JP2002369322A - ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット - Google Patents

ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット

Info

Publication number
JP2002369322A
JP2002369322A JP2001168460A JP2001168460A JP2002369322A JP 2002369322 A JP2002369322 A JP 2002369322A JP 2001168460 A JP2001168460 A JP 2001168460A JP 2001168460 A JP2001168460 A JP 2001168460A JP 2002369322 A JP2002369322 A JP 2002369322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
container
phase
main body
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001168460A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Honda
正志 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP2001168460A priority Critical patent/JP2002369322A/ja
Publication of JP2002369322A publication Critical patent/JP2002369322A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小形の母線容器を用いて構成することができる
ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニットを提供する。 【解決手段】母線容器6A,6Bに雌形コネクタ30を
取り付け、母線容器6A,6B内に収容した母線導体b
s1 ,bs2 を母線容器6A,6Bに取り付けられた絶
縁スペーサの埋込み導体及びコネクタの端子に接続す
る。避雷器LA1 ,LA2 としては、一端に雄形コネク
タ31を取り付けた金属容器32内に特性要素を収容し
たもの用い、避雷器LA1 及びLA2 の雄形コネクタ3
1を雌形コネクタ30に接続して、避雷器を外部から着
脱可能に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所等の電気所
に設置されるガス絶縁開閉装置に用いる母線避雷器ユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所等に設けるガス絶縁開閉装置は、
母線とフィーダとの間に設ける開閉回路を構成するフィ
ーダユニットや、フィーダから侵入してくる雷サージを
吸収する避雷器を母線に接続するための母線避雷器ユニ
ット、あるいは母線と変圧器との間に設ける開閉回路を
構成する変圧器接続ユニットなどの各種のユニットによ
り構成される。各ユニットは、母線を構成する母線導体
を収容した母線容器を備えていて、隣接するユニットの
母線容器が絶縁スペーサを介して相互に接続されて、電
気所の母線が構成される。
【0003】図4は二重母線構成の受電設備に設置され
るガス絶縁開閉装置GISの構成例を示したもので、同
図においてU1 ないしU3 は変電所の母線BUS1 及び
BUS2 と該変電所から引き出される第1ないし第3の
フィーダ(配電線)F1 ないしF3 との間を接続する開
閉開路を構成するフィーダユニット、U4 は母線避雷器
ユニットである。
【0004】各フィーダユニットは、第1及び第2の母
線BUS1 及びBUS2 をそれぞれ構成する母線導体b
s1 及びbs2 と、母線導体bs1 に第1の断路器DS
1 を介して一端が接続されたガス遮断器GCBと、遮断
器GCBの他端を接地する接地開閉器ESWと、遮断器
GCBの他端に接続されたケーブルヘッドCHdとを備
えている。第2の母線BUS2 を構成する母線導体bs
2 は第1の断路器DS1 と遮断器GCBとの接続点に第
2の断路器DS2 を通して接続されている。
