JP2002374222A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JP2002374222A
JP2002374222A JP2001178908A JP2001178908A JP2002374222A JP 2002374222 A JP2002374222 A JP 2002374222A JP 2001178908 A JP2001178908 A JP 2001178908A JP 2001178908 A JP2001178908 A JP 2001178908A JP 2002374222 A JP2002374222 A JP 2002374222A
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control signal
control
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pulse
backup
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JP2001178908A
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English (en)
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Shigeki Itabashi
茂樹 板橋
Eiji Ichii
英司 一井
Osamu Ogura
修 小椋
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重要度の高い特定負荷の制御信号の伝送をバ
ックアップする簡易なバックアップ手段を備えた低コス
トのデータ通信装置を提供する。 【解決手段】 データ送信部は、特定負荷の制御信号を
フレーム信号の制御データ部として送信するとともに、
フレーム信号のヘッダ部のリーダパルスを特定負荷の制
御信号に対応して幅変化させて送信する。データ受信部
は、フレーム信号の制御データ部から制御信号を抽出す
る受信手段と共に、リーダパルスの幅を識別して特定負
荷の制御信号を出力するバックアップ手段を備え、受信
手段から制御信号が抽出されないときには、バックアッ
プ手段の制御信号出力をデータ受信部の制御信号出力と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器・電
気機器を制御するための制御信号を通信回線で伝送する
データ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器・電気機器を制御す
るための制御信号を通信回線で伝送するデータ通信装置
が多用されている。例えば、自動車に搭載された各種電
装品(以下、「負荷」)では、データ通信装置を介して
その動作がリモート・コントロールされるものも考案さ
れている。例えば座席シートのリモート・コントロール
では、制御項目(例えば座席シートのリクライニング・
フロントバーチカル・前後移動・上下移動等)に対応し
たスイッチの選択操作で得られた制御信号が、データ送
信部において、所定のフレーム信号の制御データ部に変
換され、フレーム信号は伝送路(例えば光通信伝送路)
を経由してデータ受信部へ送信される。データ受信部
は、受信したフレーム信号の制御データ部から制御信号
を抽出して、上記スイッチ操作に対応した負荷(例えば
座席シートを前方移動させるモータ等、またはこれら負
荷を駆動するリレー等)に出力する。
【0003】一般に、フレーム信号は、フレームの開始
を示すヘッダ部(リーダパルス)と制御データ部とを有
し、好ましくは、更に通信エラーをチェックするための
エラー検出部と、次のフレームとの時間的間隔を保つた
めのアイドル部とを有して、時系列に配列されている。
データ送信部から送信されるフレーム信号は、演算処理
装置(以下、「CPU」)を主体として構成された送信
手段によって、所定のプログラム制御に従い形成され
る。データ受信部でも、CPUを主体として構成された
受信手段が、所定のプログラム制御に従って、時系列の
フレーム信号から制御信号を抽出する。
【0004】このようにCPUを使用したデータ通信装
置においては、CPUの暴走等の異常が発生しても制御
信号を確実に伝送するために、データ送信部はそれぞれ
異なるフレーム信号を形成する第一、第二の2つの系統
