり、(2 )がcGMP PDE阻害薬である; から選ばれる、請求項81記載の組成物。
  100. 【請求項100】 前記cGMP PDE阻害薬がPDEvアイソエンザイ ムに対して選択的である、請求項99記載の組成物。
  101. 【請求項101】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサ
    ゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、
    ナフトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、
    フェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれら
    の製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項99記載の組成物。
  102. 【請求項102】 (1)ドキサゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラゾ
    シン、及びそれらの製薬学的に許容しうる塩から選ばれるα−アドレナリン作動
    性アンタゴニスト;及び(2)シルデナフィル又はその製薬学的に許容しうる塩
    を含む、請求項99記載の組成物。
  103. 【請求項103】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)が、
    アバノキル、ドキサゾシン、又はそのいずれかの製薬学的に許容しうる塩であり
    、(2)がクエン酸シルデナフィルである、請求項102記載の組成物。
  104. 【請求項104】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)がメ
    シル酸ドキサゾシンである、請求項103記載の組成物。
  105. 【請求項105】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニスト(1)がメ
    シル酸アバノキルである、請求項103記載の組成物。
  106. 【請求項106】 経口的に投与される、請求項81記載の組成物。
  107. 【請求項107】 (1)第一の投与形態中の、製薬学的に許容しうる担体
    又は希釈剤を加えた、α−アドレナリン作動性アンタゴニストから選ばれる化合
    物を含む治療上有効量の第一の組成物; (2)第二の投与形態中の、製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤を加えた、
    cGMPレベルを上昇させる薬剤から選ばれる化合物を含む治療上有効量の第二
    の組成物;及び (3)前記第一の投与形態及び第二の投与形態を包含するための包含手段 を含むキット。
  108. 【請求項108】 第二の組成物が、cGMP PDE阻害薬であるcGM
    P上昇薬を含む、請求項107記載のキット。
  109. 【請求項109】 前記cGMP PDE阻害薬がcGMP PDEvアイ ソエンザイムに対して選択的である、請求項108記載のキット。
  110. 【請求項110】 前記cGMP PDE阻害薬がシルデナフィル又はその
    製薬学的に許容しうる塩である、請求項109記載のキット。
  111. 【請求項111】 前記塩がクエン酸塩である、請求項110記載のキット
  112. 【請求項112】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化21】 の構造を有する化合物又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項108記
    載のキット。
  113. 【請求項113】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化22】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、ハロC1-6 アルキル、C3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルキルC1-3アルキル、アリー ルC1-3アルキル又はヘテロアリールC1-3アルキルを表し; R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化23】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表し;そして R3は、水素又はC1-3アルキルを表すか、又はR1とR3は一緒になって3−又は
    4−員のアルキルもしくはアルケニル鎖を表す]の構造を有する化合物又はその
    塩もしくは溶媒和物である、請求項108記載の方法。
  114. 【請求項114】 前記cGMP PDE阻害薬が、 【化24】 [式中、R0は、水素、ハロゲン又はC1-6アルキルを表し; R1は、水素、C1-6アルキル、ハロC1-6アルキル、C3-8シクロアルキル、C3- 8 シクロアルキルC1-3アルキル、アリールC1-3アルキル又はヘテロアリールC1 -3 アルキルを表し;そして R2は、ベンゼン、チオフェン、フラン及びピリジンから選ばれる置換されてい てもよい単環式芳香族環、又はベンゼン環の炭素原子の一つを通じて残りの分子
    に結合している置換されていてもよい二環式環 【化25】 {式中、縮合環Aは、飽和又は部分もしくは完全不飽和であってよい5−又は6
    −員環であり、炭素原子を含み、そして酸素、硫黄及び窒素から選ばれる1又は
    2個のヘテロ原子を含んでもよい}を表す]の構造を有する化合物又はその塩も
    しくは溶媒和物である、請求項108記載の方法。
  115. 【請求項115】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが非選択性
    である、請求項107記載のキット。
  116. 【請求項116】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが選択的α 1 −アドレナリン作動性アンタゴニストである、請求項107記載のキット。
  117. 【請求項117】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサ
    ゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン、アルフゾシン、インドラミン、
    ナフトピジル、フェントラミン、タムスロシン、トラゾドン、ダピプラゾール、
    フェノキシベンザミン、イダゾキサン、エファロキサン、ヨヒンビン及びそれら
    の製薬学的に許容しうる塩から選ばれる、請求項107定義のキット。
  118. 【請求項118】 前記α−アドレナリン作動性アンタゴニストが、ドキサ
    ゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラゾシン及びそれらの製薬学的に許容しう
    る塩から選ばれる、請求項117記載のキット。
  119. 【請求項119】 (1)がドキサゾシン、テラゾシン、アバノキル、プラ
    ゾシン及びそれらの製薬学的に許容しうる塩から選ばれるα1−アドレナリン作 動性アンタゴニストであり、(2)がシルデナフィル又はその製薬学的に許容し
    うる塩である、請求項107記載のキット。
  120. 【請求項120】 前記α1−アドレナリン作動性アンタゴニストがドキサ ゾシン又はその製薬学的に許容しうる塩である、請求項119記載のキット。
  121. 【請求項121】 前記シルデナフィル塩がクエン酸塩である、請求項11
    9記載のキット。
  122. 【請求項122】 (1)及び(2)が経口的にそれぞれ投与される、請求
    項107記載のキット。
  123. 【請求項123】 男性の勃起障害又は女性の性機能障害の治療に適応され
    る、請求項107記載のキット。
  124. 【請求項124】 女性の性機能障害の治療法であって、そのような治療を
    要する患者に、有効量の: (1)α−アドレナリン作動性アンタゴニストから選ばれる化合物;及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物 を共投与することを含む、前記治療法。
  125. 【請求項125】 相乗治療効果レベルの女性性機能障害治療を達成するた
    めの方法であって、そのような治療を要する哺乳動物に、 (1)α−アドレナリン受容体アンタゴニストから選ばれる、ある量の第一の
    化合物;及び (2)cGMPレベルを上昇させる化合物から選ばれる、ある量の第二の化合
    物; を共投与することを含み、その量の第一の化合物だけ及びその量の第二の化合物
    だけでは相乗治療効果レベルの女性性機能障害の治療を達成するのに不充分であ
    るが、その量の第一及びその量の第二の化合物の併用効果が、その個別量の第一
    の化合物で達成可能な女性性機能障害治療の治療効果レベル及びその個別量の第
    二の化合物の達成可能な女性性機能障害治療の治療効果レベルの合計よりも大き
    い、前記方法。
  126. 【請求項126】 男性の勃起障害及び/又は女性の性機能障害の治療法で
    あって、そのような治療を要する哺乳動物に、有効量のドキサゾシン又はその製
    薬学的に許容しうる塩を投与することを含む、前記治療法。
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