JP2002370337A - 表裏印刷機 - Google Patents

表裏印刷機

Info

Publication number
JP2002370337A
JP2002370337A JP2001184680A JP2001184680A JP2002370337A JP 2002370337 A JP2002370337 A JP 2002370337A JP 2001184680 A JP2001184680 A JP 2001184680A JP 2001184680 A JP2001184680 A JP 2001184680A JP 2002370337 A JP2002370337 A JP 2002370337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
paper
cylinder
unit
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184680A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Kishine
寿明 岸根
Masahiro Sumida
正洋 隅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd
Original Assignee
Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd filed Critical Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd
Priority to JP2001184680A priority Critical patent/JP2002370337A/ja
Publication of JP2002370337A publication Critical patent/JP2002370337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ユニットの印刷胴部の回転方向を変える
ことなく輪転紙の表裏両面に選択的に印刷できるように
する。 【解決手段】 一定の方向に回転する印刷胴部を有する
印刷ユニットAを、印刷胴部による輪転紙11の送り方
向が、輪転紙の走行方向の上流側と下流側に選択的に向
くように旋回可能にし、印刷ユニットの周囲部に、印刷
胴部の送り方向の下流側が輪転紙の走行方向上流側へ向
くように旋回した印刷ユニットの印刷胴部の送り方向上
流側へ、輪転紙の走行方向上流側から走行されてくる輪
転紙を表裏反転して供給するガイドローラ12a,12
b,12c,13a,13bを設けた構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙部から供給さ
れる輪転紙の表面と裏面のいずれか一方に選択的に印刷
可能にした表裏印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給紙部より供給される輪転紙を、例えば
1台の輪転印刷機にて印刷する場合において、この輪転
印刷機にて通常の印刷面と異なる面、例えば裏面に印刷
する場合には、この輪転印刷機に対して輪転紙を通常の
印刷時に対して反転して供給してやる必要がある。
【0003】この場合、従来の技術では、上記輪転印刷
機の上流側に輪転紙の表裏を反転させるターンバー装置
を設けるか、図9に示すように、給紙部aから供給され
た輪転紙bを、輪転印刷機cの上方から後側へ迂回反転
させ、これを通常印刷の場合とは逆方向に回転させてい
る印刷部dの下流側から上流側へ供給して輪転紙bの裏
側に印刷し、ついでこれを再び迂回反転させて下流側へ
走行させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術の
ターンバー装置を用いるものにあっては、ターンバーに
よる輪転紙の走行抵抗が非常に大きく、駆動容量が大き
くなる。また、輪転紙の走行抵抗が一定ではなく、印刷
中における輪転紙のテンション変動が発生しやすく、見
当不良を起こしやすい。ターンバーと輪転紙との間に空
気を吹き出して上記走行抵抗を減らしたターンバー装置
を用いても、この場合の輪転紙がターンバーから浮くた
め、蛇行しやすい。さらに、輪転紙がターンバーと摺接
するため、輪転紙の片面に先行輪転印刷機にて印刷され
た印刷面がターンバーにこすれて汚れやすかった。また
紙粉も発生しやすかった。そしてさらに、先糊圧着ハガ
キを作る場合の先糊を施した塗工紙の場合、ターンバー
接触により、塗工物が剥離してしまうと共に、これがか
たまりとなって塗工紙に付着して汚れてしまうことがあ
った。
【0005】一方、従来の技術の後者の輪転紙bを迂回
反転するものにあっては、図9に示した輪転印刷機cに
湿し水を用いるオフセット印刷機を用いる場合に大きな
問題があった。
【0006】すなわち、図9に示した輪転印刷機cは表
