JP2002507169A - ずれた出力部を有する2段分配変速機 - Google Patents

ずれた出力部を有する2段分配変速機

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Abstract

(57)【要約】 自動車用の2段分配変速機は、入力軸(2)、不斉地走行段としての遊星歯車装置、差動歯車装置、第1の出力軸(13)及びずれた出力部(19)に結合された第2の出力軸(15)からなり、その際、入力軸(2)は、遊星歯車装置の太陽歯車(5)又は遊星支持体(7)に選択的に連結可能であり、この遊星歯車装置の遊星歯車(8)は、空間に固定の内歯車(9)内において転がり、かつその際、差動歯車装置は、補償歯車(11)、及びそれぞれ第1及び第2の出力軸(13,15)においてこれにより駆動される第1及び第2の出力歯車(14,16)を有する。前車軸のための出力歯車(16)をできるだけ大幅に前方に配置し、かつ空間を節約するために、補償歯車(11)は、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星支持体(7)に支持されており、かつ第1の出力歯車(14)は、不斉地走行段の遊星歯車装置(5,8,9)の前に、かつ第2の出力歯車(16)は、その後に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ずれた出力部を有する2段分配変速機 本発明は、ハウジング、入力軸、不斉地走行段としての遊星歯車装置、差動歯 車装置、第1の出力軸及び第2の出力軸からなり、その際、遊星歯車装置が、太 陽歯車、遊星歯車を有する遊星支持体、及び内歯車からなり、これらが、不斉地 走行と道路走行を切換えるために、種々の様式で互いに又はハウジングに連結可 能であり、かつその際、差動歯車装置が、補償歯車、及びそれぞれ第1及び第2 の出力軸においてこれにより駆動される第1及び第2の出力歯車を有する、自動 車用の2段分配変速機を取扱う。 このような分配変速機は、ずれた出力部を有する構造様式において“シングル オフセット”と称する。これらは、ほとんどの場合、全車輪駆動される自動車に おいて、長手方向に組込まれた機関変速機ユニットにフランジ付けされている。 この時、ずれた出力部は、ほとんどの場合前車軸のためのものである。ますます 大きくかつ長く構成される機関変速機ユニットにおいて(多シリンダ機関、多数 の変速機走行段)、分配変速機をできるだけコンパクトに、とくに短く構成し、 かつ前車軸のためのずれた出力部をできるだけ遠く前方に設けることが望まれて いる。 ヨーロッパ特許出願公開第531088号明細書によれば、このような分配変 速機が公知であり、ここでは長手方向において列の後に、まず不斉地走行段とし て遊星歯車装置が、それからいくらかの間隔を置いて遊星差動歯車装置が、それ からロッククラッチが、かつその後初めて前車軸のための出力歯車が設けられて いる。したがってこの分配変速機は、きわめて長い構成を有し、後にある出力歯 車は、前車軸に対して長いカルダン軸を必要とし、このことは、振動技術的な理 由からも不都合である。不斉地走行段と差動歯車装置との間の間隔は、構造空間 、重量及び曲げ固有周波数にとくに不都合に作用する。 ドイツ連邦共和国特許第4113965号明細書によれば、類似の分配変速機 が公知であり、この分配変速機は、不斉地走行群に続いてかさ歯車差動歯車装置 を有する。この差動歯車装置は、前車軸に対して出力歯車の前方移動を可能にす ることなく、追加的に遊星差動歯車装置と比較して全長を拡大する。 したがって本発明の目的は、類概念に記載した分配変速機を、できるだけコン パクトに(とくに短く)かつ振動に対して強固に形成し、かつ前車軸のための出 力歯車をできるだけ大幅に前方に配置することにある。 そのために本発明によれば、補償歯車が、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星 支持体に支持されており、かつ第1の出力歯車が、不斉地走行段の遊星歯車装置 の前に、かつ第2の出力歯車が、その後に配置されている。 したがって遊星歯車装置は、差動歯車装置とともに1つの構成群にまとめられ ており、この構成群は、軸線方向にきわめて短く構成され、かつ出力歯車をこの 構成群の前及び後に配置することを可能にする。