JP2002369919A - パチンコ機のステージの遊技球振り分け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球の流路を多様に変化させることで遊技
の興趣を最大限に高めたパチンコ機のステージの遊技球
振り分け構造を提供する。 【解決手段】 上面４ａ，５ａ，６ａに遊技球誘導路
７，８，９を配した振り分け台４，５，６を前後方向に
階段状に配してステージ１を形成し、センタの振り分け
台６を振り分け台４，５に対して左右方向に反復往復動
させた。このように構成することで、ステージ１上を流
下する遊技球２の流路を多様に変化させることができ、
ステージ１上に飛入した位置で遊技球２の流路が特定さ
れてしまうことがなく、遊技者の遊技球２が入賞口（始
動入賞口）３に入賞することへの期待感を持続させるこ
とが可能となり、遊技の興趣を最大限に向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機のステ
ージの遊技球振り分け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、遊技盤の中央に配した特別図
柄表示装置の下方にステージを備えたパチンコ機があ
り、該ステージ上に飛入した遊技球を所要に振り分け
て、ステージ上を当該ステージの下方に配した入賞口
（始動入賞口）方向へ流下する遊技球の流路に変化を持
たせるようにしたパチンコ機が知られている。図８に示
すのは、飛入した遊技球を左右方向に振り分けするステ
ージ３１の一例で、左右方向に延出し、前後方向に縦断
する複数の遊技球誘導路７，８，９を上面に備えた複数
（本従来例では３つ）の振り分け台４，５，６を前後方
向に階段状に配して当該ステージ３１が構成されてい
る。

【０００３】また、上記パチンコ機のステージ３１で
は、図８に示すように、前側の振り分け台４の上面４ａ
の左右方向中央に３本の遊技球誘導路７を配し、隣接し
た各遊技球誘導路７の間には上面（４ａ）を曲面で形成
した隆起部１５が形成されている。さらに、センタの振
り分け台６には、上記前側の振り分け台４上に配した遊
技球誘導路７と互い違いに配した４本の遊技球誘導路９
が配設され、隣接した各遊技球誘導路９の間には上面
（６ａ）を曲面で形成した隆起部１５が設けられてい
る。このようなステージ３１においては、各振り分け台
４，５，６に飛入した遊技球は、複数の遊技球誘導路
７，８，９のいずれかに振り分けられて入賞口（始動入
賞口）３方向へ流下されることとなる。

【０００４】上記した従来のパチンコ機のステージ３１
の遊技球振り分け構造では、遊技球２は、センタの振り
分け台６に飛入すると複数の遊技球誘導路９のうちいず
れかの遊技球誘導路９に振り分けられた時点で流路が特
定されてしまい、当該遊技球２が入賞口（始動入賞口）
３に入賞するか否かが略決定してしまうこととなる。例
えば、図８に示すように、ステージ３１上を流下する遊
技球２は、センタの振り分け台６において、複数の遊技
球誘導路９のうち左右方向両側の遊技球誘導路９に振り
分けられてしまうと、それぞれ前側の振り分け台４の遊
技球誘導路７の左右方向両側を流下する流路となり、入
賞口（始動入賞口）３に入賞することは無い。したがっ
て、上記従来のパチンコ機のステージ３１の遊技球振り
分け構造では、遊技球２の入賞の有無が早期に判断でき
てしまうため、特に、遊技球２が入賞する可能性が無い
場合、遊技者は遊技球２がステージ３１上に飛入した早
い段階で興醒めしてしまうこととなる。