面印刷の場合は正転駆動し、裏面印刷の場合は逆転駆動
するようになっているが、圧胴e、ブランケット胴f、
版胴gからなる印刷部dの版胴gに対設する湿し水装置
hは正転状態における回転方向において、インキ装置i
の上流側に配置されているため、裏面印刷を行うべくこ
の輪転印刷機cを逆転したときに、浸し水装置hがイン
キ装置iの下流側になり、版胴gでは非画線部に湿し水
が供給される前にインキ装置iからインキが供給され、
非画線部への湿し水の供給は後からになってしまい、非
画線部へのインキ乗りを完全に防ぐことができなかっ
た。このため、裏面印刷では、印刷汚れ、画線不良など
の印刷の品質上の問題が生じやすかった。
【0007】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、ターンバーを用いることなく、また輪転印刷機の
印刷部の回転を逆転させることなく、輪転紙の裏面に選
択的に印刷できて、裏面印刷における従来の問題点を解
決することができるようにした表裏印刷機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る表裏印刷機は、一定の方向に回転する
印刷胴部を有する印刷ユニットを、印刷胴部による輪転
紙の送り方向が、輪転紙の走行方向の上流側と下流側に
選択的に向くように旋回可能にし、印刷ユニットの周囲
部に、印刷胴部の送り方向の下流側が輪転紙の走行方向
上流側へ向くように旋回した印刷ユニットの印刷胴部の
送り方向上流側へ、輪転紙の走行方向上流側から走行さ
れてくる輪転紙を表裏反転して供給するガイドローラを
設けた構成になっている。そして上記印刷ユニットを輪
転紙の走行経路上に設けた旋回台上に載置した構成に
し、または、印刷ユニットを輪転紙の走行経路に対して
直角方向へ移動可能にし、輪転紙の走行経路の側方に、
上記印刷ユニットを載置して旋回する旋回手段を設けた
構成にする。
【0009】
【作 用】表裏印刷機の印刷ユニットを、これの印刷胴
部の送り方向下流側が輪転紙の走行方向下流側へ向くよ
うにセットし、輪転紙を印刷胴部の送り方向上流側から
供給することにより、表裏印刷機の印刷ユニットでは、
通常の印刷機と同様に輪転紙の表面に印刷される。
【0010】一方、表裏印刷機の印刷ユニットを、これ
の印刷胴部の送り方向下流側が輪転紙の走行方向上流側
へ向くように旋回してセットすると共に、輪転紙を印刷
ユニットの周囲に設けたガイドローラを介してこれの印
刷胴部の送り方向上流側から供給することにより、印刷
ユニットの印刷胴部を逆転することなしに、この輪転紙
の裏側に印刷胴部にて印刷される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
から図3に基づいて説明する。図中1は2台の表印刷機
2a,2bと共に印刷ライン上に配置される表裏印刷機
である。この表裏印刷機1は、版胴3、ブランケット胴
4、圧胴5、版胴3にインキを供給するインキ装置6及
びインキ装置6より回転方向上流側にて版胴3に湿し水
を供給する湿し水装置7からなるオフセット輪転機構成
の印刷ユニットAと、この印刷ユニットAを垂直軸を中
心にして旋回可能に支持する旋回装置Bとからなってい
る。
【0012】上記印刷ユニットAの版胴3、ブランケッ
ト胴4及び圧胴5からなる印刷胴部は印刷ユニットAの
主フレーム8に対して係脱可能に供給される交換フレー
ム9に支持された交換胴タイプになっている。そしてこ
れの版胴3は、主フレーム8側に設けたセクショナルモ
ータ10に係脱可能に連結されるようになっている。
【0013】上記印刷ユニットAの印刷胴部は通常の交
換胴タイプのオフセット輪転機の場合と同様に、ブラン
ケット胴4と圧胴5の間を走行する輪転紙11が、印刷
ユニットAの下流側へ移動する方向にのみ回転駆動され
るようになっている。なおインキ装置6及び湿し水装置
7は上記印刷胴部と同期して駆動するようにして上記セ
クショナルモータ10に連結されている。
【0014】印刷ユニットAの上記印刷胴部の上流側の
主フレーム8に第1のガイドローラ12aが設けてあ
り、また主フレーム8の上方に第2・第3のガイドロー
ラ12b,12cが設けてある。また表裏印刷機1の輪
転紙11の走行方向上流側に第1・第2の迂回ガイドロ
ーラ13a,13bが輪転紙11の走行方向にならべて
設けてある。
【0015】旋回装置Bは図3に示すようになってい
て、基台14に固着した支持台15と、この支持台15
上に固定して設けられ、かつ外周にリングギヤ16を設
けたサークル17と、このサークル17の内側に、軸受
18を介して旋回自在に支持された旋回台19と、上記
リングギヤ16に噛み合うピニオンギヤ20とからな
り、上記旋回台19上に印刷ユニットAが載置固定され
ている。そして上記ピニオンギヤ20は印刷ユニットA
側に設けた旋回モータ21の出力軸22に結合されてい
る。
【0016】上記旋回台19は、印刷ユニットAを、こ
れの印刷胴部による連続紙11の送り方向に対して18
0度ずつ、すなわち、印刷ユニットAの印刷胴部による
