JP2002501098A - ポリオキシメチレン成形用組成物を着色するための着色剤濃縮物 - Google Patents

ポリオキシメチレン成形用組成物を着色するための着色剤濃縮物

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JP2002501098A JP2000528620A JP2000528620A JP2002501098A JP 2002501098 A JP2002501098 A JP 2002501098A JP 2000528620 A JP2000528620 A JP 2000528620A JP 2000528620 A JP2000528620 A JP 2000528620A JP 2002501098 A JP2002501098 A JP 2002501098A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、キャリヤーとしての易流動性ポリオキシメチレンコポリマー、15〜80重量%の着色剤、2〜15重量%の窒素含有安定剤、および0〜15重量%の分散助剤を含む、ポリオキシメチレン(POM)から調製した顆粒または成形材料の着色のための、および着色した射出成形部品または着色したPOM押出品の製造のための、着色剤濃縮物に関する。この着色剤濃縮物を用いて調製した製品は加工に際し特に安定であり、きわめて低いホルムアルデヒド放出を特色とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ポリオキシメチレン(POM)から調製した成形用組成物の着色、
および着色した射出成形品または着色したPOM押出品の製造に特に適した、着
色剤濃縮物に関する。得られる製品は加工に際し特に安定であり、かつホルムア
ルデヒド放出がきわめて低い。
【0002】 本発明はさらに、ホルムアルデヒド放出の低い着色したPOMペレット、PO
M成形用組成物またはPOM成形品を製造するための、この新規な着色剤濃縮物
の使用、ならびにこれに伴う適切な割合の新規着色剤濃縮物成分を含む低放出性
着色POM材料および低放出性POM成形用組成物の調製方法に関する。
【0003】 ポリオキシメチレンは、約30年前に市場に導入されて以来、きわめて多くの
用途に有用性の高いエンジニアリングプラスチックとして確立した。POMは、
POM製造業者の技術サービス文献中にある多数の例にみられるように、自動車
製造および電気産業におけるエンジニアリングプラスチックとして、特に広く用
いられている。
【0004】 ポリオキシメチレンの有利な特性は、それらの使用を露出部品に拡大すること
、およびそれらの材料の利用分野をさらに開拓することが要望されているのを意
味する。しかしこのためには材料を視覚目的に適合させる(すなわち色合わせす
る)必要のある場合がしばしばある。このために、顔料またはポリマー可溶性色
素の形の着色剤をPOM成形用組成物と混合する。
【0005】 顔料および色素は大部分の場合粉末状であり、クランプ形成および凝集しやす
く、したがってさらさらしていない場合が多い。したがって着色剤そのものをプ
ラスチックに均一に含有させるには著しく経費がかかる。しかし均一な感覚色(
perceived color)を得るためには、着色剤がプラスチック中に
均一に分布することが特に重要である。それは、通常は分散助剤を添加して、ま
ず高濃度の着色剤をポリマー状キャリヤーに混合することにより達成できる。次
いで最終的に目的とする感覚色を得るために、得られた着色剤調製物(マスター
バッチまたは着色剤濃縮物とも呼ばれる)をプラスチックと混合する。
【0006】 特にPOMが格別着色しにくいことは現在周知である(Damm,W.and
Herrmann,E.,Gaechter,Mueller;第3版,19
89,p.730)。この材料は外来物質に対する感受性が高い。着色剤がしば
しばそうであるように、これらの物質が酸を含有するか、または酸基をもつ場合
は、特に感受性が高い。これは、加工中にホルムアルデヒドを放出する材料分解
が起きる可能性があり、このため成形品製造に関するその材料の有用性が著しく
損なわれることを意味する。このため、その材料または製品の特性に不利な影響
を与えずにPOMを着色するのに使用できる着色剤の数は、これまでごく限られ
