JP2002370560A - 化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方法 - Google Patents
化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アクセルペダルの踏込量、踏込速度、踏込加速
度などを検出・演算し、その瞬間の車速変化、エンジン
運転状態などと照合し、適切なアクセル操作を車両内表
示器に示して運転者に燃費の良いアクセルワークの情報
を提供することでＣＯ２の削減に寄与する。 【解決手段】化石燃料を使用した車両であって、車両搭
載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する機構におい
て、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車速パルス識
別手段と、エンジンの回転速度を識別するエンジン回転
数識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃料噴射パル
ス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合を識別する
アクセルペダル・ストローク識別手段と、ギア位置を識
別するギア位置識別手段と、スロットル開度を識別する
スロットル開度識別手段を有し、それら各手段より得ら
れたデータと車両別推奨運転パターンデータとを比較判
定部において比較し、運転者にアクセル踏込の最適値を
指示する。
度などを検出・演算し、その瞬間の車速変化、エンジン
運転状態などと照合し、適切なアクセル操作を車両内表
示器に示して運転者に燃費の良いアクセルワークの情報
を提供することでＣＯ２の削減に寄与する。 【解決手段】化石燃料を使用した車両であって、車両搭
載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する機構におい
て、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車速パルス識
別手段と、エンジンの回転速度を識別するエンジン回転
数識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃料噴射パル
ス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合を識別する
アクセルペダル・ストローク識別手段と、ギア位置を識
別するギア位置識別手段と、スロットル開度を識別する
スロットル開度識別手段を有し、それら各手段より得ら
れたデータと車両別推奨運転パターンデータとを比較判
定部において比較し、運転者にアクセル踏込の最適値を
指示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、化石燃料を使用し
た車両の燃費についてなるべく無駄の無い状態を運転者
に通知し、排出されるＣＯ２を削減できるようにした車
両内表示装置に関する。
た車両の燃費についてなるべく無駄の無い状態を運転者
に通知し、排出されるＣＯ２を削減できるようにした車
両内表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＩＰＣＣ（気候変動に関する政府
間パネル）の発表によれば、年間のＣＯ２排出量は、約
２６０億トン、うち毎年約１２０億トンが大気中に堆積
され、地球温暖化の要因になっているとしている。
間パネル）の発表によれば、年間のＣＯ２排出量は、約
２６０億トン、うち毎年約１２０億トンが大気中に堆積
され、地球温暖化の要因になっているとしている。
【０００３】このＣＯ２排出量のうち、約２０％強が運
輸部門、そのまた７０％が自家用車両からの排出だとい
われている。つまり年間１７億トンのＣＯ２が化石燃料
を使用した車両によってたれ流されている。
輸部門、そのまた７０％が自家用車両からの排出だとい
われている。つまり年間１７億トンのＣＯ２が化石燃料
を使用した車両によってたれ流されている。
【０００４】また、話題の燃料電池車をはじめとする、
各種ＥＶ（電気車両）にはまだまだ克服すべき問題が山
積みであり、本格的な普及には時間を必要としている。
その為化石燃料を使用した車両を運転者の技量に任せて
使用しているのが現状である。
各種ＥＶ（電気車両）にはまだまだ克服すべき問題が山
積みであり、本格的な普及には時間を必要としている。
その為化石燃料を使用した車両を運転者の技量に任せて
使用しているのが現状である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、従来の
化石燃料を使用した車両を運転手の技量に任せて使用し
ている状態では、ＣＯ２は目に見えないため、ＣＯ２削
減といっても実感に乏しいものがある。
化石燃料を使用した車両を運転手の技量に任せて使用し
ている状態では、ＣＯ２は目に見えないため、ＣＯ２削
減といっても実感に乏しいものがある。
【０００６】ガソリン１リットルを燃焼させる毎に、
２．３５９ｋｇのＣＯ２を発生させるのであり、例とし
て東京から箱根を往復する場合を考える。
２．３５９ｋｇのＣＯ２を発生させるのであり、例とし
て東京から箱根を往復する場合を考える。
【０００７】距離は２００ｋｍであり、８ｋｍ／リット
ルの燃費の車であれば、２５リットルのガソリンを消費
する。ガソリンの比重は、約０．７５であるので２５リ
ットルは約１８．７５ｋｇであり、その間に排出される
ＣＯ２は５８．９８ｋｇになる。つまり箱根を往復する
と、１８ｋｇのガソリン分だけ軽くなる代りに、５８ｋ
ｇのＣＯ２を排出する事となる。このＣＯ２は大気中に
放出されているのであり、地球温暖化の原因となる。
ルの燃費の車であれば、２５リットルのガソリンを消費
する。ガソリンの比重は、約０．７５であるので２５リ
ットルは約１８．７５ｋｇであり、その間に排出される
ＣＯ２は５８．９８ｋｇになる。つまり箱根を往復する
と、１８ｋｇのガソリン分だけ軽くなる代りに、５８ｋ
ｇのＣＯ２を排出する事となる。このＣＯ２は大気中に
放出されているのであり、地球温暖化の原因となる。
