JP2002500672A - 水を含有するワックスベースの製品 - Google Patents

水を含有するワックスベースの製品

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ケラー,トレイシー,エヌ.
タン,マヌエル,エル.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、油中水型エマルジョン中に少なくとも約0.5〜30%の水を含むワックスベースの組成物に関し、ここで水は、ワックスの融点温度に耐えることができる層状脂質小胞中に封入されている。この組成物は、水溶性活性物質を無水基剤中に運ぶのに有用であり、特に口紅およびリップケア製品における使用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 水を含有するワックスベースの製品 関連出願 本願は、1997年5月28に出願された米国特許出願08/864,162の一部継続出願で あり、その内容の全体は引用により本明細書に組入れられる。発明の分野 本発明は、化粧用および/または治療用の製品に関する。特に、本発明は、そ の処方中に水を含むワックスベースの製品に関する。発明の背景 ここ数年、口紅(lipstick)は、唇に色を付ける唯一の機能を果たすという点 よりさらに進んでいる。消費者はもはや、単純な化粧の目的を果たす製品では満 足せず、むしろその要求は今や、魅力的な外観を与えるほかに、滑らかさが1日 中持続され、かつ潤いを与え、そして唇の状態を改善する製品にある。加湿およ び状態改善の目的達成は、標準の口紅処方を用いたときには特に困難であること が判明している。 伝統的な口紅は第1に無水であった。すなわち、それらは主に疎水性のワック スおよび油から成っていた。そのような製品は、唇の上に厚い閉塞された膜を形 成することにより、水分損失を防いでいた。水分損失を防ぐのに大いに有効であ るのだが、そのような無水系は、唇の脂質防壁を活発に再構成し、または唇表面 に水を引きつけ結合するという、より望ましい目的を達成することができない。 このことは、主として、典型的ワックスの成分を特徴づける低極性および高粘度 の故に、活発な製品普及に対して障壁としてふるまう。さらに、これらの粘稠な 物質はしばしば、望ましくないべとべとした(greasy)またはワックスの(waxy)感 じを唇に残す製品を生ずる。 その使用に伴って生じる問題にもかかわらず、疎水性のワックスおよび油は、 それらが適用の容易さのために要求される固体物理的構造を与えるということに おいて、事実上どのような口紅にも必須の部分である。水を含む口紅製品の有用 性は、無水系に関連する問題の多くを回避するであろうことが認識されてきた。 例えば、防壁の修復または水分を引きつけることにおいて有用であろう治療上の もしくはコンディショニング用の活性物質の多くが水溶性である。理想的には、 油中水型エマルジョン系の使用が、水溶性の活性物質および/または唇に水を引 きつける活性物質の送達をなお可能にしつつ、口紅に閉塞的なフィルム形成特性 および構造的完全性の両方を与える組合せの特徴を提供するであろう。それにも かかわらず、化粧品業界は、今までそのような系をほとんど製造してこなかった 。部分的には、水と低極性のワックスおよび油とが本来不相容性であるというこ とにおける問題が生じているが、しかしながらまた、貯蔵中の口紅からの水の損 失およびそのような系における水溶性活性物質の安定性の欠如について重大な問 題がある。一般的には、利用可能な系は、含有された活性物質を安定化するため に乳化剤の使用に完全に依存している(例えば、米国特許第5,342,134号参照)。 しかしながら、化粧品における趨勢は乳化剤の使用から離れているので、そこに 含まれた活性物質の安定性のために標準的乳化剤のみに頼らない油中水型エマル ジョン系を設計することが好ましいであろう。 したがって、唇に潤いを与えかつ保護し、大量の標準的乳化剤または界面活性 剤を使用することなく安定な水溶性活性物質を送達することができ、さらに塊体 (mass)からの水の急速な喪失を受けやすくない、水含有口紅製品の必要性があり 続ける。