JP2002372737A - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

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JP2002372737A
JP2002372737A JP2001178804A JP2001178804A JP2002372737A JP 2002372737 A JP2002372737 A JP 2002372737A JP 2001178804 A JP2001178804 A JP 2001178804A JP 2001178804 A JP2001178804 A JP 2001178804A JP 2002372737 A JP2002372737 A JP 2002372737A
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Takashi Nishimura
隆 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透視式のファインダ装置でパララックスを補
正し、接写撮影時のピント状態を確認する。 【解決手段】 撮影光軸と垂直な面内で回動自在に設け
たレンズホルダ53と一体にクローズアップレンズ13
が設けてある。レンズホルダ53が保持するマクロレン
ズ5を露光用開口58の前方に挿入すると、クローズア
ップレンズ13がファインダ窓66の内側に挿入され
る。クローズアップレンズ13は接写用ファインダ視野
70の中心部を視覚的に拡大するから、クローズアップ
レンズ13を透して被写体をフレーミングすることによ
り、被写体が撮影画面のほぼ中心に配置された構図とな
ってファインダ12のパララックスが補正される。クロ
ーズアップレンズ13を透して被写体を見ると、マクロ
レンズ5により合焦した距離では、被写体が鮮明に見
え、その前後はぼけて見えるので、接写撮影時のピント
状態を確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透視式のファイン
ダ装置に関し、更に詳しくはパララックス補正機能を有
するファインダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファインダ装置には、一眼レフ式と透視
式とがある。一眼レフ式では、撮影レンズがファインダ
装置の対物レンズを兼ねているため、撮影範囲とファイ
ンダ視野とがずれるいわゆるパララックス(視差)は発
生しない。一方、透視式では、撮影レンズの撮影光軸と
ファインダ装置のファインダ光軸とが一致していないた
め、パララックスが発生し、その度合は撮影距離が小さ
くなるにつれて急激に大きくなる。
【0003】このため、透視式のファインダ装置では、
標準的な撮影距離である約3mで撮影を行う際の標準的
なファインダ視野を提供する標準用ブライトフレームの
内側に、例えば約1mの撮影距離に対応した別のブライ
トフレームやマークを設けてパララックスを補正してい
る。
【0004】このようなブライトフレームやマークによ
るパララックス補正は、約1m〜無限遠の標準的な撮影
範囲内でのみ可能であり、50cm〜30cmの接写撮
影になると、補正量が大きくなりすぎて、接写用ブライ
トフレームやマークが標準用ブライトフレームの中央近
くまで入り込むため、目障りになって実際的ではない。
このため、外付けの接写専用ファインダをカメラの前部
に装着してファインダ視野を切り替えるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記外付けの接写専用
ファインダを用いた接写撮影では、接写専用ファインダ
を常に携帯し、接写撮影時に装着しなければならず、面
倒である。また、前記接写専用ファインダを用いた接写
撮影では、ファインダでピント状態が確認できないた
め、予め決まっている接写撮影における合焦時のフイル
ム面から被写体までの距離に合わせるように、メジャー
等を用いて、カメラと被写体との距離を調整する必要が
あり、きわめて面倒であった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、透視式であっても接写撮影時に問題となるパララッ
クスを簡単に補正できるファインダ装置を提供すること
を目的とする。また、接写撮影時のピント状態を確認で
