JP2002506698A - 薬剤のデリバリの引き金となる吸入作動型流れ転換手段を有する乾燥粉末状薬剤吸入器 - Google Patents

薬剤のデリバリの引き金となる吸入作動型流れ転換手段を有する乾燥粉末状薬剤吸入器

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リース,フランク・エイ
ガードナー,デーヴィッド・エル
スノー,ジョン・エム
ライアン,ザチャリー・ダブリュー
ファーラー,デーヴィッド・エス
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イノベーティブ・ディバイシィーズ・エルエルシー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一次吸入通路(60)と、上記一次吸入通路と連通状態に配設されている二次吸入通路(90)と、薬剤源と、を有する吸入により作動する吸入器(10)に関する。一次吸入通路は、配備されている遮断プレート(84)に連結されている流入阻止機構を有し、二次吸入通路内での流体流を選択的に遮断する。ユーザーの吸入が規定速度に達すると、流入阻止機構は、一次吸入通路を通過する流れを制限し、遮断プレートを移動させて、空気流が二次吸入通路を通過可能となるようにする。よって、ユーザーが所望の吸入速度に達すると、薬剤が二次吸入通路を介して提供され、こうして、肺への薬剤のデリバリを最適化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願】
本出願は、1995年8月2日に米国特許法第111条(b)の規定に基づい
て出願された仮出願第60/011,786号に開示された発明に対して米国特
許法第111条(a)の規定に基づいて出願した出願の優先権を主張した199
6年8月1日に出願された米国特許出願第08/690,989号(現在は米国
特許第5,692,496号である)の継続出願である1997年3月25日に
出願された米国特許出願第08/823,139号(本願に組み込まれている)
の一部継続出願である。
【0002】
【発明の分野】
本発明は、改良された薬剤吸入器に関する。特に、本発明は、肺への薬剤の正
確な堆積を促進する態様で、喘息患者などにより使用可能な乾燥粉末状薬剤吸入
器に関する。マウスピースで吸入することによって、正確な吸気の間、処方され
た投与量の薬剤が患者に到達可能となり、ユーザーの肺への薬剤の堆積を最大に
することができる。
【0003】
【従来の技術】
正確な呼吸を阻害する喘息及びその他の呼吸器系疾患が広範囲にわたって存在
していることから、収縮した呼吸通路を拡幅するために用いることができ、ユー
ザーの呼吸をもっと楽にすることができる多数の薬物療法が開発されている。一
時的な発作によってのみ苦しむ喘息患者もいるし、深刻な不便さを引き起こさな
い比較的軽い発作によって苦しむ喘息患者もいる。しかし、他の喘息患者にとっ
て、呼吸することは、適当な薬剤なしにはほとんど呼吸が不可能に近い定期的な
戦いである。これらの薬物療法は、薬剤の種類に応じて、乾燥形態又は液体のい
ずれであってもよい。
【0004】 現在、肺への薬剤の投与のために市販されている吸入装置には、基本的に2種
類のタイプがある。主流である吸入装置は、例えばクロロフルオロカーボン又は
フルオロカーボン等の薬理的に不活性な液体推進剤に懸濁されている薬物を内包
する加圧・計量投与量吸入器である。このタイプの吸入装置は、この分野で周知
であり、一般に使用されている。
【0005】 これらの推進剤に基づく吸入装置は、エアロゾルキャニスターから所定投与量
の薬剤を安定してデリバリできるという利点がある。しかし、薬物粒子は、吸入
装置から高速度で推進される。多量の薬剤が、患者の口又は喉の組織に衝突して
、肺への堆積を阻害するようになる。さらに、環境中のオゾン層の破壊とクロロ
フルオロカーボン推進剤との間のリンクに関する問題が大きくなるにつれて、乾
燥パウダー吸入システムの開発を含む肺への薬剤デリバリに対する別の手段の開
発が注目を集めるようになってきた。
【0006】 乾燥パウダー吸入器は、吸入装置の第2の主要なタイプである。出願人が知っ
ている限りでの市場に出回っている乾燥パウダー吸入装置は、患者が吸入した息
を乾燥パウダー薬物を肺に搬送するための媒体として利用する。現在のところ、
クロロフルオロカーボンや他の推進剤を使用せずに、肺まで微粉末状パウダーを
提供するために用いられている4つの方法がある。
【0007】 利用可能な第1の方法は、薬理的に活性な材料を予め計量された量だけ含有す
る固いゼラチンカプセル及び上記カプセルと一緒に用いる吸入装置を使用する。
カプセルは、カプセルを開封すなわち穿孔するように作用する吸入装置内に置か
れて、投与量の薬剤を暴露する。薬剤は、患者が装置のマウスピースを介して吸
入する際に生じる真空作用によってカプセルから取り除かれて、患者の肺まで搬
送するための吸い込まれた空気流に随伴される。空になったカプセルは、その都
度、使用後に、吸入装置から取り除かれる。
【0008】 このタイプのカプセル技術を用いる吸入器は、米国特許第3,807,400
号(Cocozza)、第3,906,950号(Cocozza)、第3,991,761号
(Cocozza)、第4,013,075号(Cocozza)に記載されている。これらの
装置の各々の目的は、カプセルの内部から粉末状薬剤のすべてを取り除くことに
ある。しかし、患者により発生した空気流は、カプセルから薬剤を完全に取り除
くためには不十分であることが多い。これは、特に、喘息発作によって呼吸機能
が衰退している患者にとって特に当てはまることである。さらに、ゼラチンカプ
セルは、保管中に相対湿度の影響を受けやすく、水分の多い環境では水和するよ
うになるかもしれない。水和によって、カプセルは開封しにくくなり、パウダー
内容物は凝固する。あるいは、脱水によって、カプセルは壊れやすくなり、微小
なゼラチン破片が吸入される可能性、すなわち、カプセル表面に対する薬剤の静
電気吸引によって、ゼラチン破片が一緒に投薬される危険性がある。
【0009】 第2の乾燥粉末状薬剤のデリバリ方法は、多数回分の投薬量の薬剤を内包する
パッケージであって、密閉されたブリスターに内包されている各パッケージを提
供することに関する。パッケージは、特別に設計された吸入装置と一緒に用いら
れる。この吸入装置は、パッケージ用取り付け手段と、内容物の吸入前に患者が
個々のブリスターを穿孔する手段とを有する。このタイプのデリバリシステムは
、EPO特許出願公報第0211595A2(Newell ら)、EPO特許出願公 報第0445463A1(Velasquezら)、及びEPO特許出願公報第0467 172A1(Cocozzaら)に記載されている。患者が吸入すると、吸入された空 気流の一部は、穿孔されたブリスターを介して連続的に流れて、薬剤を随伴し、
吸い込まれた息に薬剤を含有するようになる。ブリスターを介して、薬剤の除去
に十分な流れが展開されると、患者の吸い込まれた空気流に薬剤をデリバリし始
める。患者に対する薬剤のデリバリポイント又はデリバリ速度を制御する何らの
手段も設けられていない。
【0010】 第3の乾燥粉末状薬剤のデリバリ方法は、非常に多くの投与量の十分な薬剤を
内包するドラッグリザーバを具備する装置を使用する。このタイプの装置の例と
して、Draco TURBUHALER(登録商標)を挙げることができ、米国特許第4,68
8,218号(Virtanen)、米国特許第4,667,668号(Wetterlin)及 び米国特許第4,805,811号(Wetterlin)に詳細に記載されている。こ の装置は、リザーバから1回の投与量の薬剤を抽出して、抽出した投与量の薬剤
を患者による吸入に供する手段を含む。患者が装置のマウスピースを介して吸入
すると、投与プレート内の穿孔に含まれている薬剤が吸い込まれた空気に随伴さ
れて、1本又は複数本の導管を介して流れる。この導管は、薬剤が患者に到達す
る前に、パウダーの凝固を破壊する手段を生じさせる渦として作用する。リザー
バ内への水分の侵入は、パウダー含有物の凝固を生じさせ、投与プレート内の穿
孔にパウダーを保持することになり、及び吸い込まれた空気流内の粒子を不適切
に破壊する可能性があることから、投与を危うくする。
【0011】 第4の乾燥粉末状薬剤のデリバリ方法は、ピストンを用いて、粉末状薬剤を随
伴するか又はキャリアスクリーンを通過する空気によって該スクリーンから薬剤
を上昇させるための空気、あるいは装置のマウスピースを介してパウダーが患者
に連続的に導入されながら混合チャンバ内で空気と粉末状薬剤とを混合させるた
めの空気を提供する。この一般的なタイプの装置は、PCTWO93/12831
(Zirerenbergら)、ドイツ特許公報第4133274A1(Kuhnelら)、ドイ ツ特許公報第4020571号(Hochrainerら)及び米国特許第5,388,5
72号(Mulhauserら)に記載されている。ピストンシステムを組み込むことに よって、各ケースにおいて、患者による吸入装置の使用が複雑になり及び装置の
製造も複雑になる。
【0012】 よって、薬剤の供給が制御されて薬剤が正確に肺に堆積するような改良された
吸入装置が必要となっている。かような装置は、好ましくは、規定された吸入速
度が達成されている場合に、吸入中に、吸い込まれた空気流に薬剤を解放するよ
うに構成されるべきである。さらに、かような装置は、患者に一定の投与量の薬
剤を確実にデリバリするために、患者に到達する前に、薬剤凝固物及び薬剤に搬
送されている凝固物が破壊されるようになされるべきである。加えて、装置は、
患者が喘息発作に襲われているときに、装置を利便に支障無く用いることができ
るような態様で、投与量を再計量することなく、繰り返し使用できるようになさ
れるべきである。
【0013】
【発明の目的】
本発明の目的は、薬剤が吸入できるようになる時を制御して、肺への薬剤のデ
