JP2002369890A - 防火区画用スクリーンシャッター - Google Patents

防火区画用スクリーンシャッター

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JP2002369890A
JP2002369890A JP2001179150A JP2001179150A JP2002369890A JP 2002369890 A JP2002369890 A JP 2002369890A JP 2001179150 A JP2001179150 A JP 2001179150A JP 2001179150 A JP2001179150 A JP 2001179150A JP 2002369890 A JP2002369890 A JP 2002369890A
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JP
Japan
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curtain
opening
screen
evacuation door
closing
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JP2001179150A
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Inventor
Kiyomi Yasuhara
清巳 安原
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Unitika Glass Fiber Co Ltd
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Unitika Glass Fiber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 避難扉の円滑な開放操作性および確実な閉鎖
性能を確保しつつ、避難扉の開閉縁部とスクリーン幕と
の間に発生しうる隙間を適切にカバーすることができる
防火区画用スクリーンシャッターを提供する。 【解決手段】 建物内部を間仕切りする不燃性もしくは
耐火性の可撓性を有するスクリーン幕4に、その上下方
向に沿うスリットSを備えることで当該スリットSを開
閉縁部5aとして開閉される避難扉5を設けた防火区画
用スクリーンシャッターにおいて、上記避難扉5の開閉
操作範囲の外側に当該避難扉5の開閉縁部5aに近接さ
せて、これらスクリーン幕4の幕面4aや該避難扉5に
作用する圧力によって当該幕面4aと該避難扉5の開閉
縁部5aとの間に発生する隙間Qをカバーするカバー手
段9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、避難扉の円滑な開
放操作性および確実な閉鎖性能を確保しつつ、避難扉の
開閉縁部とスクリーン幕との間に発生しうる隙間を適切
にカバーすることができる防火区画用スクリーンシャッ
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防火区画用スクリーンシャッター
は、巻き取り可能な可撓性を有する不燃性もしくは耐火
性のスクリーン幕を天井から繰り出して床まで垂下させ
るようにし、この垂下させたスクリーン幕により建物内
部を間仕切りして防火区画とするようになっている。ス
クリーン幕は隣り合う幕材の端縁同士を2枚重ねし、こ
の重ね合わせ部分を縫合などして接合することにより形
成されている。そして特にこのスクリーン幕には、これ
が幕材で形成されることを利用して、一体的に避難扉が
設けられている。
【0003】具体的には、2枚重ねした重ね合わせ部分
における接合を相当の高さ位置から床に達する幕材の下
縁まで行わないことで隣り合う幕材と幕材との間にこれ
らを分かつ上下方向のスリットが形成されるようにし、
このスリットによってスクリーン幕に避難扉を形成する
ようにしていて、この避難扉はいわばスクリーン幕の一
部として形成されている。このようにすれば、スリット
によって一方の幕材に対し他方の幕材を押し動かすこと
ができ、この際に得られる幕材同士の接離作用を避難扉
の開閉動作として利用することができる。避難扉を開放
するときには、単に避難方向に向かって押せばよく、押
された避難扉はスリットを開閉縁部とし、押し動かされ
る幕材、すなわち避難扉の下縁が浮き上がりながら開か
れて、避難できるようになっている。
【0004】他方、避難扉が閉まる動作は、避難扉の下
縁に設けたウエイトの自重で、浮き上がった避難扉の下
縁を重力方向下方へ引っ張り、これによって避難扉に復