輪転紙11の送り方向が、輪転紙11の走行方向の上流
側と下流側に向く方向の2個所において固定できるよう
になっている。この固定は、旋回モータ21をロックす
るか、支持台15と旋回台19とを図示しないロック機
構にて固定することによって行われる。
【0017】表印刷機2a,2bは通常のオフセット輪
転機構成のもの、例えば、上記した表裏印刷機1の印刷
ユニットAの構成と同じになっているものを用いた。こ
れらは基台14上に固定されている。そして各表印刷機
2a,2bのそれぞれもセクショナルモータ10にてそ
れぞれ個々に駆動されるようになっている。
【0018】上記表裏印刷機1と、これの両側の表印刷
機2a,2bとの間隔は、表裏印刷機1が両表印刷機2
a,2bに接触することなく旋回できる間隔がとられて
いる。
【0019】上記構成において、表裏印刷機1は、旋回
モータ21を駆動することにより、これの印刷ユニット
Aが旋回装置Bの基台14上において垂直軸を中心にし
て旋回され、これの印刷胴部分による送り方向が輪転紙
11の走行方向下流側へ向く状態(図1)、あるいは上
流側へ向く状態(図2)に選択的に位置決め固定され
る。このときの旋回方向の位置調整は、リミットスイッ
チ等を用て行う。
【0020】しかして、図1、図2に示したところの、
2台の表印刷機2a,2bと、1台の表裏印刷機1によ
る印刷例を以下に説明する。
【0021】図1は上記したように、表裏印刷機1を、
これの印刷胴部の送り方向下流側が輪転紙11の走行方
向下流側へ向くようにセットした状態を示すもので、こ
の状態において、図示しない給紙部から供給される輪転
紙11は各表印刷装置2a,2b及びこれの間に位置す
る表裏印刷機1のブランケット胴4と圧胴5の間を順次
通過し、各印刷機2a,1,2bにて輪転紙11の表面
に3色印刷される。
【0022】図2は、表裏印刷機1を、上記図1に示す
状態から180度旋回して、これの印刷胴部の送り方向
が輪転紙11の走行方向に対して上流側へ向くようにセ
ットした状態を示す。そしてこの表裏印刷機1への輪転
紙11は、上流側の第1の表印刷機2aを通過した輪転
紙11を、第1の迂回ガイドローラ13aから第3・第
2・第1のガイドローラ12c,12bを介して表裏印
刷機1の上側を迂回して第1のガイドローラ12aより
印刷胴部へ紙通しする。
【0023】これにより、この表裏印刷機1の印刷胴部
を通る輪転紙11は上流側に位置する表印刷機2aを通
る状態に対して表裏が反転され、ブランケット胴4に裏
側が対向されて通過する。
【0024】ついで、表裏印刷機1を出た状態で第2の
迂回ガイドローラ13bで反転させて表裏印刷機1の下
側を通して下流側の表印刷機2bへ紙通しする。
【0025】この状態で各印刷機2a,1,2bのそれ
ぞれのセクショナルモータ10を駆動して同期運転する
ことにより、輪転紙1には、2台の表印刷機2a,2b
にて表面が印刷され、1台の表裏印刷機1にて裏面が印
刷される。このときの表裏印刷機1の印刷胴部の回転方
向は上記表面印刷と同一方向に回転される。
【0026】上記した各印刷機1,2a,2bのそれぞ
れはセクショナルモータ10にて個々に駆動されるの
で、各印刷機1,2a,2bは個々に微調整されて各天
地見当があわされる。
【0027】上記した表裏印刷機1は輪転紙11の走行
方向に対して180度にわたって旋回することにより、
この印刷機1の両側面が選択的に操作側(手前側)に向
くことになるため、インキツボレバー等の操作ハンドル
や操作ボックス等の操作部を装置の両側部に設ける。
【0028】また上記した実施の形態では、輪転紙11
の走行方向に、2台の表印刷機2a,2bと、1台の表
裏印刷機1を配置した例を示したが、輪転紙11の走行
方向に複数の表裏印刷機1を配置して、これらの印刷面
の向きを選択的に設定して輪転紙11の表面あるいは裏
面のみ、また表面と裏面の双方に印刷するようにしても
よい。
【0029】図4から図8は本発明の第2・第3及び第
4の実施の形態を示す。上記第1の実施の形態では、表
裏印刷機1を基台14に設けた旋回装置Bに固定して輪
転紙11の走行経路上のその場で旋回できるようにした
が、この第2〜第4の実施の形態では、表裏印刷機1
a,1bを印刷ラインから前後(直角)方向に移動し、
その位置で180度反転し、再び印刷ラインに引き込ん
でセットするようにしたものである。なお、この実施の
形態において、第1の実施の形態と同一構成のものは同
一の符号を付して説明する。
【0030】図4から図6に示す第2の実施の形態で
は、表裏印刷機1aはキャスタ25を設けた移動台26
上に図示しない固定装置にて載置固定されている。そし
てこの移動台26は基台27aに対して印刷ラインの側
方へ移動可能にして着脱ボルト28にて固定されてい
る。表印刷機2a,2bはそれぞれの基台27b,27
cに固定されている。各基台27a,27b,27cの
それぞれは固定ボルト28にて連結されている。
【0031】上記移動台26は、これの後側を基台27