の送信手段を備え、データ受信部は第一、第二の2系統
の受信手段を備えたデータ通信装置が提案されている。
かかるデータ通信装置では、通常の制御信号の伝送は第
一の送信・受信手段とで行われ、仮に第一の送信・受信
手段に異常が発生したときには、第二の送信・受信手段
とが制御信号の伝送をバックアップすることで制御信号
が伝送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つの
系統のデータ送信・受信手段を備えたデータ通信装置で
は、制御信号の全制御項目がバックアップされるが、デ
ータ送信部とデータ受信部とでそれぞれ2つのCPUが
必要なため、データ通信装置の構成が複雑になり、また
コストがアップするといった問題がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、制御信号伝送のバックアップは一般に
重要度の高い制御項目に限定して行えば十分であること
に注目し、かかる重要な制御項目に限定して制御信号の
伝送をバックアップする簡易なバックアップ手段を備え
ることにより、低コストで制御信号の伝送をバックアッ
プすることができるデータ通信装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、請求項1では、複数の負荷をそれぞ
れ制御する複数の制御信号を、ヘッダ部および前記制御
信号に対応した制御データ部とを有する構成のフレーム
信号として送信するデータ送信部と、該フレーム信号を
受信して制御信号を抽出するデータ受信部とを備えたデ
ータ通信装置において、前記データ送信部は、特定の負
荷を制御する制御信号に対応して前記ヘッダ部を構成す
るリーダパルスの幅を変化させて該リーダパルスを上記
特定の負荷を制御する制御信号のバックアップ制御デー
タとして送信する送信手段を備え、前記データ受信部
は、受信したフレーム信号の制御データ部から制御信号
を抽出する受信手段と、前記リーダパルスの幅を識別し
バックアップ制御データから前記特定の負荷の制御信号
を抽出するバックアップ手段と、前記受信手段が抽出し
た前記特定の負荷の制御信号と前記バックアップ手段が
抽出した特定の負荷の制御信号とを切替えて前記特定の
負荷に対する制御出力とする制御信号切替手段とを備え
たデータ通信装置が提供される。
【0008】このように構成されたデータ通信装置で
は、特定の負荷の制御信号は、データ送信部からフレー
ム信号の制御データ部で送信されると共に、パルス幅の
異なるリーダパルスにより特定されるバックアップ制御
データとして送信される。そして、特定の負荷の制御信
号は、データ受信部の受信手段によって抽出されると共
に、バックアップ手段によっても抽出される。そして、
CPUを主体として構成された受信手段に異常が発生し
たときには、データ受信部が出力する特定負荷の制御信
号の出力は、受信手段によって抽出された制御信号か
ら、バックアップ手段によって得られた制御信号に切替
えられる。
【0009】従って、重要な制御項目の制御信号を特定
負荷の制御信号とすれば、受信手段に異常が発生して
も、重要な制御項目の制御信号の伝送はバックアップ手
段によって行われる。請求項2では、前記受信手段によ
る制御信号の抽出タイミングが、前記バックアップによ
る制御信号の出力タイミングよりも早いタイミングであ
るデータ通信装置が提供される。従って、受信手段が正
常に動作して制御信号を抽出している場合には、受信手
段の制御信号がバックアップ制御手段の制御信号よりも
早く出力され、データ受信部は受信手段の制御信号を優
先して出力することができる。すなわち、バックアップ
手段は、受信手段が正常に動作しなくなったときにの
み、受信手段のバアックアップとして、特定負荷の制御
信号を抽出する。
【0010】請求項3では、遅延手段によって、バック
アップ手段の制御信号の出力が、受信手段が抽出する制
御信号に対して遅延するので、受信手段が正常に動作し
ている場合、受信手段の制御信号がバックアップ手段の
制御信号よりも早いタイミングで出力される。また、バ
ックアップ手段が出力する制御信号は、パルス発生手段
によって、フレーム信号の周期より長い時間にわたって
出力されるので、特定負荷の制御信号がデータ送信部に
連続して入力されていれば、データ受信部のバックアッ
プ手段は、特定負荷を連続的に動作させることができる
