JP2004510461A - 着脱可能な液滴放出カートリッジを備えた吸入器 - Google Patents
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Abstract
Description
(発明の分野)
本発明は、一般的には、薬剤または他の適切な流体の複数の液滴を典型的には吸入時に個人に送出するための吸入器の分野に関する。
【0002】
(発明の背景)
種々の症状を治療/処置するために多くのタイプの薬剤または他のタイプの流体が吸入により送出される。このタイプの「呼吸器治療」には3種の一般型吸入器を用い得る。定量噴霧式吸入器(「MDI」)は、加圧ガスまたは噴射剤入り容器内に薬剤(例えば、薬剤と噴射剤の混合物)を配した比較的小型のポータブルユニットである。通常、患者は、吸入時にこの容器を押して、薬剤と噴射剤の混合物を口中に「バースト」するが、この噴射剤バーストは、容器内の圧力によって供給される。所与のMDIでは固定されたドース数を利用し得る。容器、典型的にはMDIまたは少なくとも薬剤/噴射剤入り容器から薬剤が全部分与されたものは捨てられる。
【0003】
別のタイプの吸入器はネブライザーである。これらのタイプの吸入器はMDIのようなポータブル型ではなく、クリニックまたは病院環境で用いられるのがより一般的である。通常、ネブライザーには適切な液体薬剤が入っている。外部源由来のガスを圧力下に適切なラインを介してネブライザー内に導入し、患者に輸送する薬剤を吸入により送出するためにエアゾール化する。治療が終ったときまたはネブライザー内の液体薬剤がすべて消費されたら、通常、滅菌処置後に、次ぎの治療のために追加の液体薬剤をネブライザーに注入し得る。
【0004】
第3の一般型吸入器は、MDIと同様であるが、所望薬剤の液滴を生成するのに外部の加圧ガス供給源以外のガス供給源を用いる、ある程度の携帯性を有する。このタイプの吸入器のなかには、液体薬剤をエアゾール化するために小型の「内臓」加圧ガス供給源を用いるものがある。他の吸入器は、液体薬剤をなんらかの方法でエアゾール化する圧電結晶などを用いる。ボージェス(Voges)に付与された「Dispenser」と題する米国特許第5,894,841号は、この一般型の別の吸入器を開示しているが、所望のように薬剤液滴を生成する「オンデマンド液滴」放出装置(例えば、インクジェット印刷に用いられるような圧電装置またはインクジェット印刷に用いられるようなサーマル「バブルジェット」装置)を用いる。米国特許第5,894,841号の吸入器の薬剤カートリッジは、その薬剤が消費すなわち使い果たされたら交換し得る。
【0005】
(発明の概要)
本発明は、一般的に、吸入器の使用者が吸入するための典型的には複数の液滴/粒子形態の薬剤または他の適切な流体/物質(以後「薬剤」)の送出に関連する1種以上の態様の改良に関する。
【0006】
本発明の第1態様は、一般的には、吸入器ハウジングを備えた吸入器に関する。吸入器ハウジングは少なくとも1つの通気路と相互接続されている。通気路の1つ以上の部分は吸入器ハウジングを越えて延び得るが、通気路の他の部分は吸入器ハウジングの端から端まで延び得る。いずれの場合にも、吸入器に利用される通気路内に空気を吸込むための少なくとも1つの吸気口が存在する。薬剤は、液滴放出カートリッジから通気路内に放出される。この液滴放出カートリッジは、薬剤容器と、複数の液滴放出オリフィスと、少なくとも1つの液滴放出アクチュエータとを有する。容器内の薬剤は、液滴放出アクチュエータを作動させることにより1つ以上の液滴放出オリフィスから放出され得る。1つの実施形態において、薬剤液滴を所望の液滴放出オリフィスから送出し得るように、各液滴放出オリフィスに合わせて別々に操作され得る液滴放出アクチュエータが存在する。いずれの場合にも、通気路を通過する空気流にのって運ばれた薬剤液滴は、マウスピースが通気路と適切に相互接続されている場合には、マウスピース中に送出される。したがって、吸入器による薬剤の吸入送達を行なうためには、使用者はマウスピースの位置に使用者の口を合わせて吸入するだけである。
【0007】
本発明の第1態様の液滴放出カートリッジは、液滴放出カートリッジハウジング内に着脱可能に配置される。これに関して、液滴放出カートリッジハウジングは、液滴放出カートリッジが液滴放出カートリッジハウジングで支持されるように配置され得る第2液滴放出カートリッジ開口を有する。液滴放出カートリッジハウジングの第2液滴放出カートリッジ開口は、吸入器ハウジング内に形成されている第1液滴放出カートリッジ開口と整合されているのが望ましい。したがって、液滴放出カートリッジは、吸入器ハウジングの第1液滴放出カートリッジ開口を通って液滴放出カートリッジハウジングの第2液滴放出カートリッジ開口に着脱され得る。さらに、液滴放出カートリッジハウジングは、液滴を所望時に複数の液滴放出オリフィスから送出する液滴放出開口を有する。
【0008】
本発明の第1態様に関連して記載した特徴には種々の改良が存在する。また、本発明の第1態様には他の特徴を組込み得る。これらの改良および追加特徴は個別にまたは任意の組合わせで存在し得る。例えば、吸入器ハウジング内に形成され、液滴放出カートリッジハウジングに着脱するために液滴放出カートリッジを通す第1液滴放出カートリッジ開口に、適切に設計されたカバーを設け得る。このカバーは、例えば、摺動接続(slide interface)、ヒンジ式相互接続(hinged interconnection)などにより吸入器ハウジングに移動可能に相互接続され得る。さらに、この特定のカバーは吸入器ハウジングから完全に取外し可能であり、かつ(例えば、スナップロック式相互接続を介して)吸入器ハウジングに着脱可能に界接され得る。
【0009】
さらに、本発明の第1態様の吸入器は、吸入器ハウジングに相互接続された導気管アセンブリを有し得る。この導気管アセンブリを通って本発明の第1態様の吸入器に利用される各通気路が指向され得る。この導気管アセンブリとマウスピースとの流体が流れるような接続は、マウスピースの入口端を導気管アセンブリの排気端に係合させることによって得られる。
【0010】
液滴放出カートリッジハウジングは、上記導気管アセンブリ内に配置され、気管アセンブリ内において、液滴放出カートリッジハウジングと導気管アセンブリの内部が通気路の少なくとも一部を画定するように離間された関係で維持されるように保持され得る。これを達成する1つの方法は、導気管アセンブリの内面と液滴放出カートリッジハウジングとの間に延びる離間された何らかの1対の隔壁を設けてその間に空気流を誘導する方法である。1つの実施形態において、液滴放出カートリッジハウジングは、互いに向き合って配置された第1面および第2面と、さらに、互いに向き合って配置された第3面および第4面とを有する。上記1対の隔壁が、導気管アセンブリの内面と液滴放出カートリッジハウジングの第1面との間に延びて、液滴放出カートリッジハウジングの周りに1つの通気路を画定し得る。もう1対の上記隔壁が、導気管アセンブリの内面と液滴放出カートリッジハウジングの第2面との間に延びて、液滴放出カートリッジハウジングの周りにもう1つの通気路を画定し得る。1つの実施形態において、導気管アセンブリの内部と液滴放出カートリッジハウジングの第3面または第4面との間に通気路は存在しない。従って、これにより、第1通気路部分はさらに液滴放出カートリッジハウジングに向って指向され、次いで、第1通気路部分は液滴放出カートリッジハウジングの2つの対向面上のみで液滴放出カートリッジハウジングの周りを流れるように効果的に「分割」される。
【0011】