【０００８】燃費は運転者によって同一速度下で、３０
〜５０％もの幅で上下することがあり、より燃費の良い
走り方が出来ないと、極端に燃費が悪くなってしまう。
ＣＯ ２削減に大きく関わる、燃費の指標は日本国内では
「１０・１５モード」と呼ばれる測定方法によるものだ
けであり、アメリカ合衆国の「ＬＡ４」、ＥＵの「Ｅｕ
ｒｏ．Ｓｔｄ４」などの測定方法によると国産車の優秀
性は再現されない。その為、目に見えるＣＯ２排出量、
及び国際基準の燃費の指標が強く求められている。
〜５０％もの幅で上下することがあり、より燃費の良い
走り方が出来ないと、極端に燃費が悪くなってしまう。
ＣＯ ２削減に大きく関わる、燃費の指標は日本国内では
「１０・１５モード」と呼ばれる測定方法によるものだ
けであり、アメリカ合衆国の「ＬＡ４」、ＥＵの「Ｅｕ
ｒｏ．Ｓｔｄ４」などの測定方法によると国産車の優秀
性は再現されない。その為、目に見えるＣＯ２排出量、
及び国際基準の燃費の指標が強く求められている。
【０００９】これら燃費の善し悪しは車の発進時に特に
多きな燃費の差を産み、急加速、急発進が大きな要因と
なっているのは言うまでもない。
多きな燃費の差を産み、急加速、急発進が大きな要因と
なっているのは言うまでもない。
【００１０】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、アクセルペダルの踏込量、
踏込速度、踏込加速度などを検出・演算し、その瞬間の
車速変化、エンジン運転状態などと照合し、適切なアク
セル操作を車両内表示器に示して運転者に燃費の良いア
クセルワークの情報を提供することでＣＯ２の削減に寄
与することを目的とする。
のであり、本発明の目的は、アクセルペダルの踏込量、
踏込速度、踏込加速度などを検出・演算し、その瞬間の
車速変化、エンジン運転状態などと照合し、適切なアク
セル操作を車両内表示器に示して運転者に燃費の良いア
クセルワークの情報を提供することでＣＯ２の削減に寄
与することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、化石燃料を使
用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置に関
し、本発明の上記目的は、化石燃料を使用した車両であ
って、車両搭載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する
機構において、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車
速パルス識別手段と、エンジンの回転速度を識別するエ
ンジン回転数識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃
料噴射パルス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合
を識別するアクセルペダル・ストローク識別手段と、ギ
ア位置を識別するギア位置識別手段と、スロットル開度
を識別するスロットル開度識別手段を有し、それら各手
段より得られたデータと車両別推奨運転パターンデータ
とを比較判定部において比較し、運転者にアクセル踏込
の最適値を指示することによって達成される。
用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置に関
し、本発明の上記目的は、化石燃料を使用した車両であ
って、車両搭載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する
機構において、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車
速パルス識別手段と、エンジンの回転速度を識別するエ
ンジン回転数識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃
料噴射パルス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合
を識別するアクセルペダル・ストローク識別手段と、ギ
ア位置を識別するギア位置識別手段と、スロットル開度
を識別するスロットル開度識別手段を有し、それら各手
段より得られたデータと車両別推奨運転パターンデータ
とを比較判定部において比較し、運転者にアクセル踏込
の最適値を指示することによって達成される。
【００１２】また、本発明の上記目的は、前記ギア位置
識別手段と前記車両内表示装置の表示とを比較判定し、
運転者に音声を用いて変速指示をすることにより、或は
前記車速パルス識別手段より、運転者が運転する車両の
単位時間の走向距離を求め、さらに前記燃料噴射パルス
識別手段よりその時の燃料消費量を算出し、区間燃費を
計算し表示することにより、或は前記車速パルス識別手
段より運転者が運転する車両の車速を求め、さらに燃料
噴射パルス識別手段よりエンジンへの燃料流量を求め、
瞬間燃費を計算し表示することにより、或は前記アクセ
ルペダル・ストローク識別手段より運転者が運転する車
両のアクセル操作速度およびアクセル操作加速度を求
め、さらに前記車速パルス識別手段より加速度及び加加
速度を求め、運転者の意図を判定し運転者の運転動作と
して認識することにより、或は前記アクセルペダル・ス
トローク識別手段より運転者が運転する車両のアクセル
操作速度及びアクセル操作加速度を求め、さらに車速パ
ルス識別手段より加速度及び加加速度を求め、運転者が
車両を運転する際の癖として認識することにより、或は
前記運転者の運転動作と前記運転者が車両を運転する際
の癖と、さらに前記エンジン回転速度識別手段よりエン
ジン回転加速度を求め、エンジン負荷判定及び勾配判定
を行い、さらに前記車速パルス識別手段より加速度及び
加加速度を求め、さらに外部供給通信情報を用いること
により適切な加速度目標値を算出することにより、或は
前記運転者が車両を運転する際の癖を用いて表示を調整
することにより、或は外部サーバーより車両のモデル毎
に個別の車両特性のデータを用いた最良の燃料消費とな
り得る運転パターンをデータ送信にて各車両に送付しそ
のデータを前記比較判定部において反映させることによ
