JPH07309189A - 車室側部材一体エアバッグドアの製造方法 - Google Patents
車室側部材一体エアバッグドアの製造方法Info
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- JPH07309189A JPH07309189A JP6128111A JP12811194A JPH07309189A JP H07309189 A JPH07309189 A JP H07309189A JP 6128111 A JP6128111 A JP 6128111A JP 12811194 A JP12811194 A JP 12811194A JP H07309189 A JPH07309189 A JP H07309189A
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- Japan
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- airbag door
- air bag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工程的にも経済的にも極めて有利であるとと
もに、その外観も良好な車室側部材一体エアバッグドア
の製造方法を提供する。 【構成】 車室側部材表皮材10のエアバッグドア用空
所12に、エアバッグドア表皮材11との合接線Lに沿
って該表皮材裏面方向に伸びる立ち片13を一体に延設
し、一方、前記エアバッグドア表皮材の前記車室側部材
表皮材との合接線に沿って該表皮材裏側方向に伸びる立
ち片14を一体に延設し、前記車室側部材表皮材とエア
バッグドア表皮材をそれらの立ち片同士を合着して成形
型に配置し表皮材裏面側に樹脂材料を導入して一体に成
形する。
もに、その外観も良好な車室側部材一体エアバッグドア
の製造方法を提供する。 【構成】 車室側部材表皮材10のエアバッグドア用空
所12に、エアバッグドア表皮材11との合接線Lに沿
って該表皮材裏面方向に伸びる立ち片13を一体に延設
し、一方、前記エアバッグドア表皮材の前記車室側部材
表皮材との合接線に沿って該表皮材裏側方向に伸びる立
ち片14を一体に延設し、前記車室側部材表皮材とエア
バッグドア表皮材をそれらの立ち片同士を合着して成形
型に配置し表皮材裏面側に樹脂材料を導入して一体に成
形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車室側部材一体エア
バッグドアの製造方法に関する。
バッグドアの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の乗員を衝突時の衝撃から
安全に保護するために、図4および図5に示すように、
たとえば、助手席側にあっては、前面の車室側部材(イ
ンストルメントパネル)P内部にエアバッグ装置100
が設けられる。インストルメントパネルPの所定位置に
は、エアバッグ101のための展開開口部102が設け
られており、この展開開口部102は平時にはエアバッ
グドア110によって覆われている。
安全に保護するために、図4および図5に示すように、
たとえば、助手席側にあっては、前面の車室側部材(イ
ンストルメントパネル)P内部にエアバッグ装置100
が設けられる。インストルメントパネルPの所定位置に
は、エアバッグ101のための展開開口部102が設け
られており、この展開開口部102は平時にはエアバッ
グドア110によって覆われている。
【0003】そして、車両が衝突などによって大きな衝
撃を受けた時には、エアバッグ装置100の作動部10
3が作動して、エアバッグケース104に収納されてい
るエアバッグ101を膨張させる。エアバッグドア11
0は前記エアバッグ101の膨張により内側から押し開
かれて、前記展開開口部102よりエアバッグ101が
車室内に展開する。
撃を受けた時には、エアバッグ装置100の作動部10
3が作動して、エアバッグケース104に収納されてい
るエアバッグ101を膨張させる。エアバッグドア11
0は前記エアバッグ101の膨張により内側から押し開
かれて、前記展開開口部102よりエアバッグ101が
車室内に展開する。
【0004】なお、図において符号111はエアバッグ
ドア110の表皮材、112は基体樹脂層、113は芯
材、119は前記エアバッグドア110のヒンジ部であ
る。また車室側部材であるインストルメントパネルPに
関する符号P1はインストルメントパネル表皮材、P2
はその基体樹脂層、P3はインストルメントパネル芯材
を表す。
ドア110の表皮材、112は基体樹脂層、113は芯
材、119は前記エアバッグドア110のヒンジ部であ
る。また車室側部材であるインストルメントパネルPに
関する符号P1はインストルメントパネル表皮材、P2
はその基体樹脂層、P3はインストルメントパネル芯材
を表す。
【0005】かかるエアバッグドア構造は、インストル
メントパネルPなどの車室側部材と別成型されたエアバ
ッグドア110を、車室側部材に形成された展開開口部
102に嵌め込んで取り付けられるのが通常である。
メントパネルPなどの車室側部材と別成型されたエアバ
ッグドア110を、車室側部材に形成された展開開口部