【0005】第1ないし第3のフィーダユニットU1 な
いしU3 のケーブルヘッドCHdにはそれぞれ、フィー
ダF1 ないしF3 を構成するケーブルCの端末部が接続
され、各ケーブルに変流器CTが装着されている。
【0006】この例では、第2の断路器DS2 が、母線
導体bs2 に接続された固定コンタクトaと、接地され
た接地コンタクトbと、遮断器GCBに接続された可動
コンタクトcとを備えた3ポジション開閉器からなって
いる。可動コンタクトcは、図示しない操作器により操
作されて、固定コンタクトaに接触した状態になる第1
のポジションと、固定コンタクトa及び接地コンタクト
bのいずれにも接触しない第2のポジションと、接地コ
ンタクトbに接触した状態になる第3のポジションとに
切り換えられるようになっており、この断路器DS2 が
遮断器GCBの母線側の端子を接地する接地開閉器を兼
ねるようになっている。
【0007】また母線避雷器ユニットU4 は、第1の母
線BUS1 及び第2の母線BUS2の一部を構成する母
線導体bs1 及びbs2 と、これらの母線導体にそれぞ
れ簡易断路部ds1 及びds2 を介して非接地側の端子
を接続した避雷器LA1 及びLA2 とからなっている。
【0008】各ユニットを構成する機器は、各ユニット
毎に設けられた金属製容器内に収納されて、所定の回路
を構成するように容器内で所定の接続導体を介して接続
され、各容器内にSFガスが所定の圧力で封入され
る。
【0009】なお図4は変電所に設置されるガス絶縁開
閉装置の一部の構成を示したもので、実際には、母線を
変圧器に接続するための開閉開路を構成する変圧器接続
ユニットや、母線電圧を計測するガス絶縁計器用変圧器
(VT)を備えた計器用変圧器ユニットなどの他のユニ
ットが更に設けられてこれらのユニットが母線を介して
相互に接続される。また図4に示した例では、3回線分
のフィーダユニットが設けられているが、必要に応じて
更にフィーダユニットが設けられる場合もある。
【0010】図4に示されたガス絶縁開閉装置GISを
構成する一連のユニットU1 ,U2,…は横方向に一列
に並べて配置され、それぞれのユニットの母線導体を収
納した部分が相互にガス区分された状態で接続されて、
母線BUS1 及びBUS2 が構成される。
【0011】図5ないし図7に従来のこの種のガス絶縁
開閉装置で用いられていたユニットの構成例を示した。
図5は図4に示したユニットU1 〜U4 の上部母線容器
部分を断面して示した上面図、図6はフィーダユニット
の構成例を示した縦断面図、図7は母線避雷器ユニット
の縦断面図である。
【0012】図5ないし図7に示した例において、フィ
ーダユニットU1 〜U3 は、設置ベースB上に架台1を
介して支持された主容器2と、主容器2に接続された上
部母線容器3A及び下部母線容器3Bとを備えている。
【0013】主容器2は、軸線を垂直方向に向けた円筒
状の容器からなっていて、その前面側の下部には遮断器
取付け用の管台部201が、また背面側には、上下に並
ぶ上部母線容器接続用管台部202及び下部母線容器接
続用管台部203がそれぞれ設けられている。
【0014】図5及び図6に見られるように、各母線容
器は、円筒状の本体301と、該本体301の周壁部の
相対する部分に軸線を本体の軸線と直交させた状態で設
けられた対の管台部302及び303とを有している。
上部母線容器3A及び下部母線容器3Bは、それぞれの
本体301の軸線を水平方向に向けた状態で配置され
て、それぞれの本体301の一端に設けられたフランジ
を主容器2の上部母線接続用管台部202及び下部母線
容器接続用管台部203の先端に設けられたフランジに
接続することにより主容器2に取り付けられている。
【0015】各母線容器と主容器との接続部には両容器
間を仕切る仕切り板4が設けられ、各仕切り板4に設け
られた孔を気密に閉じるように絶縁スペーサ5(図6参
照)が取り付けられている。上部母線容器3Aと主容器
2との間を仕切る仕切り板4と、該仕切り板に取り付け
られた絶縁スペーサ5とにより上部母線容器3Aと主容
器2との間がガス区分され、下部母線容器3Bと主容器
2との間を仕切る仕切り板4と、該仕切り板に取り付け
られた絶縁スペーサ5とにより下部母線容器3Bと主容
器2との間がガス区分されている。
【0016】図7に示したように、母線避雷器ユニット
U4 は、上下に並べて配置された上部母線容器6A及び