上記導気管アセンブリはプレナムおよび導気管を有し得る。導気管の1端はプレナムに界接し、その対向端はマウスピースに界接し得る。プレナムには第1吸気口が存在し得る。第1吸気口の寸法は、例えば、吸入器ハウジングに移動可能に相互接続されたカバーを設けることよって調節され得る。吸入器ハウジングに関してカバーを移動させて第1吸気口の寸法を変更して、(例えば、使用者の好みおよび/または快適さに合わせて)第1態様の吸入器によって生じる吸入抵抗を変える。さらに、第1吸気口は、プレナムに界接している導気管端に関して偏位され得る。すなわち、空気が、プレナム上の第1吸気口から、プレナムを通り、線形路に沿って導気管まで流れないように、プレナム上の第1吸気口と導気管とを不整合にさせ得る。薬剤液滴を放出させるために導気管内に空気を誘導する前に、プレナムを利用して、プレナム内に吸い込まれた空気の乱流を減少させ得る。導気管が少なくともほぼ基準軸線に沿ってその1対の対向端の間に延びているケースを考えられたい。1つの実施形態において、導気管が沿って延びる基準軸線に対して垂直な基準面内でプレナムが占める面積は、これも導気管が沿って延びる基準軸線に関して垂直な基準面内で導気管の「プレナム端」が占める面積より大きい。
【0012】
導気管アセンブリの種々の部分は、すべて本発明の第1態様に関して、導気管アセンブリ内に空気流を所望通りに通過させ易くすると共に、導気管を通過する空気流の速度を評価する機構を提供するような寸法/形状であり得る。導気管アセンブリが少なくともほぼ沿って延びる基準軸線に関して長手方向に離間された吸気口と排気口を有する導気管を備えているケースを考慮されたい。また、基準軸線に沿って異なる直径を有する少なくとも3つの位置が存在する(すなわち、導気管の直径がその長手方向の範囲に沿って異なり得る)ケースも考慮されたい。これらの3つの位置は、吸入時に導気管を通過する空気流と一致する方向(すなわち、導気管の吸気口から導気管の排気口への方向)に進む第1、第2および第3位置とみなされ得る。第1位置は、実際に第1吸気口を画定し得る。また上記導気管に沿った異なる長手方向位置を表す第1、第2および第3位置は、それぞれ、第1、第2および第3直径を有する。第1長手方向位置の第1直径は、第2長手方向位置の第2直径より大きい。この直径の変化を利用して空気速度を増大させ、その結果として圧力を低下させ得る。第3長手方向位置の第3直径は第2長手方向位置の第2直径より大きい。液滴放出カートリッジハウジングは、導気管を通過する空気流が液滴放出カートリッジハウジングの「周囲」に誘導されるように、この第3直径によって画定された導気管アセンブリ部分内に配置し得る。
【0013】
空気流中に薬剤液滴を放出させる方法に関して第1態様の吸入器の形状にさらなる改良を加え得る。これに関して、液滴放出カートリッジハウジングは、マウスピースが吸入器に結合している通気路と流体が流れるように接続されているときには、少なくともほぼマウスピース方向に突出する第1端部を有し得る。液滴放出カートリッジのこの第1端部は、内部に上記液滴放出開口が形成されている凹部を有し得る。液滴放出カートリッジは、複数の液滴放出オリフィスが液滴放出カートリッジから液滴放出カートリッジハウジングの第1端部の凹部に作られた液滴放出開口を介して薬剤液滴を送出するように液滴放出カートリッジハウジング内に配向され得る。このように液滴放出開口を凹部に形成することによって、最小空気流が通過するゾーン内に薬剤液滴が導入されると考えられる。液滴放出カートリッジハウジングの側を通過する空気流から放出された薬剤液滴をさらに遮蔽するために、液滴放出カートリッジハウジングの第1端に羽根を取り付け得る。
【0014】
本発明の第1態様のマウスピースは、上記通気路に少なくとも流体が流れるように連通可能である。本発明の第1態様ではこのマウスピースに関して種々の特徴を組み込み得る。マウスピースの長さは、液滴放出カートリッジから放出される薬剤がマウスピースの出口端を出る前の空気流と少なくとも実質的に同じ、好ましくは同じ速度で走行するように選択され得る。通気路が導気管アセンブリによって画定されている場合、マウスピースの入口端は導気管アセンブリの排気端と界接し得る。その場合、マウスピースの入口端に対向して配置されているマウスピースの出口端は、通常、使用者の口に挿入されるであろう。1つの実施形態において、マウスピースの入口端は円形断面形を有するが、マウスピースの出口端は、使用者の口の形に近似した水平軸線(例えば、使用者の上唇と下唇を合わせたときに両唇の間の「線」と少なくとも実質的に同一直線上にある主軸線)に関して楕円形断面形を有する。また、楕円形断面形のマウスピース出口端を有することによって、該マウスピースは液滴放出カートリッジの複数の液滴放出オリフィスの周縁と少なくともほぼ整合するように配向され得る。さらに、マウスピースの入口端と出口端に関しては種々の寸法を用い得る。マウスピースに入る空気流の乱流を減少させるために、マウスピースの入口端で画定される開口の面積を出口端で画定される開口の面積より大きくし得る。
【0015】
本発明の第1態様のマウスピースに関連して利用し得る別の特徴は、マウスピースが吸入器から完全に取外し可能であり、離間された2つの異なる位置において吸入器に界接するかまたは吸入器に相互接続させ得ることである。マウスピースは、第1位置において吸入器に相互接続されているときには、吸入器使用者に薬剤液滴を送出するために通気路と流体が流れるように接続されている。マウスピースは、通気路から外されて、例えば格納のために吸入器の第2位置に移動され得る。1つの実施形態において、第2位置は、マウスピースを配置し得る吸入器ハウジング内マウスピース格納ベイである。マウスピースは、(例えば、摺動可能な相互接続を用いたり、ヒンジアセンブリを用いたり、吸入器ハウジングから完全に取外し得るカバーを付けたりして)マウスピース格納ベイにアクセスするために吸入器ハウジングと少なくとも部分的に着脱可能に相互接続し得るマウスピース格納ベイを備えることにより、格納ベイ内に封入され得る。マウスピースと通気路の流体接続を除去すると、複数の液滴放出オリフィスが周囲条件に暴露され得る。マウスピースを取外した後に残る開口内に配置され得るようなシールを有する液滴放出オリフィスカバーを設けるのが望ましいであろう。前記シールは複数の液滴放出オリフィスの周囲に配置される。この液滴放出オリフィスカバーは、繋留具によって吸入器ハウジングに相互接続され得るが、不使用時の液滴放出オリフィスカバーの格納には他の方法を利用し得る。
【0016】
本発明の第2態様は、一般的には、吸入器ハウジングを備えた吸入器に関する。吸入器ハウジングには少なくとも1つの通気路が相互接続されている。通気路の1つ以上の部分は吸入器ハウジングを越えて延び得るが、他の部分は、吸入器ハウジングの端から端まで延び得る。いずれの場合でも、吸入器に利用される通気路に通じる少なくとも1つの吸気口が存在する。吸入器ハウジングに相互接続された適切な容器内の薬剤は、液滴放出装置によりこの通気路内に送出される。薬剤液滴は、通気路を通過する空気流に乗って運ばれ、通気路または吸入器の第1位置と少なくとも流体が流れるように連通可能なマウスピースを介して吸入器の使用者の口中に送出される。また、マウスピースは、通気路との流体が流れるような接続を断って、吸入器との接触を完全に断ち、次いで、第1位置から離間された第2位置において吸入器と相互接続され得る。マウスピースは、第1位置において吸入器に相互接続されているときには、吸入器の使用者に薬剤液滴を送出するために通気路と流体が流れるように接続されている。マウスピースは、通気路から外されて、例えば格納するために吸入器の第2位置に移動され得る。1つの実施形態において、第2位置は、マウスピースを配置し得る吸入器ハウジング内マウスピース格納ベイである。マウスピースは、(例えば、摺動可能な相互接続を用いたり、ヒンジアセンブリを用いたり、吸入器ハウジングから完全に取外し得るカバーを付けたりして)マウスピース格納ベイにアクセスするために吸入器ハウジングと少なくとも部分的に着脱可能に相互接続し得るマウスピース格納ベイカバーを設けることにより格納ベイ内に封入され得る。マウスピースと通気路との流体が流れるような接続を除去すると、複数の液滴放出オリフィスが周囲条件に暴露され得る。マウスピースを取外した後に残る開口内に配置され得るようなシールを有する液滴放出オリフィスカバーを設けるのが望ましいであろう。前記シールは複数の液滴放出オリフィスの周囲に配置され得るこの液滴放出オリフィスカバーは、繋留具によって吸入器ハウジングに相互接続され得るが、不使用時の液滴放出オリフィスカバーの格納には他の方法を利用し得る。