102に嵌め込んで取り付けられるのが通常である。
【0006】しかるに、この種従来のエアバッグドア構
造にあっては、エアバッグドアをインストルメントパネ
ルなどの車室側部材と別成形する必要がある。そして、
このエアバッグドアを、当然のように、車室側部材に形
成されたエアバッグ展開開口部に嵌め込み取り付ける作
業工程が必要となり、これらのコストは決して低いもの
ではない。
造にあっては、エアバッグドアをインストルメントパネ
ルなどの車室側部材と別成形する必要がある。そして、
このエアバッグドアを、当然のように、車室側部材に形
成されたエアバッグ展開開口部に嵌め込み取り付ける作
業工程が必要となり、これらのコストは決して低いもの
ではない。
【0007】また、エアバッグドアの取り付けはそれ自
体煩雑な作業であるばかりでなく、エアバッグ展開開口
部へ別成形されたエアバッグドアを完全に取り付けるこ
とが難かしく、しばしば両者の境界に段差やスキが発生
して製品の外観を損ねるという問題を生じていた。
体煩雑な作業であるばかりでなく、エアバッグ展開開口
部へ別成形されたエアバッグドアを完全に取り付けるこ
とが難かしく、しばしば両者の境界に段差やスキが発生
して製品の外観を損ねるという問題を生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題を一挙に解決するために提案されたものであっ
て、インストルメントパネルなどの車室側部材と一体に
エアバッグドアを形成するに際し、工程的にも経済的に
も極めて有利であるとともに、その外観も良好な車室側
部材一体エアバッグドアの製造方法を提供しようとする
ものである。
な問題を一挙に解決するために提案されたものであっ
て、インストルメントパネルなどの車室側部材と一体に
エアバッグドアを形成するに際し、工程的にも経済的に
も極めて有利であるとともに、その外観も良好な車室側
部材一体エアバッグドアの製造方法を提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
車室側部材表皮材の所定位置にエアバッグドア用空所を
形成し、前記エアバッグドア用空所にエアバッグドア表
皮材を合接し、しかる後前記車室側部材表皮材およびエ
アバッグドア表皮材の裏面側に樹脂材料を充填して車室
側部材一体エアバッグドアを得るに際して、前記車室側
部材表皮材のエアバッグドア用空所に、エアバッグドア
表皮材との合接線に沿って該表皮材裏面方向に伸びる立
ち片を一体に延設し、一方、前記エアバッグドア表皮材
の前記車室側部材表皮材との合接線に沿っては、該表皮
材裏側方向に伸びる立ち片を一体に延設し、前記車室側
部材表皮材とエアバッグドア表皮材をそれらの立ち片同
士を所定の合接線を形成するように互いに合着して成形
型に配置し、しかる後、前記立ち片を含む表皮材裏面側
に樹脂材料を導入して一体に成形することを特徴とする
車室側部材一体エアバッグドアの製造方法に係る。
車室側部材表皮材の所定位置にエアバッグドア用空所を
形成し、前記エアバッグドア用空所にエアバッグドア表
皮材を合接し、しかる後前記車室側部材表皮材およびエ
アバッグドア表皮材の裏面側に樹脂材料を充填して車室
側部材一体エアバッグドアを得るに際して、前記車室側
部材表皮材のエアバッグドア用空所に、エアバッグドア
表皮材との合接線に沿って該表皮材裏面方向に伸びる立
ち片を一体に延設し、一方、前記エアバッグドア表皮材
の前記車室側部材表皮材との合接線に沿っては、該表皮
材裏側方向に伸びる立ち片を一体に延設し、前記車室側
部材表皮材とエアバッグドア表皮材をそれらの立ち片同
士を所定の合接線を形成するように互いに合着して成形
型に配置し、しかる後、前記立ち片を含む表皮材裏面側
に樹脂材料を導入して一体に成形することを特徴とする
車室側部材一体エアバッグドアの製造方法に係る。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の製造方法に用いられる車室側
部材表皮材およびエアバッグドア表皮材の一例を示す斜
視図、図2はこの発明の製造方法の一実施例を示す断面
図、図3はエアバッグドアの成形状態を示す断面図であ
る。
明する。図1はこの発明の製造方法に用いられる車室側
部材表皮材およびエアバッグドア表皮材の一例を示す斜
視図、図2はこの発明の製造方法の一実施例を示す断面
図、図3はエアバッグドアの成形状態を示す断面図であ
る。
【0011】この発明の製造方法は、車室側部材表皮材
とエアバッグドア表皮材を合接し、前記各表皮材裏面に
樹脂材料を充填して車室側部材一体エアバッグドアを得
るに際し、表皮材の合接が簡単かつ確実で、極めて効率
的な作業を行なうためのものである。
とエアバッグドア表皮材を合接し、前記各表皮材裏面に
樹脂材料を充填して車室側部材一体エアバッグドアを得
るに際し、表皮材の合接が簡単かつ確実で、極めて効率
的な作業を行なうためのものである。
【0012】図1に示されるように、この発明に用いら
れる表皮材は、車室側部材表皮材10とエアバッグドア
表皮材11とからなる。車室側部材表皮材10は、所定
のパネル形状に形成され、その所定位置(たとえばイン
ストルメントパネル上など)にエアバッグドア用空所1
2が形成されている。このエアバッグドア用空所12