り、或は前記運転者が車両を運転する際の癖と、前記車
両推奨運転パターンまたは前記外部サーバと比較してそ
の結果を前記比較判定部に反映させることによって、よ
り効果的に達成される。
識別手段と前記車両内表示装置の表示とを比較判定し、
運転者に音声を用いて変速指示をすることにより、或は
前記車速パルス識別手段より、運転者が運転する車両の
単位時間の走向距離を求め、さらに前記燃料噴射パルス
識別手段よりその時の燃料消費量を算出し、区間燃費を
計算し表示することにより、或は前記車速パルス識別手
段より運転者が運転する車両の車速を求め、さらに燃料
噴射パルス識別手段よりエンジンへの燃料流量を求め、
瞬間燃費を計算し表示することにより、或は前記アクセ
ルペダル・ストローク識別手段より運転者が運転する車
両のアクセル操作速度およびアクセル操作加速度を求
め、さらに前記車速パルス識別手段より加速度及び加加
速度を求め、運転者の意図を判定し運転者の運転動作と
して認識することにより、或は前記アクセルペダル・ス
トローク識別手段より運転者が運転する車両のアクセル
操作速度及びアクセル操作加速度を求め、さらに車速パ
ルス識別手段より加速度及び加加速度を求め、運転者が
車両を運転する際の癖として認識することにより、或は
前記運転者の運転動作と前記運転者が車両を運転する際
の癖と、さらに前記エンジン回転速度識別手段よりエン
ジン回転加速度を求め、エンジン負荷判定及び勾配判定
を行い、さらに前記車速パルス識別手段より加速度及び
加加速度を求め、さらに外部供給通信情報を用いること
により適切な加速度目標値を算出することにより、或は
前記運転者が車両を運転する際の癖を用いて表示を調整
することにより、或は外部サーバーより車両のモデル毎
に個別の車両特性のデータを用いた最良の燃料消費とな
り得る運転パターンをデータ送信にて各車両に送付しそ
のデータを前記比較判定部において反映させることによ
り、或は前記運転者が車両を運転する際の癖と、前記車
両推奨運転パターンまたは前記外部サーバと比較してそ
の結果を前記比較判定部に反映させることによって、よ
り効果的に達成される。
【００１３】さらにまた、化石燃料を使用した車両であ
って、車両搭載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する
機構において、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車
速パルス識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃料噴
射パルス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合を識
別するアクセルペダル・ストローク識別手段と、スロッ
トル開度を識別するス 両別推奨運転パターンデータと
を比較判定部において比較し、さらに前記運転者のアク
セル操作を分析し、前記運転者の意図及び癖を反映して
表示する方法によって、より効果的に達成される。
って、車両搭載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する
機構において、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車
速パルス識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃料噴
射パルス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合を識
別するアクセルペダル・ストローク識別手段と、スロッ
トル開度を識別するス 両別推奨運転パターンデータと
を比較判定部において比較し、さらに前記運転者のアク
セル操作を分析し、前記運転者の意図及び癖を反映して
表示する方法によって、より効果的に達成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明は、運転者が化石燃料を使
用した車両を運転する際に、アクセルペダルの踏込量、
踏込速度、踏込加速度などを検出演算し、その瞬間の車
速変化、エンジン運転状態などと照合することにより、
適切なアクセル踏込位置を車両内表示装置に表示する。
また、運転者の走行パターン、運転操作の習癖、車両特
性などをデータとして蓄積・分析し、より良好な燃費消
費となる運転パターンを演算・案出し、瞬間毎に適切な
加減速操作を車両内表示装置に表示する。それによって
運転者が化石燃料を使用した車両を運転する際に排出さ
れるＣＯ２の量を削減するための指標を示す。
用した車両を運転する際に、アクセルペダルの踏込量、
踏込速度、踏込加速度などを検出演算し、その瞬間の車
速変化、エンジン運転状態などと照合することにより、
適切なアクセル踏込位置を車両内表示装置に表示する。
また、運転者の走行パターン、運転操作の習癖、車両特
性などをデータとして蓄積・分析し、より良好な燃費消
費となる運転パターンを演算・案出し、瞬間毎に適切な
加減速操作を車両内表示装置に表示する。それによって
運転者が化石燃料を使用した車両を運転する際に排出さ
れるＣＯ２の量を削減するための指標を示す。
【００１５】以下に、本発明に関わる化石燃料を使用し
た車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方
法を、図面を参照して説明する。
た車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方
法を、図面を参照して説明する。
【００１６】図１は、本発明に関わる化石燃料を使用し
た車両の最適アクセル動作の車両内表示装置の構成を示
す概略図である。
た車両の最適アクセル動作の車両内表示装置の構成を示
す概略図である。
【００１７】化石燃料を使用した車両はＥＣＵ（エンジ
ン・コントロール・ユニット）１００と呼ばれる電子制
御装置によって制御されている。このＥＣＵによって化
石燃料を使用したエンジンの制御は、燃料噴射制御を中
心に、点火時期制御、ノック制御、アイドル回転数制
御、ダイアノーシスなどをマイクロコンピュータによっ
て総合的に制御し、エンジンを最適な状態で動作させ、