リバリを最大化する乾燥粉末状薬剤の投与用の薬剤吸入器を提供することにある
。薬剤は、純粋な薬物粒子であってもあるいは例えばラクトースなどのキャリア
粒子に取り付けられた薬剤粒子であってもよい。
【0014】 本発明の別の目的は、容易に使用でき、多数回分の投与能力を有するか又は簡
便に再充填することができる上述の薬剤吸入器を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、機械的に単純で、電力を大量に消費せず、比較的
廉価な上述の吸入器を提供することにある。
【0015】 本発明のさらに別の目的は、大きな塊又は薬剤の凝固物の吸入を防止し、投与
量をより正確に一定にすることができる上述の吸入器を提供することにある。 本発明の上述の目的及び他の目的は、本体を貫通するように配設された一次吸
入通路及び二次吸入通路を備える本体を有する薬剤吸入器の特別に示す実施形態
により実現される。一次吸入通路は、先端部及び末端部を有し且つ上記先端部及
び末端部の間に移設された制限フラップすなわち羽根を有する第1の吸入チャネ
ルによって形成される。制限羽根は、一次吸入通路内に回転可能に配設されてい
て、一次吸入通路を介しての空気流を選択的に阻害する。よって、ユーザーが吸
入すると、先端部から末端部まで空気が吸引され、回転可能な羽根がチャネルの
ほぼ全体を占領する位置まで回転し、チャネルを通る空気流が制限される。
【0016】 二次吸入通路は、連通状態で、薬剤投与量を受け入れるように構成されている
。二次吸入通路は、第2の吸入チャネルを含み、薬剤投与装置は、患者に薬剤を
デリバリするために第2の吸入チャネルを介して搬送される空気が薬剤を随伴す
るように、第2の吸入チャネルと流体連通状態にて、1回分の投与量の薬剤を保
持する。
【0017】 本発明の一つの特徴によれば、第2の吸入チャネルは、押しつけられているす
なわち通常は閉鎖位置に配設されている遮断部材を有することが好ましい。閉鎖
位置において、遮断部材は、第2の吸入チャネルを通る空気流を防止する。遮断
部材は、遮断部材が第2の吸入チャネルを通る空気流を可能とする開位置まで、
選択的に移動可能である。
【0018】 本発明の別の特徴によれば、遮断部材は、第1の吸入チャネルに配設されてい
る回転可能な羽根と接続されている。吸入器のユーザーが吸入するとき、回転可
能な羽根は、第1の吸入チャネルを通過する空気流を実質的に減少させるすなわ
ち阻害する位置まで回転する。この同じ作用は、遮断部材を開位置まで移動させ
て、第2の吸入チャネルを空気流が通過できるようにする。空気が第2の吸入チ
ャネルを勢いよく通過すると、第2の吸入チャネルと流体連通状態に置かれてい
る薬剤は、空気に随伴されて、ユーザーまで搬送される。よって、吸入速度がユ
ーザーの肺まで薬剤をデリバリするに十分である時に、薬剤がユーザーに提供さ
れる。よって、薬剤が装置を使用しているヒトの口及び喉に沿って堆積すること
によって消費されることがない。
【0019】 本発明の別の特徴によれば、吸入装置は、第1の(一次)吸入チャネルから第
2の(二次)吸入チャネルへ、一時的に吸入の流れを方向転換することによって
、乾燥粉末状薬剤を投与する。非線形である第1の吸入チャネルよりも十分に小
さな第2の吸入チャネルを有する吸入装置を提供することによって、遮断部材が
遮断位置から移動するときに、第2の吸入チャネルを通過する空気流は、比較的
強力で、乱流である。強い空気流は、薬剤粒子を凝固しにくくし、薬剤/キャリ
ア粒子を凝固破壊を促進し、及びキャリア粒子から薬物粒子を取り除きやすくし
ながら、薬剤を随伴するための補助となる。加えて、非線形の第2の吸入チャネ
ルは、衝突表面を形成するように特別に形状化された部分を有するように形成さ
れてもよい。薬剤粒子が強制的に第2の吸入チャネルに吸引されると、薬剤粒子
は衝突表面と衝突して、薬剤粒子の凝固物を破壊し、薬剤/キャリア粒子の凝固
物を破壊し、薬物粒子をキャリア粒子から取り除きやすくする。
【0020】 上記とは別の実施形態において、空気流に随伴される薬剤の凝固物を破壊する
ため、一次吸入通路に沿って、凝固破壊チャネルを配置してもよい。凝固破壊チ
ャネルは、所定方向にシャープなターンすなわちジグザグ状流れパターンを利用
してもよく、凝固物を側壁に衝突させて、粒子サイズを合理的に小さく維持する
ものでもよい。
【0021】 本発明の別の特徴によれば、薬剤吸入器は、薬剤を内包する複数のブリスター
を有する薬剤ディスクと一緒に用いるように構成されてもよい。吸入初期又は吸
入前に、ユーザーは、ランス機構を押して、薬剤を内包するブリスターを穿孔す
る。好ましくは、薬剤ディスクは、二次吸入通路に沿って位置づけられていて、
二次吸入通路を通して吸引される空気の少なくとも幾分かがブリスターを通過す
るようになされ、薬剤のほとんどすべてがユーザーに搬送されるようにする。
【0022】 本発明のさらに別の特徴によれば、薬剤吸入器は、巻回可能なテープを受け入
れるように構成されていてもよい。巻回可能なテープは、典型的にはテープに沿
って薬剤で充填されている小さなブリスターの形態である複数回分の投薬ユニッ
トを具備する。薬剤吸入器を使用する度に、テープは吸入器から引き出される。
テープ上の投薬ユニットのすべてが消費されると、テープは交換される。
【0023】 本発明のまたさらに別の特徴によれば、薬剤は、リザーバ内にバルク粉末状薬
剤を内包する交換可能な投薬カートリッジによって与えられる。各使用前又は各
使用中に、投薬カートリッジは、所望の投薬量の薬剤を提供するような態様にア
クセスされる。1回の投薬量の薬剤が二次吸入通路と流体連通状態に置かれて、
薬剤は、二次吸入通路内を流れる空気に随伴されて、ユーザーの肺まで運ばれる
【0024】 本発明のまたさらに別の特徴によれば、薬剤は、単一の薬剤容器内に置かれて
いて、各使用前に充填されてもよい。充填貯蔵部は、必要に応じていつでも使用
するために、容器を保持するように特別に設計されていてもよい。かような形状
において、貯蔵部は、薬剤容器の迅速な交換を促進するために容易に到達可能で
あることが必要である。
【0025】 本発明の好ましい実施形態によれば、二次吸入通路は、第1の吸入チャネルの
末端部、すなわち回転可能な羽根から遠方に、又は共通のチャネルに注ぐ。よっ
て、ユーザーは、自分の口を第1の吸入チャネルの末端部に置いて、吸入する。
最初に、空気流は、第1の吸入チャネルを介して過剰に流れる。しかし、回転可
能な羽根が遮断すなわち阻害位置にまで回転すると、第1の吸入チャネルの先端
部から末端部に至るまで、羽根が空気流に大きな干渉を及ぼす。同時に、回転可
能な羽根の移動は、遮断部材を移動させるので、二次吸入通路を介して空気流を
通過可能として、第1の吸入チャネルの末端部又は共通のチャネルに薬剤を分配
する。この間、ユーザーは、二次吸入通路を介して吸入された空気の大部分を得
る。この空気は、患者の肺まで薬剤を運ぶ。回転可能な羽根は、第1の吸入チャ
ネルを通過する流れに対する障害物を与えない位置まで最終的に回転するまで回
転し続けてもよいし、あるいは回転可能な羽根は吸入が完了するまで吸気流を制
限する位置に保持されていてもよい。回転可能な羽根が一次吸入通路を介する空
気流を遮断し続けるときには、ユーザーは、もっとゆっくり吸入して、肺深くで
の薬剤の堆積が最大化されるようにする。
【0026】 吸入が完了すると、回転可能な羽根は、元の位置に戻る。同様に、遮断部材は
、押圧されたすなわち二次吸入通路を介しての空気流を遮断する閉位置に戻る。 さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、衝突表面は、二次吸入通路に配
設されていても、一次吸入通路又は共通の通路の末端部に、二次吸入通路が一次
吸入通路に注ぎ込むポイントに対して遠方である位置で配設されていてもよい。
よって、衝突表面は、一次吸入通路の末端部に沿った非線形壁として形成されて
もよい。これら非線形壁は、薬剤粒子が空気流中に随伴されながら全速力に達し
た後、薬剤粒子と接触するように形成されている。かような位置において、衝突
表面によって、いかなる大きな凝固物も装置を出る前に破壊されることが保証さ
れる。
【0027】
【詳細な記述】
本発明の上述の目的、特徴及び利点並びにその他の目的、特徴及び利点は、添
付図面に関する以下の詳細な説明を考慮することによって明らかとなるであろう
【0028】 本発明の種々の要素が所定符号によって示されており、本発明が当業者に実施
可能に記載されている図面を参照する。以下の記載は、本発明の理論の例示であ
り、特許請求の範囲に記載されている以上に狭く解釈されるものではないことを
理解されたい。
【0029】 図1,図1A及び図1Bを参照すれば、全体として符号10で示されている薬
剤吸入器の側面断面図が示されている。ここで、薬剤吸入器10は、ユーザーが
吸入する際に、選択的に薬剤を解放する。薬剤吸入器10は、本体14及びカバ
ー18を有するハウジングを含む。カバー18は、図1に示された実施形態にお
いて、ヒンジ22によって、本体14に取り付けられている。スライドする保持
クリップ26は、ヒンジ22とは反対側に設けられていて、カバー18を選択的
にカバー位置に保持するようにカバー18と係合するように配置されている。
【0030】 本体14とカバー18との間に配設されているのは、カートリッジ受け入れキ
ャビティ30であり、薬剤を内包するカートリッジを受け入れるように構成され
ている。カートリッジ受け入れキャビティ30は、カートリッジ受け入れプレー
ト34を有する。カートリッジ受け入れプレート34は、薬剤カートリッジ38
を保持するために用いられる。図1の薬剤カートリッジ38は、複数の薬剤充填
ブリスター42を有するディスクであるので、カートリッジ受け入れプレート3
4は、ディスクのブリスターと整合する状態に形成されている環状チャネル46
を有する。所望であれば、薬剤カートリッジ38は、カバー18上にあってバネ
54によって本体14に向けて押圧されているピストン50によって定置に保持