ていた。POM成形用組成物中の材料分解を抑制するために、通常は安定剤を用
いる。着色したPOM成形用組成物において、有効な安定化は特に重要である。
【0007】 これらの欠点を克服する試みが以前からなされてきた。JP−0705377
0には、多様な市販ポリマーの着色に用いる着色剤濃縮物を得るために、長鎖第
一級アルコールを用いて顔料をポリオレフィンキャリヤーに含有させる方法が記
載されている。他の多数の明細書(JP−02281046、米国特許第481
0733号、米国特許第4624983号、JP−60086155)にも、ポ
リオレフィンを顔料のキャリヤーとして使用することが記載されている。
【0008】 JP−08208946では、ジシアンジアミドを安定剤として着色ポリアセ
タール成形用組成物に添加している。これにより射出成形中のホルムアルデヒド
臭が少なくなり、物理的特性の損失がない。
【0009】 JP−04077528には、POMを顔料のキャリヤー物質として用いるこ
とが記載されている。この混合物には、分散剤としてナイロン−6およびホウ酸
エステルも混合されている。KR−9308188には、POMを導電性ブラッ
クのキャリヤーとして用いることが記載されている。
【0010】 前記のようにPOMを顔料のキャリヤー物質として使用することは既知である
が、加工中および成形品からのホルムアルデヒド放出を伴う化学不安定性という
一般的問題は、これまで適切な解決がなされていない。従来用いられている通常
の着色剤濃縮物は、低放出性成形品を確実に製造できるわけではない。
【0011】 したがって、第1に着色剤がきわめて良好に分散し、第2に従来これらの組成
物にみられたホルムアルデヒド放出が有意に減少する、POM成形用組成物の開
発が求められていた。
【0012】 この目的は、必要な着色剤のほか、キャリヤー物質としてのPOM、および安
定剤、ならびに所望により分散助剤を含む、着色剤濃縮物により達成される。 新規な着色剤濃縮物は、15〜80重量%、好ましくは20〜60重量%、特
に好ましくは20〜45重量%の着色剤、2〜15重量%、好ましくは2〜10
重量%、特に好ましくは4〜10重量%の窒素含有安定剤、および0〜15重量
%、好ましくは0〜10重量%、特に好ましくは3〜5重量%の分散助剤に対す
るキャリヤーとしての易流動性POMコポリマーを含む。本発明において、PO
Mは他の一般的添加剤、たとえばUV安定剤などをも含むことができる。ここで
重量%のデータは、着色剤調製物100重量%を基準とする。
【0013】 本発明に従って使用する易流動性POMコポリマーは、POMコポリマー中に
コモノマー単位として一般に0.6〜15モル%、好ましくは0.8〜12モル
%、特に好ましくは1〜10モル%のオキシエチレン単位を含有し、かつ9〜5
0g/10分、好ましくは13〜35g/10分、特に好ましくは25〜35g
/10分のMFRを有する。GPCにより測定した数平均分子質量Mnは、少な
くとも5000g/mol、一般に30,000〜70,000g/mol、好
ましくは45,000〜65,000g/molである。単一POMコポリマー
の代わりに、異なる組成の各種ポリオキシメチレンコポリマーの混合物も使用で
きる。
【0014】 用いる着色剤は、希望する任意の無機顔料、たとえば二酸化チタン、ウルトラ
マリンブルー、コバルトブルー、その他、有機顔料および色素、たとえばフタロ
シアニン類、アントラキノン類、その他、またはカーボンブラックの、個々のも
のもしくは混合物、またはポリマー可溶性色素と組み合わせたものであってよい
。意外にも、かつ具体的には、着色剤調製物を本発明に従ってそれの組成物に使
用することは、着色剤の選択がもはや従来POMに特に好適であったものに限定
されないことを意味する。
【0015】 特に有利な窒素含有安定剤は、トリアミノ−1,3,5−トリアジンおよびそ
の誘導体、脂肪族ジアミン(それらのうち第二級ジアミンが好ましい)、ポリマ
ー形のものを含めたピペリジン誘導体、好ましくは2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン誘導体、メラミン−ホルムアルデヒド縮合物、ポリアミド、ジシア
ンジアミド、アラントインおよびその誘導体、ならびにヒダントインおよびその
誘導体の、個々のものまたは組み合わせたものである。
【0016】 使用できる分散助剤は、ポリアルキレンオキシド、たとえばポリエチレングリ