は、後で述べるエアバッグドア表皮材11が合接線Lに
沿って合接され嵌め込まれるもので、所定のドア外形状
に形成されている。
れる表皮材は、車室側部材表皮材10とエアバッグドア
表皮材11とからなる。車室側部材表皮材10は、所定
のパネル形状に形成され、その所定位置(たとえばイン
ストルメントパネル上など)にエアバッグドア用空所1
2が形成されている。このエアバッグドア用空所12
は、後で述べるエアバッグドア表皮材11が合接線Lに
沿って合接され嵌め込まれるもので、所定のドア外形状
に形成されている。
【0013】これらの表皮材10,11は軟質ビニール
などからなり、公知のスラッシュ成型などによっておの
おの独立した所定の表皮材形状に形成されている。ま
た、前記表皮材10,11は同種の材質を用いてもよい
が、必要に応じてエアバッグドア表皮材を車室側部材表
皮材と異なった材質にしたり、より肉厚なものとしても
よい。
などからなり、公知のスラッシュ成型などによっておの
おの独立した所定の表皮材形状に形成されている。ま
た、前記表皮材10,11は同種の材質を用いてもよい
が、必要に応じてエアバッグドア表皮材を車室側部材表
皮材と異なった材質にしたり、より肉厚なものとしても
よい。
【0014】前記車室側部材表皮材10には、前記エア
バッグドア用空所12の合接線Lに沿って、フランジ状
の立ち片13が一体に延設されている。この立ち片13
は、エアバッグドア表皮材11と合着して所定の合接線
Lを形成するためのもので、前記車室側部材表皮材10
裏面方向に伸びている。
バッグドア用空所12の合接線Lに沿って、フランジ状
の立ち片13が一体に延設されている。この立ち片13
は、エアバッグドア表皮材11と合着して所定の合接線
Lを形成するためのもので、前記車室側部材表皮材10
裏面方向に伸びている。
【0015】一方、エアバッグドア表皮材11は、合接
線Lに沿って前記エアバッグドア用空所12に嵌め込ま
れてエアバッグドアを構成するためのもので、その端縁
近傍に、前記合接線Lに沿って立ち片14が形成されて
いる。この立ち片14は、表皮材11裏面方向にフラン
ジ状に延設されている、
線Lに沿って前記エアバッグドア用空所12に嵌め込ま
れてエアバッグドアを構成するためのもので、その端縁
近傍に、前記合接線Lに沿って立ち片14が形成されて
いる。この立ち片14は、表皮材11裏面方向にフラン
ジ状に延設されている、
【0016】これらの立ち片13,14は、車室側部材
表皮材10のエアバッグドア用空所12にエアバッグド
ア表皮材11を嵌め込んで合接するに際し、それぞれの
立ち片13,14同士が密着し所定の合接線Lを形成す
るためのもので、約6mm程度の幅で設けられている。
表皮材10のエアバッグドア用空所12にエアバッグド
ア表皮材11を嵌め込んで合接するに際し、それぞれの
立ち片13,14同士が密着し所定の合接線Lを形成す
るためのもので、約6mm程度の幅で設けられている。
【0017】これらの立ち片13,14は、両立ち片1
3,14同士が互いに密着して所定の合接線Lを形成す
るようなものであればどのようなものでもよい。立ち片
13,14を垂直または傾斜状に立設して密着すること
ができる。
3,14同士が互いに密着して所定の合接線Lを形成す
るようなものであればどのようなものでもよい。立ち片
13,14を垂直または傾斜状に立設して密着すること
ができる。
【0018】また、立ち片13,14のうち、いずれか
一方の立ち片を他の立ち片に対して傾斜させて密着させ
るようにしてもよい。さらに、立ち片13,14の両者
を、それぞれ他の立ち片に対して傾斜させて密着させる
こともできる。
一方の立ち片を他の立ち片に対して傾斜させて密着させ
るようにしてもよい。さらに、立ち片13,14の両者
を、それぞれ他の立ち片に対して傾斜させて密着させる
こともできる。
【0019】図示した実施例では、車室側部材表皮材1
0の立ち片13を前記エアバッグドア用空所12内側方
向に傾斜させ、かつエアバッグドア表皮材11の立ち片
14を前記空所12外側方向に傾斜させた例が示され
る。このような構成とすることにより、エアバッグドア
用空所12内にエアバッグドア表皮材11を嵌め込んだ
際に、各立ち片13,14がその弾性によって強固に密
着し表皮材10,11を隙間なく合接することができ
る。前記立ち片13,14の傾斜角度は垂直角度から約
10度程度である。
0の立ち片13を前記エアバッグドア用空所12内側方
向に傾斜させ、かつエアバッグドア表皮材11の立ち片
14を前記空所12外側方向に傾斜させた例が示され
る。このような構成とすることにより、エアバッグドア
用空所12内にエアバッグドア表皮材11を嵌め込んだ
際に、各立ち片13,14がその弾性によって強固に密
着し表皮材10,11を隙間なく合接することができ
る。前記立ち片13,14の傾斜角度は垂直角度から約
10度程度である。
【0020】さらに、車室側部材表皮材10およびエア
バッグドア表皮材11の各立ち片13,14は、先端に
行くにつれて徐々に薄肉に形成することができる。それ
によって、前記立ち片13,14の柔軟性が高まり、表
皮材10と11がより確実に密着するので、シール性が
良好となる。
バッグドア表皮材11の各立ち片13,14は、先端に