きるファインダ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファインダ装置は、透視式に標準撮影時の
撮影範囲を示す標準ファインダ視野枠と、この標準ファ
インダ視野枠内の挿入位置と標準ファインダ視野枠外の
退避位置との間で移動自在に設けられ、前記挿入位置に
ある時に接写撮影時の接写用ファインダ視野の中心部を
視覚的に拡大するクローズアップレンズとから構成した
ものである。また、前記クローズアップレンズは、カメ
ラまたはレンズ付きフイルムユニットが有する標準撮影
と接写撮影とを切り替える切替機構に連動して挿入位置
と退避位置との間を移動するものである。なお、レンズ
付きフイルムユニットは、周知のように、製造工程で写
真フイルムが装填してあり、撮影完了後にフイルム巻戻
し操作を行うことなく、そのまま現像取扱店に提出すれ
ば、現像済みフイルムとプリント写真とを受け取ること
ができるもので、1本分の写真フイルムよりわずかに高
い程度の価格で販売するため、極限までローコスト化を
図ったものである。また、前記クローズアップレンズ
は、前記挿入位置にある時に、カメラまたはレンズ付き
フイルムユニットの接写撮影時で合焦状態になるフイル
ム面から被写体までの所定距離において被写体が鮮明に
観察され、その前後の距離では被写体がぼけて観察され
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のファインダ装置を搭載し
た接写可能なレンズ付きフイルムユニット(以下フイル
ムユニットという)の外観を示す図1において、ユニッ
ト本体2の中央部には、標準撮影に用いられるノーマル
レンズ4(図3参照)または接写撮影に用いられるマク
ロレンズ5のいずれかが選択的に露呈する撮影用開口6
が設けられ、この下方には、標準撮影と接写撮影とを切
り替える切替ノブ7が円弧状の溝8に沿って移動自在に
設けられている。
【0009】撮影用開口6の上方には、ファインダ窓1
1が設けられている。このファインダ窓11には、詳し
くは後述するように、接写撮影時にファインダ12の一
部の視野を拡大してパララックスを補正するクローズア
ップレンズ13が露呈される。撮影用開口6の側方に
は、ストロボ充電用ノブ14が上下方向にスライド自在
に設けられ、その上方にはストロボ発光部の拡散板15
が露呈している。
【0010】ユニット本体2の上部には、シャッタボタ
ン17,フイルムカウンタ窓18が設けられている。ま
た、ユニット本体2の背面のシャッタボタン17近傍に
は、円板状の巻上げノブ19が設けられている。なお、
ユニット本体2の中央部には、帯状の化粧シート20が
ユニット本体2の周囲に海苔巻き状に巻き付けられてい
る。この化粧シート20には、前記撮影用開口6の周囲
を構成するフード21,溝8,ファインダ窓11及びフ
イルムカウンタ窓18等を露呈するための各開口が形成
されている。また、化粧シート20の溝8を露呈する開
口近傍には、切替ノブ7の標準撮影時,接写撮影時の各
設定位置を示す指標N,Mが印刷されている。
【0011】ユニット本体2を分解して示す図2におい
て、ユニット本体2は、本体基部23の前後を前カバー
24、後カバー25で覆ってある。本体基部23の中央
部には、角筒状の暗箱基部26が前方に突き出すように
形成され、この奥にはアパーチャ27が形成されてい
る。本体基部23の左右には、カートリッジ28を収納
するカートリッジ収納室29と、フイルムロール30a
を収納するフィルム収納室31とが一体に形成されてい
る。フイルムロール30aは、カートリッジ28から引
き出した写真フイルム30をロール状に巻いたもので、
このフイルムロール30aの作成及びフィルム収納室3
1への装填作業は、ユニット本体製造工程の暗室内で行
われる。
【0012】前記暗箱基部26の前部には、露光ユニッ
ト33が組み付けられ、その横にストロボ装置34が組
み付けられる。露光ユニット33は、暗箱部36をベー
スにしてシャッタ機構,シャッタチャージ機構,フイル
ム巻き止め機構及びフイルムカウンタ等を組み付けたも
ので、さらに逆ガリレオ式のファインダ12を構成する
対物レンズ12a及び接眼レンズ12b(図5(A)参
照)を保持している。暗箱部36の前部は、シャッタ機
構を被うカバー板38が取り付けられている。このカバ
ー板38には、露光ユニット33内に組み込まれたシャ
ッタ羽根によって開閉される撮影用開口38aが形成さ
れている。
【0013】ストロボ装置34は、メインコンデンサ,
