JP2019187655A - 遊技機 - Google Patents

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誠紀 伊藤
Masanori Ito
誠紀 伊藤
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Abstract

【課題】遊技球を利用した演出効果を向上した遊技機を提供する。【解決手段】パチンコ機では、釘案内部27との接触によって突発的に後上方に跳ね上がった遊技球のみが、ステージ80に到達しうる。釘案内部27からステージ80に到達した遊技球は、ステージ80の第二転動面82によって前下側に案内される。パチンコ機は、ステージ80によって遊技球が案内される演出を、比較的低い確率で発生させることができる。これにより、パチンコ機は、ステージ80で遊技球が転動する演出を際立たせることができる。【選択図】図2

Description

本発明は遊技機に関する。
従来、振分部に遊技球を案内する遊技機が知られている。例えば、特許文献1に開示の遊技機では、ステージと、ステージの左右にそれぞれ設けられた案内路と、ステージに設けられた振分部を備える。各案内路によって案内される遊技球はいずれも、振分部に案内される。振分部まで案内された遊技球は、振分部に設けられたハズレ穴とチャンス穴の何れかに振り分けられる。
特開2014−161397号公報
上記遊技機は、案内路によって案内される遊技球がいずれも振分部に案内されるので、遊技球を利用した演出が単調になる虞があった。
本発明の目的は、遊技球を利用した演出効果を向上した遊技機を提供することである。
本発明に係る遊技機は、遊技領域を流下する遊技球を下側へ案内する第一案内部と、前記第一案内部よりも下側に設けられ、前記遊技球を下側に向けて案内する第二案内部とを備え、前記第二案内部との接触に伴って突発的に上側に移動した前記遊技球のみが、前記第一案内部に到達しうることを特徴とする。
上記構成によれば、第二案内部から第一案内部に到達した遊技球が、第一案内部によって下側に案内される。第一案内部によって遊技球が案内される演出を、比較的に低い確率で発生させることができる。これにより、第一案内部での遊技球の転動を際立たせることができる。よって、遊技球を利用した演出効果を向上した遊技機が実現する。
前記遊技機では、前記遊技球は、前記第一案内部で水平方向に往復転動しえてもよい。突発的に上側に移動した遊技球が、第一案内部で往復移動しながら転動することで、遊技機は、遊技球を利用した演出を向上させることができる。
前記遊技機では、前記第二案内部によって案内される前記遊技球が、前記第二案内部による案内方向と、上下方向とに交差する一方向へ移動するのを規制する規制部を備え、前記第二案内部との接触に伴って突発的に前記規制部よりも上側に移動した前記遊技球のみが、前記第一案内部に到達しえてもよい。この場合、遊技球が第一案内部に到達する可能性が更に低くなるので、遊技機は、ステージで遊技球が転動する演出を際立たせることができる。
前記遊技機では、前記第二案内部は、左右方向に沿って遊技盤に配置された複数の遊技釘である第一釘列と、前記第一釘列と左右方向に離れた位置で、左右方向に沿って前記遊技盤に配置された複数の遊技釘である第二釘列とを備え、前記第一釘列で突発的に上側に移動した前記遊技球と、前記第二釘列で突発的に上側に移動した前記遊技球が、前記第一案内部に到達しえてもよい。この場合、第一案内部へと到る遊技球の経路を多様化できる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の斜視図である。 演出部60の斜視図である。 演出部60とステージ80の平面図である。 図4のA−A線の矢視方向におけるステージ80の断面図である。 図4のB−B線の矢視方向におけるステージ80の断面図である。 図4のC−C線の矢視方向におけるステージ80の断面図である。 図4のD−D線の矢視方向におけるステージ80の断面図である。 ステージ80での遊技球Pの転動の一例を示す平面図である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施の形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。
図1および図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。パチンコ機1の上半分の部分には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は略正方形であり、透明なガラス板を保持したガラス枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下方部には、発射機に遊技球Pを供給し、且つ賞球を受ける上皿5が設けられている。上皿5の直下には、賞球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球Pの発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。ガラス枠13の上部の左右の角にはスピーカ48がそれぞれ設けられている。
遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。遊技領域4には、枠体67が取り付けられている。枠体67の上部は、円弧状に湾曲した形成されたガイドレール20である。枠体67はLCDである表示装置28を正面視において囲む。表示装置28は、各種の情報を遊技者に向けて表示する表示面28Aを備える。表示面28Aは、遊技盤2の中央部に設けられた中央開口部8から前方に露出する。
中央開口部8よりも下側には、第一釘列21と第二釘列22が遊技盤2に設けられる。第一釘列21と第二釘列22は、いずれも、遊技盤2に打ち込まれた複数の遊技釘23によって形成される。第一釘列21は左上側から右下側に向けて配列され、第二釘列22は右上側から左下側に向けて配列される。第一釘列21と第二釘列22は、遊技球Pを遊技盤2の中央側且つ下側に向けて案内する。第一釘列21又は第二釘列22によって案内される遊技球Pは、二つの命釘29に向けて流下可能である。遊技球Pは、二つの命釘29の間を通過した後、その下方にある普通図柄始動ゲート14を通過する。つまり、第一釘列21と第二釘列22は、遊技領域4を流下する遊技球Pを普通図柄始動ゲート14に向けて案内する。遊技球Pが普通図柄始動ゲート14を通過することを契機として、普通当たり判定は実行される。普通図柄始動ゲート14を通過した遊技球Pは、その下方にある入賞口16に入賞する。入賞口16の下方には、アウト口19が設けられる。以下、第一釘列21と第二釘列22を総称するとき、釘案内部27と称する。
枠体67の下部は、正面視で略V字状に形成された規制部25である。規制部25の前面は、遊技盤2の前面と略面一である。正面視において、釘案内部27を構成する各遊技釘23と、規制部25の下端との上下方向の最短距離は、いずれも、遊技球Pの外径よりも小さく、本実施形態では遊技球Pの半径よりも小さい。従って、第一釘列21と第二釘列22によって下側に案内される遊技球Pは、規制部25によって後方への移動を規制される。また、本実施形態では正面視において、釘案内部27を構成する各遊技釘23と規制部25の上端との上下方向の最短距離は、遊技球Pの外径の1.5倍以上ある。
中央開口部8よりも右下側には、上方から順に、普通電動役物31〜33が設けられる。普通電動役物31〜33には、それぞれ開閉部材35〜37が設けられる。普通図柄始動ゲート14を遊技球Pが通過することを契機とした普通当たり判定によって、普通当たりが出ると、開閉部材35が開く。これにより、普通電動役物31に遊技球Pが入賞可能となる。普通電動役物31に遊技球Pが入球することを契機として、普通当たり判定が行われ、普通当たりが出ると、開閉部材36が開く。開閉部材36が開くと、普通電動役物32に遊技球Pが入賞可能となる。普通電動役物32に遊技球Pが入賞することを契機として、普通当たり判定が行われ、普通当たりが出ると、開閉部材37が開く。これにより、普通電動役物33に遊技球Pが入賞可能となる。
中央開口部8の右側には、下方から順に、普通図柄始動ゲート15、普通電動役物34が設けられる。普通図柄始動ゲート15を遊技球Pが通過することによって、普通当たり判定が行われ、普通当たりが出ると、普通電動役物34に設けられた可動部材38が開放される。これにより、普通電動役物34に遊技球Pが入賞可能となる。
図3に示すように、枠体67の下部には、演出部60が設けられる。演出部60は、左案内部61、案内部62、振分部63、及びステージ部材70を備える。左案内部61は、いわゆるワープ経路であり、左上方から右下方に延び、さらに下方に向けて延びる略筒状である。左案内部61は、透明な部材によって形成される。左案内部61の上流側端部は、左上方を向くワープ穴61Aである。左案内部61の下流側端部は、下方を向く排出口(図示略)である。案内部62は、左案内部61の排出口の真下となる位置から右下側に向けて延びる。案内部62は、上方に向けて開口した凹状に形成される。振分部63は、遊技盤2の中央側に設けられた、いわゆるクルーンである。振分部63は、案内部62の下流側端部(右側端部)と一体的に形成される。振分部63は、中央孔64、左孔65、および右孔66を備える。これら三つの孔は、遊技球Pが通過可能な平面視で円形状の孔であり、案内部62の下流側端部よりも下側にある。