行くにつれて徐々に薄肉に形成することができる。それ
によって、前記立ち片13,14の柔軟性が高まり、表
皮材10と11がより確実に密着するので、シール性が
良好となる。
【0021】また、車室側部材表皮材10およびエアバ
ッグドア表皮材11は、通常、その表面にシボ模様など
適宜の模様が形成されることが多いが、このような場合
には、各表皮材の立ち片13,14の合着面は平滑面と
して形成することが密着性を高める上から好ましい。
ッグドア表皮材11は、通常、その表面にシボ模様など
適宜の模様が形成されることが多いが、このような場合
には、各表皮材の立ち片13,14の合着面は平滑面と
して形成することが密着性を高める上から好ましい。
【0022】上述のように構成された表皮材10,11
は、図2に示されるように、成形型20に配置される。
その際、前記立ち片13,14を所定の合接線Lを形成
するように互いに密着させて合着させる。本例におい
て、成形型20は発泡成形型であって、型面に適宜の吸
引孔22,22,…が設けられている。この吸引孔22
は型外に設けられた真空ポンプ(図示せず)などに連結
されており、成形型20に配置された表皮材10,11
をその型面21に速やかに吸着させて位置決めおよび固
定をなす。
は、図2に示されるように、成形型20に配置される。
その際、前記立ち片13,14を所定の合接線Lを形成
するように互いに密着させて合着させる。本例におい
て、成形型20は発泡成形型であって、型面に適宜の吸
引孔22,22,…が設けられている。この吸引孔22
は型外に設けられた真空ポンプ(図示せず)などに連結
されており、成形型20に配置された表皮材10,11
をその型面21に速やかに吸着させて位置決めおよび固
定をなす。
【0023】前記車室側部材表皮材10とエアバッグド
ア表皮材11は、当該エアバッグドア表皮材11がエア
バッグドア用空所12内に合着される際に、それぞれの
立ち片13,14が合接線Lに沿って弾性的に確実に密
着する。
ア表皮材11は、当該エアバッグドア表皮材11がエア
バッグドア用空所12内に合着される際に、それぞれの
立ち片13,14が合接線Lに沿って弾性的に確実に密
着する。
【0024】しかる後、図示は省略するが、他方の型に
所望により芯材などを配すとともに、前記立ち片13,
14を含む前記車室側部材表皮材10およびエアバッグ
ドア表皮材11の裏面に樹脂材料15を導入した後型締
めする。そして、図3に示されるように、樹脂材料15
は、前記立ち片13,14をその内部に埋設しつつ前記
表皮材10,11と一体成形される。樹脂材料15を硬
化させた後脱型して製品となす。
所望により芯材などを配すとともに、前記立ち片13,
14を含む前記車室側部材表皮材10およびエアバッグ
ドア表皮材11の裏面に樹脂材料15を導入した後型締
めする。そして、図3に示されるように、樹脂材料15
は、前記立ち片13,14をその内部に埋設しつつ前記
表皮材10,11と一体成形される。樹脂材料15を硬
化させた後脱型して製品となす。
【0025】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
製造方法によれば、車室側部材のエアバッグ展開開口部
にエアバッグドアを形成するにつき、エアバッグドアを
車室側部材と別に成型し展開開口部に取り付ける作業が
まったく不要となり、効率的にも経済的にも極めて有利
である。
製造方法によれば、車室側部材のエアバッグ展開開口部
にエアバッグドアを形成するにつき、エアバッグドアを
車室側部材と別に成型し展開開口部に取り付ける作業が
まったく不要となり、効率的にも経済的にも極めて有利
である。
【0026】また、従来においては、煩雑な作業によっ
てエアバッグドアを車室側部材のエアバッグ展開開口部
に取り付ける際に、両者の境界に段差やスキが発生する
ことがあったが、この発明によれば、車室側部材にエア
バッグドアが一体に設けられているので、前記段差やス
キを生じることが全くない。したがって、製品外観を格
段と向上させることができるばかりか、乗員の心理にも
快適感ならびに安心感を付与し安全な運転を可能にす
る。
てエアバッグドアを車室側部材のエアバッグ展開開口部
に取り付ける際に、両者の境界に段差やスキが発生する
ことがあったが、この発明によれば、車室側部材にエア
バッグドアが一体に設けられているので、前記段差やス
キを生じることが全くない。したがって、製品外観を格
段と向上させることができるばかりか、乗員の心理にも
快適感ならびに安心感を付与し安全な運転を可能にす
る。
【図1】この発明の製造方法に用いられる車室側部材表
皮材およびエアバッグドア表皮材の一例を示す斜視図で
ある。
皮材およびエアバッグドア表皮材の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】この発明の製造方法の一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】エアバッグドアの成形状態を示す断面図であ
る。
る。
【図4】一般的なエアバッグドアが設けられたインスト
ルメントパネルの概略斜視図である。
ルメントパネルの概略斜視図である。
【図5】そのエアバッグドア構造を示す断面図である。
