JPH11215361A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JPH11215361A
JPH11215361A JP10010425A JP1042598A JPH11215361A JP H11215361 A JPH11215361 A JP H11215361A JP 10010425 A JP10010425 A JP 10010425A JP 1042598 A JP1042598 A JP 1042598A JP H11215361 A JPH11215361 A JP H11215361A
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JP
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JP10010425A
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Junji Ishikawa
淳史 石川
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変倍処理後の2値画像データの画質劣化を防
ぐことができ、回路が複雑化することを防止することが
可能な画像処理装置を提供すること。 【解決手段】 画像処理装置は、変倍処理後の2値画像
データにおいて注目画素を含む第1の単位領域内の黒画
素数を計数するための黒画素数計数回路15と、変倍処
理前の2値画像データにおいて注目画素に対応する画素
を含む第2の単位領域内の黒画素数を計数するための黒
画素数計数回路12と、黒画素数計数回路12および1
5によって計数された黒画素数に基づいて注目画素の値
を決定するための比較回路16とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの変倍
および解像度変換を行なう画像処理装置および画像処理
方法に関し、特に、擬似中間調画像データの変倍および
解像度変換を行なう画像処理装置および画像処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ機能を装備したデジ
タル複写機が開発されており、当該デジタル複写機にお
いては、読取った多値濃淡画像を誤差拡散法等により2
値化し、通信解像度に合わせて2値化された画像データ
の解像度変換を行ない、通信回線を介して画像データを
送信している。また、このデジタル複写機が画像データ
を受信する場合にも、受信した2値化データをプリンタ
の解像度に合わせて解像度変換している。しかし、誤差
拡散法等の2値化方式においては、濃淡画像を2値の面
積階調によって表現しているため、最近傍法等の解像度
変換方式で解像度を変換した場合、画像データに変倍モ
アレが発生し、画質の劣化が目立つという問題点があ
る。
【0003】また、いわゆるマルチメディア時代におい
ては、多種多様の入出力装置があり、それぞれの入出力
装置は異なる解像度を有しているため、擬似中間調2値
化画像の良好な変倍および解像度変換の処理が要求され
ている。
【0004】従来の2値画像の変倍および解像度変換の
処理に関する技術として、特開平5−91313号公報
および特公平3−4152号公報に開示された発明があ
る。特開平5−91313号公報に開示された発明は、
中間調画像の変倍処理を行なう場合に、一旦多値画像デ
ータに復元した後変倍処理を行なうことにより、もとの
擬似中間調の2値画像データの周期性による変倍モアレ
の発生を防止することが可能なファクシミリ装置に関す
るものである。
【0005】図7は、従来の画像処理装置の概略構成を
示すブロック図であり、2値画像データを一旦多値画像
データに復元した後変倍処理を行なうものである。この
画像処理装置は、7ライン分の2値画像データを記憶す
るためのラインメモリ31、ラインメモリ31からのデ
ータを入力して多値画像データに復元するための多値復
元回路32、多値復元回路32から出力された多値画像
データを入力して誤差拡散法により2値画像データに変
換するための誤差拡散2値化回路33、および誤差拡散
2値化回路33が誤差拡散法により2値化処理を行なう
際に使用される2ライン分の画像データが記憶されるラ
インメモリ34を含む。
【0006】多値復元回路32は、ラインメモリ31を