したがって少なくとも遊星支持 体の多重機能による重量及びコストの減少。それにより前車軸のための前に移し た出力部、及び全体としてきわめて剛体の駆動系列も可能である。 第1の構成において、補償歯車は、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星歯車の 間に配置されたかさ歯車であり、これらのかさ歯車は、第1及び第2の出力歯車 に直接噛み合っている(請求項2)。このようにして両方の出力歯車に噛み合った かさ歯車は、遊星歯車装置を橋絡している。これらは、周方向において遊星歯車 の間に配置されているので、構成群の直径は、それにより著しく拡大されるわけ ではない。両方の出力歯車の間のトルク分配の比は、その歯数の選択によって整 合することができ、その際、この時、補償歯車の軸は相応して傾斜している。 補償歯車の軸が、半径方向に向けられている(請求項3)と、多数の同じ部分 を有するとくに簡単な構造が得られる。 第2の構成において、補償歯車は平歯車であり、これらの平歯車は、一方にお いて第1又は第2の出力歯車に、かつ他方において第1の中間歯車に噛み合って おり、かつ第2の中間歯車は、第2又は第1の出力歯車に噛み合っており、その 際、第1及び第2の中間歯車は、遊星支持体に支持された軸に回らないように結 合されている(請求項4)。この構成は、トルク分配の比を選択する際に大きな自 由度を与え、かつ第1の出力歯車の方に向いた遊星歯車装置の側に補償歯車を取 付けることを可能にする。 第2の構成のとくに簡単かつ望ましいコストの引続き開発において、補償歯車 は、遊星歯車装置の遊星歯車と同軸的に配置されており、第1の出力歯車に噛み 合っており、かつ第1の中間歯車は、補償歯車の間に配置されている(請求項5) 。 第3の構成において、補償歯車は、互いに噛み合ったはすばを有する平歯車ロ ーラの対であり、これらの平歯車ローラのうち一方が、第1の出力歯車に、かつ 他方が、第2の出力歯車に噛み合っており、その際、第1及び第2の出力歯車が 、はすばを有する平歯車である(請求項6)。このようにしてとくにわずかしか構 造空間を必要としない差動歯車装置(ときにはトルセン差動歯車装置とも称する )が得られる。相応する構成の際に、所定のロック作用を及ぼすこともできるの で、追加的な差動歯車装置ロック装置は不要である。 第3の構成の簡単化は、なお次のようにして達成される。すなわち平歯車ロー ラの対が、軸なしに遊星支持体内に案内されており、かつそれぞれの平歯車ロー ラが、両方の出力歯車のうちの一方の位置に空き位置を有する(請求項7)。これ は、空間需要のそれ以上の減少、及び同じ部分としての平歯車ローラの形成を可 能にする。 不斉地走行段のための遊星歯車装置は、きわめて種々に形成しかつ接続するこ とができる。切換えは、ハウジング又は遊星支持体に内歯車を選択的に結合する ことによって行なうことができ、又は遊星歯車装置の 一方又は他方の部材に入力軸を選択的に結合することによって行なうことができ る。1つの可能な構成において、内歯車は、ハウジングに固定されており、かつ 不斉地走行段の切換えのために、摺動スリーブが設けられており、この摺動スリ ーブの前側端部が、第1の連結歯によって入力軸に連結されており、かつその後 側端部が、第2の連結歯によって、遊星歯車装置の太陽歯車又は遊星支持体に連 結可能であり、その際、摺動スリーブは、その前側端部に、切換えフォークに噛 み合うためのリングを有する(請求項8)。それによりこのリングは、完全に前方 に移すことができ、このことは、全長を減少する。ハウジングに固定の内歯車は 、遊星歯車装置の支持及び心出しを容易にする。 有利な変形において、遊星支持体は、第1の出力歯車を通って前方に達する中 空軸を有し、この中空軸の前側端部が、軸受に支持されており、かつ半径方向カ ラーを有し、このカラーが、摺動スリーブの前側端部におけるリングとともに、 不斉地走行段を切換えるための同期装置を形成している(請求項9)。同期の利点 は明白である。それによりこれは、とくにわずかな構造費用で達成される。 次に本発明を図面により示しかつ説明する。ここでは: 図1は、本発明による分配変速機の第1の構成を長手断面図で概略的に示し; 図2は、図1における線II−IIによる横断面を示し; 図3は、本発明による分配変速機の第2の構成を長手断面図で概略的に示し; 図4は、本発明による分配変速機の第3の構成を長手断面図で示し; 図5は、図4における線V−Vによる横断面を示している。 