10 車室側部材表皮材 11 エアバッグドア表皮材 12 エアバッグドア用空所 13 立ち片 14 立ち片 15 樹脂材料 20 成形型
Claims (6)
- 【請求項1】 車室側部材表皮材の所定位置にエアバッ
グドア用空所を形成し、前記エアバッグドア用空所にエ
アバッグドア表皮材を合接し、しかる後前記車室側部材
表皮材およびエアバッグドア表皮材の裏面側に樹脂材料
を充填して車室側部材一体エアバッグドアを得るに際し
て、 前記車室側部材表皮材のエアバッグドア用空所に、エア
バッグドア表皮材との合接線に沿って該表皮材裏面方向
に伸びる立ち片を一体に延設し、 一方、前記エアバッグドア表皮材の前記車室側部材表皮
材との合接線に沿っては、該表皮材裏側方向に伸びる立
ち片を一体に延設し、 前記車室側部材表皮材とエアバッグドア表皮材をそれら
の立ち片同士を所定の合接線を形成するように互いに合
着して成形型に配置し、 しかる後、前記立ち片を含む表皮材裏面側に樹脂材料を
導入して一体に成形することを特徴とする車室側部材一
体エアバッグドアの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記車室側部材表皮
材およびエアバッグドア表皮材の立ち片のいずれか一方
が他方に対して傾斜状に形成されている車室側部材一体
エアバッグドアの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記車室側部材表皮
材およびエアバッグドア表皮材の立ち片の双方がそれぞ
れ他方に対して傾斜状に形成されている車室側部材一体
エアバッグドアの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3項のいずれかにおい
て、前記車室側部材表皮材およびエアバッグドア表皮材
の各立ち片が先端に行くにつれ薄肉に形成されている車
室側部材一体エアバッグドアの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4項のいずれかにおい
て、前記車室側部材表皮材およびエアバッグドア表皮材
の各立ち片の合着面が平滑面として形成されている車室
側部材一体エアバッグドアの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5項のいずれかにおい
て、前記車室側部材表皮材とエアバッグドア表皮材が該
表皮材を型面に吸着する吸引孔を有する成形型に配置さ
れる車室側部材一体エアバッグドアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6128111A JPH07309189A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 車室側部材一体エアバッグドアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6128111A JPH07309189A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 車室側部材一体エアバッグドアの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309189A true JPH07309189A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14976660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6128111A Pending JPH07309189A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 車室側部材一体エアバッグドアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07309189A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0805070A3 (en) * | 1996-04-30 | 2000-07-19 | Sumitomo Chemical Company Limited | Integrally molded air-bag cover article and method of making the same |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP6128111A patent/JPH07309189A/ja active Pending
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
EP0805070A3 (en) * | 1996-04-30 | 2000-07-19 | Sumitomo Chemical Company Limited | Integrally molded air-bag cover article and method of making the same |
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