JP2002371508A - 橋梁用伸縮継手 - Google Patents

橋梁用伸縮継手

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JP2002371508A
JP2002371508A JP2001184728A JP2001184728A JP2002371508A JP 2002371508 A JP2002371508 A JP 2002371508A JP 2001184728 A JP2001184728 A JP 2001184728A JP 2001184728 A JP2001184728 A JP 2001184728A JP 2002371508 A JP2002371508 A JP 2002371508A
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JP
Japan
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steel plate
bridge
rubber
rubber portion
expansion joint
Prior art date
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Application number
JP2001184728A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Yoshida
智和 吉田
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定用鋼板からこれを覆うゴム材が剥離して
いる状態を認知できる橋梁用伸縮継手を提供すること。 【解決手段】 中央ゴム部G1とこれの橋軸方向両側に配
された端ゴム部G2, G2とがそれぞれ剪断変形ゴム部G3で
繋がれて一体化されており、中央ゴム部G1には少なくと
も一つの荷重支持用鋼板1が、端ゴム部G2には薄ゴム層
gを介して二枚の断面L字状の固定用鋼板2a, 2bが、そ
れぞれ埋設されており、前記端ゴム部G2,G2に埋設され
た固定用鋼板2a, 2bが橋桁H,H、又は橋桁と橋台に形
成された取付面にアンカー止めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路橋等の橋梁
用伸縮継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の橋梁用伸縮継手としては、例え
ば図5に示すように、中央ゴム部G1とこれの橋軸方向両
側に配された端ゴム部G2, G2とがそれぞれ剪断変形ゴム
部G3で繋がれて一体化されていると共に、中央ゴム部G1
には一つの荷重支持用鋼板90が、端ゴム部G2には断面L
字状の固定用鋼板91が、それぞれ埋設されており、前記
端ゴム部G2に埋設された固定用鋼板91が橋桁Hに形成さ
れた取付面にアンカー止めされる。ここで、この継手で
は、中央ゴム部G1や端ゴム部G2, G2を構成するゴム材と
荷重支持用鋼板90や固定用鋼板91とは加硫接着されてお
り、他方、上記剪断変形ゴム部G3の剪断変形によって環
境温度変化に伴う橋桁H,H端部の相対移動が吸収でき
るようになっている。
【0003】しかしながら、この橋梁用伸縮継手は、上
述の如く荷重支持用鋼板90や固定用鋼板91は中央ゴム部
G1や端ゴム部G2を構成するゴム材により覆われているか
ら、これら鋼板90, 91に亀裂が生じたり又は破断した場
合でも外観から認知できず、交換を必要とする時期が全
く判らないという問題がある。なお、この橋梁用伸縮継
手においては固定用鋼板91の亀裂や破断がほとんどであ
るが、このような事態が発生するのは、繰り返して作用
する輪荷重等によって固定用鋼板91からゴム材が剥離
し、この剥離した部分の鋼板に錆が発生して剛性が低下
するからであると考えられる。
【0004】したがって、この種の橋梁用伸縮継手を使
用する業界では、固定用鋼板91から端ゴム部G2を構成す
るゴム材が剥離している状態を認知できる橋梁用伸縮継
手が開発されることを待ち望んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、固定用鋼板からこれを覆うゴム材が剥離している状
態を認知できる橋梁用伸縮継手を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
この発明の橋梁用伸縮継手は、中央ゴム部とこれの橋軸
方向両側に配された端ゴム部とがそれぞれ剪断変形ゴム
部で繋がれて一体化されており、中央ゴム部には少なく
とも一つの荷重支持用鋼板が、端ゴム部には薄ゴム層を
介して二枚の断面L字状の固定用鋼板が、それぞれ埋設
されており、前記端ゴム部に埋設された固定用鋼板が橋
桁、又は橋桁と橋台に形成された取付面にアンカー止め
される。 (請求項2記載の発明)この発明の橋梁用伸縮継手は、
中央ゴム部とこれの橋軸方向両側に配された端ゴム部と
がそれぞれ剪断変形ゴム部で繋がれて一体化されてお
り、中央ゴム部には少なくとも一つの荷重支持用鋼板
が、端ゴム部には断面L字状の固定用鋼板が、それぞれ
埋設されており、前記端ゴム部に埋設された固定用鋼板
が橋桁、又は橋桁と橋台に形成された取付面にアンカー
止めされるものであって、前記固定用鋼板の水平鋼板部
の上方に薄ゴム層を介して水平鋼板を埋設してある。
【0007】なお、上記発明の橋梁用伸縮継手の作用・
効果については、以下の発明の実施の形態の欄で明らか
にする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態の橋梁用伸縮
継手を図面に従って説明する。 〔実施形態1〕図1はこの発明の実施形態の橋梁用伸縮
継手Jの説明図である。 (橋梁用伸縮継手Jの基本的構成について)この橋梁用
伸縮継手Jは、図1に示すように、中央ゴム部G1とこれ
の橋軸方向両側に配された端ゴム部G2とがそれぞれ剪断
変形ゴム部G3で繋がれて一体化されていると共に、前記
中央ゴム部G1に一つの荷重支持用鋼板1が、端ゴム部G2