本発明は、そのような製品を提供し、他の水含有口紅製品が直面する問 題の多くを解決する。発明の概要 本発明は、油中水型エマルジョン中に少なくとも約0.5〜30%の水を含むワッ クスベースの組成物であって、水が、熱-注入プロセス(hot-pour process)にお いて直面する温度、すなわちワックスもしくはワックス様物質の融点温度に耐え ることができる層状脂質小胞(lamellar lipid vesicle)中に封入されている組成 物に関する。「ワックスベースの」とは、処方において5重量%を超える、より 好まし くは10重量%を超えるワックスもしくはワックス様製品を含む製品を意味する。 小胞は好ましくは少なくとも1の高融点ポリオキシエチレン脂肪酸エーテルを含 む壁を有し、これは、口紅または他のワックスベースの製品を注ぐのに必要とさ れる高温安定性を与える。そのように製造された製品は、他の水含有口紅製品よ りゆっくりとした速度で水を失い、小胞中に含まれる水溶性活性物質の安定性を 維持することができる。好ましい実施態様においては、ワックス基剤(wax base )は、水含有小胞との相溶性を高めるように、高レベルの極性に対して比較的穏 やかさを有する幾つかの製品を含むように設計される。発明の詳細な説明 化粧上および製薬上の活性物質の両方を封入し、かつ送達するために層状小胞 を使用することが確立されてから久しい。簡単に説明すると、これらの小胞は1 以上の脂質層を含み、それぞれが、小さい水性の体積を取り囲む。そのような小 胞および小胞を作る方法は、例えば、米国特許第4,895,452号、4,855,090号、4, 911,928号、4,917,951号、4,942,038号、5,000,960号、5,013,497号、5,023,086 号、5,032,457号、5,104,736号、5,147,723号、5,160,669号、5,213,805号、5,2 19,538号、5,234,767号、5,256,422号、5,260,065号、5,405,615号、5,439,967 号および5,474,848号に記載されている。これらの特許のそれぞれの内容は、そ の全体が引用により本明細書に組入れられる。このタイプの小胞は、多数の異な るタイプの活性物質の所望の標的部位への送達を促進するものとして広く認識さ れている。本発明の目的のために特に有用なタイプの層状小胞は、第一に、本質 的に非リン脂質であるものである。そのような小胞は、引用した参考文献から容 易に認識することができるような、広範囲の異なる成分から作ることができる。 適当な小胞の成分の典型的な例は、例えばステロール(例えばコレステロール); 1以上の界面活性剤(例えば脂肪酸、脂肪族アルコールおよびそのエトキシル化 誘導体もしくはソルビタン誘導体)、および他の油もしくは脂質である。しかし 、そのような小胞は、これまで口紅に使用されなかった。というのは、最も普通 に使用された小胞壁の成分は典型的には、約50℃で温度安定性の最大を示し、し たがって小胞は、口紅または他の熱−注入(hot-pour)製品の製造に必要とされる 高 温に耐えることができないからである。 使用されるワックスより大きい融点を有するポリオキシエチレン脂肪族エーテ ルの使用は、小胞の他のもっと熱に不安定な成分を安定化させるのに適切である ことが、ここで決定された。好ましくは、合わせられた壁物質(エーテルを含む )は全部、熱−注入で使用されるワックスもしくはワックス様製品より少なくと も約2℃上の融点を有する。典型的なワックスベースの製品として口紅を使用す る場合、そのエーテルの融点は好ましくは少なくとも約80℃、より好ましくは少 なくとも約90℃、さらに好ましくは少なくとも約100℃である。このエーテルは 、約0.01〜8%、好ましくは約0.1〜5%、より好ましくは約0.5〜4%の量で存在 する。このタイプの好ましい化合物は、脂肪族アルコールと平均して少なくとも 3モルのエチレンオキシドとの混合物の、長鎖(すなわち少なくともC20)ポリ エチレングリコールエーテルを含む。