第1の実施例を示す図1において、ハウジングは1で、かつ図示しない機関変 速機ユニットから到来する入力軸は2で示されている。例示した構成において、 入力軸2は、切換えクラッチ3によって太陽歯車軸4又は遊星支持体軸6を駆動 する。前者は、太陽歯車5を駆動し、この太 陽歯車は、不斉地走行群を形成する遊星歯車装置の一部であり、遊星支持体軸6 は、遊星支持体7を駆動し、ここに遊星歯車8が回転可能に支持されている。こ れらの遊星歯車8は、空間に固定的にハウジング1に取付けられた内歯車9に噛 み合っている。太陽歯車5、遊星支持体7、遊星歯車8及び内歯車9は、不斉地 走行群として使われる遊星歯車装置を形成している。しかし遊星歯車装置の部材 の配置と結合は、例えば選択的にハウジング又は遊星支持体に連結可能な内歯車 を有するように、別の様式で行なってもよい。 周方向において遊星歯車8の間に(図2参照)、かさ歯車として形成された補償 歯車11が配置されており、これらの補償歯車は、遊星支持体7に結合されたこ の場合半径方向の軸12の回りで回転可能である。補償歯車11は、遊星歯車装 置の一方の側において、第1の出力軸13(後車軸に通じる)上にある第1の出 力歯車14に噛み合っており、かつ他方において第2の出力軸15上にある第2 の出力歯車16に噛み合っている。両方の出力歯車14、16は、同様にかさ歯 車である。第2の出力軸15は、遊星歯車装置の前に、したがって入力軸の側に 配置されており、かつ第1の変速機歯車17を有し、この変速機歯車は、任意の 様式で(例えば引っ張りベルトを介して)第2の変速機歯車18を駆動し、この 変速機歯車から、入力軸2及び第1の出力軸13に対してずらされて、前車軸の ための出力部19が出ている。 図3は、第2の構成を示している。参照符号1ないし9、13、15、17、 18、19は、ここにおいても利用される。遊星支持体7の軸20において、入 力軸2から離れた方の側に遊星歯車8が回転可能に支持されており、これらの遊 星歯車は、図1におけるように、太陽歯車5及びハウジングに固定の内歯車9に 噛み合っており、かつ不斉地走行群を形成している。入力軸の方に向いた遊星支 持体7の側に、補償歯車21が配置されており、これらの補償歯車は、平歯車と して形成され、かつ対称性の理由により多重に存在する。補償歯車21は、一方 において第 2の出力歯車22に、かつ他方においてそれぞれ1つの第1の中間歯車23に噛 み合っている。この第1の中間歯車23は、遊星支持体7の穴27内に支持され た軸26を介して、第2の中間歯車24に回らないように結合されており、この 中間歯車は、他方において第1の出力歯車25に噛み合っている。ここから第1 の出力軸が、後車軸に通じている。 図4、5による第3の構成において、入力軸2は、第1の連結歯30を介して 摺動スリーブ31の前側端部に回らないように結合されており、この摺動スリー ブは、その後側端部に第2の連結歯32を有し、これらの連結歯は、太陽歯車3 3の相応する歯に噛み合っている(上側図半分)。遊星歯車34は、内側において 太陽歯車33に噛み合い、かつ外側においてハウジングに固定の内歯車35に噛 み合っている。遊星歯車34は、遊星支持体37に支持されている。周方向にお いて遊星歯車34の間に、軸平行にかつ互いに噛み合って、はすばを有する平歯 車ローラ38、39が回転可能に収容されている。これらのローラは、おおいに 斜めの歯を有するので、これらは、いわゆるトルセンを形成している。両方の平 歯車ローラは、軸上に支持されているのではなく、遊星支持体37における内方 に開いた穴40内において案内されているだけである。第1の平歯車ローラ38 は、第2の出力歯車41に噛み合い、第2の平歯車ローラ39(図5)は、第1 の出力歯車42に噛み合っている。それ故に平歯車ローラ38は、第1の出力歯 車42の周において空いた位置43を有する。 遊星支持体37は、後側フランジ45及び前側フランジ47とともに、周にわ たって分配されたねじピン54によってまとめられて、かごを形成しており、こ のかごは、後側において軸受46に通じており、かつ前側において中空軸48に 移行しており、この中空軸は、他方において前側遊星支持体軸受49に通じてい る。