されてもよい。
【0031】 カバー18はさらに、バネ負荷型ランセット56を含む。ランセット56は、
カートリッジ受け入れキャビティ30に隣接して配設されている。ランセット5
6は、ユーザーによって押しつけられる際に、ランセットが薬剤カートリッジ上
の薬剤充填済みの1個のブリスター42を穿孔するように位置づけられている。
詳細は後述するが、ランセット56で突き通される薬剤充填済みのブリスター4
2は、ブリスターから解放された薬剤をユーザーの肺に運ぶことができる吸入通
路と連通状態に配設されている。
【0032】 薬剤吸入器10は、本体14を貫通して延びる一次吸入通路60と、カバー1
8及び本体14の一部を貫通して延びる二次吸入通路64と、を含む。二次吸入
通路64は、一次吸入通路60への開口64aで終止する。二次吸入通路64の
種々の特徴は、次に述べる。
【0033】 一次吸入通路60は、本体14の長さ方向に延びる細長い第1吸入チャネル6
2によって形成される。第1吸入チャネル62は、先端66aを有する先端部6
6と、末端68aを有する末端部68とを有する。先端66aにはスクリーン7
2が設けられていて、末端68aには別のスクリーン76が設けられていて、外
部由来の粒子を誤って吸引しないようになされている。
【0034】 第1吸入チャネル60の先端部66及び末端部68の間に配設されているのは
、回転可能な羽根80である。回転可能な羽根80は、回転可能な羽根が第1吸
入チャネル62の先端66aから末端68aに至る空気流に対する最小の妨害を
与える80aで示される第1位置(図1B)と、回転可能な羽根が第1吸入チャ
ネルの先端から末端に至る空気流を顕著に阻害する80bで示される第2の位置
と、の間で枢動することができるように配設されている。回転可能な羽根80の
第1位置80aから第2位置80bまでの移動は、ユーザーが末端68aを介し
て吸入することによって生じる空気流によって達成される。
【0035】 回転可能な羽根80は、遮断プレート84に取り付けられている。遮断プレー
ト84は、二次吸入通路64が一次吸入通路60に入る開口64aにて、第1吸
入チャネル62に配設されている。遮断プレート84は、バネ88によって、第
1の閉鎖位置(図1に示す)に押しつけられている。第1の閉鎖位置において、
遮断プレート84は、二次吸入通路64からの空気が一次吸入通路60には流入
しないようにする。回転可能な羽根80の第2位置80bへの回転は、図1Aに
示されているような第2の開位置まで、遮断プレート84を移動させる。遮断プ
レート84が第2の開位置にあるとき、二次吸入通路64は、一次吸入通路と流
体連通状態に置かれる。
【0036】 回転可能な羽根80が第2の位置80bにあるとき、一次吸入通路60を通過
する空気流は制限される。一方、二次吸入通路64を通過する空気流は、不足分
を補うように作用するが、より小さな直径の二次吸入通路は、多量の空気を提供
する能力を制限する。よって、吸入器10を通過する空気の速度は緩やかであり
、患者に緩やかで長期にわたる吸入効果を提供する。この効果は、肺の深部にま
で最大量の薬剤を浸透させることになる。
【0037】 図1Aを参照すれば、二次吸入通路64及びこれに隣接する構造体の拡大図が
示されている。二次吸入通路64は、第2吸入チャネル90から形成される。第
2吸入チャネル90は、カートリッジ受け入れキャビティ30から、本体14の
一部を通過して、第1の吸入チャネル62にまで延び、少なくとも1本の第3吸
入チャネル94は、カバー18を通過してカートリッジ受け入れキャビティ30
まで延びる。
【0038】 吸入器を使用するために、ユーザーは、ランセット56を下方に押して、薬剤
充填済みのブリスター42を穿孔する。バネ100がランセット56よりも下方
に配設されていて、ランセットを元の位置に戻す。次に、ユーザーは、一次吸入
通路60を介して吸入する。回転可能な羽根80が第1吸入チャネル62内で回
転して、先端66aから末端68aへの空気流を遮断する際に、回転可能な羽根
80は遮断プレート84を第2の開位置にスライドさせる。回転可能な羽根80
により空気流が制限されるので、第1吸入チャネルの末端部68に真空が生じる
。遮断プレート84の第2の開位置への移動によって、空気は二次吸入通路64
を急激に流れることができるようになる。空気は、第3の吸入チャネル94に入
り、穿孔された薬剤充填済みブリスター42を通って流れ、第2吸入チャネル9
0を通って流れる。第1吸入チャネル62内の真空によって生じた強い空気流ゆ
えに、薬剤は薬剤充填済みブリスター42から強制的に出されて、衝突表面10
4に力強く衝突する。衝突表面104は、薬剤粒子におけるいかなる凝固物も、
薬剤/キャリア粒子の凝固物も破壊し、キャリア粒子から薬物を取り除きやすく
する。こうして、薬剤は肺のより深部まで搬送され得るようになる。
【0039】 衝突表面104に衝突した後、薬剤は、空気流によって、開口64aを通って
、第1の吸入チャネル62の末端部まで運ばれる。次いで、薬剤は、スクリーン
76(図1)を通って、ユーザーの肺まで運ばれる。回転可能な羽根80が第2
位置に回転するまで、二次吸入通路64を通る流れが生じないので、薬剤がユー
ザーに供給される前に、ユーザーは、所望の吸入流れを得ることができる。
【0040】 薬剤吸入器10の次の使用の前に、スライド目盛アドバンス109又は他の前
進機構が用いられて、薬剤カートリッジ38を回転させる。薬剤カートリッジ3
8の回転は、未使用の薬剤充填済みブリスター42をランセット56の下で、二
次吸入通路64に沿って位置づける。
【0041】 各薬剤充填済みブリスター42は使用後、カートリッジ38は取り除かれなけ
ればならない。これは、カバー18内の押し下げ凹部116によって形成された
指押さえ部112上で、保持クリップ26を上方に引き上げながらスライドさせ
ることによって達成される。使用後のディスク38は取り除かれて、新しいディ
スクがキャビティ30に挿入される。次に、カバー18が閉じられ、薬剤吸入器
は再び使用準備が整った状態になる。
【0042】 さて、図1Bを参照すれば、一次吸入通路60に沿って切り取り、上方向に見
た場合の薬剤吸入器10の水平方向断面図が示されている。図1Bに示すように
、回転可能な羽根80は、80aで示される第1位置にある。遮断プレート84
は、第1の閉鎖位置84aにある。ユーザーが本体14の末端68aをユーザー
の唇に置いて、吸入すると、回転可能な羽根80は、第1位置80aから第2位
置80bまで回転して、先端66aから末端68aまでの空気流を阻害する。回
転可能な羽根80の回転は、遮断プレート84をリンク108を介して移動させ
、二次吸入通路64の開口64aを露出させる。よって、回転可能な羽根80は
、第1吸入チャネル62の先端66aから末端68aまでの空気流を阻害し、第
2吸入チャネル90は、第1吸入チャネルの末端部68と連通状態に置かれ、空
気及び薬剤がユーザーにより吸入されることを防止する。
【0043】 ユーザーが吸入を止めると、回転可能な羽根80は、バネ88及びリンク10
8によって、元の位置80aまで戻される。バネ88はさらに、遮断プレート8
4を第1の閉鎖位置に戻すので、二次吸入通路を介しての空気流は阻害される。
【0044】 回転可能な羽根80及び遮断プレート84の移動に抵抗するバネ88を用いる
ことによって、図1〜図1Bに示す本発明の実施形態は、薬剤がユーザーの肺に
解放される前に、ユーザーが所望の空気流に達するように設計される。例えば、
ユーザーは、第1の速度で最初に吸入するであろう。しかし、回転可能な羽根8
0は、速度を減速し、この速度でユーザーは第2のより緩やかな速度で吸入でき
るようになる。第2のより緩やかな速度ゆえに、薬剤の大部分は、ユーザーの口
や喉に単純に堆積するよりも、ユーザーの肺の深部にまで達するようになる。薬
剤の解放前に、達した空気流速度を制御することは、バネの引っ張りを制御する
ことによってなすことができる、よって、例えば、子供用の装置では、大人用の
装置に用いるよりも弱い引っ張りを有するバネを用いる。正確な所望の引っ張り
は、当業者が容易に決定できるであろう。
【0045】 さて、図2Aを参照すれば、本発明の理論に基づいて製造された全体として2
10で示される薬剤吸入器の別の実施形態の側部断面図が示されている。図1〜
図1Bの実施形態と異なり、薬剤吸入器210は、ランセット218が枢動可能
又はスライド可能に取り付けられている一体型ハウジングすなわち本体214を
含む。
【0046】 一次吸入通路222は、細長い第1の吸入チャネル226によって、薬剤吸入
器210の本体214内に形成されている。第1の吸入チャネル226は、本体
の先端230aにおける開口230から、本体の末端234aにおける開口23
4まで延在する。スクリーン236は、各端部に隣接して設けられていて、外部
由来の粒子の偶発的な吸引を阻害する。細長い第1の吸入チャネル226は、回
転可能な羽根240によって、先端部230b及び末端部234bに分割される
【0047】 本体214はさらに、二次吸入通路248を含む。二次吸入通路248は、第
2の吸入チャネル252によって形成されている。第2の吸入チャネル252は
、本体214の外部にある第1の開口252aから第1の吸入チャネル226の
末端部234bに至る第2の開口252bまで延在する。第2の吸入チャネル2
52の第1の開口252aは、複数の薬剤充填済みブリスター264が設けられ
ている細長いテープ260などの薬剤保持装置を受け入れるように構成されてい
る。細長いテープ260は、好ましくは、ランセット218の下方への枢動移動
が、第2の吸入チャネル252の第1の開口252aに設けられている薬剤充填
済みのブリスター264を、ランセットに設けられているシャープな突出部27
0で貫通穿孔するように位置づけられている。図2Aに示すように、かような穿
孔は、薬剤の幾分かを薬剤充填済みブリスター264から、第2の吸入チャネル
