JP2002508270A - 異なるプラスチック材を鋳込むことによって形成される自動車用エアバッグカバーパネルのためのスキン - Google Patents
異なるプラスチック材を鋳込むことによって形成される自動車用エアバッグカバーパネルのためのスキンInfo
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
パネルの大部分を覆うための本体スキン部分(20)と、エアバッグを展開させるパネル部分を覆うエアバッグカバースキン部分(22)を有する自動車内装パネルのためのスキン(12)。第1プラスチック材を加熱された金型表面の第1部分に当てて鋳込むことによって本体スキン部分(20)を形成する。第2プラスチック材を前記加熱された金型表面の第2部分に当てて鋳込む又はスプレーすることによってエアバッグカバースキン部分を形成する。第1金型表面と第2金型表面とは、仕切板によって又は、一方の金型表面部分にプラスチック材を鋳込む間他方の金型表面部分にマスクをしておくことによって互いに隔離することができる。本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分とは、エアバッグカバースキン部分の周縁に沿って延長する互いに隣接する縁(38,40)を有する。両スキン部分は、加熱された金型に保持されたままの状態で隣接する縁に沿って接合される。最初にエアバッグカバースキン部分に裂断自在継目(30)画定間隙を鋳込み形成し、次いで、比較的弱い材料を該間隙にスプレーする、又は鋳込むことによってエアバッグ展開用裂断自在継目を形成する。あるいは別法として、加熱された刻印ツール又はレーザー用いてエアバッグカバースキン部分に裂断自在継目画定間隙を形成することができる。あるいは、エアバッグが展開されるときカッターによってカバーが切り開かれるようにすることもできる。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は、プラスチック製の自動車内装スキン及び自動車用エアバッグカバー
パネルスキン(以下、単に「エアバッグカバースキン」とも称する)に関し、特
に、両者の組合せ体に関する。
パネルスキン(以下、単に「エアバッグカバースキン」とも称する)に関し、特
に、両者の組合せ体に関する。
【0002】 (背景技術) エアバッグ展開部分を含む自動車内装パネルの製造において、計器盤等の内装
パネルのための薄い柔軟な可撓性外側シェル又はスキンを形成するためにビニル
、通常はポリ塩化ビニル(PVC)を用いることは、一般に行われていることで
ある。スキン材としては、その他に、ウレタン類(例えば、PU)、オレフィン
類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO)、エステル類(例えば、C
OPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム類(例えば、TPO、ETP
−TPO、ABS)がいろいろな配合で用いることができる。次いで、このスキ
ンに柔軟なプラスチックフォーム層の一方の面を結合し、他方の面を射出成形さ
れたプラスチック基板に結合する。基板は、金属、プラスチック複合材又は木材
繊維複合材から斯界において周知の他の成形法を用いて製造することもできる。
パネルのための薄い柔軟な可撓性外側シェル又はスキンを形成するためにビニル
、通常はポリ塩化ビニル(PVC)を用いることは、一般に行われていることで
ある。スキン材としては、その他に、ウレタン類(例えば、PU)、オレフィン
類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO)、エステル類(例えば、C
OPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム類(例えば、TPO、ETP
−TPO、ABS)がいろいろな配合で用いることができる。次いで、このスキ
ンに柔軟なプラスチックフォーム層の一方の面を結合し、他方の面を射出成形さ
れたプラスチック基板に結合する。基板は、金属、プラスチック複合材又は木材
繊維複合材から斯界において周知の他の成形法を用いて製造することもできる。
【0003】 エアバッグカバー部分を含むスキン即ちシェルは、一般に、パネルの外観側(
外から見える側の表面)の所望形状を画定する加熱された金型表面に当ててプラ
スチック材を鋳込む(流し込む又は注型する)又はスプレーすることによって成
形される。シェルを流し込み成形するのに用いることができる材料の具体例を挙
げると、プラスチックを非常に小さいダイを通して押し出すことによって形成さ
れた微小球形(0.020”径)ペレットと、強力ミキサーを用いてPVC樹脂
に可塑剤と着色剤を拡散させて平均300μmの粒子サイズとしたパウダー(粉
末)の2種類がある。金型は、一般に、シェルツールと称されており、通常、車
のデザイン又はスタイルのためにスキンの外側面にしぼ付き又は粒状模様付き表
面又はその他の所望の表面模様を付与する電鋳ニッケル表面を有する。
外から見える側の表面)の所望形状を画定する加熱された金型表面に当ててプラ
スチック材を鋳込む(流し込む又は注型する)又はスプレーすることによって成
形される。シェルを流し込み成形するのに用いることができる材料の具体例を挙
げると、プラスチックを非常に小さいダイを通して押し出すことによって形成さ
れた微小球形(0.020”径)ペレットと、強力ミキサーを用いてPVC樹脂
に可塑剤と着色剤を拡散させて平均300μmの粒子サイズとしたパウダー(粉
末)の2種類がある。金型は、一般に、シェルツールと称されており、通常、車
のデザイン又はスタイルのためにスキンの外側面にしぼ付き又は粒状模様付き表
面又はその他の所望の表面模様を付与する電鋳ニッケル表面を有する。
【0004】 又、エアバッグを展開するための開口を形成するために、エアバッグ膨張力に
よって裂断開封される裂断自在継目をスキンのエアバッグカバー部分(「エアバ
ッグカバースキン」とも称する)に設けることも慣用の手法である。そのような
裂断自在継目は、いろいろな態様でエアバッグカバースキンに形成することがで
きる。例えば、スキンの外側面に目に見える弱化(薄肉)溝を形成すること、あ
るいは、スキンの裏面(内側面)に隠れた(外からは見えない)弱化溝を形成す
ること、あるいは又、比較的弱いプラスチック材で形成された裂断自在継目スト
リップをカバースキンに組み込み、エアバッグカバーを塗装することによって目
に見えないようにする方法などが用いられている。
よって裂断開封される裂断自在継目をスキンのエアバッグカバー部分(「エアバ
ッグカバースキン」とも称する)に設けることも慣用の手法である。そのような
裂断自在継目は、いろいろな態様でエアバッグカバースキンに形成することがで
きる。例えば、スキンの外側面に目に見える弱化(薄肉)溝を形成すること、あ
るいは、スキンの裏面(内側面)に隠れた(外からは見えない)弱化溝を形成す
ること、あるいは又、比較的弱いプラスチック材で形成された裂断自在継目スト
リップをカバースキンに組み込み、エアバッグカバーを塗装することによって目
に見えないようにする方法などが用いられている。
【0005】 あるいは又、カバースキンの裏側に配置されたカッターによってカバースキン
にエアバッグを展開するための開口が形成されるようにすることもできる。又、
計器盤等の内装パネルの基板にも、カバースキンに形成されるエアバッグ展開用
開口に対応する開口を創出するために蝶着ドア(ヒンジによって開閉自在とされ
たドア)等の適当な手段を設けることができる。エアバッグが展開されると、内
装パネルのスキンの一部分とフォーム層の一部分が、それぞれ、蝶着ドアの外側
層と中間層となり、ドアと一緒に外方へ枢動される。
にエアバッグを展開するための開口が形成されるようにすることもできる。又、
計器盤等の内装パネルの基板にも、カバースキンに形成されるエアバッグ展開用
開口に対応する開口を創出するために蝶着ドア(ヒンジによって開閉自在とされ
たドア)等の適当な手段を設けることができる。エアバッグが展開されると、内
装パネルのスキンの一部分とフォーム層の一部分が、それぞれ、蝶着ドアの外側
層と中間層となり、ドアと一緒に外方へ枢動される。
【0006】 ドライゾル(商標名)配合物DL1011及びDL1013のようなある種の
ポリ塩化ビニル(PVC)調合物は、耐久性、褪色抵抗性及び耐熱性の点で、フ
ロントガラスを通して差し込む太陽光線に曝される計器パネルスキンの一般的な
要件を充足するのに好適である。DL1011及びDL1013は、テキストロ
ン・オートモーティブ社(本件出願人)の専売特許品であり、PVC樹脂と、可
塑剤と、安定化剤と、顔料との調合物である。これらの調合物は、例えば、50
〜60重量%のPVC樹脂と、30〜45重量%の可塑剤と、0.1〜5重量%
の顔料を含むものとすることができる。
ポリ塩化ビニル(PVC)調合物は、耐久性、褪色抵抗性及び耐熱性の点で、フ
ロントガラスを通して差し込む太陽光線に曝される計器パネルスキンの一般的な
要件を充足するのに好適である。DL1011及びDL1013は、テキストロ
ン・オートモーティブ社(本件出願人)の専売特許品であり、PVC樹脂と、可
塑剤と、安定化剤と、顔料との調合物である。これらの調合物は、例えば、50
〜60重量%のPVC樹脂と、30〜45重量%の可塑剤と、0.1〜5重量%
の顔料を含むものとすることができる。
【0007】 他方、エアバッグカバーの要件には、膨張するエアバッグがエアバッグカバー
にぶつかったときカバーが断片化する(粉々に壊れて飛散する)のを防止するた
めに非常な低温下で延性を保持することができることも含まれる。この点、DL
1011及びDL1013のようなPVC調合物は、低温脆化する性質があるた
めに、低温下では満足なエアバッグ展開性能を発揮することができない。即ち、
これらのPVC調合物は、幾つかの自動車メーカーが規定する極端な低温下では
断片化する傾向がある。そのような現象は、裂断自在継目がスキンに形成されて
いる場合、又は、カッターを用いてエアバッグ展開のための開口を創生するよう
に構成されている場合に特に起りやすい。そのような極端な低温下での延性要件
を充足するために、エアバッグ展開のための開口を創生するために計器パネルの
PVCスキンを裂開又は切断する必要性を排除するために、計器パネルにPVC
又はその他のプラスチック材製の完全に別個のエアバッグ開放ドアを設けること
ができる。しかしながら、隠れドア(外見上は見えないドア)を好む自動車メー
カーもある。この点、完全に別個のエアバッグ開放ドアは、隠れドアとすること
が困難なばかりでなく、目に見えるものであれ、隠されたものであれ、一体の裂
断自在継目を有するスキンより製造コストが高くなる。
にぶつかったときカバーが断片化する(粉々に壊れて飛散する)のを防止するた
めに非常な低温下で延性を保持することができることも含まれる。この点、DL
1011及びDL1013のようなPVC調合物は、低温脆化する性質があるた
めに、低温下では満足なエアバッグ展開性能を発揮することができない。即ち、
これらのPVC調合物は、幾つかの自動車メーカーが規定する極端な低温下では
断片化する傾向がある。そのような現象は、裂断自在継目がスキンに形成されて
いる場合、又は、カッターを用いてエアバッグ展開のための開口を創生するよう
に構成されている場合に特に起りやすい。そのような極端な低温下での延性要件
を充足するために、エアバッグ展開のための開口を創生するために計器パネルの
PVCスキンを裂開又は切断する必要性を排除するために、計器パネルにPVC
又はその他のプラスチック材製の完全に別個のエアバッグ開放ドアを設けること
ができる。しかしながら、隠れドア(外見上は見えないドア)を好む自動車メー
カーもある。この点、完全に別個のエアバッグ開放ドアは、隠れドアとすること
が困難なばかりでなく、目に見えるものであれ、隠されたものであれ、一体の裂
断自在継目を有するスキンより製造コストが高くなる。
【0008】 ドライゾル配合物DL3020のようなある種のPVC調合物や、ある種のポ
リウレタン(PU)エラストマーは、ドライゾルDL1011又はDL1013
のようなPVC調合物が脆化又は不弾性化する温度より相当に低い温度でも弾性
又は延性を維持する。しかしながら、PU及びDL3020は、DL1011及
びDL1013に比べて比較的効果である。例えば、DL3020は、DL10
13より約50%も高価である。換言すれば、ドライゾル配合物DL1011及
びDL1013のような標準のPVC調合物は、一般的な計器パネルスキンの要
件に非常に適しており、PUやDL3020より安価であるが、極端に低い温度
下ではPUやDL3020ほどは延性がない。従来から、単一のスキン構造体で
計器パネル及びエアバッグカバーのいろいろな異なる要件を経済的に(良好な費
用対効率をもって)充足するいろいろな試みがなされてきたが、極端に低い温度
下でも満足なエアバッグ展開特性を有する計器パネルを良好な費用対効率をもっ
て設計することは特に困難であることが分かった。
リウレタン(PU)エラストマーは、ドライゾルDL1011又はDL1013
のようなPVC調合物が脆化又は不弾性化する温度より相当に低い温度でも弾性
又は延性を維持する。しかしながら、PU及びDL3020は、DL1011及
びDL1013に比べて比較的効果である。例えば、DL3020は、DL10
13より約50%も高価である。換言すれば、ドライゾル配合物DL1011及
びDL1013のような標準のPVC調合物は、一般的な計器パネルスキンの要
件に非常に適しており、PUやDL3020より安価であるが、極端に低い温度
下ではPUやDL3020ほどは延性がない。従来から、単一のスキン構造体で
計器パネル及びエアバッグカバーのいろいろな異なる要件を経済的に(良好な費
用対効率をもって)充足するいろいろな試みがなされてきたが、極端に低い温度
下でも満足なエアバッグ展開特性を有する計器パネルを良好な費用対効率をもっ
て設計することは特に困難であることが分かった。
【0009】 (発明の開示) 本発明は、複数の異なるポリマー材から単一のエアバッグカバースキンを形成
することによって計器パネル(以下、単に「パネル」とも称する)及びエアバッ
グカバーのいろいろな異なる要件を充足するための非常に費用対効率の高い方法
を提供する。特に、本発明は、パネルの大部分を覆う本体スキン部分を形成する