中空軸48は、半径方向カラー50において終っている。 摺動スリーブ31は、その前側端部にリング51を備え、このリング は、図示しない切換えフォークのための溝52、及び同期装置のための例えば円 錐形の面53を有し、この同期装置は、半径方向の又はここでは円錐形のカラー 50と共同動作する。 図4において入力軸2の中心線の上において、摺動スリーブ31は、第2の連 結歯32が太陽歯車33に噛み合った不斉地走行に相当する位置にある。中心線 の下において、摺動スリーブ31は、連結歯32が遊星支持体37の相応した歯 58に噛み合った道路走行に相当する段にある。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年5月14日(1999.5.14) 【補正内容】 明細書 ずれた出力部を有する2段分配変速機 本発明は、ハウジング、入力軸、不斉地走行段としての遊星歯車装置、差動歯 車装置、第1の出力軸及び第2の出力軸からなり、その際、遊星歯車装置が、太 陽歯車、遊星歯車を有する遊星支持体、及び内歯車からなり、その際、内歯車が 、ハウジングに回らないように結合されており、かつ力の流れが、入力軸から遊 星歯車装置の両方の別の部材のうちの一方を介して選択的に差動歯車装置に行な われ、かつその際、差動歯車装置が、補償歯車、及びそれぞれ第1及び第2の出 力軸においてこれにより駆動される第1及び第2の出力歯車を有する、自動車用 の2段分配変速機を取扱う。 このような分配変速機は、ずれた出力部を有する構造様式において“シングル オフセット”と称する。これらは、ほとんどの場合、全車輪駆動される自動車に おいて、長手方向に組込まれた機関変速機ユニットにフランジ付けされている。 この時、ずれた出力部は、ほとんどの場合前車軸のためのものである。ますます 大きくかつ長く構成される機関変速機ユニットにおいて(多シリンダ機関、多数 の変速機走行段)、分配変速機をできるだけコンパクトに、とくに短く構成し、 かつ前車軸のためのずれた出力部をできるだけ遠く前方に設けることが望まれて いる。 ヨーロッパ特許出願公開第531088号明細書によれば、このような分配変 速機が公知であり、ここでは長手方向において列の後に、まず不斉地走行段とし て遊星歯車装置が、それからいくらかの間隔を置いて遊星差動歯車装置が、それ からロッククラッチが、かつその後初めて前車軸のための出力歯車が設けられて いる。したがってこの分配変速機は、きわめて長い構成を有し、後にある出力歯 車は、前車軸に対して長いカルダン軸を必要とし、このことは、振動技術的な理 由からも不都合である。不斉地走行段と差動歯車装置との間の間隔は、構造空間 、重量及び 曲げ固有周波数にとくに不都合に作用する。 ドイツ連邦共和国特許第4113965号明細書によれば、類似の分配変速機 が公知であり、この分配変速機は、不斉地走行群に続いてかさ歯車差動歯車装置 を有する。この差動歯車装置は、前車軸に対して出力歯車の前方移動を可能にす ることなく、追加的に遊星差動歯車装置と比較して全長を拡大する。 したがって本発明の目的は、類概念に記載した分配変速機を、できるだけコン パクトに(とくに短く)かつ振動に対して強固に形成し、かつ前車軸のための出 力歯車をできるだけ大幅に前方に配置することにある。 そのために本発明によれば、補償歯車が、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星 支持体に支持されており、かつ第1の出力歯車が、不斉地走行段の遊星歯車装置 の前に、かつ第2の出力歯車が、その後に配置されている。 したがって遊星歯車装置は、差動歯車装置とともに1つの構成群にまとめられ ており、この構成群は、軸線方向にきわめて短く構成され、かつ出力歯車をこの 構成群の前及び後に配置することを可能にする。したがって少なくとも遊星支持 体の多重機能による重量及びコストの減少。それにより前車軸のための前に移し た出力部、及び全体としてきわめて剛体の駆動系列も可能である。 第1の構成において、補償歯車は、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星歯車の 間に配置されたかさ歯車であり、これらのかさ歯車は、第1及び第2の出力歯車 に直接噛み合っている(請求項2)。このようにして両方の出力歯車に噛み合った かさ歯車は、遊星歯車装置を橋絡している。