252に沿って設けられている衝突表面274に落下させる。
【0048】 第1の吸入チャネル226と第2の吸入チャネル252との間の空気流は、遮
断プレート280によって選択的に阻害される。遮断プレート280は、第1の
閉鎖位置に押しつけられて、第2の吸入チャネル内の第2の開口252bを覆う
。穿孔されたブリスター264又は第2の吸入チャネル252を通過する空気流
は阻害され、一方、遮断プレート280は第2の開口252bを覆うので、遮断
プレート280はユーザーに運ばれるべき薬剤を移動させなければならない。
【0049】 薬剤吸入器210を使用するために、ユーザーは、末端234aを自分の口に
置き、開口234を介して吸入する。最初に、細長い第1の吸入チャネル226
の末端243aに向かう空気流は、先端部230aから過剰にやって来る。しか
し、空気流は、回転可能な羽根240を元の位置240a(図2A)から中間の
制限位置240b(図2B)まで回転させ初める。制限位置240bにおいて、
回転可能な羽根240は、細長い第1の吸入チャネル226を通過する空気流を
制限する。回転可能な羽根240は、リンク288を介して、遮断プレート28
0に接続されている。回転可能な羽根240が中間位置240bに移動すると、
リンク288は、遮断プレート280を第2の開位置に移動させる。第2の開位
置において、遮断プレート280は、もはや、二次吸入通路248の端部におけ
る開口252bを覆わない。よって、細長い第1の吸入チャネル226を通って
空気が流れる際に、第2の吸入チャネル252は開いている。第2の吸入チャネ
ル252を通る空気流は、乱流であり、薬剤粒子の凝固破壊、薬剤/キャリアの
凝固破壊を促進し、キャリア粒子からの薬物粒子の除去を最大化するように設計
されている。空気流は、薬剤充填済みブリスター264を通して吸引され、薬剤
を随伴する。薬剤/キャリア粒子の大きな凝固物は、少なくとも1枚の衝突表面
274に強制的に衝突させられて、より小さな破片に破壊される。
【0050】 連続吸入によって、回転可能な羽根240を最終位置240c(図2C)まで
移動させる。最終位置240cにおいて、回転可能な羽根240は、第1の吸入
チャネル226を通過する空気流に対する干渉が最小になる。最終位置240c
において、回転可能な羽根240は、さらに、遮断プレート280を第2の開位
置に維持する。よって、ユーザーが吸入を終了すると、空気は、第1の吸入チャ
ネル226及び第2の吸入チャネル252の両方を通過する。ユーザーが吸入を
止めると、回転可能な羽根240は、元の位置240a(図2A)に戻り、テー
プ260は、第2の吸入チャネル252の第1の開口252a内に、新しい薬剤
充填済みブリスター264を置くように前進する。
【0051】 図2A〜図2Cに示すような薬剤吸入器210の構成を用いることで、薬剤は
、吸入プロファイルの正確なポイントにて、ユーザーに提供される。こうして、
薬剤をユーザーの肺まで良好にデリバリでき、喘息その他の呼吸器系疾患のより
効果的な治療に資することができる。同時に、装置は、少なくとも従来の装置よ
りは、使用が容易で、機構が複雑でない。
【0052】 さて、図3A及び図3Bを参照すれば、全体として310で示される本発明に
より作られた薬剤吸入器の別の実施形態の側面断面図が示されている。薬剤吸入
器310は、本体214を含む。本体214の大部分は、図2A〜図2Cに図示
されている実施形態と同様の構成で同様の態様で機能する。したがって、かよう
な部分は、図2A〜図2Cに関して用いた符号と同じ符号を付して説明する。
【0053】 図3A及び図3Bに示されている実施形態と、図2A〜図2Cに示されている
実施形態との間の主な相違は、薬剤が第2の吸入チャネル252内の第1の上部
開口252aに提供される態様である。図2A〜図2Cに関して説明したように
、薬剤充填済みブリスター264を有するテープ260に依存するよりもむしろ
、図3A及び図3Bに示される実施形態は、バルク状の薬剤カートリッジ320
を利用する。このカートリッジは、本体214の上部324内のキャビティ32
2にねじ込まれるか又は他の態様で係合される。
【0054】 バルク投薬カートリッジ320に内包されている薬剤334を投薬して分配す
るために、投薬プランジャ340は、ハウジングの上部324内にスライド可能
に設けられている。プランジャ340には、投薬チャンバ344が設けられてい
る。投薬チャンバ344は、上部開口348aを有する。上部開口348aは、
図3Aに340aで示すように、プランジャが第1の詰め替え位置にあるときに
、バルク薬剤カートリッジ320からの薬剤334を受け入れる大きさである。
【0055】 投薬チャンバ344はさらに、上部開口348aの反対側に配設されている下
部開口348bを有する。投薬プランジャ340が第1の詰め替え位置340a
にあるとき、下部開口348bは、基本的に本体214によって閉鎖されている
。しかし、プランジャが、図3Bにおいて340bで示す第2の投薬位置に移動
すると、下部開口348bは、第2の吸入チャネル252に沿って存在する。第
2の吸入チャネル252を通過する空気流が発現すると、空気は、上部開口24
8aを通過し、投薬チャンバ344を通過し、下部開口348bを通過して、投
薬チャンバ内にある薬剤を随伴して、ユーザーまで薬剤を運ぶ。図3Bに示すよ
うに、スクリーンすなわちシールド354がさらに設けられて、吸入中に、風媒
材料が投薬チャンバ344内に又は第2の吸入チャネル内に吸引されることを防
止する。
【0056】 使用時に、図3A及び図3Bに示されている薬剤吸入器310は、薬剤を吸入
可能とする最初の作動を除いて、図2A〜図2Cに示されている薬剤吸入器21
0とほぼ同様の態様で作用する。図2A〜図2Cの薬剤吸入器210を用いて、
ユーザーは、最初に、テープ260を第2の吸入チャネル252内の開口252
aに置いて、ランセット218を押しつけて、ランセットのシャープな突出部2
70で薬剤充填済みブリスター268を穿孔する。図3A及び図3Bの薬剤吸入
器310では、投薬プランジャ340を第1の詰め替え位置340aまで移動さ
せて、バルク薬剤カートリッジ320からの薬剤334を投薬チャンバ344内
に充填させる。プランジャ340は、次いで、投薬位置340bまで前進させら
れて、ここで投薬チャンバ344は、二次吸入通路と流体連通状態に置かれる。
【0057】 ユーザーは、いずれの薬剤吸入器でも同様の態様で息を吸い込み、回転可能な
羽根240は第1の位置240a(図2A、図3A、及び図3B)から、中間位
置240b(図2B)へ、次いで、最終位置240c(図2C)まで移動する。
回転可能な羽根240の移動によって、遮断プレート280は移動し、こうして
、第2の吸入チャネル252を第1の吸入チャネル226の末端部234bと連
通状態に置き、ユーザーに薬剤を供給する。
【0058】 薬剤カートリッジ320が空になった時点を決定するために多数の装置が用い
られているけれども、薬剤が存在することを示す最も単純な機構は、透明なバル
ク薬剤カートリッジを提供することである。ユーザーがバルク薬剤カートリッジ
320内に薬剤をもはや見ることができなくなったとき、カートリッジは上部3
24から緩められて、新しいカートリッジと取り替えられる。もちろん、当業者
であれば、薬剤吸入器310を他のタイプのバルク薬剤カートリッジと一緒に用
いることが容易になし得ることであろう。
【0059】 上述の利点に加えて、本発明は、一般的な薬剤及び/又はキャリア粒子の凝固
の発生を解消する。ユーザーは、吸入動作を始める前に、吸入器を自分の唇に置
くことが多い。この結果、吸入器は、呼気の完了前のわずかな時間、ユーザーの
口の前方に置かれることがしばしばある。こうして、ユーザーの口からのいくら
か暖かく、湿った空気が吸入器に流れ込む。この暖かく湿った空気は、薬剤粒子
及び/又はキャリア粒子の凝固を促進する傾向にある。
【0060】 しかし、本発明は、この問題を回避する。遮断プレート84(図1〜図1C)
又は280(図2A〜図3B)は、薬剤をユーザーの息から隔離させておく。よ
って、ユーザーが一次吸入通路60(図1〜図1C)又は220(図2A〜図3
B)を介して完全に息を吐き出したとしても、吐き出された息は薬剤と接触する
ようにはならず、凝固を生じさせない。
【0061】 さて、図4〜図4Fを参照すると、本発明の特徴を組み込んだ別の実施形態が
示されている。特に、図4を参照すると、全体として400で示される本発明に
よる薬剤吸入器の拡大斜視図が示されている。追加の項目を説明すると、薬剤吸
入器400は、1個の投薬ブリスターパックを利用して、吸入用の薬剤を提供す
る。図4に示されている薬剤吸入器400は、再充填位置にあり、薬剤のブリス
ターパック460は、分離プレート414に形成されていて概して410で示さ
れる貯蔵部に設けられている。詳細は後述する。
【0062】 薬剤吸入器400は、上部420と下部424とを含む。上部420は、概し
て430で示されるアクチュエータ機構を含み、マウスピース434の一部を形
成する。マウスピースを介して、ユーザーは、本発明の教示に従って、薬剤を受
け入れる。
【0063】 アクチュエータ機構430は、概して438で示されているランセット機構を
含む。図4に示されている実施形態のランス機構438は、ボタンプランジャア
センブリ440を含む。ボタンプランジャアセンブリ440は、分離プレート4
1に形成されている貯蔵部410上にブリスターパックを置き、ユーザーが薬剤
を必要とするときに、ブリスターパックを穿孔することができる。
【0064】 プランジャアセンブリ440は、プランジャアーム442を含む。プランジャ
アーム442は、第1の端部442aにて、上部420の残りのいずれか又は、
より好ましくは底部42に、枢動可能に接続される。プランジャアーム442の
第1の端部442aの枢動は、典型的には、約45度の移動範囲で可能である。
かような移動範囲は、プランジャアームのランス機構438がブリスターパック