動力性能改善、排出ガス浄化、燃費改善等の効果を得て
いる。本発明では、その中でも車速パルス、エンジン回
転速度、燃料噴射パルス、アクセルペダル・ストロー
ク、ギア位置、スロットル開度の情報を取り出して車両
の状態として最適アクセル動作の車両内表示装置の車両
側データとして反映させる。
ン・コントロール・ユニット）１００と呼ばれる電子制
御装置によって制御されている。このＥＣＵによって化
石燃料を使用したエンジンの制御は、燃料噴射制御を中
心に、点火時期制御、ノック制御、アイドル回転数制
御、ダイアノーシスなどをマイクロコンピュータによっ
て総合的に制御し、エンジンを最適な状態で動作させ、
動力性能改善、排出ガス浄化、燃費改善等の効果を得て
いる。本発明では、その中でも車速パルス、エンジン回
転速度、燃料噴射パルス、アクセルペダル・ストロー
ク、ギア位置、スロットル開度の情報を取り出して車両
の状態として最適アクセル動作の車両内表示装置の車両
側データとして反映させる。
【００１８】車速パルス識別手段２００は、車の速度を
認識するものであり、車速パルス２０１から以下の式を
用いて車速を導くことが出来る。
認識するものであり、車速パルス２０１から以下の式を
用いて車速を導くことが出来る。
【００１９】 パルス数／時間×ｋ（定数）＝車速 （１） この時、定数ｋは各車両独自の定数である。
【００２０】車速が求められることにより、車速の積分
項＝距離２０２として求めることが出来る。この距離
は、一定区間の距離であり、後述する燃料消費量４０２
のデータをもとに、一定区間の燃費計算２０５を行うこ
とが可能である。この燃費計算２０５の結果は、蓄積・
表示２０７され、車両内表示装置によって運転者に通知
される。また、導き出された車速の瞬間自走距離及び後
述する瞬間燃料流量４０１によってその瞬間の燃費計算
２０６をも導き出すことが可能である。この瞬間の燃費
計算２０６も、一定区間の燃費計算と共に車両内表示装
置上に表示され、運転者に通知される。
項＝距離２０２として求めることが出来る。この距離
は、一定区間の距離であり、後述する燃料消費量４０２
のデータをもとに、一定区間の燃費計算２０５を行うこ
とが可能である。この燃費計算２０５の結果は、蓄積・
表示２０７され、車両内表示装置によって運転者に通知
される。また、導き出された車速の瞬間自走距離及び後
述する瞬間燃料流量４０１によってその瞬間の燃費計算
２０６をも導き出すことが可能である。この瞬間の燃費
計算２０６も、一定区間の燃費計算と共に車両内表示装
置上に表示され、運転者に通知される。
【００２１】また、（１）の式から得られる車速と、そ
の車速を一階微分して得られる車両の加速度２０３と、
二階微分して得られる車両の加加速度２０４とが比較判
定手段１３００へと送られ、車両内表示装置のデータの
一つとなる。
の車速を一階微分して得られる車両の加速度２０３と、
二階微分して得られる車両の加加速度２０４とが比較判
定手段１３００へと送られ、車両内表示装置のデータの
一つとなる。
【００２２】エンジン回転数識別手段３００は、車両の
エンジンの回転数を認識する手段であり、エンジンブレ
ーキ状態やエンジンの過回転による損傷を防ぎ、燃料カ
ット及び噴射のために回転数を計測している。そのパル
スを利用して、エンジンの回転速度３０１及びそのエン
ジンの回転速度３０１を一階微分することにより、エン
ジン回転加速度３０２が得られる。上述した車速パルス
２０１と、その一階微分の加速度２０３と、二階微分の
加加速度２０４である、これらの要素を用いることによ
りエンジン負荷判定３０３及び勾配判定３０４が行われ
る。これら判定は、比較判定部１３００及び適切な加速
度の目標値５０６を算出するソースとしてその結果を送
られる。また、上述したエンジン回転速度３０１及びそ
れを一階微分したエンジン回転加速度３０２のデータを
比較判定部１３００のソースとしてデータを送られる。
エンジンの回転数を認識する手段であり、エンジンブレ
ーキ状態やエンジンの過回転による損傷を防ぎ、燃料カ
ット及び噴射のために回転数を計測している。そのパル
スを利用して、エンジンの回転速度３０１及びそのエン
ジンの回転速度３０１を一階微分することにより、エン
ジン回転加速度３０２が得られる。上述した車速パルス
２０１と、その一階微分の加速度２０３と、二階微分の
加加速度２０４である、これらの要素を用いることによ
りエンジン負荷判定３０３及び勾配判定３０４が行われ
る。これら判定は、比較判定部１３００及び適切な加速
度の目標値５０６を算出するソースとしてその結果を送
られる。また、上述したエンジン回転速度３０１及びそ
れを一階微分したエンジン回転加速度３０２のデータを
比較判定部１３００のソースとしてデータを送られる。
【００２３】燃料噴射パルス識別手段４００は、ＥＣＵ
１００の制御項目である燃料噴射制御によって噴射され
た燃料の量を識別する。燃料噴射制御は、エンジンの動
力性能改善、排出ガス浄化、燃費改善、運転者ビリティ
向上等を目的としてエンジンの状態を検出する各センサ
の信号からエンジンに必要な燃料量を演算し、最適な空
気燃費比となるように燃費の噴射量を制御するものであ
る。噴射量は、インジェクタの通電時間によって決めら
れる。燃料噴射は、エンジン回転に同期して、各気筒の
インジェクタを制御する同期噴射が多く採用されてい
る。加速時の応答性向上などの為、同期噴射とは別に非
同期噴射を行うものもある。そのような燃料噴射制御に
より燃料噴射パルスを識別することが可能となり、その
パルスを用いて以下の式が導かれる。
１００の制御項目である燃料噴射制御によって噴射され
た燃料の量を識別する。燃料噴射制御は、エンジンの動
力性能改善、排出ガス浄化、燃費改善、運転者ビリティ
向上等を目的としてエンジンの状態を検出する各センサ
の信号からエンジンに必要な燃料量を演算し、最適な空
気燃費比となるように燃費の噴射量を制御するものであ
る。噴射量は、インジェクタの通電時間によって決めら
れる。燃料噴射は、エンジン回転に同期して、各気筒の
インジェクタを制御する同期噴射が多く採用されてい
る。加速時の応答性向上などの為、同期噴射とは別に非
同期噴射を行うものもある。そのような燃料噴射制御に
より燃料噴射パルスを識別することが可能となり、その
