JP2002370295A - チューブレスタイヤの製造方法 - Google Patents

チューブレスタイヤの製造方法

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JP2002370295A
JP2002370295A JP2001179214A JP2001179214A JP2002370295A JP 2002370295 A JP2002370295 A JP 2002370295A JP 2001179214 A JP2001179214 A JP 2001179214A JP 2001179214 A JP2001179214 A JP 2001179214A JP 2002370295 A JP2002370295 A JP 2002370295A
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sheet
ply
rubber
cut
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Yukio Endo
幸夫 遠藤
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーカスプライに空気圧保持力を持たせたイ
ンナーライナレス構造のタイヤにおいて、生産性を損ね
ることなく耐久性を向上しうる。 【解決手段】 前記継ぎシート16の1面にカバーゴム
シート17を貼設する2次プライ形成工程S2におい
て、継ぎシート16とカバーゴムシート17とを、一周
の巻回長さで定寸切りするとともに、該定寸切りされた
継ぎシート16Aを、一方の周方向の端縁を距離L1の
離間部分Y1を離れた内方に位置させ、他方の周方向の
端縁を距離L2のはみ出し部分Y2を有して突出させて
カバーゴムシート17Aと貼設させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーカスプライに
空気圧保持力を持たせることにより従来的なインナーラ
イナを排除したチューブレスタイヤの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】チューブレスタイヤでは、通常、内圧空
気を気密に保持するために、カーカスの内側に低空気透
過性ゴム組成物からなるインナーライナが内貼りされて
いる。しかし、このようなタイヤにあっても、近年の強
い低燃費化等の要望に伴って、さらなる軽量化が望まれ
ている。
【0003】そのために、例えば特開平6−15600
7号公報、及び特開平8−113007号公報等に示す
如く、最内側のカーカスプライのトッピングゴムを前記
低空気透過性ゴム組成物で形成し、このカーカスプライ
に空気保持力を持たせることにより前記インナーライナ
を排除したインナーライナレス構造のタイヤが提案され
ている。
【0004】他方、カーカスプライaは、従来、図8
(A)に示すように、カーカスコードが長手方向に平行
に引き揃えられたコード配列体bを、トッピングゴムc
により被覆してなる両側辺が平行な長尺の1次プライd
を原反として形成される。詳しくは、この1次プライd
を、長さ方向に対して所望の角度α(例えばラジアルタ
イヤでは75〜90゜程度)でかつカーカスプライaの
巾相当の長さLaで裁断片d1・・・ に裁断する一方、各
裁断片d1の前記側縁側の端部de、de間を順次連結
(1次継ぎj1)することにより、カーカスコードが長
手方向に対して前記角度αで配列する長尺な継ぎシート
hを2次プライfとして形成する。そして、図8(B)
に示すように、この2次プライfを1周長さで切断した
定寸切りの2次プライf1をドラム上で巻回し、その周
方向の両端部f1e、f1e間を連結(2次継ぎj2)
することによって、円筒状のカーカスプライaを形成し
ている。
【0005】このとき、前記1次継ぎj1、及び2次継
ぎj2には、図9に示すように、端部de、de間、及
び端部f1e、f1e間を重ね合わせて圧着することに
より重ね継ぎ部が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、前述のインナ
ーライナレス構造のタイヤでは、この重ね継ぎ部の接合