ために比較的安価な第1プラスチック材を使用し、本体スキン部分に組み込まれ
るエアバッグカバースキン部分を形成するために第2プラスチック材を用いるこ
とによってエアバッグカバースキン部分のエアバッグ展開部分の極度の低温要件
を充足するための方法を提供する。
することによって計器パネル(以下、単に「パネル」とも称する)及びエアバッ
グカバーのいろいろな異なる要件を充足するための非常に費用対効率の高い方法
を提供する。特に、本発明は、パネルの大部分を覆う本体スキン部分を形成する
ために比較的安価な第1プラスチック材を使用し、本体スキン部分に組み込まれ
るエアバッグカバースキン部分を形成するために第2プラスチック材を用いるこ
とによってエアバッグカバースキン部分のエアバッグ展開部分の極度の低温要件
を充足するための方法を提供する。
【0010】 本発明によれば、パネルの本体スキン部分を第1プラスチック材から成るスキ
ンキャステイング(注型物、鋳込み又は流し込み成形物)で構成し、エアバッグ
カバースキン部分を第2プラスチック材から成るスキンキャステイングで構成す
る。第2プラスチック材は、低下する温度下でも第1プラスチック材より実質的
に高い延性を保つ特性を有する。本体スキン部分をエアバッグカバースキン部分
に接合するプラスチック結合部は、第3のプラスチック材で構成してもよく、あ
るいは、第1プラスチック材と第2プラスチック材とのオーバーラップ(部分的
な重ね合わせ)によって構成してもよい。エアバッグカバースキン部分のエアバ
ッグ展開区域は、エアバッグ展開部分に近接してエアバッグカバースキン部分の
中央に画定され、本体スキン部分から離隔している。エアバッグ展開区域は、膨
張するエアバッグの力に応答して開放するようになされる。
ンキャステイング(注型物、鋳込み又は流し込み成形物)で構成し、エアバッグ
カバースキン部分を第2プラスチック材から成るスキンキャステイングで構成す
る。第2プラスチック材は、低下する温度下でも第1プラスチック材より実質的
に高い延性を保つ特性を有する。本体スキン部分をエアバッグカバースキン部分
に接合するプラスチック結合部は、第3のプラスチック材で構成してもよく、あ
るいは、第1プラスチック材と第2プラスチック材とのオーバーラップ(部分的
な重ね合わせ)によって構成してもよい。エアバッグカバースキン部分のエアバ
ッグ展開区域は、エアバッグ展開部分に近接してエアバッグカバースキン部分の
中央に画定され、本体スキン部分から離隔している。エアバッグ展開区域は、膨
張するエアバッグの力に応答して開放するようになされる。
【0011】 本発明の他の側面によれば、第1プラスチック材は、ポリ塩化ビニル(PVC
)材とし、第2プラスチック材は、ポリウレタン(PU)とすることが好ましい
。別法として、第2プラスチック材は、第2の(第1プラスチック材のPVCと
は異なる種類の)PVC材とすることもできる。
)材とし、第2プラスチック材は、ポリウレタン(PU)とすることが好ましい
。別法として、第2プラスチック材は、第2の(第1プラスチック材のPVCと
は異なる種類の)PVC材とすることもできる。
【0012】 本発明の更に他の側面によれば、エアバッグカバースキン部分のエアバッグ展
開区域の裏面(内側面)に裂断自在継目画定溝を設けることができる。あるいは
別法として、エアバッグカバースキン部分のエアバッグ展開区域に一体の裂断自
在継目を設けてもよい。裂断自在継目は、エアバッグカバースキン部分を構成し
ている素材との適合性に応じてPU又はPVCのいずれかと、弱化(強度を弱く
する)充填材との配合物によって構成することができる。どちらの配合物(PU
と弱化充填材との配合物又はPVCと弱化充填材との配合物)を用いても、その
裂断自在継目は、エアバッグカバースキン部分の残部より相当に弱くなる。
開区域の裏面(内側面)に裂断自在継目画定溝を設けることができる。あるいは
別法として、エアバッグカバースキン部分のエアバッグ展開区域に一体の裂断自
在継目を設けてもよい。裂断自在継目は、エアバッグカバースキン部分を構成し
ている素材との適合性に応じてPU又はPVCのいずれかと、弱化(強度を弱く
する)充填材との配合物によって構成することができる。どちらの配合物(PU
と弱化充填材との配合物又はPVCと弱化充填材との配合物)を用いても、その
裂断自在継目は、エアバッグカバースキン部分の残部より相当に弱くなる。
【0013】 本発明の更に他の側面によれば、パネルの外表面の大部分を覆うための本体ス
キン部分と、エアバッグカバーパネルのエアバッグ展開部分のみを覆うための、
本体スキン部分によって囲まれたエアバッグカバースキン部分とから成る、自動
車内装パネルのためのスキンを形成する方法が提供される。本体スキン部分は、
第1プラスチック材を加熱されたシェルツール(シェル金型)の第1金型表面区
域に当てて鋳込み(流し込み)、第1プラスチック材のスキンキャステイング(
注型物、鋳込み又は流し込み成形物)を本体スキン部分の所望形状に成形するこ
とによって形成される。エアバッグカバースキン部分は、第2プラスチック材を
加熱されたシェルツールの少くとも第2金型表面区域に当てて鋳込み又はスプレ
ーし、第2プラスチック材のスキンキャステイングをエアバッグカバースキン部
分の所望形状に成形することによって形成される。
キン部分と、エアバッグカバーパネルのエアバッグ展開部分のみを覆うための、
本体スキン部分によって囲まれたエアバッグカバースキン部分とから成る、自動
車内装パネルのためのスキンを形成する方法が提供される。本体スキン部分は、
第1プラスチック材を加熱されたシェルツール(シェル金型)の第1金型表面区
域に当てて鋳込み(流し込み)、第1プラスチック材のスキンキャステイング(
注型物、鋳込み又は流し込み成形物)を本体スキン部分の所望形状に成形するこ
とによって形成される。エアバッグカバースキン部分は、第2プラスチック材を
加熱されたシェルツールの少くとも第2金型表面区域に当てて鋳込み又はスプレ
ーし、第2プラスチック材のスキンキャステイングをエアバッグカバースキン部
分の所望形状に成形することによって形成される。
【0014】 本体スキン部分を形成する工程とエアバッグカバースキン部分を構成する工程
とは、第2金型表面区域を第1金型表面区域から隔離して囲い、第1プラスチッ
ク材と第2プラスチック材を同時にそれぞれ囲われたシェルツールの第1金型表
面区域と第2金型表面区域に当てて鋳込むようにすれば、同時に実行することが
できる。あるいは別法として、本体スキン部分を形成する工程を実行した後、順
次にエアバッグカバースキン部分を構成する工程を実行してもよい。その場合は
、最初にシェルツールの第2金型表面区域にマスクをしておいて第1プラスチッ
ク材を第1金型表面区域に当てて鋳込み、次いで、第2金型表面区域のマスクを
外し、第2プラスチック材を第2金型表面区域に当てて鋳込み又はスプレーすれ
ばよい。又この場合は、第1プラスチック材と第2プラスチック材をオーバーラ
ップさせるために、第2プラスチック材を第1金型表面区域上の第1プラスチッ
ク材の層又はその一部分に当てて鋳込み又はスプレーすることもできる。
とは、第2金型表面区域を第1金型表面区域から隔離して囲い、第1プラスチッ
ク材と第2プラスチック材を同時にそれぞれ囲われたシェルツールの第1金型表
面区域と第2金型表面区域に当てて鋳込むようにすれば、同時に実行することが
できる。あるいは別法として、本体スキン部分を形成する工程を実行した後、順
次にエアバッグカバースキン部分を構成する工程を実行してもよい。その場合は
、最初にシェルツールの第2金型表面区域にマスクをしておいて第1プラスチッ
ク材を第1金型表面区域に当てて鋳込み、次いで、第2金型表面区域のマスクを
外し、第2プラスチック材を第2金型表面区域に当てて鋳込み又はスプレーすれ
ばよい。又この場合は、第1プラスチック材と第2プラスチック材をオーバーラ
ップさせるために、第2プラスチック材を第1金型表面区域上の第1プラスチッ
ク材の層又はその一部分に当てて鋳込み又はスプレーすることもできる。
【0015】 第1プラスチック材と第2プラスチック材をそれぞれの囲われた第1金型表面
区域と第2金型表面区域に当てて同時に鋳込む本発明の側面によれば、本体スキ
ン部分とエアバッグカバースキン部分とが加熱されたシェルツールに保持された
ままで本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分とを前者の内周縁と後者の
外周縁に沿って接合する結合部が形成される。この結合部は、本体スキン部分の
内周縁とエアバッグカバースキン部分の外周縁との間に、又は、該内周縁と外周
縁との間及びそれらのオーバーラップ部分にプラスチック結合材をスプレーする
ことによって形成することができる。あるいは別法として、本体スキン部分を形
成する工程を実行した後、順次にエアバッグカバースキン部分を構成する工程を
実行する場合、結合部は、第1プラスチック材と第2プラスチック材をオーバー
ラップさせることによって形成することが好ましい。
区域と第2金型表面区域に当てて同時に鋳込む本発明の側面によれば、本体スキ
ン部分とエアバッグカバースキン部分とが加熱されたシェルツールに保持された
ままで本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分とを前者の内周縁と後者の
外周縁に沿って接合する結合部が形成される。この結合部は、本体スキン部分の
内周縁とエアバッグカバースキン部分の外周縁との間に、又は、該内周縁と外周
縁との間及びそれらのオーバーラップ部分にプラスチック結合材をスプレーする
ことによって形成することができる。あるいは別法として、本体スキン部分を形
成する工程を実行した後、順次にエアバッグカバースキン部分を構成する工程を
実行する場合、結合部は、第1プラスチック材と第2プラスチック材をオーバー
ラップさせることによって形成することが好ましい。
【0016】 第1プラスチック材と第2プラスチック材を接合するのに別のプラスチック結
合材を使用しなければならない本発明の他の側面による場合は、その結合材は、
斯界において周知のように第1プラスチック材と第2プラスチック材の両方に適
切に結合することができる形態及び組成のものでなければならない。好ましい実
施例では、適用される結合材の形態は、慣用のスプレーガン又はスプレー装置に
よって適用することができるパウダー又は液体の形である。そのようなパウダー
又は液体に含まれるプラスチック材は、完全に熱可塑性のものであってもよく、
あるいは、そのようなプラスチック材は、キュアー(硬化反応)後該プラスチッ
ク材を部分的に又は完全に熱硬化させる化学的に反応性の成分を含有するもので
あってもよい。初期液状の結合材の場合は、そのプラスチック結合材をスプレー
できる形態にするために、溶液(水溶液又は非水溶液)の形にする必要があるも
のであっても、あるいは溶液にする必要がないものであってもよい。
合材を使用しなければならない本発明の他の側面による場合は、その結合材は、
斯界において周知のように第1プラスチック材と第2プラスチック材の両方に適
切に結合することができる形態及び組成のものでなければならない。好ましい実
施例では、適用される結合材の形態は、慣用のスプレーガン又はスプレー装置に
よって適用することができるパウダー又は液体の形である。そのようなパウダー
又は液体に含まれるプラスチック材は、完全に熱可塑性のものであってもよく、
あるいは、そのようなプラスチック材は、キュアー(硬化反応)後該プラスチッ
ク材を部分的に又は完全に熱硬化させる化学的に反応性の成分を含有するもので
あってもよい。初期液状の結合材の場合は、そのプラスチック結合材をスプレー
できる形態にするために、溶液(水溶液又は非水溶液)の形にする必要があるも
のであっても、あるいは溶液にする必要がないものであってもよい。
【0017】 好ましいプラスチック結合材としては、パウダー及び液状のビニル類及びウレ
タン類を挙げることができる。液状のPVCをスプレーするには、通常はそれを
非水溶液として供給しなければならない。反対に、スプレー可能な反応性液状ウ
レタンは、それに含有される反応性成分が常態では液状であり、スプレーするこ
とができるものである限り、必ずしも溶液の形にする必要はない。
タン類を挙げることができる。液状のPVCをスプレーするには、通常はそれを
非水溶液として供給しなければならない。反対に、スプレー可能な反応性液状ウ
レタンは、それに含有される反応性成分が常態では液状であり、スプレーするこ
とができるものである限り、必ずしも溶液の形にする必要はない。
【0018】 本発明の方法には又、エアバッグカバースキン部分に裂断自在継目を形成する
工程を含めることもできる。裂断自在継目は、レーザービームでエアバッグカバ
ースキン部分の裏面に裂断自在継目を刻むことによって、あるいは、加熱した刻
印ツールをエアバッグカバースキン部分の裏面に押し込むことによって形成する
ことができる。あるいは別法として、裂断自在継目を形成する工程は、第2プラ
スチック材を裂断自在継目間隙画定ガスケットの周りに鋳込むことによって実行
することもできる。第2プラスチック材は、ポリウレタン又はポリ塩化ビニルで
組成することができる。上記ガスケットは、X、H、C、U又はI字形とするこ
とができ、第2パウダーボックス内に支持することができる。このガスケットを
第2金型表面区域に押圧しておけば、第2プラスチック材を第2金型表面区域に
適用した後、ガスケットを取り外せば、エアバッグカバースキン部分に裂断自在
継目画定間隙が形成されている。この間隙にスプレー又は鋳込み(流し込み)に
よってプラスチック材を充填すれば、第2金型表面区域に形成されたままのプラ
スチックスキンキャステイングに裂断自在継目が形成される。裂断自在継目画定
間隙に充填するためのプラスチック材は、ポリ塩化ビニル又はポリウレタンと弱
化(強度を弱くする)充填材とで組成することができる。
工程を含めることもできる。裂断自在継目は、レーザービームでエアバッグカバ
ースキン部分の裏面に裂断自在継目を刻むことによって、あるいは、加熱した刻
印ツールをエアバッグカバースキン部分の裏面に押し込むことによって形成する
ことができる。あるいは別法として、裂断自在継目を形成する工程は、第2プラ
スチック材を裂断自在継目間隙画定ガスケットの周りに鋳込むことによって実行
することもできる。第2プラスチック材は、ポリウレタン又はポリ塩化ビニルで