下部母線容器6Bを備えている。各母線容器6A,6B
は、軸線を水平方向に向けた状態で配置された円筒状の
容器本体600と、該容器本体600の周壁部の相対す
る部分に軸線を本体600の軸線と直交させた状態で設
けられた対の管台部601及び602とからなってい
る。上部母線容器6A及び下部母線容器6Bはそれぞれ
の容器本体600の軸線を水平方向に向け、かつそれぞ
れの容器本体600の一端を同じ側に向けた状態で、フ
ィーダユニットの上部及び下部母線容器3A及び3Bと
それぞれ同じ高さの位置に配置されて、架台7に支持さ
れている。
【0017】第1ないし第3のフィーダユニットU1 〜
U3 は上部及び下部母線容器3A及び3Bを同じ側に向
けた状態で横方向に順に並べて配置され、第3のフィー
ダユニットU3 の側方に母線避雷器ユニットU4 が配置
されている。
【0018】そして、フィーダユニットU1 の上部及び
下部母線容器3A及び3Bのそれぞれの管台部303
と、フィーダユニットU2 の上部及び下部母線容器3A
及び3Bのそれぞれの管台部302とが仕切り板8を介
して接続され、フィーダユニットU2 の上部及び下部母
線容器3A及び3Bのそれぞれの管台部303とフィー
ダユニットU3 の上部及び下部母線容器3A及び3Bの
それぞれの管台部302とが仕切り板8を介して接続さ
れている。
【0019】また第3のフィーダユニットU3 の上部母
線容器3A及び下部母線容器3Bのそれぞれの管台部3
03が母線避雷器ユニットU4 の上部母線容器6A及び
下部母線容器6Bの管台部601に仕切り板8を介して
接続され、母線避雷器ユニットU4 の母線容器6A及び
6Bの管台部602は、図示しない他のユニットの母線
容器の管台部に仕切り板8を介して接続されている。最
端部のフィーダユニットU1 の上部及び下部母線容器3
A及び3Bの管台部302の開口部は、蓋板10により
気密に閉じられている。
【0020】順次直列に接続された上部母線容器3A,
3A,…,6A,…により第1の母線BUS1 の管路が
構成され、下部母線容器3B,3B,…,6B,…によ
り第2の母線BUS2 の管路が構成されている。隣接す
る母線容器間を仕切る仕切り板8には絶縁スペーサ9が
取り付けれ、各仕切り板8と絶縁スペーサ9とにより隣
接する母線容器間がガス区分されている。
【0021】各フィーダユニットの主容器2の遮断器取
付け用管台部201の開口部を気密に閉じるように、該
管台部201の先端のフランジに支持板11が取り付け
られ、主容器2内の下部に軸線を水平方向に向けた状態
で配置された3相のガス遮断器GCBの一端が支持板1
1に固定されている。主容器2の底板には、3相のケー
ブルヘッドCHdがそれぞれの軸線を垂直方向に向けた
状態で取り付けられ、これらのケーブルヘッドには、地
下のケーブルピットから立ち上げられたケーブルC(フ
ィーダ)の端末部が接続されている。
【0022】ガス遮断器GCBは、固定コンタクトと該
固定コンタクトに接離する可動コンタクトとを、消弧ガ
スが封入された容器内に適宜の消弧機構とともに収容し
たもので、各相のガス遮断器GCBの可動コンタクト側
の端子は、接続導体12を通して各相のケーブルヘッド
CHdの端子に接続され、接続導体12と接地間に接地
開閉器ESWが設けられている。
【0023】3相のガス遮断器GCBの固定コンタクト
側の端子は、下部母線容器3Bと主容器との間をガス区
分する絶縁スペーサ5に設けられた3相の埋込み導体5
aに接続導体13を通して接続されている。また中間部
が絶縁支持物14を介して主容器2に支持された接続導
体15により、上部母線容器3Aと主容器との間をガス
区分する絶縁スペーサ5に設けられた3相の埋込み導体
5aと接続導体13との間が接続されている。
【0024】各フィーダユニットの上部母線容器3A内
には第1の母線BUS1 を構成する母線導体bs1 と、
断路器DS1 とが3相分収容されている。各相の断路器
DS1 は、仕切り板8に絶縁支柱16を介して支持され
た導体17に支持された固定コンタクトaと、絶縁スペ
ーサ5に設けられた埋込み導体5aに支持された可動コ
ンタクトcと、該可動コンタクトcに操作力を伝達する
操作機構20とを備えていて、可動コンタクトcは、図
示しない操作器により操作されて、固定コンタクトaに
接触した状態になる閉路位置と、該固定コンタクトaか
ら離れた状態になる開路位置との間を変位させられる。