ラインgがタイヤ内腔面で開口して露出する。その結
果、圧着不足や加硫時のゴム流れが悪い場合には、その
開口が充分に塞がりきらず、これが起点となってクラッ
クを招くなど、空気圧保持性や耐久性を低下させるとい
う問題がある。
【0007】そこで本発明者は、図10(A)に示すよ
うに、前記2次プライfとして、前記継ぎシートhの1
面に薄いカバーゴムシートiを貼設し、1次継ぎj1に
よる重ね継ぎ部を図10(B)の如く予め被覆保護した
2層のものを使用することを提案した。
【0008】しかし係る場合においても、前記2次継ぎ
において、図10(C)に示すように接合ラインgが開
口して露出する。従って、耐久性の確保のためには、生
タイヤ形成後、巾狭のストリップゴムk(一点鎖線で示
す)を手作業などによって貼り付け、前記接合ラインg
の開口を被覆することが必要となるなど、生産性を著し
く損ねることとなる。
【0009】そこで本発明は、予め定寸切りした継ぎシ
ートとカバーゴムシートとを、周方向に位置ずれさせて
貼設することを基本として、前記ストリップゴムkを用
いることなく、2次継ぎの接合ラインgからのクラック
の発生を効果的に抑制でき、生産性を損ねることなく耐
久性を向上しうるチューブレスタイヤの製造方法の提供
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1は、チューブレスタイヤの製造方法の
発明であって、カーカスコードが平行に引き揃えられた
コード配列体が、低空気透過性ゴム組成物からなるトッ
ピングゴムにより被覆された両側辺が平行な1次プライ
を用い、この1次プライを前記側辺に交わる向きに裁断
して得た裁断片の前記側辺側部を順次重ね合わせて一次
継ぎすることにより継ぎシートを形成する継ぎシート形
成工程と、 前記継ぎシートの1面にカバーゴムシート
を貼設することにより2次プライを形成する2次プライ
形成工程と、前記2次プライをドラム上で周方向に巻回
し、この2次プライの周方向の両端部の間を重なり巾W
を有して重ね合わせて2次継ぎすることにより、円筒状
のカーカスプライを形成するカーカスプライ形成工程を
含み、前記2次プライ形成工程は、前記継ぎシートとカ
バーゴムシートとの貼設に先駆け、この継ぎシートとカ
バーゴムシートとを、前記重なり巾Wを含む一周の巻回
長さで定寸切りするとともに、該定寸切りされた継ぎシ
ートを、一方の周方向の端縁を前記重なり巾W以上の距
離L1の離間部分を離れた内方に位置させ、他方の周方
向の端縁を重なり巾W以上の距離L2のはみ出し部分を
有して突出させてカバーゴムシートと貼設させたことを
特徴としている。
【0011】又請求項2の発明では、前記2次プライ形
成工程は、コンベヤにより搬送される定寸切りされたカ
バーシート片に、プライサービサで別送される前記定寸
切りされた継ぎシートを上方から重ねて貼設することに
より2次プライを形成したことを特徴としている。
【0012】又請求項3の発明では、前記カバーゴムシ
ートは、低空気透過性ゴム組成物からなることを特徴と
している。
【0013】又請求項4の発明では、前記継ぎシートの
厚さは1.0〜5.0mm、前記カバーゴムシートの厚さ
は0.3〜2.0mm、しかも前記距離L1、L2は50
〜200mmであることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図示例とともに説明する。図において、本実施形態の製
造方法は、継ぎシート形成工程S1(図1に示す)と、
2次プライ形成工程S2(図3に示す)と、カーカスプ
ライ形成工程S3(図7に示す)とを含み、これによっ
て形成された生タイヤを、加硫成形することにより、イ
ンナーライナレス構造のチューブレスタイヤを製造す
る。
【0015】図1の如く、前記継ぎシート形成工程S1
は、従来と同様に、カーカスコード10が長手方向に沿
って平行に引き揃えられたコード配列体11を、トッピ
ングゴム12により被覆してなる両側辺が平行な長尺の
1次プライ13を原反として形成される。
【0016】詳しくは、この1次プライ13は、前記側
辺に交わる向き、即ち長さ方向に対して前記角度αでか
つカーカスプライの巾相当の長さLaで裁断片13A・・
・ に切断され、しかる後、各裁断片13Aの側辺側の端