組成することができる。上記ガスケットは、X、H、C、U又はI字形とするこ
とができ、第2パウダーボックス内に支持することができる。このガスケットを
第2金型表面区域に押圧しておけば、第2プラスチック材を第2金型表面区域に
適用した後、ガスケットを取り外せば、エアバッグカバースキン部分に裂断自在
継目画定間隙が形成されている。この間隙にスプレー又は鋳込み(流し込み)に
よってプラスチック材を充填すれば、第2金型表面区域に形成されたままのプラ
スチックスキンキャステイングに裂断自在継目が形成される。裂断自在継目画定
間隙に充填するためのプラスチック材は、ポリ塩化ビニル又はポリウレタンと弱
化(強度を弱くする)充填材とで組成することができる。
【0019】 最後に、両スキン部分(本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分)、結
合部及び裂断自在継目ストリップの外表面を覆うためのペイントの塗膜を塗被す
ることができる。このペイントは、結合部と裂断自在継目の両方を見えないよう
に隠すためと、外観をより美的にするために塗布される。
合部及び裂断自在継目ストリップの外表面を覆うためのペイントの塗膜を塗被す
ることができる。このペイントは、結合部と裂断自在継目の両方を見えないよう
に隠すためと、外観をより美的にするために塗布される。
【0020】 叙上のように、本発明のエアバッグカバーパネルスキンは、製造コストを削減
するために、主として比較的低コストの第1プラスチック材で形成される。又、
本発明では、従来技術のエアバッグカバースキンとは異なり、計器パネルのうち
、エアバッグによって直接突き上げられるエアバッグカバー部分だけを優れた低
温下特性を有する比較的高価な材料で覆う。この比較的高価な材料は、その優れ
た低温下特性の故に、エアバッグが膨張してエアバッグカバー部分を破り開いた
とき低温下であっても断片化することがない。又、本発明は、膨張するエアバッ
グによって直接衝撃を受ける帯域をエアバッグ展開開口の周りのエアバッグカバ
ー部分だけに限定するので、本体スキン部分がエアバッグの衝撃を受けることが
なく、従って破断することがない。
するために、主として比較的低コストの第1プラスチック材で形成される。又、
本発明では、従来技術のエアバッグカバースキンとは異なり、計器パネルのうち
、エアバッグによって直接突き上げられるエアバッグカバー部分だけを優れた低
温下特性を有する比較的高価な材料で覆う。この比較的高価な材料は、その優れ
た低温下特性の故に、エアバッグが膨張してエアバッグカバー部分を破り開いた
とき低温下であっても断片化することがない。又、本発明は、膨張するエアバッ
グによって直接衝撃を受ける帯域をエアバッグ展開開口の周りのエアバッグカバ
ー部分だけに限定するので、本体スキン部分がエアバッグの衝撃を受けることが
なく、従って破断することがない。
【0021】 更に、計器パネルのシェル又はスキンを形成するのに用いられる鋳込みシェル
ツール(金型)は、通常、パネルの全体外観表面に特定の所望のしぼ付き又は粒
状模様を付与するために電鋳によってしぼ付き表面を付与されている。従って、
本発明によれば、車デザイナーは、エアバッグカバースキン部分に本体スキン部
分と同じ、又は明確に異なる模様付き表面をデザインする機会が与えられる。そ
の場合、デザイナーは、本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分を鋳込む
ための金型表面にそれぞれ所望の模様を付与すればよい。 本発明の上記目的及び発明の内容は、添付図を参照して以下に記述する本発明
の実施形態の説明から一層明らかになろう。
ツール(金型)は、通常、パネルの全体外観表面に特定の所望のしぼ付き又は粒
状模様を付与するために電鋳によってしぼ付き表面を付与されている。従って、
本発明によれば、車デザイナーは、エアバッグカバースキン部分に本体スキン部
分と同じ、又は明確に異なる模様付き表面をデザインする機会が与えられる。そ
の場合、デザイナーは、本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分を鋳込む
ための金型表面にそれぞれ所望の模様を付与すればよい。 本発明の上記目的及び発明の内容は、添付図を参照して以下に記述する本発明
の実施形態の説明から一層明らかになろう。
【0022】 (発明を実施するための最良の形態) 図1〜3は、柔軟な、薄い、可撓性外側シェル又はスキン12と、実質的に剛
性の基板14と、スキン12と基板14の両方に結合された、スキン12のため
の柔軟なフォーム裏当層16とから成る自動車の計器パネル10を示す。スキン
12とフォーム裏当層(以下、単に「フォーム」とも称する)16と基板14と
は、例えば、現場発泡法、真空成形法、射出成形法、圧縮成形法、反応射出成形
(RIM)法、熱成形法、スチームチェスト成形法又は吹込成形法などの、斯界
において周知の任意の成形法によって結合又は接合することができる。
性の基板14と、スキン12と基板14の両方に結合された、スキン12のため
の柔軟なフォーム裏当層16とから成る自動車の計器パネル10を示す。スキン
12とフォーム裏当層(以下、単に「フォーム」とも称する)16と基板14と
は、例えば、現場発泡法、真空成形法、射出成形法、圧縮成形法、反応射出成形
(RIM)法、熱成形法、スチームチェスト成形法又は吹込成形法などの、斯界
において周知の任意の成形法によって結合又は接合することができる。
【0023】 基板14は、パネルの形を保ち、基板14に成形されたいろいろなタイプの取
り付け部分(図示せず)によって自動車の乗員室の前方端に取り付けることを可
能にする。基板14は、高強度プラスチック材で形成され、射出成形によって成
形することができる。例えば、基板14の素材として、Dow Pulse、A
RCO Dylark、GY Noryl等の射出成形可能な適当な高強度プラ
スチックを用いることができる。基板14を形成することができるその他の材料
としては、金属、プラスチック複合材又は木材繊維複合材などがあり、それらの
材料を用いる場合は、射出成形法以外の、斯界において周知の他の成形方法によ
って形成することができる。
り付け部分(図示せず)によって自動車の乗員室の前方端に取り付けることを可
能にする。基板14は、高強度プラスチック材で形成され、射出成形によって成
形することができる。例えば、基板14の素材として、Dow Pulse、A
RCO Dylark、GY Noryl等の射出成形可能な適当な高強度プラ
スチックを用いることができる。基板14を形成することができるその他の材料
としては、金属、プラスチック複合材又は木材繊維複合材などがあり、それらの
材料を用いる場合は、射出成形法以外の、斯界において周知の他の成形方法によ
って形成することができる。
【0024】 フォーム裏当層16は、ポリウレタンフォーム、ポリ塩化ビニルフォーム、ポ
リエステルフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリオレフィンフォーム等の柔軟
な、耐久性プラスチックフォームで形成される。
リエステルフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリオレフィンフォーム等の柔軟
な、耐久性プラスチックフォームで形成される。
【0025】 スキン12は、エアバッグが展開するときに裂開しなければならない(裂断し
て開放されなければならない)というエアバッグカバーの要件によりよく適合す
る、それぞれ異なる材料で形成された本体スキン部分20とエアバッグカバース
キン部分22とから成る。本体スキン部分20は、計器パネル10の大部分を覆
う。エアバッグカバースキン部分22は、計器パネル10の乗員室側のエアバッ
グ展開部分を覆う。エアバッグ展開部分は、膨満自在のエアバッグ装置24を覆
っており、エアバッグ展開ドア32を有する。
て開放されなければならない)というエアバッグカバーの要件によりよく適合す
る、それぞれ異なる材料で形成された本体スキン部分20とエアバッグカバース
キン部分22とから成る。本体スキン部分20は、計器パネル10の大部分を覆
う。エアバッグカバースキン部分22は、計器パネル10の乗員室側のエアバッ
グ展開部分を覆う。エアバッグ展開部分は、膨満自在のエアバッグ装置24を覆
っており、エアバッグ展開ドア32を有する。
【0026】 2つのスキン部分20と22とは、プラスチック結合部25によって結合され
る。そのための結合材は、本体スキン部分20又はエアバッグカバースキン部分
22を形成するのに用いられる材料と同じ材料であっても、同じ材料でなくても
よく、あるいは、本体スキン部分20の材料とエアバッグカバースキン部分22
の材料との合成であってもよい。結合材は、スキン部分20と22をオーバーラ
ップさせて(一部分重ね合わせて)合させることによって形成してもよく、ある
いは、後述するようにスキン部分20,22とは別個に適用することもできる。
結合材を別個に適用する場合は、結合材は、斯界において周知のようにスキン1
2の本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22とを適切に結合させ
ることができる形態及び組成としなければならない。好ましい結合材としては、
ビニル(典型的にはPVC)又はウレタンを含むパウダー又は液状の熱可塑性又
は熱硬化性の組成物が挙げられる。その他の結合材として、いろいろな組成のオ
レフィン類、エステル類、スチレン類及びゴム類等がある。
る。そのための結合材は、本体スキン部分20又はエアバッグカバースキン部分
22を形成するのに用いられる材料と同じ材料であっても、同じ材料でなくても
よく、あるいは、本体スキン部分20の材料とエアバッグカバースキン部分22
の材料との合成であってもよい。結合材は、スキン部分20と22をオーバーラ
ップさせて(一部分重ね合わせて)合させることによって形成してもよく、ある
いは、後述するようにスキン部分20,22とは別個に適用することもできる。
結合材を別個に適用する場合は、結合材は、斯界において周知のようにスキン1
2の本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22とを適切に結合させ
ることができる形態及び組成としなければならない。好ましい結合材としては、
ビニル(典型的にはPVC)又はウレタンを含むパウダー又は液状の熱可塑性又
は熱硬化性の組成物が挙げられる。その他の結合材として、いろいろな組成のオ
レフィン類、エステル類、スチレン類及びゴム類等がある。
【0027】 エアバッグ装置24は、在来タイプのものであり、斯界において周知のように
衝突感知器24Dと協同する制御器24Cからの信号に応答してガス発生器24
Bによって膨らまされる膨満自在のエアバッグ24Aを備えている。
衝突感知器24Dと協同する制御器24Cからの信号に応答してガス発生器24
Bによって膨らまされる膨満自在のエアバッグ24Aを備えている。
【0028】 本体スキン部分20は、第1鋳込みプラスチック材、例えば、DL1011又
はDL1013のようなドライゾルで形成される。DL1011及びDL101
3は、テキストロン・オートモーティブ社の専売特許品であり、PVC樹脂と、
可塑剤と、安定化剤と、顔料との調合物である。これらの調合物は、例えば、5
0〜60重量%のPVC樹脂と、30〜45重量%の可塑剤と、0.1〜5重量
%の顔料を含む。DL1011及びDL1013のガラス遷移温度、即ちDL1
011及びDL1013が脆くなる温度は、−50〜−55°Cの範囲である。
はDL1013のようなドライゾルで形成される。DL1011及びDL101
3は、テキストロン・オートモーティブ社の専売特許品であり、PVC樹脂と、
可塑剤と、安定化剤と、顔料との調合物である。これらの調合物は、例えば、5
0〜60重量%のPVC樹脂と、30〜45重量%の可塑剤と、0.1〜5重量
%の顔料を含む。DL1011及びDL1013のガラス遷移温度、即ちDL1
011及びDL1013が脆くなる温度は、−50〜−55°Cの範囲である。
【0029】 エアバッグカバースキン部分22は、第1鋳込みプラスチック材が脆くなる温
度より相当に低い低温でも延性を保つ第2鋳込みプラスチック材で形成される。
エアバッグカバースキン部分22は、例えば、熱可塑性又は熱硬化性の脂肪族又
は芳香族化合物を含むポリウレタン(PU)で形成することができる。例えば、
米国特許願第08/319,614号は、この目的に好適な熱可塑性の脂肪族化
合物を開示している。
度より相当に低い低温でも延性を保つ第2鋳込みプラスチック材で形成される。
エアバッグカバースキン部分22は、例えば、熱可塑性又は熱硬化性の脂肪族又
は芳香族化合物を含むポリウレタン(PU)で形成することができる。例えば、
米国特許願第08/319,614号は、この目的に好適な熱可塑性の脂肪族化
合物を開示している。
【0030】 本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22とは、後に詳述するよ
うにパウダー鋳込み法によって同時に成形することができる。スキン12の本体
スキン部分20は、上述したようにパネル10の面積の大部分を覆っている。パ
ネル10は、計器クラスター収容セクション26と、アクセサリー収容コンソー
ルセクション27と、グローブボックス収容セクション28を含む。計器クラス
ター収容セクション26は、運転者の前方正面に計器のクラスターを収容するた
めにパネル上の運転者側に配置されている。アクセサリー収容コンソールセクシ
ョン27は、温度制御器やラジオ等のアクセサリーを収容するためにパネル上の
中央部に配置されている。グローブボックス収容セクション28は、パネル上の
、エアバッグ24Aを覆うエアバッグカバー部分の下方に乗員(助手席)側に配
置されている。
うにパウダー鋳込み法によって同時に成形することができる。スキン12の本体
スキン部分20は、上述したようにパネル10の面積の大部分を覆っている。パ
ネル10は、計器クラスター収容セクション26と、アクセサリー収容コンソー
ルセクション27と、グローブボックス収容セクション28を含む。計器クラス
ター収容セクション26は、運転者の前方正面に計器のクラスターを収容するた
めにパネル上の運転者側に配置されている。アクセサリー収容コンソールセクシ
ョン27は、温度制御器やラジオ等のアクセサリーを収容するためにパネル上の