【0025】各上部母線容器内に収容された母線導体b
s1 は平角導体からなっていて、最端部に配置された第
1のフィーダユニットU1 の各相の母線導体bs1 は、
各相の断路器DS1 の固定コンタクトaを支持する導体
17とフィーダユニットU1の母線容器3Aとフィーダ
ユニットU2 の母線容器3Aとの間をガス区分する絶縁
スペーサ9に設けられた埋込み導体とに直接接続されて
支持されている。
【0026】またフィーダユニットU2 及びU3 の上部
母線容器3A内の各相の母線導体bs1 は、隣接する上
部母線容器との間をガス区分する絶縁スペーサ9に設け
られた各相の埋込み導体と、それぞれの上部母線容器内
に配置された各相の断路器DS1 の固定コンタクトaを
支持する導体17とに直接接続されて支持されている。
【0027】フィーダユニットU1 ないしU3 のそれぞ
れの下部母線容器3B内には母線BUS2 を構成する母
線導体bs2 と断路器DS2 とが収容されているが、こ
れらのユニットの母線導体bs2 の支持構造は、ユニッ
トU1 ないしU3 の上部母線容器3A内に配置された母
線導体bs1 の支持構造と同様であり、断路器DS2
は、接地端子bが設けられている点を除き上部母線容器
3A内に収容された断路器DS1 の構造と同様である。
【0028】母線避雷器ユニットU4 は、母線BUS1
及びBUS2 をそれぞれ構成する母線導体bs1 及びb
s2 と避雷器LA1 及びLA2 とにより構成されるが、
避雷器LA1 及びLA2 は、ガス絶縁開閉装置の耐電圧
試験を行う際に主回路から切り離す必要がある。そのた
め、上部母線容器6A及び下部母線容器6B内には、母
線導体bs1 及びbs2 と、避雷器LA1 及びLA2 の
外に、避雷器LA1 及びLA2 と母線導体bs1 及びb
s2 との間をそれぞれ開閉する簡易断路部ds1 及びd
s2 が更に収容されている。
【0029】上部母線容器6A内及び下部母線容器6B
内にそれぞれ収容された母線導体bs1 及びbs2 は、
それぞれの両端を、母線容器6A内及び6Bの両側に配
置された他の母線容器との間をガス区分する絶縁スペー
サ9の埋込み導体9aに接続した状態で支持されてい
る。
【0030】また母線容器6A内及び6B内にそれぞれ
収容された簡易断路部ds1 及びds2 は、母線容器6
A及び6B内で母線導体bs1 及びbs2 にそれぞれ接
続された固定コンタクト23a及び23bと、母線容器
6A及び6Bの本体600の一端に支持棒22a及び2
2bを介して支持された絶縁支持板24a及び24bに
摺動自在に支持された摺動コンタクト棒25a及び25
bとを備えている。
【0031】避雷器LA1 及びLA2 はそれぞれ母線容
器6A及び6Bの本体600の一端側の開口部を閉じる
蓋板に固定されている。避雷器LA1 及びLA2 の非接
地側の端子にはそれぞれ摺動コンタクト26a及び26
bが接続され、これらの摺動コンタクトにそれぞれ摺動
コンタクト棒25a及び25bが接触させられている。
【0032】簡易断路部ds1 及びds2 の摺動コンタ
クト棒25a及び25bにはそれぞれ、母線容器6A及
び6Bの外部から操作可能な絶縁操作棒が連結されてい
て、これらの絶縁操作棒を操作することにより、摺動コ
ンタクト棒25a及び25bをそれぞれ固定コンタクト
23a及び23bに接離させることができるようになっ
ている。
【0033】各ユニットを構成する容器は気密構造を有
し、各容器内にSFガスが所定の圧力で封入されて
いる。フィーダユニットU1 〜U3 のケーブルヘッドC
Hdにそれぞれ接続されたケーブルCには変流器CTが
装着されている。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上記のガス絶縁開閉装
置においては、耐電圧試験時に簡易断路部ds1 及びd
s2 を開いた状態で、各部に試験電圧を印加する。この
とき簡易断路部ds1 及びds2 の摺動コンタクト棒2
5a,25bと支持棒22a,22bとの間に高い試験
電圧が印加されるため、摺動コンタクト棒25a,25
bと支持棒22a,22bとの間には、十分な絶縁距離
を確保しておく必要があり、絶縁支持板24a,24b
として大形のものを用いる必要があった。そのため、絶
縁支持板24a,24bを支持する支持棒22a,22
bの数を増やす必要があり、簡易断路部の構造が複雑に
なるという問題があった。更に母線容器6A,6B内に
