JP2002368987A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002368987A
JP2002368987A JP2002125125A JP2002125125A JP2002368987A JP 2002368987 A JP2002368987 A JP 2002368987A JP 2002125125 A JP2002125125 A JP 2002125125A JP 2002125125 A JP2002125125 A JP 2002125125A JP 2002368987 A JP2002368987 A JP 2002368987A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの欠落、および解像度の劣化の少ない
画像を得ることができる画像読取装置を提供すること。 【解決手段】 画像を読み取って得られたデータを2値
のデータに変換する2値化回路11、12と、2値化回
路12から出力されたデータを記憶する第1の記憶手段1
3aと、第1の記憶手段13aに記憶されたデータが入
力されるとともに2値化回路12から出力されたデータ
が入力され、画素毎に演算を行う画素演算手段14と、
画素演算手段14の演算結果を記憶して画素演算手段1
4に出力する第2の記憶手段13b、13cとを備え、
画素演算手段14は、第1の記憶手段13aに記憶され
た第n画素のデータLと、2値化回路12から出力さ
れた第n+1画素のデータLn+1と、第2の記憶手段
13cに記憶された演算結果L´n−2とに基づいて、
演算結果L´をL´=Ln+1+L・inv(L
´n−2)なる論理演算によって生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取装置に係り、
詳しくは、FAX、スキャナー等の画像読取装置におい
て、2画素データから1画素データに変換を行う画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置において、縮小等で
間引き処理を行う場合については、例えば特開平1−1
52868号公報で報告されたものがあり、ここでは、
黒データの欠落を防止するため、隣接画素あるいは隣接
ラインと論理和を取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の画像読取装置では、隣接画素あるいは隣
接ラインと論理和を取ることで黒データの欠落を防止で
きるという利点があるが、白データの欠落は防止するこ
とができず、白データの欠落が発生し、その結果全体と
して潰れ気味の画像となってしまうという点で問題を残
していた(図4(a)、(c)、(d)及び図5参
照)。
【0004】そこで、上記問題を解決する従来の画像読
取装置には、例えば特公昭60−31421号公報で報
告されたものがあり、ここでは、白データと黒データが
混在している場合、白データと黒データが平均して出力
されるように直前画素と異なるデータを出力している。
しかしながら、この従来の画像読取装置では、白データ
と黒データをできるだけ平均して出力することで画像の
潰れをある程度抑えることができるという利点を有する
が、副走査方式のデータを主走査方向のデータに置き換
えて行っているため、解像度が劣化してしまうという点
で問題を残していた(図4(a)、(b)及び図5参
照)。
【0005】そこで本発明は、黒データ及び白データ共
欠落を極端に少なくすることができ、解像度の劣化の少
ない画像を得ることができる画像読取装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像を読み取って得られたアナログ又は多値の読取デー
タを2値の2値化データに変換する2値化回路を備え、
前記2値化データの画素密度変換を行なう画像読取装置
において、前記2値化回路から出力された2値化データ
を画素毎に記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶
手段に記憶された2値化データが入力されるとともに前
記2値化回路から出力された2値化データが入力され、
画素毎に演算を行って演算結果を出力する画素演算手段
と、前記画素演算手段の演算結果を画素毎に記憶して再
び前記画素演算手段に出力する第2の記憶手段とを備
え、前記画素演算手段は、前記第1の記憶手段に記憶さ
れた第n画素の2値化データLと、前記2値化回路か
ら出力された第n+1画素の2値化データLn+1と、
前記第2の記憶手段に記憶された2画素の演算結果L´
n−2とに基づいて、演算結果L´をL´=L
n+1+L・inv(L´n−2)(但し、inv
(L´n−2)は(L´n−2)の反転結果である)な
る論理演算によって生成することを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、実際に取り込んだ画
素のデータL´n−2が黒の場合は、1画素空いた次画
素のデータLn+1をそのまま出力し、取り込んだ画素
のデータL´n−2が白の場合は、次の2画素の論理和
データ(L+Ln+1)を出力するため、黒データ及
び白データの欠落が極端に少ないデータを得ることがで
き、解像度の劣化の少ない画像を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に図面を用い
て説明する。
【0009】図1は本発明の実施例に則した画像読取装
置の構成を示すブロック図である。図1において、画像
読取装置は、2値化回路12と、第1のレジスタ13a