【０００５】そこで、特開平５−２３７２２７号公報に
は、始動入賞口の上方に、遊技球の入口と出口とを有し
て該出口をステージ上に臨むように開口させた遊技球誘
導路を形成し、該遊技球誘導路の出口と始動入賞口との
間に遊技球の始動入賞口への入賞率に影響する遊技球誘
導手段を臨ませて、該遊技球誘導手段の作動状態により
始動入賞口への入賞率を変動させたパチンコ機のステー
ジの遊技球振り分け構造が開示されている。しかしなが
ら、上記パチンコ機のステージの遊技球振り分け構造で
は、上記遊技球誘導手段をステージの奥に設けたので、
遊技球の動きが遊技者から確認しずらく、遊技者の不信
感を誘発させる虞があった。さらに、遊技球誘導手段を
ステージの奥に設けたことで、遊技盤上に配した遊技釘
で跳ね返りステージ上に飛入した遊技球は、遊技球誘導
手段に達することなく流下してしまい、遊技の興趣を向
上させると言えるものではなかった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、遊技球の流路を多様に変
化させることで遊技の興趣を最大限に高めたパチンコ機
のステージの遊技球振り分け構造を提供することを目的
とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項１に記載の発明は、飛入した遊
技球を所要に振り分けて入賞口方向へ誘導するステージ
を具備したパチンコ機のステージの遊技球振り分け構造
において、左右方向に延出した振り分け台の上面に遊技
球を入賞口方向へ誘導する複数の遊技球誘導路を左右方
向に配設し、該振り分け台を前後方向に並設してステー
ジを形成し、該前後方向に並設した複数の振り分け台の
うち少なくとも１つの振り分け台を駆動手段で駆動して
左右方向に反復往復動させたことを特徴とする。

【０００８】本発明は、このように構成することで、前
後方向に並設した複数の振り分け台のうち少なくとも１
つの振り分け台を左右方向に反復往復動させることによ
り、ステージ上を流下する遊技球の流路を多様に変化さ
せることができる。

【０００９】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項２に記載の発明は、遊技球誘導路は前側に
傾斜して振り分け台の上面を前後方向に縦断した溝であ
って、隣接した各溝の間に上面を曲面で形成した隆起部
を設けたことを特徴とする。

【００１０】本発明は、このように構成することで、振
り分け台上を左右方向に転動する遊技球の転動方向に変
化を持たせることができると共に、振り分け台の上面を
前後方向に縦断した複数の溝を左右方向に反復往復動さ
せることでステージ上を流下する遊技球の流路を多様に
変化させることができる。

【００１１】また、上記目的を達成するために、本発明
のうち請求項３に記載の発明は、振り分け台の上面に左
右方向に所定間隔で配した複数の突起を形成し、該突起
の両側に前記遊技球誘導路を設けたことを特徴とする。

【００１２】本発明は、このように構成することで、振
り分け台上を左右方向に転動する遊技球の転動方向に変
化を持たせることができると共に、突起の両側に形成し
た遊技球誘導路を左右方向に反復往復動させることでス
テージ上を流下する遊技球の流路を多様に変化させるこ
とができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のパチンコ
機のステージの遊技球振り分け構造を図１乃至図５に基
づいて説明する。まず、本実施の形態のパチンコ機のス
テージの遊技球振り分け構造の概略を説明する。本パチ
ンコ機のステージ１の遊技球振り分け構造は、図１及び
図２に示すように、飛入した遊技球２を左右方向に振り
分けて入賞口（始動入賞口）３方向へ誘導するステージ
１を具備したパチンコ機のステージ１の遊技球振り分け
構造であって、図２に示すように、左右方向に延出した
振り分け台４，５，６の上面４ａ，５ａ，６ａに、遊技
球２を入賞口３方向へ誘導する複数の遊技球誘導路７，
８，９を左右方向に配設し、該振り分け台４，５，６を
前後方向に階段状に並設してステージ１を形成し、さら
に、これら振り分け台４，５，６のうちセンタに配した
振り分け台６を駆動手段（図示せず）で駆動して当該振
り分け台６を左右方向に反復往復動させた。これによ
り、本パチンコ機のステージ１の遊技球振り分け構造
は、振り分け台６の上面６ａに配した複数の遊技球誘導
路９（図３の（ａ）参照）を振り分け台４，５の各上面
４ａ，５ｂに配した遊技球誘導路７，８に対して左右方
向に反復往復動させてステージ１上を流下する遊技球２
の流路を多様に変化させる構造になっている。