【0017】
本発明の第1態様に関連して上述した種々の他の特徴はすべて、本発明のこの第2態様に関連して個別にかつ/または任意に組合わせて利用し得る。
本発明の第3態様は吸気口を有するプレナムを備えた吸入器である。このプレナムには導気管が流体が流れるように接続されており、導気管は長手方向に離間された1対の端部を有する。これらの端部の一方はプレナムに界接しており、その対向端部はマウスピースに界接している。プレナムの吸気口と導気管のプレナムに界接している端部との間にはずれがある。導気管は液滴放出装置と少なくとも流体が流れるように連通可能である。プレナムから導気管を通って流れる空気流に乗って運ばれた薬剤液滴は、マウスピースを介して吸入器使用者の口中に送出される。
【0018】
本発明の第1態様に関連して上述したさまざまな他の特徴はすべて、本発明のこの第2態様に関連して個別にかつ/または任意に組合わせて利用し得る。
(発明の詳細な説明)
本発明を、少なくともその種々の関連特徴を示すのに役立つ添付図面に関連して説明する。図1〜図4に、吸入時に使用者に薬剤を送出するための吸入器2の1つの実施形態が呈示されている。吸入器2は、一般に、吸入器ハウジング6を備えている。吸入器ハウジング6内には、導気管アセンブリ52の少なくとも一部が配置され、少なくともほぼハウジング6の長さすなわち長手方向の範囲に沿って延びている。導気管アセンブリ52の主機能は、吸入器2の使用者が吸入する空気の流路を提供することである。吸入器2の別の部品は、少なくとも部分的に導気管アセンブリ52内に配置された液滴放出カートリッジハウジング104である。液滴放出カートリッジハウジング104内に配置されているのは液滴放出カートリッジ152である。薬剤または他の適切な流体は、典型的には吸入器2の使用者が吸入している間に、典型的には複数の液滴の形態で、液滴放出カートリッジ152から導気管アセンブリ52内に放出または排出され、次いで、吸入器2の使用者が吸入している空気流に乗って運ばれる。次いで、この液滴を随伴した空気流は、導気管アセンブリ52に着脱可能に相互接続され、それによって導気管アセンブリ52と流体が流れるように連通する(以下、「流体連通」する)マウスピース200を介して使用者の口中に送出される。吸入器2はさらに適切な使用者インターフェース38を備えているのが好ましい。使用者インターフェース38は、関連投薬情報(例えば、その時の吸入器の状態、過去の活動、計画投薬量)を使用者にアドバイスしたり、伝えたりすることなどの種々の目的のための液晶表示スクリーンなどを具備し得る。使用者インターフェース38はさらに、使用者または処方医師が吸入器2について調べたり、他の所望機能性を提供するためのキーパッドまたは他のデータエントリー装置をも具備し得る。
【0019】
吸入器ハウジング6は、吸入器2のある種の「容器(packaging)」を画定する。一般に、吸入器ハウジング6は、後端7と前端8とを有する。吸入器ハウジング6の後端7と前端8との間の距離によって、吸入器ハウジング6の長さ寸法すなわち長手方向の範囲が画定される。導気管アセンブリ52の一部は後端7を越えて延び、そこで、空気が最初に導気管アセンブリ52内に吸い込まれる。マウスピース200が導気管アセンブリ52と流体が流れるように接続されているときには、マウスピース200は吸入器ハウジング6の前端8を越えて延び、そこで、薬剤液滴を随伴した空気は、吸入器2から退出して吸入器2の使用者の口中に送出される(図2)。これに関して、吸入器2は前端8に出口開口42を有し、この出口開口42を介してマウスピース200が延び、導気管アセンブリ52と適切に相互接続かつ流体が流れるように接続される。マウスピース200が導気管アセンブリ52から外されているときには(図1および図3)、以下により詳細に説明するように、出口開口42全体の上に液滴放出オリフィスカバー20を配置し、液滴放出カートリッジ152の関連部分を密閉するのが好ましい。この場合も、液滴放出カートリッジ152は液滴放出カートリッジハウジング104内に配置され、液滴放出カートリッジハウジング104は、導気管アセンブリ52の、吸入器ハウジング6の前端8に少なくともほぼ近接する端部に配置される。
【0020】
マウスピース200を導気管アセンブリ52から取り外すことは多くの利点をもたらし得る。吸入器2の形状を図2に示されているものから図1に示されているものに変更することによって、不使用時に吸入器2をより効果的に運搬かつ/または保管することを可能にする。マウスピース200と導気管アセンブリ52との流体連通を断つことは、吸入器2からの薬剤送出を止める場合にも利用され得る(例えば、吸入器2は、導気管アセンブリ52にマウスピース200を接続しない限り作動し得ないように設計され得る)。いずれの場合にも、吸入器ハウジング6は、当初マウスピース200が吸入器2から完全に外されて、導気管アセンブリ52と流体が流れるように接続されていないときに、マウスピース200を受容して格納するためのマウスピース格納ベイ14を備えている。すなわち、マウスピース200が吸入器2から完全に取外されて、該マウスピース200が気管アセンブリ152と界接する場所から離れた別の場所に位置して、導気管アセンブリ52との流体連通が遮断されていても、その後、マウスピース200は吸入器2と再び相互接続され得る。
【0021】
吸入器2が薬剤送達用に設計されていない場合には、マウスピース200を少なくとも特定タイプの汚染から少なくともいくぶん保護するのが好ましい。これに関して、マウスピース200をマウスピース格納ベイ14から出し入れするためにマウスピース格納ベイカバー10を吸入器ハウジング6に関して移動させてマウスピース格納ベイ14を露出させ得るような方式で、マウスピース格納ベイカバー10を吸入器ハウジング6に連結する。また、マウスピース格納ベイカバー10は、少なくとも部分的に、より好ましくは完全に封入された格納空間を画定して、マウスピース200を吸入器ハウジング6内に保持するように吸入器ハウジング6に関して配置され得る。マウスピース200をマウスピース格納ベイ14内に封入することにより、吸入器2を使用していないときに、マウスピース200を少なくとも特定タイプの汚染に対する暴露からある程度保護することができる。マウスピース格納ベイ14内において、マウスピース200の位置を吸入器ハウジング6に関してさらに保証にするために、スナップロック式相互接続を用いることもできる(図示せず)。吸入器2にマウスピース200用の2つの独立した別々の位置を設けることは、薬剤送出操作に使用していないときにマウスピース200を格納するための包囲空間を提供するという利点にも拘わらず、包囲された格納空間を必要とすることなく提供され得る。例えば、当初、吸入器2の不使用時にマウスピース200を吸入器2から完全に外して格納するために、マウスピース200が導気管アセンブリ52と流体が流れるように連結する位置から偏位した位置(図示せず)で吸入器ハウジング6の外側にスナップロック式相互接続などを設けることもできる。
【0022】
例示されている実施形態において、マウスピース格納ベイカバー10は、吸入器ハウジング6に対して移動されても、依然、吸入器ハウジング6との相互接続を保つように、吸入器ハウジング6に摺動可能に相互接続されている。マウスピース格納ベイ14にアクセスすべく所望の相対移動を達成し、かつ吸入器ハウジング6との相互接続を維持するためには、吸入器ハウジング6上にカバー10を取り付ける他の方法、例えば、ヒンジシステムなど(図示せず)を利用してもよい。さらに、マウスピース格納ベイカバー10は、適切な着脱可能な相互接続機構を用いることにより吸入器ハウジング6から完全に取外され得る。
【0023】