特に好ましくは、鎖長少なくともC40を有 するそのようなアルコールおよび平均して3モルのエチレンオキシド、例えばC4 0〜C60のパレス-3(pareth-3)である。 小胞の残りの成分は、上記したような当分野で標準的な成分のうち、任意のも のであり得る。特に、小胞成分は、先に挙げた米国特許書類に詳細に記載されて おり、これらは引用により本明細書に組入れられる。好ましい実施態様において は、小胞の脂質層は、高融点エーテルのほかに、少なくとも1の他の標準的ポリ オキシエチレン脂肪酸エーテル、例えばポリオキシエチレン セチル、ステアリ ル、オレイル、またはリノレイルエーテルを含み、ここで、平均nの値は2〜10 であり得る。他の標準的界面活性剤がまた脂質部分に組込まれることができる。 好ましくは、脂質部分はまた、ソルビタン誘導体界面活性剤、例えばポリオキシ エチレンソルビタン脂肪酸エステル(TWEEN、ICI)を含む。脂質層はまた、ステ ロイド成分を含むであろう。これは好ましくは、ステロール、例えばコレステロ ールまたは同様の化学的性質を有する任意の他のステロールである。好ましい実 施態様においては、ステロールは、フィトステロール、例えばソイステロール(s oy sterol)またはフィトステロール含有物質(例えばアボカジン(avocadin))で ある。 脂質層はまた、製品の意図する最終用途のために有用であり得る任意の他の親 油性の物質、例えば親油性の皮膚軟化薬を含んでもよい。親油性の活性物質を、 製品が製造されるときの高温でそれらが安定であるならば、小胞の脂質相に添加 することができる。小胞の製造においては、すべての親油性物質を合わせて単一 の親油性相にする。水性相は別に製造され、好ましくは全体として小胞混合物の 約0.5〜70%の量で水を含み、さらに全体として製品に組込まれるのが望ましい 任意の親水性物質を含み、そのような親水性物質の例としては、水溶性の保存剤 および酸化防止剤;水溶性の活性物質もしくは皮膚のコンディショニング剤(例 えば湿潤剤(例えばヒアルロン酸塩、ヒドロゲルもしくはグリセロールもしくは エラスチン));コラーゲン;α−およびβ−ヒドロキシ酸;または乳タンパク質 が挙げられる。2つの相の個々の成分(活性物質を含む)の割合の決定は、当分 野で標準の慣行に従い、当業者によって容易に行なわれる。例えば米国特許第5, 260,065号および5,256,422号に記載されているように、小胞において使用される 各成分の量は特には重要ではなく、成分の比率は変わり得る。製造の最終段階に おいては、個々の相は、当分野でよく知られている方法を用いて高剪断力下に合 わせられて、連続した水性相中に懸濁された層状脂質小胞を形成し、それは次に 、ワックス基剤に容易に組み込まれる。 層状小胞の製造は、水および水溶性活性物質のための安定な小胞を提供すると いう問題を解決する。しかしながら、次に、この非常に水性の小胞を疎水性の強 いワックス基剤に組み込む必要がある。先に示したように、油中水型エマルジョ ンは原則として、消費者が望む必要な潤いを与えるが、べとべとしない性質と合 わせて、適用の容易さを与えるのに好ましい小胞である;しかし、実際には、魅 力的で有効な安定した固体の油中水型エマルジョンの製造は困難であった。しか し、驚くべきことに、大きなパーセンテージの水と非常に少量の乳化剤とを合わ せた、疎水性ワックス基剤が得られることが見出された。 無水のワックス基剤は、油中水型エマルジョンの油成分を構成し、典型的には 、少なくとも1種のワックス、1種の油および1種の乳化剤を含む。無水の基剤 は、ワックスベースの製品全体の約70〜99.5%を構成する。無水の基剤のワック ス成分は、任意の1または組合せの化粧品上または製薬上許容されるワックスを 、全無水基剤の約10〜40%で、かつ全ワックスベースの製品の5重量%より上、 好ま しくは約10重量%〜約30重量%の量で含む。本発明においては、「ワックス」と いう用語は、室温で固体である任意の有機成分であって、全部が共に加熱され、 次いで室温に冷却されたときに製品の脂質成分を固化するのに使用できる成分を 包含すると理解されよう。