【００１４】次に、本実施の形態のパチンコ機のステー
ジ１の遊技球振り分け構造の詳細を説明する。図１に示
すように、上記ステージ１は、特別図柄表示装置１０の
下側中央に配設されており、図３に示すように、大別し
て、当該特別図柄表示装置１０に固定して取付けられた
固定ステージ１１と、該固定ステージ１１に対して左右
方向（図３の（ａ）に示すＡ方向）にスライド移動可能
に設けられた可動ステージ１２と、該可動ステージ１２
を駆動して左右方向に反復往復動させる駆動手段（図示
せず）と、で構成されている。

【００１５】上記固定ステージ１１は、図３の（ｂ）に
示すように、特別図柄表示装置１０（図１及び図２参
照）の下部に形成したステージ取付部１３の形状に整合
させて下縁部１１ａが略弓状に形成されており、また、
当該固定ステージ１１には、上記振り分け台４，５が前
後方向に、振り分け台６を介在させるための空間１４を
介して配設されている。そして、これら振り分け台４，
５のうち前側に配した振り分け台４には、当該振り分け
台４の上面４ａの中央を前後方向に縦断すると共に前側
に傾斜させて形成した複数（本実施例では３本）の遊技
球誘導路７が設けられており、隣接した遊技球誘導路７
の間には、上面（４ａ）を曲面で形成した隆起部１５が
設けられている。また、固定ステージ１１の後側に配し
た振り分け台５の上面５ａには、上記前側の振り分け台
４上に配した遊技球誘導路７と位置を前後方向に略一致
させて配した複数（本実施例では３本）の遊技球誘導路
８が設けられている。なお、図２及び図３の（ｂ）に示
すように、固定ステージ１１の左右方向両側には、後
側、且つ内側に向けて傾斜し、内側縁の前側に壁１６を
立設したスロープ１７が設けられており、当該スロープ
１７上に飛入した遊技球２が後側の振り分け台５に誘導
される構造になっている。

【００１６】また、上記可動ステージ１２には、図３の
（ａ）に示すように、上面６ａに複数（本実施例では６
本）の遊技球誘導路９を左右方向に等間隔で配した振り
分け台６が形成されており、これら遊技球誘導路９の間
には、上面（９ａ）を曲面で形成した隆起部１５が形成
されている。そして、本パチンコ機のステージ１の遊技
球振り分け構造は、可動ステージ１２に設けたセンタの
振り分け台６を、上記固定ステージ１１の振り分け台
４，５間の空間１４に配することで、図２に示すよう
に、ステージ１上に、振り分け台４，５，６を前後方向
に階段状に配設させた構造になっている。なお、各遊技
球誘導路９間に設けた隆起部１５は、遊技球２が左右方
向に転動可能なように高さ等が所要に形成されている。

【００１７】また、上記可動ステージ１２は、図３の
（ａ）に示すように、振り分け台６の左右方向両側に、
左右方向（可動ステージ１２のスライド方向）に長い長
孔１８を有した案内部１９を具備しており、該案内部１
９の長孔１８を特別図柄表示装置１０の所要位置に配し
た突部（図示せず）に係合させて当該可動ステージ１２
を左右方向にスライド移動可能に案内させた構造になっ
ている。そして、本パチンコ機のステージ１の遊技球振
り分け構造では、駆動手段としての電動モータ（図示せ
ず）の回転軸の回転運動を、例えば、該回転軸と一体で
回転するクランクと、一端が該クランクの一端に回動可
能に連結されると共に他端が可動ステージ１２に回動可
能に連結された連桿と、から成る機構（図示せず）を介
して反復往復動に変換することにより、上記可動ステー
ジ１２を固定ステージ１１に対して左右方向に反復往復
動させた構造になっている。