原性が付与されて閉じられるようになっている。
【0005】このような構成のスクリーン幕を利用した
スクリーンシャッターでは、避難扉の閉鎖状態は上述し
たウエイトによって維持されるようになっている。ま
た、スクリーン幕自体に関しても、その下縁にウエイト
が設けられ、このウエイトの自重でスクリーン幕を下方
に引っ張って間仕切り状態を安定的に確保できるように
している。
【0006】しかしながら、一時的にでもこれらウエイ
トの重さを越える圧力が避難扉やスクリーン幕に作用す
るとこれらウエイトが浮き上がって、互いに重なり合っ
ている避難扉の開閉縁部とスクリーン幕との間に隙間が
発生し、避難扉が開いた状態になってしまうおそれがあ
る。
【0007】そこで、このような事態に対処できる構造
として、2枚重ねした幕材の重ね合わせ部分にさらに、
避難扉の開閉縁部をスクリーン幕との間に挟み込むもう
一枚の幕材を追加して設けることが考えられ、このよう
にスクリーン幕と追加した幕材とで避難扉の開閉縁部を
挟んでしまえば、避難扉やスクリーン幕に相当の圧力が
作用しても容易には避難扉が開かないようにすることが
でき、スクリーンシャッターによる防火区画の封鎖性能
を格段に向上することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
避難扉の開閉縁部を挟み込んでしまう構造では、避難扉
の閉鎖性能が向上する一方で、避難時における避難扉の
開閉操作性の低下が懸念される。すなわち、避難扉を開
く際には、追加の幕材とスクリーン幕との間に挟み込ま
れている開閉縁部をそれらの間から引きずり出さなけれ
ば避難扉を開放することができず、そのためには避難扉
を相当強く押さなければならない。他方、避難扉が閉じ
る過程では、開閉縁部が追加の幕材とスクリーン幕との
間に挟み込まれるようには戻らずに、追加の幕材あるい
はスクリーン幕の上に単に重なり合ってしまい、避難扉
が確実に閉鎖し得ない事態が生じうると考えられる。
【0009】要するに、従来の防火区画用スクリーンシ
ャッターにあっては、避難扉の開閉操作範囲に閉鎖性能
を向上させるための追加の幕材を設けると、避難扉が開
閉操作されない場合には、開閉縁部は必ずスクリーン幕
と追加の幕材との間に挟み込まれた状態にあってきわめ
てすぐれた閉鎖性能を発揮する一方で、このような高い
閉鎖性能を追求するがために、一旦開かれた避難扉が閉
鎖状態に復帰する際に、開閉縁部が必ずスクリーン幕と
追加の幕材との間に挟み込まれるとの保証がなくて、避
難扉の円滑な開放操作性および確実な閉鎖性の確保が難
しいという課題があった。
【0010】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
てなされたもので、避難扉の円滑な開放操作性および確
実な閉鎖性能を確保しつつ、避難扉の開閉縁部とスクリ
ーン幕との間に発生しうる隙間を適切にカバーすること
ができる防火区画用スクリーンシャッターを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の防火区画用スクリーンシャッターにあって
は、建物内部を間仕切りする不燃性もしくは耐火性の可
撓性を有するスクリーン幕に、その上下方向に沿うスリ
ットを備えることで当該スリットを開閉縁部として開閉
される避難扉を設けた防火区画用スクリーンシャッター
において、上記避難扉の開閉操作範囲の外側に当該避難
扉の開閉縁部に近接させて、これらスクリーン幕の幕面
や該避難扉に作用する圧力によって当該幕面と該避難扉
の開閉縁部との間に発生する隙間をカバーするカバー手
段を設けたことを特徴とする。
【0012】また、前記カバー手段は、隙間が発生する
前記スクリーン幕の幕面と前記避難扉の開閉縁部との間
に前記スリットに沿って設けられた帯状体と、該帯状体
を隙間が広がる方向に向かって立ち上げて支持する支持
部材とからなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる防火区画
用スクリーンシャッターの好適な実施形態を、添付図面
を参照して詳細に説明する。図1および図2に示すよう
に、本実施形態にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ー1は、天井上に設置された巻き取り軸2に繰り出し巻
き取り可能に巻回され、繰り出されて床3まで垂下され
ることで建物の内部空間を間仕切りする、耐火性もしく
は不燃性の可撓性を有するスクリーン幕4を主体として
構成される。
【0014】スクリーン幕4には従来技術で説明したよ
うに、上下方向に沿ってスリットSが形成されるととも
に、このスリットSを開閉縁部5aとして開閉される避