中央部に配置されている。グローブボックス収容セクション28は、パネル上の
、エアバッグ24Aを覆うエアバッグカバー部分の下方に乗員(助手席)側に配
置されている。
【0031】 エアバッグカバースキン部分22は、パネル上の、乗員(助手席)側に配置さ
れており、パネル10のエアバッグ展開部分の形状にほぼ一致するほぼ長方形の
形状を有している。U字形の隠れ裂断自在継目30がエアバッグカバースキン部
分22のエアバッグ展開区域31の中央に配置されている。裂断自在継目(「裂
断自在継目ストリップ」とも称する)30は、裂断されると、エアバッグ24A
を乗員室内へその助手席に座っている乗員の前へ展開させるための長方形の開口
をエアバッグカバースキン部分22に形成する。
れており、パネル10のエアバッグ展開部分の形状にほぼ一致するほぼ長方形の
形状を有している。U字形の隠れ裂断自在継目30がエアバッグカバースキン部
分22のエアバッグ展開区域31の中央に配置されている。裂断自在継目(「裂
断自在継目ストリップ」とも称する)30は、裂断されると、エアバッグ24A
を乗員室内へその助手席に座っている乗員の前へ展開させるための長方形の開口
をエアバッグカバースキン部分22に形成する。
【0032】 エアバッグ展開部分即ちエアバッグ展開ドア32は、基板14に設けられてお
り、エアバッグ24Aがパネル構造体を通してエアバッグカバースキン部分22
の裏側から展開するのを可能にする。ドア32は、ヒンジ33によって基板14
の本体に連結されており、図に示されるように基板14と同じ材料で形成しても
よく、金属のような異なる材料で形成してもよい。ドア32は、内側へ動かない
うように基板14の張り出し部分34上に支持されており、それによって、この
部分のパネルの形状を維持しているが、エアバッグ24Aが膨張されると、エア
バッグ24Aによって直接突き上げられる。フォーム層16は、この部分では図
に示されるように切れ目のない連続したものであってもよいが、裂断自在継目3
0によって囲まれる区域内においてドア32及びエアバッグカバースキン部分2
2の内側に結合された別個のセクションを有するものとしてもよい。
り、エアバッグ24Aがパネル構造体を通してエアバッグカバースキン部分22
の裏側から展開するのを可能にする。ドア32は、ヒンジ33によって基板14
の本体に連結されており、図に示されるように基板14と同じ材料で形成しても
よく、金属のような異なる材料で形成してもよい。ドア32は、内側へ動かない
うように基板14の張り出し部分34上に支持されており、それによって、この
部分のパネルの形状を維持しているが、エアバッグ24Aが膨張されると、エア
バッグ24Aによって直接突き上げられる。フォーム層16は、この部分では図
に示されるように切れ目のない連続したものであってもよいが、裂断自在継目3
0によって囲まれる区域内においてドア32及びエアバッグカバースキン部分2
2の内側に結合された別個のセクションを有するものとしてもよい。
【0033】 裂断自在継目30は、エアバッグカバースキン部分22より実質的に弱い材料
(即ち、低い引張強度、引き裂き強度又は破断点伸び率を有する材料)で形成さ
れる。そのような材料として、例えば、裂断自在継目ストリップ30の強度をエ
アバッグカバースキン部分22の素材のそれより実質的に低い強度にまで低下さ
せる弱化充填材を配合したポリウレタン(PU)又はPVCを用いることができ
る。裂断自在継目30は、膨張するエアバッグ24Aが基材ドア32に作用する
力によってフォーム層16と一緒に裂断されるようになされる。エアバッグ24
Aが膨張すると、フォーム層16の裂断された部分35とエアバッグカバースキ
ン部分22の裂断された部分36が基材ドア32と共に外方へ枢動してパネルに
開口を形成する。このパネル開口が、車が衝突事故を起こしたとき膨張するエア
バッグ24Aを図3に示されるように展開することを可能にする。エアバッグ展
開区域31及び裂断自在継目30はエアバッグカバースキン部分22の中心又は
その近傍に位置しており、従ってPVC製の本体スキン部分20から離隔してい
るので、膨張するエアバッグ24Aの力は、エアバッグカバースキン部分22に
エアバッグ展開開口が形成されたとき、本体スキン部分20を断片化することが
ない。
(即ち、低い引張強度、引き裂き強度又は破断点伸び率を有する材料)で形成さ
れる。そのような材料として、例えば、裂断自在継目ストリップ30の強度をエ
アバッグカバースキン部分22の素材のそれより実質的に低い強度にまで低下さ
せる弱化充填材を配合したポリウレタン(PU)又はPVCを用いることができ
る。裂断自在継目30は、膨張するエアバッグ24Aが基材ドア32に作用する
力によってフォーム層16と一緒に裂断されるようになされる。エアバッグ24
Aが膨張すると、フォーム層16の裂断された部分35とエアバッグカバースキ
ン部分22の裂断された部分36が基材ドア32と共に外方へ枢動してパネルに
開口を形成する。このパネル開口が、車が衝突事故を起こしたとき膨張するエア
バッグ24Aを図3に示されるように展開することを可能にする。エアバッグ展
開区域31及び裂断自在継目30はエアバッグカバースキン部分22の中心又は
その近傍に位置しており、従ってPVC製の本体スキン部分20から離隔してい
るので、膨張するエアバッグ24Aの力は、エアバッグカバースキン部分22に
エアバッグ展開開口が形成されたとき、本体スキン部分20を断片化することが
ない。
【0034】 図1及び2にみられるように、本体スキン部分20及びエアバッグカバースキ
ン部分22は、後述する結合部25を形成するためにそれぞれの内周縁38と外
周縁40とを密に近接させた状態で鋳込まれる。外周縁40は、エアバッグカバ
ースキン部分22の外周を画定し、内周縁38は、エアバッグカバースキン部分
22を囲う境目を本体スキン部分20内に画定する。
ン部分22は、後述する結合部25を形成するためにそれぞれの内周縁38と外
周縁40とを密に近接させた状態で鋳込まれる。外周縁40は、エアバッグカバ
ースキン部分22の外周を画定し、内周縁38は、エアバッグカバースキン部分
22を囲う境目を本体スキン部分20内に画定する。
【0035】 本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22とは、図5、6及び7
に示されるようなシェルツール・アンド・パウダーボックス装置(以下、「パウ
ダーボックス装置」、「金型装置」又は単に「装置」とも称する)50を用いて
同じ金型内で同時に鋳込まれる。図11〜14に示される第2実施形態のパウダ
ーボックス装置50’は、2つの別個のパウダーボックス54’A,54’Bを
有する。図11〜14において「’」を付された参照番号は、図5〜7に示され
る第1実施形態のパウダーボックス装置50の同様の参照番号で示された構成部
品の変型を示す。ただし、以下の説明の一部において「’」なしの参照番号を用
いて説明される構成部品は、図11〜14において「’」を付された参照番号で
示されている構成部品にも共通に当てはまるものとする。
に示されるようなシェルツール・アンド・パウダーボックス装置(以下、「パウ
ダーボックス装置」、「金型装置」又は単に「装置」とも称する)50を用いて
同じ金型内で同時に鋳込まれる。図11〜14に示される第2実施形態のパウダ
ーボックス装置50’は、2つの別個のパウダーボックス54’A,54’Bを
有する。図11〜14において「’」を付された参照番号は、図5〜7に示され
る第1実施形態のパウダーボックス装置50の同様の参照番号で示された構成部
品の変型を示す。ただし、以下の説明の一部において「’」なしの参照番号を用
いて説明される構成部品は、図11〜14において「’」を付された参照番号で
示されている構成部品にも共通に当てはまるものとする。
【0036】 図5〜7に示された第1実施形態のパウダーボックス装置50は、それぞれ周
縁フランジ56,57を有するシェルツール52と、仕切られたパウダーボック
ス54とから成り、シェルツール52とパウダーボックス54とは、周縁フラン
ジ56,57を介して周知の態様で適当なクランプによって密封状態に互いに連
結される。「パウダーボックス」という用語はパウダー(粉末)形態の材料を使
用することを意味しているが、ここでは材料の形態はペレット、ビード又は液体
であってもよい。
縁フランジ56,57を有するシェルツール52と、仕切られたパウダーボック
ス54とから成り、シェルツール52とパウダーボックス54とは、周縁フラン
ジ56,57を介して周知の態様で適当なクランプによって密封状態に互いに連
結される。「パウダーボックス」という用語はパウダー(粉末)形態の材料を使
用することを意味しているが、ここでは材料の形態はペレット、ビード又は液体
であってもよい。
【0037】 シェルツール52は、本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22
を含むスキン12全体の所望形状を画定する、周知の態様で形成された電鋳ニッ
ケル表面58から成る金型表面を有する。これらのスキン部分20,22は、シ
ェルツール52の金型表面58の仕切られた第1金型表面区域60と第2金型表
面区域62上で成形される。本体スキン部分20及び、又はエアバッグカバース
キン部分22は、特定のスタイルライン(デザイン的な目的で外形を決めるため
の輪郭線)を含むものとすることができる。その場合は、金型表面58に、スキ
ン12の外側にスタイルラインを形成するためのパターン(模型)を形成してお
く。又、金型表面58には、スキン12の外表面に付与するしぼ付き地肌模様が
形成されている。本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22の地肌
は、シェルツール52の第1金型表面区域60及び第2金型表面区域62を電鋳
するのと同様にしてもよく、異なるものとしてもよい。
を含むスキン12全体の所望形状を画定する、周知の態様で形成された電鋳ニッ
ケル表面58から成る金型表面を有する。これらのスキン部分20,22は、シ
ェルツール52の金型表面58の仕切られた第1金型表面区域60と第2金型表
面区域62上で成形される。本体スキン部分20及び、又はエアバッグカバース
キン部分22は、特定のスタイルライン(デザイン的な目的で外形を決めるため
の輪郭線)を含むものとすることができる。その場合は、金型表面58に、スキ
ン12の外側にスタイルラインを形成するためのパターン(模型)を形成してお
く。又、金型表面58には、スキン12の外表面に付与するしぼ付き地肌模様が
形成されている。本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22の地肌
は、シェルツール52の第1金型表面区域60及び第2金型表面区域62を電鋳
するのと同様にしてもよく、異なるものとしてもよい。
【0038】 パウダーボックス54内には、継目パターン(継目を成形するための模型)兼
仕切板64上に耐熱性の継目画定ガスケット65が取り付けられている。この継
目模型兼仕切り板64は、継目画定ガスケット65を金型表面58に押圧してパ
ウダーボックス54とシェルツール52とが締め合わされたときパウダーボック
ス54とシェルツール52の内部を2つの別個のチャンバー66と68に分割す
る。仕切りセクション(仕切られたセクション)66a,66bがこれらのチャ
ンバーを金型ボックス内に画定する。セクション66a及び66bは、それぞれ
シェルツール52の第1金型表面区域60と第2金型表面区域62によって金型
表面58に画定される。
仕切板64上に耐熱性の継目画定ガスケット65が取り付けられている。この継
目模型兼仕切り板64は、継目画定ガスケット65を金型表面58に押圧してパ
ウダーボックス54とシェルツール52とが締め合わされたときパウダーボック
ス54とシェルツール52の内部を2つの別個のチャンバー66と68に分割す
る。仕切りセクション(仕切られたセクション)66a,66bがこれらのチャ
ンバーを金型ボックス内に画定する。セクション66a及び66bは、それぞれ
シェルツール52の第1金型表面区域60と第2金型表面区域62によって金型
表面58に画定される。
【0039】 図5及び7を参照して説明すると、継目画定ガスケット65と、少くとも継目
模型兼仕切り板64の、該ガスケットを支持する直ぐ下の部分は、結合部25を
成形するための所望の形状を付与されている。これによって、継目画定ガスケッ
ト65は、第1金型表面区域60と第2金型表面区域62の間に継目を画定する
とともに、プラスチック材が金型表面58の、ガスケット65によって覆われる
区域に付着するのを防止する。その結果、本体スキン部分20の内周縁38とエ
アバッグカバースキン部分22の外周縁40との間に狭い間隙を残す。結合部2
5は、後に、これらの2つのスキン部分20,22がまだそれぞれの金型表面区
域60と第2金型表面区域62上にある間にこの間隙内に形成される。継目画定
ガスケット65は、圧縮自在の耐熱性フォームであってもよく、あるいは、米国
特許第4,925,151号に開示されているような膨満自在の又は非膨張性の
中空ガスケットであってもよい。
模型兼仕切り板64の、該ガスケットを支持する直ぐ下の部分は、結合部25を
成形するための所望の形状を付与されている。これによって、継目画定ガスケッ
ト65は、第1金型表面区域60と第2金型表面区域62の間に継目を画定する
とともに、プラスチック材が金型表面58の、ガスケット65によって覆われる
区域に付着するのを防止する。その結果、本体スキン部分20の内周縁38とエ
アバッグカバースキン部分22の外周縁40との間に狭い間隙を残す。結合部2
5は、後に、これらの2つのスキン部分20,22がまだそれぞれの金型表面区
域60と第2金型表面区域62上にある間にこの間隙内に形成される。継目画定
ガスケット65は、圧縮自在の耐熱性フォームであってもよく、あるいは、米国
特許第4,925,151号に開示されているような膨満自在の又は非膨張性の
中空ガスケットであってもよい。
【0040】 従って、シェルツール52とパウダーボックス組立体54内のチャンバー66
は、エアバッグカバースキン部分22の形状及びその外表面模様を規定するシェ
ルツール52の第2金型表面区域62に対してのみ開放する。かくして、チャン
バー68は、所望のスタイルライン及びその外表面模様を含む本体スキン部分2