コール(PEG)、長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩ま
たは他の二価金属イオン(たとえばZn2+)の塩、たとえばステアリン酸塩、ラ
ウリン酸塩、オレイン酸塩、ベヘン酸塩、モンタン酸塩およびパルミチン酸塩、
ならびにアミドワックス、モンタンワックスまたはオレフィンワックスの、個々
のものまたは組み合わせたものである。本発明において好ましい分散助剤は、高
分子量ポリアルキレンオキシド、特に25,000を超える分子量のポリエチレ
ングリコール、アミドワックス、モンタンワックスまたはオレフィンワックス、
およびマグネシウムまたはカルシウムのステアリン酸塩またはヒドロキシステア
リン酸塩である。
【0017】 新規な着色剤濃縮物は、成分を混合するだけで調製できる。次いでこれらの着
色剤濃縮物を、一般に用いられる既知の方法、たとえばペレット化、押出し、混
練などによりPOM成形用組成物に含有させることができる。本発明の着色PO
M成形品中の着色剤濃縮物の割合は、選択した着色剤の色濃度および目的とする
感覚色に依存する。原則としていかなる混合比も可能である。
【0018】 適切な割合の新規な着色剤濃縮物の成分、すなわち着色剤、安定剤、および存
在する場合には分散助剤を、POM成形用組成物に直接に含有させることもでき
る。この方法で調製された着色した成形用組成物は、既知のPOM成形用組成物
より良好な安定性および顕著に低いホルムアルデヒド放出を示す。
【0019】 したがって本発明は、0.2〜1.5重量%の着色剤、0.02〜0.3重量
%の窒素含有安定剤および0.05〜0.75重量%の分散助剤を含む、ポリオ
キシメチレン成形用組成物をも提供する。
【0020】 しかし新規な着色剤濃縮物は、POMから調製したペレットまたは成形用組成
物を着色するためのマスターバッチとして使用するのが特に有利である。それか
ら製造した成形品は、現在市販されている製品と比較して最低のホルムアルデヒ
ド放出を示す。その際、新規な着色剤濃縮物を用いた場合、着色POM成形品か
らのホルムアルデヒド放出は、匹敵する割合の着色剤、安定剤および分散助剤を
直接に含有させたPOM成形品からのホルムアルデヒド放出よりさらにかなり低
いことは、特に予想外である。 実施例 実施例には下記の顔料混合物を用いた: 顔料混合物(1):53重量%の二酸化チタン、39重量%のレノールブラッ
ク(Renol black)、6.3重量%のチタンオレンジ(titan
orange)および1.7重量%のエケアレッド(ekea red)からな
る; 顔料混合物(2):69.4重量%の二酸化チタン、14.8重量%のレノー
ルブラック、14.2重量%のチタンオレンジおよび1.6重量%のレノールブ
ラウン(Renol brown)からなる; 用いた市販のPOMコポリマーは、チコナ(Ticona)社(ドイツ国フラ
ンクフルト)からのホスタフォーム(Hostaform、登録商標)よりなっ
ていた。 実施例1 市販のUV安定化POMコポリマーを、新規なカラーマスターバッチと24:
1の重量比で混合した。この混合物を用いて、壁厚1mmのシートを射出成形し
た。これらのシートからのホルムアルデヒド放出を、24時間の貯蔵後に試験規
格VAD 275により測定した。このマスターバッチは下記の組成をもってい
た: 25重量%の顔料混合物(1) 5重量%のメラミン 5重量%のポリエチレングリコール、分子量35,000 65重量%のPOMコポリマー、MFR 28g/10分 この射出成形シートの放出値は9.7mg/kgであった。 比較例1 市販のUV安定化POMコポリマーを、現在市販されているタイプのカラーマ
スターバッチと24:1の重量比で混合した。実施例1の場合と同様に、この混
合物を用いて壁厚1mmのシートを射出成形し、これらのシートからのホルムア
ルデヒド放出を24時間の貯蔵後に測定した。このマスターバッチは下記の組成
をもつ: 25重量%の顔料混合物(1) 0.5重量%のヒンダードフェノール 0.5重量%のクエン酸カルシウム 74重量%のPOMコポリマー、MFR 28g/10分 この射出成形シートの放出値は300mg/kgであった。 実施例2 市販のUV安定化POMコポリマーを、新規なカラーマスターバッチと29:
1の重量比で混合した。実施例1の場合と同様に、この混合物を用いて壁厚1m