難扉5が形成されている。略述すると、隣り合う2枚の
幕材6a,6bの端縁同士が2枚重ねされ、これら2枚
の幕材6a,6bを1枚のスクリーン幕4にするための
重ね合わせ部分における接合を、相当の高さ位置から床
3に達する幕材6a,6bの下縁まで行わないことで幕
材6a,6b間にこれらを分かつスリットSが形成され
る。
【0015】スクリーン幕4の下縁には、その下降動作
の円滑性および床3への設置の安定性を確保するために
ウエイトバー7が設けられる。このウエイトバー7は、
避難扉5の下縁に取り付けられる扉用ウエイト7aと、
避難扉5部分を除いて各幕材6a,6bの下縁に取り付
けられる幕用ウエイト7b,7cとから構成され、扉用
ウエイト7aは避難扉5が設けられた幕材6bの幕用ウ
エイト7cにヒンジ8を介して回動自在に連結される。
これにより避難扉5は、ヒンジ8とスリットSの上端と
を結ぶ斜辺Lを境界として跳ね上げるようにして開閉さ
れる三角形の扉とされる。扉用ウエイト7aは、跳ね上
げて開放される避難扉5をその自重で自動的に閉じるよ
うにも作用する。
【0016】このように形成されるスクリーン幕4の避
難扉5が形成されない幕材6aには、スクリーン幕4の
幕面4aや避難扉5に作用する圧力、具体的には火災発
生側からスクリーン幕4の外側へ噴き出そうとするガス
の圧力などによって当該幕面4aと避難扉5の開閉縁部
5aとの間に発生し得る隙間Qをカバーするカバー手段
9が設けられる。
【0017】カバー手段9は、ヒンジ8を介して斜辺L
を開閉軸として開閉される避難扉5の開閉操作範囲の外
側、言い換えれば避難扉5の開閉軌跡の外側に、避難扉
5の開閉縁部5aと重なり合わないようにして上下方向
に沿って配置される。図3および図4にも示すようにカ
バー手段9は、スクリーン幕4に用いられる素材と同様
な素材で形成され、スクリーン幕4の幕面4aと避難扉
5の開閉縁部5aとの間にスリットSに沿って設けられ
る帯状体10と、この帯状体10を隙間Qが広がる方向
に向かってスクリーン幕4の幕面4aから立ち上げて支
持する支持部材11とから構成される。
【0018】帯状体10はスリットSよりも長い帯状に
形成され、スリットSに近接させて設けられる。帯状体
10は、下端が扉用ウエイト7aまで達するとともに、
上端はスリットSよりも高い位置で幕材6aに縫合等に
より接合され、またスリットSに隣接する側の端縁がス
クリーン幕4の幕面4aから立ち上げられる立ち上げ側
端縁10aとなり、立ち上げ側端縁10aとは反対側の
端縁は幕材6aに縫合などにより接合される接合側端縁
10bとなっている。
【0019】支持手段11としては、図5に示すような
蝶番12を閉じる方向に付勢するバネ13を取り付けた
バネ付き蝶番11aや図6に示す拡開する方向に弾発す
る板ばね11bが採用される。図3は図1および図2中
のA−A線矢視断面図であって、帯状体10の下端はそ
の立ち上げ側端縁10aが一対の金属プレート14で挟
み込まれて補強され、この金属プレート14と幕材6a
の幕用ウエイト7bとの間には図5に示したバネ付き蝶
番11aが設けられる。バネ付き蝶番11aは、バネ1
3の付勢力で帯状体10の立ち上げ側端縁10aをスク
リーン幕4の幕面4aから引き上げ、これにより避難扉
5の開閉縁部5aとスクリーン幕4の幕面4aとの重ね
合わせ部分に生じうる隙間Qが広がる方向に向かって帯
状体10を立ち上げて当該隙間Qをカバーするようにな
っている。
【0020】また、図4は図1および図2中のB−B線
矢視断面図であって、帯状体10とスクリーン幕4の幕
面4aとの間には上下方向に適宜間隔を隔てて図6に示
した板ばね11bが設けられる。板ばね11bも、その
付勢力で帯状体10の立ち上げ側端縁10aをスクリー
ン幕4の幕面4aから立ち上げ、バネ付き蝶番11aと
同様に隙間Qをカバーするようになっている。
【0021】また帯状体10を立ち上げて支持するこれ
らバネ付き蝶番11aや板ばね11bは、それらの弾性
によりスクリーン幕4の幕面4a側に折り畳み可能であ
って、スクリーン幕4を巻き取り軸2に巻き取っていく
際には、帯状体10がその上端から順次下端に向かって
巻き込まれていくことに応じて畳み込まれ、巻き取り操
作を阻害することがないとともに、繰り出しに際して
は、繰り出されることに応じて弾性復帰されて帯状体1
0を立ち上げて支持するようになっている。スクリーン
幕4の巻き取り時にあっては、帯状体10の立ち上げ側
端縁10aは避難扉5の開閉縁部5aにほぼ突き合わさ
れるような状態で互いに重なり合うことなく巻き取られ
るようになっている。なお、15は、幕材6aや避難扉
5の開閉縁部5aに張りをもたせるための金属製テープ
である。
【0022】以上のような本実施形態にかかる防火区画