多くの部品を収容することが必要になるため、母線容器
6A及び6Bとして他のユニットに用いる母線容器より
も径が大きいものを用いる必要があり、また避雷器LA
を母線容器内に収容していたため、母線容器の管台部6
01,602と本体600の一端との間の長さDが長く
なるのを避けられなかった。これらの理由により、従来
のガス絶縁開閉装置では、母線避雷器ユニットU4 の母
線容器6A,6Bとして他のユニットの母線容器と仕様
が異なるものを用意する必要があり、母線容器の標準化
を図ることができないという問題があった。
【0035】また母線避雷器ユニットの母線容器の径が
大きくなると、母線避雷器ユニットのユニット幅が大き
くなるため、ガス絶縁開閉装置の設置面積が増大すると
いう問題もあった。
【0036】本発明の目的は、従来よりも小形の母線容
器を用いて構成することができるガス絶縁開閉装置用母
線避雷器ユニットを提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状の本体
と、該本体の周壁部の相対する部分に軸線を本体の軸線
と直交させた状態で設けられた対の管台部とを有して内
部に絶縁ガスが封入される母線容器と、該母線容器内に
収容された3相の母線導体と、該母線導体に接続された
3相の避雷器とを備えたガス絶縁開閉装置用母線避雷器
ユニットに係わるものである。
【0038】本発明においては、母線容器の本体の軸線
方向の一端を閉じるように設けた取付け板に3相の雌形
コネクタをそれぞれの開口部を母線容器の外部に向けた
状態で取り付ける。3相の母線導体はそれぞれ母線容器
の管台部を閉じるように取り付けた絶縁スペーサの3相
の埋込み導体と3相の雌形コネクタの端子とに直接接続
して支持する。
【0039】また各相の避雷器は、一端に雄形コネクタ
を取り付けた筒状の金属容器内に特性要素を収容して該
特性要素の非接地側の端子を雄形コネクタの端子に接続
した構成とし、3相の避雷器は、それぞれの雄形コネク
タを3相の雌形コネクタに抜き差し可能な状態で接続し
て、母線容器に対して支持するようにした。
【0040】上記のように母線容器に雌形コネクタを取
り付けて、該雌形コネクタに避雷器に設けた雄形コネク
タを接続するようにすると、母線容器の外部から避雷器
を抜き取ることにより、避雷器を母線導体から切り離す
ことができるため、簡易断路部を省略することができ
る。
【0041】また避雷器は母線容器の外部に配置される
ため、母線容器の本体の長さを短くすることができる。
【0042】上記のように、本発明によれば、母線容器
内に避雷器を収容する必要がなく、また母線容器内に簡
易断路部を収容する必要がないので、母線容器として小
形のものを用いることができ、他のユニットに用いる母
線容器と同じものを用いて母線避雷器ユニットを構成す
ることができる。したがって、ガス絶縁開閉装置に用い
る母線容器の標準化を図ることも可能になる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を参照して本発明
の実施形態を説明する。図1(A)は、図5及び図6に
示したフィーダユニットとともに用いられる母線避雷器
ユニットに本発明を適用する場合の一実施形態の内部構
造を示す横断面図、図1(B)は他の実施形態の内部構
造を示す横断面図である。また図2は本発明の一実施形
態の内部構造を示す縦断面図、図3は本発明で用いるコ
ネクタと避雷器の構成例を示した側面図である。
【0044】図1(A)及び図2において、6A及び6
Bはそれぞれ上部母線容器及び下部母線容器で、これら
の母線容器は、円筒状の容器本体600と、該容器本体
の周壁部の相対する位置に軸線を容器本体の軸線と直交
させた状態で設けられた管台部601及び602が設け
られている。
【0045】上部母線容器6Aの管台部601及び60
2の先端のフランジ部には他のユニットの上部母線容器
との間を仕切る仕切り板8が接続され、該仕切り板に設
けられた孔を気密に閉じるように絶縁スペーサ9が取り
付けられている。容器本体600の軸線方向の一端を気
密に閉じるように設けられた取付け板603に3相の雌
形コネクタ30が取り付けられている。
【0046】図3に示したように、雌形コネクタ30
は、軸線方向の一端が開口したコネクタ本体30aと、
該コネクタ本体30a内に取り付けられた雌形接触子3
0bと、コネクタ本体30aの他端に取り付けられた端