制御信号を出力することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態に係るデータ通信装置を説明する。図1は、
自動車の座席シートをリモート・コントロールするデー
タ通信装置の要部概略構成図である。データ通信装置は
データ送信部10とデータ受信部30によって構成され
ている。座席シートの制御はスイッチSW1〜SW8の
オン操作(以下、「操作」)によって行われる。座席シ
ートの制御項目としては前後移動・上下移動・リクライ
ニング・フロントバーチカルの4つの項目があり、それ
ぞれの制御項目について2つのスイッチが対をなして割
り当てられている。例えば、前後移動の項目では、前方
移動((以下、「SLD(+)」)と後方移動((以
下、「SLD(−)」)との2つの項目がある。なお、
これら対をなすスイッチは択一的に操作される。
【0012】送信される制御信号は、以下のようにして
スイッチSW1〜SW8のそれぞれの操作から得られ
る。スイッチSW1〜SW8はそれぞれ入力回路9を介
して送信手段11の入力ポートP11〜P18にそれぞ
れ接続され、制御項目SLD(+)がスイッチSW1
に、制御項目SLD(−)がSW2に割り当てられてい
る。例えばスイッチSW1が操作されると、入力ポート
P11は入力回路9を介して接地され、スイッチSW2
が操作されると、入力ポートP12は入力回路9を介し
て接地される。これらスイッチSW1、SW2を介する
接地の状態が、各スイッチSW1、SW2の択一的な操
作による制御項目SLD(+)、制御項目SLD(−)
の制御信号として送信手段11に入力される。
【0013】また、スイッチSW3〜SW8は上述した
制御項目SLD(+)、SLD(−)以外の上下移動・
リクライニング・フロントバーチカルの各制御項目にそ
れぞれ割り当てられている。なお入力回路9は、CPU
で構成される送信手段11の各入力ポートをサージ入力
等から保護する回路網と共に各入力ポートP11〜P1
8をプルアップするプルアップ抵抗等から構成される。
【0014】送信手段11は、入力された制御信号を所
定のフレーム構成を有する時系列のフレーム信号の制御
データ部とし、フレーム信号を発光回路12に出力す
る。発光回路12はフレーム信号によって発光ダイオー
ド13を駆動し、発光ダイオード13はフレーム信号を
光信号としてデータ受信部30に向けて送信する。図2
(a)はこのフレーム信号20の構成を示す図である。フ
レーム信号20は、例えば、フレーム信号20の始まり
を示すヘッダ部21と制御信号を時系列信号とした各1
バイト(8ビット)のデータAおよびデータBからなる
制御データ部22とエラー検出部(例えば、Cyclic Red
undancy Code部、以下、「CRC」)23およびフレー
ムの終了を示すアイドル部24から構成されている。
【0015】ここで、データAはスイッチSW1〜SW
8の操作で得られる複数の制御信号に対応して形成され
ている。図2(b)はデータAの最初の部分を時間軸拡
大して示したもので、データAはパルス位置変調方式で
形成されている。即ちハイレベルパルスからハイレベル
パルスまでの周期(これら2つのハイレベルパルスの時
間軸上の位置関係)により論理が構成される。そして、
この周期が短い(周期T1a)構成を「論理1」として
制御項目のオンを表現し、この周期が長い(周期T1
b)構成を「論理0」として制御項目のオフを表現して
いる。なお、本例においてはデータB(同じくパルス位
置変調方式)は未使用であり、データBは「論理0」で
構成されている。なお、CRC23は、データ受信部3
0が制御信号を正しく受信したか否かの通信エラーを検
出するためのものである。
【0016】一方、データ受信部30は、受信した光信
号から制御信号を、以下のようにして抽出する。発光ダ
イオード13から送信された光信号はデータ受信部30
のフォトダイオード31で受信(受光)され電気信号に
変換されて受光アンプ32で増幅される。受光アンプ3
2の出力信号は受信手段33とバックアップ手段34に
入力される。ここで受信手段33は、主としてCPUか
ら構成されており、フレーム信号20のヘッダ部21を
検出することで、送信手段11で形成されたフレーム信
号20から制御データ部22を受信・検出して制御信号
を抽出する。なお、受信手段33は、受信した制御デー
タ部22とCRC23との相関関係から制御データ部2
2を正しく受信できたか(通信エラーの有無)をチェッ
クする。
【0017】より具体的には、受信手段33は、データ