用スクリーンシャッター1にあっては、火災発生に応じ
てスクリーン幕4が巻き取り軸2から繰り出されて床3
に向かって垂下されると、帯状体10はスリットS近傍
においてバネ付き蝶番11aおよび板ばね11bにより
スクリーン幕4の幕面4aから立ち上げられる。避難す
るために避難者が避難扉5を開放して脱出する際には、
避難者が避難扉5位置のスクリーン幕4を押すことで避
難扉5は開放され、開かれた避難扉5は扉用ウエイト7
aで自動的に閉じられて閉鎖されることになる。
【0023】他方、スクリーン幕4の幕面4aや避難扉
5に例えば火災発生側に発生したガスの圧力が作用して
避難扉5の開閉縁部5aと幕面4aとの間に隙間Qが発
生した際には、火焔がこの隙間Qから噴き出そうとして
も、隙間Qを避難側から見えないようにカバーする帯状
体10によって妨げられて延焼が阻止されることにな
る。
【0024】すなわち、本実施形態にかかる防火区画用
スクリーンシャッター1にあっては、スクリーン幕4の
幕面4aから立ち上げて支持される帯状体10を、避難
扉5の開閉操作を妨げないようにその操作範囲の外側か
ら隙間Qをカバーするように設けたので、避難扉5を開
放する際には何らの支障もなく自由に開けることができ
て円滑な開放操作性を確保することができ、避難行動の
障害となることがないとともに、避難扉5が扉用ウエイ
ト7aで自動的に閉じられる際にも、当該扉用ウエイト
7aに担わせた避難扉5の閉止作用を確実に発揮させ
て、防火・防煙に対する常時の避難扉5の閉鎖性能を的
確に確保することができる。
【0025】そして格別に、避難扉5とスクリーン幕4
の幕面4aとの間に隙間Qが生じるような事態に至った
場合には、火災発生側からこの隙間Qを介して火焔等が
噴き出そうとしても、隙間Qをカバーする帯状体10に
よってこれを阻止することができ、必要な延焼防止性能
を確保することができる。特に、スクリーン幕4の幕面
4aから隙間Qが広がる方向に向かって立ち上げられた
帯状体10は、避難扉5の開閉縁部5aと接して隙間Q
を塞ぐあるいは閉じるという形態ではなく、当該開閉縁
部5aの動きを妨げることがないように、これとは離れ
た非接触状態で隙間Qを覆うようになっていて、スクリ
ーン幕4を隔てて避難側からは燃焼している反対側の火
炎などの火災状況はほとんど見えないように覆うという
機能を発揮し、これにより隙間Qからもれ出ようとする
火焔等を阻止するようになっている。
【0026】他方、スクリーン幕4を巻き取る際には、
帯状体10はバネ付き蝶番11aおよび板ばね11bが
折り畳まれることで平坦化して円滑に巻き取られ、スク
リーン幕4の格納に支障となることもない。
【0027】上記実施形態では、支持手段11としてバ
ネ付き蝶番11aと板ばね11bとを併用したが、いず
れか一方を用いて構成してもよい。また支持手段11
は、帯状体10の上下方向全長にわたって連続的に設け
るようにしてもよい。さらにバネ付き蝶番11aや板ば
ね11bは、火災時の熱に対する耐久性を確保するため
にスクリーン幕4と同様な幕材で形成した袋体などに収
納して設置するようにしてもよい。
【0028】図7には、上記実施形態の変形例が示され
ている。この変形例では二点鎖線で示したように、避難
扉5の避難方向裏側にも、当該避難扉5の開閉操作時に
幕材6aの端縁と干渉しない配置で当該幕材6aの端縁
に近接させて、上記実施形態と同様なカバー手段11を
設けたもので、このようにすれば火災発生側から火焔等
が見えないように覆うという意味で、2つのカバー手段
11によってカバーする範囲を拡大することができ、さ
らに延焼防止機能を高めることができる。
【0029】図8には、さらに他の変形例が示されてい
る。この変形例は、図7で示した2つのカバー手段11
の板ばね11bによる帯状体10の立ち上げをスクリー
ン幕4の幕面4aや避難扉5に対してほぼ直角としたも
のである。
【0030】図9には、さらに他の変形例が示されてい
る。この変形例は、図8に示した2つのカバー手段11
を幕材6aの端縁と避難扉5の開閉縁部5aとの重なり
部分に配置したものである。避難扉5の開閉操作範囲の
外側、すなわち開閉に支障を与えない位置として避難扉
5の裏面を利用してカバー手段11が配置されている。
このカバー手段11が、スクリーン幕4の幕面4aと避
難扉5の開閉縁部5aとの間にスリットSに沿って設け
られた帯状体10と、帯状体10を隙間Qが広がる方向
に向かって立ち上げて支持する支持部材11としての板
ばね11bから構成されていることは、上記実施形態と
同様である。図中、二点鎖線でカバー手段11の折り畳
み状態が示されている。
【0031】図10には、さらに他の変形例が示されて
いる。この変形例では、図9に示した実施形態に対し
て、帯状体10の立ち上げ側端縁10aにこれより両側