子金具30cとを備えたソケット形のコネクタで、各雌
形コネクタ30aはその一端の開口部を母線容器6Aの
外部に向けた状態で取り付けられている。
【0047】同様に、下部母線容器6Bの管台部601
及び602の先端のフランジ部に他のユニットの下部母
線容器との間を仕切る仕切り板8が接続され、該仕切り
板に絶縁スペーサ9が取り付けられている。下部母線容
器6Bの容器本体600の軸線方向の一端を気密に閉じ
るように取付け板603が取り付けられ、取り付け板6
03に3相の雌形コネクタ30が、それぞれの開口部を
容器6Bの外側に向けた状態で取り付けられている。
【0048】各相の避雷器LA1 ,LA2 は、一端に雄
形コネクタ31を取り付けた筒状の金属容器32内に特
性要素を収容したものからなっている。雄形コネクタ3
1は、雌形コネクタ30の本体30a内に差し込まれる
本体31aと、本体31aが雌形コネクタの本体30a
内に差し込まれた際に雌形接触子30bに接触する雄形
接触子31bとを備えたもので、金属容器32内に収容
された特性要素の非接地側端子が、容器32内で雄形コ
ネクタ31の端子に接続されている。
【0049】3相の避雷器LA1 ,LA2 は、それぞれ
の雄形コネクタ31を母線容器6A,6Bに取り付けら
れた3相の雌形コネクタ30に差し込むことにより母線
容器6A,6Bに取り付けられている。ガス絶縁開閉装
置の運転時に避雷器LA1 ,LA2 が外れるのを防止す
るため、各避雷器に設けれた雄形コネクタ31の本体の
後端部に設けられたフランジ31a1が、雌形コネクタ3
0の本体30aにネジ止めされるようになっている。
【0050】母線容器6A,6B内にはそれぞれ、3相
の母線導体bs1 ,bs2 が収容されている。母線導体
bs1 ,bs2 は平角導体からなっていて、母線導体b
s1,bs2 のそれぞれの一端は、母線容器6A,6B
の一方の管台部601に接続された仕切り板8に取り付
けられた絶縁スペーサ9の3相の埋込み導体9aに直接
接続されている。また母線導体bs1 及びbs2 の他端
は、母線容器6A,6Bの他方の管台部602に接続さ
れた仕切り板8に取り付けられた絶縁スペーサ9の3相
の埋込み導体9aに直接接続されている。各相の母線導
体bs1 及びbs2 の中間部と各相の雌形コネクタ30
aの端子30cとの間が接続導体33を通して接続さ
れ、各相の避雷器LA1 ,LA2 の特性要素の非接地側
端子がコネクタ31及び30の接触子と接続導体33と
を通して各相の母線導体bs1 ,bs2 に接続されてい
る。母線容器6A及び6B内には、SFガスが封入
されている。
【0051】コネクタ30及び31としては、一般にケ
ーブルを接続するために用いられているケーブルコネク
タの雌形コネクタ及び雄形コネクタを利用することがで
きる。
【0052】図1に示した例では、母線避雷器ユニット
U4 の両側に他のユニットが配置されることを想定して
いるが、母線避雷器ユニットU4 が最端部に配置される
場合、例えば母線容器6A,6Bの管台部602のみが
他のユニットの母線容器の管台部に接続される場合に
は、図1(B)に示したように、母線容器6A,6Bの
管台602にのみ絶縁スペーサ9が取り付けられた仕切
板8を接続して、絶縁スペーサ9の埋込み導体9aに母
線の端末部を構成する母線導体bs1 及びbs2の一端
を接続し、避雷器LA1 ,LA2 が接続される雌形コネ
クタ30の端子30cに母線導体bs1 ,bs2 の他端
を接続する。
【0053】母線容器6A,6Bの他の管台部601の
開口部は、蓋板35により閉じておく。
【0054】図1(B)の母線避雷器ユニットU4 が最
端部に配置されているガス絶縁開閉装置において、将来
ユニットの増設を図る場合には、同母線避雷器ユニット
の母線容器6A,6B内の構成が図1(A)の状態に変
更される。
【0055】また図1(B)の母線避雷器ユニットが最
端部に配置されている場合には、該母線避雷器ユニット
の母線容器6A,6Bの管台部601に試験電圧印加装
置を接続することにより、ガス絶縁開閉装置の耐電圧試
験を行うことができる。
【0056】上記のように、母線容器6A,6Bに雌形
コネクタ30を取り付けて、雌形コネクタ30に、避雷
器に設けた雄形コネクタ31を接続するようにすると、
母線容器6A,6Bの外部から避雷器を抜き取ることに
より、避雷器を母線導体から切り離すことができるた
め、簡易断路部を省略することができる。