0の形状を規定するシェルツール52の第1金型表面区域60に対してのみ開放
する。
は、エアバッグカバースキン部分22の形状及びその外表面模様を規定するシェ
ルツール52の第2金型表面区域62に対してのみ開放する。かくして、チャン
バー68は、所望のスタイルライン及びその外表面模様を含む本体スキン部分2
0の形状を規定するシェルツール52の第1金型表面区域60に対してのみ開放
する。
【0041】 再び図5及び7を参照して説明すると、継目パターン70が、チャンバー66
を画定するパウダーボックス54の仕切りセクション66a内の継手パターン兼
仕切板64の内側面に突っ張り部材72a,72bによって取り付けられている
。継目パターン70は、パウダーボックス54とシェルツール52が締め合わさ
れたとき、第2金型表面区域62に近接した位置にまでシェルツール52内へ突
入する。パターン70上には、継目30の所望形状を有する耐熱性の裂断自在継
目画定ガスケット74が取り付けられている。パターン70は、後述するように
エアバッグカバースキン部分22を成形するためにプラスチックパウダーがエア
バッグカバースキン成形用金型表面区域62に当てて鋳込まれたとき、裂断自在
継目画定ガスケット74を金型表面区域62に対して押圧しているので狭い裂断
自在継目画定間隙を形成する。継目画定ガスケット65の場合と同様に、継目画
定ガスケット74も、圧縮自在の耐熱性フォームであってもよく、あるいは、米
国特許第4,925,151号に開示されているような膨満自在の又は非膨張性
の中空ガスケットであってもよい。
を画定するパウダーボックス54の仕切りセクション66a内の継手パターン兼
仕切板64の内側面に突っ張り部材72a,72bによって取り付けられている
。継目パターン70は、パウダーボックス54とシェルツール52が締め合わさ
れたとき、第2金型表面区域62に近接した位置にまでシェルツール52内へ突
入する。パターン70上には、継目30の所望形状を有する耐熱性の裂断自在継
目画定ガスケット74が取り付けられている。パターン70は、後述するように
エアバッグカバースキン部分22を成形するためにプラスチックパウダーがエア
バッグカバースキン成形用金型表面区域62に当てて鋳込まれたとき、裂断自在
継目画定ガスケット74を金型表面区域62に対して押圧しているので狭い裂断
自在継目画定間隙を形成する。継目画定ガスケット65の場合と同様に、継目画
定ガスケット74も、圧縮自在の耐熱性フォームであってもよく、あるいは、米
国特許第4,925,151号に開示されているような膨満自在の又は非膨張性
の中空ガスケットであってもよい。
【0042】 両スキン部分(本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22)、結
合部25及び裂断自在継目ストリップ30の外表面をペイントの塗膜によって覆
い、結合部25と裂断自在継目ストリップ30の両方を外から見えないように隠
すことができる。
合部25及び裂断自在継目ストリップ30の外表面をペイントの塗膜によって覆
い、結合部25と裂断自在継目ストリップ30の両方を外から見えないように隠
すことができる。
【0043】 以上に説明したスキン12の計器パネルに対する使用態様は例として述べたも
のであり、制限的な意味をもつものではない。別の実施形態として、スキン12
は、裏側にエアバッグ展開装置が収納されている他の自動車パネル又は薄い構造
物、例えばドアパネル、コンソール、ヘッドライナー、シート、ピラー、その他
の側壁内装パネル、荷物トレーなどを被覆する目的でも使用することができる。
のであり、制限的な意味をもつものではない。別の実施形態として、スキン12
は、裏側にエアバッグ展開装置が収納されている他の自動車パネル又は薄い構造
物、例えばドアパネル、コンソール、ヘッドライナー、シート、ピラー、その他
の側壁内装パネル、荷物トレーなどを被覆する目的でも使用することができる。
【0044】 又、エアバッグ展開ドア32は、図2及び4に参照符号14で示されるような
蝶着パネルとしてではなく、自動車パネルに形成された単純な開口としてもよく
、あるいは、エアバッグ通路を形成する他の任意の手段とすることができる。
蝶着パネルとしてではなく、自動車パネルに形成された単純な開口としてもよく
、あるいは、エアバッグ通路を形成する他の任意の手段とすることができる。
【0045】 エアバッグカバースキン部分22は、温度が低下しても第1PVC材より相当
に高い延性を保持する特性を有する第2PVC材、例えばDL3020のような
ドライゾル配合物で形成することができる。DL3020は、テクノア・アペッ
クス社によって93−A091C−59という商品名で製造されている。DL3
020は、最終ポリマーにおいて低いガラス遷移温度、即ち−60〜−70゜C の遷移温度を有するアゼレート(アゼライン酸エステル)やトリメリテート(ト
リメリット酸エステル)のような低温可塑剤を含む。ただし、PVCにおいては
長期間のうちには可塑剤移行が生じそれに伴って延性が失われるということから
して、コストを別にすれば、PVCよりはPU配合物の方が一般に好ましい。P
U配合物は、又、一般に、低温下でも高温下でもPVCより広範囲の温度適用性
能を有している点でも好ましい。他の実施例においては、エアバッグカバースキ
ン部分22の組成物として、PU又はPVCの代わりに、又はそれに加えて、そ
の他のビニル類、オレフィン類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO
)、エステル類(例えば、COPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム
類(例えば、TPO、ETP−TPO、ABS)等を用いることができる。
に高い延性を保持する特性を有する第2PVC材、例えばDL3020のような
ドライゾル配合物で形成することができる。DL3020は、テクノア・アペッ
クス社によって93−A091C−59という商品名で製造されている。DL3
020は、最終ポリマーにおいて低いガラス遷移温度、即ち−60〜−70゜C の遷移温度を有するアゼレート(アゼライン酸エステル)やトリメリテート(ト
リメリット酸エステル)のような低温可塑剤を含む。ただし、PVCにおいては
長期間のうちには可塑剤移行が生じそれに伴って延性が失われるということから
して、コストを別にすれば、PVCよりはPU配合物の方が一般に好ましい。P
U配合物は、又、一般に、低温下でも高温下でもPVCより広範囲の温度適用性
能を有している点でも好ましい。他の実施例においては、エアバッグカバースキ
ン部分22の組成物として、PU又はPVCの代わりに、又はそれに加えて、そ
の他のビニル類、オレフィン類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO
)、エステル類(例えば、COPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム
類(例えば、TPO、ETP−TPO、ABS)等を用いることができる。
【0046】 更に別の変型例として、エアバッグカバースキン部分22は、スプレーによっ
て適用されるプラスチック材から形成することもできる。
て適用されるプラスチック材から形成することもできる。
【0047】 他の実施例においては、本体スキン部分20の組成物として、PVCの代わり
に、又はそれに加えて、その他のビニル類、ウレタン類(例えば、PU)、オレ
フィン類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO)、エステル類(例え
ば、COPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム類(例えば、TPO、
ETP−TPO、ABS)等を用いることができる。
に、又はそれに加えて、その他のビニル類、ウレタン類(例えば、PU)、オレ
フィン類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO)、エステル類(例え
ば、COPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム類(例えば、TPO、
ETP−TPO、ABS)等を用いることができる。
【0048】 他の実施例として、ここに図示したU字形ではなく、X、H、I、又はC字形
の裂断自在継目パターン70を用いることができる。これらの裂断自在継目パタ
ーン70は、エアバッグカバースキン部分22のエアバッグ展開区域31に配置
された一体の裂断自在継目ストリップ30によって画定することができ、あるい
は、図4及び10に示されるようにエアバッグカバースキン部分22の裏面に形
成された溝102にによって画定することができる。裂断自在継目ストリップ3
0は、弱化受填材を配合したPU材ではなく、裂断自在継目ストリップ30の強
度をエアバッグカバースキン部分22の素材である第2熱可塑性PVC材のそれ
より実質的に低い強度にまで低下させる「弱化された」(弱化充填材入り)熱可
塑性PVC材、例えばドライゾル配合物DL3021で構成することもできる。
を用いることができる。DL3021は、80重量%のDL3020と20重量
%の充填材とのブレードである。他の実施例においては、裂断自在継目ストリッ
プ30の組成物として、PU又はPVCの代わりに、又はそれに加えて、その他
のビニル類、オレフィン類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO)、
エステル類(例えば、COPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム類(
例えば、TPO、ETP−TPO、ABS)等を用いることができる。
の裂断自在継目パターン70を用いることができる。これらの裂断自在継目パタ
ーン70は、エアバッグカバースキン部分22のエアバッグ展開区域31に配置
された一体の裂断自在継目ストリップ30によって画定することができ、あるい
は、図4及び10に示されるようにエアバッグカバースキン部分22の裏面に形
成された溝102にによって画定することができる。裂断自在継目ストリップ3
0は、弱化受填材を配合したPU材ではなく、裂断自在継目ストリップ30の強
度をエアバッグカバースキン部分22の素材である第2熱可塑性PVC材のそれ
より実質的に低い強度にまで低下させる「弱化された」(弱化充填材入り)熱可
塑性PVC材、例えばドライゾル配合物DL3021で構成することもできる。
を用いることができる。DL3021は、80重量%のDL3020と20重量
%の充填材とのブレードである。他の実施例においては、裂断自在継目ストリッ
プ30の組成物として、PU又はPVCの代わりに、又はそれに加えて、その他
のビニル類、オレフィン類(例えば、PP、PE、TPO、ETP−TPO)、
エステル類(例えば、COPE)、スチレン類(ABS、ASA)及びゴム類(
例えば、TPO、ETP−TPO、ABS)等を用いることができる。
【0049】 エアバッグカバーパネルのためのスキンを製造する本発明の方法は、最初にパ
ウダーボックス54をシェルツール52から取り出し、乾燥パウダーの装入物8
0をパウダーボックス54の、チャンバー66を形成する仕切りセクション66
aの底部に投入し、第1乾燥プラスチック材(乾燥パウダー)の装入物82をパ
ウダーボックス54の、他方のチャンバー68を形成する仕切りセクション68
aの底部に投入する工程を含む。次いで、パウダーを装入されたパウダーボック
ス54とシェルツール52を図5に示されるように結合し、シェルツール52を
加熱する。その加熱温度は、2種類の乾燥パウダーを金型表面区域60,62に
当てて鋳込んだときそれらのパウダーのほぼ1mmの厚さ分を金型表面区域60
,62に付着させ融着させるのに十分な温度とする。シェルツール52をこの温
度にまで加熱する方法は、その外面に沿って加熱空気を循環させるなどの周知の
態様とすることができる。
ウダーボックス54をシェルツール52から取り出し、乾燥パウダーの装入物8
0をパウダーボックス54の、チャンバー66を形成する仕切りセクション66
aの底部に投入し、第1乾燥プラスチック材(乾燥パウダー)の装入物82をパ
ウダーボックス54の、他方のチャンバー68を形成する仕切りセクション68
aの底部に投入する工程を含む。次いで、パウダーを装入されたパウダーボック
ス54とシェルツール52を図5に示されるように結合し、シェルツール52を
加熱する。その加熱温度は、2種類の乾燥パウダーを金型表面区域60,62に
当てて鋳込んだときそれらのパウダーのほぼ1mmの厚さ分を金型表面区域60
,62に付着させ融着させるのに十分な温度とする。シェルツール52をこの温
度にまで加熱する方法は、その外面に沿って加熱空気を循環させるなどの周知の
態様とすることができる。
【0050】 次いで、金型装置50全体を図5に示される位置から図6に示される位置へ1
80°回転、即ち上下反転して第1乾燥プラスチック材82を加熱された第1金
型表面区域60に当てて鋳込む(流し込む)とともに、第2乾燥パウダー80を
加熱された第2金型表面区域62に当てて鋳込む。かくして、2つの異なる種類
のパウダーの層80,82が、継目画定ガスケット65によって分離されたそれ
ぞれ対応する第1金型表面区域60及び第2金型表面区域62の表面上に形成さ
れる。更に、第2金型表面区域62上に形成されたチャンバー66内の第2パウ
ダー層80は、裂断自在継目画定ガスケット74の周りにも形成される。
80°回転、即ち上下反転して第1乾燥プラスチック材82を加熱された第1金
型表面区域60に当てて鋳込む(流し込む)とともに、第2乾燥パウダー80を
加熱された第2金型表面区域62に当てて鋳込む。かくして、2つの異なる種類
のパウダーの層80,82が、継目画定ガスケット65によって分離されたそれ
ぞれ対応する第1金型表面区域60及び第2金型表面区域62の表面上に形成さ
れる。更に、第2金型表面区域62上に形成されたチャンバー66内の第2パウ
ダー層80は、裂断自在継目画定ガスケット74の周りにも形成される。
【0051】 これらの2つの異なる種類のパウダーの層80,82は、金型表面58の熱を
受けてシェルツール52の規定された熱レベルによって決定される所望の厚さに