ステージ部材70は、振分部63の下方に設けられた凹状部材であり、上側と前側とに向けて開放されている。ステージ部材70は、左転動面75、右転動面76、及び下転動面77を備える。左転動面75は、左孔65の真下となる位置から左下方へ延び、さらに前下方に延びる。右転動面76は、右孔66の真下となる位置から右下方へ延び、さらに前下方に延びる。左転動面75と右転動面76は、互いに左右対称な形状である。下転動面77は、左転動面75の下流側端部と、右転動面76の下流側端部とに接続する面である。本実施形態では、左転動面75、右転動面76、及び下転動面77は、互いに一体的に形成されるが、それぞれ別体に形成されていてもよい。
下転動面77は、左右に並べた二つの湾曲面77Aと、二つの湾曲面77Aの間に形成した傾斜面77Bと、普通図柄始動口77Cとを備える。湾曲面77Aは、下方に円弧状に凹み、且つ前後方向に延びる。左側の湾曲面77Aは、左側の命釘29の左上方に位置し、右側の湾曲面77Aは、右側の命釘29の右上方に位置する。傾斜面77Bは、中央孔64の真下に設けられると共に、二つの湾曲面77Aよりも上側にある。傾斜面77Bは、下後方に向けて傾斜する。普通図柄始動口77Cは、傾斜面77Bの後側に形成される。傾斜面77Bと普通図柄始動口77Cは、ステージ部材70の左右方向略中央部に配置される。
普通図柄始動口77Cに遊技球Pが入賞した場合、普通当たり判定が行われる。普通図柄始動口77Cへの遊技球Pの入賞を契機とした普通当たり判定の当たり確率は、普通図柄始動ゲート14(図1参照)の遊技球Pの通過を契機とした普通当たり判定の当たり確率よりも、高い。
図4に示すように、案内部62と表示面28A(図2参照)の間には、左右方向に延びるステージ80が設けられる。ステージ80には、釘案内部27(図2参照)を転動しながら突発的に跳ね上がった遊技球Pのみが到達しうる。つまり、釘案内部27以外を転動する遊技球P(例えば、案内部62、振分部63を転動している遊技球P)は、ステージ80に到達不能である。ステージ80に到達した遊技球Pは、ステージ80上で左右方向と前後方向に往復転動可能である。ステージ80は、左転動部88、右転動部89、及び、前壁部87を備える。
図4〜図8に示すように、左転動部88は、左側から順に、第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83を備える。本実施形態では、これら三つの転動面はいずれも平面状に形成される。平面視において、第一転動面81は略台形状であり、第二転動面82及び第三転動面83は略三角形状である。第一転動面81の右端と第二転動面82の左端とは互いに接続し、第二転動面82の右端と第三転動面83の左端とは互いに接続する。
第一転動面81は、第二転動面82との接続部分に向けて(即ち右側に向けて)下方に傾斜する。第二転動面82は、後上方から前下方に向けて傾斜する。第三転動面83は、第二転動面82との接続部分に向けて(即ち左側に向けて)傾斜する。本実施形態では、第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83は、互いに勾配が異なる面である。これら三つの転動面において、最も急勾配となる転動面と、最も緩やかな転動面は、任意に設定されてよい。
右転動部89は、左転動部88と左右対称である。右転動部89は、右側から順に、第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83を備える。右転動部89の第三転動面83の左端は、左転動部88の第三転動面83の右端と接続する。説明の重複を避けるために、右転動部89の詳細な説明を省略する。
ステージ80の左転動部88では、第一転動面81の右後部、第二転動面82の後部、及び、第三転動面83の左後部は、案内部62の下部と略同じ高さ位置にある。つまり、左転動部88の第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83の少なくとも一部は、案内部62と正面視で重なる位置にある。
前壁部87は、ステージ80の前端部を構成する壁部であり、正面視で左右方向に延びる矩形状である。前壁部87は、ステージ80の二つの第一転動面81の前方と、二つの第三転動面83の前方とに形成される。前壁部87には、前後方向に開口された二つの排出開口部87Aが設けられる。二つの排出開口部87Aは、それぞれ、二つの第二転動面82の前端と対向する。排出開口部87Aは、第二転動面82の前端と略同じ高さ位置にある。排出開口部87Aは、ステージ80で往復転動した遊技球Pを、前方に向けて排出可能である。二つの排出開口部87Aは、振分部63を間にして並ぶ左右方向位置に設けられる。すなわち、排出開口部87Aは、振分部63に対して左右方向にずれた位置にて、遊技球Pを前方に排出する。