この定義は、伝統的な意味でのワックス、すなわち、 主として高級脂肪酸およびアルコールのエステル、遊離の高級な酸およびアルコ ール、および飽和炭化水素を含む、植物、動物または鉱物ワックスを含み;その ような伝統的なワックスの例は、これに限定されないが、カルナウバ ワックス (carnauba wax)、キャンデリラ ワックス(candelilla wax)、蜜蝋、合成ワック ス、セラック ワックス(shellac wax)、鯨蝋、ラノリン ワックス(lanolin wa x)、地蝋(オゾケライト)(ozokerite)、ブラン ワックス(bran wax)、セレシ ン ワックス(ceresin wax)、ベイベリー ワックス(bayberry wax)、パラフィ ン、ライス ワックス(rice wax)およびジョジョバ ワックス(jojoba wax)を含 む。しかしながら、それはまた、他の非伝統的ワックス様物質を含み、それは、 これらに限定されないが、種々の脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族エステル、 ポリエチレン、ポリエチレングリコールおよびステロール、ならびにワックス様 の、すなわち堅く、もろく、比較的べとべとしないテクスチャーを有する合成樹 脂の製品、例えばシリコーンワックスを含む。 無水の基剤の油部分は好ましくは、1以上の化粧品上許容される油または油様 の皮膚軟化薬を含む。任意の化粧品上または製薬上許容される油をワックス基剤 に使用することができ、最終製品の所望の粘度に基づいてある程度選択がなされ る。適当な油または油様の皮膚軟化薬の例は、International Cosmetic Ingredi ent Handbook,CTFA,1996において見出すことができ、その内容は引用により本明 細書に組入れられる。有用な物質は、それに限定されることはないが、ヒマシ油 、ヤシ油、トウモロコシ油、ジョジョバ油、綿実油、大豆油、クルミ油、小麦麦 芽油、ヒマワリ種油、ヤシの実油、キンセンカ油(calendula oil)、C10-18トリ グリセリド、ラノリンおよびラノリン誘導体、イリペバター(illipe butter)、 シアバター(shea butter);式RCO-OR'(式中、RCOはカルボン酸残基を表し、OR' はアルコール残基を表す)を有するエステル、例えばイソデシルネオペンタノエ ート、トリデシルオクタノエート、セチルパルミテート、セチルオクタノエート 、セチ ルステアレート、セチルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピ ルミリステート、ポリグリセリル-2-イソステアレート、ネオペンチルグリコー ルジステアレート、イソデシルオレート、デシルイソステアレート、ジイソプロ ピルセバケート、PEG-4 ジヘプタノエート、ジオクチルマレートおよびイソヘ キシルネオペンタノエート;脂肪族アルコール、例えばラノリンアルコールまた はオレイルアルコール;ならびにシリコーンオイル、例えばシクロメチコーン、 ジメチコーン、セチルジメチコーン、ラウリルトリメチコーンおよびジメチコノ ールを含む。油成分は、無水の成分の少なくとも約30〜80%、およびワックスベ ースの製品の総重量の約20〜70%、より好ましくは約50〜70%を含む。特に好ま しい実施態様においては、少なくとも半分の油成分が、1以上の極性油からなる 。好ましくは、全体としてワックスベースの製品のうちの少なくとも約25%、よ り好ましくは少なくとも約30%、最も好ましくは少なくとも約40〜50%でかつ70 %までが、1以上の極性油からなっていて、それは、水とより相溶性であり、製 品の安定性を維持するのを助ける。極性油は、非炭化水素油、特にアルコール残 基、またはエステルもしくはトリグリセリド成分を含むものである。有用な極性 油の例は、これに限定されないが、植物油、例えばジョジョバ油、シアバター、 アーモンド油、モモの種油、セサミ油等;ならびに脂肪族エステル、例えばネオ ペンチルグリコールジカプレートまたはポリグリセリル-2-ジイソステアレート を含む。