吸入器ハウジング6はさらにカートリッジ開口16を有する。図2の液滴放出カートリッジ152は、吸入器ハウジング6のカートリッジ開口16を介して指向されて、該液滴放出カートリッジ152は液滴放出カートリッジハウジング104に対して脱着され得る。この場合も、液滴放出カートリッジ152は少なくとも部分的に導気管アセンブリ52内に配置され、導気管アセンブリ52は少なくとも部分的に吸入器ハウジング6内に配置される。吸入器2はさらにカートリッジアクセスカバー18を備えており、このカバー18は、所望時に吸入器ハウジング6との間で相対移動することによりカートリッジ開口16を開閉する。例示されている実施形態では、カートリッジアクセスカバー18は吸入器ハウジング6から完全に取外し可能である。しかしながら、カートリッジ開口16へのアクセスを提供するためにマウスピース格納ベイカバー10に関して上述したような種々の方法で、カートリッジアクセスカバー18を吸入器ハウジング6と相互接続させることも可能である。
【0024】
導気管アセンブリ52は吸入器ハウジング6に相互接続されて、少なくとも部分的に吸入器ハウジング6内に封入されている。図1〜図5を参照されたい。導気管アセンブリ52には2つの主要部品がある。吸入器ハウジング6の後端7を越えたところにプレナム56が配置されている。プレナム56を構成する1つの方法としては、適切に(例えば、1つ以上の適切な留め具を介して着脱可能に)相互接続された上部プレナム56aと下部プレナム56bとを有することが挙げられる。プレナム56には(例えば、ジョイントが存在しないように単一材料片からプレナムを構成する)一体構成を用いることもできる。いずれの場合にも、空気は、最初に、プレナム56の端壁57aを貫通して延びる吸気口60を介して導気管アセンブリ52内に吸い込まれる。この吸気口60は、少なくともほぼ基準軸線74に沿って延びる導気管68からは偏位している。本明細書において「長手方向」などの用語は、少なくとも一般的には、基準軸線74と少なくとも平行な方向を指し、本明細書における「側方」などの用語は、少なくとも一般的には、基準軸線74に対して少なくともほぼ直交する方向を指す。したがって、吸気口60は、プレナム56に界接している導気管68の端部から側方に離間されているとも特徴付けられ得る。
【0025】
吸気口60を介してプレナム56内に入った空気流は、(例えば、摺動可能な相互接続を介して)プレナム56の端壁57aと移動可能に相互接続されているゲート64によって調節され得る。ゲート64には、吸入器2の使用者がゲート64を係合/移動させ易いように、つまみ66などを設け得る。ゲート64をプレナム56に関して移動させて、プレナム56上の吸気口60の露出量を変更することによって、プレナム56への空気流特性が変更される。1つの実施形態において、プレナム56は、以下の特性、すなわち、(1)プレナム56の容積は少なくとも約9,000mm3であることと、(2)図5に寸法「w1」で示されているプレナム56の横長さは少なくとも約40mmであることと、(3)図1に寸法「h1」で示されているプレナム56の高さまたは深さは約15mmであることと、(4)プレナム56の長手方向の範囲、すなわち、プレナム56の端壁57aと、プレナム56が導気管68に界接している該プレナム56の対向端壁57bとの間の距離は、基準軸線74に沿ってまたは平行に測定すると、少なくとも約15mmであることと、(5)吸気口60の中心は、図5に示されている寸法「o1」で示されている導気管68の中心から、少なくとも約20mmの距離だけ偏位、すなわち側方に離間されていることとのうちの1つ以上を有する。
【0026】
導気管68は、プレナム56と流体が流れるように接続されており、特に言及したように、吸入器ハウジング6の後端7とその前端8との間で少なくともほぼ基準軸線74に沿って延びている。導気管68の前部は吸入器ハウジング6に完全には封入されてはいないことに留意されたい。吸入器ハウジング6の後端7と前端8は、基準軸線74に沿って離間されており、そのために、長手方向に離間されているものと特徴付けられ得る。導気管68の1つの構成方法は、上部導気管68aと下部導気管68bとを接合表面に沿って確実にシールし、(例えば、1つ以上の適切な留め具を介して着脱可能に)適切に相互接続させる方法である。導気管68にも(例えば、どのようなジョイントも存在しないように単一材料片から導気管68を構成する)一体構成方法を用いることができる。上部プレナム56aと上部導気管68aとを一体形成し、下部プレナム56bと下部導気管68bとを一体形成すると、図4を見ると明らかなように、これらのある種の上部および下部「サブアセンブリ」は、複数の適切な留め具を用いて着脱可能に相互接続され得る。
【0027】
導気管68の一方の端部は、導気管アセンブリ52の上記プレナム56と界接する吸気口70によって画定されている。導気管68の他方の端部は、薬剤送出操作のためにマウスピース200が導気管アセンブリ52と流体が流れるように接続されているときには、マウスピース200と界接する排気口94によって画定されている。導気管68の形状は、その内部に液滴放出カートリッジ152(および液滴放出カートリッジハウジング104)を少なくとも部分的に配置したり、所望の空気流特性を実現したりし易くしている。これに関して、導気管68は、導気管68の吸気口70の方向に進むにつれて少なくとも基準軸線74から逸れて徐々に広がる第1部分72を有する。この末広形状は、第1部分72を画定する導気管68の壁を、吸入器2の使用者が吸入しているときにプレナム56から導気管68を通過する空気流速度を規制するように、少なくともほぼ正確に賦形することによって実現し得る。1つの実施形態において、導気管68の第1部分72は、以下の特性、すなわち、(1)第1部分72の端部の吸気口70の直径は約28mm〜約40mmの範囲内であることと、(2)第1部分72の壁は、約14mm〜約20mmの範囲内の半径によって全体的に画定されていることとのうちのを1つ以上を有する。
【0028】
導気管68の第2部分76は、第1部分72の端部から導気管68の排気口94に向かって延びている。第2部分の主機能は、流入流が圧力センサー102aに一致する長手方向位置において平行になるように流入流を整合させることである。圧力センサー102aは、吸入器2の操作を制御する目的で、少なくとも1つの吸入特性を表す電気信号を生成するために導気管68上の一方の圧力センサーポート58(図4)で第2部分67に連結している。1つの実施形態において、導気管68の第2部分76は、以下の特性、すなわち、(1)第2部分76は少なくとも略円筒形であることと、基準軸線74の周りに同心円状に配置されていることと、(2)第2部分76の直径は約14mm〜約20mmの範囲内であることと、(3)第2部分76の長さは、基準軸線74に沿って測定すると、約14mm〜約20mmの範囲内であることと、(4)圧力センサー102aは、第2部分に沿って、少なくともほぼ中間地点、より好ましくは中間地点に配置されていることとのうちの1つ以上を有する。
【0029】
導気管68の第3部分80は、第2部分76の端部から導気管68の排気口94に向かって延びている。第3部分80の主機能は、導気管68の第4部分84で画定されているベンチュリスロートおよびベンチュリスロート移行部を提供することである。一般に、第3部分80は、導気管68の排気口94方向に進むにつれて基準軸線74に向かって少なくとも徐々に収束している。
【0030】
導気管68の第4部分84は、第3部分80の端部から導気管68の排気口94に向かって延びている。第4部分84の主機能は、導気管68を通過する空気流の方向を示すように、第2部分76におけるより低い圧力を誘起することである。吸入器2の操作を制御する目的で、少なくとも1つの吸入特性を表す電気信号を生成するために、別の圧力センサー102bが導気管68のもう一方の圧力センサーポート58において第4部分84に連結している。1つの実施形態において、導気管68の第4部分84は、以下の特性、すなわち、(1)第4部分84は少なくとも略円筒形で、基準軸線74の周りに同心円状に配置されていることと、(2)第4部分84の直径は約7mm〜約10mmの範囲内であることと、(3)第4部分84の長さは、基準軸線74に沿って測定して、約7mm〜約10mmの範囲内であることと、(4)第4部分84の各端部の移行部半径は約20mm〜約40mmの範囲内であることとのうちの1つ以上を有する。