図3、図4に示すように、ステージ80の前方には、案内排出部90が設けられる。案内排出部90は、ステージ80上で転動した遊技球Pを前方に向けて排出する。案内排出部90は、遊技者にとって視認可能な板状の部材である。案内排出部90は、二つの排出流路91、二つの特定凹部92を備える。排出流路91と特定凹部92は、いずれも、正面視で略U字状の凹部であり、前後方向に延びる。また、排出流路91と特定凹部92は、遊技者に視認可能である。
二つの排出流路91は、振分部63を間にして左右方向に並ぶ。左側の排出流路91は、案内部62の下方で前後方向に延びる。左側の排出流路91の前端部は、ステージ部材70の左転動面75の上方にある。右側の排出流路91の前端部は、ステージ部材70の右転動面76の上方にある。排出流路91の幅寸法(即ち、左右方向における内寸法)は、遊技球Pの外径に対して、1.01倍〜1.10倍程度の長さとなっている。左側の排出流路91の底部91A(図3参照)と、案内部62の上下方向における最短距離は、遊技球Pの外径よりも長い。従って、左側の排出流路91を流下する遊技球Pは、案内部62に接触することはない。
二つの特定凹部92は、二つの排出流路91を間にして左右方向に並ぶ。二つの特定凹部92は、二つの排出流路91よりも上側にある。二つの特定凹部92は、前壁部87の前方に設けられる。従って、ステージ80で転動する遊技球Pは、二つの特定凹部92に到達不能である。
左側の特定凹部92は、左転動部88の第一転動面81の左部と正面視で重なり、右側の特定凹部92は、右転動部89の第一転動面81の右部と正面視で重なる。特定凹部92の幅寸法(即ち、左右方向における内寸法)は、遊技球Pの外径に対して、1.01倍〜1.10倍程度であり、排出流路91の幅寸法と略同じである。左側にある特定凹部92の底部92A(図3参照)と案内部62の上下方向における最短距離は、遊技球Pの外径よりも短い。
図3を参照し、ワープ穴61Aに進入する遊技球Pの流下動作を説明する。遊技領域4の左側を流下する遊技球Pが、ワープ穴61Aに進入すると、左案内部61の排出口から下方に排出されて、案内部62に落下する。遊技球Pは、案内部62に沿った経路151をたどって、右下側へ案内される。遊技球Pは振分部63に到達する。その後、案内部62よりも下側で旋回するように転動した後、振分部63にある遊技球Pは、中央孔64、左孔65、及び右孔66のいずれかの孔を通過して下方に落下する。
中央孔64を通過した遊技球Pは、上下方向に延びる経路101をたどって、傾斜面77Bに落下する。遊技球Pは、傾斜面77Bによって後下方に案内されることにより、普通図柄始動口77Cに容易に入賞する。遊技球Pは、傾斜面77Bから二つの湾曲面77Aのいずれかに向けて転動してもよい。
左孔65を通過した遊技球Pは、左転動面75に沿って延びる経路102をたどって、左転動面75を転動し、下転動面77に到達する。その後、遊技球Pは、例えば、二つの湾曲面77Aの間で左右方向に往復転動する。左右方向における遊技球Pの勢いが弱まると、遊技球Pは、左側の湾曲面77Aまたは右側の湾曲面77Aに沿って、前方に排出される(経路104、105)。左側の湾曲面77Aから排出された遊技球Pは、例えば、第一釘列21を転動して、遊技領域4の下側まで流下する。左側の湾曲面77Aから排出された遊技球Pは、二つの命釘29の間を通過してもよい。右側の湾曲面77Aから排出される遊技球Pも同様である。尚、遊技球Pは、二つの湾曲面77Aの間で左右方向に往復転動しながら傾斜面77Bに到達し、普通図柄始動口77Cに向けて案内されてもよい。
右孔66を通過した遊技球Pは、右転動面76に沿った経路103をたどって、下転動面77に到達する。その後、遊技球Pは、左孔65を通過した遊技球Pと同様の転動動作を行う。説明の重複を避けるために、詳細な説明を省略する。
図2、図9を参照し、ステージ80に到達する遊技球Pの流下を説明する。釘案内部27の第二釘列22を転動していた遊技球Pは、例えば、いずれかの遊技釘23の頭部に当たること等によって、突発的に跳ね上がる場合がある。釘案内部27にて跳ね上がる遊技球Pは、ステージ部材70から排出された遊技球Pであってもよい。跳ね上がった遊技球Pのうちで、規制部25の上方を通過して後方に移動できた遊技球Pは、ステージ80に到達しうる。遊技球Pがステージ80に到達する可能性は、遊技球Pがワープ穴61Aに進入する可能性よりも著しく低い。
ステージ80に到達した遊技球Pが、右転動部89の第一転動面81に落下すると、第一転動面81は、遊技球Pを第二転動面82に向けて案内する。遊技球Pは、第二転動面82、第三転動面83、第三転動面83、第二転動面82、及び第一転動面81を順に転動して、ステージ80の左側まで転動する。その後、遊技球Pは、左転動部88の第一転動面81によって、第一転動面81と第二転動面82との接続部分に向けて案内される。このようにして、遊技球Pは、一例として経路153をたどって、ステージ80の上で左右方向に往復揺動する。尚、遊技球Pが、前方に向けて転動する場合であっても、前壁部87との接触によって、遊技球Pは後方に跳ね返される。つまり、前壁部87は、遊技球Pが前方へ向けて排出されるのを規制する。従って、ステージ80では、遊技球Pが前後方向に往復転動する場合もある。