送信部10に入力されたスイッチSW1〜SW8の操作
に対応した制御信号をそれぞれ抽出して、出力ポートP
31〜P38に出力する。例えば、スイッチSW1に割
り当てられてデータ送信部10に入力された制御項目S
LD(+)の制御信号は受信手段33の出力ポートP3
1に出力され、同じくスイッチSW2に割り当てられて
入力された制御項目SLD(−)の制御信号は受信手段
33の出力ポートP32に出力される。なお、受信手段
33の出力ポートP31〜P38に出力された制御信号
は、ハイレベルが負荷の駆動(オン)に対応するものと
し、後述する制御信号切替手段35および出力回路36
を経由してデータ受信部30の制御出力となる。
【0018】一方、特定の負荷を制御する制御信号が送
信手段11に入力されたときには、送信手段11は、特
定負荷の制御信号を前述した制御データ部22で送信す
ると共に、以下のようにして、ヘッダ部21のリーダパ
ルスの幅を変化させ、このリーダパルスを前記特定負荷
の制御信号をバックアップするバックアップ制御データ
として、データ受信部30へ送信する。
【0019】ここで、スイッチSW1、SW2に割り当
てられている制御項目SLD(+)、SLD(−)は重
要な制御項目であり、スイッチSW1、SW2の操作で
得られる制御信号は特定負荷の制御信号であるとする。
図3は送信手段11の一部の構成を示す。送信手段11
は、入力ポートP11〜P18に入力された制御信号を
直並列変換して制御データを形成する直並列変換手段1
1aを備える。また、送信手段11は、入力ポートP1
1〜P12に入力された特定負荷を制御する制御信号に
応じて、パルス幅の異なる3種類のリーダパルスを発生
するリーダパルス発生手段11cを備える。そして、フ
レーム信号発生手段11bは、上記制御データとリーダ
パルスを受けてヘッダ部21、制御データ部22、CR
C23およびアイドル部24とからなるフレーム信号を
構成する。
【0020】リーダパルス発生手段11cは、スイッチ
SW1、SW2が操作されないときリーダパルス21a
を生成する。また、リーダパルス発生手段11cは、ス
イッチSW1が操作されたときにはリーダパルス21b
を生成し、スイッチSW2が操作されたときにはリーダ
パルス21cを生成する。即ち、リーダパルス発生手段
11cはリーダパルス幅制御ポート11d、11eを有
している。リーダパルス幅制御ポート11dは、入力ポ
ートP11に接続されているので、スイッチSW1に割
り当てられた制御項目SLD(+)の制御信号が入力さ
れる。リーダパルス幅制御ポート11eは、入力ポート
P12に接続されているので、スイッチSW2に割り当
てられた制御項目SLD(−)の制御信号が入力され
る。
【0021】リーダパルス発生手段11cは、制御項目
SLD(+)の制御信号が入力されるとリーダパルスの
幅を制御してリーダパルス21bを発生し、フレーム信
号発生手段11bへ出力する。また、リーダパルス発生
手段11cは、制御項目SLD(−)の制御信号が入力
されるとリーダパルス21cを発生し、フレーム信号発
生手段11bへ出力する。一方、リーダパルス発生手段
11cは、制御項目SLD(+)および制御項目SLD
(−)の何れもが入力されないときには、リーダパルス
21aを発生して、フレーム信号発生手段11bへ出力
する。
【0022】リーダパルス21aの幅(ハイレベルが出
力される期間を幅とする。以下同じ)をW1、リーダパ
ルス21bの幅をW2、リーダパルス21cの幅をW
3、とすると、W1<W2<W3の関係にある。リーダ
パルス21a〜21cは、ハイレベル部分に続いてロー
レベル部分(期間W4)が続き、ローレベルの期間W4
を経て制御データ部22を構成するデータA、データB
が続く。なお、リーダパルスの幅(W1、W2、W3)
は、データ受信部30がヘッダ部21を検出して受光ア
ンプ32の利得調整を行うために必要な幅があればよ
い。また、W4については、例えばW4<W1なる関係
としている。
【0023】かくして、特定の負荷を制御する制御信号
(制御項目SLD(+)またはSLD(−)の制御信
号)が送信手段11に入力されると、送信手段11はヘ
ッダ部21のリーダパルスの幅を変化させる。一方、デ
ータ受信部30のバックアップ手段34はフレーム信号
20のヘッダ部21を構成するリーダパルスの幅を識別
し、該識別結果に基づきバックアップ制御データから制
御信号を抽出する。図5はバックアップ手段34の要部