【0031】
本明細書に呈示されている吸入器2の実施形態は2つの圧力センサー102を用いる。しかし、単一の圧力センサー(図示せず)を用いることも可能である。この場合、導気管68には、上述の第3部分80と第4部分84は不要であろう。すなわち、その場合、導気管68の第2部分76を導気管68の第5部分88と直接連結し得る。これに関して、導気管68の第5部分88は、第4部分84の端部から導気管68の排気口94に向かって延びている。第5部分88の主機能は、薬剤が液滴放出カートリッジ152により導気管68内に分与されたときに薬剤と上手く混ざるように空気流の速度を低下させることである。一般に、第5部分88は導気管67の排気口94の方向に進むにつれて基準軸線74から逸れて少なくとも徐々に広がっている。1つの実施形態において、導気管68の第5部分88は以下の特性、すなわち、(1)第5部分88の小さい方の端部の直径は約7mm〜約10mmの範囲内であることと、(2)第5部分88の大きい方の端部の直径は約15mm〜約25mmの範囲内であることと、(3)第5部分88の各端部の移行カーブは、約20mm〜約40mmの範囲内である半径によって画定されるを1つ以上有することとの内の1つ以上を有する。
【0032】
導気管68の第6部分92は、第5部分88の端部から導気管68の排気口94に向かって延びている。第6部分92の主機能は、液滴放出カートリッジハウジング104の一部を導気管68内に配置し得るようにすること、および液滴放出カートリッジハウジング104の導気管68内に配置された部分の周囲に一定の空気流を供給することである。前記部分については、以下においてより詳細に説明する。この場合も、液滴放出カートリッジ152は、少なくともその一部が導気管68内に配置されるように液滴放出カートリッジハウジング104内に着脱可能に配置される。
【0033】
導気管68の第7部分96は、第6部分92の端部から、第7部分96の端部で画定されている導気管68の排気口94に向かって延びている。第7部分96の主機能は、薬剤が液滴放出カートリッジ152によって導気管68内に分与される位置から下流で「分割された」空気流を収束させることである。一般に、第7部分96は、導気管68の排気口94方向に進むにつれて基準軸線74に向かって少なくとも徐々に収束している。
【0034】
上記導気管68は、マウスピース200が導気管68の排気口94と流体が流れるように接続されているときに空気をプレナム56からマウスピース200に送り込み得る通気路98を画定している。この通気路98は、吸気口70から、これも一部が導気管68の第6部分92内に配置されている液滴放出カートリッジハウジング104に向かって延びる第1通気路部分98aを含むとみなされ得る。そこで、通気路98は、少なくとも第2通気路部分98bと第3通気路部分98cとに分割されて、液滴放出カートリッジハウジング104の、導気管68内に少なくともほぼ基準軸線74に沿って配置されている部分の「周囲」を進む。次いで、第2通気路部分98bと第3通気路部分98cは共に、導気管68の排気口94において終端し、そこで第2通気路部分98bと第3通気路部分98cはマウスピース200の中空内部に合流する。
【0035】
第2通気路部分98bも第3通気路部分98cも、少なくとも部分的に、液滴放出カートリッジハウジング104の対応部分と導気管68の第6部分92の対応部分との間の空間によって画定されている。1つの実施形態において、第2通気路部分98bと第3通気路部分98cのそれぞれの「高さ」は約5mm〜約10mmの範囲内である。例示されている実施形態において、液滴放出カートリッジハウジング104は、さらに、これらの通気路部分98b,98cの区画形成を容易にするように構成されている。
【0036】
液滴放出カートリッジハウジング104は、一般に、上面116と、この上面116に対向して配置されている底面120と、第1側面124と、第1側面124に対向して配置されている第2側面128とを有する。液滴放出カートリッジ152をこのように特徴付けることは、吸入器2を薬剤送達操作時の特定の配置に限定しようとするものではなく、単純に基準の枠を設けるためである。液滴放出カートリッジハウジング104は、さらに、導気管68の排気口94に向かって少なくともほぼ突出する前端部132と、導気管68の吸気口70に向かって少なくともほぼ突出する後端部144とを有する。
【0037】
さらに、少なくとも液滴放出カートリッジハウジング104の上面116と底面120に沿って延び得る、側方に離間された1対のリブ112を設けるのが適当であろう。これらのリブ112は、導気管68の対応部分と係合し、第2通気路部分98bおよび第3通気路部分98cをさらに画定し、図5〜図6に例示されているような液滴放出カートリッジハウジング104と導気管68との間に封止を形成するのに役立つ。すなわち、第2通気路部分98bの「鉛直方向」の範囲は、上部導気管68aと液滴放出カートリッジハウジング104の上面116との間の空間によって画定され、第2通気路部分98bの「幅」は、液滴放出カートリッジハウジング104の上面116上に配置された1対のリブ112間の空間によって画定される。第3通気路部分98cの「鉛直方向」の範囲は、下部導気管68bと液滴放出カートリッジハウジング104の底面120との間の空間によって画定され、第3通気路部分98cの「幅」は、液滴放出カートリッジハウジング104の底面120上に配置された1対のリブ112間の空間によって画定される。液滴放出カートリッジハウジング104上にリブ112を形成する代わりに、液滴放出カートリッジハウジング104に向かって延び、ハウジング104と係合するように、導気管68内の第6部分92に類似形状のリブを形成し得ることを理解されたい。1つの実施形態において、第2通気路部分98bと第3通気路部分98cの幅はそれぞれ約3mm〜約6mmの範囲内である。
【0038】
図4と図6は、上記通気路画定リブ112がさらに液滴放出カートリッジハウジング104の前端部132の下方に延びていることを示している。これらのリブ112は、液滴放出カートリッジハウジング104の後端部144の周りにも延びている。すなわち、離間された1対のリブ112は、実際に、液滴放出カートリッジハウジング104の全周にわたって延び得る。リブ112を液滴放出カートリッジハウジング104の前端部132の下方まで配置し、リブ112を液滴放出カートリッジハウジング104の後端部144に沿って下方まで配置することによって、液滴放出カートリッジハウジング104の周囲において導気管68を封止するという機能が得られる。
【0039】
液滴放出カートリッジ152は、最初に空気が導気管アセンブリ52内に進入するところ(すなわち、吸入時に導気管アセンブリ52を通過する空気流に関連して液滴放出カートリッジ152から「上流」の位置においてカートリッジ152から離間されているプレナム56の吸気口60)から長手方向に離間した位置において吸入器2の使用者が吸入することによって生成される導気管通過空気流中に薬剤などを分与するために、液滴放出カートリッジハウジング104内に配置される。液滴放出カートリッジ152は、上記のように、液滴放出カートリッジハウジング104内に着脱可能に配置するのが好ましい。これに関して、液滴放出カートリッジハウジング104はカートリッジ開口108を有する。このカートリッジ開口108は、液滴放出カートリッジハウジング104内を基準軸線74に対して少なくともほぼ直交して延びており、吸入器ハウジング6に形成されたカートリッジ開口16と位置合わせされている。したがって、カートリッジアクセスカバー18は着脱可能であり、液滴放出カートリッジ152は、吸入器ハウジング6に形成されたカートリッジ開口16を介して基準軸線74に少なくともほぼ直交する方向に沿って液滴放出カートリッジハウジング104内のカートリッジ開口108に着脱され得る。