に張り出してシール片16が形成され、このシール片1
6をスクリーン幕4の幕面4aおよび避難扉5に当接さ
せて、避難扉5の閉鎖状態におけるシール性を向上させ
るようになっている。
【0032】これら変形例にあっても、上記実施形態と
同様な作用・効果を奏することはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる防火
区画用スクリーンシャッターにあっては、避難扉の開閉
操作範囲の外側に当該避難扉の開閉縁部に近接させて、
これらスクリーン幕の幕面や避難扉に作用する圧力によ
って当該幕面と避難扉の開閉縁部との間に発生する隙間
をカバーするカバー手段を設けたので、避難扉の円滑な
開放操作性および確実な閉鎖性能を確保しつつ、避難扉
の開閉縁部とスクリーン幕との間に発生しうる隙間を適
切にカバーすることができ、これにより確実な延焼防止
性能を確保することができる。
【0034】また、カバー手段を、隙間が発生するスク
リーン幕の幕面と避難扉の開閉縁部との間にスリットに
沿って設けられた帯状体と、帯状体を隙間が広がる方向
に向かって立ち上げて支持する支持部材とから構成した
ので、構造が簡単であるとともに、カバー手段の機能性
を確実に保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ーの好適な一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した防火区画用スクリーンシャッター
の正面図である。
【図3】図1中A−A線矢視断面図である。
【図4】図1中B−B線矢視断面図である。
【図5】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ーに適用される支持部材の一例を示すバネ付き蝶番の斜
視図である。
【図6】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ーに適用される支持部材の一例を示す板ばねの斜視図で
ある。
【図7】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ーの変形例を示す、図1のB−B線矢視断面に相当する
断面図である。
【図8】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ーの他の変形例を示す、図1のB−B線矢視断面に相当
する断面図である。
【図9】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッタ
ーのさらに他の変形例を示す、図1のB−B線矢視断面
に相当する断面図である。
【図10】本発明にかかる防火区画用スクリーンシャッ
ターのさらに他の変形例を示す、図1のB−B線矢視断
面に相当する断面図である。
【符号の説明】
1 防火区画用スクリーンシャッター 4 スクリーン幕 4a スクリーン幕の幕面 5 避難扉 5a 避難扉の開閉縁部 9 カバー手段 10 帯状体 11 支持部材 S スリット Q 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内部を間仕切りする不燃性もしくは
    耐火性の可撓性を有するスクリーン幕に、その上下方向
    に沿うスリットを備えることで当該スリットを開閉縁部
    として開閉される避難扉を設けた防火区画用スクリーン
    シャッターにおいて、上記避難扉の開閉操作範囲の外側
    に当該避難扉の開閉縁部に近接させて、これらスクリー
    ン幕の幕面や該避難扉に作用する圧力によって当該幕面
    と該避難扉の開閉縁部との間に発生する隙間をカバーす
    るカバー手段を設けたことを特徴とする防火区画用スク
    リーンシャッター。
  2. 【請求項2】 前記カバー手段は、隙間が発生する前記
    スクリーン幕の幕面と前記避難扉の開閉縁部との間に前
    記スリットに沿って設けられた帯状体と、該帯状体を隙
    間が広がる方向に向かって立ち上げて支持する支持部材
    とからなることを特徴とする請求項1に記載の防火区画
    用スクリーンシャッター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020097357A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020097357A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
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