概略構成図である。より具体的には、リーダパルス識別
手段34aがフレーム信号20からヘッダ部21のリー
ダパルスの幅を識別する。リーダパルス識別手段34a
で、図4(b)に示す幅W2のパルスが検出された場合
には、即ちリーダパルス21bが検出された場合には、
リーダパルス21bの後縁(立下り部)のタイミング
で、リーダパルス識別手段34aの第1の出力端子34
bに、図4(d)に示す第1の識別パルス41(正極
性)が出力される。図4(c)に示す幅W3のパルスが
検出された場合には、即ちリーダパルス21cが検出さ
れた場合には、リーダパルス21cの後縁のタイミング
で、リーダパルス識別手段34aの第2の出力端子34
cに、図4(e)に示す第2の識別パルス42(正極
性)が出力される。
【0024】なお、本例ではヘッダ部21のローレベル
期間W4を一定として、ヘッダ部21のリーダパルス幅
(W1、W2、W3)を識別して識別パルス41、42
を出力しているが、リーダパルス幅(W1、W2、W
3)は受光アンプ32の利得を調整するのに十分な期間
を有するように設定されるので、各リーダパルス幅(W
1、W2、W3)に対応してローレベル期間W4を一定
にしなくてもよい。また、識別パルス41、42は、ロ
ーレベル期間W4が終了した後に出力されるようにして
もよい。
【0025】識別パルス41は第1の遅延手段34dに
入力される。図6に示すように、遅延手段34dは識別
パルス41の前縁(立ち上がり部)でトリガされて遅延
パルス41aを出力する。この遅延パルス41aの後縁
のタイミングは、フレーム信号20の制御データ部22
の終了したタイミングより遅延したタイミングである
が、一方、アイドル部24の終了するタイミングより前
のタイミングである。遅延パルス41aはその後縁で第
1のパルス発生手段34eをトリガして、パルス41b
がパルス発生手段34eによって発生される。ここで、
パルス41bの幅W5はフレーム信号20のフレーム周
期T2より長い(W5>T2)。
【0026】同じく図6に示すように、時刻t1にスイ
ッチSW1が操作され、時刻t5にスイッチSW1がオ
フされると(図6では、スイッチSW1が、操作された
状態をハイレベルとし、オフされた状態をローレベルと
して表示した。)、時刻t1から時刻t5までの期間に
おける各フレーム信号20のリーダパルスは21bとな
る。各フレーム信号20のリーダパルス21bで発生す
る遅延パルス41aの後縁の時刻、t2、t3およびt
4(なお、t1<t2<t3<t4<t5)でトリガさ
れるパルス41bは、その幅がT2<W5なので、パル
ス41bの発生後時刻t2から時刻(t4+W5)まで
の期間において途切れることがない。
【0027】即ち、パルス41bはバックアップ手段3
4が出力するスイッチSW1の操作に対応した制御項目
SLD(+)の制御信号として作用する。同様に、識別
パルス42は、第2の遅延手段34fおよび第2のパル
ス発生手段34gによって、バックアップ手段34が出
力するスイッチSW2の操作に対応した制御項目SLD
(−)の制御信号を発生させる。
【0028】かくして、バックアップ手段34は、制御
項目SLD(+)の制御信号を出力端子34mから出力
し、同じく制御項目SLD(−)の制御信号を出力端子
34nから出力する。受信手段33が抽出した制御項目
SLD(+)の制御信号または制御項目SLD(−)の
制御信号と、バックアップ手段34が出力した制御項目
SLD(+)の制御信号または制御項目SLD(−)の
制御信号との切替えは、制御信号切替手段35が行う。
【0029】受信手段33が正常に動作している場合に
は、制御信号切替手段35は、受信手段33が抽出した
制御信号を選択して出力回路36経由で出力する。ここ
で、受信手段33が暴走等の異常状態になると、受信手
段33の動作を監視する監視手段37が受信手段33を
リセットする。リセットされた受信手段33が所定の起
動手順を経て正常動作に復帰した後にフレーム信号20
を初めて受信すると、制御信号が正しく抽出されるが、
制御信号が正しく抽出されるまでは、受信手段33の出
力ポートP31〜P38はローレベル出力となってい
る。
【0030】なお、監視手段37は受信手段33のクロ
ックの有無を監視する。一定期間にわたって、クロック
が出力されなくなると、受信手段33のリセット端子R
S39にリセット信号を出力して受信手段33をリセッ
トする。図7は制御信号切替手段35の要部の概略構成