を穿孔してユーザーに薬剤を供給することができる所定位置(図4には示されて
いない)までの移動量を最少にしながら、分離プレート414の貯蔵部410に
設けられているブリスターパックの取り替えを可能とするために十分である。さ
らに、プランジャアーム442の第1の端部442aには、図4では見えないけ
れども、プランジャアームと、ブリスターパックと、最終的には薬剤吸入器40
0の下部424とを通して空気を流すことができるベントがある。
【0065】 第1の端部442aとは反対側のプランジャアーム442の第2の端部442
bは、ランスアセンブリ440の一部であるプランジャボタンを含む。プランジ
ャボタン450内に配設されているのは、偏倚されているランセットであり、詳
細は後述するが、薬剤吸入器400のユーザーが使用の準備を整えた際に、ブリ
スターパック46を穿孔するように形成されている。プランジャアーム442の
第2の端部442aは、さらに、複数の隆起部454を含む。複数の隆起部45
4は、プランジャアームが図4に示されている再充填位置と、図4Bに示されて
いる充填済み位置との間で移動しやすい形状である。典型的には、プランジャア
ーム442の移動は、ユーザーの指すなわち親指で行われるであろう。隆起部4
54は、ユーザーの指に対する摩擦を提供する。
【0066】 図4Aを参照すると、図4に示されている再充填位置にある薬剤吸入器400
の上面図が示されている。ここで、プランジャアーム442は、約45度の角度
で、上部の残りの部分から離れるように回転する。この位置は、使用済みのブリ
スターパックを貯蔵部から除去し、分離プレート414の貯蔵部410に新しい
ブリスターパック460を置くことを可能にする。新しい薬剤を内包するブリス
ターパック460が貯蔵部410に置かれると、プランジャアーム442は、第
1の端部442aを中心として回転し、プランジャアームの第2の端部442b
が図4Bに示すように貯蔵部よりも上方に置かれるようになる。かような再充填
操作において、ユーザーがプランジャボタン450を下向きに押すと、ランス機
構438は、ブリスタパック460を穿孔することができる。
【0067】 図4Cは、図4Bの平面A−Aに沿ってプランジャアーム442の第2の端部
442bを通る線で切り取った断面図である。断面図は、ブリスタパックが貯蔵
部410にあるときに、薬剤内包ブリスタパック438を穿孔するために用いら
れるランス機構438をより詳細に示す。
【0068】 ランス機構438は、プランジャアーム442の第2の端部442に配設され
ているプランジャボタン450を含む。プランジャボタン450より下方には、
ランセット470が配設されている。ランセット470は、ブリスターパック4
60を穿孔するための先端突出部を有するように形成されている一次穿孔要素4
70aと、同様にブリスターパックの一部を穿孔するための複数の先端突出部を
有するように形成されている複数の二次穿孔要素470bと、を具備する点で特
異である。
【0069】 ブリスターパックが単一のランセットによって穿孔されるとき、ランセットは
、ブリスターパックの上面を内方に逆円錐形に変形する傾向にある。ブリスター
パックの上部の下方に延びる部分は、ブリスターパック内の孔を通る空気流の薬
剤随伴能力に対して干渉する。二次穿孔要素470bは、好ましくは、一次穿孔
要素470aの周囲に配設されていて、ブリスターパック460の上部に複数の
小さな孔を形成して、ブリスターパック内に内包されている薬剤を随伴するため
に適量の空気流が存在するようにする。
【0070】 ランセット470の周囲には、バネ474が配設されている。バネ474は、
二次バックプレート482上にあり、バネがプランジャボタン450及びランセ
ット470を上方位置に偏倚させるようにする。しかし、プランジャボタン45
0に対して下向きの力を加えることは、偏倚力にうち勝って、ランセット470
を下方に移動させるので、ランセット470は 分離プレート414の貯蔵部4
10にある薬剤内包ブリスターパック460を穿孔することができる。プランジ
ャボタン450にかけられていた圧力が解放されると、バネはランセットをリセ
ットする。すなわち、自己リセット機構を形成する。
【0071】 ブリスターパック460が穿孔されてしまうと、プランジャアーム442の第
1の端部442aに形成されているベント510によって、空気は、プランジャ
アームを通過可能となり、次いでブリスターパックを通過可能となる。こうして
、ブリスターパック460に内包されている薬剤を空気中に随伴させて、ついに
は、ユーザーに運ぶことができる。
【0072】 さて、図4Dを参照すれば、プランジャアーム442が第1の再充填位置に置
かれている薬剤吸入器400の底面図が示されている。プランジャアーム442
が薬剤吸入器400の主本体から離れる方向に揺動すると、ランセット470及
び第2のバックプレート482が見えるようになる。
【0073】 プランジャアーム442の第2の端部442bのように、薬剤吸入器400の
下部424に、薬剤吸入器の取り扱いをより容易にするように形成された複数の
隆起490を設けてもよい。もちろん、ラバーコーティングを用いるなど、同じ
目的を達成する他の方法を用いてもよい。
【0074】 さて、図4Eを参照すれば、薬剤吸入器400の分解図が示されている。最初
に上部420を見ると、薬剤吸入器400の上部カバー500が見える。上部カ
バー500には、一対の溝504が形成されていて、プランジャアームの第1の
端部442a及び第2の端部442bが上部カバーにぴったり合うようになされ
ている。
【0075】 図4Eに示すように、小さなベント510がプランジャアーム442の第1の
端部442aに形成されている。ベント510は、プランジャアームを通過する
ように空気を方向付けて、次いで、ブリスターパックがランセット470によっ
て穿孔された後に、空気がブリスターパックを通過して、空気中に薬剤を随伴す
ることができるようにする。
【0076】 プランジャアーム442の下方には、プランジャアーム442の第1の端部4
42aに設けられているネジ溝付インサート514がある。ネジ溝付インサート
514は、肩部ネジ518を受け入れる。肩部ネジ518は、底部424を貫通
して延びて、プランジャアーム442を固着させ、プランジャアームを図4及び
図4Aに示す再充填位置と、図4Bに示す充填済み位置との間で枢動できるよう
にする。
【0077】 さらに、プランジャアーム442には、プランジャボタン450と、ランセッ
ト470と、バネ474とが設けられている。バネ474は、ランセット470
及びプランジャボタン450を上方向に偏倚させる。こうして、ユーザーがブリ
スターパックを穿孔して薬剤を解放させることを望む場合を除いて、ランセット
470がブリスターパック460に干渉しないようにブリスターパックを突き通
さないように維持する。
【0078】 さて、下部424を参照すると、底部カバー530が示されている。底部カバ
ー530は、第1の吸入通路534及び第2の吸入通路538を含む。第1の吸
入通路534と第2の吸入通路538との間には、詳細は後述するが、遮断部材
546を受け入れるように構成されている遮断部材通路542が設けられている
【0079】 底部カバー530は、さらに、全体として554で示されている凝固破壊アセ
ンブリを受け入れるように構成されているキャビティ550を有する。凝固破壊
アセンブリ554は、下部558及び上部562を含む。下部558には、チャ
ネル566が形成されている。チャネル556は、非線形であり、通過する空気
が直線状流路を流れないようにする。好ましくは、チャネル566は、ジグザグ
形状を有する。かような形状は、チャネルを規定する壁570を衝突表面として
形成することができる。空気に随伴された薬剤がチャネル566を通過する際に
、薬剤は、チャネルのカーブを空気ほど迅速に流れることができない。よって、
薬剤粒子は、チャネルの両側の壁570に衝突する。衝突することによって、薬
剤の凝固を破壊し、薬剤の投薬量をより一定にする。
【0080】 上部562は、チャネルなどを有するように形成されてもよく、あるいはチャ
ネル566に上部壁を形成するように単にフラットであってもよい。いずれの場
合にも、凝固破壊アセンブリ554は、薬剤デリバリを改良する。
【0081】 当業者であれば、チャネル566を二次吸入通路538が終止する一次吸入通
路534を形成するチャネルの単純な連続と見ることあるいは共通のチャネルと
して見ることができるであろう。加えて、当業者であれば、2個の別々のチャネ
ルが設けられてもよいことがわかるであろう。2個の別々のチャネルが設けられ
る場合には、二次吸入通路538と連通状態に設けられたチャネルは、ジグザグ
形状によって形成されるべき衝突表面を有するものでなければならない。
【0082】 凝固破壊アセンブリ554は、下部カバー530に結合されてもよい。しかし
、より好ましくは、凝固破壊アセンブリ554は、マウスピース434によって
定置に保持される。マウスピース434は、開口580と、一対のアーム584
とを含む。開口580を介してユーザーは呼吸できる。一対のアーム584は、
遠位に延びる。アーム584は、一対の溝586を底部カバー530に載せるよ
うに構成されている。好ましくは、アーム584は、末端部にて、底部カバー5
30の中空部592内に載せるための逆とげ588を有し、マウスピース434
と底部カバーとの間にスナップ嵌合を与える。
【0083】 底部カバー530はさらに、ベント600を含む。ベント600は、第1の吸
入通路534と連通状態に設けられている。ベント600は、ユーザーがマウス
ピース434を介して吸入する際に、空気を第1の吸入通路534に吸い込むこ
とができるようにする。
【0084】 さらに図4Eには、主分離プレート414が示されている。主分離プレート4
14は、底部カバー530と頂部カバー504との間に位置づけるために形成さ
れていて、第1の吸入通路534と第2の吸入通路538と遮断部材通路542