部13eの間を順次重ね合わせて連結(1次継ぎJ1)
することによって、カーカスコード10が長手方向に対
して前記角度αで配列する長尺な継ぎシート16を形成
する。
【0017】ここで、従来と相違することは、前記トッ
ピングゴム12に低空気透過性ゴム組成物が用いられる
ことである。この低空気透過性ゴム組成物は、ゴム基材
として、本例では、ジエン系ゴムの50〜90重量%
と、ハロゲン化ブチルゴム若しくはイソブチレン・パラ
メチルスチレン共重合体のハロゲン化物の10〜50重
量%とを含んだものを使用している。これによって、低
空気透過性と、他のゴム部材やカーカスコード10との
接着性との両立を図っている。(以下に、ハロゲン化ブ
チルゴム及びイソブチレン・パラメチルスチレン共重合
体のハロゲン化物を、低空気透過性ゴムという場合があ
る。)なお接着性の観点から、前記範囲内において、前
記ジエン系ゴムの含有量を65重量%以上とし、又低空
気透過性ゴムの含有量を35重量%以下とするのが好ま
しい。
【0018】前記ジエン系ゴムとしては、天然ゴム、ブ
タジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレン
ゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエン
ゴムなどを、単独或いは組み合わせて使用できる。
【0019】前記ハロゲン化ブチルゴムとしては、塩素
化ブチルゴム、及び臭素化ブチルゴムが使用できる。
【0020】又前記イソブチレン・パラメチルスチレン
共重合体のハロゲン化物としては、特に制限はないが、
接着性の観点から、イソブチレン含有量が、89〜97
重量%、好ましくは89〜95重量%、とくに好ましく
は89〜93重量%であるのがよい。なお市販のイソブ
チレン・パラメチルスチレン共重合体のハロゲン化物と
しては、例えばエクソン化学社製のEXXPRO90−
10、EXXPRO89−4、EXXPRO93−5な
どがある。
【0021】なお本例では、前記低空気透過性ゴム組成
物における接着性をより高く確保するために、粘着付与
剤を添加するとともに、可塑剤の使用を排除している。
この粘着付与剤として、例えばクマロン樹脂、フェノー
ル樹脂、テルペン樹脂、石油系炭化水素樹脂、ロジン誘
導体などがあり、ゴム基材100重量%に対して、1〜
10重量部、さらには3〜10重量%、さらには3〜8
重量%を配合することが接着性の観点から好ましい。又
前記可塑剤としては、ミネラルオイル、アロマオイルな
どの鉱物油系軟化剤、植物系軟化剤、フタル酸誘導体な
どが知られており、通常、ゴムの加工性や柔軟性の向上
のために添加させるが、本例では、接着性を減じる傾向
があるため使用していない。
【0022】なお、1次プライ13では、図2に示すよ
うに、トッピングゴム12を、タイヤ内腔側となる内側
ゴム部12iと、その反対側の外側ゴム部12oとに区
分しても良い。係る場合には、外側ゴム部12oに、ゴ
ム基材として前記ジエン系ゴムを90重量%より多く使
用した非低空気透過性ゴム組成物を使用することができ
る。
【0023】次に、前記2次プライ形成工程S2は、図
3(A)に示すように、前記継ぎシート16の1面(タ
イヤ内腔側の面)に、薄いカバーゴムシート17を貼設
することにより2次プライ19を形成する。
【0024】このカバーゴムシート17は、主に、図3
(B)に示すように、継ぎシート16の前記1次継ぎJ
1に形成される重ね継ぎ部20を被覆保護するものであ
り、厚さTAが0.3〜2.0mm、好ましくは0.3〜
1.0mmの薄いゴムシートが使用される。なお前記継ぎ
シートの厚さTBは、1.0〜5.0mmが一般的であ
る。
【0025】また気密性に対しては、このカバーゴムシ
ート17にも空気圧保持力を持たせることが好ましく、
そのために、該カバーゴムシート17を、前記低空気透
過性ゴム組成物で形成するのが良い。しかし、要求によ
り非低空気透過性ゴム組成物を使用しても良い。
【0026】また前記2次プライ形成工程S2では、前
記継ぎシート16とカバーゴムシート17との貼設に先
駆け、予めこれら継ぎシート16とカバーゴムシート1
7とを、それぞれドラム上で巻回する際の一周の巻回長
さL0で定寸切りすることに、第1の特徴を有してい