ステージ80を転動する遊技球Pの左右方向における勢いが、やがて弱まる。左転動部88と右転動部89のいずれにある場合でも、遊技球Pは、第一転動面81と第三転動面83によって、第二転動面82に向けて案内され、第二転動面82にて左右方向に殆ど転動しなくなる。第二転動面82によって前下方に案内されることで、遊技球Pは、二つの排出開口部87Aのいずれかから前方に排出される。
左側の排出開口部87Aから排出された遊技球Pは、左側にある排出流路91によって前方に排出される(経路154)。つまり、案内部62の下方を通過して前方に排出される。その後、遊技球Pは、左転動面75(図3参照)の前部に落下し、ステージ部材70の下転動面77に向けて流下する。その後の遊技球Pの流下は、上述した通りである。
一方、右側の排出開口部87Aから排出された遊技球Pは、右側にある排出流路91によって前方に排出される(経路155)。その後、遊技球Pは、右転動面76の前部に落下し、ステージ部材70の下転動面77に向けて流下する。
釘案内部27の第一釘列21から突発的に跳ね上がった遊技球Pが、ステージ80に到達する場合もあるが、上述の第二釘列22から遊技球Pが跳ね上がる場合と同様であるので、詳細な説明を省略する。
尚、案内部62から振分部63に流下して遊技球Pが振り分けられる演出と、ステージ80で遊技球Pが転動する演出が同じタイミングで実行されてもよい。遊技領域4には絶え間なく遊技球Pが打ち込まれるので、二つの演出が同時に行われることは可能である。この場合、複数の遊技球Pが遊技盤2の中央側で多様な流下をするように遊技者には見える。従って、遊技者に与えるインパクトは大きくなる。また、排出流路91から排出される遊技球Pと、振分部63から落下する遊技球Pとが、ステージ部材70にて互いに衝突し合ってもよい。この場合、遊技球Pの流下態様がさらに多様化する。
以上、説明したように、パチンコ機1では、案内部62によって案内された遊技球Pが、振分部63によって経路101〜103のいずれかに振り分けられる演出が実行される。また、パチンコ機1では、ステージ80にて遊技球Pが転動する演出が実行される。ステージ80にて転動した遊技球Pは、振分部63に対して左右方向にずれた排出開口部87Aに案内される。振分部63にて遊技球Pが振り分けられる演出と、ステージ80で遊技球Pが転動する演出は、前後方向にずれた位置で実行される。従って、パチンコ機1の正面側にいる遊技者は、特定の領域(特定の空間)が、遊技球Pを利用した種々の演出に利用されているように見える。そして、案内部62によって案内される遊技球Pの経路151と、ステージ80によって案内される遊技球Pの経路153とが異なるので、遊技球Pが流下する経路は多様化する。よって、遊技球Pを利用した演出効果を向上したパチンコ機1が実現する。
ステージ80は、第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83を、二つずつ備える。遊技球Pは、これらの転動面を順に転動することによって、左右方向と前後方向に往復転動する。左転動部88の第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83は、それぞれ、案内部62と正面視で重なる位置にある。ステージ80の転動面で遊技球Pが転動する経路153の少なくとも一部は、案内部62によって遊技球Pが案内される経路151と正面視で重なる。従って、パチンコ機1の正面側にいる遊技者は、特定の領域(特定の空間)が、遊技球Pを利用した種々の演出に利用されているように見える。よって、パチンコ機1は、遊技球Pを利用した演出効果を更に向上できる。
左側の排出流路91は、案内部62の下方にある。即ち、ステージ80の一部は、案内部62と平面視で重なる位置にある。これにより、ステージ80の左側の排出開口部87Aから排出される遊技球Pは、案内部62から上下方向にずれた経路154を通過する。よって、案内部62に対して上下方向にずれた位置にあるスペースを有効に活用できるので、パチンコ機1は小型化できる。
釘案内部27との接触に伴って突発的に後上方に跳ね上がった遊技球Pのみが、ステージ80に到達しうる。パチンコ機1は、ステージ80によって遊技球Pが案内される演出を、比較的低い確率で発生させることができる。より詳細には、遊技球Pがステージ80に到達する確率は、遊技球Pがワープ穴61Aに進入する確率よりも著しく低い。これにより、パチンコ機1は、ステージ80で遊技球Pが転動する演出を、際立たせることができる。よって、遊技球Pを利用した演出効果を向上したパチンコ機1が実現する。