mのシートを射出成形し、これらのシートからのホルムアルデヒド放出を24時
間の貯蔵後に測定した。このマスターバッチは下記の組成をもっていた: 30重量%の顔料混合物(2) 8重量%のポリエチレングリコール、分子量35,000 2重量%のステアリン酸マグネシウム 5重量%のアラントイン 55重量%のPOMコポリマー、MFR 27g/10分 この射出成形シートの放出値は3.0mg/kgであった。 比較例2a 0.94重量%の顔料混合物(2)を市販のUV安定化POMコポリマーにペ
レット化により含有させた。実施例1の場合と同様に、得られたペレットを用い
て壁厚1mmのシートを製造し、これらからのホルムアルデヒド放出を24時間
の貯蔵後に測定した。この射出成形シートの放出値は202mg/kgであった
。 比較例2b 下記の添加剤を市販のUV安定化POMコポリマーにペレット化により含有さ
せた: 0.94重量%の顔料混合物(2) 0.27重量%のポリエチレングリコール、分子量35,000 0.07重量%のステアリン酸マグネシウム 0.17重量%のアラントイン 実施例1の場合と同様に、得られたペレットを用いて壁厚1mmのシートを製造
し、これらからのホルムアルデヒド放出を24時間の貯蔵後に測定した。この射
出成形シートの放出値は25mg/kgであった。 実施例3 市販のUV安定化POMコポリマーを、新規なカラーマスターバッチと29:
1の重量比で混合した。実施例1の場合と同様に、この混合物を用いて壁厚1m
mのシートを製造し、これらのシートからのホルムアルデヒド放出を24時間の
貯蔵後に測定した。このマスターバッチは下記の組成をもっていた: 60重量%の顔料混合物(2) 10重量%のポリエチレングリコール、分子量35,000 4重量%のアラントイン 26重量%のPOMコポリマー、MFR 30g/10分 この射出成形シートの放出値は8.4mg/kgであった。 実施例4 市販のUV安定化POMコポリマーを、新規なカラーマスターバッチと29:
1の重量比で混合した。実施例1の場合と同様に、この混合物を用いて壁厚1m
mのシートを製造し、これらのシートからのホルムアルデヒド放出を24時間の
貯蔵後に測定した。このマスターバッチは下記の組成をもっていた: 60重量%の顔料混合物(2) 6重量%のステアリン酸マグネシウム 4重量%のアラントイン 30重量%のPOMコポリマー、MFR 27g/10分 この射出成形シートの放出値は6.2mg/kgであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,H R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD, MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,R U,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 ホフモッケル,ミヒャエル アメリカ合衆国テキサス州78413−2272, コーパス・クリスティ,サラトガ・ブール ヴァード 4901,ナンバー 1021 (72)発明者 ミュック,カルル−フリードリッヒ ドイツ連邦共和国デー−65207 ヴィース バーデン,シュニッターヴェーク 7 (72)発明者 ロイシェル,ゲルハルト ドイツ連邦共和国デー−65835 リーダー バッハ,ズルツバッヒャー・シュトラーセ 11 Fターム(参考) 4F070 AA42 AC04 AC15 AC42 AC45 AC46 AC84 AC86 AC90 AC94 AE03 AE04 AE14 FA05 FB03 FB09 4J002 BB033 CB001 CC182 CH023 CL002 DA036 DE136 EG018 EG038 ER027 EU077 EU117 EU187 FD032 FD037 FD096

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルムアルデヒド放出の少ないポリオキシメチレン成形用組成
    物を調製するための着色剤濃縮物であって、15〜80重量%、好ましくは20
    〜60重量%、特に好ましくは20〜45重量%の、カーボンブラック、無機顔
    料および有機顔料を含む群から選択される着色剤、2〜15重量%、好ましくは