これらは、周方向において遊星歯車 の間に配置されているので、構成群の直径は、それにより著しく拡大されるわけ ではない。両方の出力歯車の間のトルク分配の比は、その歯数の選択によって整 合することができ、その際、この時、補償歯車の軸は相応して傾斜している。 補償歯車の軸が、半径方向に向けられている(請求項3)と、多数の 同じ部分を有するとくに簡単な構造が得られる。 第2の構成において、補償歯車は平歯車であり、これらの平歯車は、一方にお いて第1又は第2の出力歯車に、かつ他方において第1の中間歯車に噛み合って おり、かつ第2の中間歯車は、第2又は第1の出力歯車に噛み合っており、その 際、第1及び第2の中間歯車は、遊星支持体に支持された軸に回らないように結 合されている(請求項4)。この構成は、トルク分配の比を選択する際に大きな自 由度を与え、かつ第1の出力歯車の方に向いた遊星歯車装置の側に補償歯車を取 付けることを可能にする。 第2の構成のとくに簡単かつ望ましいコストの引続き開発において、補償歯車 は、遊星歯車装置の遊星歯車と同軸的に配置されており、第1の出力歯車に噛み 合っており、かつ第1の中間歯車は、補償歯車の間に配置されている(請求項5) 。 第3の構成において、補償歯車は、互いに噛み合ったはすばを有する平歯車ロ ーラの対であり、これらの平歯車ローラのうち一方が、第1の出力歯車に、かつ 他方が、第2の出力歯車に噛み合っており、その際、第1及び第2の出力歯車が 、はすばを有する平歯車である(請求項6)。このようにしてとくにわずかしか構 造空間を必要としない差動歯車装置(ときにはトルセン差動歯車装置とも称する )が得られる。相応する構成の際に、所定のロック作用を及ぼすこともできるの で、追加的な差動歯車装置ロック装置は不要である。 第3の構成の簡単化は、なお次のようにして達成される。すなわち平歯車ロー ラの対が、軸なしに遊星支持体内に案内されており、かつそれぞれの平歯車ロー ラが、両方の出力歯車のうちの一方の位置に空き位置を有する(請求項7)。これ は、空間需要のそれ以上の減少、及び同じ部分としての平歯車ローラの形成を可 能にする。 不斉地走行段のための遊星歯車装置は、きわめて種々に形成しかつ接続するこ とができる。切換えは、ハウジング又は遊星支持体に内歯車を 選択的に結合することによって行なうことができ、又は遊星歯車装置の一方又は 他方の部材に入力軸を選択的に結合することによって行なうことができる。1つ の可能な構成において、内歯車は、ハウジングに固定されており、かつ不斉地走 行段の切換えのために、摺動スリーブが設けられており、この摺動スリーブの前 側端部が、第1の連結歯によって入力軸に連結されており、かつその後側端部が 、第2の連結歯によって、遊星歯車装置の太陽歯車又は遊星支持体に連結可能で あり、その際、摺動スリーブは、その前側端部に、切換えフォークに噛み合うた めのリングを有する(請求項8)。それによりこのリングは、完全に前方に移すこ とができ、このことは、全長を減少する。ハウジングに固定の内歯車は、遊星歯 車装置の支持及び心出しを容易にする。 有利な変形において、遊星支持体は、第1の出力歯車を通って前方に達する中 空軸を有し、この中空軸の前側端部が、軸受に支持されており、かつ半径方向カ ラーを有し、このカラーが、摺動スリーブの前側端部におけるリングとともに、 不斉地走行段を切換えるための同期装置を形成している(請求項9)。同期の利点 は明白である。それによりこれは、とくにわずかな構造費用で達成される。 次に本発明を図面により示しかつ説明する。ここでは: 図1は、本発明による分配変速機の第1の構成を長手断面図で概略的に示し; 図2は、図1における線II−IIによる横断面を示し; 図3は、本発明による分配変速機の第2の構成を長手断面図で概略的に示し; 図4は、本発明による分配変速機の第3の構成を長手断面図で示し; 図5は、図4における線V−Vによる横断面を示している。 第1の実施例を示す図1において、ハウジングは1で、かつ図示しない機関変 速機ユニットから到来する入力軸は2で示されている。例示した構成において、 入力軸2は、切換えクラッチ3によって太陽歯車軸4 又は遊星支持体軸6を駆動する。前者は、太陽歯車5を駆動し、この太陽歯車は 、不斉地走行群を形成する遊星歯車装置の一部であり、遊星支持体軸6は、遊星 支持体7を駆動し、ここに遊星歯車8が回転可能に支持されている。