まで融解して本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22を形成する
。これらの2つの鋳造されたスキン部分20と22は、シェルツール52の金型
表面58上で互いに近接した本体スキン部分20の内周縁38とエアバッグカバ
ースキン部分22の外周縁40との間に狭い継目画定間隙84を形成する継目画
定ガスケット65によって分離されている(図8参照)。更に、チャンバー66
内の金型表面区域62上で継目画定ガスケット74の周りに延長しているパウダ
ーの層が融解して、このガスケットが取り外された跡にカバースキンキャステイ
ングに狭い継目画定間隙86(図9参照)を残す。
受けてシェルツール52の規定された熱レベルによって決定される所望の厚さに
まで融解して本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分22を形成する
。これらの2つの鋳造されたスキン部分20と22は、シェルツール52の金型
表面58上で互いに近接した本体スキン部分20の内周縁38とエアバッグカバ
ースキン部分22の外周縁40との間に狭い継目画定間隙84を形成する継目画
定ガスケット65によって分離されている(図8参照)。更に、チャンバー66
内の金型表面区域62上で継目画定ガスケット74の周りに延長しているパウダ
ーの層が融解して、このガスケットが取り外された跡にカバースキンキャステイ
ングに狭い継目画定間隙86(図9参照)を残す。
【0052】 パウダー層80,82が融解してそれぞれの金型表面区域60,62に付着し
た後、金型装置50全体を図5に示される初期位置へ180°回転して戻すこと
によって残ったパウダー80,82をパウダーボックス54内へ戻す。次いで、
ガスケット65,74及び継目パターン兼仕切板64及び継目パターン70を取
り付けたままのパウダーボックス54をシェルツール52から切り離す。次いで
、シェルツール52だけを再び反転させる。図8に示されるように、融解したス
キン部分20,22はシェルツール52上に残ったままである。次いで、結合材
88をノズル90から本体スキン部分20の内周縁38とエアバッグカバースキ
ン部分22の外周縁40との間の継目画定間隙84内へスプレーする。結合材8
8は、間隙84を充填し、好ましくは間隙84と境を接するこれらのスキン部分
20,22の裏面をも覆う。これによってこれらのスキン部分20,22をまだ
シェルツール52上にある間に結合する結合部25を形成する。
た後、金型装置50全体を図5に示される初期位置へ180°回転して戻すこと
によって残ったパウダー80,82をパウダーボックス54内へ戻す。次いで、
ガスケット65,74及び継目パターン兼仕切板64及び継目パターン70を取
り付けたままのパウダーボックス54をシェルツール52から切り離す。次いで
、シェルツール52だけを再び反転させる。図8に示されるように、融解したス
キン部分20,22はシェルツール52上に残ったままである。次いで、結合材
88をノズル90から本体スキン部分20の内周縁38とエアバッグカバースキ
ン部分22の外周縁40との間の継目画定間隙84内へスプレーする。結合材8
8は、間隙84を充填し、好ましくは間隙84と境を接するこれらのスキン部分
20,22の裏面をも覆う。これによってこれらのスキン部分20,22をまだ
シェルツール52上にある間に結合する結合部25を形成する。
【0053】 結合材88は、それをスプレーによって適用する場合は、本体スキン部分20
とエアバッグカバースキン部分22の両方の素材に適切に結合することができる
形態及び組成を有するものであることが好ましい。通常は、結合材88は、本体
スキン部分20の素材とエアバッグカバースキン部分22の素材とが結合しうる
ものである限り、それらのうちのどちらか一方又は両方の素材と同じ材料を含有
する材料とする。又、結合材88の形態は、慣用のスプレーガン又はスプレー装
置を通して適用することができるパウダー又は液体の形であることが好ましい。
そのようなパウダー又は液体に含まれるプラスチック材は、完全に熱可塑性のも
のであってもよく、あるいは、そのようなプラスチック材は、キュアー(硬化反
応)後該プラスチック材を部分的に又は完全に熱硬化させる化学的に反応性の成
分を含有するものであってもよい。初期液状の結合材の場合は、そのプラスチッ
ク結合材をスプレーできる形態にするために、溶液(水溶液又は非水溶液)の形
にする必要があるものであっても、あるいは溶液にする必要がないものであって
もよい。
とエアバッグカバースキン部分22の両方の素材に適切に結合することができる
形態及び組成を有するものであることが好ましい。通常は、結合材88は、本体
スキン部分20の素材とエアバッグカバースキン部分22の素材とが結合しうる
ものである限り、それらのうちのどちらか一方又は両方の素材と同じ材料を含有
する材料とする。又、結合材88の形態は、慣用のスプレーガン又はスプレー装
置を通して適用することができるパウダー又は液体の形であることが好ましい。
そのようなパウダー又は液体に含まれるプラスチック材は、完全に熱可塑性のも
のであってもよく、あるいは、そのようなプラスチック材は、キュアー(硬化反
応)後該プラスチック材を部分的に又は完全に熱硬化させる化学的に反応性の成
分を含有するものであってもよい。初期液状の結合材の場合は、そのプラスチッ
ク結合材をスプレーできる形態にするために、溶液(水溶液又は非水溶液)の形
にする必要があるものであっても、あるいは溶液にする必要がないものであって
もよい。
【0054】 好ましいプラスチック結合材の例としては、パウダー及び液状のビニル類及び
ウレタン類を挙げることができる。液状のPVCをスプレーするには、通常はそ
れを非水溶液として供給しなければならない。反対に、スプレー可能な反応性液
状ウレタンは、それに含有される反応性成分が常態では液状であり、スプレーす
ることができるものである限り、必ずしも溶液の形にする必要はない。その他の
結合材として、いろいろな組成のオレフィン類、エステル類、スチレン類及びゴ
ム類等がある。
ウレタン類を挙げることができる。液状のPVCをスプレーするには、通常はそ
れを非水溶液として供給しなければならない。反対に、スプレー可能な反応性液
状ウレタンは、それに含有される反応性成分が常態では液状であり、スプレーす
ることができるものである限り、必ずしも溶液の形にする必要はない。その他の
結合材として、いろいろな組成のオレフィン類、エステル類、スチレン類及びゴ
ム類等がある。
【0055】 次に、図9に示されるように比較的弱い材料92をノズル94から適用して間
隙86を充填し、エアバッグカバースキン部分22に裂断自在継目30を一体の
裂断自在継目ストリップ30として形成する。図9に示された裂断自在継目スト
リップ30は本体スキン部分20ともエアバッグカバースキン部分22ともオー
バーラップしていないが、本体スキン部分20及び、又はエアバッグカバースキ
ン部分22にオーバーラップさせることも可能である。オーバーラップさせると
結合面積が大きくなり、より十分な結合を得ることができる。
隙86を充填し、エアバッグカバースキン部分22に裂断自在継目30を一体の
裂断自在継目ストリップ30として形成する。図9に示された裂断自在継目スト
リップ30は本体スキン部分20ともエアバッグカバースキン部分22ともオー
バーラップしていないが、本体スキン部分20及び、又はエアバッグカバースキ
ン部分22にオーバーラップさせることも可能である。オーバーラップさせると
結合面積が大きくなり、より十分な結合を得ることができる。
【0056】 裂断自在継目ストリップ30は、低温延性を有するが、エアバッグ24Aの膨
張力によって裂断するように十分に強度を弱くされた材料で形成することが好ま
しい。そのような材料の例としては、約3.9μmの中間粒子サイズを有する霞
石閃長岩及び、又は約1.6μmの中間粒子サイズを有する中空シリカ−アルミ
ナのような充填材を添加することによって十分に弱化されたPU又はDL302
0がある。その場合、充填材は、裂断自在継目材料の約60〜80重量%を占め
るものとする。充填材の添加は、配合物中に存在する結合材の割合を減量するこ
とによってその配合物の強度を弱くする。その他の弱化された裂断自在継目材料
の例としては、セラミック、ミネラル、他のプラスチック又はガラス等の充填剤
を添加したオレフィン類、エステル類、スチレン類及びゴム類等の各種プラスチ
ックがある。
張力によって裂断するように十分に強度を弱くされた材料で形成することが好ま
しい。そのような材料の例としては、約3.9μmの中間粒子サイズを有する霞
石閃長岩及び、又は約1.6μmの中間粒子サイズを有する中空シリカ−アルミ
ナのような充填材を添加することによって十分に弱化されたPU又はDL302
0がある。その場合、充填材は、裂断自在継目材料の約60〜80重量%を占め
るものとする。充填材の添加は、配合物中に存在する結合材の割合を減量するこ
とによってその配合物の強度を弱くする。その他の弱化された裂断自在継目材料
の例としては、セラミック、ミネラル、他のプラスチック又はガラス等の充填剤
を添加したオレフィン類、エステル類、スチレン類及びゴム類等の各種プラスチ
ックがある。
【0057】 スキン部分20と22を接合する結合部25は、裂断自在継目30とは対照的
に、はるかに高い強度を有する。即ち、結合部25は、これらの異なるスキン部
分20と22を結合状態に保持し、特に、エアバッグ24Aの膨張力によってエ
アバッグカバースキン部分22が本体スキン部分20から切り離されるのを防止
するのに十分な強度を有する。ただし、別の実施例として、結合部25又はその
一部分と裂断自在継目30とを単一の同じものとすることもできる。そのような
変型実施例の場合は、スキン部分20と22を接合する結合部25として用いら
れる結合材88の配合物は、比較的弱い材料となる。そのような比較的弱い材料
の1例は、間隙86を充填し、裂断自在継目30を一体の裂断自在継目ストリッ
プ30として形成するために普通に用いられる材料92である。
に、はるかに高い強度を有する。即ち、結合部25は、これらの異なるスキン部
分20と22を結合状態に保持し、特に、エアバッグ24Aの膨張力によってエ
アバッグカバースキン部分22が本体スキン部分20から切り離されるのを防止
するのに十分な強度を有する。ただし、別の実施例として、結合部25又はその
一部分と裂断自在継目30とを単一の同じものとすることもできる。そのような
変型実施例の場合は、スキン部分20と22を接合する結合部25として用いら
れる結合材88の配合物は、比較的弱い材料となる。そのような比較的弱い材料
の1例は、間隙86を充填し、裂断自在継目30を一体の裂断自在継目ストリッ
プ30として形成するために普通に用いられる材料92である。
【0058】 次いで、シェルツール52に最初に装入されたプラスチックスキン材料80,
82と、後から追加されたプラスチック結合材88及び裂断自在継目材料92の
両方を適正に溶融し融合させ、及び、又はキュアー(硬化)させるためにシェル
ツール52を更に加熱する。最後に、シェルツール52を冷却し、同時鋳造され
て結合部25によって結合された本体スキン部分20とエアバッグカバースキン
部分22を有し、エアバッグカバースキン部分22に形成された裂断自在継目3
0を含むスキン12を単一の部品としてシェルツール52から取り出す。
82と、後から追加されたプラスチック結合材88及び裂断自在継目材料92の
両方を適正に溶融し融合させ、及び、又はキュアー(硬化)させるためにシェル
ツール52を更に加熱する。最後に、シェルツール52を冷却し、同時鋳造され
て結合部25によって結合された本体スキン部分20とエアバッグカバースキン
部分22を有し、エアバッグカバースキン部分22に形成された裂断自在継目3
0を含むスキン12を単一の部品としてシェルツール52から取り出す。
【0059】 スキン12をシェルツール52から取り出した後、周知の態様でフォーム層1
6及び基板14と組み合わせてパネルを完成する。この時点で、適当なペイント
の塗膜100をエアバッグカバースキン部分22に塗被することによって裂断自
在継目30を見えないように隠すことができる。あるいは、スキン12全体にペ
イントの塗膜を塗被して裂断自在継目30と結合部25の両方を見えないように
隠すこともできる。あるいは別法として、スキン12をフォーム層16及び基板
14と組み合わせる前にペイントの塗膜100を塗被してもよい。
6及び基板14と組み合わせてパネルを完成する。この時点で、適当なペイント
の塗膜100をエアバッグカバースキン部分22に塗被することによって裂断自
在継目30を見えないように隠すことができる。あるいは、スキン12全体にペ
イントの塗膜を塗被して裂断自在継目30と結合部25の両方を見えないように
隠すこともできる。あるいは別法として、スキン12をフォーム層16及び基板
14と組み合わせる前にペイントの塗膜100を塗被してもよい。
【0060】 エアバッグカバースキンキャステイング22の裂断自在継目30は、又、図4
及び10に示されるようにこのスキンキャステイングの裏面に隠れ裂断自在継目
画定溝102として形成することもできる。その場合は、図1〜3に示される裂
断自在継目30のように継目の存在を隠すためにエアバッグカバースキンにペイ
ントを塗布する必要がない。隠れ裂断自在継目画定溝102は、図10に示され
るように、裂断自在継目の所望形状に合致するパターン106を有する加熱刻印
ツール又はホットナイフ104で形成される。ツール104は、丸められたナイ
フ縁を有しており、それをカバースキンキャステイングに押圧してそのプラスチ
ック材を融解して所望の深さの溝102を形成する。あるいは別法として、ナイ
フ縁は鋭い刃(図示せず)であってもよい。隠れ溝102は、又、加熱刻印ツー
ルではなく、レーザー又は適当なカッターで切り込むことによって形成すること
もできる。又、この溝は、本出願人の米国特許第5,072,967号に開示さ
れているように形成することもできる。米国特許第5,072,967号の記載
が参考として本明細書に編入されたものとする。
及び10に示されるようにこのスキンキャステイングの裏面に隠れ裂断自在継目
画定溝102として形成することもできる。その場合は、図1〜3に示される裂
断自在継目30のように継目の存在を隠すためにエアバッグカバースキンにペイ
ントを塗布する必要がない。隠れ裂断自在継目画定溝102は、図10に示され