【0040】
液滴放出カートリッジハウジング104は、図4に示されているように、吸入器2の使用者が液滴放出カートリッジハウジング104から液滴放出カートリッジ152を出し入れし得るように、導気管68内に完全には封入されていない。上記リブ112は、それらのリブ112が第2および第3通気路部分98b,98cを画定することによって、液滴放出カートリッジ152のこの着脱可能機能を助ける。液滴放出カートリッジ152をハウジング104内に挿入するためには、カートリッジ開口108がハウジング104の一方の側面でアクセス可能であることしか必要とされないので、導気管68は、この着脱可能機能に影響を与えることなく、液滴放出カートリッジハウジング104の側面124を越えて延び得るものと理解されたい(例示されている実施形態において、カートリッジ開口108は液滴放出カートリッジハウジング104の全長にわたって延びているが、そのようにする必要はない)。さらに、別の通気路部分が液滴放出カートリッジハウジング104の側面124を越えて延び得るが、現時点では、(例えば、上記リブ112に類似したリブをハウジング104上に設けることにより)空気を流通させるための画定されたチャンネルを有するのが望ましいと考えられる。しかし、これは、液滴放出カートリッジハウジング104の周囲に非対称流をもたらすであろう。この場合、通気路が液滴放出カートリッジハウジング104の側面128を通過して液滴放出カートリッジハウジング104の周囲に対称流を維持するためには、カバー18が導気管68と界接して、液滴放出カートリッジハウジング104の側面128に沿って空気流を通過させるための別の通気路部分を画定し得るように、カバー18の形状を変更する必要があると考えられる。
【0041】
液滴放出カートリッジ152をより詳細に説明するために、図3、図4、図6および図7を参照されたい。液滴放出カートリッジ152は、一般に、その一方の側面に、吸入器2の操作を制御するプリント回路基板100に連結するためのPCBインターフェース156を備えている。このプリント回路基板100の上には上述の圧力センサー102が装着されている。液滴放出カートリッジ152はさらにフェース160を有する。液滴放出カートリッジ152のフェース160上には主として2つの領域が存在する。1つは、複数の液滴放出オリフィス172を有するノズル領域168である。ノズル領域168の周囲の少なくとも一部の上に配置されているのは回路領域164である。回路領域164は、液滴放出カートリッジ152から薬剤などを放出させるためのアクチュエータとして機能する液滴放出カートリッジ152の1つ以上のレジスタ180に適切な信号を送り得る。種々のレジスタ180は、選択された液滴放出オリフィス172から薬剤を放出させるように独立に操作または作動し得るのが好ましい。すなわち、各液滴放出オリフィス172は各自のレジスタ180を有し、その結果、液滴放出オリフィス172とレジスタ180との間に1対1関係が存在し、適切なレジスタ180を作動させることによって任意の組合わせの液滴放出オリフィス172から薬剤を放出させ得る。
【0042】
レジスタ180およびそれらに対応する液滴放出オリフィス172は、(図7に破線で示されている)液滴放出カートリッジ152内の薬剤容器184と少なくとも流体が流れるように連通可能である薬剤キャビティー176を介して離間された関係で配置されている。一般に、薬剤は、薬剤容器184から薬剤キャビティー176中に放出される。PCBインターフェース156および/または回路領域164上の適切なラインもしくはリードに沿ってレジスタ180に伝送されるプリント回路基板100からの電気信号を介して特定のレジスタ180を起動させると、当該レジスタ180の温度が上昇する。このレジスタ180の温度上昇によって、「起動された」レジスタ180に隣接する薬剤キャビティー176内の薬剤に泡が発生する。当該レジスタ180に電気信号を連続的に送ってこの泡を拡大させると、「起動された」レジスタ180と整合した液滴放出オリフィス172から薬剤が送出される。
【0043】
吸入器2の多くの特徴は、薬剤液滴を液滴放出カートリッジ152によって通気路98を通過する空気流中に導入する方法に関する。先ず、液滴放出カートリッジハウジング104は、少なくともほぼ導気管68の排気口94に向かって突出するその前端部132に放出開口136を有する。この放出開口136は、前端部132上で、液滴放出カートリッジハウジング104の上端と下端に垂直方向に離間されている1対の突起140の間に凹んで設けられている。これらの突起140はそれぞれ、少なくともほぼは導気管68の排気口94方向に延びている。突起140の一方は第2通気路部分98bのある種の境界を画定し、これらの突起140の他方は第3通気路部分98cのある種の境界を画定している。
【0044】
離間された突起対140の間で、液滴放出ゾーン54の少なくとも一部が画定されている。言い換えると、液滴放出カートリッジによって薬剤液滴が最初に導入される導気管68内の領域は、事実上、吸入器2の使用者が吸入している間に生成される導気管68を通過する空気流から外れている、すなわち同空気流の外側にある。したがって、(例えば、通気路部分98b,98cのいずれかを通る空気流の速度に対する液滴放出ゾーン54における空気流の速度の比が約10分の1未満であるような1つの実施形態においては)両突起140間の液滴放出ゾーン54内の空気流速度は、少なくとも実質的には、第2通気路部分98bおよび/または第3通気路部分98cを通る空気流速度より遅く、実質的に低速度であると考えられる。1つの実施形態において、基準軸線74に沿って測定された液滴放出ゾーン54の長さの少なくとも一部を画定する、これらの突起140の前部から液滴放出オリフィスまでの距離「d1」は、少なくとも約0.1mm以上、約10mm未満である。
【0045】
低速度液滴放出ゾーン54は、図4〜図5に示されている羽根アセンブリ188によって延長され得る。羽根アセンブリ188は、一般に、離間された上羽根192と下羽根196とを有する。羽根アセンブリ188は、上羽根192および下羽根196を図5に示されている位置に配置するように、液滴放出カートリッジハウジング104と着脱可能に相互接続するのが好ましい。これに関して、上羽根192と下羽根196は、少なくとも一般的には突起部140と同じ距離だけ離間して配置される。羽根192,194とそれらに対応する液滴放出カートリッジハウジング104上の突起140との間には長手方向に延びる小空間「d2」が存在し得る。この空間d2は、外側の流れと薬剤「雲」との混合を促す機能を果たす。
【0046】
吸入器2の使用者が吸入する空気は、マウスピースの入口端204が導気管の排気口94と当接係合配置されているときには、プレナム56から導気管68を通ってマウスピース200内へと指向される。次いで、この空気流はマウスピース200の出口端208を通って吸入器2の使用者の口中へと指向される。マウスピース200の断面形は、吸入器2を通過する空気流に乗って運ばれた薬剤液滴の送出をさらに促進するように設計されている。これに関して図3および図6に示されているように、液滴放出カートリッジのノズル領域168は、例示されている実施形態では少なくともほぼ矩形である。マウスピース200には楕円形が選択されており、この楕円形は、少なくともノズル領域168の周囲にほぼ従うように配向されている。さらに、マウスピース200の入口端204の基準軸線74に垂直な平面内の断面積は、マウスピース200の出口端208のこれも基準軸線74に垂直な平面内の断面積より大きい。1つの実施形態において、マウスピース200の入口端204のこの面積とマウスピース200の出口端208のこの面積との比率は少なくとも約1.5:1である。1つの実施形態において、マウスピース200の入口端204は円形の断面形状を有する。