    2〜10重量%、特に好ましくは4〜10重量%の窒素含有安定剤、0〜15重
    量%、好ましくは0〜10重量%、特に好ましくは3〜5重量%の分散助剤、な
    らびに100重量%の着色剤濃縮物となる易流動性ポリオキシメチレンコポリマ
    ーから調製され、所望によりUV安定剤および他の一般的添加剤をも含む着色剤
    濃縮物。
  2. 【請求項2】 易流動性ポリオキシメチレンコポリマーがコモノマー単位とし
    て0.6〜15モル%のオキシエチレン単位を有し、かつ9〜50g/10分の
    MFRを有する、請求項1に記載の着色剤濃縮物。
  3. 【請求項3】 使用する窒素含有安定剤が、トリアミノトリアジンもしくはそ
    の誘導体、脂肪族ジアミン、ポリマー形のものを含めたピペリジン誘導体、ジシ
    アンジアミド、アラントイン、ヒダントイン、メラミン−ホルムアルデヒド縮合
    物またはポリアミドを個々にまたは組み合わせて含む、請求項1または2に記載
    の着色剤濃縮物。
  4. 【請求項4】 使用する分散助剤が、高分子量ポリオキシアルキレン、アミド
    ワックス、オレフィンワックス、モンタンワックス、または長鎖脂肪酸の亜鉛塩
    、アルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩を個々にまたは組み合わせて含む
    、請求項1〜3のいずれか1項に記載の着色剤濃縮物。
  5. 【請求項5】 使用する分散助剤が、高分子量ポリエチレングリコール、ステ
    アリン酸マグネシウム、ヒドロキシステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
    ルシウムまたはヒドロキシステアリン酸カルシウムを個々にまたは混合して含む
    、請求項4に記載の着色剤濃縮物。
  6. 【請求項6】 使用する着色剤が、二酸化チタン、チタンオレンジ、ウルトラ
    マリンブルー、コバルトブルー、エケアレッド、レノールブラック、レノールブ
    ラウン、フタロシアニン類またはアントラキノン類を個々にまたは他の着色剤と
    混合して含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の着色剤濃縮物。
  7. 【請求項7】 ホルムアルデヒド放出の少ないポリオキシメチレン成形用組成
    物を調製するための着色ポリオキシメチレン成形品の製造方法であって、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の着色剤濃縮物を、ポリオキシメチレンから調製し
    たペレットまたは成形用組成物に含有させ、それから成形品を製造することを含
    む方法。
  8. 【請求項8】 着色したポリオキシメチレンペレット、ポリオキシメチレン成
    形用組成物またはポリオキシメチレン成形品の製造のための、請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の着色剤濃縮物の使用。
  9. 【請求項9】 0.2〜1.5重量%の着色剤、0.02〜0.3重量%の窒
    素含有安定剤および0.05〜0.75重量%の分散助剤を含む、ポリオキシメ
    チレン成形用組成物。
JP2000528620A 1998-01-27 1999-01-26 ポリオキシメチレン成形用組成物を着色するための着色剤濃縮物 Pending JP2002501098A (ja)

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DE19803227.7 1998-01-27
PCT/EP1999/000451 WO1999037709A1 (de) 1998-01-27 1999-01-26 Farbmittelkonzentrate zum einfärben von polyoxymethylen-formmassen

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DE (2) DE19803227B4 (ja)
WO (1) WO1999037709A1 (ja)

Cited By (7)

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