パルスを用いて以下の式が導かれる。
【００２４】 単位時間内のパルス長＝燃料流量４０１ （２） また、（２）の式より得られた燃料流量４０１を積分す
ることで、燃料消費量４０２を得ることが出来る。この
燃料消費量４０２と上述の距離２０２とを組み合わせる
ことにより、区間燃料計算２０５を得ることが出来る。
ることで、燃料消費量４０２を得ることが出来る。この
燃料消費量４０２と上述の距離２０２とを組み合わせる
ことにより、区間燃料計算２０５を得ることが出来る。
【００２５】この燃料パルスから得られた燃料流量は、
比較判定部１３００に車両内表示装置のソースとして送
られる。
比較判定部１３００に車両内表示装置のソースとして送
られる。
【００２６】アクセルペダル・ストローク識別手段５０
０では、運転者が操作するアクセルペダルの踏み具合を
認識する。運転者が踏むアクセルペダルの踏込具合によ
り、ＥＣＵ１００は車両の速度を上げるために、エンジ
ン回転数や燃料流量に影響を与える。その情報は、比較
判定部１３００へと送られ車両内表示装置のデータソー
スとなる。
０では、運転者が操作するアクセルペダルの踏み具合を
認識する。運転者が踏むアクセルペダルの踏込具合によ
り、ＥＣＵ１００は車両の速度を上げるために、エンジ
ン回転数や燃料流量に影響を与える。その情報は、比較
判定部１３００へと送られ車両内表示装置のデータソー
スとなる。
【００２７】また、その一階微分項はアクセル操作速度
５０２を示し、車速パルスの一階微分項である加速度２
０３及び車速パルスの二階微分項である加加速度２０４
のデータを用いて、運転者が行おうとしている意図を判
定５０４することが可能となる。即ち、スタートしよう
としているのか、更に速度を上げようとしているのか等
を認識することが可能である。
５０２を示し、車速パルスの一階微分項である加速度２
０３及び車速パルスの二階微分項である加加速度２０４
のデータを用いて、運転者が行おうとしている意図を判
定５０４することが可能となる。即ち、スタートしよう
としているのか、更に速度を上げようとしているのか等
を認識することが可能である。
【００２８】その情報に、エンジンの負荷判定３０３、
勾配判定３０４、車速パルスより得られる車両の加速度
２０３、車両の加加速度２０４、後述するナビゲーショ
ンデータ８０１より得られる走向道路判定８０２、外部
供給通信情報９０１より得られる渋滞情報９０２、運転
者の運転（アクセル）操作の癖５０５を加味して適切な
加速度目標値５０６を得ることが可能となる。その加速
度目標値５０６は、表示部１４００のソースとして、比
較判定部１３００へと送られる。
勾配判定３０４、車速パルスより得られる車両の加速度
２０３、車両の加加速度２０４、後述するナビゲーショ
ンデータ８０１より得られる走向道路判定８０２、外部
供給通信情報９０１より得られる渋滞情報９０２、運転
者の運転（アクセル）操作の癖５０５を加味して適切な
加速度目標値５０６を得ることが可能となる。その加速
度目標値５０６は、表示部１４００のソースとして、比
較判定部１３００へと送られる。
【００２９】さらには、アクセルペダル・ストロークの
二階微分項がアクセル操作加速度５０３を示す。上述し
たアクセル操作速度５０２、後述する車両推奨運転パタ
ーン１０００または外部サーバからの推奨運転パターン
１１００のデータを用いることにより、運転者の操作の
癖５０５のデータを取ることができる。
二階微分項がアクセル操作加速度５０３を示す。上述し
たアクセル操作速度５０２、後述する車両推奨運転パタ
ーン１０００または外部サーバからの推奨運転パターン
１１００のデータを用いることにより、運転者の操作の
癖５０５のデータを取ることができる。
【００３０】運転者の意図判定５０４、運転者の操作の
癖５０５、車両別推奨運転パターン１０００は、データ
として表示部１４００内の記憶媒体内に蓄積され、ＣＰ
Ｕによりさらに分析され、より良好な燃費消費となる運
転パターンを演出・算出し、瞬間毎に適切な加減速操作
を車両内表示部に示すことが出来るように表示調整部５
０７で徐々に補正していき、最適な表示が行えるように
なる。
癖５０５、車両別推奨運転パターン１０００は、データ
として表示部１４００内の記憶媒体内に蓄積され、ＣＰ
Ｕによりさらに分析され、より良好な燃費消費となる運
転パターンを演出・算出し、瞬間毎に適切な加減速操作
を車両内表示部に示すことが出来るように表示調整部５
０７で徐々に補正していき、最適な表示が行えるように
なる。
【００３１】ギア位置識別手段６００では、ＥＣＵ１０
０において、車速パルス２０１、後述するスロットル開
度７０１、各種スイッチ信号から、車両の走行状態を検
知し、変速点、ロックアップクラッチ作動点、クラッチ
油圧を演算し、最適な変速、ロックアップ作動を行って
いる。そのＥＣＵ１００よりギア位置の情報を取り出す
ことにより認識することが出来る。このギア位置と車両
表示装置のアクセル踏込状態を照らし合わせ、運転者に
対して、音等により変速支持部６０２よりアクセル踏込
の上げ下げを指示する。
０において、車速パルス２０１、後述するスロットル開
度７０１、各種スイッチ信号から、車両の走行状態を検
知し、変速点、ロックアップクラッチ作動点、クラッチ
油圧を演算し、最適な変速、ロックアップ作動を行って
いる。そのＥＣＵ１００よりギア位置の情報を取り出す
ことにより認識することが出来る。このギア位置と車両
表示装置のアクセル踏込状態を照らし合わせ、運転者に
対して、音等により変速支持部６０２よりアクセル踏込
の上げ下げを指示する。
【００３２】スロットル開度識別手段７００では、スロ
ットル開度センサを利用してスロットル開度７０１を検
出する。スロットル開度センサは、スロットルボディー
に取付けられ、スロットルバルブと連動してポテンショ
メータが動き、スロットル開度に比例した電圧を出力す
る。その電圧を検出することでスロットル開度を認識す
る。このスロットル開度は上述したエンジン負荷判定３
０３及び勾配判定３０４のデータソースとして利用され
る。
ットル開度センサを利用してスロットル開度７０１を検
出する。スロットル開度センサは、スロットルボディー
に取付けられ、スロットルバルブと連動してポテンショ