るように、裂断自在継目の所望形状に合致するパターン106を有する加熱刻印
ツール又はホットナイフ104で形成される。ツール104は、丸められたナイ
フ縁を有しており、それをカバースキンキャステイングに押圧してそのプラスチ
ック材を融解して所望の深さの溝102を形成する。あるいは別法として、ナイ
フ縁は鋭い刃(図示せず)であってもよい。隠れ溝102は、又、加熱刻印ツー
ルではなく、レーザー又は適当なカッターで切り込むことによって形成すること
もできる。又、この溝は、本出願人の米国特許第5,072,967号に開示さ
れているように形成することもできる。米国特許第5,072,967号の記載
が参考として本明細書に編入されたものとする。
【0061】 エアバッグカバースキンキャステイング22を、それに裂断自在継目を形成し
ないままにしておき、その代わりに、エアバッグが膨張したときにエアバッグカ
バースキン部分22にエアバッグ展開開口を形成することができるように適当な
カッターを配置しておくこともできる。この場合、カッターは、膨張するエアバ
ッグ24Aの力によって作動されてエアバッグカバースキン部分22の中央部に
開口を形成する。例えば、パネル構造体のエアバッグカバースキン部分22にエ
アバッグ展開開口を形成するために米国特許第5,108,128号(その記載
が参考として本明細書に編入されたものとする)に開示されたカッターを用いる
ことができる。裂断自在継目を形成するためのこれらの方法及びその他の適当な
方法は、いずれも本出願人の米国特許第5,256,354号、5,288,1
03号、5,443,777号、5,154,444号、5,131,678号
、5,222,760号、5,035,444号、5,072,967号、5,
108,128号及び5,092,208号(これらの記載が参考として本明細
書に編入されたものとする)に詳述すれば、されている。
ないままにしておき、その代わりに、エアバッグが膨張したときにエアバッグカ
バースキン部分22にエアバッグ展開開口を形成することができるように適当な
カッターを配置しておくこともできる。この場合、カッターは、膨張するエアバ
ッグ24Aの力によって作動されてエアバッグカバースキン部分22の中央部に
開口を形成する。例えば、パネル構造体のエアバッグカバースキン部分22にエ
アバッグ展開開口を形成するために米国特許第5,108,128号(その記載
が参考として本明細書に編入されたものとする)に開示されたカッターを用いる
ことができる。裂断自在継目を形成するためのこれらの方法及びその他の適当な
方法は、いずれも本出願人の米国特許第5,256,354号、5,288,1
03号、5,443,777号、5,154,444号、5,131,678号
、5,222,760号、5,035,444号、5,072,967号、5,
108,128号及び5,092,208号(これらの記載が参考として本明細
書に編入されたものとする)に詳述すれば、されている。
【0062】 図11〜14は、本発明の第2の方法に従ってスキンを製造するのに用いられ
るシェルツール・アンド・パウダーボックス装置50’の第2実施形態を示す。
この第2の方法においては、本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分
22とを同じパウダーボックス54から同時に同時に鋳込むのではなく、例えば
本体スキン部分20を最初に鋳込み、次に、エアバッグカバースキン部分22を
鋳込むことができる。その場合、最初に図11に示されるようにシェルツール5
2’の第2金型表面区域62’にシリコーン又はピニュラー(pinular)
隔離材110でマスクをしておく。次いで、図12に示されるように、第1パウ
ダーボックス54’Aから第1プラスチック材82’を第1金型表面区域60’
に当てて鋳込む。次いで、図13に示されるように第2金型表面区域62’のマ
スクを外し、図14に示されるように第2パウダーボックス54’Bから第2プ
ラスチック材80’を第2金型表面区域62’に当てて鋳込む。この場合、第2
プラスチック材80’は、第1プラスチック材80’とオーバーラップさせるた
めに第1金型表面区域60’を被覆している第1プラスチック材82’に当てて
鋳込むこともできる。
るシェルツール・アンド・パウダーボックス装置50’の第2実施形態を示す。
この第2の方法においては、本体スキン部分20とエアバッグカバースキン部分
22とを同じパウダーボックス54から同時に同時に鋳込むのではなく、例えば
本体スキン部分20を最初に鋳込み、次に、エアバッグカバースキン部分22を
鋳込むことができる。その場合、最初に図11に示されるようにシェルツール5
2’の第2金型表面区域62’にシリコーン又はピニュラー(pinular)
隔離材110でマスクをしておく。次いで、図12に示されるように、第1パウ
ダーボックス54’Aから第1プラスチック材82’を第1金型表面区域60’
に当てて鋳込む。次いで、図13に示されるように第2金型表面区域62’のマ
スクを外し、図14に示されるように第2パウダーボックス54’Bから第2プ
ラスチック材80’を第2金型表面区域62’に当てて鋳込む。この場合、第2
プラスチック材80’は、第1プラスチック材80’とオーバーラップさせるた
めに第1金型表面区域60’を被覆している第1プラスチック材82’に当てて
鋳込むこともできる。
【0063】 図13及び14に示されるように、第2プラスチック材80’は、第2パウダ
ーボックス54’B内にアンビル112によって支持されたX字形の裂断自在継
目画定ガスケット74’の周りに鋳込まれる。別法として、裂断自在継目画定ガ
スケット74’は、H、I、C又はU字形とすることができる。裂断自在継目画
定ガスケット74’は、第2パウダーボックス54’Bをシェルツール52’に
結合すると、第2金型表面区域62’に押圧される。第2プラスチック材80’
を第2金型表面区域62’に適用した後、ガスケット74’を取り外せば、エア
バッグカバースキン部分22に裂断自在継目画定間隙86が裸のままに残される
。次いで、プラスチック材をスプレー又は鋳込み又はその他の方法によって適用
して間隙86に充填し、第2金型表面区域62’に形成されたままのプラスチッ
クスキンキャステイング12に裂断自在継目30が形成される。
ーボックス54’B内にアンビル112によって支持されたX字形の裂断自在継
目画定ガスケット74’の周りに鋳込まれる。別法として、裂断自在継目画定ガ
スケット74’は、H、I、C又はU字形とすることができる。裂断自在継目画
定ガスケット74’は、第2パウダーボックス54’Bをシェルツール52’に
結合すると、第2金型表面区域62’に押圧される。第2プラスチック材80’
を第2金型表面区域62’に適用した後、ガスケット74’を取り外せば、エア
バッグカバースキン部分22に裂断自在継目画定間隙86が裸のままに残される
。次いで、プラスチック材をスプレー又は鋳込み又はその他の方法によって適用
して間隙86に充填し、第2金型表面区域62’に形成されたままのプラスチッ
クスキンキャステイング12に裂断自在継目30が形成される。
【0064】 更に他の実施形態においては、第2パウダーボックス54’Bを省除し、第2
プラスチック材80’を第2金型表面区域62’にスプレーによって適用するこ
とができる。第2プラスチック材80’は、第1プラスチック材82’とオーバ
ーラップさせるために第1金型表面区域60’を被覆している第1プラスチック
材82’に当ててスプレーすることもできる。この実施形態においては、裂断自
在継目画定ガスケット74’は、第2プラスチック材80’のスプレー中シェル
ツール装置50’にしておき、スプレー終了後取り外すことができる。
プラスチック材80’を第2金型表面区域62’にスプレーによって適用するこ
とができる。第2プラスチック材80’は、第1プラスチック材82’とオーバ
ーラップさせるために第1金型表面区域60’を被覆している第1プラスチック
材82’に当ててスプレーすることもできる。この実施形態においては、裂断自
在継目画定ガスケット74’は、第2プラスチック材80’のスプレー中シェル
ツール装置50’にしておき、スプレー終了後取り外すことができる。
【0065】 以上、本発明を実施形態に関連して説明したが、本発明は、ここに例示した実
施形態の構造及び形状に限定されるものではなく、いろいろな実施形態が可能で
あり、いろいろな変更及び改変を加えることができることを理解されたい。
施形態の構造及び形状に限定されるものではなく、いろいろな実施形態が可能で
あり、いろいろな変更及び改変を加えることができることを理解されたい。
【図1】 図1は、本発明によるスキンを有する自動車用エアバッグカバーパネルの透視
図である。
図である。
【図2】 図2は、図1の線2−2に沿ってみた拡大図であり、パネルのエアバッグカバ
ー部分の裏側に取り付けられたエアバッグユニットの概略図を含む。
ー部分の裏側に取り付けられたエアバッグユニットの概略図を含む。
【図3】 図3は、エアバッグが図1のパネルのエアバッグカバー部分を通して展開する
様子を示す透視図である。
様子を示す透視図である。
【図4】 図4は、図2と同様の図であるが、裂断自在継目の別の実施形態を示す。
【図5】 図5は、図1のスキンの本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分の両方
を同時に鋳込むためのシェル金型及びパウダーボックス装置の一部切除され、一
部破除された概略正面図である。
を同時に鋳込むためのシェル金型及びパウダーボックス装置の一部切除され、一
部破除された概略正面図である。
【図6】 図6は、図5の装置が上下反転されたところを示す図であり、スキンの本体ス
キン部分とエアバッグカバースキン部分が一緒にシェル金型によって成形される
態様を示す。
キン部分とエアバッグカバースキン部分が一緒にシェル金型によって成形される
態様を示す。
【図7】 図7は、図5の線7−7に沿ってみた、一部切除された図である。
【図8】 図8は、スキンの本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分が鋳込まれた
後、シェルツール上で結合される態様を示す。
後、シェルツール上で結合される態様を示す。
【図9】 図9は、本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分が鋳込まれた後、図1
及び2の裂断自在継目ストリップがシェルツール上でエアバッグカバースキン部
分の裂断自在継目画定間隙に形成される態様を示す。
及び2の裂断自在継目ストリップがシェルツール上でエアバッグカバースキン部
分の裂断自在継目画定間隙に形成される態様を示す。
【図10】 図10は、本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分が鋳込まれた後、図
4の隠れ裂断自在継目がエアバッグカバースキン部分に形成される態様を示す概
略図である。
4の隠れ裂断自在継目がエアバッグカバースキン部分に形成される態様を示す概
略図である。
【図11】 図11は、図1のスキンの本体スキン部分を形成する第1プラスチック材を鋳
込むための第1パウダーボックスを装備した第2シェル金型組立体の一部破除さ
れた概略正面図である。
込むための第1パウダーボックスを装備した第2シェル金型組立体の一部破除さ
れた概略正面図である。
【図12】 図12は、図11の装置が上下反転されたところを示す図であり、第1プラス
チック材のスキンキャステイングがシェル金型で成形される態様を示す。
チック材のスキンキャステイングがシェル金型で成形される態様を示す。
【図13】 図13は、図1のスキンのエアバッグカバースキン部分を形成するための第2
プラスチック材を鋳込むための、又はスプレーするための第2パウダーボックス
を装備した第2シェル金型組立体の一部破除された概略正面図である。
プラスチック材を鋳込むための、又はスプレーするための第2パウダーボックス
を装備した第2シェル金型組立体の一部破除された概略正面図である。
【図14】 図14は、図13の装置が上下反転されたところを示す図であり、第2プラス
チック材のスキンキャステイングがシェル金型で成形される態様を示す。
チック材のスキンキャステイングがシェル金型で成形される態様を示す。
10 自動車内装パネル、計器パネル 12 スキン 14 基板 16 フォーム裏当層 20 本体スキン部分、本体スキンキャステイング 22 エアバッグカバースキン部分、エアバッグカバースキンキャステイング 24A エアバッグ 24 エアバッグ装置 25 プラスチック結合部、結合部 30 裂断自在継目、裂断自在継目ストリップ 31 エアバッグ展開区域 32 エアバッグ展開ドア、エアバッグ展開部分 38 内周縁 40 外周縁 50 シェルツール・アンド・パウダーボックス装置、パウダーボックス装置 52 シェルツール 54 パウダーボックス 58 金型表面 60 第1金型表面区域 62 第2金型表面区域 64 継手パターン兼仕切板 65 継目画定ガスケット 66 チャンバー 70 裂断自在継目パターン 74 裂断自在継目画定ガスケット 80 プラスチック材 82 プラスチック材 84 裂断継目画定間隙 86 裂断継目画定間隙 88 プラスチック結合材 92 裂断自在継目材料 100 ペイントの塗膜 102 裂断自在継目画定溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN,CU, CZ,EE,GE,GH,GM,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KE,KP,KR,LC,LK,LR ,LS,LT,LV,MG,MK,MN,MX,NO, NZ,PL,RO,SD,SG,SI,SK,SL,T R,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 3D054 AA03 AA14 BB09 BB23 FF04 FF20 【要約の続き】 ってエアバッグ展開用裂断自在継目を形成する。あるい は別法として、加熱された刻印ツール又はレーザー用い てエアバッグカバースキン部分に裂断自在継目画定間隙 を形成することができる。あるいは、エアバッグが展開 されるときカッターによってカバーが切り開かれるよう にすることもできる。
Claims (51)