発振トランス等からなるストロボ回路を形成した回路基
板43と、前記拡散板15を前部に装着したストロボ発
光部44とを一体に組み付けてある。ストロボ充電は、
前カバー24に設けられたストロボ充電用ノブ14を上
方にスライド移動させることによってスイッチ接片46
が連動し、単三型乾電池47によるストロボ回路の充電
動作が開始される。回路基板43に設けられたシンクロ
スイッチ48はストロボ発光用のトリガ信号を得るため
のもので、開放時のシャッタ羽根によって短絡し、スト
ロボ発光部44内のクセノン放電管を発光させる。
【0014】後カバー25にはファインダ接眼窓25a
が形成され、さらにカートリッジ収納室29,フイルム
収納室31の底部開口を光密に閉じる底蓋25b,25
cが一体に形成されている。底蓋25bは、撮影済みの
写真フイルム30が巻き込まれたカートリッジ28を取
り出すときに開放される。
【0015】カートリッジ収納室29の上部には、前記
巻上げノブ17が設けられ、その下面に一体に形成され
た巻上げ軸がカートリッジ28のスプールに係合する。
撮影ごとに巻上げノブ17を回動操作することによっ
て、撮影済みの写真フイルム30は1コマ分ずつカート
リッジ28に巻き込まれる。このフイルム1コマ巻上げ
に連動して露光ユニット33に組み込まれたシャッタ機
構が次回の撮影のためにチャージされ、またフイルム1
コマ給送が完了すると露光ユニット33に組み込まれた
ロックレバーによって巻上げノブ17の回動がロックさ
れる。
【0016】図3に示すように、前カバー24の前面中
央部には、前記撮影用開口6,溝8及びファインダ窓1
1が形成された前面パネル51が被せてある。そして、
前カバー24と前面パネル51との間に、ノーマルレン
ズ4とマクロレンズ5を保持したレンズホルダ53を撮
影光軸Lと垂直な面内で回動自在に設けてある。
【0017】レンズホルダ53の回動中心軸53aの根
元には、透明な光学プラスチックから成形した凸レンズ
であるクローズアップレンズ13がアーム部56を介し
て取り付けられている。このアーム部56は、クローズ
アップレンズ13と一体に成形されており、回動中心軸
53aの根元に超音波溶着される。また、レンズホルダ
53の下部には、前記切替ノブ7が形成されている。
【0018】前カバー24の前面には、露光用開口58
を取り囲むように円弧状の突条61が形成されている。
この突条61は、レンズホルダ53の回動を円滑にガイ
ドするとともに、この両端に形成されたストッパ61
a,61bによりレンズホルダ53の回動範囲を規制す
る。また、レンズホルダ53を回動させた際に、レンズ
ホルダ53をストッパ61aまたはストッパ61bに当
接する位置に位置決めするトグルバネ63が、前カバー
24の前面下方部に形成されたピン64と、レンズホル
ダ53の背面側に形成されたピン53bとの間に架け渡
されている。また、露光用開口58の上方には、回動中
心軸53aが挿入される孔65と、ファインダ窓11と
同形状のファインダ窓66が形成されている。このファ
インダ窓11,66は、標準撮影時の撮影範囲を示す標
準用ファインダ視野を規定する。
【0019】図4に示すように、ストッパ61aは、ト
グルバネ63の付勢により時計方向に移動されるレンズ
ホルダ53を係止し、ノーマルレンズ4を露光用開口5
8の前方の撮影光軸L上にセットする。また、ストッパ
61bは、トグルバネ63の付勢により反時計方向に移
動されるレンズホルダ53を係止し、マクロレンズ5を
撮影光軸L上にセットする。
【0020】切替ノブ7を指標Nに合わせると、ノーマ
ルレンズ4が撮影光軸L上にセットされ、クローズアッ
プレンズ13がファインダ窓11,66で規定される標
準用ファインダ視野の外側に退避される(A)。この状
態では、ノーマルレンズ4のピント位置はフイルム面か
ら例えば約3mの距離になって、ノーマルレンズ4とし
て例えば35mm,F11のものを採用した場合、約1
m〜無限遠の標準的な撮影距離でピントが合う。
【0021】切替ノブ7を指標Mに合わせると、マクロ
レンズ5が撮影光軸L上にセットされる。この状態で
は、マクロレンズ5のピント位置はフイルム面から例え
ば約0.3mの距離になり、約0.25m〜0.36m
の接写撮影範囲でピントが合う。この接写撮影時の仮想
線で示す接写用ファインダ視野70は、標準用ファイン
ダ視野よりマクロレンズ5寄りにずれた位置になり、パ
ララックスが生じる。また、接写用ファインダ視野70