遊技球Pは、ステージ80で左右方向に往復移動しながら転動しうる。突発的に上側に跳ね上がった遊技球Pが、その後、ステージ80にて左右方向に往復転動するので、遊技球Pの流下は大きく変化するように見える。よって、パチンコ機1は、遊技球Pを利用した演出効果を向上させることができる。
規制部25は、釘案内部27によって案内される遊技球Pが後方へ移動するのを規制する。そして、釘案内部27との接触によって釘案内部27よりも上方に跳ね上がった遊技球Pのみが、ステージ80に到達し得る。これにより、遊技球Pがステージ80に到達する可能性が更に低くなるので、パチンコ機1は、ステージ80で遊技球Pが転動する演出を更に際立たせることができる。また、本実施形態では正面視において、釘案内部27を構成する各遊技釘23と規制部25の上端との上下方向の最短距離は、遊技球Pの外径の1.5倍以上ある。従って、遊技球Pが規制部25を超えて後側へ向かう可能性は、低くなる。よって、パチンコ機1は、ステージ80で遊技球Pが転動する演出を更に際立たせることができる。
第一釘列21と第二釘列22とのいずれかにおいて突発的に跳ね上がった遊技球Pのみが、ステージ80に到達しうる。この場合、第一釘列21へと到る遊技球Pの経路をパチンコ機1は、多様化できる。
振分部63によって振り分けられた遊技球Pと、ステージ80で転動した遊技球Pは、いずれも、ステージ部材70に流下する。つまり、前後方向にずれた二つの異なる経路(即ち、経路151、153)をたどった遊技球Pは、いずれもステージ80に到達する。これにより、パチンコ機1は、遊技球Pの経路を多様化しつつ、遊技球Pの流下に統一感を持たせることができる。
第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83は、互いに異なる勾配である。また、第一転動面81と第三転動面83は、いずれも、第二転動面82に向けて下側へ傾斜し、第二転動面82は前下方に向けて傾斜している。これにより、ステージ80で転動する遊技球Pの勢い、方向、及び速さは、不規則に変化し易い。よって、パチンコ機1は、ステージ80を転動させる遊技球Pの演出を向上できる。
また、第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83は、いずれも、水平方向に対して傾斜する。これにより、パチンコ機1は、ステージ80上での遊技球Pの滞留(停止)を抑制できるので、いわゆるブドウ球の発生を抑制できる。
特定凹部92と排出流路91は、遊技者に視認可能な位置で左右方向に並ぶ。また、特定凹部92と排出流路91の内寸法は、いずれも、遊技球Pの直径よりも大きな正面視逆U字状である。つまり、特定凹部92と排出流路91が互いに類似する形状である。よって、パチンコ機1は、特定凹部92と排出流路91をいずれも飾り部材のように見せることができ、遊技者は、排出流路91が遊技球Pの経路であることを認識しにくい。従って、遊技球Pが排出流路91から排出されるときの遊技者にとってのインパクトは、大きくなる。
また、特定凹部92と排出流路91の内寸法は、いずれも、遊技球Pの直径よりも大きい。従って、排出流路91が遊技球Pの排出流路であると、遊技者が仮に認識できた場合、特定凹部92から遊技球Pが排出されることを遊技者は期待する。従って、排出流路91から遊技球Pが排出されるのを遊技者が複数回見ても、遊技者は、他の排出の仕方があることを期待する。よって、ステージ80での遊技球Pの転動は、遊技者にとって飽きにくいものとなる。
以上説明にて、パチンコ機1は本発明の遊技機の一例である。ステージ80は本発明の「第一案内部」の一例である。釘案内部27は本発明の「第二案内部」の一例である。後方向は本発明の「一方向」の一例である。
本発明は、上記実施例に限定されない。振分部63は、振分部63は、中央孔64、左孔65、右孔66以外の孔を備えていてもよい。振分部63は、案内部62と別体であってもよく、この場合、振分部63は、例えば、上下方向を軸方向として回転可能であってもよい。振分部63は、例えばモータ等の駆動力によって回転する。ステージ80は、振分部63に対して後方に設けられる代わりに、振分部63の前方に設けられてもよい。
第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83は、いずれも、湾曲した面であってもよい。ステージ80は、第一転動面81、第二転動面82、及び第三転動面83以外の転動面を備えてもよい。ステージ80は、右転動部89を備えず、左転動部88だけを備えてもよい。この場合、右側の排出開口部87Aと右側の排出流路91は、パチンコ機1に設けられない。排出流路91と特定凹部92は、遊技球Pが流下可能であればよく、正面視で逆U字状である代わりに、例えば正面視で円形状であってもよい。