- 【請求項1】 エアバッグ展開部分を含む自動車内装パネルのためのスキン
であって、 前記エアバッグ展開部分を囲む前記内装パネルの少くとも一部分を覆うように
なされた、第1プラスチック材から成る本体スキン部分と、 低下する温度下で前記第1プラスチック材より実質的に高い延性を保つ特性を
有する第2プラスチック材から成り、前記内装パネルの前記エアバッグ展開部分
を覆うようになされたエアバッグカバースキン部分と、 前記本体スキン部分を前記エアバッグカバースキン部分に接合した結合部と、 前記エアバッグカバースキン部分内に設けられており、膨張するエアバッグの
力に応答してエアバッグ展開部分と共に開放するようになされたエアバッグ展開
区域と、 から成る自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項2】 前記結合部は、ウレタンとビニルを含む群から選択された材
料を含有していることを特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルのための
スキン。 - 【請求項3】 前記結合部の少くとも一部分は、裂断自在継目であることを
特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項4】 前記結合部は、熱硬化性ウレタンを含有していることを特徴
とする請求項2に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項5】 前記結合部は、熱可塑性ウレタンを含有していることを特徴
とする請求項2に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項6】 前記結合部は、ポリ塩化ビニルを含有していることを特徴と
する請求項2に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項7】 前記結合部は、オレフィン類、エステル類、スチレン類及び
ゴム類を含む群から選択された材料を含有していることを特徴とする請求項1に
記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項8】 前記結合部は、前記第1プラスチック材と前記第2プラスチ
ック材の少くとも一方のプラスチック材を含有した組成物であることを特徴とす
る請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項9】 前記結合部は、前記第1プラスチック材と前記第2プラスチ
ック材との組成物であることを特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルの
ためのスキン。 - 【請求項10】 前記結合部は、熱硬化性プラスチックを含有していること
を特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項11】 前記結合部は、熱可塑性プラスチックを含有していること
を特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項12】 前記結合部は、前記第1プラスチック材と前記第2プラス
チック材のオーバーラップ部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車
内装パネルのためのスキン。 - 【請求項13】 前記エアバッグカバースキン部分の前記エアバッグ展開区
域は、裏面を有し、該エアバッグカバースキン部分は、その裏面に裂断自在継目
画定溝を有することを特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルのためのス
キン。 - 【請求項14】 前記エアバッグカバースキン部分の前記エアバッグ展開区
域は、一体の裂断自在継目ストリップを有することを特徴とする請求項1に記載
の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項15】 前記裂断自在継目ストリップは、前記第2プラスチック材
より実質的に強度が弱いプラスチック材を含有していることを特徴とする請求項
14に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項16】 前記裂断自在継目ストリップは、ウレタンとビニルを含む
群から選択された材料を含有していることを特徴とする請求項14に記載の自動
車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項17】 前記裂断自在継目ストリップは、熱硬化性ウレタンを含有
していることを特徴とする請求項16に記載の自動車内装パネルのためのスキン
。 - 【請求項18】 前記裂断自在継目ストリップは、熱可塑性ウレタンを含有
していることを特徴とする請求項16に記載の自動車内装パネルのためのスキン
。 - 【請求項19】 前記裂断自在継目ストリップは、ポリ塩化ビニルを含有し
ていることを特徴とする請求項16に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項20】 前記裂断自在継目ストリップは、オレフィン類、エステル
類、スチレン類及びゴム類を含む群から選択された材料を含有していることを特
徴とする請求項14に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項21】 前記裂断自在継目ストリップは、充填材を添加された熱可
塑性材を含有していることを特徴とする請求項14に記載の自動車内装パネルの
ためのスキン。 - 【請求項22】 前記裂断自在継目ストリップは、充填材を添加された熱硬
化性材を含有していることを特徴とする請求項14に記載の自動車内装パネルの
ためのスキン。 - 【請求項23】 前記第1プラスチック材は、ウレタンとビニルを含む群か
ら選択された材料を含有していることを特徴とする請求項1に記載の自動車内装
パネルのためのスキン。 - 【請求項24】 前記第1プラスチック材は、熱硬化性ウレタンを含有して
いることを特徴とする請求項23に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項25】 前記第1プラスチック材は、熱可塑性ウレタンを含有して
いることを特徴とする請求項23に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項26】 前記第1プラスチック材は、ポリ塩化ビニルを含有してい
ることを特徴とする請求項23に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項27】 前記第1プラスチック材は、オレフィン類、エステル類、
スチレン類及びゴム類を含む群から選択された材料を含有していることを特徴と
する請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項28】 前記第2プラスチック材は、ウレタンとビニルを含む群か
ら選択された材料を含有していることを特徴とする請求項1に記載の自動車内装
パネルのためのスキン。 - 【請求項29】 前記第2プラスチック材は、熱硬化性ウレタンを含有して
いることを特徴とする請求項28に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項30】 前記第2プラスチック材は、熱可塑性ウレタンを含有して
いることを特徴とする請求項28に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項31】 前記第2プラスチック材は、ポリ塩化ビニルを含有してい
ることを特徴とする請求項28に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項32】 前記第2プラスチック材は、オレフィン類、エステル類、
スチレン類及びゴム類を含む群から選択された材料を含有していることを特徴と
する請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項33】 前記第2プラスチック材は、低下する温度下で前記第1プ
ラスチック材より実質的に高い延性を有する材料を含有していることを特徴とす
る請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項34】 前記第2プラスチック材は、ウレタン系熱硬化性化合物を
含有していることを特徴とする請求項1に記載の自動車内装パネルのためのスキ
ン。 - 【請求項35】 前記本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分及び前
記裂断自在継目ストリップの外表面を覆うペイントの塗膜を有することを特徴と
する請求項14に記載の自動車内装パネルのためのスキン。 - 【請求項36】 パネルの外表面の大部分を覆うための本体スキン部分と、
エアバッグカバーパネルのエアバッグ展開部分のみを覆うための、該本体スキン
部分によって囲まれたエアバッグカバースキン部分とから成る、自動車内装パネ
ルのためのスキンを形成する方法であって、 第1プラスチック材を加熱されたシェルツールの第1金型表面区域に当てて鋳
込んで第1プラスチック材のスキンキャステイングを前記本体スキン部分の所望
形状に成形することによって該本体スキン部分を形成する工程と、 第2プラスチック材を前記加熱されたシェルツールの第2金型表面区域に当て
て鋳込んで第2プラスチック材のスキンキャステイングを前記エアバッグカバー
スキン部分の所望形状に成形することによって該エアバッグカバースキン部分を
形成する工程と、 前記本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分とが前記加熱されたシェル
ツールに保持されたままの状態で該本体スキン部分とエアバッグカバースキン部
分とを接合する結合部を形成する工程と、 から成るスキン形成方法。 - 【請求項37】 エアバッグカバースキン部分を形成する前記工程は、該エ
アバッグカバースキン部分を前記第1プラスチック材のスキンキャステイングに
オーバーラップさせるようにエアバッグカバースキン部分を鋳込むことを特徴と
する請求項36に記載のスキン形成方法。 - 【請求項38】 前記第2金型表面区域を前記第1金型表面区域から隔離し
て囲い、前記第1プラスチック材と第2プラスチック材を同時にそれぞれ囲われ
た該第1金型表面区域と第2金型表面区域に当てて鋳込むことによって本体スキ
ン部分を形成する前記工程とエアバッグカバースキン部分を形成する前記工程と
を同時に実行することを特徴とする請求項36に記載のスキン形成方法。 - 【請求項39】 最初に前記シェルツールの前記第2金型表面区域にマスク
をしておいて前記第1プラスチック材を前記第1金型表面区域に当てて鋳込み、
次いで、該第2金型表面区域のマスクを外し、前記第2プラスチック材を該第2
金型表面区域に当てて鋳込むことによって、本体スキン部分を形成する前記工程
とエアバッグカバースキン部分を形成する前記工程とを順次に実行することを特
徴とする請求項36に記載のスキン形成方法。 - 【請求項40】 エアバッグカバースキン部分を形成する前記工程は、プラ
スチック材を前記第2金型表面区域にスプレーすることによって実行されること
を特徴とする請求項36に記載のスキン形成方法。 - 【請求項41】 結合部を形成する前記工程は、少くとも前記第1プラスチ
ック材のスキンキャステイングの内周縁と、該内周縁に沿って該内周縁に近接し
て延長した前記第2プラスチック材のスキンキャステイングの外周縁との間にプ
ラスチック結合材をスプレーすることによって実行されることを特徴とする請求
項36に記載のスキン形成方法。 - 【請求項42】 結合部を形成する前記工程は、該結合部として熱硬化性プ
ラスチックを用いることを特徴とする請求項41に記載のスキン形成方法。 - 【請求項43】 結合部を形成する前記工程は、前記熱硬化性プラスチック
の結合材にウレタンを含有させる操作を含むことを特徴とする請求項42に記載
のスキン形成方法。 - 【請求項44】 結合部を形成する前記工程は、該結合部として熱可塑性プ
ラスチックを用いることを特徴とする請求項41に記載のスキン形成方法。 - 【請求項45】 結合部を形成する前記工程は、前記第1プラスチック材の
スキンキャステイングの内周縁と、該内周縁に沿って該内周縁に近接して延長し
た前記第2プラスチック材のスキンキャステイングの外周縁とにプラスチック結
合材を溶融し融着させる操作を含むことを特徴とする請求項36に記載のスキン
形成方法。 - 【請求項46】 結合部を形成する前記工程は、前記第1プラスチック材の
スキンキャステイングと前記第2プラスチック材のスキンキャステイングとのオ
ーバーラップ部分を溶融し融合させる操作を含むことを特徴とする請求項36に
記載のスキン形成方法。 - 【請求項47】 前記エアバッグカバースキン部分に裂断自在継目を形成す
る工程を含むことを特徴とする請求項36に記載のスキン形成方法。 - 【請求項48】 裂断自在継目を形成する前記工程は、前記エアバッグカバ
ースキン部分の裏面にレーザービームで裂断自在継目を刻むことによって実行さ
れることを特徴とする請求項47に記載のスキン形成方法。 - 【請求項49】 加熱した刻印ツールを前記エアバッグカバースキン部分の
裏面に押し込むことによって前記裂断自在継目を形成することを特徴とする請求
項47に記載のスキン形成方法。 - 【請求項50】 裂断自在継目を形成する前記工程は、前記第2金型表面区
域に押圧された裂断自在継目画定ガスケットの周りに前記第2プラスチック材を
鋳込み、該ガスケットを除去した跡に前記エアバッグカバースキン部分に残され
た裂断自在継目画定間隙に第3のプラスチック材をスプレーによって充填し、そ
れによって、該第2金型表面区域に形成されたままのプラスチックスキンキャス
テイングに裂断自在継目を形成することによって実行されることを特徴とする請
求項47に記載のスキン形成方法。 - 【請求項51】 前記本体スキン部分とエアバッグカバースキン部分、前記
結合部及び前記裂断自在継目ストリップの外表面にペイントを塗布する工程を含
むことを特徴とする請求項47に記載のスキン形成方法。
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