は、標準用ファインダ視野よりサイズが小さくなる。こ
のため、マクロレンズ5が撮影光軸L上にセットされる
と同時に、クローズアップレンズ13が前カバー24と
前面パネル51との隙間からファインダ窓11,66の
間に挿入される(B)。
【0022】クローズアップレンズ13は接写用ファイ
ンダ視野70の中心部を視覚的に拡大するから、撮影者
がクローズアップレンズ13を透して被写体をフレーミ
ングすることにより、被写体が撮影画面のほぼ中心に配
置された構図となって、結果的にファインダ12のパラ
ラックスが補正される。なお、本発明のファインダ装置
は、ファインダ12,クローズアップレンズ13,ファ
インダ窓11及びクローズアップレンズ13を移動させ
るレンズホルダ53,突条61等からなる。
【0023】また、クローズアップレンズ13は、接写
撮影時にマクロレンズ5によりピントが合う所定距離
(本実施形態では0.3m)にある被写体をファインダ
12及びクローズアップレンズ13を通して見た際に被
写体が鮮明に見え、その前後の距離からは被写体がぼけ
て見えるような焦点深度が浅いものとする。すなわち、
クローズアップレンズ13の焦点距離,Fナンバー,マ
クロレンズ5との撮影光軸方向の位置関係は、マクロレ
ンズ5によりピントが合う距離に応じて適当に決められ
る。
【0024】このように構成されたフイルムユニットで
接写撮影を行うには、切替ノブ7を操作して指標Mに合
わせる。これにより、レンズホルダ61が回動してマク
ロレンズ5が撮影光軸L上に挿入されると同時に、ファ
インダ窓11,66の間にクローズアップレンズ13が
挿入される。撮影者は、クローズアップレンズ13を透
して被写体が明瞭に見えるようにフイルムユニットと被
写体との位置関係を調節する。これにより、被写体距離
が約0.3mとなると同時に、視野のパララックスも補
正される。
【0025】この後、シャッタボタン17を押し下げる
と、写真フイルム30が露光される。撮影場所が暗い場
合には、予めストロボ充電用ノブ14を操作してストロ
ボ装置34を充電しておいてから、シャッタボタン17
を押し下げる。また、切替ノブ7を指標Nに合わせる
と、クローズアップレンズ13がファインダ窓11,6
6の間から退避し、通常の撮影距離である約1m〜無限
遠の範囲で撮影を行うことができる。
【0026】以上説明した実施形態では、クローズアッ
プレンズ13の挿入位置を対物レンズ12aの前方(被
写体側)としたが、本発明はこれに限定されず、逆ガリ
レオファインダを側方から示す図5(B)において、対
物レンズ12aの後方にクローズアップレンズ13を挿
入するようにしてもよい。
【0027】また、アルバダ式逆ガリレオファインダ8
0を側方から示す図6(A),(B)において、被写体
側の対物レンズ80aの前後にクローズアップレンズ1
3を挿入するようにしてもよい。なお、アルバダ式逆ガ
リレオファインダ80は、周知のように、2枚構成の対
物レンズ80a,80bと接眼レンズ80cとからな
る。接眼レンズ80cの目から遠い側の平面にブライト
フレーム81をアルミニウムで蒸着し、対物レンズ80
bの凹面82に半透鏡もしくは部分鏡を施してある。
【0028】また、光像枠採光式逆ガリレオファインダ
85を上方から示す図7(A),(B)において、光像
枠採光式逆ガリレオファインダ85の対物レンズ85a
の前方にクローズアップレンズ13を挿入することもで
きる。光像枠採光式逆ガリレオファインダ85は、周知
のように、対物レンズ85aと接眼レンズ85bとの中
間に半透鏡85cを入れ、光像枠85dを反射ミラー8
5eを介して接眼レンズ85bの焦点近傍に配置し、視
野と光像枠85dとを重ねて見えるようにしたものであ
る。
【0029】また、クローズアップレンズは、回転式の
レンズホルダに一体的に設けたが、本発明はこれに限定
されず、接写撮影を撮影レンズの繰り出しによって行う
タイプのフイルムユニットやカメラでは、撮影レンズの
繰り出し動作と連動してクローズアップレンズのファイ
ンダ視野への挿脱を行うようにしてもよい。また、上記
実施形態では、クローズアップレンズをアーム部と一体
成形したが、それぞれ別体として成形した後、クローズ
アップレンズをアーム部に固定するようにしてもよい。
また、アーム部をレンズホルダと別に成形したが、アー
ム部をレンズホルダと一体成形してもよい。また、アー
ム部をレンズホルダに固定する手段として超音波溶着を