介して入力される2値画像データから多値画像データR
mnを生成し、誤差拡散2値化回路33に入力する。
【0007】誤差拡散2値化回路33は、入力された多
値画像データRmnに基づいて変倍処理を行ない、変倍処
理後の多値画像データを誤差拡散法により2値画像デー
タに変換して出力する。
【0008】図8(a)〜(e)は、2値画像データか
ら多値画像データを復元し、多値画像データを変倍処理
した後誤差拡散法により2値画像データを生成する方法
を模式的に示す図である。図8(a)は、2値画像(原
画像)を拡大した図である。主走査方向の画素番号をX
とし、副走査方向のライン番号をYとすると、画素(X
m ,Yn )を中心とした隣接する9画素が抽出される。
図8(b)は、このとき抽出された9画素を示す図であ
る。この画素(Xm ,Yn )に隣接する9画素は、図7
の多値復元回路32により多値画像データに変換され
る。図8(c)は、隣接する9画素の多値画像データを
マトリックス形式で示した図である。
【0009】図8(d)は、図8(c)に示す多値画像
データを主走査方向および副走査方向に2倍に変倍した
場合の多値画像データを示すものである。図8(e)
は、図8(d)に示す多値画像データを誤差拡散法によ
り2値化した画像データを示す図である。
【0010】また、特公平3−4152号公報に開示さ
れた発明は、変換画素に最も近い原画素を選択して、そ
の値を変換画素の値とするSPC(Selective Processi
ng Convertion )法において、選択されない原画素を、
さらに最も近い変換画素に割当て、1変換画素に割当て
られた原画素間の論理和をとり、その値を割当てた変換
画素の値とする2値画像の画素密度変換方法である。
【0011】図8(a)、(f)および(g)は、2値
画像データを変倍処理した後最近傍法により2値画像デ
ータを生成する方法を模式的に示す図である。図8
(f)は、図8(a)に示す画素(Xm ,Yn )を中心
とした隣接する9画素を主走査方向および副走査方向に
2倍に変倍した2値画像データを示す図である。図8
(g)は、図8(f)に示す変倍後の2値画像データを
最近傍法により処理した後の2値画像データを示す図で
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特公
平3−4152号公報に開示された2値画像の画素密度
変換方法は、最近傍画素法に基づく処理であるので、文
字や線画の輪郭がガタガタとなったり、変倍モアレが発
生するという問題点がある。
【0013】また、特開平5−91313号公報に開示
された発明のように、多値画像データに復元するものに
おいては上記問題点は解決される。しかし、多値復元す
るための復元回路と復元された多値画像データを再度2
値化するための2値化処理回路が必要となり、回路規模
が大きくなるという問題点があった。さらには、一旦多
値画像データに復元させても完全にもとの多値画像デー
タに戻るわけではないので、もとの画像からさらに遠ざ
かる処理を1つ追加することになり、等倍または等倍に
近い倍率であってももとの2値画像に比べて画質劣化が
起こりやすいという問題点があった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、請求項1〜6記載の発明の目的は、
擬似中間調画像データの変倍および解像度変換により生
ずる画質劣化をなくし高画質な画像処理が可能であり、
処理回路の複雑化を防ぐことが可能な画像処理装置を提
供することである。
【0015】請求項7および8記載の発明の目的は、擬
似中間調画像データの変倍および解像度変換により生ず
る画質劣化をなくし高画質な画像を提供することが可能
な画像処理方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、変倍処理後の2値画像データにおいて注目画
素を含む第1の単位領域内の黒画素数を計数するための
第1の計数手段と、変倍処理前の2値画像データにおい
て注目画素に対応する画素を含む第2の単位領域内の黒
画素数を計数するための第2の計数手段と、第1の計数
手段によって計数された黒画素数および第2の計数手段
によって計数された黒画素数に基づいて注目画素の値を
決定するための値決定手段とを含む。
【0017】値決定手段は、第1の計数手段によって計