【００１８】このような構成において、本実施の形態の
パチンコ機のステージ１の遊技球振り分け構造の作用を
説明する。本パチンコ機のステージ１の遊技球振り分け
構造は、図示しない電動モータ（駆動手段）で可動ステ
ージ１２を駆動して前後方向に階段状に配した振り分け
台４，５，６のうちセンタに位置した振り分け台６を左
右方向に反復往復動させたことにより、例えば、図４に
示すように、遊技球２が、センタの振り分け台６の右端
（振り分け台６のステージ１上に現出している部分の右
端）の遊技球誘導路９に飛入した場合であっても、図４
及び図５に示すように、当該遊技球２は、振り分け台６
が左方向に移動することでステージ１の左右方向中央に
搬送され、図２に示すように、前側の振り分け台４に配
した中央の遊技球誘導路７に流下し、当該遊技球誘導路
７から落下して入賞口（始動入賞口）３に入賞する。

【００１９】さらに、本パチンコ機のステージ１の遊技
球振り分け構造では、前側の振り分け台４に配した複数
の遊技球誘導路７間に上面を曲面で形成した隆起部１５
を設けると共に、センタの振り分け台６に配した複数の
遊技球誘導路７間に上面を曲面で形成した隆起部１５を
設けたことにより、振り分け台７，９上に飛入した遊技
球２が隆起部１５上を左右方向に転動することが可能と
なり、これにより、遊技球２の流路を多様に変化させる
ことができる。

【００２０】したがって、本実施の形態のパチンコ機の
ステージ１の遊技球振り分け構造は、上面４ａ，５ａ，
６ａに遊技球誘導路７，８，９を配した振り分け台４，
５，６を前後方向に階段状に配してステージ１を形成す
ると共に、該ステージ１を振り分け台４，５を配した固
定ステージ１１と、振り分け台６を配した可動ステージ
１２とに分割し、駆動手段（図示せず）の駆動により上
記可動ステージ１２を左右方向に反復往復動させてセン
タの振り分け台６を振り分け台４，５に対して左右方向
に反復往復動させ、当該ステージ１上を流下する遊技球
２の流路を多様に変化させた。これにより、ステージ１
上に飛入した位置で遊技球２の流路が特定されてしまう
ことがなく、遊技者の遊技球２が入賞口（始動入賞口）
３に入賞することへの期待感を持続させることが可能と
なり、遊技の興趣を最大限に向上させることができる。

【００２１】次に、他の実施の形態のパチンコ機のステ
ージ２１の遊技球振り分け構造を図６及び図７に基づい
て説明する。なお、上記したパチンコ機のステージ１の
遊技球振り分け構造と構成が同じ部分については、同じ
名称及び符合を用いてその説明を省く。まず、他の実施
の形態のパチンコ機のステージ２１の遊技球振り分け構
造の概略を説明する。本パチンコ機のステージ２１の遊
技球振り分け構造は、上面４ａ，５ａ，６ａに左右方向
に所定間隔で突起２２を配した振り分け台４，５，６を
前後方向に配して当該ステージ２１を形成し、該ステー
ジ２１を振り分け台４，５を配した固定ステージ１１
と、振り分け台６を配した可動ステージ１２とに分割
し、駆動手段（図示せず）の駆動により上記可動ステー
ジ１２を左右方向に反復往復動させた構造になってい
る。これにより、上記可動ステージ１２に設けたセンタ
の振り分け台６を振り分け台４，５に対して左右方向に
反復往復動させて当該ステージ２１上を流下する遊技球
２の流路を多様に変化させることができ、飛入した位置
で遊技球２のステージ２１上における流路が特定されて
しまうことがなく、遊技者の遊技球２が入賞口（始動入
賞口）３に入賞することへの期待感を持続させることが
可能となり、遊技の興趣を最大限に向上させることがで
きる構造になっている。