メータが動き、スロットル開度に比例した電圧を出力す
る。その電圧を検出することでスロットル開度を認識す
る。このスロットル開度は上述したエンジン負荷判定３
０３及び勾配判定３０４のデータソースとして利用され
る。
【００３３】また、ＥＣＵ１００以外からのデータとし
て以下のソースを用いる。
て以下のソースを用いる。
【００３４】ナビゲーションデータ識別手段８００で
は、ナビゲーションデータ８０１より、走行道路判定８
０２が行われる。走行道路によって、エンジン負荷等の
車両の状態が違う為にそのソースが必要となる。走行道
路とは、市街地、郊外路、幹線、高速道路、山岳地であ
り、そのアクセル・ストロークも変わってくる。
は、ナビゲーションデータ８０１より、走行道路判定８
０２が行われる。走行道路によって、エンジン負荷等の
車両の状態が違う為にそのソースが必要となる。走行道
路とは、市街地、郊外路、幹線、高速道路、山岳地であ
り、そのアクセル・ストロークも変わってくる。
【００３５】外部供給通信情報識別手段９００では、渋
滞情報９０２等の道路の現状を外部通信手段を用いてソ
ースとして利用する。様々なデータを保有している外部
サーバでは、車両のモデル毎に個別の車両特性を計測、
分析し、一般的使用、運行の中で最も最良の燃費消費と
なりうる運転パターン等を導出しておく。必要に応じて
その蓄積され、得たデータを個々の車両の情報処理・演
算ユニットにプログラムしておき、データ送信にて送付
し演算・表示内容に反映させる。現状では、これらのデ
ータは車両内表示装置内のメモリに記憶して使用される
が、車車間通信、路車間通信等のＩＴＳ（高度道路交通
システム）により、推奨運転パターンの分析結果、車両
特性データ、周辺の公通状況、周辺車両走向状況等の各
種情報供給が可能になった時点で、それらの情報を通信
などによって入手、演算内容に加えることで、道路交通
の中において、交通流を安定、最適化させ（流速を上
げ、安定させる）、また当該車両の燃料消費量を削減し
うる加減速操作を車両内表示器に示す。このデータを適
切な加速度目標値５０６のソースとして使用する。
滞情報９０２等の道路の現状を外部通信手段を用いてソ
ースとして利用する。様々なデータを保有している外部
サーバでは、車両のモデル毎に個別の車両特性を計測、
分析し、一般的使用、運行の中で最も最良の燃費消費と
なりうる運転パターン等を導出しておく。必要に応じて
その蓄積され、得たデータを個々の車両の情報処理・演
算ユニットにプログラムしておき、データ送信にて送付
し演算・表示内容に反映させる。現状では、これらのデ
ータは車両内表示装置内のメモリに記憶して使用される
が、車車間通信、路車間通信等のＩＴＳ（高度道路交通
システム）により、推奨運転パターンの分析結果、車両
特性データ、周辺の公通状況、周辺車両走向状況等の各
種情報供給が可能になった時点で、それらの情報を通信
などによって入手、演算内容に加えることで、道路交通
の中において、交通流を安定、最適化させ（流速を上
げ、安定させる）、また当該車両の燃料消費量を削減し
うる加減速操作を車両内表示器に示す。このデータを適
切な加速度目標値５０６のソースとして使用する。
【００３６】車両推奨運転パターン１０００は、運転者
が使用する化石燃料を使用した車両特有の最良の燃費適
性のデータである。これは、「１０・１５モード」測定
方法によるものではなく、現実的な実用燃費データを実
車を用いて測定し、公開することにより行われる。この
データを比較判定部１３００にソースとして送られる。
が使用する化石燃料を使用した車両特有の最良の燃費適
性のデータである。これは、「１０・１５モード」測定
方法によるものではなく、現実的な実用燃費データを実
車を用いて測定し、公開することにより行われる。この
データを比較判定部１３００にソースとして送られる。
【００３７】また、外部サーバからの推奨運転パターン
１１００は、上述したＩＴＳにより送受信されるデータ
である。これは、車両別推奨運転パターン１０００と組
合わせ、比較判定部１３００にソースとして送られる。
１１００は、上述したＩＴＳにより送受信されるデータ
である。これは、車両別推奨運転パターン１０００と組
合わせ、比較判定部１３００にソースとして送られる。
【００３８】運転者の操作の癖と、車両別推奨運転パタ
ーン１０００及び外部サーバからの推奨運転パターン１
１００とを比較する比較手段１２００を設け、比較判定
部１３００に表示調整をするためにそのデータも送られ
る。
ーン１０００及び外部サーバからの推奨運転パターン１
１００とを比較する比較手段１２００を設け、比較判定
部１３００に表示調整をするためにそのデータも送られ
る。
【００３９】比較判定部１３００では、送られてくる全
てのデータソースを用いて、運転者のアクセルペダル・
ストローク５０１と、車両の加速目標値とを比較し、そ
の誤差を表示できるように判定し、車両内表示器へと送
る。
てのデータソースを用いて、運転者のアクセルペダル・
ストローク５０１と、車両の加速目標値とを比較し、そ
の誤差を表示できるように判定し、車両内表示器へと送
る。
【００４０】表示部１４００では、比較判定部１３００
で得られた誤差を、運転者に見える形として表示する。
表示部には、アクセルの適切な踏み方を、適切であるか
踏みすぎであるかを色を用いて表示する。また、燃費に
ついて、区間燃費、瞬間燃費、予測燃費等を表示しす
る。
で得られた誤差を、運転者に見える形として表示する。
表示部には、アクセルの適切な踏み方を、適切であるか
踏みすぎであるかを色を用いて表示する。また、燃費に
ついて、区間燃費、瞬間燃費、予測燃費等を表示しす
る。
【００４１】図２は、車両内表示器の表示部１４００及
び表示画面の一例である。カーナビゲーション１５００
の表示部１５０１に表示部１４００が組み込まれてい
る。表示部１４００は、アクセルの適切な踏込具合の指
標をを示す指示部１４０１と、瞬間燃費、区間燃費等を
示す燃費値表示部１４０２とで構成されている。指示部
１４０１は、そのアクセルの踏み具合から、適切、止
め、踏みすぎの表示を行い、運転者にそのアクセル操作
が燃費の面から適しているのか、不適であるのかを指示
する。それに合わせ、運転者はアクセルの踏み具合を調