数された黒画素数および第2の計数手段によって計数さ
れた黒画素数に基づいて注目画素の値を決定するので、
変倍処理後の2値画像データの画質劣化を防ぐことが可
能となる。また、第1の計数手段、第2の計数手段およ
び値決定手段のみから構成されるので、回路が複雑化す
ることを防止することが可能となる。
【0018】請求項2に記載の画像処理装置は、請求項
1記載の画像処理装置であって、値決定手段は、第1の
計数手段によって計数された黒画素数が第2の計数手段
によって計数された黒画素数より少ない場合、注目画素
を黒画素と決定し、第1の計数手段によって計数された
黒画素数が第2の計数手段によって計数された黒画素数
以上の場合、注目画素を白画素と決定する。
【0019】値決定手段は、第1の計数手段によって計
数された黒画素数が第2の計数手段によって計数された
黒画素数より少ない場合にのみ注目画素を黒画素とする
ので、黒画素の増加による画質の劣化を防ぐことが可能
となる。
【0020】請求項3に記載の画像処理装置は、請求項
1または2記載の画像処理装置であって、変倍処理前の
2値画像データは擬似中間調画像の画像データであり、
第1の計数手段は変倍処理後の2値画像データにおいて
注目画素を含む3×3マトリックス領域内の黒画素数を
計数する。
【0021】第1の単位領域は注目画素を含む3×3マ
トリックス領域であるので、第1の計数手段の回路を複
雑にすることなく第1の単位領域内の黒画素数を計数す
ることが可能となる。
【0022】請求項4に記載の画像処理装置は、請求項
3記載の画像処理装置であって、第2の計数手段は変倍
処理前の2値画像データにおいて注目画素に対応する画
素を含む3×3マトリックス領域内の黒画素数を計数す
る。
【0023】第2の単位領域は注目画素に対応する画素
を含む3×3マトリックス領域であるので、第2の計数
手段の回路を複雑にすることなく第2の領域内の黒画素
数を計数することが可能となる。
【0024】請求項5に記載の画像処理装置は、請求項
1または2記載の画像処理装置であって、画像処理装置
はさらに2値画像データ内の領域が中間調画像であるか
否かを判別するための領域判別手段と、領域判別手段に
よる判別結果に基づいて第1の単位領域および第2の単
位領域の大きさを決定するための単位領域決定手段とを
含む。
【0025】単位領域決定手段は、領域判別手段による
判別結果に基づいて第1の単位領域および第2の単位領
域の大きさを決定するので、第1の計数手段および第2
の計数手段は最適な単位領域の大きさでの計数が可能と
なる。
【0026】請求項6に記載の画像処理装置は、請求項
5記載の画像処理装置であって、単位領域決定手段は領
域判別手段が中間調画像であると判別した場合には、非
中間調画像であると判別した場合に比べて第1の単位領
域および第2の単位領域の大きさを大きい値に決定す
る。
【0027】この処理により、非中間調画像、たとえば
文字や線画などの画質の劣化を防止することが可能とな
る。
【0028】請求項7に記載の画像処理方法は、変倍処
理後の2値画像データにおいて注目画素を含む第1の単
位領域内の黒画素数を計数するステップと、変倍処理前
の2値画像データにおいて注目画素に対応する画素を含
む第2の単位領域内の黒画素数を計数するステップと、
計数された第1の単位領域内の黒画素数および計数され
た第2の単位領域内の黒画素数に基づいて注目画素の値
を決定するステップとを含む。
【0029】計数された第1の単位領域内の黒画素数お
よび計数された第2の単位領域内の黒画素数に基づいて
注目画素の値を決定するので、変倍処理後の2値画像デ
ータにおいて画質劣化をなくし高画質な画像を得ること
が可能となる。
【0030】請求項8に記載の画像処理方法は、請求項
7記載の画像処理方法であって、注目画素の値を決定す
るステップは、計数された第1の単位領域内の黒画素数
が計数された第2の単位領域内の黒画素数より少ない場
合、注目画素を黒画素と決定するステップと、計数され
た第1の単位領域内の黒画素数が計数された第2の単位
領域内の黒画素数以上の場合、注目画素を白画素と決定
するステップとを含む。
【0031】計数された第1の単位領域内の黒画素数が
計数された第2の単位領域内の黒画素数より少ない場合
のみ注目画素を黒画素とするので、黒画素の増加を防ぐ