aに押し付けると共に、着脱ボルト28にて固定するこ
とにより印刷ラインにおける表裏印刷機1aの位置決め
が行われるようになっている。なお高さ方向の位置決め
は、移動台26の下側に、これと床面との間の寸法を設
定するためのジャッキ(図示せず)を設ける。
【0032】移動台26の印刷ライン方向と前後方向の
それぞれの対向方向両側の形状は同一になっていて、印
刷ライン方向に対して180度反転した双方の姿勢にて
基台27aに位置決め固定できるようになっている。
【0033】この構成において、表裏印刷機1aにて表
面印刷する場合には、この表裏印刷機1aを図5に示す
ように、これの送り方向が輪転紙11の走行方向に向く
ようにして基台27aに移動台26を固定する。
【0034】そして、表裏印刷機1aにて裏面印刷する
場合には、図5にて示す表面印刷状態から、図6に示す
ようにして、移動台26を基台27aから切り離し、こ
れを印刷ラインの側方へ移動して表裏印刷機1aの送り
方向が輪転紙11の走行方向で逆向きになるように反転
し、再び、移動台26を基台27aに固定する。この状
態で、上記した第1の実施の形態と同様の紙通しをする
ことにより輪転紙11に表印刷機2a,2bにて表面印
刷が、また表裏印刷機1aにて裏面印刷が行われる。
【0035】図7、図8は第3・第4の実施の形態を示
すもので、この両実施の形態では、表印刷機2aは基台
14に固定されているが、表裏印刷機1bは印刷ライン
に対し後側(原動機側)に、あるいは前側(操作側)に
移動可能に図示しない固定装置にて載置固定されてい
る。この場合の表裏印刷機1bの構成は上記した印刷ユ
ニットAと同じである。
【0036】そして、第3の実施の形態では、例えば印
刷ラインの後側に旋回台装置30が、これの旋回テーブ
ル31が基台14と同一高さにして設けてあり、これの
旋回テーブル31と基台14との間に渡し板32が着脱
可能に取付けられるようになっている。
【0037】しかして、表裏印刷機1bの向きを変える
には、この表裏印刷機1bと基台14との結合を離脱
し、表裏印刷機1bを渡し板32を介して旋回台装置3
0の旋回テーブル31へ移動し、ここで180度旋回さ
せて再び基台14上へ戻す。
【0038】また、第4の実施の形態では、例えば、印
刷ラインの前側にキャスタ33を設けた移動台34が、
基台14と同一高さで、かつ移動台34の両端が基台1
4の側端部に設けたピン35に係合可能にして配置され
るようになっている。移動台34は昇降装置36にて昇
降可能になっていて、昇降することによりピン35との
係合が係脱されるようになっている。
【0039】しかして、表裏印刷機1bの向きを変える
には、まず移動台34を移動すると共に、この移動台3
4を少し上下してこれの一端を基台14の側端部に設け
たピン35に係合して移動台34を基台14の側方にセ
ットする。この状態で表裏印刷機1bと基台14との結
合を離脱し、表裏印刷機1bを移動台34上に引き込
む。ついで、移動台34を少し上下してこれとピン35
との係合を離脱し、移動台34ごと広い位置に移動し
て、ここで表裏印刷機1bを移動台34ごと旋回し、再
び移動台34を移動してこれの他方の端部を基台14に
結合し、この上の表裏印刷機1bを基台14上へ移動し
て載置固定する。
【0040】図7、図8では便宜上記第3と第4の実施
の形態の双方を図示したが、各実施の形態においては、
どちらか一方であれば良いことはもちろんである。
【0041】なお、この第3・第4の実施の形態におけ
る表裏印刷機1bは、基台14との結合を離脱した状態
で、旋回台装置30へ、あるいは移動台34へ容易に移
動できるようになっている。そのための公知の手段とし
て、例えば表裏印刷機1bの下端に車輪を偏心軸に支持
して設け、これの偏心軸を回動することにより、車輪が
下動して表裏印刷機1bが基台14から浮上させ、この
状態で車輪により移動するようにしている。
【0042】また、さらに本発明の第5の実施の形態と
して、上記した各実施の形態に示したような、基台14
に対して係脱可能に支持された印刷ユニットAを、吊り
下げ装置で吊り上げ、その場で旋回して再び基台14に
固定するようにしてもよい。
【0043】なお、この第2〜第4の実施の形態におい
ても、複数の印刷機の全てに、表裏印刷機を用いてもよ
い。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る表裏印刷機によれば、これ
の印刷胴部の回転方向を変えることなく、輪転紙の表面
と裏面に選択的に印刷することができる。
【0045】従って、この表裏印刷機の印刷ユニットに
湿し水を用いるオフセット印刷機を用いた場合におい
て、印刷面の変更に際して印刷胴部の回転方向が変わら
ないことにより、版胴の回転方向に対するインキ装置と
湿し水装置の位置関係が変わらず、湿し水装置が常にイ
ンキ装置の上流側に位置されることにより、裏面印刷に
おいても非画線部へのインキ乗りを表面印刷と同様に防
ぐことができる。
【0046】また、本発明によれば、輪転紙をターンバ