これらの遊 星歯車8は、空間に固定的にハウジング1に取付けられた内歯車9に噛み合って いる。太陽歯車5、遊星支持体7、遊星歯車8及び内歯車9は、不斉地走行群と して使われる遊星歯車装置を形成している。しかし遊星歯車装置の部材の配置と 結合は、例えば選択的にハウジング又は遊星支持体に連結可能な内歯車を有する ように、別の様式で行なってもよい。 周方向において遊星歯車8の間に(図2参照)、かさ歯車として形成された補償 歯車11が配置されており、これらの補償歯車は、遊星支持体7に結合されたこ の場合半径方向の軸12の回りで回転可能である。補償歯車11は、遊星歯車装 置の一方の側において、第1の出力軸13(後車軸に通じる)上にある第1の出力 歯車14に噛み合っており、かつ他方において第2の出力軸15上にある第2の 出力歯車16に噛み合っている。両方の出力歯車14、16は、同様にかさ歯車 である。第2の出力軸15は、遊星歯車装置の前に、したがって入力軸の側に配 置されており、かつ第1の変速機歯車17を有し、この変速機歯車は、任意の様 式で(例えば引っ張りベルトを介して)第2の変速機歯車18を駆動し、この変速 機歯車から、入力軸2及び第1の出力軸13に対してずらされて、前車軸のため の出力部19が出ている。 図3は、第2の構成を示している。参照符号1ないし9、13、15、17、 18、19は、ここにおいても利用される。遊星支持体7の軸20において、入 力軸2から離れた方の側に遊星歯車8が回転可能に支持されており、これらの遊 星歯車は、図1におけるように、太陽歯車5及びハウジングに固定の内歯車9に 噛み合っており、かつ不斉地走行群を形成している。入力軸の方に向いた遊星支 持体7の側に、補償歯車21が配置されており、これらの補償歯車は、平歯車と して形成され、かつ 対称性の理由により多重に存在する。補償歯車21は、一方において第2の出力 歯車22に、かつ他方においてそれぞれ1つの第1の中間歯車23に噛み合って いる。この第1の中間歯車23は、遊星支持体7の穴27内に支持された軸26 を介して、第2の中間歯車24に回らないように結合されており、この中間歯車 は、他方において第1の出力歯車25に噛み合っている。ここから第1の出力軸 が、後車軸に通じている。 図4、5による第3の構成において、入力軸2は、第1の連結歯30を介して 摺動スリーブ31の前側端部に回らないように結合されており、この摺動スリー ブは、その後側端部に第2の連結歯32を有し、これらの連結歯は、太陽歯車3 3の相応する歯に噛み合っている(上側図半分)。遊星歯車34は、内側において 太陽歯車33に噛み合い、かつ外側においてハウジングに固定の内歯車35に噛 み合っている。遊星歯車34は、遊星支持体37に支持されている。周方向にお いて遊星歯車34の間に、軸平行にかつ互いに噛み合って、はすばを有する平歯 車ローラ38、39が回転可能に収容されている。これらのローラは、おおいに 斜めの歯を有するので、これらは、いわゆるトルセンを形成している。両方の平 歯車ローラは、軸上に支持されているのではなく、遊星支持体37における内方 に開いた穴40内において案内されているだけである。第1の平歯車ローラ38 は、第2の出力歯車41に噛み合い、第2の平歯車ローラ39(図5)は、第1 の出力歯車42に噛み合っている。それ故に平歯車ローラ38は、第1の出力歯 車42の周において空いた位置43を有する。 遊星支持体37は、後側フランジ45及び前側フランジ47とともに、周にわ たって分配されたねじピン54によってまとめられて、かごを形成しており、こ のかごは、後側において軸受46に通じており、かつ前側において中空軸48に 移行しており、この中空軸は、他方において前側遊星支持体軸受49に通じてい る。中空軸48は、半径方向カラー50において終っている。 摺動スリーブ31は、その前側端部にリング51を備え、このリングは、図示 しない切換えフォークのための溝52、及び同期装置のための例えば円錐形の面 53を有し、この同期装置は、半径方向の又はここでは円錐形のカラー50と共 同動作する。 図4において入力軸2の中心線の上において、摺動スリーブ31は、第2の連 結歯32が太陽歯車33に噛み合った不斉地走行に相当する位置にある。中心線 の下において、摺動スリーブ31は、連結歯32が遊星支持体37の相応した歯 58に噛み合った道路走行に相当する段にある。 