ことができ画質の劣化を少なくすることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
ける画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
画像処理装置は、3ライン分の2値画像データを記憶す
るためのラインメモリ10、ラインメモリ10からのデ
ータを入力して隣接する9画素分の2値画像データを出
力するための3×3マトリックス回路11、3×3マト
リックス回路11が出力した9画素分の画像データの中
の黒画素数を計数するための黒画素数計数回路12、変
倍処理後の2ライン分の2値画像データを記憶するため
のラインメモリ13、変倍処理後の隣接する8画素分の
2値画像データ(隣接する9画素のうち注目画素を除
く)を出力するための3×3マトリックス回路14、3
×3マトリックス回路14から出力された8画素分の画
像データの中の黒画素数を計数するための黒画素数計数
回路15、および黒画素数計数回路12からの出力Smn
と黒画素数計数回路15の出力S′klとを比較するため
の比較回路16を含む。
【0033】この画像処理装置は、主走査方向と副走査
方向の画素数がM:Nの2値画像データを、変倍率α,
βで画素数K:Lの2値画像データに拡大または縮小す
るものである。ここで、α=K/M,β=L/Nとす
る。また、本実施の形態においては、誤差拡散法により
2値化された写真画像について述べるが、2値化方式に
は依存しないのでディザ法等の2値化された写真画像で
あってもよい。
【0034】図2は、本発明の実施の形態における変倍
処理方法を模式的に示す図である。図2(a)は、2値
画像(原画像)を拡大した図である。主走査方向の画素
番号をXとし、副走査方向のライン番号をYとすると、
画素(Xm ,Yn )を中心とした隣接する9画素(単位
領域内の画素)が抽出される。図2(b)は、このとき
抽出された9画素を示す図である。この画素(Xm ,Y
n )に隣接する9画素は、図1に示す3×3マトリック
ス回路11から出力されるものである。
【0035】図2(c)は、隣接する9画素の黒画素数
をマトリックス形式で示した図である。この黒画素数S
mnは、図1に示す黒画素数計数回路12によって計数さ
れた値であり、たとえば、画素(Xm ,Yn )を中心と
する9画素の黒画素数は“5”となる。なお、図2
(c)に示す黒画素数“5”の上に示す黒画素数“4”
は、画素(Xm ,Yn-1 )を中心とする9画素の黒画素
数を示しており、黒画素数“5”の左の黒画素数“4”
は画素(Xm-1 ,Yn )を中心とする9画素の黒画素数
を示すものである。この黒画素数Smnは次式によって表
わされる。
【0036】 Smn=Σx,y (x:m−1〜m+1,y:n−1〜n+1)…(1) 図2(d)は、図2(c)に示すマトリックスを、主走
査方向および副走査方向にそれぞれ2倍に変倍したマト
リックスを示す図である。太線で囲まれた3×3マトリ
ックス内の中央の値“5”は、太線で囲まれた9画素の
うち5画素が黒画素であるべきことを示しており、太線
内の9画素のうち5画素を黒画素とするように制御を行
なう。すなわち、図2(e)に示す画素(X′k ,Y′
l )を中心とする9画素(単位領域内の画素)の黒画素
数が“5”となるように画素(X′k+1 ,Y′l+1 )の
値を決定するものである。図2(f)に示すように、図
2(d)内の太線で囲まれた黒画素数の中央の黒画素数
mnが“5”であり、図2(e)の太線で囲まれた9画
素のうち画素(X′k+1 ,Y′l+1 )以外の8画素の中
の黒画素数S′klは“4”であるので、注目画素(X′
k+1 ,Y′l+1 )は黒画素となる。なお、図2(e)に
示す太線内の9画素のうち、注目画素(X′ k+1 ,Y′
l+1 )以外の8画素は、図1に示す3×3マトリックス
回路14から出力される値であり、そのときの黒画素数
は黒画素数計数回路15によって計数され、その値S′
klが出力される。そして、黒画素数Smnと黒画素数S′
klとの比較は、比較回路16によって行なわれる。
【0037】黒画素数S′klは次式によって表わされ
る。 S′kl=ΣD′x',y' (x′:k−1〜k+1,y′:l−1〜l+1)…( 2) ただし、D′k+1,l+1 は除く。
【0038】また、変倍処理前の2値画像データにおけ
る画素(Xm ,Yn )と変倍後の2値画像データにおけ