る。なお該一周の巻回長さL0とは、前記巻回を行う際
に、周方向の両端部が重なる重なり巾Wを含んだ長さを
意味する。従って、図5に示すように、継ぎシート16
における重なり巾Waとカバーゴムシート17における
重なり巾Wbとが同じ通常の場合には、継ぎシート16
の巻回長さL0aは、カバーゴムシート17の巻回長さ
L0bと実質的に等しくなる。
【0027】また前記2次プライ形成工程S2では、図
4に示すように、前記定寸切りの継ぎシート16Aと、
定寸切りのカバーゴムシート17Aとを、周方向に位置
ずれさせて貼設することに第2の特徴を有している。
【0028】詳しくは、定寸切りの継ぎシート16Aの
一方の周方向の端縁E1を距離L1の離間部分Y1を離
れた内方に位置させ、他方の周方向の端縁E2を距離L
2のはみ出し部分Y2を有して突出させて定寸切りのカ
バーゴムシート17Aと貼設している。なお前記一方の
周方向の端縁E1は、巻回に際しての始端側となる。
【0029】ここで、前記距離L1は前記重なり巾Wa
以上、距離L2は前記重なり巾Wb以上であり、通常
は、この距離L1、L2は50〜200mmの範囲に設
定される。なお当然ではあるが、前記巻回長さL0a、
L0bが略等しい場合(L0a≒L0b)には、距離L
1、L2も略等しい(L1≒L2)。
【0030】このように、始端側に離間部分Y1を、ま
た終端側にはみ出し部分Y2を有する前記2次プライ1
9は、図6に示すように、コンベヤ30により搬送され
る定寸切りのカバーシート17Aに、プライサービサ3
1で別送される定寸切りの継ぎシート16Aを上方から
重ねて貼設することによって、従来設備を用いて簡易に
形成できる。
【0031】次に、カーカスプライ形成工程S3では、
前記2次プライ19を、図7の如く、従来と同様に、ド
ラム上で周方向に巻回し、その周方向の両端部を前記重
なり巾Wを有して重ね合わせて連結(2次継ぎJ2)す
ることにより、円筒状のカーカスプライを形成する。
【0032】このとき、2次継ぎJ2に形成される重ね
継ぎ部21では、図5に示すように、接合ラインgの開
口が極めて小さく抑えられるため、巻回時の押圧力や加
硫時のゴム流れによって充分かつ強固に塞ぐことができ
る。しかも接合ラインgでは、カバーシート17A同士
の接合となるため、接合強度が高く確保される。従っ
て、この接合ラインgに基づきクラックを招くなどを効
果的に抑制でき、空気圧保持性や耐久性を高く維持する
ことができる。
【0033】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0034】
【実施例】継ぎシートのみで形成された図8の2次プラ
イ(従来例)、継ぎシートとカバーゴムシートとを貼設
した図10の2次プライ(比較例)、及び継ぎシートと
カバーゴムシートとを周方向に位置ずれさせて貼設した
図4の2次プライ(実施例)を用い、それぞれタイヤサ
イズ215/45R17の空気入りタイヤを試作した。
そして各試供タイヤに耐久テストを行い、1次継ぎ及び
2次継ぎに起因するクラックの発生の有無を確認すると
ともに、その結果を表1に記載した。
【0035】(1)耐久テスト ドラム試験機を用い、タイヤを、リム(7JJ)、内圧
(220kPa)、垂直荷重(6.17kN)の条件に
て、速度(80km/h)で最大走行距離(30,00
0km)まで走行させた後、タイヤ内腔面を目視検査し
クラックの発生の有無を確認した。
【0036】
【表1】
【0037】実施例は、生産性能を損ねることなく、1
次継ぎ及び2次継ぎに起因するクラックの発生を効果的
に抑制できるのが確認できた。
【0038】
【発明の効果】叙上の如く本発明は、予め定寸切りした
継ぎシートとカバーゴムシートとを、周方向に位置ずれ
させて貼設し2次プライを形成しているため、1次継ぎ
及び2次継ぎに起因するクラックの発生を効果的に抑制
でき、生産性を損ねることなく耐久性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における継ぎシート形成工程の一実施例
を説明する線図である。
【図2】1次プライの他の例を説明する線図である。
【図3】(A)、(B)は2次プライ、及びその1次継
ぎを説明する線図である。
【図4】2次プライにおける継ぎシートとカバーゴムシ