節し、適切な部分に表示を合わせようとすることによ
り、より燃費が良い運転が可能となりＣＯ２の排出量も
減らすことが出来る。
び表示画面の一例である。カーナビゲーション１５００
の表示部１５０１に表示部１４００が組み込まれてい
る。表示部１４００は、アクセルの適切な踏込具合の指
標をを示す指示部１４０１と、瞬間燃費、区間燃費等を
示す燃費値表示部１４０２とで構成されている。指示部
１４０１は、そのアクセルの踏み具合から、適切、止
め、踏みすぎの表示を行い、運転者にそのアクセル操作
が燃費の面から適しているのか、不適であるのかを指示
する。それに合わせ、運転者はアクセルの踏み具合を調
節し、適切な部分に表示を合わせようとすることによ
り、より燃費が良い運転が可能となりＣＯ２の排出量も
減らすことが出来る。
【００４２】燃費値表示部１４０２は、図１の概略図で
示された区間燃費２０５、瞬間燃費２０６の値を表示
し、これも運転者がより燃費の良い運転となるような指
標にすることができる。
示された区間燃費２０５、瞬間燃費２０６の値を表示
し、これも運転者がより燃費の良い運転となるような指
標にすることができる。
【００４３】さらには、運転者の安全を考えて音声を用
いて運転者に指示することも可能である。
いて運転者に指示することも可能である。
【００４４】図３は、車両内表示器の表示部１４００を
運転席のメータ１６００内に組み込んだものである。メ
ータ内に組み込むことで、運転者は各種メータを見なが
ら車両内表示器の表示部を参照することができ、運転を
する際になるべくわきを見ることなくアクセルペダルの
調節ができるのである。速度メータ１６０２、タコメー
タ１６０１、水温計１６０４、燃料計１６０５及び方向
指示板１６０３等の各種メータを運転者が見ることで、
現在の車の状態を把握しながら車両内表示器の表示部１
４００によって、より適確なアクセル操作が可能とな
る。図２の表示部と同様に、アクセルの適確な踏込具合
の指標を示す指示部１４０１と、瞬間燃費、区間燃費等
を示す燃費値表示部１４０２とで構成されている。メー
タ内組み込み型の車両内表示器も、脇見運転防止のため
音声を用いて、適確な踏込具合であるのか過剰に踏込ん
でいるのかを運転者に知らせることも可能である。
運転席のメータ１６００内に組み込んだものである。メ
ータ内に組み込むことで、運転者は各種メータを見なが
ら車両内表示器の表示部を参照することができ、運転を
する際になるべくわきを見ることなくアクセルペダルの
調節ができるのである。速度メータ１６０２、タコメー
タ１６０１、水温計１６０４、燃料計１６０５及び方向
指示板１６０３等の各種メータを運転者が見ることで、
現在の車の状態を把握しながら車両内表示器の表示部１
４００によって、より適確なアクセル操作が可能とな
る。図２の表示部と同様に、アクセルの適確な踏込具合
の指標を示す指示部１４０１と、瞬間燃費、区間燃費等
を示す燃費値表示部１４０２とで構成されている。メー
タ内組み込み型の車両内表示器も、脇見運転防止のため
音声を用いて、適確な踏込具合であるのか過剰に踏込ん
でいるのかを運転者に知らせることも可能である。
【００４５】なお、本発明に関わる車両内表示装置は専
用表示器を用いて単独で設置することも可能であり、本
実施例には限定されない。
用表示器を用いて単独で設置することも可能であり、本
実施例には限定されない。
【００４６】
【発明の効果】以上のように、本発明に関わる化石燃料
を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及
びその方法によれば、運転者に最適の燃費で走向できる
指標を与えることにより、現在よりも、３０％から５０
％の燃費改善が可能である。また、燃費改善が実現され
ることからＣＯ２の削減にもつながり、地球温暖化の防
止にも貢献する。
を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及
びその方法によれば、運転者に最適の燃費で走向できる
指標を与えることにより、現在よりも、３０％から５０
％の燃費改善が可能である。また、燃費改善が実現され
ることからＣＯ２の削減にもつながり、地球温暖化の防
止にも貢献する。
【図１】本発明の基本的概念図を示すブロック構成図で
ある。
ある。
【図２】化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の
車両内表示装置のカーナビゲーションに組み込まれた表
示部の一例である。
車両内表示装置のカーナビゲーションに組み込まれた表
示部の一例である。
【図３】化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の
車両内表示装置の運転席のメータに組み込まれた表示部
の一例である。
車両内表示装置の運転席のメータに組み込まれた表示部
の一例である。
１００ ＥＣＵ ２００ 車速パルス識別手段 ２０１ 車速パルス ２０２ 距離 ２０３ 加速度 ２０４ 加加速度 ２０５ 区間燃費 ２０６ 間燃費 ２０７ 蓄積・表示 ２０８ 表示 ３００ エンジン回転速度識別手段 ３０１ エンジン回転速度 ３０２ エンジン回転加速度 ３０３ エンジン負荷判定 ３０４ 勾配判定 ４００ 燃料噴射パルス識別手段 ４０１ 燃料流量 ４０２ 燃料消費量 ５００ アクセルペダル・ストローク識別手段 ５０１ アクセルペダル・ストローク ５０２ アクセル操作速度 ５０３ アクセル操作加速度 ５０４ 運転者の意図判定 ５０５ 運転者の操作の癖判定 ５０６ 適切な加速度目標値 ５０７ 表示調整 ６００ ギア位置識別手段 ６０１ ギア位置 ６０２ 変速指示 ７００ スロットル開度識別手段 ７０１ スロットル開度 ８００ ナビゲーションデータ識別手段 ８０１ ナビゲーションデータ ８０２ 走向道路判定 ９００ 外部供給通信情報識別手段 ９０１ 外部供給通信情報 ９０２ 渋滞情報 １０００ 車両別推奨運転パターン １１００ 外部サーバからの推奨運転パターン １２００ 比較手段 １３００ 比較判定部 １４００ 表示部 １４０１ 指示部 １４０２ 燃費値表示部 １５００ カーナビゲーション １５０１ 表示部 １６００ 運転席のメータ １６０１ タコメータ １６０２ 速度メータ １６０３ 方向指示板 １６０４ 水温計 １６０５ 燃料計