る画素(X′k ,Y′l )との関係は次式で表わされ
る。
【0039】 Xm =X′k /α,Yn =Y′l /β…(3) まず、図1に示す画像処理装置によって、主走査方向お
よび副走査方向にそれぞれ2倍に変倍する場合について
説明する。
【0040】図3は、本実施の形態における画像処理装
置の変倍(拡大)時の副走査方向に関するタイミングチ
ャートである。図3のに示すタイミングで、垂直有効
領域信号VDが“0”(アクティブ)となり、水平同期
信号HSYNCの出力が開始される。水平有効領域信号
HDは、HSYNC信号に同期して、に示すタイミン
グで“0”(アクティブ)になる。HD信号が“0”の
間に、最初のラインの2値画像データIMGが順次出力
される。
【0041】また、に示すタイミングで、ラインメモ
リ10のライトイネーブル信号WE10とリードイネー
ブル信号RE10とが“0”(アクティブ)となる。こ
のとき、IMG信号の2値画像データが、順次ラインメ
モリ10に書込まれ、3×3マトリックス回路11に出
力される。また、ラインメモリ13のリードイネーブル
信号RE13とライトイネーブル信号WE13とが同じ
タイミングで“0”(アクティブ)となり、変倍処理後
の2値画像データOUTPUTの出力が開始される。
【0042】図3のに示すタイミングで、最初の1ラ
イン分の2値画像データIMGの出力が終了し、ライン
メモリ10のWE10信号およびRE10信号とライン
メモリ13のRE13信号およびWE13信号とが
“1”となる。
【0043】図3のに示すタイミングで、画像処理装
置は変倍後の2ライン目の2値画像データの出力を開始
する。このとき、HD信号およびラインメモリ10のW
E10信号はアクティブとならず、既に記録されている
ラインメモリ10内のデータが再度使用される。に示
すタイミングで、ラインメモリ10のRE10信号が
“0”となり、ラインメモリ10内の2値画像データが
順次3×3マトリックス回路11に入力される。また、
同じタイミングで、ラインメモリ13のRE13信号と
WE13信号とが“0”となり、ラインメモリ13から
の変倍後の2値画像データが順次3×3マトリックス回
路14に入力される。
【0044】図3のに示すタイミングで、HD信号が
再び“0”となり、変倍処理前の2値画像データの2ラ
イン目がラインメモリ10に入力される。そして、上述
したに示すタイミング以降の処理が繰返される。ま
た、に示すタイミングで、変倍処理後の4ライン目の
2値画像データの出力が開始される。さらに、に示す
タイミングで、変倍処理前の2値画像データの3ライン
目がラインメモリ10に入力され、変倍処理後の2値画
像データの5ライン目の2値画像データの出力が開始さ
れる。
【0045】図4は、本実施の形態における画像処理装
置の変倍(拡大)時の主走査方向に関するタイミングチ
ャートである。なお、2値画像データとして、Dm,n
中心とする隣接する9画素の2値画像データが3×3マ
トリックス回路11に入力された場合のタイミングを説
明するが、他の画素を中心とする9画素の2値画像デー
タの処理についても連続的に処理され、同様の処理が行
なわれるものとする。
【0046】図4のに示すタイミングで、ラインメモ
リ10に入力されるリードクロック信号RCK10とラ
イトクロック信号WCK10とが立上がり、ラインメモ
リ10から3画素分の2値画像データが出力される。ま
た、同じタイミングで3×3マトリックス回路11の動
作クロックSYNCK信号が立上がり、3×3マトリッ
クス回路11と黒画素数計数回路12とがそれぞれライ
ンメモリ10からの3画素分のデータと3×3マトリッ
クス回路11からの9画素分のデータを取込む。
【0047】一方、3×3マトリックス回路14および
黒画素数計数回路15に入力される動作クロックSYN
CK′が立上がる。このSYNCK′信号は、SYNC
K信号の2倍の周期のクロック信号である。また、ライ
ンメモリ13に入力されるリードクロック信号RCK1
3とライトクロック信号WCK13とが立上がり、ライ
ンメモリ13へのデータの書込および読出が行なわれ
る。このRCK13信号とWCK13信号も、RCK1
0信号とWCK10信号の周期の2倍の周期を有する信
号である。
【0048】図4のに示すタイミングで3画素分の2
値画像データDm,n-1 ,Dm,n ,D m,n+1 が3×3マト