【0047】
マウスピース200の長さは吸入時の使用者に対する薬剤送出に影響を及ぼす。1つの実施形態において、マウスピース200の長さは、液滴放出カートリッジ152から放出される薬剤がマウスピース200の出口端208を出る前の空気流と少なくともほぼ同一の速度、より好ましくは同一の速度で進む(例えば、空気流と薬剤液滴との双方が出口端208を出るときに好ましくは同一速度で進む)ように選択される。これに関して1つの実施形態において、約10m/秒の初期速度で導気管168内に放出される薬剤を得るためには、液滴放出カートリッジ152のフェース160とマウスピース200の出口端208との間の距離は少なくとも約20mmである。
【0048】
この場合も、マウスピース200は導気管アセンブリ52と着脱可能に相互接続されているのが好ましい。マウスピース200を取り外すことは、上記の可能な利点を提供するだけでなく、液滴放出カートリッジ152のノズル領域168のある種の被封をも可能にする。これに関して上述のように、吸入器2は液滴放出オリフィスカバー20を備えている。図2、図3および図8を参照すると、このカバー20は、一般に、カバー20と吸入器ハウジング106とを出口開口42で着脱可能に相互接続する1対のスナップロック部材26が付いたリム22を有する。カバー20はさらに、液滴放出カートリッジ152のフェース160上のノズル領域168全周に関して、フェース160と係合して配置されるような寸法を有する略矩形のシール30を有する。
【0049】
本発明の上記説明は例示および説明を目的として呈示されている。さらに、上記説明は、本発明を本明細書に開示されている形態に制限しようとするものではない。したがって、上記教示に対応する変形形態および改良形態ならびに関連分野の技術および知識は本発明の範囲内に包含される。上記実施形態は、さらに、本発明の実施について公知の最善の態様を説明し、かつ当業者が本発明を上記および他の実施形態で、本発明の特定の用途または使用に要求される種々の変更を加えて利用し得るようにすることを意図とする。添付クレームは従来技術で許容された程度までの代替実施形態を包含すると解釈されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】保管/運搬配置における1つの吸入器実施形態の斜視図。
【図2】薬剤送出配置における図1の吸入器の斜視図。
【図3】図1の吸入器の斜視分解図。
【図4】図1の吸入器に利用される、連結している他の部品を含めた導気管アセンブリの斜視分解図。
【図5】図4の導気管アセンブリの長手方向の範囲に沿った切取り側面図。
【図6】図4の組み立てられた導気管アセンブリ内に配置され、図2の液滴放出カートリッジが内部に配置されている、図4の液滴放出カートリッジハウジングの正面図。
【図7】図2の液滴放出カートリッジが内部に配置されている、図4の液滴放出カートリッジハウジング前部の断面図。
【図8】図1の吸入器に利用される液滴放出オリフィスカバーの平面図。
Claims (27)
- 第1液滴放出カートリッジ開口を有する吸入器ハウジングと、
第1吸気口を有し、かつ前記吸入器ハウジングに相互接続された少なくとも1つの通気路と、
前記吸入器ハウジングに相互接続された液滴放出カートリッジハウジングと、前記通気路は液滴放出カートリッジハウジングの周囲に指向されていることと、前記液滴放出カートリッジハウジングは前記吸入器ハウジングの前記第1液滴放出カートリッジ開口と整合した第2液滴放出カートリッジ開口を有することと、前記液滴放出カートリッジハウジングはさらに液滴放出開口を有することと、
前記吸入器ハウジングの前記第1液滴放出カートリッジ開口を通って前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第2液滴放出カートリッジ開口内に着脱可能に配置される液滴放出カートリッジであって、薬剤容器と、前記薬剤容器に少なくとも流体が流れるように連通可能であると共に前記液滴放出カートリッジハウジングの前記液滴放出開口を介して薬剤液滴を指向させるように配向された複数の液滴放出オリフィスと、少なくとも1つの液滴放出アクチュエータとを有する液滴放出カートリッジと、
前記少なくとも1つの通気路に少なくとも流体が流れるように連通可能であり、かつ前記吸入器の使用者の口中に挿入され得る第1出口端を有するマウスピースとを備える吸入器。 - 前記吸入器ハウジングの前記第1液滴放出カートリッジ開口用のカバーをさらに備える、請求項1に記載の吸入器。
- 前記カバーが前記吸入器ハウジングに移動可能に相互接続される、請求項2に記載の吸入器。
- 前記カバーが前記吸入器ハウジングから完全に取外し可能である、請求項2に記載の吸入器。
- さらに前記吸入器ハウジングに相互接続された導気管アセンブリを備え、前記導気管アセンブリを通って前記通気路が延びており、前記マウスピースの入口端が導気管アセンブリに少なくとも流体が流れるように連通可能である、請求項1に記載の吸入器。
- 前記液滴放出カートリッジハウジングの少なくとも一部が前記導気管アセンブリ内に配置され、前記液滴放出カートリッジハウジングの少なくとも一部は、前記少なくとも1つの通気路の一部を画定するように、前記導気管アセンブリに対して離間されて配置される、請求項5に記載の吸入器。
- 前記液滴放出カートリッジハウジングの少なくとも一部が前記導気管アセンブリ内に配置され、前記吸入器は、前記少なくとも1つの通気路の長手方向のセグメントを画定するように、前記導気管アセンブリの内面と前記導気管アセンブリ内に配置された前記液滴放出カートリッジハウジングの外側の部分との間に延びる少なくとも1対の離間した隔壁をさらに備える、請求項5に記載の吸入器。
- 前記導気管アセンブリが第1部分を有し、前記第1部分は、前記導気管アセンブリと相互接続されている場合に、少なくともほぼ前記第1吸気口に向かって、前記マウスピースから離反して進むにつれて広がっており、前記第1部分は前記第1吸気口で終端している、請求項5に記載の吸入器。
- 前記第1部分を画定する前記導気管アセンブリの壁が、前記導気管アセンブリの長手方向の範囲を画定する基準軸線に関して少なくとも略アーチ形状である、請求項8に記載の吸入器。
- 前記導気管アセンブリがさらにプレナムを備えており、前記第1吸気口は、前記プレナムと前記第1部分とを流体が流れるように相互接続し、それにより、前記第1部分は前記プレナムと前記マウスピースとの間に配置され、前記プレナムが第2吸気口を有し、該第2吸気口を介して空気が前記プレナム内に吸い込まれ、その空気は前記導気管アセンブリの前記第1部分に指向されて、前記マウスピースに供給され得る、請求項8に記載の吸入器。
- 前記導気管アセンブリがプレナムおよび導気管を有し、前記第1吸気口が前記プレナムと前記導気管を流体が流れるように相互接続し、前記マウスピースが、前記導気管の前記第1吸気口を画定する端部と反対側の端部に流体が流れるように接続され、前記プレナムが第2吸気口を有し、該第2吸気口を介して空気が吸い込まれ、その空気は前記導気管内に指向されて前記マウスピースに供給され得る、請求項5に記載の吸入器。
- 前記第1吸気口と第2吸気口とが偏位している、請求項11に記載の吸入器。
- 前記導気管アセンブリが第1位置において第1直径により画定され、前記導気管アセンブリが前記第1位置から少なくともほぼ前記マウスピース方向に離間された第2位置において第2直径により画定され、前記導気管アセンブリが前記第2位置から少なくともほぼ前記マウスピース方向に離間された第3位置において第3直径により画定され、前記第1直径が前記第2直径より大きく、前記第3直径が前記第1直径および第2直径のいずれよりも大きく、前記液滴放出カートリッジハウジングが前記導気管アセンブリの前記第3直径によって画定された部分内に配置され、前記マウスピースがその前記出口端と対向して配置されている入口端を有し、前記入口端は前記導気管アセンブリと界接し、前記マウスピースの前記入口端の寸法が前記マウスピースの前記出口端の寸法より大きい、請求項5に記載の吸入器。