【００２２】次に、他の実施の形態のパチンコ機のステ
ージ２１の遊技球振り分け構造の詳細を説明する。図６
及び図７に示すように、本パチンコ機のステージ２１の
遊技球振り分け構造では、上記ステージ２１の上面、即
ち前後方向に並設した振り分け台４，５，６の上面４
ａ，５ａ，６ａで、前側に傾斜した一様な平面が形成さ
れており、ステージ２１に飛入した遊技球２（図２参
照）を当該ステージ２１の下方に配した図示しない入賞
口（始動入賞口）方向に流下させる構造になっている。
また、各振り分け台４，５，６の上面４ａ，５ａ，６ａ
には、鉛直方向の軸線を有し、頂部が軸断面で切断され
た略円錐状の突起２２が、左右方向に所定間隔（例え
ば、遊技球２個が通過できる程度の間隔）で配設されて
おり、本ステージ２１は、これら突起２２の両側に遊技
球２が流下可能な遊技球誘導路（図示せず）を配した構
造になっている。そして、本パチンコ機のステージ２１
の遊技球振り分け構造は、ステージ２１上を流下する遊
技球２を上記突起２２に衝突させることで当該遊技球２
の流路を多様に変化させると共に、駆動手段（図示せ
ず）で可動ステージ１２を駆動してセンタの振り分け台
６上に配した複数の突起２２及びこれら突起２２の両側
に配した遊技球誘導路を左右方向に反復往復動させたこ
とで、遊技球２の流路をより多様に変化させた構造にな
っている。

【００２３】このような構成において、他の実施の形態
のパチンコ機のステージ２１の遊技球振り分け構造の作
用を説明する。ステージ２１上に飛入した遊技球２は、
ステージ２の上面を前側に傾斜した一様な平面で形成し
たことで当該ステージ２１上（振り分け台４，５，６の
上面４ａ，５ａ，６ａ）を図示しない入賞口（始動入賞
口）方向へ流下する。この際、上記遊技球２は、振り分
け台４，５，６の各上面４ａ，５ａ，６ａに左右方向に
配した突起２２に衝突して跳ね返り、流路が多様に変化
することとなる。さらに、本ステージ２１の振り分け構
造では、駆動手段（図示せず）で可動ステージ１２を駆
動してセンタの振り分け台６上に配した複数の突起２２
及びこれら突起２２の両側に配した遊技球誘導路（図示
せず）を左右方向に反復往復動させたことにより、ステ
ージ２１上を流下する遊技球２の流路をより多様に変化
させることが可能となる。したがって、本パチンコ機の
ステージ２１の振り分け構造は、遊技球２の飛入した位
置で当該遊技球２のステージ２１上における流路が特定
されてしまうことがなく、遊技者の遊技球２が入賞口
（始動入賞口）に入賞することへの期待感を持続させる
ことが可能となり、遊技の興趣を最大限に向上させるこ
とができる。

【００２４】

【発明の効果】本発明のうち請求項１に記載の発明によ
れば、左右方向に延出した振り分け台の上面に遊技球を
入賞口方向へ誘導する複数の遊技球誘導路を左右方向に
配設し、該振り分け台を前後方向に並設してステージを
形成し、該前後方向に並設した複数の振り分け台のうち
少なくとも１つの振り分け台を駆動手段で駆動して左右
方向に反復往復動させたので、当該ステージ上を流下す
る遊技球の流路を多様に変化させることが可能となり、
ステージ上に飛入した位置で遊技球の流路が特定されて
しまうことがなく、遊技者の遊技球が入賞口（始動入賞
口）に入賞することへの期待感を持続させることがで
き、遊技の興趣を最大限に向上させることができる。

【００２５】また、本発明のうち請求項２に記載の発明
によれば、遊技球誘導路は前側に傾斜して振り分け台の
上面を前後方向に縦断した溝であって、隣接した各溝の
間に上面を曲面で形成した隆起部を設けたので、振り分
け台上を左右方向に転動する遊技球の転動方向に変化を
持たせることができると共に、振り分け台の上面を前後
方向に縦断した複数の溝（遊技球誘導路）を左右方向に
反復往復動させてステージ上を流下する遊技球の流路を
多様に変化させることが可能となり、遊技球はステージ
上に飛入した位置でその後の流路が特定されてしまうこ
とがなく、遊技者の遊技球が入賞口（始動入賞口）に入
賞することへの期待感を持続させることができ、遊技の
興趣を最大限に向上させることができる。