を示す。受信手段33の出力ポートP31から出力され
る制御項目SLD(+)の制御信号は制御信号切替手段
35の入力端子35aに入力され、出力ポートP32か
ら出力される制御項目SLD(−)の制御信号は入力端
子35bに入力される。以下同様に出力ポートP33〜
P38からそれぞれ出力される制御信号は入力端子35
c〜35hにそれぞれ入力される。
【0031】一方、バックアップ手段34が、その出力
端子34mから出力する制御項目SLD(+)のバック
アップ制御信号は制御信号切替手段35の入力端子35
mへ入力され、出力端子34nから出力する制御項目S
LD(−)のバックアップ制御信号は入力端子35nへ
入力される。受信手段33が抽出した制御項目SLD
(+)の制御信号とバックアップ手段34が抽出した制
御項目SLD(+)のバックアップ制御信号とは(何れ
の制御信号もハイレベルが制御オンに対応しているとす
る)、第1のオア回路35pで論理和が求められ、制御
信号切替手段35の出力端子35sへ出力される。
【0032】同様に受信手段33が抽出した制御項目S
LD(−)の制御信号とバックアップ手段34が抽出し
た制御項目SLD(−)のバックアップ制御信号とは、
第2のオア回路35rで論理和が求められ、制御信号切
替手段35の出力端子35tへ出力される。ここで、制
御項目SLD(+)のバックアップ制御信号であるパル
ス41bは、遅延パルス41aによって、受信手段33
が抽出した制御項目SLD(+)の制御信号より遅れ
て、バックアップ手段34から出力されるので、オア回
路35pは、パルス41bに先だって受信手段33が抽
出した制御項目SLD(+)の制御信号を、制御信号切
替手段35の出力端子35sへ出力する。
【0033】仮に、受信手段33が暴走等でリセットさ
れると、受信手段33は制御項目SLD(+)の制御信
号を出力しないので(出力ポートP31〜P38はロー
レベルとなるので)、制御信号切替手段35の出力端子
35sから出力される制御信号は、バックアップ手段3
4が出力した制御項目SLD(+)のバックアップ制御
信号に切替わる。
【0034】かくして、制御項目SLD(+)の制御信
号は受信手段33で抽出されると共に、バックアップ手
段34によってパルス41bとして出力されるので、デ
ータ受信部30は、受信手段33が暴走等でリセットさ
れても、制御項目SLD(+)の制御に必要な制御信号
を制御信号切替手段35によって、バックアップして出
力することができる。
【0035】制御項目SLD(−)についても、同様
に、バックアップ手段34と制御信号切替手段35によ
って制御信号の伝送がバックアップされる。なお、制御
信号切替手段35の入力端子35c〜35hへそれぞれ
入力された制御信号は、出力端子35u〜35zへそれ
ぞれ出力された後、出力回路36を介してデータ受信部
30の出力となる。ここで、出力回路36は負荷を駆動
するためのインターフェース回路として作用する。
【0036】かくして、重要な制御項目である、スイッ
チSW1、SW2に割り当てられている制御項目SLD
(+)、SLD(−)の制御信号は、データ受信部30
において、受信手段33で抽出されると共に、バックア
ップ手段34によっても抽出され、受信手段33に異常
が生じても、これら制御信号の伝送が確保される。ま
た、重要な制御項目の制御信号の伝送を確実に行うため
のバックアップ手段34では、リーダパルス識別手段3
4aはパルス幅の識別だけを行うものでありCPUに比
べれば極めて簡易な回路で構成され、また、遅延手段3
4d、34f並びにパルス発生手段34e、34gは単
安定マルチバイブレータで構成することができるので、
バックアップ手段34はCPUによるバックアップ手段
に比べれば極めて低いコストで実現できる。ここで、リ
ーダパルス識別手段が出力する識別パルスの後縁が、フ
レーム信号の制御データ部の終了したタイミングより遅
延したタイミングであり、アイドル部の終了するタイミ
ングより前のタイミングであるのならば、リーダパルス
識別手段は遅延手段としても作用することは言うまでも
ない。
【0037】なお、本発明は、光通信伝送路に限定され
るものではなく、無線通信伝送路、有線通信伝送路にも
適用可能であり、また上記実施形態に限定されるもので
はない。更に、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で
各種電子機器・電気機器を制御するデータ通信装置に適