排出流路91は、案内部62の下方に設けられる代わりに、案内部62の上方に設けられてもよい。この場合、排出流路91によって排出される遊技球Pは、案内部62に対して上方となる位置を通過する。また、特定凹部92が遊技球Pを案内可能であってもよい。この場合、特定凹部92とステージ80との間には、前壁部87に代えて、遊技球Pが流下可能な案内部材が設けられる。規制部25は、遊技盤2と別体に形成される代わりに、遊技盤2と一体的に形成されてもよい。つまり、遊技盤2が、規制部25と同様の機能を発揮してもよい。
排出開口部87Aと排出流路91の左右方向位置は、適宜変更されてよい。例えば、排出開口部87Aと排出流路91は、左転動部88の第三転動面83と右転動部89の第一転動面81との接続部分の前方に設けられてもよい。この場合、排出開口部87Aから排出されて排出流路91によって案内される遊技球Pは、振分部63の例えば下方を通過する。これにより、演出部60に対して上下方向にずれた位置にあるスペースを有効に活用できるので、パチンコ機1は小型化できる。
釘案内部27を流下する遊技球Pが、ステージ80に到達不能であってもよい。この場合、釘案内部27に代えて案内部62で突発的に跳ね上がる遊技球Pのみがステージ80に到達しえるのであれば、案内部62が本発明の「第一案内部」の一例となる。
また、請求項、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、入賞口、普通図柄始動ゲート等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、前記要素につけられた名称(要素名)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。従って、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「振分手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。
更には、上記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、何れも当業者であれば容易に考えられる事項であり、敢えて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、特許請求の範囲等においてそれらを明確に除外している旨の記載がない限りは、それら全てについて本発明に係る権利範囲に含まれることは言うまでもない。従って、その程度の範囲内での構成上の差異を、本実施例に記載がなされていないことを理由に遊技機に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはあたらない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1 パチンコ機
4 遊技領域
21 第一釘列
22 第二釘列
25 規制部
27 釘案内部
80 ステージ

Claims (4)

  1. 遊技領域を流下する遊技球を下側へ案内する第一案内部と、
    前記第一案内部よりも下側に設けられ、前記遊技球を下側に向けて案内する第二案内部と
    を備え、
    前記第二案内部との接触に伴って突発的に上側に移動した前記遊技球のみが、前記第一案内部に到達しうることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技球は、前記第一案内部で水平方向に往復転動しうることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第二案内部によって案内される前記遊技球が、前記第二案内部による案内方向と、上下方向とに交差する一方向へ移動するのを規制する規制部を備え、
    前記第二案内部との接触に伴って突発的に前記規制部よりも上側に移動した前記遊技球のみが、前記第一案内部に到達しうることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第二案内部は、
    左右方向に沿って遊技盤に配置された複数の遊技釘である第一釘列と、
    前記第一釘列と左右方向に離れた位置で、左右方向に沿って前記遊技盤に配置された複数の遊技釘である第二釘列と
    を備え、
    前記第一釘列で突発的に上側に移動した前記遊技球と、前記第二釘列で突発的に上側に移動した前記遊技球が、前記第一案内部に到達しうることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
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