油成分は、1つまたは任意の組合せのこれらの極性油を含むことができ る。 無水の基剤と水性の成分とのエマルジョンを製造するために、HLB7以下を有 する乳化剤が使用される。全体としてワックスベースの製品の約0.5〜5%、より 好ましくは約0.5〜3%が乳化剤であり、これは、無水の基剤の一部であることが でき、または別々に組み込まれることができる。好ましい実施態様においては、 乳化剤は、HLB約5〜7を有する。非イオン性の乳化剤を使用するのが特に好まし い。そのような乳化剤の例は、McCutcheons Emulsifiers and Detergentsにおい て見出すことができ、その内容は引用により本明細書に組入れられる。特に好ま しい乳化剤は、ソルビタンセスキオレートおよびPEG-7水素化ヒマシ油である。 乳化剤は、組成物の全重量の約5%までの量で使用することができるが、 驚くべきことに、1〜2%という少量が、非常に安定な油中水型エマルジョンを提 供することが見出された。このことは特に、大量の水、例えば5%以上が使用さ れるときに予期されず、製品における非常に低いレベルの乳化剤の存在によって 、刺激についての可能性が有意に減少されたことにおいて特別の利点を提供する 。 ワックス基剤はまた、意図する最終用途および最終製品の形態に依存して、他 の任意の成分を含むことができる。例えば、色の付いた口紅製品のためには、1 以上の顔料化合物が添加される。顔料は、唇用製品への使用が化粧品上許容され ている任意のものであり得る。これらは、無機および有機の両方の化合物、例え ば無機金属酸化物、雲母、ビスマス オキシクロリドまたはD&CおよびFD&C染料 を含む。使用されるなら、顔料は一般に、約0.5〜15%のレベルで使用される。 小胞の成分はまた、先に記載されたようにして製造されたときには、最終処方 において約0.5〜30%、好ましくは約1〜10%、より好ましくは約4〜8%の水を与 えるのに十分な量でワックス基剤に添加される。小胞の成分と共にワックス基剤 に組込まれた水の一部は封入されておらず、その代わり、小胞が懸濁されている 連続水性相の一部であることが理解されよう。あるいは、小胞の代わりに、水だ けを全処方の約0.5〜20%の量で、直接ワックス基剤に添加することができる。 最終製品はまた、少量、例えば約0.01〜1%の高融点ポリエチレンを処方へ添 加することから利益を得ることができる。この物質の添加は、水の保持、基剤を より少ない多孔性にすることに助力し、また水の成分が製品中に分散することに 助力する。ポリエチレンはまた、破損を防ぐのに助力して、固体スティック製品 の構造的完全性に加わることができる。 脂質相溶性である生物学的に活性な物質がまた、ワックス基剤に直接添加でき る。これらの活性物質は、製品の意図する最終用途および製品が適用されるべき 標的領域のために適当な任意のものであることができ、例えば基剤は、親油性の 治療またはコンディショニング物質、例えばビタミンEおよび誘導体、ビタミンA および誘導体、親油性酸化防止剤、皮膚軟化薬、例えばペトロラタムもしくはジ メチコーン、長鎖αヒドロキシ酸、セラミド、または防壁機能を高める皮膚脂質 を含むことができる。当業者は、脂質相または水性相のために、局所適用のた めの他の活性物質が、鎮痛薬、麻酔薬、抗挫瘡剤(anti-acne agent)、抗菌剤、 抗酵母剤、抗真菌剤、抗ウィルス剤、ふけ症防止剤、抗皮膚炎剤、かゆみ止め剤 、抗嘔吐薬、乗り物酔い防止剤、抗炎症剤、抗角化症剤(antihyperkeratolytic agent)、乾燥肌防止剤(anti-dry skin agent)、制汗薬、抗乾癬剤(antipsoriati c agent)、抗脂漏薬、ヘアコンディショナー、およびヘアトリートメント剤、老 化防止剤、抗しわ剤、ぜん息治療薬および気管支拡張薬、日焼け止め剤、抗ヒス タミン剤、皮膚明化剤(skin lightening agent)、色素脱失剤、傷癒合剤、ビタ ミン類、コルチコステロイド、日焼け剤(tanning gent)またはホルモン類から選 ぶことができることを認識するであろう。