用され、自動車の電装品を制御するデータ通信装置に限
定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ通
信装置によれば、データ送信部においてフレーム信号の
ヘッダ部のリーダパルス幅を重要な制御項目に対応して
変化させることによってバックアップ制御データを伝送
し、データ受信部にリーダパルスの幅を識別して制御信
号を抽出する簡易なバックアップ手段を備えることによ
り、重要度の高い制御項目の制御信号の伝送をバックア
ップすることができる低コストのデータ通信装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ通信装置の一実施形態の要
部概略構成図である。
【図2】本発明に係るデータ通信装置で送信されるフレ
ーム信号の構成の一例を示す図である。
【図3】図1に示した送信手段の一部を構成するリーダ
パルス幅変化手段の要部概略構成図である。
【図4】図2に示したフレーム信号のリーダパルス幅の
一例を示す図である。
【図5】図1に示したデータ通信装置のバックアップ手
段の要部概略構成図である。
【図6】図1に示したデータ通信装置のバックアップ手
段によるバックアップ制御信号の出力のタイミングの例
を示す図である。
【図7】図1に示したデータ通信装置の制御信号切替手
段を示す要部概略構成図である。
【符号の説明】
10 データ送信部 11 送信手段 11c リーダパルス発生手段 20 フレーム信号 21 ヘッダ部 21a、21b、21c リーダパルス 22 制御データ部 30 データ受信部 33 受信手段 34 バックアップ手段 34a リーダパルス識別手段 34d、34f 遅延手段 34e、34g パルス発生手段 35 制御信号切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小椋 修 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA06 AA14 BB08 CC01 KK11 MM05 NN01 SS01 SS11 5K047 AA11 AA15 BB02 HH01 HH31 MM02 MM11 MM53

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の負荷をそれぞれ制御する複数の制
    御信号を、ヘッダ部および前記制御信号に対応した制御
    データ部とを有する構成のフレーム信号として送信する
    データ送信部と、該フレーム信号を受信して制御信号を
    抽出するデータ受信部とを備えたデータ通信装置におい
    て、 前記データ送信部は、特定の負荷を制御する制御信号に
    対応して前記ヘッダ部を構成するリーダパルスの幅を変
    化させて該リーダパルスを上記特定の負荷を制御する制
    御信号のバックアップ制御データとして送信する送信手
    段を備え、 前記データ受信部は、受信したフレーム信号の制御デー
    タ部から制御信号を抽出する受信手段と、 前記リーダパルスの幅を識別しバックアップ制御データ
    から前記特定の負荷の制御信号を抽出するバックアップ
    手段と、 前記受信手段が抽出した前記特定の負荷の制御信号と前
    記バックアップ手段が抽出した特定の負荷の制御信号と
    を切替えて前記特定の負荷に対する制御出力とする制御
    信号切替手段とを備えたことを特徴とするデータ通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段による制御信号の抽出タイ
    ミングが、前記バックアップ手段による制御信号の抽出
    タイミングよりも、早いタイミングであることを特徴と
    する請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記バックアップ手段は、リーダパルス
    幅を識別するリーダパルス識別手段と、 該リーダパルス識別手段の出力を遅延する遅延手段と、 該遅延手段の出力によって前記フレーム信号のフレーム
    周期より長いパルス幅のパルスを制御信号として発生す
    るパルス発生手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載のデータ通信装置。
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