Claims (11)
- 【請求項１】化石燃料を使用した車両であって、車両搭
載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する機構におい
て、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車速パルス識
別手段と、エンジンの回転速度を識別するエンジン回転
数識別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃料噴射パル
ス識別手段と、運転者のアクセルの踏込具合を識別する
アクセルペダル・ストローク識別手段と、ギア位置を識
別するギア位置識別手段と、スロットル開度を識別する
スロットル開度識別手段を有し、それら各手段より得ら
れたデータと車両別推奨運転パターンデータとを比較判
定部において比較し、運転者にアクセル踏込の最適値を
指示することを特徴とする化石燃料を使用した車両の最
適アクセル動作の車両内表示装置。 - 【請求項２】前記ギア位置識別手段と前記車両内表示装
置の表示とを比較判定し、運転者に音声を用いて変速指
示をする請求項１に記載の化石燃料を使用した車両の最
適アクセル動作の車両内表示装置。 - 【請求項３】前記車速パルス識別手段より、運転者が運
転する車両の単位時間の走向距離を求め、さらに前記燃
料噴射パルス識別手段よりその時の燃料消費量を算出
し、区間燃費を計算し表示する請求項１に記載の化石燃
料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装
置。 - 【請求項４】前記車速パルス識別手段より運転者が運転
する車両の車速を求め、さらに燃料噴射パルス識別手段
よりエンジンへの燃料流量を求め、瞬間燃費を計算し表
示する請求項１に記載の化石燃料を使用した車両の最適
アクセル動作の車両内表示装置。 - 【請求項５】前記アクセルペダル・ストローク識別手段
より運転者が運転する車両のアクセル操作速度およびア
クセル操作加速度を求め、さらに前記車速パルス識別手
段より加速度及び加加速度を求め、運転者の意図を判定
し運転者の運転動作をデータとして認識する請求項１に
記載の化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車
両内表示装置。 - 【請求項６】前記アクセルペダル・ストローク識別手段
より運転者が運転する車両のアクセル操作速度及びアク
セル操作加速度を求め、さらに車速パルス識別手段より
加速度及び加加速度を求め、運転者が車両を運転する際
の癖をデータとして認識する請求項１に記載の化石燃料
を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置。 - 【請求項７】前記運転者の運転動作と前記運転者が車両
を運転する際の癖と、さらに前記エンジン回転速度識別
手段よりエンジン回転加速度を求め、エンジン負荷判定
及び勾配判定を行い、さらに前記車速パルス識別手段よ
り加速度及び加加速度を求め、さらに外部供給通信情報
を用いることにより適切な加速度目標値を算出する請求
項５または請求項６に記載の化石燃料を使用した車両の
最適アクセル動作の車両内表示装置。 - 【請求項８】前記運転者が車両を運転する際の癖を用い
て表示を調整する請求項６に記載の化石燃料を使用した
車両の最適アクセル動作の車両内表示装置。 - 【請求項９】外部サーバーより車両のモデル毎に個別の
車両特性のデータを用いた最良の燃料消費となり得る運
転パターンをデータ送信にて各車両に送付しそのデータ
を前記比較判定部において反映させる請求項１に記載の
化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表
示装置。 - 【請求項１０】前記運転者が車両を運転する際の癖と、
前記車両推奨運転パターンまたは前記外部サーバと比較
してその結果を前記比較判定部に反映させる請求項１、
６または９に記載の化石燃料を使用した車両の最適アク
セル動作の車両内表示装置。 - 【請求項１１】化石燃料を使用した車両であって、車両
搭載ＥＣＵを用いてその車両を電子制御する機構におい
て、上記ＥＣＵより車速パルスを識別する車速パルス識
別手段と、燃料噴射パルスを識別する燃料噴射パルス識
別手段と、運転者のアクセルの踏込具合を識別するアク
セルペダル・ストローク識別手段と、スロットル開度を
識別するスロットル開度識別手段を有し、それら各手段
から得られたデータと車両別推奨運転パターンデータと
を比較判定部において比較し、さらに前記運転者のアク
セル操作を分析し、前記運転者の意図及び癖を反映して
表示することを特徴とする化石燃料を使用した車両の最
適アクセル動作の車両内表示方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001180353A JP2002370560A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001180353A JP2002370560A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002370560A true JP2002370560A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19020789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001180353A Pending JP2002370560A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 化石燃料を使用した車両の最適アクセル動作の車両内表示装置及びその方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002370560A (ja) |
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