挙げたが、本発明はこれに限定されないのは勿論であ
る。
【0030】また、上記実施形態は、フイルムユニット
に適用したものであったが、本発明は透視式ファインダ
を有するあらゆるカメラに適用できる。また、透視式フ
ァインダとして虚像式ファインダのみを挙げたが、本発
明はこれに限定されず、実像式ファインダにも適用でき
る。また、クローズアップレンズは、1個の凸レンズか
ら構成したが、例えば全体として被写体を拡大して見る
ことができれば、複数枚構成としてもよい。この場合
は、収差をなくしてより鮮明な視野を得ることができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファイン
ダ装置は、接写撮影時の接写用ファインダ視野の中心部
を視覚的に拡大するクローズアップレンズを標準ファイ
ンダ視野枠内の挿入位置と標準ファインダ視野枠外の退
避位置との間で移動自在に設けたので、クローズアップ
レンズを透して被写体を観察するようにフレーミングす
ることにより、被写体が撮影画面のほぼ中心に配置され
た構図となって、結果的にパララックスが補正できる。
【0032】また、カメラまたはレンズ付きフイルムユ
ニットが有する標準撮影と接写撮影との切替機構に連動
してクローズアップレンズを挿入位置と退避位置との間
で移動させるので、面倒な操作を一切行うことなく、フ
ァインダ視野の切替を簡単に行うことができる。また、
ファインダ視野内のクローズアップレンズの有無により
標準撮影か接写撮影かを容易に判別できるため、カメラ
またはレンズ付きフイルムユニットが接写撮影モードに
なっているにもかかわらず標準撮影を行うようなミスを
防止できる。
【0033】また、クローズアップレンズは、標準ファ
インダ視野枠内の挿入位置にある時に、カメラまたはレ
ンズ付きフイルムユニットの接写撮影時で合焦状態にな
るフイルム面から被写体までの所定距離において被写体
が鮮明に観察され、その前後の距離では被写体がぼけて
観察されるものとしたので、接写撮影時のピント状態を
確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の構成を示す分解視図である。
【図3】ノーマルレンズとマクロレンズとの切替機構を
示す分解斜視図である。
【図4】露光用開口の前方にノーマルレンズをセットす
る標準撮影(A)とマクロレンズをセットする接写撮影
(B)の各状態を示す説明図である。
【図5】本発明を逆ガリレオファインダに適用した本実
施形態を示す説明図である。
【図6】本発明をアルバダ式逆ガリレオファインダに適
用した別の実施形態を示す説明図である。
【図7】本発明を光像枠採光式逆ガリレオファインダに
適用した別の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
4 ノーマルレンズ 5 マクロレンズ 7 切替ノブ 11,66 ファインダ窓 12 ファインダ 13 クローズアップレンズ 53 レンズホルダ 70 接写用ファインダ視野 80 アルバダ式逆ガリレオファインダ 85 光像枠採光式逆ガリレオファインダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透視式に標準撮影時の撮影範囲を示す標
    準ファインダ視野枠と、この標準ファインダ視野枠内の
    挿入位置と標準ファインダ視野枠外の退避位置との間で
    移動自在に設けられ、前記挿入位置にある時に接写撮影
    時の接写用ファインダ視野の中心部を視覚的に拡大する
    クローズアップレンズとからなることを特徴とするファ
    インダ装置。
  2. 【請求項2】 前記クローズアップレンズは、カメラま
    たはレンズ付きフイルムユニットが有する標準撮影と接
    写撮影とを切り替える切替機構に連動して挿入位置と退
    避位置との間を移動することを特徴とする請求項1記載
    のファインダ装置。
  3. 【請求項3】 前記クローズアップレンズは、前記挿入
    位置にある時に、カメラまたはレンズ付きフイルムユニ
    ットの接写撮影時で合焦状態になるフイルム面から被写
    体までの所定距離において被写体が鮮明に観察され、そ
    の前後の距離では被写体がぼけて観察されることを特徴
    とする請求項1または2記載のファインダ装置。
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