ワックスベースの製品のその相中に、 活性物質を最も便利に組込むことを決定するのは、慣用の手順である。 保存剤がまた、処方重量の0.01〜5%、好ましくは0.01〜1%の量で使用できる 。適した保存剤の例は、BHA、BHT、プロピルパラベンまたはメチルパラベンであ る。 本発明の製品は口紅(lipstick)の形状で例示されてきたが、この処方は、化 粧品の意味での口紅のみでなく、治療またはコンディショニング物質の局所もし くは非経口適用を意図した任意のワックスベースの製品に適用することができる 。追加の例は、これに限定されないが、唇領域への薬剤製品の適用のためにリッ プバルム(lip balm)として使用されるべき棒状製品、ポット含有唇用製品(pot-c ontained lip product)、脱臭スティック、または化粧品上もしくは製薬上の活 性物質を送達することを意図した任意のワックス製品を含む。本発明の追加の実 施態様は、当業者には容易に明らかであろう。以下の限定することのない実施例 によって、本発明をさらに説明する。実施例1 以下は、唇用製品において使用されるための層状小胞の製造を記載する。物質 重量% グリセリルジステアレート 5.0 ステアリルアルコール 0.4 ステアレス-10(Steareth-10) 3.0 PEG-ソイステロール 2.0 C40-C60 パレス-3(pareth-3) 3.0 ポリソルベート80 2.0 ヒマシ油 20.0 脱イオン水 十分量(QS) EDTA2ナトリウム 0.1 脱イオン水とEDTA以外の全ての成分を、被覆物で支持されたケトル(jacketed support kettle)中で合わせて、親油性相を形成し、プロペラ撹拌下に95〜100℃ に加熱し、そして透明になるまで混合する。残りの成分を合わせ、約70〜75℃に 加熱する。親油性相を、3方コックを通して、25mlの注射器中の水性相中に強制 的に注入する。混合物を次に、1mmの穴を通して8〜12x102cm/秒の流速で第2の 注射器に強制的に入れ、次いで、約2分間2つの注射器間を連続的に押し流し、 結果として、脂質小胞を含有する乳懸濁液を生じる。実施例2 以下の処方は、本発明に従って製造した固体唇用製品を示す。物質 重量% 相1 ポリエチレン 0.25 パラフィン 1.50 セレシン 1.50 ネオペンチルグリコールジカプレート 0.50 ポリグリセリル-2-トリイソステアレート 0.50相2 精製されたジョジョバ油 10.00 シアバター 4.00 キャンデリラ ワックス 1.00相3 ヒマシ油 28.50 カルナウバ ワックス 1.50 キャンデリラ ワックス 2.50 地蝋 1.75 蜜蝋 2.50 オレイルオレート 5.00 ポリデセン 1.50 ソルビタンセスキオレート 1.20 イソデシルネオペンタノエート 0.25相4 BHT 0.20 プロピルパラベン 0.05 ビタミンE 0.15相5 顔料 11.00 ヒマシ油 17.00相6 多重層状小胞(実施例1で製造したような) 8.15 相1の物質を合わせ、150〜200RPMのミキサー下で90℃に加熱する。成分を、 完全に溶解し、相が透明かつ均質になるまで混合する。これが達成されたら、こ の相を85℃に冷却する。 相2の物質を、混合物が透明かつ均質になるまで150〜200RPMのミキサー撹拌 下で、85℃にて相1に加える。 相3の物質を、相3の物質が溶解し、かつ混合物が均質になるまで連続的撹拌 下で、85℃にて相1および2の混合物に加える。 相4の物質を、すでに合わせた相に85℃にて加え、混合物が均質になるまで混 合する。同じ温度を維持しながら、連続物5の物質をこの混合物と合わせ、混合 物が均質になるまで混合する。 相6の物質を、現存の混合物に非常にゆっくりと注意深く加える。すべての気 泡が消えるまで200〜250RPMで撹拌を続け、次いで混合速度を100〜150RPMに落と す。バッチが完全に均質になったら、80℃に冷却した後、さらに10〜15分間混合 する。