(第3の記憶手段)と、第2及び第3のレジスタ13
b、13c(第4の記憶手段)と、演算回路14(画素
演算手段)と、サンプリング回路15とを含む。図示例
は隣接する2つの画素データを1つの画素データに変換
して出力する画像読取装置に適用する場合である。図1
において、11は原稿読取回路であり、この原稿読取回
路11から出力されたアナログ読取データ又は多値読取デ
ータは、2値化回路12に入力され、この2値化回路1
2で白又は黒の2値化データに変換される(即ち「2値
化」される)。なお、本実施例では白データを0とし、
黒データを1とする。次いで、2値化回路12で変換さ
れた2値化データはレジスタ13aに記憶されるととも
に、演算回路14に入力される。次いで、演算回路14の
出力はレジスタ13b及びレジスタ13cに記憶され、
このレジスタ13b、13cを介して再び演算回路14
に入力される。即ち、演算回路14には、現画素の2値
化データLn+1、前画素の2値化データL及び前々
画素の演算回路14の出力が主走査位置に同期して入力
される。ここで、演算回路14は図2の演算回路に示す
如く次式の論理演算を行い、演算結果L′を出力す
る。
【0010】 L′=Ln+1+L・inv(L′n−2) (但し、inv(L′n−2)は前々画素の演算結果
L′n−2の反転結果を示す) 即ち、図1、図2および前記式によって示されるよう
に、演算回路14は、第1のレジスタ13aに記憶され
た第n画素の2値化データLと、2値化回路12から
出力された第n+1画素の2値化データLn+1と、第
3のレジスタ13cに記憶された2画素前の演算結果
L′n−2とが入力され、2画素前の演算結果L′
n−2の反転結果と第n画素の2値化データLとの論
理積を実行し、この論理積の結果と第n+1画素の2値
化データLn+1との論理和を、演算結果L′として
出力する。本実施例では、2画素のデータから1画素の
データに変換する回路構成であるため、データの取り込
みは1画素おきに行う。このため、L′を取り込むと
すると、前画素として取り込まれたデータはL′n−2
である。
【0011】ここで、図3に本回路での出力例を示す
が、図3(a)の2値化データは演算処理されて図3
(b)の如くデータに変換される。システムは1画素お
きにデータをサンプリング回路15によりサンプリング
するため、図3(c)又は図3(d)の如くサンプリン
グ出力される。また、本実施例では、図1に示す如く主
走査方向の画素を1/2に間引くようにし、画素単位に
レジスタ13a〜13cに記憶し、1画素おきにデータ
をサンプリング回路15でサンプリングしている。
【0012】本実施例では、実際に取り込んだ画素のデ
ータL´n−2が黒の場合は、1画素空いた次画素のデ
ータLn+1をそのまま出力し、取り込んだ画素のデー
タL´n−2が白の場合は、次の2画素の論理和データ
(L+Ln+1)を出力することができるので、黒デ
ータ及び白データの欠落が極端に少ないデータを得るこ
とができ、解像度の劣化の少ない画像を得ることができ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、黒データ及び白データ
共欠落を極端に少なくすることができ、解像度の劣化の
少ない画像を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に則した画像読取装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に則した演算回路を示す回路図
である。
【図3】本発明の実施例に則した2値化データ、演算回
路出力及びサンプリング出力を示す図である。
【図4】従来例の課題を説明する図である。
【図5】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
6 オア 7 アンド 8 インバータ 11 原稿読取回路 12 2値化回路 13a レジスタ(第1の記憶手段) 13b、13c レジスタ(第2の記憶手段) 14 演算回路(画素演算手段) 15 サンプリング回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を読み取って得られたアナログ又は多
    値の読取データを2値の2値化データに変換する2値化
    回路を備え、前記2値化データの画素密度変換を行なう
    画像読取装置において、 前記2値化回路から出力された2値化データを画素毎に
    記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶
    された2値化データが入力されるとともに前記2値化回
    路から出力された2値化データが入力され、画素毎に演
    算を行って演算結果を出力する画素演算手段と、前記画
    素演算手段の演算結果を画素毎に記憶して再び前記画素
    演算手段に出力する第2の記憶手段とを備え、 前記画素演算手段は、前記第1の記憶手段に記憶された
    第n画素の2値化データLと、前記2値化回路から出
    力された第n+1画素の2値化データLn+1と、前記
    第2の記憶手段に記憶された2画素の演算結果L´
    n−2とに基づいて、演算結果L´をL´=L
    n+1+L・inv(L´n−2)(但し、inv
    (L´n−2)は(L´n−2)の反転結果である)な
    る論理演算によって生成することを特徴とする画像読取
    装置。
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