に薄ゴム層gを介して二枚の断面L字状の固定用部材2
a,2bが、それぞれ埋設されており、前記剪断変形ゴム
部G3の剪断変形によって環境温度変化に伴う橋桁H,H
(橋桁と橋台の関係の場合もある)端部の相対移動を吸
収できるようにしてある。
【0009】なお、この橋梁用伸縮継手Jは、図1に示
すように、固定用鋼板2a,2bをアンカーボルトABで橋
桁Hに固定する態様で、橋桁H,H相互間に設置されて
いる。 (中央ゴム部G1、端ゴム部G2、剪断変形ゴム部G3及び薄
ゴム層gについて)これらゴム部G1,G2,G3及び薄ゴム
層gとしては、耐磨耗性等の橋梁用伸縮継手としての耐
久性を考慮して、この実施形態ではクロロプレンゴムを
採用している。 (荷重支持用鋼板1について)荷重支持用鋼板1は、図
1に示すように固定用鋼板1より少し厚みが大きい平鋼
板により構成されており、橋軸方向の幅は橋桁H,H相
互間距離が最大になったときでも、平面視で固定用鋼板
2a,2bの内端と重なるように設定してある。
【0010】なお、この荷重支持用鋼板1は中央ゴム部
G1に対して加硫接着状態になっている。 (固定用鋼板2a,2bについて)固定用鋼板2aは、図1に
示すように、水平鋼板部20aと直立鋼板部21aとから成
るものであり、前記水平鋼板部20aにおける直立鋼板部
21a近傍にはボルト用挿入孔22aを橋軸直角方向に一定
間隔で穿設してある。
【0011】固定用鋼板2bは、図1に示すように、水平
鋼板部20bと直立鋼板部21bとから成るものであり、前
記水平鋼板部20bにおける直立鋼板部21b近傍にはボル
ト用挿入孔22bを橋軸直角方向に一定間隔で穿設してあ
る。
【0012】ここで、固定用鋼板2a,2bが図1に示した
状態において、水平鋼板部20aと水平鋼板部20bとの内
端位置が、直立鋼板部21aと直立鋼板部21bの上端位置
が、それぞれ一致しており、他方、挿入孔22a,22bの
位置も一致している。
【0013】なお、これら固定用鋼板2a,2bは端ゴム部
G2に対して加硫接着状態になっている。 (固定用鋼板2の状態を認知する方法)この橋梁用伸縮
継手Jの固定用鋼板2a,2bの内端部において図2に示す
ように、薄ゴム層gを含むゴム部G2が剥離(同図におい
て剥離部を符号Kで示す)すると、前記固定用鋼板2a,
2bの内端部の移動の自由度が増し、車両通過時において
固定用鋼板2a,2bと端ゴム部G2の薄ゴム層g相互が衝突
することが多くなる。つまり、例えばポコンポコンとい
うような鋼板とゴム材との衝突音が発生する。
【0014】上記のような衝突音は剥離が大きくなった
ときには耳でも聞こえるようになるが、剥離の初期時に
衝突音を発見したい場合には、小さな衝突音をマイク等
でひらいオシロスコープ等で波形を見れるようにすれば
よい。 〔他の実施形態〕 .上記実施形態では、端ゴム部G2に薄ゴム層gを介し
て二枚の断面L字状の固定用鋼板2a, 2bを埋設している
が、これに限定されることなく、図3に示すように、断
面L字状の固定用鋼板2bにかえて水平鋼板2cとすること
ができる。この場合においても上記実施形態と同様の効
果を奏する。 .図4に示すような橋桁H,H相互間(遊間)が広い
場合に使用される橋梁用伸縮継手Jにこの発明を施すこ
ともできる。
【0015】この橋梁用伸縮継手Jは図4に示すよう
に、中央ゴム部G1に、二個の荷重支持用鋼板1、遊間U
を跨ぐ荷重支持用鋼板1’を埋設している。
【0016】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるから
次の効果を有する。
【0017】発明の実施の形態の欄に記載した内容か
ら、固定用鋼板からこれを覆うゴム材が剥離している状
態を認知できる橋梁用伸縮継手を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の橋梁用伸縮継手の断面
図。
【図2】前記橋梁用伸縮継手における固定用鋼板からゴ
ム材が剥離した状態を示す断面図。
【図3】他の実施形態の橋梁用伸縮継手の断面図。
【図4】他の実施形態の橋梁用伸縮継手の断面図。
【図5】先行技術の橋梁用伸縮継手の断面図。
【符号の説明】
H 橋桁 J 橋梁用伸縮継手 G1 中央ゴム部 G2 端ゴム部 G3 剪断変形ゴム部 g 薄ゴム層 1 荷重支持用鋼板 2a 固定用鋼板 2b 固定用鋼板 2c 水平鋼板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央ゴム部とこれの橋軸方向両側に配さ
    れた端ゴム部とがそれぞれ剪断変形ゴム部で繋がれて一
    体化されており、中央ゴム部には少なくとも一つの荷重
    支持用鋼板が、端ゴム部には薄ゴム層を介して二枚の断
    面L字状の固定用鋼板が、それぞれ埋設されており、前
    記端ゴム部に埋設された固定用鋼板が橋桁、又は橋桁と
    橋台に形成された取付面にアンカー止めされることを特
    徴とする橋梁用伸縮継手。
  2. 【請求項2】 中央ゴム部とこれの橋軸方向両側に配さ
    れた端ゴム部とがそれぞれ剪断変形ゴム部で繋がれて一
    体化されており、中央ゴム部には少なくとも一つの荷重
    支持用鋼板が、端ゴム部には断面L字状の固定用鋼板
    が、それぞれ埋設されており、前記端ゴム部に埋設され
    た固定用鋼板が橋桁、又は橋桁と橋台に形成された取付
    面にアンカー止めされるものであって、前記固定用鋼板
    の水平鋼板部の上方に薄ゴム層を介して水平鋼板を埋設
    してあることを特徴とする橋梁用伸縮継手。
JP2001184728A 2001-06-19 2001-06-19 橋梁用伸縮継手 Pending JP2002371508A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100805849B1 (ko) 2007-10-29 2008-02-21 고삼석 구조물 이음장치 및 그 시공방법

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