ーを用いることなく輪転紙の表裏反転を行うことができ
るので、前述したターンバーによる問題点をなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を概略的に示すもの
で、表裏印刷機を表面印刷にした状態を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態を概略的に示すもの
で、表裏印刷機を裏面印刷にした状態を示す正面図であ
る。
【図3】旋回装置の詳細を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を概略的に示す平面
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を概略的に示すもの
で、表裏印刷機を表面印刷にした状態を示す正面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態を概略的に示すもの
で、表裏印刷機を裏面印刷にした状態を示す正面図であ
る。
【図7】本発明の第3・第4の実施の形態を概略的に示
す平面図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…表裏印刷機、2a,2b…表印刷機、
3…版胴、4…ブランケット胴、5…圧胴、6…インク
装置、7…湿し水装置、8…主フレーム、9…交換フレ
ーム、10…セクショナルモータ、11…輪転紙、12
a,12b,12c…ガイドローラ、13a,13b…
迂回ガイドローラ、14,27a,27b,27c…基
台、15…支持台、16…リングギヤ、17…サーク
ル、18…軸受、19…旋回台、20…ピニオンギヤ、
21…旋回モータ、25,33…キャスタ、26,34
…移動台、28…着脱ボルト、30…旋回台装置、31
…旋回テーブル、32…渡し板、35…ピン、36…昇
降装置、A…印刷ユニット、B…旋回装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の方向に回転する印刷胴部を有する
    印刷ユニットを、印刷胴部による輪転紙の送り方向が、
    輪転紙の走行方向の上流側と下流側に選択的に向くよう
    に旋回可能にし、 印刷ユニットの周囲部に、印刷胴部の送り方向の下流側
    が輪転紙の走行方向上流側へ向くように旋回した印刷ユ
    ニットの印刷胴部の送り方向上流側へ、輪転紙の走行方
    向上流側から走行されてくる輪転紙を表裏反転して供給
    するガイドローラを設けたことを特徴とする表裏印刷
    機。
  2. 【請求項2】 印刷ユニットを輪転紙の走行経路上に設
    けた旋回台上に載置したことを特徴とする請求項1記載
    の表裏印刷機。
  3. 【請求項3】 印刷ユニットを輪転紙の走行経路に対し
    て直角方向へ移動可能にし、輪転紙の走行経路の側方
    に、上記印刷ユニットを載置して旋回する旋回手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の表裏印刷機。
JP2001184680A 2001-06-19 2001-06-19 表裏印刷機 Pending JP2002370337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001184680A JP2002370337A (ja) 2001-06-19 2001-06-19 表裏印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001184680A JP2002370337A (ja) 2001-06-19 2001-06-19 表裏印刷機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002370337A true JP2002370337A (ja) 2002-12-24

Family

ID=19024398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001184680A Pending JP2002370337A (ja) 2001-06-19 2001-06-19 表裏印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002370337A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142573A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd 交換ユニット着脱装置及びこれを用いた多機能ユニット装置
CN103252978A (zh) * 2012-02-21 2013-08-21 株式会社宫腰 对应背面印刷的间歇输送印刷装置
CN104139601A (zh) * 2013-05-09 2014-11-12 北大方正集团有限公司 一种卷筒纸印刷装置