との上部壁を形成する。
【0085】 主分離プレート414の上方には、遮断部材546が設けられている。遮断部
材546は、遮断部材通路542に嵌合して、通路内で移動して、第2の吸入通
路538を通過する空気流を流すか又は終了させるように選択するように形成さ
れている。しかし、遮断部材546は、遮断部材から上方に延びるポスト614
を含む。ポスト614は、主分離プレート414内のスロット618を貫通して
延びるように形成されている。ポスト614は、遮断部材546の移動を可能と
するリニアギア622に取り付けるように形成されている。
【0086】 遮断部材はさらに、一端部に中空部624を含む。中空部624は、バネ62
6を受け入れるように形成されている。遮断部材546が遮断部材通路542に
置かれ、バネ626が中空部624に置かれる場合、バネは、遮断部材546を
遮断部材通路542の末端に向かって押しつけて、遮断部材546を第2の吸入
通路538を通過する空気流を阻害する閉鎖位置に置く。
【0087】 図4Eには、さらに、主分離プレート414の真下にある第1の吸入通路53
4内に位置づけられるように形成されている羽根628がある。羽根628は、
主分離プレート414に形成されている孔640を貫通して延びる羽根シャフト
632に取り付けられている。羽根ギア636は、シャフトの反対側の端部に取
り付けられている。羽根628が第1の吸入通路534に置かれ、遮断部材54
6が遮断部材通路542に置かれる場合、シャフト632上の羽根ギア636は
、ポスト614によって遮断部材に取り付けられているリニアギア622と係合
する。よって、第1の吸入通路534内での羽根628の回転は、遮断部材通路
542内での遮断部材546の移動を引き起こす。
【0088】 図4Eはさらに、主分離プレート414内に形成されている開口の形態である
貯蔵部410を示す。薬剤吸入器400の再充填時に、ブリスターパック460
は、貯蔵部内に置かれ、後ほど、ランセット470によって穿孔される。
【0089】 さて、図4Fを参照すると、実施形態の作動を表すために、底部カバー530
及び図4Eに示されている薬剤吸入器400の選択的なピースの底面図が示され
ている。薬剤吸入器400の底部カバー530は、3本のチャネルすなわち通路
に分割されている。第1の吸入通路534は、底部カバー530の末端にあるベ
ント600から、マウスピース438に隣接して設けられている凝固破壊アセン
ブリ554まで、延びる。よって、ユーザーが第1の吸入通路534を介して吸
入するとき、空気は矢印650で示される流れパターンで流れる。
【0090】 吸入の前に、羽根628は、第1の吸入通路の先端に置かれる。羽根628が
かような位置にあるとき、遮断部材546は、バネ626によって、遮断部材通
路542の末端に向けて押圧される。かような位置において、遮断部材542は
、第2の吸入通路538内の空気流を阻害する。よって、ユーザーが、ブリスタ
ーパックを穿孔するためにランス機構(図示せず)を使用したとすれば、薬剤は
第2の吸入通路の先端でチャンバ538aに落下するが、ユーザーにはデリバリ
されない。
【0091】 薬剤吸入器400が用いられる場合には、ユーザーは、マウスピースを自分の
口に置いて吸入する。最初に、空気流は、図4Fに示す通路650を流れる。し
かし、ユーザーが吸入すると、第1の吸入通路534内に真空が生じる。真空は
、羽根628を回転させる。最終的には、羽根628は、第1の吸入通路534
に沿って形成されたシェルフ又はストッパ660に接触するまで回転する。羽根
628がストッパ660に接触すると、羽根は、第1の吸入通路534を先端部
534aと末端部534bとに効果的に分割する。
【0092】 羽根628及びストッパ660の係合部は、第1の吸入通路534を通過する
空気流を阻害するように形成され、より好ましくは、第1の吸入通路を通過する
ことができる空気流の量を大幅に減少させるだけである。空気流が一次吸入通路
内で制限されると、吸入に対する抵抗は増加し、ユーザーはより深く吸入するよ
うになり、つまり肺を拡大させることになり、結果的に薬物の肺周辺への堆積が
増加する。
【0093】 羽根628が、図4Gに示す閉鎖位置まで時計回り方向に回転すると、羽根シ
ャフト632によって羽根に取り付けられている羽根ギア636もまた、時計回
り方向に回転するようになる。羽根ギア636が時計まわり方向に回転すると、
リニアギア622を先端方向に移動させる。リニアギア622が遮断部材546
に取り付けられているので、リニアギアの先端方向への移動もまた、バネ626
の押圧力に抗して、遮断部材を先端方向へ移動させる。
【0094】 遮断部材546が遮断部材通路542内で先端方向に移動すると、第2の吸入
通路538は開いて、矢印654で示すように流れを生じさせる。よって、第1
の吸入通路534を通過する空気流が阻害され、第2の吸入通路を通過する空気
流が流れる。チャンバ538a又はブリスターパック(図示せず)内の薬剤はす
べて、遮断部材通路を通過して運ばれ、凝固破壊チャネル554内で第1の吸入
通路534からの空気流と一緒になる。こうして、空気に随伴されている薬剤は
、ユーザーの肺に運ばれる。
【0095】 圧縮に対する正確な抵抗力を有するバネ626で、ユーザーが肺まで薬剤を運
ぶために所望の吸入速度に達するとほぼ同時に、第2の吸入通路538を開かせ
る遮断部材546の移動が生じる。よって、薬剤は、ユーザーの肺まで運ばれて
、口や喉に堆積する量が最少になる。
【0096】 ユーザーの吸入によって生じる真空が遮断部材546に与えるバネ626の力
よりも大きくなくなると、遮断部材546は、遮断部材が第2の吸入通路538
を通過する流れを再び遮断するまで、遮断部材通路542内で末端方向に移動す
るであろう。リニアギア622の末端方向への移動は、羽根ギア636を反時計
回り方向へ回転させて、羽根628を反時計回り方向に回転させて、図4Fに示
す位置まで羽根628を戻す。
【0097】 次いで、ユーザーは、図4に示すようにプランジャアーム442を開いて、使
用済みのブリスターパックを交換してもよい。プランジャアーム442は、回転
して、充填済み位置まで戻されて、ユーザーは薬剤吸入器400を再び使用する
準備を整える。
【0098】 以上のように、薬剤のデリバリの引き金となるように吸入により作動する流れ
方向転換手段を有する改良された乾燥粉末状薬剤吸入器が開示される。当業者で
あれば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて多くの改変が可能であることが
わかるであろう。かような改変は、特許請求の範囲によりカバーされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、薬剤吸入器の側断面図を示し、吸入器の本体内に配設されている一次
吸入通路及び二次吸入通路、薬剤投薬量計量ディスク、回転可能な羽根及び遮断
部材を示す。 図1Aは、第2の吸入チャネルと遮断部材との拡大図を示す。 図1Bは、一次吸入通路に沿って切断し、上方向にみた場合の図1及び図1A
の吸入器の水平方向断面図である。
【図2】 図2Aは、本発明の理論に従って構成された吸入器の別の実施形態の側断面図
を示し、吸入初期の状態を示す。 図2Bは、図2Aの実施形態の側断面図であり、薬剤吸入器の吸入途中の状態
を示す。 図2Cは、図2A及び図2Bの実施形態の側断面図を示し、薬剤吸入器の吸入
終了の状態を示す。
【図3】 図3Aは、本発明の理論に従って構成された別の実施形態の側断面図を示し、
ここで、薬剤投薬量は、バルク薬剤が置かれているリザーバを有する投薬カート
リッジと、詰め替え位置に置かれている投薬プランジャと、によって与えられる
。 図3Bは、図3Aの薬剤吸入器の側断面図を示し、ここで、投薬プランジャは
、薬剤が二次吸引通路に供給される投薬位置にある。
【図4】 図4は、本発明の薬剤吸入器の別の実施形態の斜視図であり、ここで、1回の
投薬量のブリスタパックを用いて薬剤を投薬し、薬剤吸入器は、再充填状態にあ
る。 図4Aは、再充填状態にある図4の薬剤吸入器の上面図を示す。 図4Bは、充填済み状態にある図4の薬剤吸入器の上面図である。 図4Cは、プランジャボタン及びプランジャアームの第2端部を通って切り取
られた図4Bのランセット機構の断面図である。 図4Dは、図4〜図4Cに示す薬剤吸入器の底面図である。 図4Eは、図4〜図4Dに示す薬剤吸入器の分解図である。 図4Fは、図4〜図4Eに示す薬剤吸入器の底部平の面図であり、吸入通路を
含み、遮断部材が閉鎖位置に押しつけられている状態を示す。 図4Gは、図4〜図4Fに示す薬剤吸入器の底部の平面図であり、遮断部材が
開位置に移動してしまった状態を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 リース,フランク・エイ アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27514,チャペル・ヒル,ミューア・レイ ン 120 (72)発明者 ガードナー,デーヴィッド・エル アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27514,チャペル・ヒル,ブルームズベリ ー・コート 7 (72)発明者 スノー,ジョン・エム アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27514,ローリー,ドッズワース・ドライ ブ 6012 (72)発明者 ライアン,ザチャリー・ダブリュー アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27605,ローリー,グレンウッド・アベニ ュー 1418 (72)発明者 ファーラー,デーヴィッド・エス アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27526,フーキー−ヴァリナ,オーク・ス トリート 611