- 前記液滴放出カートリッジハウジングが、第1面、第2面、第3面、および第4面を有し、前記第1面と第2面は互いに対向して配置され、前記第3面と第4面は互いに対向して配置され、前記液滴放出装置ハウジングの前記第1面と前記導気管アセンブリの内面との間の第1空間が第1通気路を画定し、前記液滴放出装置ハウジングの前記第2面と前記導気管アセンブリとの間の第2空間が第2通気路を画定し、前記少なくとも1つの通気路が前記第1通気路および前記第2通気路を含んでなる、請求項5に記載の吸入器。
- 前記通気路がそれぞれ、前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第3面と前記導気管アセンブリとの間および前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第4面と前記導気管アセンブリとの間以外では、前記液滴放出カートリッジハウジングを越えて延びる、請求項14に記載の吸入器。
- 前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第1面と前記導気管アセンブリの前記内面との間に延びる、第1の対をなす側方に離間された隔壁と、第1の対をなす側方に離間された隔壁同士の間には前記第1通気路が画定されることと、
前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第2面と前記導気管アセンブリの前記内面との間に延びる第2の側方に離間された隔壁と、第2の対をなす側方に離間された隔壁同士の間には前記第2通気路が画定されることとをさらに有する、請求項14に記載の吸入器。 - 前記第2液滴放出カートリッジ開口が、前記液滴放出カートリッジを通って、前記導気管アセンブリの長手方向の範囲に関連する基準軸線に対して少なくともほぼ直交して延びている、請求項1に記載の吸入器。
- 前記液滴放出カートリッジハウジングが、少なくともほぼ前記マウスピースに向かって突出する第1端部を有し、前記第1端部が凹部を有し、前記液滴放出開口が前記凹部上に配置されている、請求項1に記載の吸入器。
- 前記凹部の深さが、前記導気管アセンブリの長手方向の範囲に関連する中央基準軸線に平行な方向で測定して、少なくとも約0.1mmである、請求項18に記載の吸入器。
- 前記液滴放出カートリッジハウジングが少なくともほぼ前記マウスピースに向かって突出する第1端部を有し、さらに、前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第1端部に装着された、離間した1対の羽根を有し、前記複数の液滴放出オリフィスが前記離間した1対の羽根の間に薬剤液滴を放出するように配向されており、前記通気路がそれぞれ、前記離間した1対の羽根の、前記複数の液滴放出オリフィスを介して放出される前記薬剤液滴に接する面と反対側の面上を通過する、請求項1に記載の吸入器。
- 前記マウスピースが、離間された関係で配置されている第1位置および第2位置のいずれにおいても前記吸入器に着脱可能に相互接続可能であり、前記マウスピースは、前記第1位置において前記吸入器と相互接続されているときには前記少なくとも1つの通気路と流体が流れるように接続され、よって前記第1位置において前記マウスピースを前記吸入器と相互接続させて薬剤送出操作に備え、前記マウスピースは、前記第2位置において前記吸入器に相互接続されているときには前記少なくとも1つの通気路との流体が流れるような接続が遮断され、よって前記第2位置において前記マウスピースを前記吸入器と相互接続させて薬剤送出操作のための前記吸入器の使用時と使用時の間の格納に備える、請求項1に記載の吸入器。
- 前記マウスピースが前記少なくとも1つの通気路に着脱可能に相互接続され、前記マウスピースは前記少なくとも1つの通気路からの接続を遮断可能であり、前記マウスピースがさらに、前記少なくとも1つの通気路から接続を遮断されている場合の前記少なくとも1つの通気路のために通気路カバーを有する、請求項1に記載の吸入器。
- 前記通気路カバーが、前記複数の液滴放出オリフィスを有する前記液滴放出カートリッジのフェースと界接し、かつ前記複数の液滴放出オリフィスの全周に沿って配置されるシールをさらに有する、請求項22に記載の吸入器。
- 前記吸入器ハウジングと前記通気路カバーを相互接続する繋留具をさらに備える、請求項22に記載の吸入器。
- 吸入器ハウジングと、
第1吸気口を有し、かつ前記吸入器ハウジングに相互接続された少なくとも1つの通気路と、
前記吸入器ハウジングに相互接続された薬剤容器と、
前記吸入器ハウジングに相互接続され、前記薬剤容器と少なくとも流体が流れるように連通可能な液滴放出装置と、
吸入器から完全に取外すことにより、離間された関係で配置される第1位置および第2位置のいずれにおいても前記吸入器ハウジングに着脱可能に相互連通可能なマウスピースと、該マウスピースが前記第1位置において前記吸入器と相互接続されているときには、該マウスピースは前記少なくとも1つの通気路と流体が流れるように接続され、それにより前記マウスピースは前記第1位置において前記吸入器と相互接続して薬剤送出操作に備え、前記マウスピースが前記第2位置において前記吸入器に相互接続されているときには、前記マウスピースは前記少なくとも1つの通気路との流体が流れるような接続が遮断され、それにより前記マウスピースは第2位置において前記吸入器と相互接続して薬剤送出操作の合間の格納に備えることとからなる、吸入器。 - 第1吸気口を有するプレナムと、
前記プレナムに流体が流れるように接続され、長手方向に離間された第1端および第2端を有する導気管と、前記第1端が前記プレナムと界接していると共に前記第1吸気口から偏位していることと、
前記導気管と少なくとも流体が流れるように連通可能である液滴放出装置と、該液滴放出装置は、薬剤容器と、前記薬剤容器と少なくとも流体が流れるように連通可能な複数の液滴放出オリフィスと、少なくとも1つの液滴放出アクチュエータを有することと、
前記導気管の前記第2端と少なくとも相互連通可能なマウスピースとを備える吸入器。 - 第1吸気口および第1排気口、ならびに第1吸気口と第1排気口との間に延びる少なくとも1つの通気路を有する導気管アセンブリと、
第1面、第2面、第3面、第4面を有する液滴放出カートリッジハウジングと、前記第1面と第2面が互いに対向して配置され、前記第3面と第4面が互いに対向して配置され、前記液滴放出カートリッジハウジングの少なくとも一部が前記導気管アセンブリ内に配置されており、前記液滴放出装置ハウジングの前記第1面と前記導気管アセンブリの内面との間の第1空間が第1通気路を画定し、前記液滴放出装置ハウジングの第2面と前記導気管アセンブリの前記内面との間の第2空間が第2通気路を画定し、前記少なくとも1つの通気路が前記第1通気路と第2通気路を含んでなり、前記通気路がそれぞれ、前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第3面と前記導気管アセンブリの前記内面との間および前記液滴放出カートリッジハウジングの前記第4面と前記導気管アセンブリの前記内面との間以外では前記液滴放出カートリッジハウジングを越えて延びることと、
前記液滴放出カートリッジハウジング内に配置される液滴放出カートリッジと、該液滴放出カートリッジは、薬剤容器、前記薬剤容器と少なくとも流体が流れるように相互に連通可能な複数の液滴放出オリフィス、および少なくとも1つの液滴放出アクチュエータを有することと、
前記導気管アセンブリの前記第1排気口と少なくとも流体が流れるように連通可能なマウスピースとを備える吸入器。
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