CN103252978B (zh) * 2012-02-21 2016-11-30 株式会社宫腰 对应背面印刷的间歇输送印刷装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330043B1 (ja) * 1969-12-30 1978-08-24
JPS54143338A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Kataoka Kikai Seisakusho Kk Rotary printing equipment
JPS61179741A (ja) * 1984-12-20 1986-08-12 ヨツト・ゲ−・マイレンデル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフトウング・ウント・コンパニ− 単色または多色印刷機の作動方法並びに装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330043B1 (ja) * 1969-12-30 1978-08-24
JPS54143338A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Kataoka Kikai Seisakusho Kk Rotary printing equipment
JPS61179741A (ja) * 1984-12-20 1986-08-12 ヨツト・ゲ−・マイレンデル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフトウング・ウント・コンパニ− 単色または多色印刷機の作動方法並びに装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142573A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd 交換ユニット着脱装置及びこれを用いた多機能ユニット装置
CN103252978A (zh) * 2012-02-21 2013-08-21 株式会社宫腰 对应背面印刷的间歇输送印刷装置
CN103252978B (zh) * 2012-02-21 2016-11-30 株式会社宫腰 对应背面印刷的间歇输送印刷装置
CN104139601A (zh) * 2013-05-09 2014-11-12 北大方正集团有限公司 一种卷筒纸印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2711185B2 (ja) オフセット印刷機
JP2550047B2 (ja) 加刷装置
US5012735A (en) Web-fed rotary printing machine with one printing couple for flying plate change
JPH11129435A (ja) キャリエッジに装着した交換可能な版胴を有する印刷機
JPH0639990A (ja) 凹版印刷機
JP2001310440A (ja) タワー型オフセット輪転機
JP2574330Y2 (ja) オフセット印刷機用の湿し装置
JPH1199613A (ja) 印刷機および印刷機において印像を変更する方法
JPH07290690A (ja) 刷版を搬送するための装置
JP2002370337A (ja) 表裏印刷機
JPH09201938A (ja) キャリッジガイド内を移動可能な、軸受キャリッジの移送装置
JP2000006359A (ja) 枚葉紙輪転印刷機
EP0869000B1 (en) Method and apparatus for printing on opposite sides of a web
US7055433B1 (en) Method of operation of a printing unit and printing unit for offset machine
JP3624881B2 (ja) サテライト型印刷機のシート反転装置
JP2001310447A (ja) 輪転印刷機のインキ装置
JPS63172651A (ja) 印刷機のインキ装置
US4896599A (en) Swing-away colorhead for offset duplicator
JP2001113669A (ja) オフセット印刷機
JP3785213B2 (ja) 印刷機のインキ装置
JP3402974B2 (ja) 平台印刷機
JP3906459B2 (ja) 表裏印刷機
JP3434143B2 (ja) 平台印刷機
JP2006501083A (ja) 印刷機
JPH0224666B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080606

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110427