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 本体を含むハウジングを備え、上記本体は、 上記本体を通る空気の流れを可能とするように、上記本体を貫通して延在する
    一次吸入通路と、 上記一次吸入通路内に配設されている流れ制限部材であって、上記一次吸入通
    路を通過する空気が、上記流れ制限部材を、第1の非制限位置と、上記流れ制限
    部材が上記一次吸入通路を通過する空気の流れを制限する第2の制限位置と、の
    間で移動させるように設けられている流れ制限部材と、 上記本体を少なくとも部分的に通って延在する二次吸入通路と、 上記二次吸入通路と連通状態に配設されていて、空気の流れの上記二次吸入通
    路内での通過を選択的に阻害する遮断部材であって、上記二次吸入通路を通る空
    気流れを遮断する第1の閉鎖位置と、上記二次吸入通路を通る空気の流れを阻害
    しない第2の開位置と、の間で移動可能である遮断部材と、 上記遮断部材を上記第1の位置と上記第2の位置との間で選択的に移動させる
    手段と、 を有することを特徴とする吸入器。
  2. 【請求項2】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記流れ制限部材は、前記遮断部材と連通状態に配設されていて、上記流れ制
    限部材の第2の位置への移動は、上記遮断部材を第2の位置に移動させ、上記遮
    断部材の第1の位置への移動は、上記流れ制限部材を第1の位置へ移動させる、
    ことを特徴とする吸入器。
  3. 【請求項3】 請求項2の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、さらに、前記流
    れ制限部材と前記遮断部材との間に作動的に配設されているギア手段を備え、上
    記流れ制限手段の移動は、上記ギア部材を回転させ、上記遮断部材の移動は、上
    記ギア部材を移動させることを特徴とする吸入器。
  4. 【請求項4】 請求項3の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記本体は、前記一次吸入通路及び二次吸入通路が設けられている下部と、 上記下部に配設されていて、上記一次吸入通路及び二次吸入通路の上壁を形成
    する分離プレートと、を有し、 前記流れ制限部材及び前記遮断部材は、上記分離プレートの一方の側部に配設
    されていて、 前記ギア手段は、上記流れ制限手段及び遮断部材が配設されている側部とは反
    対側の上記分離プレートの側部に配設されていることを特徴とする吸入器。
  5. 【請求項5】 請求項4の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記分離プレートには、穴が形成されていて、 前記流れ制限部材は、上記分離プレートの穴を貫通して延在するシャフトによ
    って、前記ギア手段に取り付けられていることを特徴とする吸入器。
  6. 【請求項6】 請求項4の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記分離プレートには、スロットが形成されていて、 前記遮断部材は、上記分離プレートのスロットを貫通して延在し且つ該スロッ
    トに沿ってスライド可能なポストによって、前記ギア手段に連結されていること
    を特徴とする吸入器。
  7. 【請求項7】 請求項6の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記ギア手段は、前記流れ制限部材に取り付けられている円形ギアと、前記遮
    断部材に取り付けられているリニアギアと、を備え、 上記リニアギアは、上記円形ギアの回転によって移動可能で、 上記円形ギアは、上記リニアギアの直線運動によって回転可能であることを特
    徴とする吸入器。
  8. 【請求項8】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、さらに、 前記遮断部材と連通状態に配設されていて、上記遮断部材を第1の位置に押し
    つけるバネ手段を備えることを特徴とする吸入器。
  9. 【請求項9】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、さらに、 前記二次吸入通路と交差するように配設されている遮断部材通路を備え、上記
    遮断部材通路内に前記遮断部材が配設されていることを特徴とする吸入器。
  10. 【請求項10】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、さらに、 乾燥粉末状薬剤を受け入れる貯蔵手段を備える、ことを特徴とする吸入器。
  11. 【請求項11】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記本体は、下部カバーと、上部カバーと、これらの間に配設されている分離
    プレートと、上記分離プレートに配設されている貯蔵手段と、を備えることを特
    徴とする吸入器。
  12. 【請求項12】 請求項11の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、前記貯蔵手
    段は、乾燥粉末状薬剤の1回の投薬量を有するブリスターパック容器を受け入れ
    るように形状化されていることを特徴とする吸入器。
  13. 【請求項13】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、前記本体は、
    乾燥粉末状薬剤を含有する容器を受け入れる貯蔵部を備え、さらに、上記容器を
    突き刺すランス手段を備えることを特徴とする吸入器。
  14. 【請求項14】 請求項13の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記ランス手段は、前記本体に枢動可能に取り付けられたアームを備え、 上記アームは、前記貯蔵部が拡張して、貯蔵部内での薬剤の容器の位置決めを
    促進する第1の再充填位置と、上記アームが前記貯蔵部を覆う第2の充填済み位
    置と、をの間で枢動可能であることを特徴とする吸入器。
  15. 【請求項15】 請求項14の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、前記アーム
    は、さらに、前記アームが第2の充填済み位置にあるときに、前記貯蔵部よりも
    上方に位置づけられるように、前記アーム内に配設されている自己リセットラン
    セットを備えることを特徴とする吸入器。
  16. 【請求項16】 請求項14の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、さらに、前
    記アームを貫通するように形成されていて、前記アームが第2の充填済み位置に
    あるとき及び前記貯蔵部内の容器が穿孔されているときに、前記二次吸入通路と
    流体連通状態に置かれる空気流チャネルを備えることを特徴とする吸入器。
  17. 【請求項17】 請求項1の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、さらに、前記
    二次吸入通路と連通状態に配設されている凝固破壊チャネルを備え、上記凝固破
    壊チャネルは、薬剤の凝固を破壊する少なくとも1の衝突表面を有するように形
    状化されていることを特徴とする吸入器。
  18. 【請求項18】 請求項17の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、前記凝固破
    壊チャネルは、前記第1の吸入通路及び前記第2の吸入通と連通状態に配設され
    ていることを特徴とする吸入器。
  19. 【請求項19】 請求項17の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、前記凝固破
    壊チャネルは、ジグザグ形状のチャネルを備えることを特徴とする吸入器。
  20. 【請求項20】 請求項17の乾燥粉末状薬剤吸入器であって、 前記本体は、マウスピースを有し、 前記凝固破壊チャネルは、上記マウスピースに隣接して配設されていることを
    特徴とする吸入器。
  21. 【請求項21】 薬剤を選択的に投与するための薬剤吸入器であって、 先端部及び末端部を有する本体を有するハウジングと、 上記先端部に空気を吸引可能とし、上記末端部を通して空気を吸入可能とする
    ように、上記先端部から上記末端部に至るように延在する一次吸入通路と、 上記一次吸入通路に配設されていて、上記一次吸入通路を通して空気流を選択
    的に制限する空気流制限手段であって、上記空気流制限手段は、第1の非制限位
    置から、上記空気流制限手段が上記一次吸入通路を通る空気を制限する第2の制
    限位置まで移動可能で、上記空気流制限手段は上記一次吸入通路を介しての吸入
    によって上記第2の位置に移動可能である、かような空気流制限手段と、 薬剤を受け入れる貯蔵部と、 少なくとも部分的に上記本体を貫通して延びる二次吸入通路であって、空気が
    上記二次吸入通路を介して吸引される際に、随伴されている薬剤から薬剤を受け
    入れるように、上記貯蔵部と流体連通状態に配設されている二次吸入通路と、 上記二次吸入通路に対して、上記二次吸入通路を介しての空気流を実質的に阻
    止する第1の位置と、上記二次吸入通路を介して空気流を流す第2の位置との間
    で移動可能である遮断部材と、 上記遮断部材を上記第1の位置と上記第2の位置との間で選択的に移動させる
    手段と、 を備えることを特徴とする薬剤吸入器。