請求の範囲 1.ハウジング(1)、入力軸(2)、不斉地走行段としての遊星歯車装置、差動 歯車装置、第1の出力軸(13)及び第2の出力軸(15)からなり、その際、 遊星歯車装置が、太陽歯車(5;33)、遊星歯車(8;34)を有する遊星支持体 (7;37)、及び内歯車(9;35)からなり、その際、内歯車(9;35)が 、ハウジング(1)に回らないように結合されており、かつ力の流れが、入力軸 (2)から遊星歯車装置の両方の別の部材のうちの一方を介して選択的に差動歯 車装置に行なわれ、かつその際、差動歯車装置が、補償歯車(11;21;38 ,39)、及びそれぞれ第1及び第2の出力軸(13,15;13,55)にお いてこれにより駆動される第1及び第2の出力歯車(14,16;22,25; 42,41)を有する、自動車用の2段分配変速機において、補償歯車(11; 21;38,39)が、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星支持体(7;37) に支持されており、かつ第1の出力歯車(14;25;42)が、不斉地走行段 の遊星歯車装置(5,8,9;33,34,35)の前に、かつ第2の出力歯車 (16;22;41)が、その後に配置されていることを特徴とする、自動車用 の2段分配変速機。 2.補償歯車(11)が、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星歯車(8)の間に配 置されたかさ歯車であり、これらのかさ歯車が、第1及び第2の出力歯車(14 ,16)に直接噛み合っている(図1、2)ことを特徴とする、請求項1に記載 の2段分配変速機。 3.補償歯車(11)の軸(12)が、半径方向に向けられている(図1、2 )ことを特徴とする、請求項2に記載の2段分配変速機。 4.補償歯車(21)が平歯車であり、これらの平歯車が、一方において第1 又は第2の出力歯車(22,25)に、かつ他方において第1の中間歯車(23 )に噛み合っており、かつ第2の中間歯車(24)が、第2又は第1の出力歯車 (25,22)に噛み合っており、その際、第 1及び第2の中間歯車(23,24)が、遊星支持体(7)に支持された軸(2 6)に回らないように結合されている(図3)ことを特徴とする、請求項1に記 載の2段分配変速機。 5.補償歯車(21)が、遊星歯車装置の遊星歯車(8)と同軸的に配置され ており、かつ第2の出力歯車(22)に噛み合っており、かつ第1の中間歯車( 23)が、補償歯車(21)の間に配置されている(図3)ことを特徴とする、 請求項4に記載の2段分配変速機。 6.補償歯車(38,39)が、互いに噛み合ったはすばを有する平歯車ロー ラの対であり、これらの平歯車ローラのうち一方(39)が、第1の出力歯車( 42)に、かつ他方(38)が、第2の出力歯車(41)に噛み合っており、そ の際、第1及び第2の出力歯車(42,41)が、はすばを有する平歯車である (図4、5)ことを特徴とする、請求項1に記載の2段分配変速機。 7.平歯車ローラ(38,39)の対が、軸なしに遊星支持体(37)内に案 内されており、かつそれぞれの平歯車ローラ(38,39)が、両方の出力歯車 (42,41)のうちの一方の位置に空き位置(43)を有する(図4、5)こ とを特徴とする、請求項6に記載の2段分配変速機。 8.内歯車(9;35)が、空間に固定されており、かつ不斉地走行段の切換 えのために、摺動スリーブ(31)が設けられており、この摺動スリーブの前側 端部が、第1の連結歯(30)によって入力軸(2)に連結されており、かつそ の後側端部が、第2の連結歯(32)によって、遊星歯車装置の太陽歯車(33 )又は遊星支持体(37)に連結可能であり、その際、摺動スリーブ(31)が 、その前側端部に、切換えフォークに噛み合うためのリング(51)を有する( 図4、5)ことを特徴とする、請求項1に記載の2段分配変速機。 9.