リックス回路11に取込まれる。また、に示すタイミ
ングで3画素分の2値画像データDm+1,n-1
m+1,n ,Dm+1,n+1 が3×3マトリックス回路11に
取込まれる。
【0049】黒画素数計数回路12は、画素Dm,n を中
心とする隣接する9画素の中の黒画素数を計数し、に
示すタイミングで黒画素数Smnを出力する。
【0050】一方、3×3マトリックス回路14は、3
×3マトリックス回路11の2倍の周期でデータを取込
んでおり、に示すタイミングで変倍(2倍)後の2値
画像データを3画素分D′k,l-1 ,D′k,l ,D′
k-1,l+1 を取込む。また、に示すタイミングで3×3
マトリックス回路14は、3画素分のデータD′
k+1,l-1,D′k+1,l ,D′k,l+1 を取込む。黒画素数
計数回路15は、に示すタイミングで画素D′k,l
中心とする8画素分のデータの中の黒画素数を計数し、
S′klとして出力する。比較回路16は、黒画素数計数
回路12からのSmnと黒画素数計数回路15のS′kl
を比較し、SmnがS′klより大きい場合には、OUTP
UT信号に“1”を出力し、SmnがS′kl以下であれば
OUTPUT信号に“0”を出力する。このときの比較
結果が、に示すタイミングでOUTPUT信号から
D′k+1,l+1 として出力される。この変倍後の2値画像
データD′k+1, l+1 は、Y′l+1 として3×3マトリッ
クス回路14に入力される。
【0051】次に、図1に示す画像処理装置によって、
主走査方向および副走査方向にそれぞれ1/2倍に変倍
する場合について説明する。
【0052】図5は、本実施の形態における画像処理装
置の変倍(縮小)時の副走査方向に関するタイミングチ
ャートである。図5のに示すタイミングで、垂直有効
領域信号VDが“0”(アクティブ)となり、水平同期
信号HSYNCの出力が開始される。水平有効領域信号
HDは、HSYNC信号に同期して、に示すタイミン
グで“0”(アクティブ)になる。HD信号が“0”の
間に、最初のラインの2値画像データIMGが順次出力
される。
【0053】また、に示すタイミングで、ラインメモ
リ10のライトイネーブル信号WE10とリードイネー
ブル信号RE10とが“0”(アクティブ)となる。こ
のとき、IMG信号の2値画像データが、順次ラインメ
モリ10に書込まれ、3×3マトリックス回路11に出
力される。また、ラインメモリ13のリードイネーブル
信号RE13とライトイネーブル信号WE13とが同じ
タイミングで“0”(アクティブ)となり、変倍処理後
の2値画像データOUTPUTの出力が開始される。
【0054】図5のに示すタイミングで、最初の1ラ
イン分の2値画像データIMGの出力が終了し、ライン
メモリ10のWE10信号およびRE10信号とライン
メモリ13のRE13およびWE13信号とが“1”と
なる。
【0055】図5のに示すタイミングで、画像処理装
置は変倍前の2ライン目の2値画像データの入力を開始
する。このとき、ラインメモリ13のRE13信号およ
びWE13信号がアクティブとならず、3×3マトリッ
クス回路14および黒画素数計数回路15における処理
が行なわれない。
【0056】図5のに示すタイミングで、HD信号が
再び“0”となり、変倍処理前の2値画像データの3ラ
イン目がラインメモリ10に入力される。そして、上述
したに示すタイミング以降の処理が繰返され、変倍処
理後の2ライン目の2値画像データが出力される。ま
た、に示すタイミングで、変倍処理前の4ライン目の
2値画像データの入力が開始される。さらに、に示す
タイミングで、変倍処理前の2値画像データの5ライン
目がラインメモリ10に入力され、変倍処理後の2値画
像データの3ライン目の出力が開始される。
【0057】図6は、本実施の形態における画像処理装
置の変倍(縮小)時の主走査方向に関するタイミングチ
ャートである。なお、2値画像データとして、Dm,n
中心とする隣接する9画素の2値画像データが3×3マ
トリックス回路11に入力された場合のタイミングを説
明するが、他の画素を中心とする9画素の2値画像デー
タの処理についても連続的に処理され、同様の処理が行
なわれるものとする。
【0058】図6のに示すタイミングで、ラインメモ
リ10に入力されるリードクロック信号RCK10とラ
イトクロック信号WCK10とが立上がり、ラインメモ