  22. 【請求項22】 請求項21の薬剤吸入器であって、前記遮断部材及び前記
    空気流制限手段は、互いに連通状態に配設されていて、前記空気流制限手段を前
    記第2の位置に移動させるための前記一次吸入通路を通しての吸入が、上記遮断
    部材を前記第2の位置まで移動させて、前記二次吸入通路を介して空気流を流通
    可能とするようになされていることを特徴とする吸入器。
  23. 【請求項23】 請求項22の薬剤吸入器であって、前記遮断部材は、前記
    第1の位置に押しつけられ、こうして前記空気流制限手段を前記第1の位置に押
    しつけることを特徴とする薬剤吸入器。
  24. 【請求項24】 請求項23の薬剤吸入器であって、さらに、前記空気流制
    限手段及び前記遮断部材と連通状態に配設されているギア手段を備え、前記空気
    流制限手段の移動が、前記遮断部材を移動させ、上記遮断部材の移動が上記空気
    流制限手段を移動させるようになされていることを特徴とする薬剤吸入器。
  25. 【請求項25】 請求項24の薬剤吸入器であって、前記空気流制限手段は
    、回転可能な羽根を備え、前記遮断部材は線形移動することを特徴とする薬剤吸
    入器。
  26. 【請求項26】 請求項25の薬剤吸入器であって、 前記ギア手段は、前記回転可能な羽根と流通状態に配設されている円形ギアを
    備え、上記回転可能な羽根の回転によって上記円形ギアを回転させ、 前記ギア手段は、前記遮断部材に取り付けられている直線ギアを備え、 上記円形ギアと上記直線ギアとは連通状態に配設されていて、上記円形ギアの
    回転によって上記直線ギアを移動させ、上記直線ギアの移動によって上記円形ギ
    アを回転させるようになされていることを特徴とする薬剤吸入器。
  27. 【請求項27】 請求項21の薬剤吸入器であって、さらに、前記二次吸入
    通路と連通状態に配設されている凝固破壊チャネルを備え、上記凝固破壊チャネ
    ルは、前記ハウジングの末端部に隣接して配設されていることを特徴とする薬剤
    吸入器。
  28. 【請求項28】 請求項27の薬剤吸入器であって、 前記一次吸入通路及び前記二次吸入通路は、それぞれ、末端部を有し、 前記凝固破壊チャネルは、上記一次吸入通路の末端部及び上記二次吸入通路の
    末端部に配設されている凝固破壊チャネルを備えることを特徴とする薬剤吸入器
  29. 【請求項29】 請求項27の薬剤吸入器であって、前記凝固破壊チャネル
    は、ジグザグ形状を有するチャネルを備えることを特徴とする薬剤吸入器。
  30. 【請求項30】 請求項21の薬剤吸入器であって、さらに、前記ハウジン
    グに枢動可能に取り付けられているアームを備え、上記アームは、前記貯蔵部よ
    りも上方に位置づけ可能なランス機構を備え、上記ランス機構は、上記貯蔵部に
    含まれている薬剤容器を穿孔するようになされていることを特徴とする薬剤吸入
    器。
  31. 【請求項31】 請求項30の薬剤吸入器であって、前記アームは、薬剤が
    前記貯蔵部内に置かれ得る第1の再充填位置と、アームが前記貯蔵部を覆う第2
    の位置との間で、移動可能であることを特徴とする薬剤吸入器。
  32. 【請求項32】 請求項31の薬剤吸入器であって、さらに、前記貯蔵部を
    介して前記二次吸入通路と連通状態になるように、前記アームを通過する空気流
    チャネルを備えることを特徴とする薬剤吸入器。
  33. 【請求項33】 吸入器内での薬剤の凝固を防止する方法であって、 (a)一次吸入通路及び二次吸入通路を規定する本体を有するハウジングを配備
    し、 (b)上記二次吸入通路と連通状態になるように遮断部材を配設して、上記遮断
    部材が上記二次吸入通路を介しての空気流を阻止する第1の閉鎖位置と、上記遮
    断部材が上記二次吸入通路を通過する空気流を阻止しない第2の開位置とを有す
    るようにし、 (c)上記一次吸入通路に空気流制限手段を配設して、上記空気流制限手段が第
    1の開位置と、上記一次吸入通路を介しての空気流を選択的にに阻止する第2の
    閉鎖位置と、を有するようにする ステップを備えることを特徴とする方法。
  34. 【請求項34】 請求項33の方法であって、さらに、 前記空気流制限手段の第1の開位置から第2の閉鎖位置への移動が上記遮断部
    材を第1の閉鎖位置から第2の開位置まで移動させ、上記遮断部材の第2の開位
    置から第1の閉鎖位置への移動が上記空気流制限手段を第2の閉鎖位置から第1
    の開位置まで移動させるように、前記空気流制限手段及び前記遮断部材を互いに
    連通状態に配設するステップを備えることを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】 請求項33の方法であって、さらに、前記遮断部材を第1
    の閉鎖位置に押しつけるステップを備えることを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 請求項33の方法であって、前記二次吸入通路は末端部を
    有し、上記方法は、さらに、上記二次吸入通路の末端部に凝固破壊チャネルを配
    設するステップを備えることを特徴とする方法。
  37. 【請求項37】 請求項36の方法であって、前記一次吸入通路は末端部を
    有し、上記方法は、さらに、上記一次吸入通路の末端部に凝固破壊チャネルを配
    設するステップを備えることを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 請求項33の方法であって、さらに、前記二次吸入通路を
    通る空気流が薬剤容器からの薬剤を随伴するように、前記二次吸入通路と連通状
    態に薬剤容器を保持する貯蔵部を位置づけるステップを備えることを特徴とする
    方法。
  39. 【請求項39】 請求項38の方法であって、さらに、前記薬剤容器の穿孔
    を可能とするように、前記貯蔵部に隣接してランス手段を選択的に配設するステ
    ップを備えることを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】 請求項39の方法であって、さらに、前記貯蔵部をアーム
    で選択的に覆うステップを備えることを特徴とする方法。
  41. 【請求項41】 吸入器ユーザーの肺内での薬剤の堆積を改良する方法であ
    って、 (a)一次吸入通路及び二次吸入通路を規定する本体を有するハウジングを配備
    し、 (b)上記一次吸入通路を介しての空気流を選択的に制限するように、上記一次
    吸入通路に空気流阻止手段を位置づけて、 (c)上記空気流阻止手段及び遮断部材が、交互に、上記一次吸入通路及び上記
    二次吸入通路を通過する空気流を阻止するように、上記二次吸入通路に遮断部材
    を位置づけて、上記遮断部材を上記二次吸入通路に連通させ、 (d)上記一次吸入通路を介しての空気流が阻止されるときに、上記二次吸入通
    路を通過する空気流に随伴されるべき薬剤を上記二次吸入通路に解放する、 各ステップを備えることを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 請求項41の方法であって、さらに、上記一次吸入通路を
    介しての空気流を選択的に制限して、吸入器ユーザーによる吸入時間を延長させ
    、一方で、上記二次吸入通路を通過する空気流に薬剤を随伴させるステップを備
    えることを特徴とする方法。
  43. 【請求項43】 請求項42の方法であって、さらに、上記一次吸入通路及
    び上記二次吸入通路からの空気流を凝固破壊チャネル内で混合して、空気流に随
    伴されている薬剤凝固物を凝固破壊するステップを備えることを特徴とする方法
  44. 【請求項44】 薬剤の肺深部への堆積を増加させる方法であって、 (a)一次吸入通路、二次吸入通路、上記二次吸入通路内の薬剤、上記一次吸入
    通路を通過する空気流を制限する可動手段及び上記二次吸入通路を通過する空気
    流を選択的に遮断する手段を有する吸入器を配備し、 (b)上記一次吸入通路を介して第1の速度で吸入し、 (c)上記一次吸入通路を通過する空気流を制限する可動手段を移動させて、上
    記一次吸入通路を通過する空気流を制限し、上記一次吸入通路を介しての吸入速
    度を第2の速度まで減速させ、 (d)上記二次吸入通路の遮断を解除して、上記二次吸入通路を介しての空気流
    の通過を可能とし、上記二次吸入通路を通る空気流に薬剤を随伴させる 各ステップを備えることを特徴とする方法。
  45. 【請求項45】 請求項44の方法であって、さらに、空気流内に随伴され
    ている薬剤を凝固破壊するステップを備えることを特徴とする方法。
  46. 【請求項46】 頂部と底部と頂部と内包されている薬剤とを有するブリス
    ターパックを穿孔するためのランス機構であって、 上記ブリスターパックの頂部と底部とを貫通して穴を開けるように形成されて
    いる一次穿孔要素を有するランセットと、 上記ブリスターパックの頂部を穿孔するように形成されている少なくとも1個
    の二次穿孔要素と、 を備えることを特徴とするランス機構。
  47. 【請求項47】 請求項46のランス機構であって、 前記一次穿孔要素は、先端がとがった突出部を備え、 前記少なくとも1個の二次穿孔要素は、複数の先端がとがった突出部を備え、
    上記複数の突出部の各々は上記一次穿孔要素の突出部よりも小さいことを特徴と
    するランス機構。
  48. 【請求項48】 請求項47のランス機構であって、前記複数の先端がとが
    った突出部は、前記穿孔要素の周囲を取り巻くように配設されていることを特徴
    とするランス機構。
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