【0057】また避雷器LA1 ,LA2 は母線容器6
A,6Bの外部に配置されるため、母線容器6A,6B
の本体600の長さを短くすることができ、管台部60
1,602と本体600の一端との間の距離dを従来よ
りも短くすることができる。
【0058】また母線容器6A,6B内に簡易断路部を
収容する必要がないので、母線容器6A,6Bとして従
来よりも小形のものを用いることができ、他のユニット
に用いる母線容器3A,3Bと同じものを用いて母線避
雷器ユニットを構成することができる。
【0059】上記の例では、二重母線構成のガス絶縁開
閉装置に用いる母線避雷器ユニットに本発明を適用した
が、単母線構成のガス絶縁開閉装置に用いる母線避雷器
ユニットにも本発明を適用できるのはもちろんである。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、母線容
器内に母線導体のみを収容し、母線容器の端部に取り付
けた雌形コネクタに避雷器に取り付けた雄形コネクタを
接続することにより避雷器を外部から着脱可能に取り付
けるようにしたので、避雷器を雌形コネクタから外すだ
けで主回路から切り離すことができ、簡易断路部を省略
することができる。
【0061】したがって、本発明によれば、母線容器と
して母線導体のみを収容し得る小形のものを用いて、母
線避雷器ユニットの幅寸法を縮小することができるた
め、ガス絶縁開閉装置の設置面積の縮小を図ることがで
きる。
【0062】また本発明によれば、母線容器が大形化す
ることがなく、該母線容器として、他のユニットに設け
られる母線容器と同じ大きさのものを用いることができ
るため、ガス絶縁開閉装置の母線容器の標準化を図って
コストの低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態の構成を示す横断
面図である。(B)は本発明の他の実施形態の構成を示
す横断面図である。
【図2】本発明の実施形態の構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明で用いる避雷器と該避雷器を接続するコ
ネクタの構成とを一部断面して示した側面図である。
【図4】本発明が対象とするガス絶縁開閉装置の構成の
一例を示した単線結線図である。
【図5】従来のガス絶縁開閉装置の要部の構成を、母線
容器を断面して示した上面図である。
【図6】図5のガス絶縁開閉装置で用いるフィーダユニ
ットの構成例を示した縦断面図である。
【図7】従来のガス絶縁開閉装置で用いられていた母線
避雷器ユニットの構成を示した縦断面図である。
【符号の説明】
U1 〜U3 …フィーダユニット、U4 …母線避雷器ユニ
ット、LA1 ,LA2…避雷器、bs1 ,bs2 …母線
導体、BUS1 ,BUS2 …母線、3A,3B…フィー
ダユニットの母線容器、6A,6B…母線避雷器ユニッ
トの母線容器、8…仕切板、9…絶縁スペーサ,30…
雌形コネクタ、31…雄形コネクタ、32避雷器の容
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の本体と該本体の周壁部の相対す
    る部分に軸線を前記本体の軸線と直交させた状態で設け
    られた対の管台部とを有して内部に絶縁ガスが封入され
    る母線容器と、前記母線容器内に収容された3相の母線
    導体と、前記母線導体に接続された3相の避雷器とを備
    えたガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニットにおいて、 前記母線容器の本体の軸線方向の一端を閉じるように設
    けられた取付け板に3相の雌形コネクタがそれぞれの開
    口部を前記母線容器の外部に向けた状態で取り付けら
    れ、 前記3相の母線導体はそれぞれ前記母線容器の管台部を
    閉じるように取り付けられた絶縁スペーサの3相の埋込
    み導体と3相の雌形コネクタの端子とに直接接続されて
    支持され、 各相の避雷器は、一端に雄形コネクタを取り付けた筒状
    の金属容器内に特性要素を収容して該特性要素の非接地
    側の端子を前記雄形コネクタの端子に接続した構成を有
    し、 前記3相の避雷器は、それぞれの雄形コネクタが前記3
    相の雌形コネクタに抜き差し可能な状態で接続されて前
    記母線容器に対して支持されているガス絶縁開閉装置用
    母線避雷器ユニット。
JP2001168460A 2001-06-04 2001-06-04 ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット Pending JP2002369322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168460A JP2002369322A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168460A JP2002369322A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002369322A true JP2002369322A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19010686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001168460A Pending JP2002369322A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002369322A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3564062D1 (en) Gas-insulated three-phase encapsulated switching installation
JPH0136321B2 (ja)
EP0168320B1 (en) Gas insulated switchgear apparatus
JPH11234824A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2002369322A (ja) ガス絶縁開閉装置用母線避雷器ユニット
JP2001112128A (ja) ガス絶縁計器用変圧器
JPH076651Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0667070B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3246759B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0620329B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH1056709A (ja) キュービクル形ガス絶縁開閉装置
JP2762654B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0620327B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP4346172B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2596153Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS61164407A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS631524Y2 (ja)
JPS60141107A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH10201021A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2000201410A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2001339820A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2002218611A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH08205340A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH01103104A (ja) キュービクル形ガス絶縁開閉装置
JPH0655006B2 (ja) ガス絶縁開閉装置