【００２６】また、本発明のうち請求項３に記載の発明
によれば、振り分け台の上面に左右方向に所定間隔で配
した複数の突起を形成し、該突起の両側に遊技球誘導路
を設けたので、ステージ上を流下する遊技球は突起に衝
突して多様に流路を変化させると共に、振り分け台の上
面に配した複数の突起を左右方向に反復往復動させてス
テージ上を流下する遊技球の流路をより多様に変化させ
ることが可能となり、ステージ上に飛入した位置で当該
ステージ上を流下する遊技球の流路が特定されてしまう
ことがなく、遊技者の遊技球が入賞口（始動入賞口）に
入賞することへの期待感を持続させることができ、遊技
の興趣を最大限に向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のパチンコ機のステージの遊技球
振り分け構造の説明図で、特に、本ステージの遊技球振
り分け構造を備えたパチンコ機の遊技盤盤面の正面図で
ある。

【図２】本実施の形態のパチンコ機のステージの遊技球
振り分け構造の斜視図である。

【図３】本実施の形態のパチンコ機のステージの遊技球
振り分け構造の説明図で、（ａ）は可動ステージ単体の
斜視図で、（ｂ）は固定ステージ単体の斜視図である。

【図４】本実施の形態のパチンコ機のステージの遊技球
振り分け構造の斜視図である。

【図５】本実施の形態のパチンコ機のステージの遊技球
振り分け構造の斜視図である。

【図６】他の実施の形態のパチンコ機のステージの遊技
球振り分け構造の斜視図である。

【図７】他の実施の形態のパチンコ機のステージの遊技
球振り分け構造の説明図で、特に、ステージを左右方向
に切断した際に当該ステージを右側からの視線で見た断
面矢視図である。

【図８】従来のパチンコ機のステージの遊技球振り分け
構造の説明図である。

【符号の説明】

１ ステージ ２ 遊技球 ３ 入賞口（始動入賞口） ４ 振り分け台（前側の振り分け台） ４ａ 上面（前側の振り分け台） ５ 振り分け台（後側の振り分け台） ５ａ 上面（後側の振り分け台） ６ 振り分け台（センタの振り分け台） ６ａ 上面（センタの振り分け台） ７ 遊技球誘導路（前側の振り分け台） ８ 遊技球誘導路（後側の振り分け台） ９ 遊技球誘導路（センタの振り分け台） １５ 隆起部 ２１ ステージ ２２ 突起

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飛入した遊技球を所要に振り分けて入賞
   口方向へ誘導するステージを具備したパチンコ機のステ
   ージの遊技球振り分け構造において、左右方向に延出し
   た振り分け台の上面に、遊技球を入賞口方向へ誘導する
   複数の遊技球誘導路を左右方向に配設し、該振り分け台
   を前後方向に並設して前記ステージを形成し、該前後方
   向に並設した複数の振り分け台のうち少なくとも１つの
   振り分け台を駆動手段で駆動して左右方向に反復往復動
   させたことを特徴とするパチンコ機の遊技球振り分け構
   造。
2. 【請求項２】 前記遊技球誘導路は前側に傾斜して前記
   振り分け台の上面を前後方向に縦断した溝であって、隣
   接した各溝の間に上面を曲面で形成した隆起部を設けた
   ことを特徴とする請求項１に記載のパチンコ機のステー
   ジの遊技球振り分け構造。
3. 【請求項３】 前記振り分け台の上面に左右方向に所定
   間隔で配した複数の突起を形成し、該突起の両側に前記
   遊技球誘導路を設けたことを特徴とする請求項１に記載
   のパチンコ機のステージの遊技球振り分け構造。