遊星支持体(37)が、第1の出力歯車(41)を通って前方に達する中 空軸(48)を形成しており、この中空軸の前側端部が、軸受 (49)に支持されており、かつ半径方向カラー(50)を有し、このカラーが 、摺動スリーブ(31)の前側端部におけるリング(51)とともに、不斉地走 行段を切換えるための同期装置を形成している(図4、5)ことを特徴とする、 請求項8に記載の2段分配変速機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ハウジング(1)、入力軸(2)、不斉地走行段としての遊星歯車装置、差動 歯車装置、第1の出力軸(13)及び第2の出力軸(15)からなり、その際、 遊星歯車装置が、太陽歯車(5;33)、遊星歯車(8;34)を有する遊星支持体 (7;37)、及び内歯車(9;35)からなり、これらが、不斉地走行と道路走 行を切換えるために、種々の様式で互いに又はハウジングに連結可能であり、か つその際、差動歯車装置が、補償歯車(11;21;38,39)、及びそれぞれ 第1及び第2の出力軸(13,15;13,55)においてこれにより駆動され る第1及び第2の出力歯車(14,16;22,25;42,41)を有する、 自動車用の2段分配変速機において、補償歯車(11;21;38,39)が、 不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星支持体(7;37)に支持されており、かつ 第1の出力歯車(14;25;42)が、不斉地走行段の遊星歯車装置(5,8 ,9;33,34,35)の前に、かつ第2の出力歯車(16;22;41)が 、その後に配置されていることを特徴とする、自動車用の2段分配変速機。 2.補償歯車(11)が、不斉地走行段の遊星歯車装置の遊星歯車(8)の間に配 置されたかさ歯車であり、これらのかさ歯車が、第1及び第2の出力歯車(14 ,16)に直接噛み合っている(図1、2)ことを特徴とする、請求項1に記載 の2段分配変速機。 3.補償歯車(11)の軸(12)が、半径方向に向けられている(図1、2 )ことを特徴とする、請求項2に記載の2段分配変速機。 4.補償歯車(21)が平歯車であり、これらの平歯車が、一方において第1 又は第2の出力歯車(22,25)に、かつ他方において第1の中間歯車(23 )に噛み合っており、かつ第2の中間歯車(24)が、第2又は第1の出力歯車 (25,22)に噛み合っており、その際、第1及び第2の中間歯車(23,2 4)が、遊星支持体(7)に支持され た軸(26)に回らないように結合されている(図3)ことを特徴とする、請求 項1に記載の2段分配変速機。 5.補償歯車(21)が、遊星歯車装置の遊星歯車(8)と同軸的に配置され ており、かつ第2の出力歯車(22)に噛み合っており、かつ第1の中間歯車( 23)が、補償歯車(21)の間に配置されている(図3)ことを特徴とする、 請求項4に記載の2段分配変速機。 6.補償歯車(38,39)が、互いに噛み合ったはすばを有する平歯車ロー ラの対であり、これらの平歯車ローラのうち一方(39)が、第1の出力歯車( 42)に、かつ他方(38)が、第2の出力歯車(41)に噛み合っており、そ の際、第1及び第2の出力歯車(42,41)が、はすばを有する平歯車である (図4、5)ことを特徴とする、請求項1に記載の2段分配変速機。 7.平歯車ローラ(38,39)の対が、軸なしに遊星支持体(37)内に案 内されており、かつそれぞれの平歯車ローラ(38,39)が、両方の出力歯車 (42,41)のうちの一方の位置に空き位置(43)を有する(図4、5)こ とを特徴とする、請求項6に記載の2段分配変速機。 8.内歯車(9;35)が、空間に固定されており、かつ不斉地走行段の切換 えのために、摺動スリーブ(31)が設けられており、この摺動スリーブの前側 端部が、第1の連結歯(30)によって入力軸(2)に連結されており、かつそ の後側端部が、第2の連結歯(32)によって、遊星歯車装置の太陽歯車(33 )又は遊星支持体(37)に連結可能であり、その際、摺動スリーブ(31)が 、その前側端部に、切換えフォークに噛み合うためのリング(51)を有する( 図4、5)ことを特徴とする、請求項1に記載の2段分配変速機。 9.遊星支持体(37)が、第1の出力歯車(41)を通って前方に達する中 空軸(48)を形成しており、この中空軸の前側端部が、軸受(49)に支持さ れており、かつ半径方向カラー(50)を有し、この カラーが、摺動スリーブ(31)の前側端部におけるリング(51)とともに、 不斉地走行段を切換えるための同期装置を形成している(図4、5)ことを特徴 とする、請求項8に記載の2段分配変速機。
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