次に、生成物を80℃にて型に注ぐ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タン,マヌエル,エル. アメリカ合衆国 11590 ニューヨーク州, ウエストバリー,カーン レーン 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 油中水型エマルジョン中に少なくとも約0.5〜30%の水を含むワックスベー スの組成物であって、水が、ワックスの融点温度に耐えることができる層状 脂質小胞中に封入されている組成物。 2. 小胞が、少なくとも1の高融点ポリオキシエチレン脂肪族エーテルを含む請 求項1記載の組成物。 3. エーテルが、少なくとも約80℃の融点を有する請求項2記載の組成物。 4. エーテルが、少なくとも約90℃の融点を有する請求項2記載の組成物。 5. エーテルが、少なくとも約100℃の融点を有する請求項2記載の組成物。 6. エーテルが、少なくともC20の鎖長を有する請求項2記載の組成物。 7. エーテルが、少なくともC40の鎖長を有する請求項2記載の組成物。 8.油中水型エマルジョンが、5重量%より上で約30重量%までの1以上のワッ クスを含む請求項1記載の組成物。 9. 約7以下のHLBを有する乳化剤を含む請求項8記載の組成物。 10. 乳化剤が、約5〜約7のHLBを有する請求項9記載の組成物。 11. 乳化剤が非イオン性である請求項10記載の組成物。 12. 乳化剤が、ソルビタンセスキオレートである請求項11記載の組成物。 13. 乳化剤が、約1〜2%の量で存在する請求項8記載の組成物。 14. 約20〜70%の1以上の油を含む請求項8記載の組成物。 15. 少なくとも約50%の1以上の極性油を含む請求項14記載の組成物。 16.小胞がまた、少なくとも1の水溶性活性成分を含む請求項1記載の組成物。 17.少なくとも10〜40%のワックス、少なくとも30〜80%の油および乳化剤を含 む無水の口紅基剤であって、少なくとも50%の油が1以上の極性油を含む前 記基剤。 18. 極性油が植物油または脂肪族エステルである請求項17記載の基剤。 19. 乳化剤が7以下のHLBを有する非イオン性乳化剤である請求項17記載の基剤 。 20. 乳化剤が、約2〜10%の量で存在する請求項17記載の基剤。 21.油中水型エマルジョンである化粧品用または薬剤用のワックスベースの組成 物であって、エマルジョンが少なくとも約50%の極性油、約10〜30%のワッ クス、約0.5〜5%の乳化剤および約0.5〜30%の水を含む組成物。 22. 油中水型エマルジョン中に約0.5〜30%の水を含む、唇に適用するための化 粧品用またば薬剤用組成物であって、少なくとも1の高融点ポリオキシエチ レン脂肪族エーテル、10〜30%のワックス、40〜70%の油および0.5〜5%の 乳化剤を含む層状脂質小胞中に水が封入されており、かつ、全体として組成 物の少なくとも約50%が、植物油、トリグリセリド、脂肪族エステルまたは それらの混合物からなる群より選択される1以上の極性油を含む前記組成物 。 23. エーテルが、少なくとも約80℃から少なくとも約100℃までの融点を有する 請求項22記載の組成物。 24. エーテルが、少なくともC20の鎖長を有する請求項22記載の組成物。 25.エーテルが、C40〜C60のパレス-3(pareth-3)である請求項23記載の組成物。 26. 乳化剤が、7以下のHLBを有する非イオン性の乳化剤であり、全組成物の約 1〜2重量%の量で存在する請求項22記載の組成物。 27. 乳化剤が、ソルビタンセスキオレートである請求項26記載の組成物。 28. さらに0.01〜1%のポリエチレンを含む請求項22記載の組成物。 29. 小胞が、少なくとも1の水溶性活性物質を含む請求項22記載の組成物。 30.約5〜10%の水、約10〜20%のワックス、約50〜70%の極性油、約1〜2%の 乳化剤、約0.1〜1%のポリエチレンおよび少なくとも1の水溶性活性物質を 含む請求項22記載の組成物。 31.皮膚に水溶性活性物質を送達する方法であって、活性物質が組込まれている 請求項1記載の組成物を皮膚に適用することを含む前記方法。
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