リ10から3画素分の2値画像データが出力される。ま
た、同じタイミングで3×3マトリックス回路11の動
作クロックSYNCK信号が立上がり、3×3マトリッ
クス回路11と黒画素数計数回路12とがそれぞれライ
ンメモリ10からの3画素分のデータと3×3マトリッ
クス回路11からの9画素分のデータを取込む。
【0059】一方、3×3マトリックス回路14および
黒画素数計数回路15に入力される動作クロックSYN
CK′が立上がる。このSYNCK′信号は、SYNC
K信号の1/2倍の周期のクロック信号である。また、
ラインメモリ13に入力されるリードクロック信号RC
K13とライトクロック信号WCK13とが立上がり、
ラインメモリ13へのデータの書込および読出が行なわ
れる。このRCK13信号とWCK13信号とは、RC
K10信号とWCK10信号の周期の1/2倍の周期を
有する信号である。
【0060】図6のに示すタイミングで3画素分の2
値画像データDm,n-1 ,Dm,n ,D m,n+1 が3×3マト
リックス回路11に取込まれる。また、に示すタイミ
ングで3画素分の2値画像データDm+1,n-1
m+1,n ,Dm+1,n+1 が3×3マトリックス回路11に
取込まれる。
【0061】黒画素数計数回路12は、画素Dm,n を中
心とする隣接する9画素の中の黒画素数を計数し、に
示すタイミングで黒画素数Sm,n を出力する。そして、
に示すタイミングで、SYNCK′信号の立上がりに
同期して比較回路16のA信号として黒画素数Smnが取
込まれる。
【0062】一方、3×3マトリックス回路14は、3
×3マトリックス回路11の1/2倍の周期でデータを
取込んでおり、に示すタイミングで変倍(1/2倍)
後の2値画像データを3画素分D′k,l-1 ,D′k,l
D′k-1,l+1 を取込む。また、に示すタイミングで3
×3マトリックス回路14は、3画素分のデータD′
k+1,l-1 ,D′k+1,l ,D′k,l+1 を取込む。黒画素数
計数回路15は、に示すタイミングで画素D′k,l
中心とする8画素分のデータの中の黒画素数を計数し、
S′klとして出力する。比較回路16は、黒画素数計数
回路12からのS mn(A信号)と黒画素数計数回路15
のS′kl(B信号)とを比較し、SmnがS′klより大き
い場合には、OUTPUT信号に“1”を出力し、Smn
がS′kl以下であればOUTPUT信号に“0”を出力
する。このときの比較結果が、に示すタイミングでO
UTPUT信号からD′k+1,l+1 として出力される。こ
の変倍後の2値画像データD′k+1,l+1 は、Y′l+1
して3×3マトリックス回路14に入力される。
【0063】本実施の形態においては、擬似中間調画像
の変倍処理について説明したが、擬似中間調画像領域お
よび非中間調画像領域を判別して変倍処理を行なうこと
も可能である。非中間調画素領域であると判別された場
合、図2(a)に示す単位領域および図2(e)に示す
単位領域を小さくして、隣接する画素の影響を小さくす
ればよい。なお、中間調画像領域および非中間調画像領
域の判別は、本出願人が特開平5−91313号公報に
おいて開示しているので詳細な説明は省略する。
【0064】以上説明したように、本実施の形態におけ
る画像処理装置によれば、黒画素数計数回路12の出力
mnと黒画素数計数回路15の出力S′klとに基づいて
注目画素の値を決定するので、変倍処理後の2値画像デ
ータの画質劣化を防ぐことが可能となる。また、図1に
示すように、本実施の形態における画像処理装置の構成
は極めて簡単なものであるので、回路の複雑化を防止す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における変倍処理方法を模
式的に示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における画像処理装置の変
倍(拡大)時の副走査方向に関するタイミングチャート
である。
【図4】本発明の実施の形態における画像処理装置の変
倍(拡大)時の主走査方向に関するタイミングチャート
である。
【図5】本発明の実施の形態における画像処理装置の変
倍(縮小)時の副走査方向に関するタイミングチャート
である。
【図6】本発明の実施の形態における画像処理装置の変
倍(縮小)時の主走査方向に関するタイミングチャート
である。