ートとの周方向の位置ずれを説明する線図である。
【図5】その1次継ぎを説明する線図である。
【図6】2次プライ形成の一例を説明する線図である。
【図7】カーカスプライ形成工程の一例を説明する線図
である。
【図8】(A)、(B)は従来の2次プライを用いたカ
ーカスプライの形成を説明する線図である。
【図9】そのときの1次継ぎ及び2次継ぎを説明する線
図である。
【図10】(A)〜(C)は、継ぎシートとカバーゴム
シートとで形成された2次プライ、及びそのときの1次
継ぎ及び2次継ぎを説明する線図である。
【符号の説明】
10 カーカスコード 11 コード配列体 12 トッピングゴム 13 1次プライ 13A 裁断片 16 継ぎシート 16A 定寸切りされた継ぎシート 17 カバーゴムシート 17A 定寸切りされたカバーゴムシート 19 2次プライ 30 コンベヤ 31 プライサービサ J1 一次継ぎ J2 2次継ぎ S1 継ぎシート形成工程 S22次プライ形成工程 S3 カーカスプライ形成工程 Y1 離間部分 Y2 はみ出し部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーカスコードが平行に引き揃えられたコ
    ード配列体が、低空気透過性ゴム組成物からなるトッピ
    ングゴムにより被覆された両側辺が平行な1次プライを
    用い、この1次プライを前記側辺に交わる向きに裁断し
    て得た裁断片の前記側辺側部を順次重ね合わせて一次継
    ぎすることにより継ぎシートを形成する継ぎシート形成
    工程と、 前記継ぎシートの1面にカバーゴムシートを貼設するこ
    とにより2次プライを形成する2次プライ形成工程と、 前記2次プライをドラム上で周方向に巻回し、この2次
    プライの周方向の両端部の間を重なり巾Wを有して重ね
    合わせて2次継ぎすることにより、円筒状のカーカスプ
    ライを形成するカーカスプライ形成工程を含み、 前記2次プライ形成工程は、前記継ぎシートとカバーゴ
    ムシートとの貼設に先駆け、この継ぎシートとカバーゴ
    ムシートとを、前記重なり巾Wを含む一周の巻回長さで
    定寸切りするとともに、該定寸切りされた継ぎシート
    を、一方の周方向の端縁を前記重なり巾W以上の距離L
    1の離間部分を離れた内方に位置させ、他方の周方向の
    端縁を重なり巾W以上の距離L2のはみ出し部分を有し
    て突出させてカバーゴムシートと貼設させたことを特徴
    とするチューブレスタイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】前記2次プライ形成工程は、コンベヤによ
    り搬送される定寸切りされたカバーシート片に、プライ
    サービサで別送される前記定寸切りされた継ぎシートを
    上方から重ねて貼設することにより2次プライを形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のチューブレスタイヤ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】前記カバーゴムシートは、低空気透過性ゴ
    ム組成物からなることを特徴とする請求項1、又は2記
    載のチューブレスタイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】前記継ぎシートの厚さは1.0〜5.0m
    m、前記カバーゴムシートの厚さは0.3〜2.0mm、
    しかも前記距離L1、L2は50〜200mmであること
    を特徴とする請求項1又は2記載のチューブレスタイヤ
    の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533687A (ja) * 2012-09-06 2015-11-26 エクソンモービル ケミカル パテンツ,インコーポレイティド タイ層を含む構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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