【図7】従来の画像処理装置の概略構成の一例を示す図
である。
【図8】従来の2値画像データの変倍処理方法の一例を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
10,13,31,34 ラインメモリ 11,14 3×3マトリックス回路 12,15 黒画素数計数回路 16 比較回路 32 多値復元回路 33 誤差拡散2値化回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍処理後の2値画像データにおいて、
    注目画素を含む第1の単位領域内の黒画素数を計数する
    ための第1の計数手段と、 変倍処理前の2値画像データにおいて、前記注目画素に
    対応する画素を含む第2の単位領域内の黒画素数を計数
    するための第2の計数手段と、 前記第1の計数手段によって計数された黒画素数および
    前記第2の計数手段によって計数された黒画素数に基づ
    いて前記注目画素の値を決定するための値決定手段とを
    含む画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記値決定手段は、前記第1の計数手段
    によって計数された黒画素数が前記第2の計数手段によ
    って計数された黒画素数より少ない場合、前記注目画素
    を黒画素と決定し、 前記第1の計数手段によって計数された黒画素数が前記
    第2の計数手段によって計数された黒画素数以上の場
    合、前記注目画素を白画素と決定する、請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変倍処理前の2値画像データは擬似
    中間調画像の画像データであり、 前記第1の計数手段は、変倍処理後の2値画像データに
    おいて、前記注目画素を含む3×3マトリックス領域内
    の黒画素数を計数する、請求項1または2記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の計数手段は、変倍処理前の2
    値画像データにおいて、前記注目画素に対応する画素を
    含む3×3マトリックス領域内の黒画素数を計数する、
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置はさらに、2値画像デ
    ータ内の領域が中間調画像であるか否かを判別するため
    の領域判別手段と、 前記領域判別手段による判別結果に基づいて前記第1の
    単位領域および前記第2の単位領域の大きさを決定する
    ための単位領域決定手段とを含む、請求項1または2記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記単位領域決定手段は、前記領域判別
    手段が中間調画像であると判別した場合には、非中間調
    画像であると判別した場合に比べて前記第1の単位領域
    および前記第2の単位領域の大きさを大きい値に決定す
    る、請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 変倍処理後の2値画像データにおいて、
    注目画素を含む第1の単位領域内の黒画素数を計数する
    ステップと、 変倍処理前の2値画像データにおいて、前記注目画素に
    対応する画素を含む第2の単位領域内の黒画素数を計数
    するステップと、 前記計数された第1の単位領域内の黒画素数および前記
    計数された第2の単位領域内の黒画素数に基づいて前記
    注目画素の値を決定するステップとを含む画像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記注目画素の値を決定するステップ
    は、前記計数された第1の単位領域内の黒画素数が前記
    計数された第2の単位領域内の黒画素数より少ない場
    合、前記注目画素を黒画素と決定するステップと、 前記計数された第1の単位領域内の黒画素数が前記計数
    された第2の単位領域内の黒画素数以上の場合、前記注
    目画素を白画素と決定するステップとを含む、請求項7
    記載の画像処理方法。
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